JP4091095B2 - 送信機、受信機、通信システム、通信方法、通信プログラム - Google Patents

送信機、受信機、通信システム、通信方法、通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、接続を確立して、無線あるいは有線により通信を行う送信機、受信機、通信システム、通信方法、通信プログラムに関するものである。
近年、携帯電話やデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯機器に搭載されたCCD(Charge Coupled Device)が高画質化してきており、簡単に綺麗なデジタル映像が撮れるようになってきた
その映像を共有する方法としては、記録媒体を使用、メールで送付、有線接続、ワイヤレス接続などにより、映像ファイルを移動させて表示したり、紙に印刷して渡したりする方法がある。
この中で、特に携帯機器から他の表示装置、印刷装置、記録装置、他の携帯機器、およびパーソナルコンピュータなどの電子機器へ物理的な接続や媒体交換を必要とせずに簡単に映像ファイルを転送する方法として、ワイヤレス通信、特に赤外線を使用する方法がある。
上記赤外線通信の方式としては、IrDA(Infrared Data Association)などがある。なお、IrDAについては、例えば、以下の文献1〜5等の先行技術がある。
文献1:Infrared Data Association Serial Infrared Link Access Protocol(IrLAP)Version1.1(June 16,1996)
文献2:Infrared Data Association Serial Infrared Physical Layer Specification Version1.4(May 30,2003)
文献3:Infrared Data Association Link Management Protocol(IrLMP)Version1.1(June 23,1996)
文献4:Infrared Data Association ’Tiny TP’:A Flow−Control Mechanism for use with IrLMP Version1.1(Oct 20,1996)
文献5:Infrared Data Association Object Exchange Protocol(OBEX)Version1.3(Jan 3,2003)
従来、IrDAや無線LANなどの通信方式は、柔軟な通信に対応するために、データリンク層(リンク層も意味同じ)、トランスポート層、アプリケーション層などを厳密に定義して、それぞれの層でネゴシエーションや再送などを行っていた。さらに、従来のIrDAにおける接続確立のネゴシエーションについては、多くの接続対象機器がいることを想定し、これらが平等に接続されることを重視するために、多くのシーケンスを必要とするものであった。また、従来のIrDAではリンク層やリンク層の一部であるMAC層での再送確認はパケット毎に行われてることが普通であった。なお、パーソナルコンピュータ(PC)では、複数送信を行っている。それ以外の機器は単数送信がほとんどである。
これらの厳密な通信層の定義は、各種のアプリケーションを実現する柔軟度があるものの、複雑な手順を要し、その結果通信に必要なオーバーヘッドを増加させることになっている。特に、複雑な接続手順は、厳密な層分けと関連しているが、通信のオーバーヘッドを増加させる原因となっている。また、パケット毎の再送確認も、通信の信頼性を上げるのには役立つが、通信速度の低下を招く。
接続のオーバーヘッドは、長時間の通信を行うときには無視されるものであるが、データ転送にかかわる時間が短い場合には、致命的となる。厳密な再送も通信の効率低下を招く。特に、人が操作をして、一瞬でデータを送りたいというような用途では、1回の操作(通信)の時間を短くし、通信が失敗した場合には、人が再度送信動作ができるようにした方がよい場合がある。これは、例えばテレビなどの赤外線リモコンで、チャネル変更のコマンドが受信されずに、テレビが動作しなかった場合に、ユーザが再度チャネル変更コマンドを指示する、というような状況である。
従来型の、層分けを厳密に行い、層毎に接続手順を行うこと、パケット毎に再送することには、多くのメリットが存在する。そのため、通信手順を、通信状況、アプリケーション、ユーザの指示などに応じて、切り替える可能とすることでより柔軟な通信が実現できる。
以下、従来技術として既存のIrDAプロトコルの説明を行う。
IrDAなどの赤外線通信に用いられる赤外光は指向性があるため、通信機器間に遮蔽物が存在する場合は、データの転送が不可能であるが、通信機器間の見通しが良い場合は、高速のデータ転送が可能である。
IrDA規格には、最大転送速度が16MbpsのVery FastIR(VFIR)と、4MbpsのFastIR(FIR)と、115.2kbpsのSIR(Serial Infra Red)とがある。現在市場に出回っているのは、最大転送速度が4Mbpsまでのものである。
図27に、赤外線通信の規格の一つであるIrDA規格において、データ転送状態が確立するまでの手順の概略を示す。ここで、データ転送状態の確立とは、転送を所望する画像や文書などのデータを転送できる状態になることを表す。
1次局とは、最初に通信相手を探す側の局、すなわち、データ転送状態の確立を要求する局であり、局発見コマンド(XIDコマンド)を送出する側の局である。また、2次局とは、該要求を受け入れる局であり、局発見コマンドに対して局発見レスポンス(XIDレスポンス)を送出する側の局である。1次局から2次局への要求(命令)をコマンドと呼び、逆に、そのコマンドに対する、2次局から1次局への応答をレスポンスと呼ぶ。
XIDコマンドとは、1次局から通信可能距離内に2次局となり得る局が存在するかを探すコマンドである。SlotNumberは、何個目のコマンドを送出しているかを表す。
XIDコマンドを受け取った2次局は、局発見レスポンスであるXIDレスポンスを返し、自局の存在を1次局に知らせる処理を行う。1次局は、規定の数のXIDコマンドを送出した後に、SlotNumberが255のXIDコマンドを送出する。SlotNumber=255は、これが最後のXIDコマンドであることを示している。
続いて、1次局は、通信速度、データのサイズなどの通信に必要となる設定値を、SNRMコマンドを用いて2次局に知らせる。そのコマンドを受け取った2次局は、自局の設定値と比較し、受け入れることが可能な設定値を、UAレスポンスを用いて1次局に知らせる。
さらに詳細に述ベれば以下の通りである。
すなわち、IrDA規格では、1次局からのXIDコマンドのパケットの送信個数は、1、6、8、15個から選択することが多い。そして、例えば図27に示すように、XIDコマンドのパケットを8個送信する場合には、1個目から8個目まではSlotNumberをそれぞれ0から7とし、8個のXIDコマンドを送出した後で、終了の意味をもつSlotNumberを255のXIDコマンドを送出して、XIDコマンドが終了したことを相手局である2次局に通知する。つまり、8個としたときには9個のXIDコマンドを必要とする。そして、最後のパケットを送信後、約500m秒の時間が経ってから、再び1個目から8個目までと終了のXIDコマンドを送信することを繰り返し行う。なお、パケット同士の送信間隔は25〜85m秒である。
2次局は、XIDコマンドを受信するとすぐにXIDレスポンスを返すと決まっているわけではなく、任意(ランダムな値)のSlotNumberを持つパケットを受信した後に、XIDレスポンスを返す。例えば、8個ずつパケットが送られてくる場合に、1個目を受信した後にXIDレスポンスを返すか、8個目を受信した後にXIDレスポンスを返すかを、2次局が任意に決めることができる。例として、図27では、4個目のパケット(SlotNumber=3)を受信した後にXIDレスポンスを返す場合を表している。
なお、該XIDコマンドおよびXIDレスポンスは、SIRに準拠して9600bpsという転送速度で行われることがIrDA規格で定められている。該転送速度は、後述するデータフレームの転送速度である4Mbpsと比べて非常に遅い。さらに、上記のような複数のXIDを送信すること、レスポンスが直後に返るとは限らないこと、2から16個のXIDを送り終わった後は500msの空白期間があることなどから、該XIDコマンドおよびXIDレスポンスの送受信に要する時間が長くなる。
以上の手順を経て、接続相手機器のサーチが行われ、1次局と2次局との間でデータリンク層の接続準備が整う。
このサーチの後に、データリンク層において、通信する速度やパケットサイズの上限、送信権をもつことができる最大時間、連続して送信可能なパケット数、115kbpsまたは9600bps時に光学特性安定のため挿入するダミーパルスの数、相手機器からのパケットを受信した後、送信するまでに待たなければならない最小時間、設定値だけパケットが受信できなかった場合に切断とする時間や、機器間で固有に振り分けられる接続アドレスなど、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータが入ったSNRMコマンドおよびUAレスポンスの交換を行い、データリンク層の接続が完了し、データ転送状態が確立される。
データ転送状態が確立された後、データリンク層より上の層の接続確立が行われる。図27にて、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層の接続確立がそれぞれ行われるシーケンスが記載されている。これらは接続確立された後であり、リンク層からみるとすべてデータとしてやり取りされる。(後述のIフレームで交換)
従来、IrDA高速通信モードにおいて速度4Mbpsで通信が可能であるが、送受信波形については、4値PPM方式で行われることが規格で定められている。図29は4値PPM方式についてのデータパルスとデータの相関を示す図である。500nsが125ns毎の4つの時間に区切られており、データパルスは、その時間位置によって2ビットの情報を表している。図に示すように、(1),(2),(3)および(4)は、それぞれ00、01、10および11の情報を示している。
また、IrDAの規格では、フレーム単位で通信することが定められている。図30はIrDA規格のフレームを示す図である。IrDA規格のフレームは、プリアンブルフィールド、スタートフラグ、アドレスフィールド、制御フィールド、データフィールド、FCS、ストップフラグから構成されている。上記フィールドの内、プリアンブルフィールドは、受信側が受信回路内で使用する受信用クロックを生成するために用いられる。また、FCSには、エラー検出のための誤り検出符号や誤り訂正符号が含まれている。
この基本的なフレーム構造をベースにして、実際には図28のように各種コマンドが決められている。
またフレームには、情報転送用に用いられるI(Information)フレーム、通信の監視制御のためのS(Supervisory)フレーム、及び通信における接続や切断などのために用いるU(Unnumbered)フレームがある。これらI、S、Uフレームを識別するための情報は、上記制御フィールドに含まれている。
通常、伝送されるデータは1フレームで送信できない場合が多いため、複数のIフレームに分割して送信される。Iフレームは、伝送するデータをデータフィールドに持ち、データ抜けのチェックに用いる通し番号を有することで信頼性の高い通信の実現を図る。Sフレームはデータを保持するデータフィールドを有しない構成となっていて、受信準備完了、ビジー状態、再送要求などを伝送するのに用いられる。Uフレームは、Iフレームのような番号を有しないので、非番号フレームと呼ばれ、通信モードの設定、応答や異常状態の報告、データリンクの確立や切断に用いられる。
図31は、上記通信方式における一般的な手順を説明するためのシーケンス図である。A局がB局に対して、データ転送状態の確立を求めて、SNRMフレームを送信する。これを受信したB局は通信不可能である場合にはDMフレームを返信し、通信可能である場合には承諾を意味するUAフレームを返信する。SNRMフレーム、DMフレーム、UAフレームは、いずれもUフレームである。B局がUAフレームを返信すると両局はデータ転送状態が確立され、データ転送が可能となる。
ここでは、A局からB局に複数のIフレームに分割されたデータを送信する場合を示している。先ずA局は最初のデータフレームを番号「0」を付与したIフレームを送信する。これを受信したB局は、「0」の次の「1」の番号を付与した応答フレーム(データ転送要求フレーム)を返信し、「1番目のデータを送信せよ」の意を伝達する。該応答フレームは、RRフレームというSフレームである。A局はB局の応答フレームを確認して1番目の分割されたデータを含むIフレームを送信する。この手順を必要なだけ繰り返すことによって、複数のIフレーム通信における通信精度の向上を図ることができる。
また、A局が複数のIフレームを連続して送信するといった転送方式も可能である。この場合、すべてのIフレームの送信が終了すると、A局は通信接続を終了しようとし、B局に対して、Uフレームであって切断要求を示すDISCフレームを送信する。そして、B局が承諾を示すUフレームのUAフレームを返信すると切断が行われて通信接続が切断される。また、いずれかの局において通信異常などの不都合があった場合にもその局が切断要求を発することにより通信接続が切断される。
IrDAでは、以上のような方法でワイヤレス通信を行うが、光の特性上、通信機器同士の赤外線インターフェースがある一定角度(IrDAの規格では±15°)以上の角度やある一定距離(IrDAでは規格により20cmまたは1m)以上の距離になった場合に、信頼性の高い通信方法を保有していても途中から通信ができなくなってしまう。
そして、IrDA方式によると、局発見や情報交換に時間がかかり、データ転送中において送信機と受信機との間でデータの送受信が行われていることの確認が頻繁に行われているため、転送効率が低下する。この結果、IrDA方式の赤外線通信では、転送時間が長くなり、途中から通信ができなくなってしまう確率が高くなるという問題点を有している。
なお、ワイヤレスでファイルを他の装置に送信し、表示する方法として、例えば日本国公開特許公報「特表2004−509527号公報(公表日:2004年3月25日)、特開2000−69403号公報(公開日:2000年3月3日)、特開2001−83948号公報(公開日:2001年3月30日)」に記載されているが、この方式でも赤外線を使用して通信を行う場合に同様の弊害が発生することになる。
本発明の目的は、短時間で接続を確立することができる送信機、受信機、通信システム、通信方法、通信プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の送信機は、受信機との間で複数の通信層の接続を確立して通信を行う送信機であって、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成するリクエスト生成部と、上記接続リクエストを受信機へ送信するリクエスト送信部と、を備える。
また、本発明の受信機は、送信機との間で複数の通信層の接続を確立して通信を行う受信機であって、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを送信機から受信するリクエスト受信部と、上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる接続確立部と、を備える。
また、本発明の通信システムは、互いの複数の通信層の接続を確立して通信を行う送信機および受信機を含む通信システムであって、上記送信機が、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成するリクエスト生成部と、上記接続リクエストを受信機へ送信するリクエスト送信部とを備え、上記受信機が、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを送信機から受信するリクエスト受信部と、上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる接続確立部とを備える。
これにより、1つの接続リクエストによって、複数の通信層を接続することができる。よって、複数の通信層を接続するためのコマンドおよびデータを1つの接続リクエストにまとめることが可能となる。
したがって、従来のIrDAのように通信層毎に接続リクエストを送信するプロトコルと比べて、接続の確立に要する時間を短縮することができる。それゆえ、データ交換の途中で切断されても、短時間で再度接続して、データ交換を再開することが可能となる。
さらに、本発明の通信システムは、例えば接続を切断するための切断リクエスト等の他のリクエストについても、同様に構成することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分わかるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
従来のIrDAプロトコルによるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 本発明におけるデータ転送システムおよびそのデータ転送方法の実施の形態を示すものであり、通信機能1によるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 携帯機器と電子機器である表示装置とからなる上記データ転送システムを示す構成図である。 携帯機器と電子機器である印刷装置とからなる上記データ転送システムを示す構成図である。 携帯機器と電子機器である記録装置とからなる上記データ転送システムを示す構成図である。 携帯機器と電子機器であるパーソナルコンピュータとからなる上記データ転送システムを示す構成図である。 携帯機器と電子機器である他の携帯機器とからなる上記データ転送システムを示す構成図である。 上記携帯機器の送信機器を示すブロック図である。 上記記録装置の受信機器を示すブロック図である。 従来のIrDAプロトコルによるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 通信機能4によるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 従来のIrDAプロトコルによるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 通信機能7によるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 通信機能8によるデータ転送方法を示すシーケンス図である。 通信機能1、7で用いられる接続確立のシーケンス図である。 通信機能2、8で用いられる接続確立のシーケンス図である。 通信機能1、2、7、8で用いられる接続確立のためのパケットフォーマットである。なお、下段のレスポンスパケットは通信機能2、8では用いられない。 本発明におけるデータ転送システムおよびそのデータ転送方法の他の実施の形態を示すシーケンス図である。 上記携帯機器の送信機器を示すブロック図である。 上記記録装置の受信機器を示すブロック図である。 送信機器と受信機器との間で送受信されるトーン信号のパターンを示す図である。 本発明におけるデータ転送システムおよびそのデータ転送方法のさらに他の実施の形態を示すものであり、電子機器が表示装置である場合のデータ転送の成功についての受信機器状態を示す説明図である。 本発明におけるデータ転送システムおよびそのデータ転送方法のさらに他の実施の形態を示すものであり、電子機器が表示装置である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 本発明におけるデータ転送システムおよびそのデータ転送方法のさらに他の実施の形態を示すものであり、電子機器が表示装置である場合のデータ転送の成功・不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が印刷装置である場合のデータ転送の成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が印刷装置である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が印刷装置である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が記録装置である場合のデータ転送の成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が記録装置である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が記録装置である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器がパーソナルコンピュータである場合のデータ転送の成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器がパーソナルコンピュータである場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器がパーソナルコンピュータである場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が他の携帯機器である場合のデータ転送の成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が他の携帯機器である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 上記データ転送システムおよびそのデータ転送方法において、電子機器が他の携帯機器である場合のデータ転送の不成功についての受信機器状態を示す説明図である。 本発明におけるデータ転送システムのさらに他の実施の形態を示すものであり、記録装置の構成を示すブロック図である。 上記データ転送システムにおける記録装置の表示装置において、情報データおよびデータの階層構造を関連付けて表示する状態を示す説明図である。 上記データの階層構造を示す説明図である。 上記データの階層構造において、携帯電話から受けた情報データである画像を追加する状態を示す説明図である。 上記データの階層構造の内部処理を示す説明図である。 上記データ転送システムにおける記録装置と表示装置との間をワイヤレス通信させる状態を示す説明図である。 IrDA規格におけるデータ転送状態が確立されるまでの手順を示すシーケンス図である。 IrDA規格におけるデータ転送状態が確立されるまでに機器間で交換されるフレームの構成図である。 4PPM方式についてのデータパルスとデータの相関を示す図である。 IrDA規格のフレームを示す図である。 IrDA規格におけるデータ転送の一般的な手順を説明するためのシーケンス図である。 IrDAのデータ交換シーケンスを示す図である。 通信機能4、7で用いられるデータ交換シーケンスを示す図である。 通信機能4、7で用いられるデータ交換シーケンスを示す図である。 通信機能5、8で用いられるデータ交換シーケンスを示す図である。 通信機能5、8で用いられるデータ交換シーケンスを示す図である。 OSI7階層モデルと、IrDAの階層および本発明の階層の対応関係を示す模式図である。 IrDAで使用されるデータ交換で使用されるパケットフォーマットを示す図である。 本発明のデータ交換で使用されるパケットフォーマットを示す図である。 IrDAの切断シーケンスを示す図である。 IrDAの切断シーケンスに使用されるパケットフォーマットを示す図である。 通信機能1、7で接続された場合の切断シーケンスを示す図である。 通信機能2、8で接続された場合の切断シーケンスを示す図である。 通信機能1、2、7、8で接続された場合の切断シーケンスのパケットフォーマットである。なお、下段のレスポンスパケットは通信機能2、8で接続された場合は用いられない。 IrDAの接続シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能1、7の接続シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能1、2、7、8の接続シーケンス時の図39および図41における右向きの矢印の各層間の関数におけるデータの変化を示す説明図である。 通信機能1、7の左向きの矢印の各層間の関数におけるデータの変化を示す図である。 通信機能2、8の接続シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 IrDAのデータ交換時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能4、7のデータ交換時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能4、5、7、8のデータ交換時の図43および図45における各層間の関数におけるデータの変化を示す図である。 通信機能5、8のデータ交換時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 IrDAの切断シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能1、7の切断シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能1、2、7、8の切断シーケンス時の図47および図49における右向きの矢印の各層間の関数におけるデータの変化を示す説明図である。 通信機能1、7の左向きの矢印の各層間の関数におけるデータの変化を示す説明図である。 通信機能2、8の切断シーケンス時の各層間の関数(命令、メッセージ)とパケットの流れを示すシーケンス図である。 通信機能1、2、7、8の1次局における接続要求関数のデータと接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 通信機能1、2、7、8の2次局における接続要求関数の接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 通信機能1、7の1次局における接続確認関数と通信機能1、2、7、8の2次局における接続通知関数のデータと接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 通信機能1、7の2次局における接続返答関数のデータの受け渡しを表す模式図である。 通信機能2、8の1次局における接続確認関数の接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 実施の形態の変形例である、接続パラメータを層間で共有する場合の通信機能1、2、7、8の1次局における接続要求関数のデータと接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 実施の形態の変形例である、接続パラメータを層間で共有する場合の通信機能1、2、7、8の2次局における接続通知関数のデータと接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 実施の形態の変形例である、接続パラメータを各層が別々に下位層に渡す場合の通信機能1、2、7、8の1次局における接続要求関数のデータと接続パラメータの受け渡しを表す模式図である。 実施の形態に係る通信システムの一構成例を示す機能ブロック図である。同図では、IrDAのみを持った機器と、IrDAおよび本発明の構成を持った機器と、本発明の構成のみを持った機器の通信層を、OSI7階層に合わせて示している。
本発明の実施形態について説明すれば、以下の通りである。なお、以下の実施の形態では、赤外線によりデータを転送する転送方式(伝送方式)を例示して説明するが、本発明は、必ずしもこれに限らず、例えば、赤外線以外の光を用いる光伝送でもよく、また、他の無線通信方式にも適用できる。
なお、本明細書中においては、通信機能1〜通信機能9を以下の意味で使用する。通信機能1とは、接続シーケンスを短くしたもの(レスポンス有り)。通信機能2とは、接続シーケンスを短くしたもの(レスポンス無し)。通信機能3とは、接続シーケンスが従来のもの(例えば、IrDA)。通信機能4とは、パケット再送処理回数が少ないもの(レスポンス有り)。通信機能5とは、パケット再送処理回数が少ないもの(レスポンス無し)。通信機能6とは、パケットの送信方法が従来のもの(例えば、IrDA)。通信機能7とは、通信機能1と通信機能4の両方を含む。通信機能8とは、通信機能2と通信機能5の両方を含む。通信機能9とは、通信機能3と通信機能6の両方を含む。
〔実施の形態1〕
本発明の実施形態1について、図1から図9に基づいて説明する。
本実施の形態のデータ転送システムは、図2に示すように、携帯電話などの第1機器としての携帯機器と表示装置などの第2機器としての電子機器とから構成され、携帯機器の記録媒体に記録されている任意の例えば映像ファイル、画像データ、番組情報および文書データ(以下、単に「データ」という)などのファイルを選択し、電子機器の赤外線インターフェースに向けて送信する一方、該電子機器はその受信したデータを受け取るものである。なお、この電子機器は、表示装置に限らず、例えば、図3に示す印刷装置、図4に示す例えばDVD(Digital Video Disk)レコーダ、CD(Compact Disk)レコーダ、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスク)、レコーダ、ビデオデッキなど記録装置、図5に示すパーソナルコンピュータ、および図6に示す他の記録媒体を有する携帯電話などの携帯機器にも適用が可能である。また、第1機器は、本実施の形態では、携帯電話などの携帯機器としているが、かならずしもこれに限らず、第1機器も表示装置、印刷装置、記録装置、パーソナルコンピュータなどの記録媒体を有する電子機器とすることが可能である。
上記の携帯機器および電子機器は、データ送信を行うための送信機器を備えており、この送信機器1は、図7に示すように、CPU11と、メモリ12と、コントローラ13と、ワイヤレス通信インターフェースとしての送信部14とを備えている。
CPU11は、図示しない操作部に入力された利用者の指示に応じて、所定の演算処理を行うものである。所定の演算処理としては、転送データの転送処理がある。CPU11は、操作部から転送データの転送指示を受けると、転送すべき転送データをメモリ12に格納するとともに、コントローラ13に対して転送要求を行う。また、CPU11は、コントローラ13から転送データの送信終了を表す送信終了通知を受けると、転送処理を完了する。
メモリ12は、転送すべき転送データを1次記憶するものであり、CPU11により転送データが書き込まれる。本実施の形態では、このメモリ12は、各種の通信機能を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段としての機能を有している。ここで各種の通信機能とは、以下の通信機能1〜通信機能8をいう。
(1)通信開始時に、サーチおよび、データリンク層の接続と上位層の接続を同時に行なう手順を持つ通信機能1および通信機能2
(2)複数のパケットに分割されて連続的に送られた上位層データのパケットに対して1度でレスポンスを返す通信機能4および通信機能5
(3)通信機能1と通信機能4、もしくは通信機能2と通信機能5の両方の機能を有する通信機能7または通信機能8
次に、コントローラ13は、CPU11からの転送要求に応じて、転送データの転送を制御するものであり、制御部131、データパケット生成部132および誤り検出訂正符号付加部133を備えている。
制御部131は、CPU11から転送要求を受けると、メモリ12から転送データを読み出し、読み出した転送データをデータパケット生成部132に送るとともに、データパケット生成部132に対して複数のデータパケットを生成させる。このとき、制御部131は、データパケット生成部132が生成するパケット長やパケット間隔を制御する。なお、制御部131は、後述する誤り検出訂正符号付加部133により検出できるデータ容量から求められる最大パケット長以下でパケット長を制御する。
また、制御部131は、メモリ12から読み出した転送データに対応する全てのデータパケットが送信部14から送信されたことを検知して、転送データの送信が終了したことを表す送信終了通知をCPU11に送る。
データパケット生成部132は、制御部131から受けた転送データを分割して、複数のデータパケットを生成する。このとき、データパケット生成部132は、制御部131から受けたパケット長になるように、転送データを分割し、分割データ(1)…(N)を生成する。そして、データパケット生成部132は、各分割データを情報として含むデータパケットを生成する。すなわち、データパケット生成部132は、分割データ(1)を含むデータパケット(1)、…、分割データ(N)を含むデータパケット(N)を生成する。なお、データパケット生成部132が生成したデータパケットの転送速度は、制御部131により制御される。
データパケット生成部132は、生成した複数のパケットを誤り検出訂正符号付加部133に送る。このとき、データパケット生成部132は、各データパケット間の時間間隔を、制御部131から受けたパケット間隔になるようにする。
ここで、各データパケットは、図30で示したように、プリアンブルフィールド、スタートフラグ、アドレスフィールド、制御フィールド、データフィールド、FCSおよびストップフラグを含んでいる。
誤り検出訂正符号付加部133は、データパケット生成部132で生成されたデータパケットに対して、誤り検出符号または訂正符号を付加して、後段の送信部14に送る。誤り検出訂正符号付加部133は、誤り検出符号または訂正符号をデータパケット内の上記FCSに含ませる。
なお、誤り検出符号(文献2を参照)は、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号などの巡回符号であり、訂正符号は、例えば、パリティ検査符号、ハミング符号、リードソロモン符号などのBCH符号などである。なお、CRC符号は或る定められた長さを持っており、その長さによりエラーを検出できるデータ量が限られる。具体的には、CRC符号は16ビット、32ビットなどの長さを持っており、その長さによって例えば16ビットであれば2048バイトまでのデータの中にある1ビットのエラーを100%検出することができる。
送信部14は、赤外線通信路を介して、コントローラ13から受信した複数のパケットを所定の時間間隔で外部に送信する。
次に、本実施の形態の電子機器は、データ受信を行うための受信機器を備えており、この受信機器2について、図8に基づいて説明する。
同図に示すように、受信機器2は、CPU21と、メモリ22と、コントローラ23と、CDR24と、ワイヤレス通信インターフェースとしての受信部25とを備えている。
受信部25は、赤外線通信路を介して、送信機器1から送信されたパケットを受信し、受信したパケットをCDR24に送る。
CDR24は、受信したパケットを基に、受信信号からクロック信号とデータ信号とを抽出する(リカバリする)ものである。CDR24は、リカバリしたクロック信号とデータ信号とをコントローラ23に送る。
コントローラ23は、CDR24から受けたパケットを基に、所定の制御処理を行うものである。コントローラ23は、制御部231、パケット処理部232および誤り検出訂正回路233を備えている。
パケット処理部232は、CDR24によりリカバリされたパケットを受け、受けたパケットからスタートフラグおよびストップフラグを検出する。そして、パケット処理部232は、データフィールドおよびFCS部分を抽出する。すなわち、パケット処理部232は、受信部25が受信したパケットのデータフィールドに含まれる情報と、該情報に対する誤り検出符号または訂正符号とを抽出する。パケット処理部232は、抽出した情報および誤り検出符号または訂正符号を、制御部231および誤り検出訂正回路233に送る。
例えば、パケット処理部232は、データパケットを受けると、該データパケットに含まれるデータと誤り検出符号または訂正符号とを抽出し、抽出したデータおよび誤り検出符号または訂正符号を、制御部231および誤り検出訂正回路233に送る。
誤り検出訂正回路233は、受けた情報に対して誤り検出または訂正を行い、その結果を制御部231に送る。
制御部231は、誤り検出訂正回路233から送られる結果に応じて、所定の処理を行う。すなわち、誤り検出訂正回路233からの結果が分割データに誤り(エラー)がないことを示している場合、制御部231は、該データをメモリ22に書き込み、CPU21に対して受信完了通知を行う。一方、誤り検出訂正回路233からの結果がデータにエラーがあることを示している場合、制御部231は、該データを破棄して、CPU21に対して受信エラーがある旨の通知を行う。
メモリ22は、受信部25が受信したデータを記憶するものであり、制御部231によりデータが書き込まれる。また、本実施の形態では、各種の通信機能を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段としての機能を有している。各種の通信機能とは、送信機器1と同様に、前記通信機能1、2のうちの少なくとも1種類と通信機能3、あるいは前記通信機能4、5のうちの少なくとも1種類と通信機能6、あるいは前記通信機能7、8のうちの少なくとも1種類と通信機能9である。この通信機能3、6、9は、上述のように、IrDAプロトコルである。
CPU21は、メモリ22に書き込まれたデータにより、図示しない表示部に、生成した例えば画像データに対応する画像を表示させる。
次に、上記送信機器1と受信機器2とにおけるデータ転送処理について、図1(a)、および図1(b)に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、送信機器1と受信機器2との間で赤外線通信を行う場合、通信機能3としてのIrDAプロトコルにおいては、図1(a)に示すように、局発見コマンドであるXIDコマンド/レスポンスのパケット交換が行われる。
しかしながら、赤外線通信の特性上、手に持つ送信機器1と通信する相手である受信機器2とは、ユーザの目で見える範囲にあることになる。
そこで、本実施の形態では、図1(b)に示すように、局発見コマンドであるXIDコマンド/レスポンスのパケット交換の代わりに、受信する機器をユーザが認識し送信操作を行なうことにより、例えば、携帯機器である送信機器1と通信する相手機器である電子機器を決めることができる。すなわち、通信開始時に相手機器のサーチと、相手機器との接続に必要なコマンドのやりとりとを同一のパケットで行なう通信機能1を用いることによって、局発見コマンドのパケット交換を省略することができ、ファイルの通信にかかる時間を短縮することができる。具体的には、IrDAプロトコルによる局発見にかかる時間は、通常3〜4秒程度であるため、ファイルの通信にかかる全体の時間をその分短縮することができる。
一方、IrDAプロトコルでは通信開始時に、図1(a)や図27に示すように、例えばIrCOMMやIrFMなどの双方向にデータを送受信する通信などの種々の通信を行うために、相手機器の能力である例えば、使用できる通信速度、最大ターンアラウンドタイム、1フレーム当たりのデータサイズ、ウィンドウサイズ、アディショナルBOFの量、最小ターンアラウンドタイム、およびリンクのディスコネクト/スレッショルドタイムなどをSNRMコマンド/レスポンスを使用して交換することになる。
しかし、本実施の形態のように、ファイルを送ることのみ行うような場合には、ファイルを送るために必要なパラメータを予め決めておくことができる。
具体的には、1フレーム当たりのデータサイズや最大/最小ターンアラウンドタイムなどを予め決めておく。これにより、1次局側は予め決められた値から変更したいパラメータのみを記述した宣言したコネクトコマンドを出力し、2次局側では記述されていない場合には予め決められた値であると認識し、自局のパラメータと照合してネゴシエートしたパラメータを記述したレスポンスで返す。2次局でも予め決められた値と同一であればレスポンスにそのパラメータを記述しなくてもよい。1次局はその受け取ったレスポンスで、記述されていない場合には、予め決められた値であると認識して、そのパラメータで通信を行うことが可能となる。
また、例えば、1次局側は、2次局側のレスポンスを必要としないというパラメータを入れたコネクションコマンドを出力する。コネクションコマンドを受信した2次局はコマンドレスポンスを返さずに、その宣言されたパラメータをもってデータを受け入れる準備を行い、次いで、1次局がデータを出力する。これにより、さらに手順を短縮することができる。
また、さらに手順を短縮するために、全ての項目を予め決めておき、1次局からコネクトパケットも送信せずにデータ通信を開始するという方法も取ることができる。IrDAプロトコルでは、この情報交換などに数〜十数回のパケット交換を行い、1〜2秒程度の時間がかかる。交換する機器情報を省略することによって、1または2個のパケット交換にすることができ、かかる時間を100ms程度に抑えることができる。
アプリケーションのパラメータを決めておかなくても、接続パケットと同時にアプリケーションパラメータを送ることでも実現可能である。図11(a)では、データリンク層の接続パラメータの後ろにデータリンク層より上のパラメータをつけて送ることにより、1往復の接続で上位層(ネットワーク層、トランスポート層、セッション層など)まで接続可能な例を示す。接続パケットの例は図11(c)に記載されている。
このように、交換する機器情報を省略する、つまり通信開始時に最小限の接続パラメータとレスポンスが必要か否かのみを交換し、その他のパラメータは予め固定した値を使用する、もしくはデータリンク層の接続リクエストと同時に上位層の接続パラメータを入れることによって、図1(b)に示すように、ファイルの通信にかかる全体の時間をさらに短縮することができる。
また、IrDAプロトコルでは、図9(a)に示すように、データフレーム(Iフレーム)を1次局が送った後に、2次局がそれに対する応答を返す動作を行うことによって、データの完全性(誤りの無いデータを送受信する)を保持しようとする。
しかしながら、携帯機器のように手に持つ機器からの通信の場合、いかに完全性を保つプロトコルを実装したとしても、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりしてしまうと、通信が困難になる。その結果、誤りデータが多くなり、2次局は1次局に対して再送要求を頻繁に行い、1次局はそれに応答して再送を頻繁に行なう。その結果、パケット交換にかかる時間が増加する。
これに対して、本実施の形態では、通信機能4または通信機能5を採用してデータの再送処理を行わない、もしくは再送要求の回数を減らすようにする。
すなわち、データを送った結果が、電子機器での記録や表示により、その場で送信者であるユーザの目で確認できるような通信の場合には、受信機に近づくとか送信機の角度を変えるなど、ユーザ自らが通信状態を改善することができるので、その改善によりエラー処理の量を減らすことができる。
このように、通信中のデータにエラーが発生してもデータの再送リクエストを複数のデータ受信を行った後に一括して送信する通信機能4、5を採用することによって、図9(b)に示すように、ファイルの通信にかかる時間を短縮することができる。
図32(a)にIrDAの再送手順を示す。従来のIrDAではデータを送信した後に、受信機は下位層のレスポンス(LAP)を返し、その後送信機が再度送信権を受信機に譲渡する(RR)、その後受信機は上位層(OBEX)のレスポンスを返信した後で、次のデータを送信するというシーケンスを行う。
エラーが発生した場合には下位層のレスポンスによりその旨通知し、そのパケットの再送信を行う。
図32(b)に通信機能4または通信機能7で使用する本発明の正常系動作、図32(c)に本発明のエラーが起きたときの動作を示す。送信機はパケットにシーケンスナンバーを振り、決められた数のまとまったパケットを送信した後に受信機に送信権を与え、受信機にデータが問題なかったかの問い合わせを行う。
受信機はOK(エラーを検出しなかった)場合には正常に受信した旨を送信機に通知し、エラーを検出した場合は受けることができなかったパケット以降のデータ部分を無視し、送信権の譲渡の部分のみを確認し送信権の譲渡を受けた後に受けることのできなかったパケット番号を通知する。この場合のエラーとは、パケット中のデータの一部が破損していることをCRCなどにより検出した場合や、シーケンスナンバーで番号が飛んでいることを言う。
送信機はOKを受けた場合には次のパケットから送信を行う。エラーがあったという通知(パケット番号)を受けた場合には、そのパケット番号から先ほど送信したデータを再送信する。
以上のような仕組みを取ることにより、パケット間を詰めることができ、効率のよい通信が可能となる。
図33(a)に通信機能5または8で使用する本発明の正常系動作、図33(b)に本発明のエラーが起きたときの動作を示す。送信機はパケットにシーケンスナンバーを振り、全てのデータを連続で送信する。
受信機はエラーがあったかどうかを確認するのみであり、正常に受信した場合には全てのデータを受けた後に受信機内で正常受信であることを認識し、次の動作を行う。この場合の次の動作とは、例えば受信したデータを表示したり、印刷したり、保存したりすることである。
エラーを検出した場合には受信機内で正常受信できなかったことを認識し、次の動作を行う。この場合の次の動作とは、失敗したことをユーザーに知らせるためのインジケートや、次の受信待ち状態になることである。
本実施の形態のようにエラー処理の量を減らすことにより、データパケットおよび応答パケットの個数を減らすことができ、交換にかかる時間を減らし、CPUの負荷を殆ど必要としなくなるため、携帯機器でもFIRを使用した場合には3.5〜3.8Mbpsの実効速度が可能となる。例えば80万画素(XGA:1024×768)程度のJPEG圧縮された150kByteのファイルであれば、IrDAプロトコルにおいて実効速度が2Mbpsとして0.6秒、1Mbpsとして1.2秒かかる。しかし、本実施の形態のように、エラーレートの処理量を減らして3.8Mbpsの実効速度になれば0.31秒になり、3.5Mbpsの実効速度になれば0.35秒になる。この結果、IrDAの約半分以下で通信できることになり、ファイルの通信にかかる時間を短縮することができる。
また、上記2つの通信機能の両方を使用する通信機能7、8を採用することにより、図10(a)に示すIrDAプロトコルにおけるファイルの通信にかかる時間を、図10(b)または図10(c)に示すように、さらに短縮することができる。
例えば、上記2つの通信機能を使用した場合、上述の150kByteの映像ファイルを送信する場合について説明すると、IrDAでは、
局発見(3〜4秒)+情報交換(1〜2秒)+データ送信(0.6〜1.2秒)=トータル(4.6〜7.2秒)
かかるものが、
(局発見+情報交換)(0.1秒)+データ通信(0.31〜0.35秒)=トータル(0.41〜0.45秒)
となり、10分の1から17分の1の通信時間となる。
通信時間が5秒程度となると、ユーザは通信中に携帯機器を別の方向に向けてしまったり、通信ができていないものとあきらめてしまうこともあると考えられるが、通信時間が0.5秒程度であれば、携帯機器を向けて、送信処理を行っている間にデータ通信が終了しているため、非常にわかりやすく、便利な通信が行えることになる。
このように、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、ワイヤレス通信インターフェースとしての送信部14・受信部25およびデータを保存する記録媒体(メモリ12・22)を備えた携帯機器と、ワイヤレス通信インターフェースとして送信部14・受信部25を備え、データを記録する電子機器とを含む。そして、携帯機器および上記電子機器は、通信開始時に相手機器をサーチすると同時に接続に必要なパラメータ交換を行なう通信機能1、2を記憶する記憶手段(メモリ12・22)と、通信を制御する通信制御手段としてのコントローラ13・23とをそれぞれ備え、これら両コントローラ13・23は、携帯機器と電子機器との間でデータを、通信機能1、2を使用して転送する。
つまり、通信時間を短くする方法として、通信開始時に相手機器のサーチを行うだけの局発見コマンド(IrDAではXIDコマンド)を送出せず、サーチと接続に必要なパラメータを保有するコマンドとの両方の機能を備えたパケットを出力する通信機能1、2を使用して携帯機器と電子機器との通信を行うようにする。
この結果、局発見コマンドと接続手順との両方を使用しないので、データの転送時間を短くすることができる。したがって、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、通信機能1、2で交換する、接続に必要なパラメータは、予め固定した値を使用すべく、初期値を設定しておくか、接続パケットの中に上位層の接続パラメータもしくはコマンドまで含めて送る。
この結果、接続に必要なパラメータとして予め設定した固定値を使用すること、もしくは、一つの接続パケットに含まれる上位層のパラメータもしくはコマンドを使用することによって、接続時間をさらに短くすることができる。したがって、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
ここでいう初期値とは、例えば、データリンク層で言う
Baud Rate:4Mbps,115kbps,9600bps
(通信速度)
Maximum Turn Around Time:1s[送信機(Primary)],100ms[受信機(Secondary)]
(最大に送信権をもつことができる時間)
Data Size:2048bytes
(1つのパケットに入れることができる最大長)
Window Size:1
(既存IrDAでの連続して送信可能なパケット数)
Additional BOFs:0
(115kbpsまたは9600bps時に光学特性安定のため挿入するダミーパルスの数)
Minimum Turn Around Time:0.5ms
(相手機器からのパケットを受信した後、送信するまでに最低待たなければならない時間)
Link Disconnect/Threshold Time:1seconds
(設定値だけパケットが受信できなかった場合に切断とする時間)
Minimum Packet Interval:100us
(パケット間の時間)
のようなデータであり、上位層のコマンドとは例えばOBEXのConnectコマンドとそのサクセス等のレスポンスを指す。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、携帯機器および電子機器は、通信中にデータにエラーが発生してもデータの再送処理を行なわない、もしくは多くの連続したデータ送信に一度のエラー処理を行なうような、エラー処理回数を減らした通信機能4、5を実現するためのプログラムおよびデータ記憶する記憶手段としてのメモリ12・22と、通信を制御する通信制御手段としてのコントローラ13・23とをそれぞれ備え、これらコントローラ13・23は、携帯機器と電子機器との間でデータを、通信機能4、5を使用して転送する。
つまり、通信時間を短くする方法として、エラー処理の回数を減らす通信機能4、5を使用して携帯機器と電子機器との通信を行うようにする。また、エラー情報の返送に関して、1つのパケットで返るようにする。
この結果、再送処理を行うために頻繁に交互にやり取りが行われるフレームおよびレスポンスパケットを省略でき、また、再送処理のために必要なCPUの処理能力を軽減でき、さらに、データの転送時間を短くすることができる。したがって、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、携帯機器および電子機器は、前記通信機能1と通信機能4との両方の機能を有する通信機能7もしくは通信機能2と通信機能5の両方の機能を有する通信機能8を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段としてのメモリ12・22と、通信を制御する通信制御手段としてのコントローラ13・23とをそれぞれ備え、これらコントローラ13・23は、携帯機器と電子機器との間でデータを、通信機能7、8を使用して転送する。
この結果、通信機能1と通信機能4との両方の特徴を持つ通信機能7、もしくは通信機能2と通信機能5との両方の特徴を持つ通信機能8を使用することにより、さらに、データの転送時間を短くすることができる。したがって、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、ワイヤレス通信は、赤外線(IR)通信である。
すなわち、赤外線を用いたデータ転送として、前述したように、IrDA規格がある。したがって、例えばIrDA規格に準拠した転送方式を採用している機器に対して、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図10、図11を用いて説明を行う。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10(b)では接続手順を減らし、受信機側からのレスポンスを少なくする通信機能7を用いているが、さらに受信機からの応答をなくして、通信機能8として片方向だけで通信することで、受信機側のデータ送信機能を不要にすることができる。通常のデータ通信では片方向の通信はデータが確実に到着したかどうか不明であるため使いにくいが、本発明のように、ユーザが携帯電話から静止画を送り、その結果がユーザが一目でわかるような応用では特に問題ない。図10(c)が片方向のみの通信のシーケンスである。パケットの構造については図10(b)と変わらない。
図11(a)、図11(b)に本実施の形態の接続だけのシーケンス、図11(c)に接続パケットの構造を記載する。この場合には図11(c)の下段のレスポンスパケットは使われない。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施の形態について図34から図58に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1、2と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1、2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(1)通信層
図34は、OSI7階層モデルと、IrDAの階層および本発明に係る通信システムの階層の対応関係を示す模式図である。
本実施の形態では、本発明に係る通信システムの送信機および受信機の構成および動作について、OSI7層モデルに基づいて詳細に説明する。ここで、OSI7層モデルとは、いわゆる「OSI基本参照モデル」「OSI階層モデル」とも呼ばれているものである。
OSI7層モデルでは、異機種間のデータ通信を実現するために、コンピュータの持つべき通信機能が7階層に分割され、各層ごとに標準的な機能モジュールが定義されている。
具体的には、第1層(物理層)は、データを通信回線に送出するための電気的な変換や機械的な作業を受け持つ。第2層(データリンク層)は、物理的な通信路を確保し、通信路を流れるデータのエラー検出などを行なう。第3層(ネットワーク層)は、通信経路の選択や通信経路内のアドレスの管理を行なう。第4層(トランスポート層)は、データ圧縮や誤り訂正、再送制御などを行なう。第5層(セッション層)は、通信プログラム同士がデータの送受信を行なうための仮想的な経路(コネクション)の確立や解放を行なう。第6層(プレゼンテーション層)は、第5層から受け取ったデータをユーザが分かりやすい形式に変換したり、第7層から送られてくるデータを通信に適した形式に変換したりする。第7層(アプリケーション層)は、データ通信を利用した様々なサービスを人間や他のプログラムに提供する。
本実施の形態に係る通信システムの各通信層も、上記OSI7層モデルの対応する階層と同等の機能を有する。ただし、図34に示すように、上記通信システムは、セッション層とプレゼンテーション層とを1つにした、6階層の構造となっている。
本発明は、送信機および受信機が複数の通信層の接続を確立して通信を行うの通信システムに広く適用可能である。すなわち、通信機能の分割はOSI7層モデルに従っていなくてもよい。また、通信層の数は、接続すべき通信層が複数であれば、任意に選択できる。
また、本発明は、複数の通信層の接続リクエストをまとめることにより、接続に要する時間を短縮するものであるため、通信路が切断した場合でも再接続が容易である。よって、本発明は、通信路が切断しやすい、例えば赤外線による無線通信に特に適している。ただし、本発明は、IEEE802.11無線、Bluetoothを含む他の無線通信、および、有線通信においても効果的である。
また、本実施の形態では、すべての通信層の接続を1回の通信で接続する例について説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つの通信層を接続した後、残りの複数の通信層を接続するようにしてもよい。また、1つの通信層の接続が複数回の通信によって行われてもよい。例えば、ネットワーク層の接続が2回の通信を要する場合、データリンク層の接続とネットワーク層の1回目の接続とを1つの接続リクエストにまとめ、ネットワーク層の2回目の接続とトランスポート層の接続とを1つの接続リクエストにまとめてもよい。
本実施の形態では、説明の便宜上、本発明の一適用例であるIrSimpleに基づいて説明する。しかし、本発明はIrSimpleに限定されるものではない。なお、IrSimpleとは、従来のIrDAの一部機能を改良したものである。
本実施の形態では、IrSimpleに則って、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層+プレゼンテーション層を、それぞれ、LAP、LAMP、SMP、OBEXと表記することがある。また、通信層を送信機、受信機で区別する場合に、送信機に“P”、受信機に“S”と付記する。例えば、“LAP(P)”とは、送信機のデータリンク層を意味する。
(2)送信機−受信機間のシーケンス
(2−1)接続シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図27は、従来のIrDAの接続シーケンスを示すシーケンス図である。また、図28は、従来のIrDAの接続シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図27に示すように、従来のIrDAではXIDコマンドを使用して、接続する対象機器のサーチを行う。サーチとは相手機器が通信圏内にいるかどうかを判別するためのものである。この際、このXIDコマンドを受信する機器が、このXIDコマンドを受け取ることができるようにDestination Device Addressにグローバルアドレス(Global)を使用する(図28のXID command)。
XIDコマンドを受けた受信機は、XIDレスポンスを返信する。この際、XIDレスポンスには、Destination Device AddressにXIDコマンドのSource Device Addressを挿入する(図28のXID response)。
相手機器が見つかった場合、送信機はデータリンク層を接続するために、SNRMコマンドを送信する。この際、XIDレスポンスのSource Device AddressをSNRMコマンドのDestination Device Addressに入れることで検出した機器のみに接続するように、必要なパラメータを入れて送信する。このSNRMコマンドを受けた受信機は、UAレスポンスを、接続に必要なパラメータを入れて返信する。この流れでデータリンク層の接続が終了する。
その後、同様にして、ネットワーク層、トランスポート層、セション層、プレゼンテーション層等の上位層の接続を行っていく。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図11(a)は、本実施の形態(レスポンス有り)の接続シーケンスを示すシーケンス図である。また、図11(c)は、本実施の形態(レスポンス有り)の接続シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
本実施の形態(レスポンス有り)では、SNRMのDestination Device Addressにグローバルアドレスを使用することにより、サーチと同様の機能をSNRMコマンドに持たせることができる(図11(c)のSNRM command)。
また、本実施の形態(レスポンス有り)では、データリンク層の接続パケットであるSNRMコマンドおよびUAレスポンスの中に、ネットワーク層、トランスポート層、セション層、プレゼンテーション層等の上位層の接続に必要なパラメータおよびコマンドを挿入する。これにより、従来のIrDAでは必要であった上位層それぞれを接続するための接続パケットを1つのパケットに凝縮することができる。
それゆえ、従来、複数のパケットが必要であった、サーチと接続シーケンスを1つのパケット対で行うことができる。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図11(b)は、本実施の形態(レスポンス無し)の接続シーケンスを示すシーケンス図である。また、図11(c)は、本実施の形態(レスポンス無し)の接続シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。なお、本実施の形態(レスポンス無し)では、UAレスポンス(図11(c)のUA response for SNRM)は不要である。
ユーザまたはアプリケーションおよびデータ種類によっては、受信機からのレスポンスを省略した通信方式を選択できる。この場合、図11(b)に示すように、SNRMコマンドのみでサーチおよび接続が終了したものとできる。
(2−2)データ交換シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図32(a)は、従来のIrDAのデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。また、図35(a)は、従来のIrDAのデータ交換シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図32(a)に示すように、従来のIrDAでは、データを送信した後に、受信機は下位層のレスポンス(LAP Response)を返し、その後送信機が再度送信権を受信機に譲渡し(RR)、その後受信機は上位層のレスポンス(OBEX Response)を返信した後で、次のデータを送信するというシーケンスを行う。
なお、エラーが発生した場合には下位層のレスポンスによりその旨通知し、そのパケットの再送信を行う。
従来のIrDAでは、Iフレーム(図35(a))を用いてデータ通信を行う。Nsは送信機が管理する番号が入り、Nrは受信機が管理する番号が入る。データリンク層(LAP層)は、この番号を利用することで、再送や、パケットの欠落を防止する。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図32(b)(c)は、本実施の形態(レスポンス有り)のデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。また、図35(b)は、本実施の形態(レスポンス有り)のデータ交換シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
本実施の形態(レスポンス有り)では、1つのデータ間毎の下位層及び上位層のレスポンスを極力減らし、多くのデータを送信した後にエラーがあったか無かったかを返信する。
送信機は、データ通信時に、シーケンシャルなパケット番号および受信データに問題がなかったかを問うためのフラグと、上記データをパケットのサイズに合わせて分割した分割データで構築されたパケットを用いる。
図32(b)に示すように、送信機は、所定数のパケット数を送信した後に上記フラグをオンにしたパケットの送信を行う。これに対し、受信機は、以前のデータの始めから、もしくは上記フラグがオンであったパケットを受信し、返信を行ってから、エラーを検出しなかった場合は、正常に受信した旨を送信機に通知する。また、受信機は、以前のデータの始めから、もしくは上記フラグがオンであったパケットを受信し、返信を行ってから、エラーを検出した場合は、受信することができなかったパケット以降の上記分割データ部分を無視し、上記フラグのみを確認し、上記フラグがオンであった場合に、エラーにより受信できなかったパケット番号を送信機へ通知する。
さらに、送信機は、正常に受信した旨を受信機から受けた場合、次のパケットから送信を行う。また、送信機は、エラーがあったという通知を受けた場合、受信できなかったパケット番号から、上記フラグをオンにしたパケットまでを再送信する。
これにより、パケット間を詰めることができ、効率のよい通信が可能となる。
図35(b)に示すように、本実施の形態(レスポンス有り)では、UIフレームを使用する。このため、データリンク層(LAP層)ではパケットの抜けが認識できず、トランスポート層で検出する。
UIフレームのトランスポート層のデータ部分にシーケンシャルナンバーとデータ確認用フラグ、データの最後のパケットかどうか、受信したデータが正常であったかを示すフラグを設け、それらのフラグによってデータの送信を行う。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図33(a)(b)は、本実施の形態(レスポンス無し)のデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。また、図35(b)は、本実施の形態(レスポンス無し)のデータ交換シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
本実施の形態(レスポンス無し)では、受信機のレスポンスを必要としない場合、データの完全性のみを確認する。そのため、送信機はパケットにシーケンスナンバーを振り、全てのデータを連続で送信する。
そして、受信機は、エラーがあったかどうかを確認するのみであり、正常に受信した場合には全てのデータを受けた後、受信機内で正常受信であることを認識し、次の動作を行う。この場合の次の動作とは、例えば受信したデータを表示したり、印刷したり、保存したりすることである。一方、エラーを検出した場合、受信機内で正常受信できなかったことを認識し、次の動作を行う。この場合の次の動作とは、失敗したことをユーザーに知らせるためのインジケートや、次の受信待ち状態になることである。
なお、本実施の形態(レスポンス無し)でも、図35(b)に示すUIフレームを使用する。
(2−3)切断シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図36(a)は、従来のIrDAの切断シーケンスを示すシーケンス図である。また、図36(b)は、従来のIrDAの切断シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図36(a)に示すように、従来のIrDAでは、上位層から順に切断の処理を行っていき、最後にデータリンク層(LAP層)の切断を行う。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図37(a)は、本実施の形態(レスポンス有り)の切断シーケンスを示すシーケンス図である。また、図37(c)は、本実施の形態(レスポンス有り)の切断シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図37(c)に示すように、本実施の形態(レスポンス有り)では、ネットワーク層、トランスポート層、セション層、プレゼンテーション層等の上位層の切断に必要なパラメータおよびコマンドを、DISCコマンドおよびUAレスポンスの中に挿入した。
これにより、従来、複数のパケットが必要であった、切断シーケンスを1つのパケット対で行うことができる。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図37(b)は、本実施の形態(レスポンス無し)の切断シーケンスを示すシーケンス図である。また、図37(c)は、本実施の形態(レスポンス有り)の切断シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。なお、本実施の形態(レスポンス無し)では、UAレスポンス(図37(c)のUA response)は不要である。
図37(b)に示すように、本実施の形態(レスポンス無し)では、受信機のレスポンスを必要としないとして接続した場合、DISCコマンドのみでサーチおよび切断が終了したものとできる。
(3)送信機、受信機内のシーケンス
図38〜図58では、説明の便宜上、データリンク層をLAP、ネットワーク層をLAMP、トランスポート層をTTPまたはSMP、セッション層およびプレゼンテーション層をOBEXと表記する。また、通信層を送信機と受信機とで区別するために、送信機に“P”、受信機に“S”と付記する。例えば、“LAP(P)”とは、送信機のデータリンク層を意味する。
(3−1)接続シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図38は、従来のIrDAの接続シーケンスを示すシーケンス図である。なお、従来のIrDAの接続シーケンスの際の通信データのデータ構造は、図28に示したとおりである。
図38に示すように、従来のIrDAでは、送信機、受信機とも、接続準備を行ってから、下位層から順に接続を行う。各通信層では、下位層から通知を受けてから接続を行い、接続が終了すると、上位層へ通知を行う。最終的にOBEXでの接続が終了して、接続が完了する。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図39は、本実施の形態(レスポンス有り)の接続シーケンスを示すシーケンス図である。また、図40(a)、図40(b)は、本実施の形態(レスポンス有り)の接続シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図39に示すように、本実施の形態(レスポンス有り)では、送信機、受信機とも、接続準備を行う。その後、送信機は、上位層のリクエストをそのまま下位層に渡していき、1つのパケット(SNRM)として送信する。一方、受信機は、SNRMパケットを受けて、そのまま上位層へ接続できた旨の通知を行った後、OBEX(S)のレスポンスをそのまま下位層に渡していき、1つのパケット(UA)として送信する。送信機は、UAを受けたことで接続完了とし、上位層に通知(Connect.confirm)を上げていく。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
まず、送信機の各通信層について説明する。
OBEX(P)は、アプリケーションからの接続要求が来た場合に、速やかに下位層(SMP(P))に対して接続要求コマンドをデータに入れて接続要求関数(Primitive)を発生する。また、OBEX(P)は、SMP(P)から接続確認関数を受けた場合に、そのデータの中からOBEX接続のレスポンスを確認し、問題ない(Success)というレスポンスであれば、接続完了とする。
SMP(P)は、OBEX(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにOBEX(P)の接続要求関数のデータに、受信機のSMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LMP(P))に対して接続要求関数を発生する。また、SMP(P)は、LMP(P)から接続確認関数を受けた場合、関数のデータから受信機のSMP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、SMP(S)とのネゴシエーションを終了する。また、SMP(P)は、接続確認関数のデータからSMP(S)のパラメータを取り除いたデータをOBEX(P)に対して接続確認関数として送信する。
LMP(P)は、SMP(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにSMP(P)の接続要求関数のデータに、受信機のLMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LAP(P))に対して接続要求関数を発生する。また、LMP(P)は、LAP(P)から接続確認関数を受けた場合、関数のデータから受信機のLMP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、LMP(S)とのネゴシエーションを終了する。また、LMP(P)は、接続確認関数のデータからLMP(S)のパラメータを取り除いたデータを、SMP(P)に対して接続確認関数として送信する。
なお、通常は論理ポートを管理するためにLSAP(Link Service Access Point)が定義される。そして、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LSAPにコネクションレスの値を固定値として使用する。このため、LMPの接続パラメータ交換は不要となっている。
LAP(P)は、LMP(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにLMP(P)の接続要求関数のデータに、受信機のLAP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、受信機の物理層に対してSNRMコマンドを出力する。また、LAP(P)は、受信機の物理層からUAレスポンスを受けた場合、UAレスポンスのデータから受信機のLAP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、LAP(S)とのネゴシエーションを終了する。また、LAP(P)は、UAレスポンスのデータからLAP(S)のパラメータを取り除いたデータを、LMP(P)に対して接続確認関数として送信する。
つづいて、受信機の各通信層について説明する。
OBEX(S)は、アプリケーションから接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、OBEX(S)は、下位層(SMP(S))から接続通知関数(Indication)を受けた場合に、そのデータの中からOBEX接続コマンドを確認し、問題が無ければSuccessというレスポンスを接続返答関数(Response)としてSMP(S)に対して出力し、接続完了とする。
SMP(S)は、OBEX(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、SMP(S)は、下位層(SMP(S))から接続通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のSMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、それに対しての返答のパラメータを作成し、上記関数のデータからSMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をOBEX(S)に発した後、OBEX(S)からの接続返答関数を待つ。また、SMP(S)は、OBEX(S)からの接続返答関数を受けた場合に、LMP(S)に対してOBEX(S)の接続返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、LMP(S)に対して接続返答関数を発生し、SMP層のネゴシエーションを終了する。
LMP(S)は、SMP(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、LMP(S)は、下位層(LAP(S))から接続通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のLMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、それに対しての返答のパラメータを作成し、上記関数のデータからLMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をSMP(S)に発した後、SMP(S)からの接続返答関数を待つ。また、LMP(S)は、SMP(S)からの接続返答関数を受けた場合に、LAP(S)に対してSMP(S)の接続返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、LAP(S)に対して接続返答関数を発生し、LMP層のネゴシエーションを終了する。
なお、通常は論理ポートを管理するためにLSAP(Link Service Access Point)が定義される。そして、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LSAPにコネクションレスの値を固定値として使用する。このため、LMPの接続パラメータ交換は不要となっている。
LAP(S)は、LMP(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、LAP(S)は、物理層からSNRMコマンドを受けた場合に、SNRMコマンドのデータから送信機のLAP(P)が生成したパラメータを抜き取り、SNRMコマンドのデータからLAP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をLMP(S)に発した後、それに対しての返答のパラメータを作成し、LMP(S)からの接続返答関数を待つ。また、LAP(S)は、LMP(S)からの接続返答関数を受けた場合に、LMP(S)の接続返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、物理層に対してUAレスポンスを出力し、LAP層のネゴシエーションを終了する。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図41は、本実施の形態(レスポンス無し)の接続シーケンスを示すシーケンス図である。また、図40(a)は、本実施の形態(レスポンス無し)の接続シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図41に示すように、本実施の形態(レスポンス無し)では、送信機、受信機とも、接続準備を行う。その後、送信機は、上位層のリクエストをそのまま下位層に渡していき、1つのパケット(SNRM)として送信する。そして、送信機は、SNRMパケットを送信した時点で接続完了として、LAP(P)から上位層に通知(Connect.confirm)を上げていく。一方、受信機は、SNRMパケットを受けて、そのまま上位層へ接続できた旨の通知を行い、OBEX(S)に通知した時点で接続完了とする。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
まず、送信機の各通信層について説明する。
OBEX(P)は、アプリケーションからの接続要求が来た場合に、速やかに下位層(SMP(P))に対して接続要求コマンドをデータに入れて接続要求関数(Primitive)を発生する。また、OBEX(P)は、SMP(P)から接続確認関数を受けた場合に、接続完了とする。
SMP(P)は、OBEX(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにOBEX(P)の接続要求関数のデータに、受信機のSMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LMP(P))に対して接続要求関数を発生する。また、SMP(P)は、LMP(P)から接続確認関数を受けた時点で、送信したパラメータでネゴシエーションができたとして、SMP層のネゴシエーションを終了する。また、この時、SMP(P)は、OBEX(P)に対して接続確認関数を送信する。
LMP(P)は、SMP(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにSMP(P)の接続要求関数のデータに、受信機のLMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LAP(P))に対して接続要求関数を発生する。また、LMP(P)は、LAP(P)から接続確認関数を受けた時点で、送信したパラメータでネゴシエーションができたとして、LMP層のネゴシエーションを終了する。また、この時、LMP(P)は、SMP(P)に対して接続確認関数を送信する。
なお、通常は論理ポートを管理するためにLSAP(Link Service Access Point)が定義される。そして、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LSAPにコネクションレスの値を固定値として使用する。このため、LMPの接続パラメータ交換は不要となっている。
LAP(P)は、LMP(P)からの接続要求関数を受けて、速やかにLMP(P)の接続要求関数のデータに、受信機のLAP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、受信機の物理層に対してSNRMコマンドを出力する。また、LAP(P)は、SNRMコマンドを出力した時点で、送信したパラメータでネゴシエーションができたとして、LAP層のネゴシエーションを終了する。また、この時、LAP(P)は、LMP(P)に対して接続確認関数を送信する。
つづいて、受信機の各通信層について説明する。
OBEX(S)は、アプリケーションから接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、OBEX(S)は、下位層(SMP(S))から接続通知関数(Indication)を受けた場合に、そのデータの中からOBEX接続コマンドを確認し、問題が無ければ、接続完了とする。
SMP(S)は、OBEX(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、SMP(S)は、下位層(SMP(S))から接続通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のSMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用してネゴシエーションを完了させる。そして、SMP(S)は、上記関数のデータからSMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をOBEX(S)に発する。
LMP(S)は、SMP(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、LMP(S)は、下位層(LAP(S))から接続通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のLMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用してネゴシエーションを完了させる。そして、LMP(S)は、上記関数のデータからLMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をSMP(S)に発する。
なお、通常は論理ポートを管理するためにLSAP(Link Service Access Point)が定義される。そして、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LSAPにコネクションレスの値を固定値として使用する。このため、LMPの接続パラメータ交換は不要となっている。
LAP(S)は、LMP(S)からの接続要求関数を受けて、受信待機状態になる。また、LAP(S)は、物理層からSNRMコマンドを受けた場合に、SNRMコマンドのデータから送信機のLAP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用してネゴシエーションを完了させる。そして、LAP(S)は、上記関数のデータからLAP(P)のパラメータを除いたデータを入れた接続要求関数をLMP(S)に発する。
(3−2)データ交換シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図42は、従来のIrDAのデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。なお、従来のIrDAの接続シーケンスの際の通信データのデータ構造は、図35(a)に示したとおりである。
図42に示すように、従来のIrDAでは、送信機がPUTコマンドを発生し、それが下位層まで流れてIフレームとして送信機へ送信される。受信機はそれを受けて、データのインジケートを上位層に上げて行く、TTP(S)は、いくつのパケットを受けることができるかを表すクレジットを送信機に返す。なお、TTP層はフロー制御を司る。
送信機は、受信機から受信したクレジットをTTP(P)まで伝える。このときLAP(P)はRR(送信権譲渡)パケットを送信する。その後、受信機は、RRパケットを受信した後、OBEX(S)が発生したレスポンスをIフレームとして出力する。
送信機は、OBEX(S)のレスポンスを受けて、次のPUTコマンドを発生する。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図43は、本実施の形態(レスポンス有り)のデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。また、図44は、本実施の形態(レスポンス有り)のデータ交換シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図43に示すように、本実施の形態(レスポンス有り)では、送信機が、PUTコマンドを発生し、それが下位層まで伝わり、UIフレームとして出力される。
一方、受信機は、データを受け取り、上位層へ通知を上げていく。このとき、SMP(S)では、上位層のOBEX(S)に対して、データが続くことを通知する(status=truncated)。
送信機は、ある一定数のパケットを送信した後に、データがきちんと届いているかどうかを確認するフラグをONにして送信する。これを受けて、受信機では、SMP(S)が、エラーがあったかなかったか、あった場合にはエラーが発生した番号を送信機に通知する。
送信機は、エラーが無ければ次のパケット群を出力し、エラーがあればエラーがあったパケット以降のパケットを再送信する。
送信機は、データの最後になったときに、データの最後であることを示すフラグをONにして送信する。これに対して、受信機は、SMP(S)が、このフラグがONであれば、OBEX(S)にデータがそろったことを通知し(status=OK)、OBEX(S)のレスポンスを待つ。そして、OBEX(S)のレスポンスが発生したとき、そのデータを下位層へ伝えていき、UIフレームとして出力する。
送信機は、受けたレスポンスがSuccessであれば、正常終了する。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
送信機では、OBEX(P)が下位層に対してPUTコマンドをデータ送信関数として出力する。ただし、OBEX(P)は、PUT Final(最後のPUT)コマンド以外のPUTコマンドのレスポンス(正常の場合はContinueが返る)を必要とせずにSMP(P)で送信可能である場合には、次のコマンドを出力していく。PUT FinalコマンドもしくはPUTコマンド以外のコマンドの場合には、下位層からのデータ通知関数を待ち、そのデータ内のレスポンスをみてコマンドを終了する。
ここで、データ送信関数とは、下位層に対してデータ送信を要求する関数(Data Request)である。また、データ通知関数とは、下位層からデータを受信したことを知らせる関数(Data Indicate)である。
受信機では、OBEX(S)が下位層からデータ通知関数を受けて、データを受ける。ただし、OBEX(S)は、PUT Finalコマンド以外のPUTコマンドに対しては、レスポンスを返さず、PUT FinalコマンドもしくはPUTコマンド以外のコマンドの場合はデータ送信関数としてレスポンスを返す。
ここで、送信機、受信機に共通する、上位層と下位層のデータ送信関数およびデータ通知関数でのヘッダ等について説明する。
SMPは、OBEXからデータ送信関数を受けると、LMPに対して、(a)LMPで送信可能なサイズがデータ送信関数内のデータのサイズよりも小さいときには、該データをLMPが送信可能なサイズに分割し、(b)LMPで送信可能なサイズがデータ送信関数内のデータのサイズよりも大きいときには、いくつかのデータを結合して、送信可能なサイズ以下の、より大きなデータを作成する。また、SMPは、シーケンシャルな番号、相手機器にデータ受信状態を問い合わせる引数、データの最後を示す引数、相手機器のSMPがOBEXのレスポンスが必要であることを示す引数、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数などを入れたSMPヘッダを作成する。そして、このSMPヘッダを、上記分割または結合したデータに付加したデータを入れたデータ送信関数をLMPに対して発する。
さらに、SMPは、LMPからデータ通知関数を受けると、該関数内のデータからSMPヘッダを抜き出し、シーケンス番号が正常であるか(すなわち、抜けなく順番に来ているか)を確認する。そして、正常であった場合には、OBEXへデータ通知関数を発する。このとき、データ通知関数は、下位層からのデータ通知関数ごとに出力してもよいし、いくつかの下位層からのデータ通知関数のデータをあわせて出力してもよい。
送信機のSMP(P)は、OBEX(P)からのデータ送信関数をLMP(P)へのデータ送信関数に変換して、規定しているある一定数のデータ量のデータ送信関数を発する。その後、SMP(P)は、受信機にデータ受信状態を問い合わせる引数をTrueにしてデータ送信関数を発して、LMP(P)のデータ通知関数を待つ。
SMP(P)は、LMP(S)からのデータ通知関数内のSMPヘッダを解析し、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数が正常に受信していたことを示していた場合、次のデータを送信する準備ができたとして、OBEX(P)に対して送信可能であるステートになる。すなわち、この状態でOBEX(P)からのデータを受け付けることができる。
これに対して、SMP(P)は、LMP(S)からの受け取ったデータ通知関数のSMPヘッダを解析して受信したデータが正常であったかどうかを示す引数が正常に受信していなかったことを示していた場合、正常に受信できなかったと通知されたデータ送信関数から相手機器にデータ受信状態を問い合わせる引数をTrueにしたデータ送信関数までを再度発生する。SMP(P)は、全てのデータ送信関数によるデータが受信機に通知されるまで、もしくはある規定回数再発生を繰り返す。
さらに、SMP(P)は、OBEX(P)からデータの最後であるとした引数がTrueであるデータ送信関数を受けた場合、そのデータ送信関数の最後のデータを入れた、LMP(P)へのデータ送信関数を、このデータ送信関数がデータの最後であることを示す引数、または、受信機のOBEX(S)のレスポンスが必要であることを示す引数をTrueにして発する。
これに対して、受信機のSMP(S)は、LMP(S)からデータ通知関数を受けた際に、データの最後または受信機のOBEX(S)のレスポンスが必要であることを示す引数がTrueであった場合に、OBEX(S)へSMP(S)のヘッダを外したデータを入れたデータ通知関数を発する。
また、SMP(S)は、データ通知関数をLMP(S)から受けた場合に、そのデータ通知関数内のデータからSMPヘッダを解析し、シーケンシャルな番号を確認する。SMP(S)は、受信機にデータ受信状態を問い合わせる引数がTrueであるヘッダを受けるまで正常に受信できていれば、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数を正常に受信できたことを示すものにしてSMPヘッダを作成し、それをデータとしてLMP(S)に対してデータ送信関数を発する。
一方、SMP(S)は、正常に受信できなかったことを検出した場合には、正常に受信できなかったと予測されるSMPヘッダの番号を記憶する。例えば、0,1,2,3,5と受けたとき、5個目は4となるべきなのに4を受けなかった場合には、正常に受信できなかったと予測される番号は4となる。そして、それ以降、SMP(S)は、SMPヘッダの受信機にデータ受信状態を問い合わせる引数がTrueであるかどうかのみを調べて、OBEX(S)へのデータ通知関数の出力を停止する。
SMP(S)は、受信機にデータ受信状態を問い合わせる引数がTrueであるデータ通知関数を受けた場合に、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数を正常に受信できなかったことを示すものにし、正常に受信できなかったSMPヘッダの番号をシーケンシャル番号を入れるフィールドに挿入したSMPヘッダを作成して、それをデータとしてLMP(S)に向けてデータ送信関数を発する。
また、SMP(S)は、データの最後であることを示す引数、または受信機のOBEX(S)のレスポンスが必要であることを示す引数がTrueであったデータ通知関数を受けた場合、OBEX(S)へデータ通知関数を出力した後、OBEX(S)からのデータ送信要求を待つ。
SMP(S)は、OBEX(S)からのデータ送信要求を受けた場合には、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数に正常に受信できたとするSMPヘッダを作成し、それをOBEX(S)のデータ送信要求のデータに付加して、LMP(S)に対してデータ送信関数を発する。なお、エラーがあった場合には、OBEX(S)への通知は止まるため、待つときは正常であったときのみとなる。
つぎに、LMPは上位層からデータ送信要求関数を受けたときには、その関数内のデータにLMPヘッダをつけてデータを作成し、LAPにそのデータが入ったデータ送信要求関数を発する。また、LMPは、LAPからデータ通知関数を受けた場合には、その関数内のデータからLMPヘッダを除いたデータを作成し、SMPにそのデータが入ったデータ通知関数を発する。
なお、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LMPヘッダにはコネクションレスの値が入ったLSAPが入る。
LAPは、LMPからデータ送信要求関数を受けたとき、その関数内のデータにLAPヘッダをつけてデータを作成し、物理層にそのデータがはいったUIフレームを発する。また、LAPは、物理層からデータ受信通知を受けた場合には、そのUIフレームのデータからLAPヘッダを除いたデータを作成し、LMPにそのデータが入ったデータ通知関数を発する。なお、本実施の形態では、LAPヘッダには、接続アドレスとUIインジケータが含まれる。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図45は、本実施の形態(レスポンス無し)のデータ交換シーケンスを示すシーケンス図である。また、図44は、本実施の形態(レスポンス無し)のデータ交換シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図45に示すように、本実施の形態(レスポンス無し)では、送信機が、PUTコマンドを発生し、それが下位層まで伝わり、UIフレームとして出力される。
一方、受信機は、データを受け取り、上位層へ通知を上げていく。このとき、SMP(S)では、上位層のOBEX(S)に対して、データが続くことを通知する(status=truncated)。
そして、送信機は、データの最後になったときに、データの最後であることを示すフラグをONにして送信する。これに対して、受信機は、SMP(S)が、このフラグがONであれば、OBEX(S)にデータがそろったことを通知して(status=OK)、データ交換シーケンスを終了する。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
送信機では、OBEX(P)が下位層に対してPUTコマンドをデータ送信関数として出力する。ただし、OBEX(P)は、すべてのコマンドに対するレスポンスを必要とせずに、コマンドを終了することができる。そして、OBEX(P)は、SMP(P)で送信可能である場合に、次のコマンドを出力していく。
受信機では、OBEX(S)が下位層からデータ通知関数を受けて、すべてのコマンドに対してレスポンスを返さずに、データのみを受け取る。
ここで、送信機、受信機に共通する、上位層と下位層のデータ送信関数およびデータ通知関数でのヘッダ等について説明する。
SMPは、OBEXからデータ送信関数を受けると、LMPに対して、(a)LMPで送信可能なサイズがデータ送信関数内のデータのサイズよりも小さいときには、該データをLMPが送信可能なサイズに分割し、(b)LMPで送信可能なサイズがデータ送信関数内のデータのサイズよりも大きいときには、いくつかのデータを結合して、送信可能なサイズ以下の、より大きなデータを作成する。また、SMPは、シーケンシャルな番号、相手機器にデータ受信状態を問い合わせる引数、データの最後を示す引数、相手機器のSMPがOBEXのレスポンスが必要であることを示す引数、受信したデータが正常であったかどうかを示す引数などを入れたSMPヘッダを作成する。そして、このSMPヘッダを、上記分割または結合したデータに付加したデータを入れたデータ送信関数をLMPに対して発する。
さらに、SMPは、LMPからデータ通知関数を受けると、該関数内のデータからSMPヘッダを抜き出し、シーケンス番号が正常であるか(すなわち、抜けなく順番に来ているか)を確認する。そして、正常であった場合には、OBEXへデータ通知関数を発する。このとき、データ通知関数は、下位層からのデータ通知関数ごとに出力してもよいし、いくつかの下位層からのデータ通知関数のデータをあわせて出力してもよい。
送信機のSMP(P)は、OBEX(P)からのデータ送信関数をLMP(P)へのデータ送信関数に変換する。そして、OBEX(P)からデータの最後であるとした引数がFalseであるデータ送信関数を受けた場合には、そのデータにSMPヘッダを付けたデータを、LMP(P)へ発する。これに対して、SMP(P)は、OBEX(P)からデータの最後であるとした引数がTrueであるデータ送信関数を受けた場合には、そのデータ送信関数の最後のデータを入れた、LMP(P)へのデータ送信関数を、このデータ送信関数がデータの最後であることを示す引数、または、受信機のOBEX(S)のレスポンスが必要であることを示す引数をTrueにして発する。
一方、受信機のSMP(S)は、データ通知関数を下位層から受けた場合に、そのデータ通知関数内のデータからSMPヘッダを解析し、シーケンシャルな番号を確認する。そして、SMP(S)は、SMPヘッダを解析して、正常に受信できていることを確認できた場合、LMP(S)に対してデータ送信関数を発する。
これに対して、SMP(S)は、正常に受信できなかったことを検出した場合には、OBEX(S)にエラーとして通知する。例えば、0,1,2,3,5と受けたとき、5個目は4となるべきなのに4を受けなかった場合である。
そして、それ以降、SMP(S)は、SMPヘッダのデータの最後を示す引数、または受信機のOBEX(S)のレスポンスが必要であることを示す引数がTrueであることを待ち、Trueであるデータ通知関数を受けるか(なお、受けてもOBEX(S)へは通知はしない)、切断通知関数を受けるか、もしくはある一定時間経つまで、OBEX(S)へデータ通知を行わないようにする。
つぎに、送信機のLMP(P)は、SMP(S)からデータ送信要求関数を受けたときには、その関数内のデータにLMPヘッダをつけてデータを作成し、LAP(P)にそのデータが入ったデータ送信要求関数を発する。
一方、受信機のLMP(S)は、LAP(S)からデータ通知関数を受けた場合には、その関数内のデータからLMPヘッダを除いたデータを作成し、SMP(S)にそのデータが入ったデータ通知関数を発する。
なお、1対1で1つの接続をする場合にはLMPを使用する必要がない。この場合、LMPヘッダにはコネクションレスの値が入ったLSAPが入る。
送信機のLAP(P)は、LMP(P)からデータ送信要求関数を受けたとき、その関数内のデータにLAPヘッダをつけてデータを作成し、物理層にそのデータが入ったUIフレームを発する。
一方、受信機のLAP(S)は、物理層からデータ受信通知を受けた場合には、そのUIフレームのデータからLAPヘッダを除いたデータを作成し、LMP(S)にそのデータが入ったデータ通知関数を発する。なお、本実施の形態では、LAPヘッダには、接続アドレスとUIインジケータが含まれる。
(3−3)切断シーケンス
〔A〕従来のIrDA
図46は、従来のIrDAの切断シーケンスを示すシーケンス図である。なお、従来のIrDAの切断シーケンスの際の通信データのデータ構造は、図36(b)に示したとおりである。
図46に示すように、従来のIrDAでは、送信機のOBEX(P)から切断のコマンドが発生し、送信機、受信機とも上位層から順に切断を行っていき、最後のLAP層での切断で終了する。
〔B〕本実施の形態(レスポンス有り)
図47は、本実施の形態(レスポンス有り)の切断シーケンスを示すシーケンス図である。また、図48(a),図48(b)は、本実施の形態(レスポンス有り)の切断シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図47に示すように、本実施の形態(レスポンス有り)では、送信機の切断コマンドが下位層に伝わっていき、DISCコマンドが発生する。受信機は、そのDISCコマンドを受けて上位層へ通知していき、そのレスポンスが返り、UAレスポンスが発生する。その後、送信機の上位層まで、UAレスポンスを受信したことを通知して終了する。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
まず、送信機の各通信層について説明する。
OBEX(P)は、アプリケーションからの切断要求が来た場合に、速やかに下位層(SMP(P))に対して切断要求コマンドをデータに入れて切断要求関数(Primitive)を発生する。また、OBEX(P)は、SMP(P)から切断確認関数を受けた場合に、そのデータの中からOBEX切断のレスポンスを確認し、問題ない(Success)というレスポンスであれば、切断完了とする。
SMP(P)は、OBEX(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにOBEX(P)の切断要求関数のデータに、受信機のSMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LMP(P))に対して切断要求関数を発生する。また、SMP(P)は、LMP(P)から切断確認関数を受けた場合、関数のデータから受信機のSMP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、SMP(S)との切断処理を終了する。また、SMP(P)は、切断確認関数のデータからSMP(S)のパラメータを取り除いたデータをOBEX(P)に対して切断確認関数として送信する。ただし、通常、切断時にSMP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
LMP(P)は、SMP(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにSMP(P)の切断要求関数のデータに、受信機のLMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LAP(P))に対して切断要求関数を発生する。また、LMP(P)は、LAP(P)から切断確認関数を受けた場合、関数のデータから受信機のLMP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、LMP(S)との切断処理を終了する。また、LMP(P)は、切断確認関数のデータからLMP(S)のパラメータを取り除いたデータを、SMP(P)に対して切断確認関数として送信する。ただし、通常、切断時にLMP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
LAP(P)は、LMP(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにLMP(P)の切断要求関数のデータに、受信機のLAP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、受信機の物理層に対してDISCコマンドを出力する。また、LAP(P)は、受信機の物理層からUAレスポンスを受けた場合、UAレスポンスのデータから受信機のLAP(S)が生成したパラメータを抜き取り、値を確認して、LAP(S)との接続を終了する。また、LAP(P)は、UAレスポンスのデータからLAP(S)のパラメータを取り除いたデータを、LMP(P)に対して切断確認関数として発する。ただし、通常、切断時にLAP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
つづいて、受信機の各通信層について説明する。
OBEX(S)は、下位層(SMP(S))から切断通知関数(Indication)を受けた場合に、そのデータの中からOBEX切断コマンドを確認し、問題が無ければSuccessというレスポンスを切断返答関数(Response)としてSMP(S)に対して出力し、切断完了とする。
SMP(S)は、下位層(SMP(S))から切断通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のSMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、それに対しての返答のパラメータを作成し、上記関数のデータからSMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をOBEX(S)に発した後、OBEX(S)からの切断返答関数を待つ。また、SMP(S)は、OBEX(S)からの切断返答関数を受けた場合に、LMP(S)に対してOBEX(S)の切断返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、LMP(S)に対して切断返答関数を発生し、SMP層の切断処理を終了する。ただし、通常、切断時にSMP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
LMP(S)は、下位層(LAP(S))から切断通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のLMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、それに対しての返答のパラメータを作成し、上記関数のデータからLMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をSMP(S)に発した後、SMP(S)からの切断返答関数を待つ。また、LMP(S)は、SMP(S)からの切断返答関数を受けた場合に、LAP(S)に対してSMP(S)の切断返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、LAP(S)に対して切断返答関数を発生し、LMP層の切断処理を終了する。ただし、通常、切断時にLMP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
LAP(S)は、物理層からDISCコマンドを受けた場合に、DISCコマンドのデータから送信機のLAP(P)が生成したパラメータを抜き取り、DISCコマンドのデータからLAP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をLMP(S)に発した後、それに対しての返答のパラメータを作成し、LMP(S)からの切断返答関数を待つ。また、LAP(S)は、LMP(S)からの切断返答関数を受けた場合に、LMP(S)の切断返答関数のデータに上記返答のパラメータを付加して、物理層に対してUAレスポンスを出力し、LAP層の切断処理を終了する。ただし、通常、切断時にLAP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
〔C〕本実施の形態(レスポンス無し)
図49は、本実施の形態(レスポンス無し)の切断シーケンスを示すシーケンス図である。また、図48(a)は、本実施の形態(レスポンス無し)の切断シーケンスの際の通信データのデータ構造を示す説明図である。
図49に示すように、本実施の形態(レスポンス無し)では、送信機の切断コマンドが下位層に伝わっていき、DISCコマンドが発生する。送信機では、この時点で切断処理が終了する。一方、受信機は、そのDISCコマンドを受けて上位層へ伝えていき、上位層まで通知した時点で切断処理が終了する。
このときの、送信機、受信機内のシーケンスは以下のとおりである。
まず、送信機の各通信層について説明する。
OBEX(P)は、アプリケーションからの切断要求が来た場合に、速やかに下位層(SMP(P))に対して切断要求コマンドをデータに入れて切断要求関数(Primitive)を発生する。また、OBEX(P)は、SMP(P)から切断確認関数を受けた場合に、切断完了とする。
SMP(P)は、OBEX(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにOBEX(P)の切断要求関数のデータに、受信機のSMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LMP(P))に対して切断要求関数を発生する。また、SMP(P)は、LMP(P)から切断確認関数を受けた時点で、送信したパラメータで切断できたとして、SMP層の切断処理を終了する。また、SMP(P)は、OBEX(P)に対して切断確認関数を送信する。ただし、通常、切断時にSMP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
LMP(P)は、SMP(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにSMP(P)の切断要求関数のデータに、受信機のLMP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、下位層(LAP(P))に対して切断要求関数を発生する。また、LMP(P)は、LAP(P)から切断確認関数を受けた時点で、送信したパラメータで切断できたとして、LMP層の切断処理を終了する。また、LMP(P)は、SMP(P)に対して切断確認関数を送信する。ただし、通常、切断時にLMP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
LAP(P)は、LMP(P)からの切断要求関数を受けて、速やかにLMP(P)の切断要求関数のデータに、受信機のLAP(S)との通信に必要なパラメータを付加して、受信機の物理層に対してDISCコマンドを出力する。また、LAP(P)は、DISCコマンドを出力した時点で、送信したパラメータで切断できたとして、LAP層の切断処理を終了する。また、LAP(P)は、LMP(P)に対して切断確認関数を発する。ただし、通常、切断時にLAP(P)で新たに追加するパラメータは無い。
つづいて、受信機の各通信層について説明する。
OBEX(S)は、下位層(SMP(S))から切断通知関数(Indication)を受けた場合に、そのデータの中からOBEX切断コマンドを確認し、問題が無ければ、切断完了とする。
SMP(S)は、下位層(SMP(S))から切断通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のSMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用して切断を完了させる。また、SMP(S)は、上記関数のデータからSMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をOBEX(S)に発する。ただし、通常、切断時にSMP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
LMP(S)は、下位層(LAP(S))から切断通知関数を受けた場合に、関数のデータから送信機のLMP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用して切断を完了させる。また、LMP(S)は、上記関数のデータからLMP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をSMP(S)に発する。ただし、通常、切断時にLMP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
LAP(S)は、物理層からDISCコマンドを受けた場合に、DISCコマンドのデータから送信機のLAP(P)が生成したパラメータを抜き取り、そのパラメータを使用して切断を完了させる。また、LAP(S)は、DISCコマンドのデータからLAP(P)のパラメータを除いたデータを入れた切断要求関数をLMP(S)に発する。ただし、通常、切断時にLAP(S)で新たに追加するパラメータは無い。
(4)レスポンスの有無の切換え
図50〜図57を参照しながら、送信機および受信機の通信層間におけるデータおよびパラメータの流れを説明する。
本実施の形態では、送信機および受信機の各通信層LAP、LMP、SMP、OBEXは、接続要求関数、接続通知関数、接続応答関数、接続確認関数を持っている。これらの関数は、上位層(つまり、LMP層)からLAP層へアクセスするための関数である。
そして、上記関数は、引数として、Data(以下、データと記す)とRequested−QosまたはReturned−QoSが指定できる。上記データは、上述したように、各通信層において設定される。
一方、Qosは、LAPで決定されたボーレート等のネゴシエーションパラメータの指定やネゴシエーション結果を、OBEXを含めた上位層に通知する。なお、Qosは従来のIrDAでも使用されている。
例えば、送信機のアプリケーションもしくはOBEX(P)が、レスポンスが必要/不要というパラメータの入ったQoSを発すると、それが下位層へ順にLAP(P)まで伝わる。そして、LAP(P)は、そのQoSの値をネゴシエーションパラメータ(Ack Less Connect)の値として反映させ、受信機へ送信する。
その結果、送信機および受信機の各通信層が、送信機のアプリケーションもしくはOBEX(P)によるレスポンス必要/不要の指定に従って動作するため、双方向/片方向の接続ができることになる。
図50〜図54は、本実施の形態(レスポンス有り)の接続シーケンス(図39)のときの、通信層間のデータおよびパラメータの流れを示す説明図である。なお、OBEX−SMP間、SMP−LMP間、LMP−LAP間のQoSのパラメータは、同一であってもよいが、異なっていてもよい。それゆえ、図中では、−a,−b,−cを付して区別している。
送信機では、図50に示すように、con.req(data)(図39)によって、受信機へ送信するDataとQoS−1(送信機の要求するQoS)のデータとを上位層から下位層に渡す。
一方、受信機では、図51に示すように、con.reqによって、QoS−2(受信機の要求するQoS)のデータのみを上位層から下位層にそれぞれ渡す。
その後、受信機では、LAP(S)がSNRMコマンドを受けた時点で、送信機のQoS−1と自機のQoS−2を比較して、共通でネゴシエートしたパラメータとしてQoS−3を作成する。そして、図52に示すように、LAP(S)は、con.ind(data)によって、QoS−3を送信機からのデータと一緒に上位層へ通知する。各上位層は、このQoS−3を記憶して、接続時における接続パラメータとして保持する。
つづいて、受信機では、con.resp(data)を通知する際、QoSが不要となっている。よって、図53に示すように、con.resp(data)ではデータのみが上位層から下位層に渡されていく。そして、LAP(S)がcon.resp(data)を受けると、UAレスポンスにQoS−3を入れて、UAレスポンスを発する。
つづいて、送信機では、LAP(P)がUAレスポンスを受けてQoS−3をネゴシエートしたパラメータとして記憶する。そして、LAP(P)は、図54に示すように、con.conf(data)によって、QoS−3を受信機のデータと一緒に上位層へ通知する。各通信層は、このQoS−3を、確立させた接続における接続パラメータとして保持する。
本実施の形態では、例えば、con.reqのQoSとして、Requested−QoS:Baud−Rate+Max−Turn−Around−Time+Disconnect−Threshold+DataSize+Ack less connection+Min−Packet−Interval、を使用する。また、Con.ind,con.confのQoSとして、Resultant−QoS:Baud−Rate+Disconnect−Threshold+DataSize+Ack less connection(indication primitive only)、を使用する。
また、本実施の形態(レスポンス無し)の接続シーケンス(図41)のときには、通信層間のデータおよびパラメータの流れは次のようになる。
送信機では、図50に示すように、con.req(data)(図41)によって、受信機へ送信するDataとQoS−1(送信機の要求するQoS)のデータとを上位層から下位層に渡す。
そして、送信機のLAP(P)は、QoS−1をそのままQoS−3として記憶する。そして、LAP(P)は、図54に示すように、con.confによってQoS−3を上位層へ通知する。各通信層は、このQoS−3を、確立させた接続における接続パラメータとして保持する。
一方、受信機では、図51に示すように、con.reqによって、QoS−2(受信機の要求するQoS)のデータのみを上位層から下位層にそれぞれ渡す。
その後、受信機では、LAP(S)がSNRMコマンドを受けた時点で、送信機のQoS−1をもって、QoS−3とする。なお、QoS−2のパラメータがQoS−1との組み合わせで満足しない場合には受信できない。
つづいて、図52に示すように、LAP(S)は、con.ind(data)によって、QoS−3を送信機からのデータと一緒に上位層へ通知する。各上位層は、このQoS−3を記憶して、接続時における接続パラメータとして保持する。
これにより、レスポンス有り/無しを、アプリケーションが上記QoS−1とQoS−2を上位層(アプリケーション)操作することで、切り替えることができる。
ここで、レスポンス有り/無しの切換えの基準としては、送信するファイルのファイル形式、アプリケーション、ユーザの選択等が考えられる。
具体的には、ファイル形式を基準とする場合、例えば、マルチメディア関連ファイルの場合にはレスポンス有り/無し両方選べるようにし、電話帳、メール、スケジュール等のファイルであってデータが受信されたことを確認したい場合にはレスポンス有りが自動的に選択されるようにしてもよい。また、アプリケーションを基準とする場合、例えば、スライドショーの場合にはレスポンス無しが自動的に選択されるようにしてもよい。また、ユーザの選択による場合、例えば、レスポンス有り/無しのメニュー表示からユーザに選択させるようにしてもよい。
図55〜図57は、本実施の形態の接続シーケンスのときの、通信層間のデータおよびパラメータの流れの変形例を示す説明図である。
送信機において最初のSNRMコマンドにすべての通信層の情報が含まれる場合に(図39)、データやパラメータを各通信層でリレーしながら伝達する(図50)のではなく、図55のように、各通信層からLAP層へ直接渡すように構成することもできる。
また逆に、図56のように、受信機において、SNRMコマンドに含まれるデータやパラメータをすべて取り出し、宛先である各通信層へLAP層から直接渡すように構成することもできる。
また、図57のように、送信機において、OBEX(P)、SMP(P)、LMP(P)のデータやパラメータをLMP(P)で統合し、さらに、LAP(P)にて、上記統合したデータやパラメータにLAP(P)のパラメータを追加してSNRMコマンドを生成するように構成することもできる。
(5)機能ブロック
図58は、本実施の形態に係る通信システム1000の一構成例を示す機能ブロック図である。
図58に示すように、通信システム1000は、互いの複数の通信層の接続を確立して通信を行う送信機1100および受信機1200を含んで構成されている。ここで、送信機1100および受信機1200は、隣接する複数の通信層の接続/切断に必要なコマンドおよびデータを1つの接続/切断リクエストで送受信して、接続を確立/切断するプロトコルに対応している。
また、上記通信システム1000は、送信機1100と、互いの複数の通信層の接続を確立して通信を行う受信機1300を含んでいる。ここで、送信機1100および受信機1300は、複数の通信層の接続/切断に必要なコマンドおよびデータを、通信層毎の接続/切断リクエストで送受信して、接続を確立/切断するプロトコル(例えば、従来のIrDA)に対応している。
なお、送信機1100、受信機1200、1300は、それぞれ送信機としての機能と受信機としての機能の両方を備えていてもよい。すなわち、送信機1100の機能と受信機1200の機能を備えることによって、本実施の形態に係る通信プロトコルを用いて送受信を行う通信機を構成できる。また、送信機1100の機能と受信機1200、1300の機能の機能を備えることによって、本実施の形態に係る通信プロトコルと、従来のIrDAの通信プロトコルとを切り換えて送受信を行う通信機を構成できる。
上記送信機1100は、リクエスト生成部(接続リクエスト生成手段、切断リクエスト生成手段)1101、リクエスト送信部(接続リクエスト送信手段、切断リクエスト送信手段)1102、接続設定部(接続設定手段)1103、レスポンス受信部(レスポンス受信手段)1104を少なくとも備える。
なお、上記リクエスト生成部1101および接続設定部1103は、各通信層L2a、L3a、L4a、L56aに設けられている。上記リクエスト送信部1102およびレスポンス受信部1104は、物理層L1の直上の通信層L2aに設けられている。
上記リクエスト生成部1101は、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成する。また、上記リクエスト生成部1101は、隣接する複数の通信層の切断に必要なコマンドおよびデータを含む切断リクエストを生成する。なお、ここでいう複数の通信層とは、物理層L1とアプリケーション層L7を除いた中間層(通信層L2a、L3a、L4a、L56a)のことである。
なお、接続リクエストにおいてコマンドおよびデータをまとめる通信層の組合せと、切断リクエストにおいてコマンドおよびデータをまとめる通信層の組合せとは、一致していなくてもよい。例えば、接続の際には、通信層を2組にまとめて、2つの接続リクエストによって接続を確立し、切断の際には、すべての通信層を1つの切断リクエストによって切断してもよい。
また、上記リクエスト生成部1101は、レスポンス有りのプロトコルで接続する場合、接続リクエストに当該接続リクエストに対するレスポンスを送信することを受信機1200に要求するコマンドを含める。
また、上記リクエスト生成部1101は、レスポンス有りのプロトコルで接続する場合、接続リクエストにデータ通信の際にレスポンスを送信することを受信機に要求するコマンドを含める。
なお、上記リクエスト生成部1101は、レスポンス有りのプロトコルで接続する場合であっても、接続リクエストに当該接続リクエストに対するレスポンス、およびデータ通信の際のレスポンスのいずれか一方のみをコマンドを含めるようにしてもよい。すなわち、接続リクエストに対するレスポンスを省略することもできるし、データ通信の際のレスポンスを省略することもできる。もちろん、両方のレスポンスを省略すれば、レスポンス無しのプロトコルでの接続となる。
上記リクエスト送信部1102は、上記リクエスト生成部1101が生成した接続リクエストおよび切断リクエストを受信機1200へ送信する。また、上記レスポンス受信部1104は、接続リクエストおよび切断リクエストに対するレスポンスを受信機1200から受信する。
上記接続設定部1103は、レスポンス有りのプロトコルで接続した場合、自機から送信した接続リクエストに対する、受信機1200から受信したレスポンスに応じた設定を各通信層において行う。
また、上記接続設定部1103は、レスポンス無しのプロトコルで接続した場合、自機から送信した接続リクエストに対するレスポンスを受信機から受信することなく、当該接続リクエストに応じた設定を各通信層において行う。
上記受信機1200は、リクエスト受信部(接続リクエスト受信手段、切断リクエスト受信手段)1201、接続確立部(接続確立手段、切断手段)1202、レスポンス生成部(レスポンス生成手段)1203、レスポンス送信部(レスポンス送信手段)1204を備える。
なお、上記リクエスト受信部1202および上記レスポンス送信部1204は、物理層L1の直上の通信層L2aに設けられている。上記接続確立部1202および上記レスポンス生成部1203は、各通信層L2a、L3a、L4a、L56aに設けられている。
上記リクエスト受信部1201は、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを送信機1100から受信する。また、上記リクエスト受信部1201は、隣接する複数の通信層の切断に必要なコマンドおよびデータを含む切断リクエストを送信機1100から受信する。
上記接続確立部1202は、上記接続リクエスト受信部1201が受信した接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる。また、上記接続確立部1202は、切断リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を切断する。
上記レスポンス生成部1203は、レスポンス有りのプロトコルで接続している場合、すなわち、リクエストやデータに対するレスポンスの送信を要求するコマンドを受信した場合、レスポンスを生成する。
例えば、上記レスポンス生成部1203は、接続リクエストに当該接続リクエストに対するレスポンスの送信を要求するコマンドが含まれていた場合、レスポンスを生成する。また、接続リクエストにデータ交換の際にレスポンスの送信を要求するコマンドが含まれていた場合、データの受信に応じてレスポンスを生成する。
上記レスポンス送信部1204は、上記レスポンス生成部1203が生成したレスポンスを、送信機1100に送信する。
上記の構成により、1つの接続リクエストによって、複数の通信層を接続することができる。よって、複数の通信層を接続するためのコマンドおよびデータを1つの接続リクエストにまとめることが可能となる。
したがって、従来のIrDAのように通信層毎に接続リクエストを送信するプロトコルと比べて、接続の確立に要する時間を短縮することができる。それゆえ、データ交換の途中で切断されても、短時間で再度接続して、データ交換を再開することが可能となる。
また、送信機からのリクエストに、受信機からのレスポンスの要否の指定を含めることができる。さらに送信機は、受信機からのレスポンスを要求しない場合、受信機からのレスポンスなしで接続を確立するなどの処理を完了することができる。
さらに、上記送信機1100は、受信機1300と通信するために、複数の通信層の接続/切断に必要なコマンドおよびデータを、通信層毎にリクエストにして送信する機能を有する。なお、受信機1300は、従来のIrDA等のプロトコルに対応したものを任意に選択できるため、詳細な説明は省略する。
具体的には、上記送信機1100は、上記リクエスト生成部(第1の接続リクエスト生成手段)1101、上記リクエスト送信部1102、上記接続設定部1103に加えて、第2のリクエスト生成部(第2の接続リクエスト生成手段)1151、第2のリクエスト送信部(接続リクエスト送信手段)1152、プロトコル選択部(選択手段)1131を備える。
なお、上記第2のリクエスト生成部1151は、各通信層L2b、L3b、L4b、L56bに設けられている。上記プロトコル選択部1131は、アプリケーション層L7に設けられている。上記リクエスト送信部1152は、物理層L1の直上の通信層L2bに設けられている。さらに、各通信層L2b、L3b、L4b、L56bは、上記接続設定部1103と同等の機能を有する。
上記プロトコル選択部1131は、接続リクエストおよび切断リクエストを生成する際、上記リクエスト生成部1101および上記第2のリクエスト生成部1151のいずれか一方を選択する。なお、プロトコルの選択は、アプリケーションが行ってもよいし、ユーザがボタン操作などによって指示してもよい。
上記第2のリクエスト生成部1151は、通信層ごとに、接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストおよび切断リクエストを生成する。例えば、従来のIrDAに対応したリクエストを生成する。
第2のリクエスト送信部1152は、上記第2のリクエスト生成部1151が生成した接続リクエストおよび切断リクエストを受信機1300へ送信する。
上記の構成により、送信機は、接続時間を短縮するために複数の通信層のコマンド等を1つにまとめた接続リクエストを生成するプロトコルと、従来のIrDAのように通信層毎に接続リクエストを生成するプロトコルとを選択して利用することができる。
なお、上記送信機1100が受信機としてリクエストを受信する場合には、送信機1100はさらに、通信層ごとに、接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを送信機から受信する接続リクエスト受信手段を有する。
本実施の形態の通信システムは、通信路が切断されやすい赤外線通信等に好適である。但し、任意の物理層に適用できる。
また、本実施の形態では、通信層毎にリクエストを送信するプロトコルと物理層を共用する場合を説明したが、物理層が異なっていてもよい。また、通信層毎にリクエストを送信するプロトコルとして中間の通信層が4つである従来のIrDAを例にして説明したが、中間の通信層が1つのものであってもよい。
(6)適用例
また、本実施の形態の送信機は、携帯電話や、撮像した画像を受信機へ送信する撮像機に好適である。
撮像機能を備えた携帯電話に前述の送信機の機能が実現されている場合、携帯電話内部に蓄積されたアドレス帳やメールデータなどを、比較的処理能力の低い携帯電話のCPUであっても少ない負荷で他の携帯や機器に転送することが可能となる。
さらに、内蔵された撮像機能により取得された映像データを転送する場合などは比較的単位ファイルの容量が大きくなるため特に有意義である。もちろん、携帯電話に限らず、デジタルカメラのような撮像機器において本機能が実現されていても有用であることは言うまでもない。
また、本実施の形態の受信機は、送信機から放送を受信する放送受信装置や、送信機から受信した放送を記録する放送記録装置に好適である。
放送受信記録装置に前述の受信機の機能が実現されている場合、比較的処理能力の低い携帯電話やデジタルカメラから高速に映像などのファイルを取得し、表示装置に即時表示することが可能となる。よって、ユーザは手元の機器に記憶されている所望の画像を遠隔操作で容易に表示することが可能となる。さらに、放送受信記録装置の大容量記録部に記録を行うことも可能である。
なお、本実施の形態の送信機および受信機の機能は、ソフトウェアによって実現できる。よって、送信機および受信機の機能を携帯電話で実現した場合、携帯電話網を介して、送信機および受信機の機能を実現するソフトウェアを供給することが可能となる。
〔実施の形態4〕
本発明の他の実施の形態について図12ないし図15に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜3と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のデータ転送システムでは、携帯機器および電子機器は、図13および図14に示すように、記憶手段としてのメモリ12・22に、上記通信機能1、2、4、5、7、8のうちの少なくとも1種類の通信機能と、相手機器をサーチしてから双方の機器の情報を交換する機能および厳格なエラー再送処理機能を有する通信機能3、6、9の少なくとも1種類の通信機能とを保有している。この通信機能3、6、9は、IrDAプロトコルである。
これにより、図12に示すように、この状態にて、通信の始めに、実施の形態1で説明した通信にかかる時間を短縮する通信機能1、2、4、5、7、8によって、先ず、同図において識別信号としての「トーン信号」にて示すように、相手機器との通信を試みる。相手機器が、実施の形態1で説明した通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかを実装していた場合には、このトーン信号に対してレスポンスがあり、通信が行える。
しかし、IrDAプロトコルみを保有している場合には、このトーン信号に対するレスポンスが返ってこないことになる。送信側は、ある一定時間レスポンスを待ち、レスポンスが返ってこなかった場合には、IrDAのプロトコルで通信するようにする。これにより、既存のIrDAのみを搭載した機器とも通信が行えることになる。
なお、本実施の形態において、トーン信号は、実際に接続を行うための接続パケットであってもよいし、単に受信機器2aが備える通信方式を確認するためだけの専用の信号であってもよい。
ここで、上記「トーン信号」を発生させるための構成について説明する。
本実施の形態の送信機器1aは、図13に示すように、前記送信機器1と比較して、CPU11の代わりにCPU11aを、コントローラ13の代わりにコントローラ13aを、送信部14の代わりにワイヤレス通信インターフェースとしての送信部14aを備え、さらに、ワイヤレス通信インターフェースとしての受信部15aを備えている点で異なる。
CPU11aは、図示しない操作部に入力された利用者の指示に応じて、データの転送処理を行うものである。CPU11aは、操作部から転送指示を受けると、コントローラ13aに対して、受信機器がデータ転送可能範囲に存在するか否かを検知するためのトーン信号の送信を要求する受信機器検知トーン送信要求を送る。
上記受信機器検知トーン送信要求に対する応答トーン信号を受信したことを示す受信機器検知応答トーン受信完了通知をコントローラ13aから受けると、CPU11aは、上記CPU11と同様の処理を行う。すなわち、CPU11aは、転送すべき転送データをメモリ12に格納するとともに、コントローラ13aに対して転送要求を行う。
受信部15aは、赤外線通信路を介して外部から送信されるトーン信号を検出し、トーン信号検出信号をコントローラ13aに出力する。
コントローラ13aは、制御部131aと、データパケット生成部132と、誤り検出訂正符号付加部133と、識別信号生成手段としてのトーン信号生成部134と、マルチプレクサ135とを備えている。
マルチプレクサ135は、制御部131aからの切り替え信号に応じて複数の入力端子の中から一つを選択し、選択した入力端子に入力された信号を出力する。なお、本実施形態のマルチプレクサ135の入力端子には、誤り検出訂正符号付加部133とトーン信号生成部134とが接続されている。
制御部131aは、CPU11aからの要求に応じて、コントローラ13aを制御する。上述したように、CPU11aからの要求には、受信機器検知トーン送信要求と、転送要求とがある。
受信機器検知トーン送信要求を受けると、制御部131aは、トーン信号生成部134に対してトーン信号を生成することを要求するトーン信号生成要求を出力するとともに、トーン信号生成部134が生成したトーン信号を出力するようにマルチプレクサ135に対して切り替え信号を出力する。また、制御部131aは、受信部15aからトーン信号検出信号を受けると、CPU11aに対して、受信機器検知応答トーン受信完了通知を送る。
転送要求を受けると、制御部131aは、上記制御部131と同様に、メモリ12から転送データを読み出し、読み出した転送データをデータパケット生成部132に送る。このとき、制御部131aは、データパケット生成部132が生成したデータパケットを出力するようにマルチプレクサ135に対して切り替え信号を出力する。また、制御部131aは、メモリ12から読み出した転送データに対応する全てのデータパケットを送信部14が送信したことを検知して、データ送信が終了したことを表す送信終了通知をCPU11aに送る。
トーン信号生成部134は、制御部131aからのトーン信号生成要求を受けて、トーン信号を生成し、マルチプレクサ135を介して、生成したトーン信号を送信部14aに送る。
送信部14aは、上記送信部14の機能に加えて、トーン信号を送信する機能を有している。
次に、本実施形態の受信機器2aについて、図14を参照しながら説明する。
同図に示すように、受信機器2aは、上記受信機器2と比較して、コントローラ23の代わりにコントローラ23aを、受信部25の代わりにワイヤレス通信インターフェースとしての受信部25aを備え、さらに、ワイヤレス通信インターフェースとしての送信部26aを備えている点で異なる。
受信部25aは、外部からパケットまたはトーン信号を受信するものである。パケットを受信した場合、受信部25aは、受信したパケットをCDR24に送る。一方、トーン信号を受信した場合、受信部25aは、トーン信号を受信したことを表すトーン信号検出信号をコントローラ23aに出力する。
コントローラ23aは、制御部231aと、パケット処理部232と、誤り検出訂正回路233と、識別信号生成手段としてのトーン信号生成部234とを備えている。
制御部231aは、誤り検出訂正回路233から送られる結果または受信部25aからのトーン信号検出信号に応じて、所定の処理を行う。すなわち、上記制御部231と同様に、誤り検出訂正回路233からの結果が分割データにエラーがないことを示している場合、制御部231aは、分割データをメモリ22に書き込み、CPU21に対して受信完了通知を行う。一方、誤り検出訂正回路233からの結果が分割データにエラーがあることを示している場合、制御部231aは、分割データを破棄して、CPU21に対して受信エラーがある旨の通知を行う。
また、制御部231aは、受信部25aからトーン信号検出信号を受けると、トーン信号生成部234に対してトーン信号の生成を要求するトーン信号生成要求を送る。なお、制御部231aは、トーン信号検出信号を受けた場合、送信機器1aから受信機器検知用のトーン信号を受信した旨を通知する受信機器検知トーン受信通知をCPU21に送る。さらに、トーン信号生成部234が生成したトーン信号を送信部26aが送信したことを検知して、受信機器検知用のトーン信号に対する応答トーン信号を送信した旨を通知する受信機器検知応答トーン送信終了通知をCPU21に送る。これにより、CPU21は、送信機器1aからデータが送信されることを知ることができる。
トーン信号生成部234は、制御部231aからのトーン信号生成要求を受けて、トーン信号を生成し、生成したトーン信号を送信部26aに送る。
送信部26aはトーン信号生成部234が生成したトーン信号を外部に送信するものである。
上記の携帯機器では、図15に示すように、送信機器1aは、受信機器2aとの間でトーン信号の送受信を行い、受信機器2aが通信可能な範囲に存在することを検知した後、転送データの送信を行う。すなわち、送信機器1aからトーン信号が受信機器2aに対して送信され、送信機器1aからのトーン信号を受信した受信機器2aは、その応答としてトーン信号を送信する。ここで、送信機器1aのトーン信号生成部134および受信機器2aのトーン信号生成部234が生成するトーン信号の周波数および周期は、同じでも異なっていてもよく、特定のものに限定されない。また、トーン信号を送信する回数は、1回でも複数回でもよい。1回の場合、受信機器検知に要する時間を一層短くできるとともに、消費電力を低減できる。複数回の場合、受信機器検知の精度を向上させることができる。
したがって、送信機器1aは、受信機器2aとの間でトーン信号を送受信するだけで、受信機器2aが存在することを判断することができる。
このように、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、携帯機器および電子機器は、相手機器をサーチしてから双方の機器の情報を交換する機能およびエラー再送処理機能を有する通信機能3、6、9を記憶する記憶手段としてのメモリ12・22をそれぞれさらに備え、通信制御手段としてのコントローラ13a・23aは、携帯機器と電子機器との間でデータを通信機能3、6、9を使用して転送する。
すなわち、送信側は通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能での通信をトライする。このとき、受信側が、送信側と一致した通信機能を保有していない場合には、通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能による、通信時間短縮効果を活用することができない。
しかし、本実施の形態では、携帯機器および電子機器はいずれも共通した通信機能3、6、9を有している。したがって、通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能が使用できない場合には、例えばIrDAプロトコルなどの共通の通信機能3、6、9で通信できる一方、通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能が使用できる場合には、通信時間を短縮できる通信を行うことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、携帯機器の各コントローラ13aは、データ送信開始時に、通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、要求に対する返答が返ってこなかった場合には、相手機器が通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有していないと判別し、通信機能3、6、9を使用して通信を開始する。
つまり、送信側は通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能で先ず通信開始をトライし、相手局から返信が帰ってこない場合には例えばIrDAプロトコルなどの共通の通信機能3、6、9で通信を行うことができる。
この結果、相手局が通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有している場合には通信時間を短縮できる通信を行う一方、通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有していない場合にはIrDAプロトコルなどの通信機能3、6、9で通信できる。したがって、例えばIrDAプロトコルなどの通信機能3、6、9のみを保有している機器とも問題なく通信ができるようになる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、携帯機器および前記電子機器の両コントローラ13a・23aは、識別信号としてのトーン信号を生成する識別信号生成手段としてのトーン信号生成部134・234をそれぞれ備えるとともに、携帯機器は、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段としてのCPU11aを備え、CPU11aは、データ送信開始時に、トーン信号生成部134が生成したトーン信号を送信することにより通信機能1、2、4、5、7、8のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、相手機器からのトーン信号を受信したときに、相手機器が通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
したがって、受信機器との間でトーン信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、通信機能3、6、9は、IrDA(Infrared Data Association)で定められた通信機能である。
したがって、赤外線を用いたデータ転送として一般的なIrDA規格を採用している機器に対して、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、通信機能3、6、9をIrDAプロトコルとした場合には、前記通信機能1、2、4、5、7、8は、ソフトウェアを変更するだけでIrDAの物理層はそのまま使用できる。したがって、前記通信機能1、2、4、5、7、8を、IrDAプロトコルに基づいて、容易に作成することができる。
通信機能1〜9の切り替えにおいては、上記のように通信機能1、2、4、5、7、8を持った通信プロトコルで接続要求を行い、応答がなければ共通の通信機能3、6、9に切り替えるという、接続状態に基づいてプロトコルを切り替えること以外に、アプリケーションによってプロトコルを切り替えること、ユーザの選択によってプロトコルを切り替えることも考えられる。
アプリケーションによって切り替える場合には、たとえば、住所録、電子メールなど重要なデータについては、通信機能1、3、4、6、7、9を用い、静止画の通信は通信機能2、5、8を用いるなどということである。これは、通信速度は、通信機能2、5、8>通信機能1、4、7>通信機能3、6、9、の順で速く、信頼性はその逆の順で高いため、これに対応してアプリケーションによって通信方式を変えることが可能である。
また、ユーザによって変えることも考えられる。いつも距離が遠くて再送を行わないと信頼性が低いと感じるユーザは再送ありの通信機能が選択できるようにして、距離が短い用途で使うユーザには再送なしの通信機能が選択できるようにするものである。
〔実施の形態5〕
本発明の他の実施の形態について図16ないし図20に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜4と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜4の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
携帯電話のような携帯機器から電子機器にデータを送る場合に、受け側で受け取ったデータのサイズとFCSとをチェックすることによって、データの完全性を検出することができる。
このとき、データが完全に誤り無く受け取ったことを検出した場合に、受信局で受け取ったデータを記録したり、図16(a)、図17(a)、図18(a)、図19(a)、図20(a)に示すように、表示画面を持っている場合には正常に受信できたことを表示したり、受信が正常に受け取れたことを示す表示ランプのようなものでユーザが判別できるようにする。
一方、データに誤りがあったことを検出した場合には、受信局で、受信が失敗したことを示すメッセージを表示したり、受信が正常に受け取れなかったことを示す表示ランプのようなものを点灯させたりすることによって、ユーザが判別できるようにする。ユーザは、正常に受け取れた場合には、そのまま次の処理(送信したデータを記録するか別のデータを再送信するか)を行い、正常に受け取れなかった場合には、再度通信を開始するようにする。例えば、ランプで表示する場合には、正常終了と正常終了でないときにランプの色を変えても良い。
また、データに誤りがあった場合に、誤りの発生分布を検出し、全てのフレームが届いているにもかかわらず、エラーが発生している場合には、通信距離が遠いか、外乱光の影響にて失敗したことを、図16(b)、図17(b)、図18(b)、図19(b)、図20(b)に示すように、画面に表示または表示ランプのようなものでユーザに知らせる。さらに、フレームの途中から後が来なかった場合(データのサイズが本来のデータサイズより小さかった場合)には、図16(c)、図17(c)、図18(c)、図19(c)、図20(c)に示すように、途中で遮られた、または違う方向に向けられたものと判別して、画面に表示または表示ランプのようなものでユーザに知らせる。これにより、ユーザにどのような問題により失敗したかを教え、再度同じ状況で失敗する確率を減らすようにすることができる。
また、データを正常に受信した場合に、そのまま記録するようにしてもよいが、受信が正常に終わったことを示す表示(記録機器が、表示画面を持っている場合には、送った映像のプレビューを確認したり、正常な受信ができた旨を知らせる表示であったり、正常に受信が行われたことを示すランプであったりする表示)を確認した後で、確認ボタンもしくはタッチパネルまたはリモコンの操作を行って、記録するようにすることもできる。これは、ユーザが誤って送信したものも記録してしまうことを防ぐためのものである。
このように、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、電子機器の通信制御手段としてのコントローラ23aは、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段としての誤り検出訂正回路233を備え、この誤り検出訂正回路233を備えた機器は、通信機能1〜9のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って、誤り検出訂正回路233により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、データを記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段としてのCPU21を備えている。
すなわち、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、データを記録するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、CPU21は、通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する不通理由判別手段としての機能も有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
すなわち、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因などによりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本実施の形態のデータ転送システムおよびそのデータ転送方法では、表示制御手段としてのCPU21は、通信機能1〜9のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、誤り検出訂正回路233の検出に基づきデータの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
すなわち、受信局でデータの全てが誤り無く受信できたときには正常に受信できたことを示す表示機能と、記録開始を行う例えば操作ボタンを有し、正常に受信できた後、ボタンが押圧操作されることによって、受信されたデータの記録を開始する機能を持つようにすることができる。また、外部からの開始入力操作としては、ボタン操作以外に、例えば、リモコンでの操作もある。
この結果、ユーザが正常に所望のデータを受け取ったことを確認してから、記録するようにすることができる。
〔実施の形態6〕
本発明の他の実施の形態について、前記図2ないし図7及び図13に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜5と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜5の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、携帯機器における映像ファイルの処理方法について説明する。
例えば、図2ないし図6に示すように、携帯電話などの携帯機器の映像ファイルと、表示装置、印刷装置、記録装置、パーソナルコンピュータ、および他の携帯機器などの電子機器の映像ファイルとをリンクさせる場合、携帯電話は小さな表示部としての表示画面Pしか持っていない。したがって、従来では、送信用映像ファイルを縮小して表示することになっていたため、転送に時間がかかっていた。
そこで、本実施の形態では、サムネイルを表示するための小さなサイズの映像ファイルを予め記憶しておき、携帯電話での画像選択などでは、その小さなサイズの映像ファイルを使用する。このように、この小さなファイルが無かった場合に、自動的に生成する機能を持たせることにより、最初に選択する場合には時間がかかるが、一度見た後はスムーズに選択できるようになる。
そして、通信を行って、電子機器へ送る場合には、大きなサイズの送信用映像ファイルを送って綺麗な映像を電子機器で表示または記録することができる。
すなわち、携帯機器は、消費電力やサイズの関係から、あまり強力なCPUを載せることができないので、大きなサイズのファイルから小さな画面用に変換するのに時間がかかる。一方、電子機器で表示または記録する映像ファイルは、綺麗な映像を記録するために大きなファイルそのままを表示または記録するほうが良い。
したがって、本実施の形態のように、予め、サムネイルを表示するための小さなサイズの映像ファイルを予め記憶しておくことによって、携帯電話で送る映像ファイルを選択するときにスムーズにサムネイルを見ながら選択できるようになる。
上記の機能を有するために、本実施の形態の携帯機器は、図2ないし図6に示すように、映像を表示する表示部としての表示画面Pを備える。また、携帯機器は、図7および図13に示すように、送信用映像ファイル、およびこの送信用映像ファイルと対をなし、かつ該送信用映像ファイルよりも容量の小さい表示用映像ファイルを記憶する記憶手段としてのメモリ12と、ワイヤレス転送を行う場合には送信用映像ファイルを送信する一方、表示画面Pにて表示する場合は表示用映像ファイルを使用して映像を表示するように制御するファイル転送表示制御手段としてのCPU11・11aとを備えている。
また、このCPU11・11aは、表示用映像ファイルが無いときには、予め、送信用映像ファイルから表示用映像ファイルを生成して記憶しておく表示用映像ファイル生成記憶手段としての機能を有している。
さらに、このCPU11・11aは、電子機器が表示装置である場合には、表示装置の表示能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信するサイズ変換手段としての機能を備えている。これにより、表示装置の表示能力を超えた大きな映像ファイルの場合に、通信に時間がかかり、通信途中で通信誤りが発生する確率を減らすことができる。
さらに、このCPU11・11aは、電子機器が印刷装置である場合には、印刷装置の印刷能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信するサイズ変換手段としての機能を備えている。これにより、印刷装置の印刷能力を超えた大きな映像ファイルの場合に、通信に時間がかかり、通信途中で通信誤りが発生する確率を減らすことができる。
さらに、上記CPU11・11aは、データをリサイズまたは加工して記録すべく、リサイズ加工手段としての機能も有している。
このリサイズ加工手段としてのCPU11・11aによって、携帯機器は、データをリサイズまたは加工してメモリに12に記録するので、電子機器に転送する場合に、例えば、サイズを縮小して転送でき、転送時間を短縮することができる。
最後に、送信機器1・1aまたは受信機器2・2aの各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUなどの演算処理装置を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、送信機器1・1aまたは受信機器2・2aは、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリなどの記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである送信機器1・1aまたは受信機器2・2aのデータ転送プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記送信機器1・1aまたは受信機器2・2aに供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−Rなどの光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROMなどの半導体メモリ系などを用いることができる。
また、送信機器1・1aまたは受信機器2・2aを通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線などの有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号列の形態でも実現され得る。
このように、本実施の形態のデータ転送プログラムは、コンピュータを上記データ転送システムの各手段として機能させるためのコンピュータ・プログラムである。したがって、コンピュータでデータ転送システムの各手段を実現することによって、データ転送システムを実現することができる。
また、本実施の形態の記録媒体は、上記の各手段をコンピュータに実現させて、データ転送システムを動作させるデータ転送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。したがって、上記記録媒体から読み出されたデータ転送プログラムによって、上記データ転送システムをコンピュータ上に実現することができる。
〔実施の形態7〕
本発明の他の実施の形態について、図21ないし図26に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜6と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜64の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、電子機器としての記録装置における映像ファイルの処理方法について説明する。
本実施の形態のデータ転送システムにおける電子機器としての記録装置30は、図21に示すように、データを記録する記録媒体としてのデータ格納部31と、このデータ格納部31に記録されたデータを表示する表示手段としての表示部32と、このデータ格納部31に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読み取る読取手段としての読取部33と、これら情報データおよびデータの階層構造を関連付けて表示部32に表示する階層構造表示制御手段としての階層構造表示制御部34と、前述の携帯機器から受信したデータを階層構造のディレクトリに記録する記録手段としての記録部35とを備えている。上記読取部33、階層構造表示制御部34及び記録部35は、CPUが行うものとなっている。また、このCPUは、入力装置36からの入力操作を解読して実行させる機能と、携帯電話40から送られてきた操作コマンドを解読してその動作を実行させる操作入力手段としての機能をも有している。
上記データ格納部31は、例えば、データを記録するDVD(Digital Video Disk)、CD(Compact Disk)、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスク)等の記録媒体からなっており、各ディスクを図示しない駆動装置にて駆動することにより、その内部の情報が読み出され又は記録されるようになっている。
また、上記記録部35には、データの階層構造のディレクトリ(Directory)を追加、修正、削除するディレクトリ変更手段としてのディレクトリ変更部35aと、画像のデータの加工を行う画像加工手段としての画像加工部35bとが設けられている。この画像加工部35bは、情報データが画像の場合、画像の回転、リサイズなどの加工を行うものである。なお、この機能は、ソフトウェア又はハードウェアロジックのいずれでもよい。
さらに、本実施の形態の記録装置30は、階層構造表示制御部34、記録部35又はディレクトリ変更部35aに各動作を行わせるための操作入力手段としての入力装置36を備えている。
上記構成のデータ転送システムの記録装置30における動作について説明する。
記録装置30では、データ格納部31に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読取部33にて読み取り、これら情報データおよびデータの階層構造を関連付けて表示部32に表示するようになっている。
具体的には、図22の上段に示すように、表示装置32の第1画面ではデータの階層構造として第1階層のディレクトリとしてのフォルダA・B…Fを表示する。したがって、例えば、フォルダBに格納された情報データである画像B3を表示したいときには、入力装置36にてフォルダBを入力装置36により選択し、例えばエンター入力する。これにより、図22の中段に示すように、表示部32の第2画面ではデータの階層構造として第2階層の画像B1・B2・B3…B6が表示される。したがって、画像B3を選択入力することによって、図22の下段に示すように、画像B3が拡大表示される。
すなわち、本実施の形態では、図23に示すように、各情報データである例えば画像B1・B2・B3…B6は、データ格納部31において階層構造にて格納されている。なお、同図においては、3層の階層構造のものを示しているが、必ずしもこれに限らず、第1層だけでもよい。
上記階層構造においては、図24に示すように、例えば、携帯機器としての携帯電話40から、映像データXを受信した場合において、その新たな映像データXを例えば第2階層に画像B7として追加したい場合には、映像データXを例えば選択してドラッグすることにより、第2階層に追加することができる。
これらの階層構造を表示するための上記階層構造表示制御部34及び記録部35の内部処理としては、図25に示すように、第1階層として例えば、「01、02、03、…」のデジタル値を用い、第2階層として「0101、0102、0103、…」のデジタル値を用い、さらに第3階層として「010101、010102、010103、…」等のデジタル値を用いることによって、容易に識別し、フォルダ名等と対応付けることができる。また、画像B7を追加する場合においては、該画像名に対応する010107のデジタル値を使用すれば、容易にデータの追加を行うことが可能である。
なお、本実施の形態では、例えば、携帯機器としての携帯電話40から、記録装置30に対して、上記データ格納部31に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読み取る動作、これら情報データおよびデータの階層構造を関連付けて表示部32に表示させる動作、該携帯電話40から受信したデータを階層構造のディレクトリに記録する動作、データの階層構造のディレクトリを追加、修正および削除の少なくとも一つをする動作を行わせることが可能である。この場合、携帯電話40の操作コマンド送信手段としての送信機器1又は送信機器1aが、記録装置30の受信機器2又は受信機器2aに対してその操作コマンドを送信する。これにより、操作コマンドディレクトリ変更手段としても機能するディレクトリ変更部35aにより、各動作が可能となる。
一方、本実施の形態においては、記録装置30と表示部32との間の通信インターフェースは有線通信インターフェースに限らず、例えば、ワイヤレスインターフェースつまり無線通信インターフェースでも良い。
具体的には、図26に示すように、記録装置30と表示部32とのそれぞれに無線通信インターフェースとしての光トランシーバ37・37を備えておく。これにより、記録装置30と表示部32とは、ワイヤレス通信により、情報の伝達を行うことができる。
また、本実施の形態は、情報データの操作を行う操作入力手段として入力装置36を備えているが、必ずしもこれに限らず、例えば、記録装置30に図示しないボタンを付加してもよい。
これにより、携帯電話40から情報データを記録装置30のデータ格納部31に書き込む際に、パーソナルコンピュータを用いることなく、データ格納部31にデータ階層構造を作成し、又はデータ格納部31に存在しているデータ階層構造を利用して情報データの分類および書き込みが可能となる。
また、パーソナルコンピュータを用いる必要がないので、記録装置30を小型にすることができ、持ち歩くことも可能となる。
さらに、記録装置30におけるデータ格納部31のデータ階層構造に関連させ、情報データを表示部32に表示可能であることもユーザがデータ格納部31の情報データを把握する際に役立つ。特に、情報データが、画像、動画又は音楽データの場合に非常に有益となる。
また、本実施の形態では、記録媒体としてのデータ格納部31をDVDにて構成し、このDVDに情報データおよびデータの階層構造を記録部35にて記録すると共に、このDVDに記録された情報データおよびデータの階層構造を表示部32に表示するデータ転送システムを含むアルバム閲覧システムに適用することが可能である。
これにより、DVDに情報データおよびデータの階層構造を記録保存すると共に、このDVDに記録された情報データおよびデータの階層構造を表示部32に表示閲覧することができるアルバム閲覧システムを提供することができる。
以上のように、本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めると共に、受信機が上記パケットを受けたときに、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上記上位層の接続に必要なデータもしくはレスポンスを含んだパケットを返す通信機能1を実現するプログラムおよびデータを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能1を使用して転送する。
上記の発明によれば、通信時間を短くする方法として、通信開始時に相手機器のサーチを行う局発見コマンド(IrDAではXIDコマンド)に、接続に必要なデータを含んだパケットを使用する通信機能1を使用して第1機器と第2機器との通信を行うようにする。
この結果、局発見と同時に接続が行なわれる。このため、局発見と下位層から上位層への接続(通常は下位層から順に上位層へ接続される)とに必要な交換パケットの数を、一対または1個のパケットにより終了することができる。その結果、トータルのデータの転送時間を短くすることができる。
したがって、第1機器と第2機器との間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)の代わりに、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび受信機のレスポンスが不要であることを示すパラメータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めて受信機に送信を行う通信機能2を実現するプログラムおよびデータをを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能2を使用して転送する。
本発明のデータ転送システムは、前記第1機器および第2機器は、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドのあらかじめ設定された初期値を保有しており、送信機および受信機が発する上記パケットにデータもしくはコマンドについての値の設定情報がない場合に上記初期値を使用する。
本発明のデータ転送システムは、前記第1機器および第2機器は、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドのあらかじめ設定された初期値を保有しており、送信機および受信機が発する上記パケットにデータもしくはコマンドについての値の設定情報がない場合に上記初期値を使用する。
上記の発明によれば、第1機器と第2機器との通信において、局発見および接続のパケットにおいては、予め固定した値を使用してもよい。
すなわち、局発見及び接続で使用するパケットの転送速度は、通常のデータ転送時のデータ転送速度よりも遅いことが多い。このため、パケットの長さを短くした固定値を予め設定し、その固定値からなるパケットを使用することにより、トータルのデータの転送時間を短くすることができる。したがって、第1機器と第2機器との間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めると共に、受信機が上記パケットを受けたときに、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上記上位層の接続に必要なデータもしくはレスポンスを含んだパケットを返す通信機能1と、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび受信機のレスポンスが不要であることを示すパラメータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めて受信機に送信を行う通信機能2と、相手機器をサーチして相手機器の存在を認識してから、下位層から順に上位層まで接続に必要なデータをやり取りして接続を行う通信機能3との内の2つ以上の通信機能を備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータ通信を行う際に第1の機器および第2の機器の状況に応じて備えている上記通信機能1から通信機能3のいずれか1つを使用して通信を行う。
上記の発明によれば、送信機は通信機能1から通信機能3のいずれかの通信プロトコルでの通信をトライする。受信機が、通信機能1または通信機能2を保有していない場合には、通信機能1または通信機能2による、通信時間短縮効果を活用することができない。しかし、本発明では、第1機器および第2機器はいずれも共通した通信機能3を有している。したがって、通信機能1または通信機能2のいずれも使用できない場合には通信機能3で通信できる一方、通信機能1または通信機能2のいずれかが使用できる場合には、通信時間を短縮できる通信を行うことができる。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、データ通信時において、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、単数のパケットにより処理する通信機能4を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能4を使用して転送する。
上記の発明によれば、通信時間を短くする方法として、多数の連続するパケットの通信を行う通信機能4を使用して第1機器と第2機器との間の通信を行うようにする。
この結果、通常頻繁に行われる単数もしくは少数のパケット毎に必要なレスポンスパケットやフロー制御のパケットの交換を少なくすることによって、CPUの処理を軽減でき、さらにデータ全体の転送時間を短くすることができる。したがって、第1機器と第2機器との間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、データ通信時において、受信機においてのエラーの有無に関係なく、一度の処理に一度だけデータを送信する通信機能5を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能5を使用して転送する。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、データ通信時において、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、単数のパケットにより処理する通信機能4と、データ通信時において、受信機においてのエラーの有無に関係なく、一度の処理に一度だけデータを送信する通信機能5と、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、複数のパケットにより処理する通信機能6の内の2つ以上の通信機能を備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータ通信を行う際に第1の機器および第2の機器の状況に応じて備えている上記通信機能4から通信機能6のいずれか1つを使用して通信を行う。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めると共に、受信機が上記パケットを受けたときに、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上記上位層の接続に必要なデータもしくはレスポンスを含んだパケットを返す通信機能1と、データ通信時において、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、単数のパケットにより処理することを特徴とする通信機能4との両方の機能を有する通信機能7を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能7を使用して転送する。
上記の発明によれば、通信機能1と通信機能4との両方の特徴をもった通信機能7を使用することにより、さらに、データの転送時間を短くすることができる。したがって、第1機器と第2機器との間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび受信機のレスポンスが不要であることを示すパラメータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めて送信を行い、送信機は及び受信機は上記パケットの送受信において接続処理を完了する通信機能2と、データ通信時において、受信機においてのエラーの有無に関係なく、一度の処理に一度だけデータを送信する通信機能5との両方の機能を有する通信機能8を実現するためのプログラムおよびデータを記憶する記憶手段と、通信を制御する通信制御手段とをそれぞれ備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータを上記通信機能8を使用して転送する。
本発明のデータ転送システムは、ワイヤレス通信インターフェース、およびデータを保存する記憶媒体を備えた第1機器と、ワイヤレス通信インターフェースを備え、データを表示する表示装置、データを印刷する印刷装置、データを記録する記録装置、パーソナルコンピュータ、又は他の記憶媒体を備えた機器のいずれか一つを含む第2機器とを含むデータ転送システムであって、上記第1機器および第2機器は、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めると共に、受信機が上記パケットを受けたときに、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータ、および上記上位層の接続に必要なデータもしくはレスポンスを含んだパケットを返す通信機能1と、データ通信時において、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、単数のパケットにより処理する通信機能4との両方の機能を有する通信機能7と、通信開始時に送信機が相手機器をサーチするために発するパケット(データ群)に、データ通信のためのパラメータ設定に必要なデータおよび受信機のレスポンスが不要であることを示すパラメータ、および上位層の接続に必要なデータもしくはコマンドを含めて送信を行い、送信機は及び受信機は上記パケットの送受信において接続処理を完了する通信機能2と、データ通信時において、受信機においてのエラーの有無に関係なく、一度の処理に一度だけデータを送信する通信機能5との両方の機能を有する通信機能8と、相手機器をサーチして相手機器の存在を認識してから、下位層から順に上位層まで接続に必要なデータをやり取りして接続を行う通信機能3と、エラーの有無や再送の要否に関するパケットの返答を、複数のパケットにより処理する通信機能6との両方の機能を有する通信機能9の内の2つ以上の通信機能を備え、上記第1機器および第2機器の両通信制御手段は、上記第1機器と第2機器との間でデータ通信を行う際に第1の機器および第2の機器の状況に応じて備えている上記通信機能7から通信機能9のいずれか1つを使用して通信を行う。
さらに、本発明のデータ転送システムは、携帯機器および表示装置の両通信制御手段は、識別信号を生成する識別信号生成手段をそれぞれ備えるとともに、上記携帯機器は、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段を備え、上記判別手段は、データ送信開始時に、上記識別信号生成手段が生成した識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、前記携帯機器は、データ送信開始時に、識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
上記の発明によれば、受信機器との間で識別信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示装置の通信制御手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備えるとともに、上記表示装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って上記誤り検出手段により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を表示するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記表示装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を表示するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う。
上記の発明によれば、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、映像を表示するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別手段を備え、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記表示装置は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
上記の発明によれば、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因等によりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、映像を表示する表示部と、送信用映像ファイル、およびこの送信用映像ファイルと対をなし、かつ該送信用映像ファイルよりも容量の小さい表示用映像ファイルを記憶する記憶手段と、ワイヤレス転送を行う場合には上記送信用映像ファイルを送信する一方、上記表示部にて表示する場合は表示用映像ファイルを使用して映像を表示するように制御するファイル転送表示制御手段とを備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、ワイヤレス転送を行う場合には送信用映像ファイルを送信する一方、表示部にて表示する場合には、上記送信用映像ファイルと対をなし、かつ該送信用映像ファイルよりも容量の小さい表示用映像ファイルを使用して映像を表示する。
上記の発明によれば、携帯機器で小さな表示部を備える場合、データ送信用の大きな送信用映像ファイルと、該送信用映像ファイルと対になる小さな映像ファイルとを記憶しておく。そして、ワイヤレス転送を行う場合には大きな映像ファイルを送信し、自機器の表示部を使用する場合には小さな表示用映像ファイルを表示する。
すなわち、携帯機器は小型化のために高速のCPUを持つことは難しく、また携帯機器の表示部は小さなものであるから、大きな送信用映像ファイルを縮小して表示することになる。また、表示装置は、解像度が高く、大きく綺麗に表示するために大きな映像ファイルを要求することになる。
このことから、携帯機器ではプレビューを行うようにすぐに表示できるような小さなファイルを大きなファイルと対になるように用意することにより、携帯機器で送りたい映像をすばやく選んで転送し、表示装置にて綺麗に表示することができるようになる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、表示用映像ファイルが無いときには、予め、送信用映像ファイルから表示用映像ファイルを生成して記憶しておく表示用映像ファイル生成記憶手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、表示用映像ファイルが無いときには、予め、送信用映像ファイルから表示用映像ファイルを生成して記憶しておく。
上記の発明によれば、表示用映像ファイルが無い場合には、予め自動的に生成する機能を持つようにする。
この結果、携帯機器の表示部に初めて表示しようとする場合には、従来では表示の都度、表示用のファイルを作成するために表示までに時間がかかっていたが、本発明では、予め作成して記憶しておくので、一度作成すると、以降はすばやく送信したいファイルを表示しかつ選ぶことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、前記表示装置の表示能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信するサイズ変換手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、前記表示装置の表示能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信する。
上記の発明によれば、表示装置の表示能力を超えた大きな映像ファイルの場合に、通信に時間がかかり、通信途中で通信誤りが発生する確率を減らすことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、映像データをリサイズまたは加工して記録すべく、リサイズ加工手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、映像データをリサイズまたは加工して記録する。
上記の発明によれば、前記携帯機器は、映像データをリサイズまたは加工して記録するので、表示装置に転送する場合に、例えば、サイズを縮小して転送できるので、転送時間を短縮することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器および前記印刷装置の両通信制御手段は、識別信号を生成する識別信号生成手段をそれぞれ備えるとともに、上記携帯機器は、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段を備え、上記判別手段は、データ送信開始時に、上記識別信号生成手段が生成した識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、データ送信開始時に、識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信プロトコルを保有していると判別する。
上記の発明によれば、受信機器との間で識別信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記印刷装置の通信制御手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備えるとともに、上記印刷装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って上記誤り検出手段により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を印刷するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記印刷装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を印刷するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う。
上記の発明によれば、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、映像を印刷するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別手段を備え、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記印刷装置は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
上記の発明によれば、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因等によりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、誤り検出手段の検出に基づきデータの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により印刷を開始する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記印刷装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、データの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により印刷を開始する。
上記の発明によれば、受信局でデータの全てが誤り無く受信できたときには正常に受信できたことを示す表示機能と、正常に受信できた後、外部からの開始入力操作により、受信されたデータの記録を開始する機能を持つようにする。
この結果、ユーザが正常に所望のデータを受け取ったことを確認してから、印刷するようにすることができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、映像を表示する表示部と、送信用映像ファイル、およびこの送信用映像ファイルと対をなし、かつ該送信用映像ファイルよりも容量の小さい表示用映像ファイルを記憶する記憶手段と、ワイヤレス転送を行う場合には上記送信用映像ファイルを送信する一方、上記表示部にて表示する場合は表示用映像ファイルを使用して映像を表示するように制御するファイル転送表示制御手段とを備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、ワイヤレス転送を行う場合には送信用映像ファイルを送信する一方、表示部にて表示する場合には、上記送信用映像ファイルと対をなし、かつ該送信用映像ファイルよりも容量の小さい表示用映像ファイルを使用して映像を表示する。
上記の発明によれば、携帯機器で小さな表示部を備える場合、データ送信用の大きな送信用映像ファイルと、該送信用映像ファイルと対になる小さな映像ファイルとを記憶しておく。そして、ワイヤレス転送を行う場合には大きな映像ファイルを送信し、自機器の表示部を使用する場合には小さな表示用映像ファイルを表示する。
すなわち、携帯機器は小型化のために高速のCPUを持つことは難しく、また携帯機器の表示部は小さなものであるから、大きな送信用映像ファイルを縮小して表示することになる。また、印刷装置は、解像度が高く、大きく綺麗に印刷するために大きな映像ファイルを要求することになる。
このことから、携帯機器ではプレビューを行うようにすぐに表示できるような小さなファイルを大きなファイルと対になるように用意することにより、携帯機器で送りたい映像をすばやく選んで転送し、印刷装置にて綺麗に印刷することができるようになる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、表示用映像ファイルが無いときには、予め、送信用映像ファイルから表示用映像ファイルを生成して記憶しておく表示用映像ファイル生成記憶手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、表示用映像ファイルが無いときには、予め、送信用映像ファイルから表示用映像ファイルを生成して記憶しておく。
上記の発明によれば、表示用映像ファイルが無い場合には、予め自動的に生成する機能を持つようにする。
この結果、携帯機器の表示部に初めて表示しようとする場合には、従来では表示の都度、表示用のファイルを作成するために表示までに時間がかかっていたが、本発明では、予め作成して記憶しておくので、一度作成すると、以降はすばやく送信したいファイルを表示しかつ選ぶことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、前記印刷装置の印刷能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信するサイズ変換手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、前記印刷装置の印刷能力に合わせて映像ファイルのサイズを変換してから送信する。
上記の発明によれば、印刷装置の印刷能力を超えた大きな映像ファイルの場合に、通信に時間がかかり、通信途中で通信誤りが発生する確率を減らすことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録すべく、リサイズ加工手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録する。
上記の発明によれば、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録するので、印刷装置に転送する場合に、例えば、サイズを縮小して転送できるので、転送時間を短縮することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器および前記記録装置の両通信制御手段は、識別信号を生成する識別信号生成手段をそれぞれ備えるとともに、上記携帯機器は、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段を備え、上記判別手段は、データ送信開始時に、上記識別信号生成手段が生成した識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、データ送信開始時に、識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信プロトコルを使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
上記の発明によれば、受信機器との間で識別信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置の通信制御手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備えるとともに、上記記録装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って上記誤り検出手段により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記記録装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、映像を記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う。
上記の発明によれば、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、映像を記録するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別手段を備え、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記記録装置は、前記通信機能1〜9のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
上記の発明によれば、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届がなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因などによりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、誤り検出手段の検出に基づきデータの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記記録装置は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、データの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
上記の発明によれば、受信局でデータの全てが誤り無く受信できたときには正常に受信できたことを示す表示機能と、正常に受信できた後、外部からの開始入力操作により、受信されたデータの記録を開始する機能を持つようにする。
この結果、ユーザが正常に所望のデータを受け取ったことを確認してから、記録するようにすることができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、映像を表示する表示部と、送信用データファイル、およびこの送信用データファイルと対をなし、かつ該送信用データファイルよりも容量の小さい表示用データファイルを記憶する記憶手段と、ワイヤレス転送を行う場合には上記送信用データファイルを送信する一方、上記表示部にて表示する場合は表示用データファイルを使用して映像を表示するように制御するファイル転送表示制御手段とを備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、ワイヤレス転送を行う場合には送信用データファイルを送信する一方、表示部にて表示する場合には、上記送信用データファイルと対をなし、かつ該送信用データファイルよりも容量の小さい表示用データファイルを使用して映像を表示する。
上記の発明によれば、携帯機器で小さな表示部を備える場合、データ送信用の大きな送信用データファイルと、該送信用データファイルと対になる小さなデータファイルとを記憶しておく。そして、ワイヤレス転送を行う場合には大きなデータファイルを送信し、自機器の表示部を使用する場合には小さな表示用データファイルを表示する。
すなわち、携帯機器は小型化のために高速のCPUを持つことは難しく、また携帯機器の表示部は小さなものであるから、大きな送信用データファイルを縮小して表示することになる。また、記録装置は、解像度が高く、大きく綺麗に記録するために大きなデータファイルを要求することになる。
このことから、携帯機器ではプレビューを行うようにすぐに表示できるような小さなファイルを大きなファイルと対になるように用意することにより、携帯機器で送りたい映像をすばやく選んで転送し、記録装置にて綺麗に記録することができるようになる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、表示用データファイルが無いときには、予め、送信用データファイルから表示用データファイルを生成して記憶しておく表示用データファイル生成記憶手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、表示用データファイルが無いときには、予め、送信用データファイルから表示用データファイルを生成して記憶しておく。
上記の発明によれば、表示用データファイルが無い場合には、予め自動的に生成する機能を持つようにする。
この結果、携帯機器の表示部に初めて表示しようとする場合には、従来では表示の都度、表示用のファイルを作成するために表示までに時間がかかっていたが、本発明では、予め作成して記憶しておくので、一度作成すると、以降はすばやく送信したいファイルを表示しかつ選ぶことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録すべく、リサイズ加工手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録する。
上記の発明によれば、前記携帯機器は、データをリサイズまたは加工して記録するので、記録装置に転送する場合に、例えば、サイズを縮小して転送できるので、転送時間を短縮することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、データを記録する記録媒体と、上記記録媒体に記録されたデータを表示する表示手段と、上記記録媒体に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読み取る読取手段と、これら情報データおよびデータの階層構造を関連付けて上記表示手段に表示する階層構造表示制御手段とを備えている。なお、記録媒体のデータの階層構造は必ずしも複数階層である必要はなく、単一の階層であってもよい。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、データを記録する記録媒体と、上記記録媒体に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読み取る読取手段と、前記携帯機器から受信したデータを階層構造のディレクトリに記録する記録手段とを備えている。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、データを記録する記録媒体と、上記記録媒体に記憶された情報データおよびデータの階層構造を読み取る読取手段と、上記データの階層構造のディレクトリを追加、修正、削除するディレクトリ変更手段とを備えている。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、前記階層構造表示制御手段、記録手段又はディレクトリ変更手段に各動作を行わせるための操作入力手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器は、前記階層構造表示制御手段、記録手段又はディレクトリ変更手段に各動作を行わせるための操作コマンドを前記記録手段に送信する操作コマンド送信手段を備える一方、前記記録装置の操作入力手段は、上記携帯機器から操作コマンドを受信して各動作を行わせる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、画像のデータの加工を行う画像加工手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記記録装置は、前記表示手段と無線伝送を行う無線通信インターフェースを備えている。
上記の発明によれば、記録装置内における記録媒体の情報データおよびデータの階層構造を読み取り、情報データおよびデータの階層構造の追加、修正、削除などのデータ処理を行う機能を有する。この機能は、ソフトウェア又はハードウェアのいずれによって実現されてもよい。
また、特に、情報データが画像の場合、画像の回転、リサイズなどの加工機能を持っていることが好ましい。
さらに、これらの情報を表示するための表示手段、又は、別途用意された表示手段を備え、この表示手段に記録媒体内の情報データおよびのデータ階層構造を表示する。
また、記録装置と表示手段との間の通信インターフェースは有線通信インターフェースに限らず、ワイヤレスインターフェースつまり無線通信インターフェースでも良い。
さらに、これらの情報データの操作を行う操作入力手段として、例えば、記録装置にボタンを付加してもよく、また、データ操作を行う操作コマンドを携帯機器から受け取ってもよい。
これにより、携帯機器から情報データを記録装置の記録媒体に書き込む際に、パーソナルコンピュータを用いることなく、記録媒体にデータ階層構造を作成し、又は記録媒体に存在しているデータ階層構造を利用して情報データの分類および書き込みが可能となる。
また、パーソナルコンピュータを用いる必要がないので、記録装置を小型にすることができ、持ち歩くことも可能となる。
さらに、記録装置における記録媒体のデータ階層構造に関連させ、情報データを表示手段に表示可能であることもユーザが記録媒体の情報データを把握する際に役立つ。特に、情報データが、画像、動画又は音楽データの場合に非常に有益となる。
また、本発明のアルバム閲覧システムは、上記課題を解決するために、上記記載のデータ転送システムを含むアルバム閲覧システムであって、前記記録媒体はDVDにて構成され、このDVDに情報データおよびデータの階層構造を記録すると共に、このDVDに記録された情報データおよびデータの階層構造を表示手段に表示する。
これにより、DVDに情報データおよびデータの階層構造を記録保存すると共に、このDVDに記録された情報データおよびデータの階層構造を表示手段に表示閲覧することができるアルバム閲覧システムを提供することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータの両通信制御手段は、識別信号を生成する識別信号生成手段をそれぞれ備えるとともに、上記携帯機器および上記パーソナルコンピュータは、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段を備え、上記判別手段は、データ送信開始時に、上記識別信号生成手段が生成した識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器および前記パーソナルコンピュータは、データ送信開始時に、識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
上記の発明によれば、受信機器との間で識別信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記携帯機器およびパーソナルコンピュータの少なくとも一方の通信制御手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備え、上記誤り検出手段を備えた機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って上記誤り検出手段により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、データを記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器およびパーソナルコンピュータの少なくとも一方の機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、データを記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う。
上記の発明によれば、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、データを記録するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別手段を備え、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器およびパーソナルコンピュータの少なくとも一方の機器は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
上記の発明によれば、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因等によりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、誤り検出手段の検出に基づきデータの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記携帯機器およびパーソナルコンピュータの少なくとも一方の機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、データの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
上記の発明によれば、受信局でデータの全てが誤り無く受信できたときには正常に受信できたことを示す表示機能と、正常に受信できた後、外部からの開始入力操作により、受信されたデータの記録を開始する機能を持つようにする。
この結果、ユーザが正常に所望のデータを受け取ったことを確認してから、記録するようにすることができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記各携帯機器の通信制御手段は、識別信号を生成する識別信号生成手段をそれぞれ備えるとともに、上記各携帯機器は、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有しているか否かを判別する判別手段を備え、上記判別手段は、データ送信開始時に、上記識別信号生成手段が生成した識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記各携帯機器は、データ送信開始時に、識別信号を送信することにより前記通信機能1〜9のいずれかの通信機能を使用した通信要求を行い、その後、上記相手機器からの識別信号を受信したときに、相手機器が上記通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別する。
上記の発明によれば、受信機器との間で識別信号を送受信するだけで、受信機器が存在し、かつ、受信機器が通信機能1〜9のいずれか同一種類の通信機能を保有していると判別することができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記各携帯機器の少なくとも一方の通信制御手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備え、上記誤り検出手段を備えた機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って上記誤り検出手段により誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、データを記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う表示制御手段を備えている。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記各携帯機器の少なくとも一方の機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行って誤りを検出した結果、データの全てが誤り無く受信できたときには、データを記録するかまたは正常に受信できたことを示す表示をするかの少なくともいずれか一方を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかったときには、受信できなかったことを示す表示を行う。
上記の発明によれば、受信局でデータを全て誤り無く受け取ることができた場合に、データを記録するかおよび/または正常に受信できたことを示す表示を行い、何らかの問題によってデータの全てが誤り無く受信できなかった場合、受信できなかったことを示す表示を行うようにする。
この結果、送信局からデータを送った結果が成功したか失敗したかがユーザにはすぐに判別がつき、失敗している場合にはユーザが再度送信し直すことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別手段を備え、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記各携帯機器の少なくとも一方の機器は、前記通信機能5、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときのデータ受信中のデータ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別し、そのいずれか一方の状況が発生した場合には、その状況に対応して各々異なるメッセージを表示する。
上記の発明によれば、受信局でデータの中に誤りを検出した場合、データ誤りの発生状況が、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合と、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合とを判別する判別機能を有し、そのいずれか一方の状況が発生した場合、各々異なるメッセージを表示する表示機能を有するようにする。
この結果、全てのパケットを受け取っていて、その中に単数または複数個のデータ誤りがあった場合では、通信距離が遠かったり、蛍光灯、太陽光および白熱灯などの外乱光要因等によりエラーが多くなっているものと判別して、近づいて送信するように表示し、データ途中のパケットから残りが届かなかった場合は通信途中で別の方向に向けられてしまった旨を表示することにより、ユーザに最適な方法で再度送信してもらうことができる。したがって、同じ状況で通信が何度も失敗することを防ぐことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記表示制御手段は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、誤り検出手段の検出に基づきデータの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記各携帯機器の少なくとも一方の機器は、前記通信機能1、2、4、5、7、8のいずれか同一種類同士の通信機能を使用したデータ通信を行ったときに、データの全てが誤り無く受信できた場合には、正常に受信できたことを示す表示を行い、かつ外部からの開始入力操作により記録を開始する。上記の発明によれば、受信局でデータの全てが誤り無く受信できたときには正常に受信できたことを示す表示機能と、正常に受信できた後、外部からの開始入力操作により、受信されたデータの記録を開始する機能を持つようにする。
この結果、ユーザが正常に所望のデータを受け取ったことを確認してから、記録するようにすることができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記ワイヤレス通信は、赤外線(IR)通信である。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記ワイヤレス通信は、赤外線(IR)通信である。
上記の発明によれば、赤外線を用いたデータ転送として、前述したように、IrDA規格がある。したがって、例えばIrDA規格に準拠した転送方式を採用している機器に対して、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、本発明のデータ転送システムは、上記記載のデータ転送システムにおいて、前記通信機能3、6、9は、IrDA(Infrared Data Association)で定められた通信機能である。
また、本発明のデータ転送システムのデータ転送方法は、上記記載のデータ転送システムのデータ転送方法において、前記通信機能3、6、9は、IrDA(Infrared Data Association)で定められた通信機能である。
上記の発明によれば、通信機能3、6、9は、IrDA(Infrared Data Association)で定められた通信機能であるので、赤外線を用いたデータ転送として一般的なIrDA規格を採用している機器に対して、機器の間の角度がある一定以上の角度になったり、距離がある一定以上の距離になったりすることにより、通信が失敗してしまう確率を減らすことができる。
また、通信機能3、6、9をIrDAプロトコルとした場合には、前記通信機能1、2、4、5、7、8のは、ソフトウェアを変更するだけでIrDAの物理層はそのまま使用できる。したがって、前記通信機能1、2、4、5、7、8のを、IrDAプロトコル層の一部を変更もしくは追加することで、容易に作成することができる。
また、本発明のデータ転送プログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータを上記データ転送システムの各手段として機能させるためのコンピュータ・プログラムである。
上記の発明により、コンピュータで上記データ転送システムの各手段を実現することによって、上記データ転送システムを実現することができる。
また、本発明の記録媒体は、上記の各手段をコンピュータに実現させて、上記データ転送システムを動作させるデータ転送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記の発明により、上記記録媒体から読み出されたデータ転送プログラムによって、上記データ転送システムをコンピュータ上に実現することができる。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と特許請求事項との範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明の送信機、受信機、通信システム、通信方法、通信プログラムによれば、短時間で接続を確立することができる。よって、例えば、携帯機器から携帯機器、携帯機器からプリンタ、携帯機器から表示装置、携帯機器からDVDレコーダ等のAV機器(記録装置)の通信等に好適に利用することができる。

Claims (24)

  1. 受信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う送信機であって、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成する接続リクエスト生成手段と、
    上記接続リクエストを受信機へ送信する接続リクエスト送信手段と、を備えることを特徴とする送信機。
  2. 上記接続リクエスト生成手段は、上記接続リクエストに当該接続リクエストに対するレスポンスを送信することを受信機に要求するコマンドを含めることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  3. 受信機から受信した、上記接続リクエストに対するレスポンスに応じた設定を各通信層において行う接続設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の送信機。
  4. 上記接続リクエストに対するレスポンスを受信機から受信することなく、当該接続リクエストに応じた設定を各通信層において行う接続設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  5. 上記接続リクエスト生成手段は、上記接続リクエストにデータ交換の際にレスポンスを送信することを受信機に要求するコマンドを含めることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  6. 隣接する複数の通信層の切断に必要なコマンドおよびデータを含む切断リクエストを生成する切断リクエスト生成手段と、
    上記切断リクエストを受信機へ送信する切断リクエスト送信手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  7. 受信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う送信機であって、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成する第1の接続リクエスト生成手段と、
    上記通信層ごとに、接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成する第2の接続リクエスト生成手段と、
    上記接続リクエストを生成する際、上記第1および第2の接続リクエスト生成手段のいずれか一方を選択する選択手段と、
    上記選択手段によって選択された上記第1あるいは第2の接続リクエスト生成手段が生成した接続リクエストを受信機へ送信する接続リクエスト送信手段と、を備えることを特徴とする送信機。
  8. 受信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う送信機であって、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを生成する第1の接続リクエスト生成手段と、
    上記通信層ごとに、接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを生成する第2の接続リクエスト生成手段と、
    上記接続リクエストを生成する際、上記第1および第2の接続リクエスト生成手段のいずれか一方を選択する選択手段と、
    上記選択手段によって選択された上記第1あるいは第2の接続リクエスト生成手段が生成した接続リクエストを受信機へ送信する接続リクエスト送信手段と、を備え、
    上記第1の接続リクエスト生成手段が生成した接続リクエストに対する受信機からのレスポンスがないとき、上記選択手段が上記第2の接続リクエスト生成手段を選択し、該選択された上記第2の接続リクエスト生成手段が新たな接続リクエストを生成し、上記接続リクエスト送信手段が上記新たに生成した接続リクエストを受信機へ送信することを特徴とする送信機。
  9. 上記通信が赤外線通信であることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  10. 携帯電話であることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  11. 撮像した画像を受信機へ送信する撮像機であることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  12. 請求項1に記載の送信機を動作させる通信プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための通信プログラム。
  13. 受信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う送信機の通信方法であって、
    接続リクエスト生成手段にて、送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを生成するステップと、
    接続リクエスト送信手段にて、上記接続リクエストを受信機へ送信するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
  14. 送信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う受信機であって、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを送信機から受信する接続リクエスト受信手段と、
    上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる接続確立手段と、を備えることを特徴とする受信機。
  15. 上記接続リクエストに当該接続リクエストに対するレスポンスの送信を要求するコマンドが含まれていた場合、上記レスポンスを送信するレスポンス送信手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  16. 上記接続リクエストにデータ交換の際にレスポンスの送信を要求するコマンドが含まれていた場合、上記レスポンスを送信するレスポンス送信手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  17. 隣接する複数の通信層の切断に必要なコマンドおよびデータを含む切断リクエストを送信機から受信する切断リクエスト受信手段と、
    上記切断リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を切断する切断手段と、を備えることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  18. 送信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う受信機であって、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを送信機から受信する、あるいは、上記通信層ごとに、接続に必要なコマンドおよびデータを含む接続リクエストを送信機から受信する接続リクエスト受信手段と、
    上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる接続確立手段と、を備えることを特徴とする受信機。
  19. 上記通信が赤外線通信であることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  20. 送信機から放送を受信する放送受信装置であることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  21. 送信機から受信した放送を記録する放送記録装置であることを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  22. 請求項14に記載の受信機を動作させる通信プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための通信プログラム。
  23. 送信機との間で複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う受信機の通信方法であって、
    接続リクエスト受信手段にて、送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを送信機から受信 するステップと、
    接続確立手段にて、上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
  24. 互いの複数の通信層の接続を確立して無線通信を行う送信機および受信機を含む通信システムであって、
    上記送信機が、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを生成する接続リクエスト生成手段と、
    上記接続リクエストを受信機へ送信する接続リクエスト送信手段とを備え、
    上記受信機が、
    送信先を特定しないことを示すデータと、隣接する複数の通信層の接続に必要なコマンドおよびデータとを含む接続リクエストを送信機から受信する接続リクエスト受信手段と、
    上記接続リクエストからコマンドおよびデータを抽出し、該コマンドおよびデータに基づいて各通信層の接続を確立させる接続確立手段と、を備えることを特徴とする通信システム。
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