JPH11164048A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH11164048A
JPH11164048A JP32589397A JP32589397A JPH11164048A JP H11164048 A JPH11164048 A JP H11164048A JP 32589397 A JP32589397 A JP 32589397A JP 32589397 A JP32589397 A JP 32589397A JP H11164048 A JPH11164048 A JP H11164048A
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call
hook
telephone
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JP32589397A
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Masashi Kawasaki
真史 川崎
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公専公接続の発呼操作が、公衆電話網のみの
接続に比較して繁雑であった。 【解決手段】 公衆電話網に接続された通信端末装置に
おいて、主制御部1は、相手先電話番号の入力操作前の
発呼準備操作に基づいて、公衆電話網200と公衆電話
網210との間に接続された専用線300の中継回線網
に対して発呼して所定の情報を送出する。また、主制御
部1は、相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作に
基づいて、公衆電話網200と公衆電話網210との間
に接続された専用線300の中継回線網に対して発呼
し、上記専用線300の中継回線網に接続できない場合
は、専用線400の中継回線網に対して発呼して所定の
情報を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網に接続さ
れ、公衆網と公衆網との間に接続された専用線の中継回
線網を利用して通信又は通話を行う、例えば電話機やフ
ァクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばNTTなどの第一種電気通
信事業者が提供する公衆電話網(PSTN)に接続され
た電話機やファクシミリ装置などの通信端末装置から、
上記公衆電話網に接続された日本国内の別の通信端末装
置に対して発呼するときは、同一の公衆電話網を使用す
るので、相手先の電話番号のみを入力してダイヤルする
だけで相手先の通信端末装置と回線接続していた。
【0003】昨今、公衆電話網と公衆電話網との間に専
用線を接続する、いわゆる「公専公接続」が解禁され、
例えば特別第二種電気通信事業者などの回線サービスプ
ロバイダ(以下、プロバイダという。)が第一種電気通
信事業者から、上記専用線を借用して、公衆電話網に接
続された通信端末装置を有するユーザに対して、より安
価な通信料金で回線接続を提供するようになった。
【0004】図3に公専公接続の構成を示す。図3にお
いて、発呼側の通信端末装置20aからプロバイダAの
専用線300を介して着呼側の通信端末装置20bに対
して回線接続するときは、発呼側の通信端末装置20a
は、公衆電話網200の回線交換機201,202と、
回線相互の接続ポイント(Point Of Interface又はPoin
t Of Interconnection;以下、POIという。)303
と、プロバイダAの回線交換機301、専用線300及
び回線交換機302と、POI304と、公衆電話網2
10の回線交換機211,213とを介して、着呼側の
通信端末装置20bに接続される。一方、発呼側の通信
端末装置20aからプロバイダBの専用線400を介し
て着呼側の通信端末装置20bに対して回線接続すると
きは、発呼側の通信端末装置20aは、公衆電話網20
0の回線交換機201,203と、POI403と、プ
ロバイダBの回線交換機401、専用線400及び回線
交換機402と、POI404と、公衆電話網210の
回線交換機212,213とを介して、着呼側の通信端
末装置20bに接続される。ここで、公衆電話網200
と公衆電話網210とは同一の電気通信事業者で提供さ
れる同一の網である場合もあるし、異なる電気通信事業
者で提供される異なる網である場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の公専公接続を行
うためには、接続したいプロバイダへの発呼(ダイヤ
ル)、プロバイダへのユーザ名、パスワードの入力、相
手先の電話番号の入力が必要であり、発呼操作が、公衆
電話網のみの接続に比較して繁雑であるという問題点が
あった。
【0006】本発明の目的は以上の問題点を解決し、公
専公接続の発呼操作が従来技術に比較して簡単である通
信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の通信端末装置は、公衆網に接続された通信端末装置
において、相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作
に基づいて、公衆網と公衆網との間に接続された専用線
の中継回線網に対して発呼して所定の情報を送出するこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る請求項2記載の通信端
末装置は、公衆網に接続された通信端末装置において、
相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作に基づい
て、公衆網と公衆網との間に接続された専用線の第1の
中継回線網に対して発呼し、上記第1の中継回線網に接
続できない場合は、公衆網と公衆網との間に接続された
専用線の第2の中継回線網に対して発呼して所定の情報
を送出することを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3記載の通信端末装置は、
請求項1又は2記載の通信端末装置において、上記相手
先電話番号の入力操作前の発呼準備操作は、受話器のオ
フフック操作又はオフフックスイッチの押下であること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0011】<第1の実施形態>図1は、本発明に係る
第1の実施形態であるファクシミリ装置20の構成を示
すブロック図である。この第1の実施形態のファクシミ
リ装置20は、公専公接続設定スイッチSW2がオンさ
れて公専公接続設定モードにあるときに、操作者がオフ
フックをするだけで、自動的に専用線の中継回線網のプ
ロバイダに発呼した後、当該プロバイダへの発呼のため
に必要な情報データであるユーザ名称及びパスワードを
自動的に公衆電話回線Lに介して送出し、次いで、操作
者は相手先の電話番号のみを入力することで、当該ファ
クシミリ装置20は公専公接続で相手先のファクシミリ
装置に接続されることを特徴としている。
【0012】図1において、ファクシミリ装置20は、
従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとと
もに、公専公接続のための自動発信機能を備えている。
主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス
13を介して以下のハードウェア各部と接続されていて
それらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの
機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用した
スキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドット
イメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方
式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置から
ファクシミリ通信により受信したイメージデータをハー
ドコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4
は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等
の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状
態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及
び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を
操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、
短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種
のファンクションキー等を備える。また、操作部5はさ
らに、手動でオフフックするためのオフフックスイッチ
SW1と、公専公接続設定モードを設定又は解除するた
めの公専公接続設定スイッチSW2を備える。ここで、
公専公接続設定スイッチSW2を一度オンすると、公専
公接続設定モードに設定され、さらに、オンするとその
モードが解除される。送話器と受話器を備えたハンドセ
ットHSの所定位置の載置によりオンフックとなる一
方、その取り上げによりオンフックとなる別のオフフッ
クスイッチ(図示せず。)も操作部5に接続される。な
お、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることによ
り、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用
するように構成してもよい。また、NCU11に通常の
電話機を接続することもでき、この場合には、当該電話
機の受話器を上げることによる回線閉結による回線電流
をNCU11内の検出器で検出することにより、受話器
のオフフックを検出するようにしてもよい。
【0014】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の
動作に必要であって主制御部1によって実行される種々
のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当
該プログラムは図5及び図6に示す発信処理のプログラ
ムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ
等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使
用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータ
を記憶するほか、詳細後述するプロバイダ情報テーブル
7aを格納している。なお、RAM7としてフラッシュ
メモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のため
に電源が遮断された場合にもプロバイダ情報テーブル7
aの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構
成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメー
ジデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8
をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0015】ボイスファックスモデム10は、通常のフ
ァクシミリ通信用のファックスモデムの機能に加えて、
各種音声の音声出力機能を有するモデムである。NCU
(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11
はアナログの公衆電話回線Lの閉結及び開放の動作を行
いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であ
り、必要に応じてモデム10又はハンドセットHS、モ
ニタスピーカSPを公衆電話回線Lと接続するととも
に、モデム10からの出力音声をモニタスピーカSP及
びハンドセットHSの受話器に出力する。なお、NCU
11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線
終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバ
ンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)
に接続するようにしてもよい。
【0016】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ
通信機能に加えて、公専公の自動接続機能を有してい
る。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2によ
り読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通
信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号
化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後相手
先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先の
ファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウ
ェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3
からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ
8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記
憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0017】次いで、プロバイダ情報テーブル7aにつ
いて説明する。プロバイダ情報テーブル7aは、上述の
ようにRAM7の適宜の領域に設定されており、図4に
その一例を示すように、当該ファクシミリ装置20のユ
ーザが契約しているプロバイダの電話番号と、ユーザ名
称と、当該プロバイダを利用する際のチェックに用いら
れるパスワードとが1つのテーブルアドレス毎に予め登
録されている。図7に示されている例では、テーブルア
ドレス“0”には、電話番号が“075−123−45
67”で、ユーザ名称が“ABC会社”で、パスワード
が“1234”であるプロバイダAが登録されている。
また、テーブルアドレス“1”には、電話番号が“07
5−321−3210”で、ユーザ名称が“ABC会
社”で、パスワードが“5678”であるプロバイダB
が登録されており、以下同様に登録されている。従っ
て、プロバイダ情報テーブル7aでは、複数のプロバイ
ダのうちの1つに対して発呼するために必要な情報を格
納している。
【0018】図5及び図6は、図1の主制御部1によっ
て実行される発信処理を示すフローチャートである。図
5において、まず、ステップS1でハンドセットHSが
オフフックされたか否かが判断され、オフフックされた
ときは(ステップS1でYES)ステップS3に進む一
方、オフフックされていないときは(ステップS1でN
O)ステップS2に進む。次いで、ステップS2でオフ
フックスイッチSW1がオンされた否かが判断され、オ
ンされたときはステップS3に進む一方、オンされてい
ないときは当該発信処理を終了する。ステップS3で
は、公衆電話回線Lを閉結し、ステップS4で公専公接
続設定モードか否かが判断され、公専公接続設定モード
であるときはステップS5に進む一方、公専公接続設定
モードでないときは図6のステップS14に進む。
【0019】ステップS5では、プロバイダAの電話番
号をダイヤルして、ステップS6で話中か否かが判断さ
れ、話中であるときは(ステップS7でYES)次のプ
ロバイダを選択するために、ステップS7でプロバイダ
Bの電話番号をダイヤルする。次いで、ステップS8で
話中か否かが判断され、話中であるときは(ステップS
8でYES)ステップS9で再ダイヤルのために3分間
待機した後、ステップS5に戻る。一方、ステップS8
で話中でないときは(ステップS8でNO)ステップS
10に進む。
【0020】ステップS10で表示部4において“専用
線に接続中です”と表示した後、ステップS11でハン
ドセットHSの受話器及びモニタースピーカSPに“専
用線に接続中です”の音声を出力する。次いで、ステッ
プS12で公専公接続を行う対応するプロバイダへの発
呼のために必要なユーザ名称とパスワードを、RAM7
内のプロバイダ情報テーブル7aから読み出して当該プ
ロバイダに送出する。そして、ステップS13でプロバ
イダからの応答音が有るか否かが判断され、応答音があ
るときは図5のステップS14に進む一方、応答音が無
いときはステップS7に進む。
【0021】ステップS14以降はユーザの入力モード
となり、ステップS14で表示部4に“相手先の電話番
号を入力してください”と表示し、これに対して、操作
者は相手先の電話番号を入力したとき、ステップS15
でその入力された電話番号に対応するダイヤル信号を送
出する。次いで、ステップS16でハンドセットHSの
受話器及びモニタースピーカSPに“専用線に接続中で
す”の音声を出力する。そして、ステップS17でファ
クシミリ通信のための通信スイッチがオンされたか否か
が判断され、オンされたときはステップS19でファク
シミリ通信の処理を実行して、当該ファクシミリ装置2
0は相手先のファクシミリ装置と画像データの送信など
のファクシミリ通信を行った後、ステップS20に進
む。一方、ステップS17で通信スイッチがオンされて
いないときは、通話状態となり、操作者は、相手先のユ
ーザと通話を行い、ステップS20に進む。ステップS
20でオンフックされたか否かが判断され、オンフック
されたときは当該発信処理を終了する一方、オンフック
されていないときはステップS17に戻る。
【0022】以上の第1の実施形態のステップS14に
おいて、表示部4に“相手先の電話番号を入力してくだ
さい”と表示しているが、これに加えて又はこれにとっ
て代わって、ハンドセットHSの受話器及びモニタース
ピーカSPに“相手先の電話番号を入力してください”
の音声を出力するようにしてもよい。
【0023】以上説明したように、本発明に係る第1の
実施形態によれば、公衆電話網に接続されたファクシミ
リ装置20において、ハンドセットHSのオフフック操
作又はオフフックスイッチSW1の押下などの相手先の
電話番号の入力操作前の発呼準備操作(ステップS1又
はS2)に基づいて、図3に示すように公衆電話網20
0と公衆電話網210との間に接続されたプロバイダA
又はBの専用線300又は400の中継回線網に対して
発呼して、当該発呼処理のために必要な情報を自動的に
送出する(ステップS12)ことができる。従って、従
来技術のような複雑な操作入力が不要であって、相手先
の電話番号を入力するだけで公専公接続して相手先のフ
ァクシミリ装置と通信を行うことができる。また、従来
の発呼準備動作(オフフック)でプロバイダの専用線の
中継回線網に接続できるので特別の操作が必要なく、操
作が簡単である。
【0024】また、ハンドセットHSのオフフック操作
又はオフフックスイッチSW1の押下などの相手先の電
話番号の入力操作前の発呼準備操作(ステップS1又は
S2)に基づいて、公衆電話網200と公衆電話網21
0との間に接続されたプロバイダAの専用線300の第
1の中継回線網に対して発呼し(ステップS5)、上記
第1の中継回線網に接続できない場合(ステップS6で
YES)は、公衆電話網200と公衆電話網210との
間に接続されたプロバイダBの専用線400の第2の中
継回線網に対して発呼して(ステップS7)当該発呼処
理のために必要な情報を自動的に送出する(ステップS
12)ことができる。従って、自動的に空いているプロ
バイダの専用の中継回線網を探すので、操作がきわめて
簡便である。また、従来の発呼準備動作(オフフック)
でプロバイダの専用線の中継回線網に接続できるので特
別の操作が必要なく、操作が簡単である。
【0025】さらに、プロバイダA又はBの専用線の中
継回線網に接続中に、その旨表示又は報知する(ステッ
プS10,S11)ので、操作者は、当該ファクシミリ
装置20の動作状態を逐次把握することができ、当該フ
ァクシミリ装置20の操作性を向上させることができ
る。
【0026】さらに、プロバイダA又はBの専用線の中
継回線網への接続完了後は相手先の電話番号の操作入力
を促す表示又は報知をする(ステップS14)ので、プ
ロバイダへの接続方法を知らない初心者であっても容易
に操作することができ、当該ファクシミリ装置20の操
作性を向上させることができる。
【0027】<第2の実施形態>図2は、本発明に係る
第2の実施形態である電話機30の構成を示すブロック
図である。この第2の実施形態の電話機30の主制御部
101は、ファクシミリ通信の代わりに通話を行うこと
を除いて、第1の実施形態の主制御部1と同様の発信処
理(図5及び図6)を実行することを特徴としている。
すなわち、公専公接続設定スイッチSW2がオンされて
公専公接続設定モードにあるときに、操作者がオフフッ
クをするだけで、自動的に専用線の中継回線網のプロバ
イダに発呼した後、当該プロバイダへの発呼のために必
要な情報データであるユーザ名称及びパスワードを自動
的に公衆電話回線Lに介して送出し、次いで、操作者は
相手先の電話番号のみを入力することで、当該電話機3
0は公専公接続で相手先の電話機に接続される。
【0028】図2において、電話機30は、従来の通話
機能を備えるとともに、公専公接続のための自動発信機
能を備えている。主制御部101は具体的にはCPUで
構成されており、バス113を介して以下のハードウェ
ア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述す
る種々のソフトウェアの機能を実行する。表示部104
は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等
の表示装置であり、当該電話機30の動作状態を表示す
る。操作部105は、当該電話機30を操作するために
必要な文字キー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤ
ルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。ま
た、操作部105はさらに、公専公接続設定モードを設
定又は解除するための公専公接続設定スイッチSW2を
備える。送話器と受話器を備えたハンドセットHSの所
定位置の載置によりオンフックとなる一方、その取り上
げによりオンフックとなるオフフックスイッチ(図示せ
ず。)も操作部105に接続される。さらに、バス11
3には相手先の電話番号を入力するためのダイヤル用テ
ンキー105a及び手動オフフック用のフックキースイ
ッチSW3が接続される。なお、上述の表示部104を
タッチパネル方式とすることにより、この操作部105
の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成し
てもよい。
【0029】ROM106は、当該電話機30の動作に
必要であって主制御部101によって実行される種々の
ソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該
プログラムは図5及び図6に示す発信処理のプログラム
を含む。RAM107は、SRAM又はフラッシュメモ
リ等で構成され、主制御部101のワーキングエリアと
して使用されてプログラムの実行時に発生する一時的な
データを記憶するほか、上述のプロバイダ情報テーブル
7aを格納している。
【0030】ダイヤルパルス発生部111aは、操作者
がダイヤル用テンキー105aを用いて相手先の電話番
号を入力したときに対応するダイヤル信号を発生して、
回線接続部111を介して公衆電話回線Lに送出する。
回線接続部111は、NCU(ネットワーク制御回路:
Network Control Unit)を備え、アナログの公衆電話回
線Lの閉結及び開放の動作を行う回路であり、必要に応
じてハンドセットHS及びモニタスピーカSPを公衆電
話回線Lと接続する。なお、回線接続部111を所定の
ターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Di
gital ServiceUnit)を介して、ベースバンド伝送方式
のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するよ
うにしてもよい。
【0031】以上のように構成された本発明に係る第2
の実施形態の電話機30は、第1の実施形態のファクシ
ミリ装置20と同様に、図5及び図6の発信処理を実行
することにより、同様の作用効果を有する。なお、図2
の電話機30では、図6のステップS17及びS19の
処理は除外される。
【0032】<変形例>以上の実施形態においては、フ
ァクシミリ装置20及び電話機30の例について述べて
いるが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デ
ジタル回線網などの公衆網に接続された、例えばデータ
通信装置などを含む通信端末装置に適用することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の通信端末装置によれば、公衆網に接続された通
信端末装置において、相手先電話番号の入力操作前の発
呼準備操作に基づいて、公衆網と公衆網との間に接続さ
れた専用線の中継回線網に対して発呼して所定の情報を
送出する。従って、従来技術のような複雑な操作入力が
不要であって、相手先の電話番号を入力するだけで公専
公接続して相手先の通信端末装置と通信を行うことがで
きる。また、従来のオフフックなどの発呼準備動作でプ
ロバイダの専用線の中継回線網に接続できるので特別の
操作が必要なく、操作が簡単である。
【0034】また、本発明に係る請求項2記載の通信端
末装置によれば、公衆網に接続された通信端末装置にお
いて、相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作に基
づいて、公衆網と公衆網との間に接続された専用線の第
1の中継回線網に対して発呼し、上記第1の中継回線網
に接続できない場合は、公衆網と公衆網との間に接続さ
れた専用線の第2の中継回線網に対して発呼して所定の
情報を送出する。従って、自動的に空いているプロバイ
ダの専用の中継回線網を探すので、操作がきわめて簡便
である。また、従来のオフフックなどの発呼準備動作で
プロバイダの専用線の中継回線網に接続できるので特別
の操作が必要なく、操作が簡単である。
【0035】さらに、請求項3記載の通信端末装置によ
れば、請求項1又は2記載の通信端末装置において、上
記相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作は、受話
器のオフフック操作又はオフフックスイッチの押下であ
る。従って、従来のオフフックなどの発呼準備動作でプ
ロバイダの専用線の中継回線網に接続できるので特別の
操作が必要なく、操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態であるファクシ
ミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る第2の実施形態である電話機3
0の構成を示すブロック図である。
【図3】 公専公接続の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1及び図2のプロバイダ情報テーブル7a
の一例を示す図である。
【図5】 図1の主制御部1又は図2の主制御部101
によって実行される発信処理の第1の部分を示すフロー
チャートである。
【図6】 図1の主制御部1又は図2の主制御部101
によって実行される発信処理の第2の部分を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、 5…操作部、 6…ROM、 7…RAM、 7a…プロバイダ情報テーブル、 11…NCU、 20…ファクシミリ装置、 20a,20b…通信端末装置、 30…電話機、 101…主制御部、 105…操作部、 105a…ダイヤル用テンキー、 106…ROM、 107…RAM、 111…回線接続部、 111a…ダイヤルパルス発生部、 300…プロバイダAの専用線、 400…プロバイダBの専用線、 SW1…オフフックスイッチ、 SW2…公専公接続設定スイッチ、 SW3…フックキースイッチ、 HS…ハンドセット、 L…公衆電話回線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続された通信端末装置におい
    て、相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作に基づ
    いて、公衆網と公衆網との間に接続された専用線の中継
    回線網に対して発呼して所定の情報を送出することを特
    徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 公衆網に接続された通信端末装置におい
    て、相手先電話番号の入力操作前の発呼準備操作に基づ
    いて、公衆網と公衆網との間に接続された専用線の第1
    の中継回線網に対して発呼し、上記第1の中継回線網に
    接続できない場合は、公衆網と公衆網との間に接続され
    た専用線の第2の中継回線網に対して発呼して所定の情
    報を送出することを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記相手先電話番号の入力操作前の発呼
    準備操作は、受話器のオフフック操作又はオフフックス
    イッチの押下であることを特徴とする請求項1又は2の
    通信端末装置。
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