JP2006032785A - Soi基板の製造方法及びsoi基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できるSOI基板の製造方法を提供する。
【解決手段】 シリコン基板1に酸素イオンを注入した後、酸素を含む不活性ガス雰囲気中で熱処理を行なってシリコン基板中に埋め込み酸化膜7を形成するSOI基板の製造方法であり、不活性ガスは、アルゴンと窒素とを含み、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上50%未満でアルゴンと窒素とを混合したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、SOI基板の製造方法及びSOI基板に係り、特に、シリコン基板に酸素イオンを注入した後、熱処理を行なってシリコン基板中に埋め込み酸化膜からなる絶縁層を形成したSOI基板に関する。
SOI(Silicon on Insulator)基板は、シリコン支持体層、このシリコン支持体層の一面側に設けられた埋め込み酸化膜からなる絶縁層、そして、この絶縁層のシリコン支持体層側と反対側に設けられたシリコン層を備えた構造を有している。このようなSOI(Silicon on Insulator)基板の製造方法の1つとして、シリコン基板に酸素イオンを注入した後、熱処理を行なってシリコン基板中に埋め込み酸化膜からなる絶縁層つまりBOX(Buried Oxide)層を形成するSIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法と称される方法が用いられている。現在、SIMOX法によるSOI基板の製造方法としては、2種類の方法が主に用いられている。
その1つは、シリコン基板に、加速エネルギー約180keVで、約4×1017atoms/cmの酸素原子をイオン注入した後、酸素イオンのドーズ量により計算される理論的膜厚となる1%未満の酸素を含むアルゴン雰囲気中で熱処理し、さらに、1%以上の酸素を含むアルゴン雰囲気中で熱処理を行なうことでBOX層を厚膜化する方法である(例えば、特許文献1参照)。この方法で作製されたSOI基板つまりSIMOX基板は、ITOX(Internal Thermal Oxidation)−SIMOXと呼ばれている。
もう1つは、酸素イオン注入を2段階に分けて行う方法である(例えば、特許文献2参照)。1回目の酸素イオン注入は、シリコン基板を加熱して行い、続けて行なう2回目の酸素イオン注入は、シリコン基板の温度を室温程度に下げた状態で行う。1回目の酸素イオン注入では、シリコン基板を加熱した状態で行なうことで、シリコン基板表面を単結晶のまま維持している。そして、2回目の酸素イオン注入では、シリコン基板の温度を室温程度に下げた状態で行うことで、アモルファス層を形成している。これら2回のイオン注入の後、アルゴンと酸素の混合ガス雰囲気中で熱処理することで酸化処理を行い、SOI構造を形成する。
この2回のイオン注入を行なう方法では、熱処理によって、2回目の酸素イオン注入で形成されたアモルファス層から多結晶、双晶、積層欠陥からなる高密度欠陥層が形成され、欠陥層が形成された領域は酸素の拡散が速いので、酸素イオンのドーズ量から理論的に予想される厚さの2倍程度の厚さまでBOX層を厚くできるため、BOX層の絶縁耐圧を向上できる。この方法によって製造されたSIMOXウェーハは、MLD(Modified Low Dose)SIMOXと呼ばれている。
また、熱処理を行なう雰囲気として、熱処理の昇温工程では窒素と酸素の混合ガスを使用し、熱処理の一定温度での保持工程以降では、アルゴンと酸素の混合ガスに切り換える方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この方法は、熱処理時の昇温工程と保持工程以降とで雰囲気のガスの種類を変えることにより、埋め込み酸化膜の形成の際に発生する格子間シリコン原子を原子空孔の注入により低減して欠陥を低減し、また、熱処理時にシリコン基板の内部で窒素が拡散し窒酸化物が形成されるのを防止することを意図したものである。
ところで、熱処理の雰囲気としては、以前は、不活性ガスとして窒素を用い、これに酸素を混合したガスが用いられていた。しかし、窒素と酸素の混合ガスを使用すると、シリコン基板の内部に窒素が拡散し窒酸化物が形成されてSOI基板のシリコン層表面のラフネスが大きくなるなどの問題があった。このため、現在は、SOI基板の表面のラフネスを低減するため、特許文献1及び2などに記載の方法のように、不活性ガスとしてアルゴンを用い、これに酸素を混合した混合ガスが用いられている。
ところが、アルゴンと酸素の混合ガスを使用した場合でも、1100℃以上の高温での熱処理では、SOI基板のシリコン層表面のラフネスが熱処理を行なう前のSOI基板のシリコン層表面のラフネスと比較して大きくなってしまう。これは、酸化膜がSiOとして昇華するためと考えられる。
また、本発明者らが、特許文献3に提案されているように、熱処理の昇温工程のガスに窒素と酸素の混合ガスを使用して、一定温度での保持工程以降のガスをアルゴンと酸素の混合ガスに切り換えてMLD−SIMOXを作製した結果、窒素の使用が熱処理の昇温工程のみであっても、窒素がシリコン基板の内部に拡散し、シリコン層表面のラフネスが大きくなってしまうことがわかった。
このように熱処理後にSOI基板のシリコン層表面のラフネスが大きくなると、例えばSOI基板のシリコン層表面に付着した異物の検査における異物の検出精度が低下してしまうなど問題が生じ望ましくない。このため、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減し、熱処理前のラフネスにできるだけ近づけることが望まれている。
これに対して、酸素100%の雰囲気で熱処理を行なう方法が提案されているが(例えば、特許文献4)、このような方法であれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減することが可能であると考えられる。
特開平7−263538号公報(第5−6頁、第1図) 米国特許第5930643号明細書(第5−6欄) 特開2002−319666号公報(第3頁、第2図) 米国特許第5930643号明細書(第7−8欄)
ところが、SIMOX法では、熱処理は、1100℃以上、特に、良好なBOXを形成するためには1300℃以上で数時間行なわれるため、特許文献4のように、酸素100%の雰囲気で熱処理を施すと、SOI基板の表面に形成される酸化膜の厚みが1μm以上にもなる。SOI基板の表面に形成される酸化膜の厚みが1μm以上になると、絶縁層を挟んでシリコン支持体層と反対側に形成されたシリコン層を残存させるため、酸素イオンの注入後にエピタキシャルシリコン層を形成する必要が生じるため、製造工程が増え、製造工程の複雑化、製造コストの増大などを招いてしまう。このため、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減することが必要となっている。
本発明の課題は、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減することにある。
本発明のSOI基板の製造方法は、シリコン基板に酸素イオンを注入した後、酸素を含む不活性ガス雰囲気中で熱処理を行なってシリコン基板中に埋め込み酸化膜を形成し、不活性ガスは、アルゴンと窒素とを含むことにより上記課題を解決する。このようなSOI基板の製造方法とすれば、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できる。
また、不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上50%未満でアルゴンと窒素とを混合したものである方法とすれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを確実に低減できる。
さらに、不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上40%以下でアルゴンと窒素とを混合したものである方法とする。このようなSOI基板の製造方法とすれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを熱処理前のSOI基板のシリコン層表面のラフネス以下に低減できるので好ましい。
また、不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上40%未満でアルゴンと窒素とを混合したものである方法とする。このようなSOI基板の製造方法とすれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できるのに加え、埋め込み酸化膜とシリコン層との界面のラフネスも低減できるので好ましい。
さらに、不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上30%以下でアルゴンと窒素とを混合したものである方法とする。このようなSOI基板の製造方法とすれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを熱処理前のSOI基板のシリコン層表面のラフネス以下に低減できるのに加え、埋め込み酸化膜とシリコン層との界面のラフネスもさらに低減できるので好ましい。
また、本発明のSOI基板は、シリコン支持体層、このシリコン支持体層の一面側に設けられた埋め込み酸化膜からなる絶縁層、及び、この絶縁層のシリコン支持体層側と反対側に設けられたシリコン層を備え、このシリコン層表面の1μm角の測定領域のラフネスがRMS値で2Å以下である構成とする。これにより、SOI基板の品質を向上できる。
また、シリコン層表面及びこのシリコン層と絶縁層との界面の1μm角の測定領域のラフネスが、各々、RMS値で2Å以下である構成とする。これにより、SOI基板の品質をより向上できる。
本発明によれば、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できる。
以下、本発明を適用してなるSOI基板の製造方法の一実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本発明を適用してなるSOI基板の製造方法を模式的に示すSOI基板の断面図である。図2は、SOI基板のシリコン層表面の1μm角の測定領域におけるラフネスに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。図3は、BOX層とシリコン層との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。図4は、酸素のイオン注入を行なっていないシリコン基板のヘイズに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。
なお、本実施形態では、2回の酸素イオン注入を行なうMLD(Modified Low Dose)−SIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法によりSOI(Silicon on Insulator)基板であるSIMOXウェーハを形成する場合を例として説明している。しかし、本発明は、MLD−SIMOX法に限定されるものではなく、ITOX(Internal Thermal Oxidation)−SIMOX法など他のSIMOX法にも適用できる。
本実施形態のMLD−SIMOX法を適用したSOI基板の製造方法では、図1に示すように、SIMOXウェーハとなるシリコン基板1に酸素イオンを注入する第1酸素イオン注入工程、第1酸素イオン注入工程後に行なわれる第2酸素イオン注入工程、そして、第2酸素イオン注入工程後に行なわれ熱処理工程を含んでいる。第1酸素イオン注入工程は、シリコン基板1を加熱した状態で、酸素イオンを注入する工程であり、シリコン基板1を加熱することで、シリコン基板1の表面を単結晶のまま維持し、酸素の高濃度層3を形成する。第2酸素イオン注入工程は、シリコン基板1の温度を室温程度に下げて酸素イオンを注入する工程であり、アモルファス層5を形成する。
熱処理工程では、酸素と不活性ガスの混合ガス雰囲気中で、熱処理温度を1100℃以上、好ましくは1300℃以上、例えば1320−1350℃に設定し、6−12時間の酸化処理を施すことによって、埋め込み酸化膜からなる絶縁層つまりBOX(Buried Oxide)層7を形成する。これにより、BOX層7の一方の面側にシリコン層つまりSOI層9が、そして、BOX層7の他方の面側にシリコン支持体層11が形成されたSOI構造を有するSIMOXウェーハ13が形成される。このとき、熱処理工程による酸化処理時の酸素分圧や熱処理時間を調節することによって、SIMOXウェーハの表面に形成された表面酸化膜15の厚さを調節することでSOI層9の厚さを制御する。
ここで、本実施形態では、熱処理工程において、酸素と混合する不活性ガスとして、アルゴンと窒素の混合ガスを用いている。本発明者らは、熱処理工程の雰囲気について検討した結果、酸素イオンを注入したシリコン基板に高温熱処理を施す工程において、不活性ガスとしてアルゴンと窒素の混合ガスを用い、これに酸素を混合した混合ガス雰囲気で熱処理を施せばラフネスを低減できることを見出した。これは、熱処理中の雰囲気中に窒素を含むことで、表面酸化膜15が微量の窒素を含んだ状態となってSiOの昇華が抑制され、さらに、雰囲気中にアルゴンを含むことで、窒酸化物の形成が抑制されるためと考えられる。
加えて、本発明者らは、熱処理工程を行なう雰囲気を形成する不活性ガスのアルゴンと窒素の混合割合によってラフネスを低減する効果が変化することも見出すと共に、アルゴンと窒素の混合割合によってSOI基板のSOI層表面のラフネスだけでなく、SOI層とBOX層との界面のラフネスも低減できることも見出した。
したがって、本実施形態のSOI基板の製造方法では、熱処理後のSIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネスを低減するため、熱処理工程の雰囲気中の不活性ガスとして、アルゴンと窒素の混合ガスを用いている。このとき、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上50%未満でアルゴンと窒素とを混合したものとしている。
さらに、熱処理後のSIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネスを熱処理前のSIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネス以下に低減する必要がある場合には、熱処理工程の雰囲気中の不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上40%以下でアルゴンと窒素とを混合したものとしている。
また、SIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネスの低減に加え、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスも低減する必要がある場合には、熱処理工程の雰囲気中の不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上40%未満でアルゴンと窒素とを混合したものとしている。
さらに、SIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネスを熱処理前のSIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネス以下に低減するのに加え、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスもさらに低減する必要がある場合には、熱処理工程の雰囲気中の不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上30%以下でアルゴンと窒素とを混合したものとしている。
一方、本実施形態のSOI基板の製造方法において、熱処理工程における雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上40%以下とすることで形成したSIMOXウェーハ13は、SOI層9表面の1μm角の測定領域のラフネスがRMS値で2Å以下になっている。したがって、本実施形態のSIMOXウェーハ13のSOI層9表面のラフネスは、熱処理前のシリコン基板表面のラフネス以下になっている。
また、必要に応じ、SIMOXウェーハ13は、SOI層9表面の1μm角の測定領域のラフネスと、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域のラフネスとが、共に、RMS値で2Å以下になっている。これは、製造時の熱処理工程における雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上30%以下とすることで達成できる。
なお、第1酸素イオン注入工程及び第2酸素イオン注入工程の手順及び加速エネルギーや酸素イオンのドーズ量などの条件、熱処理工程を行なうときの手順及び雰囲気中の酸素の含有量などは、従来と同様に行なわれ、また、決定している。
以下に、熱処理工程を行なう雰囲気を形成する不活性ガスのアルゴンと窒素の混合割合に対するSOI層9表面のラフネス、そして、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスについて検討した結果の一例を示す。従来のように、熱処理工程を行なう雰囲気としてアルゴンと酸素の混合ガスを使用した場合、つまり、不活性ガスが100%アルゴンで窒素が0%の場合、図2に示すように、1μm角の測定領域におけるSOI層9表面のラフネスは、RMS値で約3Åであった。しかし、熱処理工程を行なう雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素の混合ガスとし、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を1%以上50%未満とすると、SOI層9表面のラフネスはRMS値で3Åよりも小さくなり、SOI層9表面のラフネスを低減できた。
さらに、熱処理工程を行なう雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素の混合ガスとし、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を20%以上40%以下とすると、SOI層9表面の1μm角の測定領域におけるラフネスはRMS値で2Å以下となり、SOI層9表面のラフネスを、熱処理工程前のシリコン基板1表面のラフネス以下に低減できた。これは、表面酸化膜15に僅かに窒素を含むことによって、SiOの昇華が抑制されたためと考えられる。
これに対して、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合が1%未満になると、不活性ガスが100%アルゴンの場合と同様にSOI層9表面のラフネスを低減できなかった。また、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合が50%以上になると、窒酸化物の形成が増大するためSOI層9表面のラフネスを低減できず、不活性ガスが100%窒素になるとSOI層9表面の1μm角の測定領域におけるラフネスは、RMS値で約15Åまで大きくなった。なお、図2に示した例では、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合が50%以上のときと、図3に白三角で示す、熱処理工程のうち、昇温工程では窒素と酸素の混合ガス雰囲気とし、一定温度での保持工程以降はアルゴンと酸素の混合ガスとしたときとは、SOI層9表面のラフネスの状態がほぼ同じであった。つまり、熱処理工程のうち、昇温工程では窒素と酸素の混合ガス雰囲気とし、一定温度での保持工程以降はアルゴンと酸素の混合ガスとしたときの、1μm角の測定領域におけるSOI層9表面のラフネスは、RMS値で約2.5Åであった。
一方、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスは、従来のように、熱処理工程を行なう雰囲気としてアルゴンと酸素の混合ガスを使用した場合、つまり、不活性ガスが100%アルゴンで窒素が0%の場合、図3に示すように、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスは、RMS値で約3Åであった。しかし、熱処理工程を行なう雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素の混合ガスとし、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を1%以上40%未満とすると、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスはRMS値で3Åよりも小さくなり、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスを低減できた。
さらに、熱処理工程を行なう雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素の混合ガスとし、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を20%以上30%以下とすると、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスは、RMS値で2Å以下となり、SOI層9とBOX層7との界面のラフネスを、さらに低減できた。
これに対して、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合が1%未満になると、不活性ガスが100%アルゴンの場合と同様にSOI層9とBOX層7との界面のラフネスを低減できなかった。また、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合が40%以上になると、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスは、RMS値で3Å以上になった。なお、図3に示した例では、図3に白三角で示す、熱処理工程のうち、昇温工程では窒素と酸素の混合ガス雰囲気とし、一定温度での保持工程以降はアルゴンと酸素の混合ガスとしたときの、SOI層9とBOX層7との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスは、RMS値で約4.6Åであった。このようなSOI層9とBOX層7との界面におけるラフネスの挙動は、前述したSOI層9表面のラフネスの場合と同様のメカニズムと考えられる。
また、不活性ガス中の窒素濃度が酸素をイオン注入していないシリコン基板のヘイズに及ぼす影響を検討した結果の一例を示す。なお、ヘイズ評価は、1μm角の測定領域におけるラフネスと同等の評価である。
アルゴンと酸素の混合ガスを使用した場合、つまり、不活性ガスが100%アルゴンで窒素が0%の場合、SIMOX法の熱処理工程と同じ熱処理を施すと、熱処理前のシリコン基板のヘイズが0.09ppmであったのに対し、ヘイズは約0.15ppmになった。しかし、熱処理を行なう雰囲気中の不活性ガスをアルゴンと窒素の混合ガスとし、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を1%以上50%未満とすると、熱処理後のヘイズを0.15ppmよりも低減できた。さらに、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を10%以上30%以下とすると、熱処理後のヘイズを0.1ppm以下に低減できた。
これに対して、アルゴンと窒素の合計流量に対する窒素の流量の割合を1%未満に減少したとき、そして、50%以上に増加したときヘイズは大きくなり、窒素と酸素の混合ガスを使用した場合、つまり、不活性ガスが100%窒素の場合、ヘイズは約0.55ppmまで大きくなった。なお、図4に示した例では、図4に白三角で示す、熱処理工程のうち、昇温工程では窒素と酸素の混合ガス雰囲気とし、一定温度での保持工程以降はアルゴンと酸素の混合ガスとしたときのヘイズは、約0.15ppmであった。
このようなヘイズの挙動は、SIMOXウェーハの1μm角の測定領域におけるSOI層表面のラフネスの挙動と相関している。このため、不活性ガスとしてアルゴンと窒素の混合ガスの使用は、BOX層の形成に伴うラフネスではなく、前述したように、アルゴンによるSiOの昇華や、窒素による窒酸化物の形成に起因するラフネスを抑制するものと考えられる。
このように、本実施形態のSOI基板の製造方法では、熱処理工程の雰囲気中の不活性ガスとして、アルゴンと窒素の混合ガスを用いることによって、例えば酸素イオンの注入後にエピタキシャルシリコン層を形成する工程といったような工程を行なわずに、SOI層9表面のラフネスを低減できる。したがって、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できる。
このとき、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上50%未満でアルゴンと窒素とを混合したものとすることによって、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを確実に低減できる。
さらに、製造工程を増やすことなく、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できることによって、製造コストの増加や製造工程の複雑化などを招くことなくラフネスを低減できる。
さらに、熱処理工程の雰囲気に含まれる不活性ガスであるアルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上40%以下であれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを熱処理前のSOI基板のシリコン層表面のラフネス以下に低減できる。これにより、シリコン層表面の1μm角の測定領域におけるラフネスをRMS値で2Å以下に低減したSIMOXウェーハつまりSOI基板を、低コストで作製できる。また、シリコン層表面の1μm角の測定領域におけるラフネスをRMS値で2Å以下に低減することによって、SOI基板の品質を向上できる。
加えて、熱処理工程の雰囲気に含まれる不活性ガスであるアルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上40%未満であれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを低減できるのに加え、埋め込み酸化膜とシリコン層との界面のラフネスも低減できる。
さらに、不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上30%以下でアルゴンと窒素とを混合したものであれば、熱処理後のSOI基板のシリコン層表面のラフネスを熱処理前のSOI基板のシリコン層表面のラフネス以下に低減できるのに加え、埋め込み酸化膜とシリコン層との界面のラフネスもさらに低減できる。これにより、シリコン層表面と埋め込み酸化膜とシリコン層との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスを共にRMS値で2Å以下に低減したSIMOXウェーハつまりSOI基板を、低コストで作製できる。また、シリコン層表面及びシリコン層表面と埋め込み酸化膜とシリコン層との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスを各々RMS値で2Å以下に低減することによって、SOI基板の品質をより向上できる。
また、本発明は、本実施形態に限らず、埋め込み酸化膜からなるBOX層を形成するための熱処理工程を行なう様々なSIMOX法によるSOI基板の製造方法、及び、シリコン支持体層、このシリコン支持体層の一面側に設けられた埋め込み酸化膜からなる絶縁層、そして、この絶縁層のシリコン支持体層と反対側に設けられたシリコン層を備えている様々な構造のSOI基板に適用できる。
本発明を適用してなるSOI基板の製造方法の一実施形態を模式的に示すSOI基板の断面図である。 SOI基板のシリコン層の表面の1μm角の測定領域におけるラフネスに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。 SOI基板のBOX層とシリコン層との界面の1μm角の測定領域におけるラフネスに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。 酸素のイオン注入を行なっていないシリコン基板のヘイズに及ぼす不活性ガス中の窒素濃度の影響を示す図である。
符号の説明
1 シリコン基板
3 酸素の高濃度層
5 アモルファス層
7 BOX層
9 SOI層
11 シリコン支持体
13 SIMOXウェーハ
15 表面酸化膜

Claims (7)

  1. シリコン基板に酸素イオンを注入した後、酸素を含む不活性ガス雰囲気中で熱処理を行なって前記シリコン基板中に埋め込み酸化膜を形成するSOI基板の製造方法であり、
    前記不活性ガスは、アルゴンと窒素とを含むことを特徴とするSOI基板の製造方法。
  2. 前記不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上50%未満でアルゴンと窒素とを混合したものであることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板の製造方法。
  3. 前記不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上40%以下でアルゴンと窒素とを混合したものであることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板の製造方法。
  4. 前記不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が1%以上40%未満でアルゴンと窒素とを混合したものであることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板の製造方法。
  5. 前記不活性ガスは、アルゴンと窒素との合計流量に対する窒素の流量が20%以上30%以下でアルゴンと窒素とを混合したものであることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板の製造方法。
  6. シリコン支持体層、該シリコン支持体層の一面側に設けられた埋め込み酸化膜からなる絶縁層、及び、該絶縁層の前記シリコン支持体層側と反対側に設けられたシリコン層を備えたSOI基板であり、
    前記シリコン層表面の1μm角の測定領域のラフネスがRMS値で2Å以下であることを特徴とするSOI基板。
  7. シリコン支持体層、該シリコン支持体層の一面側に設けられた埋め込み酸化膜からなる絶縁層、及び、該絶縁層の前記シリコン支持体層側と反対側に設けられたシリコン層を備えたSOI基板であり、
    前記シリコン層表面及び該シリコン層と絶縁層との界面の1μm角の測定領域のラフネスが、各々、RMS値で2Å以下であることを特徴とするSOI基板。
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