JP4437682B2 - 低容量esd保護回路 - Google Patents
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Description
前記SCRは、
前記第1Pウェル内に形成され、該第1Pウェルよりも高濃度の不純物を含む第1P + 層と、前記第1Pウェル内にあって、かつ該第1Pウェルと接合される第1N + 層と、前記ディープNウェル内に形成され、かつ該ディープNウェルよりも高濃度の不純物を含む第2N + 層と、前記ディープNウェル内に形成され、かつ該ディープNウェルと接合される第2P + 層と、を含み、前記第2P + 層をアノード、前記第2N + 層をNゲート、前記第1P + 層をPゲート、前記第1N + 層をカソードとして構成され、
前記ディープNウェルに包含され、かつ前記第1Pウェルとは分離して形成された第2Pウェル内に、該第2Pウェル内に形成された第3N + 層をドレイン、第4N + 層をソースとし、前記第3N + 層と前記第4N + 層に挟まれた前記第2Pウェル領域にゲートが設けられたNMOSトランジスタを備え、
前記NMOSトランジスタの前記ソース及び前記ゲートがダイオード接続されて前記第1P + 層に接続され、前記NMOSトランジスタのドレインが前記第2P + 層に接続され、
前記第1N + 層及び前記第2Pウェルが前記低電位側電源端子に接続され、前記第2N + 層が前記高電位側電源端子に接続され、前記第2P + 層及び前記第3N + 層が前記入出力端子に接続されることにより、ベース電極が前記低電位側電源に、コレクタ電極が前記高電位側電源に、エミッタ電極が前記入出力端子に接続される、寄生的なNPNバイポーラトランジスタが形成され、
前記高電位側電源端子と前記低電位側電源端子との間に接続された電源線間保護回路を備えている構成について規定している。
また、本発明では、各電源端子基準で正負どちらの極性のサージにおいても内部回路を保護するためのサージ経路を確保することができる。本発明における実施例2、および実施例3に拠れば、本発明の基本構造は複数の異なる拡散層構造で実現可能で、このため回路面積や保護能力、プロセスにおける設計ルールの制約などに応じて柔軟にレイアウトすることが可能である。
また、図1(b)において、I/Oパッド21に接続される拡散層領域(アノード17およびドレイン24)は、ディープ−N−ウェル(13)内のP+層(PMOSトランジスタにおけるソース・ドレイン層に相当)とP−ウェル(12)内のN+層(NMOSトランジスタにおけるソース・ドレイン層に相当)に接続されるため、I/Oパッド21に接続される寄生容量はウェル容量と無関係となる。発明者による既出願特許「特願2003−359656静電放電保護回路(未公開)」によれば、前記I/Oパッド21に接続される拡散層領域の面積が各々4μm2以下であれば、寄生容量は合計約22fF以下となる。前記I/Oパッド21に接続される拡散層領域の面積を適切に選択することで、I/O回路に許容される寄生容量以下に容易に抑制できる。
このように、トリガ機構を独立の2系統とすることで、SCR1のターンオンを確実に実行せしめることができる。
このように本発明においては、VDDパッド22、VSSパッド23のどちらの電源端子を基準とする正負どちらの極性のサージについても、強力に内部回路を保護することができる。
図1を用いて本発明第1の実施例を説明する。図1(b)は、前項で説明した本発明回路の断面構成を模式的に示す図である。前述のとおり、本発明の保護回路は、ダイオード接続したトリガNMOS3をI/Oパッド21とPG7の間に接続し、NG6をVDDパッド22に接続したSCR1をI/Oパッド21とVSSパッド23間に接続し、VDDパッド22とVSSパッド23間に電源線間保護NMOS10を接続することで構成される。図1(b)では電源線間保護NMOS10を省略している。抵抗8は、トリガNMOS3に過剰な電流が流れることを防止するための抵抗で、SCR1の通電能力とトリガNMOS3の通電能力とから、トリガNMOS3がESDイベント中に破壊されない程度の抵抗値を選ぶことが望ましい。
次に、図2を用いて本発明第2の実施例を説明する。図2(a)は、本発明第2の実施例におけるESD保護回路の等価回路であり、図2(b)は、この保護回路の断面構成を模式的に示した図である。図2(b)においても電源線間保護NMOS10の記述は省略している。本第2の実施例では、第1の実施例で示したトリガNMOS3を、ディープ−N−ウェル14の内部に構成するのではなく、P−sub15基板に直接構成した例である。この場合、第1の実施例で存在したVDDパッド22とI/Oパッド21との間の寄生的な縦型(ヴァーティカル)NPNトランジスタ9は存在しないが、トリガNMOS3の効果は第1の実施例と同様に実現することができる。ディープ−N−ウェル14内にトリガNMOS3を構成しないため、回路面積の縮小が可能となる。
図3を用いて、本発明第3の実施例を説明する。本実施例は、前記第1、第2の実施例におけるSCR1の構成を変更した場合であり、SCR1の構成法を、断面の模式図を用いて説明している。したがって、トリガNMOS3については、実施例1もしくは実施例2で示した方法と組み合わせることが可能である。図3(a)はSCR1の等価回路であり、図3(b)は前記実施例1及び実施例2で示したSCR1の構成の再掲であり、ダイオード型と称する事が出来る。図3(c)は、SCR1を構成するPNPトランジスタ部30をN−ウェル(26)内に構成した横型(ラテラル)トランジスタとした例であり、図3(d)は、図3(c)のラテラルPNPトランジスタ30を包含するN−ウェル(26)を、SCR1を構成するNPNトランジスタ31を包含するディープ−N−ウェル13と共通化した例である。図3(c)および、図3(d)のSCR1は、図3(b)のSCR1と異なり、独立したPNPトランジスタ30とNPNトランジスタ31を配線接続することでSCR構造を実現している。
4:Nウェル抵抗 5:Pウェル抵抗 6:Nゲート
7:Pゲート 8:抵抗 9:容量
10:電源線間保護NMOS 11、12:Pウエル
13、14:ディープ−N−ウエル 15:P−sub
16:カソード 17:アノード 18:ゲート
19:ボディ 20:N−subコンタクト
21:入出力パッド 22:高電位側電源端子
23:低電位側電源端子 24:ドレイン
25:ソース 26:N−ウエル 30:PNPトランジスタ
31:NPNトランジスタ
Claims (3)
- P型不純物を含むP型基板と、当該P型基板上に形成されたディープNウェルと、当該ディープNウェルに包含された第1Pウェルと、を含むトリプルウェル構造によって構成されたSCRを、高電位側電源端子、低電位側電源端子、入出力端子に接続したESD保護回路であって、
前記SCRは、
前記第1Pウェル内に形成され、該第1Pウェルよりも高濃度の不純物を含む第1P + 層と、前記第1Pウェル内にあって、かつ該第1Pウェルと接合される第1N + 層と、前記ディープNウェル内に形成され、かつ該ディープNウェルよりも高濃度の不純物を含む第2N + 層と、前記ディープNウェル内に形成され、かつ該ディープNウェルと接合される第2P + 層と、を含み、前記第2P + 層をアノード、前記第2N + 層をNゲート、前記第1P + 層をPゲート、前記第1N + 層をカソードとして構成され、
前記ディープNウェルに包含され、かつ前記第1Pウェルとは分離して形成された第2Pウェル内に、該第2Pウェル内に形成された第3N + 層をドレイン、第4N + 層をソースとし、前記第3N + 層と前記第4N + 層に挟まれた前記第2Pウェル領域にゲートが設けられたNMOSトランジスタを備え、
前記NMOSトランジスタの前記ソース及び前記ゲートがダイオード接続されて前記第1P + 層に接続され、前記NMOSトランジスタのドレインが前記第2P + 層に接続され、
前記第1N + 層及び前記第2Pウェルが前記低電位側電源端子に接続され、前記第2N + 層が前記高電位側電源端子に接続され、前記第2P + 層及び前記第3N + 層が前記入出力端子に接続されることにより、ベース電極が前記低電位側電源に、コレクタ電極が前記高電位側電源に、エミッタ電極が前記入出力端子に接続される、寄生的なNPNバイポーラトランジスタが形成され、
前記高電位側電源端子と前記低電位側電源端子との間に接続された電源線間保護回路を備えていることを特徴とするESD保護回路。 - 請求項1に記載のESD保護回路において、
前記入出力端子側に接続された前記NMOSトランジスタのソースと、前記第1P + 層との間に抵抗素子を具備することを特徴とするESD保護回路。 - 請求項1または請求項2に記載のESD保護回路において、
前記電源線間保護回路をダイオード接続したNMOSトランジスタで構成したことを特徴とするESD保護回路。
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