JP4219950B2 - 通信機器、通信方法、通信回路、携帯電話機、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信機器、通信方法、通信回路、携帯電話機、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、データを送受信するための通信機器、通信方法、通信回路、携帯電話機、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
携帯電話とテレビ、プリンタ、PC(Personal Computer)をつなぐインタフェースとしてIrDA(Infrared Data Association)などの赤外線方式がある(非特許文献1から5参照)。
IrDAなどの赤外線方式は、指向性があるため、通信機器間に遮蔽物が存在する場合は、データの転送が不可能であるが、通信機器間の見通しが良い場合は、高速のデータ転送が可能である。IrDA規格には、最大転送速度が16MbpsのVery Fast IR(VFIR)と、4MbpsのFast IR(FIR)と、115.2kbps以下の通信速度のSIRとがあるが、現在市場に出回っているのは、最大転送速度が4Mbpsまでのものである。
図6を参照しながら、IrDA規格におけるLAP層の接続手順について説明する。図6は、赤外線通信の規格の一つであるIrDA規格において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンスである。
一次局(Primary Device)とは、最初に通信相手を探す側の局、すなわち、データ転送状態の確立を要求する局であり、局発見コマンド(XID(Exchange Station Identification)コマンド)を送出する側の局である。また、二次局(Secondary Device)とは、該要求を受け入れる局であり、局発見コマンドに対して局発見レスポンス(XIDレスポンス)を送出する側の局である。一次局から二次局への要求(命令)をコマンドと呼び、逆に、そのコマンドに対する、二次局から一次局への応答をレスポンスと呼ぶ。
XIDコマンドとは、一次局から通信可能距離内に二次局となり得る局が存在するかを探すコマンドである。括弧内の番号はSlotNumberを16進数で表している。SlotNumberは、何個目のコマンドを送出しているかを表すものである。
XIDコマンドを受け取った二次局は、局発見レスポンスであるXIDレスポンスを返し、自局の存在を一次局に知らせる処理を行う。一次局は、規定の数のXIDコマンドを送出し、最後のXIDコマンドのSlotNumberを「0xFF」とする。「0xFF」は、これが最後のコマンド(XID−End)であることを示している。
続いて、一次局は、自局の最大転送可能速度、最大受信可能データ長等の通信に必要となるパラメータを、SNRM(Set Normal Response Mode)コマンドを用いて二次局に知らせる。そのコマンドを受け取った二次局は、自局の設定値と比較し、受け入れることが可能な設定値を、UAレスポンスを用いて一次局に知らせる。
IrLAPのコマンドパケットによるIrLAPの接続の後、IrLAPのデータパケットにより、IrLMP、TinyTP、OBEXの接続が行われる。
一次局のIrLMPの接続要求が、IrLAPのデータパケットにより二次局に転送され、二次局のIrLMP接続応答が、IrLAPのデータパケットにより一次局に転送され、IrLMPの接続が行われる。
ついで、TinyTPの接続要求が、IrLAPのデータパケットにより二次局に転送され、二次局のTinyTP接続応答が、IrLAPのデータパケットにより一次局に転送され、TinyTPの接続が行われる。
さらに、一次局のOBEXの接続要求が、IrLAPのデータパケットにより二次局に転送され、二次局のOBEX接続応答が、IrLAPのデータパケットにより一次局に転送されOBEXの接続が行われることにより、情報データの転送が可能な接続状態が確立する。
なお、切断時には、OBEXの切断要求と応答、TinyTPの切断要求と応答、IrLMPの切断要求と応答がIrLAPのデータパケットにより転送され、ついでIrLAPの切断要求コマンドパケットであるDISCコマンドと応答コマンドパケットであるUAレスポンスが転送され、一次局と二次局との間の通信状態が切断される。
上記のIrDAによる接続手順では、データ転送に係る時間が長くなり、転送効率が低下するという問題が生じていた。すなわち、IrDAによる接続の確立までには、センシング、XIDコマンドによる局発見、SNRMコマンド、UAレスポンスによるネゴシエーションパラメータの交換が必要である。さらに、このXIDによる局発見は、IrDA規格により9600bpsという速度に規定されており、データが交換される4Mbpsという速度よりもかなり低速な速度に規定されている。また、情報データの転送までには、上述のとおり、IrLAPの接続が完了した後、IrLMP、TinyTP、OBEXの層を順に接続していく必要がある。このように、IrDAはデータ送信を行うときのオーバーヘッドが大きく、大容量ファイルを効率的に送受信するには不向きである。
そこで、赤外線通信の利便性の向上を目的として、接続に必要な時間を短縮し、接続要求から切断までの通信効率を高めた通信プロトコル「IrSimple」が2005年に規格化されている(非特許文献6から8、特許文献1参照)。IrSimpleは、IrDAの一部機能を改良したものであるが、局発見に関わる通信を行わないため、従来のIrDAと比較すると接続に要する時間が短く、同一サイズのデータ通信における通信時間を4分の1から10分の1程度に短縮することができる。
IrSimpleには、片方向通信と双方向通信の2つの通信方式がある。片方向通信では、接続および切断処理を1対のパケット交換で終了できるように処理を簡略化することにより、接続および切断処理時間を短縮し、またデータ転送においてはエラー再送処理を簡略化することで、高速化を図っている。
図7を参照しながら、IrSimple規格の片方向通信におけるLAP層の接続手順について説明する。図7は、IrSimple規格における片方向通信において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンスである。図7に示すように、一次局は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、接続要求コマンドであるSNRMコマンドを送信する。SNRMコマンドを送信した一次局は、二次局から応答コマンドパケットであるUAレスポンスを待つことなく、データ送信を開始する。一方、上記SNRMコマンドを受信した二次局は、UAレスポンスを返すことなく、一次局からのデータ転送を待つ。受信したSNRMコマンド内に上位層データが含まれていない場合は、不正な接続要求として、データ転送待機状態へと遷移しないとしてもよい。
次に、図8を参照しながら、IrSimple規格の双方向通信におけるLAP層の接続手順について説明する。図8は、IrSimple規格における双方向通信において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンスである。
図8に示すように、一次局は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、接続要求コマンドであるSNRMコマンドを送信する。SNRMコマンドを受信した二次局は応答コマンドパケットであるUAレスポンスを送信する。一次局が、UAレスポンスを受信したことにより、LAP層、LMP層、SMP層、OBEX層の各層の接続が完了する。つまり、LAP層の接続が完了した後に、LMP層、SMP層、OBEX層を順に接続していく必要はない。
次に、図9を参照しながら、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドについて説明する。図9は、SNRMコマンドのフレームを示す説明図である。
「A(Address)field」は接続を確立するために使用されるフィールドであり、7ビットの接続先アドレス、および、1ビットのC/R(Command/Response)識別子を示す。図8のSNRMコマンドの場合は、接続前であるため、接続先アドレスの値はブロードキャストを表す「0x7F」となる。また、C/Rビットの値は、このパケットがコマンドであることを表す「1」となる。つまり、図8のSNRMコマンドにおけるA fieldの値は、アドレスデータとC/Rビットとを合わせて、「0xFF」となる。
「C(Control)field」は、このパケットの制御フィールドである。パケットはSNRMコマンドであるため、C fieldの値は、Unnumbered format(U format)においてSNRMを表す「0x93」(双方向通信)、または、「0x83」(片方向通信)となる。図8に示すシーケンスは双方向通信であるので、C fieldの値は「0x93」となる。
「Source Address」は送信元(一次局)のアドレスを示すフィールドであり、「0」および「0xFFFFFFFF」以外の値となる。
「Destination device Address」は送信先(二次局)のアドレスを示すフィールドである。図8では、接続前であるため、Destination device Addressの値はブロードキャストアドレスを表す「0xFFFFFFFF」となる。
「Connection device Address」は、接続完了後に使用する7ビットのコネクションアドレスの値、および、1ビットのC/Rビット(値は必ず「0」)で構成される。コネクションアドレスの値は一次局が自由に設定できる。
「Requested-QoS Parameters」は、一次局がサポートしている通信速度や、最大ターンアラウンドタイムなどのQoS(Quality of Service)のパラメータ値を示すフィールドである。
「Upper User Data」はIrLAP層より上位層で使用するデータが記述されるフィールドである。例えば、SMPのパラメータやOBEXの接続要求であるCONNECTコマンドなどが記述される。
次に、図10を参照しながら、IrSimpleプロトコルのUAレスポンスについて説明する。図10は、UAレスポンスのフレームを示す説明図である。
「A(Address)field」は、対応するSNRMコマンドの「Connection device Address」で設定された7ビットのアドレスの値、および、1ビットのC/Rビットで構成される。C/Rビットの値はこのパケットがレスポンスであることを示す「0」となる。
「C(Control)field」は、このパケットがUAレスポンスパケットであるため、Unnumbered format(U format)においてUAレスポンス表す「0x73」となる。
「Source device Address」は、二次局で決めた32ビットのアドレス値であり、「0」および「0xFFFFFFFF」以外の値となる。
「Destination device Address」は送信先(一次局)のアドレスを示すフィールドである。対応するSNRMコマンドパケットのSource device Addressで通知された一次局のアドレス値となる。
「Responsed-QoS Parameters」は、一次局のRequested-QoS Parametersと自局のQoSパラメータから判別したQoSのパラメータ値となる。
「Upper User Data」は、IrLAP層より上位層で使用するデータが記述されるフィールドである。例えば、上位層であるSMPのパラメータやOBEXの接続要求に対する回答であるSuccessレスポンスなどである。
IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器は、二次局の通信機器と接続を試みるとき、二次局の反応に応じてプロトコルを自動的に切り替える(非特許文献6参照)。すなわち、上記通信機器は、二次局がIrDAプロトコルに反応する場合は、IrDAプロトコルにより二次局との接続を行い、二次局がIrSimpleプロトコルの双方向通信に反応する場合は、IrSimpleの双方向通信により二次局との接続を行う。
図11を参照しながら、上記通信機器が、IrSimpleプロトコルとIrDAプロトコルとの切り替える手順について説明する。図11は、上記通信機器が、IrSimpleプロトコルとIrDAプロトコルとの切り替えを行うときの信号シーケンスである。
一次局は以下に示す(1)から(3)の処理を繰り返して、二次局との接続を試みる。下記SNRMコマンドおよびXIDコマンドは9600bpsの速度で送信される。
(1)IrSimpleプロトコルにより接続を試みる。従って、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを送信する。
(2)二次局からの反応が無い場合は、次に、IrDAプロトコルにより接続を試みる。従って、二次局を発見するために1スロットのXIDコマンドを送信する。
(3)二次局からの反応が無い場合は、XID−Endコマンドを送信して局発見を終了し、再びIrSimpleプロトコルにより接続を試みる。従って、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを送信する。
上記(1)および(3)において送信されるSNRMコマンドのフレーム構成は、図9と同様である。
上記、順番で送信されてくるパケットを受信する二次局は、受信したパケットが自局がサポートしているプロトコルで規定されている正常なパケットであるならばそのパケットに対して応答を行う。つまり、二次局がIrSimpleプロトコルをサポートしているのならば、上記(1)または(3)のSNRMコマンドに対してUAレスポンスを返し、二次局がIrDAプロトコルをサポートしているのならば、上記(2)のXIDコマンドに対してXIDレスポンスを返す。さらに、二次局がIrSimpleプロトコルとIrDAプロトコルの両方をサポートしているのならば、1スロットのXIDコマンドを2回連続して受信しないとXIDレスポンスパケットを応答しないという規定がIrSimpleプロトコルにある(非特許文献6参照)。この規定により、上記(1)のパケットを取りこぼして上記(2)のパケットから受信できた場合、すぐにはXIDレスポンスパケットを応答しない。よって、次の上記(3)のIrSimpleのプロトコルのSNRMコマンドに応答してUAレスポンスを返し、結果としてIrSimpleプロトコルで接続する。
次に、図12を参照しながら、IrDAプロトコルの局発見コマンドであるXIDコマンドについて説明する。図12は、上記(2)で送信されるXIDコマンドのフレームを示す説明図である。
「A field」は上述と同様のフィールドである。値は「0xFF」となる。
「C field」は上述と同様のフィールドである。値は、XIDコマンドパケットを示す「0x3F」となる。
「format Identifier」は、拡張用の識別子であり、通常「0x01」とする。
「Source device Address」は上述と同様のフィールドである。
「Destination device Address」は上述と同様のフィールドである。
「Discovery Flags」は、XIDコマンドのスロット数(同時に相手局をサーチできる数)を示すフィールドである。図11に示す例は1スロットであるため、値は「0x00」となる。
「Slot Number」は、現在のスロット番号を示すフィールドである。番号はシーケンシャルに付与される。図11の最初のXIDコマンドパケットの場合、Slot Numberの値は「0x00」となる。また最終のXIDコマンドパケットであるXID−Endコマンドパケットの場合、Slot Numberの値は、最終であることを示す「0xFF」となる。
「Version Number」は、IrLAPのバージョン番号を示すフィールドである。バージョン1.1では、Version Numberの値は「0x00」となる。
「Discovery Info」は、最終のコマンドであるXID−Endコマンドパケットのみに付加されるフィールドであり、局発見中の任意の情報が記述される。例えば、一次局の機器名称などの局情報などが記述される。
IrSimpleプロトコルの双方向通信を規定どおりにサポートする二次局が、上記で説明した、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする一次局と接続するときの信号シーケンスは、図8と同様である。すなわち、一次局は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、接続要求コマンドであるSNRMコマンドを送信する。SNRMコマンドを受信した二次局は応答コマンドパケットであるUAレスポンスを送信する。一次局が、UAレスポンスを受信したことにより、LAP層、LMP層、SMP層、OBEX層の各層の接続が完了する。
上記のSNRMコマンドは9600bpsの速度で送信され、また、UAレスポンスは115.2kbpsの速度で送信される。そのため、一次局はSNRMコマンドを送信した後は、115.2kbpsのパケットを受信できる状態でUAレスポンスを待つ。
次に、図13を参照しながら、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器とIrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする通信機器との接続手順について説明する。図13は、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする一次局が、IrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする二次局と接続するときの信号シーケンスである。
図13に示すように、一次局は接続要求であるSNRMコマンドを送信するが、二次局はこのパケットには応答しない。応答しない理由は、「A field」および「Destination device Address」の両方がブロードキャストアドレスを示すパケット(以下、「ブロードキャストパケット」と称す)は、IrDAプロトコルで規定されている正常なパケットではない。そして、正常でないパケットを受信した場合は、応答レスポンスを返信しない旨が規定されているためである(非特許文献1参照)。
図13において一次局が送信するSNRMコマンドは、いずれの値もブロードキャストを表すため、IrDAプロトコルを規定どおりにサポートする二次局はこのSNRMコマンドには応答しない。
そして、送信したSNRMコマンドに対する応答が無いので、一次局はIrDAプロトコルによる接続に切り替えて、IrDAの局発見パケットであるXID(0x00)コマンドを送信する。二次局はこのXID(0x00)コマンドに応答し、XIDレスポンスを送信する。
図14を参照しながら、IrDAプロトコルの局発見レスポンスであるXIDレスポンスについて説明する。図14は、XIDレスポンスパケットのフレームを示す説明図である。
「A field」は上述と同様のフィールドである。値は、レスポンスパケットであるため「0xFE」となる。
「C field」は上述と同様のフィールドである。値は、XIDレスポンスパケットを示す「0x3F」になる。
「format Identifier」は上述と同様のフィールドである。値は「0x01」となる。
「Source device Address」は、送信元(二次局)のアドレスを示すフィールドであり、「0」および「0xFFFFFFFF」以外の値となる。
「Destination device Address」は、送信先(一次局)のアドレスを示すフィールドである。この場合は、XIDコマンドパケットのSource device Addressで通知された一次局のアドレスとなる。
「Discovery Flags」は上述と同様のフィールドである。値は、XIDコマンドパケットにおけるDiscovery Flagsの値と同じとなる。例えば、XIDコマンドパケットにおけるDiscovery Flagsの値が「0x00」であった場合は、「0x00」となる。
「Slot Number」は上述と同様のフィールドである。値は、対応するXIDコマンドパケットのSlot Numberの値と同じとなる。例えば、XID(0x00)コマンドに対するレスポンスであれば、値は「0x00」となる。
「Version Number」は上述と同様のフィールドである。
「Discovery Info」は上述と同様のフィールドである。例えば、二次局の機器名称などの局情報などが記述される。
一次局はXIDレスポンスを受信した後、XID−Endコマンドを送信する。これにより局発見が終了する。
次に、一次局は、IrDAプロトコルの接続要求であるSNRMコマンドを送信する。図15を参照しながら、IrDAプロトコルのSNRMコマンドについて説明する。図15は、SNRMコマンドパケットのフレームを示す説明図である。
フレーム構成は図9とほぼ同様であるが、Destination device addressには、局発見中のXIDレスポンスパケットのSource Device Addressの値を記述する。また、Upper User Dataは存在しない。
上記SNRMコマンドでは、A fieldの値、および、Destination device Addressの値のいずれもがブロードキャストアドレスではないので、二次局はこのSNRMコマンドをIrDAプロトコルの正常なパケットとして受信し、UAレスポンスを送信する。
図16を参照しながら、UAレスポンスについて説明する。図16は、UAレスポンスパケットのフレームを示す説明図である。フレーム構成は図10とほぼ同様であるが、Upper User Dataは存在しない。
一次局が上記UAレスポンスを受信したことで、IrLAP層の接続が終了する。これに引き続き、LAP層より上位層での接続が行われる。
IrDAプロトコルにより局発見および接続を行う場合において、XIDコマンドパケット、XIDレスポンスパケット、SNRMコマンドパケット、および、UAレスポンスパケットはいずれも9600bpsの速度で送信される。そのため、一次局はXIDコマンドパケットあるいはSNRMコマンドパケットを送信した後は、9600bpsの速度のパケットが受信できる状態で、XIDレスポンスパケットあるいはUAレスポンスパケットを待つ。
Infrared Data Association Serial Infrared Link Access Protocol(IrLAP) Version1.1(June 16,1996) Infrared Data Association Serial Infrared Link Management Protocol(IrLMP) Version 1.1(January 23,1996) Infrared Data Association ‘Tiny TP’:A Flow-Control Mechanism for use with IrLMP Version 1.1(October 20,1996) Infrared Data Association Object Exchange Protocol Version 1.3(Jan 3,2003) Infrared Data Association IrLAP Fast Connect(Application Note) Version 1.0(Nov 27,2002) IrDA Serial Infrared Link Access Protocol Specification for IrSimple Addition Version 1.0(Oct 14,2005) IrDA Serial Infrared Link Management Protocol Specification for IrSimple Addition Version 1.0(Oct 14,2005) IrDA Serial Infrared Sequence Management Protocol for IrSimple Version 1.0(Oct 14,2005) 国際公開第2006/080330号パンフレット(公開日:平成18年(2006)8月3日)
上記で説明したように、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器は、IrDAプロトコルあるいはIrSimpleプロトコルを規定どおりにサポートする二次局と接続し、通信することができる。
しかしながら、A fieldおよびDestination device Addressの両方がブロードキャストアドレスを示すブロードキャストパケットを受信したときにIrDAプロトコルのUAレスポンスを返信する、IrDAプロトコルを規定どおりにサポートしていない通信機器(以下、「応答レスポンス誤送信機器」と称す)が存在し、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器は、この応答レスポンス誤送信機器と通信を行うことができない。
図17を参照しながら、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器と応答レスポンス誤送信機器との接続手順について説明する。図17は、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器が一次局として、上記応答レスポンス誤送信機器を相手に接続を試みるときの信号シーケンスである。
図13で説明したように、一次局は、まずIrSimpleプロトコルの接続要求であるSNRMコマンドを送信した後、二次局からのUAレスポンスを115.2kbpsの速度で待つ。
上述のとおり、上記SNRMコマンドのA fieldおよびDestination device Addressはいずれもブロードキャストアドレスを示すので、IrDAプロトコルを規定どおりにサポートする二次局であれば、上記SNRMコマンドはブロードキャストパケットであると認識し、UAレスポンスを返信しない。しかし、上記応答レスポンス誤送信機器は上記SNRMコマンドをIrDAプロトコルのSNRMパケットであると誤って認識し、UAレスポンスを9600bpsの速度で送信する。
しかし、一次局は、115.2kbpsの速度でUAレスポンスパケットを待っているため、9600bpsの速度で送信されたUAレスポンスを検出することはできない。従って、一次局は、二次局からの応答が無いと判断し、図11で説明したとおり、次にXIDコマンドを9600bpsの速度で送信する。
しかし、二次局は上記UAレスポンスを送信した時点で接続処理を完了するため、ネゴシエーションした速度で、次に送信されてくるはずのパケット(すなわち、LAP層の上位層における接続要求パケット)を待っている。そのため、二次局は、一次局が送信した9600bpsのXIDコマンドを検出することはできず、引き続きパケットの待ち状態が続く。
一次局は、上記XIDコマンドに対する応答が無いので、図11で説明したとおり、再びIrSimpleプロトコルでの接続要求であるSNRMコマンドを送信する。しかし、二次局は引き続きLAP層の上位層における接続要求パケットを待っているため、応答できない。
上記のとおり、一次局および二次局のいずれも相手局のパケットを受信できず、最終的には、各局における処理のタイムアウトにより、接続が失敗して終了する。
以上のように、IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器は、上記応答レスポンス誤送信機器と通信を行うことができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに、第1のプロトコルの応答レスポンスを返信する、第1のプロトコルをサポートする通信機器と通信を行うことができる、第1のプロトコルおよび第2のプロトコルの両方をサポートする通信機器、通信方法、通信回路、通信方法を動作させるためのプログラム、およびプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信機器は、二次局と通信する一次局としての通信機器であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段と、上記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に当該第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信方法は、二次局と通信する一次局としての通信機器における通信方法であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、上記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより当該第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、一次局は、二次局が第1のプロトコル、または第2のプロトコルのいずれをサポートしている場合であっても接続できるように、第1のプロトコルの局発見コマンドおよび第2のプロトコルの第2の接続要求コマンドを切り替えて接続を試みる。さらに、一次局は、最初に上記局発見コマンドを送信するので、二次局が第1のプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合は、上記局発見コマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。また、二次局が、(a)第2のプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合、または、(b)第1および第2のプロトコルを規定どおりにサポートし、かつ、第2のプロトコルを優先させる場合には、一次局が、最初に上記局発見コマンドを送信しても、二次局は上記局発見コマンドに対する応答は行わないので、次に送信される第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。さらに、二次局が、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1のプロトコルの応答レスポンスを返信する応答レスポンス誤送信機器であった場合、一次局は、最初に上記局発見コマンドを送信するので、二次局は上記局発見コマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。
よって、二次局が第1のプロトコルを規定どおりにサポートする場合、第2のプロトコルを規定どおりにサポートする場合、第1および第2のプロトコルを規定どおりにサポートし、かつ、第2のプロトコルを優先させる場合、応答レスポンス誤送信機器の場合のいずれであっても、一次局が上記いずれかの二次局と接続するにあたり、最初に上記第2の接続要求コマンドを送信するのではなく、最初に上記局発見コマンドを送信することにより、二次局が確実に応答レスポンスを返信することができる。
したがって、一次局は、二次局と確実に接続することができるという効果を奏する。特に、上記通信機器または通信方法は、応答レスポンス誤送信機器と第1のプロトコルにて確実に接続することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信機器は、上記の構成において、上記プロトコル切り替え手段が最初に上記第1のプロトコル制御手段に上記局発見コマンドを送信させる前に、二次局を受信可能状態にすることを促す所定のメッセージを提示するメッセージ提示手段をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、さらに、上記通信機器が最初に局発見コマンドを送信する前に、操作者に二次局を受信可能状態にすることを促す所定のメッセージが提示される。
よって、操作者が、提示されたメッセージに従って予め上記二次局を受信可能状態にしておくことで、上記二次局が上記最初に送信される局発見コマンドを受信し損なうことがなくなり、上記最初に送信される局発見コマンドに対する応答レスポンスを確実に返信することができる。特に、二次局が応答レスポンス誤送信機器である場合は、最初の局発見コマンドを受信し損なうと、次に受信する第2の接続要求コマンドに対して応答レスポンスを誤送信することとなる。これを防止するため、操作者が、提示されたメッセージに従って予め上記応答レスポンス誤送信機器を受信可能状態にしておくことで、上記最初に送信される局発見コマンドに対する応答レスポンスを確実に返信することができる。
したがって、二次局は、上記局発見コマンドに対する応答レスポンスを確実に送信するので、上記通信機器は上記二次局と確実に接続できるという効果を奏する。特に、上記通信機器は応答レスポンス誤送信機器と第1のプロトコルにて確実に接続することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る通信機器は、上記の構成において、上記第1のプロトコルがIrDAプロトコルであり、上記第2のプロトコルがIrSimpleプロトコルである構成としてもよい。
上記の構成によれば、さらに、上記通信機器は、二次局がIrDAプロトコル、またはIrSimpleプロトコルのいずれをサポートしている場合であっても接続できるように、IrDAプロトコルの局発見コマンドであるXIDコマンドおよび、IrSimpleプロトコルの接続要求コマンドであるSNRMコマンドを切り替えて接続を試みる。さらに、上記通信機器が最初に上記XIDコマンドを送信するので、二次局がIrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合は、上記XIDコマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。また、二次局がIrSimpleプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合、または、IrDAおよびIrSimpleプロトコルを規定どおりにサポートする場合には、上記通信機器が最初に上記XIDコマンドを送信しても、二次局は上記XIDコマンドに対する応答は行わないので、次に送信されるSNRMコマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。さらに、二次局が、最初にSNRMコマンドを受信したときにIrDAプロトコルの応答レスポンスを返信する応答レスポンス誤送信機器であった場合、上記通信機器が最初にXIDコマンドを送信するので、二次局は上記XIDコマンドに対する応答レスポンスを返信することができる。
よって、二次局が、IrDAプロトコルを規定どおりにサポートする場合、IrSimpleプロトコルを規定どおりにサポートする場合、IrDAおよびIrSimpleプロトコルを規定どおりにサポートし、かつ、IrSimpleプロトコルを優先させる場合、応答レスポンス誤送信機器の場合のいずれであっても、上記通信機器が上記いずれかの二次局と接続するにあたり、上記プロトコル切り替え手段が最初に第2のプロトコル制御手段にIrSimpleの接続要求コマンドであるSNRMコマンドを送信させるのではなく、最初に第1のプロトコル制御手段にIrDAの局発見コマンドであるXIDコマンドを送信させることにより、二次局が確実に応答レスポンスを返信することができる。
したがって、上記通信機器は、二次局と確実に接続することができるという効果を奏する。特に、上記通信機器は応答レスポンス誤送信機器とIrDAプロトコルにて確実に接続することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る携帯電話機は、上記通信機器を搭載し、通信ネットワークを介して接続された外部の通信装置から受信したデータを、該通信機器によって送信することを特徴としている。
したがって、上記携帯電話機は、二次局、特に、応答レスポンス誤送信機器に、通信ネットワークを介して接続された外部の携帯電話機から受信したデータを確実に送信することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る通信機器は、二次局と通信する一次局としての通信機器であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1のプロトコルでデータ通信を行うため第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコルと、第2のプロトコルでデータ通信を行うための第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコルと、を切り替え可能であり、前記第2の接続要求コマンドの前に前記局発見コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を受信した場合には、第1の接続要求コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を前記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間受信しなかった場合には、第2の接続要求コマンドを送信することを特徴としている
お、上記通信機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記通信機器をコンピュータにて実現させる通信機器の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、上記通信機器は、上記の各手段として機能する通信回路によって実現してもよい。
以上のように、本発明に係る通信機器は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段と、上記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に当該第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段を備えている。
また、本発明に係る通信方法は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、上記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより当該第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含んでいる。
よって、二次局が第1のプロトコルを規定どおりにサポートする場合、第2のプロトコルを規定どおりにサポートする場合、第1および第2のプロトコルを規定どおりにサポートし、かつ、第2のプロトコルを優先させる場合、応答レスポンス誤送信機器の場合のいずれであっても、一次局が上記いずれかの二次局と接続するにあたり、最初に上記第2の接続要求コマンドを送信するのではなく、最初に上記局発見コマンドを送信することにより、二次局が確実に応答レスポンスを返信することができる。
したがって、一次局は、二次局と確実に接続することができるという効果を奏する。特に、上記通信機器または通信方法は、応答レスポンス誤送信機器と第1のプロトコルにて確実に接続することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1から図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
実施の形態において、具体例を挙げて説明する場合、第1のプロトコルをIrSimpleとし、第2のプロトコルをIrDAとして説明する。もちろん、第1のプロトコルはIrSimpleに限られるものではなく、また、第2のプロトコルはIrDAに限られるものではない。すなわち、第1のプロトコルは、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを必要としないプロトコルであり、第2のプロトコルは、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを必要とするプロトコルであればよい。
なお、実施の形態では、物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層+プレゼンテーション層を、それぞれ、PHY、LAP、LMP、SMP、OBEXと表記することがある。
図2を参照しながら、本発明に係る通信機器を用いた通信システム3について説明する。図2は、本発明に係る通信機器である通信機器1と通信機器2とを備える通信システム3の構成を示すブロック図である。
通信機器1は、例えば、撮像した画像データを通信機器2に送信するデジタルカメラや、メールデータ、アドレス帳データ、スケジュール帳データなどを通信機器2に送信する携帯電話機などである。通信機器2は、例えば、通信機器1から受信した画像データを表示するテレビや、通信機器1から受信したメールデータ、アドレス帳データ、スケジュール帳データなどを記録するPCなどである。
また、通信機器2は、(1)IrDAプロトコルをサポートするが、「A field」および「Destination device Address」の両方がブロードキャストアドレスを示すパケット(以下、「ブロードキャストパケット」と称す)に対してUAレスポンスを返信する、IrDAプロトコルを規定どおりにサポートしていない通信機器(以下、「応答レスポンス誤送信機器」と称す)、(2)IrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする通信機器、(3)IrSimpleプロトコルのみを規定どおりにサポートする通信機器、(4)IrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器のいずれかである。
通信機器1と通信機器2とは、赤外線を用いた無線通信にてデータを送信部80から受信部83へ、および、送信部82から受信部81へ送信し、相互に通信することが可能である。
送信部80、82は、例えば、IrDA規格に準拠し、赤外線を用いた無線通信にてデータを外部に送信できるものである。なお、上記では、無線通信の方式としてIrDA規格を挙げたが、それに限定されるものではない。
受信部81、83は、例えば、IrDA規格に準拠し、赤外線を用いた無線通信にてデータを外部から受信できるものである。なお、上記では、無線通信の方式としてIrDA規格を挙げたが、それに限定されるものではない。
また、通信機器1は、通信ネットワーク900に接続されており、通信ネットワーク900を通じて図示しない外部の通信機器と通信が可能であってもよい。通信ネットワーク900に接続されている場合、通信機器1は、図示しない外部の通信機器との間で、音声データ、メールデータ、画像データなどを送受信することができる。
ここで、通信ネットワーク900としては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワーク900を構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394ケーブル、USBケーブル、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。本実施形態では通信ネットワーク900は携帯電話網である。
次に、図1を参照しながら、通信機器1の構成について説明する。図1は、本実施の一形態に係る通信機器1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように通信機器1は、主制御部10、記憶部20、表示制御部30、表示装置31、入力制御部40、入力装置41、撮像制御部50、撮像装置51、音声制御部60、音声入力装置61、音声出力装置62、外部通信制御部70、送信部80、および受信部81とを備えて構成される。
主制御部10は、表示制御部30、入力制御部40、撮像制御部50、音声制御部60、外部通信制御部70、送信部80、および受信部81を制御するものである。主制御部10は、記憶部20に記憶されたプログラムを実行することによって上記の制御を行うとともに、所定の演算処理を行うものである。所定の演算処理としては、例えば、他の通信機器との接続要求がある。主制御部10は、例えば、記憶部20に記憶されたプログラムをロードする図示しないメモリ(例えばRAM(Random Access Memory))と、メモリにロードされたプログラムを実行する図示しないCPU(Central Processing Unit)によって実現される。上記メモリは、例えば半導体メモリで構成され、入力制御部40、撮像制御部50、送信部80、受信部81、およびCPUが処理を行うために必要なデータなどのデータを記憶する。主制御部10の詳細な構成については後述する。
記憶部20は、例えば、主制御部10のCPUで実行されるプログラム、プログラムで利用される設定データや入力データ、プログラムの実行によって得られたデータ、通信機器2に送信するデータなどを記憶するものであり、ROM(Read-Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどで実現される。記憶部20に記憶するデータには、撮像装置51から取り込まれた画像データ、入力装置41から入力されたメールデータ、アドレス帳データ、スケジュール帳データ、後述するメッセージ提示部(メッセージ提示手段)103が提示するメッセージ、図示していないメール受信部により受信したメールデータ、画像データ、通信機器1が二次局として他の通信装置から受信部81を介して受信した画像データなどが含まれる。
表示装置31は、表示制御部30より送られた情報を表示する。表示装置31は、例えばLCD(Liquid Crystal Display;液晶表示装置)で構成される。表示装置31に表示する情報としては、通信機器1の操作者に提示する操作メニュー、通信機器1の操作者が送信しようとする画像データ、後述するメッセージ提示部103から送信されるメッセージなどが含まれる。
表示制御部30は、表示装置31を制御し、主制御部10から指示された情報を表示装置31に送信する。
入力装置41は、通信機器1の操作者の入力操作を受けつける入力装置であり、入力操作に応じた入力信号を入力制御部40に送信する。入力装置41は、例えば、通信機器1の表面に設けられたボタン(キー)、スイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスで構成される。操作者が入力装置41から入力操作を行うことにより、メール、アドレス帳、スケジュール帳などのデータを生成することができる。生成されたデータは、主制御部10を経由して記憶部20に記憶される。
入力制御部40は、通信機器1の操作者の操作を受けつける入力装置41を制御し、操作者の入力操作に応じた入力信号を主制御部10に送信する。なお、入力装置41が受けつける入力操作には、通信機器1の操作者が送信しようとする画像データの選択、通信機器2との赤外線通信を開始するための赤外線通信開始指示などが含まれる。
撮像装置51は、人物、風景などの被写体を撮像し、撮像した画像または映像を撮像制御部50へ送信する。撮像装置51は、例えばカメラ等で構成される。
撮像制御部50は、撮像装置51により撮像された画像または映像をデジタルデータに変換して主制御部11に送信する。なお、送信されたデジタルデータは、記憶部20に記憶される。
音声入力装置61は、通信機器1の操作者から発声される音声を音声信号として取り込み、音声制御部60に送信する。音声入力装置61は、例えばマイクで構成される。
音声出力装置62は、音声制御部60から送信されるアナログ音声信号を音声に変換して出力する。音声出力装置62は、例えばスピーカーで構成される。
音声制御部60は、通信機器1の操作者の音声が入力される音声入力装置61と、通信機器1の操作者に対して音声を出力する音声出力装置62とを制御する。音声制御部60は、他の通信機器から送信される音声データをアナログ音声信号に変換して音声出力装置62に出力する。また、メッセージ提示部103から音声データが送信される場合は、音声データをアナログ音声信号に変換して音声出力装置62に出力する。
外部通信制御部70は通信ネットワーク900と接続し、通信ネットワーク900を介して通信機器1と図示しない外部の通信機器との通信を制御する。すなわち、外部通信制御部70は、図示しない外部の通信機器から送信されてくる各種データを主制御部10に送信する。また、外部通信制御部70は、主制御部10からの指示に応じて、主制御部10から送信されてきた各種データを、通信ネットワーク900を通じて図示しない外部の通信機器へ送信する。なお、外部通信制御部70は、例えばアンテナなどの通信部を含む。
なお、表示制御部30、表示装置31、撮像制御部50、撮像装置51、音声制御部60、音声入力装置61、音声出力装置62、および外部通信制御部70は必ずしも常に備えられるものではなく、通信機器1の機能に応じて適宜選択して備えられるものである。
例えば、通信機器1をデジタルカメラに適用する場合には、撮像制御部50および撮像装置51を設けて、撮像した画像を、主制御部10、送信部80、受信部81による通信機能によって、通信機器2に送信するように構成することができる。また、例えば、通信機器1を携帯電話機に適用する場合には、音声制御部60、音声入力装置61、音声出力装置62、および外部通信制御部70を設けて、受信した音声データやメールデータを、主制御部10、送信部80、受信部81による通信機能によって、通信機器2に送信するように構成することができる。
次に、主制御部10ついて、詳細に説明する。
主制御部10は、LAP層処理部100と上位層処理部101と下位層処理部102とを含んでいる。また、主制御部10はメッセージ提示部103を含んでいてもよい。
LAP層処理部100は、プロトコル制御部110、タイマー120、送信要求コマンド解析部130、送信用上位層データ格納部140、送信フレーム生成部150、受信フレーム解析部160、受信用上位層データ格納部170、受信コマンド通知生成部180とを備えて構成される。
プロトコル制御部110は、LAP層のプロトコルを制御する。そのために、プロトコル制御部110は、IrDA-LAP制御部(第1のプロトコル制御部)(第1のプロトコル制御手段)111、IrSimple-LAP制御部(第2のプロトコル制御部)(第2のプロトコル制御手段)112、プロトコル切り替え部(プロトコル切り替え手段)113を有する。
IrDA-LAP制御部111は、IrDA-LAPプロトコルによる通信を行う。そのために、IrDA-LAP制御部111は、局発見制御部111a、接続制御部111b、データ転送制御部111c、切断制御部111dを備える。局発見制御部111aは、IrDA-LAPプロトコルによる局発見処理を行う。接続制御部111bは、IrDA-LAPプロトコルによる接続処理を行う。データ転送制御部111cは、IrDA-LAPプロトコルによるデータ転送を行う。切断制御部111dは、IrDA-LAPプロトコルによる切断処理を行う。そして、IrDA-LAP制御部111は、接続時には、局発見制御部111aにより局発見処理を行った上で接続制御部111bにより接続処理を行い、データ転送時には、データ転送制御部111cによりデータ転送を行い、切断時には、切断制御部111dにより切断処理を行う。
IrSimple-LAP制御部112は、IrSimple-LAPプロトコルによる通信を行う。そのために、IrSimple-LAP制御部112は、接続制御部112a、データ転送制御部112b、切断制御部112cを備える。接続制御部112aは、IrSimple-LAPプロトコルによる接続処理を行う。データ転送制御部112bは、IrSimple-LAPプロトコルによるデータ転送を行う。切断制御部112cは、IrSimple-LAPプロトコルによる切断処理を行う。そして、IrSimple-LAP制御部112は、接続時には、接続制御部112aにより接続処理を行い、データ転送時には、データ転送制御部112bによりデータ転送を行い、切断時には、切断制御部112cにより切断処理を行う。
プロトコル切り替え部113は、IrDA-LAP制御部111とIrSimple-LAP制御部112を切り替える。つまり、通信機器2との接続を確立する際、通信機器1はプロトコル切り替え部113の切り替え処理によって、まずIrDAプロトコルによる接続を試み、次にIrSimpleプロトコルによる接続を試み、次に再びIrDAプロトコルによる接続を試みる、という処理を繰り返す。
具体的には、プロトコル切り替え部113は、通信機器2との接続を確立する際、まず、IrDA-LAP制御部111を最初に動作させる。そして、IrDAの局発見コマンドであるXIDコマンドを送信する。XIDコマンドを送信した後に通信機器2から応答がなければ、XID−Endコマンドを送信し、IrDA-LAP制御部111の動作を停止する。そして、次に、IrSimple-LAP制御部112を動作させる。そして、接続要求コマンドであるSNRMコマンドを送信する。SNRMコマンドを送信した後に通信機器2から応答がなければ、IrDA-Simple制御部112の動作を停止する。そして、再びIrDA-LAP制御部111を動作させる。プロトコル切り替え部113は、以上の切り替え処理を繰り返し行う。なお、通信が切断された場合は、プロトコル切り替え部113は、再びIrDA-LAP制御部111に動作を切り替え、IrDA-LAPプロトコルによる接続を試みる。処理手順の詳細については後述する。
メッセージ提示部103は、通信機器1と通信機器2との接続が開始される前に、具体的にはプロトコル切り替え部113が最初にIrDA-LAP制御部111を動作させる前に、所定のメッセージを提示する。上記メッセージは、例えば、他の通信機器を受信可能状態にすることを通信機器1の操作者に促す旨のテキストデータや音声データである。また、メッセージ提示部103は、上記メッセージを、表示制御部30を経由して表示装置31に表示させたり、音声制御部60を経由して音声出力装置62に出力させることにより、操作者に提示する。
タイマー120は、プロトコル制御部110により、制御されるタイマーである。タイマー120は、例えば、プロトコル制御部110が接続処理のタイムアウトを判定する際に利用される。
送信要求コマンド解析部130は、上位層(LMP層)からの送信要求コマンドを解析する。ここでいう送信要求コマンドとは、接続要求、データ転送要求、切断要求である。解析結果は、プロトコル制御部130に通知される。
送信用上位層データ格納部140は、上位層(LMP層)からの送信データを格納する。格納されたデータは、送信フレーム生成部150に渡され、送信フレーム内に配置される。
送信フレーム生成部150は、送信用上位層データ格納部140から取得したデータに基づいて、下位層(PHY層)へ渡す送信フレームを生成する。ここでいう送信フレームとは、SNRMコマンド(接続要求)、UIコマンド(データ転送要求)、DISCコマンド(切断要求)である。
受信フレーム解析部160は、下位層(PHY層)からの受信フレームを解析し、解析結果をプロトコル制御部110に通知する。また、受信フレーム解析部160は、解析時に抽出された上位層データを受信用上位層データ格納部170に格納する。
受信用上位層データ格納部170は、受信フレーム解析部160にて、解析、抽出された上位層データを格納する。格納されたデータは、上位層(LMP層)へと渡される。
受信コマンド通知生成部180は、プロトコル制御部110からの受信コマンド通知生成要求により、受信コマンドを生成し、上位層(LMP層)へと通知する。ここでいう受信コマンドとは、接続要求受信コマンド、データ転送要求受信コマンド、切断要求受信コマンドである。
上位層処理部101は、受信用上位層データ格納部170からのデータと受信コマンド通知生成部180からの受信コマンドとを基にして、LAP層より上位層での処理を行う。
下位層処理部102は、送信用上位層データ格納部140からのデータと送信フレーム生成部150送信フレームとを基にして、LAP層より下位層での処理を行う。
次に、図3を参照しながら、一次局である通信機器1が二次局である通信機器2と接続する手順について説明する。図3は、通信機器1が二次局からの応答の有無に応じて接続要求コマンドを繰り返し送信する処理の流れを示すフローチャートである。
通信機器1の操作者が入力装置41から赤外線通信開始指示を入力すると(S1)、プロトコル切り替え部113は、まずIrDA-LAP制御部111を最初に動作させ、IrDAプロトコルをサポートする他の通信機器が通信機器1の通信可能距離内にいるかどうかを確認するために、1スロットのXIDコマンドを局発見制御部111aから送信する(S2(第1のプロトコル制御ステップ))。通信機器2がIrDAプロトコルをサポートしており、かつ、通信機器1の通信可能距離内にあれば、通信機器2は二次局としてXIDコマンドに応答してXIDレスポンスを返信する。なお、通信機器2がIrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする場合は、1回目の1スロットのXIDコマンドには、上述したとおり応答しない。
次に、局発見制御部111aが通信機器2からの応答の有無を確認し、応答があれば(S3にてYES)、IrDA-LAP制御部111の接続制御部111bがIrDAプロトコルでの接続を行う(S13〜S14)。一方、応答がなければ(S3にてNO)、IrDAプロトコルで規定されているXID−Endコマンドを局発見制御部111aが送信し(S4(第1のプロトコル制御ステップ))、局発見コマンドの終了を通信可能距離内の他の通信機器に伝える。
次に、プロトコル切り替え部113がIrDA-LAP制御部111に代えてIrSimple-LAP制御部112を動作させ、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを接続制御部112aが送信する(S5(第2のプロトコル制御ステップ))。通信機器2がIrSimpleプロトコルをサポートしており、かつ、通信機器1の通信可能距離内にあれば、通信機器2は二次局としてSNRMコマンドに応答してUAレスポンスを返信する。また、通信機器2がIrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする場合も、同様にUAレスポンスを返信する。
次に、接続制御部112aが通信機器2からの応答の有無を確認し、応答があれば(S6にてYES)、IrSimpleプロトコルをサポートする通信機器を二次局として発見したことになる。これにより、LAP層、LMP層、SMP層、OBEX層の接続が完了し、記憶部20に記憶しているデータをIrSimpleプロトコルにより通信機器2に送信することが可能となる。一方、通信機器2からの応答がなければ(S6にてNO)、プロトコル切り替え部113がIrSimple-LAP制御部112に代えてIrDA-LAP制御部111を動作させ、ステップS2と同様に1スロットのXIDコマンドを局発見制御部111aが送信する(S7(第1のプロトコル制御ステップ))。
次に、ステップS3と同様に、局発見制御部111aが通信機器2からの応答の有無を確認し、応答があれば(S8にてYES)、IrDA-LAP制御部111がIrDAプロトコルでの接続を行う(S13〜S14)。応答がなければ(S8にてNO)、IrDAプロトコルで規定されているXID−Endコマンドを局発見制御部111aが送信し(S9(第1のプロトコル制御ステップ))、局発見コマンドの終了を通信可能距離内の他の通信機器に伝える。
次に、ステップS5と同様に、プロトコル切り替え部113がIrDA-LAP制御部111に代えてIrSimple-LAP制御部112を動作させて、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを接続制御部112aが送信する(S10(第2のプロトコル制御ステップ))。
次に、接続制御部112aが二次局からの応答の有無を確認し、応答があれば(S11にてYES)、IrSimpleプロトコルをサポートする通信機器2を二次局として発見したことになる。これにより、LAP層、LMP層、SMP層、OBEX層の接続が完了し、通信機器1が記憶部20に記憶しているデータをIrSimpleプロトコルにより通信機器2に送信することが可能となる。一方、通信機器2からの応答がなければ(S8にてNO)、ステップS5〜S10の繰り返しが満了したかどうかをプロトコル切り替え部113が判定し(S12)、繰り返しが満了していれば(S12にてYES)、二次局は発見されずに接続処理を終了する。繰り返しが満了したことの判定は、規定された回数だけ繰り返しを行ったことを判定してもよいし、接続手順を開始してからの経過時間をタイマー120により測定して判定してもよい(例えば、接続開始後5秒間だけ繰り返すなど)。一方、繰り返しが満了していなければ(S12にてNO)、再度、プロトコル切り替え部113がIrSimple-LAP制御部112を動作させ、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを接続制御部112aが送信する(S5)。
また、IrDAプロトコルの局発見コマンドに対して、通信機器2から応答があった)の場合(S3またはS8にてYES)、通信機器1はIrDAプロトコルをサポートする通信機器2を発見したことになり、XID−Endコマンドを局発見制御部111aが送信し、局発見コマンドの終了を通信可能距離内の他の通信機器に伝える(S13(第1のプロトコル制御ステップ))。続いて、IrDAプロトコルで規定されるLAP層の接続を行うSNRMコマンドを接続制御部111bが送信する(S14)。さらに図示しないがLAP層の接続が完了すると、上位層処理部101がLMP層、TinyTP層、OBEX層での接続を実行する。各層の接続が完了すると、通信機器1は記憶部20に記憶しているデータをIrDAプロトコルにより通信機器2に送信することが可能となる。
次に、二次局である通信機器2が、(1)IrDAプロトコルをサポートするが、ブロードキャストパケットに対してUAレスポンスを返信する応答レスポンス誤送信機器の場合、(2)IrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合、(3)IrSimpleプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合、(4)IrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする場合、のそれぞれについて、通信機器1と通信機器2との接続の流れを、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
(1)応答レスポンス誤送信機器の場合
この場合、通信機器2は、局発見制御部111aが送信した1スロットのXIDコマンド(S2)に応答し、XIDレスポンスを返信する。通信機器1は、通信機器2からの応答があったので(S3にてYES)、IrDA-LAP制御部111がIrDAプロトコルでの接続を行う(S13〜14)。上記のように処理が進むことで、通信機器1は、IrSimpleプロトコルのSNRMパケットを通信機器2に送信することがなく、IrDAプロトコルでの通信を行うことができる。
(2)IrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合
この場合、通信機器2は、局発見制御部111aが送信した1スロットのXIDコマンド(S2)に応答し、XIDレスポンスを返信する。通信機器1は、通信機器2からの応答があったので(S3にてYES)、IrDA-LAP制御部111がIrDAプロトコルでの接続を行う(S13〜14)。上記のように処理が進むことで、通信機器1は通信機器2とIrDAプロトコルでの通信を行うことができる。
(3)IrSimpleプロトコルのみを規定どおりにサポートする場合
この場合、通信機器2は、局発見制御部111aが送信した1スロットのXIDコマンド(S2)を認識できないため、これには応答しない。通信機器1は、通信機器2からの応答が無いので(S3にてNO)、XID−Endコマンドを局発見制御部111aが送信し(S4)、プロトコル切り替え部113がIrDA-LAP制御部111に代えてIrSimple-LAP制御部112を動作させ、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを接続制御部112aが送信する(S5)。そして、通信機器2は、接続制御部112aが送信したIrSimpleプロトコルのSNRMコマンドに応答してUAレスポンスを返信する。通信機器1は、通信機器2からの応答があったので(S6にてYES)、接続を完了する。上記のように処理が進むことで、通信機器1は通信機器2とIrSimpleプロトコルでの通信を行うことができる。
(4)IrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする場合
この場合、通信機器2は、局発見制御部111aが送信した1スロットのXIDコマンドには応答しない。通信機器1は、通信機器2からの応答が無いので(S3にてNO)、XID−Endコマンドを局発見制御部111aが送信し(S4)、プロトコル切り替え部113がIrDA-LAP制御部111に代えてIrSimple-LAP制御部112を動作させ、IrSimpleプロトコルのSNRMコマンドを接続制御部112aが送信する(S5)。そして、通信機器2は、接続制御部112aが送信したIrSimpleプロトコルのSNRMコマンドに応答してUAレスポンスを返信する。通信機器1は、通信機器2からの応答があったので(S6にてYES)、接続を完了する。上記のように処理が進むことで、通信機器1は通信機器2とIrSimpleプロトコルでの通信を行うことができる。なお、通信機器2が、上述した通信機器1、すなわち、IrDAプロトコルおよびIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートし、かつ、接続の際、IrDAの接続から試みる場合も、上記と同様の処理手順により、通信機器1は通信機器2とIrSimpleプロトコルでの通信を行うことができる。
次に、図4を参照しながら、通信機器1において、メッセージ提示部103によるメッセージ表示を行う場合の接続手順について、説明する。図4は、通信機器1の操作者が赤外線通信の開始指示を行うときまで、メッセージ提示部103が所定のメッセージを提示する処理の流れを示すフローチャートである。
通信機器1の操作者が入力装置41を用いて、例えば、表示装置31に表示された画像データの中から他の通信機器に送信したい画像データを選択すると(S21)、メッセージ提示部103が、記憶部21に格納されている所定のメッセージを、例えば図5に示すように表示装置31に提示する(S22)。この表示によって、通信機器1の操作者に対して、通信機器2を受信可能状態にするように促す。操作者がこのメッセージに従って通信機器2を受信可能状態にすることで、通信機器2は、図3のステップS2にて通信機器1から送信される初回のXIDコマンドを受信し損なうことがなく、確実に応答することができる。
次に、プロトコル切り替え部113が、通信機器1の操作者が入力装置51から赤外線通信開始指示を行うまで接続開始処理を待ち合わせ(S23)、操作者からの赤外線通信開始指示があると、図3のステップS2〜S14で説明した接続手順に従って通信機器2との接続処理を行う(S24)。
次に、接続が成功していれば(S25にてYES)、上位層処理部101、LAP層処理部100、および下位層処理部102が接続したプロトコルにより通信を行う(S26)。
そして、通信が終了すると、上位層処理部101、LAP層処理部100、および下位層処理部102が接続したプロトコルにより切断処理を行い(S27)、通信を完了する。
また、本発明に係る通信機器および二次局となる通信機器は、赤外線通信が可能な通信機器であれば、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、PC、テレビ、デジタルカメラ、プリンタなどであってもよい。
例えば、本発明に係る通信機器は、他の携帯電話機から携帯電話網を介して受信したメールデータや画像データなどを二次局に赤外線で送信する携帯電話機に好適である。また、例えば、本発明に係る通信機器は、撮像した画像データを二次局に赤外線で送信するデジタルカメラなどの撮像装置に好適である。また、本発明に係る通信機器が送受信するデータは、テキストデータ、音声データ、画像データ、映像データ、またはそれらを組み合わせたものであってもよく、また、特定のフォーマットに限定されるものではない。
また、上述の実施の形態では、通信機器1が一次局として動作する形態について記述したが、通信機器1は二次局としても動作する機能を有していてもよい。
なお、本発明は、以下のようにも表現できる。
[1]本発明に係る通信機器は、赤外線で通信を行う通信機器であって、局発見を必要とする第1のプロトコルを処理する相手機を探索する局発見パケット送信手段と、第1のプロトコルで接続を行う第1接続パケット送信手段と、局発見を必要としない第2のプロトコルで接続を行う第2接続パケット送信手段と、受信手段と、送信指示手段とを備え、送信指示手段により送信を指示すると、局発見パケット送信手段により局発見パケットを送信し、局発見パケット送信手段が送信する局発見パケットに呼応した応答を他の通信機器から受信した場合、第1のプロトコルの接続パケットを送信し、局発見パケットに呼応した応答を他の通信機器から受信しなかった場合、第2のプロトコルの接続パケットを送信するものであってもよい。
[2]さらに、本発明に係る通信機器は、上記[1]の装置であって、第1のプロトコルはIrDAプロトコルであり、第2のプロトコルはIrSimpleプロトコルであってもよい。
[3]さらに、本発明に係る通信機器は、上記[1]の装置であって、メッセージ提示手段を持ち、局発見パケットを送信する前に、相手装置を受信状態にするよう促すメッセージを提示するものであってもよい。
[4]本発明に係る通信方法は、赤外線で通信を行う通信方法であって、局発見を必要とする第1のプロトコルを処理する相手機を探索する局発見パケット送信ステップと、第1のプロトコルで接続を行う第1接続パケット送信ステップと、局発見を必要としない第2のプロトコルで接続を行う第2接続パケット送信ステップと、受信ステップ手段と、送信指示ステップとを備え、
送信指示ステップで送信を指示すると、局発見パケット送信ステップで局発見パケットを送信し、局発見パケット送信ステップが送信する局発見パケットに呼応した応答を他の通信機器から受信した場合、第1のプロトコルの接続パケットを送信し、局発見パケットに呼応した応答を他の通信機器から受信しなかった場合、第2のプロトコルの接続パケットを送信するものであってもよい。
また、本発明は、以下のようにも表現できる。
本発明に係る通信機器は、二次局と通信する一次局としての通信機器であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段と、二次局との通信接続を行うとき、最初に上記第1のプロトコル制御手段に上記局発見コマンドを送信させ、送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に上記第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段とを備えるものであってもよい。
本発明に係る通信方法は、二次局と通信する一次局としての通信機器における通信方法であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、二次局との通信接続を行うとき、最初に上記第1のプロトコル制御ステップにより上記局発見コマンドを送信し、送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより上記第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むものであってもよい。
さらに、本発明は、以下のようにも表現できる。
本発明に係る通信機器は、二次局と通信する一次局としての通信機器であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段と、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に上記第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段とを備えるものであってもよい。
本発明に係る通信方法は、二次局と通信する一次局としての通信機器における通信方法であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより上記第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むものであってもよい。
本発明に係る通信機器は、二次局と通信する一次局としての通信機器であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1のプロトコルでデータ通信を行うため第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコルと、第2のプロトコルでデータ通信を行うための第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコルと、を切り替え可能であり、前記第2の接続要求コマンドの前に前記局発見コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を受信した場合には、第1の接続要求コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を前記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間受信しなかった場合には、第2の接続要求コマンドを送信するものであってもよい。
さらに、本発明は、以下のようにも表現できる。
本発明に係る通信機器は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段とを備え、二次局が、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信し、かつ、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信すると共に、第2のプロトコルによる接続を優先させる二次局、および、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局のいずれであっても、二次局と通信可能な一次局としての通信機器であって、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に上記第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段を備えるものであってもよい。
本発明に係る通信方法は、二次局が、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信し、かつ、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信すると共に、第2のプロトコルによる接続を優先させる二次局、および、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局のいずれであっても、二次局と通信可能な一次局としての通信機器における通信方法であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより上記第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むものであってもよい。
本発明に係る通信機器は、二次局が、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局、局発見コマンドを受信したときに当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを送信し、かつ、第2の接続要求コマンドを受信したときに当該第2の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信すると共に、第2のプロトコルによる接続を優先させる二次局、および、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局のいずれであっても、二次局と通信可能な一次局としての通信機器であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1のプロトコルでデータ通信を行うため第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコルと、第2のプロトコルでデータ通信を行うための第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコルと、を切り替え可能であり、前記第2の接続要求コマンドの前に前記局発見コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を受信した場合には、第1の接続要求コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を前記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間受信しなかった場合には、第2の接続要求コマンドを送信するものであってもよい。
本発明に係る通信機器は、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段とを備え、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局と通信可能な一次局としての通信機器であって、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に上記第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段を備えるものであってもよい。
本発明に係る通信方法は、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局と通信可能な一次局としての通信機器における通信方法であって、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、上記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより上記第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むものであってもよい。
本発明に係る通信機器は、最初に第2の接続要求コマンドを受信したときに第1の接続要求コマンドに対する応答レスポンスを送信する二次局と通信可能な一次局としての通信機器であって、二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1のプロトコルでデータ通信を行うため第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコルと、第2のプロトコルでデータ通信を行うための第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコルと、を切り替え可能であり、前記第2の接続要求コマンドの前に前記局発見コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を受信した場合には、第1の接続要求コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を前記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間受信しなかった場合には、第2の接続要求コマンドを送信するものであってもよい。
最後に、主制御部10は、上述のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよいし、ハードウェアロジックによって構成してもよい。ソフトウェアによって実現する場合は、通信機器1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである通信機器1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、通信機器1に供給し、通信機器1内のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、通信機器1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394ケーブル、USBケーブル、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、通信機器に広く適用可能であり、特に光空間通信機能を有する通信機器、例えばノートPC、PDA、携帯電話、デジタルカメラ等の携帯型無線通信機器に好適に利用できる。
本発明の実施の一形態である通信機器の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態である通信機器を用いた通信システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態である通信機器が他の通信機器と接続する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態である通信機器が他の通信機器と接続するにあたり、所定のメッセージを提示する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す通信機器における、メッセージ提示例を示す図である。 IrDA規格において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンス図である。 IrSimple規格における片方向通信において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンス図である。 IrSimple規格における双方向通信において、LAP層の接続を行うときの信号シーケンス図である。 IrSimpleでのSNRMコマンドフォーマットを示す説明図である。 IrSimpleでのUAレスポンスフォーマットを示す説明図である。 IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器が、IrSimpleプロトコルとIrDAプロトコルとの切り替えを行うときの信号シーケンス図である。 IrDAでのXIDコマンドフォーマットを示す説明図である。 IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器が、IrDAプロトコルのみを規定どおりにサポートする通信機器を二次局として接続するときの信号シーケンス図である。 IrDAでのXIDレスポンスフォーマットを示す説明図である。 IrDAでのSNRMコマンドフォーマットを示す説明図である。 IrDAでのUAレスポンスフォーマットを示す説明図である。 IrDAプロトコルとIrSimpleプロトコルの両方を規定どおりにサポートする通信機器が一次局として、IrSimpleのSNRMコマンドに対してIrDAのUA応答レスポンスを返信する通信機器を相手に接続を試みるときの信号シーケンス図である。
符号の説明
1 通信機器(一次局)
2 通信機器(二次局)
103 メッセージ提示部(メッセージ提示手段)
111 IrDA-LAP制御部(第1のプロトコル制御部)(第1のプロトコル制御手段)
112 IrSimple-LAP制御部(第2のプロトコル制御部)(第2のプロトコル制御手段)
113 プロトコル切り替え部(プロトコル切り替え手段)

Claims (9)

  1. 二次局と通信する一次局としての通信機器であって、
    二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御手段と、
    二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御手段と、
    記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御手段に当該第2の接続要求コマンドを送信させるプロトコル切り替え手段を備えることを特徴とする通信機器。
  2. 上記プロトコル切り替え手段が最初に上記第1のプロトコル制御手段に上記局発見コマンドを送信させる前に、二次局を受信可能状態にすることを促す所定のメッセージを提示するメッセージ提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  3. 上記第1のプロトコルがIrDA(Infrared Data Association)プロトコルであり、上記第2のプロトコルがIrSimpleプロトコルであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信機器。
  4. 二次局と通信する一次局としての通信機器における通信方法であって、
    二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコル制御ステップと、
    二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信することなく、第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコル制御ステップと、
    上記局発見コマンドを上記第2の接続要求コマンドの前に送信してから予め定められた時間、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを受信しなかった場合に、上記第2のプロトコル制御ステップにより当該第2の接続要求コマンドを送信するプロトコル切り替えステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信機器を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信機器を動作させる通信回路であって、上記の各手段として機能することを特徴とする通信回路。
  8. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信機器を搭載し、通信ネットワークを介して接続された外部の通信装置から受信したデータを、該通信機器によって送信することを特徴とする携帯電話機。
  9. 次局と通信する一次局としての通信機器であって、
    二次局との通信接続を行うとき、二次局の存在を確認するための局発見コマンドを送信した後、当該局発見コマンドに対する応答レスポンスを二次局から受信した場合に、第1のプロトコルでデータ通信を行うため第1の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第1のプロトコルと、第2のプロトコルでデータ通信を行うための第2の接続要求コマンドを送信して接続処理を行う第2のプロトコルと、を切り替え可能であり、
    前記第2の接続要求コマンドの前に前記局発見コマンドを送信し、当該局発見コマンドに対する応答を受信した場合には、第1の接続要求コマンドを送信し、
    当該局発見コマンドに対する応答を前記局発見コマンドを送信してから予め定められた時間受信しなかった場合には、第2の接続要求コマンドを送信することを特徴とする通信機器。
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