JP3512701B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3512701B2
JP3512701B2 JP2000065911A JP2000065911A JP3512701B2 JP 3512701 B2 JP3512701 B2 JP 3512701B2 JP 2000065911 A JP2000065911 A JP 2000065911A JP 2000065911 A JP2000065911 A JP 2000065911A JP 3512701 B2 JP3512701 B2 JP 3512701B2
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layer
semiconductor
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は格子歪を有する半導
体層にチャネル領域を形成した半導体装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Siを材料とする半導体素子、とりわけ
MOSFETの性能は、大規模集積回路(LSI)の進
歩と共にこれまで年々向上してきたが、近年、リソグラ
フィ技術の微細化対応への限界、Siの理論的なキャリ
ア移動度の飽和などの問題が指摘され、更なる高性能化
は、困難になってきている。
【0003】現在、Siの電子移動度を向上させMOS
FETを高性能化する方法の一つとして、Si層に格子
歪を形成する技術が注目されている。一般に半導体層に
格子歪を形成すると、そのバンド構造が変化し、チャネ
ル中のキャリアの散乱が抑制されるため電子移動度の向
上が期待できる。
【0004】具体的には、Si基板上にSiよりも格子
定数の大きな材料からなる混晶層、例えばGeを20%
含むSiGe混晶層(以下、単にSiGe層という)
を、格子歪が緩和されるように厚く(数μm)形成し、
このSiGe層上に薄いSi層(数nm)を形成する
と、SiGeとSiの格子定数差による格子歪の内在す
るSi層(以下、歪Si層と称する。)が形成される。
【0005】この歪Si層をMOSFETのチャネルに
用いると、格子歪のないSi層をチャネルに用いた場合
の約1.76倍と大幅な電子移動度の向上を達成できる
ことが報告されている(J.Welser, J.L.
Hoyl,S.Tagkagi, and J.F.G
ibbons,IEDM 94−373)。
【0006】一方、Siの電子移動度を向上させる別の
方法として、MOSFETのチャネル長をより短くする
方法があるが、チャネル長が短くなると浮遊容量の影響
が大きくなるため、期待通りに電子移動度を向上するこ
とが困難になる。この浮遊容量の問題を解決するため、
絶縁膜上のSi層にチャネル層等を設けるSOI(Si
licon On Insulator)構造が注目さ
れている。
【0007】この構造では素子の作られるSi層が絶縁
膜によりアイソレーションされるので、浮遊容量の低減
や素子分離が容易となり、さらなる低消費電力化、高集
積化が実現すると期待されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、電子移動度の
向上を期待できる歪Si層を、浮遊容量の低減や素子分
離が容易となるSOI構造に適用するため次のような試
みが行われた。
【0009】Si基板に酸素をイオン注入した後、高温
アニールを施して埋め込み酸化層を形成するSIMOX
(Silicon Implanted Oxyge
n)工程を用いてSOI基板を準備し、このSOI基板
表面にSiより格子定数の大きいSiGe層をSOI基
板表面のSi層よりも十分厚く形成する。
【0010】この後、アニールを施して、Si層を塑性
変形させ転位を導入することにより、SiGe層からS
i層にかかる引っ張り応力を緩和し、同時にSiGe層
の格子歪を緩和する。そして、格子歪の緩和されたSi
Ge層上に薄膜のSi層を形成すると、引っ張り歪を有
する歪Si層が形成される。
【0011】上述の方法では、SOI基板表面のSi層
の塑性変形によって、そのSi層中に貫通転位やミスフ
ィット転位などの転位が発生するが、その転位がその後
の熱履歴によって1個/10μm2程度の密度でSiG
e層の表面にも伝播し、歪Si層の結晶性を劣化させる
ことが分かった。この歪Si層の結晶性劣化はその上に
作製される半導体素子の特性を大きく劣化させる可能性
があり、半導体素子が微細化されるほど顕著になると予
想される。
【0012】従って、歪Si層の結晶性劣化させるよう
な転位のSiGe表面への伝播を抑えるためには、これ
までのところSiGe層を数μm以上の厚さで厚く形成
しなければならない。
【0013】しかしながら、浮遊容量の影響を抑えるS
OI構造の効果を十分に発揮するためには、SiO2層
からチャネル層である歪Si層までの厚みを極力抑える
ことが必要であり、歪Si層の結晶性とSOI構造の効
果とを両立させることができない。
【0014】また、最近の開発動向を見るに、メモリ、
CPUなどの単一または特定機能のみのデバイスでは商
品付加価値が低く、高速論理素子と記憶保持用メモリを
同一基板上に有するような混載デバイス、或いはシステ
ムLSI等と呼ばれものが注目されているが、この様な
混載型の半導体装置を製造する場合、高速演算を行う半
導体素子には、高速動作が可能な歪Si層利用の半導体
素子が有効である一方で、記憶保持用メモリに利用され
る半導体素子、例えばDRAMを構成するMOSFET
に要求される重要な素子特性は信頼性であって、歪Si
層中の欠陥は無視出来ない。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑みて成されたも
のであって、浮遊容量の小さな所望のSOI構造に、上
述の結晶性劣化の問題を抑えた歪み半導体層を組み込ん
だ半導体装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】Si基板表面から酸素を
イオン注入する際、イオン注入条件とその後のアニール
条件を制御すると、イオン注入の濃度ピークとダメージ
・ピークの各位置に、二層の埋め込み酸化層を形成可能
であることが判っている(A.Ogura,Appl.
Phys. Lett. vol.74, no.1
5, P2188, 1999)が、本発明では、半導
体層、例えばSi層表面に、組成の異なる半導体層、例
えばSiGe層を積層するように成長した半導体基板
に、酸素をイオン注入し、濃度ピークとダメージピーク
の各位置に、二層の埋め込み酸化層を形成した。
【0017】その結果、例えばSiGe層、酸化層、S
i層、酸化層、Si層の順に二層の異なる組成を持つS
OI構造が形成できることを見出した。しかも、この二
層の異なる組成を持つSOI構造では、従来の技術の欄
で説明したような、Si層の塑性変形による転位導入工
程がないため、SiGe層の格子歪を緩和させるための
高温アニールで、貫通転位等が歪半導体層に影響するこ
とがない。
【0018】上記目的を達成するために、請求項1に係
る発明は、半導体層と、前記半導体層上の第1絶縁層
と、前記第1絶縁層上の第1半導体層と、前記第1半導
体層上に選択的に形成された第2絶縁層と、前記第2絶
縁層上の第2半導体層と、前記第1半導体層とは異なる
組成で前記第1半導体層上に積層して形成され、格子歪
を有する第3半導体層とを備え、前記第2半導体層がチ
ャネル領域として使用された電界効果トランジスタ及び
前記第3半導体層がチャネル領域として使用された電界
効果トランジスタとにより集積回路が構成されているこ
とを特徴とする半導体装置を提供する。
【0019】また、請求項2にかかる発明は、半導体層
と、前記半導体層上の第1絶縁層と、前記第1絶縁層上
第1半導体層と、前記第1半導体層上に選択的に形成
された第2絶縁層と、前記第2絶縁層上の第2半導体層
と、前記第2半導体層とは異なる組成で前記第2半導体
層上に積層して形成され、格子歪を有する第4半導体層
とを備え、前記第1半導体層がチャネル領域として使用
された電界効果トランジスタ及び第4半導体層がチャネ
ル領域として使用された電界効果トランジスタとにより
集積回路が構成されていることを特徴とする半導体装置
を提供する。
【0020】また、請求項3記載の発明は、半導体層
と、前記半導体層上の第1絶縁層と、前記第1絶縁層上
第1半導体層と、前記第1半導体層上に選択的に形成
された第2絶縁層と、前記第2絶縁層上の第2半導体層
と、前記第1半導体層とは異なる組成で前記第1半導体
層上に積層して形成され、格子歪を有する第3半導体層
と、前記第2半導体層とは異なる組成で前記第2半導体
層上に積層して形成され、格子歪を有する第4半導体層
とを備え、前記第3半導体層がチャネル領域として使用
された電界効果トランジスタ及び第4半導体層がチャネ
ル領域として使用された電界効果トランジスタとにより
集積回路が構成されていることを特徴とする半導体装置
を提供する。
【0021】また、請求項4に係る発明は、請求項1又
は請求項3記載の半導体装置の、前記第3半導体層が、
前記第1半導体層とは異なる格子定数を有し、圧縮歪み
を有することを特徴とする半導体装置を提供する。
【0022】また、請求項5に係る発明は、請求項2又
は請求項3記載の半導体装置の、前記第4半導体層は、
前記第2半導体層とは異なる格子定数を有し、引っ張り
歪みを有することを特徴とする半導体装置を提供する。
【0023】また、請求項6に係る発明は、請求項1乃
至請求項5記載の半導体装置において、前記第1半導体
層はSi単結晶層であり、前記第2半導体層はSiGe
混晶層であることを特徴とする半導体装置を提供する。
また、請求項7記載の発明は、前記第1半導体層はSi
Ge混晶層であり、前記第2半導体層はSiGe混晶層
であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置であ
る。また、請求項8記載の発明は、前記第1半導体層は
SiGe混晶層であり、前記第2半導体層はSi単結晶
層であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置を
提供する。
【0024】また、請求項9に係る発明は、請求項1乃
至請求項5記載の半導体装置において、前記第1半導体
層はSi、B、As、P、C、Ge、Ga、In、A
l、Zn、Seから選ばれた少なくとも一つの材料で構
成される結晶または混晶層であることを特徴とする半導
体装置を提供する。
【0025】また、請求項10記載の発明は、請求項1
乃至請求項5記載の半導体装置において、前記半導体層
、GaAs、ZnSe、SiC、Ge、SiGe、サ
ファイア、有機ガラス、無機ガラス、プラスチックから
選ばれた少なくとも一つの材料で構成される基板と積層
されていることを特徴とする半導体装置を提供する。
【0026】また、請求項11記載の発明は、請求項1
乃至請求項5記載の半導体装置において、前記第2絶縁
層と前記第2半導体層とは、ウェハーの張り合わせ技術
により一体化されていることを特徴とする半導体装置を
提供する。
【0027】また、請求項12記載の発明は、請求項1
乃至請求項5記載の半導体装置において、前記第1半導
体層の厚さが100nm以下であることを特徴とする半
導体装置を提供する。
【0028】また、請求項13に係る発明は、半導体基
板と、前記半導体基板上に積層された第1半導体層と、
及び前記第1半導体層上に積層された第2半導体層とを
備える積層体を形成する工程と、前記積層体内部に、イ
オン注入によるダメージ・ピークと濃度ピークが前記積
層体内部において異なる深さとなる条件で、前記第2半
導体層側から酸素をイオン注入する工程と、前記積層体
を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素と前記積層
体構成材料との酸化物を形成することにより、前記積層
体内部の、前記半導体基板と第1半導体層との界面に第
1絶縁層、前記第1半導体層と第2半導体層との界面に
第2絶縁層を、互いに前記第1半導体層を介して離間す
るよう形成する工程と、前記第1半導体層を選択的に露
出させ、前記第1半導体層上に、前記第1半導体層とは
異なる組成で、格子歪を有する第3半導体層を形成する
工程と、前記第2半導体層をチャネル領域として使用す
る電界効果トランジスタ、及び前記第3半導体層をチャ
ネル領域として使用する電界効果トランジスタを有する
集積回路を形成する工程とを行うことを特徴とする半導
体装置の製造方法を提供する。
【0029】本発明の請求項14記載の発明は、半導体
基板と、前記半導体基板上に積層され前記半導体基板と
は異なる組成の半導体層とを備える積層体を形成する工
程と、前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・
ピークと濃度ピークが前記積層体内部において異なる深
さとなる条件で、前記半導体層側から酸素をイオン注入
する工程と、前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注
入された酸素と前記積層体構成材料との酸化物を形成す
ることにより、前記半導体基板内部に第1絶縁層、前記
半導体基板と半導体層との界面に第2絶縁層、前記第1
絶縁層と前記第2絶縁層との間に第1半導体層、及び前
記第2絶縁層より浅い位置に第2半導体層を形成する工
程と、前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異
なる組成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工
程と、前記第1半導体層を選択的に露出させ前記第1半
導体層をチャネル領域として使用する電界効果トランジ
スタ、及び前記第4半導体層をチャネル領域として使用
する電界効果トランジスタを有する集積回路を形成する
工程を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法を提
供する。 本発明の請求項15記載の発明は、半導体基板と、前記
半導体基板上に積層され前記半導体基板とは異なる組成
の半導体層とを備える積層体を形成する工程と、前記積
層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピークと濃度
ピークが前記積層体内部において異なる深さとなる条件
で、前記半導体層側から酸素をイオン注入する工程と、
前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素
と前記積層体構成材料との酸化物を形成することによ
り、前記半導体基板と前記半導体層との界面に第1絶縁
層、前記半導体層内部であって前記第1絶縁層よりも浅
い位置に第2絶縁層、前記第1絶縁層及び第2絶縁層と
の間に第1半導体層、及び前記第2絶縁層よりも浅い位
置に第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層
上に、前記第2半導体層とは異なる組成で、格子歪を有
する第4半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層
を選択的に露出させ前記第1半導体層をチャネル領域と
して使用する電界効果トランジスタ、及び前記第4半導
体層をチャネル領域として使用する電界効果トランジス
タを有する集積回路を形成する工程を行うことを特徴と
する半導体装置の製造方法を提供する。
【0030】また、請求項16に係る発明は、半導体基
板と、前記半導体基板上に積層され前記半導体基板とは
異なる組成の半導体層とを備える積層体を形成する工程
と、前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピ
ークと濃度ピークが前記積層体内部において異なる深さ
となる条件で、前記半導体層側から酸素をイオン注入す
る工程と、前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入
された酸素と前記積層体構成材料との酸化物を形成する
ことにより、前記半導体基板内部に第1絶縁層、前記半
導体基板と半導体層との界面に第2絶縁層、前記第1絶
縁層と第2絶縁層との間に第1半導体層、及び前記第2
絶縁層よりも浅い位置に第2半導体層を形成する工程
と、前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異な
る組成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工程
と、前記第1半導体層を選択的に露出させ、前記第1半
導体層上に、前記第1半導体層とは異なる組成で、格子
歪を有する第3半導体層を形成する工程と、前記第3半
導体層をチャネル領域として使用する電界効果トランジ
スタ、及び前記第4半導体層をチャネル領域として使用
する電界効果トランジスタを有する集積回路を形成する
工程とを行うことを特徴とする半導体装置の製造方法を
提供する。 また、請求項17に係る発明は、半導体層上に第1絶縁
層を介して第1半導体層が積層されてなるSOI基板の
前記第1半導体層上に第2絶縁層を形成する工程と、前
記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第2
絶縁層に張り合わせる工程と、前記第1半導体層を選択
的に露出させ、前記第1半導体層上に、前記第1半導体
層とは異なる組成で、格子歪を有する第3半導体層を形
成する工程と、前記第2半導体層をチャネル領域として
使用する電界効果トランジスタ、及び前記第3半導体層
をチャネル領域として使用する電界効果トランジスタを
有する集積回路を形成する工程とを行うことを特徴とす
る半導体装置の製造方法を提供する。 また、請求項18に係る発明は、半導体層上に第1絶縁
層を介して第1半導体層が積層されてなるSOI基板の
前記第1半導体層上に第2絶縁層を形成する工程と、前
記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第2
絶縁層に張り合わせる工程と、前記第2絶縁層上の第2
半導体層上に、前記第2半導体層とは異なる組成で、格
子歪を有する第4半導体層を形成する工程と、前記第1
半導体層を選択的に露出させ前記第1半導体層をチャネ
ル領域として使用する電界効果トランジスタ、及び前記
第4半導体層をチャネル領域として使用する電界効果ト
ランジスタを有する集積回路を形成する工程を行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。 また、請求項19に係る発明は、半導体層上に第1絶縁
層を介して第1半導体層が積層されてなるSOI基板の
前記第1半導体層上に第2絶縁層を形成する工程と、前
記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第2
絶縁層に張り合わせる工程と、前記第2半導体層上に、
前記第2半導体層とは異なる組成で、格子歪を有する第
4半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層を選択
的に露出させ、前記第1半導体層上に、前記第1半導体
層とは異なる組成で、格子歪を有する第3半導体層を形
成する工程と、前記第3半導体層をチャネル領域として
使用する電界効果トランジスタ、及び前記第4半導体層
をチャネル領域として使用する電界効果トランジスタを
有する集積回路を形成する工程とを行うことを特徴とす
る半導体装置の製造方法を提供する。
【0031】
【作用】本発明によれば、Si層の塑性変形による転位
導入工程がなく、SiGe層の格子歪を緩和させるため
の高温アニールで、貫通転位等が歪半導体層に影響する
ことがないため、格子歪が緩和された状態で、互いに絶
縁された、組成の異なる二層の半導体層、例えばSiG
e層とSi層を結晶性良く且つ薄く、また同時に得るこ
とが可能になり、素子特性の劣化等の問題も解消され
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施例を説明する。 (実施例1)図1は、本発明の半導体装置の一部を示す
断面図である。図1の半導体装置は、Si基板1の一主
面側からその内部にイオン注入された酸素を、濃度ピー
クとダメージ・ピークの近傍において、夫々、基板構成
材料であるSiと反応させ、SiO2の絶縁層3及び絶
縁層4を形成し、SiGe層6及びSi層5を絶縁層4
により電気的に分離した二層のSOI構造を利用して構
成されている。
【0033】イオン注入後の高温アニール処理により格
子歪の緩和されたSiGe層(以下、緩和SiGe層と
称する。)6及びSi層5は、SOI構造にける寄生容
量の低減効果を十分に発揮させるため、非常に薄く形成
されており、夫々の厚さはSi層5、緩和SiGe層6
共に、10nm〜200nmの範囲に制御されている。
【0034】また、緩和SiGe層6上には比較的に高
速な動作を要求される半導体素子を作りこむため、引っ
張り歪を有するSi層(以下、歪Si層と称する。)7
がCVD(Chemical Vapor Depos
ition)や、MBE(Molecular Bea
m Epitaxy)等で形成されている。この歪Si
層7には、この層を利用して作り込まれるMOSFET
のチャンネル領域の導電型を決定するため、P型ウェル
領域8及びN型ウェル領域9がB,As,P等の不純物
を導入して形成されている。
【0035】更に、P型ウェル領域8には、選択的にP
等のN型不純物が導入され、MOSFETのソース領域
12及びドレイン領域13が形成されている。それ等、
ソース領域12及びドレイン領域13間のチャンネル領
域上にはゲート機能を付与するためゲート絶縁層16及
びゲート電極17が積層されている。
【0036】同様に、N型ウェル領域9には、選択的に
B等のP型不純物が導入され、MOSFETのソース領
域14及びドレイン領域15が形成されている。それ
等、ソース領域14及びドレイン領域15間のチャネル
領域上にはゲート機能を付与するためゲート絶縁層18
及びゲート電極19が積層されている。
【0037】ゲート絶縁層16としては、熱酸化膜、T
EOS、CVD膜等を用いることができる。また、ゲー
ト電極17に、減圧CVD法により形成された多結晶S
i層を用いれば、RIE(反応性イオンエッチング)に
より、ゲート電極形状は容易にパターニングできる。
【0038】図1で示されている範囲では、緩和SiG
e層6上に構成された半導体素子は、Pチャンネル型M
OSFET及びNチャンネル型MOSFETの夫々一素
子分であるが、実際のデバイスを構成するには、Pチャ
ンネル型MOSFET及びNチャンネル型MOSFET
共に多数を作り込む必要がある。
【0039】また、歪Si層7を利用して作り込まれる
MOSFETは、格子歪の無いSi層を利用して作られ
る半導体素子に比較し、高速な動作が期待できるので、
回路的にはCMOS構成でロジックIC部として構成さ
れるのに適している。
【0040】一方、絶縁層3上のSi層5は、CDE
(ケミカル・ドライ・エッチング)や、RIEなどのド
ライ・エッチング処理により絶縁層4及び緩和SiGe
層6が選択的に除去された露出表面を有しており、この
表面から比較的信頼性の高い動作を要求される半導体素
子が作り込まれている。
【0041】絶縁層4及び緩和SiGe層6が除去され
たSi層5の表面からは、B,As,P等の不純物が導
入され、この層を利用して作り込まれるMOSFETの
チャネル領域の導電型を決定するため、P型ウェル領域
10及びN型ウェル領域11が形成されている。
【0042】更に、P型ウェル領域10には、選択的に
P等のN型不純物が導入され、MOSFETのソース領
域20及びドレイン領域21が形成されている。それ
等、ソース領域20及びドレイン領域21間のチャンネ
ル領域上にはゲート機能を付与するためゲート絶縁層2
4及びゲート電極25が積層されている。
【0043】ゲート絶縁層24としては、熱酸化膜、T
EOS、CVD膜等を用いることができる。また、ゲー
ト電極25に、減圧CVD法により形成された多結晶S
i層を用いれば、RIE(反応性イオンエッチング)に
より、ゲート電極形状は容易にパターニングできる。
【0044】同様にN型ウェル領域11には、選択的に
B等のP型不純物が導入され、MOSFETのソース領
域22及びドレイン領域23が形成されている。それ
等、ソース領域22及びドレイン領域23間のチャネル
領域上にはゲート機能を付与するためゲート絶縁層26
及びゲート電極27が積層されている。
【0045】図1で示されている範囲では、上部に絶縁
層4及び緩和SiGe層6が存在しない部分のSi層5
を利用した半導体素子は、Pチャンネル型MOSFET
及びNチャンネル型MOSFETの夫々一素子分である
が、実際のデバイスを構成するには、Pチャンネル型M
OSFET及びNチャンネル型MOSFET共に多数を
作り込む必要がある。
【0046】また、Si層5は、結晶欠陥及び格子歪が
共に極力減少させて製造されるSi基板1と同等の状態
にあるため、信頼性及び安定性のある動作が期待できる
ので、回路的にはDRAM等のメモリ部として構成され
るのに適している。
【0047】尚、ソース領域12,14,20,22及
びドレイン領域13,15,21,23には、電極2
8,29,30,31,32,33が、絶縁層34及び
35に選択的に設けられた開口を介してオーミックに接
続されている。
【0048】図1の実施例によれば、引っ張り歪が存在
するSi層を用いたMOSFETと結晶欠陥及び格子歪
が共に少ないSi層を用いたMOSFETとを同じ基板
上のSOI構造上に形成できるので、両Si層の特性を
十分引き出し半導体装置の高速・高性能化を図ることが
できる。
【0049】この実施例では、歪Si層7中にソース領
域12,13及びドレイン領域14,15を形成した
が、歪Si層7をゲート絶縁層16,18直下のみ選択
的に形成してチャンネル領域とし、そのチャンネル領域
に隣接させて緩和SiGe層6中にソース領域12,1
3及びドレイン領域14,15を形成しても良い。
【0050】図2乃び図3は、本発明に係る半導体装置
の製造方法の一部の工程を示す部分断面図である。図2
乃び図3により二層のSOI構造を得るための製造方法
を詳述する。
【0051】まず、図2に示すように、Si基板1上に
格子歪を有するSiGe層(以下、歪SiGe層と称す
る。)2が100nm程度の厚さで形成されたウェハを
用意する。この歪SiGe層2は、40〜300nmの
範囲の膜厚が好ましく、CVD(Chemical V
apor Deposition)、MBE(Mole
cular Beam Epitaxy)等により形成
される。
【0052】例えばCVDで形成する場合は、Siの原
料ガスとGeの原料ガスを、550℃に加熱したSi基
板1上に導入してSiGe層を堆積する。Ge濃度は2
%以上50%以下の範囲で選択して良いが、素子特性の
向上の観点から10%〜40%程度が望ましく、20%
〜30%の範囲が最適である。
【0053】次に、所望の加速電圧及び、ドーズ量で、
Si基板1中に酸素をイオン注入する。酸素のイオン注
入条件は、注入エネルギー180KeV、注入量4E1
7cm−2、基板温度600℃とした。
【0054】この段階では、歪SiGe層2とSi基板
1の界面からSi基板1側へ10nm〜2μmの範囲
で、好ましくは500nm〜600nmの位置に酸素の
濃度ピークが、その濃度ピークよりも歪SiGe層2側
に200nm〜300nm寄った位置にダメージ・ピー
クが存在するが、いわゆる酸化層は形成されていない。
【0055】このイオン注入の後、高温アニールを施す
ことによって、図3に示すように、濃度ピーク近傍に絶
縁層3が、ダメージ・ピーク近傍に絶縁層4が形成さ
れ、二層のSOI構造、即ち、格子歪の緩和された10
nm〜200nmのSiGe層(以下、緩和SiGe層
と称する。)6、10nm〜500nmのSiO2層
(絶縁層4)、10nm〜200nmのSi層5、10
nm〜500nmのSiO2層(絶縁層3)、及びSi
基板1の積層構造が形成される。
【0056】この高温アニールは、真空中でも、Ar、
水素、He、窒素などの不活性ガスのいずれか1種類の
雰囲気中、或いはそれ等の不活性ガスの混合雰囲気中で
も良く、更には、上記不活性ガスに酸素ガスを加えた混
合ガス雰囲気中であっても良い。アニール温度は、絶縁
層3及び4が図3の如く形成される温度であることが必
要で、SiO2層により形成する場合は、1000℃〜
1400℃の間であることが望ましいが、1270〜1
370℃が最適である。
【0057】また、この高温アニールにより、図2の歪
SiGe層2の格子歪は緩和され、格子歪が緩和された
状態のSiGe混晶層、即ち緩和SiGe層6が形成さ
れる。
【0058】尚、高温アニール直後は、最上層のSiG
e層6表面にも酸化層が形成されているが、この酸化層
はその後のWet処理により取り除かれるので、図3で
はその酸化層の除去後の構造を示した。
【0059】また、上述の高温アニール工程で、絶縁層
3及び絶縁層4の形成に要するアニール時間が長い場合
には、SiGe層2中のGeが、Si層5に1%以上も
拡散することがある。これを避け、且つ図3と同様のS
i基板1、絶縁層3、Si層5、絶縁層4、及び緩和S
iGe層6の積層構造を得たい場合には、次の様な工程
により製造することが好ましい。
【0060】即ち、SIMOX工程を用いて一層のSO
I基板を準備し、そのSOI基板表面のSi層に予め酸
化膜を形成して、SiGe層を有する基板とウェハの張
り合せ技術により接合する。ウェハの張り合せ技術によ
れば、比較的低温での接合が可能なため、Geの拡散を
抑制することができ、元々のSiGe層中のGe濃度を
大きく変えることなく図3に示される積層構造を得るこ
とができる。 (実施例2)図4は、本発明の第2の実施例に係る半導
体装置を示す断面図である。
【0061】尚、図1の実施例における半導体装置と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0062】この実施例では、Si層5の上に更に圧縮
歪を有するSiGe層100(以下、圧縮歪SiGe層
と称する。)を形成し、この層をチャネル層として利用
するゲート構造を、ゲート絶縁層101及びゲート電極
102を形成して構成したものである。ソース領域22
及びドレイン領域23は、チャンネル層である圧縮歪S
iGe層100に隣接するよう形成されている。
【0063】このような構成にすることで、一層目のS
OI構造上にも高速動作を必要とする半導体素子が形成
可能となる。また、この形態で一層目のSOI構造上に
高速動作を必要とする半導体素子を形成する場合は、歪
Si層7の形成を省略して緩和SiGe層6により信頼
性及び安定性の要求されるメモリ素子等を形成しても良
い。 (実施例3)図5は、本発明の第3の実施例に係る半導
体装置を示す断面図である。
【0064】尚、図1の実施例における半導体装置と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0065】この実施例では、絶縁層3より上に形成さ
れている二層のSOI構造が、緩和SiGe層200及
び緩和SiGe層201で形成されている。緩和SiG
e層201上には引っ張り歪みを有する歪Si層7が形
成され、この層がチャネル層として利用できるように、
ゲート絶縁層16とゲート電極17が形成されているこ
と等は第1の実施例と同様である。
【0066】上述の構成を得るためには、図2により説
明した製造方法における歪SiGe層2の厚さを、酸素
イオン注入の際のダメージ・ピーク及び濃度ピークの深
さが共にSi基板1との界面を上回らないように設定す
ればよい。 (実施例4)図6は、本発明の半導体装置に用いる図1
乃至図3で説明された基板とは別の基板を示す断面図で
ある。
【0067】尚、図1の実施例における半導体装置と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0068】図6では、図3の絶縁層4上の緩和SiG
e層6とSi層5の上下が逆になった構造を示してい
る。即ち、Si層7、SiO2層(絶縁層4)、緩和S
iGe層6、SiO2層(絶縁層3)、Si基板1の順
に積層された二層のSOI構造が示されている。このよ
うな二層のSOI構造を得るには、図2で用意したウェ
ハの歪SiGe層2の表面に、更にSi層を上述のMB
E及びCVD等の手法で連続成長させたウェハを用いる
ことが必要である。
【0069】また、その後のイオン注入工程では、高温
アニール後に緩和SiGe層6に接した絶縁層4が形成
されるように、歪SiGe層2上のSi層中の適切な位
置にダメージ・ピークを形成するよう制御する必要があ
る。しかしながら、その他のイオン注入時の濃度ピーク
の位置や、高温アニール等の処理については、上記図1
の実施例で説明したものと同様に行えば良い。
【0070】この図6に示される二層のSOI構造を用
いる場合には、絶縁層3及び絶縁層4の間にある緩和S
iGe層6の一部を選択的に露出させ、その表面に歪S
i層を積層して高速動作素子を形成すればよく、一方高
信頼性素子はSi層7を利用して作り込めば良い。
【0071】
【発明の効果】以上、本発明によれば、SOI構造の効
果を損なわずに、元素、組成の異なる連続した二層のS
OI構造が提供できるため、例えば、歪Si系の高速論
理演算素子と、高信頼性が要求されるDRAM等の素子
とを同一基板上の任意の位置に作り分けることが可能で
ある。従って、従来よりも、素子特性の劣化を抑え、低
消費電力化、高集積化が可能となり、半導体素子の高性
能化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に半導体基板の部分断面
図。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の工程を示す部
分断面図。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の工程を示す部
分断面図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る半導体装置の部分
断面図。
【図5】本発明の第3の実施例に係る半導体装置の部分
断面図。
【図6】本発明の半導体装置に使用される基板の部分断
面図。
【符号の説明】
1・・・Si基板 2・・・歪SiGe層 3,4,34,35・・・絶縁層 4・・・絶縁層 5・・・緩和Si層 6・・・緩和SiGe層 7・・・歪Si層 8,10・・・P型ウェル領域 9,11・・・N型ウェル領域 12,14,20,22・・・ソース領域 13,15,21,23・・・ドレイン領域 16,18,24,26・・・ゲート絶縁層 17,19,25,27・・・ゲート電極層 28〜33・・・電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/78 627D (72)発明者 畠山 哲夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 杉山 直治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 高木 信一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平9−219524(JP,A) 特開2000−31491(JP,A) 特開 平9−321307(JP,A) 特開 平10−107294(JP,A) 特開 平7−153960(JP,A) 特開 平11−97377(JP,A) 特開2000−150408(JP,A) 特開 平5−299345(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/265 H01L 21/336 H01L 27/08 H01L 27/12 H01L 29/786

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体層と、 前記半導体層上の 第1絶縁層と、前記第1絶縁層上の 第1半導体層と、 前記第1半導体層上に選択的に形成された第2絶縁層
    と、前記第2絶縁層上の 第2半導体層と、 前記第1半導体層とは異なる組成で前記第1半導体層上
    に積層して形成され、格子歪を有する第3半導体層とを
    備え、 前記第2半導体層がチャネル領域として使用された電界
    効果トランジスタ及び前記第3半導体層がチャネル領域
    として使用された電界効果トランジスタとにより集積回
    路が構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体層と、 前記半導体層上の 第1絶縁層と、前記第1絶縁層上の 第1半導体層と、 前記第1半導体層上に選択的に形成された第2絶縁層
    と、前記第2絶縁層上の 第2半導体層と、 前記第2半導体層とは異なる組成で前記第2半導体層上
    に積層して形成され、格子歪を有する第4半導体層とを
    備え、 前記第1半導体層がチャネル領域として使用された電界
    効果トランジスタ及び第4半導体層がチャネル領域とし
    て使用された電界効果トランジスタとにより集積回路が
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体層と、 前記半導体層上の 第1絶縁層と、前記第1絶縁層上の 第1半導体層と、 前記第1半導体層上に選択的に形成された第2絶縁層
    と、前記第2絶縁層上の 第2半導体層と、 前記第1半導体層とは異なる組成で前記第1半導体層上
    に積層して形成され、格子歪を有する第3半導体層と、 前記第2半導体層とは異なる組成で前記第2半導体層上
    に積層して形成され、格子歪を有する第4半導体層とを
    備え、 前記第3半導体層がチャネル領域として使用された電界
    効果トランジスタ及び第4半導体層がチャネル領域とし
    て使用された電界効果トランジスタとにより集積回路が
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第3半導体層は、前記第1半導体層と
    は異なる格子定数を有し、圧縮歪みを有することを特徴
    とする請求項1又は3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第4半導体層は、前記第2半導体層と
    は異なる格子定数を有し、引っ張り歪みを有することを
    特徴とする請求項2又は請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第1半導体層はSi単結晶層であり、
    前記第2半導体層はSiGe混晶層であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第1半導体層はSiGe混晶層であ
    り、前記第2半導体層はSiGe混晶層であることを特
    徴とする請求項2記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記第1半導体層はSiGe混晶層であ
    り、前記第2半導体層はSi単結晶層であるこ とを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】前記第1半導体層はSi、B、As、P、
    C、Ge、Ga、In、Al、Zn、Seから選ばれた
    少なくとも一つの材料で構成される結晶または混晶層で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の半導
    体装置。
  10. 【請求項10】前記半導体層は、GaAs、ZnSe、
    SiC、Ge、SiGe、サファイア、有機ガラス、無
    機ガラス、プラスチックから選ばれた少なくとも一つの
    材料で構成される基板と積層されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】前記第2絶縁層と前記第2半導体層と
    は、ウェハーの張り合わせ技術により一体化されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の半導体装
    置。
  12. 【請求項12】前記第1半導体層の厚さが100nm以
    下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の
    半導体装置。
  13. 【請求項13】半導体基板と、前記半導体基板上に積層
    された第1半導体層と、及び前記第1半導体層上に積層
    された第2半導体層とを備える積層体を形成する工程
    と、前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピ
    ークと濃度ピークが前記積層体内部において異なる深さ
    となる条件で、前記第2半導体層側から酸素をイオン注
    入する工程と、 前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素
    と前記積層体構成材料との酸化物を形成することによ
    り、前記積層体内部の、前記半導体基板と第1半導体層
    との界面に第1絶縁層、前記第1半導体層と第2半導体
    層との界面に第2絶縁層を、互いに前記第1半導体層を
    介して離間するよう形成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ、前記第1半導体
    層上に、前記第1半導体層とは異なる組成で、格子歪を
    有する第3半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層をチャネル領域として使用する電界効
    果トランジスタ、及び前記第3半導体層をチャネル領域
    として使用する電界効果トランジスタを有する集積回路
    を形成する工程とを行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  14. 【請求項14】半導体基板と、前記半導体基板上に積層
    され前記半導体基板とは異なる組成の半導体層とを備え
    る積層体を形成する工程と、 前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピーク
    と濃度ピークが前記積層体内部において異なる深さとな
    る条件で、前記半導体層側から酸素をイオン注入する工
    程と、 前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素
    と前記積層体構成材料との酸化物を形成することによ
    り、前記半導体基板内部に第1絶縁層、前記半導体基板
    と半導体層との界面に第2絶縁層、前記第1絶縁層と前
    記第2絶縁層との間に第1半導体層、及び前記第2絶縁
    層より浅い位置に第2半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異なる組
    成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ前記第1半導体層
    をチャネル領域として使用する電界効果トランジスタ、
    及び前記第4半導体層をチャネル領域として使用する電
    界効果トランジスタを有する集積回路を形成する工程を
    行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】半導体基板と、前記半導体基板上に積層
    され前記半導体基板とは異なる組成の半導体層とを備え
    る積層体を形成する工程と、 前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピーク
    と濃度ピークが前記積層体内部において異なる深さとな
    る条件で、前記半導体層側から酸素をイオン注入する工
    程と、 前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素
    と前記積層体構成材料との酸化物を形成することによ
    り、前記半導体基板と前記半導体層との界面に第1絶縁
    層、前記半導体層内部であって前記第1絶縁層よりも浅
    い位置に第2絶縁層、前記第1絶縁層及び第2絶縁層と
    の間に第1半導体層、及び前記第2絶縁層よりも浅い位
    置に第2半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異なる組
    成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ前記第1半導体層
    をチャネル領域として使用する電界効果トランジスタ、
    及び前記第4半導体層をチャネル領域として使用する電
    界効果トランジスタを有する集積回路を形成する工程を
    行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】半導体基板と、前記半導体基板上に積層
    され前記半導体基板とは異なる組成の半導体層とを備え
    る積層体を形成する工程と、 前記積層体内部に、イオン注入によるダメージ・ピーク
    と濃度ピークが前記積層体内部において異なる深さとな
    る条件で、前記半導体層側から酸素をイオン注入する工
    程と、 前記積層体を加熱し、前記積層体内部に注入された酸素
    と前記積層体構成材料との酸化物を形成することによ
    り、前記半導体基板内部に第1絶縁層、前記半導体基板
    と半導体層との界面に第2絶縁層、前記第1絶縁層と第
    2絶縁層との間に第1半導体層、及び前記第2絶縁層よ
    りも浅い位置に第2半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異なる組
    成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ、前記第1半導体
    層上に、前記第1半導体層とは異なる組成で、格子歪を
    有する第3半導体層を形成する工程と、 前記第3半導体層をチャネル領域として使用する電界効
    果トランジスタ、及び前記第4半導体層をチャネル領域
    として使用する電界効果トランジスタを有する集積回路
    を形成する工程とを行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  17. 【請求項17】半導体層上に第1絶縁層を介して第1半
    導体層が積層されてなるSOI基板の前記第1半導体層
    上に第2絶縁層を形成する工程と、 前記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第
    2絶縁層に張り合わせる工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ、前記第1半導体
    層上に、前記第1半導体層とは異なる組成で、格子歪を
    有する第3半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層をチャネル領域として使用する電界効
    果トランジスタ、及び前記第3半導体層をチャネル領域
    として使用する電界効果トランジスタを有する集積回路
    を形成する工程とを行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】半導体層上に第1絶縁層を介して第1半
    導体層が積層されてなるSOI基板の前記第1半導体層
    上に第2絶縁層を形成する工程と、 前記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第
    2絶縁層に張り合わせる工程と、 前記第2絶縁層上の第2半導体層上に、前記第2半導体
    層とは異なる組成で、格子歪を有する第4半導体層を形
    成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ前記第1半導体層
    をチャネル領域として使用する電界効果トランジスタ、
    及び前記第4半導体層をチャネル領域として使用する電
    界効果トランジスタを有する集積回路を形成する工程を
    行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】半導体層上に第1絶縁層を介して第1半
    導体層が積層されてなるSOI基板の前記第1 半導体層
    上に第2絶縁層を形成する工程と、 前記半導体層とは異なる組成の第2半導体層を、前記第
    2絶縁層に張り合わせる工程と、 前記第2半導体層上に、前記第2半導体層とは異なる組
    成で、格子歪を有する第4半導体層を形成する工程と、 前記第1半導体層を選択的に露出させ、前記第1半導体
    層上に、前記第1半導体層とは異なる組成で、格子歪を
    有する第3半導体層を形成する工程と、 前記第3半導体層をチャネル領域として使用する電界効
    果トランジスタ、及び前記第4半導体層をチャネル領域
    として使用する電界効果トランジスタを有する集積回路
    を形成する工程とを行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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