JP3376211B2 - 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法

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JP3376211B2
JP3376211B2 JP13503796A JP13503796A JP3376211B2 JP 3376211 B2 JP3376211 B2 JP 3376211B2 JP 13503796 A JP13503796 A JP 13503796A JP 13503796 A JP13503796 A JP 13503796A JP 3376211 B2 JP3376211 B2 JP 3376211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSFETやH
EMT等のようにチャネルが誘起されるチャネル半導体
層を有する半導体素子を備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュ−タ−や通信機器の重要部分に
は、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を達成する
ようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成した大
規模集積回路(LSI)が多用されている。このため、
機器全体の性能は、LSI単体の性能と大きく結び付い
ている。
【0003】LSI単体の性能向上、例えば、Si系M
OSデバイス等で構成されるLSI単体の性能向上にお
いては、高速かつ低消費電力を特徴とするMOSFET
の改良が不可欠である。このため、例えば、電子移動度
等の電気的特性の向上を目的とした研究開発が精力的に
行なわれている。
【0004】しかし、チャネルが誘起されるチャネル半
導体層の構造についての検討は、その緒についたばかり
である。電子移動度を高めるための技術の1つとして、
チャネル半導体層に歪みをかける技術が知られている。
チャネル半導体層に歪みをかけると、そのバンド構造が
変化し、その結果、縮退が解けて電子散乱が抑制される
ので、電子移動度を高めることが可能となる。
【0005】具体的には、シリコン基板上にシリコンよ
りも格子定数の大きな材料からなる混晶層、例えば、G
e濃度20%のSiGe混晶層(以下、単にSiGe層
という)を形成し、このSiGe層上にチャネル半導体
層としてのシリコン層を形成すると、格子定数の違いに
より、歪みのかかったシリコン層(以下、歪みチャネル
層という)が形成される。このような歪みチャネル層を
用いると、無歪みチャネル層を用いた場合の約1.76
倍と大幅な電子移動度の向上を達成できることが報告さ
れている(J.Welser,J.L.Hoyt,S.Takagi, and J.F.Gibb
ons,IEDM 94-373 )。
【0006】他方、電子移動度の向上のために、MOS
FETの短チャネル化を進めると、浮遊容量の影響が大
きくなるため、期待通りに電子移動度を向上することは
困難になる。
【0007】そこで、SOI(Silicon On Insulator)
基板にMOSFETを作成することが検討されている。
SOI基板の形成方法としては、張り合わせ基板等の幾
つかの方法が提案されているが、SOI基板の酸化層と
その上のシリコン層の各々の膜厚を最適な寸法に形成で
きる方法として、シリコン基板に酸素イオンを注入した
後、このシリコン基板に高温熱処理を施して該基板内部
に埋め込み酸化層を形成するという、通称SIMOX
(Separation by Implanted Oxygen)と呼ばれる方法が
広く用いられている。
【0008】図3に、SOI基板に作成したMOSFE
Tの断面構造を示す。図中、51はシリコン基板、52
は酸化層、53はシリコン層を示しており、これらはS
OI基板を構成している。
【0009】シリコン層53上にはSiGe混晶層(以
下、単にSiGe層という)54が形成され、このSi
Ge層54上には歪みシリコン層55が形成されてい
る。これらシリコン層53、SiGe層54および歪み
シリコン層55には酸化層52に達する素子分離絶縁膜
56が形成されている。
【0010】歪みシリコン層55上にはゲート酸化膜5
7、ゲート電極58が順次形成されている。また、この
ゲート電極58をマスクに用いたイオン注入により、歪
みシリコン層55およびSiGe層54には、n型ソー
ス領域59およびn型ドレイン領域60が自己整合に形
成されている。
【0011】そして、全面にはゲート電極58を覆うよ
うに層間絶縁膜61が形成され、この層間絶縁膜61に
開口されたコンタクトホールを介してソース電極62、
ドレイン電極63がそれぞれn型ソース領域59、n型
ドレイン領域60に接続している。
【0012】上述したようなチャネル半導体層に歪みシ
リコン層55を用い、基板にSOI基板を用いたMOS
FETを実現できれば、0.1μmルール以下の微細化
に対しても有効な素子特性が得られるようになる。すな
わち、短チャンネル効果を抑えながら電子移動度の向上
が図れるようになる。
【0013】しかしながら、このようなMOSFETの
実現に際しては以下のような問題がある。十分な歪みを
有する歪みシリコン層55を得るには、厚いSiGe混
晶バッファ層(以下、単にSiGeバッファ層という)
を形成し、その上に高Ge濃度のSiGe層54を形成
する必要がある。例えば、シリコン層53に対して格子
定数が%オーダで異なる厚さ100nm程度のSiGe
バッファ層を形成する。
【0014】しかし、下地のシリコン層53との格子不
整合によりSiGeバッファ層内にミスフィット転位や
貫通転位が発生し、これら転位がSiGe層54内に引
き継がれ、さらにこれら転位がSiGe層54上に形成
する歪みシリコン層55に引き継がれ、素子特性が劣化
するという問題が生じる。
【0015】仮にSiGeバッファ層の結晶成長が問題
なく行なわれ、SiGeバッファ層内にミスフィット転
位や貫通転位が発生しなくても、後工程における高熱の
熱処理中で緩和が生じて、結果的に転位が生じる可能性
もある。
【0016】したがって、十分な歪みを有する歪みシリ
コン層55を得るには、SiGe層54がシリコン層5
3から受ける歪みを解放した、つまり、SiGe層54
が緩和した状態で、SiGe層54上にシリコンを成長
させて歪みシリコン層55を形成することが望まれる。
【0017】これを実現するためには、SiGeバッフ
ァ層として、シリコン層53から遠ざかるに従って徐々
にGe濃度が高くなる厚い傾斜組成SiGe層を作成
し、この傾斜組成SiGe層上にSiGe層54、歪み
シリコン層55を順次形成することが必要となる。
【0018】この厚い傾斜組成SiGe層では、貫通転
位、ミスフィット転位等の転位が該層中に閉じ込められ
る。また、SiGe層54を形成する傾斜組成SiGe
層の表面は十分に緩和している。したがって、表面に転
位がなく、かつ歪みシリコン層55からの歪みが解放さ
れたSiGe層54が得られ、これにより転位がなく十
分な歪みを有する歪みシリコン層55を形成できるよう
になる。しかしながら、このSiGeバッファ層の厚み
は、およそ1μm程度となる。
【0019】一方、浮遊容量の低減などのSOI基板の
効果を得るためには、SOI基板のSOI層の厚み(シ
リコン層53の膜厚とSiGe層54の膜厚と歪みシリ
コン層55の膜厚の合計)は0.1μm程度以下である
必要がある。
【0020】したがって、上述したような厚いSiGe
バッファ層(傾斜組成SiGe層)を形成した後に、歪
みシリコン層を形成したのでは、SOI基板の効果を享
受できないという問題が生じる。
【0021】さらに、上述した厚いSiGeバッファ層
(傾斜組成SiGe層)を形成するには、結晶成長時間
がかかるという問題がある。また、表面ラフネスが増加
し、その上に形成する歪みシリコン層55の膜質が低下
するという問題もある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、チャネル
半導体層に歪みシリコン層を用い、基板にSOI基板を
用いたMOSFETを実現できれば、0.1μmルール
以下の微細化に対しても、短チャンネル効果を抑えなが
ら電子移動度の向上が図れるとともに、ドレイン電流も
大きく取れるようになる。
【0023】転位がなく十分な歪みを有する歪みシリコ
ン層の形成方法として、SiGeバッファ層としての厚
い傾斜組成SiGe層上にSiGe層を形成し、このS
iGe層上にシリコンを成長させて歪みシリコン層を形
成する方法が知られている。
【0024】しかし、厚い傾斜組成SiGe層を形成す
ることにより、歪みシリコン層とSOI構造を構成する
酸化層との間が大きくなり、SOI構造の効果が得られ
なくなるという問題があった。
【0025】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、SOI構造による効果
を失わずに、高品質で十分な歪みを有するチャネル半導
体層を形成できる構造を有する半導体装置を提供するこ
とにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
[概要]上記目的を達成するために、本発明に係る半導
体装置(請求項1)は、チャネルが誘起されるチャネル
半導体層と、格子定数が前記チャネル半導体層のそれと
異なり、前記チャネル半導体層に歪みを印加する歪み印
加半導体層と、この歪み印加半導体層内に形成された絶
縁層とを備えていることを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項2)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
チャネル半導体層がシリコン層、前記歪み印加半導体層
がシリコンゲルマニウム層であることを特徴とする。
【0028】この場合、上記半導体層はSIMOX法に
より形成することが好ましい。また、本発明に係る他の
半導体装置(請求項3)は、上記半導体装置(請求項
1)において、前記チャネル半導体層が、MOSFET
のチャネルが誘起される半導体層であることを特徴とす
る。また、本発明は、歪み印加半導体層とを形成する工
程と、前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程
と、前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成
する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
方法である。また、本発明は、歪み印加半導体層内を形
成する工程と、前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成
する工程と、前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体
層を形成する工程と、前記チャネル半導体層をチャネル
領域とする電界効果型トランジスタを形成する工程とを
有することを特徴とする半導体基板の製造方法である。
【0029】[作用]本発明の如きの構造によれば、例
えば、以下のような形成方法により、SOI構造による
効果を失わずに、十分な歪みを有するチャネル半導体層
を形成できるようになる。
【0030】すなわち、まず、後工程で形成するチャネ
ル半導体層に十分な歪みを与えることができる歪み印加
半導体層を形成する。これは例えば歪み印加半導体層が
SiGe層の場合であればGe濃度を高くすれば良い。
【0031】次に歪み印加半導体層内に絶縁層を形成す
る。これは例えば酸素イオンを歪み印加半導体層内に注
入した後、アニール処理を行なって形成する。この結
果、歪み印加半導体層は絶縁層により上下二つに分離さ
れ、上部歪み印加半導体層/絶縁層/下部歪み印加半導
体層が構造できる。
【0032】このとき、絶縁層、上部歪み印加半導体層
および後工程で形成するチャネル半導体層からなるSO
I構造と同じ効果を享受できるように、絶縁層を形成す
る位置の深さを選ぶ。すなわち、SOI構造による効果
を享受できる程度の薄い上部歪み印加層が得られるよう
に、歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する。
【0033】さらに、上記アニール処理により、歪み印
加半導体層の形成時や絶縁層の形成時に、歪み印加半導
体層内に発生した転位等の欠陥が減少する。これによ
り、従来の厚い歪み印加半導体層と同程度数以下の欠陥
を有する高品質な薄い歪み印加半導体層が得られる。
【0034】最後に、高品質な薄い歪み印加半導体層
(上部歪み印加半導体層)上にチャネル半導体層を形成
する。ここで、上部歪み印加半導体層は、上述したよう
に、高品質でチャネル半導体層に十分な歪みを与えるこ
とができるように形成されているので、高品質で十分な
歪みを有するチャネル半導体層が形成されることにな
る。しかも、チャネル半導体層に歪みを印加する上部歪
み印加層は薄いので、SOI構造と同等の効果は得られ
る。したがって、SOI構造と同等の効果を失わずに、
高品質で十分な歪みを有するチャネル半導体層を形成で
きることになる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)先ず、本発明の基本的な考えについ
て説明する。図1に、本発明をSi系MOSFETに適
用した場合のプロセスフローを従来法のそれと比較して
示す。この例では歪み印加半導体層としてSiGe層を
用いている。
【0036】従来法では、まず、シリコン基板に酸素イ
オンを注入し、このシリコン基板にアニール処理を施し
てシリコン基板内に酸化層を形成することにより、つま
り、SIMOX法によりSOI基板を形成する。
【0037】次にSiGeバッファ層としてSOI基板
から離れるに従って結晶中のGe濃度を徐々に高くなる
傾斜組成SiGe層をSOI基板上に形成する。次にS
iGeバッファ層上にSiGeを成長させて所望のGe
濃度を有するSiGe層を形成する。
【0038】最後に、SiGe層上にシリコンを成長さ
せて歪みシリコン層を形成した後、この歪みシリコン層
をチャネル半導体層とするMOSFETを形成する。こ
れに対し、本発明では、まず、シリコン基板上にSiG
eを成長させて歪み印加半導体層としてのSiGe層を
形成する。このとき、SiGe層のGe濃度は、後工程
で形成する歪みシリコン層の歪みの大きさが十分に大き
くなるように選ぶ。
【0039】次にSiGe層に酸素イオンを注入した
後、このSiGe層にアニール処理を施すことにより、
SiGe層内に埋め込み絶縁層を形成する。この結果、
SiGe層は埋め込み絶縁層により上下二つに分離され
る。以下、分離された上側のSiGe層を上部SiGe
層、下側のSiGe層を下部SiGe層という。
【0040】この工程時に、上部SiGe層の膜厚が薄
くなるように、埋め込み絶縁層をSiGe層の浅い位置
に形成する。これにより、埋め込み絶縁層と次の工程で
形成する歪みシリコン層との間を短くできるので、埋め
込み絶縁層、上部SiGe層および歪みシリコン層によ
り構成されるSOI構造と同等の浮遊容量低減等の効果
を享受できるようになる。
【0041】さらに、SiGe層に酸素イオンを注入し
た後のアニール処理により、SiGe層の形成時および
酸素イオン注入時に生じた転位等の欠陥を修復できるの
で、SiGeバッファ層を形成しなくても、高品質な上
部SiGe層、下側SiGe層が得られる。
【0042】したがって、従来よりも少ない工程数(1
工程短縮)で、SOI構造と同等の効果を失わずに、高
品質で大きな歪みを有する歪みシリコン層を形成できる
高品質で薄い上部SiGe層(歪み印加半導体層)が得
られることになる。
【0043】最後に、上部SiGe層上にシリコンを成
長させて歪みシリコン層を形成した後、この歪みシリコ
ン層をチャネル半導体層とするMOSFETを形成す
る。なお、上部SiGe層上に新たなSiGe層を形成
し、このSiGe層上に歪みシリコン層を形成した後、
この歪みシリコン層にMOSFETを形成しても良い。
この場合、より高品質なSiGe層が得られるので、さ
らに素子特性の優れたMOSFETを形成できるように
なる。
【0044】次に本発明の具体的な実施形態について説
明する。図2は、本発明の一実施形態に係るn型MOS
FETの素子構造を示す断面図である。これを製造工程
に従い説明すると、まず、例えば、RCA法等の洗浄法
を用いて自然酸化膜等が除去された清浄なシリコン基板
1を準備する。
【0045】次にシリコン基板1上に厚さ1μm程度の
SiGe層2を形成する。SiGe層2のGe濃度は、
後工程で形成する歪みシリコン層4の歪みが十分に大き
くなるように高くする。
【0046】ここで、Ge濃度を急激に増加させながら
SiGe層2を形成すると、シリコン基板1とSiGe
層2の格子定数の違いにより生じる格子不整合によっ
て、SiGe層2中に無用の貫通転位、あるいはミスフ
ィット転位を含む欠陥を誘起することになるので、Ge
濃度はSiGe層2の中で徐々に増加させ、表面で所望
濃度となるようにすることが好ましい。
【0047】膜厚1μmという値は、SiGe層2のデ
バイス側に近い部分のGe組成比を0.3と設計すると
きに用いる典型的な値である。Ge組成比は大きい方が
良く、0.2を大きく下回る場合には、SiGe層2上
に形成するMOSFETの移動度の顕著な向上は期待で
きない。また、0.5を大きく越える場合には、SiG
e層2の表面凹凸(表面ラフネス)の増加や、膜質の低
下等の問題が生じる可能性がある。これらの点を考慮し
てGe組成比を設定すれば、本発明の効果はより顕著に
発揮されるようになる。
【0048】SiGe層2の具体的な成膜方法は以下の
通りである。すなわち、原料としてSiH4 およびGe
4 を用い、成長温度を500℃に設定し、成長圧力を
10-3Paに設定して、真空容器中でCVD法により形
成する。
【0049】SiGeを成長させるには、このようなC
VD法や、MBE(Molecular BeamEpitaxy)法等のエ
ピタキシャル成長法が広く用いられるが、Ge組成比の
制御が可能な結晶成長方法であれば、他の成膜法を用い
ても良い。
【0050】例えば、LPE(Liquid Phase Epitaxy)
法等の液相成長法や、ポリSiGe層あるいはアモルフ
ァスSiGe層の加熱による固相成長法でもSiGe層
2を形成できる。
【0051】また、ここでは、真空下(成長圧力10-3
Pa)でのCVD法の場合について説明したが、数百T
orrの成長圧力による減圧あるいは常圧、加圧下でも
成長が可能である。
【0052】Si原料としてはSiH4 、Si26
Si24 Cl2 等、Ge原料としてはGeH4 、Ge
4 、Ge28 等が適している。これら原料のガスは
キャリアガスを用いて真空容器内に導入しても良い。キ
ャリアガスとしては、例えば、水素ガス、窒素ガス、ヘ
リウムガスまたはアルゴン等の不活性ガス等があげられ
る。
【0053】また、原料を予めプラズマ、光等により分
解して、成長に必要なエネルギーを有する成長に寄与す
る種を生成し、これを結晶成長に利用しても良い。ま
た、SiGe層2を形成する際に、B、As、P等の不
純物源となるB26 、AsH3 、PH3 等を原料と同
時に真空容器内に導入して、SiGe層2が所定の導電
型になるようにしても良いし、あるいはSiGe層2を
形成した後にB、As、P等を拡散によりSiGe層2
内に導入して、SiGe層2が所定の導電型になるよう
にしても良い。また、B、As、P以外にGa、Sb、
Sn、Al、N等を用いても良い。
【0054】次にドーズ量5×1017cm-2の条件で酸
素イオンをSiGe層2の上から注入した後、1300
℃のアニール処理を施して、良好な埋め込み絶縁層3を
SiGe層2内に形成する。
【0055】SiGe層2は埋め込み絶縁層3により上
下二つに分離される。以下、分離された上側のSiGe
層2を上部SiGe層2、下側のSiGe層2を下部S
iGe層2という。
【0056】この工程時に、上部SiGe層2の膜厚が
薄くなるように、埋め込み絶縁層3をSiGe層2の浅
い位置に形成する。また、上記アニール処理でSiGe
層2内の転位等の欠陥が修復され、高品質なSiGe層
2が形成される。
【0057】したがって、埋め込み絶縁層3上には、歪
み印加半導体層として、高品質で薄い上部SiGe層2
が形成されることになる。次に成長温度を500℃に設
定してCVD法により上部SiGe層2上にシリコンを
成長させて厚さ30nmの歪みシリコン層4を形成す
る。この歪みシリコン層4の歪みは引っ張り歪みであ
る。
【0058】上部SiGe層2のGe濃度は高いので、
歪みシリコン層4は、電子移動度の向上を図るのに十分
な大きさの引っ張り歪みを有したものとなる。さらに、
上部SiGe層2内の転位等の欠陥は低減されているの
で、高品質な歪みシリコン層4が形成される。
【0059】さらまた、本実施形態では、埋め込み絶縁
層3、上部SiGe層2および歪みシリコン層4により
SOI構造(SiGe On Insulator 構造)が形成されてい
るが、上部SiGe層2の膜厚は薄いので、上記SOI
構造による浮遊容量低減等の効果は十分に発揮される。
【0060】したがって、本実施形態によれば、上記S
OI構造の利点およびチャネル層として歪みシリコン層
を用いた利点を有するMOSFETを実現できるように
なる。
【0061】また、MOSFETの短チャネル効果の抑
制または駆動電流の向上、あるいはこれらを同時に効果
的に図るためには、歪みシリコン層4の膜厚は20nm
以下であることが望ましい。
【0062】次にトレンチ分離法により素子分離絶縁膜
5を形成する。なお、トレンチ分離法の代わりにLOC
OS分離法等の他の素子分離法を用いても良い。この素
子分離絶縁膜5により、n型MOSFETの形成予定領
域と、これに隣り合う別のデバイス、例えば、p型MO
SFETの形成予定領域とが分離される。
【0063】次に歪みシリコン層4の表面を熱酸化して
できるだけ薄いゲート酸化膜6を形成する。ゲート酸化
膜6の膜厚は10nm程度以下であることが望ましい。
次にしきい値電圧調整用の不純物イオンをゲート酸化膜
6を介してチャネル領域に注入し、n型チャネル領域を
形成する。
【0064】次にゲート酸化膜6上にゲート電極7とな
る多結晶シリコン膜を減圧CVD法により形成した後、
上記多結晶シリコン膜を反応性イオンエッチング(RI
E)等の異方性エッチングによりパターニングして、ゲ
ート電極7を形成する。このとき、ゲート酸化膜6も同
様にパターニングし、ゲート電極7下以外のゲート酸化
膜6を除去する。
【0065】次にゲート電極7をマスクにして、n型M
OSFET形成領域にリンイオン等のn型不純物イオン
を選択的に注入した後、800℃程度のアニール処理を
施して、n型ソース領域8、n型ドレイン領域9を自己
整合的に形成する。
【0066】次に全面にシリコン酸化膜またはシリコン
窒化膜などの層間絶縁膜10をCVD法により形成した
後、この層間絶縁膜10にゲート領域、ソース領域、ド
レイン領域に対するコンタクトホールを開口する。
【0067】最後に、全面にAl膜等の導電膜を堆積し
た後、この導電膜をパターニングして、ソース電極1
1、ドレイン電極12、ゲート引き出し電極(不図示)
を形成して、n型MOSFETが完成する。
【0068】以上述べたように本実施形態によれば、S
OI構造による効果およびチャネル層として歪みシリコ
ン層を用いた効果を同時に得られるMOSFETを実現
できるようになる。これにより、微細化を進めても期待
通りの素子特性を有するMOSFETの実現が可能とな
る。
【0069】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、上記実施形態では、歪み印
加半導体層として、SiGe層を用いた場合について説
明したが、SiGe層の代わりに、SiCやSiN等の
ようにSiと他の元素との混晶層、ZnSe層等の II-
VI族混晶層もしくはGaAsやInP等の III-V族混晶
層などの互いに格子定数の異なる材料からなる混晶層で
も良い。
【0070】また、上記実施形態では、MOSFETの
場合について説明したが、本発明はチャネル半導体層に
歪みを印加することが可能な構造の半導体素子を有する
半導体装置であれば適用できる。
【0071】例えば、MOS構造を有するCMOSやB
iCMOS等の半導体素子や、HEMT(High Elector
on Mobility Transistor)を有する半導体装置にも適用
できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施できる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
OI構造による効果を失わずに、高品質で十分な歪みを
有するチャネル半導体層を形成できる構造の半導体装置
を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をSi系MOSFETに適用した場合の
プロセスフローを従来法のそれと比較して示す図
【図2】本発明の一実施形態に係るn型MOSFETの
素子構造を示す断面図
【図3】従来のSOI基板を用いたn型MOSFETの
素子構造を示す断面図
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…SiGe層(歪み印加半導体層) 3…埋め込み絶縁層 4…歪みシリコン層(チャネル半導体層) 5…素子分離絶縁膜 6…ゲート酸化膜 7…ゲート電極 8…n型ソース領域 9…n型ドレイン領域 10…層間絶縁膜 11…ソース電極 12…ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/778 H01L 21/265 J 29/812 (72)発明者 手塚 勉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 平岡 佳子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 黒部 篤 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平3−187269(JP,A) 特開 平3−3366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/786 H01L 21/265 H01L 21/336 H01L 21/338 H01L 27/12 H01L 29/778 H01L 29/812 Web of SCIENCE

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネルが誘起されるチャネル半導体層
    と、 格子定数が前記チャネル半導体層のそれと異なり、前記
    チャネル半導体層に歪みを印加する歪み印加半導体層
    と、前記 歪み印加半導体層内に形成された絶縁層とを具備し
    てなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記チャネル半導体層はシリコン層、前記
    歪み印加半導体層はシリコンゲルマニウム層であること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記チャネル半導体層は、MOSFETの
    チャネルが誘起される半導体層であることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】歪み印加半導体層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成する
    工程と を有することを特徴とする半導体基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成す
    る工程は、下部歪み印加半導体層と、前記下部歪み印加
    半導体層上に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成
    された上部歪み印加半導体層とを備える構造を形成する
    工程であることを特徴とする請求項4に記載の半導体基
    板の製造方法。
  6. 【請求項6】前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成す
    る工程は、前記歪み印加半導体層に酸素イオンを注入し
    た後、アニール処理を行うことを特徴とする請求項4に
    記載の半導体基板の製造方法。
  7. 【請求項7】前記チャネル半導体層はシリコン層、前記
    歪み印加半導体層はシリコンゲルマ ニウム層であること
    を特徴とする請求項4に記載の半導体基板の製造方法。
  8. 【請求項8】歪み印加半導体層内を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成する
    工程と、 前記チャネル半導体層をチャネル領域とする電界効果型
    トランジスタを形成する工程と を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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