JP4008744B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に係り、特にシリコン制御整流素子(Silicon controlled rectifier; SCR )を用いて静電気放電(Electro Static Discharge; ESD )から回路を保護するESD 保護回路部の回路構成および素子構造に関するもので、例えば低電源電圧タイプのCMOS LSIに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばCMOS LSIの入力回路や出力回路をESD 破壊から保護するために接続されているESD 保護回路は、保護素子として、ダイオードあるいはトランジスタあるいはSCR を用いたものがある。
【0003】
SCR を用いたESD 保護回路は、一般にSCR の動作電圧が高いので、動作電源が低電圧化されている微細化されたCMOS LSIに適用した場合に、ゲート耐圧が低いMOS トランジスタを保護するために低電圧トリガを可能にする必要がある。
【0004】
このような背景から、低電源電圧タイプのCMOS LSIにSCR を用いたESD 保護回路を適用した例が" A Gate-Coupled PTLSCR/NTLSCR ESD Protection Circuit for Deep-Submicron Low-Voltage CMOS IC's 1",IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.32,NO.1,JANUARY 1997 に開示されている。
【0005】
図17は、上記文献に開示されているCMOS LSIの入力回路に接続されたESD 保護回路の主要部を示す等価回路図である。ここでは、ESD 保護回路のSCR としてLVTSCR(Low-Voltage Triggered lateral SCR 、低電圧トリガ可能な横型SCR )を用いた例(従来例1)を示している。
【0006】
図17において、内部回路(Internal circuits) に接続されている入力パッドPAD と電源電位VDD が印加されるVDD ノードとの間に第1のESD 保護回路121 が接続されており、入力パッドPAD と接地電位VSS(GND)との間に第2のESD 保護回路122 が接続されている。
【0007】
上記第1のESD 保護回路121 は、VDD ノードと入力パッドPAD との間に第1のSCR であるLVTSCR1 のアノード・カソード間が接続されている。このLVTSCR1 は、PNP トランジスタQ1のベース・コレクタ間に並列にNPN トランジスタQ2のコレクタ・ベース間が接続されてなり、上記PNP トランジスタQ1のエミッタがアノードとなり、上記NPN トランジスタQ2のエミッタがカソードとなっている。
【0008】
そして、VDD ノードとNPN トランジスタQ2のベースとの間に、ゲート酸化膜が薄く形成されたPMOSトランジスタMp1 のソースS ・ドレインD 間が接続され、そのゲートG はVDD ノードに接続されている。
【0009】
また、PNP トランジスタQ1のベースおよびNPN トランジスタQ2のコレクタ(N-Well)とVDD ノードとの間にはウエル抵抗Rw1 が存在し、NPN トランジスタQ2のエミッタと入力パッドPAD との間にはウエル抵抗Rw2 が存在し、PNP トランジスタQ1のコレクタおよびNPN トランジスタQ2のベース(p-sub )とGND との間には基板抵抗Rsub1 が存在する。
【0010】
第2のESD 保護回路122 は、入力パッドPAD とGND との間に第2のSCR であるLVTSCR2 のアノード・カソード間が接続されている。このLVTSCR2 は、PNP トランジスタQ3のベース・コレクタ間に並列にNPN トランジスタQ4のコレクタ・ベース間が接続されてなり、上記PNP トランジスタQ3のエミッタがアノードとなり、上記NPN トランジスタQ4のエミッタがカソードとなっている。
【0011】
そして、PNP トランジスタQ3のベースとNPN トランジスタQ4のエミッタとの間に、ゲート酸化膜が薄く形成されたNMOSトランジスタMn1 のドレインD ・ソースS 間が接続され、そのゲートG はGND に接続されている。
【0012】
また、PNP トランジスタQ3のベースおよびNPN トランジスタQ4のコレクタ(N-Well)とVDD ノードとの間にはウエル抵抗Rw3 が存在し、NPN トランジスタQ4のベース(NMOSトランジスタTNの基板領域)とGND との間には基板抵抗Rsub2 が存在する。
【0013】
図18は、図17中の2個のLVTSCR1 、LVTSCR2 のうちのLVTSCR2 を代表的に取り出してその断面構造を概略的に示している。
【0014】
図18において、P基板(P-Substrate )130 の表層部には選択的にNウエル(N-Well)131 が形成されており、このNウエル(PNP トランジスタQ3のベース領域)131 の表層部には選択的にP+ 領域(PNP トランジスタQ3のエミッタ領域)132 とN+ 領域(Nウエル引き出し領域)133 が隣接して形成されている。このP+ 領域132 とN+ 領域133 は、LVTSCRのアノード(Anode )となる。
【0015】
また、前記Nウエル131 とP基板(PNP トランジスタQ3のコレクタ領域およびNPN トランジスタQ4のベース領域)130 との境界を含む表層部には、前記P+ 領域131 との間に素子分離領域134 を介してN+ 領域(NPN トランジスタQ4のコレクタ領域およびNMOSFET のドレイン領域)135 が選択的に形成されている。
【0016】
上記N+ 領域135 の近傍でP基板130 の表層部には選択的にN+ 領域(NPN トランジスタQ4のエミッタ領域およびNMOSトランジスタMn1 のソース領域)136 が形成されている。このN+ 領域136 は、LVTSCRのカソード(Cathode )となる。
【0017】
そして、上記2つのN+ 領域135 、136 相互間のチャネル領域上には薄いゲート酸化膜を介してNMOSトランジスタMn1 のゲート電極137 が形成されており、このゲート電極137 は前記カソード(N+ 領域136 )に接続されている。
【0018】
上記したLVTSCR2 は、それを構成するPNP トランジスタQ3およびNPN トランジスタQ4がいずれもP基板130 とNウエル131 との接合部を用いており、この接合部の一部にNMOSFET のドレイン領域135 が形成されている点に特徴がある。
【0019】
上記構成のLVTSCR2 を用いた図17中に示した第2のESD 保護回路122 は、入力パッドPAD に正極性のサージ電圧が入力した時に、LVTSCR2 にスナップバック耐圧以上の電圧が印加されると、スナップバック電流をベース電流としてLVTSCR2 がオンになってサージ電流をGND に放電することによって、入力回路の入力ゲートを保護するように動作する。
【0020】
しかし、LVTSCR2 に印加されたスナップバック耐圧以上の電圧がNMOSトランジスタMn1 のゲート耐圧よりも高い場合には、サージ電圧入力により内部回路にダメージを与えるという問題があった。
【0021】
図19は、前記文献に開示されている別のESD 保護回路の主要部を示す回路図である。ここでは、ESD 保護回路のSCR として、ゲート結合テクニックを用いた一層低電圧トリガ可能な横型SCR を用いた例(従来例2)を示している。
【0022】
図19において、第1のESD 保護回路151 は、図17中に示した第1のESD 保護回路121 と比べて、次の点(1)〜(4)が異なり、その他は同じである。
【0023】
(1)図17中のLVTSCR1 に代えて1個のPTLSCR(PMOS-Triggered lateral SCR、PMOSトランジスタによるトリガ可能な横型SCR )が用いられている。
【0024】
(2)VDD ノードとPTLSCRのゲートノード(NPN トランジスタQ2)のベースとの間に並列にPMOSトランジスタMp1 のソース・ドレイン間が接続されている。
【0025】
(3)VDD ノードとPMOSトランジスタMp1 のゲートとの間に抵抗素子Rpが接続され、(4)PMOSトランジスタMp1 のゲートと入力パッドPAD との間に容量素子Cpが接続されている。
【0026】
また、第2のESD 保護回路152 は、図17中に示した第2のESD 保護回路122と比べて、次の点(1)〜(4)が異なり、その他は同じである。
【0027】
(1)図17中のLVTSCR2 に代えて1個のNTLSCR(NMOS-Triggered lateral SCR、NMOSトランジスタによるトリガ可能な横型SCR )が用いられている。
【0028】
(2)nTLSCRのゲートノード(PNP トランジスタQ3のベース)とカソード(NPN トランジスタQ4のエミッタ)の間に並列にNMOSトランジスタMn1 のドレイン・ソース間が接続されている。
【0029】
(3)入力パッドPAD とNMOSトランジスタMn1 のゲートとの間に容量素子Cnが接続されている。
【0030】
(4)NMOSトランジスタMn1 のゲートとGND との間に抵抗素子Rnが接続されている。
【0031】
上記構成において、PTLSCRを用いた第1のESD 保護回路151 は、入力パッドPAD に負極性のサージ電圧が入力した時に、PMOSトランジスタMp1 が過渡的にオンになってPTLSCRにトリガをかける。これにより、サージ電流をVDD ノードに吸収し、入力回路の入力ゲートを保護する。この場合、PMOSトランジスタMp1 は、抵抗素子Rpと容量素子Cpによる所定時間の遅延後にオフ状態に戻る。
【0032】
また、NTLSCRを用いた第2のESD 保護回路152 は、入力パッドPAD に正極性のサージ電圧が入力した時に、NMOSトランジスタMn1 が過渡的にオンになってNTLSCRにトリガをかける。これにより、サージ電流をGND に吸収し、入力回路の入力ゲートを保護する。この場合、NMOSトランジスタMn1 は、容量素子Cnと抵抗素子Rnによる所定時間の遅延後にオフ状態に戻る。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来のSCR を用いたESD 保護回路は、SCR が接続されている入力パッドのサージ電圧入力時の過渡的な電位変化を利用してトリガをかけており、必ずしも良好な保護特性が得られないという問題があった。
【0034】
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、低電源電圧化が進んでいるLSI にSCR を用いたESD 保護回路を適用する場合に、低電圧トリガで良好な保護特性を実現し、信頼性を高めることが可能になる半導体装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
本願発明の一態様によれば、互いに電気的に分離された第1、第2、及び第3の外部端子を有し、前記第1の外部端子には通常動作時に第1の電源電圧が供給される半導体装置であって、サージ電流を通過させるためのシリコン制御整流素子と、前記整流素子は互いに組み合わされたPNPトランジスタ及びNPNトランジスタを含むことと、前記整流素子の電流通路は保護対象部が接続された特定端子と前記第3の外部端子との間に接続されることと、前記第2の外部端子に入力されるサージ電圧に基づいて前記整流素子をトリガするための第1のPMOSトランジスタと、前記第1のPMOSトランジスタの電流通路は前記第2の外部端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続されることと、前記第1のPMOSトランジスタのソースと基板領域とは互いに接続されることと、前記第1のPMOSトランジスタのゲートは前記第1の外部端子に接続されることと、前記整流素子のホールド電圧を設定するために前記第2の外部端子と前記整流素子との間に接続された電圧降下素子とを具備することを特徴とする半導体装置が提供される
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0043】
図1は、本発明の半導体装置の一例に係るCMOS LSIにおいて、SCR を用いたESD 保護回路の適用例を示す回路図である。なお、以下の各実施形態において、複数のパッドは、同一半導体チップ(LSI チップ)上に形成されており、このチップがパッケージングされた場合にはそれぞれ半導体装置の外部接続端子(ピン、バンプ電極など)に接続されるものである。
【0044】
図1において、10はCMOS LSIの内部回路(入力回路または出力回路)、15は内部回路10に接続されている信号パッドである。11は第1の電源電位VDD1(例えば3.3V )が印加されるVDD1パッド、12は第2の電源電位VDD2(例えば1.5V )が印加されるVDD2パッド、13は第3の電源電位VDD2(例えば2.5V )が印加されるVDD3パッド、14は接地電位GND が与えられるGND パッドである。
【0045】
ESD 保護回路ESD1〜ESD7は、それぞれSCR とそのトリガ入力用のPMOSトランジスタQPを有する。
【0046】
さらに、ESD 保護回路ESD1〜ESD7には、それぞれ対応してSCR の逆電圧印加時に順方向バイアスとなってSCR とは逆向きの電流を流すための逆方向電流吸収用のダイオードD が、SCR に対して並列に接続されている。
【0047】
前記第1のESD 保護回路ESD1とダイオードD の対は信号パッド15とGND パッド14との間に接続されており、前記第2のESD 保護回路ESD2とダイオードD の対はVDD1パッド11と信号パッド15との間に接続されており、前記第3のESD 保護回路ESD3とダイオードD の対はVDD1パッド11とGND パッド14との間に接続されている。
【0048】
また、前記第4のESD 保護回路ESD4とダイオードD の対はVDD1パッド11とGNDパッド14との間に接続されており、前記第5のESD 保護回路ESD5とダイオードDの対はVDD2パッド12とGND パッド14との間に接続されている。
【0049】
また、前記第6のESD 保護回路ESD6とダイオードD の対はVDD1パッド11とVDD2パッド12との間に接続されており、前記第7のESD 保護回路ESD7とダイオードDの対はVDD3パッド13とGND パッド14との間に接続されている。
【0050】
上記した図1の回路で特徴的なことは、ESD 保護回路ESD1〜ESD7のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートが接続されているノードは、CMOS LSIの通常動作時には電源電位になるが、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時(例えばCMOS LSIの使用前)にはGND になっているノードである(SCR のアノードあるいはカソードが接続されているノードではない)。
【0051】
即ち、第1のESD 保護回路ESD1、第4のESD 保護回路ESD4、第5のESD 保護回路ESD5のトリガ入力用のPMOSトランジスタのゲートQPは、電源パッド(VDD1パッド11あるいはVDD2パッド12)に接続されている。
【0052】
また、第2のESD 保護回路ESD2、第3のESD 保護回路ESD3、第7のESD 保護回路ESD7のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートは、最高電位の電源パッド(VDD1パッド11)とGND パッド14との間に抵抗素子R および容量素子C が直列に接続された積分回路の出力ノードにトリガバイアス線16を介して接続されている。
【0053】
また、第6のESD 保護回路ESD6のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートは、別のESD 保護回路(第6のESD 保護回路ESD6と同じサージ電流が流れる経路に属する例えば第1のESD 保護回路ESD1)のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPにトリガ供給線17を介して接続されている。
【0054】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、通常、各電源パッド11〜13、トリガバイアス線16およびトリガ供給線17は未だ正規の電源電位が印加されておらず、GND になっている。
【0055】
したがって、信号パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、第1のESD 保護回路ESD1のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲート・ソース間に、そのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されるとPMOSトランジスタQPがオンになる。これにより、第1のESD 保護回路ESD1のSCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流を放電させ、内部回路10を保護する。
【0056】
また、信号パッド15に負極性のサージ電圧が入力した時あるいはVDD1パッド11に正極性のサージ電圧が入力した時、第2のESD 保護回路ESD2のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されるとPMOSトランジスタQPがオンになる。これにより、第2のESD 保護回路ES2 のSCR にトリガがかかり、このSCR がオンになってサージ電流を放電させ、内部回路10を保護する。
【0057】
また、VDD1パッド11に正極性のサージ電圧が入力した時、第3のESD 保護回路ESD3のSCR および第4のESD 保護回路ESD4のSCR にトリガがかかり、それぞれのSCR がオンになってサージ電流を放電させ、VDD1パッド11・GND 間回路を保護する。
【0058】
また、VDD2パッド12に正極性のサージ電圧が入力した時、第5のESD 保護回路ESD5のSCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流を放電させ、VDD2パッド12・GND 間回路を保護する。
【0059】
また、VDD3パッド13に正極性のサージ電圧が入力した時、第7のESD 保護回路ESD7のSCR にトリガがかかり、そのSCR がオンになってサージ電流を放電させ、VDD3パッド13・GND 間回路を保護する。
【0060】
上記したような動作に際して、トリガされたSCR は、それ自体の正帰還作用によってオン動作が維持されるので、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPはサージ入力の印加直後からSCR がトリガされるまでの短時間だけオンすればよい。しかも、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲート閾値電圧Vthpの絶対値は小さいので、低電圧トリガによるSCR の起動が可能になる。
【0061】
<第1の実施形態>
図2は、図1中の第1のESD 保護回路ESD1を取り出して示す等価回路図である。
【0062】
図2に示すESD 保護回路は、CMOS LSIの例えば入力回路10に接続されている入力パッド15とGND パッド14との間に接続されており、入力パッド15とGND との間にアノード・カソード間が接続されたESD 保護用のSCR を有する。このSCR は、PNP トランジスタQ5のベース・コレクタ間に並列にNPN トランジスタQ6のコレクタ・ベース間が接続されてなり、上記PNP トランジスタQ5のエミッタがアノードとなり、上記NPN トランジスタQ6のエミッタがカソードとなっている。上記NPNトランジスタQ6のベースとGND との間には基板抵抗Rsubが存在する。
【0063】
そして、入力パッド15とNPN トランジスタQ6のベースとの間には、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPのソースS ・ドレインD 間が接続され、そのゲートG はVDD1パッド11に接続されている。このPMOSトランジスタQPの基板領域はソースSに接続されている。なお、上記SCR に並列に、SCR の逆電圧印加時に順方向バイアスとなる逆方向電流吸収用のダイオード(図1中のD )が接続されている。
【0064】
上記構成において、サージ電圧の入力が問題となる時、VDD1パッド11は、未だ正規の電源電位VDD1が印加されておらず、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートはGND になっている。
【0065】
したがって、この状態で入力パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、PMOSトランジスタQPゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されるとオンになる。
【0066】
これにより、SCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流をGND に放電し、入力回路10の入力ゲートを保護する。この場合、PMOSトランジスタQPのゲート閾値電圧Vthpの絶対値は小さいので、低電圧トリガによるSCR の起動が可能になる。
【0067】
図3は、図1中に示したSCR の電圧・電流特性を概略的に示す特性図である。この特性図は、SCR のホールド電圧以上の領域で、SCR の耐圧以下の低いトリガ電圧が入力することにより、ESD 電流が流れる様子を示している。
【0068】
<第1の実施形態の変形例1>
図4は、図2に示した第1のESD 保護回路ESD1の変形例を示す。
【0069】
図4に示すように、図2に示したESD 保護回路においてSCR のホールド電圧を調整するために、入力パッド15とSCR のアノードとの間に電圧降下回路、例えばダイオード(またはドレイン・ゲート同士が接続されたNMOSトランジスタ)51を1個または複数個直列に接続した状態で挿入するように変更してもよい。
【0070】
この場合、複数個直列に接続したダイオード51の中間接続ノードに前記PMOSトランジスタQPのソースを接続したり、PMOSトランジスタQPのサイズ(W/L) 、閾値、直列接続段数を変えることによりトリガ電圧を調整することが可能になる。
【0071】
<第1の実施形態の変形例2>
図5は、図4に示したESD 保護回路の変形例を示す。
【0072】
図5に示すESD 保護回路は、図4に示したESD 保護回路と比べて、次の点(1)〜(2)が異なり、その他は同じである。
【0073】
(1)入力パッド15とSCR のNPN トランジスタQ6のベースとの間にトリガ入力用の第2のPMOSトランジスタQP2 が付加接続されている。
【0074】
(2)第2のPMOSトランジスタQP2 のゲートが図4中のトリガ入力用のPMOSトランジスタ(第1のPMOSトランジスタ)QPのゲートが接続されているVDD1パッド11とは分離された別の電源パッド11a に接続されている。
【0075】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、VDD1パッド11およびVDD2パッド12は、未だ正規の電源電位が印加されておらず、GND になっている。
【0076】
したがって、この状態で入力パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、トリガ入力用の2個のPMOSトランジスタQP、QP2 の少なくとも一方のゲート・ソース間に、そのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されると、そのPMOSトランジスタがオンになる。これにより、SCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流をGND に放電することによって、入力回路10の入力ゲートを保護するように動作する。
【0077】
<第1の実施形態の変形例3>
図6は、図4に示したESD 保護回路の他の変形例を示す。
【0078】
図6に示すESD 保護回路は、図4に示したESD 保護回路と比べて、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPのソースが接続されている入力パッド15とは分離された別のノード15a にSCR のアノードが接続されている点が異なり、その他は同じである。
【0079】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、VDD1パッド11は未だ正規の電源電位が印加されておらず、GND になっている。したがって、この状態で入力パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されると、PMOSトランジスタQPがオンになり、SCR にトリガがかかる。
【0080】
<第1の実施形態の変形例4>
図7は、図4に示したESD 保護回路のさらに他の変形例を示す。
【0081】
図7に示すESD 保護回路は、図4に示したESD 保護回路と比べて、次の点(1)〜(2)が異なり、その他は同じである。
【0082】
(1)入力パッド(第1の入力パッド)15とは別の第2の入力パッド15a とESD 保護回路のSCR のNPN トランジスタQ6のベースとの間にトリガ入力用の第2のPMOSトランジスタQP2 が付加接続され、この第2のPMOSトランジスタQP2 のゲートが図4中のトリガ入力用のPMOSトランジスタ(第1のPMOSトランジスタ)QPのゲートが接続されているVDD1パッド11とは分離された別の電源パッド11a に接続されている。
【0083】
(2)上記トリガ入力用の2個のPMOSトランジスタQP、QP2 のドレイン相互接続点がトリガ供給線17を介して第1のESD 保護回路ESD1とは別のESD 保護回路のSCR のNPN トランジスタQ6のベースに接続されている。
【0084】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、VDD1パッド11および別の電源パッド11a は未だ正規の電源電位が印加されておらず、GND になっている。
【0085】
したがって、この状態で第1の入力パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、トリガ入力用の第1のPMOSトランジスタQPのゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されると、このPMOSトランジスタQPがオンになる。これにより、第1のESD 保護回路ESD1のSCR にトリガがかかり、このSCR がオンになってサージ電流をGND に放電することによって、入力回路10の入力ゲートを保護するように動作する。
【0086】
また、第2の入力パッド15a に正極性のサージ電圧が入力した時、トリガ入力用の第2のPMOSトランジスタQP2 のゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されると、このPMOSトランジスタQP2 がオンになる。これにより、第1のESD 保護回路ESD1のSCR にトリガがかかり、このSCR がオンになってサージ電流をGND に放電することによって、入力回路10の入力ゲートを保護するように動作する。
【0087】
そして、上記したようにトリガ入力用の第1のPMOSトランジスタQPまたは第2のPMOSトランジスタQP2 のいずれかがオンになると、トリガ供給線17を介して別のESD 保護回路のSCR にもトリガがかかり、このSCR がオンになってサージ電流をGND に放電することによって、別のESD 保護回路による保護動作が可能になる。
【0088】
<第1の実施形態の変形例5>
複数の電源を使用するLSI において、電源投入時の複数の電源電位の上昇に時間差があり、早く電源電位が上昇する電源に接続されたESD 保護回路に例えば図4に示したESD 保護回路を適用した場合に、そのトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートに接続されている電源パッドの電源電位が上昇しきれないとそのPMOSトランジスタQPによってトリガがかかってしまうおそれがある。この点を解決したESD 保護回路を以下に説明する。
【0089】
図8は、図4に示したESD 保護回路のさらに他の変形例を示す。
【0090】
図8に示すESD 保護回路は、図4に示したESD 保護回路と比べて、次の点(1)〜(2)が異なり、その他は同じである。
【0091】
(1)入力パッド15とSCR のNPN トランジスタのベースとの間に、SCR トリガ用の複数(本例では3)個のPMOSトランジスタQPのそれぞれのソース・ドレイン間が直列に接続され、それぞれの基板領域が入力パッド15に接続されている。
【0092】
(2)上記3個のPMOSトランジスタQPのそれぞれのゲートは、通常動作時にそれぞれ相異なる電源電圧VDD1、VDD2、VDD3が供給されるVDD1パッド11、VDD2パッド12、VDD3パッド13に対応して接続されている。
【0093】
図 に示すESD 保護回路によれば、3個のVDD1パッド11、VDD2パッド12、VDD3パッド13ともGND の時にESD 保護動作が可能となるように3個のPMOSトランジスタQPが論理積接続されている。
【0094】
したがって、電源投入時の過渡的な状態にあっても、3個のVDD1パッド11、VDD2パッド12、VDD3パッド13のどれか1つが所定電位に達して3個のPMOSトランジスタQPのどれか1つがオフになると、この後はトリガがかかることを禁止するので、電源投入時や特定電源のオフ時におけるESD 保護回路の誤動作を防止ことが可能になる。
【0095】
なお、図8に示したESD 保護回路のような直列に接続されたトリガ入力用の複数個のPMOSトランジスタQPに対して、さらに、図5に示したESD 保護回路のように、トリガ入力用のPMOSトランジスタQP2 を論理和接続するように変更すれば、図5に示したESD 保護回路の効果と図8に示したESD 保護回路の効果を得ることが可能になる。
【0096】
また、トリガ入力用の複数個のPMOSトランジスタQPの直列接続・並列接続を組み合わせてトリガ入力用の論理回路を構成することも可能である。
【0097】
<第2の実施形態>
ESD 保護回路は、入力回路や出力回路の保護だけでなく、電源間の電位をクランプして電源間の電流自体を保護するためにも利用可能であり、その一例として、CMOS LSIにおける複数の電源系統にそれぞれESD 保護回路が接続された第2の実施形態を説明する。
【0098】
図9は、図1中の第4のESD 保護回路ESD4および第5のESD 保護回路ESD5を逆方向電流吸収用のダイオードD とともに取り出して示す。
【0099】
図9において、VDD1パッド11とGND パッド14との間に第4のESD 保護回路ESD4と逆方向電流吸収用のダイオードD の対が接続されている。上記と同様に、前記VDD1パッド11とは分離されたVDD2パッド12とGND パッド14との間に第5のESD 保護回路ESD5と逆方向電流吸収用のダイオードD の対が接続されている。
【0100】
そして、第4のESD 保護回路ESD4のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートがVDD2パッド12に電気的に接続されており、第5のESD 保護回路ESD5のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートがVDD1パッド11に電気的に接続されている。
【0101】
このような構成においても、第1の実施形態と同様に、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時は、通常は、VDD1パッド11およびVDD2パッド12は、未だ正規の電源電位が印加されておらず、それぞれGND になっているので、低いトリガ電圧でトリガ入力用のPMOSトランジスタQPがオンになる。これにより、それぞれ対応するSCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流を放電することによって、VDD1パッド11・GND 間回路およびVDD2パッド12・GND 間回路を保護する。
【0102】
このようにトリガされたSCR は、それ自体の正帰還作用によってオン動作が維持されるので、トリガ入力用のPMOSトランジスタQPはサージ入力の印加直後からSCR がトリガされるまでの短時間だけオンすればよい。上記PMOSトランジスタQPがオンした後は、VDD1パッド11およびVDD2パッド12にそれぞれ対応してVDD1およびVDD2が印加されることによってPMOSトランジスタQPはオフになる。
【0103】
<第3の実施形態>
図10は、図1中の第3のESD 保護回路ESD3、第7のESD 保護回路ESD7およびそのトリガバイアス回路を逆方向電流吸収用のダイオードD とともに取り出して示す。
【0104】
図10に示す各ESD 保護回路回路のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートは、最高電位の電源パッド(VDD1パッド11)とGND パッド14との間に抵抗素子R および容量素子C が直列に接続されたRC積分回路の出力ノードにトリガバイアス線16を介して接続されている。
【0105】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、トリガバイアス線16はGND になっている。したがって、この状態でVDD1パッド11に正極性のサージ電圧が入力した時、PMOSトランジスタQPのゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されるとPMOSトランジスタQPがオンになる。
【0106】
これにより、SCR にトリガがかかり、SCR がオンになってサージ電流を放電することによって、VDD1パッド11・GND 間回路およびVDD3パッド13・GND 間回路を保護する。上記PMOSトランジスタQPがオンした後は、RC積分回路の積分動作によりトリガバイアス線16の電位が上昇することによってPMOSトランジスタQPはオフになる。
【0107】
なお、図10中に点線で示すように、トリガバイアス線16を図1中の第5のESD 保護回路ESD5のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲートに接続すれば、前記したようにVDD1パッド11に正極性のサージ電圧が入力した時に上記PMOSトランジスタQPもオンになり、VDD2パッド12・GND 間回路を保護することが可能になる。
【0108】
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、図1中のある1つのサージ電流経路に属する第1のESD 保護回路ESD1、第4のESD 保護回路ESD4、第6のESD 保護回路ESD6に関するものである。
【0109】
第6のESD 保護回路ESD6のSCR は、同じサージ電流経路に属する第1のESD 保護回路ESD1のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPにトリガ供給線17を介して接続されている。
【0110】
上記構成において、ESD 保護回路に対するサージ電圧の入力が問題となる時、VDD1パッド11は、未だ正規の電源電位が印加されておらず、GND になっている。したがって、この状態で、VDD2パッド12の電位を基準にして入力パッド15に正極性のサージ電圧が入力した時、第1のESD 保護回路ESD1のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPのゲート・ソース間にそのゲート閾値電圧Vthpの絶対値より大きな順方向のバイアスが印加されると、そのPMOSトランジスタQPがオンになる。これにより、第1のESD 保護回路ESD1のSCR にトリガがかかり、そのSCR がオンになってサージ電流を放電する。
【0111】
同時に、第1のESD 保護回路ESD1のオン状態のトリガ入力用のPMOSトランジスタQPおよびトリガ供給線17を通じて第6のESD 保護回路ESD6のSCR にトリガがかかり、そのSCR がオンになってサージ電流を放電する。
【0112】
この際、上記サージ電流は、入力パッド15→第1のESD 保護回路ESD1のSCR →第4のESD 保護回路ESD4に並列接続されている逆方向電流吸収用のダイオードD→第6のESD 保護回路ESD6のSCR →VDD2パッド12の経路に流れる。これによって、入力回路10およびVDD1パッド11・VDD2パッド12間回路を保護する。
【0113】
上記したように第1のESD 保護回路ESD1および第6のESD 保護回路ESD6のトリガ入力用の各PMOSトランジスタがそれぞれオンした後、VDD1パッド11に電源電位が印加されることによって上記各PMOSトランジスタはオフになる。
【0114】
<第5の実施形態>
図11は、図2中のSCR の断面構造を概略的に示している。
【0115】
図12は、図11のSCR の平面パターンの一例を概略的に示している。
【0116】
図11および図12において、P基板(P-Substrate )20の表層部には選択的にNウエル(WN)21およびPウエル(WP)22が形成されている。この場合、上記Nウエル21およびPウエル22は、離れているが、隣接してもよい。
【0117】
上記Nウエル21は前記PNP トランジスタQ5のベース領域となるもので、その表層部には選択的にそれぞれ細長い矩形状の大きいパターン面積を有する2つのP+ 領域23、24と、細長い矩形状の大きいパターン面積を有するN+ 領域25と、パターン面積が小さいNsub 領域26が形成されている。
【0118】
この場合、P+ 領域23はPNP トランジスタQ5のエミッタ領域、P+ 領域24はPNP トランジスタQ5のコレクタ領域、N+ 領域25はPNP トランジスタQ5のベース引き出し領域、Nsub 領域26はNウエル引き出し領域である。このNsub 領域26とP+ 領域23は相互に接続されてSCR のアノード(Anode )となる。
【0119】
一方、前記Pウエル22は、前記NPN トランジスタQ6のベース領域となるもので、その表層部には選択的にそれぞれ細長い矩形状の大きいパターン面積を有する2つのN+ 領域27、28と、細長い矩形状の大きいパターン面積を有するP+ 領域29と、パターン面積が小さいPsub 領域30が形成されている。
【0120】
この場合、N+ 領域27はNPN トランジスタQ6のコレクタ領域、N+ 領域28はNPN トランジスタQ6のエミッタ領域、P+ 領域29はNPN トランジスタQ6のベース引き出し領域、Psub 領域30はPウエル引き出し領域である。このPsub 領域30とN+ 領域27は相互に接続されてSCR のカソード(Cathode )となる。
【0121】
そして、Nウエル21に形成されたN+ 領域25とPウエル22に形成されたN+ 領域27は、P基板20上で絶縁層(図示せず)を介して形成された例えばアルミニウムを主成分とする例えば3本のメタル配線31により相互に接続されている。
【0122】
上記と同様に、Nウエル21に形成されたP+ 領域24とPウエル22に形成されたP+ 領域29は、P基板20上で絶縁層(図示せず)を介して形成された例えば3本のメタル配線32が形成されている。
【0123】
図2に示した等価回路から分かるように、SCR における2つの電流経路(メタル配線31を含む経路およびメタル配線32を含む経路)には相補的に電流が流れるが、図11および図12に示した構造のSCR における2つの電流経路は二次元的に配置されているので、プロセス変動によるPNP トランジスタおよびNPN トランジスタの電流増幅率hfe等の変動に対して強い。
【0124】
また、Nウエル21に形成されたN+ 領域(PNP トランジスタのベース引き出し領域)25とPウエル22に形成されたP+ 領域(NPN トランジスタのベース引き出し領域)29のパターン幅(図中の細長い矩形状の長さ方向)を、P+ 領域(PNPトランジスタQ5のコレクタ領域)23、P+ 領域(PNP トランジスタQ5のエミッタ領域)24、N+ 領域(NPN トランジスタQ6のコレクタ領域)27、N+ 領域(NPNトランジスタQ6のエミッタ領域)28と同じ幅に決めると、ベース抵抗の低抵抗化が容易になる。
【0125】
なお、上記構造のSCR は、絶縁基板上にシリコン層が形成されたSOI 基板上に容易に実現することが可能であり、SOI 基板上に実現する場合に適している。
【0126】
<第6の実施形態>
図1中に示した第2のESD 保護回路ESD2のSCR は、そのNウエルおよびPウエルをP基板から絶縁分離しておく必要があるので、P基板の表層部に選択的に深いNウエルを形成し、この深いNウエル内にSCR のNウエルおよびPウエルを形成すればよい。
【0127】
<第7の実施形態>
図12を参照して説明したSCR の2つの電流経路のうち、一方の電流経路(PNP トランジスタQ5のベースとNPN トランジスタQ6のコレクタを含む電流経路)に他方の電流経路(PNP トランジスタQ5のコレクタとNPN トランジスタQ6のベースを含む電流経路)よりも電流が流れる。そこで、主要な電流が流れる支配的な電流経路が明確な場合にその支配的な電流経路を最適化するようにした例を以下に説明する。
【0128】
図13は、図12に示したSCR の平面パターンの変形例を概略的に示している。
【0129】
この平面パターンは、図12に示した平面パターンに対して、支配的な電流経路に属するNウエル21のN+ 領域(PNP トランジスタQ5のベース引き出し領域)25とPウエル22の2つのN+ 領域(NPN トランジスタQ6のコレクタ領域およびエミッタ領域)27、28のパターン幅を、残りの電流経路に属するNウエル21のP+領域(PNP トランジスタQ5のエミッタ領域およびコレクタ領域)23a 、24a とPウエル22のP+ 領域(NPN トランジスタQ6のベース引き出し領域)29a のパターン幅よりも大きくしたものである。
【0130】
<第8の実施形態>
図14は、図11に示したSCR の断面構造の変形例を概略的に示している。
【0131】
図15は、図14のSCR の平面パターンの一例を概略的に示している。
【0132】
図14に示す断面構造は、図11を参照して前述したSCR の断面構造と比べて、以下の点(1)〜(2)が異なり、その他は同じである。
【0133】
(1)Nウエル21とPウエル22が隣接して形成されている。
【0134】
(2)Nウエル21とPウエル22の境界80を含む表層部には、PNP トランジスタQ5のベース引き出し領域およびNPN トランジスタQ6のコレクタ領域となるN+ 領域81と、PNP トランジスタQ5のコレクタ領域およびNPN トランジスタQ6のベース引き出し領域となるP+ 領域82が境界線方向に互いに離れて形成されている。この場合、これらのN+ 領域81とP+ 領域82は、例えばそれぞれ正方形のパターンを有し、それぞれ複数づつ形成され、境界線方向に沿って交互に配設されている。
【0135】
なお、Nウエル21に形成されているP+ 領域(PNP トランジスタQ5のエミッタ領域)23と、Pウエル22に形成されているN+ 領域(NPN トランジスタQ6のエミッタ領域)28は、それぞれ細長い矩形状の大きいパターン面積を有する。
【0136】
上記したような構造によれば、Nウエル21とPウエル22の境界80を含む表層部に、PNP トランジスタQ5のベース引き出し領域およびNPN トランジスタQ6のコレクタ領域を共有するようにN+ 領域81を設けるとともに、PNP トランジスタQ5のコレクタ領域およびNPN トランジスタQ6のベース引き出し領域を共有するようにP+ 領域82を設けたので、前述した第1の実施形態のように電流経路にメタル配線31、32を挿入する場合と比べて、電流の制限が緩和され、大きな電流を流すことが可能になる。
【0137】
<第9の実施形態>
前述した第8の実施形態において、前述した第7の実施形態と同様に、主要な電流が流れる支配的な電流経路が明確な場合には、その電流経路を最適化するように変形してもよい。
【0138】
図16は、図15に示した平面パターンの変形例の一部を示している。
【0139】
この平面パターンは、図15に示した平面パターンに対して、Nウエル21とPウエル22の境界80を含む表層部に形成されたN+ 領域81a およびP+ 領域82a のうち、支配的な電流経路に属するN+ 領域81a のパターン幅を、残りの電流経路に属するP+ 領域82a のパターン幅よりも大きくしたものである。
【0140】
このような構成によれば、前述した第7の実施形態に係るSCR と基本的に同様な効果が得られる。
【0141】
【発明の効果】
上述したように本発明の半導体装置によれば、低電源電圧化が進んでいるLSIにSCR を用いたESD 保護回路を適用する場合に、低電圧トリガで良好な保護特性を実現し、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一例に係るCMOS LSIにおいてSCR を用いたESD 保護回路の適用例を示す回路図。
【図2】図1中の第1のESD 保護回路を取り出して示す等価回路図。
【図3】図1中に示したSCR の電圧・電流特性を概略的に示す特性図。
【図4】図2に示した第1のESD 保護回路ESD1の変形例を示す等価回路図。
【図5】図4に示したESD 保護回路の変形例を示す等価回路図。
【図6】図4に示したESD 保護回路の他の変形例を示す等価回路図。
【図7】図4に示したESD 保護回路のさらに他の変形例を示す等価回路図。
【図8】図4に示したESD 保護回路のさらに他の変形例を示す等価回路図。
【図9】図1中の第4のESD 保護回路ESD4および第5のESD 保護回路ESD5を逆方向電流吸収用のダイオードとともに取り出して示す等価回路図。
【図10】図1中の第3のESD 保護回路ESD3、第7のESD 保護回路ESD7およびそのトリガバイアス回路を逆方向電流吸収用のダイオードとともに取り出して示す等価回路図。
【図11】図2中のSCR の断面構造を概略的に示す断面図。
【図12】図11のSCR の平面パターンの一例を概略的に示す図。
【図13】図12に示したSCR の平面パターンの変形例を概略的に示す図。
【図14】図11に示したSCR の断面構造の変形例を概略的に示す図。
【図15】図14のSCR の平面パターンの一例を概略的に示す図。
【図16】図15に示した平面パターンの変形例の一部を示す図。
【図17】 CMOS LSIの入力回路に接続されたSCR を用いたESD 保護回路の従来例1を示す等価回路図。
【図18】図17中のLVTSCR2 を代表的に取り出してその構造を概略的に示す断面図。
【図19】 CMOS LSIの入力回路に接続されたSCR を用いたESD 保護回路の従来例2を示す等価回路図。
【符号の説明】
ESD1〜ESD7…ESD 保護回路、
D …逆方向電流吸収用のダイオード、
10…内部回路(入力回路あるいは出力回路)、
11…VDD1パッド、
12…VDD2パッド、
13…VDD3パッド、
14…GND パッド、
15…入力パッド、
16…トリガバイアス線、
17…トリガ供給線、
Q5…PNP トランジスタ、
Q6…NPN トランジスタ、
QP…PMOSトランジスタ。

Claims (14)

  1. 互いに電気的に分離された第1、第2、及び第3の外部端子を有し、前記第1の外部端子には通常動作時に第1の電源電圧が供給される半導体装置であって、
    サージ電流を通過させるためのシリコン制御整流素子と、前記整流素子は互いに組み合わされたPNPトランジスタ及びNPNトランジスタを含むことと、前記整流素子の電流通路は保護対象部が接続された特定端子と前記第3の外部端子との間に接続されることと、
    前記第2の外部端子に入力されるサージ電圧に基づいて前記整流素子をトリガするための第1のPMOSトランジスタと、前記第1のPMOSトランジスタの電流通路は前記第2の外部端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続されることと、前記第1のPMOSトランジスタのソースと基板領域とは互いに接続されることと、前記第1のPMOSトランジスタのゲートは前記第1の外部端子に接続されることと、
    前記整流素子のホールド電圧を設定するために前記第2の外部端子と前記整流素子との間に接続された電圧降下素子と
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記整流素子とは逆向きの電流を流すために前記整流素子と並列に接続された逆方向電流吸収素子を更に具備することを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記第1、第2、及び第3の外部端子から電気的に分離された第4の外部端子と、前記第4の外部端子には通常動作時に第2の電源電圧が供給されることと、
    前記第2の外部端子に入力されるサージ電圧に基づいて前記整流素子をトリガするための第2のPMOSトランジスタと、前記第2のPMOSトランジスタの電流通路は前記第1のPMOSトランジスタの電流通路と並列に前記第2の外部端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続されることと、前記第2のPMOSトランジスタのソースと基板領域とは互いに接続されることと、前記第2のPMOSトランジスタのゲートは前記第4の外部端子に接続されることと、
    を更に具備することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1及び第3の外部端子から電気的に分離された第4の外部端子と、
    前記第1、第2、第3、及び第4の外部端子から電気的に分離された第5の外部端子と、前記第5の外部端子には通常動作時に第2の電源電圧が供給されることと、
    前記第4の外部端子に入力されるサージ電圧に基づいて前記整流素子をトリガするための第2のPMOSトランジスタと、前記第2のPMOSトランジスタの電流通路は第4の外部端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続されることと、前記第2のPMOSトランジスタのソースと基板領域とは互いに接続されることと、前記第2のPMOSトランジスタのゲートは前記第5の外部端子に接続されることと、
    を更に具備することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1、第2、及び第3の外部端子から電気的に分離された第4の外部端子と、前記第4の外部端子には通常動作時に第2の電源電圧が供給されることと、
    前記第2の外部端子に入力されるサージ電圧に基づいて前記整流素子をトリガするための第2のPMOSトランジスタと、前記第2のPMOSトランジスタの電流通路は前記第1のPMOSトランジスタの電流通路と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続されることと、前記第2のPMOSトランジスタのゲートは前記第4の外部端子に接続されることと、
    を更に具備することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記特定端子は前記第2の外部端子であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記第1及び第3の外部端子から電気的に分離された第4の外部端子を更に具備し、前記特定端子は前記第4の外部端子であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  8. 前記第1、第3、及び第5の外部端子から電気的に分離された第6の外部端子を更に具備し、前記特定端子は前記第6の外部端子であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  9. 半導体活性層の表面に形成されたNウエル層及びPウエル層と、
    前記Nウエル層の表面に形成された第1のP+ 領域、第2のP+ 領域、及び第1のN+ 領域と、
    前記Pウエル層の表面に形成された第2のN+ 領域、第3のN+ 領域、及び第3のP+ 領域と、
    前記第1のN+ 領域と前記第2のN+ 領域とを相互に接続するように前記活性層上に絶縁層を介して形成された第1の配線層と、
    前記第2のP+ 領域と前記第3のP+ 領域を相互に接続するように前記活性層上に絶縁層を介して形成された第2の配線層と、
    を具備し、
    前記Nウエル層をベース領域とし、前記第1のP+ 領域をエミッタ領域とし、前記第2のP+ 領域をコレクタ領域とし、前記第1のN+ 領域をベース引き出し領域として前記PNPトランジスタが形成され、ここで、前記Nウエル層及び第1のP+ 領域が相互に接続されることと、
    前記Pウエル層をベース領域とし、前記第2のN+ 領域をコレクタ領域とし、前記第3のN+ 領域をエミッタ領域とし、前記第3のP+ 領域をベース引き出し領域として前記NPNトランジスタが形成され、ここで、前記Pウエル層及び第3のN+ 領域が相互に接続されることと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記Nウエル層及びPウエル層は互いに離れて形成されることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  11. 前記第1、第2、及び第3のN+ 領域のパターン幅は、前記第2及び第3のP+ 領域のパターン幅よりも大きいことを特徴とする請求項9または10に記載の半導体装置。
  12. 前記Nウエル層及び前記Pウエル層は界面を介して互いに接触し、前記第1のN+ 領域及び前記第2のN+ 領域は、前記界面をまたいで前記Nウエル層及び前記Pウエル層内に形成された一体的な共通N+ 領域の部分からなり、前記第2のP+ 領域及び前記第3のP+ 領域は、前記界面をまたいで前記Nウエル層及び前記Pウエル層内に形成された一体的な共通P+ 領域の部分からなることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  13. 前記共通N+ 領域と前記共通P+ 領域とは、夫々複数の共通N+ 領域と複数の共通P+ 領域とを具備し、前記複数の共通N+ 領域と前記複数の共通P+ 領域とは交互に配設されることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記共通N+ 領域のパターン幅は、前記共通P+ 領域のパターン幅よりも大きいことを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置。
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