JPH0645724Y2 - ダンパーディスク - Google Patents
ダンパーディスクInfo
- Publication number
- JPH0645724Y2 JPH0645724Y2 JP1989052354U JP5235489U JPH0645724Y2 JP H0645724 Y2 JPH0645724 Y2 JP H0645724Y2 JP 1989052354 U JP1989052354 U JP 1989052354U JP 5235489 U JP5235489 U JP 5235489U JP H0645724 Y2 JPH0645724 Y2 JP H0645724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- torsion
- circumferential direction
- torsion spring
- springs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/123—Wound springs
- F16F15/1232—Wound springs characterised by the spring mounting
- F16F15/1234—Additional guiding means for springs, e.g. for support along the body of springs that extend circumferentially over a significant length
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/123—Wound springs
- F16F15/1232—Wound springs characterised by the spring mounting
- F16F15/12326—End-caps for springs
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は1つの窓孔内に、複数のトーションばねを直列
に配置したダンパーディスクに関する。
に配置したダンパーディスクに関する。
(従来技術及びその課題) この種ダンパーディスクは、広いねじり各範囲を確保す
るためにトーションばねを窓孔内に2個直列に配置して
おり、トーションばね間に円周方向移動自在にサポート
部材を介在させている。
るためにトーションばねを窓孔内に2個直列に配置して
おり、トーションばね間に円周方向移動自在にサポート
部材を介在させている。
本願出願人は、上記のようなばね直列型のダンパーディ
スクにおいて、遠心力による各サポート部材の半径方向
外方へのせり出しを防止するために、各フロート体を環
状連結体で連結する構造を開発し、出願している(実願
昭63-38836あるいは実願昭63-84777)。
スクにおいて、遠心力による各サポート部材の半径方向
外方へのせり出しを防止するために、各フロート体を環
状連結体で連結する構造を開発し、出願している(実願
昭63-38836あるいは実願昭63-84777)。
ところがこれまでのダンパーディスクは第6図に示すよ
うに、サポート部材55が窓孔16内に比較的大きなスペー
スを占めており、従って広いねじり各範囲を得るために
せっかく窓孔16の円周方向の長さを大きく形成しても、
窓孔16のスペースを無駄なく有効に利用することはでき
ない。
うに、サポート部材55が窓孔16内に比較的大きなスペー
スを占めており、従って広いねじり各範囲を得るために
せっかく窓孔16の円周方向の長さを大きく形成しても、
窓孔16のスペースを無駄なく有効に利用することはでき
ない。
(考案の目的) 本考案の目的は、サポート部材配置用のスペースを新た
なサブトーションばね配置用に有効に利用できるように
することにより、1つの窓孔内に配置される直列ばねの
本数を増やし、それにより一層広いねじり角範囲の確保
し、あるいはダンパー部の発生エネルギーの増加を図る
ことである。
なサブトーションばね配置用に有効に利用できるように
することにより、1つの窓孔内に配置される直列ばねの
本数を増やし、それにより一層広いねじり角範囲の確保
し、あるいはダンパー部の発生エネルギーの増加を図る
ことである。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するために本考案は、1対の入力側サイ
ドプレートと該サイドプレート間の出力側プレートにそ
れぞれ複数の窓孔を形成し、該窓孔内に円周方向圧縮自
在に直列にトーションばねを配置するダンパーディスク
において、窓孔内には円周方向の前後に2個のトーショ
ンばねを配置すると共に両トーションばね間に円周方向
移動可能なばねサポート構成体を介在させ、ばねサポー
ト構成体として1対のばね受け部材を、それらの円周方
向間隔が縮小自在となるようにヒンジ部を介して回動自
在に連結し、両ばね受け部材間にサブトーションばねを
圧縮自在に配置し、各ヒンジ部を環状連結体に支持して
いる。
ドプレートと該サイドプレート間の出力側プレートにそ
れぞれ複数の窓孔を形成し、該窓孔内に円周方向圧縮自
在に直列にトーションばねを配置するダンパーディスク
において、窓孔内には円周方向の前後に2個のトーショ
ンばねを配置すると共に両トーションばね間に円周方向
移動可能なばねサポート構成体を介在させ、ばねサポー
ト構成体として1対のばね受け部材を、それらの円周方
向間隔が縮小自在となるようにヒンジ部を介して回動自
在に連結し、両ばね受け部材間にサブトーションばねを
圧縮自在に配置し、各ヒンジ部を環状連結体に支持して
いる。
(作用) 走行時に入力側サイドプレートが出力側プレートに対し
てねじれることにより、両ばね受け部材の間隔が縮小す
ることによりサブトーションばねが圧縮され、続いてあ
るいは同時に両側の直列の2個のトーションばねが圧縮
される。両側のトーションばねが圧縮される過程におい
て、サポート構成体は円周方向に移動する。
てねじれることにより、両ばね受け部材の間隔が縮小す
ることによりサブトーションばねが圧縮され、続いてあ
るいは同時に両側の直列の2個のトーションばねが圧縮
される。両側のトーションばねが圧縮される過程におい
て、サポート構成体は円周方向に移動する。
この時各サポート構成体は環状連結体により内周側端部
が一体に連結されているので、遠心力により半径方向外
方にせり出して窓孔周縁に擦れることはない。
が一体に連結されているので、遠心力により半径方向外
方にせり出して窓孔周縁に擦れることはない。
(第1実施例) 本考案を適用したダンパーディスクの縦断面図(第1図
のII-II断面図)を示す第2図において、出力側スプラ
インハブ1は出力軸((図示せず)にスプライン嵌合す
ると共に、半径方向外方に延びるフランジ(出力側プレ
ート)2を一体に有している。フランジ2の軸方向両側
には1対の入力側サイドプレート3が配置され、それら
サイドプレート3は外周端部同志がリベット8により結
合されている。一方のサイドプレート3の外周端部に
は、複数のクッショニングプレート5が固着され、クッ
ショニングプレート5の両側には入力フェーシング6が
固着されている。入力フェーシング6は例えばフライホ
イールとプレッシャープレートの間に挾持され、回転力
が入力される。
のII-II断面図)を示す第2図において、出力側スプラ
インハブ1は出力軸((図示せず)にスプライン嵌合す
ると共に、半径方向外方に延びるフランジ(出力側プレ
ート)2を一体に有している。フランジ2の軸方向両側
には1対の入力側サイドプレート3が配置され、それら
サイドプレート3は外周端部同志がリベット8により結
合されている。一方のサイドプレート3の外周端部に
は、複数のクッショニングプレート5が固着され、クッ
ショニングプレート5の両側には入力フェーシング6が
固着されている。入力フェーシング6は例えばフライホ
イールとプレッシャープレートの間に挾持され、回転力
が入力される。
フランジ2の両側面の内周側部分と各サイドプレート3
の内周側部分の間にはそれぞれ環状摩擦部材10が配置さ
れ、一方の摩擦部材10とサイドプレート3の間には押さ
えプレート11及び皿ばね12が配置されている。
の内周側部分の間にはそれぞれ環状摩擦部材10が配置さ
れ、一方の摩擦部材10とサイドプレート3の間には押さ
えプレート11及び皿ばね12が配置されている。
フランジ2にはトーションばね用窓孔16が形成され、こ
れに対応してサイドプレート3にもトーションばね用窓
孔17が形成されており、窓孔16、17内にトーションばね
18が円周方向圧縮自在に配置されている。
れに対応してサイドプレート3にもトーションばね用窓
孔17が形成されており、窓孔16、17内にトーションばね
18が円周方向圧縮自在に配置されている。
第1図において、フランジ2の窓孔16は円周方向に等間
隔を隔てて3箇所に形成され、各窓孔16内にはそれぞれ
円周方向の前後に2個のトーションばね18が圧縮自在に
直列に配置されている。各窓孔16内の前後のトーション
ばね18間に円周方向移動可能にサポート構成体20が配置
されている。上記トーションばね18は親子ばね形式にな
っており、内側に子コイルばね19を有している。
隔を隔てて3箇所に形成され、各窓孔16内にはそれぞれ
円周方向の前後に2個のトーションばね18が圧縮自在に
直列に配置されている。各窓孔16内の前後のトーション
ばね18間に円周方向移動可能にサポート構成体20が配置
されている。上記トーションばね18は親子ばね形式にな
っており、内側に子コイルばね19を有している。
サイドプレート3の窓孔17は上記フランジ2の窓孔16の
配置に対応して円周方向に等間隔を隔てて3個形成され
ている。
配置に対応して円周方向に等間隔を隔てて3個形成され
ている。
サポート構成体20は円周方向に間隔を隔てた前後1対の
ばね受け部材22からなっており、各ばね受け部材22の半
径方向内方端部は互いに相手側部材へと延び、その先端
部にそれぞれ出力軸心と平行なピンボス部21が一体形成
されている。両ピンボス部21は共通のピン25に嵌合して
おり、これにより両ばね受け部材22を回動自在に連結
し、その回動により両ばね受け部材22間の円周方向間隔
が縮小可能となっている。
ばね受け部材22からなっており、各ばね受け部材22の半
径方向内方端部は互いに相手側部材へと延び、その先端
部にそれぞれ出力軸心と平行なピンボス部21が一体形成
されている。両ピンボス部21は共通のピン25に嵌合して
おり、これにより両ばね受け部材22を回動自在に連結
し、その回動により両ばね受け部材22間の円周方向間隔
が縮小可能となっている。
各サポート構成体用の3つのピン25はクラッチ軸芯と同
軸芯の環状連結体30に支持されており、これにより3箇
所のサポート構成体20は半径方向外方にせりだすことな
く、同時に同角度だけ円周方向に移動できるようになっ
ている。
軸芯の環状連結体30に支持されており、これにより3箇
所のサポート構成体20は半径方向外方にせりだすことな
く、同時に同角度だけ円周方向に移動できるようになっ
ている。
両ばね受け部材22間には円周方向に圧縮自在なサブトー
ションばね27が縮設されている。この実施例ではサブト
ーションばね27が1段目のダンパー部材として作用する
ように前後のトーションばね18よりも弱いばねを使用し
ている。
ションばね27が縮設されている。この実施例ではサブト
ーションばね27が1段目のダンパー部材として作用する
ように前後のトーションばね18よりも弱いばねを使用し
ている。
第3図はサポート構成体20の斜視図を示しており、各ば
ね受け部材22はトーションばねの端面全体を支持できる
ように円形に形成され、中央部には互いに相手側ばね受
け部材と反対側に突出する円筒状突起部26が形成されて
いる、また半径方向外方端部には互いに相手側部材へと
延びる部分円弧状のストッパー兼ばねガイド部28が一体
に形成されている。
ね受け部材22はトーションばねの端面全体を支持できる
ように円形に形成され、中央部には互いに相手側ばね受
け部材と反対側に突出する円筒状突起部26が形成されて
いる、また半径方向外方端部には互いに相手側部材へと
延びる部分円弧状のストッパー兼ばねガイド部28が一体
に形成されている。
次に作動を説明する。回転トルクの増加により、サイド
プレート3がフランジ2に対して例えば第1図の回転方
向R側にねじれると、サポート構成体20のばね受け部材
22がピン25回りに回動して互いに接近し、第1段目とし
てサブトーションばね27を圧縮する。ばね受け部材22の
ストッパー兼ばねガイド部28同志が当接すると、サブト
ーションばね27の圧縮は終了し、2段目として前後の両
トーションばね18が圧縮される。このトーションばね23
の圧縮時においては第1図のサポート構成体20は回転方
向R側に移動する。なお各ばね18、27のセット荷重を調
節することにより、第1段目において3本のばね18、27
が圧縮し、第2段目において2本のトーションばね18の
みを圧縮するようにもできる。
プレート3がフランジ2に対して例えば第1図の回転方
向R側にねじれると、サポート構成体20のばね受け部材
22がピン25回りに回動して互いに接近し、第1段目とし
てサブトーションばね27を圧縮する。ばね受け部材22の
ストッパー兼ばねガイド部28同志が当接すると、サブト
ーションばね27の圧縮は終了し、2段目として前後の両
トーションばね18が圧縮される。このトーションばね23
の圧縮時においては第1図のサポート構成体20は回転方
向R側に移動する。なお各ばね18、27のセット荷重を調
節することにより、第1段目において3本のばね18、27
が圧縮し、第2段目において2本のトーションばね18の
みを圧縮するようにもできる。
上記ねじり動作中においては摩擦部材10が擦れることに
より、ヒステリシストルクが発生する。また3つのサポ
ート構成体20は環状連結体30により連結されているの
で、半径方向外方にせり出さない。
より、ヒステリシストルクが発生する。また3つのサポ
ート構成体20は環状連結体30により連結されているの
で、半径方向外方にせり出さない。
(第2実施例) 第4図はスプラインハブのフランジを内周側フランジ部
2aと外周側フランジ部2bとに分離したタイプ、いわゆる
分離ハブタイプのダンパーディスクに本考案を適用した
例を示している。
2aと外周側フランジ部2bとに分離したタイプ、いわゆる
分離ハブタイプのダンパーディスクに本考案を適用した
例を示している。
内周側フランジ部2aには1段目用窓孔(切欠き)36が形
成され、外周側フランジ部2bの内方端部には内周側フラ
ンジ部2aの軸方向両側を覆うように二股状の拡開部2cが
形成され、該拡開部2cに上記内周側フランジ部2aの1段
目用窓孔36に対応する1段目用窓孔37が形成されてい
る。窓孔36、37内にはばね定数の小さい1段目トーショ
ンばね38が円周方向圧縮自在に配置されている。
成され、外周側フランジ部2bの内方端部には内周側フラ
ンジ部2aの軸方向両側を覆うように二股状の拡開部2cが
形成され、該拡開部2cに上記内周側フランジ部2aの1段
目用窓孔36に対応する1段目用窓孔37が形成されてい
る。窓孔36、37内にはばね定数の小さい1段目トーショ
ンばね38が円周方向圧縮自在に配置されている。
また外周側フランジ部2bの内周端部と内周側フランジ部
2aの外周端部には、互いに円周方向に間隔を隔てて噛み
合う凸部51と凹部50が形成されている。
2aの外周端部には、互いに円周方向に間隔を隔てて噛み
合う凸部51と凹部50が形成されている。
なお外周側フランジ部2bの拡開部2cと内周側フランジ部
2aの両側面の間には摩擦係数の小さい1段目用摩擦部材
39が配置され、拡開部2cと両サイドプレート3の間には
摩擦係数の大きい2段目、3段目用摩擦部材40が配置さ
れている。この実施例においては、サブトーションばね
27は上記1段目トーションばね38より強く、例えば前後
のトーションばね18と同じ強さに設定されている。
2aの両側面の間には摩擦係数の小さい1段目用摩擦部材
39が配置され、拡開部2cと両サイドプレート3の間には
摩擦係数の大きい2段目、3段目用摩擦部材40が配置さ
れている。この実施例においては、サブトーションばね
27は上記1段目トーションばね38より強く、例えば前後
のトーションばね18と同じ強さに設定されている。
その他の構造は前記実施例1と同様であり、同じ部品に
は同じ番号を付している。
は同じ番号を付している。
作動を説明する。第1段目(例えばアイドリング等)の
時には、まず内周側フランジ部2aに対して外周側フラン
ジ部2b及びサイドプレート3が一体的に例えば回転方向
R側にねじれ、1段目トーションばね38を圧縮する。こ
の時外周側フランジ部2bの拡開部2cと内周側フランジ部
2aの両側面の間の1段目摩擦部材39が擦れることによ
り、小さなヒステリシストルクが発生する。
時には、まず内周側フランジ部2aに対して外周側フラン
ジ部2b及びサイドプレート3が一体的に例えば回転方向
R側にねじれ、1段目トーションばね38を圧縮する。こ
の時外周側フランジ部2bの拡開部2cと内周側フランジ部
2aの両側面の間の1段目摩擦部材39が擦れることによ
り、小さなヒステリシストルクが発生する。
アイドリングから低速走行に入ると、ねじりトルクが増
加することにより、内周側フランジ部2aの凹部50と外周
側フランジ部2bの凸部51が当接して、両フランジ部2a、
2bが一体化し、第2段目としてこれらに対してサイドプ
レート3が回転方向R側にねじれ、トーションばね18及
びサブトーションばね27の3つ直列状態のばねを同時に
圧縮する。この第2段目の圧縮過程において両ばね受け
部材22間の間隔は縮小し、かつサポート構成体20は回転
方向R側へと移動する。この時サイドプレート3と外周
側フランジ部2bの拡開部2cの間の2段目摩擦部材40が擦
れることにより、比較的大きいヒステリシストルクが発
生する。
加することにより、内周側フランジ部2aの凹部50と外周
側フランジ部2bの凸部51が当接して、両フランジ部2a、
2bが一体化し、第2段目としてこれらに対してサイドプ
レート3が回転方向R側にねじれ、トーションばね18及
びサブトーションばね27の3つ直列状態のばねを同時に
圧縮する。この第2段目の圧縮過程において両ばね受け
部材22間の間隔は縮小し、かつサポート構成体20は回転
方向R側へと移動する。この時サイドプレート3と外周
側フランジ部2bの拡開部2cの間の2段目摩擦部材40が擦
れることにより、比較的大きいヒステリシストルクが発
生する。
両ばね受け部材22のストッパー兼ばねガイド部28同志が
当接すると、サブトーションばね27の圧縮は終了し、第
3段目としてこんどは前後のトーションばね18だけが圧
縮される。この第3段目の過程において、直列3個のば
ねのばね定数から直列2個のばねのばね定数に変化する
ので、ばね強さは2段目よりも大きくなる。
当接すると、サブトーションばね27の圧縮は終了し、第
3段目としてこんどは前後のトーションばね18だけが圧
縮される。この第3段目の過程において、直列3個のば
ねのばね定数から直列2個のばねのばね定数に変化する
ので、ばね強さは2段目よりも大きくなる。
第5図は第4図の実施例におけるねじり特性線図を示し
ており、0〜θ1は第1段目、θ1〜θ2は第2段目、
θ2〜θ3は第3段目を示している。
ており、0〜θ1は第1段目、θ1〜θ2は第2段目、
θ2〜θ3は第3段目を示している。
(別の実施例) (1)第4図のような分割ハブタイプの構造において、
1段目トーションばね38よりも強いサブトーションばね
27を、トーションばね18よりも弱いばねにすることもで
きる。
1段目トーションばね38よりも強いサブトーションばね
27を、トーションばね18よりも弱いばねにすることもで
きる。
(2)また第4図のような分割ハブタイプの構造におい
て、サブトーションばね27をトーションばね18よりも強
いばねにすることもできる。
て、サブトーションばね27をトーションばね18よりも強
いばねにすることもできる。
(3)第1、第2実施例は共にばね受け部材22のストッ
パー兼ばねガイド部28同志が当接することによりサブト
ーションばね27の圧縮が終了するように構成している
が、ガイド部28同志が当接する前にサブトーションばね
27が全圧縮してその圧縮過程を終了するようにしても
い。
パー兼ばねガイド部28同志が当接することによりサブト
ーションばね27の圧縮が終了するように構成している
が、ガイド部28同志が当接する前にサブトーションばね
27が全圧縮してその圧縮過程を終了するようにしても
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、1つの窓孔内に直列式に
ばねを配置するダンパーディスクにおいて: (1)前後2個のトーションばね18間に配置するサポー
ト構成体20として1対のばね受け部材22を、それらの円
周方向間隔が縮小自在となるようにヒンジ部を介して回
動自在に連結し、両ばね受け部材22間にさらに円周方向
圧縮自在なサブトーションばね27を配置しているので、
1つの窓孔の直列配置のばね本数を増やすことができ、
一層広いねじり角を得ることができる。
ばねを配置するダンパーディスクにおいて: (1)前後2個のトーションばね18間に配置するサポー
ト構成体20として1対のばね受け部材22を、それらの円
周方向間隔が縮小自在となるようにヒンジ部を介して回
動自在に連結し、両ばね受け部材22間にさらに円周方向
圧縮自在なサブトーションばね27を配置しているので、
1つの窓孔の直列配置のばね本数を増やすことができ、
一層広いねじり角を得ることができる。
(2)サポート構成体20の配置スペースを新たなサブト
ーションばね27の配置スペースとしても利用しているの
で、ねじり角の拡大を可能にしながらも窓孔16の円周方
向の長さを拡げる必要はなく、ダンパーディスクの大型
化及び耐久性低下を防止できる。
ーションばね27の配置スペースとしても利用しているの
で、ねじり角の拡大を可能にしながらも窓孔16の円周方
向の長さを拡げる必要はなく、ダンパーディスクの大型
化及び耐久性低下を防止できる。
(3)また例えば従来の2個直列タイプのねじり角範囲
と同じにねじり角範囲を設定した場合においては、ねじ
りトルクの増加率が増え、発生エネルギーを増加させる
ことができる。
と同じにねじり角範囲を設定した場合においては、ねじ
りトルクの増加率が増え、発生エネルギーを増加させる
ことができる。
第1図は本考案を適用したダンパーディスクの第1実施
例を一部切り欠いて示す側面図(第2図のI矢視切欠き
側面図)、第2図は第1図のII-II断面図、第3図はサ
ポート構成体の斜視図、第4図は分離ハブタイプのダン
パーディスクに適用した例を示す第2実施例の一部切欠
き側面図、第5図は第2実施例の構造によるねじり特性
線図、第6図は従来例の側面図である。2……フランジ
(出力側プレート)、3……サイドプレート、16……窓
孔、17……窓孔、18……トーションばね、20……サポー
ト構成体、21、25……ピン、ボス部(ヒンジ部)、22…
…ばね受け部材、27……サブトーションばね、30……環
状連結体
例を一部切り欠いて示す側面図(第2図のI矢視切欠き
側面図)、第2図は第1図のII-II断面図、第3図はサ
ポート構成体の斜視図、第4図は分離ハブタイプのダン
パーディスクに適用した例を示す第2実施例の一部切欠
き側面図、第5図は第2実施例の構造によるねじり特性
線図、第6図は従来例の側面図である。2……フランジ
(出力側プレート)、3……サイドプレート、16……窓
孔、17……窓孔、18……トーションばね、20……サポー
ト構成体、21、25……ピン、ボス部(ヒンジ部)、22…
…ばね受け部材、27……サブトーションばね、30……環
状連結体
Claims (1)
- 【請求項1】1対の入力側サイドプレートと該サイドプ
レート間の出力側プレートにそれぞれ複数の窓孔を形成
し、該窓孔内に円周方向圧縮自在に直列にトーションば
ねを配置するダンパーディスクにおいて、窓孔内には円
周方向の前後に2個のトーションばねを配置すると共に
両トーションばね間に円周方向移動可能なばねサポート
構成体を介在させ、ばねサポート構成体として1対のば
ね受け部材を、それらの円周方向間隔が縮小自在となる
ようにヒンジ部を介して回動自在に連結し、両ばね受け
部材間にサブトーションばねを圧縮自在に配置し、各ヒ
ンジ部を環状連結体に支持したダンパーディスク。
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