JP4306908B2 - 電話機の発信制御装置 - Google Patents

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JP4306908B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電話機の発信制御装置に関し、例えば、既存の公衆電話網に属する相手電話機との通話、およびインターネット(VoIP回線:Voice over Internet Protocol回線)に属する相手電話機との通話を、単一の電話機で行う場合などに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット電話機は、VoIP回線専用の電話機(VoIP回線専用電話機)であった。
【0003】
また、従来の通常の電話機(公衆回線専用電話機)は、既存の公衆回線専用の電話機であった。
【0004】
したがって、あるユーザが、VoIP回線を使用して相手電話機と通話しようとするときにはインターネット電話機を利用し、公衆回線を使用して相手電話機と通話しようとするときには通常の電話機を用いればよかった。
【0005】
その際、1つの電話機が対応する回線は1つだけであった。すなわち、インターネット電話機はVoIP回線だけに対応(発信、着信など)すればよく、通常の電話機は公衆回線だけに対応(発信、着信など)すればよかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、あるユーザがインターネット電話機と通常の電話機の双方を持つことは、ハードウエア量が多く、コスト面などでも不利である。
【0007】
換言するなら、インターネット電話機も通常の電話機も、例えば送話器や受話器を収容したハンドセットなど、電話機としての必要最小限の機能は共通化できるから、1つの電話機をVoIP回線を使用した通話にも公衆回線を使用した通話にも利用できた方が効率的である。
【0008】
ところが、1つの電話機を、VoIP回線を使用した通話にも公衆回線を使用した通話にも利用しようとすると、電話機は1つなのに、対応しなけらばならないネットワーク(回線)は2つになるため、発信制御および着信制御上の問題が発生する。
【0009】
すなわち、発信制御の際には、公衆回線に属する相手電話機に発信する場合と、VoIP回線に属する相手電話機に発信する場合とで、発信操作(ダイヤリング)の操作内容を変化させることが考えられるが、その場合には、当該発信操作の内容に応じて回線を識別し、公衆回線またはVoIP回線のいずれかを選択して発信する必要が生じる。
【0010】
また、着信制御においては、公衆回線に属する相手電話機と通話中にVoIP回線に属する第3の電話機から着信した場合の制御や、VoIP回線に属する相手電話機と通話中に公衆回線に属する電話機から着信した場合の制御などが問題となる。
【0011】
さらに、着信制御に際しては、公衆回線とユーザとの契約内容に応じて、当該ユーザがキャッチホンサービスの提供を受けている場合といない場合があるので、この点でも制御内容を変更する必要がある。なお、キャッチホンサービスとは、電話機のユーザが相手電話と通話しているときに第3者から着信があると、着信表示音(音は一例)を網から当該ユーザに向けて送出し、当該着信表示音を聴取したユーザがフッキング操作を行えば、通話相手を当該第3者に切り替えることができるサービスである。
【0012】
さらにまた、ユーザが公衆回線からキャッチホンサービスの提供を受けているケースでは、公衆回線に属する相手電話機と通話中に第3の電話機から着信が有った場合には、当該第3の電話機からの着信には、前記2つの回線からの同時着信が含まれる可能性もある。
【0013】
すなわち、公衆回線に属する相手電話機と通話中に、公衆回線に属する第3の電話機からの着信とVoIP回線に属する第3の電話機からの着信が同時に発生することがあり得るから、これにも対応する必要がある。
【0014】
この点、従来のボタン電話などでは、回線は公衆網1つだけで電話機の数は複数あったので、通話中の着信には、通話中の電話機とは別の電話機で順次対応(スライド着信)することができたことと正反対の構造になっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明の電話機の発信制御装置は、所定の電話番号体系を備えた公衆回線と、この公衆回線と別な回線であるプロトコル回線に対し、択一的に接続し得る電話機の発信制御装置において、(1)発信先番号の属性に応じて公衆回線であるか又はプロトコル回線であるかを識別する複数の識別モードのそれぞれを設定する識別モード設定手段と、(2)識別モード設定手段により設定された識別モードに応じて、所定の発信操作によって入力された発信先番号の先頭桁、又は、当該発信先番号の先頭桁及び桁数の少なくとも一方を検出する発信先検出手段と、(3)発信先検出手段により検出された発信先番号の先頭桁、又は、当該発信先番号の先頭桁及び桁数に基づいて、公衆回線とプロトコル回線のいずれを指定しているかを判定する発信先判定手段と、(5)発信先判定手段による判定結果に応じて、公衆回線側インタフェース部とプロトコル回線側インタフェース部との切り替えを行う切替手段とを備え、(6)前記識別モード設定手段は、発信者番号の先頭桁の値を設定する先頭桁設定部と、発信者番号の桁数を設定する桁数設定部とを有し、発信者番号の先頭桁のみが設定された先頭桁設定モードと、発信者番号の先頭桁及び桁数の双方が設定された組み合わせ設定モードとの設定ができるものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態
以下、本発明の電話機の発信制御装置を、ユーザ宅内で回線と電話機の中間に配置されるアダプタ装置に搭載した場合を例に、第1および第2の実施形態について説明する。
【0018】
第1の実施形態は発信制御に関するものであり、第2の実施形態は着信制御に関するものである。
【0019】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1に本実施形態の通信システム10を示す。この通信システム10の外観図は図5に示す。
【0020】
図1および図5において、通信システム10は、電話機11と、アダプタ装置12と、公衆網13と、IP網14とを備えている。
【0021】
このうち、電話機11自体は、通常の電話機としての機能だけを装備した電話機であり、公衆網13は既存の電話用の公衆回線であり、IP網14はインターネットである。
【0022】
また、アダプタ装置12は、公衆網13、IP網14と、電話機11とのあいだのユーザ宅などに配置される装置である。
【0023】
アダプタ装置12の内部には、TELi/f(電話インタフェース)部20と、ダイヤル検出部21と、Selector(セレクタ)22と、公衆回線i/f(公衆回線インタフェース)部23と、LANi/f(ローカルネットワークインタフェース)部24と、アドレス解決テーブル25と、発信方路テーブル26と、先頭桁設定部27と、桁数設定部28とが設けられている。
【0024】
電話インタフェース部20は、通常の電話機11とのインタフェース部としての機能を備えている。本実施形態で着目している発信制御動作は、当該電話インタフェース部20が電話機11のオフフックを検出することによって開始される。
【0025】
ダイヤル検出部21は、電話機11のオフフックを検出するとダイヤル待ち状態となり、電話機11のユーザが行ったダイヤル操作(プッシュボタン操作なども含む)の内容を検出する機能と、当該ダイヤル情報やそれに続く通話音声信号などの音声信号(音響信号)ASをセレクタ22に出力する機能を備えている。
【0026】
本実施形態では、ユーザの選択によって、ダイヤルされた最初の桁、すなわち先頭桁の値(ダイヤル1桁目の値(その変換コード))だけで、発信先回線(発信方路)が公衆回線13であるかIP回線14であるかを識別する先頭桁識別モードと、当該ユーザが一続きのダイヤル操作で入力した電話番号の桁数(当該先頭桁を含む)と当該先頭桁の値との組み合わせを用いて発信先回線を識別する組合せ識別モードとを選択できるものとする。
【0027】
当該ダイヤル検出部21は、先頭桁識別モードが選ばれた場合には、先頭桁の値を検出し、組合せ識別モードが選ばれた場合には、先頭桁の値と桁数の双方を検出する。
【0028】
先頭桁識別モードと組合せ識別モードのいずれが選択されたかを認識する機能は、発信方路テーブル26に装備されている。
発信方路テーブル26は、既存の電話番号体系の情報を含んだ後述する処理テーブルD1またはD2(図3、図4参照)を備えていて、ユーザが先頭桁設定部27から設定した先頭桁及び/又はユーザが桁数設定部28から設定した桁数に応じて、当該処理テーブルD1、D2の内容を変更することで、具体的な発信先回線を示す発信方路情報SDを変更する機能を持っている。
【0029】
ユーザが先頭桁設定部27に対してだけ設定操作を行った場合には、前記先頭桁識別モードが選択され、ユーザが先頭桁設定部27と桁数設定部28の双方に対して設定操作を行った場合には、組合せ識別モードが選択される。このようなモード選択に関する情報MSは、実際にダイヤル操作が行われる前に予め、発信方路テーブル26によって検出され、発信方路テーブル26からダイヤル検出部21に伝えられている必要がある。
【0030】
実際にダイヤル操作が行われると、ダイヤル検出部21は、先頭桁識別モードの場合には当該ダイヤル操作で入力されるダイヤルの先頭桁の値を発信方路テーブル26に出力し、組合せ識別モードの場合には当該ダイヤル操作で入力されるダイヤルの先頭桁の値と桁数の双方を発信方路テーブル26に出力する。ここで、ダイヤル検出部21から発信方路テーブル26に出力される先頭桁の値や桁数のことを選択基礎情報BSと呼ぶ。
【0031】
発信方路テーブル26は、当該選択基礎情報BSに基づいて発信方路を特定し、特定した発信方路を指定する発信方路情報SDを、選択信号としてセレクタ22の制御入力端子C1に供給する機能も備えている。
【0032】
セレクタ22は発信方路を選択する回路で、具体的には、ダイヤル検出部21から出力された音声信号ASを、当該選択信号(発信方路情報)SDに応じて、公衆回線インタフェース部23またはLANインタフェース部24のいずれかに送出する回路である。
【0033】
なお、LANインタフェース部24に接続されたアドレス解決テーブル25は、音声信号ASとしてセレクタ22から受け取った前記ダイヤル情報を、IPアドレスに変換し、IP網14から発信動作を行うための機能である。
【0034】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。
【0035】
(A−2)第1の実施形態の動作
上述した発信方路テーブル26が備えている処理テーブルD1は、図3に示すような構成を備えている。この処理テーブルD1は、前記先頭桁識別モードが選択されたときに使用されるテーブルである。
【0036】
図3において、選択基礎情報BSとして供給されるダイヤル先頭桁が0の場合と1の場合(先頭桁1は緊急電話などに対応)だけが発信先回線SDが公衆網13となり、当該先頭桁が2〜9の場合および*、♯の場合には発信先回線はIP網14となっている。
【0037】
ただしこの図3は一例にすぎない。
【0038】
例えば、あるユーザの電話使用状況において、先頭桁3ではじまる公衆網13の電話番号に対する発信の頻度が低くなければ、先頭桁3の発信先回線SDは公衆網13に設定するほうがよい。
【0039】
一般的に、処理テーブルD1および処理テーブルD2の設定では、既存の公衆網13の電話番号体系に存在する電話番号は、できるだけIP網14に属する相手電話への発信に使用しないように配慮することが望まれる。この配慮を欠いた場合、当該電話機11を用いて公衆網13中の当該電話番号の相手電話に発信しようとすると、ユーザは再び設定部27(、28)から設定操作を行う必要が生じる。
【0040】
したがって、例えば、先頭桁*の電話番号だけを発信先回線SDとしてIP網14を選択するケースに使用するようにしてもよい。
【0041】
従来のPBX(構内交換機)等の番号計画は、公衆網に発信する場合は公衆網の電話番号の前に0を前置する特番方式であったが、この処理テーブルD1を使用すれば、特番を意識することなくダイヤル発信することができる。
【0042】
次に、図4に基づき当該発信方路テーブル26が備えている処理テーブルD2について説明する。この処理テーブルD2は、組合せ識別モードが選択されたときに使用されるテーブルである。
【0043】
図4において、選択基礎情報BSとしてのダイヤル1桁目(ダイヤル先頭桁)が0でダイヤル桁数がn(nは自然数)桁の場合の発信先回線SDは公衆網13であり、ダイヤル先頭桁の値が1でダイヤル桁数が2桁未満の場合の発信先回線SDはIP網14であり、ダイヤル先頭桁の値にかかわらずダイヤル桁数が3桁の場合の発信先回線SDは公衆網14である。
【0044】
同様に、ダイヤル先頭桁の値にかかわらずダイヤル桁数が4桁以上n桁未満の場合の発信先回線SDはIP網14であり、ダイヤル先頭桁が2でダイヤル桁数がn桁の場合の発信先回線SDはIP網14であり、ダイヤル先頭桁が3でダイヤル桁数がn桁の場合の発信先回線SDはIP網14であり、…、ダイヤル先頭桁が9でダイヤル桁数がn桁の場合の発信先回線SDはIP網14であり、ダイヤル先頭桁が*でダイヤル桁数がn桁の場合の発信先回線SDは公衆網13であり、ダイヤル先頭桁が♯でダイヤル桁数がn桁の場合の発信先回線SDはIP網14である。
【0045】
ただしこの図4が一例にすぎない点や、この処理テーブルD2を使用すれば、特番を意識することなくダイヤル発信することができ点などは、上述した図3と同様である。
【0046】
なお、前記nの具体例としては、例えば8や10などであってよい。
【0047】
また、使用頻度の高い電話番号ほどnとして小さな値を選択するようにするとよい。
【0048】
以上のような通信システム10では、1つの電話機11からの発信動作において、例えば、市外電話、国際電話用のダイヤリング、警察や消防などへの緊急電話用のダイヤリングでは発信先回線として公衆網13を選び、内線電話システムとしての内線電話用のダイヤリングでは、発信先回線としてIP網14を選ぶことなどが可能となる。
【0049】
(A−3)実施形態の効果
以上のような本実施形態によれば、1つの電話機で、公衆網に属する相手電話にもIP網に属する相手電話にも発信することが可能となり、VoIP回線専用電話機と公衆回線専用電話機の双方を備えることを要した従来に比べ、ハードウエア量も少なく、機能の割にコストも低くすることが可能である。
【0050】
すなわち本実施形態では、社会的に周知の電話番号を用いて公衆網(13)に属する相手電話に発信する場合にも、企業内での内線番号を用いてLAN(IP網)(14)に属する相手電話に発信する場合にも、当該電話機(11)を活用することができ、発信時の電話機(11)の利用効率が高い。
【0051】
(B)第2の実施形態
(B−1)第2の実施形態の構成
図2に本実施形態の通信システム30を示す。この通信システム30の外観図は図5に示す。
【0052】
図2および図5において、通信システム30は、電話機31と、アダプタ装置32と、公衆網13と、IP網14とを備えている。
【0053】
このうち、第1の実施形態を示した図1と同じ符号を付した部分13,14は、第1の実施形態と同じである。
【0054】
また、電話機31自体は、通常の電話機としての機能だけを装備した電話機であり、本実施形態の特徴はアダプタ装置32にある。
【0055】
また、当該アダプタ装置31は、公衆網13、IP網14と、電話機31とのあいだのユーザ宅などに配置される装置である。
【0056】
アダプタ装置31の内部には、TELi/f(電話インタフェース)部40と、アナログSW(アナログスイッチ)42と、公衆回線i/f(公衆回線インタフェース)部43と、LANi/f(ローカルネットワークインタフェース)部44と、保留音送出部50と、トーン送出部51と、フッキング検出部52と、A/D変換部(これはA/D変換だけでなく、必要に応じてD/A変換も行う)53と、表示機54と、制御部55とが設けられている。
【0057】
電話インタフェース部40は、通常の電話機31とのインタフェース部としての機能を備えている。
【0058】
フッキング検出部52は、当該電話インタフェース部40から供給されるフッキング信号FSに応じてフッキング操作があったことを検出すると、フッキング検出信号FDを出力する部分である。なお、必要に応じて、当該フッキング操作に替えて、ボタン操作などを行い、それを検出するようにしてもよい。
【0059】
本実施形態で着目している着信制御動作では、当該電話機31と相手電話機(公衆網13に属する電話機またはIP網14に属する電話機)とのあいだで通話中に、第3者からの着信がある場合が問題となるから、当該フッキング検出信号FDは、当該電話機31のフッキング操作が着信制御の要素になる場合に意味を持つ。
【0060】
前記公衆回線インタフェース部43は、電話機31がIP網14に属する相手電話機と通話中に、公衆網13に属する第3者電話機から着信があった場合、当該着信を検出して着信検出信号を制御部55に供給する機能を備えている。
【0061】
この公衆回線インタフェース部43はまた、電話機31が公衆網13に属する相手電話機と通話中に、公衆網13に属する第3者電話機から着信があった場合に、当該着信を検出して着信検出信号を制御部55に供給する機能も装備している。
【0062】
また、前記LANインタフェース部44は、当該電話機31が公衆網14に属する相手電話機と通話中に、IP網14に属する第3者電話機から着信があった場合に着信検出信号を制御部55に供給する機能を備えている。
【0063】
したがって、公衆網インタフェース部43とLANインタフェース部44からは、合計3種類の着信検出信号が制御部55に供給されることになる。
【0064】
アナログスイッチ42は、音声信号の送出先を切り替えるスイッチである。
【0065】
保留音送出部50は所定の保留音(保留メロディ)を送出する部分で、トーン送出部51は所定のビジートーン(話中音)を送出する部分である。アナログスイッチ42は、制御部55からの制御に応じて、これらの保留音やビジートーンを、公衆網13またはIP網14に送出することになる。
【0066】
なお、トーン送出部51からは、前記ビジートーンに加えて、前記着信検出信号を制御部55が受信したことを示す着信検出音を送出するようにしてもよい。この着信検出音は受話音に混入して、通話中の電話機31のユーザに聴取させることができる。必要に応じて、上述した3種類の着信検出信号ごとに異なる着信検出音を送出するようにしてもよい。
【0067】
表示機54は、例えばLED(発光ダイオード)などを用いて視覚的に、前記通話中の第3者からの着信があったことや、当該着信が公衆網13からの着信であるかIP網14からの着信であるか等を表示する部分である。
【0068】
なお、必要に応じてこの表示は、聴覚的なもの等にしてもよく、表示機54を電話機のハンドセットに装備するようにしてもよい。
【0069】
制御部55は、公衆回線インタフェース部43またはLANインタフェース部44から供給される前記通話中の第3者からの着信を示す着信検出信号を受信して、表示機54、アナログスイッチ42などの動作を制御する部分である。制御部55は、上述した3種類の着信検出信号を識別することができる。
【0070】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。
【0071】
(B−2)第2の実施形態の動作
本実施形態の着信制御動作は、公衆網13と電話機31のユーザとのサービス契約状況(キャッチホンサービスの契約を行っているかどうか)、通話している相手電話の所属する網(公衆網13またはIP網14)、通話中に着信する第3者電話の所属する網(公衆網13またはIP網14)等の条件に応じて変化し得るので、以下では、各ケースに分類して説明する。
【0072】
(B−2−1)電話機31が公衆網13に属する相手電話と通話中に第3者電話から着信したケースであって、なおかつ次の(B−2−1−1)〜(B−2−1−3)のいずれかに属するケースである。
【0073】
(B−2−1−1)当該第3者電話がIP網14に属するケース
キャッチホンサービスの提供を受けているかどうかに関係なく、S1〜S3の各ステップからなる手順を進める。
【0074】
前記表示機54によって当該第3者からの着信を出力する(S1)。
【0075】
フッキング検出部52が前記フッキング信号FSに基づいてフッキング操作を検出し、前記フッキング検出信号FDを出力すると、当該相手電話との接続を断ち、フッキング操作を検出しなければそれまでの接続状態を継続する(S2)。
【0076】
ここで、相手電話との接続を断った場合には、当該第3者電話に着信応答し、当該第3者電話を相手電話として新たな通話を開始する(S3)。
【0077】
(B−2−1−2)当該第3者電話がIP網14に属するケース
このケースでも、キャッチホンサービスの提供を受けているかどうかに関係なく、次のステップS10を実行する。
【0078】
ステップS10では、当該第3者電話から着信したとき、現在接続中の通話には影響を与えずに、当該第3者電話のユーザに聴取させるために、前記トーン送出部51から送出されたビジートーンを、IP網14に送出する。
【0079】
なお、このステップS10は、前記ステップS2において、フッキング操作を検出せずそれまでの接続状態を継続する分岐が選択されたときに、実行するようにしてもよい。
【0080】
(B−2−1−3)当該第3者電話がIP網14に属するケース
このケースでは、電話機31のユーザがキャッチホンサービスの提供を受けていることを条件として、S21〜S23の各ステップからなる手順を進める。
【0081】
前記表示機54によって当該第3者からの着信を出力する(S21)。
【0082】
フッキング検出部52が前記フッキング信号FSに基づいてフッキング操作を検出し、前記フッキング検出信号FDを出力すると、当該相手電話のユーザに聴取させるために保留音送出部50から送出された保留音を、公衆網13に送出する(S22)。なお、このステップS22で、相手電話との接続を断った場合には、当然、当該保留音の送出は必要ない。
【0083】
そのあと、当該第3者電話に着信応答し、当該第3者電話を相手電話として新たな通話を開始する(S23)。
【0084】
(B−2−2)次は、電話機31がIP網14に属する相手電話と通話中に第3者電話から着信したケースであって、なおかつ次の(B−2−2−1)または(B−2−2−2)のいずれかに属するケースである。
【0085】
IP網14では公衆網13で提供されるようなキャッチホンサービスに相当するサービスは提供されないから、このケースでは第3者電話は常に公衆網13に属することになる。
【0086】
ここでも、公衆網13から電話機31に対するキャッチホンサービスの提供が行われるかどうかが問題となる。
【0087】
(B−2−2−1)キャッチホンサービスの提供が行われるケース
このケースでは、S31〜S33の各ステップからなる手順を進める。
【0088】
前記表示機54によって、公衆網13に属する第3者電話から着信したことを表示する(S31)。
【0089】
フッキング検出部52が前記フッキング信号FSに基づいてフッキング操作を検出し、前記フッキング検出信号FDを出力すると、当該相手電話との接続を断ち、フッキング操作を検出しなければそれまでの接続状態を継続する(S32)。
【0090】
ここで、相手電話との接続を断った場合には、当該第3者電話に着信応答し、当該第3者電話を相手電話として新たな通話を開始する(S33)。
【0091】
(B−2−2−2)キャッチホンサービスの提供が行われないケース
このケースでは、S41〜S43の各ステップからなる手順を進める。
【0092】
前記表示機54によって、公衆網13に属する第3者電話から着信したことを表示する(S41)。
【0093】
フッキング検出部52が前記フッキング信号FSに基づいてフッキング操作を検出し、前記フッキング検出信号FDを出力すると、当該相手電話のユーザに聴取させるために保留音送出部50から送出された保留音を、IP網14に送出する(S42)。なお、このステップS42で、相手電話との接続を断った場合には、当然、当該保留音の送出は必要ない。
【0094】
そのあと、当該第3者電話に着信応答し、当該第3者電話を相手電話として新たな通話を開始する(S43)。
【0095】
(B)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、すでに通話中の1つの電話機で、公衆網に属する第3者電話からの着信も、IP網に属する第3者電話からの着信も制御することが可能になり、VoIP回線専用電話機と公衆回線専用電話機の双方を備えることを要した従来に比べ、ハードウエア量も少なく、機能の割にコストも低くすることが可能である。
【0096】
すなわち、本実施形態では、着信時の電話機(31)の利用効率が高い。
【0097】
(C)他の実施形態
なお、第1の実施形態では、ユーザの選択によって、先頭桁識別モードと組合せ識別モードを選べるようにしたが、アダプタ装置にはどちらか1つのモードだけしか搭載しないようにしてもよい。
【0098】
また、前記先頭桁識別モードや組合せ識別モードでは、先頭桁の値を利用したが、先頭桁以外の桁の値を利用するようにしてもよく、利用する桁は1つではなく複数であってもよい。
【0099】
さらに、第1の実施形態では、前記アダプタ装置に発信制御装置が搭載され、第2の実施形態では前記アダプタ装置に着信制御装置が搭載されたが、1つのアダプタ装置に、発信制御装置と着信制御装置の双方を搭載してもよいことは当然である。また、当該発信制御装置及び/又は着信制御装置は、アダプタ装置に搭載するのではなく、電話機自体に搭載するようにしてもよい。
【0100】
また第2の実施形態において、相手電話が公衆網13に属する上述した(B−2−1)中の各ケースでは、第3者電話として、IP網14に属する電話と公衆網に属する電話が同時に着信するケースもあり得るが、このレアケースに対応するためには、前記(B−2−1)(B−2−1−2)の前提条件は、「キャッチホンサービスの提供を受けているかどうかに関係なく」ではなく、キャッチホンサービスを受けていることが必須となる。
【0101】
このケースでは、公衆網13側の第3者電話とIP網14側の第3者電話の2つが同時に保留状態となるから、キャッチホンサービスを受けていなければ、フッキング操作のあとで接続すべき網が、公衆網13であるのかIP網14であるのかを制御すること等が困難になると考えられるからである。
【0102】
さらに、第1、第2の実施形態では、本発明をハードウエア的に実現したが、本発明は、ソフトウエア的に実現することも可能である。
【0103】
また、第1、第2の実施形態では、固定電話を例に説明したが、本発明は携帯電話機などにも適用可能である。
【0104】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、1つの電話機の発信制御装置によって、公衆回線とプロトコル回線の双方に対する発信制御を正常に実行することが可能になる。
【0105】
したがって、本発明では、電話機の発信制御装置のハードウエア量やコストなどを、機能の割に低く抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る通信システムの構成を示す概略図である。
【図2】第2の実施形態の構成を示す概略図である。
【図3】第1の実施形態で使用する処理テーブルの構成を示す概略図である。
【図4】第1の実施形態で使用する処理テーブルの構成を示す概略図である。
【図5】第1、第2の実施形態に係る通信システムの外観図である。
【符号の説明】
10、30…通信システム、11,31…電話機、12,32…アダプタ装置、13…公衆網、14…IP網、22…セレクタ、26…発信方路テーブル、27…先頭桁設定部、28…桁数設定部、42…アナログスイッチ、50…保留音送出部、51…トーン送出部、52…フッキング検出部、54…表示機。

Claims (1)

  1. 所定の電話番号体系を備えた公衆回線と、この公衆回線と別な回線であるプロトコル回線に対し、択一的に接続し得る電話機の発信制御装置において、
    発信先番号の属性に応じて前記公衆回線であるか又は前記プロトコル回線であるかを識別する複数の識別モードのそれぞれを設定する識別モード設定手段と、
    前記識別モード設定手段により設定された前記識別モードに応じて、所定の発信操作によって入力された発信先番号の先頭桁、又は、当該発信先番号の先頭桁及び桁数の少なくとも一方を検出する発信先検出手段と、
    前記発信先検出手段により検出された発信先番号の先頭桁、又は、当該発信先番号の先頭桁及び桁数に基づいて、前記公衆回線と前記プロトコル回線のいずれを指定しているかを判定する発信先判定手段と、
    前記発信先判定手段による判定結果に応じて、公衆回線側インタフェース部とプロトコル回線側インタフェース部との切り替えを行う切替手段とを備え
    前記識別モード設定手段は、
    発信者番号の先頭桁の値を設定する先頭桁設定部と、発信者番号の桁数を設定する桁数設定部とを有し、
    発信者番号の先頭桁のみが設定された先頭桁設定モードと、発信者番号の先頭桁及び桁数の双方が設定された組み合わせ設定モードとの設定ができるものである
    ことを特徴とする電話機の発信制御装置。
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