JP4303761B2 - 半導体回路及びその動作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体回路に関し、特に、ESD(electrostatic discharge)その他のサージの印加による内部回路の破壊を防止するための静電保護回路を搭載する半導体集積回路に関する。
半導体集積回路には、入出力パッドに印加されるサージに対して内部回路を保護するために静電保護回路が搭載される。静電保護回路の公知の回路トポロジーの一つが、サイリスタを使用する回路トポロジーである。サイリスタを使用する静電保護回路は、サージが入力されたときに能動動作を行うため放電能力が高いという利点があり、広く使用されている。
サイリスタを使用する静電保護回路は、典型的には、サイリスタと、サイリスタのゲートに接続されたトリガ素子とで構成される。トリガ素子として使用される素子の一つがPMOSトランジスタである。例えば、特開2003−318265号公報は、Pゲート型サイリスタのゲートにPMOSトランジスタを接続した構成の静電保護回路を開示している(図1参照)。図1の静電保護回路は、サイリスタ素子SCRとPMOSトランジスタ105とで構成されている。サイリスタ素子SCRのアノードはI/Oパッド102に、カソードはVSSパッド103に接続される。サイリスタ素子SCRのゲートは、PMOSトランジスタ105のドレインに接続されている。PMOSトランジスタ105のゲートはVDDパッド101に接続され、ソース及びバックゲートはI/Oパッド102に接続される。なお、特開2003−318265号公報の図2は、入力回路104がVDDパッド101に接続されているとして静電保護回路を図示しているが、これは誤りであろう。
また、トリガ素子としては、NMOSトランジスタも使用され得る。特開2003−203985号公報、及びその対応米国出願である特許6,545,321号は、Nゲート型サイリスタのゲートにNMOSトランジスタをトリガ素子として接続した構成の静電保護回路を開示している。加えて、特開2006−303110号公報は、トリガ素子として、PMOSトランジスタを使用する構成、及びNMOSトランジスタを使用する構成を開示している。
また、M. Mergens et al., IEEE rans. Device Materi. Reliab., vol. 5, no. 3, pp. 532-542, Sep. 2005に開示されているように、トリガ素子としては直列接続されたダイオードも使用可能である。図2は、このような構成の静電保護回路の構成を示している。図2の静電保護回路は、サイリスタ素子SCRと直列接続されたダイオード106とで構成されている。サイリスタ素子SCRのアノードはI/Oパッド102に、カソードはVSSパッド103に接続される。トリガ素子としては、サイリスタ素子SCRのゲートからVSSパッド103に向かって順方向に直列接続されたダイオード106が使用されている。
特開2003−318265号公報 特開2003−203985号公報 米国特許6,545,321号 特開2006−303110号公報 M. Mergens et al., IEEE rans. Device Materi. Reliab., vol. 5, no. 3, pp. 532-542, Sep. 2005 B. Keppens et al., EOS/ESD Symposium Proceedings, 4B.7, 2004
静電保護回路に課せられる一つの要求は、通常動作時のI/Oパッドのリーク電流が少ないことである。即ち、VDDパッドが電源電圧レベルVDDに、VSSパッドが接地レベルVSSに維持されている状態において、I/Oパッドから静電保護回路を通って流れるリーク電流が少ないことが好適である。I/Oパッドのリーク電流は、半導体集積回路の消費電流を低減するために重要である。
静電保護回路に課せられるもう一つの要求は、ESDストレス印加時において、サイリスタ素子が動作を開始するトリガ電圧が低いこと、特に、I/Oパッドに、VSSパッドに対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧が低いことである。サイリスタを使用する回路トポロジーでは、特に、I/Oパッドに、VSSパッドに対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧が高くなる傾向がある。トリガ電圧が高いと、内部回路が破壊する恐れがあるため問題である。
しかしながら、上述の静電保護回路では、これらの両方の要求を満足することができない。例えば図1の静電保護回路は、確かに、サイリスタ素子のトリガ電圧を低減することができるが、I/Oパッドのリーク電流を低減することができない。これは、I/Oパッド102に”High”レベル(即ち、電源電圧レベルVDD)の信号が加えられた場合のI/Oパッド102のリーク電流の大きさは、PMOSトランジスタ105のオフリーク電流IOFFで決定されるからである。ここで、オフリーク電流IOFFとは、PMOSトランジスタ105のゲート−ソース間電圧VGS、バックゲート−ソース間電圧VBSがいずれも0Vであるときのドレイン−ソース間電流IDSである。このような構成では、I/Oパッド102のリーク電流を、PMOSトランジスタ105のオフリーク電流IOFF以下に低減することができない。
図2の静電保護回路でも、やはり、ダイオード106の数を減らすことでサイリスタ素子SCRのトリガ電圧を低下させることができる。しかしながら、ダイオード106が接地線(VSSパッド103に接続されている電源線)に向かって順方向に接続されているため、I/Oパッド102のリーク電流が大きい。
B. Keppens et al., EOS/ESD Symposium Proceedings, 4B.7, 2004は、上記の2つの要求を両方満足する静電保護回路を開示している。図3Aは、この文献に開示された静電保護回路の構成を示す回路図である。図3Aの静電保護回路は、Nゲート型のサイリスタ素子SCRを備えている。サイリスタ素子SCRのアノードはI/Oパッド102に接続され、カソードは、VSSパッド103に接続される。サイリスタ素子SCRのゲートG2は、抵抗R2を介してVDDパッド101に接続される。
図3Bは、図3Aの静電保護回路を実現するための半導体集積回路の断面構造を示す図である。図3Aの静電保護回路は、Nウェル112が形成されたP型基板111に集積化される。P型基板111には、P領域113及びN領域114が形成されており、P領域113及びN領域114は、VSSパッド103に接続されている。ここで、P領域とは、P型不純物が高濃度にドープされた領域であり、N領域とは、N型不純物が高濃度にドープされた領域である。加えて、Nウェル112には、P領域115及びN領域116が形成されている。P領域115は、I/Oパッド102に接続され、N領域116は、VDDパッド101に接続されている。P領域115、Nウェル112、P型基板111、及びN領域114は、(PNPN構造を有する)サイリスタ素子SCRとして機能する。P領域113、N領域114、P領域115、及びびN領域116は、互いに、フィールド酸化膜117によって分離されている。P型基板111の抵抗が、図3Aの抵抗素子R1として機能し、Nウェル112の抵抗が抵抗素子R2として機能する。
図3Aの静電保護回路は、通常動作時にサイリスタ素子SCRのゲートG2が電源電圧レベルVDDにクランプされるため、I/Oパッド102のリーク電流は少ない。加えて、VSSパッド103に対して正電圧のESDストレスがI/Oパッドに印加される場合、VDDパッド101がフローティングであるため、サイリスタ素子SCRのアノードとゲートG2との間に順方向バイアスが印加されやすい。従って、図3Aの静電保護回路は、サイリスタ素子SCRのトリガ電圧を低くすることができる。
しかしながら、図3Aの静電保護回路は、I/Oパッド102に、VDDパッド101に対して負極性のESDストレスが印加された場合に、P領域115とNウェル112との間のpn接合が破壊されやすい問題がある。この問題は、サイリスタ素子SCRの寄生容量を低減させるために、P領域115とNウェル112との間のpn接合の面積を小さくしたときに特に深刻である。従って、図3Aの静電保護回路は、実用的であるといえない。
このように、発明者の知る範囲においては、通常動作時のI/Oパッドのリーク電流の低減、及び、I/Oパッドに、VSSパッドに対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧の低減の2つの要求を満足させるような実用的な技術は従来知られてない。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付記されている。但し、付記された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明の半導体回路は、VDDパッド(4)と、I/Oパッド(5)と、VSSパッド(6)と、I/Oパッド(5)とVSSパッド(6)との間に設けられた保護素子(1)と、保護素子(1)にトリガ電流を流すためのトリガ素子として機能するPMOSトランジスタ(2)とを具備する。前記PMOSトランジスタ(2)のゲート及びバックゲートは、VDDパッド(4)に接続されている。上記の保護素子(1)は、VDDパッド(4)とI/Oパッド(5)の電位が電源電圧レベルである場合に、PMOSトランジスタ(2)のソースの電位が、保護素子(1)で発生する電圧降下によってI/Oパッド(5)の電位よりも低くなるように構成されている。
このような構成の半導体回路では、通常動作時において、PMOSトランジスタ(2)を流れるサブスレショルド電流を小さくできる。なぜなら、前記PMOSトランジスタ(2)のソースの電位が、保護素子(1)で発生する電圧降下によってVDDパッド(4)の電位よりも低くされるためにPMOSトランジスタ(2)のゲート−ソース間電圧が正になるからである。よって、本発明の半導体回路は、I/Oパッド(5)のリーク電流を低減することができる。
加えて、本発明の半導体回路は、I/Oパッド(5)に、VSSパッド(6)に対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧が小さいという利点も兼ね備えている。I/Oパッド(5)に、VSSパッド(6)に対して正電圧のESDストレスが印加される場合、VDDパッド(4)がフローティングであることにより、PMOSトランジスタ(2)のゲート及びバックゲートがフローティングになる。加えて、I/Oパッド(5)に、VSSパッド(6)に対して正電圧のESDストレスが印加されることにより、PMOSトランジスタ(2)のソースの電位は、VSSパッド(6)に対して正の電位になる。従って、PMOSトランジスタ(2)のゲート−ソース間電圧を閾値電圧VTHよりも低くするのに必要なI/Oパッド(5)の電位は低い。従って、I/Oパッド(5)に、VSSパッド(6)に対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧が低減される。
好適には、保護素子(1)としてはサイリスタ素子が使用される。この場合、サイリスタ素子のアノードがI/Oパッド(5)に接続され、カソードがVSSパッド(6)に接続され、ゲートがPMOSトランジスタ(2)のソースに接続される。
本発明によれば、通常動作時のリーク電流が小さく、且つ、ESDストレスの印加時のトリガ電圧が低い静電保護回路を提供することができる。
(第1の実施形態)
図4Aは、本発明の第1の実施形態の静電保護回路の構成を示す回路図である。第1の実施形態の静電保護回路は、Nゲート型のサイリスタ素子1と、トリガ用PMOSトランジスタ2と、逆方向ダイオード3とを備えている。
サイリスタ素子1は、I/Oパッド5に正極性のESDストレス(又はサージ)が印加されたときにI/Oパッド5に蓄積された電荷を放電する保護素子として機能する。図4Aでは、サイリスタ素子1が、NPNトランジスタQ1及びPNPトランジスタQ2を含んでいるとして等価的に表現されている。サイリスタ素子1のアノードは、I/Oパッド5に接続され、カソードは、VSSパッド6に接続されている。ここで、I/Oパッド5とは、内部回路8と信号を入出力するための信号線22に接続されるパッドであり、VSSパッド6とは、外部から接地電位VSSが供給されるパッドである。VSSパッド6は、VSS電源線23に接続されている。
トリガ用PMOSトランジスタ2は、サイリスタ素子1をターンオンさせる役割を有している。トリガ用PMOSトランジスタ2は、そのソースがサイリスタ素子1のゲートに接続され、ドレインがVSS電源線23(即ち、VSSパッド6)に接続され、ゲート及びバックゲートが、VDDパッド4に接続されている。ここで、VDDパッド4とは、外部から電源電位VDDが供給されるパッドである。VDDパッド4は、VDD電源線21に接続されている。
逆方向ダイオード3は、VSSパッド6に、I/Oパッド5に対して正極性のESDストレス(又はサージ)が印加されたときに、VSSパッド6に蓄積された電荷を放電する機能を有している。逆方向ダイオード3のカソードはI/Oパッド5に接続され、逆方向ダイオード3のアノードはVSSパッド6に接続されている。
内部回路8への電源電圧の供給は、VDD電源線21とVSS電源線23によって行われる。VDD電源線21とVSS電源線23の間には、パワークランプダイオード7が接続されている。パワークランプダイオード7は、VDDパッド4とVSSパッド6の間の保護素子として機能する。
図4Bは、サイリスタ素子1の断面構造を示す図である。サイリスタ素子1は、Nウェル12が形成されたP型基板11に集積化される。P型基板11には、P領域13及びN領域14が形成されており、P領域13及びN領域14は、VSSパッド6に接続されている。N領域14は、サイリスタ素子1のカソードとして機能する。加えて、Nウェル12には、P領域15及びN領域16が形成されている。P領域15は、I/Oパッド5に接続され、N領域16は、トリガ用PMOSトランジスタ2のソースに接続されている。P領域15は、サイリスタ素子1のアノードとして機能し、N領域16は、ゲートとして機能する。P領域13、N領域14、P領域15、N領域16は、互いに、フィールド酸化膜17によって分離されている。P型基板11の抵抗RPSUBは、NPNトランジスタQ1にバイアスを与える抵抗として機能し、Nウェル12の抵抗RNWは、サイリスタ素子1のゲートとPNPトランジスタQ2のベースの間に接続された抵抗として機能する。
このような構成の静電保護回路は、通常動作状態でのI/Oパッド5のリーク電流が少なくできるのに加え、I/Oパッド5に、VSSパッド6に対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧も低減できる。以下では、このような利点が得られる理由を詳細に説明する。
まず、通常動作時におけるI/Oパッド5のリーク電流の低減の原理について説明する。通常動作時におけるI/Oパッド5のリーク電流が低減されるのは、サイリスタ素子1のアノード−ゲート間のpn接合の電圧降下により、トリガ用PMOSトランジスタ2のソースの電位が、(I/Oパッド5が電源電圧レベルVDDであっても)トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート及びバックゲートよりも低い電位に維持されるからである。通常動作状態でのI/Oパッド5のリーク電流は、主として、トリガ用PMOSトランジスタ2のサブスレショルド電流で決定される(サイリスタ素子1及び逆方向ダイオード3を流れる電流は、トリガ用PMOSトランジスタ2を流れる電流と比べて非常に小さいので無視できる)。トリガ用PMOSトランジスタ2を流れるサブスレショルド電流は、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート−ソース間電圧VGS及びゲート−バックゲート間電圧VBSの増大と共に指数関数的に小さくなる。ここで、ゲート−ソース間電圧VGS及びバックゲート−ソース間電圧VBSは、それぞれ、ソースを基準としたときのゲートの電位及びバックゲートの電位である。通常動作時には、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート及びバックゲートが電源電圧レベルVDDに維持される一方で、トリガ用PMOSトランジスタ2のソースは、サイリスタ素子1のアノード−ゲート間(即ち、PNPトランジスタQ2のエミッタ/ベース接合)の電圧降下の分だけ電源電圧レベルVDDよりも低い電位に維持される。言い換えれば、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート−ソース間電圧VGS及びゲート−バックゲート間電圧VBSはサイリスタ素子1のアノード−ゲート間の電圧降下の分だけ増大する。従って、本実施形態の静電保護回路はトリガ用PMOSトランジスタ2を流れるサブスレショルド電流、即ち、I/Oパッド5のリーク電流を極めて低減することができる。
本実施形態の静電保護回路におけるリーク電流の減少は、図1の静電保護回路と比較すれば、より明確に理解されよう。図1の静電保護回路では、通常動作状態でのI/Oパッド102のリーク電流は、ゲート−ソース間電圧VGS、バックゲート−ソース間電圧VBSがいずれも0VであるときのPMOSトランジスタ105のサブスレショルド電流に一致する。一方、本実施形態の静電保護回路では、通常動作状態でのゲート−ソース間電圧VGS、バックゲート−ソース間電圧VBSはいずれも0Vよりも高い。従って、本実施形態の静電保護回路のトリガ用PMOSトランジスタ2に流れるサブスレショルド電流は、図1の静電保護回路のPMOSトランジスタ105を流れるサブスレショルド電流と比較して極めて小さい。
図5A、図5Bは、通常動作時におけるI/Oパッド5のリーク電流が低減される原理をより詳細に説明するためのグラフである。以下では、I/Oパッド5に”High”レベルの信号が入力されている、即ち、I/Oパッド5の電位が電源電圧レベルVDDである場合について考察されることに留意されたい。
図5Aは、PMOSトランジスタのドレイン電流I(PMOSトランジスタのドレインに流れ込む電流)の、ゲート−ソース間電圧VGS(ソースを基準としたゲートの電圧)に対する依存性を示すグラフである。ゲート−ソース間電圧VGSが閾値電圧VPTH(<0V)よりも低い場合、PMOSトランジスタは強反転領域(飽和領域)にあり、飽和したドレイン電流Iが流れる。ゲート−ソース間電圧VGSが閾値電圧VPTHよりも高くなると、PMOSトランジスタは弱反転領域になり、ゲート−ソース間電圧VGSの増加と共にドレイン電流Iは指数関数的に低下する。弱反転領域では、サブスレショルド電流Iがドレイン電流Iを決定する。ゲート−ソース間電圧VGSが更に高くなると(図5Aでは、電位V(>0)よりも高くなると)、ドレイン電流Iは、サブスレショルド電流Iではなく、ドレイン/バックゲート接合の逆方向電流I及びゲート酸化膜トンネル電流Iによって支配されるようになる。ここでサブスレショルド電流Iのみに注目し、サブスレショルド電流Iが流れ始める電圧を、VSTHと定義する。
また、PMOSトランジスタのドレイン電流Iは、バックゲート−ソース間電圧VBSによっても影響を受ける。具体的には、バックゲート−ソース間電圧VBSが0Vから増大されると、PMOSトランジスタのドレイン電流Iは減少する。即ち、バックゲート−ソース間電圧VBSを増大させると、PMOSトランジスタのサブスレショルド電流Iが低下する。
本実施形態の静電保護回路の回路構成では、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート及びバックゲートがVDD電源線21に接続されているので、逆方向電流I及びゲート酸化膜トンネル電流IはVDDパッド4とVSSパッド6の間のリーク電流として寄与することになり、I/Oパッド5のリーク電流には寄与しない。従って、トリガ用PMOSトランジスタ2のサブスレショルド電流Iのみが、I/Oパッド5のリーク電流に寄与することになる。
図5Bは、通常動作時における、サイリスタ素子1のPNPトランジスタQ2と、トリガ用PMOSトランジスタ2の動作点を示すグラフである。横軸は、Nウェル12の電位(即ち、トリガ用PMOSトランジスタ2のドレインーソース間電圧)であり、縦軸は、PNPトランジスタQ2のベース電流IPNP及びトリガ用PMOSトランジスタ2のサブスレショルド電流IPMOSである。
通常動作時においては、PNPトランジスタQ2のベース電流IPNPと、トリガ用PMOSトランジスタ2のサブスレショルド電流IPMOSとが一致するから、PNPトランジスタQ2及びトリガ用PMOSトランジスタ2の動作点は、ベース電流IPNPのグラフとサブスレショルド電流IPMOSのグラフの交点になる。即ち、通常動作時にI/Oパッド5のリーク電流ILEAKは、ベース電流IPNPのグラフとサブスレショルド電流IPMOSのグラフの交点の電流に一致する。
本実施形態の静電保護回路では、PNPトランジスタQ2のエミッタ/ベース間電圧による電圧降下により、動作点は、リーク電流ILEAKを小さくする方向に移動される。確かに、エミッタ/ベース間電圧の大きさは僅かであるが(典型的には数十mV)、サブスレショルド電流IPMOSはゲート−ソース間電圧VGSに対して指数関数的に減少するので、エミッタ/ベース間電圧による電圧降下がリーク電流ILEAKを小さくする効果は大きい。具体的には、数十mVのエミッタ/ベース間電圧により、リーク電流ILEAKは1桁小さくなる。65nmCMOSプロセスで本実施形態の静電保護回路を試作し、評価したところ、VSTHが0.2Vであるトリガ用PMOSトランジスタ2を用いることにより、10−13(A)以下のリーク電流を実現することができた。
続いて、本実施形態の静電保護回路の構成により、I/Oパッド5に、VSSパッド6に対して正電圧のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧が低減される原理を説明する。I/Oパッド5に、VSSパッド6に対して正電圧のESDストレスが印加される場合については、VDDパッド4の電位がフローティングであることに留意されたい。
図6を参照して、I/Oパッド5に、VSSパッド6に対して正電圧のESDストレスが印加された場合には、VDDパッド4の電位がフローティングであるから、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート及びバックゲートもフローティングである。よって、トリガ用PMOSトランジスタ2がオンである状態(即ち、トリガ用PMOSトランジスタ2のゲート−ソース間電圧VGSが閾値電圧VTHよりも低い状態)を作り出すために必要なI/Oパッド5の電位が低い。したがって、小さいトリガ電圧でもトリガ用PMOSトランジスタ2をオンさせてトリガ電流ITRIGを発生することができる。トリガ電流ITRIGが流れると、サイリスタ素子1が動作を開始し、サイリスタ電流ISCRが流れる。サイリスタ電流ISCRは、サイリスタ素子1を経由してVSSパッド6に流れ込む。これにより、I/Oパッド5に蓄積された電荷がVSSパッド6に放電される。
トリガ用PMOSトランジスタ2のソース/バックゲート間の寄生ダイオードによって、VDD電源線21にも電流IINTが流れ込むが、この電流IINTは、トリガ用PMOSトランジスタ2をオンさせてサイリスタ素子1の動作を開始させる妨げにならない。内部回路8に接続されているVDD電源線21は、充分に大きな容量を持っているから、VDD電源線21がチャージアップされるまではゲート−ソース間電圧VGSが閾値電圧VTHよりも低い状態が維持され、トリガ用PMOSトランジスタ2のチャネル電流は流れ続ける。
トリガ用PMOSトランジスタ2のチャネル電流が、サイリスタ素子1のトリガ電流ITRIGとなるので、サイリスタ素子1のトリガ電圧は、トリガ用PMOSトランジスタ2のディメンジョン(即ち、ゲート長L、及びゲート幅W)、ゲート酸化膜の膜厚TOX、及びトリガ用PMOSトランジスタ2の閾値電圧VTHで決定される。ここで、閾値電圧VTHは、ドレイン−ソース電流IDSが−1μAであるときのゲート−ソース間電圧VGSと定義する。本実施形態の静電保護回路を65nmCMOSプロセスで試作し、評価した結果、下記条件においてサイリスタ素子1のトリガ電圧を1.8Vまで低減させることができた。
L=0.2(μm),
W=10(μm),
OX=1.3(nm),
TH=−0.2(V).
加えて、本実施形態の静電保護回路には、I/Oパッド5に、VDDパッド4に対して正極性のESDストレスが印加されるときのトリガ電圧も小さいという利点もある。図7は、このような利点が得られる原理を説明する図である。I/Oパッド5に、VDDパッド4に対して正極性のESDストレスが印加された場合には、I/Oパッド5から、直列接続された2つの順方向ダイオード(即ち、PNPトランジスタQ2のエミッタ/ベース接合、及びトリガ用PMOSトランジスタ2のソース/バックゲート接合)を経由してVDD電源線21に電流が流れる。従って、トリガ用PMOSトランジスタ2の構造に依存せず、2個の直列接続ダイオードの順方向バイアスの電位差である約1.5V(=約0.7V×2)の電位差がI/Oパッド5とVDDパッド4の間に発生すると、トリガ電流ITRIGが流れる。トリガ電流ITRIGが流れると、サイリスタ素子1が動作を開始し、サイリスタ電流ISCRが流れる。サイリスタ電流ISCRは、サイリスタ素子1及びパワークランプダイオード7を経由してVDDパッド4に流れ込む。これにより、I/Oパッド5に蓄積された電荷がVDDパッド4に放電される。実際に65nmCMOSプロセスで本実施形態の静電保護回路を試作し、評価したところ、トリガ用PMOSトランジスタ2の構造に依存せずに、サイリスタ素子1のトリガ電圧を1.5Vまで低減させることができた。この値は、図1、図2、図3Aの従来の静電保護回路では得られない値である。
(第2の実施形態)
図8Aは、本発明の第2の実施形態の静電保護回路の構成を示す回路図である。本実施形態では、サイリスタ素子をトリガさせるトリガ素子として、PMOSトランジスタではなくNMOSトランジスタが使用される。これに伴い、サイリスタ素子とパッド及びトリガ素子との接続関係が、第1の実施形態から変更される。
具体的には、第2の実施形態の静電保護回路は、Nゲート型のサイリスタ素子1と、トリガ用NMOSトランジスタ2Aと、逆方向ダイオード3とを備えている。サイリスタ素子1のアノードはVDDパッド4に接続され、カソードはI/Oパッド5に接続される。サイリスタ素子1のゲートは、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのドレインに接続される。トリガ用NMOSトランジスタ2AのソースはI/Oパッド5に接続され、ゲート及び/バックゲートは、VSSパッド6に接続される。
図8Bは、サイリスタ素子1と各パッド4〜6との接続関係を示す断面図である。P型基板11に形成されたP領域13は、VSSパッド6に接続され、N領域14は、I/Oパッド5に接続される。N領域14は、サイリスタ素子1のカソードとして機能する。Nウェル12に形成されたP領域15は、VDDパッド4に接続され、N領域16は、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのドレインに接続される。P領域15はサイリスタ素子1のアノードとして機能し、N領域16は、ゲートとして機能する。
図8A、図8Bのような構成によれば、第1の実施形態の静電保護回路と同様の理由により、I/Oパッド5に、VDDパッド4に対して負極性のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧を低くすることができる。詳細には、VSSパッド6がフローティングであるから、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのゲート及びバックゲートもフローティングである。よって、トリガ用NMOSトランジスタ2Aがオンである状態を作り出す(即ち、ゲート−ソース間電圧VGSが閾値電圧VTHよりも高くなる)のに必要な負極性のESDストレスの振幅は小さい。よって、第2の実施形態の静電保護回路は、I/Oパッド5に、VDDパッド4に対して負極性のESDストレスが印加される場合のトリガ電圧を低くすることができる。
加えて、第2の実施形態の静電保護回路は、I/Oパッド5に入出力される信号の信号レベルが常に接地レベルVSSより高いという制約を課す(即ち、I/Oパッド5に入出力される信号の”Low”レベルを、接地レベルVSSよりも高い所定の電位として定義する)ことにより、第1の実施形態と同様の原理によって静電保護回路のリーク電流を低減することができる。詳細には、このような動作によれば、通常動作時において、VSSパッド6が接地レベルVSSに維持されるので、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのゲート及びバックゲートも接地レベルVSSに維持される。一方、I/Oパッド5が、常に、接地レベルVSSよりも高い電位に維持されるので、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのソースは、接地レベルVSSよりも高い電位に維持される。したがって、トリガ用NMOSトランジスタ2Aのゲート−ソース間電圧VGSは、負電圧になる。トリガ用NMOSトランジスタ2Aのスレショルド電流は、ゲート−ソース間電圧VGSが負であると極めて小さくなるから、静電保護回路のリーク電流も極めて小さくなる。このように、第2の実施形態の静電保護回路は、半導体集積回路を適切に動作させることにより、静電保護回路のリーク電流を低減することができる。
上記には本発明の実施形態が様々に説明されているが、本発明は、上述の実施形態に限定して解釈してはならない。特に、上述の実施形態では、P領域13及びN領域14がP型基板11に形成されている構成が提示されているが、P領域13及びN領域14がPウェルに形成されることも可能である。この場合、当該Pウェルは、Nウェル12と隣接して接合するように形成される。
図1は、従来の静電保護回路の構成の例を示す回路図である。 図2は、従来の静電保護回路の構成の他の例を示す回路図である。 図3Aは、従来の静電保護回路の構成の更に他の例を示す回路図である。 図3Bは、図3Aの静電保護回路を実現するための断面図である。 図4Aは、本発明の第1の実施形態の静電保護回路の構成を示す回路図である。 図4Bは、図4Aの静電保護回路に含まれるサイリスタの断面構造を示す断面図である。 図5Aは、PMOSトランジスタの動作特性、特に、ゲート−ソース間電圧VGSとドレイン電流Iの関係を示すグラフである。 図5Bは、図4Aの静電保護回路における通常動作時のリーク電流の動作点を示すグラフである。 図6は、I/Oパッドに、VSSパッドに対して正極性のESDストレスが印加されるときにおける、第1の実施形態の静電保護回路の等価回路を示す図である。 図7は、I/Oパッドに、VDDパッドに対して正極性のESDストレスが印加されるときにおける、第1の実施形態の静電保護回路の等価回路を示す図である。 図8Aは、本発明の第2の実施形態の静電保護回路の構成を示す回路図である。 図8Bは、図8Aの静電保護回路に含まれるサイリスタの断面構造を示す断面図である。
符号の説明
1:サイリスタ素子
2:トリガ用PMOSトランジスタ
2A:トリガ用NMOSトランジスタ
3:逆方向ダイオード
4:VDDパッド
5:I/Oパッド
6:VSSパッド
7:パワークランプダイオード
8:内部回路
11:P型基板
12:Nウェル
13、15:P領域
14、16:N領域
17:フィールド酸化膜
SCR:サイリスタ素子
101:VDDパッド
102:I/Oパッド
103:VSSパッド
104:入力回路
105:PMOSトランジスタ
106:ダイオード
111:P型基板
112:Nウェル
113、115:P領域
114、116:N領域
117:フィールド酸化膜

Claims (5)

  1. VDDパッドと、
    I/Oパッドと、
    VSSパッドと、
    前記I/Oパッドと前記VSSパッドとの間に設けられたサイリスタ素子と、
    前記サイリスタ素子にトリガ電流を流すためのトリガ素子として機能するPMOSトランジスタとを具備し、
    前記PMOSトランジスタのゲート及びバックゲートは、前記VDDパッドに接続され、
    前記PMOSトランジスタのドレインは、前記VSSパッドに接続され、
    前記サイリスタ素子のアノードは、前記I/Oパッドに接続され、
    前記サイリスタ素子のカソードは、前記VSSパッドに接続され、
    前記サイリスタ素子のゲートは、前記PMOSトランジスタのソースに接続された
    半導体回路。
  2. 請求項に記載の半導体回路であって、
    前記サイリスタ素子は、
    P型基板又はPウェルと、
    前記P型基板又はPウェルに形成され、前記VSSパッドに接続された第1P領域と、
    前記P型基板又はPウェルに形成され、前記VSSパッドに接続された第1N領域と、
    前記P型基板に形成され、又は前記Pウェルと隣接するNウェルと、
    前記Nウェルに形成され、前記I/Oパッドに接続された第2P領域と、
    前記Nウェルに形成され、前記MOSトランジスタのソースに接続された第2N領域
    とを備える
    半導体回路。
  3. VDDパッドと、
    I/Oパッドと、
    VSSパッドと、
    前記I/Oパッドと前記VDDパッドとの間に設けられたサイリスタ素子と、
    前記サイリスタ素子にトリガ電流を流すためのトリガ素子として機能するNMOSトランジスタとを具備し、
    前記NMOSトランジスタのソースが前記I/Oパッドに接続され、
    前記NMOSトランジスタのゲート及びバックゲートが、前記VSSパッドに接続され
    前記サイリスタ素子のアノードは、前記VDDパッドに接続され、
    前記サイリスタ素子のカソードは、前記I/Oパッドに接続され、
    前記サイリスタ素子のゲートは、前記NMOSトランジスタのドレインに接続された
    半導体回路。
  4. 請求項に記載の半導体回路であって、
    前記サイリスタ素子は、
    P型基板又はPウェルと、
    前記P型基板又はPウェルに形成され、前記VSSパッドに接続された第1P領域
    と、
    前記P型基板又はPウェルに形成され、前記I/Oパッドに接続された第1N領域
    と、
    前記P型基板に形成され、又は前記Pウェルと隣接するNウェルと、
    前記Nウェルに形成され、前記VDDパッドに接続された第2P領域と、
    前記Nウェルに形成され、前記NMOSトランジスタのドレインに接続された第2N領域
    とを備える
    半導体回路。
  5. 請求項に記載の半導体回路の動作方法であって、
    前記VSSパッドを接地レベルに維持するステップと、
    前記VDDパッドを電源電圧レベルに維持するステップと、
    前記I/Oパッドに、信号を供給するステップ
    とを具備し、
    前記信号の信号レベルは、常に接地レベルよりも高い
    半導体回路の動作方法。
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