JP4496062B2 - クラッチディスク組立体 - Google Patents

クラッチディスク組立体 Download PDF

Info

Publication number
JP4496062B2
JP4496062B2 JP2004334713A JP2004334713A JP4496062B2 JP 4496062 B2 JP4496062 B2 JP 4496062B2 JP 2004334713 A JP2004334713 A JP 2004334713A JP 2004334713 A JP2004334713 A JP 2004334713A JP 4496062 B2 JP4496062 B2 JP 4496062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
friction
torque
plate
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004334713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006144884A (ja
Inventor
秀樹 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP2004334713A priority Critical patent/JP4496062B2/ja
Publication of JP2006144884A publication Critical patent/JP2006144884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4496062B2 publication Critical patent/JP4496062B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、クラッチディスク組立体、特に、低捩り剛性のダンパー軸方向から取り付けられたクラッチディスク組立体に関する。
車輌に用いられるクラッチディスク組立体は、フライホイールに連結・切断されるクラッチ機能と、フライホイールからのトルク変動を吸収・減衰するためのダンパー機能とを有している。一般に車両の振動には、アイドル時異音(ガラ音)、走行時異音(加速・減速ラトル,こもり音およびティップイン・ティップアウト(低周波振動)がある。これらの異音や振動を取り除くことがクラッチディスク組立体のダンパーとしての機能である。
アイドル時異音とは、信号待ち等でシフトをニュートラルに入れ、クラッチペダルを離した時にトランスミッションより発生する「ガラガラ」と聞こえる音である。この騒音が生じるのは、エンジンアイドリング回転付近ではエンジントルクが低く、エンジン爆発時のトルク変動が大きいからである。ティップイン・ティップアウト(低周波振動)とは、アクセルペダルを急に踏んだり急に離したりしたときに生じる車体の前後の大きな振れである。具体的には、駆動伝達系にステップ的にトルクが入力されることにより過度振動が生じる。この結果、タイヤに伝達されたトルクが逆にタイヤ側から駆動側に伝わり、その揺り返しとしてタイヤに過大トルクが発生する。以上の結果、車体が過度的に前後に大きく振れる。
アイドリング時の異音に対しては、クラッチディスク組立体の捩り特性において0トルク付近が問題となるため、捩り剛性は低い方が振動減衰に効果がある。そのため、低剛性のばねを用いることで非線形の捩り特性(低剛性と高剛性の2段の特性)を実現したクラッチディスク組立体が提供されている。そのようなクラッチディスク組立体では、1段目の捩り剛性およびヒステリシストルクを低く抑えているため、アイドリング時の異音防止効果がある。
1段目の低捩り剛性を実現するためのダンパー(以下、「第1ダンパー」という)は、例えば、コイルスプリングからなる。コイルスプリングは、ハブとハブフランジとが所定角度まで相対回転可能に係合する歯の間に設けられた切欠きに収容されている。これにより、コイルスプリングは、ハブの歯とハブフランジの歯とが係合するまでの捩り角度範囲内において両部材間で回転方向に圧縮される。
さらに、このような第1ダンパーをハブおよびハブフランジの歯の係合部分から軸方向に異なる位置に配置させたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。これにより、互いに係合する歯の数を増やすことができ、各歯における面圧を減らすことができる。その場合、第1ダンパーは、例えば、リテーニングプレートの軸方向内側、軸方向外側又はリテーニングプレートの中心孔内に配置される。さらに、第1ダンパーは、ハブに連結される出力プレートと、ハブフランジに係合する入力プレートと、両プレートを回転方向に連結するトーションスプリングとから構成される。入力プレートは、例えば、環状のワイヤリングであり、外周縁からハブフランジに形成された切欠き等に係合するための突起又は爪が形成されている。
米国特許公報第4,603,767号
しかしながら、上記従来のクラッチディスク組立体では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、第1ダンパーをハブおよびハブフランジの歯の係合部分から軸方向に異なる位置に配置させたクラッチディスク組立体において、トランスミッションの入力シャフトがエンジンのフライホイールに対して傾いて取り付けられることがある(以後、この状態を「シャフトのミスアライメント」といい、ミスアライメントによって生じる理想回転軸に対するシャフトの変位を「ミスアラ変位」という)。その場合に、クラッチディスク組立体の摩擦連結部がフライホイールに押しつけられてクラッチ連結状態になると、第2ダンパーとハブとの間には隙間が確保されているため、摩擦連結部および第2ダンパーがハブおよび第1ダンパーに対して傾いてしまう。
従来のクラッチディスク組立体においては、第1ダンパーと第2ダンパーとの間に設けられたコーンスプリングのたわみを利用してこのようなミスアラ変位を吸収していた。しかし、ミスアラ変位を吸収するコーンスプリングは、ヒステリシストルクを発生させるための部材であることから、このようなミスアラ変位の吸収によってヒステリシストルクを均一に付与することができなくなったり、係合部分における摩耗が発生したりする等の問題が発生するおそれがある。
本発明の課題は、低捩り剛性のダンパー軸方向から取り付けられたクラッチディスク組立体において、シャフトのミスアライメントによる不具合を抑えることにある。
第1の発明に係るクラッチディスク組立体は、エンジンのフライホイールに摩擦係合可能であり、シャフトにトルクを出力するとともに、回転方向の捩じり振動を吸収・減衰するためのクラッチディスク組立体であって、摩擦連結部と、ハブと、第1ダンパーと、第2ダンパーと、第1係合機構と、第2係合機構とを備えている。摩擦連結部は、フライホイールに対して近接して配置されている。ハブは、シャフトに係合する。第1ダンパーは、摩擦連結部とハブとを回転方向に弾性的に連結する。第2ダンパーは、摩擦連結部とハブとを回転方向に弾性的に連結するための機構であり、第1ダンパーと回転方向に直列に作用するように配置され第1ダンパーより剛性が高い。そして、第1ダンパーは、第1トルク伝達部材と、ハブに連結された第2トルク伝達部材と、第1トルク伝達部材および第2トルク伝達部材を回転方向に弾性的に連結する第1弾性部材とを有している。第2ダンパーは、摩擦連結部に固定され、ハブに対して隙間を空けて配置されているとともに、ハブの外周に相対回転可能に配置された出力側円板状部材と、ハブの外周にかつ出力側円板状部材に相対回転可能に配置された入力側円板状部材と、入力側円板状部材と出力側円板状部材を回転方向に弾性的に連結する第2弾性部材とを有している。第1係合機構は、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材にそれぞれ形成され、第1ダンパーと第2ダンパーとをトルク伝達可能に、かつ、互いに傾き可能に係合する係合部を有する。第2係合機構は、第1係合機構の係合部を離脱不能にするための弾性変形可能な連結部材を有する。
ここでは、シャフトがフライホイールに対して傾いた状態で取り付けられた場合でも、このとき発生するミスアラ変位は、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材との接続部分に配置された第1係合機構において、係合部が第1ダンパーと第2ダンパーとをトルク伝達可能に、かつ互いに傾き可能に係合することで吸収される。
ここで、ミスアラ変位とは、シャフトと係合しているハブやハブに固定された第1ダンパーが、摩擦連結部や第2ダンパーに対して傾いてしまう状態をいう。
本発明のクラッチディスク組立体では、第1ダンパーが有している第1トルク伝達部材と、第2ダンパーが有している出力側円板状部材とが、弾性変形可能な連結部材を介して互いに傾き可能な係合部によって接続されている。これにより、第2ダンパーに対する第1ダンパーの傾き、つまりミスアラ変位を、係合部において吸収できる。この結果、第2ダンパーにおけるヒステリシストルクの偏荷重の発生や、係合部における摩耗発生等の問題を回避できる。
また、弾性変形可能な連結部材によって第1トルク伝達部材に形成された係合部と出力側円板状部材に形成された係合部とを互いに離脱不能にしているため、係合部を軸方向において容易に組み付け・分解することができる。したがって、係合部の構造を簡易なものにすることができる。
第2の発明に係るクラッチディスク組立体は、第1の発明に係るクラッチディスク組立体であって、係合部は、出力側円板状部材に形成された複数の第1係合部と、第1係合部に対して回転方向に当接する第1トルク伝達部材に形成された複数の第2係合部とを含む。
ここでは、係合部として、出力側円板状部材および第1トルク伝達部材の双方にそれぞれ第1係合部、第2係合部を設けている。
第3の発明に係るクラッチディスク組立体は、第1または第2の発明に係るクラッチディスク組立体であって、第2係合機構は、出力側円板状部材から軸方向に延びる円周方向に並んだ複数の第1フック部と、第1トルク伝達部材から軸方向に延びる円周方向に並んだ複数の第2フック部と、第1フック部と第2フック部との間に配置された連結部材とを有する。
ここでは、第1フック部と第2フック部は、連結部材によって軸方向に離れることができないように係合している。
第4の発明に係るクラッチディスク組立体は、第1から第3の発明のいずれか1つに係るクラッチディスク組立体であって、連結部材は、ワイヤリングである。
ここでは、連結部材としてワイヤリングを用いているため、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材とを確実に接続できる。
第5の発明に係るクラッチディスク組立体は、第4の発明に係るクラッチディスク組立体であって、ワイヤリングは、第1フック部と第2フック部に対して半径方向において当接している。
ここでは、第1・第2フック部が半径方向の両側からワイヤリングに対して当接することで、半径方向における相対位置を決定している。
第6の発明に係るクラッチディスク組立体は、第4または第5の発明に係るクラッチディスク組立体であって、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材との軸方向間に配置され、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材に対して軸方向に互いに離れる方向に付勢力を与える付勢部材をさらに備えている。
ここでは、第1トルク伝達部材と出力側円板状部材は、付勢部材によって軸方向に離れるように付勢されているが、ワイヤリングによって移動が制限されている。
第7の発明に係るクラッチディスク組立体は、第6の発明に係るクラッチディスク組立体であって、入力側円板状部材と出力側円板状部材との間に配置され、両者が相対回転すると摩擦を発生する摩擦発生部をさらに備えている。付勢部材は摩擦発生部に荷重を付与している。
ここでは、入力側円板状部材と出力側円板状部材とが相対回転すると、摩擦部で摩擦が発生する
第8の発明に係るクラッチディスク組立体は、第7の発明に係るクラッチディスク組立体であって、摩擦発生部は、入力側円板状部材に相対回転不能に係合したフリクションプレートと、フリクションプレートと出力側円板状部材との間に配置された摩擦部材とを有している。付勢部材は、フリクションプレートと第1トルク伝達部材との間に挟まれている。
本発明に係るクラッチディスク組立体によれば、低捩り剛性のダンパーが軸方向から取り付けられたクラッチディスク組立体において、シャフトのミスアライメントが生じた場合でもミスアラ変位を吸収してヒステリシストルクの偏荷重の発生や係合部における摩擦発生等の不具合の発生を回避することができる。
本発明の一実施形態に係るクラッチディスク組立体1について、図1〜図7を用いて説明すれば以下の通りである。
[クラッチディスク組立体の全体の構成]
本発明の一実施形態に係るクラッチディスク組立体1は、図1に示すように、車輌のクラッチ装置に用いられる動力伝達装置であって、図1のクラッチディスク組立体1の左側(軸方向エンジン側)に配置された図示しないエンジンのフライホイールから、図1のクラッチディスク組立体1の右側(軸方向トランスミッション側)に配置された図示しないトランスミッションの入力シャフトに対してトルクを伝達する機能を有しており、さらにクラッチ機能とダンパー機能とを有している。クラッチ機能とは、フライホイールに連結および連結解除することによってトルクの伝達および遮断をする機能である。ダンパー機能とは、ばね等を利用してフライホイールから入力されるトルク変動を吸収・減衰する機能である。
図1におけるO−O線がクラッチディスク組立体1の回転軸すなわち回転中心線である。
クラッチディスク組立体1は、クラッチディスク10、クラッチプレート12及びリテーニングプレート13を含む入力側回転体2と、ハブフランジ3と、出力ハブ4と、入力側回転体2とハブフランジ3とを回転方向に弾性的に連結する高剛性ダンパー28と、ハブフランジ3と出力ハブ4とを回転方向に弾性的に連結する低剛性ダンパー8とを備えている。
クラッチディスク10は、フライホイールの摩擦面に押圧されてエンジン側のトルクを伝達するためのものであり、クッショニングプレート11とクッショニングプレート11の両側に装着されたフェーシング部材29とを有している。
クラッチプレート12は環状に形成された鋼製のプレート部材である。クラッチプレート12の外周部には、クッショニングプレート11が複数のリベット14で固定されることにより、クラッチディスク10が装着されている。クラッチプレート12の内周部は、出力ハブ4の入力側端部の外周と隙間をあけて位置し、かつ軸方向エンジン側に膨らんで絞り加工されてハブフランジ3の側面との間に所定の空間が設けられている。また、クラッチプレート12の半径方向中間部には、高剛性ダンパー28を構成するトーションスプリング5,6の支持部19,21が形成されている。クラッチプレート12の内周部には環状のブッシュ16が係合している。ブッシュ16は、出力ハブ4の入力側端部の外周に回転自在に支持されている。これにより、入力側回転体2と出力ハブ4とは、同軸となるように半径方向に位置決めされる。
リテーニングプレート13は、クラッチプレート12と同様に、環状に形成された鋼製のプレートであり、クラッチプレート12に対向して配置されている。リテーニングプレート13は、円周方向に所定間隔ごとに配置された図示しない複数のストップピンによりクラッチプレート12に固定されている。これにより、クラッチプレート12とリテーニングプレート13との軸方向距離が定められ、両プレート12,13は一体回転可能となっている。リテーニングプレート13の内周部は、出力ハブ4の出力側端部の外周と隙間をあけて位置し、かつ軸方向トランスミッション側に膨らんで形成されてハブフランジ3の側面との間に所定の空間が設けられている。また、リテーニングプレート13の半径方向中間部にはクラッチプレート12の支持部19,21と対向する位置にトーションスプリング5,6の支持部23,25が形成されている。
ハブフランジ3は、環状に形成された鋼製のプレート部材であり、クラッチプレート12とリテーニングプレート13との軸方向間に配置されている。ハブフランジ3は、外周部に外側に開いた複数の切欠き(図示せず)が形成されており、その切欠き内を前述のストップピンが通過している。ハブフランジ3の内周部には、複数の内周歯3aが形成されている。また、ハブフランジ3の半径方向中間部にはクラッチプレート12の支持部19,21及びリテーニングプレート13の支持部23,25に対応する位置に、窓孔81,82が形成され、この窓孔81,82内にはトーションスプリング5,6が配置されている。
出力ハブ4は、筒状に形成された鋼製の部材であり、クラッチプレート12及びリテーニングプレート13及びハブフランジ3の中心孔内にこれらの中心軸と同軸に配置されている。出力ハブ4は、外周部にハブフランジ3の内周歯3aと噛み合う複数の外周歯57が形成されている。外周歯57と内周歯3aとは、円周方向に所定の隙間を介して係合している。これにより、出力ハブ4及びハブフランジ3は、内周歯3aと外周歯57との円周方向隙間の角度だけ相対回転可能となっている。出力ハブ4の内周部には軸方向に延びる複数のスプライン孔44が形成されている。このスプライン孔44にトランスミッションから延びる入力シャフトのスプラインが係合することで、出力ハブ4からトランスミッションにトルクが伝達可能となっている。また、リテーニングプレート13の内周側における出力ハブ4のボス27の外周面には、軸方向に伸びる複数の係合溝41が全周にわたり形成されている。この係合溝41には、低剛性ダンパー8の作動プレート30が軸方向に移動可能に係合している(後述)。
高剛性ダンパー28は、でクラッチプレート12及びリテーニングプレート13とハブフランジ3が相対回転するときに作動して捩り振動を減衰するためのものである。高剛性ダンパー28は、トーションスプリング5,6、第1ヒステリシストルク発生機構67及び第2ヒステリシストルク発生機構77を有している。
トーションスプリング5,6は、クラッチプレート12及びリテーニングプレート13とハブフランジ3とを回転方向に弾性的に連結するための部材である。トーションスプリング6は、大小のコイルスプリングが組み合わされてなるコイルスプリングである。トーションスプリング5は、1個のコイルスプリングであり、トーションスプリング6よりばね定数が大きい。
第1ヒステリシストルク発生機構67は、クラッチプレート12とハブフランジ3とが相対回転するときにヒステリシストルクを発生するための機構である。第1ヒステリシストルク発生機構67は、ハブフランジ3内周部とクラッチプレート12内周部との軸方向間に配置されており、クラッチプレート12に一体回転可能に係合するフリクションプレート51と、ハブフランジ3に摺動可能に当接するフリクションワッシャー53とを有している。フリクションプレート51及びフリクションワッシャー53はともに環状に形成された樹脂製のプレート部材であり、互いに固着されている。
第2ヒステリシストルク発生機構77は、リテーニングプレート13と後述するステーションプレート9とが相対回転するときにヒステリシストルクを発生するための機構である(後述)。
[低剛性ダンパー]
低剛性ダンパー8は、ハブフランジ3と出力ハブ4とが相対回転すると作動して捩り振動を吸収・減衰するための機構である。低剛性ダンパー8は、ボス27の外周側、かつリテーニングプレート13の半径方向内側であってハブフランジ3の内周部の軸方向トランスミッション側に隣接して配置されている。低剛性ダンパー8は、入力側部材としての一対の入力プレート31,32と、出力ハブ4のボス27に相対回転不能に係合する作動プレート30と、両プレートを回転方向に弾性的に連結する複数のトーションスプリング7とから構成されている。
一対の入力プレート31,32は、円板状かつ環状のプレート部材であり、軸方向に間隔を空けて配置されている。入力プレート31が軸方向トランスミッション側であり、入力プレート32が軸方向エンジン側である。入力プレート31,32同士は、リベット111によって互いに固定されている。入力プレート31,32は、図2及び図4に示すように、回転方向に並ぶ複数の窓部38を有している。
作動プレート30は、一対の入力プレート31,32間に配置された環状かつ円板状のプレート部材である。作動プレート30は、図2及び図4に示すように、回転方向に並ぶ複数の窓孔39を有している。作動プレート30の内周縁には、第1係合歯30aが形成されている。第1係合歯30aは、出力ハブ4の係合溝41に係合している。これにより、作動プレート30は、出力ハブ4とともに一体回転する。
トーションスプリング7は、窓部38と窓孔39の空間内に配置されている。トーションスプリング7は、コイルスプリングであって、トーションスプリング5,6に比べて線径、コイル径、自由長が極端に小さく、全体の剛性も大幅に低い。
低剛性ダンパー8は、摩擦発生機構を構成するブッシュ34,54及びコーンスプリング56をさらに有している。ブッシュ34,54は、トーションスプリング7の半径方向内側において、入力プレート32と作動プレート30との間、入力プレート31と作動プレート30との間にそれぞれ配置されている。コーンスプリング56は
、作動プレート30とブッシュ54との間に配置されている。コーンスプリング56は、組み付けられた状態で軸方向への荷重を発生させる付勢部材である。ブッシュ54は作動プレート30と一体回転して入力プレート31に摺動するようになっている。ブッシュ34は入力プレート32と一体回転して作動プレート30と摺動するようになっている。
次に、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との間においてトルク伝達を行う第1係合機構74の構成について説明する。
ステーションプレート9は、ハブフランジ3の内周部の軸方向トランスミッション側面に当接して配置されている。ステーションプレート9は、ハブフランジ3の軸方向トランスミッション側に当接する環状部9aと、ハブフランジ3の内周歯3aに相対回転不能に係合する係合爪9bとを有している。そして、ステーションプレート9は、ハブフランジ3とともに出力側円板状部材を構成する。
第1係合機構74は、低剛性ダンパー8の入力プレート32の内周縁に形成された切り欠き32aと、ステーションプレート9に形成された第1係合部9cとから構成されている。第1係合部9cは、円周方向に並んで形成された軸方向に延びる突起部分である。第1係合部9cは、ステーションプレート9の内周部から軸方向トランスミッション側に延びさらに曲げられて内周側に延びるフック形状になっている。第1係合部9cの先端は、入力プレート32の切り欠き32a内に挿入され、回転方向に互いに当接しており、これによりトルク伝達可能となっている。言い換えると、切り欠き32aの回転方向両端を形成する第2係合部32cが、第1係合部9cと相対回転不能に係合している。また、この状態で、第1係合部9cは切り欠き32aに対して、軸方向及び半径方向に対して相対移動可能であり、さらには軸に対して傾くことも可能である。
さらに、低剛性ダンパー8を高剛性ダンパー28に対して軸方向に離脱不能に係合するための第2係合機構72の構成について説明する。
第2係合機構72は、ステーションプレート9に形成された第1係合部9c(前述)と、低剛性ダンパー8の入力プレート32に形成された爪部32bと、ワイヤリング45とから構成されている。爪部32bは、内周縁において円周方向に並んで形成されており、軸方向に延びる突起部分である。爪部32bは、入力プレート32の内周部から軸方向エンジン側に延びさらに曲げられて内周側に延びるフック形状になっている。第1係合部9cの曲げられた先端と爪部32bの曲げられた先端は、軸方向に離れて配置されている。具体的には、第1係合部9cの先端が軸方向トランスミッション側に配置され、爪部32bの先端が軸方向エンジン側に配置されている。また、第1係合部9cの軸方向に延びる部分と爪部32bの軸方向に延びる部分は、半径方向内側面の半径方向位置が同じである。
ワイヤリング45は、図5及び図7に示すように、リング部45aの一部に開口部45bを有している。ワイヤリング45は、第1係合部9cの曲げられた先端と爪部32bの曲げられた先端との軸方向間に配置されている。このため、図2及び図3に示す組み付け状態において、入力プレート32すなわち低剛性ダンパー8は、ステーションプレート9から軸方向トランスミッション側に離れることができない。言い換えると、ワイヤリング45は、低剛性ダンパー8をステーションプレート9に対して軸方向に位置決めしている。また、ワイヤリング45は、第1係合部9cの軸方向に延びる部分及び爪部32bの軸方向に延びる部分に半径方向において当接している。具体的には、ワイヤリング45は、第1係合部9cの軸方向に延びる部分に半径方向内側から当接しており、爪部32bの軸方向に延びる部分に半径方向内側から当接している。この状態で、ワイヤリング45は両部材に対して付勢力を与えている。
ステーションプレート9と入力プレート32との軸方向間には、第2ヒステリシストルク発生機構77が配置されている。第2ヒステリシストルク発生機構77は、ハブフランジ3とリテーニングプレート13が相対回転して高剛性ダンパー28が作動するときに摩擦を発生するための機構である。第2ヒステリシストルク発生機構77は、摩擦部材75と、フリクションプレート73と、コーンスプリング76とを有している。摩擦部材75は、ワッシャ形状であり、ステーションプレート9の環状部9aの軸方向トランスミッション側面に当接している。摩擦部材75は、例えば、高摩擦係数の樹脂材料からなる。フリクションプレート73は、摩擦部材75が固定された環状部73aと、その外周縁からさらに半径方向外側に延びる複数の突起73bとから構成されている。突起73bは、図3に示すように、リテーニングプレート13の内周縁に形成された切り欠き13aに係合している。そのため、フリクションプレート73は、プレート13と一体回転するが、軸方向に移動可能となっている。コーンスプリング76は、フリクションプレート73と入力プレート32との間に配置され、両部材に軸方向の荷重を付与している。このため、入力プレート32すなわち低剛性ダンパー8は軸方向トランスミッション側に付勢され、摩擦部材75はステーションプレート9の環状部9aに押しつけられている。
以上より明らかなように、低剛性ダンパー8と、ステーションプレート9と、第2ヒステリシストルク発生機構77とによって、アッセンブリー83が形成されている。アッセンブリー83は、ワイヤリング45によって一体に維持されており、ハブフランジや出力ハブ4に対して軸方向に移動させるだけで組み付け・分解が可能である。なお、入力プレート32の外周縁がリテーニングプレート13の内周部に当接することで、アッセンブリー83が軸方向に外れないようになっている。
次に、アッセンブリー83の組み立て動作について説明する。具体的には、ステーションプレート9に低剛性ダンパー8を組み付ける。ワイヤリング45は、最初に、図6(b)に示すように、ステーションプレート9の第1係合部9cの半径方向内側面に填められる。この仮止め状態から、第2ヒステリシストルク発生機構77を間に配置した状態で、入力プレート32をステーションプレート9に軸方向トランスミッション側から接近させる。そして、爪部32bの先端がワイヤリング45に当接すると、その状態から、図6(a)に示すように、例えばドライバー60を用いてワイヤリング45を半径方向内側に変形させながら爪部32bの先端を乗り越えて、第1係合部9cと爪部32bとの間に嵌りこませる。このようにして、第2係合機構72において係合が完了する。また、このとき、第1係合機構74において第1係合部9cが切り欠き32aに挿入される。
以上に延びたように、リング部45aの一部に開口部45bが形成されたワイヤリング45を用いているため、低剛性ダンパー8側の入力プレート32と、高剛性ダンパー28側のステーションプレート9とを接続する際には、開口部45bの部分を縮めることで容易に装着することができ、組み付け性の向上が図れる。
[クラッチディスク組立体1の動作説明]
(1)通常動作
次に、動作について説明する。
エンジンからのトルクがクラッチディスク組立体1に入力されると、トルクが小さい範囲では低剛性ダンパー8において1段目のトーションスプリング7が圧縮され、トルクが大きい範囲では高剛性ダンパー28において2段目のトーションスプリング5,6が圧縮されることにより、入力側回転体2から出力ハブ4にトルクが伝達される。
低剛性ダンパー8では、入力プレート31,32と作動プレート30が相対回転して、1段目のトーションスプリング7が圧縮される。そのため捩り振動が減衰される。
トルクが大きくなると、やがて、ハブフランジ3の内周歯3aが出力ハブ4の外周歯57に当接し低剛性ダンパー8の作動が停止する。以後は、ハブフランジ3は出力ハブ4と一体回転してプレート12,13に相対回転する。そのため、高剛性ダンパー28において、トーションスプリング5,6が圧縮される。このとき、トーションスプリング5,6、第1ヒステリシストルク発生機構67及び第2ヒステリシストルク発生機構77によって捩り振動が減衰される。
(2)ミスアライメントの場合
トランスミッションの入力シャフトにミスアライメントが生じた場合には、クラッチ連結が行われると、高剛性ダンパー28が出力ハブ4および低剛性ダンパー8に対して傾く。
本実施形態のクラッチディスク組立体1では、このようにミスアライメント発生時においては、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との接続部分、すなわち低剛性ダンパー8の入力プレート32の内周縁に形成された切り欠き32aと、ステーションプレート9に形成された第1係合部9cとから構成される第1係合機構74において、第1係合部9cは切り欠き32aに対して軸方向及び半径方向に対して相対移動可能である。
このため、ミスアライメントが発生した場合でも、この第1係合機構74において第1係合部9cと切り欠き32aとが互いに傾くことで、ミスアラ変位を吸収することができる。この結果、低剛性ダンパー8において付与されるヒステリシストルクの安定化を図ることができる。さらに、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との接続部分におけるミスアラ変位を吸収することができるため、接続部分に摩耗が生じにくい。
以上より、低捩り剛性の低剛性ダンパー8が出力ハブ4に固定され、高捩り剛性の高剛性ダンパー28が出力ハブ4および低剛性ダンパー8に対して隙間を介して配置されたクラッチディスク組立体1において、トランスミッションの入力シャフトのミスアライメントが生じた場合でも、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との連結部分において偏荷重が発生したり、摩耗が発生したりすることを回避することができる。
[クラッチディスク組立体の特徴]
(1)
本実施形態のクラッチディスク組立体1は、低剛性の低剛性ダンパー8と高剛性の高剛性ダンパー28とが互いに隙間を空けて配置されたクラッチディスク組立体1であって、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との接続部分に、互いに傾き可能な第1係合部9cと切り欠き32aとで構成される第1係合機構74を有している。
これにより、入力シャフトがフライホイールに対して傾いた状態、つまりミスアライメントが発生した状態で取り付けられた場合でも、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28とを接続する位置に取り付けられている第1係合機構74において、第1係合部9cと切り欠き32aとが互いに傾くことによってミスアラ変位を吸収することができる。また、第1係合部9cと切り欠き32aにおけるミスアラ変位の吸収により、ミスアライメントの発生時において低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28とが接触して磨耗することを防止することができる。
さらに、第1係合部9cと、低剛性ダンパー8の入力プレート32に形成された爪部32bと、弾性変形可能なワイヤリング45とから構成される第2係合機構72において、第1係合部9cと爪部32bとを互いに離脱不能にしているため、第1係合部9cと爪部32bとを軸方向において容易に組み付け・分解することができ、係合部分の構造を簡易なものにすることができる。
(2)
本実施形態のクラッチディスク組立体1では、第1係合部9cと爪部32bに嵌め込まれて、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28とを互いに傾き可能な状態で接続させる連結部材として、ワイヤリング45を用いている。
これにより、ミスアラ変位が発生した場合でも、ワイヤリング45が変形することで、互いの接続を維持しつつミスアラ変位を接続部分において吸収することができる。
(3)
本実施形態のクラッチディスク組立体1では、低剛性ダンパー8側の入力プレート32と、高剛性ダンパー28側のステーションプレート9とが、半径方向においてワイヤリング45と当接しながら保持されている。
これにより、半径方向における入力プレート32およびステーションプレート9の相対的な位置を決定しつつ、変形してミスアラ変位を吸収することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28との接続部分における係合部として、先端がフック形状の第1係合部9cと爪部32bを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、フック形状に限らず、その他の形状で係合部を形成した構成であっても上記と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態では、低剛性ダンパー8と高剛性ダンパー28とを接続するための部材として、ワイヤリング45を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ワイヤリング45以外の連結部材を用いた構成であっても、低剛性ダンパー8側と高剛性ダンパー28側との接続部分が互いに傾き可能な状態で接続されている構成であればよい。
本発明の一実施形態としてのクラッチディスク組立体の縦断面概略図。 図1の部分拡大図であり、低剛性ダンパー及びダンパーユニットを説明するための図。 図1の部分拡大図であり、低剛性ダンパー及びダンパーユニットを説明するための図。 低剛性ダンパーの平面図。 第2係合機構の平面図。 (a)は、第1ダンパーと第2ダンパー側のステーションプレートとの接続構造を示す縦断面図。(b)は、ステーションプレートに対して仮止めされたワイヤリングを示す縦断面図。 ワイヤリングの平面図。
符号の説明
1 クラッチディスク組立体
2 入力側回転体
3 ハブフランジ(出力側円板状部材)
4 出力ハブ
5 トーションスプリング(第2弾性部材)
6 トーションスプリング(第2弾性部材)
7 トーションスプリング(第1弾性部材)
8 低剛性ダンパー(第1ダンパー)
9 ステーションプレート(出力側円板状部材)
9c 第1係合部(係合部、第1フック部)
10 クラッチディスク(摩擦連結部)
12 クラッチプレート(入力側円板状部材)
13 リテーニングプレート(入力側円板状部材)
28 高剛性ダンパー(第2ダンパー)
30 作動プレート(第2トルク伝達部材)
31,32 入力プレート(第1トルク伝達部材)
32a 切り欠き(係合部)
32b 爪部(第2フック部)
32c 第2係合部
45 ワイヤリング(連結部材)
72 第2係合機構
73 フリクションプレート(摩擦プレート)
74 第1係合機構
75 摩擦部材
76 コーンスプリング(付勢部材)
77 第2ヒステリシストルク発生機構(摩擦発生部)

Claims (8)

  1. エンジンのフライホイールに摩擦係合可能であり、シャフトにトルクを出力するとともに、回転軸を中心とする回転方向の捩じり振動を吸収・減衰するためのクラッチディスク組立体であって、
    前記フライホイールに近接して配置された摩擦連結部と、
    前記シャフトに係合するハブと、
    前記摩擦連結部と前記ハブとを回転方向に弾性的に連結するための第1ダンパーと、
    前記摩擦連結部と前記ハブとを回転方向に弾性的に連結するための機構であり、前記第1ダンパーと回転方向に直列に作用するように配置され前記第1ダンパーより剛性が高い第2ダンパーと、
    を備え、
    前記第1ダンパーは、第1トルク伝達部材と、前記ハブに連結された第2トルク伝達部材と、前記第1トルク伝達部材および前記第2トルク伝達部材を回転方向に弾性的に連結する第1弾性部材と、を有し、
    前記第2ダンパーは、前記ハブの外周に相対回転可能に配置された出力側円板状部材と、前記摩擦連結部に固定されかつ前記出力側円板状部材に対して相対回転可能に配置された入力側円板状部材と、前記入力側円板状部材と前記出力側円板状部材を回転方向に弾性的に連結する第2弾性部材とを有し、
    前記第1トルク伝達部材と前記出力側円板状部材にそれぞれ形成され、前記第1ダンパーと前記第2ダンパーとをトルク伝達可能に、かつ互いに傾き可能に係合する係合部を有する第1係合機構と、
    前記第1係合機構の係合部を離脱不能にするための弾性変形可能な連結部材を有する第2係合機構と、をさらに備えている、
    クラッチディスク組立体。
  2. 前記係合部は、前記出力側円板状部材に形成された複数の第1係合部と、前記第1係合部に対して回転方向に当接する前記第1トルク伝達部材に形成された複数の第2係合部と、を含む、
    請求項1に記載のクラッチディスク組立体。
  3. 前記第2係合機構は、前記出力側円板状部材から軸方向に延びる円周方向に並んだ複数の第1フック部と、前記第1トルク伝達部材から軸方向に延びる円周方向に並んだ複数の第2フック部と、前記第1フック部と前記第2フック部との間に配置された前記連結部材とを有する、
    請求項1または2に記載のクラッチディスク組立体。
  4. 前記連結部材は、ワイヤリングである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のクラッチディスク組立体。
  5. 前記ワイヤリングは、前記第1フック部と前記第2フック部に対して半径方向において当接している、
    請求項4に記載のクラッチディスク組立体。
  6. 前記第1トルク伝達部材と前記出力側円板状部材との軸方向間に配置され、前記第1トルク伝達部材と前記出力側円板状部材に対して軸方向に互いに離れる方向に付勢力を与えている付勢部材をさらに備えている、
    請求項1から5のいずれかに1項に記載のクラッチディスク組立体。
  7. 前記入力側円板状部材と前記出力側円板状部材との間に配置され、両者が相対回転すると摩擦を発生する摩擦発生部をさらに備え、
    前記付勢部材は前記摩擦発生部に荷重を付与している、
    請求項6に記載のクラッチディスク組立体。
  8. 前記摩擦発生部は、前記入力側円板状部材に相対回転不能に係合した摩擦プレートと、前記摩擦プレートと前記出力側円板状部材との間に配置された摩擦部材とを有し、
    前記付勢部材は、前記摩擦プレートと前記第1トルク伝達部材との間に挟まれている、
    請求項7に記載のクラッチディスク組立体。
JP2004334713A 2004-11-18 2004-11-18 クラッチディスク組立体 Active JP4496062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004334713A JP4496062B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 クラッチディスク組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004334713A JP4496062B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 クラッチディスク組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006144884A JP2006144884A (ja) 2006-06-08
JP4496062B2 true JP4496062B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=36624812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004334713A Active JP4496062B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 クラッチディスク組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4496062B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN203214761U (zh) * 2010-07-21 2013-09-25 爱信精机株式会社 扭矩变动吸收装置
JP7040974B2 (ja) * 2018-01-29 2022-03-23 株式会社エクセディ ダンパ装置
CN110762130B (zh) * 2018-07-25 2023-02-28 舍弗勒技术股份两合公司 离合器从动盘及离合器
JP2021055796A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 株式会社エフ・シー・シー クラッチ装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6173924U (ja) * 1984-10-19 1986-05-19
JPH09100842A (ja) * 1984-11-23 1997-04-15 Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh クラッチディスク
JP2000002263A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Exedy Corp ブッシュ
JP2001032885A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Exedy Corp ダンパー機構及びダンパーディスク組立体
JP2002310185A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Exedy Corp クラッチディスク組立体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6173924U (ja) * 1984-10-19 1986-05-19
JPH09100842A (ja) * 1984-11-23 1997-04-15 Luk Lamellen & Kupplungsbau Gmbh クラッチディスク
JP2000002263A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Exedy Corp ブッシュ
JP2001032885A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Exedy Corp ダンパー機構及びダンパーディスク組立体
JP2002310185A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Exedy Corp クラッチディスク組立体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006144884A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4463263B2 (ja) ダンパー機構
JP5633577B2 (ja) 捩り振動減衰装置
JP3558462B2 (ja) フライホイール組立体
JP4495936B2 (ja) クラッチディスク組立体
JPH11173382A (ja) ダンパーディスク組立体
JP2002106640A (ja) ダンパー機構
JP3943849B2 (ja) ダンパー機構
JP4110020B2 (ja) ダンパー機構及びダンパーディスク組立体
US6336867B1 (en) Damper mechanism and damper disk assembly
JP4045281B2 (ja) ダンパーディスク組立体及びフライホイール組立体
US6488139B1 (en) Damper mechanism
JP4496062B2 (ja) クラッチディスク組立体
JP4028972B2 (ja) ダンパー機構
JP3943850B2 (ja) ダンパー機構
JP4015774B2 (ja) ダンパー機構及びダンパーディスク組立体
JP3940275B2 (ja) ダンパー機構
JP3612156B2 (ja) トルクコンバータのロックアップダンパー及びダンパー機構
JP4109787B2 (ja) ダンパー機構
JP4527134B2 (ja) ダンパー機構
JP3767725B2 (ja) ダンパー機構及びダンパーディスク組立体
JP4395492B2 (ja) ダンパー機構
JP3675644B2 (ja) ダンパー機構
JP7429096B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JP4141242B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JP7376334B2 (ja) ダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4496062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160416

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250