JP2815565B2 - ゲート結合scr構造を有するesd保護回路 - Google Patents

ゲート結合scr構造を有するesd保護回路

Info

Publication number
JP2815565B2
JP2815565B2 JP7318394A JP31839495A JP2815565B2 JP 2815565 B2 JP2815565 B2 JP 2815565B2 JP 7318394 A JP7318394 A JP 7318394A JP 31839495 A JP31839495 A JP 31839495A JP 2815565 B2 JP2815565 B2 JP 2815565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
esd
pad
protection circuit
esd protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7318394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09162303A (ja
Inventor
明 道 柯
添 祥 呉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Industrial Technology Research Institute ITRI
Original Assignee
Industrial Technology Research Institute ITRI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Industrial Technology Research Institute ITRI filed Critical Industrial Technology Research Institute ITRI
Priority to JP7318394A priority Critical patent/JP2815565B2/ja
Publication of JPH09162303A publication Critical patent/JPH09162303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2815565B2 publication Critical patent/JP2815565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は取り扱いなどにより
引き起こされる静電気放電(ESD)から生ずる望まし
くない高電圧スパイクからパッケージされた内部の集積
回路(IC)を保護するために相補式ゲート結合低電圧
トリガーSCRデバイスを有するCMOSオンチップE
SD保護回路に関する。特に本発明はESDストレスの
4つのモードに対して内部回路を保護する。
【0002】
【従来の技術】金属酸化物半導体(MOS)ICチップ
を人間が取り扱うこと又は他の原因による静電気的な放
電(ESD)はICチップに恒久的な損傷を与える。し
ばしばMOS電界効果トランジスタの基板からゲート電
極を隔離する薄酸化物層はそれを亘って印加される電圧
スパイクにより修復不能に破壊される。電圧スパイク又
はESDはしばしばゲートに印加される。何故ならばゲ
ート電極はICチップの外部端子又はピンに接続される
からである。外部端子は入力又は出力パッド上に形成さ
れる。過剰な静電気放電からのそのような損傷を防止す
るためには保護デバイスがしばしばパッドと内部回路と
の間に接続される。
【0003】CMOS技術はサブミクロン領域内にスケ
ールダウンされるのでより薄いゲート酸化物、より短い
チャンネル長、より浅いソース/ドレイン接合、LDD
(軽度にドープされたドレイン)構造、珪化拡散のよう
なプロセス及び構造はサブミクロンCMOS ICのE
SDに対するロバストさを顕著に低下させる。短チャン
ネル薄酸化物MOSデバイスのようなサブミクロンCM
OSデバイスは極度にESD損傷を被りやすい。故にE
SD保護はサブミクロンCMOS ICの信頼性に関し
て最も重要な要素の一つとなっている。以下の2つの参
考文献はサブミクロンCMOS ICの低下されたES
Dロバストさを記載している: 〔1〕 C.Duvvury,A.Amerasekera 等による論文,"ESD:
A Pervasive Reliability Concern for IC Technologie
s",Proc.of IEEE,vol.81,no.5,pp.690-702,May1993; 〔2〕 A.Amerasekera,C.Duvvury 等による論文,"The
lmpact of TechnologyScaling on ESD Robustness and
Protection Circuit Design",1994 EOS/ESD Symp.Pro
c.,EOS-16,pp.237-245.これらはここに参考として引用
する。
【0004】CMOSオンチップESD保護回路のES
D保護能力を向上するために3つの方法が提案されてい
る。第一の方法はCMOS ESD保護ICチップを作
るプロセス中にESDインプラントのマスクを付加する
ことである。ESDインプラントの付加的なマスクはI
Cチップ上のよりロバストな入力/出力デバイスを提供
する。しかしながらESDインプラントの付加的なマス
クはチップ製造のコストを増加する。この第一の方法は
以下の文献に記載されている: 〔3〕 S.Daniel,G.Krieger等による論文,"Process an
d Design Optimization for Advanced CMOS I/O ESD Pr
otection Devices",1990 EOS/ESD Symp.Proc.,EOS-12,p
p.206-213; 〔4〕 C.Diaz,T.Kopley,, P.Marcoux 等による論文,"
Building-in ESD/EOSReliability for Sub-halfmicron
CMOS Processes",Proc.of IRPS,1995,pp.276-283;and 〔5〕 Chen-Chiu Hsueによる1995年4月16日発行の米
国特許第 5,416,036号"Method of Improvement ESD for
LDD Process"これらはここで参考として引用する。
【0005】ICチップのESD保護を改善する第二の
方法は出力NMOSデバイスの複数の路の中で均一な電
力分配を達成するゲート結合技術を用いることである。
このゲート結合技術は以下の文献に記載されるようなサ
ブミクロンCMOSでのESD信頼性を向上することが
報告されている: 〔6〕 C.Duvvury,C.Diaz等による論文"Dynamic Gate
Coupling NMOS for Effcient Output ESD Protection",
Proc.of IRPS,1992,pp.141-150; 〔7〕 C.Duvvury,C.Diaz, T.Haddock 等による論文,"
Achieving Uniform NMOS Device Power Distribution f
or Submicron ESD Reliability",1992 Tech.Dig.of IED
M,pp.131-134; 〔8〕 S.Ramaswamy,C.Duvvury,S.M.Kang等による論
文"EOS/ESD Reliabilityof Deep Sub-Micron NMOS Prot
ection Devices",Proc.of IRPS,1995,pp.284-291.これ
らはここで参考として引用する。
【0006】しかしながらESD電圧を放電するために
用いられるデバイスのゲートに対するESD過渡電圧を
結合するために用いられる電界(field)酸化又は
薄酸化デバイスはこれらのゲート結合ESD内で付加的
なレイアウト領域を占有する。第三の方法はサブミクロ
ンCMOS ICを保護するためにLVTSCR(Lo
w−Votage Trigger Lateral
Silicon Controlled Rectif
ier)デバイスを用いることである。LVTSCRデ
バイスはESDストレスをバイパスするためにCMOS
IC内で第一のESD保護素子として用いられる。L
VTSCRデバイスは他の従来技術のESD保護デバイ
スと比べて小さなレイアウト領域内で高いESDストレ
スに耐える。ESD保護を提供するためにLVTSCR
デバイスを用いることは以下の文献に記載される:
〔9〕 A.Chatterjee,T.Polgreen 等による論文"A Low
-Voltage TriggeringSCR For On-Chip ESD Protection
at Output and Input Pads",IEEE Electron Device Let
ters,vol.12,no.1,pp.21-22,Jan 1991; 〔10〕 M.-D.Ker,C.-Y.Wu等による論文"Complementary
-LVTSCR ESD Protection Scheme for Submicron CMOS I
C's",Proc. of IEEE International Symposiumon Circu
its and Systems,1995,pp.833-836; 〔11〕 C.Diaz,G.Motley 等による論文"Bi-modal Trig
gering for LVTSCR ESD Protection Devices",1994 EOS
/ESD Symp.Proc.,EOS-16,pp.106-112; 〔12〕1995年4月21日発行のL.S.Metz,G.Motley,G.Riec
k 等による米国特許第5,400,202 号"Electrostatic Dis
charge Protection Circuit for Integrated Circuit
s,"これらはここで参考として引用する。
【0007】ピンでのESD電圧はVDD及びVSS
(接地)ピン又はバスに関して正又は負の極性を有する
故に各入出力ピンで4つの異なるESDストレスモード
がある: (1)PSモード: VDDピンが浮遊状態の時に
ESDストレスが接地されたVSSピンに関して正のE
SD電圧であるピンでのESDストレス; (2)NSモード: VDDピンが浮遊状態の時に
ESDストレスが接地されたVSSピンに関して負のE
SD電圧であるピンでのESDストレス; (3)PDモード: VSSピンが浮遊状態の時に
ESDストレスが接地されたVDDピンに関して正のE
SD電圧であるピンでのESDストレス; (4)NDモード: VSSピンが浮遊状態の時に
ESDストレスが接地されたVDDピンに関して負のE
SD電圧であるピンでのESDストレス;これらのES
D電圧及び電流はCMOS ICの入力段又は出力バッ
ファ内のNMOS及びPMOSデバイスの両方を損傷す
る。
【0008】図1は従来技術のESD保護CMOSデバ
イス100を示す。第一のESD保護素子110及びゲ
ート接地されたNMOSデバイスNaは入力パッド12
0とCMOS入力段130との間に接続される。第一の
ESD保護素子110はLVTSCRである。ゲート接
地されたNMOSデバイスNaはCMOS入力段130
に対する第二のESD保護を提供する。
【0009】説明のために入力段130は薄酸化PMO
SデバイスP0 と薄酸化NMOSデバイスN0 とを含
む。PMOSデバイスP0 のソース及びバルク(即ち基
板)はVDDバスに接続され、そのドレインはNMOS
デバイスN0 のドレインに接続される。NMOSデバイ
スN0 のソース及びバルクはVSSバスに接続され、そ
れは通常接地される。PMOS及びNMOSデバイスP
0 .N0 のゲートは入力段130の入力140を形成す
るように共に接続される。この入力140は抵抗Rを介
してパッド120に接続される。即ち抵抗Rはパッド1
20の出力150と入力段130の入力140との間に
接続される。
【0010】入力段130の出力160はPMOS及び
NMOSデバイスP0 ,N0 の共通ドレイン接続により
形成される。入力段の出力160はCMOS ICチッ
プの内部回路165に接続される。入力段130の入力
140に印加される信号に依存して入力段130の出力
160はVDDにプルアップされるか又はVSSにプル
ダウンされる。
【0011】第一のESD保護素子110はパッド12
0の出力150に接続される一の端子を有する。第一の
ESD保護素子110の他の端子は接地される。ゲート
接地されたNMOSデバイスNaは、第二のESD保護
を提供するが、入力段130の入力140に接続される
ドレインを有する。NMOSデバイスNaのゲート、ソ
ース、基板は接地される。
【0012】ゲート接地されたNMOSデバイスNaは
入力段130のゲート酸化物を保護するために従来のC
MOS技術を用いる。入力段130の入力140に現れ
るESD電圧はNMOSデバイスNaのドレインスナッ
プバック降伏電圧(即ちドレインからソースへのスナッ
プバック降伏電圧)に等しい電圧にクランプされる。N
MOSデバイスNaはそのドレインスナップバック降伏
電圧が入力段130のCMOSデバイスP0 ,N0 のゲ
ート酸化物降伏電圧より低い限りESD保護を提供す
る。NMOSデバイスNaのより低いスナップバック降
伏電圧はESD電圧の振幅がCMOSデバイスP0 ,N
0 のゲート酸化物降伏電圧に到達する前にそれがオン
し、CMOSデバイスP0 ,N0 を保護することを許容
する。これはCMOSデバイスP0 ,N0 をESD損傷
から保護する。
【0013】しかしながらP0 ,N0 のゲート酸化物降
伏電圧とNaのドレインスナップバック降伏電圧との間
の差は厚い(deep)サブミクロンCMOS技術でま
た減少される。例えば0.8μm5ボルトCMOS技術
でのゲート酸化物厚さは180オングストロームである
が、0.5μm3ボルトCMOS技術ではわずか90オ
ングストロームである。より薄いゲート酸化物はESD
ストレスに対してより敏感であり、斯くしてより効果的
なESD保護が要求される。P0 ,N0 デバイスのゲー
ト酸化物の厚さがそれらのゲート酸化物降伏電圧がNa
のドレインスナップバック降伏電圧より低いように減少
されるときにP0 ,N0 のより薄いゲート酸化物は入力
140でのESD電圧により破壊される。これは第二の
保護NMOSデバイスNaがP0 ,N0 デバイスのゲー
ト酸化物の降伏の前にESD保護を提供するようオンし
ないために生ずる。
【0014】図2は相補式LVTSCRデバイスを用い
た従来技術の他のESD保護回路200を示す。ESD
保護回路200はパッド120と入力段130との間に
接続される。ESD保護回路200はPMOSトリガー
されたPLVSCRとNMOSトリガーされたNLVT
SCRを有する。PLVTSCRデバイスは入力段13
0の入力140とVDDとの間に接続される。NLVT
SCRデバイスは入力段130の入力140と接地され
たVSSとの間に接続される。
【0015】PLVTSCRデバイスは2つのバイポー
ラ接合トランジスタ(BJT)Q1’,Q2’及び短チ
ャンネル薄酸化物PMOSデバイスP1’を有する。2
つのBJT Q1’、Q2’は側方SCR1’デバイス
を形成し、一方で薄酸化物PMOSデバイスP1’はラ
テラルSCR1’デバイスのトリガー電圧を低下する。
【0016】Q1’はVDDにエミッタ接続を有するP
NP BJTである。Q2’は抵抗Rw1’を介してV
DDにコレクタ接続を有するPNP BJTである。Q
1’のコレクタは抵抗Rsub1’を介してVSS(即
ち接地)に接続される。Q2’のエミッタは抵抗Rw
2’を介して入力段130の入力140に接続される。
P1’はVDDに接続されるソースとゲートを有する短
チャンネル薄酸化物PMOSデバイスである。P1’の
ドレインとQ2’のベースはQ1’のコレクタに接続さ
れる。P1’のバルクとQ1’のベースはQ2’のコレ
クタに接続される。Q2’のベースとエミッタとの間の
PN接合は寄生ダイオードD1’を形成する。ダイオー
ドD1’の陽極はQ2’のベースであり、D1’の陰極
はQ2’のエミッタである。
【0017】NLVTSCRデバイスはまた2つのBJ
T Q3’,Q4’及び短チャンネル薄酸化物NMOS
デバイスN1’を有する。2つのBJT Q3’、Q
4’はラテラルSCR2’デバイスを形成し、一方で薄
酸化物NMOSデバイスN1’はラテラルSCR2’デ
バイスのトリガー電圧を低下する。Q3’は入力段13
0の入力140に接続されるエミッタを有するPNP
BJTである。Q3’のコレクタは抵抗Rsub2’を
介してVSS(即ち接地)に接続される。Q4’は抵抗
Rw3’を介してVDDにコレクタ接続を有するNPN
BJTである。Q4’のエミッタは抵抗Rw4’を介
してVSSに接続される。
【0018】N1’はVSSに接続されるゲートを有す
る短チャンネル薄酸化物NMOSデバイスである。N
1’のソースとQ4’のエミッタは接続される。N1’
のドレインとQ3’のベースはQ4’のコレクタに接続
される。N1’のバルクとQ4’のベースはQ3’のコ
レクタに接続される。Q3’のベースとエミッタとの間
のPN接合は寄生ダイオードD2’を形成する。ダイオ
ードD2’の陽極はQ3’のエミッタであり、D2’の
陰極はQ2’のベースである。
【0019】回路200は改善されたESD保護を提供
するが、それは厚いサブミクロンCMOS技術でより薄
いゲート酸化物デバイスを保護する能力はない。PLV
TSCRとNLVTSCRデバイスのトリガー電圧はそ
れぞれP1’とN1’のスナップバック降伏電圧と等し
い故に厚いサブミクロンCMOS ICで入力段130
のより薄いゲート酸化物はESD電流をバイパスするた
めにPLVTSCRとNLVTSCRデバイスをオンす
る前に破壊される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記の観点から本発明
の目的は従来技術のESD保護回路の欠点を克服するC
MOSオンチップESD保護回路を提供することにあ
る。特に本発明の目的は薄酸化物サブミクロンCMOS
デバイスの保護の可能なCMOSオンチップESD保護
回路を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は付加的なESDインプ
ラントマスクを付加することなしに厚いサブミクロンC
MOS ICのより薄いゲート酸化物の保護の可能なロ
バストなCMOSオンチップESD保護回路を提供する
ことにある。本発明の更に他の目的はラテラルSCRの
オン電圧を挿入された短チャンネルNMOS又はPMO
Sデバイスのスナップバック降伏より低い電圧レベルに
低下することである。
【0022】本発明の他の目的はESD保護回路に対し
て必要なレイアウト領域を減少し、斯くしてICチップ
の大きさとコストを減少し、パッキング密度を増加する
ことである。本発明の更なる目的は信頼性の維持、内部
回路の動作速度のような保護されるべき内部回路の動作
に有害に影響することなしにそのようなESD保護を提
供することである。他の目的は保護されるべき内部回路
に対して供給される入力信号上で電圧クランプ効果を提
供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】これらの及び他の目的は
本発明により達成される。一実施例によれば、CMOS
ESD保護回路は薄酸化物サブミクロンCMOSデバ
イスを保護するよう設けられる。説明のために本発明の
CMOS ESD保護回路はNDモードESDストレス
に対して保護するためにVDDとパッドとの間に接続さ
れた第一の低電圧トリガーラテラルSCR(PTLSC
R)からなる。第一の低電圧トリガーラテラルSCRデ
バイスはNSモードESDストレスに対して保護するた
めに第一の寄生ダイオードD1を有する。PTLSCR
デバイスはそのトリガー電圧をPMOSデバイスP1の
スナップバック降伏電圧に低下するPMOSデバイスP
1を含む。例えばPMOSデバイスP1は短チャンネル
薄酸化物デバイスである。第一のコンデンサCpはパッ
ドとPTLSCRデバイスとの間に接続される。第一の
コンデンサCpはパッドからPTLSCRデバイスへの
過渡電圧を結合し、長チャンネル薄酸化物PMOSデバ
イスP2と結合してPTLSCRデバイスのトリガー電
圧を短チャンネル薄酸化物PMOSデバイスP1のスナ
ップバック降伏電圧以下に低下する。
【0024】第二の低電圧トリガーラテラルSCRデバ
イスNTLSCRはPSモードESDストレスに対して
保護するためにVSSとパッドとの間に接続される。第
二の低電圧トリガーラテラルSCRデバイスはPDモー
ドESDストレスに対して保護するために第二の寄生ダ
イオードD2を有する。NTLSCRデバイスはそのト
リガー電圧をNMOSデバイスN1のスナップバック降
伏電圧に低下するNMOSデバイスN1を含む。例えば
NMOSデバイスN1は短チャンネル薄酸化物デバイス
である。第二のコンデンサCnはパッドとNTLSCR
デバイスとの間に接続される。第二のコンデンサCnは
パッドからNTLSCRデバイスへの過渡電圧を結合
し、長チャンネル薄酸化物NMOSデバイスN2と結合
してNTLSCRデバイスのトリガー電圧を短チャンネ
ル薄酸化物NMOSデバイスN1のスナップバック降伏
電圧以下に低下する。結合コンデンサCp(Cn)はパ
ッドに対して結合された一つの端子を有する。結合コン
デンサCp(Cn)の他の端子は短チャンネル薄酸化物
PMOSデバイスP1(NMOS N1)デバイスのゲ
ートと長チャンネル薄酸化物PMOSデバイスP2(N
MOS N2)デバイスのドレインに接続される。
【0025】PTLSCR(NTLSCR)デバイスは
PMOS P1(NMOS N1)デバイスをラテラル
SCR構造に挿入することにより形成される。短チャン
ネル薄酸化物PMOS P1(NMOS N1)デバイ
スはラテラルSCRデバイスのオン電圧を短チャンネル
薄酸化物PMOS P1(NMOS N1)デバイスの
スナップバック降伏電圧へ低下する。
【0026】ラテラルSCRデバイスPTLSCR(N
TLSCR)のオン電圧は短チャンネル薄酸化物PMO
S P1(NMOS N1)デバイスのスナップバック
降伏電圧に依存する。故に短チャンネル薄酸化物PMO
S P1(NMOS N1)デバイスのスナップバック
降伏電圧を低下することによりラテラルSCRデバイス
PTLSCR(NTLSCR)のオン電圧はかなり顕著
に低下される。
【0027】効果的なESD保護のためにICチップの
内部回路のMOSデバイスのゲート酸化物降伏電圧とラ
テラルSCRデバイスPTLSCR,NTLSCRのオ
ン電圧との間の差は維持されねばならない。特にラテラ
ルSCRデバイスPTLSCR,NTLSCRのオン電
圧は内部回路のMOSデバイスのゲート酸化物降伏電圧
より低くなければならない。本発明の回路はラテラルS
CRデバイスPTLSCR,NTLSCRのオン電圧を
低下することによりこの差を増加する。これは短チャン
ネル薄酸化物PMOS P1、NMOS N1デバイス
のスナップバック降伏電圧を低下することにより達成さ
れる。
【0028】結合コンデンサCp(Cn)はESD過渡
電圧を短チャンネル薄酸化物PMOS P1(NMOS
N1)デバイスのゲートに結合する。これはラテラル
SCRデバイスPTLSCR(NTLSCR)をバイパ
スESD電流より速くオンする。ラテラルSCRのオン
電圧は短チャンネル薄酸化物PMOS P1及びNMO
S N1デバイスのスナップバック降伏電圧より低い値
に低下される。斯くして厚いサブミクロンCMOS I
C内の入力段のより薄いゲート酸化物はESD損傷から
完全に保護される。
【0029】PTLSCR,NTLSCRデバイス及び
寄生ダイオードD1,D2は付加的なESDインプラン
トマスクなしに完全にESD保護を達成する一方で、シ
リコンレイアウト領域を最小限しか使用しない。ESD
の4つのモード、PS,NS,PD,NDはそれぞれN
TLSCR,D1,D2,PTLSCRデバイスにより
一対一に保護される。
【0030】本発明の回路は高いESD誤動作閾値を有
し、ロバストなESD保護回路を提供し、斯くして大き
なESDに対してサブミクロンCMOS ICを保護す
る一方で小さなレイアウト領域しか占有しない。
【0031】
【発明の実施の形態】A.本発明の回路の説明 図3は本発明の例示の実施例によるESD保護回路30
0の回路図を示す。本発明の回路は例えばCMOS I
Cと共に集積されて形成され、入力段130に接続され
るCMOS ICの内部回路に対するESD保護を提供
する。ESD保護回路300はCMOS ICのパッド
(入力又は出力パッド)120と入力段130(又は内
部回路)との間に接続される。入力段130は図1によ
り詳細が示される。
【0032】本発明のESD保護回路130はゲート結
合PTLSCR(PMOS Trigger Late
ral SCR)デバイス及びゲート結合NTLSCR
(NMOS Trigger Lateral SC
R)からなる。寄生ダイオードD1を有するPTLSC
RデバイスはVDDと入力段130の入力140との間
に結合される。
【0033】寄生ダイオードD2を有するNTLSCR
デバイスはVSSと入力140との間に結合される。例
示的にVSSは接地されている。寄生ダイオードD1,
D2はESD保護と入力電圧レベルクランプに寄与する
ことが明らかとなる。パッド120は入力段130に接
続される。入力信号はパッド120から入力段130の
入力140に印加される。PTLSCR,NTLSCR
デバイスは入力140でESDストレスに対する保護を
提供する。
【0034】ゲート結合PTLSCR,NTLSCRデ
バイスはVDDとVSSバスの両方に対する正及び負の
好ましくないパルス又はESDをバイパスするために用
いられる。図3に示されるようにNTLSCRデバイス
はPSモードESDストレスをバイパスするよう配置さ
れ、一方でPTLSCRデバイスはNDモードESDス
トレスをバイパスするよう配置される。寄生ダイオード
D1はNSモードESDストレスをバイパスするよう配
置され、寄生ダイオードD2はPDモードESDストレ
スをバイパスするよう配置される。斯くして入力ピン上
のESDストレスの4つのモードははPTLSCR,N
TLSCR,D1,D2デバイスにより一対一に保護さ
れる。故にESD保護回路300は入力段130及び従
来技術のESD回路に接続されたCMOS ICの内部
回路に対するどのような予期せぬESD損傷をも除去す
る入力140に対する完全なESD保護を達成する。
【0035】本発明のESD保護回路はNウエル/P基
板、又はPウエル/N基板プロセスを有するCMOS技
術を用いて実現される。簡単のために本発明のESD保
護回路はNウエル/P基板を用いて実現される物を記載
している。しかしながら本発明のESD保護回路はNウ
エル/P基板と同様に実現されるPウエル/N基板でも
実現されうる。B.Nウエル/P基板CMOS構造で実現される本発明
の回路の説明 1.ゲート結合PTLSCRの説明 図3に示されたようにPTLSCRデバイスは入力段1
30の入力140とVDD電源ラインとの間に配置され
る。PTLSCRデバイスは2つのバイポーラ接続トラ
ンジスタ(BJT)Q1,Q2及び薄酸化物PMOSデ
バイスP1からなる。薄酸化物PMOSデバイスP1は
短チャンネルを有する。2つのBJTQ1、Q2はラテ
ラルSCR1デバイスを形成する。薄酸化物PMOSデ
バイスP1はラテラルSCR1デバイスのトリガー電圧
をP1のスナップバック降伏電圧に低下する。
【0036】しかしながら厚い低電圧CMOS技術では
保護されるべきCMOSのゲート酸化物は非常に薄く
(例えばゲート酸化物は0.5μm、3ボルトCMOS
技術では90オングストロームの厚さを有する)、P1
のスナップバック降伏電圧は充分低くはない。即ちP1
のスナップバック降伏電圧は保護されるべきCMOSデ
バイスのゲート酸化物降伏電圧と概略等しいか又はより
高くさえある。斯くしてゲート結合技術はPTLSCR
のESDトリガー電圧をはるかに低くするように用いら
れる。
【0037】PTLSCR及びNTLSCRデバイスは
ゲート結合され、これはESD電圧はそれぞれ結合コン
デンサCp,Cnを介して入力140からP1,N1デ
バイスのゲートに結合することを意味する。例示的にN
1はNTLSCRデバイス内の薄酸化物NMOSデバイ
スであり、上記のようにこれは短チャンネルを有する。
このゲート結合PTLSCRはCMOS IC内の入力
段130のゲート又は入力140を効果的に保護する。
ゲート結合技術は結合コンデンサCpと付加的な薄酸化
物PMOSデバイスP2を用いてESD保護回路300
のPTLSCRデバイス内で用いられる。例示的に薄酸
化物PMOSデバイスP2は長チャンネルを有する。N
TLSCRデバイスに対してはゲート結合技術は結合コ
ンデンサCnと薄酸化物NMOSデバイスN2を用いて
実現され、これは上記のように長チャンネルを有する。
【0038】Q1はVDDに接続されるエミッタ310
を有するPNP BJTである。Q2は抵抗Rw1を介
してVDDに接続されるコレクタ312を有するNPN
BJTである。Q1のコレクタ314はVSSに結合
され、これは抵抗Rsub1を介して接地される。Q2
のエミッタ316は抵抗Rw2を介して入力段130の
入力140に接続される。P1はVDDに結合されるソ
ース320を有する短チャンネル薄酸化物PMOSデバ
イスである。P1のドレイン322とQ2のベース32
4はQ1のコレクタ314に結合される。P1のバルク
326とQ1のベース327はQ2のコレクタ312に
結合される。Q2のベース324とエミッタ316との
間のPN接合は寄生ダイオードD1を形成する。ダイオ
ードD1の陽極はQ2のベース324であり、D1の陰
極はQ2のエミッタ316である。加えてラテラルSC
R1デバイスの陽極はQ1のエミッタ310であり、そ
れの陰極はQ2のコレクタ316である。
【0039】図2、3を比較してみると、PTLSCR
デバイスはP1のゲート330がVDDに接続されてい
ないことを除いて部分的に図2のPLVTSCRに類似
である。その代わりにP1のゲート330は長チャンネ
ル薄酸化物PMOSデバイスP2のドレイン332に接
続され、結合コンデンサCpに結合される。コンデンサ
Cpの他の端子334は入力140に接続される。P2
のソース336とバルク338はVDDに接続される。
P2のゲートは抵抗Rpを介してVSSに接続される。
例示的に抵抗器Rpはポリラインにより作られ、P2の
ゲート340を保護する。P2は同じCMOSプロセス
内で作られた長チャンネル薄酸化物デバイスである。2.ゲート結合PTLSCRのデバイス構造の説明 図4は図3に示されたゲート結合PTLSCR及びNT
LSCRデバイスの断面図であり、ここでP基板/Nウ
エルCMOS構造が例示的に用いられる。以下の説明は
図4の構造400の図3の回路図に対する関係である。
【0040】PTLSCRデバイスはラテラルSCR1
デバイス(BJT Q1,Q2からなる)及び短チャン
ネル薄酸化物PMOSデバイスP1により形成され、こ
れはラテラルSCR1デバイスのトリガー電圧をP1の
スナップバック降伏電圧に低下するためにラテラルSC
R1と併合される。P1のゲート330はコンデンサC
pを介して入力140に容量的に結合される。P2のゲ
ート340は抵抗Rpを介してグランドに接続される。
【0041】Q1は垂直PNPバイポーラ接合トランジ
スタである。Q1はNウエル327(そのベース347
として動作する)内のP+拡散310(それのエミッタ
310として動作する)により形成される。P基板31
4はそれのコレクタ314として動作する。Q2はラテ
ラルNPNバイポーラ接合トランジスタである。Q2は
他のNウエル316内のN+拡散410により形成され
る。Nウエル316はQ2のエミッタ316として動作
する。P基板314はQ2のベース324として動作
し、Nウエル327はコレクタ312として動作する。
薄酸化物PMOSデバイスP1はNウエル327内にP
+領域310を拡散することにより形成される。P+領
域310はPMOS P1のソース320として動作す
る。Nウエル327とP基板314との間の接合を横切
る他のP+領域322はNウエル327とP基板314
の両方内に拡散される。P基板+領域322はPMOS
P1のドレインとして動作する。Nウエル327はP
MOSP1のバルク326として動作する。薄酸化物P
MOSデバイスP1のゲート330は長チャンネル薄酸
化物PMOSデバイスP2のドレイン332に接続され
る。
【0042】PTLSCRデバイスのオン電圧はラテラ
ルSCR1デバイスの元のスイッチング電圧(約30ー
50ボルト)ではない。ラテラルSCR1構造内に挿入
された短チャンネルPMOS P1はラテラルSCR1
のトリガー電圧を低下する。PTLSCRデバイスのオ
ン電圧は0.5μmCMOS技術で約10ー11ボルト
であるP1のスナップバック降伏電圧にまでP1により
減少される。斯くしてラテラルSCR1はNDモードE
SDストレスでの約30ー50ボルトでトリガーオンさ
れる代わりに約10ー11ボルトでトリガーオンされ
る。
【0043】ダイオードD1はP基板314(Rsub
1を介してVSSに接続される)及びNウエル316の
接合内に寄生的に存在する。Nウエル316はPTLS
CRの陽極である。抵抗Rw1,Rw2は本質的にそれ
ぞれNウエル327、316の寄生抵抗である。Rsu
b1は本質的にP基板314の寄生抵抗である。これら
の抵抗はPTLSCR(図4)の構造及びそれの等価回
路(図3)に示される。3.ゲート結合NTLSCRの説明 図3ではNTLSCRデバイスは入力段130の入力1
40と接地されるVSS電力ラインとの間に配置され
る。PTLSCRデバイスは2つのバイポーラ接続トラ
ンジスタ(BJT)Q3,Q4及び薄酸化物NMOSデ
バイスN1からなる。薄酸化物NMOSデバイスN1は
短チャンネルを有する。2つのBJT Q3、Q4はラ
テラルSCR2デバイスを形成する一方で薄酸化物NM
OSデバイスN1はラテラルSCR2デバイスのトリガ
ー電圧をN1のスナップバック降伏電圧に低下する。
【0044】しかしながら厚い低電圧CMOS技術では
保護されるべきCMOSのゲート酸化物は非常に薄く、
N1のスナップバック降伏電圧は充分低くはない。ゲー
ト結合技術はNTLSCRのESDトリガー電圧をはる
かに低くするように用いられる。ゲート結合技術は結合
コンデンサCnと長チャンネルNMOSデバイスN2と
により実現される。
【0045】Q3は入力段130の入力140に接続さ
れるエミッタ350を有するPNPBJTである。Q4
は抵抗Rw3を介してVDDに接続されるコレクタ35
2を有するNPN BJTである。Q3のコレクタ35
4はVSSに結合され、これは抵抗Rsub2を介して
接地される。Q4のエミッタ356は抵抗Rw4を介し
てVSSに接続される。N1はVDDに結合されるソー
ス360を有する短チャンネル薄酸化物NMOSデバイ
スである。N1のドレイン362とQ4のベース364
はQ3のコレクタ354に結合される。N1のバルク3
66とQ4のベース364はQ3のコレクタ354に結
合される。Q3のベース367とエミッタ350との間
のPN接合は寄生ダイオードD2を形成する。ダイオー
ドD2の陰極はQ3のベース367であり、D2の陽極
はQ3のエミッタ350である。加えてラテラルSCR
2デバイスの陽極はQ3のエミッタ350であり、それ
の陰極はQ4のコレクタ356である。
【0046】図2、図3を比較してみると、NTLSC
RデバイスはN1のゲート370がVSSに接続されて
いないことを除いて部分的に図2のNLVTSCRに類
似である。その代わりにN1のゲート370は長チャン
ネル薄酸化物NMOSデバイスN2のドレイン372に
接続され、結合コンデンサCpに結合される。コンデン
サCpの他の端子374は入力140に接続される。N
2のソース376とバルク378はVSSに接続され
る。N2のゲートは抵抗Rnを介してVDDに接続され
る。例示的に抵抗器Rnはポリラインにより作られ、N
2のゲート380を保護する。N2は同じCMOSプロ
セス内で作られた長チャンネル薄酸化物デバイスであ
る。4.ゲート結合NTLSCRのデバイス構造の説明 以下の説明は図4の構造400の図3の回路図に対する
関係である。NTLSCRデバイスはラテラルSCR2
デバイス(BJT Q3,Q4からなる)及び短チャン
ネル薄酸化物NMOSデバイスN1により形成され、こ
れはラテラルSCR2デバイスのトリガー電圧をN1の
スナップバック降伏電圧に低下するためにラテラルSC
R2と併合される。N1のゲート370はコンデンサC
nを介して入力140に容量的に結合される。N2のゲ
ート380は抵抗Rnを介してグランドに接続される。
【0047】Q3は垂直PNPバイポーラ接合トランジ
スタである。Q3はNウエル367(そのベース367
として動作する)内のP+拡散350(それのエミッタ
350として動作する)により形成される。P基板31
4はそれのコレクタ354として動作する。Q4はラテ
ラルNPNバイポーラ接合トランジスタである。Q4は
他のNウエル356内のN+拡散360により形成され
る。Nウエル356はQ4のエミッタ356として動作
する。P基板314はQ4のベース364として動作
し、Nウエル367はコレクタ352として動作する。
【0048】薄酸化物NMOSデバイスN1はNウエル
356内にN+領域360を拡散することにより形成さ
れる。N+領域360はNMOS N1のソース360
として動作する。Nウエル367とP基板314との間
の接合を横切る他のN+領域362はNウエル367と
P基板314の両方内に拡散される。N+領域362は
NMOS N1のドレイン362として動作する。P基
板314はNMOSN1のバルク366として動作す
る。薄酸化物NMOSデバイスN1のゲート370は薄
酸化物NMOSデバイスN2のドレイン372に接続さ
れる。
【0049】NTLSCRデバイスのオン電圧はラテラ
ルSCR2デバイスの元のスイッチング電圧(約30ー
50ボルト)ではない。ラテラルSCR2構造内に挿入
された短チャンネルNMOS N1はラテラルSCR2
のトリガー電圧を低下する。NTLSCRデバイスのオ
ン電圧は0.5μmCMOS技術で約10ー11ボルト
であるN1のスナップバック降伏電圧にまでN1により
減少される。斯くしてラテラルSCR2はPSモードE
SDストレスでの約30ー50ボルトでトリガーオンさ
れる代わりにNMOS N1デバイスにより約10ー1
1ボルトでトリガーオンされる。 ダイオードD1はP
+拡散領域350(入力140に接続される)及びNウ
エル367の接合内に寄生的に存在する。Nウエル35
6はNTLSCRの陰極である。
【0050】抵抗Rw3,Rw4は本質的にそれぞれN
ウエル367、356の寄生抵抗である。Rsub2は
本質的にP基板314の寄生抵抗である。これらの抵抗
はNTLSCR(図4)の構造及びそれの等価回路(図
3)に示される。C.レイアウト例 図5は本発明のESD保護回路300の例示的なレイア
ウト500を示す。図5は本発明のコンパクトレイアウ
ト500であり、ここでCp、Cn,Rp、Rnはポリ
層により実現される。レイアウト領域を最小化するため
にコンデンサCp,Cnはそれら及び入力パッド120
が同じレイアウト領域を分け合うように金属パッド(例
えば入力パッド120)の下でポリ層により実現され
る。斯くして全体のレイアウト領域はコンデンサCp,
Cnの付加により増加されない。
【0051】レイアウト形式は図5の例で限定されな
い。他の形式はまた本発明を実現するために用いられ得
る。ゲート結合SCRデバイス(PTLSCR及びNT
LSCR)の優秀なESD保護能力により、及び金属パ
ッド120の下に位置するコンデンサCp,Cnによ
り、ロバストな本発明のESD保護回路を実現するため
に用いられるシリコン領域は従来技術のESD保護回路
に比べて低い。
【0052】Cp,Cnの容量はコンデンサCp,Cn
を実現するために用いられるポリ層と金属パッド120
との間の重複領域を変化することにより調整される。故
にコンデンサCp,Cnの結合効率は調整可能である。
コンデンサCp,CnはそれぞれP1,N1のゲートに
ESD過渡電圧を結合するために設計される。ESD電
圧は短い持続時間を有するような過渡的であるが、コン
デンサCp,CnはESD過渡電圧が降下した後でさえ
ESD過渡電圧の電圧レベルを保持する。コンデンサC
p,Cnにより保持され(ESD電圧の持続より長い持
続時間に対して)、P1,N1のゲートに結合されたこ
れらの電圧レベルはそれぞれPTLSCR及びNTLS
CRを効果的にオンするためにP2,N2により長時間
維持される。VSS,VDDにそれぞれ接続された(抵
抗Rp,Rnを介して)ゲート340、380を有する
P2,N2はコンデンサCp,Cnがゆっくり放電する
コンデンサを介して抵抗として動作する。即ちP2,N
2はコンデンサCp,Cnの早い放電を防止し、それら
がESD過渡時間から得られる電荷を長期間保持するこ
とを許容する。D.回路動作原理 1.CMOS正常動作条件: 本発明のESD保護回路は
Nウエル/P基板CMOS構造を有する図3に示された
例示的な実施例300を用いて以下に説明する。
【0053】CMOS正常動作ではVDDは例示的に3
Vであり、VSSは接地される。抵抗Rpを介してVS
Sに接続されたゲート340を有するP2はオンされ
る。これはP1のゲート330をVDDの電圧レベルに
バイアスする。故にゲート結合されたPTLSCRはま
たオフ状態に保たれる。抵抗Rnを介してVDDに接続
されたゲート380を有するN2はオンされる。これは
N1のゲート370をVSSの電圧レベルにバイアスす
る。これはN1をオフ状態に保つ。故にゲート結合され
たNTLSCRはまたオフ状態に保たれる。斯くしてP
TLSCR及びNTLSCRデバイスは正常CMOS動
作条件でオフである。
【0054】本発明のESD保護回路300(図3)は
また入力信号の電圧クランプを供する。寄生ダイオード
D2は入力段130の入力140上のパッド120によ
り供される入力信号の高電圧レベルをクランプする。こ
のクランプは以下のように生ずる。入力信号の強度はV
DD以上に増加する、例えばオーバーシュート電圧の
で、ダイオードD2は順バイアスであり、オンする。オ
ンされたダイオードD2はパッド120からVDDへの
オーバーシュート電流をバイパスし、入力140上の電
圧をVDD+0.6ボルトより小さくクランプする。入
力140上の最大電圧レベルはVDD+0.6ボルトよ
り小さい。
【0055】同様に寄生ダイオードD1は入力140上
の入力信号の低電圧レベルをクランプする。入力信号の
強度は例えばアンダーシュート電圧のようにVSS以下
に減少するので、ダイオードD1は順バイアスされ、オ
ンする。オンされたダイオードD2はパッド120から
VSSへのアンダーシュート電流をバイパスし、入力1
40上の電圧をVDDー0.6ボルトより大きくクラン
プする。入力140上の最小電圧レベルはVDDー0.
6ボルトより大きい。
【0056】寄生ダイオードD1,D2により入力14
0上の電圧レベルをクランプすることは、正常な動作条
件でPTLSCR及びNTLSCRデバイスがオフにと
どまり、いかなるオーバーシュート又はアンダーシュー
ト入力信号によってもトリガーされないことをさらに確
実にする。2.ESDストレス条件; パッド120に接続されるI
Cチップの信号ピン上に現れるESDストレス条件の4
つのモード(PS,NS,PD,NDモード)がある。
4つのモードはICチップのVSS,VDDピンに接続
されるVDD及びVSSバスの両方に関してESD電圧
の正及び負の極性に関係する。
【0057】本発明のゲート結合ESD保護回路は4つ
のESDストレスモードの全てに対して保護する。4つ
のESDストレスモードに対して保護する素子は以下の
通りである: PSモード−−−ゲート結合NTLSCR NSモード−−−寄生ダイオードD1 PDモード−−−寄生ダイオードD2 NDモード−−−ゲート結合PTLSCRa.PSモード:ゲート結合NTLSCRによる保護 PSモードESDストレスでは正のESD過渡電圧はコ
ンデンサCnを介してN1のゲート370に結合する。
このN1のゲート370上に結合された正の電圧はSC
R2のオン電圧より更に低い。SCR2のオン電圧は3
0ー50ボルトの高さであり、一方で入力段130のM
OSデバイスのゲート酸化物降伏電圧は9ー10ボルト
の低さである。更なるESD保護なしで正のESD過渡
電圧はSCR2がオンされる前に入力段130のゲート
酸化物を破壊する。
【0058】SCR2内に挿入されるN1はSCR2の
オン電圧をN1のスナップバック降伏電圧に低下し、こ
れは約10ー11ボルトである。結合コンデンサCn及
び長チャンネルN2デバイスは更に約7ー8ボルトにN
1のスナップバック降伏電圧を低下する。即ちN1のゲ
ート370上に結合され、約1ボルトの強度を有する正
のESD電圧はN1をオンする。
【0059】ESD電圧は短い持続時間を有する過渡的
なものであるが、コンデンサCnはESD過渡電圧が降
下した後でさえESD過渡電圧の電圧レベルを保持す
る。電圧レベルはコンデンサCnにより保持され上記の
ようにN2により長時間維持される。コンデンサCnは
この保持された電圧レベルをN1のゲート370に保持
する。これはN1をそのスナップバック降伏電圧より低
い電圧でオンする。オンされたN1デバイスはNTLS
CRデバイスをESD電流を主にバイパスするためにト
リガーオンする。
【0060】NTLSCRがトリガーオンされたときに
それの保持電圧は約1から2ボルトである。入力段13
0の入力140上の正のESDストレス電圧は1から2
ボルトの周辺にクランプされ、このレベル以上に上昇し
えない。故に厚いサブミクロン低電圧CMOS IC内
の入力段130のより薄いゲート酸化物は完全に保護さ
れる。N1のゲート370に結合された電圧レベルはコ
ンデンサCnの値を調整することにより調整されうる。
Cnの適切な設計によりN1のゲート370に結合され
たESD過渡電圧は異なる応用に対するNTLSCRの
ESDトリガー電圧を調節するように制御される。
【0061】斯くしてNTLSCRデバイスは効果的に
レイアウト領域の増加又はESDインプラントの付加的
なマスクなしにそれのみでPSモードESD損傷に対し
てCMOS ICを保護する。更にまたラテラルSCR
2デバイス内への電力供給の能力により、本発明の回路
はロバストなESD保護を提供する。何故ならばNTL
SCRデバイス(PTLSCRと同様に)は低いオン電
圧で小さなレイアウト領域内で高いESDストレスに耐
えうるからである。b.NSモード:寄生ダイオードD1による保護 NSモードESD事象ではESDストレスはVDDが浮
遊している一方でパッド120とVSS(GND)に関
して負の極性を有するVSS(GND)ピンとの間で発
生する。NSモードでは寄生ダイオードD1は順バイア
スされ、パッド120からVSSへの負のESD電流を
バイパスするようオンされる。パッド120上の負のE
SDストレス電圧は約−0.6から−0.8ボルトのレ
ベルにクランプされる。ダイオードは寄生であるがそれ
はどのようなCMOS構造内でも本質的であり、上記の
ような好ましい効果を有する。故に厚いサブミクロン低
電圧CMOS IC内の入力段130のより薄いゲート
酸化物は保護される。c.PDモード:寄生ダイオードD2による保護 PDモードESD事象ではESDストレスはVSSが浮
遊している一方でパッド120とVDDに関して負の極
性を有するVDDピンとの間で発生する。PDモードで
は寄生ダイオードD2は順バイアスされ、パッド120
からVDDへの負のESD電流をバイパスするようオン
される。パッド120上の負のESDストレス電圧は約
0.6から0.8ボルトのレベルへクランプされる。ダ
イオードは寄生であるがそれはどのようなCMOS構造
内でも本質的であり、上記のような好ましい効果を有す
る。故に厚いサブミクロン低電圧CMOS IC内の入
力段130のより薄いゲート酸化物は保護される。d.NDモード:ゲート結合PTLSCRによる保護 NDモードESDストレスでは負のESD過渡電圧はコ
ンデンサCpを介してP1のゲート330に結合する。
このP1のゲート330上に結合された正の電圧はSC
R1のオン電圧より更に低い。SCR1のオン電圧は3
0ー50ボルトの高さであり、一方で入力段130のM
OSデバイスのゲート酸化物降伏電圧は9ー10ボルト
の低さである。更なるESD保護なしで正のESD過渡
電圧はSCR1がオンされる前に入力段130のゲート
酸化物を破壊する。
【0062】SCR1内に挿入されるP1はSCR1の
オン電圧をP1のスナップバック降伏電圧に低下し、こ
れは約10ー11ボルトである。結合コンデンサCp及
び長チャンネルP2デバイスは更に約7ー8ボルトにP
1のスナップバック降伏電圧を低下する。即ちP1のゲ
ート330上に結合され、約1ボルトの強度を有する負
のESD電圧はP1をオンする。
【0063】ESD電圧は短い持続時間を有する過渡的
なものであるが、コンデンサCpはESD過渡電圧が降
下した後でさえESD過渡電圧の電圧レベルを保持す
る。電圧レベルはコンデンサCpにより保持され上記の
ようにP2により長時間維持される。コンデンサCpは
この保持された電圧レベルをP1のゲート330に保持
する。これはP1をそのスナップバック降伏電圧より低
い電圧でオンする。オンされたP1デバイスはPTLS
CRデバイスをESD電流を主にバイパスするためにト
リガーオンする。
【0064】PTLSCRがトリガーオンされたときに
それの保持電圧は約−1から−2ボルトである。入力九
段130の入力140上の正のESDストレス電圧は−
1から−2ボルトの周辺にクランプされ、このレベル以
上に上昇しえない。故に厚いサブミクロン低電圧CMO
S IC内の入力段130のより薄いゲート酸化物は完
全に保護される。P1のゲート330に結合された電圧
レベルはコンデンサCpの値を調整することにより調整
されうる。Cpの適切な設計によりP1のゲート330
に結合されたESD過渡電圧は異なる応用に対するPT
LSCRのESDトリガー電圧を調節するように制御さ
れる。
【0065】斯くしてPTLSCRデバイスは効果的に
レイアウト領域の増加又はESDインプラントの付加的
なマスクなしにそれのみでNDモードESD損傷に対し
てCMOS ICを保護する。更にまたラテラルSCR
1デバイス内への電力供給の能力により、本発明の回路
はロバストなESD保護を提供する。何故ならばPTL
SCRデバイスは低いオン電圧で小さなレイアウト領域
内で高いESDストレスに耐えうるからである。
【0066】入力ピン上のESDストレスの4つのモー
ドはそれぞれNTLSCR,D1,D2,及びゲート結
合されたPTLSCRデバイスにより一対一に保護され
る。ゲート結合された回路300の全てのESD保護デ
バイスは非常に低い電圧レベル(わずか±0.6から±
2V)でESDオーバーストレス電圧をクランプする。
故に厚いサブミクロンCMOS技術のより薄いゲート酸
化物は完全に保護される。
【0067】人体モード(HBM)及び機械モード(M
M)ESDを用いた本発明のESD保護回路300のテ
ストは本発明の回路300が従来技術のESD保護回路
よりよいESD保護を提供することを示した。これは本
発明の回路300のESD保護能力を検証する物であ
る。簡単に言えば、本発明は相補式低電圧トリガーSC
Rデバイスの利点をゲート結合技術に結合したCMOS
オンチップESD保護回路である。この結合は最小のシ
リコン層領域を用いる一方で付加的なESDインプラン
トマスクなしで厚いサブミクロンCMOS IC内のよ
り薄いゲート酸化物のESD保護を増加する。
【0068】本発明のCMOSオンチップESD保護回
路はPTLSCR及びNTLSCRデバイスのゲートに
ESD過渡電圧を結合するゲート結合技術を用いる。こ
れはESD電流をバイパスするように低電圧でラテラル
SCRデバイス(SCR1,SCR2)をオンする。ゲ
ート結合技術を用いることによりラテラルSCRのオン
電圧は短チャンネルPMOS及びNMOSデバイスP
1,N1のスナップバック降伏電圧より低い値に低下さ
れる。斯くして厚いサブミクロンCMOS IC内の入
力段のより薄いゲート酸化物はESD損傷に対して完全
に保護される。
【0069】本発明の回路は低電圧(より薄いゲート酸
化物を有する)、低コスト(ESDインプラントのな
い)、高密度(より少ないレイアウト領域で)、高速度
(最小の入力遅延)、高信頼性(高ESD誤動作閾値)
の応用での厚いサブミクロンCMOS ICに対して非
常に適切である。本発明のESD保護回路はまた厚いサ
ブミクロンCMOS ICの出力パッドを効果的に保護
するために適切である。本発明のESD保護回路の製造
はNウエル/P基板又はPウエル/N基板プロセスを有
するCMOS技術に完全にプロセス適合し、適切であ
る。
【0070】本発明の上記の実施例は例示のみを意図し
た物である。多くの代替的な実施例は当業者により請求
項の精神及び範囲から離れることなくなされうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第二のESD保護としてゲート接地されたNM
OSデバイスを用いた従来技術のESD保護回路を示
す。
【図2】相補的LVTSCRデバイスを用いた従来技術
のESD保護回路を示す。
【図3】Nウエル/P基板CMOS技術でのゲート結合
されたPTLSCR,NTLSCRデバイスを含む本発
明によるESD保護回路を示す。
【図4】Nウエル/P基板CMOS構造で形成された図
3のゲート結合されたPTLSCR,NTLSCRデバ
イスの断面図を示す。
【図5】図4に示された構造のパタンレイアウトを示す
図である。
【符号の説明】
100 CMOSデバイス 110 ESD保護素子 Na NMOSデバイス 120 入力パッド 130 入力段 P0 PMOSデバイス N0 NMOSデバイス 140 入力 160 抵抗R出力 165 内部回路 200、300 ESD保護回路 310、310、316 エミッタ 312、314 コレクタ 320、336 ソース322、332 ドレイン 324、327 ベース 330、340 ゲート Cp、Cn コンデンサ 326、338 バルク 334 端子 400 構造 410 N+拡散 500 レイアウト Q1’、Q2’、Q3’,Q4’、Q1,Q2,Q3,
Q4 BJT P1’、P1,P2 PMOSデバイス Rsub1’、Rsub2’、Rw1’、Rw2’、R
w3’、Rw4’、Rsub1、Rsub2、Rw1、
Rw2、Rw3、Rw4、Rp 抵抗 N1’,N1,N2 NMOSデバイス D1’、D2’、D1、D2 寄生ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/08 H01L 27/04 H01L 27/092

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NDモードESDストレスに対して保護
    するためにVDDとパッドとの間に接続され、NSモー
    ドESDストレスに対して保護するために第一の寄生ダ
    イオードを有し、そのトリガー電圧をPMOSデバイス
    のスナップバック降伏電圧に低下させるPMOSデバイ
    スを含む第一の低電圧トリガーSCRデバイスと、 パッドからの過渡電圧レベルを第一の低電圧トリガーS
    CRデバイスに結合するためにパッドと第一の低電圧ト
    リガーSCRデバイスとの間に接続され、そのトリガー
    電圧をPMOSデバイスのスナップバック降伏電圧以下
    に低下させる第一のコンデンサと、 PSモードESDストレスに対して保護するためにVS
    Sとパッドとの間に接続され、PDモードESDストレ
    スに対して保護するために第二の寄生ダイオードを有
    し、そのトリガー電圧をNMOSデバイスのスナップバ
    ック降伏電圧に低下させるNMOSデバイスを含む第二
    の低電圧トリガーSCRデバイスと、 パッドからの過渡電圧レベルを第二の低電圧トリガーS
    CRデバイスに結合するためにパッドと第二の低電圧ト
    リガーSCRデバイスとの間に接続され、そのトリガー
    電圧をNMOSデバイスのスナップバック降伏電圧以下
    に低下させる第二のコンデンサとからなり、 該SCRデバイスはそれぞれゲート結合技術によりパッ
    ドと結合され るCMOSESD保護回路。
  2. 【請求項2】 該ESD保護回路はNウエル/P基板構
    造を有する請求項1記載のCMOS ESD保護回路。
  3. 【請求項3】 該ESD保護回路はPウエル/N基板構
    造を有する請求項1記載のCMOS ESD保護回路。
  4. 【請求項4】 該パッドは入力パッドである請求項1記
    載のCMOS ESD保護回路。
  5. 【請求項5】 該パッドは出力パッドである請求項1記
    載のCMOS ESD保護回路。
  6. 【請求項6】 該第一の低電圧トリガーSCRはVDD
    に結合される陽極とパッドに結合される陰極とを有し、
    該第二の低電圧トリガーSCRはパッドに結合される陽
    極とVSSに結合される陰極とを有する請求項1記載の
    CMOS ESD保護回路。
  7. 【請求項7】 陽極が第一の供給電圧に接続され、陰極
    がパッドに接続され、そのトリガー電圧をPMOSデバ
    イスのスナップバック降伏電圧に低下させるPMOSデ
    バイスとパッドとPMOSデバイスのゲートとの間に接
    続され、そのトリガー電圧をPMOSデバイスのスナッ
    プバック降伏電圧以下に低下させる第一のコンデンサと
    を含む第一のラテラルSCRデバイスと、 陽極が第二の供給電圧に接続され、陰極がパッドに接続
    され、そのトリガー電圧をPMOSデバイスのスナップ
    バック降伏電圧に低下させるNMOSデバイスと、パッ
    ドとNMOSデバイスのゲートとの間に接続され、その
    トリガー電圧をNMOSデバイスのスナップバック降伏
    電圧以下に低下させる第二のコンデンサとを含む第二の
    ラテラルSCRデバイスとからなり、 第一のラテラルSCRはNDモードESDストレスに対
    して保護し、第一のラテラルSCRはNSモードESD
    ストレスに対して保護する第一の寄生ダイオードD1を
    有し、 第二のラテラルSCRはPSモードESDストレスに対
    して保護し、第二のラテラルSCRデバイスはPDモー
    ドESDストレスに対して保護する第二の寄生ダイオー
    ドD2を有す るESD保護回路。
  8. 【請求項8】 該ESD保護回路はNウエル/P基板構
    造を有する請求項7記載のESD保護回路。
  9. 【請求項9】 該ESD保護回路はPウエル/N基板構
    造を有する請求項7記載のESD保護回路。
  10. 【請求項10】 該パッドは入力パッドである請求項7
    記載のESD保護回路。
  11. 【請求項11】 該パッドは出力パッドである請求項7
    記載のESD保護回路。
JP7318394A 1995-12-06 1995-12-06 ゲート結合scr構造を有するesd保護回路 Expired - Fee Related JP2815565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7318394A JP2815565B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ゲート結合scr構造を有するesd保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7318394A JP2815565B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ゲート結合scr構造を有するesd保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09162303A JPH09162303A (ja) 1997-06-20
JP2815565B2 true JP2815565B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=18098671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7318394A Expired - Fee Related JP2815565B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ゲート結合scr構造を有するesd保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2815565B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4008744B2 (ja) 2002-04-19 2007-11-14 株式会社東芝 半導体装置
GB2430821B (en) * 2004-02-07 2008-06-04 Samsung Electronics Co Ltd Buffer circuit having electrostatic discharge protection

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2541518B2 (ja) * 1986-06-25 1996-10-09 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置
DE69022726T2 (de) * 1989-05-17 1996-03-07 Sarnoff David Res Center Scr-schutzanordnung mit niedriger zündspannung und struktur.
JPH04196352A (ja) * 1990-11-28 1992-07-16 Nissan Motor Co Ltd 半導体保護装置
JPH0595084A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Seiko Epson Corp 半導体集積回路
US5400202A (en) * 1992-06-15 1995-03-21 Hewlett-Packard Company Electrostatic discharge protection circuit for integrated circuits

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09162303A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3058203U (ja) ラッチアップのない完全に保護されたcmosオンチップesd保護回路
US5754380A (en) CMOS output buffer with enhanced high ESD protection capability
US5572394A (en) CMOS on-chip four-LVTSCR ESD protection scheme
US6011681A (en) Whole-chip ESD protection for CMOS ICs using bi-directional SCRs
US6249410B1 (en) ESD protection circuit without overstress gate-driven effect
US8842400B2 (en) Initial-on SCR device on-chip ESD protection
US6661060B2 (en) Low capacitance ESD protection device
US5838146A (en) Method and apparatus for providing ESD/EOS protection for IC power supply pins
US9263430B2 (en) Semiconductor ESD device and method of making same
US5895940A (en) Integrated circuit buffer devices having built-in electrostatic discharge protection thyristors
US5744842A (en) Area-efficient VDD-to-VSS ESD protection circuit
US6501632B1 (en) Apparatus for providing high performance electrostatic discharge protection
US6492208B1 (en) Embedded SCR protection device for output and input pad
US6594132B1 (en) Stacked silicon controlled rectifiers for ESD protection
JP2699654B2 (ja) トリガ電圧を低減したscr保護構造および回路
US20030035257A1 (en) Bi-directional EOS/ESD protection device
US10068893B2 (en) Diode-based ESD concept for DEMOS protection
US6680833B2 (en) Input-output protection device for semiconductor integrated circuit
US6756642B2 (en) Integrated circuit having improved ESD protection
US20030047787A1 (en) Dynamic substrate-coupled electrostatic discharging protection circuit
TWI240403B (en) Electrostatic discharge protection circuit
JP2003517215A (ja) 改良型esdダイオード構造
US20040207020A1 (en) CMOS silicon-control-rectifier (SCR) structure for electrostatic discharge (ESD) protection
US5998245A (en) Method for making seal-ring structure with ESD protection device
JP2815565B2 (ja) ゲート結合scr構造を有するesd保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100814

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100814

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110814

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees