JPH10107996A - 間違い電話検出装置 - Google Patents

間違い電話検出装置

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JPH10107996A
JPH10107996A JP8281409A JP28140996A JPH10107996A JP H10107996 A JPH10107996 A JP H10107996A JP 8281409 A JP8281409 A JP 8281409A JP 28140996 A JP28140996 A JP 28140996A JP H10107996 A JPH10107996 A JP H10107996A
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JP
Japan
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call
signal
telephone
facsimile
called
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Application number
JP8281409A
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English (en)
Inventor
Hideaki Imaizumi
秀昭 今泉
Hideaki Hosoi
秀明 細井
Koji Eguchi
浩司 江口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼側ファクシミリ装置が、間違った番号を
入力された場合に、その間違った番号に基づいて、被呼
側装置に対し、何回も呼出しを繰り返すという事態を回
避する。 【解決手段】 被呼側電話装置RXが、発呼側装置TX
がファクシミリ装置であると判断すると、DCN処理部
130が、回線の切断を要求する信号であるDCN信号
を生成し、そのDCN信号を発呼側ファクシミリ装置へ
送出する。このDCN信号を受信した発呼側ファクシミ
リ装置は、回線を切断し、それ以後、呼出しを繰り返さ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間違い電話を検出
する間違い電話検出装置に関し、特に、間違い電話を検
出した後におけるリダイヤルの防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、文書・図表・写真等を遠隔地
にいる者へ送信する手段として、ファクシミリ装置が広
く使われている。文書等を送信する場合には、送信者
は、通常、受信者のファクシミリ番号をテンキーから入
力する必要がある。そして、送信者と受信者との間で回
線が接続されると、それらの文書等が発信者から受信者
へ伝送されることとなる。また、受信者のファクシミリ
装置が使用中である等の理由により、回線が接続されな
いときには、リダイヤル機能により、自動的に所定の回
数だけ、その入力されたファクシミリ番号に基づき発呼
を繰り返すことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリダイヤル機能を有するファクシミリ装置では、発
信者が、受信者のファクシミリ番号を間違えて第三者の
電話番号を入力すると、第三者の電話装置へ発呼を繰り
返す虞れがある。その場合には、第三者は、所定の回数
だけ、間違った番号による呼出しを受けることになって
しまう。このような問題を解決するために、受信者のオ
フフックをリバース信号等により検出し、そのオフフッ
クにより回線が正常に接続されたとみなして、それ以
後、呼出しを繰り返さないというファクシミリ装置もあ
る。しかし、この接続を検出できない回線(リバース等
の変化が発生しない)やリバース等の変化が発生しても
これを検出する機能を持たないファクシミリ装置も数多
く存在する。従って、このようなファクシミリ装置の場
合、第三者のオフフックだけでは、リダイヤル機能を中
止できず、その結果、第三者は、間違い番号による呼出
しを繰り返し受けなければならないと問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係る第1の間違い電話検出装置では、フ
ァクシミリ装置から呼を受信した場合に、接続された回
線を切断することを要求する切断信号を生成し、その切
断信号をファクシミリ装置へ送信するようにしている。
このような手段を講じることにより、発呼側装置が、間
違った電話番号に基づきリダイヤルを繰り返すという事
態を防止することができることとなる。
【0005】本発明に係る第2の間違い電話検出装置で
は、ファクシミリ装置から間違った番号による呼を受信
した電話装置から、受信した呼が間違い電話である旨の
通知と前記電話装置の電話番号とを受信すると共に、そ
のファクシミリ装置からファクシミリ番号を受信した後
に、その通知に従ってファクシミリ番号に基づき発呼
し、そして、呼が間違い電話である旨とその電話番号と
をファクシミリ装置へ通知するようにしている。このよ
うな手段を講じることにより、発呼側装置の操作者は、
発呼が間違い電話である旨を知得できるので、発呼側装
置が、その間違った番号に基づきリダイヤルを続けよう
とすることを阻止することができることとなる。
【0006】本発明に係る第3の間違い電話検出装置で
は、被呼側装置からファクシミリ装置に特有な信号を受
信しない場合には、リダイヤルをしないようにしてい
る。このような手段を講じることにより、間違った電話
番号によりファクシミリ装置ではなく電話装置へ発呼し
た場合に、被呼側装置がファクシミリ装置でないことを
知得できるので、その電話装置へのリダイヤルを防止す
ることができることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の間違い電話検出装置につ
いて、実施の形態に沿って説明する。実施の形態として
は、具体例1、2、3を挙げる。具体例1の主な特徴点
は、被呼側装置が、回線の切断を要求する切断信号を発
呼側装置へ送信することであり、具体例2の主な特徴点
は、被呼側装置が、発呼側装置へ間違い電話である旨を
通知することであり、具体例3の主な特徴点は、発呼側
装置自身が、間違い電話である旨を検出することであ
る。
【0008】〈具体例1の構成〉まず、具体例1の間違
い電話検出装置について説明する。図1は、具体例1の
間違い電話検出装置のブロック図である。被呼側電話装
置RXは、回線制御部100、制御部110、表示操作
部120、DCN処理部130、着信通知部140、送
話部150、受話部160から構成される。回線制御部
100は、公衆回線や専用回線等を介して信号を送信し
たり受信したりする。制御部110は、電話装置全体を
監視・制御する。表示操作部120は、電話番号や所望
の動作をさせるための命令を入力されたり、電話番号や
動作の状態を表示したりする。DCN処理部130は、
回線の切断を要求するDCN(Disconnect)信号を生成
する。着信通知部140は、発呼者からの呼出しを通知
する。送話部150は、自己の音声を電気信号へ変換し
て相手へ送信し、また、受話部160は、相手から受信
した電気信号を音声へ変換する。
【0009】〈具体例1の動作〉次に、具体例1の間違
い電話検出装置の動作について説明する。図2は、具体
例1の間違い電話検出装置の動作フローチャートであ
る。以下、この動作フローチャートに沿って説明する。
【0010】ステップS10: 発呼側ファクシミリ装
置TXが、被呼側電話装置RXへ発呼する。被呼側電話
装置RXでは、この発呼を回線制御部100が受信す
る。回線制御部100は、制御部110へ呼び出されて
いる旨を通知する。制御部110は、その呼び出されて
いる旨を、表示部120あるいは着信通知部140を通
して被呼側電話装置RXの操作者OPに知らせる。
【0011】ステップS11: 発呼されている旨を知
得すると、操作者OPは、受話部160をオフフックす
る。オフフックされると、制御部110は、回線制御部
100に対し、回線を接続するように指示する。これに
より、発呼側ファクシミリ装置TXと被呼側電話装置R
Xとの間で、回線が接続されることになる。
【0012】ステップS12: 回線が接続されると、
操作者OPは、発呼側ファクシミリ装置TXから送信さ
れる信号(可聴音)を受話部160によって聞き取る。
操作者OPは、この信号が音声信号であるか、あるい
は、CNG信号(Calling Tone)であるか否かを判断す
る。CNG信号であるか否かの判断は、0.5秒間だけ
続く1100Hzのトーンと3秒間だけ続くポーズとが
連続されるか否か等に基づいてなされる。
【0013】ステップS13: その信号が、CNG信
号であると判断すると、操作者OPは、回線の切断を指
示する命令を表示操作部120から入力する。その入力
された命令を伝達されると、制御部110は、その命令
に基づき、DCN処理部130に対し、回線の切断を要
求するための信号であるDCN信号を生成するように指
示する。制御部110の指示を受けて、DCN処理部1
30は、DCN信号を生成した後、そのDCN信号を制
御部110へ引き渡す。そして、制御部110は、回線
制御部100に対し、そのDCN信号を送信するように
指示する。その指示の下、回線制御部100は、そのD
CN信号を発呼側ファクシミリ装置TXへ送信する。
【0014】ステップS14: 発呼側の装置が、ファ
クシミリ装置でない、即ち、電話装置である場合には、
操作者OPは、音声信号を聞き取ることになり、発呼側
電話装置の話者と通話を行う。
【0015】ステップS15: 発呼側ファクシミリ装
置TXは、被呼側電話装置RXが送出したDCN信号を
受信する。このDCN信号を受信することにより、発呼
側ファクシミリ装置TXは、回線を切断すると共に、リ
ダイヤルを中止する。
【0016】〈具体例1の効果〉このように、上述した
被呼側電話装置RXには、操作者OPによって入力され
る、回線の切断を指示する命令に従い、回線の切断を要
求するDCN信号を生成するというDCN処理部130
を有している。従って、発呼側装置がファクシミリ装置
であると認識された場合に、操作者OPにより入力され
る回線切断の指示に従ってDCN信号を発呼側装置へ送
信することにより、発呼側装置に回線を切断させること
ができ、また、リダイヤルを中止させることができる。
【0017】〈具体例1の間違い電話検出装置の変形
例〉次に、具体例1の間違い電話検出装置の変形例につ
いて説明する。図3は、具体例2の電話装置のブロック
図である。この間違い電話検出装置の構成は、先述した
間違い電話検出装置の構成と概ね同一である。主な相違
点は、さらに、CNG検出部170と応答・録音部18
0とを有することである。
【0018】〈変形例の構成〉このCNG検出部170
は、発呼側ファクシミリ装置TXから送信されるCNG
信号を検出する機能を有する。従って、先の具体例の場
合に操作者OP自身が行っていたCNG信号であるか否
かの判断は、CNG検出部170によって行われる。応
答・録音部180は、操作者が留守である等の場合に、
発呼側装置に対し所定の音声信号で応答したり、発呼側
装置から送信される音声を録音したりする機能を有す
る。
【0019】〈変形例の動作〉次に、この間違い電話検
出装置の動作について説明する。図4は、この間違い電
話検出装置の動作フローチャートである。以下、電話装
置が留守番電話の状態に設定されていることを想定し、
その動作フローチャートに沿って動作を説明する。
【0020】ステップS20: 発呼側ファクシミリ装
置TXが、間違った番号に基づき、被呼側電話装置RX
へ発呼する。被呼側電話装置RXにおいては、この発呼
を回線制御部100が受信する。発呼を受信した回線制
御部100は、制御部110に対し、呼び出されている
ことを通知する。通知を受けると、制御部110は、そ
の呼び出されていることを、表示操作部120または着
信通知部140を介して操作者へ知らせようとする。但
し、操作者は、被呼側電話装置RXの近傍にいないた
め、操作者は、何らこの着信に対する応答をせず、被呼
側電話装置RX自身がこの発呼に対し応答する。
【0021】ステップS21: 制御部110は、発呼
が、一定の条件(例えば、予め設定されたリンギングの
回数等)に達しているを確認すると、回線制御部100
に対し、回線を接続するように指示をする。この指示を
受けた回線制御部100は、所定の応答信号を発呼側装
置へ送出する。これにより、発呼側ファクシミリ装置T
Xと被呼側電話装置RXとの間に、回線が接続されるこ
とになる。引き続いて、応答・録音部180は、予め設
定された応答用メッセージ(例えば、留守にしている旨
等)を回線制御部100を通して発呼側装置へ送出す
る。と同時に、応答・録音部180は、回線制御部10
0を通して発呼側装置から受信する音声信号等を録音す
る。
【0022】ステップS22: 回線が接続された後
に、CNG検出部170は、発呼側装置からCNG信号
が送信されるか否かを判断する。CNG検出部170
は、図示しないBPF回路(Band Pass Filter)、増幅
回路、比較回路等を有しており、これらの回路を用いて
CNG信号の有無を判断する。
【0023】ステップS23: CNG信号が送出され
たと判断されると、CNG検出部170は、発呼側装置
がファクシミリ装置TXである旨を制御部110へ通知
する。この通知を受けて、制御部110は、DCN処理
部130に対し、回線の切断を要求するDCN信号を生
成するように指示する。制御部110からの指示の下、
DCN処理部130は、DCN信号を生成した後、その
DCN信号を制御部110へ受け渡す。制御部110
は、回線制御部100に対し、その受け渡されたDCN
信号を送出するように指示する。その指示を受けて、回
線制御部100は、DCN信号を発呼側ファクシミリ装
置TXへ送信する。
【0024】ステップS24: 発呼側装置が、ファク
シミリ装置でない、即ち、電話装置である場合には、C
NG検出部170は、CNG信号を検出しないので、発
呼側装置がファクシミリ装置TXでない旨を制御部11
0へ通知する。この場合には、自動応答(音声メッセー
ジ送出等)の処理が続行されることになる。
【0025】ステップS25: 発呼側ファクシミリ装
置TXは、被呼側電話装置RXが送信したDCN信号を
受信する。このDCN信号を受信することにより、発呼
側ファクシミリ装置TXは、回線を切断すると共に、リ
ダイヤルを中止する。
【0026】〈変形例の効果〉このように、被呼側電話
装置RXには、発呼側の装置がファクシミリ装置である
か否かを検出するCNG検出部170を有しており、こ
のCNG検出部170は、CNG信号を検出すると、検
出した旨をDCN処理部130へ通知し、この通知を受
けたDCN処理部130は、DCN信号を生成した後、
発呼側ファクシミリ装置TXへそのDCN信号を送出す
る。そして、このDCN信号を受信した発呼側ファクシ
ミリ装置TXは、回線を切断すると共に、リダイヤルを
中止する。従って、単に、間違い番号に基づく呼出しの
繰り返しを防止することができるだけでなく、人手を介
することなく、即ち、人為操作に頼ることなく、自動的
にそのような呼出しの繰り返しを阻止することが可能と
なる。
【0027】〈具体例2の説明〉次に、具体例2の間違
い電話検出装置について説明する。図5は、具体例2の
ファクシミリ装置のブロック図である。このファクシミ
リ装置RX−FAXは、回線制御部200、制御部21
0、表示操作部220、符号復号部230、ROM部2
40、RAM部250、走査部260、印刷部270か
ら構成される。
【0028】電話網を介して受信される文書は、回線制
御部200内の変復調部200Aで復調され、次に、符
号復号部230でMH符号化方式、MR符号化方式、M
MR符号化方式等により復号化された後に、印刷部27
0で印刷される。一方、送出すべき文書は、走査部26
0で光電変換され、次に、符号復号部230で符号化さ
れた後に、回線制御部200内の変復調部200Aで変
調されて送信される。これら文書の送受信をする場合
に、制御部210は、ROM部240に格納されている
プログラムとRAM部260に一時的に記憶しているデ
ータ(例えば、送受信メッセージ、電話番号等)に基づ
き、ファクシミリ装置全体を監視・制御し、また、表示
操作部220ではコマンドを入力したり、ステータスを
表示したりする。なお、回線制御部200内のトーン検
出部200Bでは、DTMF(DualTone Multiple Freq
uency)のトーンを検出する。
【0029】〈RAM部のデータ〉次に、RAM部のデ
ータについて説明する。図6は、RAM部に記憶される
データを示す図である。RAM部250には、他のファ
クシミリ装置へ送信すべき間違い電話案内メッセージ
(画像データ)250a、文書を送信しようとした発呼
側ファクシミリ装置の電話番号250b、その発呼側フ
ァクシミリ装置からの呼をこのファクシミリ装置へ転送
した電話装置の電話番号250c等が記憶される。
【0030】〈具体例2の動作〉次に、具体例2のファ
クシミリ装置の動作について説明する。図7は、このフ
ァクシミリ装置の接続形態を示す図であり、図8は、こ
のファクシミリ装置の通信動作の動作タイムチャートで
ある。以下、これらの図に沿って動作を説明する。
【0031】図7に示すように、このファクシミリ装置
RX−FAXは、発呼側ファクシミリ装置TX−FA
X、被呼側電話装置RX−TEL、外線ファクシミリ装
置EXT−FAXと共に、構内交換機PBXに収容され
ており、各装置は、構内交換機PBX内の切換部SWに
よって交互に接続できるようになっている。なお、この
図において、発呼側ファクシミリ装置TX−FAX、被
呼側電話装置RX−TEL、被呼側ファクシミリ装置R
X−FAXは、全て内線の回線に接続されている。この
ような接続形態において、発呼側ファクシミリ装置TX
−FAXから被呼側電話装置RX−TELへ間違い電話
がなされたことを想定する。
【0032】ステップS200: 発呼側ファクシミリ
装置TX−FAXが、被呼側電話装置RX−TELへ発
呼することにより、構内交換機PBX内の切換部SW
が、両装置を接続する。 ステップS210: 被呼側電話装置RX−TELの操
作者は、呼出音に応じるべく、オフフックする。操作者
は、発呼側ファクシミリ装置TX−FAXからのCNG
(Calling tone)信号により、発呼側装置がファクシミ
リ装置であると判断すると、被呼側電話装置RX−TE
Lを使って、構内交換機PBXに対し、発呼側ファクシ
ミリ装置TX−FAXからの呼を保留状態にすること
と、被呼側電話装置RX−TELと被呼側ファクシミリ
装置RX−FAXとを接続することとを指示する。
【0033】ステップS220: その指示の下に、構
内交換機PBXは、発呼側ファクシミリ装置TX−FA
Xと被呼側ファクシミリ装置RX−FAXとの間を保留
状態にすると共に、被呼側電話装置RX−TELと被呼
側ファクシミリ装置RX−FAXとを接続する。
【0034】ステップS230: 受信状態になった被
呼側ファクシミリ装置RX−FAXは、NSF(Non-st
andard Facilities )、CSI(Called Subscriber Id
entification)、DIS(Digital Identification Sig
nal )信号を被呼側電話装置RX−TELへ送出する。
一方、被呼側電話装置RX−TELの操作者は、これら
の信号を聞き取ることより、被呼側ファクシミリ装置R
X−FAXが受信状態になったことを確認する。そし
て、被呼側電話装置RX−TELを使って、被呼側ファ
クシミリ装置RX−FAXに対し、間違い電話である旨
を示す間違い電話案内メッセージを発呼側ファクシミリ
装置TX−FAXへ送信するように、間違い電話である
ことを示す命令コード、被呼側電話装置RX−TELの
電話番号をDTMF信号の形で指示する。
【0035】ステップS240: そのDTMF信号を
受信すると、被呼側ファクシミリ装置RX−FAXは、
命令コード、電話番号を解析する。そして、間違い電話
案内メッセージ送信の命令を知得すると共に、その電話
番号をRAM部250に「転送元電話装置の電話番号
(250c)」として格納する。なお、ここでは、転送
元電話装置の電話番号として、「01234567」が
格納されたと想定する。
【0036】ステップS250: 被呼側電話装置RX
−TELの操作者が、オンフックすると、被呼側電話装
置RX−TELと被呼側ファクシミリ装置RX−FAX
との間の接続は解除され、被呼側ファクシミリ装置RX
−FAXと、呼を保留されていた発呼側ファクシミリ装
置TX−FAXとが接続される。
【0037】ステップS260: 発呼側ファクシミリ
装置TX−FAXと被呼側ファクシミリ装置RX−FA
Xとは、両者の間でCNG信号、NSF信号・CSI信
号・DIS信号、TSI(Transmitting Subscriber Id
entification)信号、NSS(Non-standard Facilitie
s Set-up)信号・DCS(Digital Command Signal)信
号、TCF(Training Check)信号等を送受信する。
【0038】ここで、一般に、TSI信号には、送信側
ファクシミリ装置を識別できるようにするべく、その電
話番号が含まれている。従って、被呼側ファクシミリ装
置RX−FAXは、発呼側ファクシミリ装置TX−FA
Xから受信したTSI信号から発呼側ファクシミリ装置
TX−FAXの電話番号を知得できるので、その電話番
号を「発呼側ファクシミリ装置の電話番号(250
b)」として格納する。
【0039】ステップS270: 被呼側ファクシミリ
装置RX−FAXは、間違い電話案内メッセージ送信の
命令に従って、DCN信号を発呼側ファクシミリ装置T
X−FAXへ送信する。このDCN信号受信した発呼側
ファクシミリ装置TX−FAXは、被呼側ファクシミリ
装置RX−FAXとの間の呼を解放する。
【0040】ステップS280: 被呼側ファクシミリ
装置RX−FAXは、RAM部250に格納されている
間違い電話案内メッセージ用の画像データ(250
a)、転送元電話装置の電話番号(250c)を使っ
て、図9に示すような間違い電話案内メッセージを編集
する。
【0041】ステップS290: 編集が終了すると、
RAM部250に格納されている発呼側ファクシミリ装
置の電話番号(250b)を読み出し、発呼側ファクシ
ミリ装置TX−FAXに対し発呼し、その間違い電話案
内メッセージを送信する。
【0042】〈具体例2の効果〉上述したように、具体
例2のファクシミリ装置では、被呼側ファクシミリ装置
RX−FAXのRAM部250に発呼側ファクシミリ装
置の電話番号(250b)と転送元電話装置の電話番号
(250c)とを記憶し、被呼側電話装置RX−TEL
からの命令に従い、それらの電話番号を参照して間違い
電話案内メッセージを送信している。従って、発呼側フ
ァクシミリ装置TX−FAXに対し、被呼側電話装置R
X−TELへの呼が間違い電話であることを容易に通知
することができるので、被呼側電話装置RX−TEL
は、発呼側ファクシミリ装置TX−FAXからの間違い
電話のリダイヤルによって悩まされずにすむことにな
る。また、転送元電話装置の電話番号を改ざんされる虞
れも無いため、発呼側ファクシミリ装置TX−FAX
は、いずれの発呼が間違いであったかを正確に把握する
ことが可能となる。
【0043】なお、上述した場合とは別に、外線ファク
シミリ装置EXT−FAXから被呼側電話装置RX−T
ELへ間違い電話がされた場合にも、同様の方法で間違
い電話案内メッセージをその外線ファクシミリ装置EX
T−FAXへ送信することも可能である。
【0044】〈具体例3の説明〉次に、具体例3のファ
クシミリ装置について説明する。図10は、具体例3の
ファクシミリ装置のブロック図である。このファクシミ
リ装置は、具体例2のファクシミリ装置と概ね同一な構
成であり、回線制御部300、制御部310、表示操作
部320、符号復号部330、ROM部340、RAM
部350、走査部360、印刷部370から構成されて
おり、さらに、タイマー380を有している。
【0045】次に、具体例3のファクシミリ装置の動作
について説明する。図11は、このファクシミリ装置の
動作を示す動作フローチャートである。以下、この動作
フローチャートに沿って説明する。 ステップS300: 発呼をするべく、操作者によって
電話番号を入力されると、制御部310は、回線制御部
300に対し、V.21の有意信号を検出するための準
備と、音声信号の検出のための準備と、ビジートーンの
検出のための準備とをするように指示すると共に、音声
検出フラグを「OFF」に設定し、所定時間t1を監視
するタイマ−380を起動する。これらの動作を終了す
ると、制御部310は、その電話番号に基づき発呼す
る。そして、CNG信号を送出した後、V.21の有意
信号、音声、ビジートーンのいずれかを受信するのを待
つ。なお、ここでは、電話番号として「9876543
2」が入力されたと想定する。
【0046】ステップS310: 回線制御部300
が、V.21の有意信号を受信した場合には、T.30
の通信プロトコルの下に通信を実行し、所定の時間t2
(例えば、100ms等)にわたり音声信号を受信した
場合には、音声検出フラグを「ON」にし、ビジートー
ンを受信した場合には、ビジートーンを検定した後に回
線を切断する。
【0047】なお、V.21の有意信号も音声信号もビ
ジートーンも未だ受信していないが、時間t1も未だタ
イムアウトしていない場合には、再びCNG信号を送出
する。一方、V.21の有意信号も音声信号もビジート
ーンも受信することなく、時間t1をタイムアウトした
場合には、回線を切断する。この場合には、音声検出フ
ラグは、「OFF」のままの状態となる。
【0048】ステップS320: 回線を切断した後
に、音声検出フラグを読み出す。音声検出フラグが「O
N」であり、被呼側装置がファクシミリ装置でないこと
を示す場合には、その被呼側装置への発呼が間違い電話
であるとして、リダイヤルをしないようにする。一方、
音声検出フラグが「OFF」であり、被呼側装置がファ
クシミリ装置であることを示す場合には、被呼側装置の
ファクシミリ装置が受信できない状態にあるとして、リ
ダイヤルをする。
【0049】なお、具体例2のRAM部250と同様
に、間違い電話案内メッセージの画像データを予め用意
しておくと共に、ファクシミリ装置の操作者によって入
力された電話番号を格納することにより、図12に示す
ように、間違い電話案内メッセージを編集した後、操作
者に対し、そのメッセージを印刷して出力することによ
り、間違い電話である旨を通知することができる。
【0050】〈具体例3の効果〉上述したように、具体
例3のファクシミリ装置では、発呼側ファクシミリ装置
TX−FAXの操作者が、間違った電話番号によりファ
クシミリ装置ではなく電話装置へ発呼した場合に、被呼
側装置がファクシミリ装置でないことを知得できるの
で、その電話装置へリダイヤルをすることを回避するこ
とが可能となる。これにより、被呼側電話装置の操作者
に対し、リダイヤルの呼出音によって不快な思いをさせ
てしまうという事態を回避することができる。また、リ
ダイヤルによる無駄な通信課金を防止することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の電話装置のブロック図である。
【図2】具体例1の電話装置の動作フローチャートであ
る。
【図3】変形例の電話装置のブロック図である。
【図4】変形例の電話装置の動作フローチャートであ
る。
【図5】具体例2のファクシミリ装置のブロック図であ
る。
【図6】具体例2のRAM部に記憶されるデータを示す
図である。
【図7】ファクシミリ装置と電話装置と構内交換機との
接続形態を示す図である。
【図8】具体例2のファクシミリ装置の動作フローチャ
ートである。
【図9】間違い電話案内メッセージを示す図(その1)
である。
【図10】具体例3のファクシミリ装置のブロック図で
ある。
【図11】具体例3のファクシミリ装置の動作フローチ
ャートである。
【図12】間違い電話案内メッセージを示す図(その
2)である。
【符号の説明】
100 回線制御部 110 制御部 120 表示操作部 130 DCN処理部 140 着信通知部 150 送話部 160 受話部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置から呼を受信した場合
    に、前記ファクシミリ装置に対し、接続された回線を切
    断することを要求する切断信号を生成する生成手段と、 前記生成された切断信号を前記ファクシミリ装置へ送信
    する送信手段とを有することを特徴とする間違い電話検
    出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 受信した呼がファクシミリ装置からの呼であるか否か
    を、ファクシミリ装置に特有な信号を検出することによ
    り判断する検出手段を有しており、 前記検出手段が、ファクシミリ装置から呼を受信したと
    判断した場合に、前記生成手段に対し、切断信号を生成
    するように指示することを特徴とする間違い電話検出装
    置。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ装置から間違った番号によ
    る呼を受信した電話装置から、受信した呼が間違い電話
    である旨の通知と前記電話装置の電話番号とを受信する
    第1の受信手段と、 前記ファクシミリ装置から前記ファクシミリ装置の電話
    番号を受信する第2の受信手段と、 前記受信した通知に従い、前記受信したファクシミリ装
    置の電話番号に基づき、前記ファクシミリ装置へ発呼す
    る発呼手段と、 前記電話装置への呼が間違い電話である旨及び前記電話
    装置の電話番号を前記ファクシミリ装置へ通知する通知
    手段とからなることを特徴とする間違い電話検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記受信した通知に従い、前記電話装置への呼が間違い
    電話である旨を示す画像メッセージを編集する編集手段
    とを有しており、 前記通知手段が、前記画像メッセージを使って通知する
    ことを特徴とする間違い電話検出装置。
  5. 【請求項5】 被呼側装置へ送信すべき文書を送信でき
    ない場合にリダイヤルを行うリダイヤル手段と、 被呼側装置から送出されるファクシミリ装置に特有な信
    号を受信する受信手段と、 前記受信手段が被呼側装置からファクシミリ装置に特有
    な信号を受信しない場合に、リダイヤル手段によるリダ
    イヤルを阻止する阻止手段とからなることを特徴とする
    間違い電話検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記受信手段がファクシミリ装置に特有な信号を受信し
    ない場合に、被呼側装置がファクシミリ装置でない旨を
    示す画像メッセージを編集する編集手段と、 前記画像メッセージを出力する出力手段とを有すること
    を特徴とする間違い電話検出装置。
JP8281409A 1996-10-02 1996-10-02 間違い電話検出装置 Pending JPH10107996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344962A (en) * 1998-12-15 2000-06-21 Richard Stephen Hans Everett Deterring unwanted telephonic transmissions of encoded data
CN101795341A (zh) * 2010-02-26 2010-08-04 华为技术有限公司 一种检测传真结束的方法及装置

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GB2344962A (en) * 1998-12-15 2000-06-21 Richard Stephen Hans Everett Deterring unwanted telephonic transmissions of encoded data
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