JPH05291696A - 半導体レーザ素子およびその作製方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその作製方法

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JPH05291696A
JPH05291696A JP8694392A JP8694392A JPH05291696A JP H05291696 A JPH05291696 A JP H05291696A JP 8694392 A JP8694392 A JP 8694392A JP 8694392 A JP8694392 A JP 8694392A JP H05291696 A JPH05291696 A JP H05291696A
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JP
Japan
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semiconductor laser
laser chip
protrusion
heat sink
chip
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JP8694392A
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English (en)
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Takashi Ishizumi
▲隆▼司 石住
Hiroshi Takegawa
浩 竹川
Taiji Morimoto
泰司 森本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザ素子を低コストで、放射特性良
く、しかもダイボンド位置精度が良い状態に作製する。 【構成】 ヒートシンク2の搭載面2aに、上面20aが
半導体レーザチップ1の下面と同一か又は少し小さい寸
法の平坦面をなす突起部20を設ける。この突起部20
の上面20aに低融点鑞材(In)3を塗布する。この上
に、半導体レーザチップ1を載置した状態で、加熱溶融
および冷却を行って半導体レーザチップ1を突起部20
に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体レーザ素子およ
びその作製方法に関し、より詳しくは、半導体レーザチ
ップ(以下、単に「レーザチップ」という。)をヒートシン
ク上に搭載してなる半導体レーザ素子およびその作製方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体レーザ素子は、レ
ーザチップをヒートシンク上に直接ダイボンドする直付
け方式またはサブマウントを介してダイボンドするサブ
マウント方式のいづれかの方式で作製されている。直付
け方式は、図2(a)に示すように、ヒートシンク102
の搭載面102aに低融点鑞材103を塗布(蒸着または
転写)し、この上に直接レーザチップ101を載置す
る。そして、同図(b)に示すように、鑞材103を加熱
溶融後、冷却して、レーザチップ101をヒートシンク
102に取り付ける。一方、サブマウント方式は、図3
(a),(b)に示すように、レーザチップ101とヒートシ
ンク102との間に、レーザチップ101と熱膨張率が
略等しいサブマウント120を介在させる。すなわち、
レーザチップ101をサブマウント120の高融点鑞材
104を塗布した面に取り付け(高温で加熱溶融および
冷却を行う)、さらに、このサブマウント120を低融
点鑞材103を塗布したヒートシンク102の搭載面1
02aに取り付ける(低温で加熱溶融および冷却を行
う)。
【0003】上記低融点鑞材103としては、レーザチ
ップ101とヒートシンク102との熱膨張率差による
歪みを緩和するために、Inのような柔らかいものが用
いられている。また、上記高融点鑞材104としては、
表面の盛り上がりが少ない硬い材質のものが用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザチッ
プの発光部分は、動作時に発熱して、光出力や寿命、温
度特性などに悪影響を及ぼす。このため、光磁気ディス
ク用、レーザプリンタ用、計測用などの高出力レーザチ
ップでは、信頼性および温度特性を良くするために、図
4(直付け方式の例)に示すように、キャップ層108を
薄く設計して発光部分107がヒートシンク102に近
くなるように搭載される。しかしながら、このようにし
た場合、直付け方式では、チップ周囲での鑞材103の
盛り上がりによってレーザビームLが乱反射されたり一
部欠落したりして、放射特性が悪化するという問題があ
る。低融点鑞材103は、材質が柔らかいため、レーザ
チップ101に押し出され、その周囲に盛り上がり易い
のである。一方、サブマウント方式では、高融点鑞材1
04の材質が硬いので、鑞材104の盛り上がりによっ
て放射特性が損なわれることはない。しかし、サブマウ
ント120と高融点鑞材104を設けることによる部品
点数増加、工程数増加によって、コストが高くつくとい
う問題がある。
【0005】また、従来は、両方式とも、ヒートシンク
102の搭載面102aに対して、すなわちレーザパッ
ケージの略全体に対してレーザチップ101を位置合わ
せしているため、レーザチップ101の位置精度が、ダ
イボンド機のレーザチップ搬送位置精度およびレーザパ
ッケージ寸法精度に依存する。このため、ダイボンド位
置精度が良くないという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、低コストで、
放射特性が良く、しかもダイボンド位置精度が良い半導
体レーザ素子およびその作製方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の半導体レーザ素子は、半導体レーザチッ
プをヒートシンク上に搭載してなる半導体レーザ素子で
あって、上記ヒートシンクの搭載面に、上面が上記半導
体レーザチップ下面と同一寸法か又は少し小さい平坦面
をなす突起部が設けられ、上記半導体レーザチップは鑞
材を介して上記突起部の上面に取り付けられていること
を特徴としている。
【0008】また、この発明の半導体レーザ素子の作製
方法は、半導体レーザチップをヒートシンク上に搭載す
る半導体レーザ素子の作製方法であって、ヒートシンク
の搭載面に、上面が上記半導体レーザチップ下面と同一
か又は少し小さい寸法の平坦面をなす突起部を設け、こ
の突起部の上面に鑞材を塗布した後、上記半導体レーザ
チップを載置し、この状態で、加熱溶融および冷却を行
って上記半導体レーザチップを上記突起部に取り付ける
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】この発明によれば、レーザチップは、サブマウ
ントを介することなく、鑞材によって直接ヒートシンク
の突起部にダイボンドされる。したがって、低コストで
作製される。また、レーザチップによって押し出された
鑞材(低融点のもの)は、加熱溶融時に突起部の側面に回
り込み、チップ周囲に盛り上がることがない。したがっ
て、レーザビームが鑞材によって乱反射されたり一部欠
落したりすることがなく、放射特性が良くなる。さら
に、ヒートシンクの搭載面に突起部が設けられているの
で、自動認識装置などによって、この突起部にレーザチ
ップを位置合わせすることが可能となる。このとき、レ
ーザチップの位置精度は、上記突起部の寸法精度に依存
するが、ダイボンド機のレーザチップ搬送位置精度には
依存しない。また、上記突起部の寸法精度は、レーザチ
ップと略同一寸法であることから、レーザパッケージ全
体の寸法精度よりも良くなる。したがって、従来に比し
て、ダイボンド位置精度が高まる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の半導体レーザ素子およびそ
の作製方法を実施例により詳細に説明する。
【0011】図1(d)は一実施例の半導体レーザ素子の
断面を示している。この半導体レーザ素子は、レーザチ
ップ1とヒートシンク2を備えている。ヒートシンク2
の搭載面2aに、上面20aがレーザチップ下面よりも少
し小さい平坦面をなす突起部20が設けられており、レ
ーザチップ1は鑞材3を介して上記突起部20の上面2
0aに取り付けられている。
【0012】この半導体レーザ素子は次のようにして作
製する。 まず、図1(a)に示すように、銅または鉄からなるヒ
ートシンク2の搭載面2aに、プレス加工(一体成型)に
より、突起部20を設ける。この突起部20の上面20
aは、搭載すべきレーザチップ1の下面よりも少し小さ
い寸法の平坦面とする。例えば、レーザチップ1が奥行
き300μm、横250μm、高さ100μmの直方体で
ある場合、突起部20の上面20aの寸法は奥行き29
0μm、横240μmとする。また、突起部20の底部の
寸法は奥行き350μm、横250μmとし、突起部20
の高さは100μmとする。なお、当然ながら、この突
起部20の寸法は、搭載すべきレーザチップの寸法に応
じて変更すべきものである。この後、突起部20には、
Auメッキなどの表面処理を施す。 次に、突起部20の上面20aに低融点鑞材(In)3を
塗布する。詳しくは、図示のように、鑞材3を蒸着した
テープ11をニードル(先端直径が0.4mmのもの)10
で突起部20の上面20aに押し付ける。これにより、
鑞材3を転写する。 次に、同図(b),(c)に示すように、自動ダイボンド機
(図示せず)で突起部20の上面20aを認識させ、レー
ザチップ1を搭載する位置を微調整した上、突起部20
の上面20aに載置する。このとき、レーザチップ1の
位置精度は、突起部20の寸法精度に依存するが、ダイ
ボンド機のレーザチップ搬送位置精度には依存しない。
また、上記突起部20の寸法精度は、レーザチップ1と
略同一寸法であることから、レーザパッケージ全体の寸
法精度よりも良くなる。したがって、従来に比して、ダ
イボンド位置精度を高めることができる。 この後、同図(d)に示すように、加熱溶融(温度300
℃)および冷却を行って、レーザチップ1を突起部20
に取り付ける。
【0013】このように、レーザチップ1を、サブマウ
ントを介することなく、鑞材3によって直接ヒートシン
ク2の突起部20にダイボンドしている(直付け方式)。
したがって、半導体レーザ素子を低コストで作製するこ
とができる。また、レーザチップ1によってチップ周囲
に押し出された鑞材3は、加熱溶融時に突起部20の側
面に回り込み、チップ周囲に盛り上がることがない。し
たがって、キャップ層8を薄くして発光部分7をヒート
シンク2に近付けた場合であっても、レーザビームLが
鑞材3によって乱反射されたり一部欠落したりするのを
防止でき、放射特性を良くすることができる。
【0014】なお、上記突起部20は、ヒートシンク2
を一体成型することによってヒートシンクと同一の材質
で構成したが、これに限られるものではない。熱伝導性
および電気伝導性(ヒートシンクとの接触を含む)に支障
がなければ、他の材質で構成しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の半
導体レーザ素子は、半導体レーザチップをヒートシンク
上に搭載してなる半導体レーザ素子であって、上記ヒー
トシンクの搭載面に、上面が上記半導体レーザチップ下
面と同一寸法か又は少し小さい平坦面をなす突起部が設
けられ、上記半導体レーザチップは鑞材を介して上記突
起部の上面に取り付けられているので、サブマウント部
材を使用せずに低コストで作製できる。また、チップ周
囲に鑞材が盛り上がるのを防止でき、放射特性を良くす
ることができる。しかも、自動認識装置などによって上
記突起部にレーザチップを位置合わせすることができ、
ダイボンド位置精度を高めることができる。
【0016】また、この発明の半導体レーザ素子の作製
方法は、半導体レーザチップをヒートシンク上に搭載す
る半導体レーザ素子の作製方法であって、ヒートシンク
の搭載面に、上面が上記半導体レーザチップ下面と同一
か又は少し小さい寸法の平坦面をなす突起部を設け、こ
の突起部の上面に鑞材を塗布した後、上記半導体レーザ
チップを載置し、この状態で、加熱溶融および冷却を行
って上記半導体レーザチップを上記突起部に取り付けて
いるので、サブマウント部材を使用せずに低コストで半
導体レーザ素子を作製できる。また、チップ周囲に鑞材
が盛り上がるのを防止でき、放射特性を良くすることが
できる。しかも、自動認識装置などによって上記突起部
にレーザチップを位置合わせすることができ、ダイボン
ド位置精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の半導体レーザ素子を作
製する過程を説明する図である。
【図2】 従来の直付け方式の半導体レーザ素子の作製
方法を説明する図である。
【図3】 従来のサブマウント方式の半導体レーザ素子
の作製方法を説明する図である。
【図4】 上記従来の直付け方式の半導体レーザ素子の
動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザチップ 2 ヒートシンク 2a 搭載面 3 鑞材 7 発光部分 8 キャップ層 10 ニードル 11 テープ 20 突起部 20a 上面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザチップをヒートシンク上に
    搭載してなる半導体レーザ素子であって、 上記ヒートシンクの搭載面に、上面が上記半導体レーザ
    チップ下面と同一寸法か又は少し小さい平坦面をなす突
    起部が設けられ、 上記半導体レーザチップは鑞材を介して上記突起部の上
    面に取り付けられていることを特徴とする半導体レーザ
    素子。
  2. 【請求項2】 半導体レーザチップをヒートシンク上に
    搭載する半導体レーザ素子の作製方法であって、 ヒートシンクの搭載面に、上面が上記半導体レーザチッ
    プ下面と同一か又は少し小さい寸法の平坦面をなす突起
    部を設け、この突起部の上面に鑞材を塗布した後、上記
    半導体レーザチップを載置し、この状態で、加熱溶融お
    よび冷却を行って上記半導体レーザチップを上記突起部
    に取り付けることを特徴とする半導体レーザ素子の作製
    方法。
JP8694392A 1992-04-08 1992-04-08 半導体レーザ素子およびその作製方法 Pending JPH05291696A (ja)

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Cited By (4)

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