JP3576731B2 - データ通信装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にインターネットを介してファクシミリ通信可能なファクシミリ装置等のデータ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のファクシミリ装置においては、公衆通信網への発呼が選択されると、DTMF信号あるいは直流インパルス信号により、交換機に選択信号を出力し、公衆通信網を使用して相手ファクシミリ端末と呼接続を行い、その後、ファクシミリ通信を実行していた。
【0003】
一方、インターネットを介した通信の宛先が入力されると、この宛先に対して専用線IP接続をする。その後、TCP−IPプロトコルにより、ファクシミリ情報をTIFFフォーマットに変換し、MINEに従ってファクシミリ送信を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のファクシミリ装置では、インターネットを介した通信と公衆通信網を介した通信とが完全に独立していた。
【0005】
ここで、公衆通信網を介したファクシミリ通信は、通信コストは高いが、機密性、確実性、リアルタイム性に優れているものである。一方、インターネットを介したファクシミリ通信は、機密性、確実性、リアルタイム性は悪いが、通信コストは安いものである。このため、従来の装置では、ユーザが両方の長所を有効に活用できていないというのが実情である。
【0006】
また、上述のように従来のファクシミリ装置においては、ファクシミリ通信を実行するかインターネット通信を実行するかは、オペレータの選択によって決定される。しかし、将来的にはファクシミリ通信機能とインターネット通信機能とを併せもつ装置が普及することが予想され、ごく一般的な使用においてファクシミリ通信とインターネット通信とを日常的に選択する機会が増した場合、いちいちオペレータが選択したのでは、作業負担が増大するという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、インターネットを介した通信と公衆通信網を介した通信とを有効に選択して実行できるデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
また、請求項1、2記載の発明は、公衆通信網を介した通信を実行した場合に、その通信の終了後にインターネットを介した通信の実行があるか否かを通知する第1の通知手段と、インターネットを介した通信を実行した場合に、その通信の終了後に公衆通信網を介した通信の実行があるか否かを通知する第2の通知手段とを有することを特徴とする。これにより、例えば1つの文章について、インターネットを介した通信、公衆通信網を介した通信、インターネットを介した通信と、2回以上の網を切り替えて伝送することも可能になり、ダイレクト送信も可能になる。
【0011】
また、請求項3、4、5記載の発明は、公衆通信網を介した通信と、インターネットを介した通信とが1つの情報文の通信において実行された場合、受信機側においては、連続した情報として記録媒体に出力することを特徴とする。これにより、受信機側のオペレータは、使用した網を意識せずに1つの文章情報としてプリントアウトされたものを手にできるので、不都合なく、通信コストが安く、かつ、機密性に優れた通信が可能になる。
【0013】
また、請求項6記載の発明は、通信モードを設定する設定手段において親展通信が選択されている場合には、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行し、親展通信が選択されていない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行することを特徴とする。これにより、機密性を確保する要求の高い親展通信の場合には、通信の機密性、通信の確実性を優先してG3等に基づいたファクシミリ通信を行い、一方、機密性を確保する要求の低い親展通信でない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を行い、通信コストの低減を優先する。
【0014】
また、請求項7記載の発明は、通信モードを設定する設定手段において緊急通信が選択されている場合には、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行し、緊急通信が選択されていない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行することを特徴とする。これにより、緊急性の高い通信の場合には、リアルタイムな通信を優先してG3等に基づく通信を行い、一方、緊急性の低い通信の場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を行い、通信コストの低減を優先できる。
【0016】
また、請求項8記載の発明は、送信した情報を相手受信機が確認したか否かを検出する手段を有する通信装置において、特定モードでの送信が選択された場合に、まず、送信すべき情報以外の情報を送信し、所定条件によって相手受信機の確認信号を検出できれば、送信すべき情報を送信し、所定条件によって相手受信機の確認信号を検出できなければ、受信機のオペレータが不在のため送信しない旨のメッセージを出力し、送信すべき情報の送信は行なわず、前記所定条件として所定時間以内とすることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9記載の発明は、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行することを特徴とする。また、請求項10、11、12記載の発明は、インターネット標準プロトコルを使用したデータ通信を実行することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の第1、第2実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0021】
NCU(網制御装置)2は、電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への切換えを行なったり、ループの保持を行なうものである。また、NCU2は、制御回路20からの信号レベル(信号線20a)が「0」であれば、電話回線2aを電話機4側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話回線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回線2aは、電話機4側に接続されている。
【0022】
ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号をNCU2経由で、電話回線2aに送出し、相手側からの信号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で、変復調器8に送るものである。
【0023】
変復調器8は、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34に基づいた変調、および復調を行なうものであり、信号線20cにより、各伝送モードが指定される。この変復調器8は、信号線20bに出力されている信号を入力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線8bに出力する。
【0024】
ANSam送出回路10は、ANSam信号を送出する回路であり、信号線20dに信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号線10aにANSam信号を送出し、信号線20dに信号レベル「0」の信号が出力されている時には、信号線10aに何も信号を出力しない。
【0025】
加算回路12は、信号線8aの情報と信号線10aの情報とを入力し、加算した結果を信号線12aに出力するものである。読取回路14は、原稿の画像を読取り、この読取り画像データを信号線14aに出力するものである。記録回路16は、信号線20eに出力されている情報を順次1ライン毎に記録するものである。
【0026】
メモリ回路18は、読取りデータの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために使用する。
【0027】
発呼回路22は、信号線20gに発呼命令パルスが発生した時に、信号線20fに出力されている電話番号情報を入力し、この電話番号情報に対応する選択信号を信号線2bに出力するものである。
【0028】
登録回路24は、ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤルの発呼先に対応して、インターネットを介して通信を行う宛先(IPアドレス)と、公衆通信網を介して通信を行う宛先(電話番号)とを信号線24aを介して登録する回路である。
【0029】
選択ボタン26は、使用する通信網、具体的にはインターネットを介した通信、あるいは、公衆通信網を介した通信を選択するボタンであり、このボタン26が押下されると、信号線26aに押下パルスが発生する。
【0030】
表示回路28は、使用する通信網を表示する回路であり、信号線20hにクリアパルスが発生すると「公衆通信網を介した通信」と表示し、以後、信号線26aに押下パルスが発生する毎に、「インターネットを介した通信」→「公衆通信網を介した通信」→「インターネットを介した通信」と表示を繰り返す。
【0031】
そして、「公衆通信網を介した通信」と表示している時には、信号線28aに信号レベル「0」の信号を出力し、「インターネットを介した通信」と表示している時には、信号線28aに信号レベル「1」の信号を出力する。
【0032】
操作部30は、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*キー、#キー、@キー、・キー、回路24への登録キー、セットキー、スタートキー、その他ファンクションキー等を有しており、押下されたキー情報は信号線30aに出力される。
【0033】
信号線20iはLANであり、このLANにPC32、PC34、PC36、PC38、PC40が接続され、これはプロバイダーに接続される。
【0034】
制御回路20は、本ファクシミリ装置全体を制御するものであり、特に本発明の第1実施例において以下のような制御を行う。
【0035】
まず、1つの情報文の通信中に、送信機側でインターネットを介した通信と公衆通信網を介した通信とを切り替えて実行する処理を行う。また、受信機側で、インターネットを介した通信による受信情報と、公衆通信網を介した通信による受信情報とを、ともに受信終了後、これらの文章を結合してメモリに記憶する処理を行う。
【0036】
また、選択ボタン26による選択に基づいて、公衆通信網を介した通信、あるいは、インターネットを介した通信を選択し、同一情報文に対して、同一の文章番号を付加する処理を行う。
【0037】
具体的には、まず、インターネットを介した通信を実行し、その後、公衆通信網を介した通信を実行する。あるいはこの逆に、まず、公衆通信網を介した通信を実行し、その後、インターネットを介した通信を実行してもよい。
【0038】
ここで、送信機側では、送信情報を読取り時に、第1ページ、第2ページはインターネットを介した通信を選択し、第3ページは公衆通信網を介した通信を選択し、第4ページ、第5ページは、インターネットを介した通信を選択したとする。
【0039】
このケースでの実際の送信は、まず、インターネットを介した通信を実行し、特定の文章番号(例えば1234)を付して、第1ページ、第2ページ、第4ページ、第5ページの送信情報を送信し、さらに、その旨を通知する。そして、この通信終了後、公衆通信網を介した通信を実行し、同じ文章番号(例えば1234)の第3ページの送信情報を送信する。
【0040】
一方、受信機側において、公衆通信網を介した通信とインターネットを介した通信が1つの情報文を通信時にて実行された場合、文章番号(例えば1234)に基づいて連続した情報として記録媒体(記録紙)に出力する。
【0041】
図2〜図11は、以上のような本発明の第1実施例における制御回路20の制御の流れを示すフローチャートである。
【0042】
図2において、S0で動作を開始し、S2では信号線20hにクリアパルスを発生し、使用する通信網を公衆通信網と表示回路28に表示する。
【0043】
S4では、文章番号に1をセットし、S6では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフする。
【0044】
S8では、信号線20dに信号レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を送信しない状態とする。
【0045】
S10では、信号線30aの情報を入力し、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに対応して、IPアドレス、あるいは、電話番号の登録が選択されたか否かを判断し、選択されるとS12に進み、信号線24aを介してワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに対応して、インターネットを介した通信のためのIPアドレス、公衆通信網を介した通信のための電話番号を入力し、これを登録回路24に登録し、S14に進む。また、選択されていないと、そのままS14に進む。
【0046】
S14では、信号線30aの情報を入力し、ワンタッチダイヤル、あるいは、短縮ダイヤルが押下されたか否かを判断し、肯定応答であるとS22に進み、否定応答であるとS16に進む。
【0047】
S16では、公衆通信網、あるいは、インターネットからの着信があるか否かを判断し、着信があるとS92に進み、着信がないとS18に進み、その他の処理をする。
【0048】
S22では、ページカウンタに1をセットし、S24では、信号線28aの情報を入力し、選択されている通信網をチェックし、公衆通信網が選択されているとS26へ進み、ページカウンタに対応し、公衆通信網を介した通信と記憶し、インターネットが選択されているとS28に進み、ページカウンタに対応し、インターネットを介した通信と記憶する。
【0049】
次に、S30では、送信情報を読取り符号化し、メモリ回路18に格納する。そして、S32では、1ページの読取が終了したか否かを判断し、終了するとS34に進み、終了していないとS30に進む。
【0050】
S34では、次ページの読取情報があるか否かを判断し、あるとS36へ進み、ページカウンタの値を1つインクリメントしてS24に進む。
【0051】
また、ないとS38に進み、今読み取った情報は、どちらか1つの通信網のみであるか否かを判断し、どちらか1つの通信網のみであるとS40に進み、公衆通信網とインターネットの混在であるとS58に進む。
【0052】
S40では、今読み取った情報は、全て公衆通信網を使用した通信であるか否かを判断し、全て公衆通信網を使用した通信であるとS42に進み、全てインターネットを使用した通信であるとS52に進む。
【0053】
S42は、発呼回路22を使用し、指定された宛先に対応して登録回路24に登録されている電話番号に公衆通信網を介して発呼する。S44では、信号線24aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
【0054】
次に、S46では、前手順を行う。ここで、文章番号の通知、および、この文章は全て公衆通信網を介した通信のみで通信される旨を通知する。次に、S48では、メモリ回路18に格納した情報の通信を行い、S50では、後手順を行う。この後、S20で文章番号の値を1つインクリメントしてS6に進む。
【0055】
また、S52では、指定された宛先に対応し、登録回路24に登録されているIPアドレスにインターネットを介して発呼する。次に、S54では、TCP−IPプロトコルを実行し、S56では、メモリ回路18に格納した情報をTIFFフォーマットでMIMEにより送信する。ここで、文章番号の通知、および、この文章は全てインターネットを介した通信のみで通信される旨を通知する。この後、S20で文章番号の値を1つインクリメントしてS6に進む。
【0056】
また、S58では、読取り情報の1ページ目を送信する通信網をチェックし、公衆通信網であるとS64に進み、インターネットであるとS60に進む。
【0057】
S60では、指定された宛先に対応して登録回路24に登録されているIPアドレスにインターネットを介して発呼する。そして、S62では、TCP−IPプロトコルを実行し、S82に進む。
【0058】
また、S64では、発呼回路22を使用し、指定されて宛先に対応して登録回路24に登録されている電話番号に公衆通信網を介して発呼する。そして、S66では、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、S68では、前手順を行う。ここで、文章番号の通知、および、この文章はこの通信が終了後、インターネットを介した通信が実行され、1つの情報となる旨の通知、インターネットを介した通信も含めての合計のページ数と、今回の通信では、どのページを送信するかを通知する。例えば、合計5ページ送信し、第1ページが公衆通信網を介した通信と通知する。
【0059】
次に、S70では、メモリ回路18に格納した情報の中で公衆通信網を介して送信する情報の送信を行う。例えば、第1ページの情報を送信する。この後、S72では、後手順を行い、S74では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフする。
【0060】
次に、S76では、指定された宛先に対応して登録回路24に登録されているIPアドレスにインターネットを介して発呼する。そして、S78では、TCP−IPプロトコルを実行する。
【0061】
次に、S80では、メモリ回路18に格納した情報の中でインターネットを介して送信する情報をTIFFフォーマットでMIMEで送信する。例えば、第2ページ、第3ページ、第4ページ、第5ページの情報を送信する。ここで、文章番号の通知、および、この文章は公衆通信網を介した通信の続きである旨、どのページの送信かを通知する。この後、S20で文章番号の値を1つインクリメントしてS6に進む。
【0062】
また、S82では、メモリ回路18に格納した情報の中でインターネットを介して送信する情報をTIFFフォーマットでMIMEで送信する。例えば、第1ページ、第2ページ、第4ページ、第5ページの情報を送信する。ここで、文章番号の通知、この文章はこの通信が終了後に公衆通信網を介した通信が実行され、1つの情報文となる旨の通知、インターネットを介した通信も含めての合計のページ数と今回の通信では、どのページを送信するかを通知する。例えば、合計5ページ送信し、第1ページ、第2ページ、第4ページ、第5ページがインターネットを介した通信と通知する。
【0063】
次に、S84では、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。次に、S86では前手順を行う。ここで、文章番号の通知、この文章はインターネットを介した通信の続きである旨、どのページの送信かを通知する。
【0064】
S88では、メモリ回路18に格納した情報の中で公衆通信網を介して送信する情報の送信を行う。例えば、第3ページの情報を送信する。この後、S90で後手順を行い、S20で文章番号の値を1つインクリメントしてS6に進む。
【0065】
また、S92では、公衆通信網からの着信であるか否かを判断し、公衆通信網からの着信であるとS94に進み、インターネットからの着信であるとS110に進む。
【0066】
S94では、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、S96では前手順を行う。ここで、文章番号を記憶し、続いてインターネットを介した通信があるか否かを記憶する。
【0067】
次に、S98では、画信号のメモリ受信を行う。ここで、ページ番号も合わせて記憶する。そして、S100では後手順を行い、S102では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフする。
【0068】
次に、S104では、S96で記憶した情報を入力し、続いて、インターネットを介した通信があるか否かを判断し、あるとS108に進み、ないとS106に進む。
【0069】
S106では、同一文章番号でメモリ受信してある情報をページ順に記録する。この後、S20で文章番号の値を1つインクリメントしてS6に進む。
【0070】
また、S108では、インターネットからの着信があるか否かを判断し、あるとS114に進む。
【0071】
また、S110では、TCP−IPプロトコルを実行し、S112では、TIFFフォーマットでMIMEの情報を受信し、メモリ回路18へ格納する。ここで、ページ番号も合わせて記憶する。また、文章番号、続いて、公衆通信網を介した通信があるか否かを記憶する。この後、S122に進む。
【0072】
また、S114では、TCP−IPプロトコルを実行し、S116では、TIFFフォーマットでMIMEの情報を受信し、メモリ回路18へ格納する。ここで、ページ番号も合わせて記憶する。また、文章番号、続いて、公衆通信網を介した通信があるか否かを記憶する。
【0073】
S118では、同一文章番号であるか否かを判断し、同一文章番号でないとS120に進み、その他の受信処理を行い、S108に進む。
【0074】
また、同一文章番号であるとS122に進み、S112、あるいは、S116で記憶した情報を入力し、続いて公衆通信網を介した通信があるか否かを判断し、あるとS124に進み、ないとS106に進む。
【0075】
S124では、公衆通信網からの着信があるか否かを判断し、あるとS126に進む。S126では、前手順を行う。ここで、文章番号の記憶、続いてインターネットを介した通信があるか否かを記憶する。
【0076】
S128では、同一文章番号であるか否かを判断し、同一文章番号でないとS130に進み、その他の受信処理を行って、S124に進む。
【0077】
また、同一文章番号であるとS132に進み、画信号のメモリ受信を行う。ここで、ページ番号も合わせて記憶する。そして、S134では後手順を行い、S136では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。この後、S104に進む。
【0078】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0079】
この第2実施例では、上記第1実施例において、公衆通信網を介した通信を実行した場合に、その通信の終了後にインターネットを介した通信の実行があるか否かを通知し、また、インターネットを介した通信を実行した場合に、その通信の終了後に公衆通信網を介した通信の実行があるか否かを通知するものである。ここで、例えば、5ページの伝送で、第1ページ、第2ページ、第4ページ、第5ページがインターネットを介した通信が選択されていて、第3ページが公衆通信網を介した通信が選択されているとする。この時、まず、インターネットのIPアドレスに接続し、第1ページ、第2ページの情報を送り、その後、公衆通信網の電話番号に発呼し、第3ページの情報を送り、その後、また、インターネットのIPアドレスに接続し、第4ページ、第5ページの情報を送る。
【0080】
図12〜図14は、以上のような本発明の第2実施例における制御回路20の制御のうち、上記第1実施例(図2〜図11)と異なる部分の流れを示すフローチャートである。
【0081】
図12において、S140は、S38のNOを表している。そして、S142では、ページカウンタに1をセットする。
【0082】
S144では、ページカウントのページ情報は、どちらの通信網を使用することが選択されたか否かを判断し、公衆通信網が選択されているとS162に進む。また、インターネットが選択されているとS146に進み、上述したS60、S62と同一制御、すなわち指定された宛先に対応して登録回路24に登録されているIPアドレスにインターネットを介して発呼し、TCP−IPプロトコルを実行する処理を実行し、S148に進む。
【0083】
S148では、メモリ回路18に格納したページカウンタのページ情報をTIFFフォーマットで、MIMEで送信する。ここで、文章番号も通知する。そして、S150では、ページカウンタの値を1つインクリメントする。
【0084】
次に、S152では、このページカウンタのページ情報はあるか否かを判断し、あるとS156に進み、ないとS154(S20)に進む。
【0085】
S156では、このページカウンタのページは、インターネットを介した通信が選択されているか否かを判断し、選択されているとS148に進み、選択されていないとS157に進む。
【0086】
S157では、この文章について現在のページカウンタ以降に公衆通信網を介した通信があるか否かを判断し、あるとS158に進み、ないとS190に進む。
【0087】
S158では、この文章は、この通信が終了後に公衆通信網を介した通信が実行される旨を通知する。S160では、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンする。S162では、上述したS64、S66と同一の制御、すなわち発呼回路22を使用し、指定されて宛先に対応して登録回路24に登録されている電話番号に公衆通信網を介して発呼し、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンする処理を実行する。
【0088】
S164では、この文章には、現在のページカウンタ以降にインターネットを介した通信があるか否かを判断し、あるとS168に進み、ないとS188に進む。
【0089】
S168では、前手順を行う。ここで、文章番号を通知するとともに、この文章は、この通信が終了後にインターネットを介した通信が実行される旨を通知する。
【0090】
S170では、メモリ回路18に格納したページカウンタのページ情報を送信し、S172では、ページカウンタの値を1つインクリメントする。
【0091】
次に、S174では、このページカウンタのページにページ情報があるか否かを判断し、ないとS176に進み、後手順を実行して、S178で上記S20に進む。
【0092】
また、ページ情報があるとS180に進み、このページカウンタのページは公衆通信網を介した通信が選択されているか否かを判断し、肯定応答であるとS182に進み、中間手順を行ってS170に進む。また、否定応答であるとS184に進んで後手順を実行し、S186では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。この後、S146に進む。
【0093】
また、S188では、前手順を行う。ここで文章番号を通知するとともに、この文章は、この通信が終了後にインターネットを介した通信が実行されない旨を通知する。この後、S170に進む。
【0094】
また、S190では、この文章は、この通信が終了後に公衆通信網を介した通信が実行されない旨を通知する。この後、S192でS20に進む。
【0095】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0096】
図15は、本発明の第3〜第5実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0097】
NCU(網制御装置)102は、電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への切換えを行なったり、ループの保持を行なうものである。また、NCU102は、制御回路120からの信号レベル(信号線120a)が「0」であれば、電話回線102aを電話機104側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話回線102aをファクシミリ装置側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回線102aは、電話機104側に接続されている。
【0098】
ハイブリッド回路106は、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路112からの送信信号をNCU102経由で、電話回線102aに送出し、相手側からの信号をNCU102経由で受取り、信号線106a経由で、変復調器108に送るものである。
【0099】
変復調器108は、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34に基づいた変調、および復調を行なうものであり、信号線120cにより、各伝送モードが指定される。この変復調器108は、信号線120bに出力されている信号を入力し、変調データを信号線108aに出力し、信号線106aに出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線108bに出力する。
【0100】
ANSam送出回路110は、ANSam信号を送出する回路であり、信号線120dに信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号線110aにANSam信号を送出し、信号線120dに信号レベル「0」の信号が出力されている時には、信号線110aに何も信号を出力しない。
【0101】
加算回路112は、信号線108aの情報と信号線110aの情報とを入力し、加算した結果を信号線112aに出力するものである。読取回路114は、原稿の画像を読取り、この読取り画像データを信号線114aに出力するものである。記録回路116は、信号線120eに出力されている情報を順次1ライン毎に記録するものである。
【0102】
メモリ回路118は、読取りデータの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために使用する。
【0103】
親展通信選択ボタン122は、親展通信を選択するためのボタンであり、このボタン122が押したされると、信号線122aに押下パルスが発生する。
【0104】
親展通信表示ランプ124は、親展通信が選択されたことを表示するランプであり、信号線120fにクリアパルスが発生すると、親展通信表示ランプ124が消灯し、以後、信号線122aに押下パルスが発生する毎に点灯→消灯→点灯を繰り返す。ここで、親展通信表示ランプが点灯している時には、信号線124aに信号レベル「1」の信号を出力し、親展通信表示ランプが消灯している時には、信号線124aに信号レベル「0」の信号を出力する。
【0105】
緊急通信選択ボタン126は、緊急通信を選択するためのボタンであり、このボタン126が押下されると信号線126aに押下パルスが発生する。
【0106】
緊急通信選択ランプ128は、緊急通信が選択されたことを表示するランプであり、信号線120gにクリアパルスが発生すると、緊急通信表示ランプ128が消灯し、以後、信号線126aに押下パルスが発生する毎に点灯→消灯→点灯を繰り返す。ここで、緊急通信表示ランプ128が点灯している時には、信号線128aに信号レベル「1」の信号を出力し、緊急通信表示ランプ128が消灯している時には、信号線128aに信号レベル「0」の信号を出力する。
【0107】
操作部130は、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*・#キー、スタートキー、回路132への登録キー、セットキー、その他のファンクションキー等を有しており、押下されたキー情報が信号線130aに出力される。
【0108】
登録回路132は、発呼先に対応し、PSTNを使用したG3通信を行う宛先とインターネットを使用したデータ通信を行う宛先を信号線132aを介して登録する回路である。
【0109】
信号線140aは、LANを表わし、このLANには、PC134、PC136、PC138が接続され、インターネット144へ接続されている。また、前述した電話回線である信号線102aは、PSTN142に接続されている。
【0110】
制御回路120は、特に本発明の第3実施例において、通信モードの設定に応じて、ITU−T勧告T.30に基づいたG3通信を実行するかインターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行するかを決定する処理を行う。また、ここで親展通信が選択されている時には、ITU−T勧告T.30に基づいたG3通信を実行し、親展通信が選択されていない時には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行する処理を行う。
【0111】
図16、図17は、本発明の第3実施例における制御回路120の制御の流れを示すフローチャートである。
【0112】
図16において、S200で動作を開始する。そして、S202では、信号線120fにクリアパルスを発生し、親展通信表示ランプ124を消灯し、S204では、信号線120gにクリアパルスを発生し、緊急通信表示ランプ128を消灯する。
【0113】
S206では、信号線120aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。S208では、信号線120dに、信号レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を送信しない。
【0114】
S210では、信号線130aの信号を入力し、発呼先に対応してPSTN、および、インターネットへの接続する宛先の登録選択されたか否かを判断し、選択されるとS212に進み、選択されていないとS214に進む。
【0115】
S212では、信号線130aの信号を入力し、PSTNを使用してG3通信するアドレス、および、インターネットを使用してデータ通信するアドレスを、信号線132aを介して発呼先に対応して回路132へ登録する。この後、S214に進む。
【0116】
S214では、信号線130aの情報を入力し、発呼が選択されたか否かを判断し、発呼が選択されるとS218に進み、発呼が選択されていないとS216に進み、その他の処理を行って、S206に進む。
【0117】
S218では、信号線124aの情報を入力し、親展通信が選択されているか否かを判断し、親展通信が選択されているとS220に進み、回路132に登録されているPSTNを介した宛先へ発呼し、親展通信が選択されていないと、S230に進み、回路132に登録されているインターネットを介した宛先へ接続する。
【0118】
S220では、信号線132aを介して、今発呼の指定のあった宛先に対応してPSTNのG3通信を行うダイヤル番号を回路132より入力し、その宛先へダイヤルする。S222では、信号線120aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
【0119】
次に、S224では、V.8、V.21手順を実行し、S226では、V.27ter、V.29、V.17、V.34画伝送を行う。さらに、S228では、V.21、V.34手順を行い、S202に進む。
【0120】
また、S230では、信号線132aを介して、今発呼の指定のあった宛先に対応し、インターネットを使用したデータ通信を行う宛先へ接続する。そして、S232は、TCP/IPプロトコルの実行を行い、S234では、SMTPによりTIFFフォーマットにしたイメージデータを送信する。この後、S202に進む。
【0121】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
【0122】
この第4実施例では、上記第3実施例において、親展通信の選択の代わりに緊急通信が選択されている時にG3通信を実行し、緊急通信が選択されていない時には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行するものである。
【0123】
図18は、この第4実施例における制御回路120の制御のうち、上記第3実施例(図16、図17)と異なる部分の流れを示すフローチャートである。
【0124】
まず、図18において、S250はS214のYESを表わしている。そして、S252では、信号線128aの情報を入力し、緊急通信が選択されているか否かを判断し、緊急通信が選択されているとS254(S220)に進み、緊急通信が選択されていないとS256(S230)に進む。
【0125】
次に、本発明の第5実施例について説明する。
【0126】
この第5実施例では、上記第3実施例において、親展通信あるいは緊急通信が選択されている時にはG3通信を実行し、親展通信、緊急通信がともに選択されていない時には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行する。
【0127】
図19は、この第5実施例における制御回路120の制御のうち、上記第3実施例(図16、図17)と異なる部分の流れを示すフローチャートである。
【0128】
まず、図19において、S240はS218のNOを表わしている。そして、S242では、信号線128aの情報を入力し、緊急通信が選択されているか否かを判断し、緊急通信が選択されているとS244(S220)に進み、緊急通信が選択されていないとS246(S230)に進む。
【0129】
次に、本発明の第6実施例について説明する。
【0130】
図20は、本発明の第6、第7実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0131】
NCU(網制御装置)202は、電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への切換えを行なったり、ループの保持を行なうものである。また、NCU202は、制御回路220からの信号レベル(信号線220a)が「0」であれば、電話回線202aを電話機204側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話回線202aをファクシミリ装置側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回線202aは、電話機204側に接続されている。
【0132】
ハイブリッド回路206は、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路212からの送信信号をNCU202経由で、電話回線202aに送出し、相手側からの信号をNCU202経由で受取り、信号線206a経由で、変復調器208に送るものである。
【0133】
変復調器208は、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34に基づいた変調、および復調を行なうものであり、信号線220cにより、各伝送モードが指定される。この変復調器208は、信号線220bに出力されている信号を入力し、変調データを信号線208aに出力し、信号線206aに出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線208bに出力する。
【0134】
ANSam送出回路210は、ANSam信号を送出する回路であり、信号線220dに信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号線210aにANSam信号を送出し、信号線220dに信号レベル「0」の信号が出力されている時には、信号線210aに何も信号を出力しない。
【0135】
加算回路212は、信号線208aの情報と信号線210aの情報とを入力し、加算した結果を信号線212aに出力するものである。読取回路214は、原稿の画像を読取り、この読取り画像データを信号線214aに出力するものである。記録回路216は、信号線220eに出力されている情報を順次1ライン毎に記録するものである。
【0136】
メモリ回路218は、読取りデータの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために使用する。
【0137】
発呼回路222は、信号線220gに発呼発令パルスが発生した時、信号線220fに出力されている電話番号情報を入力し、信号線202bに選択信号を出力する。
【0138】
親展通信選択ボタン224は、親展通信を選択するボタンであり、このボタン224が押下されると、信号線224aに押下パルスが発生する。
【0139】
親展通信表示ランプ226は、親展通信が選択されたことを表示するランプであり、信号線220hにクリアパルスが発生すると、親展通信表示ランプを消灯し、以後、信号線224aに押下パルスが発生する毎に「点灯」→「消灯」→「点灯」を繰り返す。ここで、回路226は、親展通信表示ランプ224を消灯している時には信号線226aに信号レベル「0」の信号を出力し、親展通信表示ランプ224を点灯している時には、信号線226aに信号レベル「1」の信号を出力する。
【0140】
表示回路228は、信号線220iに出力されている情報を入力し、例えば「受信機のオペレータが不在のため送信しない旨のメッセージ」を出力する。
【0141】
また、信号線220jは、LANを表わし、このLANには、PC230、PC232、PC234、PC236、PC238、PC240が接続され、インターネットへ接続されている。
【0142】
制御回路220は、本発明の第6実施例において、特定モード(親展通信)での送信が選択された時、まず送信すべき情報以外の情報を送信し、所定条件(所定時間以内)で相手受信機の確認信号を検出できれば、送信すべき情報の送信をし、所定条件(所定時間以内)で相手受信機の確認信号を検出できなければ、受信機のオペレータが不在のため、送信しない旨のメッセージを出力し、情報の送信をしないITU−T勧告G3ファクシミリ通信を実行する。
【0143】
図21〜図24は、本発明の第6実施例における制御回路220の制御の流れを示すフローチャートである。
【0144】
図21において、S300で動作を開始し、S302では、信号線220iを介して表示回路228に表示しない状態とする。S304では、信号線220hにクリアパルスを発生し、親展通信表示ランプ226を消灯する。
【0145】
S306では、信号線220aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。S308では、信号線220dに信号レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を送信しない。
【0146】
S310では、発呼が選択されたか否かを判断し、発呼が選択されるとS314に進み、発呼が選択されていないとS312に進み、その他の処理をして、S306に戻る。
【0147】
S314では、発呼回路222を使用し、指定された宛先へPSTNを使用して発呼する。S316では、信号線220aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
【0148】
S318では、信号線226aの情報を入力し、親展送信が選択されたか否かを判断し、親展送信が選択されるとS326に進み、親展送信が選択されていないとS320に進む。
【0149】
S320では、V.21の前手順を行い、S322では、G3通信にて、指定された送信情報の送信を行う。S324では、V.21の後手順を行い、S306に進む。
【0150】
また、S326では、V.21の前手順を行う。ここで、受信機側のオペレータが受信情報をメモリから出力した場合に受領通知を要求する。S328では、G3通信において、「これから親展情報である重要情報をお送りします。しばらくお待ちください。この情報が3分以内に受信機側で、メモリから出力されないと重要情報は後日お送りします」のメッセージを送信する。
【0151】
この後、S330では、V.21の後手順を行い、S332では、信号線220aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。
【0152】
S334では、タイマに5分をセットする。S336では、タイマがタイムオーバーしたか否かを判断し、タイムオーバーするとS338に進み、タイムオーバーしていないとS340に進む。
【0153】
S338では、信号線220iを介して「今送信しようとした親展情報である重要情報は受信機のオペレータが不在のため送信しない」旨のメッセージを表示回路228に表示する。この表示は、オペレータの何らかのキー操作で消す。この後、S326に進む。
【0154】
また、S340では、呼出信号を検出したか否かを判断し、呼出番号を検出するとS342に進み、呼出番号を検出していないとS336に進む。
【0155】
S342では、信号線220aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
【0156】
S344では、今メッセージを送信した宛先から受領通知であるか否かを判断し、肯定応答であるとS358に進み、否定応答であるとS346に進む。
【0157】
S346では、S334のタイマをとめ、S348では、V.21の前手順を行う。S350では、G3通信による画信号の受信、記録を行い、S352では、V.21の後手順を行う。
【0158】
次に、S354では、信号線220aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。そして、S356では、S346でとめたタイマを再度スタートして、S336に進む。
【0159】
また、S358では、受信機から受信した受領通知を出力する。そして、S360では、信号線220aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。
【0160】
次に、S362では、10秒ウェイトし、S364では、発呼回路222を用いて、S314にて発呼した指定された宛先へPSTNを使用して発呼する。さらに、S366では、信号線220aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
【0161】
この後、S368では、V.21の前手順を行う。ここで、親展通信である旨を相手機に通知する。S370では、G3通信にて指定された送信情報の送信を行う。そして、S372では、V.21の後手順を実行し、S306に進む。
【0162】
次に、本発明の第7実施例について説明する。
【0163】
上記第6実施例においては、PSTNを使用したG3ファクシミリ通信を用いたが、この第7実施例では、インターネット標準プロトコルを使用したデータ通信を用いる。
【0164】
図25、図26は、この第7実施例における制御回路220の制御のうち、上記第6実施例(図21〜図24)と異なる部分の流れを示すフローチャートである。
【0165】
まず、図25において、S380はS310のYESを表わしている。そして、S382は、指定された宛先へインターネットを使用して接続する。この後、S384でS318に進む。
【0166】
また、S386はS318のNOを表わしている。そして、S388ではTCP/IPプロトコルを実行する。次に、S390では、SMTPにより指定された送信情報をTIFFフォーマットにしたイメージで送信し、S392でS306に進む。
【0167】
また、S394はS318のYESを表わしている。そして、S396では、TCP/IPプロトコルを実行する。ここで、相手端末が受信メールを開いた時に、その旨の通知を指示する。
【0168】
次に、S398では、SMTPにより、「これから親展情報である重要情報をお送りします。しばらくお待ち下さい。この情報が3分以内に受信機側で開かれないと重要情報は後日お送りします」というメッセージをTIFFフォーマットにしたイメージデータで送信する。この後、S400でS334に進む。
【0169】
次に、図26において、S402はS336のNOを表わしている。そして、S404では、メールを受信したか否かを判断し、メールを受信すると、S408(S344)に進み、メールを受信していないと、S406(S336)に進む。
【0170】
また、S410はS346を表わしている。そして、S412では、TCP/IPプロトコルを実行し、S414では、SMTPにより、TIFFフォーマットにしたイメージデータを受信する。この後、S416でS356に進む。
【0171】
また、S418、S420では、上述したS358よりS362に進み、この間のS360の処理、すなわちCMLをオフする処理を行わないことを表している。
【0172】
また、S422はS362を表わしている。そして、S424では、指定された宛先へインターネットを使用して接続する。次に、S426では、TCP/IPプロトコルを実行し、ここで、親展通信である旨を通知する。
【0173】
さらに、S428では、SMTPにより、指定された送信情報をTIFFフォーマットにしたイメージデータで送信し、S430でS306に進む。
【0174】
また、S432、S434では、S304よりS310に進み、S306、S308の処理を行わないことを表わしている。
【0176】
【発明の効果】
また、請求項1、2記載の発明によれば、例えば1つの文章について、インターネットを介した通信、公衆通信網を介した通信、インターネットを介した通信と、2回以上の網を切り替えて伝送することも可能になり、ダイレクト送信も可能になる。
【0177】
また、請求項3、4、5記載の発明によれば、受信機側のオペレータは、使用した網を意識せずに1つの文章情報としてプリントアウトされたものを手にできるので、不都合なく、通信コストが安く、かつ、機密性に優れた通信が可能になる。
【0179】
また、本出願の第6の発明によれば、機密性を確保する要求の高い親展通信の場合には、通信の機密性、通信の確実性を優先してG3等に基づいたファクシミリ通信を行い、一方、機密性を確保する要求の低い親展通信でない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を行い、通信コストの低減を優先できる効果がある。
【0180】
また、本出願の第7の発明によれば、緊急性の高い通信の場合には、リアルタイムな通信を優先してG3等に基づく通信を行い、一方、緊急性の低い通信の場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を行い、通信コストの低減を優先できる。
【0181】
また、請求項8記載の発明によれば、特定モードの送信情報は、相手受信機側のオペレータが、必ず、すぐに読んでくれることを確認した後に送信できるので、いつ受信機側のオペレータが読んでくれるかの心配もいらない。また、相手受信機のメモリに送信情報が残って機密性を確保できないこともなくなる。
【0182】
また、請求項9〜12記載の発明によれば、G3等のファクシミリ通信、インターネット通信にそれぞれ適用することが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図5】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図10】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図11】上記第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャートである。
【図13】上記第2実施例の動作を示すフローチャートである。
【図14】上記第2実施例の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3〜第5実施例を示すブロック図である。
【図16】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャートである。
【図17】上記第3実施例の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第4実施例の動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第5実施例の動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第6、第7実施例を示すブロック図である。
【図21】本発明の第6実施例の動作を示すフローチャートである。
【図22】上記第6実施例の動作を示すフローチャートである。
【図23】上記第6実施例の動作を示すフローチャートである。
【図24】上記第6実施例の動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第7実施例の動作を示すフローチャートである。
【図26】上記第7実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2、102、202…NCU、
4、104、204…電話機、
6、106、206…ハイブリッド回路、
8、108、208…変復調器、
10、110、210…ANSam送出回路、
12、112、212…加算回路、
14、114、214…読取回路、
16、116、216…記録回路、
18、118、218…メモリ回路、
20、120、220…制御回路、
22、222…発呼回路、
24、132…登録回路、
26…選択ボタン、
28、228…表示回路、
30、130…操作部、
32〜40、134〜138、230〜240…PC、
122、224…親展通信選択ボタン、
124、226…親展通信表示ランプ、
126…緊急通信選択ボタン、
128…緊急通信表示ランプ、
142…PSTN、
144…インターネット。

Claims (12)

  1. インターネット標準プロトコルを実行するプロトコル実行手段と、インターネットのプロバイダーに接続する接続手段と、公衆通信網を使用して発呼する発呼手段と、公衆通信網を使用して情報を通信する通信手段とを有するデータ通信装置において、
    各宛先に対応してインターネットの宛先、および、公衆通信網を使用した宛先を登録する登録手段と;
    送信機側において1つの情報文を通信する場合に、インターネットを介した通信による情報送信か公衆通信網を介した通信による情報送信かを指定する指定手段と;
    受信機側においてインターネットを介した通信による情報または公衆通信網を介した通信による情報をともに受信終了後、これらの文章を結合して記憶しておく記憶手段と;
    公衆通信網を介した通信を実行した場合に、その通信の終了後にインターネットを介した通信の実行があるか否かを通知する第1の通知手段と;
    インターネットを介した通信を実行した場合に、その通信の終了後に公衆通信網を介した通信の実行があるか否かを通知する第2の通知手段と;
    を有することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 請求項1において、
    公衆通信網を介した通信、あるいは、インターネットを介した通信を選択する選択手段を有し、送信機側において、前記選択手段により通信網を選択し、同一情報文に対して同一の文書番号を付加することを特徴とするデータ通信装置。
  3. インターネット標準プロトコルを実行するプロトコル実行手段と、インターネットのプロバイダーに接続する接続手段と、公衆通信網を使用して発呼する発呼手段と、公衆通信網を使用して情報を通信する通信手段とを有するデータ通信装置において、
    各宛先に対応してインターネットの宛先、および、公衆通信網を使用した宛先を登録する登録手段と;
    送信機側において1つの情報文を通信する場合に、インターネットを介した通信による情報送信か公衆通信網を介した通信による情報送信かを指定する指定手段と;
    受信機側においてインターネットを介した通信による情報または公衆通信網を介した通信による情報をともに受信終了後、これらの文章を結合して記憶しておく記憶手段と;
    を有し、
    公衆通信網を介した通信と、インターネットを介した通信とが1つの情報文の通信において実行された場合、受信機側においては、連続した情報として記録媒体に出力することを特徴とするデータ通信装置。
  4. 請求項3において、
    公衆通信網を介した通信、あるいは、インターネットを介した通信を選択する選択手段を有し、送信機側において、前記選択手段により通信網を選択し、同一情報文に対して同一の文書番号を付加することを特徴とするデータ通信装置。
  5. 請求項1または請求項2において、
    公衆通信網を介した通信と、インターネットを介した通信とが1つの情報文の通信において実行された場合、受信機側においては、連続した情報として記録媒体に出力することを特徴とするデータ通信装置。
  6. インターネット標準プロトコルを有するデータ通信装置において、
    通信モードを設定する設定手段を有し、設定された通信モードにより、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行するか、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行するかを決定し、
    前記設定手段において親展通信が選択されている場合には、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行し、親展通信が選択されていない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行することを特徴とするデータ通信装置。
  7. インターネット標準プロトコルを有するデータ通信装置において、
    通信モードを設定する設定手段を有し、設定された通信モードにより、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行するか、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行するかを決定し、
    前記設定手段において緊急通信が選択されている場合には、ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行し、緊急通信が選択されていない場合には、インターネット標準プロトコルに基づいたデータ通信を実行することを特徴とするデータ通信装置。
  8. 送信した情報を相手受信機が確認したか否かを検出する手段を有する通信装置において、
    特定モードでの送信が選択された場合に、まず、送信すべき情報以外の情報を送信し、所定条件にて相手受信機の確認信号を検出できれば、送信すべき情報の送信を行い、所定条件にて相手受信機の確認信号を検出できなければ、受信機のオペレータが不在のため送信しない旨のメッセージを出力し、送信すべき情報の送信は行わず、
    前記所定条件として所定時間以内とすることを特徴とする通信装置。
  9. 請求項において、
    ITU−T勧告に基づいたファクシミリ通信を実行することを特徴とする通信装置。
  10. 送信した情報を相手受信機が確認したか否かを検出する手段を有する通信装置において、
    特定モードでの送信が選択された場合に、まず、送信すべき情報以外の情報を送信し、所定条件にて相手受信機の確認信号を検出できれば、送信すべき情報の送信を行い、所定条件にて相手受信機の確認信号を検出できなければ、受信機のオペレータが不在のため送信しない旨のメッセージを出力し、送信すべき情報の送信は行わず、
    インターネット標準プロトコルを使用したデータ通信を実行することを特徴とする通信装置。
  11. 請求項において、
    インターネット標準プロトコルを使用したデータ通信を実行することを特徴とする通信装置。
  12. 請求項10において、
    上記特定モードとして親展通信としたことを特徴とする通信装置。
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