JP2002135260A - 無線通信システム、送信無線装置、受信無線装置、伝送レート変更方法及び記憶媒体 - Google Patents

無線通信システム、送信無線装置、受信無線装置、伝送レート変更方法及び記憶媒体

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JP2002135260A
JP2002135260A JP2000321676A JP2000321676A JP2002135260A JP 2002135260 A JP2002135260 A JP 2002135260A JP 2000321676 A JP2000321676 A JP 2000321676A JP 2000321676 A JP2000321676 A JP 2000321676A JP 2002135260 A JP2002135260 A JP 2002135260A
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transmission rate
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Makoto Senda
誠 千田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信無線装置の操作者が気が付かないような
最適な伝送効率を有する無線通信を可能とし、電波資源
の有効利用を高めることを可能とし、操作者の利便性を
向上させることを可能とした無線通信システム、送信無
線装置、受信無線装置、伝送レート変更方法及び記憶媒
体を提供する。 【解決手段】 受信無線装置は、無線制御部113によ
り送信無線装置からのデータ受信中の受信レベルを検出
し、検出受信レベルに基づき送信無線装置からのデータ
受信の不良状態を認識した場合に、無線送受信部101
により送信無線装置へ伝送レート変更要求を送信し、送
信無線装置は、無線送受信部121により受信無線装置
から受信した伝送レート変更要求に基づき、無線制御部
133により受信無線装置に対する伝送レートを低レー
トへ変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、送信無線装置、受信無線装置、伝送レート変更方法
及び記憶媒体に関し、特に、受信状態により送信データ
の伝送レートを変更し且つ伝送レートの変更を通知する
場合に好適な無線通信システム、送信無線装置、受信無
線装置、伝送レート変更方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブックパーソナルコンピュ
ータ(以下PC)等のポータブルコンピュータ、携帯情
報端末、携帯型プリンタなどが普及している。また、こ
のような携帯機器は、小型且つ軽量であるので可搬性を
生かしたデータ通信が行えるため、通信媒体としては無
線LAN(ローカルエリアネットワーク)が普及してい
る。無線LANを利用すれば、有線のようにケーブルを
敷設することもなく、同一の無線エリア内であれば、ど
の場所に置いてもネットワークを自動的に構成し、即座
に無線端末間の通信も可能となるという特徴をもってい
る。
【0003】しかし、上記の無線LANは、従来は伝送
スピードがあまり高速ではなく小容量のデータにしか適
していなかったが、最近は伝送スピードも向上し、従来
の有線LANと遜色のない伝送スピードのある、無線L
ANによる無線通信が出現している。そのために、画像
データなどの大量データも従来に比べ高速に無線伝送す
ることが可能になりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、上述したような無線LANを利用したデータ通信に
おいては、既存の有線LANとは大きく異なり、伝送路
が空間であるために、反射や減衰等の媒体特性が複雑で
ある上に、空間の状態に大きく影響を受けるため伝送路
品質が変動し易い。
【0005】また、データを無線送信する場合に、送信
装置と受信装置との位置関係や環境によって(例えば障
害物や電波のノイズ源がそばにある場合など)、受信状
態が大きく異なってしまったり、また、送信能力と受信
能力の差により、必ずしもデータ伝送の上りと下りで伝
送路品質が一致しているわけではないので、送信装置側
では受信装置の状態に気が付かずにデータ伝送するとい
う問題があった。
【0006】また、無線の場合には、有線のような距離
の制限もなく、現在の環境下でどのような伝送状態であ
るかを把握するのが非常に難しいために、伝送状態が悪
くデータ転送に誤りを生じてデータの再送などでスルー
プットが低下していたり、或いは伝送レートが落とされ
ていてスループットが低下していても、操作者が気が付
かないという問題があった。
【0007】このようなスループット低下状態であって
も、データ量が少なければ、通信時間への影響もさほど
大きくはないが、データ量が多い場合には、その影響は
大きいものとなる。無線LANを介して他の装置との間
で無線通信を行う装置の中で、特に、受信バッファの小
さいプリンタでは、データのエラーによる再送が多い
と、データが揃わずに印刷が停止してしまい、印刷時間
がかかってしまうという問題もある。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、送信無線装置の操作者が気が付かないような最
適な伝送効率を有する無線通信を可能とし、電波資源の
有効利用を高めることを可能とし、操作者の利便性を向
上させることを可能とした無線通信システム、送信無線
装置、受信無線装置、伝送レート変更方法及び記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の無線装置間でデータ通信を行う無
線通信システムであって、第一の無線装置が、第二の無
線装置からの伝送レート変更要求に基づき前記第二の無
線装置に対する伝送レートを低レートへ変更する制御を
行う第一の通信制御手段を有し、第二の無線装置が、前
記第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベルに基
づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を
認識した場合に、前記第一の無線装置へ前記伝送レート
変更要求を送信する制御を行う第二の通信制御手段を有
することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムであ
って、第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信
データの伝送レートを設定する設定手段と、前記設定さ
れた伝送レートで前記第二の無線装置へデータを送信す
る送信手段と、前記第二の無線装置からの伝送レート変
更要求を受信する受信手段と、前記伝送レート変更要求
に基づき前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レ
ートへ変更する変更手段とを有し、第二の無線装置が、
前記第一の無線装置からのデータを受信する受信手段
と、前記第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベ
ルを検出する検出手段と、前記検出された受信レベルに
基づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態
を認識する認識手段と、受信不良状態と認識された場合
に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信
する送信手段とを有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムであ
って、第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信
データの伝送レートを設定する設定手段と、前記設定さ
れた伝送レートで前記第二の無線装置へデータを送信す
る送信手段と、前記第二の無線装置からの伝送レート変
更要求を受信する第一の受信手段と、前記伝送レート変
更要求に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低
レートへ変更する変更手段と、前記第二の無線装置から
距離変更要求を受信する第二の受信手段と、前記距離変
更要求に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨
を報知する報知手段とを有し、第二の無線装置が、前記
第一の無線装置からのデータを受信する受信手段と、前
記第一の無線装置からのデータ受信中の複数の受信レベ
ルを検出する検出手段と、低位の受信レベルが検出され
た場合に前記第一の無線装置からのデータ受信の重度の
不良状態を認識する第一の認識手段と、重度の受信不良
状態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送
レート変更要求を送信する第一の送信手段と、高位の受
信レベルが検出された場合に前記第一の無線装置からの
データ受信の軽度の不良状態を認識する第二の認識手段
と、軽度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の
無線装置へ前記距離変更要求を送信する第二の送信手段
とを有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムであ
って、第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信
データの伝送レートを設定する設定手段と、前記設定さ
れた伝送レートで前記第二の無線装置へデータを送信す
る送信手段と、該送信データに対する前記第二の無線装
置からの応答がない場合に前記第二の無線装置へのデー
タ送信の不良状態を認識する認識手段と、送信不良状態
と認識された場合に前記第二の無線装置への伝送レート
を低レートへ変更する変更手段と、前記第二の無線装置
への伝送レートを低レートに変更した旨を報知する報知
手段とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムであ
って、第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信
データの伝送レートを設定する設定手段と、前記設定さ
れた伝送レートで前記第二の無線装置へデータを送信す
る送信手段と、前記第二の無線装置から伝送レート変更
要求を受信する受信手段と、前記伝送レート変更要求に
基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ
変更する変更手段とを有し、第二の無線装置が、前記第
一の無線装置からのデータを受信する受信手段と、前記
第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベルとエラ
ー頻度を検出する検出手段と、前記検出結果に基づき前
記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を認識す
る認識手段と、受信不良状態と認識された場合に前記第
一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信する送信
手段とを有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムであ
って、第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信
データの伝送レートを設定する設定手段と、前記設定さ
れた伝送レートで前記第二の無線装置へデータを送信す
る送信手段と、前記第二の無線装置から伝送レート変更
要求を受信する第一の受信手段と、前記伝送レート変更
要求に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レ
ートへ変更する変更手段と、前記第二の無線装置から距
離変更要求を受信する第二の受信手段と、前記距離変更
要求に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨を
報知する報知手段とを有し、第二の無線装置が、前記第
一の無線装置からのデータを受信する受信手段と、前記
第一の無線装置からのデータ受信中の複数の受信レベル
・エラー頻度を検出する検出手段と、前記検出結果に基
づき前記第一の無線装置からのデータ受信の重度の不良
状態を認識する認識手段と、重度の受信不良状態と認識
された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更
要求を送信する第一の送信手段と、前記検出結果に基づ
き前記第一の無線装置からのデータ受信の軽度の不良状
態を認識する認識手段と、軽度の受信不良状態と認識さ
れた場合に前記第一の無線装置へ前記距離変更要求を送
信する第二の送信手段とを有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置からの伝送レート変更要求に基づ
き、前記受信無線装置に対する伝送レートを低レートへ
変更する制御を行う通信制御手段を有することを特徴と
する。
【0016】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前
記受信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受
信無線装置からの伝送レート変更要求を受信する受信手
段と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線装
置に対する伝送レートを低レートへ変更する変更手段と
を有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前
記受信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受
信無線装置からの伝送レート変更要求を受信する第一の
受信手段と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信
無線装置への伝送レートを低レートへ変更する変更手段
と、前記受信無線装置から距離変更要求を受信する第二
の受信手段と、前記距離変更要求に基づき前記受信無線
装置との距離を狭める旨を報知する報知手段とを有する
ことを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前
記受信無線装置へデータを送信する送信手段と、該送信
データに対する前記受信無線装置からの応答がない場合
に前記受信無線装置へのデータ送信の不良状態を認識す
る認識手段と、送信不良状態と認識された場合に前記受
信無線装置への伝送レートを低レートへ変更する変更手
段と、前記受信無線装置への伝送レートを低レートに変
更した旨を報知する報知手段とを有することを特徴とす
る。
【0019】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前
記受信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受
信無線装置から伝送レート変更要求を受信する受信手段
と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線装置
への伝送レートを低レートへ変更する変更手段とを有す
ることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、本発明は、受信
無線装置との間でデータ通信を行う送信無線装置であっ
て、前記受信無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前
記受信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受
信無線装置から伝送レート変更要求を受信する第一の受
信手段と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無
線装置への伝送レートを低レートへ変更する変更手段
と、前記受信無線装置から距離変更要求を受信する第二
の受信手段と、前記距離変更要求に基づき前記受信無線
装置との距離を狭める旨を報知する報知手段とを有する
ことを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、本発明は、送信
無線装置との間でデータ通信を行う受信無線装置であっ
て、前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベル
に基づき前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態
を認識した場合に、前記送信無線装置へ伝送レート変更
要求を送信する制御を行う通信制御手段を有することを
特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、本発明は、送信
無線装置との間でデータ通信を行う受信無線装置であっ
て、前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段
と、前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベル
を検出する検出手段と、前記検出された受信レベルに基
づき前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態を認
識する認識手段と、受信不良状態と認識された場合に前
記送信無線装置へ伝送レート変更要求を送信する送信手
段とを有することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、本発明は、送信
無線装置との間でデータ通信を行う受信無線装置であっ
て、前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段
と、前記送信無線装置からのデータ受信中の複数の受信
レベルを検出する検出手段と、低位の受信レベルが検出
された場合に前記送信無線装置からのデータ受信の重度
の不良状態を認識する第一の認識手段と、重度の受信不
良状態と認識された場合に前記送信無線装置へ伝送レー
ト変更要求を送信する第一の送信手段と、高位の受信レ
ベルが検出された場合に前記送信無線装置からのデータ
受信の軽度の不良状態を認識する第二の認識手段と、軽
度の受信不良状態と認識された場合に前記送信無線装置
へ距離変更要求を送信する第二の送信手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、本発明は、送信
無線装置との間でデータ通信を行う受信無線装置であっ
て、前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段
と、前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベル
とエラー頻度を検出する検出手段と、前記検出結果に基
づき前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態を認
識する認識手段と、受信不良状態と認識された場合に前
記送信無線装置へ伝送レート変更要求を送信する送信手
段とを有することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、本発明は、送信
無線装置との間でデータ通信を行う受信無線装置であっ
て、前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段
と、前記送信無線装置からのデータ受信中の複数の受信
レベル・エラー頻度を検出する検出手段と、前記検出結
果に基づき前記送信無線装置からのデータ受信の重度の
不良状態を認識する認識手段と、重度の受信不良状態と
認識された場合に前記送信無線装置へ伝送レート変更要
求を送信する第一の送信手段と、前記検出結果に基づき
前記送信無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を
認識する認識手段と、軽度の受信不良状態と認識された
場合に前記送信無線装置へ距離変更要求を送信する第二
の送信手段とを有することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置からの伝送レート変更要求に基づき
前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ変
更する制御を行い、第二の無線装置が、前記第一の無線
装置からのデータ受信中の受信レベルに基づき前記第一
の無線装置からのデータ受信の不良状態を認識した場合
に、前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送
信する制御を行うことを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを
設定し、前記設定された伝送レートで前記第二の無線装
置へデータを送信し、前記第二の無線装置からの伝送レ
ート変更要求を受信し、前記伝送レート変更要求に基づ
き前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ
変更し、第二の無線装置が、前記第一の無線装置からの
データを受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信
中の受信レベルを検出し、前記検出された受信レベルに
基づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態
を認識し、受信不良状態と認識された場合に前記第一の
無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信することを特
徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを
設定し、前記設定された伝送レートで前記第二の無線装
置へデータを送信し、前記第二の無線装置からの伝送レ
ート変更要求を受信し、前記伝送レート変更要求に基づ
き前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更
し、前記第二の無線装置から距離変更要求を受信し、前
記距離変更要求に基づき前記第二の無線装置との距離を
狭める旨を報知し、第二の無線装置が、前記第一の無線
装置からのデータを受信し、前記第一の無線装置からの
データ受信中の複数の受信レベルを検出し、低位の受信
レベルが検出された場合に前記第一の無線装置からのデ
ータ受信の重度の不良状態を認識し、重度の受信不良状
態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レ
ート変更要求を送信し、高位の受信レベルが検出された
場合に前記第一の無線装置からのデータ受信の軽度の不
良状態を認識し、軽度の受信不良状態と認識された場合
に前記第一の無線装置へ前記距離変更要求を送信するこ
とを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを
設定し、前記設定された伝送レートで前記第二の無線装
置へデータを送信し、該送信データに対する前記第二の
無線装置からの応答がない場合に前記第二の無線装置へ
のデータ送信の不良状態を認識し、送信不良状態と認識
された場合に前記第二の無線装置への伝送レートを低レ
ートへ変更し、前記第二の無線装置への伝送レートを低
レートに変更した旨を報知することを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを
設定し、前記設定された伝送レートで前記第二の無線装
置へデータを送信し、前記第二の無線装置から伝送レー
ト変更要求を受信し、前記伝送レート変更要求に基づき
前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更
し、第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデー
タを受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信中の
受信レベルとエラー頻度を検出し、前記検出結果に基づ
き前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を認
識し、受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線
装置へ前記伝送レート変更要求を送信することを特徴と
する。
【0031】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法であって、第一の無線装置
が、第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを
設定し、前記設定された伝送レートで前記第二の無線装
置へデータを送信し、前記第二の無線装置から伝送レー
ト変更要求を受信し、前記伝送レート変更要求に基づき
前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更
し、前記第二の無線装置から距離変更要求を受信し、前
記距離変更要求に基づき前記第二の無線装置との距離を
狭める旨を報知し、第二の無線装置が、前記第一の無線
装置からのデータを受信し、前記第一の無線装置からの
データ受信中の複数の受信レベル・エラー頻度を検出
し、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデ
ータ受信の重度の不良状態を認識し、重度の受信不良状
態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レ
ート変更要求を送信し、前記検出結果に基づき前記第一
の無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を認識
し、軽度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の
無線装置へ前記距離変更要求を送信することを特徴とす
る。
【0032】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置からの伝送レート変更要求に基づ
き前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ
変更する制御を行う第一の通信制御ステップと、第二の
無線装置において、前記第一の無線装置からのデータ受
信中の受信レベルに基づき前記第一の無線装置からのデ
ータ受信の不良状態を認識した場合に、前記第一の無線
装置へ前記伝送レート変更要求を送信する制御を行う第
二の通信制御ステップとを有することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定ステップと、前記設定された伝送レート
で前記第二の無線装置へデータを送信する送信ステップ
と、前記第二の無線装置からの伝送レート変更要求を受
信する受信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づ
き前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ
変更する変更ステップと、第二の無線装置において、前
記第一の無線装置からのデータを受信する受信ステップ
と、前記第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベ
ルを検出する検出ステップと、前記検出された受信レベ
ルに基づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良
状態を認識する認識ステップと、受信不良状態と認識さ
れた場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要
求を送信する送信ステップとを有することを特徴とす
る。
【0034】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定ステップと、前記設定された伝送レート
で前記第二の無線装置へデータを送信する送信ステップ
と、前記第二の無線装置からの伝送レート変更要求を受
信する第一の受信ステップと、前記伝送レート変更要求
に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レート
へ変更する変更ステップと、前記第二の無線装置から距
離変更要求を受信する第二の受信ステップと、前記距離
変更要求に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める
旨を報知する報知ステップと、第二の無線装置におい
て、前記第一の無線装置からのデータを受信する受信ス
テップと、前記第一の無線装置からのデータ受信中の複
数の受信レベルを検出する検出ステップと、低位の受信
レベルが検出された場合に前記第一の無線装置からのデ
ータ受信の重度の不良状態を認識する第一の認識ステッ
プと、重度の受信不良状態と認識された場合に前記第一
の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信する第一の
送信ステップと、高位の受信レベルが検出された場合に
前記第一の無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態
を認識する第二の認識ステップと、軽度の受信不良状態
と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記距離変更
要求を送信する第二の送信ステップとを有することを特
徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定ステップと、前記設定された伝送レート
で前記第二の無線装置へデータを送信する送信ステップ
と、該送信データに対する前記第二の無線装置からの応
答がない場合に前記第二の無線装置へのデータ送信の不
良状態を認識する認識ステップと、送信不良状態と認識
された場合に前記第二の無線装置への伝送レートを低レ
ートへ変更する変更ステップと、前記第二の無線装置へ
の伝送レートを低レートに変更した旨を報知する報知ス
テップとを有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定ステップと、前記設定された伝送レート
で前記第二の無線装置へデータを送信する送信ステップ
と、前記第二の無線装置から伝送レート変更要求を受信
する受信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づき
前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更す
る変更ステップと、第二の無線装置において、前記第一
の無線装置からのデータを受信する受信ステップと、前
記第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベルとエ
ラー頻度を検出する検出ステップと、前記検出結果に基
づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を
認識する認識ステップと、受信不良状態と認識された場
合に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送
信する送信ステップとを有することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、本発明は、複数
の無線装置間でデータ通信を行う無線通信システムに適
用される伝送レート変更方法を実行するプログラムを記
憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であ
って、前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置にお
いて、第二の無線装置に対する送信データの伝送レート
を設定する設定ステップと、前記設定された伝送レート
で前記第二の無線装置へデータを送信する送信ステップ
と、前記第二の無線装置から伝送レート変更要求を受信
する第一の受信ステップと、前記伝送レート変更要求に
基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ
変更する変更ステップと、前記第二の無線装置から距離
変更要求を受信する第二の受信ステップと、前記距離変
更要求に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨
を報知する報知ステップと、第二の無線装置において、
前記第一の無線装置からのデータを受信する受信ステッ
プと、前記第一の無線装置からのデータ受信中の複数の
受信レベル・エラー頻度を検出する検出ステップと、前
記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデータ受
信の重度の不良状態を認識する認識ステップと、重度の
受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装置へ
前記伝送レート変更要求を送信する第一の送信ステップ
と、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデ
ータ受信の軽度の不良状態を認識する認識ステップと、
軽度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線
装置へ前記距離変更要求を送信する第二の送信ステップ
とを有することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態を説明
する前に、本発明の概要について説明する。
【0039】本発明は、無線通信システムにおいて、受
信無線装置の受信状態に適したデータ伝送を可能にして
無線通信の伝送効率の向上を図るものであり、受信無線
装置が、送信無線装置からのデータ受信中の受信レベル
を検出する手段と、受信レベルの検出結果に基づき送信
無線装置へ伝送効率向上のために各種の要求を送信する
手段とを備え、送信無線装置が、受信無線装置からの要
求に基づき伝送レート変更やメッセージ出力を行う手段
を備えたものである。以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0040】図1は本発明の実施の形態に係る無線通信
システムの受信無線装置の構成例を示すブロック図、図
2は本発明の実施の形態に係る無線通信システムの送信
無線装置の構成例を示すブロック図である。ここで、本
発明を適用する無線装置としては、送信無線装置と受信
無線装置の両方の機能を兼ね備えると共に必要な機能を
選択することができる無線装置でもよいが、本発明の実
施の形態では、説明を分かり易くするために、送信動作
を行う装置と受信動作を行う装置を別々の装置として説
明することにする。
【0041】本発明の実施の形態に係る受信無線装置
は、図1に示す如く、アンテナ100、変調部102・
復調部103を有する無線送受信部101(受信手段、
送信手段)、送信制御部104、受信制御部105、デ
ータ処理部107・データ記憶部108・データ入出力
部109・無線受信品質監視部110・無線端末情報管
理部111を有する全体制御部106、I/O部11
2、受信レベル検出部114(検出手段)・変調方式設
定部115を有する無線制御部113(第二の通信制御
手段、認識手段)を備えている。
【0042】上記構成を詳述すると、無線送受信部10
1は、アンテナ100と接続されており、アンテナ10
0への送信と受信を司る。無線送受信部101におい
て、変調部102は、送信制御部104からの送信デー
タを無線周波数領域内に帯域制限し、予め定められた変
調方式に基づき変調信号に変換する。復調部103は、
アンテナ100から受信した変調信号を復調して受信デ
ータに変換する。
【0043】送信制御部104は、全体制御部106か
らのデータを送信データのフレーム構成に組み立て、デ
ータチェックのためのCRC(Cyclic Redundancy Chec
k)及びデータエラーを訂正する誤り訂正ビットを付加
する。受信制御部105は、無線送受信部101の復調
部103からの受信データの受信データフレームを分解
し、フレームヘッダの解析、フレームからのデータ抽
出、CRCチェック、データ誤りを訂正する誤り訂正を
行う。
【0044】全体制御部106は、本受信無線装置全体
のコントロールを行うものであり、後述の図13〜図1
7のフローチャートに示す送受信処理を実行する。全体
制御部106において、データ処理部107は、データ
の加工、削除、編集、追加、演算などの処理を行う。デ
ータ記憶部108は、データを大容量に書き込む或いは
読み出す動作や、メモリ管理を行う。データ入出力部1
09は、音声データや画像データの入出力処理及び制
御、画像データの画面表示、本受信無線装置外部のプリ
ンタによる印刷などの出力処理及び制御を行う。
【0045】無線受信品質監視部110は、無線制御部
113から無線の受信状態を取得し無線受信品質を監視
する。無線端末情報管理部111は、本受信無線装置の
端末情報の登録、抹消、記録、管理等を行うものであ
り、後述の図5(b)に示す端末情報管理テーブルを備
えている。I/O部112は、本受信無線装置の音声や
映像を入出力する入出力部及びプリンタによる印刷等の
データを出力する出力部を有する。無線制御部113
は、無線送受信部101、送信制御部104、受信制御
部105の制御を司る。無線制御部113において、受
信レベル検出部114は、無線送受信部101からの信
号に基づき受信レベルを検出する。変調方式設定部11
5は、変調方式を設定する。
【0046】本発明の実施の形態に係る送信無線装置
は、図2に示す如く、アンテナ120、変調部122・
復調部123を有する無線送受信部121(送信手段、
受信手段)、送信制御部124、受信制御部125、デ
ータ処理部127・データ記憶部128・データ入出力
部129・メッセージ表示処理部130(報知手段)・
無線端末情報管理部131を有する全体制御部126、
I/O部132、受信レベル検出部134・変調方式設
定部135を有する無線制御部133(第一の通信制御
手段、設定手段、変更手段)を備えている。
【0047】上記構成を詳述すると、無線送受信部12
1は、アンテナ120と接続されており、アンテナ12
0への送信と受信を司る。無線送受信部121におい
て、変調部122は、送信制御部124からの送信デー
タを無線周波数領域内に帯域制限し、予め定められた変
調方式に基づき変調信号に変換する。復調部123は、
アンテナ120から受信した変調信号を復調して受信デ
ータに変換する。
【0048】送信制御部124は、全体制御部126か
らのデータを送信データのフレーム構成に組み立て、デ
ータチェックのためのCRC及びデータエラーを訂正す
る誤り訂正ビットを付加する。受信制御部125は、無
線送受信部121の復調部123からの受信データの受
信データフレームを分解し、フレームヘッダの解析、フ
レームからのデータ抽出、CRCチェック、データ誤り
を訂正する誤り訂正を行う。
【0049】全体制御部126は、本送信無線装置全体
のコントロールを行うものであり、後述の図6〜図12
のフローチャートに示す送受信処理を実行する。全体制
御部126において、データ処理部127は、データの
加工、削除、編集、追加、演算などの処理を行う。デー
タ記憶部128は、データを大容量に書き込む或いは読
み出す動作や、メモリ管理を行う。データ入出力部12
9は、音声データや画像データの入出力処理及び制御、
画像データの画面表示、本送信無線装置外部のプリンタ
による印刷などの出力処理及び制御を行う。
【0050】メッセージ表示処理部130は、操作者に
対する各種メッセージの表示処理を行う。無線端末情報
管理部131は、本送信無線装置の端末情報の登録、抹
消、記録、管理等を行うものであり、後述の図5(a)
に示す端末情報管理テーブルを備えている。I/O部1
32は、本送信無線装置の音声や映像を入出力する入出
力部及びプリンタによる印刷等のデータを出力する出力
部を有する。無線制御部133は、無線送受信部12
1、送信制御部124、受信制御部125の制御を司
る。無線制御部133において、受信レベル検出部13
4は、無線送受信部121からの信号に基づき受信レベ
ルを検出する。変調方式設定部125は、変調方式を設
定する。
【0051】本発明の実施の形態に係る無線通信システ
ムでは、上記図1、図2に示した受信無線装置、送信無
線装置の構成により、受信無線装置は、該受信無線装置
で検出した受信状態に基づき受信状態を最適化する要求
を送信無線装置に伝え、送信無線装置は、受信無線装置
からの要求に対しての対応処理とその対応処理のメッセ
ージを操作者に伝えることを可能とするものである。
【0052】図3は本発明の実施の形態に係る受信無線
装置、送信無線装置における各々の無線送受信部の復調
部の構成例を示すブロック図であり、(a)はスペクト
ラム拡散方式による無線通信の場合における復調部の構
成を示すブロック図、(b)は通常の周波数帯域を極力
狭めて無線通信する狭帯域方式による無線通信の場合に
おける復調部の構成を示すブロック図である。(a)の
場合は、復調部は、バンドパスフィルタ201、拡散復
調部202、拡散符号発生部203、狭帯域復調部20
4を備えている。(b)の場合は、復調部は、バンドパ
スフィルタ205、狭帯域復調部206を備えている。
【0053】上記構成を詳述すると、先ず、図3(b)
において、狭帯域に変調された信号をアンテナで受信
し、バンドパスフィルタ205で必要帯域の周波数成分
に帯域制限された変調信号を狭帯域復調部206で復調
し、デジタル信号に戻し受信制御部へ転送する。
【0054】狭帯域変調としては、アナログ変調のAM
変調(振幅変調)、FM変調(周波数変調)もあるが、
ここでは、デジタルデータに変調をかけるため、デジタ
ル変調であり、複数の周波数を切り換えることでデジタ
ル情報を伝送するFSK変調(周波数シフトキーイング
変調)、複数の位相を切り換えることでデジタル情報を
伝送するPSK変調(位相シフトキーイング変調)、直
交成分の信号点を2次元的に干渉しにくい位置に配置し
誤りを抑えるQAM変調(直交振幅変調)などが利用さ
れる。ここで、受信レベルは、有効周波数帯域の狭帯域
変調信号の電力成分を検出することで可能になる。
【0055】次に、図3(a)において、スペクトラム
拡散変調された信号をアンテナで受信し、バンドパスフ
ィルタ201で必要帯域の周波数成分に帯域制限された
スペクトラム拡散変調信号を、拡散復調部202で拡散
符号発生部203の発生する拡散符号に基づき狭帯域変
調信号に復調し、更に、その信号を狭帯域復調部204
で復調し、デジタル信号に戻し受信制御部へ転送する。
【0056】スペクトラム拡散変調方式は、狭帯域変調
と異なり、できるだけ帯域を広げ少ない電力で無線通信
が可能になる変調方式である。スペクトラム拡散変調方
式としては、大別して2つの方式がある。一つは、DS
方式(直接拡散方式)であり、狭帯域変調方式ではPS
K変調方式を用い、拡散変調で広帯域の拡散符号である
擬似ランダム系列による位相変調を用いている。もう一
つは、FH方式(周波数ホッピング方式)であり、狭帯
域変調方式としてはFSK変調方式またはPSK変調方
式を用い、拡散は搬送波周波数を擬似ランダム系列でホ
ッピングさせて行うものである。
【0057】上記両方式とも、DS方式では拡散系列の
パターンを相関の低い系列を選ぶことで、また、FH方
式ではヒットする周波数の少ない系列を選ぶことで、周
波数と時間が重なっても送れる複数チャネルの同時通信
が可能になる。ここで、受信レベルは、有効周波数帯域
におけるスペクトラム拡散変調信号の電力成分を検出す
るか、或いは拡散復調後の狭帯域変調信号の電力成分を
検出することで可能になる。
【0058】図4は本発明の実施の形態に係る無線通信
システムにおける伝送レートの変化を示す説明図であ
り、(a)は受信レベルによる伝送レートの変化を示す
説明図、(b)は受信レベルとデータエラー頻度による
伝送レートの変化を示す説明図である。ここで、便宜
上、伝送レートは3モードで説明するが、3モード以外
でも利用できることは明白である。
【0059】先ず、図4(a)では、上記図3で説明し
たように、検出された受信レベルにより伝送レート及び
送信無線装置への要求を区分けしている。受信レベルが
高いほど、高い伝送レートでのデータ通信が可能であ
り、受信レベルが低くなると、伝送レートもそれに応じ
て低くなっている。ここで、複数に区分けされた受信レ
ベルについて説明する。
【0060】受信レベル(1)は、受信レベルが最も高
く且つデータエラーなく良好な無線通信が可能な受信レ
ベルを示している。そのため、伝送レートは最高速にな
っている。
【0061】受信レベル(2)は、伝送レートは最高速
であるが、伝送エラーが発生して伝送スループットが低
下すると思われる受信レベルであり、伝送効率を向上さ
せたい場合には、受信レベル(1)の受信エリアまで送
信無線装置を受信無線装置へ近づける必要がある場合で
ある。この場合には、送信無線装置を受信無線装置へ近
づけるようなメッセージを出力することで、操作者に対
応してもらう必要がある。
【0062】受信レベル(3)は、受信レベル(2)よ
りもデータエラー頻度が高くなり、実質的な伝送レート
が1ランク低い伝送レートよりも下がってしまう可能性
がある受信レベルであり、伝送効率を向上させるには、
1ランク低い伝送レートでのデータ通信の方がよい場合
である。この場合には、送信無線装置が受信無線装置へ
のデータ伝送を1ランク低い伝送レートにしてそのメッ
セージを出力することで、操作者に伝送レートが低下し
たことを知らせることが必要である。
【0063】受信レベル(4)と受信レベル(7)は、
受信レベル(1)の違う伝送モードの場合である。ま
た、受信レベル(5)と受信レベル(8)は、受信レベ
ル(2)の違う伝送モードの場合である。また、受信レ
ベル(6)は、受信レベル(3)の違う伝送モードの場
合である。
【0064】受信レベル(9)は、受信レベル(8)よ
りもデータエラー頻度が高くなり、実質的な伝送レート
がかなり低い伝送レートに下がってしまう可能性がある
受信レベルであり、これ以上は無線通信圏外となるた
め、伝送効率を向上させるには、受信レベル(7)及び
(8)の受信エリアまで送信無線装置を受信無線装置へ
近づける必要がある場合である。この場合には、送信無
線装置を受信無線装置へ近づけるようなメッセージを出
力することで、操作者に対応してもらう必要がある。受
信レベル(10)は、通信圏外になる。
【0065】次に、図4(b)では、上記図3で説明し
たように、検出された受信レベルと受信制御部からのエ
ラー検出により伝送レート及び送信無線装置への要求を
区分けしている。受信レベルが高くデータエラー頻度が
低いほど、高い伝送レートでのデータ通信が可能であ
り、受信レベルが低くデータエラー頻度が高くなると、
伝送レートもそれに応じて低くなっている。ここで、複
数に区分けされた受信レベルについて説明する。
【0066】受信レベルとデータエラー(1)は、受信
レベルが高くデータエラーが無い良好な無線通信が可能
な受信レベルを示している。そのため、伝送レートは最
高速になっている。
【0067】受信レベルとデータエラー(2)は、受信
レベルと共にデータエラー頻度を計測しているため、伝
送エラー発生による実質的な伝送レートを図示のように
正確に算出することが可能になり、図4(a)の受信レ
ベルのみに比べて、伝送スループットが低下し始め1ラ
ンク低い伝送レートなる受信エリアを正確に把握するこ
とができる。この受信エリアで伝送効率を向上させたい
場合には、受信レベル(1)の受信エリアまで送信無線
装置を受信無線装置へ近づける必要がある場合である。
この場合には、送信無線装置を受信無線装置へ近づける
ようなメッセージを出力することで、操作者に対応して
もらう必要がある。
【0068】受信レベルとデータエラー(3)は、受信
レベルとデータエラー(2)と同様に、実質的な伝送レ
ートを正確に算出することが可能になり、図4(a)の
受信レベルのみに比べて、伝送スループットが1ランク
低い伝送レートよりも低くなる受信エリアを正確に把握
することができる。この受信エリアで伝送効率を向上さ
せるには、1ランク低い伝送レートでのデータ通信の方
がよい場合である。この場合には、送信無線装置が受信
無線装置へのデータ伝送を1ランク低い伝送レートにし
てそのメッセージを出力することで、操作者に伝送レー
トが低下したことを知らせることが必要である。
【0069】受信レベルとデータエラー(4)と、受信
レベルとデータエラー(7)は、受信レベルとデータエ
ラー(1)の違う伝送モードの場合である。また、受信
レベルとデータエラー(5)と、受信レベルとデータエ
ラー(8)は、受信レベルとデータエラー(2)の違う
伝送モードの場合である。また、受信レベルとデータエ
ラー(6)は、受信レベルとデータエラー(3)の違う
伝送モードの場合である。
【0070】受信レベルとデータエラー(9)は、受信
レベルとデータエラー(8)よりもデータエラー頻度が
高くなり、実質的な伝送レートがかなり低い伝送レート
に下がってしまう受信エリアであり、これ以上は無線通
信圏外となるため、伝送効率を向上させるには、受信レ
ベルとデータエラー(7)及び(8)の受信エリアまで
送信無線装置を受信無線装置へ近づける必要がある場合
である。この場合には、送信無線装置を受信無線装置へ
近づけるようなメッセージを出力することで、操作者に
対応してもらう必要がある。受信レベルとデータエラー
(10)は、通信圏外になる。
【0071】図5は本発明の実施の形態に係る送信無線
装置及び受信無線装置の端末情報管理テーブルの構成例
を示す説明図であり、(a)は送信無線装置の無線端末
情報管理部131が備える端末情報管理テーブルの構成
を示す説明図、(b)は受信無線装置の無線端末情報管
理部111が備える端末情報管理テーブルの構成を示す
説明図である。
【0072】図5(a)の送信無線装置の端末情報管理
テーブルでは、現在、送信端末番号で登録されている送
信端末からのデータの受信状態と、その受信状態に対応
した送信端末への要求状況が記憶されている。図5
(b)の受信無線装置の端末情報管理テーブルでは、現
在、受信端末番号で登録されている受信端末へのデータ
送信時の伝送レート設定や、受信端末からのデータの受
信状態と受信端末からの依頼状況が記憶されている。
【0073】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係る無線通信システムにおける送信無線装置、
受信無線装置の動作について図6〜図17のフローチャ
ートを参照しながら詳細に説明する。
【0074】最初に、本発明の実施の形態に係る送信無
線装置の送受信処理について図6〜図12のフローチャ
ートに基づき動作説明を行う。
【0075】先ず、送信無線装置の電源ON操作を行い
(ステップS501)、無線エリアの無線端末を接続す
るか否かを調べる(ステップS502)。もし接続しな
い場合には、ステップS565へ遷移する。もし接続す
る場合には、接続処理を行う(ステップS503)。接
続処理とは、アクセスポイントなどによるポーリングで
集中調整されている場合にはポーリングしてもらうため
の必要な処理である。
【0076】また、タイミング同期をとるために各装置
が順次タイミング信号を発生する分散調整については、
タイミング信号の発生に参加するなどの処理が必要にな
る。
【0077】次に、受信状態を確認するかを調べる(ス
テップS504)。もし受信状態を確認しない場合に
は、ステップS505へ遷移する。もし受信状態を確認
する場合には、伝送レートを最高速伝送モードに設定し
(ステップS520)、受信確認要求を受信無線装置へ
送信し(ステップS521)、その要求に対する応答が
あるか否かを調べる(ステップS522)。もし応答が
あれば、該受信無線装置の伝送レートを最高速伝送モー
ドとして端末情報管理テーブルに登録して記憶し(ステ
ップS530)、その登録内容が登録前と変更があるか
否かを調べる(ステップS531)。
【0078】もし登録内容が登録前と変更が無ければ、
ステップS565に遷移する。もし登録内容が登録前と
変更があれば、該受信無線装置の伝送レートを最高速伝
送モードに変更した旨を伝えるメッセージを出力し(ス
テップS532)、ステップS565に遷移する。ここ
で、メッセージの出力方法としては、送信無線装置に表
示部が装備されていれば、表示部の画面にそのメッセー
ジを表示するか、或いは送信無線装置に音声出力部が装
備されていれば、音声出力部から音声メッセージとして
出力するなどの出力方法がある。このメッセージによ
り、操作者は、現在の位置で該受信無線装置にアクセス
する場合には、最高速の伝送スピードでデータ伝送が可
能になったことを認識することが可能になる。
【0079】次に、ステップS522の判定で、もし要
求に対する応答がない無い場合には、応答待ち時間がタ
イムアウトしたかどうかを調べる(ステップS52
3)。応答待ち時間がタイムアウトした場合には、現伝
送レートが最低速伝送モードか否かを調べる(ステップ
S524)。もし最低速伝送モードでない場合には、伝
送レートを1ランク低い伝送モードに設定し(ステップ
S525)、受信確認要求を受信無線装置へ送信し(ス
テップS526)、その要求に対する応答があるか否か
を調べる(ステップS527)。もし応答があれば、該
受信無線装置の伝送レートを設定した伝送モードとして
端末情報管理テーブルに登録して記憶し(ステップS5
33)、その登録内容が登録前と変更があるか否かを調
べる(ステップS534)。
【0080】もし登録内容が登録前と変更が無ければ、
ステップS565に遷移する。もし登録内容が登録前と
変更があれば、該受信無線装置の伝送レートを新たに設
定された伝送モードに変更した旨を伝えるメッセージを
出力し(ステップS535)、ステップS565に遷移
する。このメッセージとしては、実際の伝送レート値か
最高速伝送レートとのパーセント比率か可変レベルのレ
ベル値等で表示することで、操作者は、現在の位置での
該受信無線装置にアクセスする場合には、伝送レートが
どのレベルまで下がるかを知ることが可能になる。
【0081】また、メッセージとしては、該受信無線装
置に近づくか、もしくは自己の送信無線装置に該受信無
線装置を近づけることで伝送レートをアップすることを
伝えることにより、伝送スピードをアップさせるアドバ
イスをすることが可能になる。また、該受信無線装置の
受信レベルから、伝送レートアップには距離を大幅に近
づける必要があるのか、多少近づけるだけでよいのかも
アドバイスすることが可能になる。
【0082】次に、ステップS527の判定で、もし要
求に対する応答がない無い場合には、応答待ち時間がタ
イムアウトしたかどうかを調べる(ステップS52
8)。応答待ち時間がタイムアウトした場合には、ステ
ップS525へ遷移する。次に、ステップS524の判
定で、もし最低速の伝送モードの場合には、該受信無線
装置の伝送レートの設定が不可能であり、受信無線装置
が自己の送信無線装置の無線通信圏外である旨を伝える
メッセージを出力し(ステップS529)、ステップS
565に遷移する。
【0083】次に、データ送信開始か否かを調べる(ス
テップS505)。もしデータ送信開始でない場合に
は、ステップS506へ遷移する。もしデータ送信開始
の場合には、伝送レートを最高速伝送モードに設定し
(ステップS540)、接続要求を受信無線装置へ送信
し(ステップS541)、その要求に対する応答がある
か否かを調べる(ステップS542)。もし要求に対す
る応答があれば、該受信無線装置の伝送レートを最高速
伝送モードとして端末情報管理テーブルに登録して記憶
し(ステップS554)、データ送信を開始し(ステッ
プS555)、ステップS565に遷移する。
【0084】次に、ステップS542の判定で、もし要
求に対する応答がない無い場合には、応答待ち時間がタ
イムアウトしたかどうかを調べる(ステップS54
3)。応答待ち時間がタイムアウトした場合には、現伝
送レートが最低速伝送モードか否かを調べる(ステップ
S544)。もし最低速伝送モードでない場合には、伝
送レートを1ランク低い伝送モードに設定し(ステップ
S545)、接続要求を受信無線装置へ送信し(ステッ
プS546)、その要求に対する応答があるか否かを調
べる(ステップS547)。
【0085】もし応答があれば、該受信無線装置の伝送
レートを設定した伝送モードとして端末情報管理テーブ
ルに登録して記憶し(ステップS550)、その登録内
容が登録前と変更があるか否かを調べる(ステップS5
51)。もし変更が無ければ、ステップS553に遷移
する。もし変更があれば、該受信装置の伝送レートが新
たに設定された伝送モードに変更した旨を伝えるメッセ
ージを出力し(ステップS552)、データ送信を開始
し(ステップS553)、ステップS565へ遷移す
る。
【0086】次に、データ送信か否かを調べる(ステッ
プS506)。もしデータ送信でない場合には、ステッ
プS507へ遷移する。もしデータ送信の場合には、該
受信無線装置へデータを送信し(ステップS560)、
その送信データに対するACK(Acknowledgement:1
つの動作が完了した後、呼び出し元へ動作完了を通知す
る信号)を受信したか否かを調べる(ステップS56
1)。もしACKを受信した場合には、ステップS56
5へ遷移する。もしACKを受信しなかった場合には、
送信データのリトライ回数が規定回数より超過したか否
かを調べる(ステップS562)。
【0087】もしリトライ回数が超過していない場合に
は、該受信無線装置へ送信を失敗したデータを再送し
(ステップS563)、ステップS561へ遷移する。
もしリトライ回数が超過した場合には、リトライ回数が
オーバーしたことによるエラー処理を行い(ステップS
564)、電源OFFか否かを調べる(ステップS56
5)。電源OFFであれば、電源OFF(ステップS5
68)で終了する。もし電源がOFFでない場合には、
切断するか否かを調べる(ステップS566)。切断す
る場合には、切断処理を行い(ステップS567)、ス
テップS502へ遷移する。もし切断しない場合には、
ステップS504へ遷移する。
【0088】次に、データ受信したか否かを調べる(ス
テップS507)。もしデータ受信がなければ、ステッ
プS565へ遷移する。もしデータ受信があれば、デー
タ解析し(ステップS508)、1ランク低い伝送モー
ドでのデータ送信を要求しているか否かを調べる(ステ
ップS509)。もし上記要求ではない場合には、ステ
ップS510へ遷移する。もし上記要求の場合には、該
受信無線装置の伝送レートを1ランク下げて設定し(ス
テップS513)、該受信無線装置への伝送レートを1
ランク下げたことを伝えるメッセージを出力し(ステッ
プS514)、ステップS565へ遷移する。
【0089】このメッセージにより、自己の送信無線装
置と受信無線装置間の現在の距離或いは伝送路の条件で
は、エラーが多発し現伝送レートでは伝送効率が悪いた
め伝送レートが下がったことを操作者が即座に把握する
ことができるので、伝送レートはこのままでも現在の場
所でアクセスした方がよいか、伝送レートを上げるため
に移動する方がよいかを判断して、適切な対応を取るこ
とが可能になる。
【0090】次に、近距離通信の要求があるか否かを調
べる(ステップS510)。もしこの要求ではない場合
には、その他のデータ処理を行い(ステップS51
1)、ステップS565へ遷移する。もしこの要求の場
合には、該受信無線装置への距離を近づける旨のメッセ
ージを出力し(ステップS512)、ステップS565
へ遷移する。このメッセージにより、自己の送信無線装
置と受信無線装置間の現在の距離或いは伝送路の条件で
は、無線通信圏外付近のためもっと近づいた方がよい
か、或いは現伝送レートでより効率の良い通信エリアま
たは1ランクアップした伝送レートで通信が可能なエリ
アに近いことを即座に把握することができるので、現在
よりの通信条件をアップさせるような適切な対応を取る
ことができる。
【0091】次に、本発明の実施の形態に係る受信無線
装置の送受信処理について図13〜図17のフローチャ
ートに基づき動作説明を行う。
【0092】先ず、受信無線装置の電源ON操作を行い
(ステップS601)、無線エリアの無線端末を接続す
るか否かを調べる(ステップS602)。もし接続しな
い場合には、ステップS625へ遷移する。もし接続す
る場合には、接続処理を行う(ステップS603)。次
に、データ送信か否かを調べる(ステップS604)。
もしデータ送信でない場合には、ステップS605へ遷
移する。もしデータ送信の場合には、該送信無線装置へ
データを送信し(ステップS620)、その送信データ
に対するACKを受信したか否かを調べる(ステップS
621)。
【0093】もしACKを受信した場合には、ステップ
S625へ遷移する。もしACKを受信しなかった場合
には、受信データのリトライ回数が規定回数より超過し
たか否かを調べる(ステップS622)。もしリトライ
回数が超過していない場合には、該送信無線装置へ受信
を失敗したデータを再送し(ステップS623)、ステ
ップS621へ遷移する。
【0094】もしリトライ回数が超過した場合には、リ
トライ回数がオーバーしたことによるエラー処理を行い
(ステップS624)、電源OFFか否かを調べる(ス
テップS625)。電源OFFであれば、電源OFF
(ステップS628)で終了する。もし電源がOFFで
ない場合には、切断するか否かを調べる(ステップS6
26)。切断する場合には、切断処理を行い(ステップ
S627)、ステップS602へ遷移する。もし切断し
ない場合には、ステップS604へ遷移する。
【0095】次に、データ受信か否かを調べる(ステッ
プS605)。もしデータ受信でない場合には、ステッ
プS625へ遷移する。もしデータ受信の場合には、受
信確認要求か否かを調べる(ステップS606)。もし
受信確認要求でなければ、ステップS607へ遷移す
る。もし受信確認要求の場合には、応答を送信し(ステ
ップS640)、受信レベルを検出し(ステップS64
1)、受信レベルが近距離通信を要求するレベルか否か
を調べる(ステップS642)。
【0096】もしそのレベルではない場合には、ステッ
プS644へ遷移する。もしそのレベルであれば、該送
信無線装置へ近距離通信要求を送信し(ステップS64
3)、受信レベルが1ランク低い伝送モードを要求する
レベルか否かを調べる(ステップS644)。もしその
レベルでなければ、ステップS625へ遷移する。もし
そのレベルであれば、該送信無線装置へ1ランク低い伝
送モード要求を送信し(ステップS645)、ステップ
S625へ遷移する。
【0097】次に、ステップの判定S607で、もしデ
ータ送信開始でなければ、ステップS608へ遷移す
る。もしデータ送信開始の場合には、ステップS640
へ遷移する。次に、ステップS608の判定で、データ
受信か否かを調べる(ステップS608)。もしデータ
受信でなければ、その他のデータ処理を行い(ステップ
S609)、ステップS625へ遷移する。もしデータ
受信であれば、データ受信処理を行い(ステップS66
0)、受信レベルを検出し(ステップS661)、デー
タエラーを検出する(ステップS662)。
【0098】更に、上記の検出結果を統計処理して、端
末情報として記録管理し(ステップS663)、データ
エラーがあるか否かを調べる(ステップS644)。も
しデータエラーがない場合は、ACKを送信し(ステッ
プS665)、ステップS667へ遷移する。もしエラ
ーがある場合には、NACKを送信し(ステップS66
6)、ステップS667へ遷移する。
【0099】次に、統計情報で伝送品質チェックを行う
か否かを調べる(ステップS667)。もし伝送品質チ
ェックしない場合には、ステップS625へ遷移する。
もし伝送品質チェックする場合には、統計情報で判別し
(ステップS668)、統計情報が近距離通信を要求す
るレベルが否かを調べる(ステップS669)。もしそ
のレベルでない場合は、ステップS671へ遷移する。
もしそのレベルの場合には、該送信無線装置へ近距離通
信の要求を送信し(ステップS670)、ステップS6
71へ遷移する。
【0100】次に、統計情報が1ランク低い伝送モード
を要求するレベルか否かを調べる(ステップS67
1)。もしそのレベルでない場合には、ステップS62
5へ遷移する。もしそのレベルの場合には、該送信無線
装置へ1ランク低い伝送モードを要求を送信し(ステッ
プS672)、ステップS625へ遷移する。
【0101】上記図6〜図12のフローチャートに示し
た送信無線装置の送受信処理、並びに図13〜図17の
フローチャートに示した受信無線装置の送受信処理によ
り、受信状態により受信無線装置から送信無線装置へ対
応を要求し、その要求に従い送信無線装置が対応するこ
とで、より効率的な無線通信が可能となる。
【0102】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る無線通信システムによれば、受信無線装置は、無
線制御部113により送信無線装置からのデータ受信中
の受信レベルを検出し、検出受信レベルに基づき送信無
線装置からのデータ受信の不良状態を認識した場合に、
無線送受信部101により送信無線装置へ伝送レート変
更要求を送信し、送信無線装置は、無線送受信部121
により受信無線装置から受信した伝送レート変更要求に
基づき、無線制御部133により受信無線装置に対する
伝送レートを低レートへ変更するため、下記の効果を奏
する。
【0103】受信無線装置が送信無線装置からのデータ
の受信状態を検出し、その結果に基づき受信無線装置か
ら送信無線装置へ伝送効率を向上させるための適切な処
置を要求し、その要求に従い送信無線装置が処置を実施
することで、送信無線装置の操作者が気が付かないよう
な最適な伝送効率を有する無線通信が可能となる効果が
ある。
【0104】そのため、送信能力と受信能力の差によ
り、必ずしもデータ伝送の上りと下りで伝送路品質が一
致しているわけではないために、送信無線装置側では受
信無線装置の受信状態に気が付かずにデータ伝送すると
いう問題を解決することができ、無線通信における伝送
効率を向上させ、電波資源の有効利用を高めることがで
きるという効果がある。
【0105】更に、伝送レートが落とされていてスルー
プットが低下している場合に、伝送レートの低下を操作
者が気が付かないという問題も、伝送レートの低下を操
作者に通知して認識させることができるため、操作者の
利便性を向上させることができるという効果がある。
【0106】[他の実施の形態]上述した本発明の実施
の形態においては、上記各種メッセージを表示出力或い
は音声出力する場合を例に上げたが、本発明は、これに
限定されるものではなく、メッセージの出力以外に、例
えば電子音等の断続的な警告音を発生したり振動を発生
することにより、操作者へ報知するようにしてもよい。
【0107】また、上述した本発明の実施の形態におい
ては、無線装置単体の場合を例に上げたが、本発明は、
これに限定されるものではなく、無線装置、サーバ、ア
クセスポイント、プリンタ等の間でデータ通信を行うシ
ステムに適用してもよい。
【0108】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、達成されることは言うまでもな
い。
【0109】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0110】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0111】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】図19は本発明の伝送レート変更方法を実
行するプログラム及び関連データが記憶媒体からコンピ
ュータ等の装置に供給される概念例を示す説明図であ
る。本発明の伝送レート変更方法を実行するプログラム
及び関連データは、フロッピーディスクやCD−ROM
等の記憶媒体1901をコンピュータ等の装置1902
に装備された記憶媒体ドライブの挿入口1903に挿入
することで供給される。その後、本発明の伝送レート変
更方法を実行するプログラム及び関連データを、記憶媒
体1901から一旦ハードディスクにインストールしハ
ードディスクからRAMにロードするか、或いはハード
ディスクにインストールせずに直接RAMにロードする
ことで、当該プログラム及び関連データを実行すること
が可能となる。
【0113】この場合、本発明の実施の形態に係る無線
通信システムにおいて、本発明の伝送レート変更方法を
実行するプログラムを実行させる場合は、例えば上記図
19を参照して説明したようなコンピュータ等の装置を
介して無線通信システムを構成する送信無線装置及び受
信無線装置に当該プログラム及び関連データを供給する
か、或いは無線通信システムを構成する送信無線装置及
び受信無線装置に予め当該プログラム及び関連データを
格納しておくことで、プログラム実行が可能となる。
【0114】図18は本発明の伝送レート変更方法を実
行するプログラム及び関連データを記憶した記憶媒体の
記憶内容の構成例を示す説明図である。記憶媒体は、例
えばボリューム情報1801、ディレクトリ情報180
2、プログラム実行ファイル1803、プログラム関連
データファイル1804等の記憶内容で構成される。本
発明の伝送レート変更方法を実行するプログラムは、上
記図6〜図17の各フローチャートに基づきプログラム
コード化されたものである。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線通信
システムによれば、受信無線装置が送信無線装置からの
データの受信状態を検出し、その結果に基づき受信無線
装置から送信無線装置へ伝送効率を向上させるための適
切な処置を要求し、その要求に従い送信無線装置が処置
を実施することで、送信無線装置の操作者が気が付かな
いような最適な伝送効率を有する無線通信が可能となる
効果がある。
【0116】そのため、送信能力と受信能力の差によ
り、必ずしもデータ伝送の上りと下りで伝送路品質が一
致しているわけではないために、送信無線装置側では受
信無線装置の受信状態に気が付かずにデータ伝送すると
いう問題を解決することができ、無線通信における伝送
効率を向上させ、電波資源の有効利用を高めることがで
きるという効果がある。
【0117】更に、伝送レートが落とされていてスルー
プットが低下している場合に、伝送レートの低下を操作
者が気が付かないという問題も、伝送レートの低下を操
作者に通知して認識させることができるため、操作者の
利便性を向上させることができるという効果がある。
【0118】また、本発明の送信無線装置、本発明の受
信無線装置、本発明の伝送レート変更方法、本発明の記
憶媒体においても、上記と同様に、送信無線装置の操作
者が気が付かないような最適な伝送効率を有する無線通
信が可能となり、電波資源の有効利用を高めることがで
き、操作者の利便性を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
受信無線装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
送信無線装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
受信無線装置、送信無線装置の無線送受信部の復調部の
構成例を示すブロック図であり、(a)はスペクトラム
拡散方式による無線通信の場合における復調部の構成を
示すブロック図、(b)は狭帯域方式による無線通信の
場合における復調部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る無線通信システムに
おける伝送レートの変化を示す説明図であり、(a)は
受信レベルによる伝送レートの変化を示す説明図、
(b)は受信レベルとデータエラー頻度による伝送レー
トの変化を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
受信無線装置、送信無線装置の端末情報管理テーブルの
構成例を示すブロック図であり、(a)は送信無線装置
の端末情報管理テーブルの構成を示す説明図、(b)は
受信無線装置の端末情報管理テーブルの構成を示す説明
図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の送信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の受信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の受信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の受信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の受信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明の実施の形態に係る無線通信システム
の受信無線装置の送受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明の伝送レート変更方法を実行するプロ
グラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の
構成例を示す説明図である。
【図19】本発明の伝送レート変更方法を実行するプロ
グラム及び関連データが記憶媒体からコンピュータ等の
装置に供給される概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 無線送受信部 110 無線受信品質監視部 111 無線端末情報管理部 113 無線制御部 121 無線送受信部 130 メッセージ表示処理部 131 無線端末情報管理部 133 無線制御部

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置からの伝送レート変
    更要求に基づき前記第二の無線装置に対する伝送レート
    を低レートへ変更する制御を行う第一の通信制御手段を
    有し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータ受
    信中の受信レベルに基づき前記第一の無線装置からのデ
    ータ受信の不良状態を認識した場合に、前記第一の無線
    装置へ前記伝送レート変更要求を送信する制御を行う第
    二の通信制御手段を有することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定する設定手段と、前記設定された伝
    送レートで前記第二の無線装置へデータを送信する送信
    手段と、前記第二の無線装置からの伝送レート変更要求
    を受信する受信手段と、前記伝送レート変更要求に基づ
    き前記第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ
    変更する変更手段とを有し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信する受信手段と、前記第一の無線装置からのデータ
    受信中の受信レベルを検出する検出手段と、前記検出さ
    れた受信レベルに基づき前記第一の無線装置からのデー
    タ受信の不良状態を認識する認識手段と、受信不良状態
    と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レー
    ト変更要求を送信する送信手段とを有することを特徴と
    する無線通信システム。
  3. 【請求項3】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定する設定手段と、前記設定された伝
    送レートで前記第二の無線装置へデータを送信する送信
    手段と、前記第二の無線装置からの伝送レート変更要求
    を受信する第一の受信手段と、前記伝送レート変更要求
    に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レート
    へ変更する変更手段と、前記第二の無線装置から距離変
    更要求を受信する第二の受信手段と、前記距離変更要求
    に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨を報知
    する報知手段とを有し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信する受信手段と、前記第一の無線装置からのデータ
    受信中の複数の受信レベルを検出する検出手段と、低位
    の受信レベルが検出された場合に前記第一の無線装置か
    らのデータ受信の重度の不良状態を認識する第一の認識
    手段と、重度の受信不良状態と認識された場合に前記第
    一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信する第一
    の送信手段と、高位の受信レベルが検出された場合に前
    記第一の無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を
    認識する第二の認識手段と、軽度の受信不良状態と認識
    された場合に前記第一の無線装置へ前記距離変更要求を
    送信する第二の送信手段とを有することを特徴とする無
    線通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定する設定手段と、前記設定された伝
    送レートで前記第二の無線装置へデータを送信する送信
    手段と、該送信データに対する前記第二の無線装置から
    の応答がない場合に前記第二の無線装置へのデータ送信
    の不良状態を認識する認識手段と、送信不良状態と認識
    された場合に前記第二の無線装置への伝送レートを低レ
    ートへ変更する変更手段と、前記第二の無線装置への伝
    送レートを低レートに変更した旨を報知する報知手段と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定する設定手段と、前記設定された伝
    送レートで前記第二の無線装置へデータを送信する送信
    手段と、前記第二の無線装置から伝送レート変更要求を
    受信する受信手段と、前記伝送レート変更要求に基づき
    前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更す
    る変更手段とを有し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信する受信手段と、前記第一の無線装置からのデータ
    受信中の受信レベルとエラー頻度を検出する検出手段
    と、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデ
    ータ受信の不良状態を認識する認識手段と、受信不良状
    態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝送レ
    ート変更要求を送信する送信手段とを有することを特徴
    とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 複数の無線装置間でデータ通信を行う無
    線通信システムであって、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定する設定手段と、前記設定された伝
    送レートで前記第二の無線装置へデータを送信する送信
    手段と、前記第二の無線装置から伝送レート変更要求を
    受信する第一の受信手段と、前記伝送レート変更要求に
    基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ
    変更する変更手段と、前記第二の無線装置から距離変更
    要求を受信する第二の受信手段と、前記距離変更要求に
    基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨を報知す
    る報知手段とを有し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信する受信手段と、前記第一の無線装置からのデータ
    受信中の複数の受信レベル・エラー頻度を検出する検出
    手段と、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置から
    のデータ受信の重度の不良状態を認識する認識手段と、
    重度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線
    装置へ前記伝送レート変更要求を送信する第一の送信手
    段と、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置からの
    データ受信の軽度の不良状態を認識する認識手段と、軽
    度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装
    置へ前記距離変更要求を送信する第二の送信手段とを有
    することを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第一の無線装置が、前記第二の無線
    装置への伝送レートを低レートに変更した旨を報知する
    報知手段を有することを特徴とする請求項1、2、5の
    何れかに記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、報知用のメッセージを
    表示出力或いは音声出力することを特徴とする請求項
    3、4、6、7の何れかに記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の受信レベルとは、受信レベル
    が最も高くデータエラーが無い良好な無線通信が可能な
    受信レベル、伝送エラーが発生して伝送効率が低下する
    可能性がある受信レベル、データエラー頻度が高く実質
    的な伝送レートがかなり低くなる可能性がある受信レベ
    ルを含むことを特徴とする請求項3記載の無線通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記複数の受信レベル・エラー頻度と
    は、受信レベルが最も高くデータエラーが無い良好な無
    線通信が可能な受信レベル・エラー頻度、伝送エラーが
    発生して伝送効率が低下する可能性がある受信レベル・
    エラー頻度、データエラー頻度が高く実質的な伝送レー
    トがかなり低くなる可能性がある受信レベル・エラー頻
    度を含むことを特徴とする請求項6記載の無線通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置からの伝送レート変更要求に基づき、
    前記受信無線装置に対する伝送レートを低レートへ変更
    する制御を行う通信制御手段を有することを特徴とする
    送信無線装置。
  12. 【請求項12】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置に対する送信データの伝送レートを設
    定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前記受
    信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受信無
    線装置からの伝送レート変更要求を受信する受信手段
    と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線装置
    に対する伝送レートを低レートへ変更する変更手段とを
    有することを特徴とする送信無線装置。
  13. 【請求項13】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置に対する送信データの伝送レートを設
    定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前記受
    信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受信無
    線装置からの伝送レート変更要求を受信する第一の受信
    手段と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線
    装置への伝送レートを低レートへ変更する変更手段と、
    前記受信無線装置から距離変更要求を受信する第二の受
    信手段と、前記距離変更要求に基づき前記受信無線装置
    との距離を狭める旨を報知する報知手段とを有すること
    を特徴とする送信無線装置。
  14. 【請求項14】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置に対する送信データの伝送レートを設
    定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前記受
    信無線装置へデータを送信する送信手段と、該送信デー
    タに対する前記受信無線装置からの応答がない場合に前
    記受信無線装置へのデータ送信の不良状態を認識する認
    識手段と、送信不良状態と認識された場合に前記受信無
    線装置への伝送レートを低レートへ変更する変更手段
    と、前記受信無線装置への伝送レートを低レートに変更
    した旨を報知する報知手段とを有することを特徴とする
    送信無線装置。
  15. 【請求項15】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置に対する送信データの伝送レートを設
    定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前記受
    信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受信無
    線装置から伝送レート変更要求を受信する受信手段と、
    前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線装置への
    伝送レートを低レートへ変更する変更手段とを有するこ
    とを特徴とする送信無線装置。
  16. 【請求項16】 受信無線装置との間でデータ通信を行
    う送信無線装置であって、 前記受信無線装置に対する送信データの伝送レートを設
    定する設定手段と、前記設定された伝送レートで前記受
    信無線装置へデータを送信する送信手段と、前記受信無
    線装置から伝送レート変更要求を受信する第一の受信手
    段と、前記伝送レート変更要求に基づき前記受信無線装
    置への伝送レートを低レートへ変更する変更手段と、前
    記受信無線装置から距離変更要求を受信する第二の受信
    手段と、前記距離変更要求に基づき前記受信無線装置と
    の距離を狭める旨を報知する報知手段とを有することを
    特徴とする送信無線装置。
  17. 【請求項17】 前記受信無線装置への伝送レートを低
    レートに変更した旨を報知する報知手段を有することを
    特徴とする請求項11、12、15の何れかに記載の送
    信無線装置。
  18. 【請求項18】 前記報知手段は、報知用のメッセージ
    を表示出力或いは音声出力することを特徴とする請求項
    13、14、16、17の何れかに記載の送信無線装
    置。
  19. 【請求項19】 送信無線装置との間でデータ通信を行
    う受信無線装置であって、 前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベルに基
    づき前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態を認
    識した場合に、前記送信無線装置へ伝送レート変更要求
    を送信する制御を行う通信制御手段を有することを特徴
    とする受信無線装置。
  20. 【請求項20】 送信無線装置との間でデータ通信を行
    う受信無線装置であって、 前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段と、
    前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベルを検
    出する検出手段と、前記検出された受信レベルに基づき
    前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態を認識す
    る認識手段と、受信不良状態と認識された場合に前記送
    信無線装置へ伝送レート変更要求を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする受信無線装置。
  21. 【請求項21】 送信無線装置との間でデータ通信を行
    う受信無線装置であって、 前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段と、
    前記送信無線装置からのデータ受信中の複数の受信レベ
    ルを検出する検出手段と、低位の受信レベルが検出され
    た場合に前記送信無線装置からのデータ受信の重度の不
    良状態を認識する第一の認識手段と、重度の受信不良状
    態と認識された場合に前記送信無線装置へ伝送レート変
    更要求を送信する第一の送信手段と、高位の受信レベル
    が検出された場合に前記送信無線装置からのデータ受信
    の軽度の不良状態を認識する第二の認識手段と、軽度の
    受信不良状態と認識された場合に前記送信無線装置へ距
    離変更要求を送信する第二の送信手段とを有することを
    特徴とする受信無線装置。
  22. 【請求項22】 送信無線装置との間でデータ通信を行
    う受信無線装置であって、 前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段と、
    前記送信無線装置からのデータ受信中の受信レベルとエ
    ラー頻度を検出する検出手段と、前記検出結果に基づき
    前記送信無線装置からのデータ受信の不良状態を認識す
    る認識手段と、受信不良状態と認識された場合に前記送
    信無線装置へ伝送レート変更要求を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする受信無線装置。
  23. 【請求項23】 送信無線装置との間でデータ通信を行
    う受信無線装置であって、 前記送信無線装置からのデータを受信する受信手段と、
    前記送信無線装置からのデータ受信中の複数の受信レベ
    ル・エラー頻度を検出する検出手段と、前記検出結果に
    基づき前記送信無線装置からのデータ受信の重度の不良
    状態を認識する認識手段と、重度の受信不良状態と認識
    された場合に前記送信無線装置へ伝送レート変更要求を
    送信する第一の送信手段と、前記検出結果に基づき前記
    送信無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を認識
    する認識手段と、軽度の受信不良状態と認識された場合
    に前記送信無線装置へ距離変更要求を送信する第二の送
    信手段とを有することを特徴とする受信無線装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の受信レベルとは、受信レベ
    ルが最も高くデータエラーが無い良好な無線通信が可能
    な受信レベル、伝送エラーが発生して伝送効率が低下す
    る可能性がある受信レベル、データエラー頻度が高く実
    質的な伝送レートがかなり低くなる可能性がある受信レ
    ベルを含むことを特徴とする請求項21記載の受信無線
    装置。
  25. 【請求項25】 前記複数の受信レベル・エラー頻度と
    は、受信レベルが最も高くデータエラーが無い良好な無
    線通信が可能な受信レベル・エラー頻度、伝送エラーが
    発生して伝送効率が低下する可能性がある受信レベル・
    エラー頻度、データエラー頻度が高く実質的な伝送レー
    トがかなり低くなる可能性がある受信レベル・エラー頻
    度を含むことを特徴とする請求項23記載の受信無線装
    置。
  26. 【請求項26】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置からの伝送レート変
    更要求に基づき前記第二の無線装置に対する伝送レート
    を低レートへ変更する制御を行い、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータ受
    信中の受信レベルに基づき前記第一の無線装置からのデ
    ータ受信の不良状態を認識した場合に、前記第一の無線
    装置へ前記伝送レート変更要求を送信する制御を行うこ
    とを特徴とする伝送レート変更方法。
  27. 【請求項27】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定し、前記設定された伝送レートで前
    記第二の無線装置へデータを送信し、前記第二の無線装
    置からの伝送レート変更要求を受信し、前記伝送レート
    変更要求に基づき前記第二の無線装置に対する伝送レー
    トを低レートへ変更し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信中の受信
    レベルを検出し、前記検出された受信レベルに基づき前
    記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を認識
    し、受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装
    置へ前記伝送レート変更要求を送信することを特徴とす
    る伝送レート変更方法。
  28. 【請求項28】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定し、前記設定された伝送レートで前
    記第二の無線装置へデータを送信し、前記第二の無線装
    置からの伝送レート変更要求を受信し、前記伝送レート
    変更要求に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを
    低レートへ変更し、前記第二の無線装置から距離変更要
    求を受信し、前記距離変更要求に基づき前記第二の無線
    装置との距離を狭める旨を報知し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信中の複数
    の受信レベルを検出し、低位の受信レベルが検出された
    場合に前記第一の無線装置からのデータ受信の重度の不
    良状態を認識し、重度の受信不良状態と認識された場合
    に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信
    し、高位の受信レベルが検出された場合に前記第一の無
    線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を認識し、軽
    度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装
    置へ前記距離変更要求を送信することを特徴とする伝送
    レート変更方法。
  29. 【請求項29】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定し、前記設定された伝送レートで前
    記第二の無線装置へデータを送信し、該送信データに対
    する前記第二の無線装置からの応答がない場合に前記第
    二の無線装置へのデータ送信の不良状態を認識し、送信
    不良状態と認識された場合に前記第二の無線装置への伝
    送レートを低レートへ変更し、前記第二の無線装置への
    伝送レートを低レートに変更した旨を報知することを特
    徴とする伝送レート変更方法。
  30. 【請求項30】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定し、前記設定された伝送レートで前
    記第二の無線装置へデータを送信し、前記第二の無線装
    置から伝送レート変更要求を受信し、前記伝送レート変
    更要求に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低
    レートへ変更し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信中の受信
    レベルとエラー頻度を検出し、前記検出結果に基づき前
    記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を認識
    し、受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装
    置へ前記伝送レート変更要求を送信することを特徴とす
    る伝送レート変更方法。
  31. 【請求項31】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法であ
    って、 第一の無線装置が、第二の無線装置に対する送信データ
    の伝送レートを設定し、前記設定された伝送レートで前
    記第二の無線装置へデータを送信し、前記第二の無線装
    置から伝送レート変更要求を受信し、前記伝送レート変
    更要求に基づき前記第二の無線装置への伝送レートを低
    レートへ変更し、前記第二の無線装置から距離変更要求
    を受信し、前記距離変更要求に基づき前記第二の無線装
    置との距離を狭める旨を報知し、 第二の無線装置が、前記第一の無線装置からのデータを
    受信し、前記第一の無線装置からのデータ受信中の複数
    の受信レベル・エラー頻度を検出し、前記検出結果に基
    づき前記第一の無線装置からのデータ受信の重度の不良
    状態を認識し、重度の受信不良状態と認識された場合に
    前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信
    し、前記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデ
    ータ受信の軽度の不良状態を認識し、軽度の受信不良状
    態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記距離変
    更要求を送信することを特徴とする伝送レート変更方
    法。
  32. 【請求項32】 前記第一の無線装置が、前記第二の無
    線装置への伝送レートを低レートに変更した旨を報知す
    ることを特徴とする請求項26、27、30の何れかに
    記載の伝送レート変更方法。
  33. 【請求項33】 前記報知は、報知用のメッセージの表
    示出力或いは音声出力により行われることを特徴とする
    請求項28、29、31、32の何れかに記載の伝送レ
    ート変更方法。
  34. 【請求項34】 前記複数の受信レベルとは、受信レベ
    ルが最も高くデータエラーが無い良好な無線通信が可能
    な受信レベル、伝送エラーが発生して伝送効率が低下す
    る可能性がある受信レベル、データエラー頻度が高く実
    質的な伝送レートがかなり低くなる可能性がある受信レ
    ベルを含むことを特徴とする請求項28記載の伝送レー
    ト変更方法。
  35. 【請求項35】 前記複数の受信レベル・エラー頻度と
    は、受信レベルが最も高くデータエラーが無い良好な無
    線通信が可能な受信レベル・エラー頻度、伝送エラーが
    発生して伝送効率が低下する可能性がある受信レベル・
    エラー頻度、データエラー頻度が高く実質的な伝送レー
    トがかなり低くなる可能性がある受信レベル・エラー頻
    度を含むことを特徴とする請求項31記載の伝送レート
    変更方法。
  36. 【請求項36】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置からの伝送レート変更要求に基づき前記
    第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ変更す
    る制御を行う第一の通信制御ステップと、第二の無線装
    置において、前記第一の無線装置からのデータ受信中の
    受信レベルに基づき前記第一の無線装置からのデータ受
    信の不良状態を認識した場合に、前記第一の無線装置へ
    前記伝送レート変更要求を送信する制御を行う第二の通
    信制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを設定
    する設定ステップと、前記設定された伝送レートで前記
    第二の無線装置へデータを送信する送信ステップと、前
    記第二の無線装置からの伝送レート変更要求を受信する
    受信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づき前記
    第二の無線装置に対する伝送レートを低レートへ変更す
    る変更ステップと、第二の無線装置において、前記第一
    の無線装置からのデータを受信する受信ステップと、前
    記第一の無線装置からのデータ受信中の受信レベルを検
    出する検出ステップと、前記検出された受信レベルに基
    づき前記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を
    認識する認識ステップと、受信不良状態と認識された場
    合に前記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送
    信する送信ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  38. 【請求項38】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを設定
    する設定ステップと、前記設定された伝送レートで前記
    第二の無線装置へデータを送信する送信ステップと、前
    記第二の無線装置からの伝送レート変更要求を受信する
    第一の受信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づ
    き前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更
    する変更ステップと、前記第二の無線装置から距離変更
    要求を受信する第二の受信ステップと、前記距離変更要
    求に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨を報
    知する報知ステップと、第二の無線装置において、前記
    第一の無線装置からのデータを受信する受信ステップ
    と、前記第一の無線装置からのデータ受信中の複数の受
    信レベルを検出する検出ステップと、低位の受信レベル
    が検出された場合に前記第一の無線装置からのデータ受
    信の重度の不良状態を認識する第一の認識ステップと、
    重度の受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線
    装置へ前記伝送レート変更要求を送信する第一の送信ス
    テップと、高位の受信レベルが検出された場合に前記第
    一の無線装置からのデータ受信の軽度の不良状態を認識
    する第二の認識ステップと、軽度の受信不良状態と認識
    された場合に前記第一の無線装置へ前記距離変更要求を
    送信する第二の送信ステップとを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  39. 【請求項39】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを設定
    する設定ステップと、前記設定された伝送レートで前記
    第二の無線装置へデータを送信する送信ステップと、該
    送信データに対する前記第二の無線装置からの応答がな
    い場合に前記第二の無線装置へのデータ送信の不良状態
    を認識する認識ステップと、送信不良状態と認識された
    場合に前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ
    変更する変更ステップと、前記第二の無線装置への伝送
    レートを低レートに変更した旨を報知する報知ステップ
    とを有することを特徴とする記憶媒体。
  40. 【請求項40】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを設定
    する設定ステップと、前記設定された伝送レートで前記
    第二の無線装置へデータを送信する送信ステップと、前
    記第二の無線装置から伝送レート変更要求を受信する受
    信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づき前記第
    二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更する変更
    ステップと、第二の無線装置において、前記第一の無線
    装置からのデータを受信する受信ステップと、前記第一
    の無線装置からのデータ受信中の受信レベルとエラー頻
    度を検出する検出ステップと、前記検出結果に基づき前
    記第一の無線装置からのデータ受信の不良状態を認識す
    る認識ステップと、受信不良状態と認識された場合に前
    記第一の無線装置へ前記伝送レート変更要求を送信する
    送信ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  41. 【請求項41】 複数の無線装置間でデータ通信を行う
    無線通信システムに適用される伝送レート変更方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記伝送レート変更方法は、第一の無線装置において、
    第二の無線装置に対する送信データの伝送レートを設定
    する設定ステップと、前記設定された伝送レートで前記
    第二の無線装置へデータを送信する送信ステップと、前
    記第二の無線装置から伝送レート変更要求を受信する第
    一の受信ステップと、前記伝送レート変更要求に基づき
    前記第二の無線装置への伝送レートを低レートへ変更す
    る変更ステップと、前記第二の無線装置から距離変更要
    求を受信する第二の受信ステップと、前記距離変更要求
    に基づき前記第二の無線装置との距離を狭める旨を報知
    する報知ステップと、第二の無線装置において、前記第
    一の無線装置からのデータを受信する受信ステップと、
    前記第一の無線装置からのデータ受信中の複数の受信レ
    ベル・エラー頻度を検出する検出ステップと、前記検出
    結果に基づき前記第一の無線装置からのデータ受信の重
    度の不良状態を認識する認識ステップと、重度の受信不
    良状態と認識された場合に前記第一の無線装置へ前記伝
    送レート変更要求を送信する第一の送信ステップと、前
    記検出結果に基づき前記第一の無線装置からのデータ受
    信の軽度の不良状態を認識する認識ステップと、軽度の
    受信不良状態と認識された場合に前記第一の無線装置へ
    前記距離変更要求を送信する第二の送信ステップとを有
    することを特徴とする記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記第一の無線装置により前記第二の
    無線装置への伝送レートを低レートに変更した旨を報知
    する報知ステップを有することを特徴とする請求項3
    6、37、40の何れかに記載の記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記報知ステップでは、報知用のメッ
    セージを表示出力或いは音声出力することを特徴とする
    請求項38、39、41、42の何れかに記載の記憶媒
    体。
  44. 【請求項44】 前記複数の受信レベルとは、受信レベ
    ルが最も高くデータエラーが無い良好な無線通信が可能
    な受信レベル、伝送エラーが発生して伝送効率が低下す
    る可能性がある受信レベル、データエラー頻度が高く実
    質的な伝送レートがかなり低くなる可能性がある受信レ
    ベルを含むことを特徴とする請求項38記載の伝送レー
    ト変更方法。
  45. 【請求項45】 前記複数の受信レベル・エラー頻度と
    は、受信レベルが最も高くデータエラーが無い良好な無
    線通信が可能な受信レベル・エラー頻度、伝送エラーが
    発生して伝送効率が低下する可能性がある受信レベル・
    エラー頻度、データエラー頻度が高く実質的な伝送レー
    トがかなり低くなる可能性がある受信レベル・エラー頻
    度を含むことを特徴とする請求項41記載の記憶媒体。
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