JP3909300B2 - 自動走行車椅子、車椅子自動走行システム、及び車椅子の自動走行方法 - Google Patents

自動走行車椅子、車椅子自動走行システム、及び車椅子の自動走行方法 Download PDF

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    • G05D1/0261Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using magnetic or electromagnetic means using magnetic plots

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンションなどの建物内や、公園などの屋外において、誘導路に沿って走行する自動走行車椅子、車椅子自動走行システム、及び車椅子の自動走行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本は現在、高齢者社会に向かいつつあり、高齢者向け共同住宅、老人ホーム、ケアハウス、グループホームなどが数多く建設されるようになってきた。しかしながら、高齢者になると身体的能力が次第に低下し、特に、足腰の痛みから歩行に困難を覚えることが多くなり、歩くことが少なくなり、また、脳の血管障害により、右半身、左半身の麻痺となり、歩行困難となる場合もあり、自室に引きこもる高齢者も多い。
【0003】
このような、歩行に困難を覚える高齢者には、身体障害者用の自走可能な車椅子の利用が考えられるが、従来の自走可能な車椅子を安全に利用するには、相当程度に操作に習熟する必要があり、高齢者自身がその操作を行うことが困難な場合もあり、従って、高齢者に対する安全性への配慮を十分に行う必要がある。
なお、出発地と目的地を指定することにより、出発地から目的地までの経路を案内する走行経路案内装置に関する発明が開示されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−323333号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1で開示された「走行経路案内装置」のように、経路に沿って案内または自動走行するシステムは存在するが、車椅子のように、車道以外の場所において走行する場合では、室内における壁や家具、障害物、または、扉などの一般に車道や工場内には存在しない物が多数存在するので、これらのものを考慮した上で、案内する必要がある。また、車椅子の搭乗者は、高齢者など、一般に体の一部が不自由であるため、走行する上で搭乗者にかかる負担を軽減することが望ましい。また、他の走行案内のシステムとは、人が乗っていることと、肢体不自由な搭乗者に不安を与えないように安全に走行させることが望ましい。また、車道ではない室内、公園など、障害物や扉、エレベータなどが存在するので、従来における車両以外が走行しない車道の走行ルートを案内するシステムをそのまま適用すると、障害物等によって車椅子の搭乗者の安全を確保して走行させることが困難である。
【0006】
また、工場内等における自動搬送システムなどがあるが、これらと車椅子と決定的な相違点は、利用者が高齢者などの何らかの身体的障害を持った利用者であり、場合によっては、自己判断能力が低下した利用者であると言う点において、前述した走行経路案内装置と共通した問題点がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、高齢者向け共同住宅、老人ホーム、病院、ケアハウス、グループホーム、スーパーマーケット、デパート、公共建築物、公園などの車椅子の利用が想定される場所において利用可能な、安全性が高く操作が容易な、自動走行車椅子、車椅子自動走行システム、及び車椅子の自動走行方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の自動走行車椅子は、ホストコンピュータに走行を管理されると共に、該ホストコンピュータが管理する誘導路に沿って目的地まで自動走行する自動走行車椅子であって、前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手段と、目的地の情報を入力するための目的地入力手段と、出発地と目的地の情報を基に、前記誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手段と、前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手段と、前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手段と、前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、建築物または施設内外で、安全性の高い車椅子の自動走行システムを構築でき、高齢者などの車椅子の利用者が積極的な生き方ができるように支援することができる。また、介護者の負担を軽減することができる。
また、他の階の目的地まで円滑に自動走行を行うことができる。
【0010】
また、本発明の自動走行車椅子は、前記障害物を検知した場合には、当該自動走行車椅子自身が迂回ルートを算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された迂回ルートの情報を取得するための迂回ルート取得手段を備えることを特徴とする。
これにより、誘導路に障害物などがある場合でも、迂回ルートを経由して目的地まで円滑に自動走行することができる。
【0011】
また、本発明の自動走行車椅子は、前記障害物が自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動扉と通信を行い開閉を指示するための自動扉開閉指示手段を備えることを特徴とする。これにより、自動走行車椅子の円滑な走行が自動扉に妨げられることがなくなる。
【0013】
また、本発明の自動走行車椅子は、自動走行車椅子の搭乗者に、走行状況を随時通知するための走行状況通知手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、自動走行車椅子の搭乗者に不安を与えないようにできる。
【0014】
また、本発明の車椅子自動走行システムは、自動走行車椅子の走行管理と自動走行車椅子が走行する誘導路を管理するホストコンピュータを有する車椅子自動走行システムであって、前記自動走行車椅子には、前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手段と、目的地の情報を入力するための目的地入力手段と、出発地と目的地の情報を基に、誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手段と、前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手段と、前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手段と、前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手段とを備えることを特徴とする。
これにより、建築物または施設内外で、安全性の高い車椅子の自動走行システムを構築でき、高齢者などの車椅子の利用者が積極的な生き方ができるように支援することができる。また、介護者の負担を軽減することができる。
【0015】
また、本発明の車椅子の自動走行方法は、ホストコンピュータに走行を管理されると共に、該ホストコンピュータが管理する誘導路に沿って目的地まで自動走行する自動走行車椅子における自動走行方法であって、前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手順と、目的地の情報を入力するための目的地入力手順と、出発地と目的地の情報を基に、誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手順と、前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手順と、前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手順と、前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手順と、前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手順とを含むことを特徴とする。
これにより、建築物または施設内外で、安全性の高い車椅子の自動走行システムを構築でき、高齢者などの車椅子の利用者が積極的な生き方ができるように支援することができる。また、介護者の負担を軽減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明による自動走行車椅子100の構成例を示す図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は側面図、図1(c)は正面図を示し、駆動ユニット101の部分を強調して示した図面である。
【0018】
図1に示す自動走行車椅子100は、通常の車椅子に、駆動ユニット101と、入出力装置105と、コントローラ106を設備した例を示しており、駆動ユニット101と、入出力装置105と、コントローラ106を取り外すことにより、通常の車椅子としても使用できるようにしたものである。
【0019】
駆動ユニット101には、バッテリ102が装備され、バッテリ102は、駆動モータ103を駆動する他、車椅子制御装置(車載コンピュータともいう)104、入出力装置105などに電源を供給する。
【0020】
駆動モータ103は、移動用タイヤ110を駆動するための直流モータであり、2個の移動用タイヤ110を2個の駆動モータ103により、それぞれ個別に駆動する。これにより、最小の回転半径で自動走行車椅子100の進行方向を変えることが可能になる。
【0021】
車椅子制御装置(車載コンピュータ)104は、自動走行車椅子100の全体を制御するためのコンピュータ制御装置であり、またホストコンピュータ(後述する)及び各種自動扉、自動昇降機(エレベータ)との通信を行うための送受信機能を備えている。
【0022】
入出力装置105は、タッチパネルや、スピーカや、マイクロフォン、光フラッシュなどが必要に応じて設備される入出力装置である。タッチパネルは、目的地などを入力するために使用され、スピーカは自動走行車椅子100の搭乗者に走行状況の情報を通知するために使用され、マイクロフォンは目的地の情報などを音声入力するために使用され、光フラッシュは搭乗者に警報を通知するために使用される。この入出力装置105により目的地を設定する他、自動走行時の不安解消のため、必要に応じて、音声または光フラッシュ等にて、自動走行時の必要情報を搭乗者に伝達する。
【0023】
コントローラ106は、搭乗者が自動走行車椅子100を手動操作するための装置であり、緊急時には、このコントローラ106のコントロールレバー106aを操作して、自動走行車椅子100を停止させることができる。なお、入出力装置105及びコントローラ106は車椅子の利用者が操作しやすい場所に取り付ける。特に、コントローラ106は、自動走行をコントロールするために、手、足、アゴ等利用者特有の身体能力に応じて必要な場所に取り付け、また自由な動きを可能とするコントロールレバー106a等を内蔵させる。
【0024】
また、センサ部107には、誘導路の床などに埋設されたRFID(Radio Frequency Identification)などの誘導チップを読み取る誘導チップリーダ、または誘導路の床面に張り付けられた磁気テープを読み取るための磁気センサが設けられる。また、センサ部107には、必要に応じて、障害物を監視するため車載カメラ、超音波センサ、人及び動物などを監視するための赤外線センサ・人感センサ、障害物や他の自動走行車椅子との衝突を防止するための衝突予防センサなどを設備する。
【0025】
なお、誘導用タイヤ111は、自動走行車椅子100の走行を安定させるためのタイヤである。また、自動走行車椅子100には、自動走行車椅子100に対して突然障害物が迫ってきた場合でも、自動停止機能付き大型ダンパ等により、完全に停止させる装置、及び身体保護のための可動保護手摺等を設備する。
【0026】
なお、この自動走行車椅子100の駆動ユニット101は着脱可能に構成され、必要な人に必要期間貸し出すことができる。また、夜間などに自動走行車椅子100のバッテリ102を充電をするために、不使用時には、ベッド横等の一定の場所に自走し、自動的に充電するようにもできる。
【0027】
図2は、誘導路の構成例を示す図であり、誘導路200に沿って、RFIDチップを誘導チップ211として床面に埋設した例を示したものである。誘導チップ211には、位置情報が記録されており、自動走行車椅子100に搭載されたRFIDリーダがこの誘導チップ211に記録された情報を読み取り、走行経路の位置を確認しながら自動走行する。なお、図2に示す例では、誘導路200が往復2車線の場合の例を示しているがこれに限らず、往復4車線、6車線など環境と必要に応じて増やすことができる。また、誘導路200の車線が同一進行方向に複数本ある場合には、障害物を感知した場合に、車線を変更して障害物を回避することができる。
【0028】
なお、1車線に、複数列の誘導チップ211を設備することも可能であり、この場合は、自動走行車椅子100の進行方向に対して幅員方向の位置情報を感知し、制御することが可能になる。
【0029】
また、自動走行車椅子の誘導路と、介護用の電動トランスファーマシンなどとを組み合わせ、車椅子の搭乗者を、各居室内のトイレ、浴室等に搬送可能とし、利用者の利便性を高めることもできる。
【0030】
また、図3は、誘導路の概念図を示す図であり、本発明による車椅子自動走行システムを、5階建ての建物に設備した場合の誘導路の例を示す図である。
各階には、誘導路301乃至306が施設されるとともに、各種自動扉(住居内扉、防火扉など)311乃至315、自動昇降機扉316乃至320が設けられる。各種自動扉311乃至315と自動走行車椅子100とは電波又は磁気等による電気的な照合を行い、自動走行車椅子100の走行に支障のないように、自動的に開閉を行う。また、自動走行車椅子100は、自動昇降機にも行き先階の情報を送信し、自動的に着床させる。
【0031】
また、誘導路301乃至306には、任意の場所、各出発地、到着場所 、各分岐点等に車椅子検出センサ330を取り付け、各自動走行車椅子の全体の移動管理を行うためのホストコンピュータ400を一箇所または複数箇所に設置し、システム全体の管理を行う。
【0032】
また、誘導路301乃至306の近傍に、スピーカ及びマイク、監視カメラ等を設置し、トラブル発生時に、音声等にて車椅子の搭乗者と連絡が取れ、また、管理人室、ナースステーション等の介護人がいる場所に、モニター画像、音声等の情報を送り、障害発生時に必要な処置が行えるようにすることができる。
【0033】
また、図4は、自動走行車椅子の駆動ユニットの構成例を示すブロック図であり、自動走行車椅子100に設備された駆動ユニット101には、車椅子制御装置(車載コンピュータともいう)104、入出力装置105、駆動モータ103、コントローラ106、誘導チップリーダ131、監視カメラ132が設けられる。また、車椅子制御装置(車載コンピュータ)104内には、駆動ユニット101の全体を統括制御する制御部141、ホストコンピュータ400や各種自動扉311や自動昇降機との通信を行うための通信部142、モータ制御回路部143、処理プログラム部150が設けられる。
【0034】
また、処理プログラム部150には、以下の処理部が含まれる。
誘導路経路情報取得処理部151は、出発地と目的地の情報を基に、誘導路の経路情報を、当該車椅子制御装置104自身が算出するか、又はホストコンピュータ400が算出した経路情報を取得するための処理部である。障害物検知処理部152は、監視カメラ132からの画像情報を取得し、障害物の形状、サイズ、障害物までの距離などを算出するための処理部である。
【0035】
また、障害物回避処理部153は、障害物の種類に応じた衝突防止などの回避処理を行うための処理部である。迂回ルート取得処理部154は、障害物の迂回ルートを取得するための処理部であり、車椅子制御装置(車載コンピュータ)104自身が迂回ルートを算出するか、またはホストコンピュータ400が算出した迂回ルートの情報を取得する。自動扉開閉指示処理部155は、障害物が自動扉311である場合には、車椅子制御装置104自身が、又はホストコンピュータ400を介して、自動扉311と通信を行い開閉を指示するための処理部である。
【0036】
自動昇降機移動指示処理部156は、目的階に行くための自動昇降機の呼び出し指示を、車椅子制御装置104自身が、又はホストコンピュータ400を介して行うための処理部である。
【0037】
走行状況通知処理部157は、自動走行車椅子100の搭乗者に、走行状況を随時通知するための処理部である。この走行状況の通知は、例えばスピーカ105bを使用し、音声で行うことができる。
モータ制御処理部158は、モータ制御回路部143に指令を出し、駆動モータ103の回転数の制御、及び車椅子を回転させるための回転方向制御を行うための処理部である。
【0038】
また、図5は、ホストコンピュータの構成例を示すブロック図であり、本発明に直接関係する部分のみを示したものである。ホストコンピュータ400には、ホストコンピュータ400の全体を統括制御する制御部401、データベース402、処理プログラム部410が含まれる。
【0039】
また、処理プログラム部410には、以下の処理部が含まれる。
管理人室への情報伝達処理部411は、管理人室500内の管理人に、監視カメラからの監視情報及び障害物の警報等を送信するための処理部である。また、自動走行車椅子監視処理部412は、各自動走行車椅子の全体の走行状況を監視するための処理部である。
【0040】
誘導路経路算出処理部413は、自動走行車椅子100から目的地の情報を受信し、自動走行車椅子100の現在位置と目的地情報を基に、誘導路の最適経路を算出し、当該自動走行車椅子100に通知するための処理部である。なお、この誘導路の経路算出は、自動走行車椅子100側で行うようにしてもよい。
【0041】
迂回ルート算出処理部414は、自動走行車椅子100が障害物に遭遇した場合に、迂回ルートを算出し、当該自動走行車椅子100に通知するための処理部である。なお、この迂回ルートの算出は、自動走行車椅子100側で行うようにしてもよい。
【0042】
自動昇降機移動指示処理部415は、目的階に行くために自動昇降機432の呼び出しと、移動指示を行うための処理部である。なお、この自動昇降機432の呼び出しと移動指示は、自動走行車椅子100側で行うようにしてもよい。
【0043】
自動扉開閉指示処理部416、自動扉431に開閉を指示するための処理部である。なお、この自動扉の開閉指示は、自動走行車椅子100側で行うようにしてもよい。走行状況通知処理部417は、自動走行車椅子100の搭乗者に、走行状況を随時通知するための処理部である。
【0044】
また、誘導路監視処理部418は、誘導路200の近傍(床、壁、天井など)に設備された誘導路設置センサ430により、誘導路を監視するための処理部である。誘導路設置センサ430により、例えば、障害物の監視、施設内設置防災センサによる火災等の監視、施設内設置監視カメラによる障害物の監視、車椅子内蔵各センサによる障害物などの監視が行われる。また、障害物などが発見された場合には、自動走行車椅子100に通知し、自動走行車椅子100の速度の減速や、停止を指示する。
【0045】
なお、データベース402は、システムの運用に必要な情報が記録される。
例えば、車椅子管理情報は、このシステムで利用される各自動走行車椅子100についての利用者の情報、自動扉などの開閉のための照合用情報、各自動走行車椅子100の現在の位置、使用状況、移動軌跡、時間等の情報が記録される。また、車椅子管理情報は、後日必要に応じて、記録として検証することができる。
【0046】
センサ類管理情報は、システムで使用されている誘導チップ、誘導路設置センサなどの位置、種別などを記録した管理情報である。自動扉管理情報は、システムで使用されている自動扉の場所、開閉状態などの情報を記録した管理情報である。自動昇降機管理情報は、システムで使用されている自動昇降機の場所、運用状況の情報などを記録した管理情報である。誘導路管理情報は、建物内に施設された誘導路についての情報を記録した管理情報である。
【0047】
また、図6は、自動走行車椅子100の自動走行について説明するためのフローチャートその1であり、自室から他の目的階に自動走行する場合の例を示したものである。以下、図6を参照して、自動走行車椅子100の走行について説明する。
【0048】
まず、自動走行車椅子100の搭乗者は、入出力装置105に設けられたタッチパネル105aにより目的地を入力する。または、入出力装置105に設けられたマイク105cにより、目的地を音声入力する(ステップS101)。
入出力装置105から入力された目的地の情報は、ホストコンピュータ400に通知され、ホストコンピュータ400で誘導路の経路が算出(選択)され、自動走行車椅子100に通知される(ステップS102)。自動走行車椅子100は、ホストコンピュータ400から誘導路の経路情報を受信して、経路を選択して自動走行を開始する(ステップS103)。
なお、目的地を誤入力した場合には、入出力装置105によりキャンセルを行い、再度目的地を設定することができる(ステップS104)。
【0049】
自動走行車椅子100は、誘導路上の誘導チップの情報を読み取りながら、また、誘導路が通行可能かどうかをチェックしながら自動走行する(ステップS104)。
【0050】
誘導路が通行不可である場合は、直近の誘導路に移動する(ステップS105)。誘導路が通行可能である場合は、障害物チェックを行いながら自動走行する(ステップS106)。この障害物チェックは、車椅子内蔵センサ類(車載カメラ、超音波センサ、赤外線センサなど)により誘導路上の障害物をチェックする他に、誘導路設置センサ類(監視カメラ、熱煙センサ、磁気センサ、赤外線センサ、超音波センサなど)により、誘導路上の障害物を監視する。
【0051】
障害物が検知された場合は(ステップS107)、検知された障害物が認知済み障害物(自動扉、自動昇降機扉など)か、不特定障害物であるかを確認し、障害物が認知済み障害物(自動扉、自動昇降機扉など)である場合は、当該自動扉や自動昇降機等に、自動走行車椅子100から直接に、又はホストコンピュータ400を介して、扉開放信号または自動昇降機呼出信号を送信する(ステップS108、S109)。
【0052】
この場合、自動走行車椅子100と自動扉などは、個人照合を行い(ステップS110)。照合結果が「OK」の場合は、扉電源を「ON」にし扉を開放し(ステップS111)、自動扉が開放したことを自動走行車椅子100に通知する。自動走行車椅子100は自動扉の開放確認信号を受信した後に(ステップS112)、自動走行を開始する(ステップS120)。なお、ステップS110において、照合結果が「未確定」である場合は、自動走行車椅子100の搭乗者は当該自動扉を通過できないので、再度、他の誘導路を選択することが必要になる。
【0053】
また、ステップS107において障害物が不特定障害物であると判断された場合は、自動走行車椅子100の速度調整を行い走行速度を低下させるか、または停止させる(ステップS113)。そして、当該障害物の迂回が可能か否かを判断する。
【0054】
迂回が可能な場合は、ホストコンピュータ400が迂回ルートを検索し、自動走行車椅子100に通知する(ステップS114)。自動走行車椅子100は、迂回ルートの情報を取得して、障害物を迂回する(ステップS115)。障害物の迂回が完了し、最初に選択した誘導路に復帰したことを確認した場合は、通常の自動走行を開始する(ステップS116、S120)。
【0055】
障害物の迂回ができない場合は、自動走行車椅子100は停止し(ステップS117)、管理者などに通報する(ステップS118)。そして、障害物が人手でにより撤去された後に(ステップS119)、自動走行車椅子100は自動走行を開始する(ステップS120)。
【0056】
ステップS120において、自動走行車椅子100が自動走行を開始すると、後は誘導路を選択しながら目的地に向かって自動走行を行い(ステップS121)、目的地に到着すると自動走行を終了する(ステップS122)。
【0057】
また、図7は、自動走行車椅子100の自動走行について説明するためのフローチャートその2であり、自室内における自動走行の例を示したものである。
図7に示すフローチャートでは、図6に示すフローチャートと比較して、基本的には同様の処理の流れであり、以下の点だけが異なる。
【0058】
図7のステップS108において、認知済み障害物が、自動扉だけとなり、自動昇降機扉は対象とならない。また、ステップS109において、扉開放信号だけが対象となり、自動昇降機の呼出信号は対象とならない。
【0059】
また、図8は、障害物検出処理について説明するための図であり、障害物検出処理の手順について詳細に説明したものである。以下、図8を参照して、障害物検出処理の流れについて説明する。
【0060】
自動走行車椅子側では、車椅子内蔵センサにより、誘導路上の障害物をチェックする。例えば、車載カメラによる障害物の監視、赤外線センサ・人感センサによる人・動物の監視、超音波センサによる物体(非磁性体)の監視、磁気センサによる磁性体の監視が行われる(ステップS201)。
【0061】
また、車椅子内蔵センサからの信号は車載コンピュータに送信され、この車載コンピュータにより監視処理が行われる(ステップS202)。
【0062】
障害物が感知されると(ステップS203)、車椅子の速度調整を低下させるか、又は停止する(ステップS204)。また、障害物感知されたことをシステム側に通知する(矢付線a)。
【0063】
自動走行車椅子側では、車椅子の速度調整の後に、障害物の迂回が可能かどうかを自動走行車椅子100自身またはホストコンピュータ400によりチェックする(ステップS205)。迂回が可能な場合は、ホストコンピュータ400から迂回ルートを取得して、迂回走行を行う(ステップS206、S207、S208)。そして、自動走行車椅子は障害物を迂回した後に、通常ルートに復帰する(ステップS209)。また、ステップS205において迂回ができないと判断した場合は、管理人者に状況を通知する(矢付線b)。
【0064】
一方、システム側においては、管理者による誘導路上の障害物チェック(管理人室における有人監視)が行われている。例えば、誘導路設置各センサによる障害物警報の監視、施設内設置防災センサによる火災等の警報の監視、施設内設置監視カメラによる障害物の監視、車椅子内蔵各センサによる警報の監視などが行われる(ステップS301)。
【0065】
管理者が、障害物の警報を確認した場合は、まず障害物の状況を確認する。(ステップS302)。障害物が発見された場合は(ステップS303)、障害物を撤去する旨を音声・光信号等で自動走行車椅子100の搭乗者に連絡し(ステップS304)、管理者による障害物の移動・撤去を行う(ステップS305)。その後、自動走行車椅子は、自動走行を開始する(ステップS209)。
【0066】
なお、ステップS302において、障害物が発見されなかった場合は(ステップS306)、車椅子の再始動を音・光信号等で利用者に連絡し(ステップS307)、自動走行車椅子100は自動走行を再開する(ステップS209)。
【0067】
また、システム側では、誘導路設置センサにより誘導路の監視を行っている。例えば、磁気センサによる磁性体の監視、超音波センサによる物体(非磁性体)の監視、熱煙センサによる火災等の監視、監視カメラによる障害物の監視などが行われている(ステップS401)。
【0068】
誘導路設置センサからの信号はホストコンピュータに送信され、このホストコンピュータにより監視処理が行われる(ステップS402)。
【0069】
障害物が感知されると(ステップS403)、自動走行車椅子100の速度調整を低下させるか、又は停止させる信号を発信し(ステップS404)、自動走行車椅子100を減速又は停止させる(矢付線c)。また、障害物感知されたことを管理者に通知する(矢付線d)。
【0070】
また、図9は、誘導路上に障害物がある場合の迂回処理について説明するための図である。以下、図9を参照して、迂回処理の流れについて説明する。
【0071】
自動走行車椅子100の車載カメラにて障害物発見されると(ステップS501)、自動走行車椅子100の車載コンピュータにより、障害物のサイズ、障害物までの距離などを算出する(ステップS502)。さらに、誘導路の状況、幅員、障害物の検知を行う(ステップS503)。それから、障害物の迂回が可能か否かを判断する。
【0072】
迂回が可能な場合は、迂回ルートを取得して、迂回走行を行う(ステップS504、S505、S506)。そして、自動走行車椅子100は障害物を迂回した後に、通常ルートに復帰する(ステップS507)。また、ステップS503において迂回ができないと判断した場合は、管理者に状況を通知し、管理者が障害物を撤去する(ステップS508、S509)。
【0073】
以上、本発明の実施の形態について説明した、図4に示す車椅子制御装置104内の処理プログラム部150、及び図5に示すホストコンピュータ400内の処理プログラム部410の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、図4に示す車椅子制御装置104内の処理プログラム部150、及び図5に示すホストコンピュータ400内の処理プログラム部410の機能に必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0074】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0075】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の自動走行車椅子、車椅子自動走行システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動走行車椅子及び車椅子の自動走行方法においては、自動走行車椅子に目的地の情報を入力すると、自動走行車椅子は、出発地と目的地の情報から誘導路の経路情報を取得して自動走行し、また、誘導路上に障害物がある場合には、障害物回避動作を行うようにしたので、これにより、建築物または施設内外で、安全性の高い車椅子の自動走行システムを構築でき、高齢者などの車椅子の利用者が積極的な生き方ができるように支援することができる。また、介護者の負担を軽減することができる。
【0077】
また、本発明の自動走行車椅子においては、障害物を検知した場合には、当該自動走行車椅子自身が迂回ルートを算出するか、またはホストコンピュータから迂回ルートの情報を取得し、障害物を迂回するようにしたので、これにより、誘導路に障害物などがある場合でも、迂回ルートを経由して目的地まで円滑に自動走行することができる。
【0078】
また、本発明の自動走行車椅子においては、障害物が自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又はホストコンピュータを介して、自動扉と通信を行い開閉を指示するようしたので、これにより、自動走行車椅子の円滑な走行が自動扉に妨げられることがなくなる。
【0079】
また、本発明の自動走行車椅子においては、障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又はホストコンピュータを介して、自動昇降機の呼び出しと自動扉の開閉を指示すると共に、自動昇降機に対して目的階に行くための指示を自動的に行えるようにしたので、これにより、他の階の目的地まで円滑に自動走行を行うことができる。
【0080】
また、本発明の自動走行車椅子においては、自動走行車椅子の搭乗者に、走行状況を随時通知するようにしたので、これにより、自動走行車椅子の搭乗者に不安を与えないようにできる。
【0081】
また、本発明の車椅子自動走行システムにおいては、自動走行車椅子に目的地の情報を入力すると、自動走行車椅子は、出発地と目的地の情報から誘導路の経路情報を取得して自動走行し、また、誘導路上に障害物がある場合には、障害物回避動作を行うようにしたので、これにより、建築物または施設内外で、安全性の高い車椅子の自動走行システムを構築でき、高齢者などの車椅子の利用者が積極的な生き方ができるように支援することができる。また、介護者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自動走行車椅子の構成例を示す図である。
【図2】 誘導路の構成例を示す図である。
【図3】 誘導路の概念図を示す図である。
【図4】 自動走行車椅子の駆動ユニットの構成例を示すブロック図である。
【図5】 ホストコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図6】 自動走行車椅子の自動走行について説明するためのフローチャートその1である。
【図7】 自動走行車椅子の自動走行について説明するためのフローチャートその2である。
【図8】 障害物検出処理について説明するための図である。
【図9】 迂回処理について説明するための図である。
【符号の説明】
100 自動走行車椅子 101 駆動ユニット
104 車椅子制御装置(車載コンピュータ)
105 入出力装置 107 センサ部
110 移動用タイヤ 131 誘導チップリーダ
132 監視カメラ 141 制御部
142 通信部 143 モータ制御回路部
150 処理プログラム部 151 誘導路経路情報取得処理部
152 障害物検知処理部 153 障害物回避処理部
154 迂回ルート取得処理部 155 自動扉開閉指示処理部
156 自動昇降機移動指示処理部 157 走行状況通知処理部
158 モータ制御処理部 200 誘導路
211 誘導チップ 311 各種自動扉
316 自動昇降機扉 400 ホストコンピュータ

Claims (6)

  1. ホストコンピュータに走行を管理されると共に、該ホストコンピュータが管理する誘導路に沿って目的地まで自動走行する自動走行車椅子であって、
    前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手段と、
    目的地の情報を入力するための目的地入力手段と、
    出発地と目的地の情報を基に、前記誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手段と、
    前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手段と、
    前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手段と、
    前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手段と、
    前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手段と
    を備えることを特徴とする自動走行車椅子。
  2. 前記障害物を検知した場合には、当該自動走行車椅子自身が迂回ルートを算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された迂回ルートの情報を取得するための迂回ルート取得手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の自動走行車椅子。
  3. 前記障害物が自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動扉と通信を行い開閉を指示するための自動扉開閉指示手段を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動走行車椅子。
  4. 自動走行車椅子の搭乗者に、走行状況を随時通知するための走行状況通知手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動走行車椅子。
  5. 自動走行車椅子の走行管理と自動走行車椅子が走行する誘導路を管理するホストコンピュータを有する車椅子自動走行システムであって、
    前記自動走行車椅子には、
    前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手段と、
    目的地の情報を入力するための目的地入力手段と、
    出発地と目的地の情報を基に、誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手段と、
    前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手段と、
    前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手段と、
    前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手段と、
    前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手段と
    を備えることを特徴とする車椅子自動走行システム。
  6. ホストコンピュータに走行を管理されると共に、該ホストコンピュータが管理する誘導路に沿って目的地まで自動走行する自動走行車椅子における自動走行方法であって、
    前記誘導路に沿って複数設けられたRFIDチップ又は磁気テープに記憶された位置情報を読み取る読み取り手順と、
    目的地の情報を入力するための目的地入力手順と、
    出発地と目的地の情報を基に、誘導路の経路情報を、当該自動走行車椅子自身が算出するか、又は前記ホストコンピュータで算出された経路情報を取得するための誘導路経路情報取得手順と、
    前記誘導路上の障害物を検知する障害物検知手順と、
    前記障害物の種類に応じて、予め定められた所定の障害物回避動作を行う障害物回避手順と、
    前記障害物が自動昇降機の自動扉である場合には、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して、前記自動昇降機の呼び出し及び前記自動扉の開閉を指示するための自動扉開閉指示手順と、
    前記自動昇降機に対する目的階に行くための指示を、当該自動走行車椅子自身が、又は前記ホストコンピュータを介して行うための自動昇降機移動指示手順と
    を含むことを特徴とする車椅子の自動走行方法。
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