JP2004064522A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発信者などに応じて、擬似リングバックトーンを送出するか、音声メッセージを送出するかを自動的に選択できるファクシミリ装置などの通信端末装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置20の主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。
【選択図】 図4
【解決手段】ファクシミリ装置20の主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着信ユーザのオフフックの前に自動的に通信回線をオフフックし、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有するファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
着信時において、着信ユーザのオフフックの前に所定の読み出し音の回数に依存して自動的に通信回線をオフフックし、ファクシミリ装置又は電話の通話による応対が可能である待機モードとなった後、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有するファクシミリ装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の着信時の待機モードにおいて、ファクシミリのスタート操作又は留守番電話機による録音開始でメッセージを発声することを促す音声メッセージが聞こえてきた場合、不意に受話器を置いてオンフックしてしまう発信者や、当該音声メッセージが必要である発信者など人さまざまであり、これらの人々すべてに対応できる待機モードがなく、大切な着信呼を逃してしまうことがあり、大変不便であった。
【0004】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、発信者などに応じて、擬似リングバックトーンを送出するか、音声メッセージを送出するかを自動的に選択できるファクシミリ装置などの通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る通信端末装置は、着信時において発信電話番号を検出する検出手段と、検出された発信電話番号に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
また、第2の発明に係る通信端末装置は、現在時刻を計時する計時手段と、着信時において、計時された現在時刻に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
さらに、第3の発明に係る通信端末装置は、着信時において発信電話番号を検出し、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶する記憶手段と、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0009】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、自動オフフック機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。この実施形態に係るファクシミリ装置20の主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)ことを特徴としている。
【0010】
また、主制御部1は、着信時において、クロック回路9により計時された現在時刻に基づいて、時間帯毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS5,S6−S8)ことを特徴としている。
【0011】
さらに、主制御部1は、着信時において発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し(ステップS2)、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき(ステップS8−S9)、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶し(ステップS10)、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)ことを特徴としている。
【0012】
図1において、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、着信ユーザのオフフックの前に自動的に通信回線をオフフックし、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有している。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】
操作部5は、当該ファクシミリ装置20を操作するために必要なキーを備え、具体的には、テンキー、ワンタッチキー及び各種のファンクションキー等を備える。ここで、テンキーは、”0”から”9”までの1桁の数字キーと、*キー(アスタリスクキー)と、#キー(シャープキー)とからなる。なお、上述の表示部4の少なくとも一部をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0014】
ROM6は、当該ファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、少なくとも図4の着信処理のプログラムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0015】
クロック回路9は現在時刻を計時し、主制御部1から要求信号に応答して、現在時刻を示す時刻データを主制御部1に出力する。
【0016】
ファックスモデム10は、NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11を介して公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力する。NCU11はそれぞれ、アナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。
【0017】
なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル通信回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0018】
以上のように構成された本実施形態のファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、自動オフフック機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0019】
図2は、図1のRAM7内の第1の応答選択テーブル7aの一例を示す図である。図2の第1の応答選択テーブル7aにおいては、発信電話番号毎に、送出する応答して、擬似リングバックトーン又は所定の音声メッセージが設定されている。この設定は、操作部5を用いて予めユーザにより入力されて設定されるほか、図4のステップS10の処理において、着信時に音声メッセージを送出中において発信元が通信回線を切断するためにオンフックした場合、その発信元の発信電話番号を音声メッセージを送出せず、擬似リングバックトーンを送出する発信電話番号として第1の応答選択テーブル7aに自動的に追加設定される。また、上記音声メッセージとは、例えば、ファクシミリのスタート操作又は留守番電話機による録音開始でメッセージを発声することを促す音声メッセージである。
【0020】
図3は図1のRAM7内の第2の応答選択テーブル7bの一例を示す図である。図3の第2の応答選択テーブル7bにおいては、指定時間帯毎に、送出する応答して、擬似リングバックトーン又は所定の音声メッセージが設定されている。この設定は、操作部5を用いて予めユーザにより入力されて設定される。
【0021】
図4は、図1の主制御部1によって実行される着信処理を示すフローチャートである。図4において、まず、ステップS1において着呼したか否かが判断され、YESとなったときに、ステップS2において発信電話番号通知サービスによる発信電話番号情報を受信し(なお、発信電話番号通知サービスを受けることができないときはこの処理をスキップする。)、ステップS3において音声切り替え設定モードが設定されているか否かが判断され、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS8に進む。次いで、ステップS4において第1の応答選択テーブル7aに基づいて、指定した発信元からの着信か否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS5に進む。そして、ステップS5において、第2の応答選択テーブル7bに基づいて、指定した時間帯の着信か否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS8に進む。さらに、ステップS6において擬似リングトーンの送出モードが設定されているか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS8に進む。ステップS7においては、擬似リングトーンの出力を開始し、ステップS11に進む。一方、ステップS8において音声メッセージの送出を開始し、ステップS9に進む。
【0022】
次いで、ステップS9において音声メッセージの送出中において発信者がオンフックして回線断となったか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS11に進む。ステップS10においては、直前に着信した発信電話番号を擬似リングバックトーンを送出する発信電話番号として第1の応答選択テーブル7aに記憶した後、ステップS14において回線開放して当該着信処理を終了する。
【0023】
一方、ステップS11において当該ファクシミリ装置20の操作者が受話器をとってオフフックしたか否かが判断され、YESのときはステップS12に進む一方、NOのときはステップS13に進む。ステップS12において、当該ファクシミリ装置20の操作者による通話又はファクシミリ受信の操作による処理を実行した後、ステップS14で回線開放し、当該着信処理を終了する。一方、ステップS11でNOのときは、ステップS13において留守番電話機及びファクシミリモード処理が実行され、留守番電話機による録音又はファクシミリ自動受信処理が実行され、その後、ステップS14で回線開放し、当該着信処理を終了する。
【0024】
以上説明したように、本実施形態によれば、主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0025】
また、主制御部1は、着信時において、クロック回路9により計時された現在時刻に基づいて、時間帯毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS5,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0026】
さらに、主制御部1は、着信時において発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し(ステップS2)、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき(ステップS8−S9)、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶し(ステップS10)、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0027】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル通信回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように第1の発明に係る通信端末装置によれば、着信時において発信電話番号を検出する検出手段と、検出された発信電話番号に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0029】
また、第2の発明に係る通信端末装置によれば、現在時刻を計時する計時手段と、着信時において、計時された現在時刻に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0030】
さらに、第3の発明に係る通信端末装置によれば、着信時において発信電話番号を検出し、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶する記憶手段と、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、自動オフフック機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAM7内の第1の応答選択テーブル7aの一例を示す図である。
【図3】図1のRAM7内の第2の応答選択テーブル7bの一例を示す図である。
【図4】図1の主制御部1によって実行される着信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
7a…第1の応答選択テーブル、
7b…第2の応答選択テーブル、
8…画像メモリ、
9…クロック回路、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
13…バス、
20…ファクシミリ装置、
L…公衆電話回線。
【発明の属する技術分野】
本発明は、着信ユーザのオフフックの前に自動的に通信回線をオフフックし、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有するファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
着信時において、着信ユーザのオフフックの前に所定の読み出し音の回数に依存して自動的に通信回線をオフフックし、ファクシミリ装置又は電話の通話による応対が可能である待機モードとなった後、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有するファクシミリ装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の着信時の待機モードにおいて、ファクシミリのスタート操作又は留守番電話機による録音開始でメッセージを発声することを促す音声メッセージが聞こえてきた場合、不意に受話器を置いてオンフックしてしまう発信者や、当該音声メッセージが必要である発信者など人さまざまであり、これらの人々すべてに対応できる待機モードがなく、大切な着信呼を逃してしまうことがあり、大変不便であった。
【0004】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、発信者などに応じて、擬似リングバックトーンを送出するか、音声メッセージを送出するかを自動的に選択できるファクシミリ装置などの通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る通信端末装置は、着信時において発信電話番号を検出する検出手段と、検出された発信電話番号に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
また、第2の発明に係る通信端末装置は、現在時刻を計時する計時手段と、着信時において、計時された現在時刻に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
さらに、第3の発明に係る通信端末装置は、着信時において発信電話番号を検出し、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶する記憶手段と、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0009】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、自動オフフック機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。この実施形態に係るファクシミリ装置20の主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)ことを特徴としている。
【0010】
また、主制御部1は、着信時において、クロック回路9により計時された現在時刻に基づいて、時間帯毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS5,S6−S8)ことを特徴としている。
【0011】
さらに、主制御部1は、着信時において発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し(ステップS2)、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき(ステップS8−S9)、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶し(ステップS10)、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)ことを特徴としている。
【0012】
図1において、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、着信ユーザのオフフックの前に自動的に通信回線をオフフックし、擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出する自動オフフック機能を有している。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】
操作部5は、当該ファクシミリ装置20を操作するために必要なキーを備え、具体的には、テンキー、ワンタッチキー及び各種のファンクションキー等を備える。ここで、テンキーは、”0”から”9”までの1桁の数字キーと、*キー(アスタリスクキー)と、#キー(シャープキー)とからなる。なお、上述の表示部4の少なくとも一部をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0014】
ROM6は、当該ファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、少なくとも図4の着信処理のプログラムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0015】
クロック回路9は現在時刻を計時し、主制御部1から要求信号に応答して、現在時刻を示す時刻データを主制御部1に出力する。
【0016】
ファックスモデム10は、NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11を介して公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力する。NCU11はそれぞれ、アナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。
【0017】
なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル通信回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0018】
以上のように構成された本実施形態のファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、自動オフフック機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0019】
図2は、図1のRAM7内の第1の応答選択テーブル7aの一例を示す図である。図2の第1の応答選択テーブル7aにおいては、発信電話番号毎に、送出する応答して、擬似リングバックトーン又は所定の音声メッセージが設定されている。この設定は、操作部5を用いて予めユーザにより入力されて設定されるほか、図4のステップS10の処理において、着信時に音声メッセージを送出中において発信元が通信回線を切断するためにオンフックした場合、その発信元の発信電話番号を音声メッセージを送出せず、擬似リングバックトーンを送出する発信電話番号として第1の応答選択テーブル7aに自動的に追加設定される。また、上記音声メッセージとは、例えば、ファクシミリのスタート操作又は留守番電話機による録音開始でメッセージを発声することを促す音声メッセージである。
【0020】
図3は図1のRAM7内の第2の応答選択テーブル7bの一例を示す図である。図3の第2の応答選択テーブル7bにおいては、指定時間帯毎に、送出する応答して、擬似リングバックトーン又は所定の音声メッセージが設定されている。この設定は、操作部5を用いて予めユーザにより入力されて設定される。
【0021】
図4は、図1の主制御部1によって実行される着信処理を示すフローチャートである。図4において、まず、ステップS1において着呼したか否かが判断され、YESとなったときに、ステップS2において発信電話番号通知サービスによる発信電話番号情報を受信し(なお、発信電話番号通知サービスを受けることができないときはこの処理をスキップする。)、ステップS3において音声切り替え設定モードが設定されているか否かが判断され、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS8に進む。次いで、ステップS4において第1の応答選択テーブル7aに基づいて、指定した発信元からの着信か否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS5に進む。そして、ステップS5において、第2の応答選択テーブル7bに基づいて、指定した時間帯の着信か否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS8に進む。さらに、ステップS6において擬似リングトーンの送出モードが設定されているか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS8に進む。ステップS7においては、擬似リングトーンの出力を開始し、ステップS11に進む。一方、ステップS8において音声メッセージの送出を開始し、ステップS9に進む。
【0022】
次いで、ステップS9において音声メッセージの送出中において発信者がオンフックして回線断となったか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS11に進む。ステップS10においては、直前に着信した発信電話番号を擬似リングバックトーンを送出する発信電話番号として第1の応答選択テーブル7aに記憶した後、ステップS14において回線開放して当該着信処理を終了する。
【0023】
一方、ステップS11において当該ファクシミリ装置20の操作者が受話器をとってオフフックしたか否かが判断され、YESのときはステップS12に進む一方、NOのときはステップS13に進む。ステップS12において、当該ファクシミリ装置20の操作者による通話又はファクシミリ受信の操作による処理を実行した後、ステップS14で回線開放し、当該着信処理を終了する。一方、ステップS11でNOのときは、ステップS13において留守番電話機及びファクシミリモード処理が実行され、留守番電話機による録音又はファクシミリ自動受信処理が実行され、その後、ステップS14で回線開放し、当該着信処理を終了する。
【0024】
以上説明したように、本実施形態によれば、主制御部1は、着信時において、発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し、検出された発信電話番号に基づいて、発信電話番号毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0025】
また、主制御部1は、着信時において、クロック回路9により計時された現在時刻に基づいて、時間帯毎に送出する応答(擬似リングバックトーン又は音声メッセージ)を予め記憶した第1の応答選択テーブル7aを参照して、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを自動的に選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する(図4のステップS5,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0026】
さらに、主制御部1は、着信時において発信電話番号通知サービスを用いて発信電話番号を検出し(ステップS2)、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき(ステップS8−S9)、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶し(ステップS10)、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する(図4のステップS4,S6−S8)。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0027】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル通信回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように第1の発明に係る通信端末装置によれば、着信時において発信電話番号を検出する検出手段と、検出された発信電話番号に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0029】
また、第2の発明に係る通信端末装置によれば、現在時刻を計時する計時手段と、着信時において、計時された現在時刻に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【0030】
さらに、第3の発明に係る通信端末装置によれば、着信時において発信電話番号を検出し、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶する記憶手段と、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する制御手段とを備える。従って、音声メッセージが必要な人からの着信にも、音声メッセージを聞くと回線断する人からの着信にも柔軟に対応でき、大切な着信呼を逃すことが少なくなり、大変便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、自動オフフック機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAM7内の第1の応答選択テーブル7aの一例を示す図である。
【図3】図1のRAM7内の第2の応答選択テーブル7bの一例を示す図である。
【図4】図1の主制御部1によって実行される着信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
7a…第1の応答選択テーブル、
7b…第2の応答選択テーブル、
8…画像メモリ、
9…クロック回路、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
13…バス、
20…ファクシミリ装置、
L…公衆電話回線。
Claims (3)
- 着信時において発信電話番号を検出する検出手段と、検出された発信電話番号に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
- 現在時刻を計時する計時手段と、着信時において、計時された現在時刻に基づいて、擬似リングバックトーンを送出するか、もしくは所定の音声メッセージを送出するかを選択し、選択した擬似リングバックトーン又は音声メッセージを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
- 着信時において発信電話番号を検出し、音声メッセージを送出した場合に発信元が通信回線を切断したとき、検出した発信電話番号を音声メッセージを出力しない発信電話番号として記憶装置に記憶する記憶手段と、その後の着信時において発信電話番号を検出し、検出した発信電話番号が上記記憶手段に記憶された発信電話番号であるとき、擬似リングバックトーンを送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002221509A JP2004064522A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002221509A JP2004064522A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004064522A true JP2004064522A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31941800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002221509A Pending JP2004064522A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004064522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006211618A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Cell:Kk | リングバックトーンカスタマイズシステム、リングバックトーンカスタマイズ方法及びリングバックトーンカスタマイズプログラム |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002221509A patent/JP2004064522A/ja active Pending
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JP2006211618A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Cell:Kk | リングバックトーンカスタマイズシステム、リングバックトーンカスタマイズ方法及びリングバックトーンカスタマイズプログラム |
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