JP5576674B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体装置の静電保護回路の構成に関する。
半導体装置は、電源電圧を供給する電源系が異なる複数の回路が同一のチップに集積化されて構成されることがある。このような場合、一般に、異なる電源系から電源電圧が供給される複数の電源パッドと、それぞれに対応して設けられた複数の接地パッドとが半導体装置に設けられる。
また、半導体装置には、一般に、外部パッドに印加されるESD(electrostatic discharge)サージに対して内部回路を保護するために静電保護回路が搭載される。上述のような、電源電圧が異なる複数の回路が同一のチップに集積化された半導体装置では、電源パッドと接地パッドの対のそれぞれの間にESD保護素子が接続され、これにより、ESDサージに対する内部回路の保護が行われる。
図1Aは、電源系が異なる複数の回路と、それらを保護するための静電保護回路とを備えた半導体装置の構成の一般的な構成の例を示す回路図である。図1Aの半導体装置は、第1電源パッド111と、第1接地パッド112と、第1電源線113と、第1接地線114と、出力回路115と、第2電源パッド121と、第2接地パッド122と、第2電源線123と、第2接地線124と、入力回路125とを備えている。出力回路115は、出力トランジスタとしてPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とを備えており、入力回路125は、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1とを備えている。出力回路115と入力回路125とは、異なる電源系から電源電圧が供給される回路の間で信号を伝送するインターフェースを構成しており、信号線120で接続されている。
通常動作を行う場合、第1電源パッド111には第1の電源電圧VDD1が供給され、第1接地パッド112には接地電圧が供給される。出力回路115及びそれに接続される内部回路(図示されない)は、第1の電源電圧VDD1で動作する。一方、第2電源パッド121には第2の電源電圧VDD2が供給され、第2接地パッド122には接地電圧が供給される。入力回路125及びそれに接続される内部回路(図示されない)は、第2の電源電圧VDD2で動作する。
ESDサージに対する保護のために、ESD保護素子116、126と、保護ダイオード対D1とが設けられている。ESD保護素子116は、第1電源線113と第1接地線114の間に接続され、ESD保護素子126は、第2電源線123と第2接地線124の間に接続されている。保護ダイオード対D1は、第1接地線114と第2接地線124の間に設けられている。通常動作時には、第1接地線114と第2接地線124とは、保護ダイオード対D1によって電気的に分離される。ESD保護素子116、126、保護ダイオード対D1は、第1電源パッド111、第1接地パッド112、第2電源パッド121、及び第2接地パッド122にESDサージが印加されたときにそのESDサージを放電する経路となり、これにより、出力回路115、入力回路125及び他の回路を保護する役割を有している。
ESD保護素子116、126として使用される典型的な素子は、オフトランジスタである。オフトランジスタとは、通常動作時に当該トランジスタがオフ状態になるようにゲートの電位が固定されたMOSトランジスタのことであり、寄生バイポーラ動作によってESDサージを放電する。一般には、オフトランジスタとしてNMOSトランジスタが使用される場合には当該NMOSトランジスタのドレインが電源線に接続され、ソースとゲートとが接地線に接続される。一方、オフトランジスタとしてPMOSトランジスタが使用される場合には当該PMOSトランジスタのドレインが接地線に接続され、ゲートとソースが電源線に接続される。オフトランジスタは、そのドレインにESDサージが印加されると、寄生バイポーラ動作によってESDサージを放電する。このような原理により、オフトランジスタは、ESD保護素子として有効に機能する。
図1Aのような回路構成において発明者が注目する破壊モードは、互いに電源系統に属するパッド間にESDサージが印加された場合の破壊モードである。第1電源パッド111、第1接地パッド112、第2電源パッド121、及び第2接地パッド122に外部回路が接続されず、電源電圧が供給されない場合には、PMOSトランジスタP3、NMOSトランジスタN3のゲートがフローティングであり、したがって、PMOSトランジスタP3又はNMOSトランジスタN3がオン状態になることがある。
このような状態で、第1電源パッド111と第2接地パッド122の間に、第2接地パッド122を基準として正極性のESDサージが第1電源パッド111に印加されると、図1Aに示されているように、第1電源線113、PMOSトランジスタP3、及び、信号線120を経由して入力回路125のNMOSトランジスタN1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress1が印加される。このストレス電圧Vstress1は、ESD保護素子116のクランプ電圧VESD1と保護ダイオード対D1のクランプ電圧VESD2との和になるため相当に高く、NMOSトランジスタN1が破壊される恐れがある。
また、図1Bに示されているように、第1電源パッド111と第2電源パッド121の間に、第2電源パッド121を基準として正極性のESDサージが第1電源パッド111に印加されると、第1電源線113、PMOSトランジスタP3、及び、信号線120を経由して入力回路125のNMOSトランジスタN1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress1が印加され、PMOSトランジスタP1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress2が印加される。このとき、NMOSトランジスタN1に印加されるストレス電圧Vstress1は、ESD保護素子116のクランプ電圧VESD1と保護ダイオード対D1のクランプ電圧VESD2との和になり、また、PMOSトランジスタP1に印加されるストレス電圧Vstress2は、上述のクランプ電圧VESD1、VESD2とESD保護素子126のクランプ電圧VESD3の和になり、いずれも相当に高い。したがって、NMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1が破壊される恐れがある。
更に、第2電源パッド121と第1電源パッド111との間に、第1電源パッド111を基準として正極性のESDサージが第2電源パッド121に印加された場合、及び、第2電源パッド121と第1接地パッド112との間に、第1接地パッド112を基準として正極性のESDサージが第2電源パッド121に印加された場合も同様である。第1電源パッド111を基準として正極性のESDサージが第2電源パッド121に印加された場合、NMOSトランジスタN1に印加されるストレス電圧Vstress1はクランプ電圧VESD1、VESD2との和になり、また、PMOSトランジスタP1に印加されるストレス電圧Vstress2はクランプ電圧VESD1、VESD2、VESD3の和になり、いずれも相当に高い。したがって、NMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1が破壊される恐れがある。加えて、第1接地パッド112を基準として正極性のESDサージが第2電源パッド121に印加された場合には、PMOSトランジスタP1に印加されるストレス電圧Vstress2はクランプ電圧VESD2、VESD3の和になり、PMOSトランジスタP1が破壊される恐れがある。
発明者の検討によれば、このような破壊モードによるNMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1の破壊を防止することが重要である。
特に、ESD保護素子116、126としてオフトランジスタが用いられる場合には、NMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1のゲート−ソース間に印加されるストレス電圧Vstress1、stress2の増大の問題はより深刻になる。なぜなら、近年はMOSトランジスタの微細化が進み、MOSトランジスタの破壊電圧VBDが低減する一方で、寄生バイポーラ動作が実行される動作電圧(クランプ電圧Vclamp)は低減しないからである。図2は、ゲート絶縁膜の破壊電圧VBDと、NMOSトランジスタが寄生バイポーラ動作をする場合のクランプ電圧Vclamp(寄生バイポーラ動作による放電が行われている間の電圧)の関係を示すグラフである。破壊電圧VBDがゲート絶縁膜の膜厚の減少と共に急激に減少する一方でクランプ電圧Vclampは下がらない。これは、MOSトランジスタの微細化が進むと、NMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1の破壊電圧VBDが低減する一方、ESD保護素子116、126が動作する動作電圧は低減せず、設計ウィンドウが小さくなることを意味している。
このような問題を解決する一つの手法として、サイリスタをESD保護素子として使用するとともに、低電圧で動作するトリガ素子によってトリガ電流を供給する回路構成が知られている(特許文献1、非特許文献1参照)。トリガ素子として、通常のMOS動作によってトリガ電流を供給するPMOSトランジスタを用いれば、ESD保護素子の動作電圧を低減することができる。
特開2008−218886号公報
しかしながら、発明者の検討によれば、図1A、図1Bの回路構成におけるNMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1の破壊の問題は、ESD保護素子の動作電圧の低減のみでは解決できない。具体的には、図1A、図1Bの回路構成では、ESDサージが印加されたときにストレス電圧Vstress1又はVstress2が、そのまま保護対象の素子であるNMOSトランジスタN1、又は、PMOSトランジスタP1のゲート−ソース間に印加される。このため、ESD保護素子116、126、及び保護ダイオード対D1が十分に機能しないと、ソース−ゲート間へのストレス電圧Vstress1、Vstress2の印加により、NMOSトランジスタN1又はPMOSトランジスタP1が破壊される可能性がある。このような問題は、通常のMOS動作を行うPMOSトランジスタによってサイリスタにトリガ電流を供給する構成のESD保護素子によって動作電圧を低減しても、解決されない。
本発明の一の観点では、半導体装置が、第1電源電圧が供給される第1電源パッドと、第1電源パッドに接続される第1電源線と、第1接地線と、第1電源電圧の供給を受けて動作する出力回路と、第2電源電圧が供給される第2電源パッドと、第2電源パッドに接続される第2電源線と、第2接地線と、出力回路の出力端に接続される信号線と、入力端が信号線に接続されて出力回路から信号を受け取り、且つ、第2電源電圧の供給を受けて動作する入力回路と、第1電源パッドと第1接地線の間、第1接地線と第2接地線の間、及び第2接地線と第2電源パッドの間に放電経路を提供するように構成された放電経路を提供するメイン保護回路部と、サブ保護回路部とを備える。出力回路は、第1電源線と信号線の間に設けられ、抵抗素子として機能し得る回路素子を含む。サブ保護回路部は、ソースが信号線に接続され、ドレインが第2接地線に接続され、ゲートとバックゲートが第2電源線に接続された第1PMOSトランジスタを備える。
このような構成では、正極性のESDサージが第1電源パッドに印加されたときに、サブ保護回路部の第1PMOSトランジスタが比較的低い電圧(MOSトランジスタの閾値電圧程度の電圧)で動作し、この第1PMOSトランジスタと出力回路の上記回路素子とを通る放電経路が形成される。この放電経路に放電電流が流れると、上記回路素子における電圧降下によって入力回路に印加されるストレス電圧が低減され、入力回路が有効に保護される。
本発明の他の観点では、半導体装置が、第1電源電圧が供給される第1電源パッドと、第1電源パッドに接続される第1電源線と、第1接地線と、第1電源電圧の供給を受けて動作する出力回路と、第2電源電圧が供給される第2電源パッドと、第2電源パッドに接続される第2電源線と、第2接地線と、出力回路の出力端に接続される信号線と、入力端が信号線に接続されて出力回路から信号を受け取り、且つ、第2電源電圧の供給を受けて動作する入力回路と、第1電源パッドと第1接地線の間、第1接地線と第2接地線の間、及び第2接地線と第2電源パッドの間に放電経路を提供するように構成されたメイン保護回路部と、サブ保護回路部とを備えている。出力回路は、第1電源線と信号線の間に設けられ、抵抗素子として機能し得る回路素子を含む。サブ保護回路部は、ソースが信号線に接続され、ドレインが第2電源線に接続され、ゲートとバックゲートが第2接地線に接続された第1NMOSトランジスタを備える。
このような構成では、正極性のESDサージが第2電源パッドに印加されたときに、サブ保護回路部の第1NMOSトランジスタが比較的低い電圧(MOSトランジスタの閾値電圧程度の電圧)で動作し、この第1NMOSトランジスタと出力回路の上記回路素子とを通る放電経路が形成される。この放電経路に放電電流が流れると、上記回路素子における電圧降下によって入力回路に印加されるストレス電圧が低減され、入力回路が有効に保護される。
本発明によれば、異なる電源系統から電源電圧を供給される出力回路と入力回路とが接続されている半導体装置において、ESDサージ電圧が出力回路を介して入力回路にそのまま印加されることによって入力回路が破壊されることを有効に抑制することができる。
静電保護回路を搭載した半導体装置の一般的な構成の例を示す回路図である。 図1Aの半導体装置の、ESDサージが印加されたときの動作を示す回路図である。 ゲート絶縁膜の破壊電圧VBDと、NMOSトランジスタが寄生バイポーラ動作をする場合のクランプ電圧Vclampの関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。 第1の実施形態の半導体装置の通常動作時の動作を示す回路図である。 第1の実施形態の半導体装置の、ESDサージが印加されたときの動作を示す回路図である。 第1の実施形態の半導体装置の、ESDサージが印加されたときの動作を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態の半導体装置の他の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。 第4の実施形態の半導体装置の通常動作時の動作を示す回路図である。 第4の実施形態の半導体装置の、ESDサージが印加されたときの動作を示す回路図である。 第4の実施形態の半導体装置の、ESDサージが印加されたときの動作を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態の半導体装置の他の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態の半導体装置の更に他の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態の半導体装置の更に他の構成を示す回路図である。
第1の実施形態:
図3は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成、特に、当該半導体装置に集積化された静電保護回路の構成を示す回路図である。本実施形態の半導体装置は、第1電源パッド11と、第1接地パッド12と、第1電源線13と、第1接地線14と、出力回路15と、第2電源パッド21と、第2接地パッド22と、第2電源線23と、第2接地線24と、入力回路25とを備えている。
通常動作を行う場合、第1電源パッド11には第1の電源電圧VDD1が供給され、第1接地パッド12には接地電圧が供給される。出力回路15及びそれに接続される内部回路(図示されない)は、第1の電源電圧VDD1で動作する。一方、第2電源パッド21には第2の電源電圧VDD2が供給され、第2接地パッド22には接地電圧が供給される。入力回路25及びそれに接続される内部回路(図示されない)は、第2の電源電圧VDD2で動作する。ここで、電源電圧VDD2は、電源電圧VDD1と異なる場合もある。出力回路15と入力回路25とは、異なる電源系統から電源電圧が供給される回路の間で信号を伝送するインターフェースを構成しており、出力回路15の出力端が信号線20を介して入力回路25の入力端に接続されている。
出力回路15は、信号線20をGND1電位からVDD1電位までの所望の電位に駆動する回路であり、PMOSトランジスタP3と、NMOSトランジスタN3とを備えている。PMOSトランジスタP3は、そのソースが第1電源線13に接続され、ドレインが信号線20に接続される。NMOSトランジスタN3は、そのソースが第1接地線14に接続され、ドレインが信号線20に接続される。PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3のゲートは、第1の電源電圧VDD1で動作する内部回路(図示されない)に接続される信号線17に共通に接続されており、出力回路15は、当該内部回路から供給される制御電圧に応じて信号線20を駆動する。
一方、入力回路25は、信号線20を介して出力回路15から信号を受け取る回路であり、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1とを備えている。PMOSトランジスタP1は、そのソースが第2電源線23に接続され、ドレインが内部回路(図示されない)に接続される信号線27に接続される。一方、NMOSトランジスタN1は、そのソースが第2接地線24に接続され、ドレインが信号線27に接続される。PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1のゲートは、信号線20に共通に接続されている。入力回路25は、信号線20を介して出力回路15から受け取った信号に応答して、内部回路(図示されない)に接続される信号線27を駆動する。
ESDサージに対する保護のために、メインESD保護素子16、26と、保護ダイオード対D1と、PMOSトランジスタP2とが設けられている。メインESD保護素子16は、第1電源線13と第1接地線14の間に接続され、メインESD保護素子26は、第2電源線23と第2接地線24の間に接続されている。保護ダイオード対D1は、第1接地線14と第2接地線15の間に設けられており、ESD保護素子として機能する。本実施形態では、保護ダイオード対D1は、互いに逆方向に接続された2つのダイオードで構成されている。加えて、保護ダイオード対D1は、通常動作時に第1接地線14と第2接地線15とを電気的に分離する機能も有している。
メインESD保護素子16、26及び保護ダイオード対D1は、第1電源パッド11、第1接地パッド12、第2電源パッド21、及び第2接地パッド22にESDサージが印加されたときに時に主として放電電流を流す役割を有するメイン保護回路部を構成している。メインESD保護素子16、26、保護ダイオード対D1は、大電流を流すことができるように構成される。
一方、PMOSトランジスタP2は、入力回路25のNMOSトランジスタN1に印加されるストレス電圧を緩和する目的で追加的に挿入されるサブESD保護素子である。PMOSトランジスタP2は、ソースが信号線20に接続され、ドレインが第2接地線24に接続され、ゲートとバックゲートが第2電源線23に接続されている。このPMOSトランジスタP2により、第1電源パッド11と第2接地パッド22との間で正極性のESDサージが第1電源パッド11に印加された時に付加的に放電を行うサブ保護回路部が構成されている。このPMOSトランジスタP2は、メインESD保護素子16及び保護ダイオード対D1と比較して相対的に小さい電流I2ndが流れるように構成される。後述されるように、PMOSトランジスタP2は、第1電源パッド11にESDサージが印加されたときに信号線20から第2接地線24に微小な電流I2ndを流す経路を提供し、これにより、入力回路25に印加されるストレス電圧を電圧I2nd×Rpだけ緩和する役割を有している。ここで、Rpは、PMOSトランジスタP3のチャネル抵抗Rpである。
以下では、本実施形態における半導体装置の動作、特に、サブ保護回路部を構成するPMOSトランジスタP2の動作について詳細に説明する。
まず、通常動作時における動作を説明する。通常動作時においてPMOSトランジスタP2に求められる要求は、PMOSトランジスタP2がオフされ、且つ、そのオフリーク電流が小さいことである。以下に詳細に述べられるように、図3の回路構成は、このような要求を満足している。
具体的には、図4に示されているように、通常動作時においては、第2電源線23がVDD2電位に、第2接地線24がGND電位に固定されると共に、信号線20には、最大でVDD1電位で最低でGND電位の振幅の信号が入力される。ここで、信号線20の電位は、その最大値が電源電圧VDD2より低いか同じであればよい。このような条件を満たせば、PMOSトランジスタP2はオフされる。
通常動作時には、PMOSトランジスタP2のバックゲートの電位(VDD2電位)が、ソースの電位(信号線20の電位)よりも高いことに留意されたい。これにより、バックゲート効果によってPMOSトランジスタP2の閾値電圧の絶対値が大きくなり、PMOSトランジスタP2のオフリーク電流が小さくなる。
加えて、PMOSトランジスタP2のバックゲートが(信号線20ではなく)第2電源線23に接続されていることが、高速な信号伝達に寄与していることにも留意されたい。PMOSトランジスタP2のバックゲートが信号線20に接続されていると、PMOSトランジスタP2が形成されているウェルのウェル容量(例えば、NウェルとP型基板の間の接合容量)が信号線20から見えるため、高速な信号伝達を妨げてしまう。本実施形態では、PMOSトランジスタP2のバックゲートが信号線20ではなく第2電源線23に接続されているため、PMOSトランジスタP2が形成されているウェルのウェル容量が第2電源線23と第2接地線24の間に存在することになり、高速な信号伝達を妨げない。
一方、図5Aは、第2接地パッド22に対して正極性のESDサージが第1電源パッド11に印加された時の動作を示している。この場合、第2電源線23は電源電圧VDD2が与えられず、フローティングであることに留意されたい。図5において、Cxは、第2電源線23と第2接地線24の間に、寄生キャパシタとして、或いは意図的に設けられた電源容量である。この電源容量Cxが充電されるまでは、第2電源線23の電位は上昇しない。
また、出力回路15のPMOSトランジスタP3のゲートがフローティングであることにも留意されたい。PMOSトランジスタP3のゲートがフローティングであると、PMOSトランジスタP3はターンオンすることがある。上述のように、ESDサージが第1電源パッド11に印加された時にPMOSトランジスタP3がターンオンしていると、入力回路25のNMOSトランジスタN1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress1が印加される。本実施形態の半導体装置は、このストレス電圧Vstress1からNMOSトランジスタN1を保護する動作を行う。したがって、以下では、PMOSトランジスタP3がターンオンしているものとして動作の説明を行う。
第2接地パッド22に対して正極性のESDサージが第1電源パッド11に印加されると、メインESD保護素子16及び保護ダイオード対D1で放電が行われながら、第1電源線13と第1接地線14の間の電圧VESD1及び第1接地線14と第2接地線24の間の電圧VESD2が増大していく。これにともない、信号線20の電位も上昇していく。信号線20の電位が上昇する一方で、第2電源線23は、電源容量CxによりGND電位に引っ張られる。したがって、信号線20の電位が第2電源線23の電位よりも高くなる。即ち、PMOSトランジスタP2のソース電位がゲート電位よりも高くなる。信号線20と第2電源線23の電位差がPMOSトランジスタP2の閾値電圧Vtを超えると、PMOSトランジスタP2がターンオンされ、MOS動作を行う。
PMOSトランジスタP2がターンオンされると、第1電源パッド11から第1電源線13、PMOSトランジスタP3、信号線20及びPMOSトランジスタP2を経由して第2接地線24に到達する放電経路が形成される。この放電経路に放電電流I2ndが流れると、PMOSトランジスタP3のチャネル抵抗Rpにおける電圧降下により、信号線20の電位が低下し、NMOSトランジスタN1のソース−ドレイン間に印加されるストレス電圧Vstress1が電圧I2nd×Rpだけ低減される。即ち、ストレス電圧Vstress1は、電圧VESD1+VESD2−I2nd×Rpに低減される。これにより、NMOSトランジスタN1の破壊が有効に防止される。ここで、PMOSトランジスタP2を経由する放電経路には少量の放電電流しか流れず、ESDサージの印加に起因して生成される放電電流の殆どはメインESD保護素子16、保護ダイオード対D1を経由する放電経路で流れることに留意されたい。
この動作において、PMOSトランジスタP2が(寄生バイポーラ動作ではなく)通常のMOS動作により放電経路を提供することが重要である。PMOSトランジスタP2がMOS動作によって動作することにより、PMOSトランジスタP2が低電圧で動作し、NMOSトランジスタN1の保護の効果が大きい。オフトランジスタのように寄生バイポーラ動作で放電経路を提供すると、動作電圧が4V程度と高くなり、NMOSトランジスタN1に印加されるストレス電圧Vstress1の緩和効果が十分でない。一方、PMOSトランジスタP2がMOS動作を行う本実施形態の構成(図3)では、低電圧でPMOSトランジスタP2が動作するため、ストレス電圧Vstress1の緩和効果が大きい。
一方、図5Bは、第2電源パッド21に対して正極性のESDサージが第1電源パッド11に印加された時の動作を示している。ここで、上述と同様に、出力回路15のPMOSトランジスタP3のゲートがフローティングであることに留意されたい。PMOSトランジスタP3のゲートがフローティングであると、PMOSトランジスタP3はターンオンすることがある。ESDサージが第1電源パッド11に印加された時にPMOSトランジスタP3がターンオンしていると、入力回路25のNMOSトランジスタN1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress1が印加され、PMOSトランジスタP1のゲート−ソース間にストレス電圧Vstress2が印加される。本実施形態の半導体装置は、このストレス電圧Vstress1、Vstress2からNMOSトランジスタN1及びPMOSトランジスタP1を保護する動作を行う。
詳細には、第2電源パッド21に対して正極性のESDサージが第1電源パッド11にESDサージが印加されると、メインESD保護素子16、保護ダイオード対D1及びメインESD保護素子26で放電が行われながら、第1電源線13と第1接地線14の間の電圧VESD1、第1接地線14と第2接地線24の間の電圧VESD2、及び、第2接地線24と第2電源線23の間の電圧VESD3が増大していく。これにともない、信号線20の電位も上昇していく。このとき、第2電源線23はGND電位に維持されるので、信号線20の電位が第2電源線23の電位よりも高くなる。即ち、PMOSトランジスタP2のソース電位がゲート電位よりも高くなる。信号線20と第2電源線23の電位差がPMOSトランジスタP2の閾値電圧Vtを超えると、PMOSトランジスタP2がターンオンされ、MOS動作を行う。
加えて、サブ保護素子として機能するPMOSトランジスタP2は、PMOSトランジスタP2のソースP型拡散層とバックゲートのNウェルとの間に形成される寄生ダイオードDpによる放電経路も提供する。第2電源パッド21に対して正極性のESDサージが第1電源パッド11にESDサージが印加された場合、寄生ダイオードDpには順方向バイアスが印加されるから、寄生ダイオードDpがオンになる。
PMOSトランジスタP2がMOS動作によりターンオンすると第1電源パッド11から第1電源線13、PMOSトランジスタP3、信号線20及びPMOSトランジスタP2を経由して第2接地線24に到達する放電経路が形成される。加えて、PMOSトランジスタP2の寄生ダイオードDがオンになると、第1電源パッド11から第1電源線13、PMOSトランジスタP3、信号線20及びPMOSトランジスタP2を経由して第2電源線23に到達する放電経路が形成される。これらの2つの放電経路に放電電流が流れると、PMOSトランジスタP3のチャネル抵抗Rpにおける電圧降下により、ストレス電圧が有効に緩和される。並列な2つの放電経路が形成されることは、ストレスの緩和効果を増大させる上で好適である。具体的には、これらの2つの放電経路を経由して放電電流I2ndが流れると、PMOSトランジスタP3のチャネル抵抗Rpにおける電圧降下により、信号線20の電位が低下し、NMOSトランジスタN1のソース−ドレイン間に印加されるストレス電圧Vstress1とPMOSトランジスタP1のソース−ドレイン間に印加されるストレス電圧Vstress2とが電圧I2nd×Rpだけ低減される。即ち、ストレス電圧Vstress1は、電圧VESD1+VESD2−I2nd×Rpに低減され、ストレス電圧Vstress2は、電圧VESD1+VESD2+VESD3−I2nd×Rpに低減される。これにより、NMOSトランジスタN1及びPMOSトランジスタP1の破壊が有効に防止される。
上記の動作において、ESDサージの印加に起因して生成される放電電流の殆どはメインESD保護素子16、保護ダイオード対D1、メインESD保護素子26を経由する放電経路で流れ、PMOSトランジスタP2を経由する放電経路には相対的には少量の放電電流しか流れないことに留意されたい。PMOSトランジスタP2を介する放電経路は電圧降下を利用してストレス電圧Vstress1、Vstress2を緩和するための補助的なものである。
ここで、図3に示されている本実施形態の回路構成においては、メインESD保護素子16、保護ダイオード対D1のクランプ電圧に比べてサブ保護素子として機能するPMOSトランジスタP2のクランプ電圧が小さすぎると、放電電流の殆どがPMOSトランジスタP2に流れ込み、メインESD保護素子16及び保護ダイオード対D1が動作する前にPMOSトランジスタP2が破壊されるという問題が生じ得る。
しかしながら、この問題は実際には重要ではない。微細化の進行と電源電圧の低電圧化により、サイリスタ型保護素子の利用が可能になっており、これにより、放電時の電圧上昇は7V程度以下にできるようになっている。加えて、更なる微細化の進行と電源電圧の低電圧化により、メインESD保護素子16の動作電圧の更なる低電圧化が期待できる。7V程度の低いクランプ電圧を有するメインESD保護素子16が使用される場合には、本実施形態のような動作開始電圧が閾値電圧程度であるPMOSトランジスタP2を使用しても、メインESD保護素子16とPMOSトランジスタP2とのクランプ電圧の差が6V程度と小さくなり、PMOSトランジスタP2の破壊の問題は起こらない。
なお、第1の実施形態では、PMOSトランジスタP3を介して放電電流I2ndが流れる回路構成が提示されているが、PMOSトランジスタP3の代わりに、抵抗素子として機能し得る他の素子も使用可能である。本実施形態の動作では、PMOSトランジスタP3は、単に抵抗素子として機能している。例えば、出力回路15において、PMOSトランジスタP3の代わりに抵抗素子が使用されてもよく、また、ダイオード接続されたPMOSトランジスタが使用されてもよい。ただし、出力回路15をCMOS回路構成として消費電力を低減するためには、PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN3を用いる図3の構成が好適である。
第2の実施形態:
図6は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。第1の実施形態の回路構成では、10GHzなど更なる高速化を考えた場合、メインESD保護素子の寄生容量を大幅に縮小する必要があり、メインESD保護素子のサイズもそれに伴い縮小する必要が生じる。この場合、PMOSトランジスタP2に過剰な放電電流が流れ込む可能性がある。PMOSトランジスタP2に過剰な放電電流が流れ込むと、サブ保護素子として機能するPMOSトランジスタP2自身が破壊される可能性がある。これに対応するために、第2の実施形態では、PMOSトランジスタP2にPMOSトランジスタP2に過剰な放電電流が流れることを防止する手法がとられる。
より具体的には、PMOSトランジスタP2のバックゲートと第2電源線23の間に抵抗素子R2が挿入され、信号線20と第2接地線24の間にPMOSトランジスタP2と直列に抵抗素子R3が挿入されている。図6では、PMOSトランジスタP2のソースと信号線20の間に抵抗素子R3が挿入されているが、抵抗素子R3は、PMOSトランジスタP2のドレインと第2接地線24の間に挿入されてもよい。抵抗素子R2、R3により、PMOSトランジスタP2に流れる放電電流の大きさを意図的に制限することができ、PMOSトランジスタP2の破壊を防止できる。なお、図6では、2つの抵抗素子:抵抗素子R2、R3が挿入されているが、いずれか一方のみを挿入してもよい。
第3の実施形態:
図7Aは、本発明の第3の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。第3の実施形態では、信号線20と第2接地線24の間にPMOSトランジスタP2と直列にダイオードD2が挿入されている。ダイオードD2は、その順方向が信号線20から第2接地線24に向かう方向であるように挿入される。
ダイオードD2は、通常動作時に、信号線20の電位がVDD2電位よりも高くなった場合にPMOSトランジスタP2が誤動作することを防ぐ役割を有している。信号線20の電位は、ノイズ等の原因によって意図せずVDD2電位を超える場合がある。また、意図的にVDD1電位がVDD2電位よりも高く設定される場合もある。第1の実施形態の構成では、信号線20の電位がVDD2電位とPMOSトランジスタP2の閾値電圧Vtの和を超えると、通常動作時にもPMOSトランジスタP2がオンしてしまう誤動作が起こりうる。
ダイオードD2は、このようなPMOSトランジスタP2の誤動作を有効に防ぐ役割を有している。ダイオードD2が挿入されている図7Aの構成では、ダイオードD2の順方向電圧VfだけPMOSトランジスタP2の動作電圧が上昇し、誤動作が起こりにくくなる。図7Aでは、挿入されているダイオードD2の数は1つであるが、N個のダイオードD2を挿入することにより、N×VfだけPMOSトランジスタP2の動作電圧を上昇させることができる。挿入されるダイオードD2の数は、所望のPMOSトランジスタP2の動作電圧に合わせて調節すればよい。
ダイオードD2の代わりに、1個又は複数のPMOSトランジスタを挿入してもよい。図7Bは、信号線20と第2接地線24の間にPMOSトランジスタP2と直列に1つのPMOSトランジスタP2bが挿入された構成を図示している。一般に、N個のPMOSトランジスタP2bが挿入されると、PMOSトランジスタP2、P2bが動作する信号線20の電位が、VDD2+(N+1)・Vtになり、誤動作を有効に抑制することができる。
上述のダイオードD2やPMOSトランジスタP2bを挿入する手法は、PMOSトランジスタP2が動作する電圧を調節する手法として使用可能である。適切な数のダイオードD2やPMOSトランジスタP2bを用いてPMOSトランジスタP2が動作する電圧を調節することにより、第1の電源電圧VDD1が第2の電源電圧VDD2よりも高くても、PMOSトランジスタP2の誤動作を防ぎ、正常動作を実現することができる。
第4の実施形態:
図8は、本発明の第4の実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。第4の実施形態では、サブESD保護素子としてNMOSトランジスタN2が使用される。NMOSトランジスタN2は、そのソースが信号線20に接続され、ドレインが第2電源線23に接続され、バックゲートとゲートが第2接地線24に接続されている。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の構成においては、第2電源パット22と第1電源パッド11又は第1接地パッド12の間に、第1電源パッド11又は第1接地パッド12に対して正極性のESDサージが第2電源パット22に印加された場合におけるNMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP1の保護が図られる。以下では、本実施形態における半導体装置の動作、特に、サブ保護回路部を構成するNMOSトランジスタN2の動作について詳細に説明する。
図9を参照して、通常動作時においては、第2電源線23がVDD2電位に固定されると共に、第2接地線24がGND電位に固定される。したがって、NMOSトランジスタN2がオフされ、通常動作時においては、NMOSトランジスタN2には電流は流れない。
一方、図10Aに図示されているように、第1電源パッド11に対して正極性のESDサージが第2電源パット21に印加されると、NMOSトランジスタN2が動作して補助的な放電経路が形成され、これにより、NMOSトランジスタN1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress1及びPMOSトランジスタP1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress2が緩和される。詳細には、第1電源パッド11に対して正極性のESDサージが第2電源パット21に印加されると、メインESD保護素子26、保護ダイオード対D1、メインESD保護素子16で放電が行われ、第1電源線13と第1接地線14の間の電圧VESD1、第1接地線14と第2接地線24の間の電圧VESD2が増大していく。これにより、第2接地線24の電位が、信号線20の電位よりも高くなる。即ち、NMOSトランジスタN2のゲート電位がソース電位よりも高くなる。信号線20と第2接地線24の電位差がNMOSトランジスタN2の閾値電圧Vtを超えると、NMOSトランジスタN2がターンオンされ、MOS動作を行う。
NMOSトランジスタN2がターンオンされると、第2電源パッド21から第2電源線23、NMOSトランジスタN2、信号線20及びPMOSトランジスタP3を経由して第1電源線13に到達する放電経路が形成される。この放電経路に放電電流I2ndが流れると、PMOSトランジスタP3のチャネル抵抗Rpによって電圧が発生して信号線20の電位が上昇し、NMOSトランジスタN1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress1及びPMOSトランジスタP1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress2が電圧I2nd×Rpだけ低減される。即ち、ストレス電圧Vstress1は、電圧VESD1+VESD2−I2nd×Rpに低減され、ストレス電圧Vstress2は、電圧VESD1+VESD2+VESD3−I2nd×Rpに低減される。これにより、NMOSトランジスタN1及びPMOSトランジスタP1が保護される。
また、図10Bに図示されているように、第1接地パッド12に対して正極性のESDサージが第2電源パット21に印加されると、NMOSトランジスタN2が動作して補助的な放電経路が形成され、これにより、PMOSトランジスタP1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress2が緩和される。詳細には、第1接地パッド12に対して正極性のESDサージが第2電源パット21に印加されると、メインESD保護素子26、保護ダイオード対D1、メインESD保護素子16で放電が行われ、第1接地線14と第2接地線24の間の電圧VESD2と、第2電源線23と第2接地線24の間の電圧VESD3が増大していく。これにより、第2接地線24の電位が、信号線20の電位よりも高くなる。即ち、NMOSトランジスタN2のゲート電位がソース電位よりも高くなる。信号線20と第2接地線24の電位差がNMOSトランジスタN2の閾値電圧Vtを超えると、NMOSトランジスタN2がターンオンされ、MOS動作を行う。
NMOSトランジスタN2がターンオンされると、第2電源パッド21から第2電源線23、NMOSトランジスタN2、信号線20及びNMOSトランジスタN3を経由して第1電源線13に到達する放電経路が形成される。この放電経路に放電電流I2ndが流れると、NMOSトランジスタN3のチャネル抵抗Rnによって電圧が発生して信号線20の電位が上昇し、PMOSトランジスタP1のソース−ゲート間に印加されるストレス電圧Vstress2が電圧I2nd×Rnだけ低減される。即ち、ストレス電圧Vstress2は、電圧VESD2+VESD3−I2nd×Rnに低減される。これにより、PMOSトランジスタP1が保護される。
第4の実施形態においても、第2の実施形態と同様に、NMOSトランジスタN2に過剰な放電電流が流れ込むことを防ぐ抵抗素子を設けてもよい。図11は、このような構成の半導体装置の構成を示す回路図である。図11の回路構成では、NMOSトランジスタN2のバックゲートと第2接地線24の間に抵抗素子R2が挿入され、信号線20と第2電源線23の間にNMOSトランジスタN2と直列に抵抗素子R3が挿入されている。抵抗素子R2、R3により、NMOSトランジスタN2に流れる放電電流の大きさを意図的に制限することができ、NMOSトランジスタN2の破壊を防止できる。なお、図11では、2つの抵抗素子:抵抗素子R2、R3が挿入されているが、いずれか一方のみを挿入してもよい。
また、第3の実施形態と同様に、図12Aに図示されているように、信号線20と第2電源線23の間にNMOSトランジスタN2と直列にダイオードD2を挿入してもよい。ダイオードD2は、その順方向が第2電源線23から信号線20に向かう方向であるように挿入される。ダイオードD2は、通常動作時にNMOSトランジスタN2が誤動作することを防ぐ役割を果たす。ダイオードD2の代わりに、1個又は複数のPMOSトランジスタを挿入してもよい。図12Bは、信号線20と第2電源線23の間にNMOSトランジスタN2と直列に1つのNMOSトランジスタN2bが挿入された構成を図示している。
なお、上述の実施形態において、電源電圧VDD1で動作する回路群と、電源電圧VDD2で動作する回路群とは、単一のチップにモノリシックに集積化されてもよく、また、別々のチップに集積化されてもよい。単一のチップにモノリシックに集積化される場合には、本発明の各実施形態の回路は、SOC(System on Chip)として構成されることになる。電源電圧VDD1で動作する回路群と電源電圧VDD2で動作する回路群とが別々のチップに集積化される場合、本発明の各実施形態の回路は、SIP(System in Package)として構成されてもよい。
また、以上には本発明の様々な実施形態が記述されているが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、当業者に自明的な様々な変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、第1接地線14と第2接地線24との間に保護ダイオード対D1が接続されているが、第1接地線14と第2接地線24とが単に接続されていてもよい。この場合でも、第1接地線14と第2接地線24との間に放電経路が形成される。第1接地線14と第2接地線24とが単に接続されている構成でも配線抵抗によって電圧VESD2が発生するため、上述の実施形態と同様の事態が発生する。なお、第1接地線14と第2接地線24とが単に接続されている場合には、第1接地パッド12、第2接地パッド22の一方のみが設けられることも可能である。
更に、上記に記述された様々な実施形態は、矛盾がない限り、組み合わせて実施可能であることに留意されたい。例えば、抵抗素子R2、R3により過剰電流を抑制する構成(図6)と、ダイオードD2(図7A)又はPMOSトランジスタP2bを挿入する構成(図7B)を同時に実施してもよい。また、図8〜図12A、図12Bでは、サブESD保護素子としてNMOSトランジスタN2のみを含む回路構成が図示されているが、NMOSトランジスタN2とPMOSトランジスタP2との両方を含む回路構成も可能である。
11:第1電源パッド
12:第1接地パッド
13:第1電源線
14:第1接地線
15:出力回路
16:メインESD保護素子
17:信号線
20:信号線
21:第2電源パッド
22:第2接地パッド
23:第2電源線
24:第2接地線
25:入力回路
26:メインESD保護素子
27:信号線
D1:保護ダイオード対
P1、P2、P2b、P3:PMOSトランジスタ
N1、N2、N2b、N3:NMOSトランジスタ
Cx:電源容量
D2:ダイオード
Dp:寄生ダイオード
111:第1電源パッド
112:第1接地パッド
113:第1電源線
114:第1接地線
115:出力回路
116:ESD保護素子
120:信号線
121:第2電源パッド
122:第2接地パッド
123:第2電源線
124:第2接地線
125:入力回路
126:ESD保護素子

Claims (14)

  1. 第1電源電圧が供給される第1電源パッドと、
    前記第1電源パッドに接続される第1電源線と、
    第1接地線と、
    前記第1電源電圧の供給を受けて動作する出力回路と、
    第2電源電圧が供給される第2電源パッドと、
    前記第2電源パッドに接続される第2電源線と、
    第2接地線と、
    前記出力回路の出力端に接続される信号線と、
    前記信号線が入力端に接続されて前記出力端子から信号を受け取り、且つ、前記第2電源電圧の供給を受けて動作する入力回路と、
    前記第1電源パッドと前記第1接地線の間、前記第1接地線と前記第2接地線の間、及び前記第2接地線と前記第2電源パッドの間に放電経路を提供するように構成されたメイン保護回路部と、
    サブ保護回路部
    とを備え、
    前記出力回路が、前記第1電源線と前記信号線の間に設けられ、抵抗素子として機能し得る回路素子を含み、
    前記サブ保護回路部が、ソースが前記信号線に接続され、ドレインが前記第2接地線に接続され、ゲートとバックゲートが前記第2電源線に接続された第1PMOSトランジスタを備え
    前記サブ保護回路部が、更に、前記第1PMOSトランジスタのバックゲートと前記第2電源線の間に接続された第2抵抗素子と、前記信号線と前記第2接地線の間に前記第1PMOSトランジスタと直列に接続された第3抵抗素子とのうちの少なくとも一方を備える
    半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記サブ保護回路部が、更に、前記信号線と前記第2接地線の間に、前記第1PMOSトランジスタと直列に、前記信号線から前記第2接地線への方向が順方向であるように接続されたダイオード素子を備える
    半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記サブ保護回路部が、更に、前記信号線と前記第2接地線の間に前記第1PMOSトランジスタと直列に接続された、ゲートとバックゲートとが前記第2電源線に接続された第2PMOSトランジスタを備える
    半導体装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記回路素子が、ソースが前記第1電源線に接続され、レインが前記信号線に接続された第3PMOSトランジスタである
    半導体装置。
  5. 請求項に記載の半導体装置であって、
    前記出力回路が、更に、ソースが前記第1接地線に接続され、ドレインが前記信号線に接続された第2NMOSトランジスタを備えると共に、前記第3PMOSトランジスタと前記第2NMOSトランジスタのゲートが、第1内部回路に共通に接続され、
    前記入力回路が、更に、ソースが前記第2電源線に接続され、ゲートが前記信号線に接続された第4PMOSトランジスタを備えると共に、前記第1NMOSトランジスタと前記第4PMOSトランジスタのドレインが、第2内部回路に共通に接続された
    半導体装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記メイン保護回路部は、
    前記第1電源線と前記第1接地線の間に接続された第1ESD保護素子と、
    前記第1接地線と前記第2接地線の間に接続された第2ESD保護素子
    とを含む
    半導体装置。
  7. 請求項に記載の半導体装置であって、
    前記第1ESD保護素子及び前記第2ESD保護素子は、前記第1PMOSトランジスタよりも大きな電流を流すことができるように構成された
    半導体装置。
  8. 第1電源電圧が供給される第1電源パッドと、
    前記第1電源パッドに接続される第1電源線と、
    第1接地線と、
    前記第1電源電圧の供給を受けて動作する出力回路と、
    第2電源電圧が供給される第2電源パッドと、
    前記第2電源パッドに接続される第2電源線と、
    第2接地線と、
    前記出力回路の出力端に接続される信号線と、
    前記信号線が入力端に接続されて前記出力端子から信号を受け取り、且つ、前記第2電源電圧の供給を受けて動作する入力回路と、
    前記第1電源パッドと前記第1接地線の間、前記第1接地線と前記第2接地線の間、及び前記第2接地線と前記第2電源パッドの間に放電経路を提供するように構成されたメイン保護回路部と、
    サブ保護回路部
    とを備え、
    前記出力回路が、前記第1電源線と前記信号線の間に設けられ、抵抗素子として機能し得る回路素子を含み、
    前記サブ保護回路部が、ソースが前記信号線に接続され、ドレインが前記第2電源線に接続され、ゲートとバックゲートが前記第2接地線に接続された第1NMOSトランジスタを備え
    前記サブ保護回路部が、更に、前記第1NMOSトランジスタのバックゲートと前記第2接地線の間に接続された第2抵抗素子と、前記信号線と前記第2電源線の間に前記第1NMOSトランジスタと直列に接続された第3抵抗素子とのうちの少なくとも一方を備える
    半導体装置。
  9. 請求項に記載の半導体装置であって、
    前記サブ保護回路部が、更に、前記信号線と前記第2電源線の間に、前記第1NMOSトランジスタと直列に、前記第2電源線から前記信号線への方向が順方向であるように接続されたダイオード素子を備える
    半導体装置。
  10. 請求項に記載の半導体装置であって、
    前記サブ保護回路部が、更に、前記信号線と前記第2電源線の間に前記第1NMOSトランジスタと直列に接続された、ゲートとバックゲートとが前記第2接地線に接続された
    第2NMOSトランジスタを備える
    半導体装置。
  11. 請求項乃至1のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記回路素子が、ソースが前記第1電源線に接続され、レインが前記信号線に接続された第2PMOSトランジスタである
    半導体装置。
  12. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記出力回路が、更に、ソースが前記第1接地線に接続され、ドレインが前記信号線に接続された第3NMOSトランジスタを備えると共に、前記第2PMOSトランジスタと前記第3NMOSトランジスタのゲートが、第1内部回路に共通に接続され、
    前記入力回路が、更に、ソースが前記第2接地線に接続され、ゲートが前記信号線に接続された第4NMOSトランジスタを備えると共に、前記第1PMOSトランジスタと前記第4NMOSトランジスタのドレインが、第2内部回路に共通に接続された
    半導体装置。
  13. 請求項乃至1のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記メイン保護回路部は、
    前記第1電源線と前記第1接地線の間に接続された第1ESD保護素子と、
    前記第1接地線と前記第2接地線の間に接続された第2ESD保護素子と、
    前記第2接地線と前記第2電源線の間に接続された第3ESD保護素子
    を含む
    半導体装置。
  14. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1ESD保護素子、前記第2ESD保護素子及び前記第3ESD保護素子は、前記第1NMOSトランジスタよりも大きな電流を流すことができるように構成された
    半導体装置。

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