JP2001308955A - 伝送方法 - Google Patents
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- Debugging And Monitoring (AREA)
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Abstract
誤りが許容される伝送において、伝送効率を向上させる
ことができるようにした伝送方法を提供する。 【解決手段】 相手機器の接続を検出するとともに伝送
の取り決めを行う接続確立ステップと、該接続確立ステ
ップの後にデータ伝送を開始し、伝送異常が発生したと
見なすまではデータ伝送を続行する伝送実行ステップと
を有する伝送方法において、伝送実行ステップでは、受
信データに誤りが発生する頻度を求めるとともに、受信
データに誤りが発生する頻度が所定値になった場合に伝
送異常が発生したと見なすようにした。
Description
送を行う伝送方法に関するものである。
394−1995(以下、「IEEE1394」と略記
する)は、コンピュータやデジタルカメラなどの情報機
器間で映像などの大量のデータを高速に伝送するために
定められたものである。IEEE1394では、4本の
電気信号線(2対のツイストペア線)を用いて双方向の
データ伝送を実現している。
送中は、送信権を得た機器のみが、2対のツイストペア
線の両方を用いて、データと、受信側でクロックを再生
するためのストローブの送信を行う。データの送信権の
調停を行う場合には、両側の機器が同時にツイストペア
線上に調停信号をドライブし、自分がドライブした調停
信号とツイストペア線上に現れた信号との電位の状態を
比較することによって、相手がどの調停信号をドライブ
しているかを判定するという方法で行う。
検討が進められているp1394bでは、2本の光ファ
イバを用いて、IEEE1394に準拠したデータ伝送
を行う。光ファイバ上では、前述したようなデータ及び
ストローブの送信ができないため、送信するビット列に
よっては、受信側でクロックを再生できなくなることが
ある。このため、データ自体にクロック情報を重畳した
符号化を行って送信する。p1394bでは、8B10
Bという符号化方式を用いている。また、光ファイバ上
では、IEEE1394で行っているような信号の重ね
合わせによる調停ができないため、上記符号化方式によ
りデータを符号化した場合には発生しないコードを制御
コードとして割り当て、制御コードの交換を双方向で行
うことによって調停を行う。
うときに用いる信号とは異なる信号(以下、「トーン信
号」と称する)を交換することによって、相手機器の接
続を検出するとともに伝送速度などの取り決めを行い、
自機器と相手機器との接続を確立させる(接続確立ステ
ップ)。自機器と相手機器との接続が確立すると、デー
タ伝送を開始する(伝送実行ステップ)。具体的には、
まずは、所定のコードを相手機器と交換することにより
キャラクタ同期を確立させ(同期確立ステップ)、その
後、制御コードやデータコードを用いて通常のデータ伝
送を行う(通常伝送ステップ)。
アクティブとなる2値の信号(以下、「SD信号」と称
する)を生成するようになっており、接続が解除(具体
的には、相手機器との接続が物理的に解除されたり、相
手機器が電源オフなどにより送信不能になること)され
ると、相手機器からの信号が受信されない状態になり、
SD信号が非アクティブとなるので、SD信号により接
続の解除を容易に検出することができる。そして、接続
の解除を検出したときには、トーン信号を用いて接続を
確立させるステップに戻るようになっている。
各ノードが何らかの信号を常時送信し続けるようになっ
ている。また、SD信号は、例えば、受信した信号でコ
ンデンサを充放電することにより生成される。また、S
D信号は、トーン信号の受信時にはアクティブと非アク
ティブの状態を繰り返すのに対して、データ信号の受信
時には連続的にアクティブとなるので、受信側では送信
側でのデータ送信の開始を容易に検出することができ
る。
送を行っている間に、相手機器が送信し得ないコード
(以下、「不正なコード」と称する)を受信した場合に
は、伝送異常が発生したと見なして、キャラクタ同期を
確立させるステップに戻る。
2本の光ファイバを用いた光双方向伝送であるが、低コ
スト化、省スペース化などのために、1本の光ファイバ
を用いてIEEE1394に準拠したデータ伝送を実現
する動きが見られる。
タ伝送においては、同じ制御コードを続けて送信する場
合があり、キャラクタ同期が確保されていれば、例えば
その中の1つのキャラクタが誤って受信されても、問題
なくデータ転送を続けられることが多い。
双方向伝送を行う場合、2本の光ファイバを用いる場合
に比して、受信データの誤りが発生する確率が高くな
る。このため、p1394bのように不正なコードの受
信によって伝送異常を検出していたのでは、必要以上に
データ伝送が中断されてしまい、伝送の効率が悪化する
という問題がある。
送では、発光部と受光部とを光学的に分離できないの
で、相手機器の発光部が発した光(以下、「相手光」と
称する)に加えて、相手機器に対して自機器の発光部が
発した光の伝送路等による反射光(以下、「迷光」と称
する)が自機器の受光部で受光される。すなわち、実際
に受光部で受ける光は、相手光と迷光とを重ね合わせた
ものとなる。
を、その強度に応じて2値の電気信号に変換するが、伝
送路の長さが一定ではなく、また、発光素子の性能にあ
る程度のばらつきがあり、相手光のレベルが伝送相手に
よって異なるので、上記閾値を固定することはできず、
強い光を受け続けると閾値が高くなり、弱い光を受け続
けると閾値が低くなるというように、受信光のレベルに
応じて閾値を変動させるようになっている。
まう(すなわち、光の発光を停止してしまう)と、相手
ノードの受光部では上記閾値が低下してしまうので、こ
れを避けるために、各ノードは何らかの信号を常時送信
し続けるようになっている。また、同じ信号を送信し続
けても相手ノードの受光部での閾値の上昇及び下降を招
かないようなコードが各信号に割り当てられている。
く、相手光を受信している間は閾値が迷光のレベルより
も高くなるので、相手光の受信に迷光が影響することは
ないが、相手光がなくなると(言い換えれば、接続が解
除されると)、閾値が低下するので、やがては迷光が受
信されるようになる。このため、接続が解除されても、
迷光の受信により、SD信号がアクティブになることが
あり、p1394bのようにSD信号だけでは接続の解
除を検出することができない場合がある。
に、接続が解除された場合には、トーン信号を用いて接
続を確立させるステップまで戻る必要があるが、伝送異
常が発生した場合には、接続が解除されたわけではない
ので、同期を確立させるステップに戻ればよい。
双方向伝送では、ビットがずれるなどして迷光が不正な
コードとして受信されることがあるので、実際には接続
が解除されているにもかかわらず、伝送異常が発生した
と誤検出してしまう可能性がある。このように、伝送異
常の発生を誤検出した場合に、同期を確立させるステッ
プに戻ってしまうと、迷光を受信するため、同期を確立
させるステップに何度も入ってしまい、通常のデータ伝
送に復帰できなくなる。
方向伝送では、伝送異常の発生が検出された場合であっ
ても、接続の解除が検出された場合と同じく、トーン信
号を用いて接続を確立させるステップまで戻る必要があ
るが、同ステップの完了に要する時間は同期を確立させ
るステップの完了に要する時間に比してはるかに長いの
で、伝送異常から通常のデータ伝送に復帰するまでに要
する時間が非常に長くなってしまう。尚、バス型の通信
においては、バスの一部の障害が他の部分にも悪影響を
及ぼすので、伝送異常から通常のデータ伝送に復帰する
までに要する時間はできるだけ短いことが望まれる。
く、かつ、ある程度の誤りが許容される伝送において、
伝送効率を向上させることができるようにした伝送方法
を提供することを目的とする。
た双方向伝送において、接続の解除をより確実に検出す
ることができるようにした伝送方法を提供することを目
的とする。
いた双方向伝送において、通常のデータ伝送に必ず復帰
できるようにした上で、伝送異常が発生してから通常の
データ伝送に復帰するまでに要する時間を短縮すること
ができるようにした伝送方法を提供することを目的とす
る。
め、本発明では、相手機器の接続を検出するとともに伝
送の取り決めを行う接続確立ステップと、該接続確立ス
テップの後にデータ伝送を開始し、伝送異常が発生した
と見なすまでデータ伝送を続行する伝送実行ステップと
を有する伝送方法において、前記伝送実行ステップで
は、受信データに誤りが発生する頻度を求めるととも
に、受信データに誤りが発生する頻度が所定値になった
場合に伝送異常が発生したと見なすようにしている。こ
れにより、不正なコードを頻繁に受信しない限りは、通
常のデータ転送を続行するようになる。
いて双方向でデータ伝送を行う伝送方法であり、かつ、
相手機器の接続を検出するとともに伝送の取り決めを行
う接続確立ステップと、該接続確立ステップの後にデー
タ伝送を開始し、伝送異常が発生したと見なすまでデー
タ伝送を続行する伝送実行ステップとを有する伝送方法
において、自機器が送信するコードの一部が相手機器が
送信し得ないコードとなるようにコードの割り当てを行
っているとともに、前記伝送実行ステップでは、相手機
器が送信し得ないコードを受信した場合に伝送異常が発
生したと見なすようにしている。これにより、受信して
いる光が相手光であるのか、それとも、迷光であるのか
をコードによって区別することができるようになる。
と相手機器との間で各々がどのコードを使用するかを決
定しておく必要があり、この決定の方法はいくつか考え
られるが、本発明では、その方法については言及せず、
トーン信号を用いて相手機器との接続を確立させるステ
ップで決定されるものとする。
するとともに伝送の取り決めを行う接続確立ステップ
と、該接続確立ステップの後にデータ伝送を開始し、伝
送異常が発生したと見なすまでデータ伝送を続行する伝
送実行ステップとを有し、前記伝送実行ステップが、キ
ャラクタ同期を確立させる同期確立ステップと、該同期
確立ステップの後に通常のデータ伝送を行う通常伝送ス
テップとから成る伝送方法において、前記通常伝送ステ
ップで伝送異常が発生したと見なした場合には、その時
間帯に応じて前記接続確立ステップまたは前記同期確立
ステップへ移行するようにしている。
は、キャラクタ同期を確立させるステップに戻る可能性
が生じ、また、接続が解除されたにもかかわらず伝送異
常が発生したと誤検出した場合に、キャラクタ同期を確
立させるステップに戻ったとしても、同ステップにはま
り込んで、トーン信号を用いて相手機器との接続を確立
させるステップに戻らなくなってしまうことはない。
を参照しながら説明する。本発明の第1実施形態である
データ伝送方法における伝送手順について図1に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、トーン信号を用
いて接続を確立させる(S101)。次に、キャラクタ
同期を確立させる(S102)。次に、invalid
_countという変数を0にリセットする(S10
3)。次に、VALID_FLAGという変数を0にリ
セットする(S104)。
に、S105で受信したコードが不正なコードであるか
否かを判定し、不正なコードであれば(S106のYE
S)、S107へ移行し、一方、不正なコードでなけれ
ば(S106のNO)、S109へ移行する。
tの値を1だけ増加させる。S107の後は、inva
lid_countの値が4であるか否かを判定する
(S108)。invalid_countの値が4で
あれば(S108のYES)、伝送異常が発生したと見
なして、トーン信号を用いて接続を確立させるステップ
(S101)へ移行する。一方、invalid_co
untの値が4でなければ(S108のNO)、S10
4へ移行して、VALID_FLAGを0にリセットす
る。
を参照し、VALID_FLAGの値が1でなければ
(S109のNO)、S110へ移行し、一方、VAL
ID_FLAGの値が1であれば(S109のYE
S)、S111へ移行する。S110では、VALID
_FLAGの値を1にセットする。S110の後は、S
105へ移行して、コードを受信する。
tの値を参照し、invalid_countの値が0
であれば(S111のYES)、S105へ移行して、
コードを受信し、一方、invalid_countの
値が0でなければ(S111のNO)、invalid
_countの値を1だけ減少させる(S112)。S
112の後は、S104へ移行して、VALID_FL
AGを0にリセットする。
(S102)においても、キャラクタ同期を確立させた
後に行われるS103〜S112と同じ処理を行うよう
になっており、伝送異常が発生したと見なした場合には
トーン信号を用いて接続を確立させるステップ(S10
1)へ移行するようになっている。
untの値を、不正なコードを1つ受信する度に1だけ
増加させるとともに、正常なコード(相手機器が送信し
得るコード)を2つ連続して受信する度に1だけ減少さ
せる操作を行い、invalid_countの値が4
になった時点で、すなわち、受信データの誤りが発生す
る頻度を測定し、受信データの誤りが発生する頻度が高
すぎる場合には、伝送異常が発生したと見なすようにな
っている。
よれば、受信データに誤りが頻繁に発生しない(正確に
は、不正なコードを頻繁に受信しない)限りは、通常の
データ転送を続行するので、1本の光ファイバを用いた
IEEE1394に準拠したデータ伝送など、誤り発生
率が比較的高く、かつ、ある程度の誤りが許容される伝
送において、必要以上にデータ転送が中断されることは
なくなり、伝送の効率を向上させることができるように
なる。
1本の光ファイバを用いてIEEE1394に準拠した
データ伝送に関するものである。本第2実施形態では、
接続された2つの機器の一方がPrimary、他方が
Secondaryになるように、トーン信号を用いて
接続を確立させる際に決定されるようになっている。そ
して、自機器がPrimaryであるかSeconda
ryであるかによって、受信時、及び、送信すべきコー
ドがないときに送信するIDLEコードが異なるととも
に、どちらのIDLEコードも通常のデータ伝送時には
送信する可能性のないコードとなるように、コードの割
り当てが行われている。
を図2に示す。PrimaryとなったノードのIDL
EコードであるP_IDLE、Secondaryとな
ったノードのIDLEコードであるS_IDLEは共
に、連続送信中にビットずれが生じても、他の制御コー
ドや8B10Bで符号化されたデータコードと一致しな
いパターンになっている。また、逆に、他の制御コード
や8B10Bで符号化されたデータコードは、連続送信
中にビットずれが生じても、P_IDLE及びS_ID
LEと一致しないパターンになっている。
図3に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ト
ーン信号を用いて接続を確立させる(S301)。次
に、キャラクタ同期を確立させる(S302)。次に、
コードを1キャラクタ受信する(S303)。次に、S
303で受信したコードが自機器が送信するIDLEコ
ードであれば(S304のYES)、S305へ移行
し、一方、自機器が送信するIDLEコードでなければ
(S304のNO)、S303へ移行する。
する。S305の後は、S305で受信したコードが自
機器が送信するIDLEコードであれば(S306のY
ES)、接続が解除されたと見なして、トーン信号を用
いて接続を確立させるステップ(S301)へ移行し、
一方、自機器が送信するIDLEコードでなければ(S
306のNO)、S303へ移行する。
(S302)においても、キャラクタ同期を確立させた
後に行われるS303〜S306と同じ処理を行うよう
になっており、接続が解除されたと見なした場合にはト
ーン信号を用いて接続を確立させるステップ(S30
1)へ移行するようになっている。
なった場合における各信号のタイミングチャートを図4
に示す。401は相手機器の送信信号であるが、時刻4
06で途絶えている。402は相手機器の送信信号を光
強度のレベルで表したものである。尚、簡便のため、
1、0が連続するパターンになっているが、1、0が連
続するコードを送信しているということを表しているわ
けではない。
Eコードを繰り返し送信している。404は自機器の送
信信号を光強度のレベルで表したものである。尚、簡便
のため、1、0が連続するパターンになっているが、
1、0が連続するコードを送信しているということを表
しているわけではない。
ルで表したものである。これは、相手機器の送信光(相
手光)と自機器の戻り光(迷光)とを重ね合わせたもの
となっている。時刻406までは、相手光があるために
受信光を2値の電気信号に変換するための閾値がある程
度の高さに維持されるので、相手光に比して迷光のレベ
ルは十分に小さいことから、迷光は受信されず、相手光
のみが受信される。これに対して、時刻406以降は、
相手光がなくなるので、上記閾値が低下することによっ
て、ある時間後、迷光が受信され始める。
りが発生しなかったとすると、ビットがずれていなけれ
ば、自機器のIDLEコードが受信されることになるの
で、図3に示した処理により、自機器のIDLEコード
が2つ受信された時点で接続が解除されたと見なされ
る。
合に、誤りが発生しなかったとすると、ビットがずれた
としても、不正なコードとして受信されることになるの
で、例えば、上記第1実施形態の方法を併用するように
しておけば、伝送異常が発生したと見なして処理を進め
ることができるようになる。
している間に接続が解除されたとしても、IEEE13
94のプロトコルにおいては、接続の解除を検出しない
限りはいつかはIDLEコードを送信するはずであるの
で、接続の解除を検出することができる。
相手機器が送信しないコードとなるようにコードの割り
当てを行うことも考えられるが、接続の解除をより確実
に検出するためには、上記理由からIDLEコードを相
手機器が送信しないコードとなるようにコードの割り当
てを行うことが望ましい。
信している光が相手光であるのか、それとも、迷光であ
るのかをコードによって区別することができるので、1
本の光ファイバを用いた双方向伝送において、接続の解
除をより確実に検出することができるようになる。
1本の光ファイバを用いてIEEE1394に準拠した
データ伝送に関するものである。本第3実施形態におけ
る伝送手順について図5に示すフローチャートを用いて
説明する。まず、トーン信号を用いて接続を確立させる
(S501)。次に、キャラクタ同期を確立させる(S
502)。次に、タイマをリスタートさせる(S50
3)。次に、invalid_countという変数を
0にリセットする(S504)。次に、VALID_F
LAGという変数を0にリセットする(S505)。
に、S506で受信したコードが不正なコードであるか
否かを判定し、不正なコードであれば(S507のYE
S)、S508へ移行し、一方、不正なコードでなけれ
ば(S507のNO)、S511へ移行する。
tの値を1だけ大きくする。S508の後は、inva
lid_countの値が4であるか否かを判定する
(S509)。invalid_countの値が4で
なければ(S509のNO)、S505へ移行して、V
ALID_FLAGを0にリセットする。
4であれば(S509のYES)、伝送異常が発生した
と見なして、タイマのカウント値が所定値よりも大きけ
れば(S510のYES)、キャラクタ同期を確立させ
るステップ(S502)へ移行し、一方、タイマのカウ
ント値が所定値よりも大きくなければ(S510のN
O)、トーン信号を用いて接続を確立させるステップ
(S501)へ移行する。
を参照し、VALID_FLAGの値が1でなければ
(S511のNO)、S512へ移行し、一方、VAL
ID_FLAGの値が1であれば(S511のYE
S)、S513へ移行する。S512では、VALID
_FLAGの値を1にセットする。S512の後は、S
506へ移行して、コードを受信する。
tの値を参照し、invalid_countの値が0
であれば(S513のYES)、S506へ移行して、
コードを受信し、一方、invalid_countの
値が0でなければ(S513のNO)、invalid
_countの値を1だけ減少させる(S514)。S
514の後は、S505へ移行して、VALID_FL
AGを0にリセットする。
(S502)においても、キャラクタ同期を確立させた
後に行われる処理と同じようにして、伝送異常が発生し
たと見なすようになっている。但し、キャラクタ同期を
確立させるステップ(S502)で伝送異常が発生した
と見なした場合にはトーン信号を用いて接続を確立させ
るステップ(S501)へ移行するようになっている。
した後に、不正なコードが頻繁に受信されたことによっ
て伝送異常が発生したと見なした場合には、その時間帯
に応じてトーン信号を用いて接続を確立させるステップ
またはキャラクタ同期を確立させるステップへ移行す
る。伝送異常を検出した時間帯と移行するステップとの
関係を図6を用いて説明する。
を検出した際に、相手機器との接続を確立させるために
トーン信号を送信し始めた時刻である。602は、相手
機器との接続が確立した後に、キャラクタ同期を確立さ
せるために所定のコードを送信し始めた時刻である。6
03はキャラクタ同期が確立した後に、通常のデータ伝
送を開始する時刻である。
ステップに要する時間604は約400[ms]である。
これに対して、キャラクタ同期を確立させるステップに
要する時間605は約160[μs]であり、トーン信号
を用いて接続を確立させるステップは、キャラクタ同期
を確立させるステップに比して、はるかに長い時間を要
する。
タ伝送を行っている期間606において、通常のデータ
伝送を開始してから所定時間が経過するまでの期間60
7で伝送異常を検出した場合には、トーン信号を用いて
接続を確立させるステップまで戻り、一方、上記期間6
07以外の期間608で伝送異常を検出した場合には、
キャラクタ同期を確立させるステップに戻る。尚、期間
607は、伝送異常を検出するのに要する時間よりも長
い適当な時間に設定するが、約125[μs]ほどで十分
であり、トーン信号を用いて接続を確立させるステップ
に要する時間に比してはるかに短い。
接続が解除されたため、迷光が不正なコードとして受信
されることにより検出される伝送異常ではない、本来の
伝送異常(すなわち、例えばビット抜けなどによって同
期がずれて発生した不正なコードを受信することにより
検出される伝送異常)を、期間608内の時刻701で
検出した場合には、その時点でキャラクタ同期を確立さ
せるステップへ移行し、同ステップが完了した時刻70
2から通常のデータ伝送が再開される。よって、本来の
伝送異常を検出してから通常のデータ伝送に復帰するま
でに要する時間は、キャラクタ同期を確立させるのに要
する時間だけとなる。
すように、伝送異常を検出した時点701で、必ずトー
ン信号を用いて接続を確立させるステップまで戻ってい
たので、接続が確立した時点703でキャラクタ同期を
確立させるステップへ移行し、キャラクタ同期が確立し
た時点704から通常のデータ伝送が再開される。よっ
て、本来の伝送異常を検出してから通常のデータ伝送に
復帰するまでに要する時間が、従来は、トーン信号を用
いて接続を確立させるステップに要する時間とキャラク
タ同期を確立させるのに要する時間との合計であり、本
第3実施形態の場合よりもはるかに長い。
ち、実際には接続が解除されたにもかかわらず、迷光が
不正なコードとして受信されることにより、伝送異常を
検出した場合において、その時間帯が期間607内であ
れば、トーン信号を用いて接続を確立させるステップに
戻るので問題はなく、また、その時間帯が期間608で
あった場合には、図8に示すように、伝送異常を検出し
た時点801でキャラクタ同期を確立させるステップへ
移行し、同ステップが完了した時刻802から通常のデ
ータ伝送を行うステップへ移行するが、実際には接続が
解除されているため、上述した期間607内の時刻80
3で伝送異常が再度検出されることになるので、時刻8
03でトーン信号を用いて接続を確立させるステップへ
移行する。したがって、伝送異常を誤検出した場合にキ
ャラクタ同期を確立させるステップに戻ったとしても、
同ステップにはまり込んでしまうことはなくなり、通常
のデータ伝送に必ず復帰できる。
1本の光ファイバを用いてIEEE1394に準拠した
データ伝送に関するものである。尚、本第4実施形態で
は、上記第2実施形態と同じようにコードの割り当てが
行われている。
図9に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ト
ーン信号を用いて接続を確立させる(S901)。次
に、キャラクタ同期を確立させる(S902)。次に、
タイマをリスタートさせる(S903)。次に、inv
alid_countという変数を0にリセットする
(S904)。次に、IDLE_FLAGという変数を
0にリセットする(S905)。次に、VALID_F
LAGという変数を0にリセットする(S906)。
に、S907で受信したコードが不正なコードであるか
否かを判定し、不正なコードでなければ(S908のN
O)、S909へ移行し、一方、不正なコードであれば
(S908のYES)、S913へ移行する。
を参照し、VALID_FLAGの値が1でなければ
(S909のNO)、S910へ移行し、一方、VAL
ID_FLAGの値が1であれば(S909のYE
S)、S911へ移行する。S910では、VALID
_FLAGの値を1にセットする。S910の後は、S
907へ移行して、コードを受信する。
tの値を参照し、invalid_countの値が0
であれば(S911のYES)、S907へ移行して、
コードを受信し、一方、invalid_countの
値が0でなければ(S911のNO)、invalid
_countの値を1だけ減少させる(S912)。S
912の後は、S906へ移行して、VALID_FL
AGを0にリセットする。
が自分のIDLEコードであるか否かを判定し、自分の
IDLEコードであれば(S913のYES)、S91
4へ移行し、一方、自分のIDLEコードでなければ
(S913のNO)、S916へ移行する。
参照し、IDLE_FLAGの値が1であれば(S91
4のYES)、接続が解除されたと見なして、トーン信
号を用いて接続を確立させるステップ(S901)へ移
行し、一方、IDLE_FLAGの値が1でなければ
(S914のNO)、IDLE_FLAGの値を1にセ
ットする(S915)。S915の後は、S907へ移
行して、コードを受信する。
tの値を1だけ大きくする。S916の後は、inva
lid_countの値が4であるか否かを判定する
(S917)。invalid_countの値が4で
なければ(S917のNO)、S905へ移行する。
4であれば(S917のYES)、伝送異常が発生した
と見なして、タイマのカウント値が所定値よりも大きけ
れば(S918のYES)、キャラクタ同期を確立させ
るステップ(S902)へ移行し、一方、タイマのカウ
ント値が所定値よりも大きくなければ(S918のN
O)、トーン信号を用いて接続を確立させるステップ
(S901)へ移行する。
(S902)においても、キャラクタ同期を確立させた
後に行われる処理と同様に、不正なコードが頻繁に受信
されることによって伝送異常が発生したと見なすように
なっている。但し、キャラクタ同期を確立させるステッ
プ(S902)で伝送異常が発生したと見なした場合に
はトーン信号を用いて接続を確立させるステップ(S5
01)へ移行するようになっている。
した後に、自分のIDLEコード以外の不正なコードを
受信する頻度が高い場合には、伝送異常が発生したもの
として見なすとともに、伝送異常を検出した時間帯に応
じて、トーン信号を用いて接続を確立させるステップに
戻るか、または、キャラクタ同期を確立させるステップ
に戻るかを決定するようになっているが、自分のIDL
Eコードを2つ連続して受信した場合には、接続が解除
されたと見なすとともに、接続の解除を検出した場合に
はトーン信号を用いて接続を確立させるステップに必ず
戻るようになっている。これにより、上記第3実施形態
において、図6の期間608で接続が解除された場合に
生じる、キャラクタ同期を確立させるステップに戻って
しまうという無駄な動作を解消することができ、有効で
ある。
送異常を検出した時間帯によってトーン信号を用いて接
続を確立させるステップとキャラクタ同期を確立させる
ステップとのどちらに戻るかを決めるようになっている
が、このようにする代わりに、伝送異常を検出した際に
は必ずキャラクタ同期を確立させるステップへ戻り、伝
送異常を検出してから所定時間内にキャラクタ同期が確
立しない場合には、トーン信号を用いて接続を確立させ
るステップまで戻るようにしても、伝送異常が発生して
から通常のデータ伝送に復帰するまでに要する時間を短
縮することができる。
法によれば、受信データに誤りが頻繁に発生しない限り
は、通常のデータ転送を続行するので、1本の光ファイ
バを用いたIEEE1394に準拠したデータ伝送な
ど、誤り発生率が比較的高く、かつ、ある程度の誤りが
許容される伝送において、必要以上にデータ転送が中断
されることはなくなり、伝送の効率を向上させることが
できるようになる。
ている光が相手光であるのか、それとも、迷光であるの
かをコードによって区別することができるので、1本の
光ファイバを用いた双方向伝送において、接続の解除を
より確実に検出することができるようになる。
常を検出した時間帯に応じて、トーン信号を用いて接続
を確立させるステップとキャラクタ同期を確立させるス
テップに戻るので、1本の光ファイバを用いた双方向伝
送において、通常のデータ伝送に必ず復帰できるように
した上で、伝送異常が発生してから通常のデータ伝送に
復帰するまでに要する時間を短縮することができるよう
になる。
ローチャートである。
当てを示す図である。
ローチャートである。
における各信号のタイミングチャートである。
ローチャートである。
出した時間帯と移行するステップとの関係を説明するた
めの図である。
が発生した場合のステップの遷移例を示す図である。 (ロ)伝送異常が発生した場合における従来のステップ
の遷移を示す図である。
れた場合のステップの遷移例を示す図である。
ローチャートである。
たもの 403 自機器の送信信号 404 自機器の送信信号を光強度のレベルで表した
もの 405 自機器の受信信号を光強度のレベルで表した
もの 406 相手機器の送信信号が途絶えた時間 601 トーン信号を用いて接続を確立させるステッ
プが開始される時間 602 キャラクタ同期を確立させるステップが開始
される時間 603 通常のデータ伝送が開始される時間 604 トーン信号を用いて接続を確立させるステッ
プに要する期間 605 キャラクタ同期を確立させるステップに要す
る期間 606 通常のデータ伝送が行われている期間 607 この期間に伝送異常を検出すると、トーン信
号を用いて接続を確立させるステップへ移行する時間帯 608 この期間に伝送異常を検出すると、キャラク
タ同期を確立させるステップへ移行する時間帯 701 伝送異常が検出される時間 702 通常のデータ伝送が再開される時間 703 キャラクタ同期を確立させるステップが開始
される時間 704 通常のデータ伝送が再開される時間 801 伝送異常が検出される時間 802 通常のデータ伝送が開始される時間 803 伝送異常が再度検出される時間
Claims (12)
- 【請求項1】 相手機器の接続を検出するとともに伝送
の取り決めを行う接続確立ステップと、該接続確立ステ
ップの後にデータ伝送を開始し、伝送異常が発生したと
見なすまでデータ伝送を続行する伝送実行ステップとを
有する伝送方法であって、 前記伝送実行ステップでは、受信データに誤りが発生す
る頻度を求めるとともに、受信データに誤りが発生する
頻度が所定値になった場合に伝送異常が発生したと見な
すことを特徴とする伝送方法。 - 【請求項2】 相手機器が送信し得ないコードを受信し
たときには値が大きくなるとともに、相手機器が送信し
得ないコードを受信したときには値が小さくなるような
カウンタで受信データに誤りが発生する頻度を測定する
ようになっていることを特徴とする請求項1に記載の伝
送方法。 - 【請求項3】 相手機器が送信し得ないコードを受信す
る度に1だけ大きくなるとともに、相手機器が送信し得
ないコードを2つ続けて受信する度に1だけ小さくなる
ようなカウンタの値が4になった場合に伝送異常が発生
したと見なすことを特徴とする請求項2に記載の伝送方
法。 - 【請求項4】 1本の光ファイバを用いて双方向でデー
タ伝送を行う伝送方法であり、かつ、相手機器の接続を
検出するとともに伝送の取り決めを行う接続確立ステッ
プと、該接続確立ステップの後にデータ伝送を開始し、
伝送異常が発生したと見なすまでデータ伝送を続行する
伝送実行ステップとを有する伝送方法であって、 自機器が送信するコードの一部が相手機器が送信し得な
いコードとなるようにコードの割り当てを行っていると
ともに、前記伝送実行ステップでは、相手機器が送信し
得ないコードを受信した場合に伝送異常が発生したと見
なすことを特徴とする伝送方法。 - 【請求項5】 IEEE1394−1395に準拠した
データ伝送を行う伝送方法であり、自機器のIDLEコ
ードと相手機器のIDLEコードとが異なるとともに、
自機器のIDLEコード及び相手機器のIDLEコード
が自機器及び相手機器が送信し得る他のコードと異なる
ように、コードの割り当てを行っていることを特徴とす
る請求項4に記載の伝送方法。 - 【請求項6】 相手機器が送信し得ないコードを受信し
た場合に、そのコードが自機器が送信し得るコードであ
れば、接続が解除されたと見なすことを特徴とする請求
項4または5に記載の伝送方法。 - 【請求項7】 伝送異常が発生したと見なした場合に
は、前記接続確立ステップへ移行することを特徴とする
請求項1から6のいずれか1つに記載の伝送方法。 - 【請求項8】 前記伝送実行ステップが、キャラクタ同
期を確立させる同期確立ステップと、該同期確立ステッ
プの後に通常のデータ伝送を行う通常伝送ステップとか
ら成り、前記通常伝送ステップで伝送異常が発生したと
見なした場合には、その時間帯に応じて前記接続確立ス
テップまたは前記同期確立ステップへ移行することを特
徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の伝送方
法。 - 【請求項9】 接続が解除されたと見なした場合には、
前記接続確立ステップへ移行することを特徴とする請求
項8に記載の伝送方法。 - 【請求項10】 相手機器の接続を検出するとともに伝
送の取り決めを行う接続確立ステップと、該接続確立ス
テップの後にデータ伝送を開始し、伝送異常が発生した
と見なすまでデータ伝送を続行する伝送実行ステップと
を有し、前記伝送実行ステップが、キャラクタ同期を確
立させる同期確立ステップと、該同期確立ステップの後
に通常のデータ伝送を行う通常伝送ステップとから成る
伝送方法であって、 前記通常伝送ステップで伝送異常が発生したと見なした
場合には、その時間帯に応じて前記接続確立ステップま
たは前記同期確立ステップへ移行することを特徴とする
伝送方法。 - 【請求項11】 前記伝送実行ステップで伝送異常が発
生したと見なした時間帯が、前記伝送実行ステップを開
始してから所定時間が経過するまでの間である場合には
前記接続確立ステップへ移行し、一方、前記伝送実行ス
テップを開始してから所定時間が経過した後である場合
には前記同期確立ステップへ移行することを特徴とする
請求項8から10のいずれか1つに記載の伝送方法。 - 【請求項12】 前記通常伝送ステップで伝送異常が発
生したと見なした時間帯が、前記通常伝送ステップを開
始してから所定時間が経過するまでの間である場合には
前記接続確立ステップへ移行し、一方、前記通常伝送ス
テップを開始してから所定時間が経過した後である場合
には前記同期確立ステップへ移行することを特徴とする
請求項8から10のいずれか1つに記載の伝送方法。
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