JP2004357248A - 光空間通信装置およびその制御方法 - Google Patents

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仁志 直江
Shohei Osawa
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Abstract

【課題】同一波長の光を用いた全2重の空間通信を簡便に実現する。
【解決手段】光空間通信装置1は、自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、このアイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する送信回路21を備える。これにより、アイドルコードによって相手光と迷光とを区別することができる。よって、相手装置の接続の解除を確実に検出できる。また、ランダムコードの挿入により、クロストークジッタの影響を小さくできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光による空間伝送を行う光空間通信装置および光空間通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、高速かつ大容量の通信を簡便に行うための技術の検討が進められている。
【0003】
装置と装置とを結ぶ線を必要としない簡便な通信方法には、電波を使用したRF通信や光を使用した光空間通信などの空間通信がある。
【0004】
光空間通信では、通常IrDA(Infra Red Data Association)において定められた仕様やASKなどの方式が多く使われている。
【0005】
これらの方式では、通信において時分割を行う半2重通信を行う。具体的に言うと、どちらか片方のノードが通信を行っている時、もう片方のノードは送信せずに受信のみを行い、通信が終了すると、送受信を行う方向が切り替わる。
【0006】
しかし、半2重通信では、送受信の方向が切り替わるたびに、受信アンプを自発光の回り込みによる過負荷状態から開放するための無信号時間が必要であり、その後、プリアンブルを受光部分が安定するための時間とその信号に受信回路のCDR(Clock Data Recovery)を同期させるための時間出力した後で、開始ビットまたは同期信号を送信しなければならない。このため、データのデータレートを速くしても、通信を行っていない無駄な時間があるため、実効的な通信速度は遅くなってしまう。
【0007】
そこで、帯域を有効に使用するためには、常にお互いが通信できるようにする全2重方式を用いることが考えられる。
【0008】
しかし、全2重方式の光空間通信は、1つのノード内で発光した光が回り込んで受信されるという問題があり、非常に難しい技術となる。そのため、従来、光で全2重通信を行う方法として、次のような技術が提案されている。
【0009】
特許文献1〜3には、異なる波長を使用する技術が記載されている。
【0010】
特許文献4〜6には、電気的に送信信号の回り込みをキャンセルする技術が記載されている。
【0011】
特許文献7〜10には、光軸を光学系または遮断壁により分離する技術が記載されている。
【0012】
特許文献11〜13には、偏光特性を利用する技術が記載されている。
【0013】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては、次の特許文献1〜16がある。
【0014】
【特許文献1】
特開昭64−64423号公報(公開日:平成1年(1989)3月10日)
【0015】
【特許文献2】
特開平9−200152号公報(公開日:平成9年(1997)7月31日)
【0016】
【特許文献3】
特開平11−196048号公報(公開日:平成11年(1999)7月21日)
【0017】
【特許文献4】
特開平8−56198号公報(公開日:平成8年(1996)2月27日)
【0018】
【特許文献5】
特開平11−168435号公報(公開日:平成11年(1999)6月22日)
【0019】
【特許文献6】
特開平8−56198号公報(公開日:平成8年(1996)2月27日)
【0020】
【特許文献7】
特開平9−233026号公報(公開日:平成9年(1997)9月5日)
【0021】
【特許文献8】
特開平11−234207号公報(公開日:平成11年(1999)8月27日)
【0022】
【特許文献9】
特開2000−244409号公報(公開日:平成12年(2000)9月8日)
【0023】
【特許文献10】
特開平9−200134号公報(公開日:平成9年(1997)7月31日)
【0024】
【特許文献11】
特開平11−239107号公報(公開日:平成11年(1999)8月31日)
【0025】
【特許文献12】
特開2000−357997号公報(公開日:平成12年(2000)12月26日)
【0026】
【特許文献13】
特開平10−126343号公報(公開日:平成10年(1998)5月15日)
【0027】
【特許文献14】
特開2001−292195号公報(公開日:平成13年(2001)10月19日)
【0028】
【特許文献15】
特開2001−308955号公報(公開日:平成13年(2001)11月2日)
【0029】
【特許文献16】
特開2002−84247号公報(公開日:平成14年(2002)3月22日)
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造では、以下のような問題が生ずる。
【0031】
すなわち、上記の異なる波長を使用する方式では、通信相手の装置が決まっている場合には2つの装置がそれぞれの波長の通信を行うように設計すればよいが、通信相手の装置が異なる場合には送信側は異なる2波長を送ることができ、受信側は2つの波長から選択した1波長を受信できるように設計する必要がある。それゆえ、この方式では、光学系が高価になってしまう。
【0032】
また、上記の電気的に送信信号の回り込みをキャンセルする方式では、送信回路からの信号をアナログ的に受信回路にフィードバックして、送信回路から予測される回り込み信号をキャンセルする。よって、正確な戻り光の予測が必要であり、光学系もしくはアナログ的にフィードバック回路を設ける必要がある。それゆえ、この方式では、通信装置が高価になってしまう。
【0033】
また、上記の光軸を光学系または遮断壁により分離する方式では、光線軸をレンズで絞って、受信側のみに入るようにしたり、互いの送信光と受信光が切り離されるようにすることで、全2重を可能としている。よって、2軸の光軸調整、または、角度および位置を合わせる必要がある。それゆえ、この方式では、別途光学系を設けるために高価になるか、対抗させる角度や位置が固定されてしまう。
【0034】
また、上記の偏光特性を利用する方式は、光源の前および受信部の前に偏光フィルタを置き、このフィルタを通して、通信相手の装置の光のみが入るようにするものである。それゆえ、偏光フィルタを通る際に、光量の減衰が発生し、また、偏光を利用するため、対向させる設置角度が制限されてしまう。
【0035】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、同一波長の光を用いた全2重の空間通信を簡便に実現することができる光空間通信装置およびその制御方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の光空間通信装置は、同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置であって、自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、このアイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する送信回路を備えることを特徴としている。
【0037】
また、本発明の光空間通信装置の制御方法は、同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置の制御方法であって、自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、アイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入することを特徴としている。
【0038】
上記の構成および方法により、アイドルコードが装置ごとに異なるため、相手光と迷光とを区別することができる。よって、相手装置の接続の解除を確実に検出できる。例えば、相手装置が送信し得ないコードを受信した場合に、そのコードが自装置が送信し得るアイドルコードであれば、相手装置によって接続が解除されたとみなし、切断作業を行うことができる。
【0039】
また、ランダムコードの挿入により、アイドルコードを連続して送信しても、クロストークジッタの影響を小さくできる。したがって、信号の遷移とサンプリング点のマージンを少なくし、その結果、信号のサンプリングを行うCDR回路の製造を安価にすることができる。
【0040】
以上より、上記光空間通信装置によれば、同一波長の光を用いた全2重の空間通信を簡便に実現することができる。
【0041】
さらに、本発明の光空間通信装置は、信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号を生成する受信回路を備え、かつ、上記送信回路が、上記受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータを持つとともに、このパラメータに基づき上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てるものであることを特徴としている。
【0042】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータに基づき、上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てることを特徴としている。
【0043】
上記の構成および方法により、さらに、受信検知信号(SD信号)のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータに基づき、アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てることができる。なお、異なるパラメータの付与方法としては、例えば、接続時に「相手装置確認」および「通信開始要求」のために異なる2種類の長さのトーン信号を使い、最初に「通信開始要求」のトーン信号を出した装置Aにパラメータaを与え、そのトーン信号を受けた装置Bにパラメータbを与えればよい。
【0044】
さらに、本発明の光空間通信装置は、外部より送信開始信号を取得するトリガ取得手段と、上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備えることを特徴としている。
【0045】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、外部より送信開始信号を取得するトリガ取得ステップと、上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含むことを特徴としている。
【0046】
上記の構成および方法により、さらに、外部より送信開始信号が入力された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させることができる。よって、空間通信において、相手装置との接続を確認するためのトリガを供給できる。なお、光空間通信装置は、待機状態において、何も発光せず、相手装置の検出も行わない。また、光空間通信装置は、接続確認状態において、相手装置を探すために自装置を発光させ、相手装置からの光を受信した時に接続状態に移行する。
【0047】
さらに、本発明の光空間通信装置は、利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得手段と、上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備えることを特徴としている。
【0048】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得ステップと、上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含むことを特徴としている。
【0049】
上記の構成および方法により、さらに、利用者が例えば通信開始の指示操作を行った時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させることができる。よって、空間通信において、相手装置との接続を確認するためのトリガを供給できる。
【0050】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1から図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0051】
図1は、光空間通信装置1の概略を示す機能ブロック図である。光空間通信装置1は、同一波長の光を用いて全2重の空間通信を行う。そのため、光空間通信装置1は、通信制御部20、発光部11、受光部12、制御端子13を備えて構成されている。
【0052】
一般に光通信では、次の4つの状態が遷移する。なお、光空間通信装置1では、ステートマシン26によって状態に応じた制御が行われる。
▲1▼待機状態:何も発光せず、相手装置の検出も行わない状態。
▲2▼接続確認状態:相手装置を探すために自装置を発光させ、相手装置からの光を受信した時に接続状態に移行する状態。データ伝送を行うときに用いる信号とは異なる信号(以下、「トーン信号」と称する)を交換することによって、相手装置の接続を検出する。その後、データや制御情報を通す信号と同一の周波数および変調をかけたダミー信号をお互いに出力し、光モジュールと制御用ICのCDRを安定させるとともに伝送速度などの取り決めを行い、自装置と相手装置との接続を確立させる。具体的には、所定のコードを相手装置と交換することによりキャラクタ同期を確立させる。なお、トーン交換の後に、そのまま接続すると、光モジュールや、CDRが正常に動作しない可能性があり、一定時間接続状態と同じ変調された信号をやり取りし、その時にキャラクタ同期を行う。
▲3▼接続状態:データを通信できる状態。自装置と相手装置との接続が確立すると、データ伝送を開始する。具体的には、制御コードやデータコードを用いて通常のデータ伝送を行う。
▲4▼接続解除状態:接続状態から切断作業を行い、待機状態もしくは接続確認状態に移行する状態。
【0053】
ただし、同一波長で送受信光が混在する環境では、以下のような問題が発生する。
【0054】
第1に、接続確認状態において、受信している光が自装置の発光している光か、相手装置の発光している光かが判別できず、自装置の光を相手装置の光と誤認して、通信を開始する可能性がある。
【0055】
第2に、相手装置が電源切断などにより接続状態から接続解除状態になったことを通知せずに、通信を中止した場合に、自装置の出力している光のパターンをそのまま受け取ってしまい、相手装置との接続が終了していることを検出できない可能性がある。
【0056】
第3に、接続状態時に自装置の送信光と相手装置からの受信光が混在し、受信信号が通常の正規分布のジッタとならず、特殊な偏りを持ったジッタが生じ、光信号からデータ成分とクロック成分を抽出するCDR(Clock and Data Recovery)回路のジッタ許容値が、受信信号のアナログ波形から計算される値よりも大きい値が必要となり、回路設計に負担が生じる。
【0057】
そこで、本実施の形態に係る光空間通信装置1では、以下の制御を行う。
【0058】
第1に、相手装置の光信号で必ず反応し、自装置の光信号では反応してもしなくても良いSignal Detect(SD)信号(受信検知信号)を使用し、自装置が発光している時間と、SD信号のタイミングにより、相手装置の存在の確認を行う。また、そのタイミングで自装置と相手装置とで別のパラメータを持つ。
【0059】
ここで、光空間通信装置1は、信号の受信中(トーン信号の発振期間中および通常のデータ信号の受信中)にアクティブとなる二値の信号(以下、「SD信号」と称する)を生成する。光空間通信装置1は、接続が解除(具体的には、相手装置との接続が物理的に解除されたり、相手装置が電源オフなどにより送信不能になること)されると、相手装置からの信号が受信されない状態になり、SD信号が非アクティブとなるので、SD信号により接続の解除を容易に検出することができる。また、送信信号をトーン信号から連続的なデータ通信信号に切り替えることで、SD信号が連続的にアクティブになり、これを用いて受信側は相手のデータ通信の開始を容易に検出できる。なお、SD信号は、IEEEのp1394b規格でも装置間の接続の解除を検出するために採用されている。
【0060】
なお、送信側のトーン信号(すなわち、受信側のSD信号)は、ある程度速い周期のパルスが連続して、ある一定期間続くものである。例えば、25MHz位で“01010101”が続くパターンを2ms連続した後、しばらく停止する。受信側のアンプは、ある一定の周波数帯以上で変化する信号が入ってきた場合、SD信号を制御用ICに伝達する。ここで、ある一定の周波数帯以上とするのは、外乱光(例えば、蛍光灯など)などの遅い周波数で入ってきた光を相手装置が発した光と見誤らないためである。
【0061】
そして、光空間通信装置1では、接続時に2種類の長さのトーン信号を使う。この2種類のトーン信号には、「相手装置確認」および「通信開始要求」をそれぞれ割り当てる。具体的には、例えば、短いトーン信号(例えば2ms)を相手装置を確認するためのもの(「相手装置確認」)、長いトーン信号(5ms以上)を通信の開始を求めるもの(「通信開始要求」)というように定義する。
【0062】
光空間通信装置1は、接続にあたって、まず、短いトーン信号をやり取りする。そして、ある一定の数のトーン信号を規定通りに交換できた時、相手装置が存在すると判断する。
【0063】
その後、通信の開始を要求する光空間通信装置1(装置A)が、次のトーン信号の出力タイミングに長いトーン信号を出力する。この長いトーン信号を受けた光空間通信装置1(装置B)は、相手装置(装置A)から通信開始要求があったと判断する。このとき、装置Bは、通信を行う準備がまだ整っていない場合にはそのまま短いトーン信号を出力するが、通信できる場合には連続信号(データを伝送する速い信号)の出力を開始する。このとき、最初に長いトーン信号を出した装置Aは、受信した信号が連続信号であって短いトーン信号ではないことを確認し、(短いトーン信号よりも長い時間SD信号が入ってくる)連続信号の出力を開始する。これにより、両装置が連続信号を出力して通信が確立する。
【0064】
このような接続手順を踏む場合、最初に長いトーン信号を出した装置Aと、長いトーン信号を受けた装置Bという2つの状態があることになる。そこで、光空間通信装置1の通信では、このことを利用して2種類のパラメータを付与する。
【0065】
第2に、自装置と相手装置のアイドル(待機)コードを上記の方式で互いに持ったパラメータにより、異なるコードとする。自装置の発しているアイドルコードは相手装置が切断を行うというコードと同一にしており、相手装置がいなくなり、自装置の発しているアイドルコードを受けると、切断コードを受け取ったとして、切断処理を行う。アイドルコードとは、流すデータがない状態という最も出力される可能性のある状態コードである。
【0066】
ここで、光空間通信装置1は同一波長の光を用いて全2重の空間通信を行うため、受光部12は、相手装置の発光部11が発した光(以下、「相手光」と称する)に加えて、相手装置に対して自装置の発光部11が発した光の伝送路等による反射光(以下、「迷光」と称する)を受光する。すなわち、実際に受光部12で受ける光は、相手光と迷光とを重ね合わせたものとなる。
【0067】
受光部12では、受光素子で受けた光を、その強度に応じて2値の電気信号に変換するが、伝送路の長さ(通信距離L)が一定ではなく、また、発光素子の性能にある程度のばらつきがあり、相手光のレベルが伝送相手によって異なるので、上記閾値を固定することはできず、強い光を受け続けると閾値が高くなり、弱い光を受け続けると閾値が低くなるというように、受信光のレベルに応じて閾値を変動させるようになっている。
【0068】
そして、送信を停止してしまう(すなわち、発光部11の発光を停止してしまう)と、相手装置の受光部12では上記閾値が低下してしまうので、これを避けるために、接続状態においては各装置は何らかの信号を常時送信し続けるようになっている。なお、迷光は相手光よりもレベルが低く、相手光を受信している間は閾値が迷光のレベルよりも高くなるので、相手光の受信に迷光が影響することはないが、相手光がなくなると(言い換えれば、接続が解除されると)、閾値が低下するので、やがては迷光が受信されるようになる。
【0069】
そこで、光空間通信装置1では、接続された2つの装置の一方がプライマリ、他方がセカンダリになるように、トーン信号を用いて接続を確立させる際に決定されるようになっている。そして、自装置がプライマリであるかセカンダリであるかによって、受信時、および、送信すべきコードがないときに送信するアイドルコードが異なるとともに、どちらのアイドルコードも通常のデータ伝送時には送信する可能性のないコードとなるように、コードの割り当てが行われている。
【0070】
これにより、光空間通信装置1は、受信している光が相手光であるのか、それとも、迷光であるのかをコードによって区別することができる。よって、接続の解除を確実に検出することができる。
【0071】
第3に、上記アイドルコードにある一定周期に一定個数づつランダムなデータを挿入することで、ジッタの偏りを無くす。アイドルコードは、ステート情報でもあり、データやパケット以外の情報であって、バス上を最も多く流れる信号であり、しかも同一パターンの連続信号である。そのため、送信回路21は、アイドルコードに挿入するランダムコードの生成する乱数発生部(図示せず)を備えている。また、受信回路23は、アイドルコード(ステート情報)間に挿入されたランダムデータをアイドルコードとして扱う。なお、挿入する間隔はランダムであってもよい。
【0072】
ここで、光空間通信装置1はデータ送信していないときアイドル状態となり、アイドルコードを送信する。よって、光空間通信装置1では、アイドルコードが長時間送信されることになる。このとき、相手装置のクロックスピードが自装置のそれに近いとき、両装置から周期的な波形を送信し続けるとジッタに偏りが生じて、ジッタ・トレランスが悪化する。このジッタ・トレランスとは、受信系がどの程度のジッタを許容できるかを示すものである。
【0073】
光空間通信装置1では、このジッタ・トレランスの悪化を防ぐため、同一制御コードを繰り返し送信する従来の方式を改め、送信信号と受信信号の相関を低減するため、制御コードと同時にランダムなデータコードを送信する。すなわち、アイドルコードの同一パターンを連続的に繰り返し送信する際に、このパターンとは異なる他のパターン(ランダムコード)を挿入する。
【0074】
これにより、アイドルコードを連続して送信している時に、アイドルコードにより生じるクロストークの信号レベルをランダムコードによってランダムに変化させることができる。よって、クロストークの影響を受けた場合のジッタ分布の中心が、本来のジッタ分布の中心に対してずれるのを防止できる。それゆえ、信号を正確にサンプリングするための信号の遷移とサンプリング点のマージンは、従来のように本来のジッタ分布から遅れた状態および進んだ状態の両方のジッタ分布全てを含む場合のようなマージンに比べて少なくて済む。
【0075】
したがって、クロストークジッタの影響をできるだけ小さくすることで、信号の遷移とサンプリング点のマージンを少なくし、その結果、信号のサンプリングを行うCDR回路25(後述)の製造を安価にすることができる。
【0076】
さらに、光空間通信装置1では、同一波長を用いた光空間通信を行うために、制御端子13および送信開始信号検出回路27を設けて、待機状態から接続確認状態に移行するためのトリガ条件の取得および検出を行う。なお、光ファイバを用いる光通信装置では、光ファイバが受発光モジュールに差し込まれたこと検出することにより、相手装置との接続を確認することが可能であった。
【0077】
また、光空間通信装置1は、対向する受光部および発光部、あるいは受発光モジュールを、通信可能な距離および角度に保持する構成を備えている。なお、光ファイバを用いる光通信装置では、光ファイバが受発光モジュールに挿入されていれば通信は可能であった。
【0078】
また、光空間通信装置1は、外乱ノイズを減らすために自然光や蛍光灯などの外乱光の混入を防ぐとともに、通信している光が外部に漏れることを防ぐように遮光された構造を有する。
【0079】
以下、図1を参照しながら、光空間通信装置1の構成および動作について詳細に説明する。
【0080】
発光部11は、通信制御部20の制御信号に従って送信光を発光するためのLED(Light Emitted Diode)や半導体レーザ等の光源である。
【0081】
受光部12は、受信光を受光して電気信号に変換し、通信制御部20へ受信光信号を伝えるための半導体フォトダイオードや光検出器等の受光器である。
【0082】
制御端子13は、通信を開始するための制御信号、すなわち、待機状態から接続確認状態に移行するための送信開始信号を通信制御部20に入力する。例えば、制御端子13は、ユーザが操作するキーやスイッチ(図示せず)からの入力信号(送信開始信号)も取得する。具体的には、制御端子13は、外部より送信開始信号を取得する(トリガ取得ステップ)。また、利用者の操作に応じて送信開始信号を生成する(トリガ取得ステップ)。そして、送信開始信号検出回路27が、制御端子13から送信開始信号が供給された時、ステートマシン26を待機状態から接続確認状態に移行させる(送信開始信号検出ステップ)。
【0083】
通信制御部20は、制御用ICであり、光空間通信装置1の通信を制御する機能を有する。そのため、通信制御部20は、送信回路21、S−P変換回路22、受信回路23、P−S変換回路24、CDR(Clock and Data Recovery)回路25、ステートマシン(状態遷移機構)26、送信開始信号検出回路27を備えて構成されている。
【0084】
送信回路21は、送信するデータの電気信号を生成する。なお、送信回路21は、SD信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータを持つ。そして、送信回路21は、このパラメータに基づき自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てる。また、送信回路21は、アイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する。そのため、送信回路21は、ランダムコードの生成する乱数発生部(図示せず)を備えている。
【0085】
S−P変換回路22は、電気信号を送信光に変換する。
【0086】
受信回路23は、受信信号からデータの電気信号を生成する。なお、受信回路23は、信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号を生成する。また、受信回路23は、アイドルコード間に挿入されたランダムデータをアイドルコードとして扱う。そして、受信回路23は、相手装置が送信し得ないアイドルコードを受信した場合に、そのアイドルコードが自装置が送信し得るアイドルコードであれば、接続が解除されたとみなす。そして、この通知を受信回路23より受けたステートマシン26が、通信状態を接続解除状態へ移行させる。
【0087】
P−S変換回路24は、受信光を検出し電気信号に変換する。
【0088】
CDR回路25は、光信号からデータ成分とクロック成分を抽出する。CDR回路25は、シリアルデータからクロックを再生(生成)するクロック再生回路と、このクロック再生回路で再生された再生クロックに基づいてシリアルデータのタイミングを正しく設定し直し、リタイムドデータとして出力するリタイミング回路とから構成されている。
【0089】
送信開始信号検出回路27は、制御端子13あるいはプラグ検出端子15(後述)から送信開始信号を取得して、ステートマシン26に通知する。
【0090】
ステートマシン26は、光空間通信装置1の通信状態の遷移を制御する。ステートマシン26は、送信開始信号検出回路27より送信開始信号を取得すると、通信状態を待機状態から接続確認状態に移行させる。また、ステートマシン26は、受信回路23より相手装置の接続解除の検出の報告を受けると、通信状態を接続解除状態へ移行させる。なお、上述のように、光空間通信装置1は、待機状態において、何も発光せず、相手装置の検出も行わない。また、光空間通信装置1は、接続確認状態において、相手装置を探すために自装置を発光させ、相手装置からの光を受信した時に接続状態に移行する。
【0091】
ここで、受光部12入力される光としては、相手装置からの送信光(相手光)、自装置の発光した光の反射光(迷光)、および外乱光が考えられる。
【0092】
通常、受信回路23のアンプはDC結合の場合、ある一定期間のピークレベルとボトムレベルを検出し、その中間のレベルをスライスレベルとして、光信号のHighかLowかを検出する。また、AC結合の場合、ある一定期間の信号レベルの中間電位をスライスレベルとして、光信号のHighかLowかを検出する。なお、上記「一定期間」の長さは、受信アンプのCR構成によって適宜決定される。
【0093】
そして、接続状態では、ある一定の相手光が常に入っており、それに、迷光と外乱光が入ってくるが、これらのノイズ(迷光と外乱光)が相手装置の光に合算される。これらの合算した信号全体のジッタがCDR回路25のジッタ・トレランスよりも小さければ、受信光を正しい信号としてロジック回路は処理できる。
【0094】
このときの受信可能となるノイズ量は、受信回路23の構成にもよるが受信光量の10〜20%以下であればCDR回路25でデータをリカバリできる許容値である0.4〜0.6UI(Unit Interval)となる。
【0095】
ただし、接続確認状態においては、受信信号が無く、受信アンプはDC結合でもAC結合でも受信感度が高くなっている状態であり、このような状態において、ノイズ信号が入るとたとえ弱い光であっても、受信アンプが反応してしまい、相手装置がいないのに接続状態に移行しようとすることになる。これを防ぐために、自装置が発光している時の入力は無視し、ある一定タイミングで自装置との情報のやり取りが行えた時にのみ、通信が行えるようにする。
【0096】
また、光空間通信装置1は、通信距離(装置間距離)Lが10cm程度まで通信可能であれば良いが、好ましくは0から5cm通信が可能であることが望ましい。
【0097】
これは、光空間通信では、外乱光の侵入や通信光の漏れを少なくするための機構が必要となり、光学系を密着した状態での通信を行うことも考えられる。例えば、100cmまで通信できる光学系であれば、送信光量として250mW/srは必要となる。このときの消費電力は発光素子の構造にもよるが400mW以上必要であり、また、受光部12で受信アンプのダイナミックレンジを20dBとすると10cm程度は離さないといけなくなる。これに対して、5cmまで通信できる光学系では送信光量として1mW/srが必要であり、このときの消費電力は100cmと比べて400分の1程度である1mW以下であり、また、平均的な受信アンプのダイナミックレンジで光学系が密着した状態でも通信が可能となる。
【0098】
このように、5cmまでの通信距離Lとすることで、密着した通信が可能であり、また消費電力を少なくすることができる。なお、大きな通信距離が必要な場合、後述するように、光空間通信装置1a,1bの受発光モジュール14のプラグ挿入穴14aに光ファイバーを挿入することで、光ファイバー通信が可能である。
【0099】
上記のように、光空間通信装置1では、通信制御部20によって、SD信号を使用し、自装置が発光している時間と、SD信号のタイミングにより、相手装置の存在の確認を行うことにより、自装置の発光した光と外乱ノイズを、相手装置の発した受光光量の10〜20%以下にすることができる。すなわち、同一波長の光を用いて全2重の空間通信をために、波長や光の特性によるフィルタなどを通す必要がなく、光学部品の配置等に制限もない。
【0100】
また、通信制御部20によって、アイドルコードを用いて、相手光と迷光とを区別することができる。よって、相手装置の接続の解除を確実に検出できる。さらに、ランダムコードの挿入により、クロストークジッタの影響を小さくできる。そして、信号の遷移とサンプリング点のマージンを少なくし、その結果、信号のサンプリングを行うCDR回路の製造を安価にすることができる。
【0101】
また、発光部11と受光部12とを概ね対向させるだけで、同一波長の光全2重通信が可能となる。
【0102】
したがって、同一波長の光を用いた全2重の空間通信を簡便に実現することができる。
【0103】
つづいて、図2は、図1に示した光空間通信装置1の変形例である光空間通信装置1a,1bの構成の概略を示す機能ブロック図である。また、図3は、光空間通信装置1a,1bの通信時の状態を示す説明図である。
【0104】
図2に示すように、光空間通信装置1a,1bは、光空間通信装置1と比較して、発光部11および受光部12が受発光モジュール14にまとめられている点のみが相違する。すなわち、受発光モジュール14は、上述した発光部11および受光部12の機能を共に備える。なお、光空間通信装置1a,1bは、装置の外形が異なるのみであり、機能は同一である。
【0105】
また、図3に示すように、光空間通信装置1a,1bは、プラグ挿入穴14aの開口を一致させた状態で、互いに組み合わせることが可能な構造となっている。プラグ挿入穴14aの底面には、受発光モジュール14の発光素子および受光素子が設けられている。そして、光空間通信装置1a,1bを組み合わせた状態では、両装置の受発光モジュール14・14が互いに向き合い、また、外部光が入らず、通信している光も外に漏れないような構造となっている。なお、図3に示した光空間通信装置1a,1bの外形は一例であって、これに限定されない。
【0106】
光空間通信装置1a,1bを上記構造とすることで、光通信している時に、障害物が入ったり、光軸がずれたり、通信距離が通信可能距離よりも長くなるなどして、通信が途切れることが無く、また外部光が入ることが無くなるため、エラーの少ない安定した通信品質が保たれ、通信している光が外部に漏れないため、通信光による人的障害、特に目に対する安全性(アイセーフティ)を確保することができる。また、通信する際に、ユーザが光軸を調整する必要もない。
【0107】
また、通信制御部20は、光空間通信装置1a,1bが離れて、一定以上のエラーが受信光に入ると、自動的に例えば128分の1の期間のみ発光する接続確認モードに移行する。これは、主としてアイセーフティの確保のためであるが、これ加えて、盗聴による情報の漏洩や、エラーを他の装置に伝播させない効果もある。
【0108】
また、上記のように、プラグ挿入穴14aの底面に、受発光モジュール14の発光素子および受光素子が設けられているため、光空間通信装置1a,1bでは、プラグ挿入穴14aに光ファイバーを挿入すれば、1芯光ファイバーを用いた光通信が可能である。すなわち、受発光モジュール14は、1芯のファイバーで全2重双方向通信を行う1芯ファイバー用光モジュールとして機能する。
【0109】
ここで、光空間通信装置1(光空間通信装置1a,1bも同様)は、受発光モジュール14以外の場所に制御端子13を備えている。制御端子13は、通信要求を行うか、行わないかを決定する送信開始信号が入力される。そして、送信開始信号に応じてステートマシン26が、通信要求が行われた場合には、光通信を行い、通信要求が行われていない時には光通信を行わないように制御する。これにより、受発光モジュールから離れた個所から、光通信のON、OFFを制御できる。
【0110】
また、2台の光空間通信装置1・1を発光部11および受光部12を対向させてクレードルに載置した場合に、自動的に光通信が行えるように、両装置の制御端子13へ送信開始信号をクレードルから供給してもよい。また、図3のように、光空間通信装置1a,1bを合体させる場合、一方の装置のボタン等で入力した送信開始信号をケーブル等で他方の装置の制御端子13へ送信してもよい。
【0111】
また、光空間通信装置1a,1bは、受発光モジュール14が設けられたプラグ挿入穴14aにプラグ検出端子15を備えていてもよい。そして、プラグ検出端子15により、プラグ挿入穴14aに挿入された光ファイバーを検出した時に光通信を行ってもよい。これにより、一つの受発光モジュール14で、空間通信と光ファイバーを用いた通信とが可能となる。
【0112】
また、光空間通信装置1は、制御端子13から接続開始または通信要求の信号がないときには受発光モジュール14の電源供給を止め、通信制御IC(通信制御部20)も動作しないモード(スタンバイモード)になり、接続開始の信号が入ったときに、受発光モジュール14の電源供給を行い、通信制御ICが接続確認状態に遷移してもよい。これにより、通信を行わない時には消費電力を少なくすることができる。
【0113】
また、光空間通信装置1a,1bを組み合わせた場合に制御端子13を介して送信開始信号を入力し、外したときに通信を行わないように制御信号を入力してもよい。これにより、装置を組み合わせたときにのみ装置を動作させるようにして、消費電力を減らすことができる。同様に、プラグ検出端子15によって、光ファイバーの挿入が検出されたときにのみ装置を動作させることができる。
【0114】
また、プラグ挿入穴14aは、ヘッドホン出力端子などの音声入出力端子等のアナログ端子と共用されてもよい。そして、プラグ挿入穴14aに設けられたプラグ検出端子15によりアナログプラグを検出し、アナログプラグが挿入されたときには、アナログ信号の送受信が可能となるように構成されていてもよい。このように、光空間通信装置1a,1bは、プラグ挿入穴14aに挿入されたケーブルの種類に応じて動作を切り替えることができる。よって、一つの装置で光空間通信、光ファイバー通信、ヘッドホンなどのアナログ入出力の機能を実装できるため、装置を小型化が可能となる。
【0115】
以上のように、光空間通信装置1(光空間通信装置1a,1bを含む)によれば、同一波長の光を用いた全2重の空間通信を次のように簡便に実現することができる。すなわち、通信を行う際に、光源の波長を同一にできる。また、装置を対向させる際に、角度が厳密に制限されず、おおよそ対向させるだけでよい。また、受信光量に応じて2値化したデータをロジック回路による処理のみで迷光(戻り光)による影響を低減することにより、受光部のアナログ回路の構成を簡単にすることができ、光学系の価格を下げることが可能となる。
【0116】
なお、本実施の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、以下のように構成することができる。
【0117】
本発明は、発光源にLEDもしくはLDを用いた光空間伝送システムであって、制御用ICとして、同一波長の光を使用し1芯のファイバーを用いて全2重双方向通信を制御するために設計された制御用ICを使用してもよい。
【0118】
また、上記光空間伝送システムは、少なくとも片方の受発光モジュールとして、1芯のファイバーを用いて通信を行うために設計された受発光モジュールを使用してもよい。
【0119】
また、上記光伝送システムは、通信可能距離が0cmから5cmに設定されていてもよい。
【0120】
また、上記光伝送システムは、2台の光空間通信装置が、データ通信時またはデータ通信準備状態に通信している光を外部に漏れないようにする光漏洩防止機構を備えていてもよい。これにより、データ通信時またはデータ通信準備状態に通信中の光による人体への影響を無くすことができる。よって、特に目に対する影響を無くして、アイセーフティを確保できる。また、情報の漏洩を防止できる。
【0121】
また、上記光伝送システムは、2台の光空間通信装置が、通信している空間を外部光から遮断するような外部光遮断機構を備えていてもよい。これにより、通信空間内には双方の受発光モジュールだけの光しかなくなり、外乱光による通信のエラーが入らなくなり、安定した全2重光通信が可能となる。
【0122】
また、上記光伝送システムは、上記光漏洩防止機構もしくは上記外部光遮断機構を用いて2台の光空間通信装置を対向させた際に、受発光モジュールが通信可能な角度、距離で対向するものである。これにより、光漏洩防止機構もしくは上記外部光遮断機構を用いて光空間通信装置を対向させるだけで、受発光モジュールの配置を気にすることなく、光通信が可能となる。
【0123】
また、上記光伝送システムは、ある一定以上の外部光が受発光モジュールに入力されたときに、データ通信状態またはデータ通信準備状態から、接続確認状態に遷移してもよい。これにより、外乱光が入ることにより、通信エラーが多発し、満足な通信品位が確保できない場合において、通信路を遮断することにより、エラーを受けることによる接続されている装置の異常動作を防ぐことができる。
【0124】
また、上記光伝送システムは、受発光モジュール以外の場所に、通信要求を行うか、行わないかを決定する外部制御端子を持ち、通信要求が行われた場合には光通信を行い、通信要求が行われていない時には光通信を行わないように構成されていてもよい。これにより、受発光モジュールから離れた個所から、光通信のON、OFFを制御できる。
【0125】
また、上記光伝送システムは、上記外部制御端子は、上記光漏洩防止機構または外部光遮断機構を用いて2台の光伝送システムを対向させた場合に通信要求を行い、上記機構から2台の光伝送システムを外すと通信要求を行わないように構成されていてもよい。これにより、光漏洩防止機構または外部光遮断機構を用いて2台の光空間通信装置を対向させた場合に自動的に、光通信が行えるようにすることができる。
【0126】
また、上記光空間伝送システムは、外部の制御端子から接続開始または通信要求の信号がないときには、受発光モジュールの電源供給を止め、通信制御ICも動作しないモードになり、接続開始の信号が入ったときに、受発光モジュールの電源供給を行い、通信制御ICが接続確認状態に遷移してもよい。これにより、通信を行わない時には消費電力を少なくすることができる。
【0127】
また、上記光空間伝送システムは、上記外部制御端子に加えて、上記受発光モジュールに光ファイバー検出端子を持ち、該外部制御端子による通信要求が行われるか、または該光ファイバー検出端子により、光ファイバーの挿入が検出された時に光通信を行ってもよい。これにより、一つの受発光モジュールで、空間通信とファイバーを用いた通信が可能となる。
【0128】
また、上記光空間伝送システムは、外部制御端子から通信要求が行われず、かつ、上記光ファイバー検出端子から光ファイバーの挿入が検出されない時に、受発光モジュールの電源供給を止め、通信制御ICも動作しないモードになり、接続開始の信号が入ったときに、受発光モジュールの電源供給を行い、通信制御ICは接続確認状態に遷移してもよい。これにより、光通信が必要でない時には消費電力を少なくすることができる。
【0129】
また、上記光空間伝送システムは、上記受発光モジュールに、アナログプラグ検出機能を持ち、アナログプラグが挿入されたときには、アナログ信号の送信が可能となるように構成されていてもよい。これにより、一つのモジュールで、1芯ファイバー通信と光空間通信とヘッドホン出力などのアナログ出力端子を兼ね備えた通信機器が実現できる。
【0130】
また、上記光空間伝送システムは、上記受発光モジュールに、アナログプラグ検出機能を持ち、アナログプラグが挿入されたときには、アナログ信号の受信が可能となるように構成されていてもよい。これにより、ひとつのモジュールで、1芯ファイバー通信と光空間通信と音声入力などのアナログ入力端子を兼ね備えた通信機器可能となる。
【0131】
また、上記光空間伝送システムは、機器間でデータ通信を行う任意の機器に適用可能である。
【0132】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光空間通信装置は、同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置であって、自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、このアイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する送信回路を備える構成である。
【0133】
また、本発明の光空間通信装置の制御方法は、同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置の制御方法であって、自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、アイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する方法である。
【0134】
それゆえ、アイドルコードが装置ごとに異なるため、相手光と迷光とを区別することができる。よって、相手装置の接続の解除を確実に検出できる。例えば、相手装置が送信し得ないコードを受信した場合に、そのコードが自装置が送信し得るアイドルコードであれば、相手装置によって接続が解除されたとみなし、切断作業を行うことができる。
【0135】
また、ランダムコードの挿入により、アイドルコードを連続して送信しても、クロストークジッタの影響を小さくできる。したがって、信号の遷移とサンプリング点のマージンを少なくし、その結果、信号のサンプリングを行うCDR回路の製造を安価にすることができる。
【0136】
以上より、上記光空間通信装置によれば、同一波長の光を用いた全2重の空間通信を簡便に実現することができるという効果を奏する。
【0137】
さらに、本発明の光空間通信装置は、信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号を生成する受信回路を備え、かつ、上記送信回路が、上記受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータを持つとともに、このパラメータに基づき上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てるものである。
【0138】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータに基づき、上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てる方法である。
【0139】
それゆえ、さらに、受信検知信号(SD信号)のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータに基づき、アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てることができるという効果を奏する。
【0140】
さらに、本発明の光空間通信装置は、外部より送信開始信号を取得するトリガ取得手段と、上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備える構成である。
【0141】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、外部より送信開始信号を取得するトリガ取得ステップと、上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含む方法である。
【0142】
それゆえ、さらに、外部より送信開始信号が入力された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させることができる。よって、空間通信において、相手装置との接続を確認するためのトリガを供給できるという効果を奏する。
【0143】
さらに、本発明の光空間通信装置は、利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得手段と、上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備える構成である。
【0144】
さらに、本発明の光空間通信装置の制御方法は、利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得ステップと、上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含む方法である。
【0145】
それゆえ、さらに、利用者が例えば通信開始の指示操作を行った時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させることができる。よって、空間通信において、相手装置との接続を確認するためのトリガを供給できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光空間通信装置の構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光空間通信装置の他の構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図3】図2に示した光空間通信装置の通信時の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光空間通信装置
13 制御端子(トリガ取得手段)
15 プラグ検出端子(トリガ取得手段)
21 送信回路
23 受信回路
27 送信開始信号検出回路

Claims (8)

  1. 同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置であって、
    自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、このアイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入する送信回路を備えることを特徴とする光空間通信装置。
  2. 信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号を生成する受信回路を備え、かつ、
    上記送信回路が、上記受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータを持つとともに、このパラメータに基づき上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てるものであることを特徴とする請求項1に記載の光空間通信装置。
  3. 外部より送信開始信号を取得するトリガ取得手段と、
    上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光空間通信装置。
  4. 利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得手段と、
    上記トリガ取得手段から上記送信開始信号が供給された時、自装置を待機状態から接続確認状態に移行させる送信開始信号検出回路と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光空間通信装置。
  5. 同一波長の光を用いて全2重の光空間通信を行う光空間通信装置の制御方法であって、
    自装置がデータを送信していないことを示すアイドルコードを相手装置のアイドルコードとは異なるように割当てるとともに、アイドルコードを連続して送信する際に、アイドルコードのパターンとは異なるランダムなパターンを有するランダムコードをアイドルコード間に挿入することを特徴とする光空間通信装置の制御方法。
  6. 信号の受信中にアクティブとなる二値の受信検知信号のタイミングで自装置と相手装置とで異なるパラメータに基づき、上記アイドルコードを自装置と相手装置とで異なるように割当てることを特徴とする請求項5に記載の光空間通信装置の制御方法。
  7. 外部より送信開始信号を取得するトリガ取得ステップと、
    上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の光空間通信装置の制御方法。
  8. 利用者の操作に応じて送信開始信号を生成するトリガ取得ステップと、
    上記送信開始信号に応じて待機状態から接続確認状態に移行する送信開始信号検出ステップと、を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の光空間通信装置の制御方法。
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