JP3005984B2 - クラツチデイスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構 - Google Patents
クラツチデイスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構Info
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- JP3005984B2 JP3005984B2 JP63244761A JP24476188A JP3005984B2 JP 3005984 B2 JP3005984 B2 JP 3005984B2 JP 63244761 A JP63244761 A JP 63244761A JP 24476188 A JP24476188 A JP 24476188A JP 3005984 B2 JP3005984 B2 JP 3005984B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、クラツチデイスクに関し、特にそのヒステ
リシス機構に関する。
リシス機構に関する。
(従来の技術) 従来技術のクラツチデイスクの可変ヒステリシス機構
は多段階にヒステリシス幅を変更するものが一般的であ
るが、特性の継ぎ目に段差が有るためエンジントルク変
動による駆動系の騒音、振動に悪影響を及ぼしていた。
は多段階にヒステリシス幅を変更するものが一般的であ
るが、特性の継ぎ目に段差が有るためエンジントルク変
動による駆動系の騒音、振動に悪影響を及ぼしていた。
他方、従来よりエンジンのトルク変動による駆動系の
騒音、振動をトルク変動に応じて滑らかに吸収すること
が出来るような機構、すなわちヒステリシストルクを捩
れ角に連動させ無段階に変化させる機構が提案されてい
る。
騒音、振動をトルク変動に応じて滑らかに吸収すること
が出来るような機構、すなわちヒステリシストルクを捩
れ角に連動させ無段階に変化させる機構が提案されてい
る。
一例として、特開昭58−637号公報に示すものがあ
る。これは、第9図および第10図に示すように、サブプ
レート75とスラストプレート(制御部材)77間にカム機
構を介在させ、これにより捩れ角と連動してバネ加重を
変化させるものである。すなわち、サブプレート75に伝
えられるトルク変動をカム機構(接触摺動子75d及びカ
ム面77d)を介してスラストプレート77の軸方向変位に
変換させ、これによつて円錐バネ78の荷重を変化させ、
ヒステリシスを増減させるものである。
る。これは、第9図および第10図に示すように、サブプ
レート75とスラストプレート(制御部材)77間にカム機
構を介在させ、これにより捩れ角と連動してバネ加重を
変化させるものである。すなわち、サブプレート75に伝
えられるトルク変動をカム機構(接触摺動子75d及びカ
ム面77d)を介してスラストプレート77の軸方向変位に
変換させ、これによつて円錐バネ78の荷重を変化させ、
ヒステリシスを増減させるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記特開昭58−637号公報による機構ではカ
ムに常時バネ荷重が作用し、カムが摺動作動しているた
め、カムが摩耗し易く、かつまた、この可変ヒステリシ
ス機構によつて、低ヒステリシスから高ヒステリシスま
で発生させるため、カムが摩耗した場合に、バネ78の荷
重が変化してしまい、その結果、安定した可変ヒステリ
シスが得られないといつた問題点を有する。
ムに常時バネ荷重が作用し、カムが摺動作動しているた
め、カムが摩耗し易く、かつまた、この可変ヒステリシ
ス機構によつて、低ヒステリシスから高ヒステリシスま
で発生させるため、カムが摩耗した場合に、バネ78の荷
重が変化してしまい、その結果、安定した可変ヒステリ
シスが得られないといつた問題点を有する。
よつて、本発明は上記問題点を解決する新規なクラツ
チデイスクを提供することを目的とする。
チデイスクを提供することを目的とする。
本発明のクラツチデイスクは、トルク出力軸に連結さ
れるハブ部材と、該ハブ部材は同心に配され、トルク入
力軸に連結されると共に、該ハブ部材に対して単段的、
あるいは多段的に相対回転自由に配されるデイスク部材
と、該デイスク部材と前記ハブ部材との間に配されるヒ
ステリシス装置とを含むクラツチデイスクにおいて、前
記ヒステリシス装置を配設すべき空間内にプレート部材
を配し、該プレート部材とハブ部材の間に形成される空
間内で軸方向に弾性力を付与するバネ部材を配すると共
に該バネ部材の押圧作用を受ける摩擦材を含む板材を配
し、該プレート部材と該バネ部材の当接面の少なくとも
一方にカム面を形成すると共に他方に該カム面と摺接す
る突部を形成し、該プレート部材と該バネ部材のいずれ
か一方を前記ハブ部材に他の一方を前記デイスク部材に
係止可能に構成し、該バネ部材と該プレート部材の両当
接カム面の相対回転により前記摩擦材を介して捩れ角に
対応して任意の設定角度域内で連続的に可変なヒステリ
シストルクを発生することを特徴とする。
れるハブ部材と、該ハブ部材は同心に配され、トルク入
力軸に連結されると共に、該ハブ部材に対して単段的、
あるいは多段的に相対回転自由に配されるデイスク部材
と、該デイスク部材と前記ハブ部材との間に配されるヒ
ステリシス装置とを含むクラツチデイスクにおいて、前
記ヒステリシス装置を配設すべき空間内にプレート部材
を配し、該プレート部材とハブ部材の間に形成される空
間内で軸方向に弾性力を付与するバネ部材を配すると共
に該バネ部材の押圧作用を受ける摩擦材を含む板材を配
し、該プレート部材と該バネ部材の当接面の少なくとも
一方にカム面を形成すると共に他方に該カム面と摺接す
る突部を形成し、該プレート部材と該バネ部材のいずれ
か一方を前記ハブ部材に他の一方を前記デイスク部材に
係止可能に構成し、該バネ部材と該プレート部材の両当
接カム面の相対回転により前記摩擦材を介して捩れ角に
対応して任意の設定角度域内で連続的に可変なヒステリ
シストルクを発生することを特徴とする。
本発明の実施例にあつては以下の如くするのが好まし
い。
い。
(1)前記プレート部材の外周縁を円筒状に形成し、該
円筒空間を前記プレート部材とハブ部材の間に形成され
る空間とする。
円筒空間を前記プレート部材とハブ部材の間に形成され
る空間とする。
(2)前記プレート部材にカム面を形成し、前記バネ部
材に該カム面と摺接する突部を形成する。
材に該カム面と摺接する突部を形成する。
(3)前記バネ部材は液状の板バネとする。
本発明の可変ヒステリシス機構は、既存のヒステリシ
ス装置に併設して設けることが好ましいが、このヒステ
リシス装置に代えて、この配設空間内に単独で設けるこ
ともできる。
ス装置に併設して設けることが好ましいが、このヒステ
リシス装置に代えて、この配設空間内に単独で設けるこ
ともできる。
また、係止構成は、相対回転角度(捩れ角度)域内の
部分的な係止であつても、あるいは全域に亘る係止であ
つてもよい。
部分的な係止であつても、あるいは全域に亘る係止であ
つてもよい。
更に、形状の異なる複数のカム面を配設位置(捩れ角
度位置)を変えて配設することにより、所定捩れ角度域
内で複数の異なつた勾配をもつヒステリシス特性を得る
ことができる。
度位置)を変えて配設することにより、所定捩れ角度域
内で複数の異なつた勾配をもつヒステリシス特性を得る
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
なお、本実施例では、自動車用クラツチに本発明を実
施するものであるが、本発明は、これに限らず、船舶用
ダンパ、産業機械用のクラツチ、ダンパ等にも当然実施
が可能である。
施するものであるが、本発明は、これに限らず、船舶用
ダンパ、産業機械用のクラツチ、ダンパ等にも当然実施
が可能である。
本クラツチデイスクは、分割タイプのクラツチデイス
クで、第1図および第2図に示すように出力軸(図示せ
ず)に連結される内ハブ1およびハブフランジ2と、前
記内ハブ1およびハブフランジ2の両側に設けられ、ハ
ブに対して相対回転自在かつ同心状に配置されたデイス
クプレート4とサブプレート3と、前記デイスクプレー
ト4およびサブプレート3と内ハブ1とハブフランジ2
との間に配置されたヒステリシス装置23及び24から成
る。
クで、第1図および第2図に示すように出力軸(図示せ
ず)に連結される内ハブ1およびハブフランジ2と、前
記内ハブ1およびハブフランジ2の両側に設けられ、ハ
ブに対して相対回転自在かつ同心状に配置されたデイス
クプレート4とサブプレート3と、前記デイスクプレー
ト4およびサブプレート3と内ハブ1とハブフランジ2
との間に配置されたヒステリシス装置23及び24から成
る。
第2図において、内ハブ1の内側にはスプライン1aが
設けられ、トルク出力軸(図示せず)が結合される。
設けられ、トルク出力軸(図示せず)が結合される。
前記内ハブ1の外側には、同心状に配されたハブフラ
ンジ2が設けられている。これら内ハブ1とハブフラン
ジ2は、第2図に示すようにその対向面にスプライン歯
1b,2bが設けられ、所定角度だけ互いに相対回転できる
ようになつている。内ハブ1とハブフランジ2との間に
は切欠き33が形成され、この切欠き33内にトーシヨンス
プリング17がトーシヨンスプリングシート16,18を介し
て収容され、内ハブ1とハブフランジ2が相対回転する
とき、切欠き33内のスプリング17を介してハブフランジ
2より内ハブ1に従つてトルクが伝達される。
ンジ2が設けられている。これら内ハブ1とハブフラン
ジ2は、第2図に示すようにその対向面にスプライン歯
1b,2bが設けられ、所定角度だけ互いに相対回転できる
ようになつている。内ハブ1とハブフランジ2との間に
は切欠き33が形成され、この切欠き33内にトーシヨンス
プリング17がトーシヨンスプリングシート16,18を介し
て収容され、内ハブ1とハブフランジ2が相対回転する
とき、切欠き33内のスプリング17を介してハブフランジ
2より内ハブ1に従つてトルクが伝達される。
デイスクプレート4の外周部にはフエーシングプレー
ト29が固定され、該フエーシングプレート29両側にはリ
ベツト30により摩擦材31が固定されている。デイスクプ
レート4とサブプレート3は、ピン27により一体的に固
定され、内ハブ1とハブフランジ2との間にヒステリシ
ス装置23及び24を挟圧している。こうして一体化された
デイスクプレート4およびサブプレート3は、ハブフラ
ンジ2の外周に設けられた切欠き2c内でピン27が移動で
きる間、内ハブ1に対して回転でき、この間ハブフラン
ジ2とデイスクプレート4およびサブプレート3との間
に設けられたトーシヨンスプリング19,25および26によ
り順次トルク伝達が成される。
ト29が固定され、該フエーシングプレート29両側にはリ
ベツト30により摩擦材31が固定されている。デイスクプ
レート4とサブプレート3は、ピン27により一体的に固
定され、内ハブ1とハブフランジ2との間にヒステリシ
ス装置23及び24を挟圧している。こうして一体化された
デイスクプレート4およびサブプレート3は、ハブフラ
ンジ2の外周に設けられた切欠き2c内でピン27が移動で
きる間、内ハブ1に対して回転でき、この間ハブフラン
ジ2とデイスクプレート4およびサブプレート3との間
に設けられたトーシヨンスプリング19,25および26によ
り順次トルク伝達が成される。
次に、第1図を参照してデイスクプレート4およびサ
ブプレート3との間に設けられたヒステリシス装置23,2
4について説明する。
ブプレート3との間に設けられたヒステリシス装置23,2
4について説明する。
ヒステリシス装置23は、デイスクプレート4と内ハブ
1との間にてデイスクプレート4から順次配置されたセ
ンタリングブツシユ20、スラストワツシヤ12、スラスト
ライニング13およびスラストワツシヤ14と、サブプレー
ト3と内ハブ1との間でサブプレート3側より順次配設
された皿バネ8、スラストプレート7、スラストライニ
ング6およびスラストワツシヤ5とから成る。このヒス
テリシス装置23は、トルク伝達特性曲線の一段目のヒス
テリシスを決定するもので、更に、前記ヒステリシス装
置23の半径方向外方に2段目以後のヒステリシスを決定
するヒステリシス装置24が別に設けられている。このヒ
ステリシス装置24には、バネ部材であるカムスプリング
45と、プレート部材であるカムプレート44が配されてい
る。即ち、このヒステリシス装置24が、デイスクプレー
ト4とハブフランジ2との間にでデスイクプレート4か
ら順次配設されたスラストライニング43、カムプレート
44、カムスプリング45、スラストプレート46、スラスト
ライニング47と、サブプレート3とハブフランジ2との
間でサブフレート3側より順次配設された皿バネ48、ス
ラストプレート49およびスラストライニング40とを含ん
でいる。
1との間にてデイスクプレート4から順次配置されたセ
ンタリングブツシユ20、スラストワツシヤ12、スラスト
ライニング13およびスラストワツシヤ14と、サブプレー
ト3と内ハブ1との間でサブプレート3側より順次配設
された皿バネ8、スラストプレート7、スラストライニ
ング6およびスラストワツシヤ5とから成る。このヒス
テリシス装置23は、トルク伝達特性曲線の一段目のヒス
テリシスを決定するもので、更に、前記ヒステリシス装
置23の半径方向外方に2段目以後のヒステリシスを決定
するヒステリシス装置24が別に設けられている。このヒ
ステリシス装置24には、バネ部材であるカムスプリング
45と、プレート部材であるカムプレート44が配されてい
る。即ち、このヒステリシス装置24が、デイスクプレー
ト4とハブフランジ2との間にでデスイクプレート4か
ら順次配設されたスラストライニング43、カムプレート
44、カムスプリング45、スラストプレート46、スラスト
ライニング47と、サブプレート3とハブフランジ2との
間でサブフレート3側より順次配設された皿バネ48、ス
ラストプレート49およびスラストライニング40とを含ん
でいる。
本発明の捩れ角連動可能ヒステリシスは、第6図にH2
なるヒステリシスで示され、第1図に示すカムプレート
44、カムスプリング45、スラストプレート46、スラスト
ライニング47、およびスラストワツシヤ14により構成さ
れる。
なるヒステリシスで示され、第1図に示すカムプレート
44、カムスプリング45、スラストプレート46、スラスト
ライニング47、およびスラストワツシヤ14により構成さ
れる。
第3乃至5図は、本実施例のカム機構の詳細図を示
し、第3図はその正面図、第4,5図はそれぞれ第3図A
−A線断面図、B−B線断面図を示す。
し、第3図はその正面図、第4,5図はそれぞれ第3図A
−A線断面図、B−B線断面図を示す。
カムプレート44は、リング状の平板部44aと、この平
板部44aの外周部にこの平板部が延在して軸方向に折れ
曲つて形成される折曲部44bを有し、円筒状に形成され
てヒステリシス装置24に配されている。
板部44aの外周部にこの平板部が延在して軸方向に折れ
曲つて形成される折曲部44bを有し、円筒状に形成され
てヒステリシス装置24に配されている。
また、この平板部の内周部には、2箇所にこの平板部
が延在して軸方向に折れ曲つて形成される爪部44cを有
する。この爪部44cはハブフランジ2の窓2d内に嵌合さ
れ、カムプレート44はこの爪部44cを介してハブフラン
ジ2に円筒方向に固定されて係止されている。
が延在して軸方向に折れ曲つて形成される爪部44cを有
する。この爪部44cはハブフランジ2の窓2d内に嵌合さ
れ、カムプレート44はこの爪部44cを介してハブフラン
ジ2に円筒方向に固定されて係止されている。
ヒステリシス装置24の皿バネ48による押圧力はカムプ
レート44を介して伝達され、この押圧力はカムプレート
内部には伝達されない構成である。
レート44を介して伝達され、この押圧力はカムプレート
内部には伝達されない構成である。
更に、この平板部44aには、その円周方向に等間隔に
4つのカム面44dが形成されている。このカム面44dは、
第5図に示すように、断面が略台形状をなし、その底部
をカムスプリング45側に突出して、台形のカム面44dを
形成している。
4つのカム面44dが形成されている。このカム面44dは、
第5図に示すように、断面が略台形状をなし、その底部
をカムスプリング45側に突出して、台形のカム面44dを
形成している。
この円筒状カムプレート44の内部に折曲部44bと爪部4
4cに挟持されてカムスプリング45が配されている。この
カムスプリング45は、リング状の板バネで、その円周方
向に等間隔に、第3図の中心線で示す位置に、相互に山
45aと谷45bを形成している。山45aは、カムプレート44
側に突出し、その頂上部に突部、すなわち曲面部45cが
設けられている。カムスプリング45はの突出面側を曲面
部45cを介してカムプレート44に当接させると共にその
裏側面を切欠き部45dを介してカムスプリング45に係止
され円周方向に固定されるスラストプレート46に当接さ
せて、円筒状カムプレート44内に配されている。このス
ラストプレート46に一側面を当接させ他側面をハブフラ
ンジ2に当接させて、摩擦材、すなわちスラストライニ
ング47がカムプレート44内に配されている。カムスプリ
ング45の切欠き部45dを間に挟む形で半径方向に突出す
る二又の爪部45e間に、ヒステリシス装置23のスラスト
ワツシヤ14の爪部14aが係合している。このスラストワ
ツシヤ14は内ハブ1に円周方向に固定されており、カム
スプリング45はこのスラストワツシヤ14を介して内ハブ
1に円周方向に固定されて係止されている。
4cに挟持されてカムスプリング45が配されている。この
カムスプリング45は、リング状の板バネで、その円周方
向に等間隔に、第3図の中心線で示す位置に、相互に山
45aと谷45bを形成している。山45aは、カムプレート44
側に突出し、その頂上部に突部、すなわち曲面部45cが
設けられている。カムスプリング45はの突出面側を曲面
部45cを介してカムプレート44に当接させると共にその
裏側面を切欠き部45dを介してカムスプリング45に係止
され円周方向に固定されるスラストプレート46に当接さ
せて、円筒状カムプレート44内に配されている。このス
ラストプレート46に一側面を当接させ他側面をハブフラ
ンジ2に当接させて、摩擦材、すなわちスラストライニ
ング47がカムプレート44内に配されている。カムスプリ
ング45の切欠き部45dを間に挟む形で半径方向に突出す
る二又の爪部45e間に、ヒステリシス装置23のスラスト
ワツシヤ14の爪部14aが係合している。このスラストワ
ツシヤ14は内ハブ1に円周方向に固定されており、カム
スプリング45はこのスラストワツシヤ14を介して内ハブ
1に円周方向に固定されて係止されている。
両カム面および曲面部の相対変位によりスラストライ
ニング47を介して発生するヒステリシスの大きさは、カ
ムスプリング45のバネ定数、たわみ量(カム面の形状)
等により容易に制御できる。
ニング47を介して発生するヒステリシスの大きさは、カ
ムスプリング45のバネ定数、たわみ量(カム面の形状)
等により容易に制御できる。
第8図および第9図は本発明の別の実施例の図面であ
る。
る。
第8図は前述の第1図に対応する図面である。第1図
と相違しているのは、カムプレート44の形状である。こ
の実施例では、カムプレート44がハブフランジ2の側面
に沿つてフランジ部50が形成されている。前記カムプレ
ート44は、前記フランジ部50とハブフランジ2との間で
リベツト51により一体に固定されている。フランジ部50
は、環状のカムプレート44の外周上に適宜数設けられる
ものである。
と相違しているのは、カムプレート44の形状である。こ
の実施例では、カムプレート44がハブフランジ2の側面
に沿つてフランジ部50が形成されている。前記カムプレ
ート44は、前記フランジ部50とハブフランジ2との間で
リベツト51により一体に固定されている。フランジ部50
は、環状のカムプレート44の外周上に適宜数設けられる
ものである。
第9図は第8図のヒステリシス装置23および24の詳細
図である。前述したように、カムプレート44の周上に複
数のフランジ部50を形成させたことにより、皿バネ48の
付勢力はスラストプレート49、スラストライニング40お
よびスラストライニング43に作用するのみであり、カム
スプリング45、スラストプレート46およびスラストライ
ニング47には伝わらず前記カムプレート44のフランジ部
50によつてハブフランジ2で受け止められることにな
る。従つて、カムスプリング45、スラストプレート46お
よびスラストライニング47には皿バネ48の付勢力は作用
せず、安定したヒステリシス特性を提供することができ
る。
図である。前述したように、カムプレート44の周上に複
数のフランジ部50を形成させたことにより、皿バネ48の
付勢力はスラストプレート49、スラストライニング40お
よびスラストライニング43に作用するのみであり、カム
スプリング45、スラストプレート46およびスラストライ
ニング47には伝わらず前記カムプレート44のフランジ部
50によつてハブフランジ2で受け止められることにな
る。従つて、カムスプリング45、スラストプレート46お
よびスラストライニング47には皿バネ48の付勢力は作用
せず、安定したヒステリシス特性を提供することができ
る。
(実施例の作用) 第2図の矢示A方向にデイスクプレート4およびサブ
プレート3に入力したトルクは、センタリングブツシユ
20及びスラストプレート7に伝えられ、更にスラストラ
イニング13,6に伝えられる。この1段目ヒステリシス機
構23によりヒステリシストルクH1が発生する(第6
図)。この入力トクル値がA点を越えると、デイスクプ
レート4およびサブプレート3は、内ハブ1に対してす
べりを生じる。このトルクはデイスクプレート4および
サブプレート3からヒステリシス機構24を介してハブフ
ランジ2に伝達され、更に、スプライン2bよりスプリン
グシート18に伝達され、スプリング17を圧縮させる。こ
の圧縮過程(α2)でスプリング17のバネ定数に応じた
K1なる1段目特性を得る。
プレート3に入力したトルクは、センタリングブツシユ
20及びスラストプレート7に伝えられ、更にスラストラ
イニング13,6に伝えられる。この1段目ヒステリシス機
構23によりヒステリシストルクH1が発生する(第6
図)。この入力トクル値がA点を越えると、デイスクプ
レート4およびサブプレート3は、内ハブ1に対してす
べりを生じる。このトルクはデイスクプレート4および
サブプレート3からヒステリシス機構24を介してハブフ
ランジ2に伝達され、更に、スプライン2bよりスプリン
グシート18に伝達され、スプリング17を圧縮させる。こ
の圧縮過程(α2)でスプリング17のバネ定数に応じた
K1なる1段目特性を得る。
カムスプリング45はスラストワツシヤ14を介して内ハ
ブ1に固定されて静止しており、ハブフランジ2に係止
されているカムプレート44はハブフランジ2に係止され
ているカムプレート44はハブフランジ2に連動して回転
する。カムプレート44が角度α1進み、台形カム面44d
がカムスプリングの曲面部45cに到達すると、カムスプ
リング45のたわみ過程に入る。このたわみ過程で、カム
面44dは曲面部45cを押し下げ、これによりカムスプリン
グ45にたわみが生じ、このたわみ量に応じたバネ荷重が
発生する。このたわみ量は、カム作用により、捩れ角に
連動して増大する。このバネ荷重によるヒステリヒスH2
は、ハブフランジ2とスラストライニング47との間で発
生し、捩れ角に比例して増大する(第6図B−C間)、
カムプレート44が角度α2まで進むと、曲面部45cはカ
ム面44dの底面部に当接し、この時点でたわみ量は最大
値を形成し、H3なるヒステリシストルクを得る(C
点)。このとき、内ハブ及びハブフランジのスプライン
歯1bおよび2bが噛み合う。入力トルク値がC点を越える
と、デイスクプレート4,3はハブフランジ2に対してす
べりを生じ、デイスクプレート4およびサブプレート3
に設けられた一方の窓部3a,4aよりスプリング19及び25
に入力し、これらスプリングを圧縮させる。この圧縮過
程(α3)でスプリング19及び25のバネ定数に応じたK2
なる2段目勾配特性を得る。この過程の終端でスプリン
グ26の一端がハブフランジ2の窓部2aに当接し、この窓
部2aよりハブ2に入力する。スプリング26はあらかじめ
圧縮状態で窓部4aおよび3a内に嵌装されているので、ヒ
ステリシストルクはD点まで上昇する。その後、スプリ
ング26のバネ定数に応じたK3なる3段目勾配特性を得
る。この圧縮過程α4の終端でピン27がハブフランジ2
の切欠き2cに当接し、以後のトルク伝達はこのピン27を
介して行われ、デイスクプレート4およびサブプレート
3と内ハブ1およびハブフランジ2とは一体となつて回
転する。
ブ1に固定されて静止しており、ハブフランジ2に係止
されているカムプレート44はハブフランジ2に係止され
ているカムプレート44はハブフランジ2に連動して回転
する。カムプレート44が角度α1進み、台形カム面44d
がカムスプリングの曲面部45cに到達すると、カムスプ
リング45のたわみ過程に入る。このたわみ過程で、カム
面44dは曲面部45cを押し下げ、これによりカムスプリン
グ45にたわみが生じ、このたわみ量に応じたバネ荷重が
発生する。このたわみ量は、カム作用により、捩れ角に
連動して増大する。このバネ荷重によるヒステリヒスH2
は、ハブフランジ2とスラストライニング47との間で発
生し、捩れ角に比例して増大する(第6図B−C間)、
カムプレート44が角度α2まで進むと、曲面部45cはカ
ム面44dの底面部に当接し、この時点でたわみ量は最大
値を形成し、H3なるヒステリシストルクを得る(C
点)。このとき、内ハブ及びハブフランジのスプライン
歯1bおよび2bが噛み合う。入力トルク値がC点を越える
と、デイスクプレート4,3はハブフランジ2に対してす
べりを生じ、デイスクプレート4およびサブプレート3
に設けられた一方の窓部3a,4aよりスプリング19及び25
に入力し、これらスプリングを圧縮させる。この圧縮過
程(α3)でスプリング19及び25のバネ定数に応じたK2
なる2段目勾配特性を得る。この過程の終端でスプリン
グ26の一端がハブフランジ2の窓部2aに当接し、この窓
部2aよりハブ2に入力する。スプリング26はあらかじめ
圧縮状態で窓部4aおよび3a内に嵌装されているので、ヒ
ステリシストルクはD点まで上昇する。その後、スプリ
ング26のバネ定数に応じたK3なる3段目勾配特性を得
る。この圧縮過程α4の終端でピン27がハブフランジ2
の切欠き2cに当接し、以後のトルク伝達はこのピン27を
介して行われ、デイスクプレート4およびサブプレート
3と内ハブ1およびハブフランジ2とは一体となつて回
転する。
本発明のカム機構は、隣接空間内(円筒状プレート部
材内)に既存のヒステリシス装置と独立して構成するこ
とができ、任意の設定角度域内で捩れ角に対応して連続
的に可変なヒステリシストルクを発生させることができ
ると共にカムの耐摩耗性、ヒステリシスの安定性に優れ
る。
材内)に既存のヒステリシス装置と独立して構成するこ
とができ、任意の設定角度域内で捩れ角に対応して連続
的に可変なヒステリシストルクを発生させることができ
ると共にカムの耐摩耗性、ヒステリシスの安定性に優れ
る。
また、このカム機構は、波形の板バネの使用により車
両の要求に応じたヒステリシスカーブの形成が容易にで
きると共に、一部のみを可変とすることも可能であり、
その場合は摩耗量を更に少なくすることができる。万
一、カム、摩擦材47等の異常摩耗等により可変ヒステリ
シス機構をはたさなくなつても独立式であるため他のヒ
ステリシス特性に影響しない。
両の要求に応じたヒステリシスカーブの形成が容易にで
きると共に、一部のみを可変とすることも可能であり、
その場合は摩耗量を更に少なくすることができる。万
一、カム、摩擦材47等の異常摩耗等により可変ヒステリ
シス機構をはたさなくなつても独立式であるため他のヒ
ステリシス特性に影響しない。
また、本願のプレート部材(カムプレート44)は、従
来のスラストプレートを軸方向に絞り加工して作ること
ができ、このプレート部材を従来の2段目ヒステリシス
機構内に形成することにより、この機構のための特別な
スペースは必要とせず、加工性、およびスペース上も有
利である。
来のスラストプレートを軸方向に絞り加工して作ること
ができ、このプレート部材を従来の2段目ヒステリシス
機構内に形成することにより、この機構のための特別な
スペースは必要とせず、加工性、およびスペース上も有
利である。
更に、バネ部材及びプレート部材の当接カム面の形
状、あるいはバネ部材のバネ定数を変えることにより、
ヒステリシスの大きさを自由に選ぶことができ、設定の
自由度に優れる。
状、あるいはバネ部材のバネ定数を変えることにより、
ヒステリシスの大きさを自由に選ぶことができ、設定の
自由度に優れる。
更にまた、捩れ特性の継ぎ目に段差が有る可変ヒステ
リシス機構では、この段差のためエンジントルク変動に
よる駆動系の騒音、振動に悪影響を及ぼす。本発明は、
この段差を無くす可変ヒステリシス機構を提供するもの
であり、捩れ角に連動して無段階にヒステリシスを増大
させ、次の特性へ滑らかに継ぐことができるため上記問
題を解決できる。
リシス機構では、この段差のためエンジントルク変動に
よる駆動系の騒音、振動に悪影響を及ぼす。本発明は、
この段差を無くす可変ヒステリシス機構を提供するもの
であり、捩れ角に連動して無段階にヒステリシスを増大
させ、次の特性へ滑らかに継ぐことができるため上記問
題を解決できる。
第1図は本発明の一実施例のクラツチデイスクの第2図
I−I線断面図、第2図は一部切欠きを入れた同正面
図、第3〜5図はカム機構の詳細図で、第3図はその正
面図、第4,5図はそれぞれ第3図A−A線断面図、B−
B線断面図、第6図は捩れ特性図、第7図は本発明の別
の実施例のクラツチデイスクの断面図であり、第1図に
対応する、更に第8図は第7図のヒステリシス装置の詳
細断面図、第9,10図は従来のクラツチデイスク断面図、
を夫々示す。 内ハブ……1、 ハブフランジ……2、 サブプレート……3、 デイスクプレート……4、 カムプレート……44、 カムスプリング……45、 スラストプレート……46、 スラストライニング……47。
I−I線断面図、第2図は一部切欠きを入れた同正面
図、第3〜5図はカム機構の詳細図で、第3図はその正
面図、第4,5図はそれぞれ第3図A−A線断面図、B−
B線断面図、第6図は捩れ特性図、第7図は本発明の別
の実施例のクラツチデイスクの断面図であり、第1図に
対応する、更に第8図は第7図のヒステリシス装置の詳
細断面図、第9,10図は従来のクラツチデイスク断面図、
を夫々示す。 内ハブ……1、 ハブフランジ……2、 サブプレート……3、 デイスクプレート……4、 カムプレート……44、 カムスプリング……45、 スラストプレート……46、 スラストライニング……47。
Claims (5)
- 【請求項1】トルク出力軸に連結されるハブ部材と、該
ハブ部材と同心に配され、トルク入力軸に連結されると
共に、該ハブ部材に対して単段的、あるいは多段的に相
対回転自在に配されるディスク部材と、該ディスク部材
と前記ハブ部材との間に配されるヒステリシス装置とを
含むクラッチディスクにおいて、 前記ヒステリシス装置を配設すべき空間内にプレート部
材を配し、該プレート部材とハブ部材の間に形成される
空間内で軸方向に弾性力を付与するバネ部材を配すると
共に該バネ部材の押圧作用を受ける摩擦材を含む板材を
配し、該プレート部材と該バネ部材の当接面の少なくと
も一方にカム面を形成すると共に他方に該カム面と摺接
する突部を形成し、該プレート部材と該バネ部材のいず
れか一方を前記ハブ部材に他の一方を前記ディスク部材
に固定し、該バネ部材と該プレート部材の両当接角に対
応して任意の設定角度領域内で連結的に可変なヒステリ
シストルクを発生させることを特徴とするクラッチディ
スクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構。 - 【請求項2】前記プレート部材の外周縁を円筒状に形成
し、該円筒内空間を前記プレート部材とハブ部材の間に
形成される空間とすることを特徴とする請求項(1)に
記載のクラッチディスクの捩れ角連動可変ヒステリシス
機構。 - 【請求項3】前記プレート部材にカム面を形成し、前記
バネ部材に該カム面と摺接する突部を形成したことを特
徴とする請求項(1)又は請求項(2)に記載のクラッ
チディスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構。 - 【請求項4】前記バネ部材は波状の板バネである請求項
(3)に記載のクラッチディスクの捩れ角連動可変ヒス
テリシス機構。 - 【請求項5】前記プレート部は前記ヒステリシス装置に
併設して配される請求項(1)に記載のクラッチディス
クの捩れ角連動可変ヒステリシス機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63244761A JP3005984B2 (ja) | 1987-09-30 | 1988-09-29 | クラツチデイスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構 |
DE89117895T DE68910769T2 (de) | 1988-09-29 | 1989-09-27 | Kupplungsscheibe. |
EP89117895A EP0361458B1 (en) | 1988-09-29 | 1989-09-27 | Clutch disk assembly |
US07/413,742 US4993530A (en) | 1988-09-29 | 1989-09-28 | Clutch disk assembly with continuously variable hysteresis |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62246271 | 1987-09-30 | ||
JP62-246271 | 1987-09-30 | ||
JP63244761A JP3005984B2 (ja) | 1987-09-30 | 1988-09-29 | クラツチデイスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01158225A JPH01158225A (ja) | 1989-06-21 |
JP3005984B2 true JP3005984B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=26536896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63244761A Expired - Fee Related JP3005984B2 (ja) | 1987-09-30 | 1988-09-29 | クラツチデイスクの捩れ角連動可変ヒステリシス機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005984B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2854671B1 (fr) * | 2003-05-05 | 2006-04-28 | Valeo Embrayages | Embrayage a friction, en particulier pour un vehicule automobile |
JP6024336B2 (ja) | 2012-09-24 | 2016-11-16 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3448618C2 (de) * | 1984-11-23 | 1999-11-04 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Kupplungsscheibe mit Torsionsschwingungsdämpfer |
JPS61142924U (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-03 | ||
JPH03574Y2 (ja) * | 1986-02-06 | 1991-01-10 |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP63244761A patent/JP3005984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01158225A (ja) | 1989-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |