JP3376211B2 - 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JP3376211B2 JP3376211B2 JP13503796A JP13503796A JP3376211B2 JP 3376211 B2 JP3376211 B2 JP 3376211B2 JP 13503796 A JP13503796 A JP 13503796A JP 13503796 A JP13503796 A JP 13503796A JP 3376211 B2 JP3376211 B2 JP 3376211B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- semiconductor layer
- strain
- sige
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
EMT等のようにチャネルが誘起されるチャネル半導体
層を有する半導体素子を備えた半導体装置に関する。
は、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を達成する
ようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成した大
規模集積回路(LSI)が多用されている。このため、
機器全体の性能は、LSI単体の性能と大きく結び付い
ている。
OSデバイス等で構成されるLSI単体の性能向上にお
いては、高速かつ低消費電力を特徴とするMOSFET
の改良が不可欠である。このため、例えば、電子移動度
等の電気的特性の向上を目的とした研究開発が精力的に
行なわれている。
導体層の構造についての検討は、その緒についたばかり
である。電子移動度を高めるための技術の1つとして、
チャネル半導体層に歪みをかける技術が知られている。
チャネル半導体層に歪みをかけると、そのバンド構造が
変化し、その結果、縮退が解けて電子散乱が抑制される
ので、電子移動度を高めることが可能となる。
りも格子定数の大きな材料からなる混晶層、例えば、G
e濃度20%のSiGe混晶層(以下、単にSiGe層
という)を形成し、このSiGe層上にチャネル半導体
層としてのシリコン層を形成すると、格子定数の違いに
より、歪みのかかったシリコン層(以下、歪みチャネル
層という)が形成される。このような歪みチャネル層を
用いると、無歪みチャネル層を用いた場合の約1.76
倍と大幅な電子移動度の向上を達成できることが報告さ
れている(J.Welser,J.L.Hoyt,S.Takagi, and J.F.Gibb
ons,IEDM 94-373 )。
FETの短チャネル化を進めると、浮遊容量の影響が大
きくなるため、期待通りに電子移動度を向上することは
困難になる。
基板にMOSFETを作成することが検討されている。
SOI基板の形成方法としては、張り合わせ基板等の幾
つかの方法が提案されているが、SOI基板の酸化層と
その上のシリコン層の各々の膜厚を最適な寸法に形成で
きる方法として、シリコン基板に酸素イオンを注入した
後、このシリコン基板に高温熱処理を施して該基板内部
に埋め込み酸化層を形成するという、通称SIMOX
(Separation by Implanted Oxygen)と呼ばれる方法が
広く用いられている。
Tの断面構造を示す。図中、51はシリコン基板、52
は酸化層、53はシリコン層を示しており、これらはS
OI基板を構成している。
下、単にSiGe層という)54が形成され、このSi
Ge層54上には歪みシリコン層55が形成されてい
る。これらシリコン層53、SiGe層54および歪み
シリコン層55には酸化層52に達する素子分離絶縁膜
56が形成されている。
7、ゲート電極58が順次形成されている。また、この
ゲート電極58をマスクに用いたイオン注入により、歪
みシリコン層55およびSiGe層54には、n型ソー
ス領域59およびn型ドレイン領域60が自己整合に形
成されている。
うに層間絶縁膜61が形成され、この層間絶縁膜61に
開口されたコンタクトホールを介してソース電極62、
ドレイン電極63がそれぞれn型ソース領域59、n型
ドレイン領域60に接続している。
リコン層55を用い、基板にSOI基板を用いたMOS
FETを実現できれば、0.1μmルール以下の微細化
に対しても有効な素子特性が得られるようになる。すな
わち、短チャンネル効果を抑えながら電子移動度の向上
が図れるようになる。
実現に際しては以下のような問題がある。十分な歪みを
有する歪みシリコン層55を得るには、厚いSiGe混
晶バッファ層(以下、単にSiGeバッファ層という)
を形成し、その上に高Ge濃度のSiGe層54を形成
する必要がある。例えば、シリコン層53に対して格子
定数が%オーダで異なる厚さ100nm程度のSiGe
バッファ層を形成する。
整合によりSiGeバッファ層内にミスフィット転位や
貫通転位が発生し、これら転位がSiGe層54内に引
き継がれ、さらにこれら転位がSiGe層54上に形成
する歪みシリコン層55に引き継がれ、素子特性が劣化
するという問題が生じる。
なく行なわれ、SiGeバッファ層内にミスフィット転
位や貫通転位が発生しなくても、後工程における高熱の
熱処理中で緩和が生じて、結果的に転位が生じる可能性
もある。
コン層55を得るには、SiGe層54がシリコン層5
3から受ける歪みを解放した、つまり、SiGe層54
が緩和した状態で、SiGe層54上にシリコンを成長
させて歪みシリコン層55を形成することが望まれる。
ァ層として、シリコン層53から遠ざかるに従って徐々
にGe濃度が高くなる厚い傾斜組成SiGe層を作成
し、この傾斜組成SiGe層上にSiGe層54、歪み
シリコン層55を順次形成することが必要となる。
位、ミスフィット転位等の転位が該層中に閉じ込められ
る。また、SiGe層54を形成する傾斜組成SiGe
層の表面は十分に緩和している。したがって、表面に転
位がなく、かつ歪みシリコン層55からの歪みが解放さ
れたSiGe層54が得られ、これにより転位がなく十
分な歪みを有する歪みシリコン層55を形成できるよう
になる。しかしながら、このSiGeバッファ層の厚み
は、およそ1μm程度となる。
効果を得るためには、SOI基板のSOI層の厚み(シ
リコン層53の膜厚とSiGe層54の膜厚と歪みシリ
コン層55の膜厚の合計)は0.1μm程度以下である
必要がある。
バッファ層(傾斜組成SiGe層)を形成した後に、歪
みシリコン層を形成したのでは、SOI基板の効果を享
受できないという問題が生じる。
(傾斜組成SiGe層)を形成するには、結晶成長時間
がかかるという問題がある。また、表面ラフネスが増加
し、その上に形成する歪みシリコン層55の膜質が低下
するという問題もある。
半導体層に歪みシリコン層を用い、基板にSOI基板を
用いたMOSFETを実現できれば、0.1μmルール
以下の微細化に対しても、短チャンネル効果を抑えなが
ら電子移動度の向上が図れるとともに、ドレイン電流も
大きく取れるようになる。
ン層の形成方法として、SiGeバッファ層としての厚
い傾斜組成SiGe層上にSiGe層を形成し、このS
iGe層上にシリコンを成長させて歪みシリコン層を形
成する方法が知られている。
ることにより、歪みシリコン層とSOI構造を構成する
酸化層との間が大きくなり、SOI構造の効果が得られ
なくなるという問題があった。
ので、その目的とするところは、SOI構造による効果
を失わずに、高品質で十分な歪みを有するチャネル半導
体層を形成できる構造を有する半導体装置を提供するこ
とにある。
体装置(請求項1)は、チャネルが誘起されるチャネル
半導体層と、格子定数が前記チャネル半導体層のそれと
異なり、前記チャネル半導体層に歪みを印加する歪み印
加半導体層と、この歪み印加半導体層内に形成された絶
縁層とを備えていることを特徴とする。
項2)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
チャネル半導体層がシリコン層、前記歪み印加半導体層
がシリコンゲルマニウム層であることを特徴とする。
より形成することが好ましい。また、本発明に係る他の
半導体装置(請求項3)は、上記半導体装置(請求項
1)において、前記チャネル半導体層が、MOSFET
のチャネルが誘起される半導体層であることを特徴とす
る。また、本発明は、歪み印加半導体層とを形成する工
程と、前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程
と、前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成
する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
方法である。また、本発明は、歪み印加半導体層内を形
成する工程と、前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成
する工程と、前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体
層を形成する工程と、前記チャネル半導体層をチャネル
領域とする電界効果型トランジスタを形成する工程とを
有することを特徴とする半導体基板の製造方法である。
えば、以下のような形成方法により、SOI構造による
効果を失わずに、十分な歪みを有するチャネル半導体層
を形成できるようになる。
ル半導体層に十分な歪みを与えることができる歪み印加
半導体層を形成する。これは例えば歪み印加半導体層が
SiGe層の場合であればGe濃度を高くすれば良い。
る。これは例えば酸素イオンを歪み印加半導体層内に注
入した後、アニール処理を行なって形成する。この結
果、歪み印加半導体層は絶縁層により上下二つに分離さ
れ、上部歪み印加半導体層/絶縁層/下部歪み印加半導
体層が構造できる。
および後工程で形成するチャネル半導体層からなるSO
I構造と同じ効果を享受できるように、絶縁層を形成す
る位置の深さを選ぶ。すなわち、SOI構造による効果
を享受できる程度の薄い上部歪み印加層が得られるよう
に、歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する。
加半導体層の形成時や絶縁層の形成時に、歪み印加半導
体層内に発生した転位等の欠陥が減少する。これによ
り、従来の厚い歪み印加半導体層と同程度数以下の欠陥
を有する高品質な薄い歪み印加半導体層が得られる。
(上部歪み印加半導体層)上にチャネル半導体層を形成
する。ここで、上部歪み印加半導体層は、上述したよう
に、高品質でチャネル半導体層に十分な歪みを与えるこ
とができるように形成されているので、高品質で十分な
歪みを有するチャネル半導体層が形成されることにな
る。しかも、チャネル半導体層に歪みを印加する上部歪
み印加層は薄いので、SOI構造と同等の効果は得られ
る。したがって、SOI構造と同等の効果を失わずに、
高品質で十分な歪みを有するチャネル半導体層を形成で
きることになる。
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)先ず、本発明の基本的な考えについ
て説明する。図1に、本発明をSi系MOSFETに適
用した場合のプロセスフローを従来法のそれと比較して
示す。この例では歪み印加半導体層としてSiGe層を
用いている。
オンを注入し、このシリコン基板にアニール処理を施し
てシリコン基板内に酸化層を形成することにより、つま
り、SIMOX法によりSOI基板を形成する。
から離れるに従って結晶中のGe濃度を徐々に高くなる
傾斜組成SiGe層をSOI基板上に形成する。次にS
iGeバッファ層上にSiGeを成長させて所望のGe
濃度を有するSiGe層を形成する。
せて歪みシリコン層を形成した後、この歪みシリコン層
をチャネル半導体層とするMOSFETを形成する。こ
れに対し、本発明では、まず、シリコン基板上にSiG
eを成長させて歪み印加半導体層としてのSiGe層を
形成する。このとき、SiGe層のGe濃度は、後工程
で形成する歪みシリコン層の歪みの大きさが十分に大き
くなるように選ぶ。
後、このSiGe層にアニール処理を施すことにより、
SiGe層内に埋め込み絶縁層を形成する。この結果、
SiGe層は埋め込み絶縁層により上下二つに分離され
る。以下、分離された上側のSiGe層を上部SiGe
層、下側のSiGe層を下部SiGe層という。
くなるように、埋め込み絶縁層をSiGe層の浅い位置
に形成する。これにより、埋め込み絶縁層と次の工程で
形成する歪みシリコン層との間を短くできるので、埋め
込み絶縁層、上部SiGe層および歪みシリコン層によ
り構成されるSOI構造と同等の浮遊容量低減等の効果
を享受できるようになる。
た後のアニール処理により、SiGe層の形成時および
酸素イオン注入時に生じた転位等の欠陥を修復できるの
で、SiGeバッファ層を形成しなくても、高品質な上
部SiGe層、下側SiGe層が得られる。
工程短縮)で、SOI構造と同等の効果を失わずに、高
品質で大きな歪みを有する歪みシリコン層を形成できる
高品質で薄い上部SiGe層(歪み印加半導体層)が得
られることになる。
長させて歪みシリコン層を形成した後、この歪みシリコ
ン層をチャネル半導体層とするMOSFETを形成す
る。なお、上部SiGe層上に新たなSiGe層を形成
し、このSiGe層上に歪みシリコン層を形成した後、
この歪みシリコン層にMOSFETを形成しても良い。
この場合、より高品質なSiGe層が得られるので、さ
らに素子特性の優れたMOSFETを形成できるように
なる。
明する。図2は、本発明の一実施形態に係るn型MOS
FETの素子構造を示す断面図である。これを製造工程
に従い説明すると、まず、例えば、RCA法等の洗浄法
を用いて自然酸化膜等が除去された清浄なシリコン基板
1を準備する。
SiGe層2を形成する。SiGe層2のGe濃度は、
後工程で形成する歪みシリコン層4の歪みが十分に大き
くなるように高くする。
SiGe層2を形成すると、シリコン基板1とSiGe
層2の格子定数の違いにより生じる格子不整合によっ
て、SiGe層2中に無用の貫通転位、あるいはミスフ
ィット転位を含む欠陥を誘起することになるので、Ge
濃度はSiGe層2の中で徐々に増加させ、表面で所望
濃度となるようにすることが好ましい。
バイス側に近い部分のGe組成比を0.3と設計すると
きに用いる典型的な値である。Ge組成比は大きい方が
良く、0.2を大きく下回る場合には、SiGe層2上
に形成するMOSFETの移動度の顕著な向上は期待で
きない。また、0.5を大きく越える場合には、SiG
e層2の表面凹凸(表面ラフネス)の増加や、膜質の低
下等の問題が生じる可能性がある。これらの点を考慮し
てGe組成比を設定すれば、本発明の効果はより顕著に
発揮されるようになる。
通りである。すなわち、原料としてSiH4 およびGe
H4 を用い、成長温度を500℃に設定し、成長圧力を
10-3Paに設定して、真空容器中でCVD法により形
成する。
VD法や、MBE(Molecular BeamEpitaxy)法等のエ
ピタキシャル成長法が広く用いられるが、Ge組成比の
制御が可能な結晶成長方法であれば、他の成膜法を用い
ても良い。
法等の液相成長法や、ポリSiGe層あるいはアモルフ
ァスSiGe層の加熱による固相成長法でもSiGe層
2を形成できる。
Pa)でのCVD法の場合について説明したが、数百T
orrの成長圧力による減圧あるいは常圧、加圧下でも
成長が可能である。
Si2 H4 Cl2 等、Ge原料としてはGeH4 、Ge
F4 、Ge2 H8 等が適している。これら原料のガスは
キャリアガスを用いて真空容器内に導入しても良い。キ
ャリアガスとしては、例えば、水素ガス、窒素ガス、ヘ
リウムガスまたはアルゴン等の不活性ガス等があげられ
る。
解して、成長に必要なエネルギーを有する成長に寄与す
る種を生成し、これを結晶成長に利用しても良い。ま
た、SiGe層2を形成する際に、B、As、P等の不
純物源となるB2 H6 、AsH3 、PH3 等を原料と同
時に真空容器内に導入して、SiGe層2が所定の導電
型になるようにしても良いし、あるいはSiGe層2を
形成した後にB、As、P等を拡散によりSiGe層2
内に導入して、SiGe層2が所定の導電型になるよう
にしても良い。また、B、As、P以外にGa、Sb、
Sn、Al、N等を用いても良い。
素イオンをSiGe層2の上から注入した後、1300
℃のアニール処理を施して、良好な埋め込み絶縁層3を
SiGe層2内に形成する。
下二つに分離される。以下、分離された上側のSiGe
層2を上部SiGe層2、下側のSiGe層2を下部S
iGe層2という。
薄くなるように、埋め込み絶縁層3をSiGe層2の浅
い位置に形成する。また、上記アニール処理でSiGe
層2内の転位等の欠陥が修復され、高品質なSiGe層
2が形成される。
み印加半導体層として、高品質で薄い上部SiGe層2
が形成されることになる。次に成長温度を500℃に設
定してCVD法により上部SiGe層2上にシリコンを
成長させて厚さ30nmの歪みシリコン層4を形成す
る。この歪みシリコン層4の歪みは引っ張り歪みであ
る。
歪みシリコン層4は、電子移動度の向上を図るのに十分
な大きさの引っ張り歪みを有したものとなる。さらに、
上部SiGe層2内の転位等の欠陥は低減されているの
で、高品質な歪みシリコン層4が形成される。
層3、上部SiGe層2および歪みシリコン層4により
SOI構造(SiGe On Insulator 構造)が形成されてい
るが、上部SiGe層2の膜厚は薄いので、上記SOI
構造による浮遊容量低減等の効果は十分に発揮される。
OI構造の利点およびチャネル層として歪みシリコン層
を用いた利点を有するMOSFETを実現できるように
なる。
制または駆動電流の向上、あるいはこれらを同時に効果
的に図るためには、歪みシリコン層4の膜厚は20nm
以下であることが望ましい。
5を形成する。なお、トレンチ分離法の代わりにLOC
OS分離法等の他の素子分離法を用いても良い。この素
子分離絶縁膜5により、n型MOSFETの形成予定領
域と、これに隣り合う別のデバイス、例えば、p型MO
SFETの形成予定領域とが分離される。
できるだけ薄いゲート酸化膜6を形成する。ゲート酸化
膜6の膜厚は10nm程度以下であることが望ましい。
次にしきい値電圧調整用の不純物イオンをゲート酸化膜
6を介してチャネル領域に注入し、n型チャネル領域を
形成する。
る多結晶シリコン膜を減圧CVD法により形成した後、
上記多結晶シリコン膜を反応性イオンエッチング(RI
E)等の異方性エッチングによりパターニングして、ゲ
ート電極7を形成する。このとき、ゲート酸化膜6も同
様にパターニングし、ゲート電極7下以外のゲート酸化
膜6を除去する。
OSFET形成領域にリンイオン等のn型不純物イオン
を選択的に注入した後、800℃程度のアニール処理を
施して、n型ソース領域8、n型ドレイン領域9を自己
整合的に形成する。
窒化膜などの層間絶縁膜10をCVD法により形成した
後、この層間絶縁膜10にゲート領域、ソース領域、ド
レイン領域に対するコンタクトホールを開口する。
た後、この導電膜をパターニングして、ソース電極1
1、ドレイン電極12、ゲート引き出し電極(不図示)
を形成して、n型MOSFETが完成する。
OI構造による効果およびチャネル層として歪みシリコ
ン層を用いた効果を同時に得られるMOSFETを実現
できるようになる。これにより、微細化を進めても期待
通りの素子特性を有するMOSFETの実現が可能とな
る。
れるものではない。例えば、上記実施形態では、歪み印
加半導体層として、SiGe層を用いた場合について説
明したが、SiGe層の代わりに、SiCやSiN等の
ようにSiと他の元素との混晶層、ZnSe層等の II-
VI族混晶層もしくはGaAsやInP等の III-V族混晶
層などの互いに格子定数の異なる材料からなる混晶層で
も良い。
場合について説明したが、本発明はチャネル半導体層に
歪みを印加することが可能な構造の半導体素子を有する
半導体装置であれば適用できる。
iCMOS等の半導体素子や、HEMT(High Elector
on Mobility Transistor)を有する半導体装置にも適用
できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施できる。
OI構造による効果を失わずに、高品質で十分な歪みを
有するチャネル半導体層を形成できる構造の半導体装置
を提供できるようになる。
プロセスフローを従来法のそれと比較して示す図
素子構造を示す断面図
素子構造を示す断面図
Claims (8)
- 【請求項1】チャネルが誘起されるチャネル半導体層
と、 格子定数が前記チャネル半導体層のそれと異なり、前記
チャネル半導体層に歪みを印加する歪み印加半導体層
と、前記 歪み印加半導体層内に形成された絶縁層とを具備し
てなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記チャネル半導体層はシリコン層、前記
歪み印加半導体層はシリコンゲルマニウム層であること
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】前記チャネル半導体層は、MOSFETの
チャネルが誘起される半導体層であることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】歪み印加半導体層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成する
工程と を有することを特徴とする半導体基板の製造方
法。 - 【請求項5】前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成す
る工程は、下部歪み印加半導体層と、前記下部歪み印加
半導体層上に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成
された上部歪み印加半導体層とを備える構造を形成する
工程であることを特徴とする請求項4に記載の半導体基
板の製造方法。 - 【請求項6】前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成す
る工程は、前記歪み印加半導体層に酸素イオンを注入し
た後、アニール処理を行うことを特徴とする請求項4に
記載の半導体基板の製造方法。 - 【請求項7】前記チャネル半導体層はシリコン層、前記
歪み印加半導体層はシリコンゲルマ ニウム層であること
を特徴とする請求項4に記載の半導体基板の製造方法。 - 【請求項8】歪み印加半導体層内を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層内に絶縁層を形成する工程と、 前記歪み印加半導体層上にチャネル半導体層を形成する
工程と、 前記チャネル半導体層をチャネル領域とする電界効果型
トランジスタを形成する工程と を有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13503796A JP3376211B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13503796A JP3376211B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09321307A JPH09321307A (ja) | 1997-12-12 |
JP3376211B2 true JP3376211B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=15142476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13503796A Expired - Fee Related JP3376211B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3376211B2 (ja) |
Families Citing this family (45)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585464B2 (ja) * | 1998-12-24 | 2010-11-24 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
JP4521542B2 (ja) | 1999-03-30 | 2010-08-11 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置および半導体基板 |
JP4074051B2 (ja) | 1999-08-31 | 2008-04-09 | 株式会社東芝 | 半導体基板およびその製造方法 |
JP2007266613A (ja) * | 1999-08-31 | 2007-10-11 | Toshiba Corp | 半導体基板および半導体装置 |
JP4823128B2 (ja) * | 1999-08-31 | 2011-11-24 | 株式会社東芝 | 半導体基板の製造方法 |
US6326667B1 (en) | 1999-09-09 | 2001-12-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor devices and methods for producing semiconductor devices |
US6339232B1 (en) | 1999-09-20 | 2002-01-15 | Kabushika Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
US6690043B1 (en) | 1999-11-26 | 2004-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
KR100429869B1 (ko) * | 2000-01-07 | 2004-05-03 | 삼성전자주식회사 | 매몰 실리콘 저머늄층을 갖는 cmos 집적회로 소자 및기판과 그의 제조방법 |
US6633066B1 (en) | 2000-01-07 | 2003-10-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | CMOS integrated circuit devices and substrates having unstrained silicon active layers |
JP4207548B2 (ja) * | 2002-11-28 | 2009-01-14 | 株式会社Sumco | 半導体基板の製造方法及び電界効果型トランジスタの製造方法並びに半導体基板及び電界効果型トランジスタ |
KR100495023B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2005-06-14 | 가부시끼가이샤 도시바 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
JP3647777B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2005-05-18 | 株式会社東芝 | 電界効果トランジスタの製造方法及び集積回路素子 |
JP2003031495A (ja) | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Hitachi Ltd | 半導体装置用基板の製造方法および半導体装置の製造方法 |
JP2005527102A (ja) * | 2001-07-24 | 2005-09-08 | クリー インコーポレイテッド | 高電子移動度トランジスタ及びその製造方法 |
JP2003264290A (ja) | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
FR2838237B1 (fr) * | 2002-04-03 | 2005-02-25 | St Microelectronics Sa | Procede de fabrication d'un transistor a effet de champ a grille isolee a canal contraint et circuit integre comprenant un tel transistor |
DE10229003B4 (de) * | 2002-06-28 | 2014-02-13 | Advanced Micro Devices, Inc. | Ein Verfahren zur Herstellung eines SOI-Feldeffekttransistorelements mit einem Rekombinationsgebiet |
AU2003267981A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-19 | Advanced Micro Devices, Inc. | Soi field effect transistor element having a recombination region and method of forming same |
JP4546021B2 (ja) | 2002-10-02 | 2010-09-15 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 絶縁ゲート型電界効果型トランジスタ及び半導体装置 |
US7648886B2 (en) * | 2003-01-14 | 2010-01-19 | Globalfoundries Inc. | Shallow trench isolation process |
JP2004281764A (ja) | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Seiko Epson Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
KR100483425B1 (ko) * | 2003-03-17 | 2005-04-14 | 삼성전자주식회사 | 반도체소자 및 그 제조 방법 |
WO2004090992A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Nec Corporation | 高移動度シリコンチャネルを有する縦型misfet半導体装置 |
JP2004363199A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp | 半導体基板の製造方法 |
JP4700324B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2011-06-15 | シルトロニック・ジャパン株式会社 | 半導体基板の製造方法 |
WO2005122276A1 (ja) | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Nec Corporation | 半導体装置及びその製造方法 |
TWI267918B (en) * | 2004-07-30 | 2006-12-01 | Komatsu Denshi Kinzoku Kk | Process for producing semiconductor substrate and semiconductor substrate |
JP4888118B2 (ja) | 2004-09-16 | 2012-02-29 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JP2006108365A (ja) | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Renesas Technology Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
CN1322547C (zh) * | 2004-12-22 | 2007-06-20 | 上海新傲科技有限公司 | 基于硅锗/硅结构注氧隔离制备绝缘体上硅锗材料的方法 |
US7193279B2 (en) * | 2005-01-18 | 2007-03-20 | Intel Corporation | Non-planar MOS structure with a strained channel region |
JP4757519B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2011-08-24 | 株式会社Sumco | 歪Si−SOI基板の製造方法および該方法により製造された歪Si−SOI基板 |
JP2006270000A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sumco Corp | 歪Si−SOI基板の製造方法および該方法により製造された歪Si−SOI基板 |
WO2008027027A2 (en) | 2005-09-07 | 2008-03-06 | Cree, Inc | Transistor with fluorine treatment |
JP2007141977A (ja) | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置 |
JP2007194336A (ja) | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Sumco Corp | 半導体ウェーハの製造方法 |
JP5055846B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-10-24 | ソニー株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
JP4950599B2 (ja) * | 2006-09-01 | 2012-06-13 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
US7692263B2 (en) | 2006-11-21 | 2010-04-06 | Cree, Inc. | High voltage GaN transistors |
US8212290B2 (en) | 2007-03-23 | 2012-07-03 | Cree, Inc. | High temperature performance capable gallium nitride transistor |
US7977221B2 (en) | 2007-10-05 | 2011-07-12 | Sumco Corporation | Method for producing strained Si-SOI substrate and strained Si-SOI substrate produced by the same |
US8138066B2 (en) * | 2008-10-01 | 2012-03-20 | International Business Machines Corporation | Dislocation engineering using a scanned laser |
EP2317542B1 (en) * | 2009-10-30 | 2018-05-23 | IMEC vzw | Semiconductor device and method of manufacturing thereof |
JP5257401B2 (ja) * | 2010-04-28 | 2013-08-07 | 株式会社Sumco | 歪シリコンsoi基板の製造方法 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13503796A patent/JP3376211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09321307A (ja) | 1997-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3376211B2 (ja) | 半導体装置、半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 | |
JP3372158B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
US6703688B1 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US6723661B2 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US6724008B2 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US8822282B2 (en) | Methods of fabricating contact regions for FET incorporating SiGe | |
US6646322B2 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US6677192B1 (en) | Method of fabricating a relaxed silicon germanium platform having planarizing for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US6593641B1 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
US6900103B2 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed CMOS electronics and high speed analog circuits | |
JP3512701B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2002237590A (ja) | Mos型電界効果トランジスタ | |
US7018882B2 (en) | Method to form local “silicon-on-nothing” or “silicon-on-insulator” wafers with tensile-strained silicon | |
WO2002071495A1 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed cmos electronics and high speed analog circuits | |
JP2004063780A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3311940B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2002076347A (ja) | 半導体装置、半導体基板およびその製造方法 | |
JPH11163343A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
WO2002071491A1 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed cmos electronics and high speed analog circuits | |
JP3901957B2 (ja) | 半導体基板の製造方法及びその方法により製造された半導体装置 | |
WO2002071488A1 (en) | Relaxed silicon germanium platform for high speed cmos electronics and high speed analog circuits | |
JP2004055943A (ja) | 半導体装置とその製造方法 | |
JPH0982948A (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP3376208B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2668373B2 (ja) | 相補型半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |