JPH0543294Y2 - - Google Patents

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JPH0543294Y2
JPH0543294Y2 JP1988038836U JP3883688U JPH0543294Y2 JP H0543294 Y2 JPH0543294 Y2 JP H0543294Y2 JP 1988038836 U JP1988038836 U JP 1988038836U JP 3883688 U JP3883688 U JP 3883688U JP H0543294 Y2 JPH0543294 Y2 JP H0543294Y2
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side plate
plate
torsion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は1つのトーシヨンばね配置用窓孔内
に、トーシヨンばねを直列に2個配置したダンパ
ーデイスクに関する。
(従来技術及びその課題) この種ダンパーデイスクは、広い捩り角範囲を
確保するためにトーシヨンばねを1つの窓孔内に
2個直列に配置しており、トーシヨンばね間に円
周方向移動自在にフロート体を配置している。と
ころがフロート体の移動で窓孔の周縁とフロート
体とが擦れることにより、本来必要なヒステリシ
ストルクに加え、フレツテイング等により不安定
なヒステリシストルクが不規則に加わることにな
り、走行時の異音防止の妨げとなる。
なお特開昭62−184229のように、出力側プレー
トの窓孔の半径方向外方端縁を開放し、フロート
体をその外周端部同志を一体に連結したダンパー
デイスクもあるが、窓孔の外方が開放しているこ
とにより、出力側プレートの強度が弱く、耐久性
に劣る。
(考案の目的) 本考案の目的は、広い捩り角を確保して走行時
のこもり音等の異音を防止すると共に、フロート
体と窓孔とが擦れないようにすることにより、上
記異音防止効果をできるだけ良好に維持すること
である。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するために請求項1の本考案
は、1対の入力側サイドプレートと該サイドプレ
ート間の出力側プレートにそれぞれ複数のトーシ
ヨンばね配置用窓孔を形成し、出力側プレートの
半径方向外周端部を、窓孔の半径方向外方端縁が
閉塞されるように環状に形成し、出力側プレート
の各窓孔にトーシヨンばねを少なくともそれぞれ
2個ずつ直列に配置し、該トーシヨンばねにより
サイドプレートと出力側プレートとをトルク伝達
可能に連結し、各窓孔内の直列な2個のトーシヨ
ンばね間には円周方向に移動可能なフロート体を
介在させ、各フロート体の側面を環状の連結体に
より一体に連結し、該環状連結体は各窓孔のトー
シヨンばねの軸方向両側を覆うように円周方向に
延びる板材で形成している。
(作用) 走行時に入力側サイドプレートが出力側プレー
トに対して捩れることにより、同一の窓孔内に配
置されている直列の2個のトーシヨンばねは圧縮
される。これと同時にトーシヨンばね間のフロー
ト体は円周方向に移動するが、各フロート体は環
状連結体によりその側面が一体に連結されている
ので、遠心力により半径方向外方にせり出して窓
孔周縁に擦れることはない。従つてフロート体と
窓孔周縁との間でフレツテイング等は起こらず、
フロート体の移動によつて必要以上に不安定なヒ
ステリシストルクが増加することはない。
(実施例) 第1図〜第3図はいわゆる分離ハブ型のダンパ
ーデイスクに請求項1の考案を適用した例を示し
ており、第3図において、1対の入力側サイドプ
レート1は互いに軸方向に一定の間隔を隔てて配
置されると共に外周端部同志がリベツト2により
結合されている。クツシヨニングプレート4は上
記リベツト2によりサイドプレート外周端部に固
着され、クツシヨニングプレート4の両側に入力
フエーシング3が固着されている。入力フエーシ
ング3は例えばフライホイールとプレツシヤープ
レートの間に挾持され、回転力が入力される。
両サイドプレート1間には1対の環状中間プレ
ート(出力側プレートの一例)6が配置されてお
り、中間プレート6は厚肉に形成されると共に互
いに重ね合わされ、リベツト7により一体的に結
合されている。中間プレート6の内周端部分には
軸方向に開く拡開部6aが複数箇所形成されてい
る。拡開部6a内には出力側ハブ10のフランジ
11が配置され、出力側ハブ10は例えば出力軸
にスプライン嵌合している。
中間プレート6の内周側部分とサイドプレート
1の内周側部分の間には摩擦係数の大きい2段目
摩擦部材13が配置され、中間プレート6の内周
側部分とフランジ11の間には摩擦係数の小さい
1段目摩部材12が配置されている。
フランジ11には1段目ばね用の窓孔(切欠
き)16が形成され、これに対応して中間プレー
ト6の拡開部6aには第1窓孔17が形成されて
おり、窓孔16,17内にばね定数の小さい1段
目トーシヨンばね21が円周方向圧縮自在に配置
されている。即ち1段目トーシヨンばね21は両
端部がばね受け22を介してフランジ11の窓孔
16の円周方向端縁に当接すると共に、ばね受け
22は軸方向両方に延び、中間プレート6の第1
窓孔17の円周方向端縁に当接している。
第2図は第3図とは別の部分の断面図(第1図
の−断面図)であり、この第2図において、
中間プレート6の外周側部分には第2窓孔18が
形成されており、該第2窓孔18に対応してサイ
ドプレート1には窓孔19が形成され、該窓孔1
8,19内に2段目トーシヨンばね23が円周方
向圧縮自在に配置されている。
第1図において、第2窓孔18は円周方向に等
間隔を隔てて3個形成されており、1個の窓孔1
8内には2個の2段目トーシヨンばね23が円周
方向に直列に配置されており、1個の窓孔18内
の両2段目トーシヨンばね23間には円周方向移
動自在にフロート体25が介在している。また2
段目トーシヨンばね23は親子ばね形式になつて
おり、内側に子コイルばね27を有している。
フランジ11の窓孔16も円周方向に間隔を隔
てて3か所形成されており、またフランジ11の
窓孔間部分には凹部30が形成され、一方中間プ
レート6には上記凹部30内に突出する凸部32
が形成され、凹部30と凸部32との円周方向の
隙間d1によつて1段目の捩り角範囲を規制して
いる。即ち前記凹部30と凸部32によりトルク
直結用ストツパー機構を構成している。
フロート体25はポリアミド樹脂等の低摩擦係
数の硬質樹脂でできており、重量は軽く、クラツ
チ中心側に行くに従い細くなるような台形状に形
成され、第2窓孔18内に円周方向移動可能に配
置されている。フロート体25の軸方向両側面に
はガイドプレート35がピン36により固着され
ており、ガイドプレート35の半径方向外方側及
び内方側の両端部分は共に中間プレート6の両側
面部分まで延び、これによりフロート体25の軸
方向の脱落を防止している。
ガイドプレート35は概ね逆三角形状に形成さ
れており、トーシヨンばねが当接するばね受け面
(円周方向両端面)はフロート体25のばね受け
面(円周方向両端面)と同一面に揃えられてい
る。またガイドプレート35の半径方向外方側端
部には円周方向両方に延びる延出部35aがそれ
ぞれ形成されている。ガイドプレート35の材料
としては例えば鉄板が使用さており、これにより
ばね圧に対する強度を向上させている。またピン
36も金属製である。
上記3つのフロート体25はその軸方向両側面
が環状の連結体37により一体に連結されてい
る。環状連結体37は第2図に示すように両サイ
ドプレート1の軸方向外方側に1対配置されてお
り、フロート体25に対応する部分が軸方向中央
部側へと絞りこまれ、前記リベツト36を利用し
てガイドプレート35の側面に固着されている。
環状連結体37は例えば鉄板製である。該環状連
結体37は各窓孔18のトーシヨンばね23の軸
方向両側を覆うように円周方向に延びている。
次に作動を説明する。アイドリング時には、第
1図のフランジ11に対して中間プレート6及び
サイドプレート1が一体的に例えば回転方向Rと
同方向に捩じれ、1段目トーシヨンばね21を圧
縮する。この時第3図の中間プレート6とフラン
ジ11の間の1段目摩擦部材12が擦れることに
より、小さなヒステリシストルクが発生する。
アイドリングから低速走行に入ると、捩りトル
クが増加することにより、まず第1図のフランジ
11の凹部30と中間プレート6の凸部32が当
接して、フランジ11と中間プレート6が一体化
し、これらに対してサイドプレート1がR方向に
捩じれ始め、2段目トーシヨンばね23を圧縮す
る。この時第3図のサイドプレート1と中間プレ
ート6の間の2段目摩擦部材13が擦れることに
より、比較的大きいヒステリシストルクが発生す
る。
2段目トーシヨン23の圧縮により第1図のフ
ロート体25も円周方向に移動する。しかるに3
つのフロート体25は環状連結体37により一体
に連結されているので、フロート体25が半径方
向外方にせり出すことはない。従つてフロート体
25の半径方向外方側端縁25aと窓孔18の周
縁18aが擦れることによる不必要で不安定なヒ
ステリシストルクが増加する心配はない。
また連結体37をフロート体25の側方に配置
していることにより、2段目トーシヨンばね23
の保護カバーとしての役目も果たす。
第4図は捩り特性線図を示しており、1段目の
捩り角範囲0〜θ1ではヒステリシストルクは極め
て小さく抑えられ、2段目の捩り角範囲θ1〜θ2で
は比較的大きな安定したヒステリシストルクHが
発生している。
また第1図の2段目トーシヨンばね23を1個
の窓孔18内に直列に2個配置していることによ
り、第4図の2段目捩り角範囲θ1〜θ2が広くな
り、これにより低速走行時のこもり音を効果的に
減少させることができる。
なお最大捩り角θ2では2段目トーシヨンばね2
3は全圧縮状態になつている。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると: (1) 1対の入力側サイドプレート1と該サイドプ
レート間の出力側プレート(中間プレート6)
にそれぞれトーシヨンばね配置用窓孔19,1
8を形成し、同一の窓孔にトーシヨンばね23
を少なくとも2個直列に配置しているので、比
較的小さな剛性で広い捩り角特性を得ることが
でき、低速走行時のこもり音等の異音防止効果
がある。
(2) 2個のトーシヨンばね23間に介在させるフ
ロート体25を、環状連結体37により一体に
連結し、それにより遠心力による半径方向外方
へのせり出しを防いでいるので、トーシヨンば
ね圧縮時にフロート体25が窓孔18の端縁と
擦れることはない。従つてフロート体25の移
動に起因する不安定なヒステリシストルクが増
加する心配はなくなり、前記の異音防止効果を
良好に保つことができる。
(3) 出力側プレート(中間プレート6)の半径方
向外周端部を、窓孔18の半径方向外方端縁が
閉塞されるように環状に形成しているので、1
つの窓孔18内に2個のトーシヨンばねを配置
しながらも、出力側プレートの強度を高く維持
でき、耐久性が向上する。
(4) フロート体5の側面を環状連結体37により
連結連結し、該環状連結体37を各窓孔18の
トーシヨンばね23の軸方向両側を覆うように
円周方向に延びる板材で形成していることによ
り、連結体37はトーシヨンばね23の保護カ
バーの役目を果たし、トーシヨンばね23を外
部から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願の請求項1の考案を適用したダン
パーデイスクを一部切り欠いて示す側面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は第1図の
−断面図、第4図は捩り特性線図である。 1……サイドプレート、6……中間プレート
(出力側プレート)、10……ハブ、11……フラ
ンジ、18……窓孔、19……窓孔、23……2
段目トーシヨンばね、25……フロート体、35
……ガイドプレート、37……連結体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対の入力側サイドプレートと該サイドプレー
    ト間の出力側プレートにそれぞれ複数のトーシヨ
    ンばね配置用窓孔を形成し、出力側プレートの半
    径方向外周端部を、窓孔の半径方向外方端縁が閉
    塞されるように環状に形成し、出力側プレートの
    各窓孔にトーシヨンばねを少なくともそれぞれ2
    個ずつ直列に配置し、該トーシヨンばねによりサ
    イドプレートと出力側プレートとをトルク伝達可
    能に連結し、各窓孔内の直列な2個のトーシヨン
    ばね間には円周方向に移動可能なフロート体を介
    在させ、各フロート体の側面を環状の連結体によ
    り一体的に連結し、該環状連結体は各窓孔のトー
    シヨンばねの軸方向両側を覆うように円周方向に
    延びる板材で形成したダンパーデイスク。
JP1988038836U 1988-03-09 1988-03-23 Expired - Lifetime JPH0543294Y2 (ja)

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PCT/JP1989/000254 WO1989008792A1 (en) 1988-03-09 1989-03-08 Damper disc
DE3990204A DE3990204C2 (de) 1988-03-09 1989-03-08 Dämpfungsscheibe
US07/995,922 US5322474A (en) 1988-03-09 1992-12-22 Spring dampened damper disc having first and second stage torsion springs

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JP2592056Y2 (ja) * 1992-05-18 1999-03-17 株式会社エクセディ ダンパーディスク
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