JP3251188B2 - 紫外線硬化型缶用塗料組成物 - Google Patents

紫外線硬化型缶用塗料組成物

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JP3251188B2
JP3251188B2 JP02983197A JP2983197A JP3251188B2 JP 3251188 B2 JP3251188 B2 JP 3251188B2 JP 02983197 A JP02983197 A JP 02983197A JP 2983197 A JP2983197 A JP 2983197A JP 3251188 B2 JP3251188 B2 JP 3251188B2
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誠司 高見
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線照射によって
硬化させることができる、加工性、密着性、硬度、スリ
キズ性などの塗膜性能に優れ、特に、塗膜外観、耐レト
ルト性、湯中硬度、レトルト処理後の滑性保持性に優れ
た塗膜を形成することのできる紫外線硬化型缶用塗料組
成物、及びこの組成物を使用した塗装金属缶の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
紫外線硬化型塗料組成物としては、エポキシ基やビニル
基を有するカチオン重合性化合物及び紫外線照射により
カチオンを発生するカチオン重合開始剤を含有するカチ
オン重合型塗料と、ラジカル重合性不飽和基を有するラ
ジカル重合性化合物及び紫外線照射によりラジカルを発
生するラジカル重合開始剤を含有するラジカル重合型塗
料などが知られている。しかしながら、ラジカル重合型
塗料は、硬化速度が比較的速いという特徴がある反面、
素材への密着性、加工性が不十分であり、また、酸素に
よる硬化阻害があるため、表面の硬化性に劣り、特に薄
膜(2〜8μ)での使用に際しては窒素封入などの設備
が必要であるという問題点がある。一方、カチオン重合
型塗料は、ラジカル重合型塗料と比較して、素材への密
着性、加工性が良好であり、また、窒素封入などの設備
も必要としないなどの利点がある反面、硬化速度が遅い
ために、塗膜性能、特に塗膜外観、耐レトルト性が不十
分であるという問題点がある。
【0003】また、いずれの重合系も低照射量(100
mJ/cm2未満)では硬化性が不十分であるという問
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、窒
素封入などの設備を必要としないで薄膜で、かつ低照射
量での紫外線照射により硬化することができ、缶用塗料
として必要とされる加工性、密着性、硬度、スリキズ性
などの塗膜性能に優れ、特に塗膜外観、耐レトルト性、
レトルト処理後の塗膜の滑性保持性に優れた塗膜を形成
することができ、しかも紫外線照射後の後加熱後、優れ
た湯中硬度を示す塗膜を形成することができる紫外線硬
化型塗料組成物を得ることを目的に、鋭意研究を行なっ
た。その結果、今回、脂環式エポキシ化合物と、オキセ
タン環含有化合物と、グリシジル基を含有する共重合体
と、カチオン重合開始剤とを所定量配合することによ
り、上記目的を達成しうることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、(A)分子中に脂環
式エポキシ基を有する化合物 10〜90重量部、及び
(B)分子中にオキセタン環を有する化合物 10〜9
0重量部と、化合物(A)及び(B)の合計量100重
量部に対して、(C)グリシジル基含有重合性不飽和モ
ノマーとその他の重合性不飽和モノマーとの共重合体で
あり、分子中にグリシジル基を少なくとも1個有し、か
つガラス転移温度が30℃以上である共重合体 1〜5
0重量部、及び(D)紫外線照射によりカチオンを発生
するカチオン重合開始剤 0.01〜20重量部を含有
することを特徴とする紫外線硬化型缶用塗料組成物を提
供するものである。
【0006】また、本発明は、上記の紫外線硬化型缶用
塗料組成物を、金属板、樹脂フィルム積層金属板又はこ
れらの金属板を成型した金属缶に塗装し、紫外線を照射
して硬化させることを特徴とする塗装金属缶の製造方法
を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明組成物は、紫外線照射によ
ってカチオン重合を起こして硬化可能な塗料組成物であ
り、以下にこの組成物における各成分について説明す
る。
【0008】分子中に脂環式エポキシ基を有する化合物
(A) 分子中に脂環式エポキシ基を有する化合物(A)[以
下、「エポキシ化合物(A)」と略称することがある]
としては、分子中に脂環式エポキシ基を1個以上、好ま
しくは1〜2個有する化合物であれば特に制限なく使用
することができ、具体例として、ジシクロペンタジエン
ジオキサイド、リモネンジオキサイド、ジ(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)アジペート、(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)メチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンカルボキシレート、(3,4−エポキシ−6−メ
チルシクロヘキシル)メチル−3,4−エポキシ−6−
メチルシクロヘキサンカルボキシレート、エチレン−
1,2−ジ(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン
酸)エステル及び下記式(1)〜(3)で示される化合
物などを挙げることができる。これらの化合物は単独で
又は2種以上組合わせて使用することができる。
【0009】
【化1】
【0010】式中、Rは水素原子、エポキシ基を有し
ていてもよい炭素原子数1〜8のアルキル基又はエポキ
シ基を有していてもよい炭素原子数1〜12のアシル基
を表わし、Rは炭素原子数1〜6のアルキレン基を表
わし、nは0〜15の整数を表わす、
【0011】
【化2】
【0012】式中、2個のRは同一又は異なり、それ
ぞれ炭素原子数1〜6のアルキレン基を表わし、mは0
〜25の整数を表わす、
【0013】
【化3】
【0014】式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキレ
ン基を表わし、3個のRは同一又は異なり、それぞれ
炭素原子数1〜4のアルキル基を表わす。
【0015】上記式(1)において、Rが表わしうる
アルキル基は、直鎖状、分岐鎖状又は環状であり、その
具体例としては、メチル、エチル、n−もしくはi−プ
ロピル、n−、i−もしくはt−ブチル、オクチル、シ
クロヘキシル基などが挙げられ、エポキシ基を有するア
ルキル基の具体例としては、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル基などを挙げることができる。Rが表わ
しうるアシル基は式RCOの基(ここでRは水素原子又
はアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、
アラルキル等の有機基を表わす)であり、その具体例と
しては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチロイ
ル、オクタノイル、ラウロイル、アクリロイル、メタク
リロイル基、ベンゾイル基などが挙げられ、エポキシ基
を有するアシル基の具体例としては、3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボニル基などを挙げることができ
る。Rが表わしうるアルキレン基は、直鎖状、分岐鎖
状又は環状であり、その具体例としては、メチレン、エ
チレン、1,2−もしくは1,3−プロピレン、ブチレ
ン、シクロヘキシレン基などを挙げることができる。
【0016】しかして、上記式(1)で示される化合物
の代表例としては、nが0であるものとして、3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチルアクリレート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチルメタクリレート、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチルアルコール、ジ(3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル)エーテルなどを挙げることがで
き、また、nが1〜15、好ましくは1〜6の整数であ
るものとして、nが1〜15のいずれの整数において
も、Rが水素原子であり且つRがメチレン基である
場合、Rが3,4−エポキシシクロヘキサンカルボニ
ル基であり且つRがメチレン基である場合、Rがア
クリロイル基であり且つRがメチレン基である場合、
及びRがメタクリロイル基であり且つRがメチレン
基である場合の化合物を挙げることができる。
【0017】前記式(2)において、Rが表わすアル
キレン基は、直鎖状、分岐鎖状又は環状であり、その具
体例としては、メチレン、エチレン、1,2−もしくは
1,3−プロピレン、ブチレン、シクロヘキシレン基な
どを挙げることができる。しかして、前記式(2)で示
される化合物の代表例としては、2個のRがいずれも
1,2−エチレン基であり且つmが0〜25の整数であ
る場合の化合物を挙げることができる。
【0018】前記式(3)において、Rが表わすアル
キレン基は、直鎖状、分岐鎖状又は環状であり、その具
体例としては、メチレン、エチレン、1,2−もしくは
1,3−プロピレン、ブチレン、シクロヘキシレン基な
どを挙げることができる。しかして、前記式(3)で示
される化合物の代表例としては、Rがエチレンであり
且つ3個のRがいずれもメチル基である場合の化合
物、Rが1,2−もしくは1,3−プロピレン基であ
り且つ3個のRがいずれもメチル基である場合の化合
物等を挙げることができる。
【0019】以上に述べた分子中に脂環式エポキシ基を
有する化合物のうち、特に好適なものとしては、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチルアルコール、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルエチルトリメトキシシラン又は下記式
【0020】
【化4】
【0021】で示される化合物を挙げることができる。
【0022】分子中にオキセタン環を有する化合物
(B) 本発明の塗料組成物において使用される化合物(B)
は、カチオン重合開始剤の存在下に紫外線照射によって
開環重合しうるオキセタン環
【0023】
【化5】
【0024】を1分子中に少なくとも1個、好ましくは
1〜15個、より好ましくは1〜4個有する化合物(以
下、オキセタン化合物という)であり、具体的には、例
えば、下記式(4)で示される化合物、並びに後記式
(10)、(11)及び(12)で示される化合物等が
包含される。
【0025】
【化6】
【0026】上記式(4)において、Rは水素原子、
フッ素原子、炭素原子数1〜6の直鎖状、分岐鎖状もし
くは環状のアルキル基(例えば、メチル、エチル、n−
もしくはi−プロピル、n−、i−もしくはt−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル基など)、炭
素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロアル
キル基(例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル、パーフルオロエチル、パーフルオロプロピル、パ
ーフルオロブチル、パーフルオロヘキシル基など)、ア
リル基、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、ト
リル、キシリル基など)、アラルキル基(例えば、ベン
ジル、フェネチル基など)、フリル基又はチエニル基を
表わし;R はpの値に対応する価数を有しそして水素
原子又は1〜4価の有機基を表わし;Zは酸素原子又は
硫黄原子を表わし;pは1〜4の整数である。
【0027】Rが表わしうる1〜4価の有機基として
は、O、S、N及びFから選ばれる少なくとも1種の異
種原子及び/又はシロキサン結合を含有していてもよ
い、炭素原子数1〜30の直鎖状、分岐鎖状もしくは環
状の1〜4価の炭化水素基が挙げられる。
【0028】より具体的に、Rが表わしうる1価の基
としては、例えば、炭素原子数1〜6の直鎖状、分岐鎖
状もしくは環状のアルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−もしくはt
−ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル基な
ど)、炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状アル
コキシアルキル基(例えばメトキシエチル、エトキシエ
チル、ブトキシエチル、エトキシメチル基など)、炭素
原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロアルキ
ル基(例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル、パーフルオロエチル、パーフルオロプロピル、パ
ーフルオロブチル、パーフルオロヘキシル基など)、ア
リル基、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル、ト
リル、キシリル基など)、アラルキル基(例えば、ベン
ジル、フェネチル基など)、フリル基、チエニル基、エ
ポキシ含有基(例えば、グリシジル、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル基など)等が挙げられる。
【0029】また、Rが表わしうる2価の基として
は、例えば、直鎖状、分岐鎖状もしくは環状のアルキレ
ン基(特に、メチレン、エチレン、1,2−もしくは
1,3−プロピレン、ブチレン、シクロヘキシレン基な
どの炭素原子数1〜15のアルキレン基)、炭素原子数
4〜30、好ましくは4〜8のポリ(アルキレンオキ
シ)基(例えば、ポリ(エチレンオキシ)、ポリ(プロ
ピレンオキシ)基など)、フェニレン基、キシリレン
基、下記式(5)及び(6)
【0030】
【化7】
【0031】式中、RはO、S、CH2、NH、S
O、SO2、C(CF3)又はC(CH3)を表わす、
【0032】
【化8】
【0033】式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキレ
ン基、アリーレン基又は直接結合を表わす、で示される
基、アルキレン基とアルキレン基とが(ポリ)シロキサ
ン鎖で結合された炭素原子数2〜30、好ましくは2〜
6の基(例えば、該アルキレン基がエチレン又はプロピ
レン基であり、(ポリ)シロキサン鎖の分子量が130
〜15,000、特に130〜500のもの、好ましく
は下記式(7)で示されるもの)等が挙げられる。
【0034】
【化9】
【0035】式中、kは1〜6の整数を表わし、lは2
又は3である。
【0036】さらに、Rが表わしうる3又は4価の基
としては、例えば、下記式(8)〜(11)
【0037】
【化10】
【0038】式中、R10は炭素原子数1〜6のアルキ
ル基、例えばエチル基を表わす、
【0039】
【化11】
【0040】式中、4つのR11は同一又は異なり、そ
れぞれ炭素原子数1〜6のアルキレン基、例えばエチレ
ン基を表わす、
【0041】
【化12】
【0042】式中、2個のR12は同一又は異なり、そ
れぞれ水素原子、フッ素原子、炭素原子数1〜6のアル
キル基、炭素原子数1〜6のフルオロアルキル基、アリ
ル基、アリール基、フリル基又はチエニル基を表わす、
で示される基等が挙げられる。
【0043】Rが表わしうる1〜4価の有機基のう
ち、1価又は2価の基が好適であり(すなわち、pは1
又は2が好適であり)、中でも、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ヘキシルなどの炭素原子数1〜6のアル
キル基;アリル基;グリシジル基;ビニル基;エトキシ
エチル、メトキシエチルなどの炭素原子数1〜6のアル
コキシアルキル基;ベンジル基;メチレン、エチレン、
プロピレン、ブチレン、ヘキシレンなどの炭素原子数1
〜6のアルキレン基;p−キシリレン基;下記式
【0044】
【化13】
【0045】で示される基が好適である。
【0046】また、前記式(4)において、Rとして
は、水素原子;メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘ
キシルなどの炭素原子数1〜6のアルキル基;アリル基
が好適であり、なかでも水素原子、メチル基、エチル基
が好適である。
【0047】分子中にオキセタン環を少なくとも1個有
する化合物(B)のうち、(B−1)分子中にオキセタ
ン環及び水酸基をそれぞれ少なくとも1個、好ましくは
それぞれ1個づつ有する化合物、及び(B−2)分子中
にオキセタン環を少なくとも2個又はオキセタン環とエ
ポキシ基とを有する化合物が好適である。
【0048】上記オキセタン化合物(B−1)として
は、例えば、pが1であり且つRが水素原子である場
合の前記式(4)の化合物、特に下記式(4−1)で示
される化合物を挙げることができる。
【0049】
【化14】
【0050】式中、R61は、水素原子、フッ素原子、
炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル
基、炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオ
ロアルキル基又はアリル基を表わす。
【0051】上記式(4−1)で示される化合物の代表
例としては、R61がエチル基である場合の式(4−1)
の化合物を挙げることができる。
【0052】また、上記オキセタン化合物(B−2)の
うち、分子中にオキセタン環を少なくとも2個有する化
合物(以下、ポリオキセタン化合物という)としては、
pが2〜4の整数である場合の前記式(4)の化合物が
挙げられ、中でも、下記式(4−2)で示される化合物
が好適である。
【0053】
【化15】
【0054】式中、R61は前記と同じ意味を有し、R
71は式(4)においてRに対して定義した2〜4価
の有機基を表わし、qは2〜4の整数を表わす。
【0055】上記式(4−2)で示される化合物の代表
例としては、R61がエチル基であり且つR71が1,4
−テトラメチレン基、ドデカメチレン基、o−、m−も
しくはp−キシリレン基、或いはRがエチレン基であ
る上記式(6)の基又は上記式(7)の基である場合の
式(4−2)の化合物を挙げることができる。
【0056】ポリオキセタン化合物としては、上記式
(4−2)で示される化合物のほかに、下記式(1
2)、(13)及び(14)で示される化合物を挙げる
ことができる。
【0057】
【化16】
【0058】式中、2個のR61は同一又は異なり、そ
れぞれ前記と同じ意味を有し、特にエチル基が好適であ
る。
【0059】
【化17】
【0060】式中、sは25〜200の整数を表わす。
【0061】さらに、前記オキセタン化合物(B−2)
のうち、分子中にオキセタン環とエポキシ基とを有する
化合物(以下、エポキシ含有オキセタン化合物という)
は、分子中にオキセタン環とエポキシ基とをそれぞれ1
個づつ有する、好ましくは分子量が1000未満の化合
物を包含し、具体的には、例えば下記式(15)で示さ
れる化合物を挙げることができる。
【0062】
【化18】
【0063】式中、R13はエポキシ基含有基を表わし、
61は前記と同じ意味を有する。
【0064】エポキシ含有オキセタン化合物の代表例と
しては、上記式(15)において、R61がエチル基で
あり且つR13がグリシジル基又は3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル基である場合の化合物が挙げられる。
【0065】以上に述べたオキセタン化合物(B)は、
それぞれ単独で使用することができ、又は2種もしくは
それ以上を組合わせて使用することがでる。殊に、前記
の化合物(B−1)と化合物(B−2)とを組合わせ使
用するのが好適である。併用する場合のオキセタン化合
物(B−1)及び(B−2)のそれぞれの使用量は、前
記エポキシ化合物(A)とオキセタン化合物(B−1)
及び(B−2)の合計量が100重量部となる割合にお
いて、オキセタン化合物(B−1)は5〜60重量部、
好ましくは5〜40重量部、さらに好ましくは10〜3
0重量部、そしてオキセタン化合物(B−2)は5〜6
0重量部、好ましくは5〜40重量部、さらに好ましく
は10〜30重量部の範囲内とすることができる。
【0066】分子中にグリシジル基を少なくとも1個有
する共重合体(C) 本発明塗料組成物に使用される共重合体(C)は、分子
中にグリシジル基を少なくとも1個有する共重合体であ
り、例えば、グリシジル基含有重合性不飽和モノマー
(以下、「グリシジルモノマー」と略称することがあ
る)及び必要に応じて、これらのモノマーと共重合可能
なその他の重合性不飽和モノマー(以下、「他のモノマ
ー」と略称することがある)を共重合することにより得
ることができる。
【0067】共重合体(C)は、湯中硬度(熱水中にお
ける塗膜硬度)の点からガラス転移温度が30℃以上で
あることが必要であり、特に50℃〜135℃の範囲内
にあることが好ましい。
【0068】上記グリシジルモノマーとしては、グリシ
ジル基を含有する重合性不飽和モノマーであれば特に制
限なく使用することができるが、その代表例として、グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、メ
チルグリシジルアクリレート、メチルグリシジルメタク
リレート、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジ
ルエーテルなどを挙げることができる。これらのうち、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートが
好適に使用される。
【0069】上記グリシジルモノマーと共重合可能な他
のモノマーは、得られる共重合体(C)の目的とする性
能などに応じ、必要に応じて適宜使用されるモノマーで
あり、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n
−,i−又はt−ブチルアクリレート、n−,i−もし
くはt−ブチルメタアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、ヘキシルメタクリレート、オクチルアクリレート、
オクチルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウ
リルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステア
リルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート等の如きアクリル酸又はメ
タクリル酸の炭素数1〜24のアルキル又はシクロアル
キルエステル;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒド
ロキシブチルメタクリレートなどのアクリル酸又はメタ
クリル酸の炭素数1〜8個のヒドロキシアルキルエステ
ル;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、クロトン酸などのα,β−エチレン性不飽和カルボ
ン酸;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−メトキシメチル
アクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミドな
どのアクリルアミドもしくはメタクリルアミド又はこれ
らの誘導体;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルス
チレンなどの芳香族ビニル単量体;プロピオン酸ビニ
ル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、ビニルピバレート、ベオバモノマー(シェル化学社
製、分岐脂肪酸のビニルエステル)、サイラプレーンF
M0711、同FM0721、同FM0725(以上、
いずれもチッソ社製、末端にメタクリロイル基を有する
ポリジメチルシロキサンマクロモノマー)などのその他
のビニル単量体を挙げることができる。これらのモノマ
ーのうち、スチレン、メチルメタクリレートが特に好適
である。
【0070】共重合体(C)は、上記グリシジルモノマ
ー及び必要に応じて他のモノマーからなるモノマー成分
を、例えばラジカル重合開始剤の存在下または不存在下
に、溶液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合などのそ
れ自体既知の重合方法にて重合することにより得ること
ができる。共重合体(C)は、数平均分子量が一般に
1,000〜100,000、特に2,000〜50,
000の範囲内にあることが好適である。
【0071】共重合体(C)の重合における各モノマー
成分の配合割合は、モノマー成分合計量100重量部に
対し、以下の範囲内にあることが好適である。
【0072】グリシジルモノマー:10〜100重量
部、好ましくは20〜80重量部 他のモノマー :0〜90重量部、好ましくは20
〜80重量部。
【0073】共重合体(C)において、グリシジル基の
濃度は、一般に0.1〜7.0当量/kg、特に0.2
〜5.0当量/kgの範囲内にあることが好ましい。
【0074】共重合体(C)の重合において、他のモノ
マーとして、サイラプレーンFM0721などのポリジ
メチルシロキサンマクロモノマーを使用することによ
り、得られる塗膜のレベリング性や、レトルト処理後に
おける塗膜の滑性を向上させることができる。
【0075】カチオン重合開始剤(D) 本発明において使用されるカチオン重合開始剤(D)
は、紫外線照射によってカチオンを発生して重合を開始
させる化合物であり、例えば、下記式(I)〜(XV)
で示されるヘキサフルオロアンチモネート塩、ペンタフ
ルオロヒドロキシアンチモネート塩、ヘキサフルオロホ
スフェート塩、ヘキサフルオロアルゼネート塩及びその
他のカチオン重合開始剤を挙げることができる。
【0076】Ar2+・X- (I) 式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表わし、
- はPF6 -、SbF6 - 、AsF6 - 又は下記式で表わ
されるB(C654 - を表わす、
【0077】
【化19】
【0078】Ar3+・X- (II) 式中、Ar及びX- は上記と同じ意味を有する、
【0079】
【化20】
【0080】式中、R20は炭素数1〜12のアルキル基
又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表わし、rは0〜
3の整数を表わし、X- は上記と同じ意味を有する、
【0081】
【化21】
【0082】式中、Y- はPF6 -、SbF6 -、AsF6 -
又はSbF5(OH)- を表わす、
【0083】
【化22】
【0084】式中、X- は上記と同じ意味を有する、
【0085】
【化23】
【0086】式中、Xは上記と同じ意味を有する、
【0087】
【化24】
【0088】式中、Xは上記と同じ意味を有する、
【0089】
【化25】
【0090】式中、R21は炭素原子数7〜15のアラル
キル基又は炭素原子数3〜9のアルケニル基を表わし、
22は炭素原子数1〜7の炭化水素基又はヒドロキシフ
ェニル基を表わし、R23は酸素原子又は硫黄原子を含有
していてもよい炭素原子数1〜5のアルキル基を表わ
し、Xは上記の意味を有する、
【0091】
【化26】
【0092】式中、R24及びR25はそれぞれ独立に炭素
数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキ
シ基を表わす、
【0093】
【化27】
【0094】式中、R24及びR25は上記と同じ意味を有
する、
【0095】
【化28】
【0096】カチオン重合開始剤(C)としては市販品
を使用することもでき、市販品としては、例えば、サイ
ラキュアUVI−6970、同UVI−6974、同U
VI−6990(以上、いずれも米国ユニオンカーバイ
ト社製)、イルガキュア264(チバガイギー社製)、
CIT−1682(日本曹達(株)製)などを挙げるこ
とができる。
【0097】以上に述べたカチオン重合開始剤のうち、
毒性、汎用性等の観点から、ヘキサフルオロフォスフェ
ートアニオン(PF6 -)を有する化合物が好ましい。
【0098】本発明の塗料組成物には、必須成分である
上記(A)、(B)、(C)及び(D)成分以外に、必
要に応じて、潤滑性付与剤;増感剤;硬化を著しく阻害
しない量の着色顔料、体質顔料などの顔料類、染料;ポ
リオール樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、エポ
キシ化ポリブタジエン樹脂などの改質樹脂;有機樹脂微
粒子;溶剤などを配合することができる。
【0099】上記潤滑性付与剤は、得られる塗膜の潤滑
性を向上させる目的で配合されるものであり、例えば、
ポリオール化合物と脂肪酸とのエステル化物である脂肪
酸エステルワックス、シリコン系ワックス、フッ素系ワ
ックス、ポリオレフィンワックス、動物系ワックス、植
物系ワックスなどのワックス類を挙げることができる。
【0100】上記脂肪酸エステルワックスの原料となる
ポリオール化合物としては、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、1,3−又は1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、グリセリン、ジ又はそれ以上のポリグリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトールなどを挙げることができる。これらの
うち、1分子中に3個以上の水酸基を有するポリオール
化合物が好ましく、中でもポリグリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールが好適である。
【0101】上記脂肪酸エステルワックスのもう一方の
原料となる脂肪酸としては、飽和又は不飽和の脂肪酸を
挙げることができ、炭素原子数6〜32の脂肪酸である
ことが好ましい。好適な脂肪酸の具体例としては、カプ
リル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、
ベヘン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸などの
飽和脂肪酸;カプロレイン酸、ウンデシレン酸、パルミ
トレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エ
レオステアリン酸、セトレイン酸、エルカ酸、リカン
酸、リシノール酸、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸を
挙げることができる。
【0102】脂肪酸エステルワックスとしては、上記ポ
リオール化合物の水酸基の数の少なくとも1/3が脂肪
酸でエステル化されたものが好ましい。
【0103】シリコン系ワックスとしては、例えば、B
YK−300、BYK−320、BYK−330[以
上、BYK Chemie(ビック ケミー)社製]、
シルウェットL−77、シルウェットL−720、シル
ウェットL−7602[以上、日本ユニカー(株)
製]、ペインタッド29、ペインタッド32、ペインタ
ッドM[以上、ダウ コーニング社製]、信越シリコー
ンKF−96[信越化学社製]等が挙げられ、また、フ
ッ素系ワックスとしては、例えば、シャムロックワック
スSST−1MG、シャムロックワックスSST−3、
シャムロックワックスフルオロスリップ231[以上、
シャムロック ケミカルズ社製]、POLYFLUO
(ポリフルオ)120、同150、同400[マイクロ
パウダーズ社]等が挙げられる。
【0104】ポリオレフインワックスとしては、例え
ば、シャムロックワックスS−394、シャムロックワ
ックスS−395[以上、シャムロック ケミカルズ社
製]、ヘキストワックスPE−520、ヘキストワック
スPE−521[以上、ヘキスト社製]、三井ハイワッ
クス[三井石油化学工業社製]等が挙げられ、さらに、
動物系ワックスとしては、例えば、ラノリン、蜜ろう等
が挙げられ、植物系ワックスとしては、例えば、カルナ
ウバワックス、水ろう等が挙げられる。
【0105】以上に述べた如き潤滑性付与剤は単独で又
は2種もしくはそれ以上を組合わせて使用することがで
きる。潤滑性付与剤の配合量は、エポキシ化合物(A)
とオキセタン化合物(B)との合計量100重量部に対
して、通常10重量部以下、好ましくは0.1〜5重量
部、さらに好ましくは0.5〜3重量部の範囲内とする
ことができる。
【0106】上記潤滑性付与剤のうち、シリコン系ワッ
クスは、塗装硬化後レトルト処理前における潤滑付与性
に優れており、また、脂肪酸エステルワックスは、塗装
硬化しレトルト処理後における潤滑付与性に優れてい
る。したがって、シリコン系ワックス及び脂肪酸エステ
ルワックスから選ばれる少なくとも1種を配合すること
が好ましい。なかでもエポキシ化合物(A)とオキセタ
ン化合物(B)との合計量100重量部に対して、シリ
コン系ワックス0.01〜5重量部と脂肪酸エステルワ
ックス0.1〜5重量部とを併用すると、レトルト処理
前後における潤滑付与性に優れた塗膜とすることができ
る。
【0107】前記増感剤は、紫外線による硬化性をさら
に向上させる目的で配合されるものであり、例えば、ピ
レン、ペリレン、アクリジンオレンジ、チオキサント
ン、2−クロロチオキサントン、ベンゾフラビンなどを
挙げることができる。この増感剤の配合量は、エポキシ
化合物(A)とオキセタン化合物(B)との合計量10
0重量部に対して、通常10重量部以下、好ましくは3
重量部以下の範囲内で使用される。
【0108】また、改質樹脂を配合する場合には、該改
質樹脂は、エポキシ化合物(A)とオキセタン化合物
(B)の合計量100重量部に対して、通常0.1〜5
0重量部、特に5〜20重量部の範囲内で使用すること
が好ましい。改質樹脂としては、中でも、エポキシ化ポ
リブタジエン樹脂が塗膜の加工性、密着性等の改良に特
に効果的である。
【0109】前記有機樹脂微粒子としては、粒子径が5
0〜500nmの範囲内の有機樹脂微粒子が好ましく、
例えば内部が3次元架橋したアクリル樹脂微粒子などを
挙げることができる。有機樹脂微粒子としては、有機重
合体を粉砕して微粒子化したもの;乳化剤の存在下に水
中でエマルジョン重合して得られる重合体微粒子を乾
燥、粉砕したもの;高分子安定剤の存在下に有機溶剤中
でディスパージョン重合して得られる重合体微粒子を乾
燥、粉砕したものなどを挙げることができる。本発明の
塗料組成物に有機樹脂微粒子を配合することによって塗
膜の密着性及び加工性を改良することができる。有機樹
脂微粒子を配合する場合には、該有機樹脂微粒子の配合
量は、エポキシ化合物(A)とオキセタン化合物(B)
の合計量100重量部に対して、通常0.1〜50重量
部、特に1〜10重量部の範囲内であることが好まし
い。
【0110】塗料組成物 本発明の塗料組成物は、以上に述べた各成分を混合し、
均一な塗料組成物となるように撹拌することにより調製
することができる。例えば、各成分を混合し、必要に応
じて加温(例えば50℃程度)し、ディソルバーなどの
撹拌機にて均一になるまで、例えば10分間程度撹拌す
ることにより調製することができる。
【0111】その際のエポキシ化合物(A)、オキセタ
ン化合物(B)、共重合体(C)及びカチオン重合開始
剤(D)の使用割合は下記のとおりとすることができ
る。
【0112】すなわち、エポキシ化合物(A)とオキセ
タン化合物(B)は、両者の合計量が100重量部とな
る割合において、化合物(A)は10〜90重量部、好
ましくは20〜70重量部、さらに好ましくは30〜6
0重量部、そして化合物(B)は10〜90重量部、好
ましくは30〜80重量部、さらに好ましくは40〜7
0重量部の範囲内で使用することができる。両者の合計
量100重量部中において、エポキシ化合物(A)の量
が10重量部未満となると、得られる塗膜の硬度、密着
性が劣り、一方、エポキシ化合物(A)の量が90重量
部を超えると、低照射量の紫外線照射による塗膜の硬化
性、耐レトルト性が劣る傾向がみられる。
【0113】共重合体(C)の使用量は、エポキシ化合
物(A)及びオキセタン化合物(B)の合計量100重
量部に対して、共重合体(C)は1〜50重量部、好ま
しくは3〜30重量部、さらに好ましくは5〜20重量
部の範囲内とすることができる。共重合体(C)の量が
1重量部未満では、低照射量での紫外線照射の際の後加
熱後の塗膜の湯中硬度、塗膜の付着性、塗膜硬度などが
低下し、一方、共重合体(C)の量が50重量部を超え
ると、特に低照射量での紫外線照射による硬化性が劣
り、塗膜の硬度、耐レトルト性が低下する傾向がみられ
る。
【0114】また、カチオン重合開始剤(D)の使用量
は、エポキシ化合物(A)及びオキセタン化合物(B)
の合計量100重量部に対して、カチオン重合開始剤
(D)は0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜1
0重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の範囲内とす
ることができる。
【0115】本発明の紫外線硬化型缶用塗料組成物は、
紫外線硬化性を有しており、ブリキ、アルミニウム、テ
ィンフリースチール、鉄、亜鉛、銅、亜鉛メッキ鋼板、
亜鉛と他の金属との合金メッキ鋼板などの金属缶に成型
加工される金属板(この金属板には燐酸亜鉛処理やクロ
メート処理などの化成処理が施されていてもよい);こ
れらの金属板に、ポリエチレンテレフタレートなどのポ
リエステル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどの
ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、
ポリ塩化ビニルなどの樹脂フィルムが積層されてなる樹
脂フィルム積層金属板;又はこれらの金属板を成型した
金属缶に塗装し、紫外線を照射することによって硬化塗
膜を形成することができる。塗装膜厚は、用途によって
適宜選択することができるが、通常、乾燥塗膜厚として
約2〜20μm、好ましくは約2〜8μmの範囲内とす
ることができる。
【0116】本発明の紫外線硬化型缶用塗料組成物は、
例えば、ロールコート塗装、スプレー塗装、ハケ塗り、
バーコート塗装、ローラー塗り、シルクスクリーン印刷
などの塗装法によって塗装することができる。塗膜が溶
剤を含有する場合には、塗装後、加熱などにより溶剤を
除去した後、塗膜は紫外線照射によって硬化されるが、
照射条件は塗装された塗料組成物の種類や膜厚等に応じ
て適宜変えることができる。照射する紫外線の波長とし
ては、通常、200〜600nmの範囲内が適当であ
り、カチオン重合開始剤の種類等に応じて、感度の高い
波長を有する照射源を適宜選択して使用することができ
る。
【0117】紫外線の照射源としては、例えば、高圧水
銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、カーボ
ンアーク、メタルハライドランプ、太陽光などを挙げる
ことができる。塗膜への照射条件は、通常、線量が10
〜1,000mJ/cm、特に50〜500mJ/c
となる範囲内が適している。
【0118】また、紫外線照射後、必要に応じて塗膜を
加熱してもよい。加熱によって塗膜中の未反応物の低減
および紫外線照射による塗膜の硬化性や成型加工によっ
て発生した塗膜の歪みの緩和を行なうことができる。こ
の加熱によって塗膜の硬度や密着性の向上を行なうこと
ができる場合がある。上記加熱は、通常、150〜25
0℃の雰囲気温度で1〜30分間の条件で行なうことが
できる。
【0119】
【発明の効果】本発明の紫外線硬化型缶用塗料組成物
は、エポキシ化合物(A)とオキセタン化合物(B)と
共重合体(C)とを被膜形成性樹脂成分として含有して
おり、カチオン重合開始剤の存在下で、窒素封入などの
設備を必要とすることなく、低照射量の紫外線照射によ
っても効率よくカチオン重合により硬化させることがで
き、薄膜においても缶用塗料として必要とされる加工
性、密着性、硬度、耐スリキズ性などの塗膜性能に優れ
ており、さらに、塗膜外観、湯中硬度、耐レトルト性、
レトルト処理後の滑性保持性にも優れた塗膜を形成する
ことができる。したがって、本発明の塗料組成物は、缶
外面用の塗料として特に好適である。
【0120】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。なお「部」及び「%」は、いずれも重量基準に
よるものとする。
【0121】分子中にグリシジル基を少なくとも1個有
する共重合体(C)の製造 製造例1 撹拌機及び冷却器を備えたフラスコに、トルエン500
部を仕込み、撹拌しながら95℃まで加温した。ついで
同温度に保持しながら、この中に、グリシジルメタクリ
レート125部、スチレン375部及び2,2´−アゾ
ビスイソブチロニトリル50部を予め混合溶解した混合
物を4時間かけて滴下し、重合を行った後、減圧蒸留に
よりトルエンを除去して共重合体(C)を得た。得られ
た共重合体(C)は数平均分子量約3,000、グリシ
ジル基濃度1.8当量/kg、ガラス転移温度(Tg)
85℃を有していた。
【0122】製造例2〜9 製造例1において、滴下する混合物の組成を下記表1に
示すとおりとする以外は、製造例1と同様の操作を行い
各種共重合体を得た。得られた共重合体の数平均分子
量、グリシジル基濃度及びガラス転移温度(Tg)を下
記表1に示す。製造例7及び8で得た共重合体は比較用
の共重合体である。表1における各成分の量は、重量部
による表示である。
【0123】
【表1】
【0124】表1における(註)は、それぞれ下記の意
味を有する。
【0125】(注1)FM0711:チッソ社製、商品
名「サイラプレーンFM0711」、ポリジメチルシロ
キサン鎖を有するメタクリル酸エステル、分子量約1,
000。
【0126】(注2)AIBN:2,2´−アゾビスイ
ソブチロニトリル。
【0127】実施例1 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート(表2中、「化合
物A−1」と表示する)60部、3−エチル−3−ヒド
ロキシメチルオキセタン(表2中、「化合物B−1−
1」と表示する)20部、前記式(12)においてR61
のいずれもがエチル基である化合物(表2中、「化合物
B−2−1」と表示する)20部、製造例1で得た共重
合体(C)10部、サイラキュアUVI−6990(米
国、ユニオンカーバイド社製、PF6 - を有する光カチ
オン重合開始剤)6部、重合度10のポリグリセリンで
あるデカグリセリンエーテル(1分子中に水酸基を12
個有する)1モルとラウリン酸10モルとを反応させて
なる脂肪酸エステルワックス1部及びペインタッドM
(ダウコーニング社製、シリコンワックス)0.2部を
配合し、50℃に保持して20分間撹拌し、紫外線硬化
型缶用塗料組成物を得た。
【0128】実施例2〜16及び比較例1〜6 下記表2に示す配合とする以外、実施例1と同様の操作
を行い、各紫外線硬化型缶用塗料組成物を得た。
【0129】
【表2】
【0130】
【表3】
【0131】表2における(註)は、それぞれ下記の意
味を有する。
【0132】(注3)DECH:下記式で示される脂環
式エポキシ基を分子中に2個有する化合物。
【0133】
【化29】
【0134】(注4)GOX:3−エチル−3−(グリ
シジルオキシメチル)−オキセタンであり、下記式で示
される。
【0135】
【化30】
【0136】(nは平均3の数を示す) (注5)R−45EPI:ナガセ化成工業(株)製、商
品名「デナレックスR−45EPI」、エポキシ化ポリ
ブタジエン樹脂。
【0137】(注6)CKM−1634:昭和高分子
(株)製、レゾール型フェノール樹脂。 (注7)有機樹脂微粒子b:下記の製造方法により製造
した重合体微粒子水分散液をステンレスバット上に載
せ、60℃の電気熱風式乾燥機中で乾燥させた固形樹脂
を粉砕してなる、平均粒子径80nmの有機樹脂微粒
子。
【0138】製造方法 フラスコ中に、脱イオン水3540部及び三洋化成
(株)製、「エレミノールJS−2」(スルホコハク酸
系アリル基含有アニオン性反応性乳化剤の39%水溶
液)51部を配合し、撹拌しながら90℃まで昇温し
た。このものに2,2´−アゾビス[2−メチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド]12.
5部を脱イオン水500部に溶解した重合開始剤水溶液
の20%を加えた。ついでスチレン470部、n−ブチ
ルアクリレート470部及び1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート60部のモノマー混合物の5%を加え
た。ついでさらに30分間撹拌した後、残りのモノマー
混合物及び重合開始剤水溶液の滴下を開始した。モノマ
ー混合物の滴下は3時間で、そして重合開始剤水溶液の
滴下は3.5時間かけて行い、その間重合温度は90℃
に保持した。重合開始剤水溶液の滴下終了後も90℃に
30分間保持した後、室温に冷却し、固形分約20%の
内部が3次元架橋した重合体微粒子水分散液を得た。
【0139】試験塗板の作成 上記実施例及び比較例で得た各塗料組成物を、厚さ0.
20mmのティンフリースチール板(TFS)、及び厚
さ0.20mmのティンフリースチール板に厚さ12μ
mのホモPET(ポリエチレンテレフタレート)シート
を熱圧着したPET鋼板に、それぞれ乾燥膜厚が5μm
となるように塗装し、紫外線照射を高圧水銀灯(160
W/cm)を用い、塗装板との距離15cmから、エネ
ルギー線量が80mJ/cm2となるように行ない塗膜
を硬化させて試験塗板とした。
【0140】得られた各試験塗板について下記の試験方
法に基づいて試験を行なった。なお、試験はすべて20
℃において行なった。
【0141】試験方法 鉛筆硬度 :試験塗板の塗膜に、JIS K−5400
8.4.2(1990)に規定する鉛筆引っかき試験で
行った。評価はやぶれ法で行った。
【0142】耐衝撃性(デュポン式):JIS K−5
400 8.3.2(1990)に準じデュポン衝撃試
験機を用い試験塗板に塗膜面の反対側から、撃芯の直径
3/8インチ、落錘荷重500g、落錘高さ50cmの
条件で衝撃加工を行い、加工部をマイクロスコープで観
察し、以下の基準によって評価した。
【0143】 ◎:クラックも塗膜の剥がれも全く見られない ○:わずかにクラックが見られるが塗膜の剥がれは見ら
れない △:かなりのクラックが見られるが塗膜の剥がれは見ら
れない ×:塗膜の剥がれが見られる密着性 :JIS K−5400 8.5.2(199
0)碁盤目テープ法に準じて、試験塗板の塗板面に1.
5mm×1.5mmのマス目を100個作成し、その表
面に粘着セロハンテープを貼着し、急激に剥がした後の
マス目の状態を以下の基準によって評価した。
【0144】 ◎:剥離は全く認められない ○:マス目のフチがわずかにとれる △:マス目のフチ以外にもわずかに剥離が認められる ×:著しい剥離が認められる湯中硬度 :試験塗板を200℃で1分間加熱した後、8
0℃の温水中に10分間浸漬し、80℃の温水中にて鉛
筆硬度を測定した。評価はJIS K−5400 8.
4.2(1990)におけるやぶれ法にて行った。
【0145】また、前記実施例及び比較例で得た各塗料
組成物について、下記方法にしたがってレベリング性の
試験を行った。
【0146】レベリング性:各塗料組成物を、ロールコ
ート法(ナチュラル塗装)により乾燥膜厚が5μmとな
るようにPET鋼板上に塗装し、塗装から紫外線照射ま
でが0.5秒となる条件で紫外線照射を行って硬化させ
たときの塗面外観を目視にて評価した。評価は下記基準
にしたがって行った。
【0147】 ◎:塗面にロール目が見られず平滑性に優れている ○:塗面にロール目がわずかに見られるが、平滑性良好
である △:塗面にロール目がかなり見られ、平滑性がかなり劣
る ×:塗面にロール目が顕著に見られ、平滑性が著しく劣
る。
【0148】レトルト処理後の塗膜の滑性保持性:実施
例及び比較例の各塗料の塗膜をPET鋼板上に形成して
なる各試験塗板を、200℃で1分間加熱した後、12
5℃の熱水中に30分間浸漬して加圧殺菌処理(レトル
ト処理)を行った後の塗膜の動摩擦係数及び200℃で
1分間加熱した後で加圧殺菌処理を行う前の試験塗板の
塗膜の動摩擦係数を測定し、(加圧殺菌処理後の塗膜の
動摩擦係数/加圧殺菌処理したいない塗膜の動摩擦係
数)の比を計算した。この比が小さいほど、レトルト処
理後の塗膜の滑性保持性は良好である。
【0149】試験結果 上記試験の結果を下記表3に示す。
【0150】
【表4】
【0151】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 163/00 - 163/10 C08G 59/62 - 59/64

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中に脂環式エポキシ基を有す
    る化合物 10〜90重量部、及び (B)分子中にオキセタン環及び水酸基をそれぞれ少な
    くとも1個有する化合物 (B−1)と分子中にオキセタン環を少なくとも2個有
    するか又はオキセタン環とエポキシ基とを有する化合物
    (B−2)との組合わせからなるオキセタン化合物 1
    0〜90重量部と、 化合物(A)及び(B)の合計量100重量部に対し
    て、 (C)グリシジル基含有重合性不飽和モノマーとその他
    の重合性不飽和モノマーとの共重合体であり、分子中に
    グリシジル基を少なくとも1個有しかつガラス転移温度
    が30℃以上である共重合体 1〜50重量部、及び (D)紫外線照射によりカチオンを発生するカチオン重
    合開始剤 0.01〜20重量部、 を含有することを特徴とする紫外線硬化型缶用塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 オキセタン化合物(B)が、化合物
    (A)及び(B)の合計100重量部に対して、化合物
    (B−1)5〜60重量部と化合物(B−2)5〜60
    重量部との組合わせからなる請求項1記載の塗料組成
    物。
  3. 【請求項3】 共重合体(C)において、その他の重合
    性不飽和モノマーがスチレン及び/又はメチルメタクリ
    レートである請求項1記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 さらに潤滑性付与剤を化合物(A)及び
    (B)の合計量100重量部に対して0.01〜10重
    量部含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗料
    組成物。
  5. 【請求項5】 潤滑性付与剤が、ポリオール化合物と脂
    肪酸とのエステル化物である脂肪酸エステルワックス及
    びシリコン系ワックスから選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項4記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】 さらにフェノール樹脂を化合物(A)及
    び(B)の合計量100重量部に対して0.1〜30重
    量部含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗料
    組成物。
  7. 【請求項7】 さらにエポキシ化ポリブタジエン樹脂を
    化合物(A)及び(B)の合計量100重量部に対して
    0.1〜50重量部含有する請求項1〜6のいずれか一
    項に記載の塗料組成物。
  8. 【請求項8】 さらに樹脂微粒子を化合物(A)及び
    (B)の合計量100重量部に対して0.1〜50重量
    部含有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の塗料組
    成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の紫
    外線硬化型缶用塗料組成物を、金属板、樹脂フィルム積
    層金属板又はこれらの金属板を成型した金属缶に塗装
    し、紫外線を照射して硬化させることを特徴とする塗装
    金属缶の製造方法。
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