JP2865211B2 - 5’―インドリニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類、3―(縮合環置換)フェニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類および3―(窒素原子置換)フェニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類 - Google Patents

5’―インドリニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類、3―(縮合環置換)フェニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類および3―(窒素原子置換)フェニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の技術分野 本発明は、抗菌薬として有用な5′−インドリニルオ
キサゾリジン類(XI)に関する。
2.関連技術の開示 米国特許第4,128,654号には、植物の真菌性および細
菌性疾病を抑制するのに有用な5−ハロメチルフェニル
−2−オキサゾリジノン類が開示されている。
米国特許第4,250,318号には、抗鬱性用途を有する3
−置換フェニル−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジノ
ン類が開示されている。
米国再発行特許第29,607号には、抗鬱性、精神の安定
化および鎮静の用途を有する3−置換フェニル−5−ヒ
ドロキシメチルオキサゾリジノン類が開示されている。
米国特許第4,340,606号には、哺乳動物において抗菌
活性を有する3−(p−アルキルスルホニル)フェニル
−5−(ヒドロキシメチルまたはアシルオキシメチル)
オキサゾリジノン類が開示されている。
ベルギー国特許第892,270号には、モノアミンオキシ
ダーゼの抑制薬である3−(アリールアルキル、アリー
ルアルケニルまたはアリールアセチル置換)フェニル)
−5−(アミノメチル)オキサゾリジノン類が開示され
ている。
米国特許第4,461,773号には、抗菌活性を有する3−
置換フェニル−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジノン
類が開示されている。
欧州特許公開第127,902号および第184,170号には、抗
菌性用途を有する3−置換フェニル−5−アミドメチル
オキサゾリジノン類が開示されている。
アンチマイクロビアル・エイジェンツ・アンド・ケモ
セラピー(Antimicrobial Agents and Chemotherapy)1
791(1987)には、上記欧州特許公開第127,902号および
第184,170号に開示されている化合物が開示されてお
り、公知の抗生物質とこれら新規な化合物とが比較され
ている。
米国特許第4,705,799号には、抗菌活性を有する、ス
ルフィド類、スルホキシド類、スルホン類およびスルホ
ンアミド類を含むアミノメチルオキソオキサゾリジニル
ベンゼン誘導体が開示されている。
米国特許第4,801,600号[ワング(WANG)]には、
6′−インドリニルオキサゾリジノン類(インドリニル
窒素原子がオキサゾリジノン窒素原子に対してメタ位で
ある)が開示されており、一般的には“X"がNR6である
式(I)を参照、および詳細には実施例13を参照。本発
明のインドリニルオキサゾリジノン類は、5′−インド
リニルオキサゾリジノン類(インドリニル窒素原子がオ
キサゾリジノン窒素原子に対してパラ位である)であ
る。また、ワングには、抗菌活性を有する、シクロアル
キル−、アルカノン−、ヒドロキシシクロアルキル−、
オキシム−、アミン−および他のフェニル−オキサゾリ
ジノン類を含むアミノメチルオキソオキサゾリジニルシ
クロアルキルベンゼン誘導体が開示されている。さらに
詳しくは、ワングには、アルカノンまたはインダノンオ
キサゾリジノン類が開示されており、一般的には、R1
R2が一緒になって=Oである式(I)を参照、および詳
細には実施例16、26および30を参照。ワングによって開
示されたインダノンオキサゾリジノン類の全てが、オキ
サゾリジノン窒素原子に対してパラ位にあるフェニル環
にケトン(−CO−)を直接結合させることを必要とす
る。本明細書のインダノンオキサゾリジノン類(XXIB)
は、ワングの化合物とは異なる。ワングには、オキサイ
ミノオキサゾリジノン類も開示されており、実施例21お
よびR1とR2とが一緒になって=NOHである一般的な記載
を参照。
発明の趣旨 式(XI)で示される5′−インドリニルオキサゾリジ
ン−2−オン類およびその医薬的に許容される塩を提供
する。
式中、 (I)R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12
ルキル、 C3〜C12シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−N
O2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N(R
1-4)(R1-5)[ここで、R1-4およびR1-5は同一または
異なって、−H、C1〜C2アルキルである]で置換されて
いる−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 −O−R1-6[ここで、R1-6はC1〜C4アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-6[ここで、R1-6は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-6R1-7[ここで、R1-7はC1〜C3アルキルであ
り、R1-6は上記定義と同じであるか、あるいはR1-6とR
1-7は、結合している窒素原子と一緒になって、−O−
を含む飽和の一窒素原子C5〜C7複素環を形成する]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-8[ここで、R1-8はC1〜C4アルキルまたは
−CO−R1-9(ここで、R1-9はC1〜C4アルキルまたはφで
ある)である] であり、 (II)R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、R2、R3
およびR4のうち他は、 −H、 −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4アルキルまたは
φである]、 −O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じである]、 −COOH、 −COO-、 −CHO、 −CO−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一ま
たは異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
は、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒になっ
て、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子C3
C6複素環を形成する]、 −C≡N、 −C≡CH、 −N≡C、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR2-4R2-5[ここで、R2-4およびR2-5は、同一また
は異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである]、 −NH−CO−R2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4アルキルま
たはφである]、 −NH−CO−NH2、 −CH=CH2、 −CH2−CH=CH2、 −CH=N−OH、 −CH=N−OCH3 −C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原
子は、互いに結合して環を形成する] であり、 (III)R5は、 −H、 C1〜C12アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A)所望により1個の−O−CH3、−φ、−COOH、−N
H2、−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されているC1
C6アルキル、 (B)C3〜C7シクロアルキル、 (C)2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D)所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4アルキルまた
はφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、同一
または異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、ある
いは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子と一緒にな
って、所望により、−O−を含有している飽和の一窒素
原子C3〜C6複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一また
は異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4アルキルま
たはφである) で置換されているφ である]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4アルキル、
または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定
義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義
と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じで
ある) で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で
定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素
原子と一緒になって、所望により−O−または−NH−を
含有する飽和の一窒素原子C3〜C6複素環を形成すること
ができる] −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換
されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 所望によりφで置換されているC1〜C6アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2および
−NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6アルキル、所
望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OC
H3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−CH3、−SO2−CH3およ
び−SO2−OHで置換されているφである) である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、R5-13
は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C6アルキル、
所望により1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2で置換され
ているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、−CH(C
H3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3−CH2−CH3、−CH2−O
H、−CH(OH)−CH3、−CH2−φ、−CH2−φ−OH、−CH
2−SH、−CH2−CH2−S−CH3および−CH2−COOHであ
る]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、 R6は、−HおよびC1〜C3アルキルである。
また、式(XIII)で示される5′−インドリニルオキ
サゾリジン−2−オン類およびその塩を提供する。
式中、 X1は、−CO−CH3、−CO−O−C(CH3)3、−CO−O−CH
2−φおよび−CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3であり、 R6は、−I、−N3および−NH2であり、 R2、R3およびR4は、上記定義と同じである。
式(XXI)で示される3−(縮合環置換)フェニル−
5β−アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類および
その医薬的に許容される塩を提供する。
式中、 (I)R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12
ルキル、 C3〜C12シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−N
O2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N(R
1-9)(R1-10)[ここで、R1-9およびR1-10は同一また
は異なって、−H、C1〜C2アルキルである]で置換され
ている−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 ピリジニル、 −O−R1-4[ここで、R1-4はC1〜C4アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-4[ここで、R1-4は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-4R1-5[ここで、R1-4はC1〜C3アルキルであ
り、R1-5は上記定義と同じであるか、あるいはR1-4とR
1-5は、結合している窒素原子と一緒になって、−O−
を含む飽和の一窒素原子C5〜C7複素環を形成する]、 −CH2−OH、 −CH2−OR16[ここで、R1-6はC1〜C4アルキルまたは
−CO−R1-7(ここで、R1-7はC1〜C4アルキルまたはφで
ある)である] であり; (II)R2またはR4のうちいずれかは−Hであり、R2およ
びR4のうち他方はR3と一緒になって、 −(CH2)n3−(CR10-1R10-2)n7−CO−(CHR10-3R10-4)n8
−(CH2)n4− [式中、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8は0ま
たは1であり、R10-1およびR10-2は同一または異なっ
て、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるいは、R10-1
とR10-2は、それらが結合している炭素原子と一緒にな
ってスピロシクロプロピルを形成し、R10-3およびR10-4
は同一または異なって、−H、C1〜C3アルキルである
か、あるいは、R10-3とR10-4は、それらが結合している
炭素原子と一緒になってスピロシクロプロピルを形成す
る。ただし、(1)n7+n8=0または1であり、(2)
n3+n4+n7+n8=2または3であり、(3)n4が0であ
る場合は、(a)n8=1または(b)n7=1のいずれか
であり、R10-1またはR10-2のうち一方は、−Hではな
い。]; −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6− [ここで、n5およびn6は0〜2である。ただし、n5+
n6=1または2である。]; −(CH2)n3−(CR10-1R10-2)n7−C(=N−OR7)−(CHR
10-3R10-4)n8−(CH2)n4− [ここで、R7は、−H、C1〜C4アルキル、−CH2−COO
Hまたは−CH2−COO−R7-1(ここで、R7-1は、C1〜C4
ルキルである)であり、CR10-1、R10-2、CR10-3
R10-4、n3、n4、n7およびn8は上記定義と同じである。
ただし、(1)n7+n8=0または1であり、(2)n3+
n4+n7+n8=2または3であり、(3)n3が0である場
合は、(a)n7=1または(b)n8=1のいずれかであ
り、R10-1またはR10-2のうち一方は、−Hではない。] であり; (III)R5およびR6のうち一方は−Hであり、R5およびR
6のうち他方は、 −H、 C1〜C12アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A)所望により1個の−O−CH3、−COOH、−NH2、−
SO2Hまたは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6アル
キル、 (B)C3〜C7シクロアルキル、 (C)2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D)所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4アルキルまた
はφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、同一
または異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、ある
いは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子と一緒にな
って、所望により、−O−を含有している飽和の一窒素
原子C3〜C6複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一また
は異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4、アルキル
またはφである) で置換されているφ である]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4アルキル、
または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定
義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義
と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じで
ある) で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で
定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素
原子と一緒になって、所望により−O−または−NH−を
含有する飽和の一窒素原子C3〜C6複素環を形成すること
ができる]、 −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換
されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2および
−NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6アルキル、所
望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OC
H3、−OH、−NH2、−NO2、 −CO−CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換されて
いるφである) である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、R5-13
は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C6アルキル、
所望により1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2で置換され
ているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、−CH(C
H3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3−CH2−CH3、−CH2−O
H、−CH(OH)−CH3、CH2−φ、−CH2−φ−OH、−CH2
−SH、−CH2−CH2−S−CH3および−CH2−COOHであ
る]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、 式(LV)で示される3−(窒素原子置換)フェニル−
5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類お
よびその医薬的に許容される塩を提供する。
式中、 (I)R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12
ルキル、 C3〜C12シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−N
O2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N(R
1-1)(R1-2)[ここで、R1-1およびR1-2は同一または
異なって、−H、C1〜C2アルキルである]で置換されて
いる−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 ピリジニル、 −O−R1-3[ここで、R1-3はC1〜C4アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-3[ここで、R1-3は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-3R1-4[ここで、R1-4はC1〜C3アルキルであ
り、R1-3は上記定義と同じであるか、あるいはR1-3とR
1-4は、結合している窒素結合と一緒になって、−O−
を含む飽和の一窒素原子C5〜C7複素環を形成する]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-5[ここで、R1-5はC1〜C4アルキルまたは
−CO−R1-6(ここで、R1-6はC1〜C4アルキルまたはφで
ある)である] であり; (II)R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、R2、R3
およびR4のうち他は、 −H、 −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4アルキルまた
はφである]、 −O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じであ
る]、 −COOH、 −COO-、 −CHO、 −CO−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一
または異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、ある
いは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒にな
って、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子C3
〜C6複素環を形成する]、 −C≡N、 −C≡CH、 −N≡C、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR2-4R2-5[ここで、R2-4およびR2-5は、同一また
は異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである]、 −NH−CO−R2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4アルキルま
たはφである]、 −NH−CO−NH2、 −CH=CH2、 −CH2−CH=CH2、 −CH=N−OH、 −CH=N−OCH3 −C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原
子は、互いに結合して環を形成する] であり、 (IIIA)W1およびW2は一緒になって、 −NR5−N=CR6− (XXXII) [式中、 R5は、 −H、 C1〜C12アルキル、 −CH2−φ、 CH2CH2−φ、 C3〜C7シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A)所望により1個の−O−CH3、−COOH、−NH2
−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6
ルキル、 (B)C3〜C7シクロアルキル、 (C)2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフ
ェンメチルまたは2−ピロール、 (D)所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4アルキルまた
はφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、同一
または異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、ある
いは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子と一緒にな
って、所望により、−O−を含有している飽和の一窒素
原子C3〜C6複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一また
は異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4アルキルま
たはφである) で置換されているφ である]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4アルキル、
または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定
義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義
と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じで
ある) で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で
定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素
原子と一緒になって、所望により−O−または−NH−を
含有する飽和の一窒素原子C3〜C6複素環を形成すること
ができる] −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換
されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2および
−NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6アルキル、所
望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OC
H3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−CH3、−SO2−CH3およ
び−SO2−OHで置換されているφである) である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、R5-13
は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C6アルキル、
所望により1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2で置換され
ているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、−CH(C
H3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3−CH2−CH3、−CH2−O
H、−CH(OH)−CH3、−CH2−φ、CH2−φ−OH、−CH2
−SH、−CH2−CH2−S−CH3および−CH2−COOHであ
る]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、 R6は、−HおよびC1〜C3アルキルである] であるか; (IIIB)W1とW2は一緒になって −NR5−CR6=N− (XLIII) [式中、R5は上記定義と同じであり、R6は−H、C1
C6アルキル、−SH、−S−CH3、−S−C2H5、−S−
φ、−S−OCH3、−S−O−φ、−SO2−CH3および−SO
2−φである] であるか; (IIIC)W1とW2は一緒になって −NR5−N=N− (LIV) [式中、R5は上記定義と同じである] である。
発明の詳細な説明 5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)は、対応する5−ニトロインドリン類(I)で出発
して製造される。R2、R3およびR4が全て−Hであるのが
好ましい。5−ニトロインドリン類(I)のインドリニ
ル窒素原子を保護して、対応する保護5−ニトロインド
リン類(II)を製造する。好適な保護剤X1としては、t
−ブチルオキシカルボニル(BOC)、アセチル、−CO−
O−CH2−φおよび−CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3が挙げ
られる。X1がt−ブチルオキシカルボニルであるのが好
ましい。次に、保護5−ニトロインドリン類(II)のニ
トロ基を、水素およびPd/Cのような適当な触媒で還元し
て、対応する保護5−アミノインドリン類(III)にす
る。カルボベンジルオキシ(CBZ)による1−保護5−
アミノインドリン類(III)の遊離非保護5−アミノ基
のアシル化によってウレタン類(IV)が得られる。次い
で、THFおよび塩基中で、該ウレタン類(IV)をBr−CH2
−CH=CH2と反応させ、N−アリル−N−CBZ化合物
(V)を形成する。好適な塩基としては、水素化ナトリ
ウム、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシド
およびリチウムジイソプロピルアミドが挙げられ;好ま
しくは水素化ナトリウムである。求電子試薬との反応に
よって、N−アリル−N−CBZ化合物(V)を環化し
て、オキサゾリジノン核を形成する。好適な求電子試薬
としては、臭素およびヨウ素が挙げられ;クロロホルム
中のヨウ素が好ましい。形成されたオキサゾリジノン核
は、保護5−ヨードメチルオキサゾリジン−2−オン
(VI)である。オキサゾリジノン環の形成の後、保護5
−ヨードメチルオキサゾリジノン類(VI)とアジドとの
反応によって5位に所望の側鎖を形成して、保護アジド
類(VII)を形成する。パラジウムのような触媒の存在
下で水素で、あるいはPφ3もしくはH2Sまたは当業者に
公知の方法によって、保護アジド類(VII)を還元し
て、ラセミ体の保護5−アミノメチルオキサゾリジン−
2−オン類(VIII)を得る。該ラセミ化合物は、当業者
に公知の方法を用いて、アミノメチルオキサゾリジノン
(VIII)の段階で分割することができる。例えば、オプ
ティカル・レゾリューション・プロシージャーズ・フォ
ー・ケミカル・コンパウンズ(Optical Resolution Pro
cedures for Chemical Compounds)、Vol 1,:アミンズ
・アンド・リレイテッド・コンパウンズ(Amines and R
elated Compounds)、ポール・ニューマン(Paul Newma
n)、オプティカル・レゾリューション・インフォメー
ション・センター(Optical Resolution Information C
enter)、マンハッタン・カレッジ(Manhattan Colleg
e)、リバーデイル(Riverdale)、NY,10471,1978参
照。例えば、d,1−アミノメチルオキサゾリジノン(VII
I)混合物を、(+)−酒石酸または(−)−酒石酸の
ような光学活性酸で処理すると、ジアステレオマー塩の
混合物が得られ、これは、分別結晶化によって最も好都
合に分離することができ、ラセミ混合物の1つの鏡像異
性体だけを含む塩を得ることができる。他の好適な光学
的に活性な酸としては、(−)−ジベンゾリル酒石酸、
(+)−樟脳酸、(+)−および(−)−リンゴ酸およ
び(+)−樟脳−10−スルホン酸が挙げられる。ジアス
テレオマー塩と塩基との反応によって、遊離化合物とし
て鏡像異性体が得られる。次いで、これらの化合物をア
シル化して、所望のR1基を有する保護5′−インドリニ
ルオキサゾリジン−2−オン類(IX)を得る。R1がH、
C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、−OCH3および
−CHCl2であるのが好ましく;R1が−CH3であるのがより
好ましい。(BOC)保護5′−インドリニルオキサゾリ
ジ−2−ノン類(IX)の酸加水分解によって、非保護
5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X)
が得られ、次いで、これを、必要であれば、酸ハロゲン
化物、無水物として、または還元アルキル化を介して、
所望のR5基でN−アシル化またはN−アルキル化して、
所望の5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類
(XI)が得られる。Pd/Cと一緒に水素によってCBZ保護
基を除去し、フッ化テトラブチルアンモニウムによって
−CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3を除去する。ジャーナル・
ケミカル・ソサイエティ(ケミカル・コミュニケーショ
ンズ)(J.Chem.Sco.Chem.Commun.)、358(1970)参
照。5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類
(XI)に関して、R5が−CH3、−CH2−CH=CH2、−CH2
C≡CH、−CHO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3
−C2H5、−CH(CH3)2、−CH2Cl、−CHCl2、−CH2−OH、
−CH2−O−CH3、2−チエニルおよびシクロプロピルで
ある]であるのが好ましい。より好ましくは、R5は、−
CH3、−CH2−CH=CH2、−CHO、−CO−R5-1[ここで、R
5-1は、−CH3、−C2H5、−CHCl2、−CH2−OHおよび2−
チエニルである]である。
3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオ
キサゾリジン−2−オン類(XXI)は、公知の出発化合
物から、当業者に公知の方法によって製造される。例え
ば、欧州特許公開第127,902号および第184,170号、アン
チマイクロビアルズ・エイジェンツ・アンド・ケモセラ
ピー(Antimicrobial Agents and Chemotherapy)1971
(1987)およびテトラヘドロン(Tetrahedron)43,2505
(1987)を参照。
本明細書の3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミ
ドメチルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)として
は、縮合アルカノンフェニルオキサゾリジノン類
(B)、縮合シクロアルケニルフェニルオキサゾリジノ
ン類(D)および縮合オキシイミノシクロアルキルフェ
ニルオキサゾリジノン類(E)が挙げられる。チャート
Cを参照。3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミド
メチルオキサゾリジノン類(XXI)は、縮合アルカノン
フェニルオキサゾリジノン類(B)および縮合オキシイ
ミノシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン類(E)
であるのが好ましい。より好ましくは、3−(縮合環置
換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−2
−オン類(XXI)は、縮合アルカノンフェニルオキサゾ
リジン−2−オン類(B)である。
オキサゾリジノン核は、所望のR2/R3/R4部分(チャ
ートC参照)を含有する適当に置換されたアニリン(X
V)または所望の部分に容易に転換し得るもので出発す
ることによって形成される。オキサゾリジノン環系はア
ニリン(XV)窒素原子をカルボベンジルオキシ(CBZ)
基で保護した後に合成する。アニリン(XV)窒素原子の
アシル化によって、ウレタン(XVI)が得られる。次い
で、THFおよび塩基中で、該ウレタン(XVI)をBr−CH2
−CH=CH2と反応させて、N−アリル−N−CBZ化合物
(XVII)を形成する。好適な塩基としては、水素化ナト
リウム、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシ
ドおよびリチウムジイソプロピルアミドが挙げられ、好
ましくは、水素化ナトリウムである。求電子試薬との反
応によって、N−アリル−N−CBZ化合物(XVII)を環
化して、オキサゾリジノン核を形成する。好適な求電子
試薬としては、臭素およびヨウ素が挙げられ;クロロホ
ルム中のヨウ素が好ましい。形成されたオキサゾリジノ
ン核は、5−ヨードメチルオキサゾリジン−2−オン
(XVIII)である。フェニル置換基がキラル中心を有す
る場合、オキサゾリジノン環は、C5位に2つの異なる置
換基を有しており、したがって2つのジアステレオマー
が得られる。これらは、結晶化またはクロマトグラフィ
ーによって分離することができる。オキサゾリジノン環
の形成の後、ヨードメチルオキサゾリジン−2−オン
(XVIII)とアジドとの反応によって、5位に所望の側
鎖を形成し、アジド(XIX)を得る。パラジウムのよう
な触媒の存在下で水素で、あるいは、Pφ3もしくはH2S
または当業者に公知の方法によって、該アジドを還元し
て、N−適切な置換−3−フェニル−5−アミノメチル
オキサゾリジン−2−オン(XX)として5−アミノメチ
ルオキサゾリジノンを得る。次いで、この化合物をアシ
ル化して、所望のR1基を得る。R1は、−H、C1〜C6アル
キル、C3〜C6シクロアルキル、−OCH3、−CHCl2および
−CH2Clであるのが好ましく;R1が−CH3であるのがより
好ましい。
この方法は、3−(縮合環置換)フェニル−5−アミ
ドメチルオキサゾリジン−2−オン(XXI)がフェニル
基に結合した5または6員環を有するか否かに関係なく
操作される。
縮合シクロアルキルフェニルオキサゾリジン−2−オ
ン(XXIA)の2,3−および3,4−インダニル(5員アルキ
ル環)および2,3−および3,4−の6員アルキル環は、共
に、適当な置換アニリン(XVA)で出発することによっ
て製造される。n2が3または4であるのが好ましい。
縮合シクロアルキルフェニルオキサゾリジン−2−オ
ン類(XXIA)の製造方法の後、2,3−および3,4−縮合ア
ルカノンフェニルオキサゾリジン−2−オン類(XXIB)
を製造する。まず、公知の方法によって、アルキルアニ
リン中間体(XVA)を酸化して、対応するアルカノンア
ニリン(XVB)を得る。ジャーナル・オブ・オーガニッ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)、27、70(1962)を
参照。アミノ基を、例えばアセトアミドとして保護し、
次いで、酢酸およびアセトン中、三酸化クロムのような
酸化剤で保護アニリン(XVA)を酸化して、対応する保
護アルカノンアニリン(XVB)を得る。次いで、保護ア
ルカノンフェニルアニリン(XVB)を、対応するアルキ
ルアニリン(XVA)と同様に反応させて、対応するアル
カノン(XXIB)を得る。エチレングリコールでケトン官
能基をケタールとして保護し、例えば、次に、後の工程
で酸処理によって脱保護することが必要である。他方、
好ましくは、パラケトンを有しており、5または6員環
を有している3,4−置換基に関して、縮合シクロアルキ
ルフェニルオキサゾリジン−2−オン(XXIA)生成物
を、酢酸および無水酢酸中、三酸化クロムのような酸化
剤で酸化して、直接、対応する縮合アルカノンフェニル
オキサゾリジン−2−オン(XXIB)生成物を得ることが
できる。ケトン環がカルボニル基の隣の炭素原子に置換
基を有する場合(R10-1、R10-2、R10-3またはR10-4のい
ずれかは−Hではない)、該化合物は、適当な置換アニ
リン中間体(XVB)による出発または当業者に公知の合
成方法において後の工程でケトン(XXIB)またはエナミ
ン(XXIH)のアルキル化によって製造される。アルキル
化反応を行うと、モノ−およびジアルキル化生成物の両
方が製造される。アルカノンフェニルオキサゾリジン−
2−オン(XXIB)をアルキル化する場合、該アルカノン
フェニルオキサゾリジン−2−オン(XXIB)はジアルキ
ル化よりもモノアルキル化するほうが好ましい。n3+n4
+n7+n8=2または3であるのが好ましい。R10-3は−C
H3または−CH2−OHであるか、R10-3とR10-4が一緒にな
ってシクロプロピルを形成するのが好ましい。より好ま
しくは、R10-1は−CH3である。
縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニルオキサゾリジ
ン−2−オン類(XXIC)は、ホウ水素化ナトリウム、シ
アノホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化リチウム、トリ
−sec−ブチルホウ水素化リチウムのような還元剤によ
る還元によって、対応する縮合アルカノンフェニルオキ
サゾリジン−2−オン類(XXIB)から製造される。ケト
ンの対応する第2アルコールへの還元によって、2つの
ジアステレオマーが製造され、これをクロマトグラフィ
ーまたは結晶化によって分離することができる。両ジア
ステレオマーは、程度が異なる場合があるが、所望の抗
菌活性を有している。n3+n4=2または3であるのが好
ましい。ヨウ化アルキルまたはエポキシドのようなアル
キル化剤の存在下、水素化ナトリウムのような塩基によ
るアルコールの処理によって、当業者に公知である対応
するエーテル、すなわち−CH(−OR)−が形成される。
所望のアミノインデンまたはアミノジヒドロナフタレン
(XVID)で出発するチャートDの方法によって、縮合シ
クロアルケニルフェニルオキサゾリジン−2−オン類
(XXID)を製造するのが好ましい。他方、対応するイン
ダノール(XXIC)の脱水(アルコール脱離)によって、
インデン類(XXID)を製造する。脱水用の好適な試薬と
しては、(CF3-CO)2O、CH3−SO2−Clまたは(CF3SO2)2Oお
よびトリエチルアミンが挙げられる。ベンジル置換縮合
ヒドロキシシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン
(C)の脱水によって、唯一の縮合シクロアルケニルフ
ェニルオキサゾリジノン(D)が製造される。しかし、
非ベンジル化縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニルオ
キサゾリジノン(C)については、2つの脱水生成物が
生成される。両方とも、本明細書の範囲内である。好ま
しくは、n5+n6=1または2である。
縮合オキシイミノシクロアルキルフェニルオキサゾリ
ジン−2−オン類(XXIE)は、ピリジンまたは重炭酸ナ
トリウムのような塩基の存在下、ヒドロキシルアミン
(R7は−Hである)・塩酸塩または置換ヒドロキシルア
ミド(R7は−Hではない)・塩酸塩との反応によって、
対応する縮合アルカノンフェニルオキサゾリジン−2−
オン類(XXIB)から製造される。
アミノメチルオキサゾリジン−2−オン類(XX)を種
々の類似物から得、および/または、誘導体をアシル化
によって容易に製造することができる。薬理活性に関し
ては、5−アミドメチル側鎖はβ配置であるのが必要で
あり、故にC5の−Hはα配置でなければならない。R1
−CH3および−OCH3、−CHCl2およびC3〜C6シクロアルキ
ルであるのが好ましく;より好ましくは、R1は−CH3
ある。
インダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)
の合成は、適当なニトロインダゾール(XXII)で出発す
る。R2、R3およびR4の全てが−Hであるのが好ましい。
R6は−Hまたは−CH3であるのが好ましい。ニトロイン
ダゾール類(XXII)のインダゾリル窒素原子を、前記の
ように保護して、対応する保護ニトロインダゾール類
(XXIII)を生成する。X1はt−ブチルオキシカルボニ
ルであるのが好ましい。次に、保護ニトロインダゾール
類(XXIII)のニトロ基を、前記のように水素で還元し
て、対応する保護アミノインダゾール類(XXIV)を得
る。保護アミノインダゾール類(XXIV)の遊離非保護ア
ミノ基のカルボベンジルオキシ(CBZ)基によるアシル
化によって、ウレタン類(XXV)が得られる。次いで、
該ウレタン類(XXV)を、前記のように、THFおよび塩基
中、Br−CH2−CH=CH2で還元し、保護アリル化合物(XX
VI)およびビスアリル化合物(XXVI′)を形成する。こ
の時点で、保護アリル化合物(XXVI)とビスアリル化合
物(XXVI′)とを分離することができるが、次の工程の
出発物質として混合物を用いるのが好ましい。保護アリ
ル化合物(XXVI)およびビスアリル化合物(XXVI′)
を、前記のように、求電子試薬との反応によって、環化
して、オキサゾリジノン核を形成する。形成されたオキ
サゾリジノン核は、保護ヨードメチルオキサゾリジン−
2−オン類(XXVII)およびアリルヨードメチルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXVII′)である。オキサゾリ
ジノン環の形成の後、前記のように、5位に所望の側鎖
を形成して、アジド類(XXVIII)およびアリルアジド類
(XXVIII′)を形成する。ヨードメチル化合物(XXVII/
XXVII′)の対応するアジド類(XXVIII/XXVIII′)への
反応の間に、ヨードメチル化合物(VI)の保護基X1が失
われる。チャートE参照。他の場合は残存しており、ア
ミノメチル基をアシル化した後、除去することができ
る。アジド類(XXVIII)とアリルアジド類(XXVIII′)
とを分離することができるが、この段階では分離せずに
混合物を還元するのが好ましい。アジド類(XXVIII)お
よびアリルアジド類(XXVIII′)を、前記のように、水
素で還元して、アミノメチルオキサゾリジン−2−オン
類(XXIX)および3−アリル−5−アミノメチルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXIX′)を得る。
オキサゾリジノン核を形成して、化合物(XXVIIおよ
びXXVII′)を得る場合、C5に不斉中心が生じ、ラセミ
混合物を生じる。所望により、前記のように、当業者に
公知の方法を用いて、アミノメチルオキサゾリジン−2
−オン(XXIX)およびアリルアミノメチルオキサゾリジ
ン−2−オン(XXIX′)段階で、ラセミ混合物を分割す
るのが好ましい。
次いで、アミノメチルオキサゾリジン−2−オン類
(XXIX)およびアリルアミノメチルオキサゾリジン−2
−オン類(XXIX′)をアシル化して、C5に所望のR1基を
有する保護インダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXX)、非保護インダゾリルオキサゾリジン−2−オ
ン類(XXXI)およびアリルインダゾリルオキサゾリジン
−2−オン類(XXX′)を生成する。インダゾリルオキ
サゾリジン−2−オン類(XXX)の場合、アシル化によ
って、1−インダゾリル位にもアシル基を有するビスア
シル化化合物が生成される。ほとんどの場合、これは、
所望の生成物であり、したがって、請求の範囲で請求さ
れるインダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXI
I)の範囲内である。アリルインダゾリルオキサゾリジ
ン−2−オン類(XXXII′)は、インダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXXII)の範囲内の有用な薬理試
薬および中間体である。R1はH、C1〜C6アルキル、C3
C6シクロアルキル、−OCH3および−CHCl2であるのが好
ましく;より好ましくは、R1は−CH3である。
保護基X1がアジドによって開裂されない場合、次に、
例えば、トリフルオロ酢酸処理によって保護基を除去し
て、非保護インダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXI)を得る。
次いで、必要に応じて、酸ハロゲン化物、無水物また
はハロゲン化アルキルとして、所望のR5基で、非保護イ
ンダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXI)をN−
アシル化またはN−アルキル化して、所望のインダゾリ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)を生成する。
インダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)に
ついて、R5が−CH3、−CH2−CH=CH2、−CH2−C≡CH、
−CHO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C2H5
−CH(CH3)2、−CHCl2、−CH2−OH、−CH2−O−CH3、2
−チオフェンおよびシクロペンチルである]からなる群
から選択されるのが好ましい。より好ましくは、R5は、
−CH3、−CH2−CH=CH2、−CHO、−CO−R5-1[ここで、
R5-1は、−CH3、−C2H5、−CHCl2、−CH2−CN、−CH2
OH、−CH2−O−CH3、−CH2−O−CO−CH3、−CH2−O
−CH2−φまたは2−チオフェンである]であるのが好
ましい。
ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XL
III)およびベンゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−
オン類(LIV)は、以下の点を除いて、インダゾリルオ
キサゾリジン−2−オン(XXXIII)(チャートE)と類
似の方法(チャートFおよびGと比較)で製造される。
第1に、ウレタン(XXV)を保護アリル化合物(XXVI)
に転換する場合、インダゾリル化合物を用いると、ある
程度まで保護基(X1)をアリル基で置換して、ビスアリ
ルインダゾリル化合物(XXVI′)を生成し;ウレタン類
(XXXVIおよびXLVII)を保護化合物(XXXVIIおよびXLVI
II)に転換する場合、各々、ベンゾイミダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾ
リルオキサゾリジン−2−オン類(LIV)を用いると、X
1保護基は失われない。第2に、再度、アジド(XXVII
I)を水素で還元する場合、インダゾリル化合物を用い
ると、保護基が失われ、アミノメチル化合物(XXIX)が
生成され;保護アジド類(XXXIXおよびL)を還元する
場合、各々、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−
オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾリ
ジン−2−オン類(LIV)を用いると、保護基X1は失わ
れない。
ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XL
III)を製造する際に、多くの場合、ベンゾイミダゾリ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)の所望のR5
は、中間前駆体(XXXIV−XLI)における保護基X1と同じ
である。これらの場合、保護ベンゾイミダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XLI)は、ベンゾイミダゾリル
オキサゾリジン−2−オン類(XLIII)と一致してお
り、したがって、保護ベンゾイミダゾリルオキサゾリジ
ノン類(XLI)を得る場合に有用な最終生成物が得られ
る。
ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XL
III)に関して、R6が−HまたはC1〜C6アルキルである
のが好ましい。
5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)、インダゾリル
オキサゾリジン−2−オン類(XXXII)、ベンゾイミダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン(XLIII)およびベン
ゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIV)の
全てがオキサゾリジノン環のC5位に不斉中心を有してお
り、これは、2つの鏡像異性体を生成する。鏡像異性体
の混合物を当業者に公知の方法によって分割する。薬理
活性である鏡像異性体は、β−鏡像異性体である。チャ
ートA〜G参照。該ラセミ混合物は、純粋なβ−鏡像異
性体と同じ方法および同じ目的で有用であり;相異点
は、純粋なβ−鏡像異性体と同じ効果を得るために、2
倍の量のラセミ混合物を用いなければならないというこ
とである。
便宜上、インダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXII)、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−
オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾリ
ジン−2−オン類(LIV)は、総体的に、3−(窒素原
子置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン
−2−オン類(LV)と命名する。
本明細書の5′−インドリニルオキサゾリジン−2−
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−
(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)
および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)は、グラム
陽性および嫌気性感染によって生じる哺乳動物における
感染症を治療する抗菌薬として有用である。ヒトおよび
ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコのような有益な
温血哺乳動物を治療するのが好ましい。
本明細書の5′−インドリニルオキサゾリジン−2−
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−
(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)
および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)は、マイコ
バクテリウム・アビウム(Mycobacterium avium)に感
染しているAIDS患者を治療するのにも有用である。
5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン類(LV)は、非経口(IV、IM、
SQ)または経口的に投与することができる。日用量は、
約5〜約20mg/kgである。この投与量は、好ましくは、
分割量で与えられ、1日当たり2〜4回投与することが
できる。好ましい投与経路および非経口または経口経路
に関する個々の投薬形態は、感染の性質および患者の状
態を含む状況の個々の事実に依存する。非経口(溶液、
油中懸濁液)および経口(錠剤、カプセル、シロップ、
懸濁液等)投与に適している通常の医薬投影形態は、当
業者に公知であり、5′−インドリニルオキサゾリジン
−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5
β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XX
I)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(ア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)につい
て、これらの投薬形態を用いることに使用されないもの
はない。投与すべき5′−インドリニルオキサゾリジン
−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5
β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XX
I)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(ア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)の正し
い投与量、投与回数、投与経路、投薬形態は、感染症を
治療する医師に周知である患者の年令、体重、性別、通
常の健康状態、感染の性質(含まれる個々の微生物、そ
のビルレンス、感染の範囲)、患者の他の薬物問題など
当業者に公知の多くのファクターに依存して変化する。
5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン類(LV)は、単独で、あるいは
当業者に公知である他の抗菌薬と一緒に使用することが
できる。また、5′−インドリニルオキサゾリジン−2
−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−
(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)
および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)は、当業者
に公知である非抗菌薬と一緒に使用することができる。
好適な医薬的に許容される塩としては、塩化物、硫酸
塩、リン酸塩、クエン酸塩およびシュウ酸塩が挙げられ
る。
定義および条件 以下の定義および説明は、明細書および請求の範囲の
両方に含まれるこの内容文の全体にわたって使用される
用語に関するものである。
I.式に関する条件および変項の定義 明細書および請求の範囲における種々の化合物または
分子片を表す化学式は、特に定義された構造式に加え
て、変化し得る置換基を含んでいる。これらの変化し得
る置換基は、文字または数字の下付文字を付した文字、
例えば“Z1”または“R1”(ここで“i"は整数である)
によって定義される。これらの変化し得る置換基は、一
価または二価である、すなわち、それらは1または2つ
の化学結合によって式に結合している基を表す。例え
ば、基Z1は、式:CH3−C(=Z1)Hに結合している場
合、二価を表す。基RiおよびRjは、式:CH3−CH2−C
(Ri)(Rj)H2に結合している場合、一価の変化し得る
置換基を表す。化学式が上記のように線形で描かれてい
る場合、丸かっこ内に含まれている変化し得る置換基
は、該丸かっこで囲まれている変化し得る置換基のすぐ
左側の原子に結合している。2またはそれ以上の連続す
る変化し得る置換基が丸かっこで囲まれている場合、連
続する変化し得る置換基のそれぞれが、丸かっこで囲ま
れていない左側の直前の原子に結合している。すなわ
ち、上記式において、RiおよびRjは、両方とも、前の炭
素原子に結合している。
線形で描かれたその化学式または部分は直鎖における
原子を表す。一般的に、記号“−”は鎖中の2原子間の
結合を表す。すなわち、CH3−O−CH2−CH(Ri)−CH3
は2−置換−1−メトキシプロパン化合物を表してい
る。同様に、記号“=”は二重結合を表しており(例え
ば、CH2=C(Ri)−O−CH3)、記号“≡”は三重結合
を表している(例えば、HC≡C−CH(Ri)−CH2−C
H3)。カルボニル基は、2つの方法:−CO−または−C
(=O)−のうちのいずれか1つで表され、前者の方が
簡素化のために好ましい。
環状(環)化合物または分子片の化学式は、線形で表
すことができる。すなわち、化合物4−クロロ−2−メ
チルピリジンは、星印(*)で印を付けた原子は互いに
結合して、環を形成するという条件を付けて、N*=C
(CH3)−CH=CCl−CH=C*Hによって線形で表すことが
できる。同様に、環状分子片4−(エチル)−1−ピペ
ラジニルは、−N*−(CH2)2−N(C2H5)−CH2−C*H2
表される。
本明細書における化合物に関する固定の(rigid)環
状(環)構造は、該固定の環式化合物の各炭素原子に結
合している置換基について、環の面に対する配向を定義
している。環状系の一部分である炭素原子に結合してい
る2つの置換基、−C(X1)(X2)−を有する飽和化合
物について、2つの置換基は、環に対して軸上または赤
道上の位置のいずれであってもよく、軸上/赤道上間で
変化し得る。しかし、環に対する2つの置換基の位置お
よびお互いの位置関係は、固定されたままである。いず
れかの置換基が面の上方または下方(軸上)よりも環の
面内(赤道上)にある場合もあるが、一方の置換基は、
常に、他方の上方である。このような化合物を表す式
中、他の置換基(X2)の“下方”にある置換基(X1
は、α配置であると定義され、破線、ダッシュまたは点
線による炭素結合への結合線によって、すなわち、記号
“−−−”または“..."によって定義される。他の置換
基(X1)の“上方”に結合している対応する置換基
(X2)は、β配置であると定義され、実線による炭素原
子への結合線によって示されている。
変化し得る置換基が二価である場合、該価(valence
s)は、変項の定義において、一緒になっているか、ま
たは別々か、両方であってよい。例えば、−C(=Ri
−のように炭素原子に結合している変化し得るRiは、二
価であり、オキソもしくはケト[すなわち、カルボニル
基(−CO−)を形成している]として、または2つに分
かれて結合している一価の変化し得る置換基α−Ri-j
よびβ−Ri-kとして定義される。二価の変化し得るRi
2つの一価の変化し得る置換基から成ると定義されてい
る場合、二価の変項を定義するのに用いる条件は、“α
−Ri-j:β−Ri-k”またはその任意の変形であるという
ことである。このような場合、α−Ri-jおよびβ−Ri-k
は、両方とも、炭素原子に結合しており、−C(α−R
i-j)(β−Ri-k)−となる。例えば、二価の変化し得
るR6、−C(=R6)−が2つの一価の変化し得る置換基
から成ると定義されている場合、2つの一価の変化し得
る置換基は、α−R6-1:β−R6-2、・・・・α−R6-9
β.−R6-10等であり、−C(α−R6-1)(β−R6-2
−、・・・・−C(α−R6-9)(β−R6-10)−等とな
る。同様に、二価の変化し得るR11、−C(=R11)−に
関しては、2つの一価の変化し得る置換基はα−
R11-1:β−R11-2である。環に関して、αおよびβ配向
を分ける置換基は、存在せず(例えば、環における炭素
炭素二重結合の存在による)、環の一部分ではない炭素
原子に結合している置換基に関して、αおよびβという
記号を消す以外は、上記条件が用いられる。
二価の変項が2つに分かれた一価の変化し得る置換基
と定義される場合、2つに分かれた一価の変化し得る置
換基は、一緒になって、二価の変化し得る置換基を形成
すると定義してもよい。例えば、式:−C1(Ri)H−C
2(Rj)H−[C1およびC2は、各々、任意に第1および第2
炭素原子を定義する]において、RiおよびRjは、一緒に
なって、(1)C1およびC2間の第2の結合または(2)
オキサ(−O−)のような二価の基を形成すると定義し
てもよく、したがって、該式は、エポキシドを表す。Ri
およびRjが一緒になって、基−X−Y−のような、より
複雑な基を形成する場合、該基の配向は、上記式におけ
るC1がXと結合し、C2がYと結合するようなものであ
る。すなわち、条件によって“...RiおよびRjは一緒に
なって−CH2−CH2−O−CO−...を形成する..."という
表現は、カルボニルがC2に結合しているラクトンを意味
する。しかし、“...RjおよびRiは一緒になって−CH2
CH2−O−CO−を形成する”と表現されている場合は、
該条件は、カルボニルがC1に結合しているラクトンを意
味している。
変化し得る置換基の炭素原子含有量は、2つの方法の
うちの1つで示される。第1の方法は、“C1〜C4”(こ
こで、“1"および“4"は、両方とも、変項中の炭素原子
の最小および最大数を表す整数である)のような変項の
全体の名称に接頭語を使用する。該接頭語は、スペース
によって、変項と隔てられている。例えば、“C1〜C4
ルキル”は、炭素原子1〜4個のアルキルを表す(反対
に明白な指示がない限り、その異性体を含む)。この単
一の接頭語が与えられている場合はいつも、該接頭語
は、定義されている変項の全炭素原子含有量を示す。す
なわち、C2〜C4アルコキシカルボニルは、基:CH3−(CH
2)n−O−CO−[ここで、nは0、1または2である]
を示す。第2の方法によって、定義物の各部分だけの炭
素原子含有量は、丸かっこで記号“Ci〜Cj”を囲み、定
義している定義物の部分の直前に(スペースを挟まず
に)それをおくことによって分けて示している。この任
意の条件によって、(C1〜C3)アルコキシカルボニル
は、“C1〜C3”がアルコキシ基の炭素原子含有量だけに
関しているので、C2〜C4アルコキシカルボニルと同じ意
味を有する。同様に、C2〜C6アルコキシアルキルおよび
(C1〜C3)アルコキシ(C1〜C3)アルキルは、両方と
も、2〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル
基を定義しているが、この2つの定義物は、前者がアル
コキシまたはアルキルのいずれかの部分だけが4〜5個
の炭素原子を含有してもよいが、一方、後者は、これら
の基のいずれも3個までの炭素原子に制限される。
II.定義 全ての温度は、摂氏である。
TLCは、薄層クロマトグラフィーを表す。
THFは、テトラヒドロフランを表す。
THPはテトラヒドロピラニルを表す。
DMFは、ジメチルホルムアミドを表す。
TEAは、トリエチルアミンを表す。
アルコールは、エチルアルコールを表す。
MPLCは、中圧液体クロマトグラフィーを表す。
食塩水は、塩化ナトリウム飽和水溶液を表す。
IRは、赤外分光法を表す。
CMRは、C−13磁気共鳴分光法を表し、化学シフト
は、TMSからの低下をppm(δ)で示す。
NMRは、核(陽子)磁気共鳴分光法を表し、化学シフ
トは、テトラメチルシランからの低下をppm(δ)で示
す。
TMSは、トリメチルシリルを表す。
φは、フェニル(C6H5)を表す。
MSは、m/eまたは質量/荷電ユニットで示される質量
分析法を表す。[M+H]*は、母体+水素原子の陽イオンを
表す。EIは、電子衝撃を表す。CIは、化学イオン化を表
す。FABは高速原子衝撃を表す。
医薬的に許容されるとは、組成物、製剤、安定性、患
者受容力および生物学的利用能に関して、薬学的/毒物
学的見地から患者に、物理学的/化学的見地から製造薬
化学者に受け入れられる特性および/または物質を表
す。
対になっている溶媒を使用する場合は、使用される溶
媒の割合は、容量/容量(v/v)である。
〜は、結合している基について、2つの可能な配向、
(1)環に結合する場合のαまたはβおよび(2)二重
結合の炭素原子に結合する場合のシスまたはトランスが
あることを示している。
BOCは、t−ブチルオキシカルボニル、−CO−O−C(C
H3)3を表す。
CBZは、カルボベンジルオキシ、−CO−O−CH2−φを
表す。
実施例 更に詳細に説明せずに、当業者は、前記説明を用い
て、本発明をその最大限の範囲まで行うことができるで
あろう。以下に詳細に説明する実施例は、種々の化合物
の製造方法および/または本発明の種々の方法を実施す
る方法を記載しており、単に説明的なものであり、如何
なる場合であっても前記説明を限定するものではないと
解釈される。当業者は、反応物ならびに反応条件および
技術の両方に関して、該方法からの適当な変形を即座に
認識するであろう。
実施例1 N−アセチル−5−ニトロインドリン(II) ピリジン(100ml)および無水酢酸(50ml)に5−ニ
トロインドリン(I、12.012g)を入れた混合物を、ア
ルゴン下で17時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧下
で濃縮し、標記化合物を得た;融点175〜177°;NMR(CD
Cl3、300MHz)8.28、8.10、8.01、4.23、3.31および2.2
8 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.95、27.01、49.11、1
15.73、119.93、124.27、132.4、143.4および169.8
δ;IR(CHCl3)1680、1600、1480、1470、1390、1340お
よび1320cm-1
実施例2 N−アセチル−5−アミノインドリン(II
I) 酢酸エチル(新しく開けた瓶、約500ml)にN−アセ
チル−5−ニトロインドリン(II、実施例1、5.00g)
を入れた混合物に、Pd/C(10%、1.110g)を添加した。
該混合物を、1気圧の水素(バルーン)下で39時間撹拌
し、次いで濾過し、Pd/Cをメタノール/酢酸エチル(20
/80)で洗浄した。減圧下で濾液を濃縮し、標記化合物
を得た;融点:183〜185°;NMR(CDCl3、300MHz)8.01、
6.53、6.50、3.98、3.56、3.04および2.17 δ;CMR(CD
Cl3、75.47MHz)23.68、28.05、48.71、111.55、113.7
3、117.66、132.8、135.6、149.1および168.1 δ;IR
(CHCl3)3000、1640、1600、1490、1410、1330および1
300cm-1
実施例3 1−アセチル−(N−カルボベンジルオキ
シ)−5−アミノインドリン(IV) 0°で、アセトン/水(40/60、20ml)にN−アセチ
ル−5−アミノインドリン(III、実施例2、1.4g)お
よび重炭酸ナトリウム(1.33g)を溶解した溶液にクロ
ロギ酸ベンジル(1.2ml)を添加した。該混合液を2.5時
間撹拌し、次いで、クロロギ酸ベンジル(0.5ml)を添
加した。2.3時間撹拌した後、該混合液をクロロホルム
(25ml)に注ぎ、有機層を重硫酸ナトリウム水溶液(10
%、2回)で洗浄し、次いで、炭酸ナトリウム水溶液
(10%、2回)で洗浄した。水性層にクロロホルム(約
200ml)を添加し、次いで、有機層を、重硫酸ナトリウ
ム水溶液(10%)、炭酸ナトリウム水溶液(10%)で再
度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、標記化合物を得た;180〜182°;NMR(CDCl3、300MH
z)8.03、7.38、7.30−7.23、6.98、6.90、5.09、3.9
0、3.05および2.09 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.9
8、28.07、48.90、66.89、115.9、117.05、118.1、128.
25、128.59、132.22、133.78、136.21、139.4、154.2お
よび168.39 δ;IR(CHCl3)3440、1730、1660、1600、
1490および1400cm-1
実施例4 1−アセチル−(N−アリル−N−カルボベ
ンジルオキシ)−5−アミノインドリン(V) THF(新しく蒸留した80ml)に1−アセチル−(N−
カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV、
実施例3、2.00g)を入れた混合物に水素化ナトリウム
/鉱油(50% w/w、425mg)を添加した。臭化アリル
(0.725ml)を添加し、該混合物を窒素下で26.5時間還
流した。最後に、水に注ぎ、酢酸エチル(3回)で抽出
した。有機層を合わせて、硫酸マグネウシムで乾燥し、
減圧下で濃縮して、固形物を得、これを40〜63μシリカ
カラムで精製し、100%ヘキサンから100%酢酸エチルま
での勾配液で溶離した。適切な画分をプールし、濃縮し
て、標記化合物を得た;融点:108〜110°;NMR(CDCl3
300MHz)8.17、7.29、7.03、5.9、5.14、5.1、4.24、4.
00、3.13および2.17 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.8
0、27.54、48.69、53.23、66.98、116.57,117.01,123.1
3、126.2、127.38、127.60、128.13、131.61、133.37、
136.35、137.3、141.6、155.12および168.33;IR(CHC
l3)1700、1650、1490および1400cm-1;MS(m/e)350、2
15、173および91;質量(C21H22N2O3):正確な理論値=
350.1630、測定値=350.1607。
実施例5 (±)−3−(5′−1−アセチルインドリ
ニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VI) クロロホルム(20ml)に1−アセチル−(N−アリル
−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン
(V、実施例4、1.3g)を入れた混合物にヨウ素(1.94
g)を添加した。窒素下で3時間撹拌した後、該混合物
をさらにクロロホルムに注ぎ、チオ硫酸ナトリウム水溶
液(10%、2回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;融点:188〜190
°;NMR(CDCl3、300MHz)8.17、7.66、7.01、4.7、4.1
5、4.06、3.76、3.46、3.36および2.22 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)6.13、23.98、28.00、48.82、51.30、7
1.09、115.621、116.73、117.00、132.38、133.7、139.
9、154.4および168.44 δ;IR(CHCl3)1760、1660、14
90および1400cm-1;MS(m/e)386、344、299、258、21
6、189、173、158、145、132;質量(C14H15IN2O3):正
確な理論値=386.0129、測定値=386.0130。
実施例6 (+)−3−(5′−1−アセチルインドリ
ニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VII) アセトン(150ml)に(±)−3−(5′−1−アセ
チルインドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(VI、実施例5、0.798g)を入れた混合
物に、水(10ml)に入れたアジ化ナトリウム(1.005g)
を添加した。該混合物を窒素下で42.5時間還流し、水
(225ml)に注いだ。水性層を酢酸エチル(3回、400m
l)で抽出した。合わせた有機層を水(500ml)、食塩水
(300ml)で洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た融点:165〜16
6°;NMR(CDCl3、300MHz)8.08、7.57、6.9、4.7、4.
0、3.75、3.62、3.5、3.11および2.14 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)23.92、27.94、47.69、48.78、52.97、7
0.52、115.48、116.62、116.82、132.37、133.48、139.
45、153.97および168.43 δ;IR(CHCl3)2105、1750、
1650、1480および1390cm-1;MS(m/e)301、273、229、1
60、146、132および117;質量(C14H15N5O3):正確な理
論値=301.1174、測定値=301.1194。
実施例7 (±)−3−(5′−1−アセチルインドリ
ニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VIII) メタノール/酢酸エチル(8/92、130ml)に(+)−
3−(5′−1−アセチルインドリニル)−5−(アジ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(VII、実施例
6、550mg)を入れた混合物にPd/C(10%、110mg)を添
加した。該混合物を水素1気圧(バルーン)下で24時間
撹拌した。該溶液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、
標記化合物を得た融点:164〜165°;NMR(CDCl3、300MH
z)8.08、7.61、6.9、4.58、3.98、3.75、3.11、3.02、
2.90、2.14および1.33;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.96、
28.00、44.96、47.93、48.82、73.79、115.40、115.6
7、132.29、133.97、139.6、155.2および168.40 δ;IR
(CHCl3)1750、1650、1490、1400および900cm-1;MS(m
/e)275、233、189、160、147および117。
実施例8 (±)−3−(5′−1−アセチルインドリ
ニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(IX) ピリジン(5ml)および無水酢酸(2.5ml)に(±)−
3−(5′−1−アセチルインドリニル)−5−(アミ
ノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例
7、200mg)を入れた混合物を一晩撹拌した。次いで、
該混合物を減圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物
を、できる限り少量のクロロホルムおよびメタノールに
溶解することによって再結晶し、次いで、同量の酢酸エ
チルに添加し、窒素流下で蒸発によって濃縮して、標記
化合物を得た;融点:234〜235°;NMR(CDCl3、300MHz)
8.16、7.58、7.03、6.37、4.76、4.04、3.76、3.65、3.
20、2.23および2.03 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.0
0、23.95、27.99、30.81、41.09、47.88、48.81、71.7
0、115.44、116.82、117.13、132.27、133.55、139.5
3、154.45、168.46および170.92 δ;IR(CHCl3)175
5、1670、1490および1400cm-1;MS(m/e)317、273、18
9、172、159、147および117。
実施例9 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−ニトロ
インドリン(II) 新しく蒸留したTHF(85ml)に5−ニトロインドリン
(I、5.00g)を溶解した溶液にジ−tert−ブチルジカ
ーボネート(13.4g)を一度に全部添加した。該混合物
を3日間還流し、ジ−tert−ブチルジカーボネート(9.
90g)を添加し、該混合物を一晩還流した。混合物を水
(225ml)に注ぎ、これを酢酸エチル(4回、合計450m
l)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水
溶液(5%、500ml)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。固形物と油状物の混
合物をヘキサン中でトリチュレートし、濾過して、標記
化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)8.10、7.99、7.8
5、4.09、3.17および1.58 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)
26.38、28.11、48.32、81.8,113.58、120.28、124.53、
142.38および151.82;IR(CHCl3)1710、1605、1490、13
95および1320cm-1;MS(m/e)264、208、164および57;質
量(C13H16N2O4):正確な理論値=264.1110、測定値=
264.1117。
実施例10 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−アミノ
インドリン(III) 0°で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1
−カルボ−t−ブチルオキシ−5−ニトロインドリン
(II、実施例9、4.554g)を入れた混合物に、Pd/C(10
%、1.0g)を添加した。該混合物を、水素1気圧(バル
ーン)下、20〜25°で3.5時間撹拌した。次いで、該混
合物を濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮した濾液を酢酸
エチルに取り、食塩水(3回)で洗浄した。合わせた水
性層を酢酸エチル(3回)で抽出した。全有機相を合わ
せて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下で濃縮して、標記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MH
z)7.64、7.26、6.50、3.93、3.48、3.00および1.54
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.47、28.42、47.41、77.3
9、79.6、80.6、112.14、113.67、115.15、132.4、133.
0、134.5、135.2、141.71および152.36;IR(CHCl3)336
0、3440、1680、1485および1390cm-1;MS(m/e)234、17
8、134および57。
実施例11 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−カル
ボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV) 0°で、アセトン/水(55/45、40ml)に1−カルボ
−t−ブチルオキシ−5−アミノインドリン(III、実
施例10、3.147g)および重炭酸ナトリウム(2.40g)を
入れた混合物に、クロロギ酸ベンジル(2.1ml)を添加
した。1時間撹拌した後、該混合物にクロロホルム(50
ml)を添加した。次いで、該混合物を酢酸エチル(50m
l)に注ぎ、食塩水で洗浄した。次いで、水性層を酢酸
エチル(2回、合計200ml)で抽出した。有機層を合わ
せて、重硫酸ナトリウム水溶液(10%、2×100ml)、
炭酸ナトリウム水溶液(10%、2×100ml)、食塩水(1
00ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、
減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;NMR(CDCl3、300
MHz)7.74、7.33、7.00、5.14、3.92、2.98および1.54
δ;CMR(CDCl3、300MHz)27.0、28.303、46.1、47.5
2、66.66、73.3、80.1、81.0、114.51、118.00、128.0
5、128.38、132.2、132.36、136.09、138.3、138.9、15
2.37および153.60 δ;IR(CHCl3)3430、1730、1685、
1485、1385cm-1
実施例12 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−アリ
ル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリ
ン(V) 新しく蒸留したTHF(180ml)に1−カルボ−t−ブチ
ルオキシ−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
インドリン(IV、実施例11、4.480g)を入れた混合物
に、水素化ナトリウム/鉱油(50% w/w、800mg)を添
加した。臭化アリル(1.32ml)を添加し、該混合物を窒
素下で5.5時間還流し、次いで、水に注ぎ、酢酸エチル
(3回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、減圧下で濃縮
し、油状物を得て、これをシリカカラム(40〜63μ)に
通して、ヘキサン−酢酸エチル勾配液(100%〜100%)
で溶離した。適切な画分をプールし、標記化合物を得
た;NMR(CDCl3、300MHz)7.80、7.29、6.98、5.87、5.1
4、5.10、4.23、3.96、3.04および1.55 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)27.11、28.41、47.80、53.54、67.16、7
7.35、80.5、114.55、117.23、126.5、127.60、127.8
0、128.35、132.0、133.69、136.4、136.72、141.6、15
2.43および155.47 δ;IR(CHCl3)1690、1490、1395お
よび1160cm-1
実施例13 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(インドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VI) クロロホルム(65ml)に1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−
アミノインドリン(V、実施例12、4.190g)を入れた混
合物にヨウ素(5.512g)を添加した。3時間撹拌した
後、該混合物をクロロホルム(40ml)に注ぎ、チオ硫酸
ナトリウム水溶液(10%、3×100ml)で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、残留物を得
た。該残留物をシリカカラム(40〜63μ)に通し、酢酸
エチル/ヘキサン(10/90)で溶離し、次いでクロロホ
ルムで溶離した。適切な画分をプールし、濃縮して固形
物を得、これをアセトン/水から再結晶して、標記化合
物を得た;融点:174〜75°;NMR(CDCl3、300MHz)7.8
0、7.53、7.07、4.69、4.13、3.98、3.74、3.45、3.3
5、3.09および1.56 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)6.18、
27.0、28.26、47.54、51.34、70.94、80.6、114.35、11
5.96、117.36、132.17、139.8、152.24および154.01
δ;IR(CHCl3)1760、1690、1490、1390、1370、1145cm
-1
実施例14 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VI、実施例13)で出発した以外は明確な変
形は行わないで、実施例6の一般的な方法に従って、標
記化合物を得た;融点:168〜170°。
実施例15 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VII、実施例14)で出発した以外は明確な
変形は行わないで、実施例7の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た;融点:166〜168°。
実施例16 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VIII、実施例17)で出発した以外は明確な
変形は行わないで、実施例8の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た;融点:139〜140°。
実施例17 (±)−3−(5′−インドリニル)−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(X) 塩化メチレン(3ml)に(±)−3−(5′−1−カ
ルボ−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(IX、実施例
16、0.038mg)を入れた混合物に、トリフルオロ酢酸
(0.250ml)を1分間かけてゆっくりと添加した。該混
合物を窒素下で1.5時間撹拌し、次いで、重炭酸ナトリ
ウム飽和水溶液(30ml)に注いだ。混合水溶液を塩化メ
チレン(3回、合計40ml)で抽出した。合わせた有機抽
出物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10ml)で洗浄し、
水性抽出物を合わせた。合わせた水性抽出物を塩化メチ
レン(5回、合計50ml)で再度抽出した。合わせた有機
抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、
標記化合物を得た;MS(m/e)275、231、172、159および
147;質量(C14H17N3O3):正確な理論値=275.1270、測
定値=275.1282。
実施例18 (±)−3−(5′−1−イソブチリルイン
ドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI) 塩化メチレン(1.0ml)に(±)−3−(5′−イン
ドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(X、実施例17、53mg)を溶解した。トリ
エチルアミン(80μl)を添加した。0°で、塩化イソ
ブチリル(25μl)を30秒間かけてゆっくりと添加し
た。2時間撹拌した後、該混合物を食塩水(10ml)に添
加し、塩化メチレン(6回、合計20ml)で抽出した。合
わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し
て、固形物を得た。該固形物を、シリカカートリッジに
通して精製し、クロロホルム(1ml)、酢酸エチル(4m
l)、メタノール/酢酸エチル(10/90、27ml)で溶離し
た。適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得
た;融点:200〜202°。
実施例19〜24 適切なR5基を用いた以外は明確な変形は行わないで、
実施例18の一般的な方法に従って、下記実施例19〜24の
化合物を得た。
実施例25 1−カルボ−t−ブチルオキシ−6−ニトロ
インドリン(II) ジ−tert−ブチルジカーボネート(11.500g)を、新
しく蒸留したTHF(40ml)に6−ニトロインドリン
(I、4.300)を入れた混合物に添加した。該混合物を
3日間還流し、次いで、水中に注ぎ、酢酸エチル(3
回、合計220ml)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸
ナトリウム水溶液(5%)、食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油中固形物の混
合物を得た。この混合物をアセトン/水で再結晶して、
標記化合物を得た;融点104〜105°;NMR(CDCl3、300MH
z)8.5−8.1、7.71、7.14、4.00、3.10および1.51 δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)27.12、28.16、47.94、77.2、8
1.3、109.28、117.51、124.45、138.4、143.6、147.84
および151.92 δ;IR(CHCl3)1695、1480、1385、1340
および1140cm-1;MS(m/e)264、208、191、164、118お
よび57。
実施例26 1−カルボ−t−ブチルオキシ−6−アミノ
インドリン(III) 0°で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1
−カルボ−t−ブチルオキシ−6−ニトロインドリン
(II、実施例25、5.311g)を入れた混合物にPd/C(10
%、1.198g)を添加した。該混合物を、1気圧水素(バ
ルーン)下、20〜25℃で7時間撹拌した。次いで、該混
合物を濾過し、減圧下で濃縮して標記化合物を得た;融
点:151〜152°;NMR(CDCl3、300MHz)7.29、6.80、6.2
5、3.93、3.61および2.95 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)
26.58、28.47、48.29、80.2、102.50、108.77、120.9、
124.94、146.13および152.9 δ;IR(CHCl3)3380、346
0、1690、1620、1490、1450および1390cm-1
実施例27 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−カル
ボベンジルオキシ)−6−アミノインドリン(IV) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−6−アミノインドリ
ン(III、実施例26)を用いて出発した以外は明確な変
形は行わないで、実施例3および11の一般的な方法に従
って、標記化合物を得た;MS(m/e)368、312、268、91
および57;質量(C21H24N2O4):正確な理論値=368.173
6、測定値=368.1737。
実施例28 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−アリ
ル−N−カルボベンジルオキシ)−6−アミノインドリ
ン(V) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−カルボベンジ
ルオキシ)−6−アミノインドリン(IV、実施例27)を
用いて出発した以外は明確な変形は行わないで、実施例
4および12の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た;MS(m/e)408、352、308、217、91および57;質量(C
24H28N2O4):正確な理論値=408.2049、測定値=408.2
073。
実施例29 (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VI) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−アリル−N−
カルボベンジルオキシ)−6−アミノインドリン(V、
実施例28)を用いて出発した以外は明確な変形を行わな
いで、実施例5および13の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た;MS(m/e)444、388、344、217、173、57
および41;質量(C17H21N2O4):正確な理論値=444.054
8、測定値=444.0560。
実施例30 (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VI、実施例29)を用いて出発した以外は明
確な変形を行わないで、実施例6および14の一般的な方
法に従って、標記化合物を得た;MS(m/e)359、303、25
9、186、160および57;質量(C17H21N5O4):正確な理論
値=359.1593、測定値=359.1605。
実施例31 (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VII、実施例30)を用いて出発した以外は
明確な変形を行わないで、実施例7および15の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た;MS(m/e)333、277、
233、147および57;質量(C17H23N3O4):正確な理論値
=333.1688、測定値=333.1692。
実施例32 (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン
−2−オン(VIII、実施例31)を用いて出発した以外は
明確な変形を行わないで、実施例8および16の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た;MS(m/e)375、275、
148、134および57;質量(C19H25N3O5):正確な理論値
=375.1794、測定値=375.1803。
実施例33 (±)−3−(6′−インドリニル)−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(X) (±)−3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(IX、実施例32)を用いて出発した以
外は明確な変形を行わないで、実施例17の一般的な方法
に従って、標記化合物を得た;融点60〜62°。
実施例34〜38 (±)−3−(6′−インドリニル)−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例
33)を用いて出発し、アシル化剤を用いて、適切なR5
を与えた以外は明確な変形を行わないで、実施例18の一
般的な方法に従って、下記実施例34〜38の化合物を得
た。
実施例39 (±)−3−(5′−1−アリルインドリニ
ル)−5−(N−アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI) 臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わないで、
実施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例40 (±)−3−(6′−1−アリルインドリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI) (±)−3−(6′−インドリニル)−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例
33)を用いて出発し、臭化アリルを用いた以外は明確な
変形を行わないで、実施例18の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た。
実施例41 N−(カルボベンジル)−5−アミノインダ
ン(XVIA) 0°で、アセトン(60ml)および水(30ml)に5−ア
ミノインダン(XVA、5.71g)を溶解した溶液に重炭酸ナ
トリウム(7.20g)を添加し、次いで、5分間かけてク
ロロギ酸ベンジル(6.8ml、8.07g)を滴下した。該混合
物を、0°で約1時間、次いで、20〜25°で一晩撹拌し
た。該混合物を硫酸水素ナトリウム水溶液(10%、200m
l)および酢酸エチル(300ml)中に注いだ。有機抽出物
を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。該油
状物を60〜200μシリカゲルカラムクロマトグラフィー
によって精製し、酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶
離した。適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物
を得た;融点:56〜59°;NMR(CDCl3、300MHz)7.40−7.
03、7.11、7.05、6.65、5.18、2.85及び2.05 δ;IR
[鉱油マル(mineral oil mull)]3275、2925、1693.
5、1544および1236cm-1;MS(m/e)267、223、222および
91。
実施例42 N−(カルボベンジルオキシ)−N−(アリ
ル)−5−アミノインダン(XVIIA) アルゴン下、20°で、新しく蒸留したテトラヒドロフ
ラン(約350ml)にN−(カルボベンジルオキシ)−5
−アミノインダン(XVIA、実施例41、8.856g)を溶解し
た溶液に水素化ナトリウム/鉱油分散物(50%、2.00
g)を注意深く添加した。該反応は、水素ガスを発生し
ながら、穏やかに発熱した。次いで、臭化アリル(3.4m
l、4.8g)を1分間かけて添加した。該混合物を20〜25
°で1時間撹拌して、固形物を形成した。次いで、該混
合物を還流下で3.5時間加熱し、次いで、20〜25°で一
晩撹拌した。微量試料を取り、水および酢酸エチルに注
ぎ、有機層を蒸発させた。NMR分析は、完全な反応を示
した。該混合物を酢酸エチル(300ml)に注ぎ、次い
で、水(2×250ml)で洗浄した。合わせた水性層を酢
酸エチル(100ml)で抽出した。合わせた有機層を食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮
して、油状物を得た。該残留物を、シリカゲルカラム
(2.5cm×10cm、60〜200μ)を介して重力濾過によって
精製し、ヘキサンで溶離した。適切な画分をプールし、
濃縮して、油状の標記化合物を得た。酢酸エチル/ヘキ
サン(10/90)を用いて、MPLCによって分析試料を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.30、7.16、7.06、6.96、5.91、
5.16、5.13、4.24、2.88および2.07 δ;IR(CHCl3)29
44、1694、1400および1153cm-1;MS(m/e)307、263、24
8、172、144および91;質量(C20H21NO2):正確な理論
値=207.1572、測定値=307.1565。
実施例43 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XVIIIA) 20°で、クロロホルム(400ml)に3−(カルボベン
ジルオキシ)−N−(アリル)−5−アミノインダン
(XVIIA、実施例42、10.39g)を溶解した溶液にヨウ素
(16.84g)を添加した。該混合物を20°で3.3時間撹拌
し、次いで、チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、550m
l)中に注いだ。層を分離し、クロロホルム層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、固形物を得た。
該固形物を0.1Torrで18時間維持し、結晶を得て、これ
をアセトン(300ml)および水(240ml)から再結晶し、
70°で減圧乾燥して、固形物を得た。NMRによる分析
は、この物質が痕跡量の鉱油を含有していることを示し
た。母液からさらに生成物を得た。分析のために、少量
の試料をシリカゲルクロマトグラフィーにかけ、酢酸エ
チル/ヘキサン(10/90)で溶離し、濃縮し、次いで、
上記のように再結晶し、標記化合物を得た;融点:104〜
105°;NMR(CDCl3、300MHz)7.44、7.21,4.69、4.15、
3.76、3.45、3.34、2.90および2.08 δ;CMR(75.47MH
z、CDCl3)6.07、25.39、32.05、32.86、51.29、70.9
3、115.04、116.56、124.40、135.76、140.38及び145.2
2 δ;IR(鉱油マル)2922、1728、1485および1420c
m-1;MS(m/e)343、215、172、144、177および91;質量
(C13H14INO2):正確な理論値=343.0071、測定値=34
3.0066。
実施例44 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XIXA) アセトン(250ml)に(±)−3−(5′−インダニ
ル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XVIIIA、実施例43、3.726g、10.86ミリモル)を溶解
した溶液に、水(50ml)に入れたアジ化ナトリウム(5.
30g)を添加した。該混合物を完全シールドの後ろで、
還流下、27時間加熱し、20〜25°で一晩撹拌し、次い
で、水(350ml)に注ぎ、酢酸エチル(3×175ml)で抽
出した。合わせた抽出物を水(50ml)、次いで食塩水
(50ml)で洗浄し、硫酸マクネシウムで乾燥し、減圧下
で濃縮し(安全シールド)、油状物を得、これを0°で
放置して結晶化した。NMR分析は、非常に少量の残留鉱
油を有する標記化合物を示した。この物質は、品質向上
処理せずに用いた;NMR(CDCl3、300MHz)7.46、7.22、
4.76、4.09、3.86、3.68、3.58、2.90および2.09 δ;I
R(CHCl3)2120、1760、1489および1410cm-1;MS(m/e)
258、230、201、185、170、158、144、130および117;質
量(C13H14N4O2):正確な理論値=258.1117、測定値=
258.1132。
実施例45 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXA) 酢酸エチル[600ml、新しく開けた、フィッシャー(F
isher)HPLCグレード]に(±)−3−(5′−インダ
ニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XIXA、実施例44、3.05g、僅かに不純)を溶解した
溶液を減圧排気(20Torr)し、アルゴンを充填した(4
×)。次いで、Pd/C(10%、1.276g)を添加し、この系
を減圧排気し、バルーンから水素を充填した(4×)。
該混合物を20〜25°で19時間撹拌した。TLC分析によっ
て、痕跡量の出発物質が示されたので、新しいバルーン
を介してさらに水素を添加した。さらに2.25時間撹拌し
た後、混合物をケイソン土を介して濾過し、パッドを、
まず酢酸エチルで、次にメタノール/酢酸エチル(10/9
0)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固形物を得
た。これは、さらに使用するのに充分な品質であると思
われる。
分析試料用に、約50mgをクロロホルム中に溶解し、ピ
ペッド中、2インチのシリカゲルプラグで負荷した。こ
れを酢酸エチルで溶離して、若干量の極性不純物を除去
し、メタノール/酢酸エチル(1/1)で溶離した。溶出
液を濃縮して、標記化合物を得た;融点:101〜103°。N
MR(CDCl3、300MHz)7.45、7.21、4.65、4.03、3.81、
3.07、2.99、2.89、2.07および1.58 δ;CMR(CDCl3、7
5.47MHz)25.55、32.19、33.02、45.06、48.15、73.7
3、115.00、116.52、124.47、136.36、140.16および14
5.27 δ;IR(CHCl3)3688、3390、1745、1614、1484お
よび1404cm-1;MS(m/e)232、203、187、171、159およ
び146;質量(C13H16O2N2):正確な理論値=232.1212、
測定値=232.1214。
実施例46 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IA) ピリジン(3.0ml)に(±)−3−(5′−インダニ
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXA、実施例45、0.472g)を溶解した溶液に無水酢酸
(1.5ml)を、僅かに発熱を伴いながら、2分間かけて
添加した。該混合液を20〜25°で21時間撹拌し、次い
で、減圧下で濃縮して油状物を得た。該油状物を、クロ
ロホルム(10ml)を入れたエーレンマイヤーフラスコ
(50ml)に移し、酢酸エチル(20ml)を添加した。該混
合液をゆっくりとした窒素流下で濃縮して、標記化合物
を得た;融点:133〜134°;NMR(CDCl3、300MHz)7.37、
7.19、7.06、4.74、4.02、3.78、3.60、2.87、2.06およ
び2.00 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)22.94、25.60、32.
25、33.04、41.86、48.12、72.00、115.28、116.91、12
4.58、136.09、140.54、145.34、154.98、171.44 δ;I
R(鉱油マル)3344、2925、1739、1663、1551および141
9cm-1;MS(m/e)274、230、215、202、187、171、170、
158、146、133および117;質量(C15H18N2O3):正確な
理論値=274.1317、測定値=274.1322。
実施例47 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(ブチルアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IA) 無水酪酸で出発した以外は明確な変形を行わないで、
実施例46の一般的な方法に従って、標記化合物を得た;N
MR(CDCl3、300MHz)7.39、7.20、6.5、4.75、4.03、3.
78、3.64、2.88、2.19、2.08および1.63 δ;CMR(CDCl
3、75.47MHz)13.53、18.91、25.44、32.11、32.90、3
8.22、41.68、47.96、71.76、115.04、116.64、124.4
3、136.1、140.6、145.5、155.0および174.0 δ;IR
(鉱油マル)3349、2959、2927、2855、1736、1656、15
44、1495、1468および1420cm-1;MS(m/e)302、274、25
8、215、202、187、171、146および133;質量(C17H22N2
O3):正確な理論値=302.1630、測定値=302.1633。
実施例48 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(シクロプロピルカルボキサミド)メチルオキサゾリジ
ン−2−オン(XXIA) 塩化メチレン(5.0ml)に(±)−3−(5′−イン
ダニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXA、実施例45、0.236g)を入れた混合物に、ト
リエチルアミン(0.139g、0.19ml)を添加した。この混
合液を、アルゴン下、0℃で冷却し、次いで、シクロプ
ロパンカルボニルクロリド(0.143g、0.125ml)を約7
分間かけて滴下した。該混合物を0°で30分間撹拌し、
次いで20〜25°に温めた。TLC分析によって、完全に転
換していることがわかり、該混合物を減圧下で濃縮し
た。固形残留物を、クロロホルムに溶解した溶液の状態
で負荷し、酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(60〜200μ、11cm×2.5cm、25ml画分)
によって精製した。適切な画分をプールして、標記化合
物を得た;融点:145〜147°;NMR(CDCl3、300MHz)7.4
0、7.195、7.20、6.55、4.75、4.02、3.79、3.67、2.8
8、2.075、1.42、0.92および0.74 δ;CMR(CDCl3、75.
47MHz)7.52、7.62、14.54、25.61、32.26、33.06、42.
01、48.13、72.03、115.32、116.92、124.58、136.16、
140.60、145.48、154.91、および174.89 δ;IR(鉱油
マル)3305、2954、2924、2854、1746、1666、1554、14
96および1422cm-1;MS(m/e)300、256、241、215、20
2、185、171、158、146および133;質量(C17H20N
2O3):正確な理論値=300.1474、測定値=300.1480。
実施例49 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(ホルミルアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXIA) ギ酸(1.0ml)および無水酢酸(0.2ml)に(±)−3
−(5′−インダニル)−5−(アミノメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXA、実施例45、0.139g)を入れ
た混合物を20°で2日間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮
して、茶色の油状物を得た。NMR分析は完全な転換を示
した。残留物をクロロホルムおよび酢酸エチルに取り、
該混合物を窒素流下で濃縮して、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)8.23、7.36、7.19、7.04、4.76、4.0
3、3.80、3.77−3.58、2.87および2.05 δ;CMR(CDC
l3)25.60、32.26、33.05、40.28、48.12、71.68、115.
40、117.03、124.64、135.90140.77、145.44、154.6お
よび162.3 δ;IR(CHCl3)3430、3315、1750、1689お
よび1482cm-1;MS(m/e)260、216、202、170、158、14
6、133および117;質量(C14H16N2O3):正確な理論値=
260.1161、測定値=260.1174。
実施例50 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(ベンズアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IA) アルゴン下、0°で、1分間かけて、ピリジン(4.0m
l)に(±)−3−(5′−インダニル)−5−(アミ
ノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXA、実施例4
5、0.518g)を溶解した溶液に塩化ベンゾイル(0.31g、
0.26ml)を添加した。該混合物を0℃で約1時間撹拌
し、次いで、合計23時間、20〜25°に温めた。TLC分析
によって出発物質が残っていることが分かったので、再
度0°に冷却した後、塩化ベンゾイル(0.1ml)を添加
し、5時間後、反応が終了した。混合物を減圧下で濃縮
して、結晶を含有する油状物を得た。この物質を、MPLC
(2.5cm×22cmシリカゲル、40〜63μ、25%、50%、75
%および100%酢酸エチル/ヘキサンを含有する勾配液
を使用)を用いてクロマトグラフィー処理した。適切な
画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得た。融点:1
59.5〜161°。分析のために、一部分をクロロホルムお
よび酢酸エチルに溶解し、窒素流下で濃縮して、結晶性
物質を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.81、7.78、7.47、
7.37、7.26、7.18、7.15、4.84、4.06、3.92−3.72、2.
85および2.04 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)25.50、32.1
6、32.95、42.52、48.26、71.93、115.24、116.84、12
4.49、127.09、128.47、131.72、133.56、135.97、140.
47、145.26、154.80および168.29 δ;IR(鉱油マル)3
367、2949、2915、1757、1654、1551、1491および1408c
m-1;MS(m/e)336、292、215、202、187、171、158、14
6、133および105;質量(C20H20N2O3):正確な理論値=
336.1474、測定値=336.1472。
実施例51 (±)−3−(5′−インダニル)−5−
(メトキシカルボキサミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXIA) 0°で、アルゴン下、塩化メチレン(3.0ml)に
(±)−3−(5′−インダニル)−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXA、実施例45、0.085
g)を入れた混合物にトリエチルアミン(56μl)を添
加した後、クロロギ酸メチル(36μl)を添加した。該
混合物を0°で45分間撹拌し、次いで、20〜25°に温め
た。合計19時間後、混合物を減圧下で濃縮して、残留物
を得た。該残留物を、ピペット(2″)中、短いシリカ
ゲルカラムを介して重力クロマトグラフィーによって精
製し、クロロホルムで負荷し、次いで、酢酸エチル/ヘ
キサン(1/1)で溶離した。溶出液を濃縮して、標記化
合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.42、7.20、5.31、
4.74、4.04、3.79、3.68、3.61−3.46、2.90および2.08
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)25.63、32.27、33.08、4
3.75、47.97、52.54、71.71、115.19、116.74、124.5
9、136.15、140.50、145.41、154.9および157.7 δ。
実施例52 (±)−3−(1′−オキソ−5′−インダ
ニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXIB) 20〜25°で、氷酢酸(14ml)および水(4ml)に溶解
した三酸化クロム(1.09g)の溶液を、氷酢酸(25ml)
および無水酢酸(4ml)に(±)−3−(5′−インダ
ニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリシン−
2−オン(XXIA、実施例46、1.198g)を溶解した溶液に
添加した。穏やかな発熱が観察された。該混合物を20〜
25℃で2時間撹拌し、次いで、氷(250g)に注ぎ、20分
間放置した。次いで、重炭酸ナトリウム飽和水溶液を注
意深く添加することによって、pHを7〜7.5に調節し
た。該混合物を酢酸エチル(5×200ml)で、次いで塩
化メチレン(3×200ml)で抽出した。該抽出物を食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮
して、油状物を得た。該油状物をクロロホルムに取り、
減圧下で濃縮して、固形物を得た。固形物の一部分をシ
リカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0.5×5cmカラ
ム)によって精製し、クロロホルム,次いで酢酸エチ
ル、次にメタノール−酢酸エチル勾配液を溶離した。適
切な画分をプールし、標記化合物を得た;NMR(CDCl3、3
00MHz)7.71、7.65、7.51、6.77、4.84、4.13、3.90、
3.70、3.12、2.69および2.04 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)23.06、25.96、36.41、41.80、47.63、72.20、115.0
3、117.08、124.67、132.74、143.56、154.25、156.7
4、171.45および205.74 δ;IR(CHCl3)3440、1757、1
694、1605、1480、1400、1280および1130cm-1;MS(m/
e)288、244、229、216、201、185、160および147;質量
(C15H16O4N2):正確な理論値=288.1110、測定値=28
8.1101。
実施例53 (±)−3−(1−オキシイミノ−5′−イ
ンダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXIE) メタノール(10ml)および水(5ml)に(±)−3−
(1′−オキソ−5′−インダニル)−5−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB、実施例
52、0.172g)およびヒドロキシルアミン・塩酸塩(0.44
8g)を入れた混合物を20〜25°で撹拌した。次いで、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液(12.5ml)を約10分間かけて
ゆっくりと添加した。該混合物を19時間撹拌し、水(50
ml)に注ぎ、酢酸エチル(2×40ml、次いで2×25ml)
で、次いで、塩化メチレン(6×25ml)で抽出した。有
機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、synとanti異性体の混合物状態
の固形物を得た;融点:144〜160°;多量の異性体:NMR
(CDCl3+CD3OD、300MHz)7.65、7.54、7.44、4.8、4.1
6、3.85、3.59、3.06、2.94および2.00 δ;少量の異
性体(明白なピーク;多量の異性体に対する相対比=1:
5.6)8.42、7.73、4.23、3.92、3.19、2.84および2.72;
IR(鉱油マル)3293、1746、1657、1408および1225c
m-1
実施例54 (+)−3−(1′−ヒドロキシ−5′−イ
ンダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXIC) 20〜25°で、無水エタノール(5ml)に(±)−3−
(1′−オキソ−5′−インダニル)−5−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB、実施例
52、0.044g)を溶解した溶液に、ホウ水素化ナトリウム
(0.023g)を添加した。該混合物を2.5時間撹拌し、次
いで、TLCによって分析した。さらにホウ水素化ナトリ
ウム(0.026g)を添加した。合計22時間の後、アセトン
を添加し、該混合物を1/2の容量に濃縮し、次いで、希
塩酸水溶液(0.25N、水20ml中6ml)に注ぎ、該混合物を
酢酸エチル(5×10ml)で抽出した。合わせた有機抽出
物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。酢
酸エチルによる水性層の連続的な抽出によって、さらに
物質を回収した。試料10mgをシリカゲルクロマトグラフ
ィー(4cm×0.5cm、40〜63μ)にかけ、酢酸エチル−メ
タノールの勾配液で溶離した。適切な画分をプールし、
濃縮して、ジアステレオマーAおよびBならびに、より
極性のジアステレオマーBの混合物の状態で、油状体の
標記化合物を得た;ジアステレオマー混合物:NMR(CDCl
3、300MHz)7.5−7.3、6.60、5.21、4.73、4.03、3.7
6、3.62、3.02、2.80、2.46、2.00および1.95 δ;IR
(CHCl3)3680、3600、3440、1750、1674および1405cm
-1;MS質量(C15H18O4N2):正確な理論値=290.1226、
測定値=290.1277。
実施例55 (±)−3−(6′−テトラリニル)−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IA) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を
行わないで、実施例41〜46の一般的な方法に従って、標
記化合物を得た。
実施例56 (+)−3−(1′−オキソ−6′−テトラ
リニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXIB) (±)−3−(6′−テトラリニル)−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIA、実施
例55)で出発した以外は明確な変形を行わないで、実施
例52の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例57 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−ニトロ
インダゾール(XXIII) 窒素下、還流THF(新しく蒸留した、220ml)中で4日
間、5−ニトロインダゾール(XXII、5.685)とジ−t
−ブチルジカーボネート(15.325g)の混合物を撹拌し
た。次いで、該混合物を蒸留によって70mlに濃縮し、次
いで、砕いた氷(600ml)に注いだ。氷が溶融した後、
該混合物を減圧濾過した。沈殿物を真空オーブン中で乾
燥して、固形物を得た。この生成物の少量(536mg)を
シリカゲルカラム(23.5×2.5cm、40〜63μ)に通して
精製し、酢酸エチル/ヘキサン(1/3、700mlおよび1/
1、200ml)で溶離した。適切な画分をプールし、濃縮し
て固形物を得た。該固形物をアセトンから再結晶して、
標記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)8.71、8.43−
8.32および1.76 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.91、8
6.19、114.956、117.82、123.54、125.27、140.06、14
1.79、144.08および148.30 δ;IR(鉱油マル)1765、1
736、1532、1383、1347、1291、1155および1151cm-1;MS
(m/e)263、204、163、57および40。
実施例58 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−アミノ
インダゾール(XXIV) 酢酸エチル(125ml)に1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−ニトロインダゾール(XXIII、実施例57、6.165
g)を溶解した溶液に、Pd/C(10%、734mg)を添加し
た。20〜25°で、水素下(1気圧、バルーン)、該混合
物を撹拌した。27時間撹拌した後、さらにPd/C(10%、
294mg)を添加した。次いで、さらに水素下で2日間撹
拌した後、該混合物をジカライト(dicalite)で濾過
し、濾液を濃縮して、油状物を得た。該油状物を酢酸エ
チル(125ml)に取り、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮して油状物を得た。該油状物をシリカカラム(27×4.
5cm、40〜63μ)に通し、酢酸エチル/ヘキサン(1/3、
500ml、次いで、1/1、1000ml)、酢酸エチル(1000ml)
およびメタノール/酢酸エチル(1/9、1000ml)で溶離
した。適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を
得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.99−7.94、6.97−6.91、
3.77および1.71δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)28.06、84.3
35、103.82、115.05、119.35、126.84、134.07、138.6
8、142.64および149.13δ;IR(鉱油マル)1736、1518、
1462、1375、1301、1232および1145cm-1;MS(m/e)23
3、133、105、57および40。
実施例59 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−(N−
カルボベンジルオキシ)アミノインダゾール(XXV) 0℃で、1分間かけて、アセトン/水(1/1、50ml)
に1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−アミノインダゾ
ール(XXIV、実施例58、3.760g)および重炭酸ナトリウ
ム(2.721g)を入れた混合物にクロロギ酸ベンジル(2.
45ml)を添加した。該混合物を窒素下で1.5時間撹拌
し、次いで、水(50ml)に注いだ。次いで、混合物水溶
液を酢酸エチル(3回、合計250ml)で抽出した。合わ
せた有機層を重硫酸ナトリウム水溶液(10%、125m
l)、重炭酸ナトリウム水溶液(10%、125ml)、食塩水
(125ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して、固体状態の標記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MH
z)8.08−7.98、7.48−7.27、5.20および1.70δ;CMR(C
DCl3、75.47MHz)28.03、66.99、84.82、109.7、114.7
7、121.1、126.19、128.19、128.26、128.50、113.93、
135.84、136.20、139.32、149.00および153.59δ;IR
(鉱油マル)1746、1726、1521、1395、1355、1290、12
18および1044cm-1;MS(m/e)367、267、223、132、91、
57および40。
実施例60 1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−(N−
アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミノインダゾー
ル(XXVI)1−アリル−5−(N−アリル−N−カルボ
ベンジルオキシ)アミノインダゾール(XXVI′) 新しく蒸留したTHF(80ml)にカルボ−t−ブチルオ
キシ−5−(N−カルボベンジルオキシ)アミノインダ
ゾール(XXV)、実施例59、5.805g)および水酸化ナト
リウム/鉱油(50重量%、1.000g、15.8ミリモル水素化
ナトリウム)を入れた混合物に臭化アリル(1.70ml)を
添加した。該混合物を窒素下で20時間還流し、次いで、
水(100ml)に注いだ。混合物水溶液を酢酸エチル(3
×100ml)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、油状物を得
た。該油状物をシリカゲルカラム(26×4.5cm、40〜63
μ)に通し、酢酸エチル/ヘキサン(1/4、2l;1/1、1
)および酢酸エチル(300ml)で溶離し、画分47mlを
回収した。適切な画分をプールし、濃縮して、1−カル
ボ−t−ブチルオキシ−5−(N−アリル−N−カルボ
ベンジルオキシ)アミノインダゾール(XXVI)を得た。
NMR(CDCl3、300MHz)8.14、7.59、7.34、5.93、5.16、
5.11、4.32および1.71δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.9
9、53.53、67.32、84.91、114.51、114.75、126.00、12
7.56、127.85、128.30、132.67、133.294、137.93、13
9.24、148.87および155.24δ;MS(m/e)407、307、17
2、91、57および40。後で溶出した画分をプールし、濃
縮して、1−アリル−5−(N−アリル−N−カルボベ
ンジルオキシ)アミノインダゾール(XXVI′)を得た;N
MR(CDCl3、300MHz)7.91、7.68、7.47、7.28、7.14、
6.18−6.05、6.00−5.87、5.37−5.29、5.16−5.11、5.
04−5.01および4.29δ;CMR(CDCl3、75.47MHz、主要ピ
ーク)53.59、55.91、67.08、117.20、117.56、117.9
3、119.28、121.48、123.12、126.72、127.43、127.7
0、128.25、132.07、133.65、136.55、147.39および15
5.46δ。
実施例61 (±)−3−[5′−(1−カルボ−t−ブ
チルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXVII) (±)−3−[5′−(1−アリルインダゾリル)]−
5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
I′) クロロホルム(95ml)中、1−カルボ−t−ブチルオ
キシ−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)
アミノインダゾール(XXVI、実施例60)および1−アリ
ル−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)ア
ミノインダゾール(XXVI′、実施例60)の混合物3.580g
にヨウ素(4.699g)を添加した。該混合物を窒素下で1.
5時間撹拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム(10%、10m
l)に注いだ。層を分離し、有機層をさらにチオ硫酸ナ
トリウム水溶液(10%、2×50ml)で洗浄した。水性層
を合わせて、酢酸エチル(3回、合計200ml)で抽出し
た。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮して、油状物を得た。該油状物をシリカゲル(40〜63
μ)に吸着させ、次いで、シリカゲルカラム(35×5.5c
m、40〜63μ)上に置き、酢酸エチル/ヘキサン(1/3、
500ml;1/1、2l)およびメタノール/酢酸エチル(1/9、
2l)で溶離し、画分41mlを回収した。適切な画分をプー
ルし、濃縮して、(±)−3−[5′−(1−アリルイ
ンダゾリル)]−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXVII′)を得た;NMR(CDCl3、30MHz)7.9
8、7.72、7.68、7.4、6.01、5.22、5.14、5.08、5.02、
5.00、4.73、4.23、3.84、3.47および3.39δ;CMR(CDCl
3、75.47MHz)6.29、51.76、51.87、71.09、109.86、11
0.86、117.76、119.68、123.97、131.30、132.45、132.
98、136.90および154.4;IR(正味)1746、1510、1417、
1226および1112cm-1;MS(m/e)383、255、212、184、17
0、157および40。
後で溶出した画分をプールし、濃縮して、(±)−3
−[5′−(1−カルボ−t−ブチルオキシインダゾリ
ル)]−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXVII)を得て、これをアセトンから再結晶した;NM
R(CDCl3、300MHz)8.18、7.87、7.78、4.78、4.27、3.
88、3.51、3.41および1.73δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)
5.95、28.04、51.42、71.14、85.04、110.16、115.01、
120.51、125.98、133.85、136.8、139.22、149.1および
154.5δ;IR(鉱油マル)1745、1390および1155cm-1;MS
(m/e)443、343、172、144、117、57および40。
実施例62 (±)−3−(5′−インダゾリル)−5−
(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII) (±)−3−[5′−(1−アリルインダゾリル)]−
5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
II′) 窒素下で25時間、還流している水/アセトン(1/2、1
50ml)中で、(±)−3−[5′−(1−カルボ−t−
ブチルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXVII、実施例61)と
(±)−3−[5′−(1−アリルインダゾリル)]−
5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
I′、実施例61)の混合物(2.515g)をアジ化ナトリウ
ム(2.575g)と一緒に撹拌した。次いで、混合物を酢酸
エチル(100ml)に注いだ。層を分離した。水性相を酢
酸エチル(3×25ml)で抽出した。合わせた有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、油状物を得た。該
油状物の試料を調整用TLCによって精製した。精製によ
って、(±)−3−(5′−インダゾリル)−5−(ア
ジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII)、NM
R(CDCl3、約0.5%DMF−d7、300MHz)9.5−8.5、8.02、
7.69、7.55、4.84、4.20、3.92、3.74および3.62δ;CMR
(CDCl3、約0.5%DMF−d7、75.47MHz、300MHz)48.24、
52.96、70.66、110.38、110.75、122.8、131.5、133.
9、137.8および154.9δ;IR(正味)2108、1741、1511、
1420および1277および(±)−3−[5′−(1−アリ
ルインダゾリル)]−5−(アジドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXVIII′)、NMR(CDCl3、300MHz)7.
99、7.74、7.68、7.42、6.02、5.23、5.12、5.02、4.8
2、4.16、3.94、3.73および3.62δ;CMR(CDCl3、75.47M
Hz)48.33、51.78、52.98、70.54、109.88、110.79、11
7.76、119.65、124.1、131.7、132.42、132、98、137.3
および154.6δ;IR(正味)2105、1746、1510、1418およ
び1224cm-1
実施例63 (±)−3−(5′−インダゾリル)−5−
(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX) (±)−3−[5′−(1−n−プロピルインダゾリ
ル)]−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXIX′) メタノール/酢酸エチル(105、110ml)中、(±)−
3−(5′−インダゾリル)−5−(アジドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXVIII、実施例62)および
(±)−3−[5′−(1−アリルインダゾリル)]−
5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
II′、実施例62)の混合物(2.000g)にPd/C(10%、54
0mg)を添加した。該混合物を1気圧の水素(バルー
ン)下で一晩撹拌した。次いで、該混合物をケイソン土
上で濾液し、濾過を濃縮して、タール状物を得た。該粗
物質を溶解し、シリカゲルカラム(23×4cm、40〜63
μ)に通して、メタノール/クロロホルム(1/9、600m
l;1/4、1.5l)で溶離し、画分46mlを回収した。適切な
画分をプールし、濃縮して、(±)−3−[5′−(1
−n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX′)を得た;NMR
(MeOD、300MHz)7.96、7.73、7.52、4.71、4.31、4.1
4、3.87、2.98、1.87および0.84δ;CMR(MeOD、75.47MH
z)11.64、24.35、45.61、50.12、51.37、75.62、110.9
6、11242、121.60、124.95、133.32、133.81、138.50お
よび157.50δ;IR(正味)1741、1510、1418、1225およ
び1113cm-1。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、
(±)−3−(5′−インダゾリル)−5−(アミノメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX)を得た;NMR
(MeOD、300MHz)8.02、7.77、7.70、7.55、4.78、4.1
7、3.89および3.05δ;CMR(MeOD、75.47MHz)45.43、5
0.35、75.35、111.76、112.52、122.02、124.19、133.1
6、134.99、139.20および157.60δ;IR(正味)3800〜30
00非常に幅広、1735、1511および1423cm-1
実施例64 (±)−3−[5′−(1−アセチルインダ
ゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−(XXX) (±)−3−(5′−インダゾリル)−5−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI) 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−(5′
−インダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXIX、実施例63、152mg)に無水酢酸
(0.5ml)を添加した。該混合物を、20〜25°に温めな
がら、2時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃
縮して、固形物を得た。該固形物を、シリカ調製用プレ
ート(1000μ)上で精製し、メタノール/クロロホルム
(1/10)で展開させて、(±)−3−(5′−(1−ア
セチルインダゾリル))−5−アセトアミドメチル−2
−オキサゾリジン−2−オン(XXX)、NMR(CH3OD、300
MHz)8.03、7.76、7.70、7.54、4.79、4.20、3.89、3.5
8および1.98δ;CMR(CH3OD、75.47MHz)22.49、43.23、
50.28、73.58、111.70、112.43、124.3、133.5、135.
2、139.6、157.9および174.5δおよび(±)−3−
(5′−インダゾリル)−5−アセトアミドメチル−2
−オキサゾリジン−2−オン(XXXI)、NMR(CDCl3、30
0MHz)8.37、8.08、7.85、7.69、6.61、4.83、4.14、3.
91、3.70、2.78および2.04δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)2
2.73、22.93、41.77、47.94、71.95、109.92、115.82、
120.64、126.51、134.55、135.6、139.37、154.5、170.
75および171.16δを得た。
実施例65 (±)−3−[5′−(1−エチルインダゾ
リル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXXII) メタノールおよびアセトアルデヒド(2当量)中、
(±)−3−(5′−インダゾリル)−5−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実施例
64)で出発して、混合物を氷酢酸で処理して、pHを5に
した。混合物を1〜2時間撹拌した後、シアノホウ水素
化ナトリウム1当量を添加し、混合物を20〜25°で24時
間撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮した。水を
添加し、1N水酸化カリウム水溶液でpHを7〜8に調節
し、次いで、クロロホルム(3回)で抽出した。有機抽
出物を合わせて、硫酸マグネシウムでで乾燥し、減圧下
で濃縮して、標記化合物を得た。所望により、再結晶ま
たはシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製
することができる。
実施例66 (±)−3−[5′−(1−n−プロピルイ
ンダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXX′) 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−[5′
−(1−n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノ
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX′、実施例6
3、126mg)に無水酢酸(0.5ml)を添加した。該混合物
を、20〜25°に温めながら、2時間撹拌した。次いで、
混合物を減圧濃縮して、固形物を得た。該固形物をシリ
カ調製用プレート(1000μ)で精製し、メタノール/ク
ロロホルム(1/10)で展開して、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)7.95、7.66、7.39、6.91、4.80、4.3
3、4.10、3.89、3.66、2.02、1.93および0.90δ;CMR(C
DCl3、75.47MHz):δ11.22、22.84、23.09、41.81、4
8.53、50.53、71.98、109.51、110.98、119.53、123.6
2、131.11、132.47、136.92、155.19および171.27δ。
実施例67 1−エチル−2−メチル−(N−カルボベン
ジルオキシ)−5−アミノベンゾイミダゾール(XXXV
I) 水(50ml)に1−エチル−2−メチル−5−アミノベ
ンゾイミダゾール・塩酸塩(XXXV、9.715g)を溶解した
溶液に重炭酸ナトリウム水溶液(0.137g/ml)を非常に
ゆっくりと添加した。沸騰混合液から沈澱物が形成し
た。該沈澱物を、アセトン(50ml)を添加することによ
って溶解し、別の重炭酸ナトリウム水溶液70ml(合計重
炭酸ナトリウム13.667g)を添加した後、溶液中に残存
した。混合液を、窒素下、0°に冷却した後、クロロギ
酸ベンジル(5.7ml)を2分間かけてゆっくりと添加し
た。次いで、該混合液を20〜25°にゆっくりと温めた。
さらにアセトンを添加し(100ml)、形成された沈澱物
を溶解した。22時間後、クロロギ酸ベンジル(150μ
l)を添加した。次いで、2.5時間後、混合液を酢酸エ
チルに注いだ。層を分離し、水性相を酢酸エチルで4回
抽出した。合わせた有機層を重硫酸ナトリウム水溶液
(10%、2回)で洗浄し、これによって色が消えた。重
硫酸ナトリウム洗液の中に所望の生成物があった。これ
らの水性層を水酸化ナトリウム(5N)を用いてアルカリ
(pH〜14)にした。該アルカリ混合物を濾過した後、固
形物を得た。次いで、沸騰しているアセトン中で該固形
物を4回トリチュレートし、各トリチュレーションの後
に濾過した。各濾液を合わせて濃縮して、標記化合物を
得た;融点:145〜150°;NMR(CDCl3、300MHz)7.58、7.
4−7.26、7.18、5.20、4.08、2.54、1.35δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)13.56、14.78、33.42、66.67、108.84、
109.6、115.2、128.06、128.11、128.41、131.7、132.
8、136.24、142.66、151.68および154.1δ;IR(鉱油マ
ル)1723、1569、1496、1240および1060cm-1;MS(m/e)
309、174および91;質量(C18H19N5O2):正確な理論値
=309.1477、測定値=309.1495。
実施例68 1−エチル−2−メチル−(N−アリル−N
−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾイミダゾ
ール(XXVII) 新しく蒸留したTHF(150ml)に1−エチル−2−メチ
ル−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾ
イミダゾール(XXXVI、実施例67、6.780g)および水素
化ナトリウム/鉱油(50重量%、1.374g、28.6ミリモル
NaH)を入れた混合物に臭化アリル(2.5ml)を添加し
た。該混合物を窒素下で還流した。21時間後、混合物を
水(100ml)に注ぎ、酢酸エチル(3×200ml)で抽出し
た。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下で濃縮し、油状物を得た。この油状物(509mg)を
シリカカラム(34×2.5cm、40〜63μ)に通し、酢酸エ
チル/ヘキサン(70/30、700ml)および酢酸エチル1500
mlで溶離した。適切な画分をプールし、濃縮して、油状
の標記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.53、7.23
−7.09、5.91、5.10、4.30、3.97、2.49および1.28δ;C
MR(CDCl3、75.47MHz)13.50、14.67、38.30、53.91、6
6.90、108.71、117.14、117.46、121.30、127.30、127.
54、128.15、133.25、133.58、136.5、136.65、142.6
5、151.95および155.50δ;IR(鉱油マル)1698、1402、
1409および1245cm-1;MS(m/e)349、214、186、184、15
9、92および91;質量(C21H23N3O2):正確な理論値=34
9.1790、測定値=349.1786。
実施例69 (±)−3−(5′−1−エチル−2−メチ
ルベンゾイミダゾリル)−5−(ヨードメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXXVIII) クロロホルム(200ml)に1−エチル−2−メチル−
(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミ
ノベンゾイミダゾール(XXXVII、実施例68、7.790g)を
入れた混合物にヨウ素(25.372g)を添加した。25分
後、混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、100m
l)に注ぎ、層を分離した。有機層をチオ硫酸ナトリウ
ム(10%、3回、合計250ml)で再度洗浄した。有機相
を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、固形
物を得た。該固形物を塩化メチレンに溶解し、シリカカ
ラム(36×5.5cm、40〜63μ)に通した。該カラムを塩
化メチレン…→メタノール/塩化メチレン(50/50)勾
配液で溶離した。適切な画分をプール、濃縮して、粗生
成物を得た。所望の粗生成物をクロロホルム(3ml)に
溶解し、シリカゲルカラム(27×4.5cm、40〜63μ)に
通した。該カラムを酢酸エチル(2l)、メタノール/酢
酸エチル(10/90、1)およびメタノール/酢酸エチ
ル(20%、1)で溶離した。適切な画分をプールし、
濃縮して、標記化合物を得た;融点:143〜144°;NMR(C
DCl3、300MHz)7.65、7.55、7.28、4.72、4.23、4.15、
3.83、3.50〜3.37、2.60および1.40δ;CMR(CDCl3、75.
47MHz)6.37、13.64、14.81、38.60、51.99、71.04、10
9.24、109.55、1115.06、131.89、132.54、142.41、15
2.11および154.44δ;IR(鉱油マル)1737、1499および1
411cm-1;MS(m/e)385、257、214、186および159;質量
(C14H16IN3O2):正確な理論値=385.0289、測定値=3
85.0300。
実施例70 (±)−3−(5′−1−エチル−2−メチ
ルベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXXIX) 窒素下、還流下で一晩、アセトン/水(2/1、30ml)
中で、(±)−3−(5′−1−エチル−2−メチルベ
ンゾイミダゾリル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXXVIII、実施例69、0.531g)とアジ
化ナトリウム(0.618g)との混合物を撹拌した。この時
間の後、混合物を酢酸エチルに注ぎ、層を分離した。次
いで、水性層を酢酸エチル(2回)で抽出した。全有機
層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃
縮して、油状物を得た。少量の粗生成物(油状物)をシ
リカ調製用プレート(20cm×20cm、1000μ)で精製し
た。該プレートをメタノール/酢酸エチル(10/90、5
回)で溶離して、油状の標記化合物を得た;NMR(CDC
l3、300MHz)7.70、7.53、7.30、4.80、4.15、3.89、3.
70、3.60、2.61、および3.40δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)13.62、14.78、38.62、48.42、53.05、70.60、109.2
9、114.99、132.1、132.72、142.3、152.8および154.9
δ;MS(m/e)300、272、227、212、200、186、172、16
0、159、145、131、117、104、90および77;質量(C14H
16N6O2):正確な理論値=300.1335、測定値=300.133
3。
実施例71 (±)−3−(5′−1−エチル−2−メチ
ルベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XL) 1気圧(バルーン)水素下で15.5時間、酢酸エチル
(70ml)中で、(±)−3−(5′−1−エチル−2−
メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXXIX、実施例70、0.190g)
とPd/C(10%、0.065g)の混合物を撹拌した。次いで、
混合物を濾過し、濾液を濃縮して、油中の固体状粗生成
物を得た。粗試料をシリカゲルカラム(5cm×0.5cm、40
〜63μ)上に置き、酢酸エチルで、次いで、メタノール
/酢酸エチル混合液(1/9、10ml;1/3、20ml;1/1、20m
l)で溶離した。1/3および1/1のメタノール/酢酸エチ
ル画分を合わせ、濃縮して、泡状固体の標記化合物を得
た;NMR(CDCl3、300MHz)7.64、7.55、7.24、4.70、4.1
0、3.87、3.12、3.01、2.57および1.36δ;CMR(CDCl3
75.47MHz)13.60、14.77、38.46、44.80、48.61、73.5
7、109.06、109.17、114.63、131.64、132.86、142.5
2、152.05および155.09δ。
実施例72 (±)−3−(5′−1−エチル−2−メチ
ルベンゾイミダゾリル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XLI−XLIII) 窒素下で2時間、ピリジン(2ml)および無水酢酸(1
ml)に(±)−3−(5′−1−エチル−2−メチルベ
ンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XL、実施例71、0.100g)を入れた混合
物を撹拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃縮し、標
記化合物を得た。分析によってさらに精製する必要はな
かった;融点:217〜218°;NMR(CDCl3/DMF−d7、300MH
z)7.74、7.52、4.80、4.27、3.93、3.58、2.61および
1.38δ;CMR(DMF−d7、75.47MHz)13.06、14.67、22.
2、38.65、42.2、72.01、101.7、109.34、109.96、114.
57、132.5、134.2、143.3、153.5、155.7および171.7
δ。
実施例73 (±)−3−(5′−1−プロピルベンゾイ
ミダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XL) 1−プロピル−5−アミノベンゾイミダゾール・塩酸
塩(XXXV)で出発した以外は明確な変形を行わないで、
実施例67〜71の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
実施例74 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(ア
ミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 2−メチル−5−ニトロベンゾイミダゾール(XXXII
I)で出発した以外は明確な変形を行わないで、実施例5
7、58および67〜71の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た。
実施例75 (±)−3−(5′−1−カルボ−t−ブチ
ルオキシベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XL) 5−ニトロベンゾイミダゾール(XXXIII)で出発した
以外は明確な変形を行わないで、実施例74の一般的な方
法に従って、標記化合物を得た。
実施例76 3−(5′−インダゾリル)−5β−(アミ
ノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX) 塩化メチレン中、(±)−3−(5′−インダゾリ
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXIX、実施例63)を(+)または(−)酒石酸と一緒
に撹拌し、次いで、生成物が晶出する間、放置した。濾
過によって結晶性生成物が得られた、これをトリエチル
アミンまたは重炭酸ナトリウムで処理し、塩化メチレン
で抽出することによって遊離アミンを得た。塩化メチレ
ン抽出物を濃縮して、標記化合物を得た。
実施例77〜81 実施例63、71、73、74および75のラセミ混合物で出発
した以外は明確な変形を行わないで実施例76の一般的な
方法に従って、下記実施例77〜81の化合物を得た。
実施例82 3−[5′−(1−アセチルインダゾリ
ル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXX)3−(5′−インダゾリル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXXI) 光学活性3−(5′−インダゾリル)−5β−(アミ
ノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX、実施例7
6)で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例64
の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例83 3−[5′−(1−エチルインダゾリル)]
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXXIII) 光学活性3−(5′−インダゾリル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実
施例82)で出発した以外は明確な変形は行わないで実施
例65の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例84 3−[5′−(1−n−プロピルインダゾリ
ル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXX′) 光学活性3−[5′−(1−n−プロピルインダゾリ
ル)]−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIX′、実施例77)で出発した以外は明確な変形
を行わないで実施例66の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
実施例85 3−(5′−1−エチル−2−メチルベンゾ
イミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5′−1−エチル−2−メチルベンゾ
イミダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XL、実施例78)で出発した以外は明確な
変形を行わないで実施例72の一般的な方法に従って、標
記化合物を得た。
実施例86 3−(5′−1−プロピルベンゾイミダゾリ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5′−1−プロピルベンゾイミダゾリ
ル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XL、実施例79)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例72の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例87 3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XLI) 光学活性3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アミノメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XL、実施例80)で出
発した以外は明確な変形を行わないで実施例72の一般的
な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例88 3−(5′−2−メチルベンゾイミダゾリ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XLII)当業者に公知であるように、3−
(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ−2−メチルベ
ンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XLI、実施例87)とトリフル
オロ酢酸とを接触させ、カルボ−t−ブチルオキシ保護
基を除去した。該後処理によって標記化合物を得た。
実施例89 3−(5′−1−アセチル−2−メチルベン
ゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XLIII) 3−(5′−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XLII、実施例88)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例64の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例90 3−(5′−1−ホルミルベンゾイミダゾリ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XLIII) 3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシベンゾイ
ミダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XL、実施例81)で出発し、アシル化剤とし
てギ酸および無水酢酸を用いた以外は実施例87、88およ
び89の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例91〜94 実施例7、15、31および45のラセミ混合物で出発した
以外は明確な変形を行わないで実施例76の一般的な方法
に従って、下記実施例91〜94の化合物を得た。
実施例95 3−(5′−1−アセチルインドニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(IX) 3−(5′−1−アセチルインドニル)−5β−(ア
ミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例
91)で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例8
の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例96 3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(IX) 3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリ
ニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(VIII,実施例92)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例16の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た。
実施例97 3−(5′−インドリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X) 3−(5′−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(IX、実施例96)で出発した以外は明確な変
形を行わないで実施例17の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た。
実施例98 3−(5′−1−イソブチリルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XI) 3−(5′−インドリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で
出発した以外は明確な変形を行わないで実施例18の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例99 3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシ
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(IX) 3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリ
ニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(VIII、実施例93)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例32の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た。
実施例100 3−(6′−インドリニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X) 3−(6′−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(IX、実施例99)で出発した以外は明確な変
形を行わないで実施例33の方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例101 3−(5′−1−アリルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI) 3−(5′−1−インドリニル)−5β−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例9
7)で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例18
の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例102 (±)−3−(6′−1−アリルインドリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI) 3−(6′−インドリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例100)
で出発し、臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わ
ないで実施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例103〜107 3−(5′−インダニル)−5β−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXA、実施例94)で出発し
た以外は実施例46、47、48、49および51の一般的な方法
に従って、下記実施例103〜107の化合物を得た。
実施例108 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIB) 3−(5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXIA、実施例103)
で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例52の一
般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例109 3−(1−オキシイミノ−5′−インダニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジノン
(XXIE) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例53の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
実施例110 3−(1′−ヒドロキシ−5′−インダニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXIC) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例54の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
実施例111 3−(6′−テトラリニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIA) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例41〜44および94の一般的な方法に従っ
て、標記化合物を得た。
実施例112 3−(1′−オキソ−6′−テトラリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXIB) 3−(6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIA、実施例11
1)で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例52
の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
実施例113〜118 3−(5′−インドリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で
出発した以外は明確な変形を行わないで実施例19〜24の
一般的な方法に従って、下記実施例113〜118の化合物を
得た。
実施例119〜128 適切な置換ニトロインドリン(I)で出発した以外は
明確な変形を行わないで、 1.保護アミノメチル(VIII)の製造に関する実施例1〜
7、 2.光学活性(XI)の製造に関する実施例16〜18、 3.ヒドロキシアセチルおよびプロピルを用いる場合 の一般的な方法に従って、さらに、実施例2または10の
方法(ニトロのアミノへの還元は、アリルのプロピルへ
の還元またはベンジルの開裂の条件と同一条件である)
に従って、下記実施例119〜128の化合物を得た。
実施例129 (±)−3−(1′−オキソ−2′α−メ
チル−5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)、(±)−3−
(1′−オキソ−2′β−メチル−5′−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIB)および(±)−3−(1′−オキソ−
2′,2′−ジメチル−5′−インダニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 窒素下、−78°で、乾燥テトラヒドロフラン(15ml)
にジイソプロピルアミン(20ml)を溶解した溶液にn−
ブチルリチウム(1.6M、0.92ml)を添加し、該混合物を
30分間撹拌した。固体の(±)−3−(1′−オキソ−
5′−インダリニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXIB、実施例52、200mg)
を一度に添加し、該混合物を−78°で30分間撹拌し、次
いで、ヨードメタンのヨードメタン(48μl)を添加
し、次いで、該混合物を0°でさらに21時間撹拌した。
混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液(10ml)で冷却
し、水(30ml)に注ぎ、pHを7に調節した。水性層を酢
酸エチル(4回)で抽出し、合わせた有機層を食塩水で
洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で
濃縮して、残留油状物を得た。該油状物を調製用TLC[2
000u、20cm×20cm、メタノール/酢酸エチル(4/96、4
溶離)]によって調製し、α/β−メチル化合物、NMR
(CDCl3)7.72、7.64、7.52、6.59、4.84、4.13、3.8
9、3.69、3.38、2.72、2.04および1.30δ;CMR(CDCl3
16.18、22.85、34.85、41.61、41.97、47.43、71.95、1
14.75、116.98、124.77、131.82、143.39、153.99、15
4.81、171.14および207.89δ;IR(CHCl3)3440、1753、
1696、1672および1603cm-1;MS(m/e)302、258、243、2
30、215および199;質量(C16H18N2O4):正確な理論値
=302.1267、測定値=302.1274、ならびにジメチル化合
物、MS(m/e)316、272、257、244、229、213および43;
質量(C17H20N2O4):正確な理論値=316.1423、測定値
=316.1420を得た。
実施例130 (±)−3−(1′−オキソ−2′α−エ
チル−5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)、(±)−3−
(1′−オキソ−2′β−エチル−5′−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIB)および(±)−3−(1′−オキソ−
2′,2′−ジエチル−5′−インダニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) ヨウ化エチル(72μl)を用い、混合物を20〜25°に
18時間温め、メタノール/酢酸エチル(7/93)で溶離し
た以外は明確な変形を行わずに実施例129の一般的な方
法に従って、標記化合物を得た;NMR(CDCl3)7.74、7.6
8、7.51、6.26、4.83、4.13、3.87、3.70、3.30、2.8
2、2.64、2.04、1.96、1.55および1.00δ;CMR(CDCl3
75.47MHz)11.35、22.98、24.41、32.28、41.76、47.5
1、48.77、71.89、114.89、116.98、124.77、132.6、14
3.5、154.1、155.2、171.1および207.5δ;IR(CHCl3)3
680、3440、1750、1680および1600cm-1;MS(m/e)316、
288、270。244、229、42;質量(C17H20N2O4):正確な
理論値=316.1423、測定値=316.1412。
実施例131 (±)−3−(1′−オキソ−2′−スピ
ロシクロプロピル−5′−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 水素化ナトリウム/鉱油懸濁液を、乾燥し蒸留したt
−ブタノール(5ml)に添加し、次いで、(±)−3−
(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB、実施
例52、100mg)に添加した。該混合物を20〜25°で15分
間撹拌した。次いで、ヨウ化ナトリウム(10mg)を添加
し、次いで、ヨウ化2−クロロエチルジメチルスルホニ
ウム(88mg)を少量にわけて1時間かけて添加し、得ら
れた混合物をさらに21時間撹拌した。次いで、該混合物
に水(25ml)を添加し、pHを7に調節し、混合物を酢酸
エチル(4回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、油状残留物を得た。該油状物を調製用TLC[1000ミ
クロン、20cm×20cm、メタノール/酢酸エチル(5/9
5)、3溶離]によって精製して、標記化合物を得た;NM
R(CDCl3)7.78、7.77、7.51、6.11、4.84、4.14、3.8
9、3.68、3.21、2.03、1.45および1.15δ。
実施例132 (±)−3−(1′−オキソ−2′α−メ
チル−6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)、(±)−3
−(1′−オキソ−2′β−メチル−6′−テトラリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXIB)および(±)−3−(1′−オキソ−
2′,2′−ジメチル−6′−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB) (±)−3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIB、実施例56)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例129の一般的な方法に従って、α/β
−メチル化合物を得た;NMR(CDCl3)8.03、7.44、7.4
0、6.38、4.81、4.08、3.84、3.67、2.98、2.57、2.1
8、2.03、1.90および1.26δ;ジメチル化合物、MS(m/
e)330、286、274、258、202および42;質量(C18H22N2O
4):正確な理論値=330.1580、測定値=330.1577。
実施例133 (±)−3−(1′−オキソ−2′−スピ
ロシクロプロピル−6′−テトラリニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) (±)−3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIB、実施例56)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例131の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た;TLC(メタノール/酢酸エチル;5/95)Rf
0.32。
実施例134 (±)−3−(1′−オキソ−2′α−ヒ
ドロキシメチル−5′−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)およ
び(±)−3−(1′−オキソ−2′β−ヒドロキシメ
チル−5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 0°で、乾燥テトラヒドロフラン(5ml)に(±)−
3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB、
実施例52、200mg)を溶解した溶液に、水素化ナトリウ
ム/鉱油分散物(50%、66mg)を一度に全部添加し、該
混合物を0°で30分間撹拌した。次いで、固体のパラホ
ルムアルデヒドを加熱しているフラスコに装着した針を
介して溶液中に過剰量のホルムアルデヒドガスを吹き込
んだ。次いで、反応混合物を20〜25°に1時間温め、次
いで、水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた
有機抽出物を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物を、20×20cm
プレートを用いるシリカゲル(1000μ)調製用TLCでク
ロマトグラフィー処理し、メタノール/酢酸エチル(5/
95)で溶離して、標記化合物を得た。
実施例135 (±)−3−(1′−オキソ−2′α−ヒ
ドロキシメチル−6′−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)お
よび(±)−3−(1′−オキソ−2′β−ヒドロキシ
メチル−6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) (±)3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXIB、実施例56)を用いた以外は明確な変形を行わ
ないで実施例134の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た。
実施例136 3−(1′−オキソ−2′α−メチル−
5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXIB)、3−(1′−オキソ
−2′β−メチル−5′−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)お
よび3−(1′−オキソ−2′,2′−ジメチル−5′−
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例129の一般的な方法に従ってで、標記化合物
を得た。
実施例137 3−(1′−オキソ−2′α−エチル−
5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXIB)および3−(1′−オ
キソ−2′β−エチル−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリン−2−オン(XXI
B) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例130の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例138 3−(1′−オキソ−2′−スピロシクロ
プロプル−5′−インダニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例131の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例139 3−(1′−オキソ−2′α−メチル−
6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXIB)、3−(1′−オキ
ソ−2′β−メチル−6′−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB)および3−(1′−オキソ−2′,2′−ジメチル−
6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例112)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例132の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例140 3(1′−オキソ−2′−スピロシクロプ
ロピル−6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例112)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例133の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例141 3−(1′−オキソ−2′α−ヒドロキシ
メチル−5′−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)および3−
(1′−オキソ−2′β−ヒドロキシメチル−5′−イ
ンダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−5′−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例108)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例134の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例142 3−(1′−オキソ−2′α−ヒドロキシ
メチル−6′−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIB)および3−
(1′−オキソ−2′β−ヒドロキシメチル−6′−テ
トラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXIB) 3−(1′−オキソ−6′−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IB、実施例112)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例135の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
実施例143 (±)−3−(5′−1−(O−アセチル
(ヒドロキシアセチル)インドリニル))−5−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 当業者に公知のように、(±)−3−(5′−1−ヒ
ドロキシアセチルインドリニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XI、実施例122)
の遊離ヒドロキシ基をアシル化した。NMR(CDCl3、300M
Hz)8.10、7.58、7.01、6.49、4.77、4.01、3.76、3.6
5、3.23、2.23および2.04δ。
実施例144 3−(5′−1−(O−アセチル(ヒドロ
キシアセチル)インドリニル))−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5′−1−ヒドロキシアセチルインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XI、実施例150)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例143の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
実施例145 (±)−3−[5′−1−(2−チエニル
カルボニル)インドリニル)]−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 塩化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な変
形を行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た。融点201〜203°。
実施例146 3−[5′−1−(2−チエニルカルボニ
ル)インドリニル)]−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5′−インドリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)お
よび塩化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な
変形を行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標
記化合物を得た。
実施例147〜156 (VIII)の光学的に不純な混合物の分割に関する実施
例76の方法を用い、その後、光学活性(VIII)を用いた
以外は明確な変形を行わないで実施例119〜128の一般的
な方法に従って、標記化合物を得た。
R2およびR4のうち一方がHであり、R2またはR3末端お
よびR3またはR4末端が、 −(CH2n2−[ここで、n2は3または4である]に
よって示される −CH2−CH2−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CH2− である縮合シクロアルキルフェニル−オキサゾリジノン
類(XXIA)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末端
およびR3またはR4末端が、 −(CH2n3−(CR10-1R10-2n7−CO−(CHR10-3R
10-4n8−(CH2n4−[ここで、n3およびn4は0〜3
であり、n7およびn8は0または1であり、R10-1およびR
10-2は、同一または異なって、−H、C1〜C3アルキルで
あるか、あるいは、R10-1とR10-2はそれらが結合してい
る炭素原子と一緒になってスピロシクロプロピルを形成
しており、R10-3およびR10-4は、同一または異なって、
−H、C1〜C3アルキルであるか、あるいは、R10-3とR
10-4はそれらが結合している炭素原子と一緒になってス
ピロシクロプロピルを形成している。ただし、(1)n7
+n8=0または1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2も
しくは3であり、(3)n4が0である場合、(a)n8=
1または(b)n7=1であり、R10-1またはR10-2のうち
一方は−Hではない。]で示される −CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−CH2−、 −CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CO−CHR10−CH2−、 −CO−CHR10−CH2−および −CO−CHR10−CH2−CH2− である縮合アルカノンフェニル−オキサゾリジノン類
(XXIB)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末端
およびR3またはR4末端が −(CH2n2−CHOH−(CH2n4−[ここで、n3および
n4は0〜3である。ただし、n3+n4=2または3であ
る。]で示される −CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−、 −CHOH−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CHOH− である縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニル−オキサ
ゾリジリン類(XXIC)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末端
およびR3またはR4末端が −(CH2n5−CH=CH−(CH2n6−[ここで、n5およ
びn6は0〜2である。ただし、n5+n6=1または2であ
る。]で示される −CH=CH−CH2−、 −CH2−CH=CH−、 −CH=CH−CH2−CH2−、 −CH2−CH=CH−CH2−および −CH2−CH2−CH=CH− である縮合シクロアルケニルフェニル−オキサゾリジノ
ン類(XXID)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末端
およびR3またはR4末端が −(CH2n2−(CHR10n7−C(=N−OR7)−(CHR
10n8−(CH2n4−[ここで、n3、n4、n7およびn8は
上記定義と同じである。ただし、(1)n7+n8=0また
は1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であ
り、そして(3)n3が0である場合、(a)n7=1また
は(b)n8=1であり、R10-1またはR10-2のうち一方は
−Hではない。]で示される −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−、 −CH2−CHR10−C(=N−OR7)−、 −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CH2−CH2−CHR10−C(=N−OR7)− である縮合オキシイミノシクロアルキルフェニル−オキ
サゾリジノン類(XXIE)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3、末
端およびR3またはR4末端が −(CH2n3−C(=N−OR8)−(CH2n4−[ここ
で、n3およびn4は上記定義と同じである]で示しめされ
る −C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−、 −C(=N−R8)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(=N−R8)− である縮合イミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXIF)。
R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末端
およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CH(NR11R12)−CH2n4−[ここで、n
3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−、 −C(NR11R12)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(NR11R12)− である縮合アミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXIG)。
R2およびR4のうち一方がHであり、R2またはR3末端お
よびR3またはR4末端が −(CH2n3−CH=C(NR13R14)−(CH2n4−[こ
こで、n3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−、 −C(NR13R14)=CH−CH2−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH2−CH=C(NR13R14)− である縮合エナミノシクロアルキルフェニル−オキサゾ
リジノン類(XXIH)。
で示される3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(ア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類としては、 W1末端およびW2末端が−NR5−N=CR6−であるインダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)、 W1末端およびW2末端が−NR5−CR6=N−であるベンゾ
イミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)、 W1末端およびW2末端が−NR5−N=N−であるベンゾ
トリアゾルオキサゾリジン−2−オン類(LIV): が挙げられる。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 324,942 (32)優先日 1989年3月17日 (33)優先権主張国 米国(US) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 263/20 C07D 413/04 A61K 31/42 WPIL(Derwent) CA(STN) (54)【発明の名称】 5’―インドリニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類、3―(縮合環置換)フ ェニル―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類および3―(窒素原子置換)フェニル ―5β―アミドメチルオキサゾリジン―2―オン類

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(XI): {式中、 (I)R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12アル
    キル、 C3〜C12シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−N
    O2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N(R
    1-4)(R1-5)[ここで、R1-4およびR1-5は同一または
    異なって、−H、C1〜C2アルキルである]で置換されて
    いる−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 −NH2、 −NHR1-6[ここで、R1-6は、上記定義と同じである]、 −NR1-6R1-7[ここで、R1-7はC1〜C3アルキルであり、R
    1-6は上記定義と同じであるか、あるいはR1-6とR
    1-7は、結合している窒素原子と一緒になって、−O−
    を含む飽和の一窒素原子C5〜C7複素環を形成する]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-8[ここで、R1-8はC1〜C4アルキルまたは−
    CO−R1-9(ここで、R1-9はC1〜C4アルキルまたはφであ
    る)である] であり、 (II)R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、R2、R3
    およびR4のうち他は、 −H、 −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4アルキルまたは
    φである]、 −O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じである]、 −COOH、 −COO-、 −CHO、 −CO−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一ま
    たは異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
    は、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒になっ
    て、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子C3
    C6複素環を形成する]、 −C≡N、 −C≡CH、 −N≡C、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR2-4R2-5[ここで、R2-4およびR2-5は、同一または
    異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである]、 −NH−CO−R2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4アルキルまた
    はφである]、 −NH−CO−NH2、 −CH=CH2、 −CH2−CH=CH2、 −CH=N−OH、 −CH=N−OCH3、 −CH3−C=N−OH、 −CH3−C=N−OCH3、 −C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原子
    は、互いに結合して環を形成する] であり、 (III)R5は、 −H、 C1〜C12アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A)所望により1個の−O−CH3、−φ、−COOH、−N
    H2、−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されているC1
    C6アルキル、 (B)C3〜C7シクロアルキル、 (C)2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
    ンメチルまたは2−ピロール、 (D)所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4アルキルまたは
    φである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、同一ま
    たは異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
    は、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子と一緒になっ
    て、所望により、−O−を含有している飽和の一窒素原
    子C3〜C6複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一または
    異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4アルキルまた
    はφである) で置換されているφである]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、 C1〜C4アルキル、 または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
    る)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定義
    と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO-−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義と
    同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じであ
    る) で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で定
    義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素原
    子と一緒になって、所望により−O−または−NH−を含
    有する飽和の一窒素原子C3〜C6複素環を形成することが
    できる] −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3個
    の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換さ
    れている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 所望によりφで置換されているC1〜C6アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2および−
    NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6アルキル、所望
    により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OC
    H3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−CH3、−SO2−CH3およ
    び−SO2−OHで置換されているφである) である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、R
    5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C6アルキ
    ル、 所望により1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
    H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2で置換され
    ているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、 −CH(CH3)2、−CH2−CH(CH3)2、 −CHCH3−CH2−CH3、−CH2−OH、 −CH(OH)−CH3、−CH2−φ、−CH2−φ−OH、 −CH2−SH、−CH2−CH2−S−CH3および −CH2−COOHである]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、 R6は、−HおよびC1〜C3アルキルである} で示される5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オ
    ンおよびその医薬的に許容される塩。
  2. 【請求項2】R1が−H、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロ
    アルキル、−OCH3およびCHCl2からなる群から選択さ
    れ、R5が−CH3、 −CH2−CH=CH2、−CH2−C≡CH、−CHO、−CO−R
    5-1(ここで、R5-1は−CH3、−C2H5、−CH(CH3)2、−CH
    Cl2、−CH2−OH、−CH2−O−CH3、2−チオフェンおよ
    びシクロペンチルである)からなる群から選択される請
    求項(1)記載の5′−インドリニルオキサゾリジン−
    2−オン(XI)。
  3. 【請求項3】3−(5′−1−アセチルインドリニル)
    −5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
    オン、 3−(5′−インドリニル)−5β−(アセトアミドメ
    チル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−イソブチリルインドリニル)−5β−
    (アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−プロパノイルインドリニル)−5β−
    (アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−シクロペンチルカルボニルインドリニ
    ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
    2−オン、 3−(5′−1−ホルミルインドリニル)−5β−(ア
    セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−クロロアセチルインドリニル)−5β
    −(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−ジクロロアセチルインドリニル)−5
    β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
    ン、 3−(5′−1−フェニルアセチルインドリニル)−5
    β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
    ン、 3−(5′−1−(O−アセチル(ヒドロキシアセチ
    ル)インドリニル))−5β−(アセトアミドメチル)
    オキサゾリジン−2−オン、 3−[5′−1−(2−チエニルカルボニル)インドリ
    ニル]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
    −2−オン、 3−(5′−1−ベンゾイルインドリニル)−5β−
    (アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−メチルスルホニルインドリニル)−5
    β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
    ン、 3−(5′−1−メチルインドリニル)−5β−(アセ
    トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−ヒドロキシアセチルインドリニル)−
    5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
    ン、 3−(5′−1−ベンジルオキシアセチルインドリニ
    ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
    2−オン、 3−(5′−1−p−クロロベンゾイルインドリニル)
    −5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
    オン、 3−(5′−1−アリルインドリニル)−5β−(アセ
    トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5′−1−プロピルインドリニル)−5β−(ア
    セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 3−(5′−1−メトキシアセチルインドリニル)−5
    β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
    および 3−(5′−1−ヘキサノイルインドリニル)−5β−
    (アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン である請求項(1)記載の5′−インドリニルオキサゾ
    リジン−2−オン(XI)。
  4. 【請求項4】式(XIII): {式中、 (I)X1は、−CO−CH3、−CO−O−C(CH3)3、 −CO−O−CH2−φおよび−CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3
    であり、 (II)R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、R2、R3
    およびR4のうち他は、 −H、 −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6アルキル、 −OH、 −CO−O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4アルキルまたは
    φである]、 −O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じである]、 −COOH、 −COO-、 −CHO、 −CO−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一ま
    たは異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
    は、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒になっ
    て、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子C3
    C6複素環を形成する]、 −C≡N、 −C≡CH、 −N≡C、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR2-4R2-5[ここで、R2-4およびR2-5は、同一または
    異なって、−HおよびC1〜C3アルキルである]、 −NH−CO−R2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4アルキルまた
    はφである]、 −NH−CO−NH2、 −CH=CH2、 −CH2−CH=CH2、 −CH=N−OH、 −CH=N−OCH3、 −CH3−C=N−OH、 −CH3−C=N−OCH3、 −C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原子
    は、互いに結合して環を形成する] であり、 (III)R6は、−I、−N3および−NH2である} で示される5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オ
    ンからなる群から選択された化合物およびその塩。
  5. 【請求項5】X1がt−ブチルオキシカルボニルである請
    求項(4)記載の式(XIII)で示される5′−インドリ
    ニルオキサゾリジン−2−オン。
  6. 【請求項6】オキサゾリジノンが (±)−3−(5′−1−アセチルインドリニル)−5
    −(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン、 (±)−3−(5′−1−アセチルインドリニル)−5
    −(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン、および 3−(5′−1−アセチルインドリニル)−5β−(ア
    ミノメチル)オキサゾリジン−2−オン からなる群から選択される請求項(4)記載の式(XII
    I)で示される 5′−インドリニルオキサゾリジン−2−オン。
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