JP2996919B2 - クラッチディスク - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前緩衝器と主緩衝
器とを備えており、前記前緩衝器が第1の角度範囲での
み作用し、前記主緩衝器が第1の角度範囲と第2の角度
範囲にわたって作用し、かつ、各緩衝装置のために、そ
のそれぞれの入力部と出力部との間で作用する蓄力部材
及び、摩擦手段によって形成された負荷摩擦装置をそれ
ぞれ設けることができる形式の、特に自動車のためのク
ラッチディスクに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば東独特許第57771号明細書に
基づいて公知になっている前記形式のクラッチディスク
では、特にその図4の線図から明らかなように、良好な
緩衝作用を得るために、ひいてはその都度の使用状態に
一層良好に適合させるために、例えばアイドリング運転
時において自動車の内燃機関と伝達系との間で発生する
僅かな強さの回転振動を減衰するために設計された前緩
衝器と、走行運転時の回転振動を減衰するために設計さ
れた主緩衝器とが設けられている。その場合、クラッチ
ディスクは、前緩衝器及び主緩衝器が共通の入力部及び
出力部を有するように構成されている。可変の摩擦緩衝
作用を得るために、2つの別個の摩擦装置が設けられて
おり、その一方の摩擦装置は、前緩衝器の全動作範囲を
考慮して設計され、また、負荷摩擦装置によって形成さ
れた他方の摩擦装置は、主緩衝器の全動作範囲を考慮し
て設計されている。その場合、負荷摩擦装置は主緩衝器
のばねと協働する。しかしながら当該公知のクラッチデ
ィスクでは、前緩衝器作用範囲と主緩衝器作用範囲とに
わたってそれぞれ同じ摩擦緩衝作用が生じ、その結果、
最近の内燃機関、つまりアイドリング回転数が低く、特
に回転部分が軽量に構成されていることにより比較的大
きな回転均一度を有しているような最近の内燃機関、と
組合せて前記クラッチディスクを採用する可能性が著し
く制約されるという欠点がある。 【0003】更にまた、比較的硬性のばね段に配設され
た負荷摩擦装置が、制御部材と協働する窓及びばね端部
に対する前記制御の適当な遊び代によって、前置の比較
的軟性のばね段の作用範囲内へずれ込んで作用するよう
にクラッチディスクを構成することが、ドイツ連邦共和
国特許第2318908号明細書に基づいて提案されて
いる。この手段によって、当該特許明細書の図2から明
らかなように、押し負荷区分並びに引張負荷区分におい
て共に、ばね特性曲線に重畳した非対称的な摩擦ヒステ
リシスが生じる。それというのは負荷摩擦装置の作用
が、ずれ込んで作用する範囲ではトルク増大の方向でし
か生じないからである。この形式のクラッチディスクを
用いた場合、自動車の駆動系の騒音問題並びに多くの適
用例についての振動及び耐用寿命の問題は解決されはす
るが、この公知の解決手段によっては特にアイドリング
範囲つまり前緩衝器と主緩衝器との間の移行範囲につい
ては共振又は振動の最適な抑制は行われず、従って、鳴
動騒音及びラッセル音を回避できないことが確認され
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、冒頭で述べた形式のクラッチディスクの構造と作用
を改良して、著しい騒音及び振動問題を排除し、特にア
イドリング範囲並びにアイドリングから走行運転範囲へ
の移行範囲において生じる騒音及び振動を減衰すると共
に、格別簡単かつ低廉な製作を可能にしクラッチディス
クの耐用寿命を高めることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1番目の構成手段は、請求項1に記載した通り、
主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの前緩衝
器段内に、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわたって
は作用しない負荷摩擦装置が設けられている点にあり、
第2番目の構成手段は、請求項24に記載した通り、第
1の角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用しな
い、前緩衝器と協働する負荷摩擦装置が設けられている
点にあり、第3番目の構成手段は、請求項47に記載し
た通り、前緩衝器の蓄力部材の戻し力だけにさらされ
る、摩擦手段によって形成された、第1の角度範囲の第
1の部分範囲にわたっては作用しない負荷摩擦装置が設
けられている点にあり、第4番目の構成手段は、請求項
70に記載した通り、主緩衝器の作用開始をもってその
作用を終える、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわた
っては作用しない負荷摩擦装置が設けられている点にあ
り、かつ第5番目の構成手段は、請求項93に記載した
通り、前緩衝器若しくはアイドリング緩衝器内に、第1
の角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用しない負
荷摩擦装置が設けられている点にある。 【0006】 【作用】本発明の構成手段に基づいて、クラッチディス
クの緩衝装置の中立位置から出発して、先ず、前緩衝器
の作用範囲の第1の部分範囲にわたって引張方向及び又
は押し方向で摩擦緩衝作用が仝く生じないか又は著しく
僅かしか生ぜず、次いでこの部分範囲を越えた後に主緩
衝器が作動を開始するまでは、前緩衝器又はこれに所属
した蓄力部材に特に調和された比較的高い摩擦緩衝作用
が生じる。要するに本発明のクラッチディスクによれ
ば、主緩衝器の摩擦装置とは無関係の、可変の摩擦ヒス
テリシス又は段階的な摩擦ヒステリシスが前緩衝器の作
用範囲に生じることになる。 【0007】更に本発明のクラッチディスクに構成に基
づいて、しばしば自動車において伝達系の冷寒時及び内
燃機関のアイドリング状態において生じるラッセル音が
抑制される。ところで該ラッセル音は特に伝達系のドラ
グモーメントが、前緩衝器によって伝達される最大トル
クの大きさに相当する範囲内にあるときに生じる。この
条件は自動車では伝達系の冷寒状態及び内燃機関のアイ
ドリング状態においては大抵の場合満たされる。他面に
おいてラッセル音は、前述の条件が存在する場合、不均
一度もしくは角速度変化又はトルク変動によって前緩衝
器の作用範囲が超えられるので、これによって、遥かに
大きなばね剛さを有する主緩衝器が使用されることにな
り、この主緩衝器がアイドリング時に生じるトルク変動
に対して、いわば硬い、要するに撓み不能なストッパと
して作用することに起因している。主緩衝器の一時的な
使用によって、前緩衝器の回動量を制限する部分間にほ
ぼ非弾性的な衝撃もしくは反跳が生じ、これによってこ
れら部分間に反跳又は衝撃が生じる。前緩衝器の回転量
を制限するこれら部分間のこの衝突及び反跳によって、
クラッチディスクの出力部に回動不能に結合された伝達
系入力軸が回転振動を行い、これによって、伝達系内で
噛み合っている歯の間に存在する遊びによって、歯面の
離反及び衝突時にラッセル音が生じる。これに対して前
緩衝器のための、両回転方向で作用することのできる本
発明に基づく負荷摩擦装置に基づいて、主緩衝器のすで
に述べたような使用に起因して生じる反跳が効果的に緩
衝もしくは吸収されることになる。 【0008】 【発明の実施の形態】前緩衝器の負荷摩擦部分は、前記
その他の部分範囲の少なくとも1部分セクタにわたっ
て、これと協働する蓄力部材によって戻されるのが有利
である。 【0009】また前緩衝器が少なくとも2つのばね段を
備え、負荷摩擦装置が、前緩衝器の第2のばね段で作用
する蓄力部材と協働すると特に効果的である。その場
合、負荷摩擦板は適当に形成された輪郭部、例えば翼又
は突出部等を介してこの蓄力部材に接触する。前緩衝器
の負荷摩擦装置もしくは負荷摩擦部分と協働する蓄力部
材が、負荷摩擦装置によって生じるトルクに少なくとも
等しいか又は該トルクよりも大きなトルクを負荷摩擦装
置に生ぜしめるような予荷重を有しているのがよく、こ
れによって、負荷摩擦装置もしくは負荷摩擦部分は、ク
ラッチディスクの非負荷状態では前緩衝器の作用範囲内
で常に規定された位置を占める。通常運転温度において
かつアイドリングで回転する熱い内燃機関において前緩
衝器の第1のばね段が伝達系のドラグトルク並びに重畳
されたトルク振動と回転振動を吸収できるように前緩衝
器を設計しておくのが有利である。 【0010】前緩衝器の負荷摩擦部分、例えば負荷摩擦
板は単にアイドリング範囲でだけ作用するのが特に有利
である。換言すれば、この負荷摩擦部分が、負荷範囲に
相当する第2の回転角範囲へ移行する際に架橋されるの
が有利である。 【0011】負荷摩擦装置が0.5乃至2.5Nmの摩
擦ヒステリシスを生ぜしめ、殊にオット機関では0.7
乃至1.6Nmの摩擦ヒステリシスを生ぜしめ、ディー
ゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒステリシス
を生ぜしめるように前緩衝器の負荷摩擦装置を設計して
おくと特に効果的である。 【0012】本発明の別の実施形態によれば、負荷摩擦
部分は、半径方向で延びるアーム又は軸方向で曲げられ
た舌片のような制御ストッパを有しており、該制御スト
ッパはクラッチディスクのその他の構成部分に当接する
ことによって負荷摩擦装置の使用を規定する。 【0013】緩衝特性曲線に対する最適の適合を可能に
するために、主緩衝器についても同様に少なくとも1つ
の負荷摩擦装置を設けておくのが効果的である。この負
荷摩擦装置は、主緩衝器が作用する第2の回動角範囲の
第1の部分範囲にわたっては作用せず、かつ前記の第2
の回転角範囲のその他の部分範囲にわたって作用するよ
うにするのが有利である。 【0014】特に、前緩衝器の負荷摩擦装置が、負荷範
囲に相当する第2の回転角範囲への移行時に架橋される
ようなクラッチディスクにおいては、クラッチディスク
の出力部は、伝達系軸に取付けるための内部輪郭を備え
たハブ部分を形成しており、該ハブ部分に前緩衝器のフ
ランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を備えたフランジ部分
もしくはハブ部分が収容されており、かつ該内部輪郭を
通して、クラッチディスクの、付加的に外部輪郭を備え
た出力部が貫通しており、かつこの両方の輪郭を介し
て、フランジ部分もしくはハブ部分とクラッチディスク
の出力部もしくは前緩衝器のフランジとの間に相対運動
が生じ、かつ、その場合更に、蓄力部材が各入力部の窓
及び各フランジの窓内に収容されていると特に効果的で
ある。このような構成のクラッチディスクでは、前緩衝
器の入力部が、これのフランジの両側に配置された2つ
の側板、要するにこのフランジの側部に接しかつ主緩衝
器の出力部を形成するフランジと回動不能な2つの側板
によって形成される。その場合、前緩衝器のフランジと
主緩衝器のフランジとの間に配置された側板が主緩衝器
のフランジに直かに接し、これによって所望の軸方向の
スペースが削減できると有利である。さらに前緩衝器の
負荷摩擦装置が、一方の側板と前緩衝器のフランジとの
間に設けられた前緩衝器の少なくとも1つの蓄力部材と
協働する1つの負荷摩擦板と、この負荷摩擦板と回動不
能に他方の側板と前緩衝器のフランジとの間に配置され
た摩擦板と、摩擦力を生ぜしめるために負荷摩擦板及び
摩擦板に予荷重をかける蓄力部材とを有しているのが効
果的である。負荷摩擦板と摩擦板との間の相対回動を阻
止するために、少なくとも何れかの摩擦板が切欠を備
え、この切欠を通って前緩衝器のハブフランジが貫通
し、かつ両方の摩擦板が軸方向でこの舌片を介して互い
に支持されているのが特に有利である。 【0015】クラッチディスクの特に有利な構成では、
前緩衝器の負荷摩擦板は、主緩衝器のフランジと回動不
能な側板と、前緩衝器のフランジとの間に設けられてい
る。このことは取りも直さず、負荷摩擦板が空間的に前
緩衝器のフランジと主緩衝器のフランジとの間にも配置
されていることを意味している。 【0016】主緩衝器のハブフランジに接する側板が摩
擦材又は滑材から成り、これによって側板は前緩衝器の
ための蓄力部材を収容するため並びに前緩衝器の負荷摩
擦装置のための摩擦緩衝作用を発生させるためにも役立
てられる。主緩衝器のハブフランジに接する側板は、繊
維強化されたプラスチックから成るのが有利である。 【0017】主緩衝器のハブフランジに接する側板と負
荷摩擦板との間に負荷摩擦装置のための軸方向に作用す
る蓄力部材を軸方向に設けておくのが有利である。この
蓄力部材は波形リングとして形成されているのが一層有
利である。 【0018】クラッチディスクの入力部、ひいては主緩
衝器の入力部をライニング支持板及び対向板によって構
成し、軸方向でライニング支持板と対向板との間に前緩
衝器と主緩衝器のハブフランジを収容すれば、クラッチ
ディスクの機能及び構造は更に改善される。更に、軸方
向で、主緩衝器のハブフランジとは逆の、前緩衝器の側
に設けた側板と、ライニング支持板又は対向板との間に
蓄力部材、例えば皿ばねが設けられるのが有利である。
この皿ばねは、クラッチディスクの出力部を形成するハ
ブ部分に収容された構成部分を軸方向で緊締する。 【0019】更に、前緩衝器の負荷摩擦装置は、クラッ
チディスクの引張範囲、つまり内燃機関によって駆動さ
れるクラッチディスクの入力部がクラッチディスクの出
力部を駆動する範囲でのみ作用するのが有利である。 【0020】 【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。 【0021】図1及び図2に示したクラッチディスクは
前緩衝器1及び主緩衝器2を備えている。前緩衝器1及
び主緩衝器2は、クラッチディスクの出力部を形成する
ハブ3によって支持されている。ハブ3は内歯(内部輪
郭部)4を備えており、この内歯4を介してハブは、詳
細な図示を省いた伝動入力軸に回転不能に結合されてい
る。またハブ3は外歯5も備えており、該外歯(外部輪
郭部)5は、主緩衝器2の出力部を形成するハブフラン
ジ7の内歯6と噛合っている。外歯5及び内歯6は周方
向で噛合い遊びを有しており、該噛合い遊びは前緩衝器
1の回転角範囲に相当している。ハブ3は更に、該ハブ
と相対回動不能に結合されたハブフランジ8を備えてお
り、該ハブフランジは前緩衝器1の出力部を形成してい
る。ハブ3と相対回動不能に結合するために、ハブフラ
ンジ8は内歯9を備えており、この内歯9はハブ3の外
歯5の減径した歯領域10に適合している。この歯領域
10が存在しているために、外歯5は端面11を形成し
ており、該端面にハブフランジ8が軸方向で支持されて
いる。 【0022】前緩衝器1の入力部は、円板状のハブフラ
ンジ8の両側に配置された2つのプレート12,13に
よって形成されており、両プレート12,13は嵌合式
の差込み継手を介して半径方向の間隔をおいて互いにか
つ主緩衝器2のハブフランジ7に相対回動不能に結合さ
れている。このために、ハブフランジ8によってハブフ
ランジ7から分離されているプレート13はその外周面
に主緩衝器2のハブフランジ7の方向で軸方向に向いた
結合片14を備え、該結合片はハブフランジ7の切欠7
a内に突入している。図示の実施例では、該切欠7a
は、ハブフランジ7に設けた主緩衝器のばねを収容する
ための切欠に接続されている。結合片14は前緩衝器1
の円板状のハブフランジ8を超えて軸方向に延びてお
り、かつ各自由端に狭い領域14aを備え、該狭い領域
14aは夫々ハブフランジ7の切欠7a内に係合してお
りかつ段部14bを形成している。プレート13は結合
片14の段部14bを介してプレート12の間挿の下に
軸方向でハブフランジ7に支持されている。ハブフラン
ジ7に軸方向で直かに接触しているプレート12はその
外周部に切欠12aを備えており、この切欠を通して結
合片14の狭い領域14aが軸方向で突入しており、か
つ主緩衝器のハブフランジ7に対するプレート12の回
動を阻止すると同時に軸方向位置を固定している。 【0023】クラッチディスクもしくは主緩衝器2の入
力部は、ライニング支持板15並びに軸方向間隔をおい
て隔てボルト16を介してこのライニング支持板15に
相対回動不能に結合された対向板17を有している。隔
てボルト16は軸方向にハブフランジ7の切欠7bを貫
通して延びている。ライニング支持板15及び対向板1
7は半径方向でハブ3の外歯5とオーバラップしてお
り、しかもライニング支持板15は摩擦リング18を介
して半径方向で外周面19に回動可能に支承されてい
る。摩擦リング18の端面18aとハブフランジ8又は
外歯5との間には、予荷重のかけられた波形ばね20が
設けられており、該波形ばねはライニング支持板15と
相対回動不能に結合された摩擦リング18に摩擦係合し
ていると共に、ハブフランジ8を端面11の方向へ負荷
しており、これによってハブフランジ8は減径した歯領
域11上で軸方向に保持されている。軸方向で対向板1
7とハブフランジ7との間には、摩擦リング18が設け
られている。該摩擦リング21は半径方向内側に断面ア
ングル形の付設部21aを備えており、該付設部の半径
方向の脚部は外歯5に支持されている板と対向板17と
の間で緊締されている。対向板17と支持板5aとの間
の摩擦リング21の付設部21aの軸方向の緊締は外歯
5の他方の側に設けられた波形ばね20によって保証さ
れている。 【0024】ライニング支持板15と対向板17との間
の軸方向の隙間には、主緩衝器のハブフランジ7と、こ
れに相対回動不能に結合されたプレート12及び13
と、両プレート12,13の間に設けられた板状のハブ
フランジ8とが配置されている。前緩衝器1の両プレー
ト12,13を半径方向で固定するために、プレート1
3とライニング支持板15との間に皿ばね22が配置さ
れており、該皿ばねは半径方向外側ではライニング支持
板15に支持されておりかつ半径方向内側ではプレート
13をハブフランジ7へ向かって負荷しており、これに
よって結合片14はその段部14bを介してプレート1
2に支持されていると共に該プレートをハブフランジ7
に圧着している。皿ばね22はその外側領域に曲出し部
22aを備えており、該曲出し部はライニング支持板1
5に皿ばね22を回動不能に結合するためにライニング
支持板15の切欠15a内に係合している。摩擦緩衝を
生ぜしめるために、皿ばね22はその半径方向内側領域
に丸味を有する成形部22bを有しており、該成形部は
皿ばね22の予荷重によってプレート13に圧着されて
いる。また皿ばね22の予荷重によって、ハブフランジ
7は対向板17へ向かって押圧され、これによって摩擦
リング21は対向板17とハブフランジ7との間で軸方
向に緊締されている。 【0025】互いに相対回動不能に結合されたライニン
グ支持板15及び対向板17(両者はクラッチディスク
の入力部を形成している)と、主緩衝器2の出力部を形
成しているハブフランジ7との間では、ライニング支持
板15及び対向板17の窓23,24並びにハブフラン
ジ7の窓25内に収容したばね26の作用に抗して相対
回動を行うことが可能である。 【0026】前緩衝器1の入力部を形成するプレート1
2,13と、前緩衝器1の出力部を形成するハブフラン
ジ8との間では、外歯5と内歯6との間の噛合い遊びに
相応して制限された相対回動が可能であり、しかもこの
相対回動は、プレート12,13の窓27,28並びに
ハブフランジ8の窓29内に蓄力部材として設けられた
コイルばね30の作用に抗して行われる。 【0027】また前緩衝器1は、ハブフランジ7とハブ
3との間で可能な回動角の部分範囲にわたってのみ働く
ことができる負荷摩擦装置31を有している。該負荷摩
擦装置31自体は、軸方向でハブフランジ8とプレート
12との間に配置された負荷摩擦板32並びに、ハブフ
ランジ8の他方の側に設けられていて負荷摩擦板32に
相対回動不能に結合された摩擦板33を備えている。負
荷摩擦板32は軸方向に曲げられた舌片34を備えてお
り、該舌片は、ハブフランジ8の切欠35を回動遊びを
もって貫通しており、かつ、舌片端部は、摩擦板33を
軸方向で前記舌片34に支持できるように周方向に減寸
されている。負荷摩擦板32と摩擦板33とを相対回動
不能に結合するために、舌片34の狭い終端領域34a
は、摩擦リング33の外周部に適当に設けた切欠33a
内に係合している(図5参照)。 【0028】図示の実施例ではプレート12は、繊維補
強されたプラスチックもしくは摩擦材又は滑材から製作
されているので、該プレート12は同時に、前緩衝器の
ための摩擦緩衝作用を生ぜしめるためにも役立つ。軸方
向でプレート12と負荷摩擦板32との間には、予荷重
のかけられた波形ばね36が設けられており、該波形ば
ねは、プレート12をハブフランジ7の方へ向かって負
荷する一方、負荷摩擦板32をハブフランジ7から離間
する方向に押圧し、これによって摩擦板33はプレート
13に緊締される。波形ばね36によって生じた力は、
皿ばね22によって生じた力に比して小さい。 【0029】負荷摩擦板32はその外周部に半径方向に
向いた部分37を備えており、該部分には切欠38が設
けられており、該切欠は前緩衝器1の第2のばね段を形
成するばね30を収容するのに役立つ。 【0030】図2から判るように、ばね30は2つのグ
ループのばね30aと30bとに区分されており、一方
のグループのばね30aは前緩衝器の第1のばね段のた
めに、他方のグループのばね30bは前緩衝器1の第2
のばね段のために付加的に設けられている。 【0031】同様に、ばね26も2つのグループのばね
26a,26bに分けられており、一方のグループのば
ね26aは主緩衝器2の第1のばね段のために、かつ他
方のグループのばね26bは主緩衝器2の第2のばね段
のために付加的に設けられている。 【0032】ばね30aはプレート12,13並びに板
状のハブフランジ8の窓27a,28a並びに29a内
に収容されており、これらの窓は周方向で同じ寸法を有
しており、従ってクラッチディスクの不作用位置からハ
ブ3に対してライニング支持板15が相対的に回動する
と、該ばね30aは直ちに応動する。更にまた、ばね3
0aは負荷摩擦板32の窓38a内に夫々収容されてお
り、該窓38aは周方向で窓27a,28a,29aの
寸法より大きな寸法を有しており、従って前緩衝器1の
少なくとも第1のばね段においては負荷摩擦板32に接
触しない。ばね30bはプレート12,13の同寸法の
窓27b,28b並びに板状のハブフランジ8の比較的
大きな窓29b内に収容されている。ばね30bを夫々
収容する負荷摩擦板32の窓38bの周方向の寸法は窓
27b,28bの寸法に相応している。 【0033】主緩衝器2の第1のばね段を形成してい
る、摩擦クラッチの第3のばね段は、ばね26aによっ
て形成されており、該ばねは周方向で見てライニング支
持板及び対向板17並びにハブフランジ7の同寸法の窓
23a,24a,25a内に配置されている。 【0034】ばね26bはライニング支持板15及び対
向板17の同寸法の窓23b,24b内に収容されてお
り、さらにこれらの窓に対して周方向でより大きな、ハ
ブフランジ7の窓25b内にも配置されている。 【0035】次に図2及び図5に基づいて本実施例のク
ラッチディスクの機能態様を説明する。図2における矢
印39は引張方向、要するにモータによって駆動された
入力部(15+17)が、ハブ3によって形成された出
力部を駆動する方向を示す。これに対して矢印40は押
し方向を示す。 【0036】ハブ3に対するライニング支持板15及び
対向板17の引張方向39又は押し方向40での相対回
動時に先ずばね30aが作用する。それというのはプレ
ート12,13及びハブフランジ8の窓27a,28
a,29aが周方向で同じ寸法を有しているからであ
る。この設計に基づいて、ハブ3をライニング支持板1
5及び対向板17に関連して規定された零位置にもたら
すために、ばね30aが役立てられる。 【0037】図2に示したクラッチディスクの不作用位
置を起点として、ライニング支持板15及び対向板17
が、ハブ3もしくは、該ハブと相対回動不能に結合され
たハブフランジ8に対して相対的に回動角A1だけ引張
方向39に回動した際に又は押し方向40でB1だけ回
動した際に、ばね30bはばね30aに対して付加的に
作用を開始する。それというのはハブフランジ8の窓2
9bの縁41が引張方向39で回動角A1だけ回動する
とプレート12,13の窓27b,28b内に配置され
たばね30bが縁41に係合するからである。同様に、
縁42は押し方向40で回動角B1だけ回動するとばね
30bに作用する。引き続き、引張方向39で回動角A
2又は押し方向40で回動角B2だけ回動すると、ハブ
フランジ7の内歯6がハブ3の外歯5に接触し、これに
よって回動角範囲A3が引張方向でかつ回動角範囲B3
が押し方向で制限されかつ主緩衝器2のそれ以上の回動
時に作用する。 【0038】引張方向39で回動角範囲A3並びに押し
方向40で回動角範囲B3を上回った回動が生じると、
ハブフランジ7はハブ3に対して停止し、かつ、クラッ
チディスクの入力部を形成するライニング支持板15及
び対向板17がハブフランジ7に対して相対的にひいて
はハブ3を介して回動し、その結果、主緩衝器の第1の
ばね段を形成するばね26aが先ず引張方向39で回動
角範囲A4及び押し方向40で回動角範囲B4にわたっ
て作用する。この回動角範囲A4もしくはB4以上の相
対回動が生じると、ばね26bはばね26aに対して付
加的に、要するにばね26aに対してパラレルに作用す
る。何故ならば、ハブフランジ7の窓25bの縁43が
ライニング支持板15及び対向板17に対して相対的に
回動角範囲A4だけ回転すると、ライニング支持板15
及び対向板17の窓23b,24b内に配置されたばね
26bに接触するからである。同様に、縁44は回動角
範囲B4だけ回動するとばね26bに作用する。引張方
向39で回動角範囲A5もしくは押し方向40で回動角
範囲B5を有する、主緩衝器2の第2のばね段は隔てボ
ルト16がハブフランジ7の切欠7bの端部輪郭45も
しくは46に衝突することによって制限される。この衝
突によって同時に、引張方向39での最大の回転角範囲
A6並びに押し方向40での回転角範囲B6が制限され
る。 【0039】図2に示した不作用位置を起点としてライ
ニング支持板15及び対向板17が引張方向又は押し方
向で回動すると、まず摩擦リング18及び21aによる
摩擦が生じる。それというのはライニング支持板15及
び対向板17並びにハブフランジ7の同寸法の窓23
a,24a,25a内に配置された比較的高いばね係数
を有するばね26aに基づいて、ライニング支持板1
5、対向板17並びにハブフランジ7が同期的にハブ3
に対して相対的に回動するからである。摩擦リング18
及び21aによって生じる摩擦は極めて僅かなばね剛さ
を有するばね30aに適合して規定される。このばね3
0aは前緩衝器の第1のばね段を形成している。この摩
擦は極めて僅かであり、回動角範囲A1及びB1にわた
ってのみ作用する。回動角範囲A1もしくはB1以上の
相対回動が生じると、負荷摩擦板32の舌片34が引張
方向39ではストッパ縁47にかつ押し方向40ではス
トッパ縁48に接触し、その結果負荷摩擦板32ひいて
は摩擦板33が前緩衝器1のハブフランジ8に対して固
定される。ハブフランジ8に対する負荷摩擦板32及び
摩擦板33のこの固定によって、この負荷摩擦板32及
び摩擦板33は、ハブフランジ7、ひいてはこれに固定
的に結合された部分、特に前緩衝器の入力部分を形成す
る、両プレート22,23の部分に対して相対的に回動
する。この回動はハブフランジ7の内歯6がハブ3の外
歯5に接触するまで行われる。引張方向では回動角範囲
A2及び押し方向では回動角範囲B2に相当するこの回
動中に、比較的大きな摩擦トルクが生じる。この摩擦ト
ルクは、この回動角範囲A2及びB2内で作用する前緩
衝器のばね28a,28bに調和されている。この回動
角範囲A2及びB2内で作用する摩擦トルクは、摩擦リ
ング18,21a並びに負荷摩擦装置31によって生じ
た摩擦トルクの加算によって生じる。 【0040】前緩衝器1の回動角範囲A3もしくはB3
を上回る相対回動が生じると、負荷摩擦装置31は架橋
されてそれ以上は作用しない。 【0041】引張方向39における回動角範囲A4及び
A5並びに押し方向40における回動角範囲B4及びB
5にわたって、摩擦リング21及び皿ばね22によって
規定された摩擦緩衝作用が生じる。この摩擦緩衝作用は
主緩衝器のばね26a,26bに調和されている。主緩
衝器2の回動角範囲にわたって作用する摩擦緩衝作用
は、前緩衝器範囲において負荷摩擦装置31によって生
じる摩擦緩衝作用に比して著しく大きい。主緩衝器領域
内に存在する摩擦ヒステリシスは、前緩衝器1の負荷摩
擦装置31によって生じる摩擦ヒステリシスの数倍であ
り、これは図6には図示されていない。負荷摩擦装置3
1は0.5Nmと2.5Nmとの間のオーダ範囲の摩擦
ヒステリシスXを生ぜしめるのが効果的であり、その場
合、オットー機関では該摩擦ヒステリシスが0.7Nm
と1.6Nmの間、ディーゼル機関では1.2Nmと
2.3Nmとの間にあるのが有利と判った。更に、クラ
ッチディスクの前緩衝器1の第1のばね段を形成する回
動角範囲A1もしくはB1においては、摩擦リング1
8,21によって生じる摩擦ヒステリシスはオットー機
関については0.7Nmよりも小、ディーゼル機関につ
いては1.2Nmよりも小である。 【0042】負荷摩擦装置31と協働するばね30b
は、プレート12,13の窓27b,28b内に予荷重
をかけて組み込まれている。該予荷重は、ばね30bに
よって生じる戻しトルクが、負荷摩擦装置31によって
生じる摩擦トルクに少なくとも等しい大きさになるよう
に選ばれている。このようにすれば、回動角範囲A2,
B2全体にわたって負荷摩擦装置31がばね30bの緊
縮時及び負荷軽減時にその作用を維持することが保証さ
れる。要するに、ばね30bの予荷重によって、負荷摩
擦装置31が常に規定された不作用位置を占めることが
保証される。 【0043】しかし大抵の使用例では、負荷摩擦板もし
くは負荷摩擦装置と協働するばね、つまり前記の実施例
ではばね30bが、前緩衝器の回動角の部分範囲にわた
って又は回動角範囲A2及びB2の少なくとも部分範囲
にわたって負荷摩擦装置の負荷摩擦板に負荷摩擦装置の
摩擦トルクよりも小さな戻しトルクを作用するのが有利
である。このようにすれば、前緩衝器において突発的な
摩擦値上昇が生じることはない。このことは大抵の場合
共振現象を抑制するのに有利である。 【0044】更に、負荷摩擦装置31は引張範囲A6で
のみ、もしくは引張方向39でのみ例えば回動角範囲A
2にわたって作用するのが有利である。このためには、
押し方向40で舌片34と切欠35との間に、図6に示
した少なくとも回動角範囲B3に相応した遊びが設けら
れればよい。
器とを備えており、前記前緩衝器が第1の角度範囲での
み作用し、前記主緩衝器が第1の角度範囲と第2の角度
範囲にわたって作用し、かつ、各緩衝装置のために、そ
のそれぞれの入力部と出力部との間で作用する蓄力部材
及び、摩擦手段によって形成された負荷摩擦装置をそれ
ぞれ設けることができる形式の、特に自動車のためのク
ラッチディスクに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば東独特許第57771号明細書に
基づいて公知になっている前記形式のクラッチディスク
では、特にその図4の線図から明らかなように、良好な
緩衝作用を得るために、ひいてはその都度の使用状態に
一層良好に適合させるために、例えばアイドリング運転
時において自動車の内燃機関と伝達系との間で発生する
僅かな強さの回転振動を減衰するために設計された前緩
衝器と、走行運転時の回転振動を減衰するために設計さ
れた主緩衝器とが設けられている。その場合、クラッチ
ディスクは、前緩衝器及び主緩衝器が共通の入力部及び
出力部を有するように構成されている。可変の摩擦緩衝
作用を得るために、2つの別個の摩擦装置が設けられて
おり、その一方の摩擦装置は、前緩衝器の全動作範囲を
考慮して設計され、また、負荷摩擦装置によって形成さ
れた他方の摩擦装置は、主緩衝器の全動作範囲を考慮し
て設計されている。その場合、負荷摩擦装置は主緩衝器
のばねと協働する。しかしながら当該公知のクラッチデ
ィスクでは、前緩衝器作用範囲と主緩衝器作用範囲とに
わたってそれぞれ同じ摩擦緩衝作用が生じ、その結果、
最近の内燃機関、つまりアイドリング回転数が低く、特
に回転部分が軽量に構成されていることにより比較的大
きな回転均一度を有しているような最近の内燃機関、と
組合せて前記クラッチディスクを採用する可能性が著し
く制約されるという欠点がある。 【0003】更にまた、比較的硬性のばね段に配設され
た負荷摩擦装置が、制御部材と協働する窓及びばね端部
に対する前記制御の適当な遊び代によって、前置の比較
的軟性のばね段の作用範囲内へずれ込んで作用するよう
にクラッチディスクを構成することが、ドイツ連邦共和
国特許第2318908号明細書に基づいて提案されて
いる。この手段によって、当該特許明細書の図2から明
らかなように、押し負荷区分並びに引張負荷区分におい
て共に、ばね特性曲線に重畳した非対称的な摩擦ヒステ
リシスが生じる。それというのは負荷摩擦装置の作用
が、ずれ込んで作用する範囲ではトルク増大の方向でし
か生じないからである。この形式のクラッチディスクを
用いた場合、自動車の駆動系の騒音問題並びに多くの適
用例についての振動及び耐用寿命の問題は解決されはす
るが、この公知の解決手段によっては特にアイドリング
範囲つまり前緩衝器と主緩衝器との間の移行範囲につい
ては共振又は振動の最適な抑制は行われず、従って、鳴
動騒音及びラッセル音を回避できないことが確認され
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、冒頭で述べた形式のクラッチディスクの構造と作用
を改良して、著しい騒音及び振動問題を排除し、特にア
イドリング範囲並びにアイドリングから走行運転範囲へ
の移行範囲において生じる騒音及び振動を減衰すると共
に、格別簡単かつ低廉な製作を可能にしクラッチディス
クの耐用寿命を高めることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1番目の構成手段は、請求項1に記載した通り、
主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの前緩衝
器段内に、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわたって
は作用しない負荷摩擦装置が設けられている点にあり、
第2番目の構成手段は、請求項24に記載した通り、第
1の角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用しな
い、前緩衝器と協働する負荷摩擦装置が設けられている
点にあり、第3番目の構成手段は、請求項47に記載し
た通り、前緩衝器の蓄力部材の戻し力だけにさらされ
る、摩擦手段によって形成された、第1の角度範囲の第
1の部分範囲にわたっては作用しない負荷摩擦装置が設
けられている点にあり、第4番目の構成手段は、請求項
70に記載した通り、主緩衝器の作用開始をもってその
作用を終える、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわた
っては作用しない負荷摩擦装置が設けられている点にあ
り、かつ第5番目の構成手段は、請求項93に記載した
通り、前緩衝器若しくはアイドリング緩衝器内に、第1
の角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用しない負
荷摩擦装置が設けられている点にある。 【0006】 【作用】本発明の構成手段に基づいて、クラッチディス
クの緩衝装置の中立位置から出発して、先ず、前緩衝器
の作用範囲の第1の部分範囲にわたって引張方向及び又
は押し方向で摩擦緩衝作用が仝く生じないか又は著しく
僅かしか生ぜず、次いでこの部分範囲を越えた後に主緩
衝器が作動を開始するまでは、前緩衝器又はこれに所属
した蓄力部材に特に調和された比較的高い摩擦緩衝作用
が生じる。要するに本発明のクラッチディスクによれ
ば、主緩衝器の摩擦装置とは無関係の、可変の摩擦ヒス
テリシス又は段階的な摩擦ヒステリシスが前緩衝器の作
用範囲に生じることになる。 【0007】更に本発明のクラッチディスクに構成に基
づいて、しばしば自動車において伝達系の冷寒時及び内
燃機関のアイドリング状態において生じるラッセル音が
抑制される。ところで該ラッセル音は特に伝達系のドラ
グモーメントが、前緩衝器によって伝達される最大トル
クの大きさに相当する範囲内にあるときに生じる。この
条件は自動車では伝達系の冷寒状態及び内燃機関のアイ
ドリング状態においては大抵の場合満たされる。他面に
おいてラッセル音は、前述の条件が存在する場合、不均
一度もしくは角速度変化又はトルク変動によって前緩衝
器の作用範囲が超えられるので、これによって、遥かに
大きなばね剛さを有する主緩衝器が使用されることにな
り、この主緩衝器がアイドリング時に生じるトルク変動
に対して、いわば硬い、要するに撓み不能なストッパと
して作用することに起因している。主緩衝器の一時的な
使用によって、前緩衝器の回動量を制限する部分間にほ
ぼ非弾性的な衝撃もしくは反跳が生じ、これによってこ
れら部分間に反跳又は衝撃が生じる。前緩衝器の回転量
を制限するこれら部分間のこの衝突及び反跳によって、
クラッチディスクの出力部に回動不能に結合された伝達
系入力軸が回転振動を行い、これによって、伝達系内で
噛み合っている歯の間に存在する遊びによって、歯面の
離反及び衝突時にラッセル音が生じる。これに対して前
緩衝器のための、両回転方向で作用することのできる本
発明に基づく負荷摩擦装置に基づいて、主緩衝器のすで
に述べたような使用に起因して生じる反跳が効果的に緩
衝もしくは吸収されることになる。 【0008】 【発明の実施の形態】前緩衝器の負荷摩擦部分は、前記
その他の部分範囲の少なくとも1部分セクタにわたっ
て、これと協働する蓄力部材によって戻されるのが有利
である。 【0009】また前緩衝器が少なくとも2つのばね段を
備え、負荷摩擦装置が、前緩衝器の第2のばね段で作用
する蓄力部材と協働すると特に効果的である。その場
合、負荷摩擦板は適当に形成された輪郭部、例えば翼又
は突出部等を介してこの蓄力部材に接触する。前緩衝器
の負荷摩擦装置もしくは負荷摩擦部分と協働する蓄力部
材が、負荷摩擦装置によって生じるトルクに少なくとも
等しいか又は該トルクよりも大きなトルクを負荷摩擦装
置に生ぜしめるような予荷重を有しているのがよく、こ
れによって、負荷摩擦装置もしくは負荷摩擦部分は、ク
ラッチディスクの非負荷状態では前緩衝器の作用範囲内
で常に規定された位置を占める。通常運転温度において
かつアイドリングで回転する熱い内燃機関において前緩
衝器の第1のばね段が伝達系のドラグトルク並びに重畳
されたトルク振動と回転振動を吸収できるように前緩衝
器を設計しておくのが有利である。 【0010】前緩衝器の負荷摩擦部分、例えば負荷摩擦
板は単にアイドリング範囲でだけ作用するのが特に有利
である。換言すれば、この負荷摩擦部分が、負荷範囲に
相当する第2の回転角範囲へ移行する際に架橋されるの
が有利である。 【0011】負荷摩擦装置が0.5乃至2.5Nmの摩
擦ヒステリシスを生ぜしめ、殊にオット機関では0.7
乃至1.6Nmの摩擦ヒステリシスを生ぜしめ、ディー
ゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒステリシス
を生ぜしめるように前緩衝器の負荷摩擦装置を設計して
おくと特に効果的である。 【0012】本発明の別の実施形態によれば、負荷摩擦
部分は、半径方向で延びるアーム又は軸方向で曲げられ
た舌片のような制御ストッパを有しており、該制御スト
ッパはクラッチディスクのその他の構成部分に当接する
ことによって負荷摩擦装置の使用を規定する。 【0013】緩衝特性曲線に対する最適の適合を可能に
するために、主緩衝器についても同様に少なくとも1つ
の負荷摩擦装置を設けておくのが効果的である。この負
荷摩擦装置は、主緩衝器が作用する第2の回動角範囲の
第1の部分範囲にわたっては作用せず、かつ前記の第2
の回転角範囲のその他の部分範囲にわたって作用するよ
うにするのが有利である。 【0014】特に、前緩衝器の負荷摩擦装置が、負荷範
囲に相当する第2の回転角範囲への移行時に架橋される
ようなクラッチディスクにおいては、クラッチディスク
の出力部は、伝達系軸に取付けるための内部輪郭を備え
たハブ部分を形成しており、該ハブ部分に前緩衝器のフ
ランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を備えたフランジ部分
もしくはハブ部分が収容されており、かつ該内部輪郭を
通して、クラッチディスクの、付加的に外部輪郭を備え
た出力部が貫通しており、かつこの両方の輪郭を介し
て、フランジ部分もしくはハブ部分とクラッチディスク
の出力部もしくは前緩衝器のフランジとの間に相対運動
が生じ、かつ、その場合更に、蓄力部材が各入力部の窓
及び各フランジの窓内に収容されていると特に効果的で
ある。このような構成のクラッチディスクでは、前緩衝
器の入力部が、これのフランジの両側に配置された2つ
の側板、要するにこのフランジの側部に接しかつ主緩衝
器の出力部を形成するフランジと回動不能な2つの側板
によって形成される。その場合、前緩衝器のフランジと
主緩衝器のフランジとの間に配置された側板が主緩衝器
のフランジに直かに接し、これによって所望の軸方向の
スペースが削減できると有利である。さらに前緩衝器の
負荷摩擦装置が、一方の側板と前緩衝器のフランジとの
間に設けられた前緩衝器の少なくとも1つの蓄力部材と
協働する1つの負荷摩擦板と、この負荷摩擦板と回動不
能に他方の側板と前緩衝器のフランジとの間に配置され
た摩擦板と、摩擦力を生ぜしめるために負荷摩擦板及び
摩擦板に予荷重をかける蓄力部材とを有しているのが効
果的である。負荷摩擦板と摩擦板との間の相対回動を阻
止するために、少なくとも何れかの摩擦板が切欠を備
え、この切欠を通って前緩衝器のハブフランジが貫通
し、かつ両方の摩擦板が軸方向でこの舌片を介して互い
に支持されているのが特に有利である。 【0015】クラッチディスクの特に有利な構成では、
前緩衝器の負荷摩擦板は、主緩衝器のフランジと回動不
能な側板と、前緩衝器のフランジとの間に設けられてい
る。このことは取りも直さず、負荷摩擦板が空間的に前
緩衝器のフランジと主緩衝器のフランジとの間にも配置
されていることを意味している。 【0016】主緩衝器のハブフランジに接する側板が摩
擦材又は滑材から成り、これによって側板は前緩衝器の
ための蓄力部材を収容するため並びに前緩衝器の負荷摩
擦装置のための摩擦緩衝作用を発生させるためにも役立
てられる。主緩衝器のハブフランジに接する側板は、繊
維強化されたプラスチックから成るのが有利である。 【0017】主緩衝器のハブフランジに接する側板と負
荷摩擦板との間に負荷摩擦装置のための軸方向に作用す
る蓄力部材を軸方向に設けておくのが有利である。この
蓄力部材は波形リングとして形成されているのが一層有
利である。 【0018】クラッチディスクの入力部、ひいては主緩
衝器の入力部をライニング支持板及び対向板によって構
成し、軸方向でライニング支持板と対向板との間に前緩
衝器と主緩衝器のハブフランジを収容すれば、クラッチ
ディスクの機能及び構造は更に改善される。更に、軸方
向で、主緩衝器のハブフランジとは逆の、前緩衝器の側
に設けた側板と、ライニング支持板又は対向板との間に
蓄力部材、例えば皿ばねが設けられるのが有利である。
この皿ばねは、クラッチディスクの出力部を形成するハ
ブ部分に収容された構成部分を軸方向で緊締する。 【0019】更に、前緩衝器の負荷摩擦装置は、クラッ
チディスクの引張範囲、つまり内燃機関によって駆動さ
れるクラッチディスクの入力部がクラッチディスクの出
力部を駆動する範囲でのみ作用するのが有利である。 【0020】 【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。 【0021】図1及び図2に示したクラッチディスクは
前緩衝器1及び主緩衝器2を備えている。前緩衝器1及
び主緩衝器2は、クラッチディスクの出力部を形成する
ハブ3によって支持されている。ハブ3は内歯(内部輪
郭部)4を備えており、この内歯4を介してハブは、詳
細な図示を省いた伝動入力軸に回転不能に結合されてい
る。またハブ3は外歯5も備えており、該外歯(外部輪
郭部)5は、主緩衝器2の出力部を形成するハブフラン
ジ7の内歯6と噛合っている。外歯5及び内歯6は周方
向で噛合い遊びを有しており、該噛合い遊びは前緩衝器
1の回転角範囲に相当している。ハブ3は更に、該ハブ
と相対回動不能に結合されたハブフランジ8を備えてお
り、該ハブフランジは前緩衝器1の出力部を形成してい
る。ハブ3と相対回動不能に結合するために、ハブフラ
ンジ8は内歯9を備えており、この内歯9はハブ3の外
歯5の減径した歯領域10に適合している。この歯領域
10が存在しているために、外歯5は端面11を形成し
ており、該端面にハブフランジ8が軸方向で支持されて
いる。 【0022】前緩衝器1の入力部は、円板状のハブフラ
ンジ8の両側に配置された2つのプレート12,13に
よって形成されており、両プレート12,13は嵌合式
の差込み継手を介して半径方向の間隔をおいて互いにか
つ主緩衝器2のハブフランジ7に相対回動不能に結合さ
れている。このために、ハブフランジ8によってハブフ
ランジ7から分離されているプレート13はその外周面
に主緩衝器2のハブフランジ7の方向で軸方向に向いた
結合片14を備え、該結合片はハブフランジ7の切欠7
a内に突入している。図示の実施例では、該切欠7a
は、ハブフランジ7に設けた主緩衝器のばねを収容する
ための切欠に接続されている。結合片14は前緩衝器1
の円板状のハブフランジ8を超えて軸方向に延びてお
り、かつ各自由端に狭い領域14aを備え、該狭い領域
14aは夫々ハブフランジ7の切欠7a内に係合してお
りかつ段部14bを形成している。プレート13は結合
片14の段部14bを介してプレート12の間挿の下に
軸方向でハブフランジ7に支持されている。ハブフラン
ジ7に軸方向で直かに接触しているプレート12はその
外周部に切欠12aを備えており、この切欠を通して結
合片14の狭い領域14aが軸方向で突入しており、か
つ主緩衝器のハブフランジ7に対するプレート12の回
動を阻止すると同時に軸方向位置を固定している。 【0023】クラッチディスクもしくは主緩衝器2の入
力部は、ライニング支持板15並びに軸方向間隔をおい
て隔てボルト16を介してこのライニング支持板15に
相対回動不能に結合された対向板17を有している。隔
てボルト16は軸方向にハブフランジ7の切欠7bを貫
通して延びている。ライニング支持板15及び対向板1
7は半径方向でハブ3の外歯5とオーバラップしてお
り、しかもライニング支持板15は摩擦リング18を介
して半径方向で外周面19に回動可能に支承されてい
る。摩擦リング18の端面18aとハブフランジ8又は
外歯5との間には、予荷重のかけられた波形ばね20が
設けられており、該波形ばねはライニング支持板15と
相対回動不能に結合された摩擦リング18に摩擦係合し
ていると共に、ハブフランジ8を端面11の方向へ負荷
しており、これによってハブフランジ8は減径した歯領
域11上で軸方向に保持されている。軸方向で対向板1
7とハブフランジ7との間には、摩擦リング18が設け
られている。該摩擦リング21は半径方向内側に断面ア
ングル形の付設部21aを備えており、該付設部の半径
方向の脚部は外歯5に支持されている板と対向板17と
の間で緊締されている。対向板17と支持板5aとの間
の摩擦リング21の付設部21aの軸方向の緊締は外歯
5の他方の側に設けられた波形ばね20によって保証さ
れている。 【0024】ライニング支持板15と対向板17との間
の軸方向の隙間には、主緩衝器のハブフランジ7と、こ
れに相対回動不能に結合されたプレート12及び13
と、両プレート12,13の間に設けられた板状のハブ
フランジ8とが配置されている。前緩衝器1の両プレー
ト12,13を半径方向で固定するために、プレート1
3とライニング支持板15との間に皿ばね22が配置さ
れており、該皿ばねは半径方向外側ではライニング支持
板15に支持されておりかつ半径方向内側ではプレート
13をハブフランジ7へ向かって負荷しており、これに
よって結合片14はその段部14bを介してプレート1
2に支持されていると共に該プレートをハブフランジ7
に圧着している。皿ばね22はその外側領域に曲出し部
22aを備えており、該曲出し部はライニング支持板1
5に皿ばね22を回動不能に結合するためにライニング
支持板15の切欠15a内に係合している。摩擦緩衝を
生ぜしめるために、皿ばね22はその半径方向内側領域
に丸味を有する成形部22bを有しており、該成形部は
皿ばね22の予荷重によってプレート13に圧着されて
いる。また皿ばね22の予荷重によって、ハブフランジ
7は対向板17へ向かって押圧され、これによって摩擦
リング21は対向板17とハブフランジ7との間で軸方
向に緊締されている。 【0025】互いに相対回動不能に結合されたライニン
グ支持板15及び対向板17(両者はクラッチディスク
の入力部を形成している)と、主緩衝器2の出力部を形
成しているハブフランジ7との間では、ライニング支持
板15及び対向板17の窓23,24並びにハブフラン
ジ7の窓25内に収容したばね26の作用に抗して相対
回動を行うことが可能である。 【0026】前緩衝器1の入力部を形成するプレート1
2,13と、前緩衝器1の出力部を形成するハブフラン
ジ8との間では、外歯5と内歯6との間の噛合い遊びに
相応して制限された相対回動が可能であり、しかもこの
相対回動は、プレート12,13の窓27,28並びに
ハブフランジ8の窓29内に蓄力部材として設けられた
コイルばね30の作用に抗して行われる。 【0027】また前緩衝器1は、ハブフランジ7とハブ
3との間で可能な回動角の部分範囲にわたってのみ働く
ことができる負荷摩擦装置31を有している。該負荷摩
擦装置31自体は、軸方向でハブフランジ8とプレート
12との間に配置された負荷摩擦板32並びに、ハブフ
ランジ8の他方の側に設けられていて負荷摩擦板32に
相対回動不能に結合された摩擦板33を備えている。負
荷摩擦板32は軸方向に曲げられた舌片34を備えてお
り、該舌片は、ハブフランジ8の切欠35を回動遊びを
もって貫通しており、かつ、舌片端部は、摩擦板33を
軸方向で前記舌片34に支持できるように周方向に減寸
されている。負荷摩擦板32と摩擦板33とを相対回動
不能に結合するために、舌片34の狭い終端領域34a
は、摩擦リング33の外周部に適当に設けた切欠33a
内に係合している(図5参照)。 【0028】図示の実施例ではプレート12は、繊維補
強されたプラスチックもしくは摩擦材又は滑材から製作
されているので、該プレート12は同時に、前緩衝器の
ための摩擦緩衝作用を生ぜしめるためにも役立つ。軸方
向でプレート12と負荷摩擦板32との間には、予荷重
のかけられた波形ばね36が設けられており、該波形ば
ねは、プレート12をハブフランジ7の方へ向かって負
荷する一方、負荷摩擦板32をハブフランジ7から離間
する方向に押圧し、これによって摩擦板33はプレート
13に緊締される。波形ばね36によって生じた力は、
皿ばね22によって生じた力に比して小さい。 【0029】負荷摩擦板32はその外周部に半径方向に
向いた部分37を備えており、該部分には切欠38が設
けられており、該切欠は前緩衝器1の第2のばね段を形
成するばね30を収容するのに役立つ。 【0030】図2から判るように、ばね30は2つのグ
ループのばね30aと30bとに区分されており、一方
のグループのばね30aは前緩衝器の第1のばね段のた
めに、他方のグループのばね30bは前緩衝器1の第2
のばね段のために付加的に設けられている。 【0031】同様に、ばね26も2つのグループのばね
26a,26bに分けられており、一方のグループのば
ね26aは主緩衝器2の第1のばね段のために、かつ他
方のグループのばね26bは主緩衝器2の第2のばね段
のために付加的に設けられている。 【0032】ばね30aはプレート12,13並びに板
状のハブフランジ8の窓27a,28a並びに29a内
に収容されており、これらの窓は周方向で同じ寸法を有
しており、従ってクラッチディスクの不作用位置からハ
ブ3に対してライニング支持板15が相対的に回動する
と、該ばね30aは直ちに応動する。更にまた、ばね3
0aは負荷摩擦板32の窓38a内に夫々収容されてお
り、該窓38aは周方向で窓27a,28a,29aの
寸法より大きな寸法を有しており、従って前緩衝器1の
少なくとも第1のばね段においては負荷摩擦板32に接
触しない。ばね30bはプレート12,13の同寸法の
窓27b,28b並びに板状のハブフランジ8の比較的
大きな窓29b内に収容されている。ばね30bを夫々
収容する負荷摩擦板32の窓38bの周方向の寸法は窓
27b,28bの寸法に相応している。 【0033】主緩衝器2の第1のばね段を形成してい
る、摩擦クラッチの第3のばね段は、ばね26aによっ
て形成されており、該ばねは周方向で見てライニング支
持板及び対向板17並びにハブフランジ7の同寸法の窓
23a,24a,25a内に配置されている。 【0034】ばね26bはライニング支持板15及び対
向板17の同寸法の窓23b,24b内に収容されてお
り、さらにこれらの窓に対して周方向でより大きな、ハ
ブフランジ7の窓25b内にも配置されている。 【0035】次に図2及び図5に基づいて本実施例のク
ラッチディスクの機能態様を説明する。図2における矢
印39は引張方向、要するにモータによって駆動された
入力部(15+17)が、ハブ3によって形成された出
力部を駆動する方向を示す。これに対して矢印40は押
し方向を示す。 【0036】ハブ3に対するライニング支持板15及び
対向板17の引張方向39又は押し方向40での相対回
動時に先ずばね30aが作用する。それというのはプレ
ート12,13及びハブフランジ8の窓27a,28
a,29aが周方向で同じ寸法を有しているからであ
る。この設計に基づいて、ハブ3をライニング支持板1
5及び対向板17に関連して規定された零位置にもたら
すために、ばね30aが役立てられる。 【0037】図2に示したクラッチディスクの不作用位
置を起点として、ライニング支持板15及び対向板17
が、ハブ3もしくは、該ハブと相対回動不能に結合され
たハブフランジ8に対して相対的に回動角A1だけ引張
方向39に回動した際に又は押し方向40でB1だけ回
動した際に、ばね30bはばね30aに対して付加的に
作用を開始する。それというのはハブフランジ8の窓2
9bの縁41が引張方向39で回動角A1だけ回動する
とプレート12,13の窓27b,28b内に配置され
たばね30bが縁41に係合するからである。同様に、
縁42は押し方向40で回動角B1だけ回動するとばね
30bに作用する。引き続き、引張方向39で回動角A
2又は押し方向40で回動角B2だけ回動すると、ハブ
フランジ7の内歯6がハブ3の外歯5に接触し、これに
よって回動角範囲A3が引張方向でかつ回動角範囲B3
が押し方向で制限されかつ主緩衝器2のそれ以上の回動
時に作用する。 【0038】引張方向39で回動角範囲A3並びに押し
方向40で回動角範囲B3を上回った回動が生じると、
ハブフランジ7はハブ3に対して停止し、かつ、クラッ
チディスクの入力部を形成するライニング支持板15及
び対向板17がハブフランジ7に対して相対的にひいて
はハブ3を介して回動し、その結果、主緩衝器の第1の
ばね段を形成するばね26aが先ず引張方向39で回動
角範囲A4及び押し方向40で回動角範囲B4にわたっ
て作用する。この回動角範囲A4もしくはB4以上の相
対回動が生じると、ばね26bはばね26aに対して付
加的に、要するにばね26aに対してパラレルに作用す
る。何故ならば、ハブフランジ7の窓25bの縁43が
ライニング支持板15及び対向板17に対して相対的に
回動角範囲A4だけ回転すると、ライニング支持板15
及び対向板17の窓23b,24b内に配置されたばね
26bに接触するからである。同様に、縁44は回動角
範囲B4だけ回動するとばね26bに作用する。引張方
向39で回動角範囲A5もしくは押し方向40で回動角
範囲B5を有する、主緩衝器2の第2のばね段は隔てボ
ルト16がハブフランジ7の切欠7bの端部輪郭45も
しくは46に衝突することによって制限される。この衝
突によって同時に、引張方向39での最大の回転角範囲
A6並びに押し方向40での回転角範囲B6が制限され
る。 【0039】図2に示した不作用位置を起点としてライ
ニング支持板15及び対向板17が引張方向又は押し方
向で回動すると、まず摩擦リング18及び21aによる
摩擦が生じる。それというのはライニング支持板15及
び対向板17並びにハブフランジ7の同寸法の窓23
a,24a,25a内に配置された比較的高いばね係数
を有するばね26aに基づいて、ライニング支持板1
5、対向板17並びにハブフランジ7が同期的にハブ3
に対して相対的に回動するからである。摩擦リング18
及び21aによって生じる摩擦は極めて僅かなばね剛さ
を有するばね30aに適合して規定される。このばね3
0aは前緩衝器の第1のばね段を形成している。この摩
擦は極めて僅かであり、回動角範囲A1及びB1にわた
ってのみ作用する。回動角範囲A1もしくはB1以上の
相対回動が生じると、負荷摩擦板32の舌片34が引張
方向39ではストッパ縁47にかつ押し方向40ではス
トッパ縁48に接触し、その結果負荷摩擦板32ひいて
は摩擦板33が前緩衝器1のハブフランジ8に対して固
定される。ハブフランジ8に対する負荷摩擦板32及び
摩擦板33のこの固定によって、この負荷摩擦板32及
び摩擦板33は、ハブフランジ7、ひいてはこれに固定
的に結合された部分、特に前緩衝器の入力部分を形成す
る、両プレート22,23の部分に対して相対的に回動
する。この回動はハブフランジ7の内歯6がハブ3の外
歯5に接触するまで行われる。引張方向では回動角範囲
A2及び押し方向では回動角範囲B2に相当するこの回
動中に、比較的大きな摩擦トルクが生じる。この摩擦ト
ルクは、この回動角範囲A2及びB2内で作用する前緩
衝器のばね28a,28bに調和されている。この回動
角範囲A2及びB2内で作用する摩擦トルクは、摩擦リ
ング18,21a並びに負荷摩擦装置31によって生じ
た摩擦トルクの加算によって生じる。 【0040】前緩衝器1の回動角範囲A3もしくはB3
を上回る相対回動が生じると、負荷摩擦装置31は架橋
されてそれ以上は作用しない。 【0041】引張方向39における回動角範囲A4及び
A5並びに押し方向40における回動角範囲B4及びB
5にわたって、摩擦リング21及び皿ばね22によって
規定された摩擦緩衝作用が生じる。この摩擦緩衝作用は
主緩衝器のばね26a,26bに調和されている。主緩
衝器2の回動角範囲にわたって作用する摩擦緩衝作用
は、前緩衝器範囲において負荷摩擦装置31によって生
じる摩擦緩衝作用に比して著しく大きい。主緩衝器領域
内に存在する摩擦ヒステリシスは、前緩衝器1の負荷摩
擦装置31によって生じる摩擦ヒステリシスの数倍であ
り、これは図6には図示されていない。負荷摩擦装置3
1は0.5Nmと2.5Nmとの間のオーダ範囲の摩擦
ヒステリシスXを生ぜしめるのが効果的であり、その場
合、オットー機関では該摩擦ヒステリシスが0.7Nm
と1.6Nmの間、ディーゼル機関では1.2Nmと
2.3Nmとの間にあるのが有利と判った。更に、クラ
ッチディスクの前緩衝器1の第1のばね段を形成する回
動角範囲A1もしくはB1においては、摩擦リング1
8,21によって生じる摩擦ヒステリシスはオットー機
関については0.7Nmよりも小、ディーゼル機関につ
いては1.2Nmよりも小である。 【0042】負荷摩擦装置31と協働するばね30b
は、プレート12,13の窓27b,28b内に予荷重
をかけて組み込まれている。該予荷重は、ばね30bに
よって生じる戻しトルクが、負荷摩擦装置31によって
生じる摩擦トルクに少なくとも等しい大きさになるよう
に選ばれている。このようにすれば、回動角範囲A2,
B2全体にわたって負荷摩擦装置31がばね30bの緊
縮時及び負荷軽減時にその作用を維持することが保証さ
れる。要するに、ばね30bの予荷重によって、負荷摩
擦装置31が常に規定された不作用位置を占めることが
保証される。 【0043】しかし大抵の使用例では、負荷摩擦板もし
くは負荷摩擦装置と協働するばね、つまり前記の実施例
ではばね30bが、前緩衝器の回動角の部分範囲にわた
って又は回動角範囲A2及びB2の少なくとも部分範囲
にわたって負荷摩擦装置の負荷摩擦板に負荷摩擦装置の
摩擦トルクよりも小さな戻しトルクを作用するのが有利
である。このようにすれば、前緩衝器において突発的な
摩擦値上昇が生じることはない。このことは大抵の場合
共振現象を抑制するのに有利である。 【0044】更に、負荷摩擦装置31は引張範囲A6で
のみ、もしくは引張方向39でのみ例えば回動角範囲A
2にわたって作用するのが有利である。このためには、
押し方向40で舌片34と切欠35との間に、図6に示
した少なくとも回動角範囲B3に相応した遊びが設けら
れればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分的に示した本発明の1実施例によるクラッ
チディスクの横断面図である。 【図2】図1の矢印Zの方向で見た一部破断して示した
端面図である。 【図3】図1のIII−III線に沿った断面図であ
る。 【図4】図1に示した一点鎖線円Yで囲んだ部分の拡大
詳細図である。 【図5】図1のV−V線に沿った断面図である。 【図6】回動角を横軸に、また回動モーメントを縦軸に
プロットして示し、しかも主緩衝器において発生する摩
擦ヒステリシスの図示を省いて示した本発明によるクラ
ッチディスクの回動角とトルクとの関係線図である。 【符号の説明】 1 前緩衝器、 2 主緩衝器、 3 ハブ、
4 内歯、 5外歯、 5a 支持板、 6 内
歯、 7,8 ハブフランジ、 7a,7b 切
欠、 9 内歯、 10 歯領域、 11 端
面、 12,13 プレート、 12a 切欠、
14 結合片、 14a 狭い領域、 14b
段部、 15 ライニング支持板、 15a 切
欠、 16隔てボルト、 17 対向板、 18
摩擦リング、 18a 端面、 19 外周面、
20 波形ばね、 21 摩擦リング、 21a付
加部、 22 皿ばね、 22a 曲出し部、 2
2b 成形部、23,24,25,23a,24a,
25a,23b,24b,25b 窓、26,26
a,26b ばね、 27,28,29 窓、 2
7a,28a,29a,27b,28b,29b
窓、 30 コイルばね、 30a,30b ば
ね、 31 負荷摩擦装置、 32 負荷摩擦板、
33摩擦板、 33a 切欠、 34 舌片、
34a 終端領域、 35切欠、 36 波形ば
ね、 37 部分、 38 切欠、 38a,38
b 窓、 39 引張方向、 40 押し方向、
43 縁、 45,46 端部輪郭、 47,4
8 ストッパ縁
チディスクの横断面図である。 【図2】図1の矢印Zの方向で見た一部破断して示した
端面図である。 【図3】図1のIII−III線に沿った断面図であ
る。 【図4】図1に示した一点鎖線円Yで囲んだ部分の拡大
詳細図である。 【図5】図1のV−V線に沿った断面図である。 【図6】回動角を横軸に、また回動モーメントを縦軸に
プロットして示し、しかも主緩衝器において発生する摩
擦ヒステリシスの図示を省いて示した本発明によるクラ
ッチディスクの回動角とトルクとの関係線図である。 【符号の説明】 1 前緩衝器、 2 主緩衝器、 3 ハブ、
4 内歯、 5外歯、 5a 支持板、 6 内
歯、 7,8 ハブフランジ、 7a,7b 切
欠、 9 内歯、 10 歯領域、 11 端
面、 12,13 プレート、 12a 切欠、
14 結合片、 14a 狭い領域、 14b
段部、 15 ライニング支持板、 15a 切
欠、 16隔てボルト、 17 対向板、 18
摩擦リング、 18a 端面、 19 外周面、
20 波形ばね、 21 摩擦リング、 21a付
加部、 22 皿ばね、 22a 曲出し部、 2
2b 成形部、23,24,25,23a,24a,
25a,23b,24b,25b 窓、26,26
a,26b ばね、 27,28,29 窓、 2
7a,28a,29a,27b,28b,29b
窓、 30 コイルばね、 30a,30b ば
ね、 31 負荷摩擦装置、 32 負荷摩擦板、
33摩擦板、 33a 切欠、 34 舌片、
34a 終端領域、 35切欠、 36 波形ば
ね、 37 部分、 38 切欠、 38a,38
b 窓、 39 引張方向、 40 押し方向、
43 縁、 45,46 端部輪郭、 47,4
8 ストッパ縁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ルードルフ ヘネマン
ドイツ連邦共和国 オツタースヴアイア
ー シユヴアルツヴアルトシユトラーセ
44
(56)参考文献 実開 昭58−58120(JP,U)
実開 昭59−147925(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16D 13/64
F16F 15/12
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.前緩衝器と主緩衝器とを備えており、前記前緩衝器
が第1の角度範囲でのみ作用し、前記主緩衝器が第1の
角度範囲を経たのち第2の角度範囲にわたって作用し、
かつ、各緩衝器のために、そのそれぞれの入力部と出力
部との間で作用する蓄力部材及び、摩擦手段によって形
成された負荷摩擦装置をそれぞれ設けることができる形
式の、特に自動車のためのクラッチディスクにおいて、
主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの前緩衝
器段内に、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわたって
は作用しない負荷摩擦装置が設けられていることを特徴
とする、クラッチディスク。 2.主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの前
緩衝器段の入力部と出力部の間に負荷摩擦装置が設けら
れている、請求項1記載のクラッチディスク。 3.主緩衝器が作用することのない第1の角度範囲の少
なくとも第1の部分範囲(A1,B1)にわたっては作
用せずかつ前記第1の角度範囲の別の部分範囲(A2,
B2)にわたって作用して摩擦緩衝作用を生ぜしめる負
荷摩擦装置が設けられており、該負荷摩擦装置が、負荷
摩擦板(32)のような少なくとも1つの負荷摩擦部分
を備えており、この負荷摩擦部分が切欠窓状の接触輪郭
(38)を介して前緩衝器の少なくとも1つの蓄力部材
と協働するようにした、請求項1又は2記載のクラッチ
ディスク。 4.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が、前記別
の部分範囲(A2,B2)の少なくとも一部にわたっ
て、これと協働する蓄力部材(30b)によって戻され
る、請求項1から3までのいずれか1項記載の記載のク
ラッチディスク。 5.前緩衝器(1)が少なくとも2つのばね段(A1,
A2;B1,B2)を有している、請求項1から4まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 6.負荷摩擦装置(31)が前緩衝器(1)の第2のば
ね段(A2,B2)内で作用する、請求項5記載のクラ
ッチディスク。 7.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が第1の角
度範囲(A3,B3)でのみ作用する、請求項1から6
までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 8.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、0.5乃
至2.5Nmの摩擦ヒステリシス(X)を生ぜしめ、し
かもオットー機関では0.7乃至1.6Nm、またディ
ーゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒステリシ
スを生ぜしめる、請求項1から7までのいずれか1項記
載のクラッチディスク。 9.負荷摩擦部分(32)が、負荷摩擦装置(31)の
作用開始を規定する制御ストッパ(34)を有してい
る、請求項1から8までのいずれか1項記載のクラッチ
ディスク。 10.主緩衝器(2)のための少なくとも1つの負荷摩
擦装置が設けられている、請求項1から9までのいずれ
か1項記載のクラッチディスク。 11.主緩衝器(2)の負荷摩擦装置が第2の角度範囲
の第1の部分範囲にわたって作用せずに、この第2の角
度範囲のその他の部分範囲にわたって作用する、請求項
10記載のクラッチディスク。 12.クラッチディスクの出力部が、伝動軸に取付ける
ための内部輪郭を備えたハブ部分から成り、このハブ部
分には前緩衝器のフランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を
備えたフランジ部分若しくはハブ部分が回動不能に受容
されており、クラッチディスクの付加的に外部輪郭を備
えた出力部が前記内部輪郭を貫通して延在しており、か
つ、この両輪郭を介して主緩衝器のフランジ部分若しく
はハブ部分がクラッチディスクの出力部に対して相対運
動可能であり、蓄力部材が各入力部及び各フランジの窓
内に収容されており、前緩衝器(1)のフランジ(8)
の両側に配置され、主緩衝器(2)の出力部(7)を形
成するフランジと回動不能な2つの側板(12,13)
によって形成されている、請求項1から11までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 13.前緩衝器(1)のフランジ(8)と主緩衝器
(2)のフランジ(7)との間に配置された側板(1
2)が主緩衝器(2)のフランジ(7)にじかに接触し
ている、請求項1から12までのいずれか1項記載のク
ラッチディスク。 14.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、一方
の側板(12)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との
間に設けられ前緩衝器(1)の少なくとも1つの蓄力部
材(30b)と協働する1つの負荷摩擦板(32)と、
この負荷摩擦板(32)と回動不能に他方の側板(1
3)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に配置さ
れた少なくとも1つの摩擦板(33)と、摩擦を生ぜし
めるために負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)とを緊
縮する蓄力部材(36)とを有している、請求項1から
13までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 15.負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)との間の相
対回動を阻止するために、少なくともそのいずれか一方
が舌片(34)によって前緩衝器(1)のハブフランジ
(8)を貫通しており、かつ、負荷摩擦板(32)と摩
擦板(33)とが軸方向でこの舌片(34)を介して互
いに支持されている、請求項1から14までのいずれか
1項記載のクラッチディスク。 16.前緩衝器の負荷摩擦板(32)が、主緩衝器
(2)のフランジ(7)と回転不能な側板(12)と、
前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に設けられてい
る、請求項1から15までのいずれか1項記載のクラッ
チディスク。 17.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接する側
板(12)が摩擦板又は滑り材(12)から成る、請求
項1から16までのいずれか1項記載のクラッチディス
ク。 18.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接した側
板(12)がプラスチックから成る、請求項1から17
までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 19.軸方向で、主緩衝器(2)のハブフランジ(7)
に接する側板(12)と負荷摩擦板(32)との間に、
負荷摩擦装置(31)のための軸方向で作用する蓄力部
材(36)が設けられている、請求項1から18までの
いずれか1項記載のクラッチディスク。 20.軸方向で作用する蓄力部材が波形リング(36)
から成る、請求項19記載のクラッチディスク。 21.クラッチディスクの入力部がライニング支持板及
び対向板(15,17)によって形成されており、軸方
向でこれらの間に、前緩衝器(1)と、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とが収容されている、請求項1か
ら20までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 22.軸方向でハブフランジ(8)の、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とは逆の側に設けた側板(13)
と、ライニング支持板又は対向板(15)との間に、皿
ばねが設けられている、請求項1から21までのいずれ
か1項記載のクラッチディスク。 23.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が引張り
範囲(A6)でのみ作用する、請求項1から22までの
いずれか1項記載のクラッチディスク。 24.前緩衝器と主緩衝器とを備えており、前記前緩衝
器が第1の角度範囲でのみ作用し、前記主緩衝器が第1
の角度範囲を経たのち第2の角度範囲にわたって作用
し、かつ、各緩衝器のために、そのそれぞれの入力部と
出力部との間で作用する蓄力部材及び、摩擦手段によっ
て形成された負荷摩擦装置をそれぞれ設けることがで
き、かつ前記クラッチディスクの出力部には相対回動不
能に前緩衝器出力部が設けられており、また該前緩衝器
出力部と前緩衝器入力部との間には蓄力部材が介在し、
主緩衝器が、クラッチディスクの出力部に対して周方向
遊びをもって受容されたフランジを有している形式の、
特に自動車のためのクラッチディスクにおいて、第1の
角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用しない、前
緩衝器と協働する負荷摩擦装置が設けられていることを
特徴とする、クラッチディスク。 25.主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの
前緩衝器段の入力部と出力部の間に負荷摩擦装置が設け
られている、請求項24記載のクラッチディスク。 26.主緩衝器が作用することのない第1の角度範囲の
少なくとも第1の部分範囲(A1,B1)にわたっては
作用せずかつ前記第1の角度範囲の別の部分範囲(A
2,B2)にわたって作用して摩擦緩衝作用を生ぜしめ
る負荷摩擦装置が設けられており、該負荷摩擦装置が、
負荷摩擦板(32)のような少なくとも1つの負荷摩擦
部分を備えており、この負荷摩擦部分が切欠窓状の接触
輪郭(38)を介して前緩衝器の少なくとも1つの蓄力
部材と協働するようにした、請求項24又は25記載の
クラッチディスク。 27.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が、前記
別の部分範囲(A2,B2)の少なくとも一部にわたっ
て、これと協働する蓄力部材(30b)によって戻され
る、請求の範囲24から26でのいずれか1項記載の記
載のクラッチディスク。 28.前緩衝器(1)が少なくとも2つのばね段(A
1,A2;B1,B2)を有している、請求項24から
27までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 29.負荷摩擦装置(31)が前緩衝器(1)の第2の
ばね段(A2,B2)内で作用する、請求項28記載の
クラッチディスク。 30.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が第1の
角度範囲(A3,B3)でのみ作用する、請求項24か
ら29までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 31.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、0.
5乃至2.5Nmの摩擦ヒステリシス(X)を生ぜし
め、しかもオットー機関では0.7乃至1.6Nm、ま
たディーゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒス
テリシスを生ぜしめる、請求項24から30までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 32.負荷摩擦部分(32)が、負荷摩擦装置(31)
の作用開始を規定する制御ストッパ(34)を有してい
る、請求項24から31までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 33.主緩衝器(2)のための少なくとも1つの負荷摩
擦装置が設けられている、請求項24から32までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 34.主緩衝器(2)の負荷摩擦装置が第2の角度範囲
の第1の部分範囲にわたって作用せずに、この第2の角
度範囲のその他の部分範囲にわたって作用する、請求項
33記載のクラッチディスク。 35.クラッチディスクの出力部が、伝動軸に取付ける
ための内部輪郭を備えたハブ部分から成り、このハブ部
分には前緩衝器のフランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を
備えたフランジ部分若しくはハブ部分が回動不能に受容
されており、クラッチディスクの付加的に外部輪郭を備
えた出力部が前記内部輪郭を貫通して延在しており、か
つ、この両輪郭を介して主緩衝器のフランジ部分若しく
はハブ部分がクラッチディスクの出力部に対して相対運
動可能であり、蓄力部材が各入力部及び各フランジの窓
内に収容されており、前緩衝器(1)のフランジ(8)
の両側に配置され、主緩衝器(2)の出力部(7)を形
成するフランジと回動不能な2つの側板(12,13)
によって形成されている、請求項24から34までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 36.前緩衝器(1)のフランジ(8)と主緩衝器
(2)のフランジ(7)との間に配置された側板(1
2)が主緩衝器(2)のフランジ(7)にじかに接触し
ている、請求項24から35までのいずれか1項記載の
クラッチディスク。 37.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、一方
の側板(12)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との
間に設けられ前緩衝器(1)の少なくとも1つの蓄力部
材(30b)と協働する1つの負荷摩擦板(32)と、
この負荷摩擦板(32)と回動不能に他方の側板(1
3)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に配置さ
れた少なくとも1つの摩擦板(33)と、摩擦を生ぜし
めるために負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)とを緊
縮する蓄力部材(36)とを有している、請求項24か
ら36までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 38.負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)との間の相
対回動を阻止するために、少なくともそのいずれか一方
が舌片(34)によって前緩衝器(1)のハブフランジ
(8)を貫通しており、かつ、負荷摩擦板(32)と摩
擦板(33)とが軸方向でこの舌片(34)を介して互
いに支持されている、請求項24から37までのいずれ
か1項記載のクラッチディスク。 39.前緩衝器の負荷摩擦板(32)が、主緩衝器
(2)のフランジ(7)と回転不能な側板(12)と、
前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に設けられてい
る、請求項24から38までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 40.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接する側
板(12)が摩擦板又は滑り材(12)から成る、請求
項24から39までのいずれか1項記載のクラッチディ
スク。 41.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接した側
板(12)がプラスチックから成る、請求項24から4
0までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 42.軸方向で、主緩衝器(2)のハブフランジ(7)
に接する側板(12)と負荷摩擦板(32)との間に、
負荷摩擦装置(31)のための軸方向で作用する蓄力部
材(36)が設けられている、請求項24から41まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 43.軸方向で作用する蓄力部材が波形リング(36)
から成る、請求項42記載のクラッチディスク。 44.クラッチディスクの入力部がライニング支持板及
び対向板(15,17)によって形成されており、軸方
向でこれらの間に、前緩衝器(1)と、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とが収容されている、請求項24
から43までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 45.軸方向でハブフランジ(8)の、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とは逆の側に設けた側板(13)
と、ライニング支持板又は対向板(15)との間に、皿
ばねが設けられている、請求項24から44までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 46.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が引張り
範囲(A6)でのみ作用する、請求項24から45まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 47.前緩衝器と主緩衝器とを備えており、前記前緩衝
器が第1の角度範囲でのみ作用し、前記主緩衝器が第1
の角度範囲を経たのち第2の角度範囲にわたって作用
し、かつ、各緩衝器のために、そのそれぞれの入力部と
出力部との間で作用する蓄力部材及び、摩擦手段によっ
て形成された負荷摩擦装置をそれぞれ設けることができ
る形式の、特に自動車のためのクラッチディスクにおい
て、前緩衝器の蓄力部材の戻し力だけにさらされる、摩
擦手段によって形成された、第1の角度範囲の第1の部
分範囲にわたっては作用しない負荷摩擦装置が設けられ
ていることを特徴とする、クラッチディスク。 48.主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの
前緩衝器段の入力部と出力部の間に負荷摩擦装置が設け
られている、請求項47記載のクラッチディスク。 49.主緩衝器が作用することのない第1の回転角度範
囲の少なくとも第1の部分範囲(A1,B1)にわたっ
ては作用せずかつ前記第1の角度範囲の別の部分範囲
(A2,B2)にわたって作用して摩擦緩衝作用を生ぜ
しめる負荷摩擦装置が設けられており、該負荷摩擦装置
が、負荷摩擦板(32)のような少なくとも1つの負荷
摩擦部分を備えており、この負荷摩擦部分が切欠窓状の
接触輪郭(38)を介して前緩衝器の少なくとも1つの
蓄力部材と協働するようにした、請求項47又は48記
載のクラッチディスク。 50.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が、前記
別の部分範囲(A2,B2)の少なくとも一部にわたっ
て、これと協働する蓄力部材(30b)によって戻され
る、請求項47から49までのいずれか1項記載の記載
のクラッチディスク。 51.前緩衝器(1)が少なくとも2つのばね段(A
1,A2;B1,B2)を有している、請求項47から
50までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 52.負荷摩擦装置(31)が前緩衝器(1)の第2の
ばね段(A2,B2)内で作用する、請求項51記載の
クラッチディスク。 53.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が第1の
角度範囲(A3,B3)でのみ作用する、請求項47か
ら第52項までのいずれか1項記載のクラッチディス
ク。 54.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、0.
5乃至2.5Nmの摩擦ヒステリシス(X)を生ぜし
め、しかもオットー機関では0.7乃至1.6Nm、ま
たディーゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒス
テリシスを生ぜしめる、請求項47から53までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 55.負荷摩擦部分(32)が、負荷摩擦装置(31)
の作用開始を規定する制御ストッパ(34)を有してい
る、請求項47から54までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 56.主緩衝器(2)のための少なくとも1つの負荷摩
擦装置が設けられている、請求項47から55までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 57.主緩衝器(2)の負荷摩擦装置が第2の角度範囲
の第1の部分範囲にわたって作用せずに、この第2の角
度範囲のその他の部分範囲にわたって作用する、請求項
56記載のクラッチディスク。 58.クラッチディスクの出力部が、伝動軸に取付ける
ための内部輪郭を備えたハブ部分から成り、このハブ部
分には前緩衝器のフランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を
備えたフランジ部分若しくはハブ部分が回動不能に受容
されており、クラッチディスクの付加的に外部輪郭を備
えた出力部が前記内部輪郭を貫通して延在しており、か
つ、この両輪郭を介して主緩衝器のフランジ部分若しく
はハブ部分がクラッチディスクの出力部に対して相対運
動可能であり、蓄力部材が各入力部及び各フランジの窓
内に収容されており、前緩衝器(1)のフランジ(8)
の両側に配置され、主緩衝器(2)の出力部(7)を形
成するフランジと回動不能な2つの側板(12,13)
によって形成されている、請求項47から57までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 59.前緩衝器(1)のフランジ(8)と主緩衝器
(2)のフランジ(7)との間に配置された側板(1
2)が主緩衝器(2)のフランジ(7)にじかに接触し
ている、請求項47から58までのいずれか1項記載の
クラッチディスク。 60.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、一方
の側板(12)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との
間に設けられ前緩衝器(1)の少なくとも1つの蓄力部
材(30b)と協働する1つの負荷摩擦板(32)と、
この負荷摩擦板(32)と回動不能に他方の側板(1
3)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に配置さ
れた少なくとも1つの摩擦板(33)と、摩擦を生ぜし
めるために負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)とを緊
縮する蓄力部材(36)とを有している、請求項47か
ら59までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 61.負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)との間の相
対回動を阻止するために、少なくともそのいずれか一方
が舌片(34)によって前緩衝器(1)のハブフランジ
(8)を貫通しており、かつ、負荷摩擦板(32)と摩
擦板(33)とが軸方向でこの舌片(34)を介して互
いに支持されている、請求項47から60までのいずれ
か1項記載のクラッチディスク。 62.前緩衝器の負荷摩擦板(32)が、主緩衝器
(2)のフランジ(7)と回転不能な側板(12)と、
前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に設けられてい
る、請求項47から61までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 63.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接する側
板(12)が摩擦板又は滑り材(12)から成る、請求
項47から62までのいずれか1項記載のクラッチディ
スク。 64.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接した側
板(12)がプラスチックから成る、請求項47から6
3までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 65.軸方向で、主緩衝器(2)のハブフランジ(7)
に接する側板(12)と負荷摩擦板(32)との間に、
負荷摩擦装置(31)のための軸方向で作用する蓄力部
材(36)が設けられている、請求項47から64まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 66.軸方向で作用する蓄力部材が波形リング(36)
から成る、請求項65記載のクラッチディスク。 67.クラッチディスクの入力部がライニング支持板及
び対向板(15,17)によって形成されており、軸方
向でこれらの間に、前緩衝器(1)と、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とが収容されている、請求項47
から66までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 68.軸方向でハブフランジ(8)の、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とは逆の側に設けた側板(13)
と、ライニング支持板又は対向板(15)との間に、皿
ばねが設けられている、請求項47から67までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 69.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が引張り
範囲(A6)でのみ作用する、請求項47から68まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 70.前緩衝器と主緩衝器とを備えており、前記前緩衝
器が第1の角度範囲でのみ作用し、前記主緩衝器が第1
の角度範囲を経たのち第2の角度範囲にわたって作用
し、かつ、各緩衝器のために、そのそれぞれの入力部と
出力部との間で作用する蓄力部材及び、摩擦手段によっ
て形成された負荷摩擦装置をそれぞれ設けることができ
る形式の、特に自動車のためのクラッチディスクにおい
て、第1の角度範囲の第1の部分範囲にわたっては作用
しない、主緩衝器の作用開始をもってその作用を終える
負荷摩擦装置が設けられていることを特徴とする、クラ
ッチディスク。 71.主緩衝器段の前方に接続少なくとも1つの前緩衝
器段の入力部と出力部の間に負荷摩擦装置が設けられて
いる、請求項70記載のクラッチディスク。 72.主緩衝器が作用することのない第1の角度範囲の
少なくとも第1の部分範囲(A1,B1)にわたっては
作用せずかつ前記第1の角度範囲の別の部分範囲(A
2,B2)にわたって作用して摩擦緩衝作用を生ぜしめ
る負荷摩擦装置が設けられており、該負荷摩擦装置が、
負荷摩擦板(32)のような少なくとも1つの負荷摩擦
部分を備えており、この負荷摩擦部分が切欠窓状の接触
輪郭(38)を介して前緩衝器の少なくとも1つの蓄力
部材と協働するようにした、請求項70又は71記載の
クラッチディスク。 73.前緩衝器(1)の、摩擦手段によって形成された
負荷摩擦装置の負荷摩擦部分(32)が、前記別の部分
範囲(A2,B2)の少なくとも一部にわたって、これ
と協働する蓄力部材(30b)によって戻される、請求
項70から72までのいずれか1項記載の記載のクラッ
チディスク。 74.前緩衝器(1)が少なくとも2つのばね段(A
1,A2;B1,B2)を有している、請求項70から
73までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 75.負荷摩擦装置(31)が前緩衝器(1)の第2の
ばね段(A2,B2)内で作用する、請求項74記載の
クラッチディスク。 76.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が第1の
角度範囲(A3,B3)でのみ作用する、請求項70か
ら75までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 77.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、0.
5乃至2.5Nmの摩擦ヒステリシス(X)を生ぜし
め、しかもオットー機関では0.7乃至1.6Nm、ま
たディーゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒス
テリシスを生ぜしめる、請求項70から76までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 78.負荷摩擦部分(32)が、負荷摩擦装置(31)
の作用開始を規定する制御ストッパ(34)を有してい
る、請求項70から77までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 79.主緩衝器(2)のための少なくとも1つの負荷摩
擦装置が設けられている、請求項70から78までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 80.主緩衝器(2)の負荷摩擦装置が第2の角度範囲
の第1の部分範囲にわたって作用せずに、この第2の角
度範囲のその他の部分範囲にわたって作用する、請求項
79記載のクラッチディスク。 81.クラッチディスクの出力部が、伝動軸に取付ける
ための内部輪郭を備えたハブ部分から成り、このハブ部
分には前緩衝器のフランジ並びに主緩衝器の内部輪郭を
備えたフランジ部分若しくはハブ部分が回動不能に受容
されており、クラッチディスクの付加的に外部輪郭を備
えた出力部が前記内部輪郭を貫通して延在しており、か
つ、この両輪郭を介して主緩衝器のフランジ部分若しく
はハブ部分がクラッチディスクの出力部に対して相対運
動可能であり、蓄力部材が各入力部及び各フランジの窓
内に収容されており、前緩衝器(1)のフランジ(8)
の両側に配置され、主緩衝器(2)の出力部(7)を形
成するフランジと回動不能な2つの側板(12,13)
によって形成されている、請求項70から80までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 82.前緩衝器(1)のフランジ(8)と主緩衝器
(2)のフランジ(7)との間に配置された側板(1
2)が主緩衝器(2)のフランジ(7)にじかに接触し
ている、請求項70から81までのいずれか1項記載の
クラッチディスク。 83.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、一方
の側板(12)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との
間に設けられ前緩衝器(1)の少なくとも1つの蓄力部
材(30b)と協働する1つの負荷摩擦板(32)と、
この負荷摩擦板(32)と回動不能に他方の側板(1
3)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に配置さ
れた少なくとも1つの摩擦板(33)と、摩擦を生ぜし
めるために負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)とを緊
縮する蓄力部材(36)とを有している、請求項70か
ら82までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 84.負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)との間の相
対回動を阻止するために、少なくともそのいずれか一方
が舌片(34)によって前緩衝器(1)のハブフランジ
(8)を貫通しており、かつ、負荷摩擦板(32)と摩
擦板(33)とが軸方向でこの舌片(34)を介して互
いに支持されている、請求項70から83までのいずれ
か1項記載のクラッチディスク。 85.前緩衝器の負荷摩擦板(32)が、主緩衝器
(2)のフラン(7)と回転不能な側板(12)と、前
緩衝器(1)のフランジ(8)との間に設けられてい
る、請求項70から84までのいずれか1項記載のクラ
ッチディスク。 86.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接する側
板(12)が摩擦板又は滑り材(12)から成る、請求
項70から85までのいずれか1項記載のクラッチディ
スク。 87.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接した側
板(12)がプラスチックから成る、請求項70から8
6までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 88.軸方向で、主緩衝器(2)のハブフランジ(7)
に接する側板(12)と負荷摩擦板(32)との間に、
負荷摩擦装置(31)のための軸方向で作用する蓄力部
材(36)が設けられている、請求項70から87まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 89.軸方向で作用する蓄力部材が波形リング(36)
から成る、請求項88記載のクラッチディスク。 90.クラッチディスクの入力部がライニング支持板及
び対向板(15,17)によって形成されており、軸方
向でこれらの間に、前緩衝器(1)と、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とが収容されている、請求項70
から89までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 91.軸方向でハブフランジ(8)の、主緩衝器(2)
のハブフランジ(7)とは逆の側に設けた側板(13)
と、ライニング支持板又は対向板(15)との間に、皿
ばねが設けられている、請求項70から90までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 92.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が引張り
範囲(A6)でのみ作用する、請求項70から91まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 93.前緩衝器と主緩衝器とを備えており、前緩衝器が
第1の角度範囲でのみ作用し、主緩衝器が第1の角度範
囲を経たのち第2の角度範囲にわたって作用し、かつ、
各緩衝器のために、そのそれぞれの入力部と出力部との
間で作用する蓄力部材及び摩擦手段をそれぞれ設けるこ
とができる形式の、特に自動車のためのクラッチディス
クにおいて、アイドリング緩衝器内に、第1の角度範囲
の第1の部分範囲にわたっては作用しない負荷摩擦装置
が設けられていることを特徴とする、クラッチディス
ク。 94.主緩衝器段の前方に接続された少なくとも1つの
前緩衝器段の入力部と出力部の間に負荷摩擦装置が設け
られている、請求項93記載のクラッチディスク。 95.主緩衝器が作用することのない第1の回転角度範
囲の少なくとも第1の部分範囲(A1,B1)にわたっ
ては作用せずかつ前記第1の角度範囲の別の部分範囲
(A2,B2)にわたって作用して摩擦緩衝作用を生ぜ
しめる負荷摩擦装置が設けられており、該負荷摩擦装置
が、負荷摩擦板(32)のような少なくとも1つの負荷
摩擦部分を備えており、この負荷摩擦部分が切欠窓状の
接触輪郭(38)を介して前緩衝器の少なくとも1つの
蓄力部材と協働するようにした、請求項93又は94記
載のクラッチディスク。 96.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が、前記
別の部分範囲(A2,B2)の少なくとも一部にわたっ
て、これと協働する蓄力部材(30b)によって戻され
る、請求項93から95までのいずれか1項記載の記載
のクラッチディスク。 97.前緩衝器(1)が少なくとも2つのばね段(A
1,A2;B1,B2)を有している、請求項93から
請求項96までのいずれか1項記載のクラッチディス
ク。 98.負荷摩擦装置(31)が前緩衝器(1)の第2の
ばね段(A2,B2)内で作用する、請求項97記載の
クラッチディスク。 99.前緩衝器(1)の負荷摩擦部分(32)が第1の
角度範囲(A3,B3)でのみ作用する、請求項93か
ら98までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 100.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が0.
5乃至2.5Nmの摩擦ヒステリシス(X)を生ぜし
め、しかもオットー機関では0.7乃至1.6Nm、ま
たディーゼル機関では1.2乃至2.3Nmの摩擦ヒス
テリシスを生ぜしめる、請求項93から99までのいず
れか1項記載のクラッチディスク。 101.負荷摩擦部分(32)が、負荷摩擦装置(3
1)の作用開始を規定する制御ストッパ(34)を有し
ている、請求項93から100までのいずれか1項記載
のクラッチディスク。 102.主緩衝器(2)のための少なくとも1つの負荷
摩擦装置が設けられている、請求項93から101まで
のいずれか1項記載のクラッチディスク。 103.主緩衝器(2)の負荷摩擦装置が第2の角度範
囲の第1の部分範囲にわたって作用せずに、この第2の
角度範囲のその他の部分範囲にわたって作用する、請求
項102記載のクラッチディスク。 104.クラッチディスクの出力部が、伝動軸に取付け
るための内部輪郭を備えたハブ部分から成り、このハブ
部分には前緩衝器のフランジ並びに主緩衝器の内部輪郭
を備えたフランジ部分若しくはハブ部分が回動不能に受
容されており、クラッチディスクの付加的に外部輪郭を
備えた出力部が前記内部輪郭を貫通して延在しており、
かつ、この両輪郭を介して主緩衝器のフランジ部分若し
くはハブ部分がクラッチディスクの出力部に対して相対
運動可能であり、蓄力部材が各入力部及び各フランジの
窓内に収容されており、前緩衝器(1)のフランジ
(8)の両側に配置され、主緩衝器(2)の出力部
(7)を形成するフランジと回動不能な2つの側板(1
2,13)によって形成されている、請求項93から1
03までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 105.前緩衝器(1)のフランジ(8)と主緩衝器
(2)のフランジ(7)との間に配置された側板(1
2)が主緩衝器(2)のフランジ(7)にじかに接触し
ている、請求項93から104までのいずれか1項記載
のクラッチディスク。 106.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が、一
方の側板(12)と前緩衝器(1)のフランジ(8)と
の間に設けられ前緩衝器(1)の少なくとも1つの蓄力
部材(30b)と協働する1つの負荷摩擦板(32)
と、この負荷摩擦板(32)と回動不能に他方の側板
(13)と前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に配
置された少なくとも1つの摩擦板(33)と、摩擦を生
ぜしめるために負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)と
を緊縮する蓄力部材(36)とを有している、請求項9
3から105までのいずれか1項記載のクラッチディス
ク。 107.負荷摩擦板(32)と摩擦板(33)との間の
相対回動を阻止するために、少なくともそのいずれか一
方が舌片(34)によって前緩衝器(1)のハブフラン
ジ(8)を貫通しており、かつ、負荷摩擦板(32)と
摩擦板(33)とが軸方向でこの舌片(34)を介して
互いに支持されている、請求項93から106までのい
ずれか1項記載のクラッチディスク。 108.前緩衝器の負荷摩擦板(32)が、主緩衝器
(2)のフランジ(7)と回転不能な側板(12)と、
前緩衝器(1)のフランジ(8)との間に設けられてい
る、請求項93から107までのいずれか1項記載のク
ラッチディスク。 109.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接する
側板(12)が摩擦板又は滑り材(12)から成る、請
求項93から108までのいずれか1項記載のクラッチ
ディスク。 110.主緩衝器(2)のハブフランジ(7)に接した
側板(12)がプラスチックから成る、請求項93から
109までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 111.軸方向で、主緩衝器(2)のハブフランジ
(7)に接する側板(12)と負荷摩擦板(32)との
間に、負荷摩擦装置(31)のための軸方向で作用する
蓄力部材(36)が設けられている、請求項93から1
10までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 112.軸方向で作用する蓄力部材が波形リング(3
6)から成る、請求項111記載のクラッチディスク。 113.クラッチディスクの入力部がライニング支持板
及び対向板(15,17)によって形成されており、軸
方向でこれらの間に、前緩衝器(1)と、主緩衝器
(2)のハブフランジ(7)とが収容されている、請求
項93から112までのいずれか1項記載のクラッチデ
ィスク。 114.軸方向でハブフランジ(8)の、主緩衝器
(2)のハブフランジ(7)とは逆の側に設けた側板
(13)と、ライニング支持板又は対向板(15)との
間に、皿ばねが設けられている、請求項93から113
までのいずれか1項記載のクラッチディスク。 115.前緩衝器(1)の負荷摩擦装置(31)が引張
り範囲(A6)でのみ作用する、請求項93から114
までのいずれか1項記載のクラッチディスク。
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