JP2014008189A - 搬送補助装置用案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送補助装置に好適なシステムを提供する。
【解決手段】案内システム9は、搬送補助装置1とホスト装置10を有する。搬送補助装置1は、ベッド4に装着されかつ駆動力を発することでベッド4の搬送を補助する。ホスト装置10は、搬送補助装置1を案内する。ホスト装置10は、位置検知機と目的地取得機と経路決定機と送受信機13を有する。位置検知機は、搬送補助装置1の現在位置を検知する。目的地取得機は、搬送補助装置1の目的地を取得する。経路決定機は、現在位置から目的地までの経路を決定する。送受信機13は、経路決定機からの経路情報信号を搬送補助装置1に送信する。搬送補助装置1は、送受信機2jと表示装置2kを有する。送受信機2jは、経路情報信号を受信する。表示装置2kは、経路情報信号に基づいて目的地までの経路を使用者に伝達する。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャスタを有する対象物(例えばベッド、荷台、機器)の搬送をアシストする搬送補助装置を案内する搬送補助装置用案内システムに関する。
特許文献1には搬送補助装置が開示されている。搬送補助装置は、ベッドに装着されて駆動力を発し、ベッドの搬送を補助する。特許文献2には車椅子を自動走行させるシステムが開示されている。該システムは、車椅子とホストコンピュータを有する。ホストコンピュータが車椅子に目的地へ向けて走行するように指令を出す。車椅子は、指令に基づいて自動で目的地に向けて走行する。
特開平8−317953号公報 特許第3909300号公報
しかし搬送補助装置は、自動で走行するものではなく、ベッド等の比較的大きな対象物を目的地に搬送する際にその搬送を補助する。そのため搬送補助装置を利用して対象物を目的地へ走行させるために好適なシステムが従来必要とされている。
1つの特徴によると本発明は、搬送補助装置とホスト装置を有する。搬送補助装置は、対象物に装着されかつ駆動力を発することで対象物の搬送を補助する。ホスト装置は、搬送補助装置を案内する。ホスト装置は、位置検知機と目的地取得機と経路決定機と送信機を有する。位置検知機は、搬送補助装置の現在位置を検知する。目的地取得機は、搬送補助装置の目的地を取得する。経路決定機は、現在位置から目的地までの経路を決定する。送信機は、経路決定機からの経路情報信号を搬送補助装置に送信する。搬送補助装置は、受信機と伝達機を有する。受信機は、経路情報信号を受信する。伝達機は、経路情報信号に基づいて目的地までの経路を使用者に伝達する。
したがって搬送補助装置を使用する使用者は、伝達機によって目的地への経路の情報を得る。そのため使用者は、目的地に迷うことなく対象物を搬送することができる。例えば大きな病院にてベッドを手術室等へ搬送する場合は、短時間でベッドを搬送する必要がある。このような場合にこの技術が有用である。搬送補助装置は、使用者を補助して対象物を搬送するため、使用者によって速度が決定され得る。そのため使用者は、対象物の速度を適宜選択でき、好適に対象物を搬送し得る。
ベッドと搬送補助装置の斜視図である。 搬送補助装置の操作機の斜視図である。 案内システムの構成図である。 建物の通路の上面図である。 建物の見取り図である。 ベッドが直進する際のベッドと搬送補助装置の上面図である。 ベッドが曲って前進する際のベッドと搬送補助装置の上面図である。 ベッドが横移動する際のベッドと搬送補助装置の上面図である。 ベッドが旋回する際のベッドと搬送補助装置の上面図である。
本発明の1つの実施の形態を図1〜9にしたがって説明する。図3に示すように案内システム9は、搬送補助装置1とホスト装置10を有する。ホスト装置10は、搬送補助装置1を目的地へ案内するために利用される。搬送補助装置1は、図1に示すように1人の看護師6等によってベッド4を搬送する際に利用される。
ベッド4は、図1に示すようにベッド本体4aとベッド高さ調整機構4cを有する。ベッド本体4aは、複数の金属製のパイプ材から構成されるフレームを有する。ベッド本体4aの前端と後端にボード4bが立設される。ベッド本体4aの上にマットレス4gが設置され、マットレス4gの上に患者5が横たわり得る。
ベッド高さ調整機構4cは、ベースとリンク機構を有する。図1に示すようにベースの4隅にキャスタ4dが設けられる。リンク機構は、ベースとベッド本体4aの間に設けられる。モータによってリンク機構の態様が変化して、ベースに対してベッド本体4aの高さが調整される。
搬送補助装置1は、図1に示すように操作機2と走行台車3を有する。操作機2は、ベッド4の長手方向の一端部に装着される。走行台車3は、ベッド4の長手方向の他端部に装着される。
操作機2は、図2に示すように操作体2aと一対の装着体2bと表示装置2kを有する。装着体2bは、延出部材2b1と取付プレート2b2とカム2b3を有する。延出部材2b1は、図1に示すようにベッド4のボード4bの上側を前後方向に延出し、かつ前後端から下方に延出する。取付プレート2b2は、延出部材2b1の先端部に取付けられて、ベッド4のボード4bに当接される。
カム2b3は、図2に示すように延出部材2b1の基端部に回転可能に取付けられる。カム2b3は、延出部材2b1に対して回転し、取付プレート2b2との距離を変化させる。そのためカム2b3と取付プレート2b2の協働によって操作機2がベッド4のボード4bに取外し可能に装着される。
操作体2aは、図2に示すように棒状である。操作体2aと装着体2bの間に、ばね2e,2fが設けられる。ばね2e,2fは、スパイラルスプリングである。ばね2eに右センサ2gが装着され、ばね2fに左センサ2hが装着される。右センサ2gと左センサ2hは、ばね2e,2fのひずみ量を検知するひずみゲージ等である。右センサ2gと左センサ2hは、操作体2aの右部と左部に加えられた力の大きさと方向に対応する検知信号を送信する。
図2に示すように操作体2aの一端部にグリップ2cが設けられる。他端部に旋回・横移動用操作部材2dが装着される。グリップ2cは、操作体2aに対して移動不能であり、看護師6の一方の手によって把持される。旋回・横移動用操作部材2dは、操作体2aに対して操作体2aを軸中心に回転可能に装着され、看護師6の他方の手によって把持される。旋回・横移動用操作部材2dは、図示省略の付勢部材によって初期位置に付勢され、操作体2aに対して前後両方向に回転され得る。
操作体2a内には図2に示すように操作量検知センサ2iが設けられる。操作量検知センサ2iは、旋回・横移動用操作部材2dの操作体2aに対する移動量と移動方向に応じた信号を送信する。操作量検知センサ2iは、例えば旋回・横移動用操作部材2dの操作体2aに対する角度を検出するポテンショメータである。
操作体2aには、図2に示すように送受信機2jが設けられる。送受信機2jは、電気配線によって右センサ2gと左センサ2hと操作量検知センサ2iと接続される。送受信機2jは、センサ(2g,2h,2i)から受信した信号を無線であるいは有線で走行台車3に送信する。
表示装置2kは、図2に示すように操作体2aに取付けられる。表示装置2kは、表示画面を有し、送受信機2jが受信した情報を表示する。表示装置2kは、入力装置としても使用される。例えば表示装置2kは、タッチパネルである表示画面を有する、あるいはボタン等を有する。
走行台車3は、図1に示すように台車本体3bと駆動輪3aを有する。台車本体3bの下部に下係合部材3cが設けられ、台車本体3bの上部に上係合部材3dが設けられる。下係合部材3cは、ベッド本体4aを降下させることでベッド本体4aの下部に係合する。上係合部材3dは、ボード4bの上部に係止される。
台車本体3bには、図1に示すように垂直線周りに回転可能に駆動輪3aが取付けられる。台車本体3bには、駆動輪3aの操舵角を変更する操舵角変更機3fが設けられる。駆動輪3aには駆動モータ3eが連結され、駆動モータ3eが駆動輪3aを転動させる。駆動モータ3eが発する駆動力は、台車本体3bのみでベッド4を搬送できない大きさに制限される。
台車本体3bは、図1に示すようにID検知機3hとマーク検知機3iと送受信機3gとコントローラ3jを有する。ID検知機3hは、使用者がIDカードを近接させることでIDに記録された情報を読取る。マーク検知機3iは、図3,4に示すように建物7の通路7c,7eに設けられるマーク18を検知する。マーク18は、例えば所定の色を有する、あるいは磁気テープ、集積回路が組まれたICチップ等から構成される。ICチップには位置情報等が記録される。マーク検知機3iは、マーク18の色を検知あるいはマーク18に記録された情報等を読取る。
ホスト装置10は、図3,5に示すようにホストコンピュータ11とカメラ12と送受信機13を有する。カメラ12は、建物7の天井または壁に装着されて建物7の通路7c,7eの映像情報を得る。送受信機13は、建物7の天井または壁に装着され、搬送補助装置1と無線で信号交換する。
ホスト装置10は、図3,5に示すようにさらにエレベータ操作機16と扉開閉機14と受信機15を有する。エレベータ操作機16は、ホストコンピュータ11に接続され、建物7に設けられたエレベータ17を操作する。扉開閉機14と受信機15は、扉8に設けられる。受信機15は、搬送補助装置1の送受信機3gから送信されたID情報を受信する。扉開閉機14は、受信機15からの信号に基づいて扉8を開閉する。
搬送補助装置1を目的地まで移動させる場合は、先ず、図3,5に示すように使用者がID検知機3hにIDカードを近接させる。ID検知機3hがIDカード等からID情報を読取る。ID情報に基づいてコントローラ3j(出力許可機)が駆動モータ3eに対して駆動力の出力を許容するか否か判断する。
コントローラ3jが駆動力の出力を許可すると、送受信機3gが送受信機13と送受信機2jに信号を発する。複数の送受信機13は、送受信機3gからの信号の強弱を信号としてホストコンピュータ11に送信する。ホストコンピュータ11は、各送受信機13からの信号の強弱情報に基づいて搬送補助装置1の現在位置を求める。すなわち送受信機13とホストコンピュータ11によって構成される位置検知機によって搬送補助装置1の現在位置が検知される。
図3,5に示すように使用者は、入力装置を兼ねる表示装置2kに目的地の情報を入力する。目的地情報が送受信機2jから送受信機13に送信され、ホストコンピュータ11に取得される。すなわち送受信機13とホストコンピュータ11から構成される目的地取得機によって搬送補助装置1の目的地が取得される。
ホストコンピュータ11は、図3,5に示すように経路決定機として目的地情報(部屋7f等)と現在位置情報(部屋7d等)に基づいて現在位置から目的地までの最適な経路7gを決定する。ホストコンピュータ11から発せられた経路情報信号が送受信機13から送受信機2jに送られる。表示装置2kが経路情報信号に基づいて現在地から目的地までの経路を示す。表示装置(伝達機)2kは、目的地への経路を使用者の視覚に伝達する。
図3,5に示すように使用者が表示装置2kに表示された経路7gを確認しつつ操作機2を押す。操作機2の左センサ2hと右センサ2gが押す力を検知して信号を送信する。該信号が送受信機2jから走行台車3に送信される。コントローラ3jが左センサ2hと右センサ2gからの信号に基づいて駆動輪3aの駆動力の大きさを決定する。走行台車3の駆動力と使用者が押す力によってベッド4が進行する。
図3,5に示すようにコントローラ3jは、ホストコンピュータ11とマーク検知機3iからの信号に基づいて駆動輪3aの操舵角を決定する。ホストコンピュータ11は、搬送補助装置1の現在位置を確認しつつ目的地の経路に沿うように信号を送信する。該信号が送受信機13から送受信機3gに送信される。コントローラ3jが該信号に基づいて駆動輪3aの操舵角を決定する。さらにコントローラ3jは、マーク18に沿って走行台車3が進行するようにマーク検知機3iからの信号に基づいて駆動輪3aの操舵角を修正する(自動操舵モード)。
図3,5に示すようにホストコンピュータ11は、搬送補助装置1の現在位置を確認しつつ搬送補助装置1がエレベータ17に近づいたか否か確認する。搬送補助装置1がエレベータ17に近づいた際、ホストコンピュータ11がエレベータ制御機としてエレベータ操作機16を制御する。エレベータ操作機16がエレベータ17のかごを搬送補助装置1が位置する階7aへ移動させる。これによりエレベータ17を待つ時間が短縮され得る。
エレベータ17のかごは、ホストコンピュータ11が送信する信号に基づいてエレベータ操作機16によって目的地の階7bへ移動する。あるいは使用者が表示装置2kに表示された情報に基づいてエレベータ17のボタンを押す。それに基づいてエレベータ17のかごが目的地の階7bへ移動する。
図3,5に示すように送受信機3gは、ID情報送信器として定期的にID情報を送信する。搬送補助装置1が扉8に近づいた際、扉8の受信機15がID情報を受信する。扉開閉機14がID情報に基づいて扉8を開ける。これにより使用者は、操作機2から手を離して扉8に近づくことなく、ベッド4を目的地である部屋7fに搬送し得る。
ホストコンピュータ11は、図3,5に示すようにカメラ12からの映像情報に基づいて通路7c,7eに障害物があるか否かを判断する。すなわちカメラ12とホストコンピュータ11は、障害物検知機として障害物を検知する。ホストコンピュータ11は、障害物に搬送補助装置1が近づいたと判断した際に障害物情報を送信する。送受信機13から送受信機2jに障害物情報が送信され、障害物情報が表示装置2kに表示される。表示装置(伝達機)2kは、障害物情報を文字または図として使用者の視覚に伝達する。
送受信機3gが障害物情報を受信するとコントローラ3jが自動操舵モードから手動操舵モードに切り換える。手動操舵モードでは、自動操舵モードが解除され、走行台車3の操舵角が使用者によって決定され得る。使用者が操作機2を押すと、コントローラ3jが左センサ2hと右センサ2gからの信号に基づいて操作機2の左右に加わった力差を算出する。力差の大きさと力差の正負によってコントローラ3jが操舵角変更機3fを制御して駆動輪3aの操舵角を決定する。
操作機2の右側に加わった力と左側に加わった力が同じ場合は、図6に示すように駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する。看護師6等が操作機2を押した場合、ベッド4が直進し、操作機2を引いた場合はベッド4が真っ直ぐに後退する。
操作機2の右側に加わった力が左側に加わった力よりも大きい場合、図7に示すように駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する位置から図7において反時計回りに回転する。看護師6等がベッド4を押した場合、ベッド4が左方向に曲って前進する。操作機2の左側を引く力が右側を引く力よりも大きい場合、ベッド4が右方向に曲って後退する。
操作機2の左側に加わった力が右側に加わった力よりも大きい場合、駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向に直交する位置から図7において時計回りに回転する。看護師6等がベッド4を押した場合、ベッド4が右方向に曲って前進する。操作機2の右側を引く力が左側を引く力よりも大きい場合、ベッド4が左方向に曲って後退する。
図2に示す旋回・横移動用操作部材2dが操作された場合、操作量検知センサ2iが信号を発する。図1に示すようにコントローラ3jが操舵角変更機3fを制御し、駆動輪3aの車軸がベッド4の長手方向と略平行になる。コントローラ3jは、旋回・横移動用操作部材2dの回転方向によって駆動輪3aの回転方向を決定する。コントローラ3jは、旋回・横移動用操作部材2dの操作量に比例して駆動輪3aに加えられるトルクを決定する。
図8に示すように看護師6等が走行台車3と同方向にベッド4を押すと、ベッド4は、ベッド4の長手方向に直交する一方向に横移動する。図9に示すように看護師6等が走行台車3と逆方向にベッド4を押すと、ベッド4は、その場において旋回する。
ホストコンピュータ11は、搬送補助装置1が障害物を越えたと判断した際に手動操舵モードから自動操舵モードに切り換える。好ましくは、搬送補助装置1が障害物を越えたと判断し、マーク検知機3iがマーク18を検知した際に手動操舵モードから自動操舵モードに切り換える。
以上のように案内システム9は、図3に示すように搬送補助装置1とホスト装置10を有する。搬送補助装置1は、対象物に装着されかつ駆動力を発することでベッド4等の対象物の搬送を補助する。ホスト装置10は、搬送補助装置1を案内する。ホスト装置10は、位置検知機11,13と目的地取得機11と経路決定機11と送受信機13を有する。
位置検知機11,13は、搬送補助装置1の現在位置を検知する。目的地取得機11は、搬送補助装置1の目的地を取得する。経路決定機11は、現在位置から目的地までの経路を決定する。送受信機13は、経路決定機からの経路情報信号を搬送補助装置1に送信する。搬送補助装置1は、送受信機2jと伝達機(表示装置2k)を有する。送受信機2jは、経路情報信号を受信する。伝達機2kは、経路情報信号に基づいて目的地までの経路を使用者に伝達する。
したがって搬送補助装置1を使用する使用者は、伝達機2kによって目的地への経路の情報を得る。そのため使用者は、目的地に迷うことなくベッド4を搬送することができる。例えば大きな病院にてベッド4を手術室等へ搬送する場合は、短時間でベッド4を搬送する必要がある。このような場合にこの技術が有用である。搬送補助装置1は、使用者を補助してベッド4を搬送するため、使用者によって速度が決定され得る。そのため使用者は、ベッド4の速度を適宜選択でき、好適にベッド4を搬送し得る。
搬送補助装置1は、図3に示すように操舵角変更機3fとコントローラ3jを有する。操舵角変更機3fは、搬送補助装置1の操舵角を変える。コントローラ3jは、経路決定機11からの信号に基づいて操舵角変更機3fを制御する。したがって搬送補助装置1が目的地へ向けて操舵角を変更することで、ベッド4の進行方向が決定される。そのため使用者は、操舵角の操作に注意する必要がなくなり、速度のみに注意を払えば良い。かくしてベッド4を簡易かつ的確に目的地へ搬送し得る。
ホスト装置10は、図3に示すように通路の映像情報を得るカメラ12と、映像情報に基づいて通路の障害物を検知する障害物検知機11を有する。コントローラ3jは、自動操舵モードと手動操舵モードを有する。自動操舵モードにおいてコントローラ3jは、経路情報信号に基づいて操舵角を決定する。手動操舵モードにおいてコントローラ3jは、障害物検知機11からの検知信号に基づいて障害物が近くにあると判断した際に自動操縦モードを解除する。
したがってコントローラ3jは、障害物がない場合に自動操舵モードになり、障害物がある場合に手動操舵モードになる。そのため障害物がある場合、使用者が操舵角を手動で変更できる。これにより障害物を適宜避けつつベッド4を目的地へ搬送し得る。
ホスト装置10は、図3に示すようにカメラ12と障害物検知機11を有する。搬送補助装置1の伝達機(表示装置2k)は、障害物検知機11からの検知信号に基づいて障害物の存在を使用者に伝達する。したがって伝達機2kは、目的地への経路のみならず障害物の存在を知らせ得る。これにより使用者は、障害物を避けつつ目的地へベッド4を搬送し得る。例えば使用者は、ベッド4等の大きな対象物を搬送する際、対象物に隠れた障害物を認識することが難しい。この場合においても使用者は、伝達機2kによって障害物を認識し得る。
ホスト装置10は、図3に示すように通路7c,7eに設けられるマーク18を有する。搬送補助装置1は、マーク18を検知するマーク検知機3iを有する。マーク検知機3iと経路決定機11からの信号に基づいてコントローラ3jが操舵角を決定する。したがって搬送補助装置1がマーク18に沿うように走行し得る。これにより搬送補助装置1は、通路7c,7eの所定の場所を安定良く走行し得る。
搬送補助装置1は、図3に示すようにID検知機3hと出力許可機(コントローラ3j)を有する。ID検知機3hは、使用者のID情報を検知する。出力許可機3jは、ID情報に応じて駆動力の出力を許可する。したがって所定の使用者のみが搬送補助装置1を駆動させることができる。そのため搬送補助装置1が無断で他の人に使用されることが防止され得る。
搬送補助装置1は、図3に示すようにID検知機3hとID情報送信器(送受信機3g)を有する。ID情報送信器3gは、ID情報に基づいて開閉する扉8にID情報を送信する。したがって搬送補助装置1が扉8に近づくと扉8がID情報に基づいて開き得る。そのため使用者は、ベッド4を搬送している際に、ID情報を読取らせるためにわざわざ扉8に近づく必要がない。かくしてベッド4を容易に目的地へ搬送し得る。
ホスト装置10は、図3に示すようにエレベータ操作機16とエレベータ制御機11を有する。エレベータ操作機16は、建物7に設けられるエレベータ17を操作する。エレベータ制御機11は、搬送補助装置1の現在位置と目的地の情報に基づいてエレベータ操作機16を制御する。したがって搬送補助装置1がエレベータ17に近づいた際に、搬送補助装置1の位置する階にエレベータ17のかごが到着するようにエレベータ17が制御され得る。これによりエレベータ17のかごを待つ時間が短縮され得る。
本発明の形態を上記構造を参照して説明したが、本発明の目的を逸脱せずに多くの交代、改良、変更が可能であることは当業者であれば明らかである。したがって本発明の形態は、添付された請求項の精神と目的を逸脱しない全ての交代、改良、変更を含み得る。例えば本発明の形態は、前記特別な構造に限定されず、下記のように変更が可能である。
搬送補助装置1の搬送する対象物は、ベッド4でも良いし、キャスタを有する荷台またはキャスタを有する機器でも良い。例えば食事、医療器具、物品等を積載して病院あるいは工場内を搬送する荷台でも良い。例えば医療機器等の機器でも良い。
ホスト装置10は、建物7内において搬送補助装置1を案内しても良いし、屋外において搬送補助装置1を案内しても良い。屋外において案内する場合、案内システム9は、GPS等を利用し得る。
建物7は、病院でも良いし、工場、学校等でも良い。
走行台車3と操作機2は、別個に形成されても良いし、一体で形成されても良い。
搬送補助装置1の現在位置を検知する位置検知機は、上記構成に代えてカメラ12とホストコンピュータ11から構成されても良い。カメラ12が搬送補助装置1の映像を捉える。ホストコンピュータ11がカメラ12から送信された映像データから搬送補助装置1の位置を検知する。あるいは位置検知機は、使用者の所持する信号送信機とホストコンピュータ11から構成されても良い。ホストコンピュータ11は、信号送信器からの送信された信号に基づいて使用者が使用する搬送補助装置1の位置を検知する。
目的地取得機は、上記構成に代えて送受信機3gとホストコンピュータ11から構成されても良い。送受信機3gは、目的地情報が記録されたID情報を送信する。ホストコンピュータ11が送受信機3gから発せられた目的地情報を得る。あるいは目的地取得機は、記録機とホストコンピュータ11から構成されても良い。記録機は、ID情報に関連する目的地情報を記録する。ホストコンピュータ11は、ID情報に基づいて記録機から目的地情報を取得する。
目的地までの経路を使用者に伝達する伝達機は、表示装置2kに代えて音声を発して使用者の聴覚に伝達する音声発生機でも良い。あるいは伝達機は、操作機2を振動させて使用者に伝達する振動発生機でも良い。
操舵角変更機3fは、上述するように駆動輪3aを垂直軸周りに回転させて駆動角を変更しも良い。これに代えて走行台車が2つの駆動輪を有し、操舵角変更機が2つの駆動輪の速度差を発生させて駆動輪の駆動角を変更しても良い。
コントローラ3jは、マーク検知機3iと経路決定機からの信号に基づいて操舵角を決定しても良いし、経路決定機からの信号のみに基づいて操舵角を決定しても良い。
障害物検知機11が障害物を検知した際には、経路決定機により障害物を迂回する経路情報を再取得しても良い。その場合には、自動操舵モードを維持し得る。
ID検知機3hは、上記するように走行台車3に設けられても良い。これに代えてID検知機が操作機2に設けられ、ID情報が送受信機2jによって送信されても良い。あるいはID検知機が操作機2と走行台車3と別個に設けられても良い。
使用者のID情報は、上述するようにIDカードに記憶されても良いし、携帯電話等に記憶されても良い。
ID情報に応じて駆動力の出力を許可する出力許可機は、コントローラ3jによって構成されても良いし、コントローラ3jと別個に設けられた装置によって構成されても良い。
1 搬送補助装置
2 操作機
2k 表示装置(伝達機)
2j 送受信機(送信機)
3 走行台車
3f 操舵角変更機
3g 送受信機(ID情報送信機)
3h ID検知機
3i マーク検知機
3j コントローラ
3e 駆動モータ
3a 駆動輪
4 ベッド(対象物)
5 患者
6 看護師(使用者)
7g 経路
7c,7e 通路
8 扉
9 案内システム
10 ホスト装置
11 ホストコンピュータ
12 カメラ
13 送受信機
14 扉開閉機
15 受信機
16 エレベータ操作機
17 エレベータ
18 マーク

Claims (8)

  1. 搬送補助装置用案内システムであって、
    対象物に装着されかつ駆動力を発することで前記対象物の搬送を補助する搬送補助装置と、前記搬送補助装置を案内するホスト装置を有し、
    前記ホスト装置は、前記搬送補助装置の現在位置を検知する位置検知機と、前記搬送補助装置の目的地を取得する目的地取得機と、前記現在位置から前記目的地までの経路を決定する経路決定機と、前記経路決定機からの経路情報信号を前記搬送補助装置に送信する送信機を有し、
    前記搬送補助装置は、前記経路情報信号を受信する受信機と、前記経路情報信号に基づいて前記目的地までの経路を使用者に伝達する伝達機を有する搬送補助装置用案内システム。
  2. 請求項1に記載の搬送補助装置であって、
    前記搬送補助装置は、前記搬送補助装置の操舵角を変える操舵角変更機と、前記経路決定機からの信号に基づいて前記操舵角変更機を制御するコントローラを有する搬送補助装置用案内システム。
  3. 請求項2に記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記ホスト装置は、通路の映像情報を得るカメラと、前記映像情報に基づいて前記通路の障害物を検知する障害物検知機を有し、
    前記コントローラは、前記経路情報信号に基づいて前記操舵角を決定する自動操舵モードと、前記障害物検知機からの検知信号に基づいて前記障害物が近くにあると判断した際に前記自動操縦モードを解除する手動操舵モードを有する搬送補助装置用案内システム。
  4. 請求項2または3に記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記ホスト装置は、通路の映像情報を得るカメラと、前記映像情報に基づいて前記通路の障害物を検知する障害物検知機を有し、
    前記搬送補助装置の前記伝達機は、前記障害物検知機からの検知信号に基づいて前記障害物の存在を前記使用者に伝達する搬送補助装置用案内システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記ホスト装置は、通路に設けられるマークを有し、
    前記搬送補助装置は、前記マークを検知するマーク検知機を有し、前記マーク検知機と前記経路決定機からの信号に基づいて前記コントローラが前記操舵角を決定する搬送補助装置用案内システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記搬送補助装置は、前記使用者のID情報を検知するID検知機と、前記ID情報に応じて前記駆動力の出力を許可する出力許可機を有する搬送補助装置用案内システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記搬送補助装置は、前記使用者のID情報を検知するID検知機と、前記ID情報に基づいて開閉する扉に前記ID情報を送信するID情報送信器を有する搬送補助装置用案内システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の搬送補助装置用案内システムであって、
    前記ホスト装置は、建物に設けられるエレベータを操作するエレベータ操作機と、前記搬送補助装置の前記現在位置と前記目的地の情報に基づいて前記エレベータ操作機を制御するエレベータ制御機を有する搬送補助装置用案内システム。
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