JP2957194B2 - ファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はファクシミリ通信方法、特にデータ受信を行
なわない場合においても着信を行ない、有用な情報を交
換可能なファクシミリ通信方法に関する。
[従来の技術] 従来より、回線から呼出があった場合、これを検出し
て自動的に通信を開始するファクシミリ装置などの通信
装置が知られている。
この種の装置における従来の自動着信制御では、装置
の動作、あるいは設定状態を判定し、着信動作が可能な
場合は着信動作へ移行し、一方、たとえば記録紙がな
い、あるいは記録紙がなく代行受信用メモリがいっぱい
で代用受信不可能な場合などでは、着信動作を全く行な
わないのが通例である。
ただし、通信装置による通信が不可能である場合で
も、通信装置そのものにより着信は行わないが、電話機
を鳴動させ、手動着信を行なわせる構成は知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記のように、まったく着信を行なわない
場合には、有用な情報を何ひとつ交換できないのはもち
ろんのこと、着信動作が不可能な場合に電話機を鳴動さ
せるようにしたとしても、オペレータ不在の時には当然
応答が不可能であり、通信は行なえない。当然、このと
き、送信機側のオペレータは通信ができない原因を認識
することができない。
また、被呼側ではこの時の情報を受信できず、このた
め重要な情報を入手できず、大切なビジネスチャンスを
失う可能性もある。
本発明の課題は、以上の問題を解決し、通信が不可能
な場合でも一応着信を受け付け、できるかぎり有用な情
報を入手できるファクシミリ通信方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するために、本発明では、受信した
データの記録が不可能であるときに、相手装置からの着
信に応答して受信データを記録可能であることをDIS信
号により相手装置に宣言し、その宣言に応答して相手装
置から送信される相手装置に関する情報を受信して記憶
し、相手装置に関する情報を受信、記憶した後に、実際
にデータを受信することなく受信データの記録が不可能
であることをDIS信号により相手装置に通知する構成を
採用した。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説
明する。
第1図は、本発明によるファクシミリ装置の構成を示
すブロック図である。
第1図において、符号2は電話網をデータ通信などに
使用するため、その回線の端末に接続して電話交換網の
接続制御、あるいはデータ通信路への切換やループの保
持を行なう網制御回路(NCU)である。
信号線2aは、電話回線で、NCU2は信号線36aの信号を
入力し、この信号レベルが「0」であれば電話回線を電
話機側、すわなち、信号線2aを信号線2bに接続する。ま
た、信号線36aの信号を入力し、この信号レベルが
「1」であれば電話回線をファクシミリ装置側、すなわ
ち、信号線2aを信号線2cに接続する。
通常の状態では、電話回線2aは手動制御あるいは通話
用の電話機4側に接続されている。また、NCU2は着信信
号を検出している時には信号線2dに信号レベル「1」を
出力し、着信信号を検出していない時には信号線2dに信
号レベル「0」を出力する。
ハイブリッド回路6は送信系の信号と受信系の信号を
分離する。すなわち、信号線16aの送信信号は信号線2c
を通り、NCU2を介して電話回線2aに送出される。また、
相手側から送られてきた信号はNCU2を介した後、信号線
2cを通って信号線6aに出力される。
次に送信系について示す。
符号8は送信原稿から主走査方向1ライン分の画信号
を順次読み取って白・黒の2値を表す信号列を作成する
読み取り回路で、CCD(電荷結合素子)などの撮像素子
と光学系で構成される。白・黒の2値化された信号列
は、信号線8aを介して符号化回路10に出力される。
符号化回路10は信号線8aに出力されているデータを入
力し、符号化(MH符号化あるいはMR符号化)したデータ
と信号線10aに出力する。
変調器12は公知のCCITT勧告V27ter(作動位相変調)
あるいはV29(直交変調)に基づいた変調を行なう。変
調器12は信号線10aの信号を入力して変調を行ない、こ
の変調データを信号線12aを介して加算回路16に出力す
る。
変調器14は公知のCCITT勧告V21に基づいた変調を行な
う変調器で、信号線36bから出力されるファクシミリ手
順信号を入力して変調を行ない、変調データを信号線14
aを介して加算回路16に出力する。
加算回路16は信号線12a、14aの信号を入力し、加算し
た結果を信号線16aに出力する。
次に受信系につき示す。
復調器18は公知のCCITT勧告V21に基づいた復調を行な
う復調器で、信号線6aの信号を入力し、V21復調を行な
って復調データを信号線18aを介して制御回路36に出力
する。
復調器20は公知のCCITT勧告V27ter(作動位相変調)
あるいはV29(直交変調)に基づいた復調を行なう。復
調器20は信号線6aの信号を入力して復調を行ない、復調
データを信号線20aを介して復号化回路22に出力する。
復号化回路22は信号線20aに出力されている復調デー
タを入力し、復号化(MH復号化あるいはMR復号化)した
データを信号線22aを介して記録回路24に出力する。
記録回路24は、記録紙搬送系および感熱ヘッドなどか
ら構成され、信号線36cに信号レベル「0」が出力され
ている時には信号線22aに出力されている復号化された
データを入力して順次記録を行なう。
また、記録回路24は、信号線36cに信号レベル「1」
が出力されている場合には、制御回路36から信号線36d
に出力されるデータを記録出力する。この場合制御回路
36からの出力データは文字コードなどにより表現されて
おり、記録回路24は内蔵するキャラクタジェネレータな
どを用いて入力コードに対応する文字をドットマトリク
スデータに展開する。
後述のように、制御回路36は、記録回路24を用いて、
記録紙がなくなった後に以下の相手先から通信動作が行
なわれたという記録と通信時刻、および相手送信機のユ
ーザ略称、ユーザ電話番号を記録させる。
また、制御回路36は記録回路24のカット紙、ロール紙
などの記録紙の残量を信号線24aを介して検出できるよ
うになっている。記録回路24は、記録紙残量が充分あれ
ば、信号線24aに信号レベル「1」を出力し、記録紙残
量が充分なければ、信号線24aに信号レベル「0」を出
力する。記録紙の検出には記録機構内に設けられた公知
の記録紙センサを用いる。
着信モード切換えボタン26は着信モード切換ボタン
で、この着信モード切換えボタン26は押下されるごとに
信号線26aにパルスを発生する。
着信モード表示回路28は着信モード切換えボタン26の
操作状態に応じて着信モードを制御する信号を信号線28
aに出力する。また、同時にLEDやLCDパネルを用いて設
定される着信モードを表示する。
着信モード表示回路28は、電源スイッチが投入された
リセット状態では、自動着信モードにセットされている
旨を表示し、同時に信号線28aに信号レベル「0」を出
力する。そして信号線26aにパルスが発生するごとに手
動着信モードにセットされている旨の表示、自動着信モ
ードにセットされている旨の表示を交互に行なう。
自動着信モード表示をしている時、着信モード表示回
路28は信号線28aに信号レベル「0」を、また、手動着
信モード表示をしている時には信号線28aに信号レベル
「1」を出力する。
符号30は、表示回路で、記録紙がなくなった後に通信
動作が行なわれたことをユーザに報知するために使用さ
れる。表示回路30は、信号線36eに信号レベル「0」が
出力されている時には表示を行なわず、信号線36eに信
号レベル「1」が出力されている時には記録紙がなくな
った後に通信動作が行なわれたことを示す表示を行な
う。
出力指示ボタン32は通信相手局リスト出力を命令する
ために使用される。出力指示ボタン32は、押下されると
信号線32aにパルスを発生する。
記憶回路34は、記録回路24の記録紙がなくなった後、
通信の行なわれた時刻、通信相手先のユーザ略称および
ユーザ電話番号を記憶するためのメモリである。
記憶回路34には、後述の手順で通信が行なわれると、
通信番号、通信日時、通信相手先電話番号、および通信
相手先ユーザ略称が格納される。制御回路36は、これら
の情報を書き込む際、上記各データを信号線34aに出力
した後信号線36gにライトパルスを発生する。
一方、制御回路36が記憶回路34に記憶してある情報を
読み出す時には、通信番号を信号線34aに出力した後、
信号線36fにリードパルスを発生する。記憶回路34はこ
れに呼応して上記の記憶情報を信号線34aに出力する。
記憶回路34は、主電源遮断時も記憶内容を保持できる
ようにバッテリバックアップされるものとする。
制御回路36は、マイクロプロセッサなどから構成さ
れ、ROM36γに格納されたプログラムに応じて上記各部
を制御する。
次に以上の構成における動作につき説明する。
まず、上記ファクシミリ装置の動作の概要について説
明する。
まず自動着信モードにセットしてある場合、相手送信
機からの被呼を検出すると、着信可能状態の時は自動着
信を行なって画信号の受信を行なう。また、たとえば記
録紙がなく着信不可能な状態の時も、従来と異なり着信
動作へ移行し(従来では回線捕捉さえ行なわない)、初
期識別(NSF/CSI/DIS)信号の送信を行なう。
そして相手送信機から送信される受信命令(NSS/TSI/
DCS)信号を受信し、この情報に含まれる相手送信機の
ユーザ略称、ユーザ電話番号、および通信時刻をメモリ
34に格納し、記録紙がなくなった後通信動作が行なわ
れ、その相手先の情報が格納されている旨の表示を行な
う。
そしてNSS信号を受信し、相手局が対応する通信機能
を有していれば(相手局も第1図の装置の場合)、所定
のFIF(ファクシミリ情報フィールド)を有するDCN信号
を相手機に送信する。このDCN信号のFIFには、記録紙が
セットされていない旨の情報も含める。
相手送信機はこのFIFを有するDCN信号を受信し、相手
ファクシミリ受信機には記録紙がセットされていないの
で通信ができない旨の表示を行なう。
一方、NSS信号が送信されず、しかも、相手局が自機
と対応する機能を有していない場合には、もう一度NSF/
CSI/DIS信号を送出し、DIS信号によって相手送信機に対
して記録紙がセットされていない旨の通知を行なう。
そして記録紙がなくなった後オペレータによって通信
動作が行なわれ、その相手先の情報を出力する旨の指示
があった時、記録紙がなくなった後以下の相手先から通
信動作が行なわれたという記録、そして通信の行なわれ
た時刻および相手送信機のユーザ略称、ユーザ電話番号
を順次出力する。
次に、第2図(A)〜(C)を参照して以上の構成に
おける動作につき説明する。第2図はROM36γに格納さ
れた第1図の制御回路36の制御手順を示している。
第2図(A)のステップS42では、制御回路36は信号
線36cに信号レベル「0」を出力し、記録回路24を信号
線22aをデータを記録するよう設定する。
ステップS44では、信号線36eを介して表示回路30に信
号レベル「0」を出力し、記録紙がなくなった後に通信
があった旨の表示を消灯する。
ステップS46では、信号線36aに信号レベル「0」を出
力し、NCU2のCMLリレーをオフ、すなわち、回線2aを電
話機4に接続する。
ステップS48では、信号線2dの信号を入力し、着信が
あるかどうかを判断する。着信があるとステップS62
に、着信がないとステップS50に進む。
ステップS50は、原稿コピー、電話番号の登録、その
他の通信以外の処理を表している。
ステップS52では、信号線32aの信号を入力し、出力指
示ボタン32が押下されたかどうかが判断される。出力指
示ボタン32の押下があるとステップS54に、押下がなけ
ればステップS46に進む。
ステップS54では、記憶回路34をチェックし、出力す
べきデータがあるかどうかを判断する。出力すべきデー
タがある時には第2図(C)のステップS56に、ない時
にはステップS46に進む。
第2図(C)のステップS56以降では、着信を行なっ
た相手局のデータの記録を行なう。
まず、ステップS56では、信号線36cに信号レベル
「1」を出力し、信号線36dのデータを入力するよう記
録回路24を設定する。ここで記録紙は、記録回路24に装
填されているものとするが、記録紙が装填されていない
時には、ステップS46に戻る。
ステップS58では、信号線36dに「記録紙がなくなった
後の通信相手一覧」という情報を出力し、この情報の記
録を行なう。この情報は、文字コードなどにより出力
し、記録回路24でイメージデータに展開させる。
ステップS60では、記憶回路34から通信時刻、通信相
手先電話番号、通信相手先ユーザ略称を入力し、この情
報を順次信号線36dに出力して記録回路24により記録さ
せる。そして、記録した情報は記録回路34から消去す
る。
一方、第2図(A)のステップS48で着信を検出して
いる場合には、ステップS62において信号線28aの信号を
入力し、自動着信モードであるかどうかが判断される。
自動着信モードである時にはステップS64に、手動着信
モードの時にはステップS46に進む。
ステップS64では、信号線36aに信号レベル「1」を出
力してNCU2のCMLリレーをオン、つまり回線をハイブリ
ッド回路6側に接続する。
ステップS66ては、2秒間のウェイトを行なう。
ステップS68では、CED(被呼局識別)信号を送出し、
相手局に当方が非音声端末であることを示す。
ステップS70では、75msウェイトした後、ステップS72
においてタイマT1に35秒をセットする。この時間は、相
手局の手順信号を検出すべき初期識別時間である。
ステップS74では、信号線36bを介してNSF/CSI信号お
よびDIS(FIFの10ビット目を1にセットする)を送出す
る。このFIFの10ビット目の1/0は、CCITT勧告などから
明らかなように記録紙有り/無しにそれぞれ相当する。
ステップS74で同ビットに1をセットするのは、相手局
に回線切断させずに信号シーケンスを送信させるためで
ある(後述の第3図(B)の符号66〜67のシーケンスに
明らかなように、同ビットに0をセットして送信すると
相手局は回線を切断してくる)。
ステップS76では、タイマT4に3秒をセットし、続い
てステップS78では信号線18aを入力し、応答受信したか
どうかを判断する。相手局のNSS/TSI/DCS信号を受信す
るとステップS82に進み、NSS/TSI/DCS信号を受信しない
でタイマT4がタイムオーバーするとステップS80に進
む。
ステップS80では、タイマT1がタイムオーバーしたか
どうかが判断される。タイマT1がタイムオーバー、すな
わち、初期識別時間中に相手局の手順信号を受信できな
かった場合にはステップS46に進み、タイマT1がタイム
オーバーしていなければステップS74に進む。
ステップS82では、信号線24aの信号を入力し、記録回
路24に記録紙が装填されているかどうかが判断される。
記録回路24に記録紙が装填されていればステップS84に
進み残りの前手順、画信号の受信(ステップS86)、後
手順(ステップS88)を行なう。記録回路24に記録紙が
装填されていなければステップS90に進む。
第2図(B)のステップS90では、相手局のNSS/TSI/D
CS信号を解析し、相手受信機が自社機であるか(あるい
は同一の通信機能を有しているか)どうかが判断され
る。相手局が自社機であればステップS92に、他社機で
あればステップS98に進む。
ステップS92では、通信時刻、相手先電話番号、相手
先ユーザ略称を記憶回路34に記憶する。
ステップS94では、信号線36eに信号レベル「1」を出
力し、記録紙がなくなった後に通信があった旨の表示を
行なう。
ステップS96では、信号線36bを介して記録紙なしのFI
Fを有するDCN信号を送出し、相手送信機に記録紙がセッ
トされていないことを通知する。
ステップS98では、通信時刻、相手先電話番号を記憶
回路34に記憶する。
ステップS100では、信号線36eに信号レベル「1」を
出力し、表示回路30により記録紙がなくなった後に通信
があった旨の表示を行なう。
ステップS102では、信号線36bを介してNSF/CSI信号お
よびDIS信号(ここでは、本来の記録紙無しの状態を示
すためにDIS信号のFIFの10ビット目に0をセットする)
を送出する。
ステップS104では、タイマT4に3秒をセットする。
ステップS106では、信号線18aを入力し、応答受信が
あったかどうかが判断される。DCN信号を受信するとス
テップS46に戻り、タイマT4がタイムオーバーするまで
にDCN信号を受信できないとステップS108に進む。
ステップS108では、タイマT1がタイムオーバーしたか
どうかが判断され、初期識別時間が終了していればステ
ップS46に戻り、初期識別時間が終了していなければス
テップS102に進む。
第3図は、上記制御による、記録紙がない時の自動着
信時の手順を具体的に示したものであり、第3図(A)
は送信機が自社機の場合、第3図(B)は送信機が他社
機の場合である。
第3図(A)、(B)において、上記ステップS68、S
74の処理により、着呼側Rから発呼側TにCED信号およ
びNSF/CSI/DIS信号が送信される。
続く手順信号により、発呼側の通信機能が識別される
が、発呼側Tが自社機の場合には、第3図(A)のよう
にNSS/TSI/DCS信号63が送信され、他社機の場合には第
3図(B)のようにTSI/DCS信号が送信される。
着呼側Rでは、上記手順により自社機か他社機の識別
を行ない、発呼側Tが自社機の場合には、第3図(A)
のようにDCN信号により着呼側Rから回線を切断する。
他社機の場合には、CSIおよびDIS(記録紙無しを示すた
めにビット10を0に設定:ステップS102)を送信し、発
呼側TからDCN信号により回線を切断する。
相手局が自社機の場合には、第3図(A)において回
線切断後発呼側Tで、着呼側Rの記録紙がないので通信
を行なえない旨の情報が表示、あるいは記録出力され
る。
なお、第2図(C)のステップS60での記録、つまり
記録紙がなくなった後の通信相手先一覧は、第4図のよ
うな書式で行なうことができる。ここでは、ステップS5
8で出力されるタイトル部分と、その後に続く時刻、相
手先電話番号、相手先ユーザ略称の情報の表部分72によ
り記憶フォーマットが構成されている。
以上の構成によれば、記録回路24の記録紙がなく、フ
ァクシミリ通信が不可能な状態であっても従来のように
自動着信を拒否することなく、いったん着信を行ない、
相手局に関する情報を記憶できる。
また、上記のように着信のみを行なった場合には、そ
の旨の表示が行なわれるので、ユーザは出力指示ボタン
32の押下により着信を行なった時刻、相手局の電話番
号、名称などを知ることができる。
このため、不在中にどのような相手局から着信があっ
たかを知ることができ、記録出力された時刻、相手局の
電話番号、名称などを利用して電話やファクシミリによ
る連絡を行なうことができ、ビジネスチャンスを逃すこ
とがなくなる。
また、発呼側が自社機あるいは対応する機能を有した
装置であれば、第3図(A)のように着呼側が通信不可
能であること、あるいはさらにその理由を表示あるいは
記録出力することができるので、発呼側でも再連絡など
の必要な措置をとることができる。
以上では、記録紙がなくなった後、着信のみを行なっ
た通信相手先を記録出力するようにしているが、表示出
力を行なっても同様の効果があるのはもちろんである。
この場合には、記録紙がなくても相手局を知ることがで
きるので、記録紙の在庫がない場合でも相手局を確認で
きるという利点が得られる。
また、表示回路30により、記録紙がなくなった後、着
信のみ行なったことを表示し、さらに出力指示ボタン32
の押下により相手局のリスト出力を行なっているが、記
録紙がなくなった後、着信のみ行なったら、オペレータ
の指示によらず、記録紙がセットされた時に自動的にリ
スト出力を行なってもよい。
以上では、画像データは記録出力することを前提とし
ているが、記録出力が不可能な場合に画像メモリに代行
受信を行なう装置では、記録が行なえなくなってから画
像メモリがいっぱいになるまで画像データを代行受信
し、その後、上記実施例と同様に着信のみを行ない相手
局のデータを記憶し、オペレータの指示などによって記
録出力するようにしてもよい。
また、以上では、説明を容易にするために、時刻、相
手局の電話番号およびユーザ略称のみを出力する例を示
したが、これ以外の情報を通信手順により入手できる場
合にはこれらを記憶・出力してもよい。
さらに、以上では、通信不可能の理由としては記録紙
切れを考えたが、記録回路24にレーザビームプリンタな
どを使用している場合にはそのトナー切れ、感熱転写プ
リンタではインクシート切れ、紙ジャム、サーマルヘッ
ドの故障など、他の条件であってよい。この場合には、
記録回路24から制御回路36に入力される各種の動作不能
を示す信号に応じて上記の着信処理を行なえばよい。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、受信した
データの記録が不可能であるときに、相手装置からの着
信に応答して受信データを記録可能であることを相手装
置にDIS信号により宣言し、その宣言に応答して相手装
置から送信される相手装置に関する情報を受信して記憶
し、相手装置に関する情報を受信、記憶した後に、実際
にデータを受信することなく受信データの記録が不可能
であることをDIS信号により相手装置に通知するように
しているため、受信したデータを記録不能であるとき
も、相手装置から回線切断されることなく、相手装置に
関する情報を受信できるとともに、さらに最終的に受信
データの記録が不可能であることを相手装置に通知する
ので相手装置の無駄な発信の繰り返しを防止できる。ま
た、ファクシミリの標準手順であるDIS信号を用いて記
録可能であることを宣言して通信手順を続行させ、さら
に同DIS信号を用いて記録不可能であることを相手装置
に通知するため、特殊な手順信号を用いることなく従来
からある信号を利用して簡単安価に実施でき、しかもフ
ァクシミリ通信の互換性を損なうことがない、という優
れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示
したブロック図、第2図(A)〜(C)は第1図の制御
回路の制御手順を示したフローチャート図、第3図
(A)、(B)は第1図の装置による通信シーケンスを
示した説明図、第4図は第1図の装置の動作を示した記
録出力の説明図である。 2……NCU、4……電話機 6……ハイブリッド回路 8……読取回路、10……符号化回路 12、14……変調器 16……加算回路、18、20……復調器 22……復号化回路、24……記録回路 26……着信モード切換えボタン 28……着信モード表示回路 30……表示回路、32……出力指示ボタン 34……記憶回路、36……制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信したデータの記録が不可能であるとき
    に、相手装置からの着信に応答して受信データを記録可
    能であることをDIS信号により相手装置に宣言し、 その宣言に応答して相手装置から送信される相手装置に
    関する情報を受信して記憶し、 相手装置に関する情報を受信、記憶した後に、実際にデ
    ータを受信することなく受信データの記録が不可能であ
    ることをDIS信号により相手装置に通知することを特徴
    とするファクシミリ通信方法。
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