JP4050865B2 - 半導体レーザ装置及びその製造方法及びそれを用いた光ピックアップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザ装置に関し、特に半導体レーザチップの実装構造及びその製造方法及びそれを用いた光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例の半導体レーザ装置を図6〜図9に示し、従来例の半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程を図10(a),(b)に示す。
【0003】
図6の従来例の半導体レーザ装置において、半導体レーザチップ50は、ステム51の一端にあるヘッダー部51aの所定位置に、金属ロウ材(半田等)52を介して配設される。半導体レーザチップ50は、そのダイボンドされる場所において、金属ロウ材52によって接着される。したがって、ボンディング時には、半導体レーザチップ50は動かないようにボンディングコレット等(図示せず)で固定する必要がある。なお、図6において、半導体レーザ装置の発光光軸55は、主出射側発光点53とモニター側発光点54とを結んだ軸である。
【0004】
また、金属ロウ材(金−スズ合金半田等)を用い、半導体レーザチップの大きさとマウントの凸部(または、ヘッダー部)の大きさに着目した先行資料として、例えば、特開昭63−138794号公報や特開平5−291696号公報がある。これらを図7及び図8を用いて説明する。
【0005】
図7において、従来例の半導体レーザ装置60は、シリコンをメサエッチしてマウント63を作成し、活性層62をマウント側に向けた半導体レーザ素子61を、金−スズ合金半田64を用いてマウント63の凸部にダイボンディングし、そして半導体レーザ素子61に金線66をボンディングしたものである。また、マウント63の下には放熱板65が設けられている。
【0006】
図7に示すように、半導体レーザ素子61とマウント63とは、半導体レーザ素子61の周辺部では接触していない。そのため、半導体レーザ素子61のダイボンディング時に、マウント63の凸部上面からはみ出した金−スズ合金半田64は、マウント63の凸部周辺に溜まり、半導体レーザ素子61の側面に盛り上がることがない。
【0007】
図8は、別の従来の半導体レーザ素子70の断面を示す。半導体レーザ素子70は、レーザチップ71とヒートシンク72を備えている。ヒートシンク72は断面が台形状の突起部80を備え、突起部80の上面は、レーザチップ71の下面よりも少し小さく、平坦な搭載面72aを形成している。レーザチップ71は、ロウ材73を介して、上記突起部80の上面すなわち搭載面72aに取り付けられている。
【0008】
この半導体レーザ素子70の製造では、突起部80の上面に低融点ロウ材(例えばインジウム(In))73を塗布し、加熱溶融(温度300℃)および冷却を行って、レーザチップ71を突起部80に取り付ける。
【0009】
このように、レーザチップ71を、サブマウントを介することなく、ロウ材73によって直接ヒートシンク72の突起部80にダイボンドしている(直付け方式)。したがって、半導体レーザ素子を低コストで作製することができる。また、レーザチップ71によってヒートシンク72の搭載面72aから押し出されたロウ材73は、加熱溶融時に突起部80の側面に回り込み、レーザチップ71の側面上に盛り上がることがない。したがって、キャップ層75を薄くして発光部分74をヒートシンク72に近付けた場合であっても、レーザビームLがロウ材73によって乱反射されたり一部欠落したりするのを防止でき、放射特性を良くすることができる。
【0010】
一方、近年、実装上の効率アップや手番短縮、省人化によるバリューエンジニアリング(VE)等による半導体レーザ装置の製造方法の生産性の向上が要望されている。そして、従来の半導体レーザ装置においては、金属ロウ材(金−スズ合金ハンダまたは低融点ロウ材In)の加熱冷却サイクルに時間がかかること、また金属ロウ材の材料コストが高いこと等が問題となっていた。
【0011】
この改善策として、図9に示す半導体レーザ装置がある。図9において、50は半導体レーザチップ、51はステム、51aはステムのヘッダー部、53は主出射側発光点、54はモニター側発光点、55は主出射側発光点とモニター側発光点とを結ぶ半導体レーザ装置の発光光軸である。図9の半導体レーザ装置では、金属ロウ材52の代わりに導電性ダイボンドペースト56を用いて半導体レーザチップ50をダイボンドする。導電性ダイボンドペースト56を用いると、材料費が安く、ペーストの加熱硬化はダイボンドした後でよい。したがって、ダイボンドペースト56を使用すると、半導体レーザ装置をボンディング場所またはボンディング装置で加熱冷却する必要がないため、ダイボンド工程の時間短縮、及びボンディング場所(またはボンディング装置)の占有時間を短縮出来る。ダイボンドした半導体レーザ装置は、別の場所に移して加熱冷却処理される。
【0012】
図10(a),(b)に、上記従来の半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程を示す。図10(a)において、ディスペンサのシリンジニードルの針先57から一定微量の導電性ダイボンドペースト56を射出し、シリンジニードルの針先57を下方向58Aに下降させる。シリンジニードルの下降によってステム51のヘッダー部51aの所定位置に導電性ダイボンドペースト56を塗布し、その後、図10(b)に示すように、シリンジニードルの針先57を上方向58Bに上昇させてシリンジニードルを遠ざける。次に、この塗布された導電性ダイボンドペースト56上に、半導体レーザチップ50を配設する。
【0013】
半導体レーザチップ50のサイズは約0.2mm角であり、発光点は半導体レーザチップ50の下面より約0.05mmの高さにある。一方、シリンジニードルの針先57は約φ0.3mmである。シリンジニードルの針先57は小さい方が望ましいが、導電性ダイボンドペースト56の所定量を確実に塗布するためには、φ0.3mm程度より小さく設定することは出来ない。
【0014】
したがって、シリンジニードル針先57の大きさがφ0.3mm程度であり、半導体レーザチップ50の大きさが約0.2mm角であるため、導電性ダイボンドペースト56は半導体レーザチップ50よりも広い領域に塗布される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の半導体レーザ装置においては、導電性ダイボンドペーストの粘性の関係から、半導体レーザチップ50の下面から排出された導電性ダイボンドペースト56の厚みは約0.05mmにもなる。一方、半導体レーザチップ50の発光点は半導体レーザチップ50の下面から約0.05mmの高さに存在する。従って、導電性ダイボンドペースト56を用いて半導体レーザチップ50をダイボンドした時に、図9に示すように、導電性ダイボンドペースト56が半導体レーザチップ50の端面および側面に盛り上がり、主出射側発光点53およびモニター側発光点54を塞いでしまうという不具合が発生し易くなる。
【0016】
また、近年、光ディスク等の半導体レーザ装置を用いた光ピックアップの用途が開発され、情報の書き換え可能な光ピックアップには、光出力50mW以上という大出力レーザが用いられるようになってきている。ところが、光ピックアップ特に3ビーム方式を用いた光ピックアップでは、サイドビームによる光ピックアップのチップ面やステム面等の反射による戻り光が悪影響を及ぼし、この戻り光の悪影響を除去することが求められるようになって来た。
【0017】
そこで、本発明の目的は、導電性ダイボンドペーストが主出射側発光点またはモニター側発光点を塞ぐことがなく、また光ピックアップの戻り光による悪影響のない半導体レーザ装置及びその製造方法及びそれを用いた光ピックアップを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の半導体レーザ装置では、ステムの一端のヘッダー部から半導体レーザチップの主発光側発光点の端面を迫り出すように配設し、且つ、
該半導体レーザチップのダイボンドには導電性ダイボンドペーストを接着剤として用い、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面が迫り出している方向に、上記主発光側発光点の端面よりも迫り出し、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの端面上にもあるが、上記主発光側発光点を被覆しておらず、
上記半導体レーザチップの主発光側発光点は、上記ヘッダー部に対して、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面の迫り出し方向に直交する方向に離れており、
前記ステムの一端のヘッダー部より迫り出すように配設された前記半導体レーザチップの裏面に、前記導電性ダイボンドペーストが配設されてなり、
前記ステムの前記一端のヘッダー部にコーナー曲面加工部を配設してなる構成としている。
【0019】
【0020】
【0021】
また、本発明の半導体レーザ装置では、半導体レーザチップの発光点高さを半導体レーザチップのダイボンド面から約0.03mm以上高くする構成としている。
【0022】
また、本発明の半導体レーザ装置を用いた光ピックアップでは、本発明の半導体レーザ装置を用い、少なくとも、本発明の半導体レーザ装置と、回折格子と、光検出器とを有する構成としている。
【0023】
さらに、本発明の半導体レーザ装置の製造方法では、導電性ダイボンドペーストがディスペンサのシリンジニードル先端より射出され塗布されるに際し、シリンジニードル先端の一部が、ステムの一端のヘッダー部より迫り出す位置関係に配設してなる構成としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明の実施の形態に関する半導体レーザ装置の図である。図1(a),(b)は本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置の説明図である。図2(a),(b),(c)は本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程の説明図である。図3は本発明の参考例に関する半導体レーザ装置の説明図である。図4(a),(b)は本発明の参考例の半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程の説明図である。図5は、本発明の半導体レーザ装置と、回折格子と光検出器とを有する光ピックアップの図である。
【0025】
[第1の実施形態]
図1(a)において、10は半導体レーザチップ、11はステム、11aはステムのヘッダー部、12aはステムの一端のヘッダー部に配設されている面取り加工部、14は導電性ダイボンドペースト、15aは面取り加工部12aに流れた導電性ダイボンドペースト、16は主出射側発光点、17はモニター側発光点、18は主出射側発光点とモニター側発光点とを結ぶ半導体レーザ装置の発光光軸である。
【0026】
図1(b)において、12bがステムの一端のヘッダー部に配設されているコーナー曲面加工部、15bがコーナー曲面加工部12bに流れた導電性ダイボンドペーストである。その他の構成要素は図1(a)と同一であるので、それらの説明を省略する。
【0027】
図1(a),(b)において、半導体レーザ装置のステム11は、鉄系または銅系の金属合金の母材を加工して形成され、ステム11には金メッキ等の表面処理が施されている。また、図1(a)と(b)に示すように、ヘッダー部の縁には、それぞれ、本発明の面取り加工部12aとコーナー曲面(R:アール)加工部12bが配設されている。
【0028】
図1(a)に示されるように、面取り加工部12aがステム11の一端のヘッダー部11aに配設され、半導体レーザチップ10は上記ヘッダー部11aの端部から迫り出すようにしてボンディングされる。このため、導電性ダイボンドペースト14を用いて半導体レーザチップ10をステム11に接合するとき、過剰となった導電性ダイボンドペースト15aは、面取り加工部12a上に流出する。したがって、導電性ダイボンドペースト15aが、半導体レーザチップ10の端面にある主出射側発光点16およびモニター側発光点17よりも盛り上がることがない。すなわち、図1(a)から明らかなように、ダイボンドペースト14は迫り出した半導体レーザチップ10の端面上にあっても、主発光側発光点16およびモニター側発光点17を被覆しない。したがって、導電性ダイボンドペースト14が半導体レーザチップ10の主出射側発光点16あるいはモニター側発光点17を塞ぐことはない。
【0029】
以上のように、この導電性ダイボンドペースト14は、半導体レーザチップ10の主出射側発光点16あるいはモニター側発光点17を塞ぐことがない状態で、半導体レーザチップ10の裏面を支持し保護する構成となるので、信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
さらに、面取り加工部等に垂れ下がった導電性ダイボンドペースト15aが光を散乱しやすく反射しにくいことから、戻り光を反射して半導体レーザ装置が不具合となることを未然に防ぐと共に、戻り光に強い信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0030】
一方、図1(b)では、コーナー曲面加工部12bが、ステム11のヘッダー部11aの一端に配設される。図1(b)に示すように、半導体レーザチップ10が、ステム11の一端にあるヘッダー部11aの端部からコーナー曲面加工部12bに迫り出すようにして、ボンディングされている。このため、導電性ダイボンドペースト14を用いて半導体レーザチップ10をステム11に接合するときに、過剰となった導電性ダイボンドペースト15bは、コーナー曲面加工部12b上に流出する。したがって、導電性ダイボンドペースト14が半導体レーザチップ10の端面の主出射側発光点16およびモニター側発光点17よりも盛り上がることがない。すなわち、図1(b)から明らかなように、ダイボンドペースト14は迫り出した半導体レーザチップ10の端面上にあっても、主発光側発光点16およびモニター側発光点17を被覆しない。したがって、導電性ダイボンドペースト14が半導体レーザチップ10の主出射側発光点16あるいはモニター側発光点17を塞ぐことはない。
【0031】
以上のように、この導電性ダイボンドペースト14は、半導体レーザチップ10の主出射側発光点16あるいはモニター側発光点17を塞ぐことなく、半導体レーザチップ10の裏面を支持し保護する構成となるので、信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0032】
さらに、面取り加工部等に垂れ下がった導電性ダイボンドペースト15bが光を反射しにくいことから、戻り光を反射して半導体レーザ装置が不具合となることを未然に防ぐと共に、戻り光に強い信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0033】
尚、コーナー曲面加工部12bの曲率半径は、半導体レーザ装置の使用目的等により異なるが、多くの場合、曲率半径の範囲は30〜70μm程度、平均曲率半径は40〜50μm程度である。
【0034】
図2(a),(b),(c)は、本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程の説明図である。
【0035】
図2(a)はダイボンド工程の第1の段階の説明図であり、ディスペンサのシリンジニードルが降下とその針先には一定微量射出された導電性ダイボンドペーストが示されている。図2(b)はダイボンド工程の第2の段階の説明図であり、シリンジニードル針先がステムに接触し、停止し、導電性ダイボンドペーストが面取り加工部に垂れて流れる様子が示されている。図2(c)はダイボンド工程の第3の段階の説明図であり、ディスペンサのシリンジニードル針先がステムから離れている様子が示されている。図にもとづいて説明する。
【0036】
図2(a)に示すように、一定微量の導電性ダイボンドペースト14aが、ディスペンサによってディスペンサのシリンジニードル針先19に射出される。図2(b)に示すように、シリンジニードル針先19を下方向20Aに下降させ、ステム11のヘッダー部11aの所定位置に、導電性ダイボンドペースト14aを付着させる。
【0037】
尚、シリンジニードル針先19の面取り加工部側最外周部は、ヘッダー部11aと面取り加工部12aとにより形成される角部よりも外側に配置する。
【0038】
図2(b)において、ヘッダー部11aの一端に面取り加工部12aが配設され、シリンジニードル針先19の一部19aがステム11の一端のヘッダー部11aの所定位置より迫り出す位置関係にあるので、導電性ダイボンドペースト14aの一部は、面取り加工部12a上に垂れて、導電性ダイボンドペースト14bとなる。
【0039】
次に、図2(c)に示されるように、シリンジニードル針先19を上方向20Bに上昇させると、導電性ダイボンドペースト14aは、ヘッダー部11aの所定位置に転写塗布されて、導電性ダイボンドペースト14b、14c及び、14dとなる。ここで、14bはコーナー面取り加工部12aに流れた導電性ダイボンドペースト、14cはダイボンドするための導電性ダイボンドペースト、14dはシリンジニードル針先に残った導電性ダイボンドペーストである。
【0040】
その結果、導電性ダイボンドペースト14cがステム11のヘッダー部11aの所定位置に塗布される領域は、シリンジニードル針先19の大きさであるφ0.3mm程度の円の一部が欠けた形となる。つまり、導電性ダイボンドペースト14cの塗布領域は、特に、半導体レーザチップ10がダイボンドされる方向に、即ち、ステム11の径方向に小さくすることが出来る。
【0041】
このように、本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置は、シリンジニードル19の先端の一部をボンディング位置からはみ出すように配置すること、及び、ヘッダー部11aに面取り加工部12aを配設することにより、導電性ダイボンドペースト14cが、ステム11のヘッダー部11aの所定位置にある約0.2mm角の半導体レーザチップ10よりも小さい領域に塗布される。
【0042】
また、最初にディスペンサによってシリンジニードル針先19の先端から一定微量射出された導電性ダイボンドペースト14aは塗布されてその一部がヘッダー部11aの一端に配設された面取り加工部12aに流れることにより、導電性ダイボンドペースト14cの厚みを約0.05mmよりも薄くすることが出来る。すなわち、この導電性ダイボンドペースト14cの厚みは、半導体レーザチップ10の発光点高さの平均値約0.05mmよりも小さい値であり、導電性ダイボンドペーストの粘度や銀フィラーの含有量や作業温度等に依るが、10μm〜30μm(0.01mm〜0.03mm)厚程度である。
【0043】
また、実装する半導体レーザチップ10は、図1(a),(b)に示すように面取り加工部12aに隣接した所定位置のヘッダー部11a上に配設されるが、その際、主発光側発光点16の端面が上記角部よりも約10〜60μm(好ましくは約10〜30μm)程度迫り出すように配設される。こうして、導電性ダイボンドペースト14は半導体レーザチップ10の主出射側発光点16、及びモニター側発光点17より高くに盛り上がらない状態が得られる。
【0044】
上記図2(a),(b),(c)の説明においては、図1(a)に示されたヘッダー部に面取り加工部12aが配設された場合のダイボンド工程について説明したが、図1(b)に示されたヘッダー部にコーナー曲面加工部12bが配設された場合のダイボンド工程についても同様である。
【0045】
また、図2(a)に示されたヘッダー部11aと面取り加工部12aとにより形成される角部は、図1(b)に示されたコーナー曲面加工部12bがヘッダー部に配設された場合には、平坦なヘッダー部がコーナー曲面加工部12bの曲面に移る所に対応することは当然である。
【0046】
以上のように、本発明は、導電性ダイボンドペースト14が半導体レーザチップ10の端面及び側面に盛り上がることなく、また、ダイボンドペースト14が迫り出した端面上にあっても、主発光側発光点16およびモニター側発光点17を被覆しなく、したがって、主出射側発光点16およびモニター側発光点17を塞いでしまう不具合を発生せず、信頼性が高く、生産性の高い半導体レーザチップのダイボンド方法、および信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0047】
さらに、面取り加工部12aまたはコーナー曲面加工部12bに垂れ下がった導電性ダイボンドペースト(15aまたは15b)が光を散乱しやすく反射しにくいことから、戻り光を反射して半導体レーザ装置が不具合となることを未然に防ぐと共に、戻り光に強い信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0048】
[参考例]
本発明の参考例として、半導体レーザ装置を図3に、また、その製造方法のダイボンド方法を図4(a),(b)に示す。
【0049】
図3において、10は半導体レーザチップ、11はステム、11aはステム11のヘッダー部、13はサブマウント、13aはサブマウントのヘッダー部、13bはサブマウントの端面、13cはヘッダー部13aの角部、14は導電性ダイボンドペースト、16は主出射側発光点、17はモニター側発光点、18は主出射側発光点とモニター側発光点とを結ぶ半導体レーザ装置の発光光軸である。サブマウント13は、Si系ウエハーまたはAlNやSiC等のセラミック系で形成され、必要に応じて電極パターンやフォトダイオードが形成されている。サブマウント13は、ステム11上の所定位置にペーストやロウ材等の接着材で接着固定されている。
【0050】
また、サブマウント13の一端のヘッダー部13aに、面取り加工部またはコーナー曲面加工部を配設してもよい。
【0051】
図4(a),(b)は、図3の半導体レーザ装置のダイボンド方法を示す。図4(a)において、サブマウント13は、ステム11の上の所定のボンディング位置にペースト、蝋材等の接着材で接着固定されている。ここで、13cはサブマウント13の一端のヘッダー部13aの角部を指し、19bはディスペンサのシリンジニードル針先19の外周の最外部を指す。図4(a)に示されているように、ディスペンサのシリンジニードル針先19の一部19aは、サブマウント13のヘッダー部13aの所定位置よりも迫り出す。すなわち、シリンジニードル針先19の最外部19bは、角部13Cよりも外側に配置される。
【0052】
図4(a)に示すように、ディスペンサによってディスペンサのシリンジニードル針先19の先端部に、一定微量の導電性ダイボンドペースト14aを射出し、シリンジニードル針先19を下方向20Aに下降させる。そして、図示しないが、サブマウント13のヘッダー部13aの所定位置に、導電性ダイボンドペースト14aを付着させる。
【0053】
図4(b)に示すように、次に、シリンジニードル針先19を上方向20Bに上昇させると、サブマウント13のヘッダー部13a上には、ダイボンド用の導電性ダイボンドペースト14cが塗布され、サブマウント13の端面13bには、流れ落ちた導電性ダイボンドペースト14bが付着し、シリンジニードル針先19には、残りの導電性ダイボンドペースト14dが付着する。
【0054】
図4(b)において、半導体レーザチップが配設されるヘッダー部上の所定位置は、ステム11よりサブマウント13の厚さ分だけ高い所にある。このため、図4(a)に示す導電性ダイボンドペースト14aの一部は、サブマウントの端面13bに垂れて、導電性ダイボンドペースト14bは薄く塗布されることになる。
【0055】
その結果、導電性ダイボンドペースト14cがヘッダー部13aの所定位置に塗布される領域は、シリンジニードル針先19の大きさであるφ0.3mm程度の円の一部が欠けた形となる。つまり、導電性ダイボンドペースト14cの塗布領域は、特に、半導体レーザチップ10がダイボンドされる方向に、即ち、サブマウント13の長手方向に、小さい領域とすることが出来る。
【0056】
このように、本発明の参考例の半導体レーザ装置は、サブマウント13されたステム11を用い、シリンジニードル針先19の一部をサブマウント13の一端からはみ出すように配置する。この結果、実装する半導体レーザチップ10は主発光側発光点の端面をサブマウント13の一端から約10〜60μm(好ましくは約10〜30μm)程度迫り出すように配設され、導電性ダイボンドペースト14cは、半導体レーザチップ10の大きさが約0.2mm角よりも小さい領域に精度良く塗布されることになる。
【0057】
また、塗布された導電性ダイボンドペースト14aの一部がサブマウントの端面13bに流れることによって、サブマウント上の導電性ダイボンドペースト14cの厚みを約0.05mmよりも薄くすることが出来る。すなわち、導電性ダイボンドペースト14cの厚みは、およそ10〜30μm厚程度であり、半導体レーザチップ10の発光点高さの平均値約0.05mmよりも薄い値とすることが出来る。
【0058】
サブマウントの端面13bに垂れて流れた導電性ダイボンドペースト14bは、ダイボンドに不要なものであり、また、ステム11と互いに同電位で設計してあればステム11と接触しても何ら問題を起さない。
【0059】
導電性ダイボンドペースト14は、例えば、銀のフィラーを熱硬化型エポキシ樹脂に混ぜたもの(銀ペースト)である。銀のフィラーとしては、針状結晶系のものやフレーク状のものがある。また、グラファイト粉末や炭素を含む高分子材料を熱処理して得られる高熱導電性グラファイト粉末を単独で、または、銀フィラー等と共に、エポキシ樹脂等の樹脂に混合して、導電性ダイボンドペーストを得ることもできる。
【0060】
このようにして、図3に示すように、半導体レーザチップ10の主発光側発光点の端面が約10〜60μm(好ましくは約10〜30μm)程度迫り出すようにして、実装する半導体レーザチップ10をサブマウント13上に配設する。すると、導電性ダイボンドペースト14は、半導体レーザチップ10の主出射側発光点16、及びモニター側発光点17より高くに盛り上がらない状態が得られる。
【0061】
その結果、本発明は、導電性ダイボンドペースト14が半導体レーザチップ10の端面及び側面に盛り上がることなく、主出射側発光点16およびモニター側発光点17を塞いでしまう不具合が発生しない。このため、信頼性の高い半導体レーザチップのダイボンド方法、および信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0062】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に関する光ピックアップを図5に示す。本発明の光ピックアップは、本発明の半導体レーザ装置を用い、少なくとも、本発明の半導体レーザ装置と、回折格子と、光検出器とを有するものである。
【0063】
図5において、本発明の光ピックアップ100は、前記第1の実施形態で述べた本発明の半導体レーザ装置101と、回折格子102と、ビームスプリッタ103と、光検出器104と、コリメータレンズ(集光レンズ)105とアクチエータ付き対物レンズ106とから構成される。
【0064】
半導体レーザ装置101の半導体レーザチップ107の主出射側発光点108から出射されたレーザー光109は、回折格子102により、3ビーム光、即ち、0次光L0(メインビーム)、+1次光L1(サイドビーム)と、−1次光L2(サイドビーム)とに分けられる。この3ビーム光L0,L1,L2は、ビームスプリッタ103と集光レンズ105と対物レンズ106を通過して、光ディスク等の記録媒体110に入射する。
【0065】
記録媒体110の表面で反射した0次光L0の光(以下、戻り光と称する)は、対物レンズ106と集光レンズ105を通過し、ビームスプリッタ103で反射され、次に、情報信号を含む戻り光は光検出器104に入射して、電気信号に変換される。また、ビームスプリッタ103を通過した戻り光は、回折格子102で再度分けられ、0次戻り光R0(メイン戻り光)、+1次戻り光R1(サイド戻り光)、−1次戻り光R2(サイド戻り光)に分けられる。
【0066】
0次戻り光R0は、半導体レーザチップの主発光側発光点108近傍に戻ってくる。半導体レーザチップの主発光側発光点の端面の反射率は、通常約32%か、またはそれ以下なので、光検出器104から得られる3ビーム方式のトラッキング信号に悪影響を与え無いことが知られている。
【0067】
また、+1次戻り光R1は半導体レーザチップ107の半導体レーザチップの主発光側発光点の端面の外に回折されるので、詳しく言えば、およそ70μm〜120μm程度の外側へ回折されるので、そこには、半導体レーザチップの主発光側の端面は無く、再反射して、光検出器104に悪影響を与えることは無い。
【0068】
一方、−1次戻り光R2は、ステムの一端のヘッダー部112側に回折されるので、光検出器104に悪影響を与える要因となることが知られている。しかし、本発明の半導体レーザ装置における半導体レーザチップ107の接着面近傍及びステムのヘッダー部の近傍には、導電性ダイボンドペースト113が配設されている。
【0069】
導電性ダイボンドペースト113の表面は、凹凸であるため、光表面反射率は9〜24%程度の範囲にあり、その平均値は約15%程度と低い値にある。
【0070】
また、第1の実施形態で述べた本発明の半導体レーザ装置は、ステムの一端のヘッダー部から半導体レーザチップの主発光側発光点の端面を約10〜60μm(好ましくは約10〜30μm)程度迫り出すように配設され、且つ、半導体レーザチップを導電性ダイボンドペーストを接着剤としてダイボンドされているため、−1次戻り光R2の反射による迷光の発生を抑制することができる。
【0071】
従って、導電性ダイボンドペースト113で反射された戻り光は、光学系で反射されて光検出器104へ迷光として入射したとしても、誤動作を生じる程の大きさではない。
【0072】
このように、本発明の半導体レーザ装置を用いることにより、半導体レーザ装置からの戻り光により、トラッキング信号への影響が少ない3ビーム方式の光ピックアップを得ることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明の半導体レーザ装置によれば、ステムの一端のヘッダー部から半導体レーザチップの主発光側発光点の端面を迫り出すように配設し、且つ、
該半導体レーザチップのダイボンドには導電性ダイボンドペーストを接着剤として用い、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面が迫り出している方向に、上記主発光側発光点の端面よりも迫り出し、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの端面上にもあるが、上記主発光側発光点を被覆しておらず、
上記半導体レーザチップの主発光側発光点は、上記ヘッダー部に対して、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面の迫り出し方向に直交する方向に離れており、
前記ステムの一端のヘッダー部より迫り出すように配設された前記半導体レーザチップの裏面に、前記導電性ダイボンドペーストが配設されてなり、
前記ステムの前記一端のヘッダー部にコーナー曲面加工部を配設してなる構成としている。
【0074】
従って、ダイボンド時の接着剤が半導体レーザチップの端面及び側面に盛り上がることがなく、また、ダイボンドペーストが迫り出した端面上にあっても、主発光側発光点およびモニター側発光点を被覆しなく、したがって、主出射側発光点およびモニター側発光点を塞いでしまう不具合が発生せず、信頼性の高く、生産性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0075】
【0076】
また、ダイボンド時の接着剤が半導体レーザチップの裏面に配設されることにより、この導電性ダイボンドペーストがステムの一端のヘッダー部より迫り出すように配設された半導体レーザチップを支持し、保護する構成となるため、信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0077】
【0078】
さらに、導電性ダイボンドペーストペーストが半導体レーザチップの端面及び側面に盛り上がることがなく、また、ダイボンドペーストが迫り出した端面上にあっても、主発光側発光点およびモニター側発光点を被覆しなく、したがって、主出射側発光点およびモニター側発光点を塞いでしまう不具合が発生せず、信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。さらに、面取り加工部等に垂れ下がった導電性ダイボンドペーストが光を反射しにくいことから、戻り光を反射して半導体レーザ装置が不具合となることを未然に防ぐと共に、戻り光に強い信頼性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0079】
また、本発明の半導体レーザ装置によれば、半導体レーザチップの発光点高さを半導体レーザチップのダイボンド面から約0.03mm以上高くする構成としている。
【0080】
従って、半導体レーザチップの発光点高さを高くとることにより、導電性ダイボンドペーストペーストが半導体レーザチップの端面及び側面に盛り上がることがなく、また、ダイボンドペーストが迫り出した端面上にあっても、主発光側発光点およびモニター側発光点を被覆しなく、したがって、主出射側発光点およびモニター側発光点を塞いでしまう不具合が発生せず、信頼性が高く、生産性の高い半導体レーザ装置を得ることが出来る。
【0081】
また、本発明の半導体レーザ装置を用いた光ピックアップでは、本発明の半導体レーザ装置を用い、少なくとも、半導体レーザ装置と、回折格子と、光検出器とを有する構成としている。
【0082】
従って、本発明の半導体レーザ装置を用いることにより、半導体レーザ装置からの戻り光による影響が少ない光ピックアップを得ることができる。
【0083】
さらに、本発明の半導体レーザ装置の製造方法によれば、導電性ダイボンドペーストがディスペンサのシリンジニードル先端より射出され塗布されるに際し、シリンジニードル先端の一部が、ステムの一端のヘッダー部より迫り出す位置関係に配設してなる構成としている。
【0084】
従って、ダイボンド時の接着剤が半導体レーザチップの端面及び側面に盛り上がることがなく、主出射側発光点およびモニター側発光点を塞いでしまう不具合が発生せず、信頼性の高い半導体レーザ装置の製造方法を得ることが出来る。
【0085】
さらに、導電性ダイボンドペーストを半導体レーザチップのダイボンドの接着剤として用いることにより、金属ロウ材等に比べてより安価であり、且つ、導電性ダイボンドペーストの加熱、硬化はダイボンドした後でよく、ダイボンドした場所または装置での加熱、冷却をする必要がないため、ダイボンド工程の時間短縮、及びボンディング場所(装置)の占有時間の短縮が出来る。その結果、安価で信頼性が高く、生産性の高い半導体レーザ装置およびその製造方法を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置の説明図であり、(a)はヘッダー部の端部に面取り加工部が配設された場合の図であり、(b)はヘッダー部の端部にコーナー曲面加工部が配設された場合の図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に関する半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程の説明図であり、(a)はダイボンド工程の第1の段階の説明図であり、(b)はダイボンド工程の第2の段階の説明図であり、(c)はダイボンド工程の第3の段階の説明図である。
【図3】 本発明の参考例に関する半導体レーザ装置の説明図である。
【図4】 本発明の参考例の半導体レーザ装置の製造方法におけるダイボンド工程の説明図であり、(a)はダイボンド工程の第1の段階の説明図であり、(b)はダイボンド工程の第2の段階の説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態に関する光ピックアップの説明図である。
【図6】 従来例の半導体レーザ装置の説明図である。
【図7】 従来例の半導体レーザ装置の説明図である。
【図8】 従来例の半導体レーザ装置の説明図である。
【図9】 従来例の半導体レーザ装置の説明図である。
【図10】 従来例の半導体レーザ装置の製造方法の説明図であり、(a)及び(b)は従来例の半導体レーザ装置の製造方法のダイボンド工程の説明図である。
【符号の説明】
10...半導体レーザチップ、
11...ステム、
11a...ステムのヘッダー部、
11b...ヘッダー部11aの面取り加工部の角、
12...ステムの一端のヘッダー部に配設されているヘッダー部の加工部、
12a...ステムの一端のヘッダー部に配設されている面取り加工部、
12b...ステムの一端のヘッダー部に配設されているコーナー曲面加工部、
13...サブマウント、
13a...サブマウントのヘッダー部、
13b...サブマウントの端面、
13c...サブマウント13の一端のヘッダー部13aの角、
14...導電性ダイボンドペースト、
14a...シリンジニードル針先の最初の導電性ダイボンドペースト、
14b...面取り加工部12またはサブマウントの端面13bに流れた導電性ダイボンドペースト、
14c...ダイボンドするための導電性ダイボンドペースト、
14d...シリンジニードル針先に残った導電性ダイボンドペースト、
15a...面取り加工部に流れた導電性ダイボンドペースト、
15b...コーナー曲面加工部12bに流れた導電性ダイボンドペースト、
16...主出射側発光点、
17...モニター側発光点、
18...主出射側発光点とモニター側発光点とを結ぶ半導体レーザ装置の発光光軸、
19...ディスペンサのシリンジニードル針先、
19a...ディスペンサのシリンジニードル針先19の一部(迫り出し部)、
19b...ディスペンサのシリンジニードル針先19の外周の最外部、
20A...シリンジニードル針先の下降方向、
20B...シリンジニードル針先の上昇方向、
100...光ピックアップ、
101...半導体レーザ装置、
102...回折格子、
103...ビームスプリッタ、
104...光検出器、
105...コリメータレンズ(集光レンズ)、
106...対物レンズ、
107...半導体レーザチップ、
108...半導体レーザチップの主出射側発光点、
109...半導体レーザ装置から出射されたレーザー光、
110...光ディスク等の記録媒体、
111...半導体レーザチップの主発光側発光点の端面、
112...ステムの一端のヘッダー部、
113...導電性ダイボンドペースト。
Claims (4)
- ステムの一端のヘッダー部から半導体レーザチップの主発光側発光点の端面を迫り出すように配設し、且つ、
該半導体レーザチップのダイボンドには導電性ダイボンドペーストを接着剤として用い、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面が迫り出している方向に、上記主発光側発光点の端面よりも迫り出し、
上記ダイボンドペーストは、上記半導体レーザチップの端面上にもあるが、上記主発光側発光点を被覆しておらず、
上記半導体レーザチップの主発光側発光点は、上記ヘッダー部に対して、上記半導体レーザチップの主発光側発光点の端面の迫り出し方向に直交する方向に離れており、
前記ステムの一端のヘッダー部より迫り出すように配設された前記半導体レーザチップの裏面に、前記導電性ダイボンドペーストが配設されてなり、
前記ステムの前記一端のヘッダー部にコーナー曲面加工部を配設してなることを特徴とする半導体レーザ装置。 - 請求項1に記載の半導体レーザ装置において、
前記半導体レーザチップの発光点高さを該半導体レーザチップのダイボンド面から約0.03mm以上高くすることを特徴とする半導体レーザ装置。 - 請求項1または2に記載の半導体レーザ装置を用い、少なくとも、該半導体レーザ装置と、回折格子と、光検出器とを有することを特徴とする光ピックアップ。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体レーザ装置の製造方法において、
前記導電性ダイボンドペーストがディスペンサのシリンジニードル先端より射出されて塗布されるに際し、該シリンジニードル先端の一部が、前記ステムの前記一端のヘッダー部より迫り出す位置関係に配設されてなることを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
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