JP3188418B2 - 3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類 - Google Patents
3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌薬として有用
な3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキ
サゾリジノン類(XXI)、3−(窒素原子置換)フェニル−
5β−アミドメチルオキサゾリジノン類(LV)に関する。
また、本明細書には、抗菌剤として有用な5'−インド
リニルオキサゾリジノン類(XI)を記載する。
な3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキ
サゾリジノン類(XXI)、3−(窒素原子置換)フェニル−
5β−アミドメチルオキサゾリジノン類(LV)に関する。
また、本明細書には、抗菌剤として有用な5'−インド
リニルオキサゾリジノン類(XI)を記載する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,128,654号には、植
物の真菌性および細菌性疾病を抑制するのに有用な5−
ハロメチルフェニル−2−オキサゾリジノン類が開示さ
れている。米国特許第4,250,318号には、抗鬱性
用途を有する3−置換フェニル−5−ヒドロキシメチル
オキサゾリジノン類が開示されている。米国再発行特許
第29,607号には、抗鬱性、精神の安定化および鎮
静の用途を有する3−置換フェニル−5−ヒドロキシメ
チルオキサゾリジノン類が開示されている。米国特許第
4,340,606号には、哺乳動物において抗菌活性を
有する3−(p−アルキルスルホニル)フェニル−5−(ヒ
ドロキシメチルまたはアシルオキシメチル)オキサゾリ
ジノン類が開示されている。ベルギー国特許第892,
270号には、モノアミンオキシダーゼの抑制薬である
3−(アリールアルキル、アリールアルケニルまたはア
リールアセチル置換)フェニル)−5−(アミノメチル)オ
キサゾリジノン類が開示されている。米国特許第4,4
61,773号には、抗菌活性を有する3−置換フェニ
ル−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジノン類が開示さ
れている。欧州特許公開第127,902号および第1
84,170号には、抗菌性用途を有する3−置換フェ
ニル−5−アミドメチルオキサゾリジノン類が開示され
ている。
物の真菌性および細菌性疾病を抑制するのに有用な5−
ハロメチルフェニル−2−オキサゾリジノン類が開示さ
れている。米国特許第4,250,318号には、抗鬱性
用途を有する3−置換フェニル−5−ヒドロキシメチル
オキサゾリジノン類が開示されている。米国再発行特許
第29,607号には、抗鬱性、精神の安定化および鎮
静の用途を有する3−置換フェニル−5−ヒドロキシメ
チルオキサゾリジノン類が開示されている。米国特許第
4,340,606号には、哺乳動物において抗菌活性を
有する3−(p−アルキルスルホニル)フェニル−5−(ヒ
ドロキシメチルまたはアシルオキシメチル)オキサゾリ
ジノン類が開示されている。ベルギー国特許第892,
270号には、モノアミンオキシダーゼの抑制薬である
3−(アリールアルキル、アリールアルケニルまたはア
リールアセチル置換)フェニル)−5−(アミノメチル)オ
キサゾリジノン類が開示されている。米国特許第4,4
61,773号には、抗菌活性を有する3−置換フェニ
ル−5−ヒドロキシメチルオキサゾリジノン類が開示さ
れている。欧州特許公開第127,902号および第1
84,170号には、抗菌性用途を有する3−置換フェ
ニル−5−アミドメチルオキサゾリジノン類が開示され
ている。
【0003】アンチマイクロビアル・エイジェンツ・ア
ンド・ケモセラピー(Antimicrobial Agents and Che
motherapy) 1791 (1987)には、上記欧州特許公開第12
7,902号および第184,170号に開示されている
化合物が開示されており、公知の抗生物質とこれら新規
な化合物とが比較されている。米国特許第4,705,7
99号には、抗菌活性を有する、スルフィド類、スルホ
キシド類、スルホン類およびスルホンアミド類を含むア
ミノメチルオキソオキサゾリジニルベンゼン誘導体が開
示されている。米国特許第4,801,600号[ワング
(WANG)]には、6'−インドリニルオキサゾリジノン
類(インドリニル窒素原子がオキサゾリジノン窒素原子
に対してメタ位である)が開示されており、一般的には"
X"がNR6である式(I)を参照、および詳細には実施
例13を参照。本明細書に記載するインドリニルオキサ
ゾリジノン類は、5'−インドリニルオキサゾリジノン
類(インドリニル窒素原子がオキサゾリジノン窒素原子
に対してパラ位である)である。また、ワングには、抗
菌活性を有する、シクロアルキル−、アルカノン−、ヒ
ドロキシシクロアルキル−、オキシム−、アミン−およ
び他のフェニル−オキサゾリジノン類を含むアミノメチ
ルオキソオキサゾリジニルシクロアルキルベンゼン誘導
体が開示されている。さらに詳しくは、ワングには、ア
ルカノンまたはインダノンオキサゾリジノン類が開示さ
れており、一般的には、R1とR2が一緒になって=Oで
ある式(I)を参照、および詳細には実施例16、26お
よび30を参照。ワングによって開示されたインダノン
オキサゾリジノン類の全てが、オキサゾリジノン窒素原
子に対してパラ位にあるフェニル環にケトン(−CO−)
を直接結合させることを必要とする。本発明のインダノ
ンオキサゾリジノン類(XXI B)は、ワングの化合物とは
異なる。ワングには、オキシイミノオキサゾリジノン類
も開示されており、実施例21およびR1とR2が一緒に
なって=NOHである一般的な記載を参照。
ンド・ケモセラピー(Antimicrobial Agents and Che
motherapy) 1791 (1987)には、上記欧州特許公開第12
7,902号および第184,170号に開示されている
化合物が開示されており、公知の抗生物質とこれら新規
な化合物とが比較されている。米国特許第4,705,7
99号には、抗菌活性を有する、スルフィド類、スルホ
キシド類、スルホン類およびスルホンアミド類を含むア
ミノメチルオキソオキサゾリジニルベンゼン誘導体が開
示されている。米国特許第4,801,600号[ワング
(WANG)]には、6'−インドリニルオキサゾリジノン
類(インドリニル窒素原子がオキサゾリジノン窒素原子
に対してメタ位である)が開示されており、一般的には"
X"がNR6である式(I)を参照、および詳細には実施
例13を参照。本明細書に記載するインドリニルオキサ
ゾリジノン類は、5'−インドリニルオキサゾリジノン
類(インドリニル窒素原子がオキサゾリジノン窒素原子
に対してパラ位である)である。また、ワングには、抗
菌活性を有する、シクロアルキル−、アルカノン−、ヒ
ドロキシシクロアルキル−、オキシム−、アミン−およ
び他のフェニル−オキサゾリジノン類を含むアミノメチ
ルオキソオキサゾリジニルシクロアルキルベンゼン誘導
体が開示されている。さらに詳しくは、ワングには、ア
ルカノンまたはインダノンオキサゾリジノン類が開示さ
れており、一般的には、R1とR2が一緒になって=Oで
ある式(I)を参照、および詳細には実施例16、26お
よび30を参照。ワングによって開示されたインダノン
オキサゾリジノン類の全てが、オキサゾリジノン窒素原
子に対してパラ位にあるフェニル環にケトン(−CO−)
を直接結合させることを必要とする。本発明のインダノ
ンオキサゾリジノン類(XXI B)は、ワングの化合物とは
異なる。ワングには、オキシイミノオキサゾリジノン類
も開示されており、実施例21およびR1とR2が一緒に
なって=NOHである一般的な記載を参照。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は有用な
抗菌剤を提供することにある。
抗菌剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本明細書には、式(XI)で
示される5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン
類およびその医薬的に許容される塩を記載する。式中、
(I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、所
望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC
2H5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよ
び−SO3H、−N(R1-4)(R1-5)[ここで、R1- 4およ
びR1-5は同一または異なって、−H、C1〜C2 アルキ
ルである]で置換されている−φ、フラニル、テトラヒ
ドロフラニル、2−チオフェン、ピロリジニル、ピリジ
ニル、−O−R1-6[ここで、R1-6はC1〜C4 アルキル
である]、−NH2、−NHR1-6[ここで、R1-6は、上
記定義と同じである]、 −NR1-6R1-7[ここで、R1-7はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-6は上記定義と同じであるか、あるいはR1-6
とR1-7は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、−CH2−OH、−CH2−OR1-8[ここで、R1-8
はC1〜C4 アルキルまたは−CO−R1-9(ここで、R
1-9はC1〜C4 アルキルまたはφである)である]であ
り、(II) R2、R3およびR4のうち2つは−Hであ
り、R2、R3およびR4のうち他は、−H、−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4 アルキルまたはφ
である]、−O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じ
である]、−COOH、−COO−、−CHO、−CO
−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一ま
たは異なって、−H、C1〜C3 アルキルであるか、あ
るいは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒
になって、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原
子C3〜C6 複素環を形成する]、−C≡N、−C≡C
H、−N≡C、−CHOH−CH3、−CO−CH3、−
SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S−CH3、−S
−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H、−S
O2−NH2、−N3、−NO2、−NR2-4R2-5[ここ
で、R2-4およびR2-5は、同一または異なって、−Hお
よびC1〜C3 アルキルである]、−NH−CO−R
2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4 アルキルまたはφであ
る]、−NH−CO−NH2、−CH=CH2、−CH2−
CH=CH2、−CH=N−OH、−CH=N−OC
H3、−CH3−C=N−OH、−CH3−C=N−OC
H3、−C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付け
た原子は、互いに結合して環を形成する]であり、(III)
R5は、−H、C1〜C12 アルキル、−CH2−φ、−
CH2CH2−φ、C3〜C7 シクロアルキル、1〜3個
の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、1個の三重
結合を有するC2〜C12 アルキニル、−CHO、−CO
−R5-1[ここで、R5-1は、(A) 所望により1個の−
O−CH3、−φ、−COOH、−NH2、−SO3Hま
たは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6 アルキ
ル、(B) C3〜C7 シクロアルキル、(C) 2−ピリ
ジニル、2−チオフェン、2−チオフェンメチルまたは
2−ピロール、(D) 所望により1〜3個の−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキルまたはφ
である)、−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じ
である)、−COOH、−CO−NR5-3R5-4(ここで、
R5-3およびR5-4は、同一または異なって、−H、C1
〜C3 アルキルであるか、あるいは、R5-3とR5-4は、
結合している窒素原子と一緒になって、所望により、−
O−を含有している飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環
を形成する)、−C≡N、−CHOH−CH3、−CO−
CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S−C
H3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO
3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR5-5R
5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一または異なっ
て、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、−NH−C
O−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アルキルまたは
φである)で置換されているφである]、−CO−O−R
5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキル、または、所
望により、1もしくは2個の−F、−Cl、Br、−I、
C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R5-2(ここ
で、R5-2は上記定義と同じである)、−O−R5-2(ここ
で、R5-2は上記定義と同じである)、−COOH、−C
O−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定
義と同じである)、−C≡N、−CHOH−CH3、−C
O−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S
−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−
SO3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR5-5
R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義と同じで
ある)、-NH-CO-R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じ
である)で置換されているφである]、−CO−N
(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で定義した
R5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素原子と
一緒になって、所望により−O−または−NH−を含有
する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成すること
ができる] −CO−CH2−CN、−CO−CH2−OH、−CO−
CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3個の−O
−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換さ
れている]、−CO−CH2−O−R5-10[ここで、R
5-10は、所望によりφで置換されているC1〜C6 アル
キル、所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−N
O2および−NH2で置換されているφ、−CO−R5-11
(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキル、所望により1
〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OCH3、−
OH、−NH2、−NO2、−CO−CH3、−SO2−C
H3および−SO2−OHで置換されているφである)で
ある]、−CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[こ
こで、R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12は
C1〜C6 アルキル、所望により1または2個の−O
H、−OCH3、−NO2、−NH2、−Cl、−F、−N
H−CH3および−N(CH3)2で置換されているφであ
る]、−CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、
−CH(CH3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3
−CH2−CH3、−CH2−OH、−CH(OH)−C
H3、−CH2−φ、−CH2−φ−OH、−CH2−S
H、−CH2−CH2−S−CH3および−CH2−COO
Hである]、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H
であり、R6は、−HおよびC1〜C3 アルキルである。
示される5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン
類およびその医薬的に許容される塩を記載する。式中、
(I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、所
望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC
2H5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよ
び−SO3H、−N(R1-4)(R1-5)[ここで、R1- 4およ
びR1-5は同一または異なって、−H、C1〜C2 アルキ
ルである]で置換されている−φ、フラニル、テトラヒ
ドロフラニル、2−チオフェン、ピロリジニル、ピリジ
ニル、−O−R1-6[ここで、R1-6はC1〜C4 アルキル
である]、−NH2、−NHR1-6[ここで、R1-6は、上
記定義と同じである]、 −NR1-6R1-7[ここで、R1-7はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-6は上記定義と同じであるか、あるいはR1-6
とR1-7は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、−CH2−OH、−CH2−OR1-8[ここで、R1-8
はC1〜C4 アルキルまたは−CO−R1-9(ここで、R
1-9はC1〜C4 アルキルまたはφである)である]であ
り、(II) R2、R3およびR4のうち2つは−Hであ
り、R2、R3およびR4のうち他は、−H、−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4 アルキルまたはφ
である]、−O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じ
である]、−COOH、−COO−、−CHO、−CO
−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一ま
たは異なって、−H、C1〜C3 アルキルであるか、あ
るいは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒
になって、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原
子C3〜C6 複素環を形成する]、−C≡N、−C≡C
H、−N≡C、−CHOH−CH3、−CO−CH3、−
SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S−CH3、−S
−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H、−S
O2−NH2、−N3、−NO2、−NR2-4R2-5[ここ
で、R2-4およびR2-5は、同一または異なって、−Hお
よびC1〜C3 アルキルである]、−NH−CO−R
2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4 アルキルまたはφであ
る]、−NH−CO−NH2、−CH=CH2、−CH2−
CH=CH2、−CH=N−OH、−CH=N−OC
H3、−CH3−C=N−OH、−CH3−C=N−OC
H3、−C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付け
た原子は、互いに結合して環を形成する]であり、(III)
R5は、−H、C1〜C12 アルキル、−CH2−φ、−
CH2CH2−φ、C3〜C7 シクロアルキル、1〜3個
の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、1個の三重
結合を有するC2〜C12 アルキニル、−CHO、−CO
−R5-1[ここで、R5-1は、(A) 所望により1個の−
O−CH3、−φ、−COOH、−NH2、−SO3Hま
たは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6 アルキ
ル、(B) C3〜C7 シクロアルキル、(C) 2−ピリ
ジニル、2−チオフェン、2−チオフェンメチルまたは
2−ピロール、(D) 所望により1〜3個の−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキルまたはφ
である)、−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じ
である)、−COOH、−CO−NR5-3R5-4(ここで、
R5-3およびR5-4は、同一または異なって、−H、C1
〜C3 アルキルであるか、あるいは、R5-3とR5-4は、
結合している窒素原子と一緒になって、所望により、−
O−を含有している飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環
を形成する)、−C≡N、−CHOH−CH3、−CO−
CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S−C
H3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO
3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR5-5R
5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一または異なっ
て、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、−NH−C
O−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アルキルまたは
φである)で置換されているφである]、−CO−O−R
5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキル、または、所
望により、1もしくは2個の−F、−Cl、Br、−I、
C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R5-2(ここ
で、R5-2は上記定義と同じである)、−O−R5-2(ここ
で、R5-2は上記定義と同じである)、−COOH、−C
O−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上記定
義と同じである)、−C≡N、−CHOH−CH3、−C
O−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−S
−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−
SO3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR5-5
R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定義と同じで
ある)、-NH-CO-R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同じ
である)で置換されているφである]、−CO−N
(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記で定義した
R5-8であり、2つのR5-9は、結合している窒素原子と
一緒になって、所望により−O−または−NH−を含有
する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成すること
ができる] −CO−CH2−CN、−CO−CH2−OH、−CO−
CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3個の−O
−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換さ
れている]、−CO−CH2−O−R5-10[ここで、R
5-10は、所望によりφで置換されているC1〜C6 アル
キル、所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−N
O2および−NH2で置換されているφ、−CO−R5-11
(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキル、所望により1
〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1個の−OCH3、−
OH、−NH2、−NO2、−CO−CH3、−SO2−C
H3および−SO2−OHで置換されているφである)で
ある]、−CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[こ
こで、R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12は
C1〜C6 アルキル、所望により1または2個の−O
H、−OCH3、−NO2、−NH2、−Cl、−F、−N
H−CH3および−N(CH3)2で置換されているφであ
る]、−CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、
−CH(CH3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3
−CH2−CH3、−CH2−OH、−CH(OH)−C
H3、−CH2−φ、−CH2−φ−OH、−CH2−S
H、−CH2−CH2−S−CH3および−CH2−COO
Hである]、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H
であり、R6は、−HおよびC1〜C3 アルキルである。
【0006】また、本明細書には、式(XIII)で示される
5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類および
その塩を記載する。式中、X1は、−CO−CH3、−C
O−O−C(CH3)3、−CO−O−CH2−φおよび−
CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3であり、R6は、−
I、−N3および−NH2であり、R2、R3およびR
4は、上記定義と同じである。
5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類および
その塩を記載する。式中、X1は、−CO−CH3、−C
O−O−C(CH3)3、−CO−O−CH2−φおよび−
CO−O−(CH2)2−Si(CH3)3であり、R6は、−
I、−N3および−NH2であり、R2、R3およびR
4は、上記定義と同じである。
【0007】本発明は、式(XXI)で示される3−(縮合環
置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−
2−オン類およびその医薬的に許容される塩を提供す
る。式中、 (I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、1
〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−NO2、−
F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N
(R1-9)(R1-10)[ここで、R1-9およびR1-10は同一ま
たは異なって、−H、C1〜C2 アルキルである]で置換
されている−φ、フラニル、テトラヒドロフラニル、2
−チオフェン、ピロリジニル、ピリジニル、 −O−R1-4[ここで、R1-4はC1〜C4 アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-4[ここで、R1-4は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-4R1-5[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-5は上記定義と同じであるか、あるいはR1-4
とR1-5は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-6[ここで、R1-6はC1〜C4 アルキル
または−CO−R1-7(ここで、R1-7はC1〜C4 アルキ
ルまたはφである)である]であり; (II) R2またはR4のうちいずれかは−Hであり、R2
およびR4のうち他方はR3と一緒になって、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [式中、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8は
0または1であり、R10-1およびR10-2は同一または異
なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるいは、
R10-1とR10-2は、それらが結合している炭素原子と一
緒になってスピロシクロプロピルを形成し、R10-3およ
びR10-4は同一または異なって、−H、C1〜C3 アル
キルであるか、あるいは、R10-3とR10-4は、それらが
結合している炭素原子と一緒になってスピロシクロプロ
ピルを形成する。ただし、(1)n7+n8=0または1で
あり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であり、
(3)n4が0である場合は、(a)n8=1または(b)n7
=1のいずれかであり、R10-1またはR10-2のうち一方
は、−Hではなく、(4)R10-1、R10-2、R10-3および
R10-4は、すべてが−Hではあり得ない。]; −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6− [ここで、n5およびn6は0〜2である。ただし、n5
+n6=1または2である。]; -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-C(=N-OR7)-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [ここで、R7は、−H、C1〜C4 アルキル、−CH2−
COOHまたは−CH2−COO−R7-1(ここで、R7-1
は、C1〜C4 アルキルである)であり、CR10-1、R
10-2、CR10-3、R10-4、n3、n4、n7およびn8は上
記定義と同じである。ただし、(1)n7+n8=0または
1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であ
り、(3)n3が0である場合は、(a)n7=1または(b)
n8=1のいずれかであり、R10-1またはR10-2のうち
一方は、−Hではない。]であり; (III) R5およびR6のうち一方は−Hであり、R5およ
びR6のうち他方は、−H、 C1〜C12 アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7 シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A) 所望により1個の−O−CH3、−COOH、−
NH2、−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されて
いるC1〜C6 アルキル、 (B) C3〜C7 シクロアルキル、 (C) 2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D) 所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキル
またはφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子
と一緒になって、所望により、−O−を含有している飽
和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一ま
たは異なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アル
キルまたはφである)で置換されているφである]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキ
ル、または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じで
ある)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上
記定義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定
義と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同
じである)で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記
で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している
窒素原子と一緒になって、所望により−O−または−N
H−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形
成することができる]、 −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2
で置換されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6 アルキル、所望により1〜3個の−O−C
H3、1個の−NO2および−NH2で置換されている
φ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキ
ル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1
個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−
CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換され
ているφである)である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、
R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C
6 アルキル、所望により1または2個の−OH、−OC
H3、−NO2、−NH2、−Cl、−F、−NH−CH3
および−N(CH3)2で置換されているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、−CH
(CH3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3−CH
2−CH3、−CH2−OH、−CH(OH)−CH3、−C
H2−φ、−CH2−φ−OH、−CH2−SH、−CH2
−CH2−S−CH3および−CH2−COOHである]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、R6は、−HおよびC1〜C3 アルキルである。
置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン−
2−オン類およびその医薬的に許容される塩を提供す
る。式中、 (I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、1
〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H5、−NO2、−
F、−Cl、−Br、−COOHおよび−SO3H、−N
(R1-9)(R1-10)[ここで、R1-9およびR1-10は同一ま
たは異なって、−H、C1〜C2 アルキルである]で置換
されている−φ、フラニル、テトラヒドロフラニル、2
−チオフェン、ピロリジニル、ピリジニル、 −O−R1-4[ここで、R1-4はC1〜C4 アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-4[ここで、R1-4は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-4R1-5[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-5は上記定義と同じであるか、あるいはR1-4
とR1-5は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-6[ここで、R1-6はC1〜C4 アルキル
または−CO−R1-7(ここで、R1-7はC1〜C4 アルキ
ルまたはφである)である]であり; (II) R2またはR4のうちいずれかは−Hであり、R2
およびR4のうち他方はR3と一緒になって、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [式中、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8は
0または1であり、R10-1およびR10-2は同一または異
なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるいは、
R10-1とR10-2は、それらが結合している炭素原子と一
緒になってスピロシクロプロピルを形成し、R10-3およ
びR10-4は同一または異なって、−H、C1〜C3 アル
キルであるか、あるいは、R10-3とR10-4は、それらが
結合している炭素原子と一緒になってスピロシクロプロ
ピルを形成する。ただし、(1)n7+n8=0または1で
あり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であり、
(3)n4が0である場合は、(a)n8=1または(b)n7
=1のいずれかであり、R10-1またはR10-2のうち一方
は、−Hではなく、(4)R10-1、R10-2、R10-3および
R10-4は、すべてが−Hではあり得ない。]; −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6− [ここで、n5およびn6は0〜2である。ただし、n5
+n6=1または2である。]; -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-C(=N-OR7)-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [ここで、R7は、−H、C1〜C4 アルキル、−CH2−
COOHまたは−CH2−COO−R7-1(ここで、R7-1
は、C1〜C4 アルキルである)であり、CR10-1、R
10-2、CR10-3、R10-4、n3、n4、n7およびn8は上
記定義と同じである。ただし、(1)n7+n8=0または
1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であ
り、(3)n3が0である場合は、(a)n7=1または(b)
n8=1のいずれかであり、R10-1またはR10-2のうち
一方は、−Hではない。]であり; (III) R5およびR6のうち一方は−Hであり、R5およ
びR6のうち他方は、−H、 C1〜C12 アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7 シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A) 所望により1個の−O−CH3、−COOH、−
NH2、−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されて
いるC1〜C6 アルキル、 (B) C3〜C7 シクロアルキル、 (C) 2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D) 所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキル
またはφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子
と一緒になって、所望により、−O−を含有している飽
和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一ま
たは異なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アル
キルまたはφである)で置換されているφである]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキ
ル、または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じで
ある)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じであ
る)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上
記定義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定
義と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同
じである)で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記
で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している
窒素原子と一緒になって、所望により−O−または−N
H−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形
成することができる]、 −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2
で置換されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6 アルキル、所望により1〜3個の−O−C
H3、1個の−NO2および−NH2で置換されている
φ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキ
ル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1
個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−
CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換され
ているφである)である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、
R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C
6 アルキル、所望により1または2個の−OH、−OC
H3、−NO2、−NH2、−Cl、−F、−NH−CH3
および−N(CH3)2で置換されているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、−CH
(CH3)2、−CH2−CH(CH3)2、−CHCH3−CH
2−CH3、−CH2−OH、−CH(OH)−CH3、−C
H2−φ、−CH2−φ−OH、−CH2−SH、−CH2
−CH2−S−CH3および−CH2−COOHである]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、R6は、−HおよびC1〜C3 アルキルである。
【0008】また、本発明は、式(LV)で示される3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類およびその医薬的に許容される塩
を提供する。式中、 (I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、所
望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC
2H5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよ
び−SO3H、−N(R1-1)(R1-2)[ここで、R1-1およ
びR1-2は同一または異なって、−H、C1〜C2 アルキ
ルである]で置換されている−φ、フラニル、テトラヒ
ドロフラニル、2−チオフェン、ピロリジニル、ピリジ
ニル、−O−R1-3[ここで、R1-3はC1〜C4 アルキル
である]、−NH2、−NHR1-3[ここで、R1-3は、上
記定義と同じである]、 −NR1-3R1-4[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-3は上記定義と同じであるか、あるいはR1-3
とR1-4は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、−CH2−OH、−CH2−OR1-5[ここで、R1-5
はC1〜C4 アルキルまたは−CO−R1-6(ここで、R
1-6はC1〜C4 アルキルまたはφである)である]であ
り; (II) R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、
R2、R3およびR4のうち他は、−H、−F、−Cl、B
r、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R
2-1[ここで、R2-1はC1〜C4 アルキルまたはφであ
る]、−O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じで
ある]、−COOH、−COO−、−CHO、−CO−
NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一また
は異なって、−H、C1〜C3 アルキルであるか、ある
いは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒に
なって、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子
C3〜C6 複素環を形成する]、−C≡N、−C≡CH、
−N≡C、−CHOH−CH3、−CO−CH3、−S
H、−SO−CH3、−SO−φ、−S−CH3、−S−
φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H、−SO
2−NH2、−N3、−NO2、−NR2-4R2-5[ここで、
R2-4およびR2-5は、同一または異なって、−Hおよ
びC1〜C3 アルキルである]、−NH−CO−R2-6[こ
こで、R2-6は、C1〜C4 アルキルまたはφである]、
−NH−CO−NH2、−CH=CH2、−CH2−CH
=CH2、−CH=N−OH、−CH=N−OCH3、−
CH3−C=N−OH、−CH3−C=N−OCH3、−
C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原子
は、互いに結合して環を形成する]であり、 (IIIA) W1およびW2は一緒になって、 −NR5−N=CR6− (XXXII) [式中、R5は、−H、C1〜C12 アルキル、−CH2−
φ、−CH2CH2−φ、C3〜C7 シクロアルキル、1
〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、1個
の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、−CHO、
−CO−R5-1[ここで、R5-1は、(A) 所望により1
個の−O−CH3、−COOH、−NH2、−SO3Hま
たは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6 アルキ
ル、(B) C3〜C7 シクロアルキル、(C) 2−ピリ
ジニル、2−チオフェン、2−チオフェンメチルまたは
2−ピロール、(D) 所望により1〜3個の−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキルまたはφ
である)、−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同
じである)、−COOH、−CO−NR5-3R5-4(ここ
で、R5-3およびR5-4は、同一または異なって、−H、
C1〜C3 アルキルであるか、あるいは、R5-3とR5-4
は、結合している窒素原子と一緒になって、所望によ
り、−O−を含有している飽和の一窒素原子C3〜C6
複素環を形成する)、−C≡N、−CHOH−CH3、−
CO−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−
S−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、
−SO3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR
5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一または異
なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、−NH
−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アルキルま
たはφである)で置換されているφである]、−CO−
O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキル、また
は、所望により、1もしくは2個の−F、−Cl、Br、
−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R5-2
(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、−O−R5-2
(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、−COO
H、−CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4
は上記定義と同じである)、−C≡N、−CHOH−C
H3、−CO−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO
−φ、−S−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−S
O2−φ、−SO3H、−SO2−NH2、−N3、−N
O2、−NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上
記定義と同じである)、−NH−CO−R5-7(ここで、
R5-7は、上記定義と同じである)で置換されているφ
である]、−CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−H
または上記で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結
合している窒素原子と一緒になって、所望により−O−
または−NH−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6
複素環を形成することができる] −CO−CH2−CN、−CO−CH2−OH、−CO−
CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3個の−O
−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換さ
れている]、−CO−CH2−O−R5-10[ここで、R
5-10は、C1〜C6 アルキル、所望により1〜3個の−
O−CH3、1個の−NO2および−NH2で置換されて
いるφ、−CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6
アルキル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−C
l、1個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−C
O−CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換
されているφである)である]、−CO−CH(NH−C
O−R5-12)−R5-13[ここで、R5-13は、−Hまたは−
CH3であり、R5-12はC1〜C6 アルキル、所望により
1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2
で置換されているφである]、−CO−CHNH2−R
5-14[ここで、R5-14は、−CH(CH3)2、−CH2−C
H(CH3)2、−CHCH3−CH2−CH3、−CH2−O
H、−CH(OH)−CH3、−CH2−φ、−CH2−φ
−OH、−CH2−SH、−CH2−CH2−S−CH3お
よび−CH2−COOHである]、−SO2−CH3、−S
O2−φ、−SO3Hであり、R6は、−HおよびC1〜C
3アルキルである]であるか; (IIIB) W1とW2は一緒になって −NR5−CR6=N− (XLIII) [式中、R5は上記定義と同じであり、R6は−H、C1〜
C6 アルキル、−SH、−S−CH3、−S−C2H5、
−S−φ、−S−OCH3、−S−O−φ、−SO2−C
H3および−SO2−φである]であるか; (IIIC) W1とW2は一緒になって −NR5−N=N− (LIV) [式中、R5は上記定義と同じである]である。
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類およびその医薬的に許容される塩
を提供する。式中、 (I) R1は、−H、所望により1〜3個のClで置換さ
れているC1〜C12 アルキル、C3〜C12 シクロアルキ
ル、1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、所
望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC
2H5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよ
び−SO3H、−N(R1-1)(R1-2)[ここで、R1-1およ
びR1-2は同一または異なって、−H、C1〜C2 アルキ
ルである]で置換されている−φ、フラニル、テトラヒ
ドロフラニル、2−チオフェン、ピロリジニル、ピリジ
ニル、−O−R1-3[ここで、R1-3はC1〜C4 アルキル
である]、−NH2、−NHR1-3[ここで、R1-3は、上
記定義と同じである]、 −NR1-3R1-4[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-3は上記定義と同じであるか、あるいはR1-3
とR1-4は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、−CH2−OH、−CH2−OR1-5[ここで、R1-5
はC1〜C4 アルキルまたは−CO−R1-6(ここで、R
1-6はC1〜C4 アルキルまたはφである)である]であ
り; (II) R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、
R2、R3およびR4のうち他は、−H、−F、−Cl、B
r、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R
2-1[ここで、R2-1はC1〜C4 アルキルまたはφであ
る]、−O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じで
ある]、−COOH、−COO−、−CHO、−CO−
NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、同一また
は異なって、−H、C1〜C3 アルキルであるか、ある
いは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子と一緒に
なって、所望により−O−を含有する飽和の一窒素原子
C3〜C6 複素環を形成する]、−C≡N、−C≡CH、
−N≡C、−CHOH−CH3、−CO−CH3、−S
H、−SO−CH3、−SO−φ、−S−CH3、−S−
φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、−SO3H、−SO
2−NH2、−N3、−NO2、−NR2-4R2-5[ここで、
R2-4およびR2-5は、同一または異なって、−Hおよ
びC1〜C3 アルキルである]、−NH−CO−R2-6[こ
こで、R2-6は、C1〜C4 アルキルまたはφである]、
−NH−CO−NH2、−CH=CH2、−CH2−CH
=CH2、−CH=N−OH、−CH=N−OCH3、−
CH3−C=N−OH、−CH3−C=N−OCH3、−
C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原子
は、互いに結合して環を形成する]であり、 (IIIA) W1およびW2は一緒になって、 −NR5−N=CR6− (XXXII) [式中、R5は、−H、C1〜C12 アルキル、−CH2−
φ、−CH2CH2−φ、C3〜C7 シクロアルキル、1
〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、1個
の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、−CHO、
−CO−R5-1[ここで、R5-1は、(A) 所望により1
個の−O−CH3、−COOH、−NH2、−SO3Hま
たは1〜3個の−Clで置換されているC1〜C6 アルキ
ル、(B) C3〜C7 シクロアルキル、(C) 2−ピリ
ジニル、2−チオフェン、2−チオフェンメチルまたは
2−ピロール、(D) 所望により1〜3個の−F、−C
l、Br、−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−
O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキルまたはφ
である)、−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同
じである)、−COOH、−CO−NR5-3R5-4(ここ
で、R5-3およびR5-4は、同一または異なって、−H、
C1〜C3 アルキルであるか、あるいは、R5-3とR5-4
は、結合している窒素原子と一緒になって、所望によ
り、−O−を含有している飽和の一窒素原子C3〜C6
複素環を形成する)、−C≡N、−CHOH−CH3、−
CO−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO−φ、−
S−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−SO2−φ、
−SO3H、−SO2−NH2、−N3、−NO2、−NR
5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一または異
なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、−NH
−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アルキルま
たはφである)で置換されているφである]、−CO−
O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキル、また
は、所望により、1もしくは2個の−F、−Cl、Br、
−I、C1〜C6 アルキル、−OH、−CO−O−R5-2
(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、−O−R5-2
(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、−COO
H、−CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4
は上記定義と同じである)、−C≡N、−CHOH−C
H3、−CO−CH3、−SH、−SO−CH3、−SO
−φ、−S−CH3、−S−φ、−SO2−CH3、−S
O2−φ、−SO3H、−SO2−NH2、−N3、−N
O2、−NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上
記定義と同じである)、−NH−CO−R5-7(ここで、
R5-7は、上記定義と同じである)で置換されているφ
である]、−CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−H
または上記で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結
合している窒素原子と一緒になって、所望により−O−
または−NH−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6
複素環を形成することができる] −CO−CH2−CN、−CO−CH2−OH、−CO−
CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3個の−O
−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2で置換さ
れている]、−CO−CH2−O−R5-10[ここで、R
5-10は、C1〜C6 アルキル、所望により1〜3個の−
O−CH3、1個の−NO2および−NH2で置換されて
いるφ、−CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6
アルキル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−C
l、1個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−C
O−CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換
されているφである)である]、−CO−CH(NH−C
O−R5-12)−R5-13[ここで、R5-13は、−Hまたは−
CH3であり、R5-12はC1〜C6 アルキル、所望により
1または2個の−OH、−OCH3、−NO2、−N
H2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N(CH3)2
で置換されているφである]、−CO−CHNH2−R
5-14[ここで、R5-14は、−CH(CH3)2、−CH2−C
H(CH3)2、−CHCH3−CH2−CH3、−CH2−O
H、−CH(OH)−CH3、−CH2−φ、−CH2−φ
−OH、−CH2−SH、−CH2−CH2−S−CH3お
よび−CH2−COOHである]、−SO2−CH3、−S
O2−φ、−SO3Hであり、R6は、−HおよびC1〜C
3アルキルである]であるか; (IIIB) W1とW2は一緒になって −NR5−CR6=N− (XLIII) [式中、R5は上記定義と同じであり、R6は−H、C1〜
C6 アルキル、−SH、−S−CH3、−S−C2H5、
−S−φ、−S−OCH3、−S−O−φ、−SO2−C
H3および−SO2−φである]であるか; (IIIC) W1とW2は一緒になって −NR5−N=N− (LIV) [式中、R5は上記定義と同じである]である。
【0009】
【発明の実施の形態】5'−インドリニルオキサゾリジ
ン−2−オン類(XI)は、対応する5−ニトロインドリン
類(I)で出発して製造される。R2、R3およびR4が全て
−Hであるのが好ましい。5−ニトロインドリン類(I)
のインドリニル窒素原子を保護して、対応する保護5−
ニトロインドリン類(II)を製造する。好適な保護剤X1
としては、t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、アセ
チル、−CO−O−CH2−φおよび−CO−O−(CH
2)2−Si(CH3)3が挙げられる。X1がt−ブチルオキシ
カルボニルであるのが好ましい。次に、保護5−ニトロ
インドリン類(II)のニトロ基を、水素およびPd/Cの
ような適当な触媒で還元して、対応する保護5−アミノ
インドリン類(III)にする。カルボベンジルオキシ(CB
Z)による1−保護5−アミノインドリン類(III)の遊離
非保護5−アミノ基のアシル化によってウレタン類(IV)
が得られる。次いで、THFおよび塩基中で、該ウレタ
ン類(IV)をBr−CH2−CH=CH2と反応させ、N−
アリル−N−CBZ化合物(V)を形成する。好適な塩基
としては、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、
カリウムt−ブトキシドおよびリチウムジイソプロピル
アミドが挙げられ;好ましくは水素化ナトリウムであ
る。求電子試薬との反応によって、N−アリル−N−C
BZ化合物(V)を環化して、オキサゾリジノン核を形成
する。好適な求電子試薬としては、臭素およびヨウ素が
挙げられ;クロロホルム中のヨウ素が好ましい。形成さ
れたオキサゾリジノン核は、保護5−ヨードメチルオキ
サゾリジン−2−オン(VI)である。オキサゾリジノン環
の形成の後、保護5−ヨードメチルオキサゾリジノン類
(VI)とアジドとの反応によって5位に所望の側鎖を形成
して、保護アジド類(VII)を形成する。パラジウムのよ
うな触媒の存在下で水素で、あるいはPφ3もしくはH
2Sまたは当業者に公知の方法によって、保護アジド類
(VII)を還元して、ラセミ体の保護5−アミノメチルオ
キサゾリジン−2−オン類(VIII)を得る。該ラセミ化合
物は、当業者に公知の方法を用いて、アミノメチルオキ
サゾリジノン(VIII)の段階で分割することができる。例
えば、オプティカル・レゾリューション・プロシージャ
ーズ・フォー・ケミカル・コンパウンズ(Optical Res
olution Procedures for Chemical Compounds)、Vol
1,:アミンズ・アンド・リレイテッド・コンパウンズ
(Amines and Related Compounds)、ポール・ニュー
マン(Paul Newman)、オプティカル・レゾリューショ
ン・インフォメーション・センター(Optical Resolut
ion Information Center)、マンハッタン・カレッジ
(Manhattan College)、リバーデイル(Riverdale)、N
Y, 10471, 1978 参照。例えば、d,l−アミノメチルオキ
サゾリジノン(VIII)混合物を、(+)−酒石酸または(−)
−酒石酸のような光学活性酸で処理すると、ジアステレ
オマー塩の混合物が得られ、これは、分別結晶化によっ
て最も好都合に分離することができ、ラセミ混合物の1
つの鏡像異性体だけを含む塩を得ることができる。他の
好適な光学的に活性な酸としては、(−)−ジベンゾリル
酒石酸、(+)−樟脳酸、(+)−および(−)−リンゴ酸お
よび(+)−樟脳−10−スルホン酸が挙げられる。ジア
ステレオマー塩と塩基との反応によって、遊離化合物と
して鏡像異性体が得られる。次いで、これらの化合物を
アシル化して、所望のR1基を有する保護5'−インドリ
ニルオキサゾリジン−2−オン類(IX)を得る。R1が
H、C1〜C6 アルキル、C3〜C6 シクロアルキル、−
OCH3および−CHCl2であるのが好ましく;R1が−
CH3であるのがより好ましい。(BOC)保護5'−イン
ドリニルオキサゾリジ−2−ノン類(IX)の酸加水分解に
よって、非保護5'−インドリニルオキサゾリジン−2
−オン類(X)が得られ、次いで、これを、必要であれ
ば、酸ハロゲン化物、無水物として、または還元アルキ
ル化を介して、所望のR5基でN−アシル化またはN−
アルキル化して、所望の5'−インドリニルオキサゾリ
ジン−2−オン類(XI)が得られる。Pd/Cと一緒に水
素によってCBZ保護基を除去し、フッ化テトラブチル
アンモニウムによって−CO−O−(CH2)2−Si(CH
3)3を除去する。ジャーナル・ケミカル・ソサイエティ
(ケミカル・コミュニケーションズ)(J.Chem.Soc.Ch
em.Commun.)、358 (1970) 参照。5'−インドリニルオ
キサゾリジン−2−オン類(XI)に関して、R5が−C
H3、−CH2−CH=CH2、−CH2−C≡CH、−C
HO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C
2H5、−CH(CH3)2、−CH2Cl、−CHCl2、−C
H2−OH、−CH2−O−CH3、2−チエニルおよび
シクロプロピルである]であるのが好ましい。より好ま
しくは、R5は、−CH3、−CH2−CH=CH2、−C
HO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C
2H5、−CHCl2、−CH2−OHおよび2−チエニル
である]である。
ン−2−オン類(XI)は、対応する5−ニトロインドリン
類(I)で出発して製造される。R2、R3およびR4が全て
−Hであるのが好ましい。5−ニトロインドリン類(I)
のインドリニル窒素原子を保護して、対応する保護5−
ニトロインドリン類(II)を製造する。好適な保護剤X1
としては、t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、アセ
チル、−CO−O−CH2−φおよび−CO−O−(CH
2)2−Si(CH3)3が挙げられる。X1がt−ブチルオキシ
カルボニルであるのが好ましい。次に、保護5−ニトロ
インドリン類(II)のニトロ基を、水素およびPd/Cの
ような適当な触媒で還元して、対応する保護5−アミノ
インドリン類(III)にする。カルボベンジルオキシ(CB
Z)による1−保護5−アミノインドリン類(III)の遊離
非保護5−アミノ基のアシル化によってウレタン類(IV)
が得られる。次いで、THFおよび塩基中で、該ウレタ
ン類(IV)をBr−CH2−CH=CH2と反応させ、N−
アリル−N−CBZ化合物(V)を形成する。好適な塩基
としては、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、
カリウムt−ブトキシドおよびリチウムジイソプロピル
アミドが挙げられ;好ましくは水素化ナトリウムであ
る。求電子試薬との反応によって、N−アリル−N−C
BZ化合物(V)を環化して、オキサゾリジノン核を形成
する。好適な求電子試薬としては、臭素およびヨウ素が
挙げられ;クロロホルム中のヨウ素が好ましい。形成さ
れたオキサゾリジノン核は、保護5−ヨードメチルオキ
サゾリジン−2−オン(VI)である。オキサゾリジノン環
の形成の後、保護5−ヨードメチルオキサゾリジノン類
(VI)とアジドとの反応によって5位に所望の側鎖を形成
して、保護アジド類(VII)を形成する。パラジウムのよ
うな触媒の存在下で水素で、あるいはPφ3もしくはH
2Sまたは当業者に公知の方法によって、保護アジド類
(VII)を還元して、ラセミ体の保護5−アミノメチルオ
キサゾリジン−2−オン類(VIII)を得る。該ラセミ化合
物は、当業者に公知の方法を用いて、アミノメチルオキ
サゾリジノン(VIII)の段階で分割することができる。例
えば、オプティカル・レゾリューション・プロシージャ
ーズ・フォー・ケミカル・コンパウンズ(Optical Res
olution Procedures for Chemical Compounds)、Vol
1,:アミンズ・アンド・リレイテッド・コンパウンズ
(Amines and Related Compounds)、ポール・ニュー
マン(Paul Newman)、オプティカル・レゾリューショ
ン・インフォメーション・センター(Optical Resolut
ion Information Center)、マンハッタン・カレッジ
(Manhattan College)、リバーデイル(Riverdale)、N
Y, 10471, 1978 参照。例えば、d,l−アミノメチルオキ
サゾリジノン(VIII)混合物を、(+)−酒石酸または(−)
−酒石酸のような光学活性酸で処理すると、ジアステレ
オマー塩の混合物が得られ、これは、分別結晶化によっ
て最も好都合に分離することができ、ラセミ混合物の1
つの鏡像異性体だけを含む塩を得ることができる。他の
好適な光学的に活性な酸としては、(−)−ジベンゾリル
酒石酸、(+)−樟脳酸、(+)−および(−)−リンゴ酸お
よび(+)−樟脳−10−スルホン酸が挙げられる。ジア
ステレオマー塩と塩基との反応によって、遊離化合物と
して鏡像異性体が得られる。次いで、これらの化合物を
アシル化して、所望のR1基を有する保護5'−インドリ
ニルオキサゾリジン−2−オン類(IX)を得る。R1が
H、C1〜C6 アルキル、C3〜C6 シクロアルキル、−
OCH3および−CHCl2であるのが好ましく;R1が−
CH3であるのがより好ましい。(BOC)保護5'−イン
ドリニルオキサゾリジ−2−ノン類(IX)の酸加水分解に
よって、非保護5'−インドリニルオキサゾリジン−2
−オン類(X)が得られ、次いで、これを、必要であれ
ば、酸ハロゲン化物、無水物として、または還元アルキ
ル化を介して、所望のR5基でN−アシル化またはN−
アルキル化して、所望の5'−インドリニルオキサゾリ
ジン−2−オン類(XI)が得られる。Pd/Cと一緒に水
素によってCBZ保護基を除去し、フッ化テトラブチル
アンモニウムによって−CO−O−(CH2)2−Si(CH
3)3を除去する。ジャーナル・ケミカル・ソサイエティ
(ケミカル・コミュニケーションズ)(J.Chem.Soc.Ch
em.Commun.)、358 (1970) 参照。5'−インドリニルオ
キサゾリジン−2−オン類(XI)に関して、R5が−C
H3、−CH2−CH=CH2、−CH2−C≡CH、−C
HO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C
2H5、−CH(CH3)2、−CH2Cl、−CHCl2、−C
H2−OH、−CH2−O−CH3、2−チエニルおよび
シクロプロピルである]であるのが好ましい。より好ま
しくは、R5は、−CH3、−CH2−CH=CH2、−C
HO、−CO−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C
2H5、−CHCl2、−CH2−OHおよび2−チエニル
である]である。
【0010】3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミド
メチルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)は、公知の出
発化合物から、当業者に公知の方法によって製造され
る。例えば、欧州特許公開第127,902号および第
184,170号、アンチマイクロビアルズ・エイジェ
ンツ・アンド・ケモセラピー(Antimicrobial Agents
and Chemotherapy) 1971 (1987) およびテトラヘドロ
ン(Tetrahedron) 43, 2505(1987) を参照。本発明の3
−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXI)としては、縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジノン類(B)、縮合シクロアルケニル
フェニルオキサゾリジノン類(D)および縮合オキシイミ
ノシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン類(E)が挙
げられる。チャートCを参照。3−(縮合環置換)フェニ
ル−5β−アミドメチルオキサゾリジノン類(XXI)は、
縮合アルカノンフェニルオキサゾリジノン類(B)および
縮合オキシイミノシクロアルキルフェニルオキサゾリジ
ノン類(E)であるのが好ましい。より好ましくは、3−
(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリ
ジン−2−オン類(XXI)は、縮合アルカノンフェニルオ
キサゾリジン−2−オン類(B)である。
メチルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)は、公知の出
発化合物から、当業者に公知の方法によって製造され
る。例えば、欧州特許公開第127,902号および第
184,170号、アンチマイクロビアルズ・エイジェ
ンツ・アンド・ケモセラピー(Antimicrobial Agents
and Chemotherapy) 1971 (1987) およびテトラヘドロ
ン(Tetrahedron) 43, 2505(1987) を参照。本発明の3
−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXI)としては、縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジノン類(B)、縮合シクロアルケニル
フェニルオキサゾリジノン類(D)および縮合オキシイミ
ノシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン類(E)が挙
げられる。チャートCを参照。3−(縮合環置換)フェニ
ル−5β−アミドメチルオキサゾリジノン類(XXI)は、
縮合アルカノンフェニルオキサゾリジノン類(B)および
縮合オキシイミノシクロアルキルフェニルオキサゾリジ
ノン類(E)であるのが好ましい。より好ましくは、3−
(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリ
ジン−2−オン類(XXI)は、縮合アルカノンフェニルオ
キサゾリジン−2−オン類(B)である。
【0011】オキサゾリジノン核は、所望のR2/R3/
R4部分(チャートC参照)を含有する適当に置換された
アニリン(XV)または所望の部分に容易に転換し得るもの
で出発することによって形成される。オキサゾリジノン
環系はアニリン(XV)窒素原子をカルボベンジルオキシ
(CBZ)基で保護した後に合成する。アニリン(XV)窒素
原子のアシル化によって、ウレタン(XVI)が得られる。
次いで、THFおよび塩基中で、該ウレタン(XVI)をBr
−CH2−CH=CH2と反応させて、N−アリル−N−
CBZ化合物(XVII)を形成する。好適な塩基としては、
水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウムt
−ブトキシドおよびリチウムジイソプロピルアミドが挙
げられ、好ましくは、水素化ナトリウムである。求電子
試薬との反応によって、N−アリル−N−CBZ化合物
(XVII)を環化して、オキサゾリジノン核を形成する。好
適な求電子試薬としては、臭素およびヨウ素が挙げら
れ;クロロホルム中のヨウ素が好ましい。形成されたオ
キサゾリジノン核は、5−ヨードメチルオキサゾリジン
−2−オン(XVIII)である。フェニル置換基がキラル中
心を有する場合、オキサゾリジノン環は、C5位に2つ
の異なる置換基を有しており、したがって2つのジアス
テレオマーが得られる。これらは、結晶化またはクロマ
トグラフィーによって分離することができる。オキサゾ
リジノン環の形成の後、ヨードメチルオキサゾリジン−
2−オン(XVIII)とアジドとの反応によって、5位に所
望の側鎖を形成し、アジド(XIX)を得る。パラジウムの
ような触媒の存在下で水素で、あるいは、Pφ3もしく
はH2Sまたは当業者に公知の方法によって、該アジド
を還元して、N−適切な置換−3−フェニル−5−アミ
ノメチルオキサゾリジン−2−オン(XX)として5−アミ
ノメチルオキサゾリジノンを得る。次いで、この化合物
をアシル化して、所望のR1基を得る。R1は、−H、C
1〜C6 アルキル、C3〜C6 シクロアルキル、−OCH
3、−CHCl2および−CH2Clであるのが好ましく;
R1が−CH3であるのがより好ましい。この方法は、3
−(縮合環置換)フェニル−5−アミドメチルオキサゾリ
ジン−2−オン(XXI)がフェニル基に結合した5または
6員環を有するか否かに関係なく操作される。
R4部分(チャートC参照)を含有する適当に置換された
アニリン(XV)または所望の部分に容易に転換し得るもの
で出発することによって形成される。オキサゾリジノン
環系はアニリン(XV)窒素原子をカルボベンジルオキシ
(CBZ)基で保護した後に合成する。アニリン(XV)窒素
原子のアシル化によって、ウレタン(XVI)が得られる。
次いで、THFおよび塩基中で、該ウレタン(XVI)をBr
−CH2−CH=CH2と反応させて、N−アリル−N−
CBZ化合物(XVII)を形成する。好適な塩基としては、
水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウムt
−ブトキシドおよびリチウムジイソプロピルアミドが挙
げられ、好ましくは、水素化ナトリウムである。求電子
試薬との反応によって、N−アリル−N−CBZ化合物
(XVII)を環化して、オキサゾリジノン核を形成する。好
適な求電子試薬としては、臭素およびヨウ素が挙げら
れ;クロロホルム中のヨウ素が好ましい。形成されたオ
キサゾリジノン核は、5−ヨードメチルオキサゾリジン
−2−オン(XVIII)である。フェニル置換基がキラル中
心を有する場合、オキサゾリジノン環は、C5位に2つ
の異なる置換基を有しており、したがって2つのジアス
テレオマーが得られる。これらは、結晶化またはクロマ
トグラフィーによって分離することができる。オキサゾ
リジノン環の形成の後、ヨードメチルオキサゾリジン−
2−オン(XVIII)とアジドとの反応によって、5位に所
望の側鎖を形成し、アジド(XIX)を得る。パラジウムの
ような触媒の存在下で水素で、あるいは、Pφ3もしく
はH2Sまたは当業者に公知の方法によって、該アジド
を還元して、N−適切な置換−3−フェニル−5−アミ
ノメチルオキサゾリジン−2−オン(XX)として5−アミ
ノメチルオキサゾリジノンを得る。次いで、この化合物
をアシル化して、所望のR1基を得る。R1は、−H、C
1〜C6 アルキル、C3〜C6 シクロアルキル、−OCH
3、−CHCl2および−CH2Clであるのが好ましく;
R1が−CH3であるのがより好ましい。この方法は、3
−(縮合環置換)フェニル−5−アミドメチルオキサゾリ
ジン−2−オン(XXI)がフェニル基に結合した5または
6員環を有するか否かに関係なく操作される。
【0012】縮合シクロアルキルフェニルオキサゾリジ
ン-2-オン類(XXI A)の2,3−および3,4−インダニ
ル(5員アルキル環)および2,3−および3,4−の6員
アルキル環は、共に、適当な置換アニリン(XV A)で出発
することによって製造される。n2が3または4である
のが好ましい。縮合シクロアルキルフェニルオキサゾリ
ジン-2-オン類(XXI A)の製造方法の後、2,3−および
3,4−縮合アルカノンフェニルオキサゾリジン−2−
オン類(XXI B)を製造する。まず、公知の方法によっ
て、アルキルアニリン中間体(XV A)を酸化して、対応す
るアルカノンアニリン(XV B)を得る。ジャーナル・オブ
・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、27、
70 (1962)を参照。アミノ基を、例えばアセトアミドと
して保護し、次いで、酢酸およびアセトン中、三酸化ク
ロムのような酸化剤で保護アニリン(XV A)を酸化して、
対応する保護アルカノンアニリン(XV B)を得る。次い
で、保護アルカノンフェニルアニリン(XV B)を、対応す
るアルキルアニリン(XV A)と同様に反応させて、対応す
るアルカノン(XXI B)を得る。エチレングリコールでケ
トン官能基をケタールとして保護し、例えば、次に、後
の工程で酸処理によって脱保護することが必要である。
他方、好ましくは、パラケトンを有しており、5または
6員環を有している3,4−置換基に関して、縮合シク
ロアルキルフェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI A)
生成物を、酢酸および無水酢酸中、三酸化クロムのよう
な酸化剤で酸化して、直接、対応する縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI B)生成物を得る
ことができる。ケトン環がカルボニル基の隣の炭素原子
に置換基を有する場合(R10-1、R10-2、R10-3または
R10-4のいずれかは−Hではない)、該化合物は、適当
な置換アニリン中間体(XV B)による出発または当業者に
公知の合成方法において後の工程でケトン(XXI B)また
はエナミン(XXI H)のアルキル化によって製造される。
アルキル化反応を行うと、モノ−およびジアルキル化生
成物の両方が製造される。アルカノンフェニルオキサゾ
リジン−2−オン(XXI B)をアルキル化する場合、該ア
ルカノンフェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI B)は
ジアルキル化よりもモノアルキル化するほうが好まし
い。n3+n4+n7+n8=2または3であるのが好
ましい。R10-3は−CH3または−CH2−OHである
か、R10-3とR10-4が一緒になってシクロプロピルを形
成するのが好ましい。より好ましくは、R10-1は−CH
3である。
ン-2-オン類(XXI A)の2,3−および3,4−インダニ
ル(5員アルキル環)および2,3−および3,4−の6員
アルキル環は、共に、適当な置換アニリン(XV A)で出発
することによって製造される。n2が3または4である
のが好ましい。縮合シクロアルキルフェニルオキサゾリ
ジン-2-オン類(XXI A)の製造方法の後、2,3−および
3,4−縮合アルカノンフェニルオキサゾリジン−2−
オン類(XXI B)を製造する。まず、公知の方法によっ
て、アルキルアニリン中間体(XV A)を酸化して、対応す
るアルカノンアニリン(XV B)を得る。ジャーナル・オブ
・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、27、
70 (1962)を参照。アミノ基を、例えばアセトアミドと
して保護し、次いで、酢酸およびアセトン中、三酸化ク
ロムのような酸化剤で保護アニリン(XV A)を酸化して、
対応する保護アルカノンアニリン(XV B)を得る。次い
で、保護アルカノンフェニルアニリン(XV B)を、対応す
るアルキルアニリン(XV A)と同様に反応させて、対応す
るアルカノン(XXI B)を得る。エチレングリコールでケ
トン官能基をケタールとして保護し、例えば、次に、後
の工程で酸処理によって脱保護することが必要である。
他方、好ましくは、パラケトンを有しており、5または
6員環を有している3,4−置換基に関して、縮合シク
ロアルキルフェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI A)
生成物を、酢酸および無水酢酸中、三酸化クロムのよう
な酸化剤で酸化して、直接、対応する縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI B)生成物を得る
ことができる。ケトン環がカルボニル基の隣の炭素原子
に置換基を有する場合(R10-1、R10-2、R10-3または
R10-4のいずれかは−Hではない)、該化合物は、適当
な置換アニリン中間体(XV B)による出発または当業者に
公知の合成方法において後の工程でケトン(XXI B)また
はエナミン(XXI H)のアルキル化によって製造される。
アルキル化反応を行うと、モノ−およびジアルキル化生
成物の両方が製造される。アルカノンフェニルオキサゾ
リジン−2−オン(XXI B)をアルキル化する場合、該ア
ルカノンフェニルオキサゾリジン−2−オン(XXI B)は
ジアルキル化よりもモノアルキル化するほうが好まし
い。n3+n4+n7+n8=2または3であるのが好
ましい。R10-3は−CH3または−CH2−OHである
か、R10-3とR10-4が一緒になってシクロプロピルを形
成するのが好ましい。より好ましくは、R10-1は−CH
3である。
【0013】縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニルオ
キサゾリジン−2−オン類(XXI C)は、ホウ水素化ナト
リウム、シアノホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化リチ
ウム、トリ−sec−ブチルホウ水素化リチウムのような
還元剤による還元によって、対応する縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジン−2−オン類(XXI B)から製造さ
れる。ケトンの対応する第2アルコールへの還元によっ
て、2つのジアステレオマーが製造され、これをクロマ
トグラフィーまたは結晶化によって分離することができ
る。両ジアステレオマーは、程度が異なる場合がある
が、所望の抗菌活性を有している。n3+n4=2また
は3であるのが好ましい。ヨウ化アルキルまたはエポキ
シドのようなアルキル化剤の存在下、水素化ナトリウム
のような塩基によるアルコールの処理によって、当業者
に公知である対応するエーテル、すなわち−CH(−O
R)−が形成される。所望のアミノインデンまたはアミ
ノジヒドロナフタレン(XVI D)で出発するチャートDの
方法によって、縮合シクロアルケニルフェニルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXI D)を製造するのが好ましい。
他方、対応するインダノール(XXI C)の脱水(アルコール
脱離)によって、インデン類(XXI D)を製造する。脱水用
の好適な試薬としては、(CF3−CO)2O、CH3−S
O2−Clまたは(CF3SO2)2Oおよびトリエチルアミ
ンが挙げられる。ベンジル置換縮合ヒドロキシシクロア
ルキルフェニルオキサゾリジノン(C)の脱水によって、
唯一の縮合シクロアルケニルフェニルオキサゾリジノン
(D)が製造される。しかし、非ベンジル化縮合ヒドロキ
シシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン(C)につい
ては、2つの脱水生成物が生成される。両方とも、本発
明の範囲内である。好ましくは、n5+n6=1または
2である。縮合オキシイミノシクロアルキルフェニルオ
キサゾリジン−2−オン類(XXI E)は、ピリジンまたは
重炭酸ナトリウムのような塩基の存在下、ヒドロキシル
アミン(R7は−Hである)・塩酸塩または置換ヒドロキ
シルアミン(R7は−Hではない)・塩酸塩との反応によ
って、対応する縮合アルカノンフェニルオキサゾリジン
−2−オン類(XXI B)から製造される。
キサゾリジン−2−オン類(XXI C)は、ホウ水素化ナト
リウム、シアノホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化リチ
ウム、トリ−sec−ブチルホウ水素化リチウムのような
還元剤による還元によって、対応する縮合アルカノンフ
ェニルオキサゾリジン−2−オン類(XXI B)から製造さ
れる。ケトンの対応する第2アルコールへの還元によっ
て、2つのジアステレオマーが製造され、これをクロマ
トグラフィーまたは結晶化によって分離することができ
る。両ジアステレオマーは、程度が異なる場合がある
が、所望の抗菌活性を有している。n3+n4=2また
は3であるのが好ましい。ヨウ化アルキルまたはエポキ
シドのようなアルキル化剤の存在下、水素化ナトリウム
のような塩基によるアルコールの処理によって、当業者
に公知である対応するエーテル、すなわち−CH(−O
R)−が形成される。所望のアミノインデンまたはアミ
ノジヒドロナフタレン(XVI D)で出発するチャートDの
方法によって、縮合シクロアルケニルフェニルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXI D)を製造するのが好ましい。
他方、対応するインダノール(XXI C)の脱水(アルコール
脱離)によって、インデン類(XXI D)を製造する。脱水用
の好適な試薬としては、(CF3−CO)2O、CH3−S
O2−Clまたは(CF3SO2)2Oおよびトリエチルアミ
ンが挙げられる。ベンジル置換縮合ヒドロキシシクロア
ルキルフェニルオキサゾリジノン(C)の脱水によって、
唯一の縮合シクロアルケニルフェニルオキサゾリジノン
(D)が製造される。しかし、非ベンジル化縮合ヒドロキ
シシクロアルキルフェニルオキサゾリジノン(C)につい
ては、2つの脱水生成物が生成される。両方とも、本発
明の範囲内である。好ましくは、n5+n6=1または
2である。縮合オキシイミノシクロアルキルフェニルオ
キサゾリジン−2−オン類(XXI E)は、ピリジンまたは
重炭酸ナトリウムのような塩基の存在下、ヒドロキシル
アミン(R7は−Hである)・塩酸塩または置換ヒドロキ
シルアミン(R7は−Hではない)・塩酸塩との反応によ
って、対応する縮合アルカノンフェニルオキサゾリジン
−2−オン類(XXI B)から製造される。
【0014】アミノメチルオキサゾリジン−2−オン類
(XX)を種々の類似物から得、および/または、誘導体を
アシル化によって容易に製造することができる。薬理活
性に関しては、5−アミドメチル側鎖はβ配置であるの
が必要であり、故にCsの−Hはα配置でなければなら
ない。R1は−CH3および−OCH3、−CHCl2およ
びC3〜C6 シクロアルキルであるのが好ましく;より
好ましくは、R1は−CH3である。インダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXXII)の合成は、適当なニトロ
インダゾール(XXII)で出発する。R2、R3およびR4の
全てが−Hであるのが好ましい。R6は−Hまたは−C
H3であるのが好ましい。ニトロインダゾール類(XXII)
のインダゾリル窒素原子を、前記のように保護して、対
応する保護ニトロインダゾール類(XXIII)を生成する。
X1はt−ブチルオキシカルボニルであるのが好ましい。
次に、保護ニトロインダゾール類(XXIII)のニトロ基
を、前記のように水素で還元して、対応する保護アミノ
インダゾール類(XXIV)を得る。保護アミノインダゾール
類(XXIV)の遊離非保護アミノ基のカルボベンジルオキシ
(CBZ)基によるアシル化によって、ウレタン類(XXV)
が得られる。次いで、該ウレタン類(XXV)を、前記のよ
うに、THFおよび塩基中、Br−CH2−CH=CH2
で還元し、保護アリル化合物(XXVI)およびビスアリル化
合物(XXVI')を形成する。この時点で、保護アリル化合
物(XXVI)とビスアリル化合物(XXVI'')とを分離すること
ができるが、次の工程の出発物質として混合物を用いる
のが好ましい。保護アリル化合物(XXVI)およびビスアリ
ル化合物(XXVI')を、前記のように、求電子試薬との反
応によって、環化して、オキサゾリジノン核を形成す
る。形成されたオキサゾリジノン核は、保護ヨードメチ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XXVII)およびアリルヨ
ードメチルオキサゾリジン−2−オン類(XXVII')であ
る。オキサゾリジノン環の形成の後、前記のように、5
位に所望の側鎖を形成して、アジド類(XXVIII)およびア
リルアジド類(XXVIII')を形成する。ヨードメチル化合
物(XXVII/XXVII')の対応するアジド類(XXVIII/XXVII
I')への反応の間に、ヨードメチル化合物(VI)の保護基
X1が失われる。チャートE参照。他の場合は残存して
おり、アミノメチル基をアシル化した後、除去すること
ができる。アジド類(XXVIII)とアリルアジド類(XXVII
I')とを分離することができるが、この段階では分離せ
ずに混合物を還元するのが好ましい。アジド類(XXVIII)
およびアリルアジド類(XXVIII')を、前記のように、水
素で還元して、アミノメチルオキサゾリジン−2−オン
類(XXIX)および3−アリル−5−アミノメチルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXIX')を得る。
(XX)を種々の類似物から得、および/または、誘導体を
アシル化によって容易に製造することができる。薬理活
性に関しては、5−アミドメチル側鎖はβ配置であるの
が必要であり、故にCsの−Hはα配置でなければなら
ない。R1は−CH3および−OCH3、−CHCl2およ
びC3〜C6 シクロアルキルであるのが好ましく;より
好ましくは、R1は−CH3である。インダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXXII)の合成は、適当なニトロ
インダゾール(XXII)で出発する。R2、R3およびR4の
全てが−Hであるのが好ましい。R6は−Hまたは−C
H3であるのが好ましい。ニトロインダゾール類(XXII)
のインダゾリル窒素原子を、前記のように保護して、対
応する保護ニトロインダゾール類(XXIII)を生成する。
X1はt−ブチルオキシカルボニルであるのが好ましい。
次に、保護ニトロインダゾール類(XXIII)のニトロ基
を、前記のように水素で還元して、対応する保護アミノ
インダゾール類(XXIV)を得る。保護アミノインダゾール
類(XXIV)の遊離非保護アミノ基のカルボベンジルオキシ
(CBZ)基によるアシル化によって、ウレタン類(XXV)
が得られる。次いで、該ウレタン類(XXV)を、前記のよ
うに、THFおよび塩基中、Br−CH2−CH=CH2
で還元し、保護アリル化合物(XXVI)およびビスアリル化
合物(XXVI')を形成する。この時点で、保護アリル化合
物(XXVI)とビスアリル化合物(XXVI'')とを分離すること
ができるが、次の工程の出発物質として混合物を用いる
のが好ましい。保護アリル化合物(XXVI)およびビスアリ
ル化合物(XXVI')を、前記のように、求電子試薬との反
応によって、環化して、オキサゾリジノン核を形成す
る。形成されたオキサゾリジノン核は、保護ヨードメチ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XXVII)およびアリルヨ
ードメチルオキサゾリジン−2−オン類(XXVII')であ
る。オキサゾリジノン環の形成の後、前記のように、5
位に所望の側鎖を形成して、アジド類(XXVIII)およびア
リルアジド類(XXVIII')を形成する。ヨードメチル化合
物(XXVII/XXVII')の対応するアジド類(XXVIII/XXVII
I')への反応の間に、ヨードメチル化合物(VI)の保護基
X1が失われる。チャートE参照。他の場合は残存して
おり、アミノメチル基をアシル化した後、除去すること
ができる。アジド類(XXVIII)とアリルアジド類(XXVII
I')とを分離することができるが、この段階では分離せ
ずに混合物を還元するのが好ましい。アジド類(XXVIII)
およびアリルアジド類(XXVIII')を、前記のように、水
素で還元して、アミノメチルオキサゾリジン−2−オン
類(XXIX)および3−アリル−5−アミノメチルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXIX')を得る。
【0015】オキサゾリジノン核を形成して、化合物(X
XVIIおよびXXVII')を得る場合、C5に不斉中心が生
じ、ラセミ混合物を生じる。所望により、前記のよう
に、当業者に公知の方法を用いて、アミノメチルオキサ
ゾリジン−2−オン(XXIX)およびアリルアミノメチルオ
キサゾリジン−2−オン(XXIX')段階で、ラセミ混合物
を分割するのが好ましい。次いで、アミノメチルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXIX)およびアリルアミノメチル
オキサゾリジン−2−オン類(XXIX')をアシル化して、
C5に所望のR1基を有する保護インダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXX)、非保護インダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXXI)およびアリルインダゾリル
オキサゾリジン−2−オン類(XXX')を生成する。インダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXX)の場合、アシ
ル化によって、1−インダゾリル位にもアシル基を有す
るビスアシル化化合物が生成される。ほとんどの場合、
これは、所望の生成物であり、したがって、請求の範囲
で請求されるインダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXII)の範囲内である。アリルインダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXXII')は、インダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXXII)の範囲内の有用な薬理試薬
および中間体である。R1はH、C1〜C6 アルキル、C
3〜C6 シクロアルキル、−OCH3および−CHCl2で
あるのが好ましく;より好ましくは、R1は−CH3であ
る。
XVIIおよびXXVII')を得る場合、C5に不斉中心が生
じ、ラセミ混合物を生じる。所望により、前記のよう
に、当業者に公知の方法を用いて、アミノメチルオキサ
ゾリジン−2−オン(XXIX)およびアリルアミノメチルオ
キサゾリジン−2−オン(XXIX')段階で、ラセミ混合物
を分割するのが好ましい。次いで、アミノメチルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXIX)およびアリルアミノメチル
オキサゾリジン−2−オン類(XXIX')をアシル化して、
C5に所望のR1基を有する保護インダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXX)、非保護インダゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(XXXI)およびアリルインダゾリル
オキサゾリジン−2−オン類(XXX')を生成する。インダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXX)の場合、アシ
ル化によって、1−インダゾリル位にもアシル基を有す
るビスアシル化化合物が生成される。ほとんどの場合、
これは、所望の生成物であり、したがって、請求の範囲
で請求されるインダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXII)の範囲内である。アリルインダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXXII')は、インダゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(XXXII)の範囲内の有用な薬理試薬
および中間体である。R1はH、C1〜C6 アルキル、C
3〜C6 シクロアルキル、−OCH3および−CHCl2で
あるのが好ましく;より好ましくは、R1は−CH3であ
る。
【0016】保護基X1がアジドによって開裂されない
場合、次に、例えば、トリフルオロ酢酸処理によって保
護基を除去して、非保護インダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XXXI)を得る。次いで、必要に応じて、酸ハ
ロゲン化物、無水物またはハロゲン化アルキルとして、
所望のR5基で、非保護インダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XXXI)をN−アシル化またはN−アルキル化
して、所望のインダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXII)を生成する。インダゾリルオキサゾリジン−2
−オン類(XXXII)について、R5が−CH3、−CH2−C
H=CH2、−CH2−C≡CH、−CHO、−CO−R
5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C2H5、−CH(C
H3)2、−CHCl2、−CH2−OH、-CH2−O−CH
3、2−チオフェンおよびシクロペンチルである]からな
る群から選択されるのが好ましい。より好ましくは、R
5は、−CH3、−CH2−CH=CH2、−CHO、−C
O−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C2H5、−C
HCl2、−CH2−CN、−CH2−OH、−CH2−O
−CH3、−CH2−O−CO−CH3、−CH2−O−C
H2−φまたは2−チオフェンである]であるのが好まし
い。
場合、次に、例えば、トリフルオロ酢酸処理によって保
護基を除去して、非保護インダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XXXI)を得る。次いで、必要に応じて、酸ハ
ロゲン化物、無水物またはハロゲン化アルキルとして、
所望のR5基で、非保護インダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XXXI)をN−アシル化またはN−アルキル化
して、所望のインダゾリルオキサゾリジン−2−オン類
(XXXII)を生成する。インダゾリルオキサゾリジン−2
−オン類(XXXII)について、R5が−CH3、−CH2−C
H=CH2、−CH2−C≡CH、−CHO、−CO−R
5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C2H5、−CH(C
H3)2、−CHCl2、−CH2−OH、-CH2−O−CH
3、2−チオフェンおよびシクロペンチルである]からな
る群から選択されるのが好ましい。より好ましくは、R
5は、−CH3、−CH2−CH=CH2、−CHO、−C
O−R5-1[ここで、R5-1は、−CH3、−C2H5、−C
HCl2、−CH2−CN、−CH2−OH、−CH2−O
−CH3、−CH2−O−CO−CH3、−CH2−O−C
H2−φまたは2−チオフェンである]であるのが好まし
い。
【0017】ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−
オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾリジ
ン−2−オン類(LIV)は、以下の点を除いて、インダゾ
リルオキサゾリジン−2−オン(XXXIII)(チャートE)と
類似の方法(チャートFおよびGと比較)で製造される。
第1に、ウレタン(XXV)を保護アリル化合物(XXVI)に転
換する場合、インダゾリル化合物を用いると、ある程度
まで保護基(X1)をアリル基で置換して、ビスアリルイ
ンダゾリル化合物(XXVI')を生成し;ウレタン類(XXXVI
およびXLVII)を保護化合物(XXXVIIおよびXLVII)に転換
する場合、各々、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(LIV)を用いると、X1保護基は失わ
れない。第2に、再度、アジド(XXVIII)を水素で還元す
る場合、インダゾリル化合物を用いると、保護基が失わ
れ、アミノメチル化合物(XXIX)が生成され;保護アジド
類(XXXIXおよびL)を還元する場合、各々、ベンゾイミダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)およびベン
ゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−オン類(LIV)を用
いると、保護基X1は失われない。
オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾリジ
ン−2−オン類(LIV)は、以下の点を除いて、インダゾ
リルオキサゾリジン−2−オン(XXXIII)(チャートE)と
類似の方法(チャートFおよびGと比較)で製造される。
第1に、ウレタン(XXV)を保護アリル化合物(XXVI)に転
換する場合、インダゾリル化合物を用いると、ある程度
まで保護基(X1)をアリル基で置換して、ビスアリルイ
ンダゾリル化合物(XXVI')を生成し;ウレタン類(XXXVI
およびXLVII)を保護化合物(XXXVIIおよびXLVII)に転換
する場合、各々、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−
2−オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサゾ
リジン−2−オン類(LIV)を用いると、X1保護基は失わ
れない。第2に、再度、アジド(XXVIII)を水素で還元す
る場合、インダゾリル化合物を用いると、保護基が失わ
れ、アミノメチル化合物(XXIX)が生成され;保護アジド
類(XXXIXおよびL)を還元する場合、各々、ベンゾイミダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)およびベン
ゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−オン類(LIV)を用
いると、保護基X1は失われない。
【0018】ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−
オン類(XLIII)を製造する際に、多くの場合、ベンゾイ
ミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)の所望
のR5基は、中間前駆体(XXXIV−XLI)における保護基X
1と同じである。これらの場合、保護ベンゾイミダゾリ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XLI)は、ベンゾイミダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)と一致して
おり、したがって、保護ベンゾイミダゾリルオキサゾリ
ジノン類(XLI)を得る場合に有用な最終生成物が得られ
る。ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(X
LIII)に関して、R6が−HまたはC1〜C6 アルキルで
あるのが好ましい。5'−インドリニルオキサゾリジン
−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−
アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)、イン
ダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)、ベンゾ
イミダゾリルオキサゾリジン−2−オン(XLIII)および
ベンゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIV)
の全てがオキサゾリジノン環のC5位に不斉中心を有し
ており、これは、2つの鏡像異性体を生成する。鏡像異
性体の混合物を当業者に公知の方法によって分割する。
薬理活性である鏡像異性体は、β−鏡像異性体である。
チャートA〜G参照。該ラセミ混合物は、純粋なβ−鏡
像異性体と同じ方法および同じ目的で有用であり;相異
点は、純粋なβ−鏡像異性体と同じ効果を得るために、
2倍の量のラセミ混合物を用いなければならないという
ことである。便宜上、インダゾリルオキサゾリジン−2
−オン類(XXXII)、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン
−2−オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(LIV)は、総体的に、3−(窒素原
子置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン
−2−オン類(LV)と命名する。
オン類(XLIII)を製造する際に、多くの場合、ベンゾイ
ミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)の所望
のR5基は、中間前駆体(XXXIV−XLI)における保護基X
1と同じである。これらの場合、保護ベンゾイミダゾリ
ルオキサゾリジン−2−オン類(XLI)は、ベンゾイミダ
ゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIII)と一致して
おり、したがって、保護ベンゾイミダゾリルオキサゾリ
ジノン類(XLI)を得る場合に有用な最終生成物が得られ
る。ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(X
LIII)に関して、R6が−HまたはC1〜C6 アルキルで
あるのが好ましい。5'−インドリニルオキサゾリジン
−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−
アミドメチルオキサゾリジン−2−オン類(XXI)、イン
ダゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XXXII)、ベンゾ
イミダゾリルオキサゾリジン−2−オン(XLIII)および
ベンゾトリアゾリルオキサゾリジン−2−オン類(XLIV)
の全てがオキサゾリジノン環のC5位に不斉中心を有し
ており、これは、2つの鏡像異性体を生成する。鏡像異
性体の混合物を当業者に公知の方法によって分割する。
薬理活性である鏡像異性体は、β−鏡像異性体である。
チャートA〜G参照。該ラセミ混合物は、純粋なβ−鏡
像異性体と同じ方法および同じ目的で有用であり;相異
点は、純粋なβ−鏡像異性体と同じ効果を得るために、
2倍の量のラセミ混合物を用いなければならないという
ことである。便宜上、インダゾリルオキサゾリジン−2
−オン類(XXXII)、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン
−2−オン類(XLIII)およびベンゾトリアゾリルオキサ
ゾリジン−2−オン類(LIV)は、総体的に、3−(窒素原
子置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジン
−2−オン類(LV)と命名する。
【0019】本明細書に記載の5'−インドリニルオキ
サゾリジン−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニ
ル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類
(XXI)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)は、グラム
陽性および嫌気性感染によって生じる哺乳動物における
感染症を治療する抗菌薬として有用である。ヒトおよび
ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコのような有益な
温血哺乳動物を治療するのが好ましい。本明細書に記載
の5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−(窒素原子
置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン類(LV)は、マイコバクテリウム・アビウム
(Mycobacterium avium)に感染しているAIDS患者を
治療するのにも有用である。
サゾリジン−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニ
ル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類
(XXI)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)は、グラム
陽性および嫌気性感染によって生じる哺乳動物における
感染症を治療する抗菌薬として有用である。ヒトおよび
ウシ、ウマ、ヒツジ、ブタ、イヌ、ネコのような有益な
温血哺乳動物を治療するのが好ましい。本明細書に記載
の5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オン類(X
I)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−(窒素原子
置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン類(LV)は、マイコバクテリウム・アビウム
(Mycobacterium avium)に感染しているAIDS患者を
治療するのにも有用である。
【0020】5'−インドリニルオキサゾリジン−2−
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、非経口(IV、IM、S
Q)または経口的に投与することができる。日用量は、
約5〜約20mg/kgである。この投与量は、好ましく
は、分割量で与えられ、1日当たり2〜4回投与するこ
とができる。好ましい投与経路および非経口または経口
経路に関する個々の投薬形態は、感染の性質および患者
の状態を含む状況の個々の事実に依存する。非経口(溶
液、油中懸濁液)および経口(錠剤、カプセル、シロッ
プ、懸濁液等)投与に適している通常の医薬投薬形態
は、当業者に公知であり、5'−インドリニルオキサゾ
リジン−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−
5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XX
I)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)について、こ
れらの投薬形態を用いることに使用されないものはな
い。投与すべき5'−インドリニルオキサゾリジン−2
−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(ア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3
−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン類(LV)の正しい投与量、投与回
数、投与経路、投薬形態は、感染症を治療する医師に周
知である患者の年令、体重、性別、通常の健康状態、感
染の性質(含まれる個々の微生物、そのビルレンス、感
染の範囲)、患者の他の薬物問題など当業者に公知の多
くのファクターに依存して変化する。
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、非経口(IV、IM、S
Q)または経口的に投与することができる。日用量は、
約5〜約20mg/kgである。この投与量は、好ましく
は、分割量で与えられ、1日当たり2〜4回投与するこ
とができる。好ましい投与経路および非経口または経口
経路に関する個々の投薬形態は、感染の性質および患者
の状態を含む状況の個々の事実に依存する。非経口(溶
液、油中懸濁液)および経口(錠剤、カプセル、シロッ
プ、懸濁液等)投与に適している通常の医薬投薬形態
は、当業者に公知であり、5'−インドリニルオキサゾ
リジン−2−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−
5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XX
I)および3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(LV)について、こ
れらの投薬形態を用いることに使用されないものはな
い。投与すべき5'−インドリニルオキサゾリジン−2
−オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(ア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3
−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン類(LV)の正しい投与量、投与回
数、投与経路、投薬形態は、感染症を治療する医師に周
知である患者の年令、体重、性別、通常の健康状態、感
染の性質(含まれる個々の微生物、そのビルレンス、感
染の範囲)、患者の他の薬物問題など当業者に公知の多
くのファクターに依存して変化する。
【0021】5'−インドリニルオキサゾリジン−2−
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、単独で、あるいは当業者
に公知である他の抗菌薬と一緒に使用することができ
る。また、5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オ
ン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、当業者に公知である非抗
菌薬と一緒に使用することができる。好適な医薬的に許
容される塩としては、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、クエ
ン酸塩およびシュウ酸塩が挙げられる。
オン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、単独で、あるいは当業者
に公知である他の抗菌薬と一緒に使用することができ
る。また、5'−インドリニルオキサゾリジン−2−オ
ン類(XI)、3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類(XXI)および3−
(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン類(LV)は、当業者に公知である非抗
菌薬と一緒に使用することができる。好適な医薬的に許
容される塩としては、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、クエ
ン酸塩およびシュウ酸塩が挙げられる。
【0022】定義および条件 以下の定義および説明は、明細書および請求の範囲の両
方に含まれるこの内容文の全体にわたって使用される用
語に関するものである。 I.式に関する条件および変項の定義 明細書および請求の範囲における種々の化合物または分
子片を表す化学式は、特に定義された構造式に加えて、
変化し得る置換基を含んでいる。これらの変化し得る置
換基は、文字または数字の下付文字を付した文字、例え
ば"Z1"または"Ri"(ここで"i"は整数である)によって
定義される。これらの変化し得る置換基は、一価または
二価である、すなわち、それらは1または2つの化学結
合によって式に結合している基を表す。例えば、基Z1
は、式:CH3−C(=Z1)Hに結合している場合、二価
を表す。基RiおよびRjは、式:CH3−CH2−C
(Ri)(Rj)H2に結合している場合、一価の変化し得る
置換基を表す。化学式が上記のように線形で描かれてい
る場合、丸かっこ内に含まれている変化し得る置換基
は、該丸かっこで囲まれている変化し得る置換基のすぐ
左側の原子に結合している。2またはそれ以上の連続す
る変化し得る置換基が丸かっこで囲まれている場合、連
続する変化し得る置換基のそれぞれが、丸かっこで囲ま
れていない左側の直前の原子に結合している。すなわ
ち、上記式において、RiおよびRjは、両方とも、前の
炭素原子に結合している。
方に含まれるこの内容文の全体にわたって使用される用
語に関するものである。 I.式に関する条件および変項の定義 明細書および請求の範囲における種々の化合物または分
子片を表す化学式は、特に定義された構造式に加えて、
変化し得る置換基を含んでいる。これらの変化し得る置
換基は、文字または数字の下付文字を付した文字、例え
ば"Z1"または"Ri"(ここで"i"は整数である)によって
定義される。これらの変化し得る置換基は、一価または
二価である、すなわち、それらは1または2つの化学結
合によって式に結合している基を表す。例えば、基Z1
は、式:CH3−C(=Z1)Hに結合している場合、二価
を表す。基RiおよびRjは、式:CH3−CH2−C
(Ri)(Rj)H2に結合している場合、一価の変化し得る
置換基を表す。化学式が上記のように線形で描かれてい
る場合、丸かっこ内に含まれている変化し得る置換基
は、該丸かっこで囲まれている変化し得る置換基のすぐ
左側の原子に結合している。2またはそれ以上の連続す
る変化し得る置換基が丸かっこで囲まれている場合、連
続する変化し得る置換基のそれぞれが、丸かっこで囲ま
れていない左側の直前の原子に結合している。すなわ
ち、上記式において、RiおよびRjは、両方とも、前の
炭素原子に結合している。
【0023】線形で描かれたその化学式または部分は直
鎖における原子を表す。一般的に、記号“−”は鎖中の
2原子間の結合を表す。すなわち、CH3−O−CH2−
CH(Ri)−CH3は2−置換−1−メトキシプロパン化
合物を表している。同様に、記号“=”は二重結合を表
しており(例えば、CH2=C(Ri)−O−CH3)、記号
“≡”は三重結合を表している(例えば、HC≡C−C
H(Ri)−CH2−CH3)。カルボニル基は、2つの方
法:−CO−または−C(=O)−のうちのいずれか1つ
で表され、前者の方が簡素化のために好ましい。環状
(環)化合物または分子片の化学式は、線形で表すことが
できる。すなわち、化合物4−クロロ−2−メチルピリ
ジンは、星印(*)で印を付けた原子は互いに結合して、
環を形成するという条件を付けて、N*=C(CH3)−C
H=CCl−CH=C*Hによって線形で表すことができ
る。同様に、環状分子片4−(エチル)−1−ピペラジニ
ルは、−N*−(CH2)2−N(C2H5)−CH2−C*H2で
表される。
鎖における原子を表す。一般的に、記号“−”は鎖中の
2原子間の結合を表す。すなわち、CH3−O−CH2−
CH(Ri)−CH3は2−置換−1−メトキシプロパン化
合物を表している。同様に、記号“=”は二重結合を表
しており(例えば、CH2=C(Ri)−O−CH3)、記号
“≡”は三重結合を表している(例えば、HC≡C−C
H(Ri)−CH2−CH3)。カルボニル基は、2つの方
法:−CO−または−C(=O)−のうちのいずれか1つ
で表され、前者の方が簡素化のために好ましい。環状
(環)化合物または分子片の化学式は、線形で表すことが
できる。すなわち、化合物4−クロロ−2−メチルピリ
ジンは、星印(*)で印を付けた原子は互いに結合して、
環を形成するという条件を付けて、N*=C(CH3)−C
H=CCl−CH=C*Hによって線形で表すことができ
る。同様に、環状分子片4−(エチル)−1−ピペラジニ
ルは、−N*−(CH2)2−N(C2H5)−CH2−C*H2で
表される。
【0024】本明細書における化合物に関する固定の(r
igid)環状(環)構造は、該固定の環式化合物の各炭素原
子に結合している置換基について、環の面に対する配向
を定義している。環状系の一部分である炭素原子に結合
している2つの置換基、−C(X1)(X2)−を有する飽和
化合物について、2つの置換基は、環に対して軸上また
は赤道上の位置のいずれであってもよく、軸上/赤道上
間で変化し得る。しかし、環に対する2つの置換基の位
置およびお互いの位置関係は、固定されたままである。
いずれかの置換基が面の上方または下方(軸上)よりも環
の面内(赤道上)にある場合もあるが、一方の置換基は、
常に、他方の上方である。このような化合物を表す式
中、他の置換基(X2)の“下方”にある置換基(X1)は、
α配置であると定義され、破線、ダッシュまたは点線に
よる炭素結合への結合線によって、すなわち、記号“-
- -”または“...”によって定義される。他の置換基
(X1)の“上方”に結合している対応する置換基(X2)
は、β配置であると定義され、実線による炭素原子への
結合線によって示されている。
igid)環状(環)構造は、該固定の環式化合物の各炭素原
子に結合している置換基について、環の面に対する配向
を定義している。環状系の一部分である炭素原子に結合
している2つの置換基、−C(X1)(X2)−を有する飽和
化合物について、2つの置換基は、環に対して軸上また
は赤道上の位置のいずれであってもよく、軸上/赤道上
間で変化し得る。しかし、環に対する2つの置換基の位
置およびお互いの位置関係は、固定されたままである。
いずれかの置換基が面の上方または下方(軸上)よりも環
の面内(赤道上)にある場合もあるが、一方の置換基は、
常に、他方の上方である。このような化合物を表す式
中、他の置換基(X2)の“下方”にある置換基(X1)は、
α配置であると定義され、破線、ダッシュまたは点線に
よる炭素結合への結合線によって、すなわち、記号“-
- -”または“...”によって定義される。他の置換基
(X1)の“上方”に結合している対応する置換基(X2)
は、β配置であると定義され、実線による炭素原子への
結合線によって示されている。
【0025】変化し得る置換基が二価である場合、該価
(valences)は、変項の定義において、一緒になっている
か、または別々か、両方であってよい。例えば、−C
(=Ri)−のように炭素原子に結合している変化し得る
Riは、二価であり、オキソもしくはケト[すなわち、カ
ルボニル基(−CO−)を形成している]として、または
2つに分かれて結合している一価の変化し得る置換基α
−Ri-jおよびβ−Ri-kとして定義される。二価の変化
し得るRiが2つの一価の変化し得る置換基から成ると
定義されている場合、二価の変項を定義するのに用いる
条件は、“α−Ri-j:β−Ri-k”またはその任意の変
形であるということである。このような場合、α−R
i-jおよびβ−Ri-kは、両方とも、炭素原子に結合して
おり、-C(α−Ri-j)(β−Ri-k)-となる。例えば、二
価の変化し得るR6、-C(=R6)-が2つの一価の変化
し得る置換基から成ると定義されている場合、2つの一
価の変化し得る置換基は、α−R6-1:β−R6-2、・・・・
α−R6-9:β.-R6-10等であり、−C(α-R6-1)(β
-R6-2)−、・・・・ −C(α-R6-9)(β-R6-10)−等とな
る。同様に、二価の変化し得るR11、−C(=R11)−に
関しては、2つの一価の変化し得る置換基はα−
R11-1:β−R11-2である。環に関して、αおよびβ配
向を分ける置換基は、存在せず(例えば、環における炭
素炭素二重結合の存在による)、環の一部分ではない炭
素原子に結合している置換基に関して、αおよびβとい
う記号を消す以外は、上記条件が用いられる。
(valences)は、変項の定義において、一緒になっている
か、または別々か、両方であってよい。例えば、−C
(=Ri)−のように炭素原子に結合している変化し得る
Riは、二価であり、オキソもしくはケト[すなわち、カ
ルボニル基(−CO−)を形成している]として、または
2つに分かれて結合している一価の変化し得る置換基α
−Ri-jおよびβ−Ri-kとして定義される。二価の変化
し得るRiが2つの一価の変化し得る置換基から成ると
定義されている場合、二価の変項を定義するのに用いる
条件は、“α−Ri-j:β−Ri-k”またはその任意の変
形であるということである。このような場合、α−R
i-jおよびβ−Ri-kは、両方とも、炭素原子に結合して
おり、-C(α−Ri-j)(β−Ri-k)-となる。例えば、二
価の変化し得るR6、-C(=R6)-が2つの一価の変化
し得る置換基から成ると定義されている場合、2つの一
価の変化し得る置換基は、α−R6-1:β−R6-2、・・・・
α−R6-9:β.-R6-10等であり、−C(α-R6-1)(β
-R6-2)−、・・・・ −C(α-R6-9)(β-R6-10)−等とな
る。同様に、二価の変化し得るR11、−C(=R11)−に
関しては、2つの一価の変化し得る置換基はα−
R11-1:β−R11-2である。環に関して、αおよびβ配
向を分ける置換基は、存在せず(例えば、環における炭
素炭素二重結合の存在による)、環の一部分ではない炭
素原子に結合している置換基に関して、αおよびβとい
う記号を消す以外は、上記条件が用いられる。
【0026】二価の変項が2つに分かれた一価の変化し
得る置換基と定義される場合、2つに分かれた一価の変
化し得る置換基は、一緒になって、二価の変化し得る置
換基を形成すると定義してもよい。例えば、式:−C
1(Ri)H−C2(Rj)H− [C1およびC2は、各々、任意
に第1および第2炭素原子を定義する]において、Ri
およびRjは、一緒になって、(1)C1およびC2間の第
2の結合または(2)オキサ(−O−)のような二価の基を
形成すると定義してもよく、したがって、該式は、エポ
キシドを表す。RiおよびRjが一緒になって、基−X−
Y−のような、より複雑な基を形成する場合、該基の配
向は、上記式におけるC1がXと結合し、C2がYと結合
するようなものである。すなわち、条件によって“...
RiおよびRjは一緒になって−CH2−CH2−O−CO
−...を形成する...”という表現は、カルボニルがC2
に結合しているラクトンを意味する。しかし、"...Rj
およびRiは一緒になって−CH2−CH2−O−CO−
を形成する”と表現されている場合は、該条件は、カル
ボニルがC1に結合しているラクトンを意味している。
得る置換基と定義される場合、2つに分かれた一価の変
化し得る置換基は、一緒になって、二価の変化し得る置
換基を形成すると定義してもよい。例えば、式:−C
1(Ri)H−C2(Rj)H− [C1およびC2は、各々、任意
に第1および第2炭素原子を定義する]において、Ri
およびRjは、一緒になって、(1)C1およびC2間の第
2の結合または(2)オキサ(−O−)のような二価の基を
形成すると定義してもよく、したがって、該式は、エポ
キシドを表す。RiおよびRjが一緒になって、基−X−
Y−のような、より複雑な基を形成する場合、該基の配
向は、上記式におけるC1がXと結合し、C2がYと結合
するようなものである。すなわち、条件によって“...
RiおよびRjは一緒になって−CH2−CH2−O−CO
−...を形成する...”という表現は、カルボニルがC2
に結合しているラクトンを意味する。しかし、"...Rj
およびRiは一緒になって−CH2−CH2−O−CO−
を形成する”と表現されている場合は、該条件は、カル
ボニルがC1に結合しているラクトンを意味している。
【0027】変化し得る置換基の炭素原子含有量は、2
つの方法のうちの1つで示される。第1の方法は、"C1
〜C4"(ここで、"1"および"4"は、両方とも、変項中
の炭素原子の最小および最大数を表す整数である)のよ
うな変項の全体の名称に接頭語を使用する。該接頭語
は、スペースによって、変項と隔てられている。例え
ば、”C1〜C4 アルキル”は、炭素原子1〜4個のア
ルキルを表す(反対に明白な指示がない限り、その異性
体を含む)。この単一の接頭語が与えられている場合は
いつも、該接頭語は、定義されている変項の全炭素原子
含有量を示す。すなわち、C2〜C4 アルコキシカルボ
ニルは、基:CH3−(CH2)n−O−CO− [ここで、
nは0、1または2である]を示す。第2の方法によっ
て、定義物の各部分だけの炭素原子含有量は、丸かっこ
で記号“Ci〜Cj”を囲み、定義している定義物の部分
の直前に(スペースを挟まずに)それをおくことによって
分けて示している。この任意の条件によって、(C1〜C
3)アルコキシカルボニルは、"C1〜C3”がアルコキシ
基の炭素原子含有量だけに関しているので、C2〜C4
アルコキシカルボニルと同じ意味を有する。同様に、C
2〜C6 アルコキシアルキルおよび(C1〜C3)アルコキ
シ(C1〜C3)アルキルは、両方とも、2〜6個の炭素原
子を含有するアルコキシアルキル基を定義しているが、
この2つの定義物は、前者がアルコキシまたはアルキル
のいずれかの部分だけが4〜5個の炭素原子を含有して
もよいが、一方、後者は、これらの基のいずれも3個ま
での炭素原子に制限される。
つの方法のうちの1つで示される。第1の方法は、"C1
〜C4"(ここで、"1"および"4"は、両方とも、変項中
の炭素原子の最小および最大数を表す整数である)のよ
うな変項の全体の名称に接頭語を使用する。該接頭語
は、スペースによって、変項と隔てられている。例え
ば、”C1〜C4 アルキル”は、炭素原子1〜4個のア
ルキルを表す(反対に明白な指示がない限り、その異性
体を含む)。この単一の接頭語が与えられている場合は
いつも、該接頭語は、定義されている変項の全炭素原子
含有量を示す。すなわち、C2〜C4 アルコキシカルボ
ニルは、基:CH3−(CH2)n−O−CO− [ここで、
nは0、1または2である]を示す。第2の方法によっ
て、定義物の各部分だけの炭素原子含有量は、丸かっこ
で記号“Ci〜Cj”を囲み、定義している定義物の部分
の直前に(スペースを挟まずに)それをおくことによって
分けて示している。この任意の条件によって、(C1〜C
3)アルコキシカルボニルは、"C1〜C3”がアルコキシ
基の炭素原子含有量だけに関しているので、C2〜C4
アルコキシカルボニルと同じ意味を有する。同様に、C
2〜C6 アルコキシアルキルおよび(C1〜C3)アルコキ
シ(C1〜C3)アルキルは、両方とも、2〜6個の炭素原
子を含有するアルコキシアルキル基を定義しているが、
この2つの定義物は、前者がアルコキシまたはアルキル
のいずれかの部分だけが4〜5個の炭素原子を含有して
もよいが、一方、後者は、これらの基のいずれも3個ま
での炭素原子に制限される。
【0028】II.定義 全ての温度は、摂氏である。TLCは、薄層クロマトグ
ラフィーを表す。THFは、テトラヒドロフランを表
す。THPはテトラヒドロピラニルを表す。DMFは、
ジメチルホルムアミドを表す。TEAは、トリエチルア
ミンを表す。アルコールは、エチルアルコールを表す。
MPLCは、中圧液体クロマトグラフィーを表す。食塩
水は、塩化ナトリウム飽和水溶液を表す。IRは、赤外
分光法を表す。CMRは、C−13磁気共鳴分光法を表
し、化学シフトは、TMSからの低下をppm(δ)で示
す。NMRは、核(陽子)磁気共鳴分光法を表し、化学シ
フトは、テトラメチルシランからの低下をppm(δ)で示
す。TMSは、トリメチルシリルを表す。φは、フェニ
ル(C6H5)を表す。MSは、m/eまたは質量/荷電ユニ
ットで示される質量分析法を表す。[M+H]+は、母体
+水素原子の陽イオンを表す。EIは、電子衝撃を表
す。CIは、化学イオン化を表す。FABは高速原子衝
撃を表す。医薬的に許容されるとは、組成物、製剤、安
定性、患者受容力および生物学的利用能に関して、薬学
的/毒物学的見地から患者に、物理学的/化学的見地か
ら製造薬化学者に受け入れられる特性および/または物
質を表す。対になっている溶媒を使用する場合は、使用
される溶媒の割合は、容量/容量(v/v)である。〜は、
結合している基について、2つの可能な配向、(1)環に
結合する場合のαまたはβおよび(2)二重結合の炭素原
子に結合する場合のシスまたはトランスがあることを示
している。BOCは、t-ブチルオキシカルボニル、−C
O−O−C(CH3)3を表す。CBZは、カルボベンジル
オキシ、−CO−O−CH2−φを表す。
ラフィーを表す。THFは、テトラヒドロフランを表
す。THPはテトラヒドロピラニルを表す。DMFは、
ジメチルホルムアミドを表す。TEAは、トリエチルア
ミンを表す。アルコールは、エチルアルコールを表す。
MPLCは、中圧液体クロマトグラフィーを表す。食塩
水は、塩化ナトリウム飽和水溶液を表す。IRは、赤外
分光法を表す。CMRは、C−13磁気共鳴分光法を表
し、化学シフトは、TMSからの低下をppm(δ)で示
す。NMRは、核(陽子)磁気共鳴分光法を表し、化学シ
フトは、テトラメチルシランからの低下をppm(δ)で示
す。TMSは、トリメチルシリルを表す。φは、フェニ
ル(C6H5)を表す。MSは、m/eまたは質量/荷電ユニ
ットで示される質量分析法を表す。[M+H]+は、母体
+水素原子の陽イオンを表す。EIは、電子衝撃を表
す。CIは、化学イオン化を表す。FABは高速原子衝
撃を表す。医薬的に許容されるとは、組成物、製剤、安
定性、患者受容力および生物学的利用能に関して、薬学
的/毒物学的見地から患者に、物理学的/化学的見地か
ら製造薬化学者に受け入れられる特性および/または物
質を表す。対になっている溶媒を使用する場合は、使用
される溶媒の割合は、容量/容量(v/v)である。〜は、
結合している基について、2つの可能な配向、(1)環に
結合する場合のαまたはβおよび(2)二重結合の炭素原
子に結合する場合のシスまたはトランスがあることを示
している。BOCは、t-ブチルオキシカルボニル、−C
O−O−C(CH3)3を表す。CBZは、カルボベンジル
オキシ、−CO−O−CH2−φを表す。
【0029】
【実施例】更に詳細に説明せずに、当業者は、前記説明
を用いて、本発明をその最大限の範囲まで行うことがで
きるであろう。以下に詳細に説明する実施例は、種々の
化合物の製造方法および/または本発明の種々の方法を
実施する方法を記載しており、単に説明的なものであ
り、如何なる場合であっても前記説明を限定するもので
はないと解釈される。当業者は、反応物ならびに反応条
件および技術の両方に関して、該方法からの適当な変形
を即座に認識するであろう。
を用いて、本発明をその最大限の範囲まで行うことがで
きるであろう。以下に詳細に説明する実施例は、種々の
化合物の製造方法および/または本発明の種々の方法を
実施する方法を記載しており、単に説明的なものであ
り、如何なる場合であっても前記説明を限定するもので
はないと解釈される。当業者は、反応物ならびに反応条
件および技術の両方に関して、該方法からの適当な変形
を即座に認識するであろう。
【0030】実施例1 N−アセチル−5−ニトロイン
ドリン(II) ピリジン(100ml)および無水酢酸(50ml)に5−ニト
ロインドリン(I、12.012g)を入れた混合物を、ア
ルゴン下で17時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧
下で濃縮し、標記化合物を得た;融点:175〜177゜;N
MR(CDCl3、300MHz)8.28、8.10、8.01、4.23、3.31お
よび2.28 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.95、27.01、
49.11、115.73、119.93、124.27、132.4、143.4および1
69.8 δ;IR(CHCl3)1680、1600、1480、1470、1390、
1340および1320cm-1。
ドリン(II) ピリジン(100ml)および無水酢酸(50ml)に5−ニト
ロインドリン(I、12.012g)を入れた混合物を、ア
ルゴン下で17時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧
下で濃縮し、標記化合物を得た;融点:175〜177゜;N
MR(CDCl3、300MHz)8.28、8.10、8.01、4.23、3.31お
よび2.28 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.95、27.01、
49.11、115.73、119.93、124.27、132.4、143.4および1
69.8 δ;IR(CHCl3)1680、1600、1480、1470、1390、
1340および1320cm-1。
【0031】実施例2 N−アセチル−5−アミノイン
ドリン(III) 酢酸エチル(新しく開けた瓶、約500ml)にN−アセチ
ル−5−ニトロインドリン(II、実施例1、5.00g)を
入れた混合物に、Pd/C(10%、1.110g)を添加
した。該混合物を、1気圧の水素(バルーン)下で39時
間撹拌し、次いで濾過し、Pd/Cをメタノール/酢酸
エチル(20/80)で洗浄した。減圧下で濾液を濃縮
し、標記化合物を得た;融点:183〜185゜;NMR(CDC
l3、300MHz)8.01、6.53、6.50、3.98、3.56、3.04およ
び2.17 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.86、28.05、48.
71、111.55、113.73、117.66、132.8、135.6、149.1お
よび168.1 δ;IR(CHCl3)3000、1640、1600、1490、1
410、1330および1300cm-1。
ドリン(III) 酢酸エチル(新しく開けた瓶、約500ml)にN−アセチ
ル−5−ニトロインドリン(II、実施例1、5.00g)を
入れた混合物に、Pd/C(10%、1.110g)を添加
した。該混合物を、1気圧の水素(バルーン)下で39時
間撹拌し、次いで濾過し、Pd/Cをメタノール/酢酸
エチル(20/80)で洗浄した。減圧下で濾液を濃縮
し、標記化合物を得た;融点:183〜185゜;NMR(CDC
l3、300MHz)8.01、6.53、6.50、3.98、3.56、3.04およ
び2.17 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.86、28.05、48.
71、111.55、113.73、117.66、132.8、135.6、149.1お
よび168.1 δ;IR(CHCl3)3000、1640、1600、1490、1
410、1330および1300cm-1。
【0032】実施例3 1−アセチル−(N−カルボベ
ンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV) 0゜で、アセトン/水(40/60、20ml)にN−アセ
チル−5−アミノインドリン(III、実施例2、1.4g)
および重炭酸ナトリウム(1.33g)を溶解した溶液にク
ロロギ酸ベンジル(1.2ml)を添加した。該混合液を2.
5時間撹拌し、次いで、クロロギ酸ベンジル(0.5ml)
を添加した。2.3時間撹拌した後、該混合液をクロロ
ホルム(25ml)に注ぎ、有機層を重硫酸ナトリウム水溶
液(10%、2回)で洗浄し、次いで、炭酸ナトリウム水
溶液(10%、2回)で洗浄した。水性層にクロロホルム
(約200ml)を添加し、次いで、有機層を、重硫酸ナト
リウム水溶液(10%)、炭酸ナトリウム水溶液(10%)
で再度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃
縮して、標記化合物を得た;180〜182゜;NMR(CDC
l3、300MHz)8.03、7.38、7.30-7.23、6.98、6.90、5.0
9、3.90、3.05および2.09 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)23.98、28.07、48.90、66.89、115.9、117.05、118.
1、128.25、128.59、132.22、133.78、136.21、139.4、
154.2および168.39δ;IR(CHCl3)3440、1730、1660、
1600、1490および1400cm-1。
ンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV) 0゜で、アセトン/水(40/60、20ml)にN−アセ
チル−5−アミノインドリン(III、実施例2、1.4g)
および重炭酸ナトリウム(1.33g)を溶解した溶液にク
ロロギ酸ベンジル(1.2ml)を添加した。該混合液を2.
5時間撹拌し、次いで、クロロギ酸ベンジル(0.5ml)
を添加した。2.3時間撹拌した後、該混合液をクロロ
ホルム(25ml)に注ぎ、有機層を重硫酸ナトリウム水溶
液(10%、2回)で洗浄し、次いで、炭酸ナトリウム水
溶液(10%、2回)で洗浄した。水性層にクロロホルム
(約200ml)を添加し、次いで、有機層を、重硫酸ナト
リウム水溶液(10%)、炭酸ナトリウム水溶液(10%)
で再度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃
縮して、標記化合物を得た;180〜182゜;NMR(CDC
l3、300MHz)8.03、7.38、7.30-7.23、6.98、6.90、5.0
9、3.90、3.05および2.09 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)23.98、28.07、48.90、66.89、115.9、117.05、118.
1、128.25、128.59、132.22、133.78、136.21、139.4、
154.2および168.39δ;IR(CHCl3)3440、1730、1660、
1600、1490および1400cm-1。
【0033】実施例4 1−アセチル−(N−アリル−
N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(V) THF(新しく蒸留した80ml)に1−アセチル−(N−
カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV、実
施例3、2.00g)を入れた混合物に水素化ナトリウム
/鉱油(50% w/w、425mg)を添加した。臭化アリ
ル(0.725ml)を添加し、該混合物を窒素下で26.5
時間還流した。最後に、水に注ぎ、酢酸エチル(3回)で
抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、固形物を得、これを40〜63
μシリカカラムで精製し、100%ヘキサンから100
%酢酸エチルまでの勾配液で溶離した。適切な画分をプ
ールし、濃縮して、標記化合物を得た;融点:108〜110
゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.17、7.29、7.03、5.9、5.1
4、5.1、4.24、4.00、3.13および2.17 δ;CMR(CDCl
3、75.47MHz)23.80、27.54、48.69、53.23、66.98、11
6.57、117.01、123.13、126.2、127.38、127.60、128.1
3、131.61、133.37、136.35、137.3、141.6、155.12お
よび168.33;IR(CHCl3)1700、1650、1490および1400c
m-1;MS(m/e)350、215、173および91;質量(C21H22N
2O3):正確な理論値=350.1630、測定値=350.1607。
N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(V) THF(新しく蒸留した80ml)に1−アセチル−(N−
カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン(IV、実
施例3、2.00g)を入れた混合物に水素化ナトリウム
/鉱油(50% w/w、425mg)を添加した。臭化アリ
ル(0.725ml)を添加し、該混合物を窒素下で26.5
時間還流した。最後に、水に注ぎ、酢酸エチル(3回)で
抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、固形物を得、これを40〜63
μシリカカラムで精製し、100%ヘキサンから100
%酢酸エチルまでの勾配液で溶離した。適切な画分をプ
ールし、濃縮して、標記化合物を得た;融点:108〜110
゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.17、7.29、7.03、5.9、5.1
4、5.1、4.24、4.00、3.13および2.17 δ;CMR(CDCl
3、75.47MHz)23.80、27.54、48.69、53.23、66.98、11
6.57、117.01、123.13、126.2、127.38、127.60、128.1
3、131.61、133.37、136.35、137.3、141.6、155.12お
よび168.33;IR(CHCl3)1700、1650、1490および1400c
m-1;MS(m/e)350、215、173および91;質量(C21H22N
2O3):正確な理論値=350.1630、測定値=350.1607。
【0034】実施例5 (±)−3−(5'−1−アセチル
インドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VI) クロロホルム(20ml)に1−アセチル−(N−アリル−
N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン
(V、実施例4、1.3g)を入れた混合物にヨウ素(1.9
4g)を添加した。窒素下で3時間撹拌した後、該混合物
をさらにクロロホルムに注ぎ、チオ硫酸ナトリウム水溶
液(10%、2回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;融点:188〜190
゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.17、7.66、7.01、4.7、4.1
5、4.06、3.76、3.46、3.36および2.22 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)6.13、23.98、28.00、48.82、51.30、71.
09、115.621、116.73、117.00、132.38、133.7、139.
9、154.4および168.44δ;IR(CHCl3)1760、1660、149
0および1400cm-1;MS(m/e)386、344、299、258、21
6、189、173、158、145、132;質量(C14H15IN2O3):正
確な理論値=386.0129、測定値=386.0130。
インドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VI) クロロホルム(20ml)に1−アセチル−(N−アリル−
N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリン
(V、実施例4、1.3g)を入れた混合物にヨウ素(1.9
4g)を添加した。窒素下で3時間撹拌した後、該混合物
をさらにクロロホルムに注ぎ、チオ硫酸ナトリウム水溶
液(10%、2回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;融点:188〜190
゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.17、7.66、7.01、4.7、4.1
5、4.06、3.76、3.46、3.36および2.22 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)6.13、23.98、28.00、48.82、51.30、71.
09、115.621、116.73、117.00、132.38、133.7、139.
9、154.4および168.44δ;IR(CHCl3)1760、1660、149
0および1400cm-1;MS(m/e)386、344、299、258、21
6、189、173、158、145、132;質量(C14H15IN2O3):正
確な理論値=386.0129、測定値=386.0130。
【0035】実施例6 (+)−3−(5'−1−アセチル
インドリニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VII) アセトン(150ml)に(±)−3−(5'−1−アセチルイ
ンドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VI、実施例5、0.798g)を入れた混合物に、
水(10ml)に入れたアジ化ナトリウム(1.005g)を添
加した。該混合物を窒素下で42.5時間還流し、水(2
25ml)に注いだ。水性層を酢酸エチル(3回、400m
l)で抽出した。合わせた有機層を水(500ml)、食塩水
(300ml)で洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た融点:165〜1
66゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.08、7.57、6.9、4.7、4.
0、3.75、3.62、3.5、3.11および2.14 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)23.92、27.94、47.69、48.78、52.97、7
0.52、115.48、116.62、116.82、132.37、133.48、139.
45、153.97および168.43 δ;IR(CHCl3)2105、1750、
1650、1480および1390cm-1;MS(m/e)301、273、22
9、160、146、132および117;質量(C14H15N5O3):正確
な理論値=301.1174、測定値=301.1194。
インドリニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VII) アセトン(150ml)に(±)−3−(5'−1−アセチルイ
ンドリニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VI、実施例5、0.798g)を入れた混合物に、
水(10ml)に入れたアジ化ナトリウム(1.005g)を添
加した。該混合物を窒素下で42.5時間還流し、水(2
25ml)に注いだ。水性層を酢酸エチル(3回、400m
l)で抽出した。合わせた有機層を水(500ml)、食塩水
(300ml)で洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た融点:165〜1
66゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.08、7.57、6.9、4.7、4.
0、3.75、3.62、3.5、3.11および2.14 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)23.92、27.94、47.69、48.78、52.97、7
0.52、115.48、116.62、116.82、132.37、133.48、139.
45、153.97および168.43 δ;IR(CHCl3)2105、1750、
1650、1480および1390cm-1;MS(m/e)301、273、22
9、160、146、132および117;質量(C14H15N5O3):正確
な理論値=301.1174、測定値=301.1194。
【0036】実施例7 (±)−3−(5'−1−アセチル
インドリニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VIII) メタノール/酢酸エチル(8/92、130ml)に(+)−
3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5−(アジドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(VII、実施例6、55
0mg)を入れた混合物にPd/C(10%、110mg)を添
加した。該混合物を水素1気圧(バルーン)下で24時間
撹拌した。該溶液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、
標記化合物を得た融点:164〜165゜;NMR(CDCl3、300
MHz)8.08、7.61、6.9、4.58、3.98、3.75、3.11、3.0
2、2.90、2.14および1.33;CMR(CDCl3、75.47MHz)2
3.96、28.00、44.96、47.93、48.82、73.79、115.40、1
15.67、132.29、133.97、139.6、155.2および168.40
δ;IR(CHCl3)1750、1650、1490、1400および900cm-1;
MS(m/e)275、233、189、160、147および117。
インドリニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−
2−オン(VIII) メタノール/酢酸エチル(8/92、130ml)に(+)−
3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5−(アジドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(VII、実施例6、55
0mg)を入れた混合物にPd/C(10%、110mg)を添
加した。該混合物を水素1気圧(バルーン)下で24時間
撹拌した。該溶液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、
標記化合物を得た融点:164〜165゜;NMR(CDCl3、300
MHz)8.08、7.61、6.9、4.58、3.98、3.75、3.11、3.0
2、2.90、2.14および1.33;CMR(CDCl3、75.47MHz)2
3.96、28.00、44.96、47.93、48.82、73.79、115.40、1
15.67、132.29、133.97、139.6、155.2および168.40
δ;IR(CHCl3)1750、1650、1490、1400および900cm-1;
MS(m/e)275、233、189、160、147および117。
【0037】実施例8 (±)−3−(5'−1−アセチル
インドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(IX) ピリジン(5ml)および無水酢酸(2.5ml)に(±)−3−
(5'−1−アセチルインドリニル)−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例7、200
mg)を入れた混合物を一晩撹拌した。次いで、該混合物
を減圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物を、でき
る限り少量のクロロホルムおよびメタノールに溶解する
ことによって再結晶し、次いで、同量の酢酸エチルに添
加し、窒素流下で蒸発によって濃縮して、標記化合物を
得た;融点:234〜235゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.16、
7.58、7.03、6.37、4.76、4.04、3.76、3.65、3.20、2.
23および2.03 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.00、23.
95、27.99、30.81、41.09、47.88、48.81、71.70、115.
44、116.82、117.13、132.27、133.55、139.53、154.4
5、168.46および170.92 δ;IR(CHCl3)1755、1670、1
490および1400cm-1;MS(m/e)317、273、189、172、1
59、147および117。
インドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(IX) ピリジン(5ml)および無水酢酸(2.5ml)に(±)−3−
(5'−1−アセチルインドリニル)−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例7、200
mg)を入れた混合物を一晩撹拌した。次いで、該混合物
を減圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物を、でき
る限り少量のクロロホルムおよびメタノールに溶解する
ことによって再結晶し、次いで、同量の酢酸エチルに添
加し、窒素流下で蒸発によって濃縮して、標記化合物を
得た;融点:234〜235゜;NMR(CDCl3、300MHz)8.16、
7.58、7.03、6.37、4.76、4.04、3.76、3.65、3.20、2.
23および2.03 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)23.00、23.
95、27.99、30.81、41.09、47.88、48.81、71.70、115.
44、116.82、117.13、132.27、133.55、139.53、154.4
5、168.46および170.92 δ;IR(CHCl3)1755、1670、1
490および1400cm-1;MS(m/e)317、273、189、172、1
59、147および117。
【0038】実施例9 1−カルボ−t−ブチルオキシ
−5−ニトロインドリン(II) 新しく蒸留したTHF(85ml)に5−ニトロインドリン
(I、5.00g)を溶解した溶液にジ−tert−ブチルジカ
ーボネート(13.4g)を一度に全部添加した。該混合物
を3日間還流し、ジ−tert−ブチルジカーボネート(9.
90g)を添加し、該混合物を一晩還流した。混合物を水
(225ml)に注ぎ、これを酢酸エチル(4回、合計45
0ml)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム
水溶液(5%、500ml)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。固形物と油状物の
混合物をヘキサン中でトリチュレートし、濾過して、標
記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)8.10、7.99、
7.85、4.09、3.17および1.58 δ;CMR(CDCl3、75.47
MHz)26.38、28.11、48.32、81.8、113.58、120.28、12
4.53、142.38および151.82;IR(CHCl3)1710、1605、1
490、1395および1320cm-1;MS(m/e)264、208、164お
よび57;質量(C13H16N2O4):正確な理論値=264.1110、
測定値=264.1117。
−5−ニトロインドリン(II) 新しく蒸留したTHF(85ml)に5−ニトロインドリン
(I、5.00g)を溶解した溶液にジ−tert−ブチルジカ
ーボネート(13.4g)を一度に全部添加した。該混合物
を3日間還流し、ジ−tert−ブチルジカーボネート(9.
90g)を添加し、該混合物を一晩還流した。混合物を水
(225ml)に注ぎ、これを酢酸エチル(4回、合計45
0ml)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウム
水溶液(5%、500ml)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。固形物と油状物の
混合物をヘキサン中でトリチュレートし、濾過して、標
記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)8.10、7.99、
7.85、4.09、3.17および1.58 δ;CMR(CDCl3、75.47
MHz)26.38、28.11、48.32、81.8、113.58、120.28、12
4.53、142.38および151.82;IR(CHCl3)1710、1605、1
490、1395および1320cm-1;MS(m/e)264、208、164お
よび57;質量(C13H16N2O4):正確な理論値=264.1110、
測定値=264.1117。
【0039】実施例10 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−アミノインドリン(III) 0゜で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1−
カルボ−t−ブチルオキシ−5−ニトロインドリン(II、
実施例9、4.554g)を入れた混合物に、Pd/C(1
0%、1.0g)を添加した。該混合物を、水素1気圧(バ
ルーン)下、20〜25゜で3.5時間撹拌した。次い
で、該混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮した濾
液を酢酸エチルに取り、食塩水(3回)で洗浄した。合わ
せた水性層を酢酸エチル(3回)で抽出した。全有機相を
合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;NMR(CDC
l3、300MHz)7.64、7.26、6.50、3.93、3.48、3.00およ
び1.54 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.47、28.42、4
7.41、77.39、79.6、80.6、112.14、113.67、115.15、1
32.4、133.0、134.5、135.2、141.71および152.36;I
R(CHCl3)3360、3440、1680、1485および1390cm-1;M
S(m/e)234、178、134および57。
シ−5−アミノインドリン(III) 0゜で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1−
カルボ−t−ブチルオキシ−5−ニトロインドリン(II、
実施例9、4.554g)を入れた混合物に、Pd/C(1
0%、1.0g)を添加した。該混合物を、水素1気圧(バ
ルーン)下、20〜25゜で3.5時間撹拌した。次い
で、該混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮した濾
液を酢酸エチルに取り、食塩水(3回)で洗浄した。合わ
せた水性層を酢酸エチル(3回)で抽出した。全有機相を
合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;NMR(CDC
l3、300MHz)7.64、7.26、6.50、3.93、3.48、3.00およ
び1.54 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.47、28.42、4
7.41、77.39、79.6、80.6、112.14、113.67、115.15、1
32.4、133.0、134.5、135.2、141.71および152.36;I
R(CHCl3)3360、3440、1680、1485および1390cm-1;M
S(m/e)234、178、134および57。
【0040】実施例11 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリ
ン(IV) 0゜で、アセトン/水(55/45、40ml)に1−カル
ボ−t−ブチルオキシ−5−アミノインドリン(III、実
施例10、3.147g)および重炭酸ナトリウム(2.4
0g)を入れた混合物に、クロロギ酸ベンジル(2.1ml)
を添加した。1時間撹拌した後、該混合物にクロロホル
ム(50ml)を添加した。次いで、該混合物を酢酸エチル
(50ml)に注ぎ、食塩水で洗浄した。次いで、水性層を
酢酸エチル(2回、合計200ml)で抽出した。有機層を
合わせて、重硫酸ナトリウム水溶液(10%、2×10
0ml)、炭酸ナトリウム水溶液(10%、2×100m
l)、食塩水(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、次いで、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.74、7.33、7.00、5.14、3.9
2、2.98および1.54 δ;CMR(CDCl3、300MHz)27.0、2
8.303、46.1、47.52、66.66、73.3、80.1、81.0、114.5
1、118.00、128.05、128.38、132.2、132.36、136.09、
138.3、138.9、152.37および153.60 δ;IR(CHCl3)34
30、1730、1685、1485、1385cm-1。
シ−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノインドリ
ン(IV) 0゜で、アセトン/水(55/45、40ml)に1−カル
ボ−t−ブチルオキシ−5−アミノインドリン(III、実
施例10、3.147g)および重炭酸ナトリウム(2.4
0g)を入れた混合物に、クロロギ酸ベンジル(2.1ml)
を添加した。1時間撹拌した後、該混合物にクロロホル
ム(50ml)を添加した。次いで、該混合物を酢酸エチル
(50ml)に注ぎ、食塩水で洗浄した。次いで、水性層を
酢酸エチル(2回、合計200ml)で抽出した。有機層を
合わせて、重硫酸ナトリウム水溶液(10%、2×10
0ml)、炭酸ナトリウム水溶液(10%、2×100m
l)、食塩水(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、次いで、減圧下で濃縮して、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.74、7.33、7.00、5.14、3.9
2、2.98および1.54 δ;CMR(CDCl3、300MHz)27.0、2
8.303、46.1、47.52、66.66、73.3、80.1、81.0、114.5
1、118.00、128.05、128.38、132.2、132.36、136.09、
138.3、138.9、152.37および153.60 δ;IR(CHCl3)34
30、1730、1685、1485、1385cm-1。
【0041】実施例12 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−ア
ミノインドリン(V) 新しく蒸留したTHF(180ml)に1−カルボ−t−ブ
チルオキシ−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
インドリン(IV、実施例11、4.480g)を入れた混合
物に、水素化ナトリウム/鉱油(50% w/w、800m
g)を添加した。臭化アリル(1.32ml)を添加し、該混
合物を窒素下で5.5時間還流し、次いで、水に注ぎ、
酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、減圧下
で濃縮し、油状物を得て、これをシリカカラム(40〜
63μ)に通して、ヘキサン−酢酸エチル勾配液(100
%〜100%)で溶離した。適切な画分をプールし、標
記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.80、7.29、
6.98、5.87、5.14、5.10、4.23、3.96、3.04および1.55
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.11、28.41、47.80、5
3.54、67.16、77.35、80.5、114.55、117.23、126.5、1
27.60、127.80、128.35、132.0、133.69、136.4、136.7
2、141.6、152.43および155.47 δ;IR(CHCl3)1690、
1490、1395および1160cm-1。
シ−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−ア
ミノインドリン(V) 新しく蒸留したTHF(180ml)に1−カルボ−t−ブ
チルオキシ−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
インドリン(IV、実施例11、4.480g)を入れた混合
物に、水素化ナトリウム/鉱油(50% w/w、800m
g)を添加した。臭化アリル(1.32ml)を添加し、該混
合物を窒素下で5.5時間還流し、次いで、水に注ぎ、
酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、減圧下
で濃縮し、油状物を得て、これをシリカカラム(40〜
63μ)に通して、ヘキサン−酢酸エチル勾配液(100
%〜100%)で溶離した。適切な画分をプールし、標
記化合物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.80、7.29、
6.98、5.87、5.14、5.10、4.23、3.96、3.04および1.55
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.11、28.41、47.80、5
3.54、67.16、77.35、80.5、114.55、117.23、126.5、1
27.60、127.80、128.35、132.0、133.69、136.4、136.7
2、141.6、152.43および155.47 δ;IR(CHCl3)1690、
1490、1395および1160cm-1。
【0042】実施例13 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(インドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VI) クロロホルム(65ml)に1−カルボ−t−ブチルオキシ
−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミ
ノインドリン(V、実施例12、4.190g)を入れた混
合物にヨウ素(5.512g)を添加した。3時間撹拌した
後、該混合物をクロロホルム(40ml)に注ぎ、チオ硫酸
ナトリウム水溶液(10%、3×100ml)で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、残留物を
得た。該残留物をシリカカラム(40〜63μ)に通し、
酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶離し、次いでク
ロロホルムで溶離した。適切な画分をプールし、濃縮し
て固形物を得、これをアセトン/水から再結晶して、標
記化合物を得た;融点:174〜175゜;NMR(CDCl3、300
MHz)7.80、7.53、7.07、4.69、4.13、3.98、3.74、3.4
5、3.35、3.09および1.56 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)6.18、27.0、28.26、47.54、51.34、70.94、80.6、11
4.35、115.96、117.36、132.17、139.8、152.24および1
54.01 δ;IR(CHCl3)1760、1690、1490、1390、1370、
1145cm-1。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(インドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VI) クロロホルム(65ml)に1−カルボ−t−ブチルオキシ
−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミ
ノインドリン(V、実施例12、4.190g)を入れた混
合物にヨウ素(5.512g)を添加した。3時間撹拌した
後、該混合物をクロロホルム(40ml)に注ぎ、チオ硫酸
ナトリウム水溶液(10%、3×100ml)で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、残留物を
得た。該残留物をシリカカラム(40〜63μ)に通し、
酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶離し、次いでク
ロロホルムで溶離した。適切な画分をプールし、濃縮し
て固形物を得、これをアセトン/水から再結晶して、標
記化合物を得た;融点:174〜175゜;NMR(CDCl3、300
MHz)7.80、7.53、7.07、4.69、4.13、3.98、3.74、3.4
5、3.35、3.09および1.56 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)6.18、27.0、28.26、47.54、51.34、70.94、80.6、11
4.35、115.96、117.36、132.17、139.8、152.24および1
54.01 δ;IR(CHCl3)1760、1690、1490、1390、1370、
1145cm-1。
【0043】実施例14 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VI、実施例13)で出発した以外は明確な変形は行わ
ないで、実施例6の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た;融点:168〜170゜。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VI、実施例13)で出発した以外は明確な変形は行わ
ないで、実施例6の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た;融点:168〜170゜。
【0044】実施例15 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VII、実施例14)で出発した以外は明確な変形は行
わないで、実施例7の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た;融点:166〜168゜。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VII、実施例14)で出発した以外は明確な変形は行
わないで、実施例7の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た;融点:166〜168゜。
【0045】実施例16 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VIII、実施例17)で出発した以外は明確な変形は行
わないで、実施例8の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た;融点:139〜140゜。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VIII、実施例17)で出発した以外は明確な変形は行
わないで、実施例8の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た;融点:139〜140゜。
【0046】実施例17 (±)−3−(5'−インドリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X) 塩化メチレン(3ml)に(±)−3−(5'−1−カルボ−t
−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(IX、実施例16、0.0
38mg)を入れた混合物に、トリフルオロ酢酸(0.25
0ml)を1分間かけてゆっくりと添加した。該混合物を
窒素下で1.5時間撹拌し、次いで、重炭酸ナトリウム
飽和水溶液(30ml)に注いだ。混合水溶液を塩化メチレ
ン(3回、合計40ml)で抽出した。合わせた有機抽出物
を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10ml)で洗浄し、水性
抽出物を合わせた。合わせた水性抽出物を塩化メチレン
(5回、合計50ml)で再度抽出した。合わせた有機抽出
物を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、標記
化合物を得た;MS(m/e)275、231、172、159および14
7;質量 (C14H17N3O3):正確な理論値=275.1270、測定値
=275.1282。
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X) 塩化メチレン(3ml)に(±)−3−(5'−1−カルボ−t
−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(IX、実施例16、0.0
38mg)を入れた混合物に、トリフルオロ酢酸(0.25
0ml)を1分間かけてゆっくりと添加した。該混合物を
窒素下で1.5時間撹拌し、次いで、重炭酸ナトリウム
飽和水溶液(30ml)に注いだ。混合水溶液を塩化メチレ
ン(3回、合計40ml)で抽出した。合わせた有機抽出物
を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10ml)で洗浄し、水性
抽出物を合わせた。合わせた水性抽出物を塩化メチレン
(5回、合計50ml)で再度抽出した。合わせた有機抽出
物を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、標記
化合物を得た;MS(m/e)275、231、172、159および14
7;質量 (C14H17N3O3):正確な理論値=275.1270、測定値
=275.1282。
【0047】実施例18 (±)−3−(5'−1−イソブ
チリルインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XI) 塩化メチレン(1.0ml)に(±)−3−(5'−インドリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X、実施例17、53mg)を溶解した。トリエチル
アミン(80μl)を添加した。0゜で、塩化イソブチリル
(25μl)を30秒間かけてゆっくりと添加した。2時
間撹拌した後、該混合物を食塩水(10ml)に添加し、塩
化メチレン(6回、合計20ml)で抽出した。合わせた有
機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、固形
物を得た。該固形物を、シリカカートリッジに通して精
製し、クロロホルム(1ml)、酢酸エチル(4ml)、メタノ
ール/酢酸エチル(10/90、27ml)で溶離した。適
切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得た;融
点:200〜202゜。
チリルインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XI) 塩化メチレン(1.0ml)に(±)−3−(5'−インドリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X、実施例17、53mg)を溶解した。トリエチル
アミン(80μl)を添加した。0゜で、塩化イソブチリル
(25μl)を30秒間かけてゆっくりと添加した。2時
間撹拌した後、該混合物を食塩水(10ml)に添加し、塩
化メチレン(6回、合計20ml)で抽出した。合わせた有
機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して、固形
物を得た。該固形物を、シリカカートリッジに通して精
製し、クロロホルム(1ml)、酢酸エチル(4ml)、メタノ
ール/酢酸エチル(10/90、27ml)で溶離した。適
切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得た;融
点:200〜202゜。
【0048】実施例19〜24 適切なR5基を用いた以外は明確な変形は行わないで、
実施例18の一般的な方法に従って、下記実施例19〜
24の化合物を得た。 実施例 得られた化合物 19 (±)−3−(5'−1−プロパノイルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 20 (±)−3−(5'−1−シクロペンチルカルボニルインドリニル)−5 −(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 21 (±)−3−(5'−1−ホルミルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 22 (±)−3−(5'−1−クロロアセチルインドリニル)−5−(アセトア ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 23 (±)−3−(5'−1−ジクロロアセチルインドリニル) −5−(アセ トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン (XI)および 24 (±)−3−(5'−1−フェニルアセチルインドリニル)−5−(アセト アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)。
実施例18の一般的な方法に従って、下記実施例19〜
24の化合物を得た。 実施例 得られた化合物 19 (±)−3−(5'−1−プロパノイルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 20 (±)−3−(5'−1−シクロペンチルカルボニルインドリニル)−5 −(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 21 (±)−3−(5'−1−ホルミルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 22 (±)−3−(5'−1−クロロアセチルインドリニル)−5−(アセトア ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 23 (±)−3−(5'−1−ジクロロアセチルインドリニル) −5−(アセ トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン (XI)および 24 (±)−3−(5'−1−フェニルアセチルインドリニル)−5−(アセト アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)。
【0049】実施例25 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−6−ニトロインドリン(II) ジ−tert−ブチルジカーボネート(11.500g)を、新
しく蒸留したTHF(40ml)に6−ニトロインドリン
(I、4.300)を入れた混合物に添加した。該混合物
を3日間還流し、次いで、水中に注ぎ、酢酸エチル(3
回、合計220ml)で抽出した。合わせた有機層を重炭
酸ナトリウム水溶液(5%)、食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油中固形物の混
合物を得た。この混合物をアセトン/水で再結晶して、
標記化合物を得た;融点104〜105゜;NMR(CDCl3、300
MHz)8.5-8.1、7.71、7.14、4.00、3.10および1.51 δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)27.12、28.16、47.94、77.2、
81.3、109.28、117.51、124.45、138.4、143.6、147.84
および151.92 δ;IR(CHCl3)1695、1480、1385、1340
および1140cm-1;MS(m/e)264、208、191、164、118
および57。
シ−6−ニトロインドリン(II) ジ−tert−ブチルジカーボネート(11.500g)を、新
しく蒸留したTHF(40ml)に6−ニトロインドリン
(I、4.300)を入れた混合物に添加した。該混合物
を3日間還流し、次いで、水中に注ぎ、酢酸エチル(3
回、合計220ml)で抽出した。合わせた有機層を重炭
酸ナトリウム水溶液(5%)、食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油中固形物の混
合物を得た。この混合物をアセトン/水で再結晶して、
標記化合物を得た;融点104〜105゜;NMR(CDCl3、300
MHz)8.5-8.1、7.71、7.14、4.00、3.10および1.51 δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)27.12、28.16、47.94、77.2、
81.3、109.28、117.51、124.45、138.4、143.6、147.84
および151.92 δ;IR(CHCl3)1695、1480、1385、1340
および1140cm-1;MS(m/e)264、208、191、164、118
および57。
【0050】実施例26 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−6−アミノインドリン(III) 0゜で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1−カ
ルボ−t−ブチルオキシ−6−ニトロインドリン(II、実
施例25、5.311g)を入れた混合物にPd/C(10
%、1.198g)を添加した。該混合物を、1気圧水素
(バルーン)下、20〜25℃で7時間撹拌した。次い
で、該混合物を濾過し、減圧下で濃縮して標記化合物を
得た;融点:151〜152゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.29、
6.80、6.25、3.93、3.61および2.95 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)26.58、28.47、48.29、80.2、102.50、10
8.77、120.9、124.94、146.13および152.9 δ;IR(CH
Cl3)3380、3460、1690、1620、1490、1450および1390cm
-1。
シ−6−アミノインドリン(III) 0゜で、酢酸エチル(新しく開けた瓶、500ml)に1−カ
ルボ−t−ブチルオキシ−6−ニトロインドリン(II、実
施例25、5.311g)を入れた混合物にPd/C(10
%、1.198g)を添加した。該混合物を、1気圧水素
(バルーン)下、20〜25℃で7時間撹拌した。次い
で、該混合物を濾過し、減圧下で濃縮して標記化合物を
得た;融点:151〜152゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.29、
6.80、6.25、3.93、3.61および2.95 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)26.58、28.47、48.29、80.2、102.50、10
8.77、120.9、124.94、146.13および152.9 δ;IR(CH
Cl3)3380、3460、1690、1620、1490、1450および1390cm
-1。
【0051】実施例27 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−(N−カルボベンジルオキシ)−6−アミノインドリ
ン(IV) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−6−アミノインドリン
(III、実施例26)を用いて出発した以外は明確な変形
は行わないで、実施例3および11の一般的な方法に従
って、標記化合物を得た;MS(m/e)368、312、268、9
1および57;質量(C21H24N2O4):正確な理論値=368.173
6、測定値=368.1737。
シ−(N−カルボベンジルオキシ)−6−アミノインドリ
ン(IV) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−6−アミノインドリン
(III、実施例26)を用いて出発した以外は明確な変形
は行わないで、実施例3および11の一般的な方法に従
って、標記化合物を得た;MS(m/e)368、312、268、9
1および57;質量(C21H24N2O4):正確な理論値=368.173
6、測定値=368.1737。
【0052】実施例28 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−6−ア
ミノインドリン(V) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−カルボベンジルオ
キシ)−6−アミノインドリン(IV、実施例27)を用い
て出発した以外は明確な変形は行わないで、実施例4お
よび12の一般的な方法に従って、標記化合物を得た;
MS(m/e)408、352、308、217、91および57;質量(C24
H28N2O4):正確な理論値=408.2049、測定値=408.207
3。
シ−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−6−ア
ミノインドリン(V) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−カルボベンジルオ
キシ)−6−アミノインドリン(IV、実施例27)を用い
て出発した以外は明確な変形は行わないで、実施例4お
よび12の一般的な方法に従って、標記化合物を得た;
MS(m/e)408、352、308、217、91および57;質量(C24
H28N2O4):正確な理論値=408.2049、測定値=408.207
3。
【0053】実施例29 (±)−3−(6'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(ヨードメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VI) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−アリル−N−カル
ボベンジルオキシ)−6−アミノインドリン(V、実施例
28)を用いて出発した以外は明確な変形を行わない
で、実施例5および13の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た;MS(m/e)444、388、344、217、173、5
7および41;質量(C17H21N2O4):正確な理論値=444.054
8、測定値=444.0560。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(ヨードメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VI) 1−カルボ−t−ブチルオキシ−(N−アリル−N−カル
ボベンジルオキシ)−6−アミノインドリン(V、実施例
28)を用いて出発した以外は明確な変形を行わない
で、実施例5および13の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た;MS(m/e)444、388、344、217、173、5
7および41;質量(C17H21N2O4):正確な理論値=444.054
8、測定値=444.0560。
【0054】実施例30 (±)−3−(6'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VI、実施例29)を用いて出発した以外は明確な変形
を行わないで、実施例6および14の一般的な方法に従
って、標記化合物を得た;MS(m/e)359、303、259、1
86、160および57;質量(C17H21N5O4):正確な理論値=3
59.1593、測定値=359.1605。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アジドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VII) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VI、実施例29)を用いて出発した以外は明確な変形
を行わないで、実施例6および14の一般的な方法に従
って、標記化合物を得た;MS(m/e)359、303、259、1
86、160および57;質量(C17H21N5O4):正確な理論値=3
59.1593、測定値=359.1605。
【0055】実施例31 (±)−3−(6'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VII、実施例30)を用いて出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例7および15の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た;MS(m/e)333、277、23
3、147および57;質量(C17H23N3O4):正確な理論値=33
3.1688、測定値=333.1692。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(VIII) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VII、実施例30)を用いて出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例7および15の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た;MS(m/e)333、277、23
3、147および57;質量(C17H23N3O4):正確な理論値=33
3.1688、測定値=333.1692。
【0056】実施例32 (±)−3−(6'−1−カルボ
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VIII、実施例31)を用いて出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例8および16の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た;MS(m/e)375、275、14
8、134および57;質量(C19H25N3O5):正確な理論値=37
5.1794、測定値=375.1803。
−t−ブチルオキシインドリニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(IX) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(VIII、実施例31)を用いて出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例8および16の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た;MS(m/e)375、275、14
8、134および57;質量(C19H25N3O5):正確な理論値=37
5.1794、測定値=375.1803。
【0057】実施例33 (±)−3−(6'−インドリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(IX、実施例32)を用いて出発した以外は明確
な変形を行わないで、実施例17の一般的な方法に従っ
て、標記化合物を得た;融点60〜62゜。
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(X) (±)−3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインド
リニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(IX、実施例32)を用いて出発した以外は明確
な変形を行わないで、実施例17の一般的な方法に従っ
て、標記化合物を得た;融点60〜62゜。
【0058】実施例34〜38 (±)−3−(6'−インドリニル)−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例33)を用い
て出発し、アシル化剤を用いて、適切なR5基を与えた
以外は明確な変形を行わないで、実施例18の一般的な
方法に従って、下記実施例34〜38の化合物を得た。 実施例 得られた化合物 34 (±)−3−(6'−1−アセチルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 35 (±)−3−(6'−1−イソブチリルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 36 (±)−3−(6'−1−プロパノイルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 37 (±)−3−(6'−1−シクロペンタンカルボニルインドリニル)−5 −(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)および 38 (±)−3−(6'−1−ホルミルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XII)。
チル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例33)を用い
て出発し、アシル化剤を用いて、適切なR5基を与えた
以外は明確な変形を行わないで、実施例18の一般的な
方法に従って、下記実施例34〜38の化合物を得た。 実施例 得られた化合物 34 (±)−3−(6'−1−アセチルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 35 (±)−3−(6'−1−イソブチリルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 36 (±)−3−(6'−1−プロパノイルインドリニル)−5−(アセトアミ ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)、 37 (±)−3−(6'−1−シクロペンタンカルボニルインドリニル)−5 −(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XII)および 38 (±)−3−(6'−1−ホルミルインドリニル)−5−(アセトアミドメ チル)オキサゾリジン−2−オン(XII)。
【0059】実施例39 (±)−3−(5'−1−アリル
インドリニル)−5−(N−アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン (XI) 臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わないで、実
施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
インドリニル)−5−(N−アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン (XI) 臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わないで、実
施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0060】実施例40 (±)−3−(6'−1−アリル
インドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XI) (±)−3−(6'−インドリニル)−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例33)を用い
て出発し、臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わ
ないで、実施例18の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た。
インドリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XI) (±)−3−(6'−インドリニル)−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例33)を用い
て出発し、臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わ
ないで、実施例18の一般的な方法に従って、標記化合
物を得た。
【0061】実施例41 N−(カルボベンジル)−5−
アミノインダン(XVI A) 0゜で、アセトン(60ml)および水(30ml)に5−アミ
ノインダン(XV A、5.71g)を溶解した溶液に重炭酸ナ
トリウム(7.20g)を添加し、次いで、5分間かけてク
ロロギ酸ベンジル(6.8ml、8.07g)を滴下した。該
混合物を、0゜で約1時間、次いで、20〜25゜で一晩
撹拌した。該混合液を硫酸水素ナトリウム水溶液(10
%、200ml)および酢酸エチル(300ml)中に注い
だ。有機抽出物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油
状物を得た。該油状物を60〜200μシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチル/ヘ
キサン(10/90)で溶離した。適切な画分をプール
し、濃縮して、標記化合物を得た;融点:56〜59゜;N
MR(CDCl3、300MHz)7.40-7.03、7.11、7.05、6.65、5.
18、2.85及び2.05 δ;IR[鉱油マル(mineral oil mul
l)]3275、2925、1693.5、1544および1236cm-1;MS(m
/e)267、223、222および91。
アミノインダン(XVI A) 0゜で、アセトン(60ml)および水(30ml)に5−アミ
ノインダン(XV A、5.71g)を溶解した溶液に重炭酸ナ
トリウム(7.20g)を添加し、次いで、5分間かけてク
ロロギ酸ベンジル(6.8ml、8.07g)を滴下した。該
混合物を、0゜で約1時間、次いで、20〜25゜で一晩
撹拌した。該混合液を硫酸水素ナトリウム水溶液(10
%、200ml)および酢酸エチル(300ml)中に注い
だ。有機抽出物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油
状物を得た。該油状物を60〜200μシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチル/ヘ
キサン(10/90)で溶離した。適切な画分をプール
し、濃縮して、標記化合物を得た;融点:56〜59゜;N
MR(CDCl3、300MHz)7.40-7.03、7.11、7.05、6.65、5.
18、2.85及び2.05 δ;IR[鉱油マル(mineral oil mul
l)]3275、2925、1693.5、1544および1236cm-1;MS(m
/e)267、223、222および91。
【0062】実施例42 N−(カルボベンジルオキシ)
−N−(アリル)−5−アミノインダン(XVII A) アルゴン下、20゜で、新しく蒸留したテトラヒドロフ
ラン(約350ml)にN−(カルボベンジルオキシ)−5−
アミノインダン(XVI A、実施例41、8.856g)を溶
解した溶液に水素化ナトリウム/鉱油分散物(50%、
2.00g)を注意深く添加した。該反応は、水素ガスを
発生しながら、穏やかに発熱した。次いで、臭化アリル
(3.4ml、4.8g)を1分間かけて添加した。該混合物
を20〜25゜で1時間撹拌して、固形物を形成した。
次いで、該混合物を還流下で3.5時間加熱し、次い
で、20〜25゜で一晩撹拌した。微量試料を取り、水
および酢酸エチルに注ぎ、有機層を蒸発させた。NMR
分析は、完全な反応を示した。該混合物を酢酸エチル
(300ml)に注ぎ、次いで、水(2×250ml)で洗浄し
た。合わせた水性層を酢酸エチル(100ml)で抽出し
た。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。該残留
物を、シリカゲルカラム(2.5cm×10cm、60〜20
0μ)を介して重力濾過によって精製し、ヘキサンで溶
離した。適切な画分をプールし、濃縮して、油状の標記
化合物を得た。酢酸エチル/ヘキサン(10/90)を用
いて、MPLCによって分析試料を得た;NMR(CDC
l3、300MHz)7.30、7.16、7.06、6.96、5.91、5.16、5.1
3、4.24、2.88および2.07 δ;IR(CHCl3)2944、169
4、1400および1153cm-1;MS(m/e)307、263、248、17
2、144および91;質量(C20H21NO2):正確な理論値=20
7.1572、測定値=307.1565。
−N−(アリル)−5−アミノインダン(XVII A) アルゴン下、20゜で、新しく蒸留したテトラヒドロフ
ラン(約350ml)にN−(カルボベンジルオキシ)−5−
アミノインダン(XVI A、実施例41、8.856g)を溶
解した溶液に水素化ナトリウム/鉱油分散物(50%、
2.00g)を注意深く添加した。該反応は、水素ガスを
発生しながら、穏やかに発熱した。次いで、臭化アリル
(3.4ml、4.8g)を1分間かけて添加した。該混合物
を20〜25゜で1時間撹拌して、固形物を形成した。
次いで、該混合物を還流下で3.5時間加熱し、次い
で、20〜25゜で一晩撹拌した。微量試料を取り、水
および酢酸エチルに注ぎ、有機層を蒸発させた。NMR
分析は、完全な反応を示した。該混合物を酢酸エチル
(300ml)に注ぎ、次いで、水(2×250ml)で洗浄し
た。合わせた水性層を酢酸エチル(100ml)で抽出し
た。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。該残留
物を、シリカゲルカラム(2.5cm×10cm、60〜20
0μ)を介して重力濾過によって精製し、ヘキサンで溶
離した。適切な画分をプールし、濃縮して、油状の標記
化合物を得た。酢酸エチル/ヘキサン(10/90)を用
いて、MPLCによって分析試料を得た;NMR(CDC
l3、300MHz)7.30、7.16、7.06、6.96、5.91、5.16、5.1
3、4.24、2.88および2.07 δ;IR(CHCl3)2944、169
4、1400および1153cm-1;MS(m/e)307、263、248、17
2、144および91;質量(C20H21NO2):正確な理論値=20
7.1572、測定値=307.1565。
【0063】実施例43 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XV
III A) 20゜で、クロロホルム(400ml)に3−(カルボベンジ
ルオキシ)−N−(アリル)−5−アミノインダン(XVII
A、実施例42、10.39g)を溶解した溶液にヨウ素
(16.84g)を添加した。該混合物を20゜で3.3時間
撹拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、
550ml)中に注いだ。層を分離し、クロロホルム層を
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、固形物を
得た。該固形物を0.1Torrで18時間維持し、結晶を
得て、これをアセトン(300ml)および水(240ml)か
ら再結晶し、70゜で減圧乾燥して、固形物を得た。N
MRによる分析は、この物質が痕跡量の鉱油を含有して
いることを示した。母液からさらに生成物を得た。分析
のために、少量の試料をシリカゲルクロマトグラフィー
にかけ、酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶離し、
濃縮し、次いで、上記のように再結晶し、標記化合物を
得た;融点:104〜105゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.44、
7.21、4.69、4.15、3.76、3.45、3.34、2.90および2.08
δ;CMR(75.47MHz、CDCl3)6.07、25.39、32.05、3
2.86、51.29、70.93、115.04、116.56、124.40、135.7
6、140.38及び145.22 δ;IR(鉱油マル)2922、1728、
1485および1420cm-1;MS(m/e)343、215、172、144、
117および91;質量(C13H14INO2):正確な理論値=343.0
071、測定値=343.0066。
ル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XV
III A) 20゜で、クロロホルム(400ml)に3−(カルボベンジ
ルオキシ)−N−(アリル)−5−アミノインダン(XVII
A、実施例42、10.39g)を溶解した溶液にヨウ素
(16.84g)を添加した。該混合物を20゜で3.3時間
撹拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、
550ml)中に注いだ。層を分離し、クロロホルム層を
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、固形物を
得た。該固形物を0.1Torrで18時間維持し、結晶を
得て、これをアセトン(300ml)および水(240ml)か
ら再結晶し、70゜で減圧乾燥して、固形物を得た。N
MRによる分析は、この物質が痕跡量の鉱油を含有して
いることを示した。母液からさらに生成物を得た。分析
のために、少量の試料をシリカゲルクロマトグラフィー
にかけ、酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶離し、
濃縮し、次いで、上記のように再結晶し、標記化合物を
得た;融点:104〜105゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.44、
7.21、4.69、4.15、3.76、3.45、3.34、2.90および2.08
δ;CMR(75.47MHz、CDCl3)6.07、25.39、32.05、3
2.86、51.29、70.93、115.04、116.56、124.40、135.7
6、140.38及び145.22 δ;IR(鉱油マル)2922、1728、
1485および1420cm-1;MS(m/e)343、215、172、144、
117および91;質量(C13H14INO2):正確な理論値=343.0
071、測定値=343.0066。
【0064】実施例44 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI
X A) アセトン(250ml)に(±)−3−(5'−インダニル)−
5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XVIII
A、実施例43、3.726g、10.86ミリモル)を溶
解した溶液に、水(50ml)に入れたアジ化ナトリウム
(5.30g)を添加した。該混合物を安全シールドの後ろ
で、還流下、27時間加熱し、20〜25゜で一晩撹拌
し、次いで、水(350ml)に注ぎ、酢酸エチル(3×1
75ml)で抽出した。合わせた抽出物を水(50ml)、次
いで食塩水(50ml)で洗浄し、硫酸マクネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮し(安全シールド)、油状物を得、これ
を0゜で放置して結晶化した。NMR分析は、非常に少
量の残留鉱油を有する標記化合物を示した。この物質
は、品質向上処理せずに用いた;NMR(CDCl3、300MH
z)7.46、7.22、4.76、4.09、3.86、3.68、3.58、2.90お
よび2.09 δ;IR(CHCl3)2120、1760、1489および1410
cm-1;MS(m/e)258、230、201、185、170、158、14
4、130および117;質量(C13H14N4O2):正確な理論値=2
58.1117、測定値=258.1132。
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI
X A) アセトン(250ml)に(±)−3−(5'−インダニル)−
5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XVIII
A、実施例43、3.726g、10.86ミリモル)を溶
解した溶液に、水(50ml)に入れたアジ化ナトリウム
(5.30g)を添加した。該混合物を安全シールドの後ろ
で、還流下、27時間加熱し、20〜25゜で一晩撹拌
し、次いで、水(350ml)に注ぎ、酢酸エチル(3×1
75ml)で抽出した。合わせた抽出物を水(50ml)、次
いで食塩水(50ml)で洗浄し、硫酸マクネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮し(安全シールド)、油状物を得、これ
を0゜で放置して結晶化した。NMR分析は、非常に少
量の残留鉱油を有する標記化合物を示した。この物質
は、品質向上処理せずに用いた;NMR(CDCl3、300MH
z)7.46、7.22、4.76、4.09、3.86、3.68、3.58、2.90お
よび2.09 δ;IR(CHCl3)2120、1760、1489および1410
cm-1;MS(m/e)258、230、201、185、170、158、14
4、130および117;質量(C13H14N4O2):正確な理論値=2
58.1117、測定値=258.1132。
【0065】実施例45 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
A) 酢酸エチル[600ml、新しく開けた、フィッシャー(F
isher)HPLCグレード]に(±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI
X A、実施例44、3.05g、僅かに不純)を溶解した溶
液を減圧排気(20Torr)し、アルゴンを充填した(4
×)。次いで、Pd/C(10%、1.276g)を添加し、
この系を減圧排気し、バルーンから水素を充填した(4
×)。該混合物を20〜25゜で19時間撹拌した。TL
C分析によって、痕跡量の出発物質が示されたので、新
しいバルーンを介してさらに水素を添加した。さらに
2.25時間撹拌した後、混合物をケイソウ土を介して
濾過し、パッドを、まず酢酸エチルで、次にメタノール
/酢酸エチル(10/90)で洗浄した。濾液を減圧下で
濃縮して、固形物を得た。これは、さらに使用するのに
充分な品質であると思われる。分析試料用に、約50mg
をクロロホルム中に溶解し、ピペット中、2インチのシ
リカゲルプラグで負荷した。これを酢酸エチルで溶離し
て、若干量の極性不純物を除去し、メタノール/酢酸エ
チル(1/1)で溶離した。溶出液を濃縮して、標記化合
物を得た;融点:101〜103゜。NMR(CDCl3、300MHz)7.
45、7.21、4.65、4.03、3.81、3.07、2.99、2.89、2.07
および1.58 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)25.55、32.1
9、33.02、45.06、48.15、73.73、115.00、116.52、12
4.47、136.36、140.16および145.27 δ;IR(CHCl3)36
88、3390、1745、1614、1484および1404cm-1;MS(m/
e)232、203、187、171、159および146;質量(C13H16O2N
2):正確な理論値=232.1212、測定値=232.1214。
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
A) 酢酸エチル[600ml、新しく開けた、フィッシャー(F
isher)HPLCグレード]に(±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI
X A、実施例44、3.05g、僅かに不純)を溶解した溶
液を減圧排気(20Torr)し、アルゴンを充填した(4
×)。次いで、Pd/C(10%、1.276g)を添加し、
この系を減圧排気し、バルーンから水素を充填した(4
×)。該混合物を20〜25゜で19時間撹拌した。TL
C分析によって、痕跡量の出発物質が示されたので、新
しいバルーンを介してさらに水素を添加した。さらに
2.25時間撹拌した後、混合物をケイソウ土を介して
濾過し、パッドを、まず酢酸エチルで、次にメタノール
/酢酸エチル(10/90)で洗浄した。濾液を減圧下で
濃縮して、固形物を得た。これは、さらに使用するのに
充分な品質であると思われる。分析試料用に、約50mg
をクロロホルム中に溶解し、ピペット中、2インチのシ
リカゲルプラグで負荷した。これを酢酸エチルで溶離し
て、若干量の極性不純物を除去し、メタノール/酢酸エ
チル(1/1)で溶離した。溶出液を濃縮して、標記化合
物を得た;融点:101〜103゜。NMR(CDCl3、300MHz)7.
45、7.21、4.65、4.03、3.81、3.07、2.99、2.89、2.07
および1.58 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)25.55、32.1
9、33.02、45.06、48.15、73.73、115.00、116.52、12
4.47、136.36、140.16および145.27 δ;IR(CHCl3)36
88、3390、1745、1614、1484および1404cm-1;MS(m/
e)232、203、187、171、159および146;質量(C13H16O2N
2):正確な理論値=232.1212、測定値=232.1214。
【0066】実施例46 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) ピリジン(3.0ml)に(±)−3−(5'−インダニル)−5
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX A、実
施例45、0.472g)を溶解した溶液に無水酢酸(1.
5ml)を、僅かに発熱を伴いながら、2分間かけて添加
した。該混合液を20〜25゜で21時間撹拌し、次い
で、減圧下で濃縮して油状物を得た。該油状物を、クロ
ロホルム(10ml)を入れたエーレンマイヤーフラスコ
(50ml)に移し、酢酸エチル(20ml)を添加した。該混
合液をゆっくりとした窒素流下で濃縮して、標記化合物
を得た;融点:133〜134゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.3
7、7.19、7.06、4.74、4.02、3.78、3.60、2.87、2.06
および2.00 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)22.94、25.6
0、32.25、33.04、41.86、48.12、72.00、115.28、116.
91、124.58、136.09、140.54、145.34、154.98、171.44
δ;IR(鉱油マル)3344、2925、1739、1663、1551お
よび1419cm-1;MS(m/e)274、230、215、202、187、17
1、170、158、146、133および117;質量(C15H18N2O3):正
確な理論値=274.1317、測定値=274.1322。
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) ピリジン(3.0ml)に(±)−3−(5'−インダニル)−5
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX A、実
施例45、0.472g)を溶解した溶液に無水酢酸(1.
5ml)を、僅かに発熱を伴いながら、2分間かけて添加
した。該混合液を20〜25゜で21時間撹拌し、次い
で、減圧下で濃縮して油状物を得た。該油状物を、クロ
ロホルム(10ml)を入れたエーレンマイヤーフラスコ
(50ml)に移し、酢酸エチル(20ml)を添加した。該混
合液をゆっくりとした窒素流下で濃縮して、標記化合物
を得た;融点:133〜134゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.3
7、7.19、7.06、4.74、4.02、3.78、3.60、2.87、2.06
および2.00 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)22.94、25.6
0、32.25、33.04、41.86、48.12、72.00、115.28、116.
91、124.58、136.09、140.54、145.34、154.98、171.44
δ;IR(鉱油マル)3344、2925、1739、1663、1551お
よび1419cm-1;MS(m/e)274、230、215、202、187、17
1、170、158、146、133および117;質量(C15H18N2O3):正
確な理論値=274.1317、測定値=274.1322。
【0067】実施例47 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(ブチルアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) 無水酪酸で出発した以外は明確な変形を行わないで、実
施例46の一般的な方法に従って、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.39、7.20、6.5、4.75、
4.03、3.78、3.64、2.88、2.19、2.08および1.63 δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)13.53、18.91、25.44、32.1
1、32.90、38.22、41.68、47.96、71.76、115.04、116.
64、124.43、136.1、140.6、145.5、155.0および174.0
δ;IR(鉱油マル)3349、2959、2927、2855、1736、16
56、1544、1495、1468および1420cm-1;MS(m/e)30
2、274、258、215、202、187、171、146および133;質
量(C17H22N2O3):正確な理論値=302.1630、測定値=30
2.1633。
ル)−5−(ブチルアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) 無水酪酸で出発した以外は明確な変形を行わないで、実
施例46の一般的な方法に従って、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.39、7.20、6.5、4.75、
4.03、3.78、3.64、2.88、2.19、2.08および1.63 δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)13.53、18.91、25.44、32.1
1、32.90、38.22、41.68、47.96、71.76、115.04、116.
64、124.43、136.1、140.6、145.5、155.0および174.0
δ;IR(鉱油マル)3349、2959、2927、2855、1736、16
56、1544、1495、1468および1420cm-1;MS(m/e)30
2、274、258、215、202、187、171、146および133;質
量(C17H22N2O3):正確な理論値=302.1630、測定値=30
2.1633。
【0068】実施例48 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(シクロプロピルカルボキサミド)メチルオキ
サゾリジン−2−オン(XXI A) 塩化メチレン(5.0ml)に(±)−3−(5'−インダニル)
−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
A、実施例45、0.236g)を入れた混合物に、トリエ
チルアミン(0.139g、0.19ml)を添加した。この
混合液を、アルゴン下、0℃で冷却し、次いで、シクロ
プロパンカルボニルクロリド(0.143g、0.125m
l)を約7分間かけて滴下した。該混合物を0゜で30分
間撹拌し、次いで20〜25゜に温めた。TLC分析に
よって、完全に転換していることがわかり、該混合物を
減圧下で濃縮した。固形残留物を、クロロホルムに溶解
した溶液の状態で負荷し、酢酸エチルで溶離するシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(60〜200μ、11c
m×2.5cm、25ml画分)によって精製した。適切な画
分をプールして、標記化合物を得た;融点:145〜147
゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.40、7.195、7.20、6.55、
4.75、4.02、3.79、3.67、2.88、2.075、1.42、0.92お
よび0.74 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)7.52、7.62、1
4.54、25.61、32.26、33.06、42.01、48.13、72.03、11
5.32、116.92、124.58、136.16、140.60、145.48、154.
91、および174.89 δ;IR(鉱油マル)3305、2954、292
4、2854、1746、1666、1554、1496および1422cm-1;M
S(m/e)300、256、241、215、202、185、171、158、14
6および133;質量(C17H20N2O3):正確な理論値=300.14
74、測定値=300.1480。
ル)−5−(シクロプロピルカルボキサミド)メチルオキ
サゾリジン−2−オン(XXI A) 塩化メチレン(5.0ml)に(±)−3−(5'−インダニル)
−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
A、実施例45、0.236g)を入れた混合物に、トリエ
チルアミン(0.139g、0.19ml)を添加した。この
混合液を、アルゴン下、0℃で冷却し、次いで、シクロ
プロパンカルボニルクロリド(0.143g、0.125m
l)を約7分間かけて滴下した。該混合物を0゜で30分
間撹拌し、次いで20〜25゜に温めた。TLC分析に
よって、完全に転換していることがわかり、該混合物を
減圧下で濃縮した。固形残留物を、クロロホルムに溶解
した溶液の状態で負荷し、酢酸エチルで溶離するシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(60〜200μ、11c
m×2.5cm、25ml画分)によって精製した。適切な画
分をプールして、標記化合物を得た;融点:145〜147
゜;NMR(CDCl3、300MHz)7.40、7.195、7.20、6.55、
4.75、4.02、3.79、3.67、2.88、2.075、1.42、0.92お
よび0.74 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)7.52、7.62、1
4.54、25.61、32.26、33.06、42.01、48.13、72.03、11
5.32、116.92、124.58、136.16、140.60、145.48、154.
91、および174.89 δ;IR(鉱油マル)3305、2954、292
4、2854、1746、1666、1554、1496および1422cm-1;M
S(m/e)300、256、241、215、202、185、171、158、14
6および133;質量(C17H20N2O3):正確な理論値=300.14
74、測定値=300.1480。
【0069】実施例49 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(ホルミルアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXI A) ギ酸(1.0ml)および無水酢酸(0.2ml)に(±)−3−
(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XX A、実施例45、0.139g)を入れた
混合物を20゜で2日間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮
して、茶色の油状物を得た。NMR分析は完全な転換を
示した。残留物をクロロホルムおよび酢酸エチルに取
り、該混合物を窒素流下で濃縮して、標記化合物を得
た;NMR(CDCl3、300MHz)8.23、7.36、7.19、7.04、
4.76、4.03、3.80、3.77-3.58、2.87および2.05 δ;C
MR(CDCl3)25.60、32.26、33.05、40.28、48.12、71.6
8、115.40、117.03、124.64、135.90、140.77、145.4
4、154.6および162.3 δ;IR(CHCl3)3430、3315、17
50、1689および1482cm-1;MS(m/e)260、216、202、1
70、158、146、133および117;質量(C14H16N2O3):正確
な理論値=260.1161、測定値=260.1174。
ル)−5−(ホルミルアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXI A) ギ酸(1.0ml)および無水酢酸(0.2ml)に(±)−3−
(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XX A、実施例45、0.139g)を入れた
混合物を20゜で2日間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮
して、茶色の油状物を得た。NMR分析は完全な転換を
示した。残留物をクロロホルムおよび酢酸エチルに取
り、該混合物を窒素流下で濃縮して、標記化合物を得
た;NMR(CDCl3、300MHz)8.23、7.36、7.19、7.04、
4.76、4.03、3.80、3.77-3.58、2.87および2.05 δ;C
MR(CDCl3)25.60、32.26、33.05、40.28、48.12、71.6
8、115.40、117.03、124.64、135.90、140.77、145.4
4、154.6および162.3 δ;IR(CHCl3)3430、3315、17
50、1689および1482cm-1;MS(m/e)260、216、202、1
70、158、146、133および117;質量(C14H16N2O3):正確
な理論値=260.1161、測定値=260.1174。
【0070】実施例50 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(ベンズアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) アルゴン下、0゜で、1分間かけて、ピリジン(4.0ml)
に(±)−3−(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XX A、実施例45、0.51
8g)を溶解した溶液に塩化ベンゾイル(0.31g、0.2
6ml)を添加した。該混合物を0℃で約1時間撹拌し、
次いで、合計23時間、20〜25゜に温めた。TLC
分析によって出発物質が残っていることが分かったの
で、再度0゜に冷却した後、塩化ベンゾイル(0.1ml)を
添加し、5時間後、反応が終了した。混合物を減圧下で
濃縮して、結晶を含有する油状物を得た。この物質を、
MPLC(2.5cm×22cmシリカゲル、40〜63μ、
25%、50%、75%および100%酢酸エチル/ヘ
キサンを含有する勾配液を使用)を用いてクロマトグラ
フィー処理した。適切な画分をプールし、濃縮して、標
記化合物を得た。融点:159.5〜161゜。分析のた
めに、一部分をクロロホルムおよび酢酸エチルに溶解
し、窒素流下で濃縮して、結晶性物質を得た;NMR(C
DCl3、300MHz)7.81、7.78、7.47、7.37、7.26、7.18、
7.15、4.84、4.06、3.92-3.72、2.85および2.04 δ;C
MR(CDCl3、75.47MHz)25.50、32.16、32.95、42.52、4
8.26、71.93、115.24、116.84、124.49、127.09、128.4
7、131.72、133.56、135.97、140.47、145.26、154.80
および168.29 δ;IR(鉱油マル)3367、2949、2915、1
757、1654、1551、1491および1408cm-1;MS(m/e)33
6、292、215、202、187、171、158、146、133および10
5;質量(C20H20N2O3):正確な理論値=336.1474、測定
値=336.1472。
ル)−5−(ベンズアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) アルゴン下、0゜で、1分間かけて、ピリジン(4.0ml)
に(±)−3−(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XX A、実施例45、0.51
8g)を溶解した溶液に塩化ベンゾイル(0.31g、0.2
6ml)を添加した。該混合物を0℃で約1時間撹拌し、
次いで、合計23時間、20〜25゜に温めた。TLC
分析によって出発物質が残っていることが分かったの
で、再度0゜に冷却した後、塩化ベンゾイル(0.1ml)を
添加し、5時間後、反応が終了した。混合物を減圧下で
濃縮して、結晶を含有する油状物を得た。この物質を、
MPLC(2.5cm×22cmシリカゲル、40〜63μ、
25%、50%、75%および100%酢酸エチル/ヘ
キサンを含有する勾配液を使用)を用いてクロマトグラ
フィー処理した。適切な画分をプールし、濃縮して、標
記化合物を得た。融点:159.5〜161゜。分析のた
めに、一部分をクロロホルムおよび酢酸エチルに溶解
し、窒素流下で濃縮して、結晶性物質を得た;NMR(C
DCl3、300MHz)7.81、7.78、7.47、7.37、7.26、7.18、
7.15、4.84、4.06、3.92-3.72、2.85および2.04 δ;C
MR(CDCl3、75.47MHz)25.50、32.16、32.95、42.52、4
8.26、71.93、115.24、116.84、124.49、127.09、128.4
7、131.72、133.56、135.97、140.47、145.26、154.80
および168.29 δ;IR(鉱油マル)3367、2949、2915、1
757、1654、1551、1491および1408cm-1;MS(m/e)33
6、292、215、202、187、171、158、146、133および10
5;質量(C20H20N2O3):正確な理論値=336.1474、測定
値=336.1472。
【0071】実施例51 (±)−3−(5'−インダニ
ル)−5−(メトキシカルボキサミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI A) 0゜で、アルゴン下、塩化メチレン(3.0ml)に(±)−3
−(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XX A、実施例45、0.085g)を入れ
た混合物にトリエチルアミン(56μl)を添加した後、
クロロギ酸メチル(36μl)を添加した。該混合物を0゜
で45分間撹拌し、次いで、20〜25゜に温めた。合
計19時間後、混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得
た。該残留物を、ピペット(2")中、短いシリカゲルカ
ラムを介して重力クロマトグラフィーによって精製し、
クロロホルムで負荷し、次いで、酢酸エチル/ヘキサン
(1/1)で溶離した。溶出液を濃縮して、標記化合物を
得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.42、7.20、5.31、4.7
4、4.04、3.79、3.68、3.61-3.46、2.90および2.08δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)25.63、32.27、33.08、43.7
5、47.97、52.54、71.71、115.19、116.74、124.59、13
6.15、140.50、145.41、154.9および157.7 δ。
ル)−5−(メトキシカルボキサミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI A) 0゜で、アルゴン下、塩化メチレン(3.0ml)に(±)−3
−(5'−インダニル)−5−(アミノメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XX A、実施例45、0.085g)を入れ
た混合物にトリエチルアミン(56μl)を添加した後、
クロロギ酸メチル(36μl)を添加した。該混合物を0゜
で45分間撹拌し、次いで、20〜25゜に温めた。合
計19時間後、混合物を減圧下で濃縮して、残留物を得
た。該残留物を、ピペット(2")中、短いシリカゲルカ
ラムを介して重力クロマトグラフィーによって精製し、
クロロホルムで負荷し、次いで、酢酸エチル/ヘキサン
(1/1)で溶離した。溶出液を濃縮して、標記化合物を
得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.42、7.20、5.31、4.7
4、4.04、3.79、3.68、3.61-3.46、2.90および2.08δ;
CMR(CDCl3、75.47MHz)25.63、32.27、33.08、43.7
5、47.97、52.54、71.71、115.19、116.74、124.59、13
6.15、140.50、145.41、154.9および157.7 δ。
【0072】実施例52 (±)−3−(1'−オキソ−
5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 20〜25゜で、氷酢酸(14ml)および水(4ml)に溶解
した三酸化クロム(1.09g)の溶液を、氷酢酸(25ml)
および無水酢酸(4ml)に(±)−3−(5'−インダニル)
−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI A、実施例46、1.198g)を溶解した溶液に添
加した。穏やかな発熱が観察された。該混合物を20〜
25℃で2時間撹拌し、次いで、氷(250g)に注ぎ、
20分間放置した。次いで、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液を注意深く添加することによって、pHを7〜7.5に
調節した。該混合物を酢酸エチル(5×200ml)で、次
いで塩化メチレン(3×200ml)で抽出した。該抽出物
を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
で濃縮して、油状物を得た。該油状物をクロロホルムに
取り、減圧下で濃縮して、固形物を得た。固形物の一部
分をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0.5×
5cmカラム)によって精製し、クロロホルム、次いで酢
酸エチル、次にメタノール−酢酸エチル勾配液で溶離し
た。適切な画分をプールし、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)7.71、7.65、7.51、6.77、4.84、4.1
3、3.90、3.70、3.12、2.69および2.04 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)23.06、25.96、36.41、41.80、47.63、7
2.20、115.03、117.08、124.67、132.74、143.56、154.
25、156.74、171.45および205.74 δ;IR(CHCl3)344
0、1757、1694、1605、1480、1400、1280および1130cm
-1;MS(m/e)288、244、229、216、201、185、160お
よび147;質量(C15H16O4N2):正確な理論値=288.111
0、測定値=288.1101。
5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 20〜25゜で、氷酢酸(14ml)および水(4ml)に溶解
した三酸化クロム(1.09g)の溶液を、氷酢酸(25ml)
および無水酢酸(4ml)に(±)−3−(5'−インダニル)
−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI A、実施例46、1.198g)を溶解した溶液に添
加した。穏やかな発熱が観察された。該混合物を20〜
25℃で2時間撹拌し、次いで、氷(250g)に注ぎ、
20分間放置した。次いで、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液を注意深く添加することによって、pHを7〜7.5に
調節した。該混合物を酢酸エチル(5×200ml)で、次
いで塩化メチレン(3×200ml)で抽出した。該抽出物
を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
で濃縮して、油状物を得た。該油状物をクロロホルムに
取り、減圧下で濃縮して、固形物を得た。固形物の一部
分をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0.5×
5cmカラム)によって精製し、クロロホルム、次いで酢
酸エチル、次にメタノール−酢酸エチル勾配液で溶離し
た。適切な画分をプールし、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)7.71、7.65、7.51、6.77、4.84、4.1
3、3.90、3.70、3.12、2.69および2.04 δ;CMR(CDC
l3、75.47MHz)23.06、25.96、36.41、41.80、47.63、7
2.20、115.03、117.08、124.67、132.74、143.56、154.
25、156.74、171.45および205.74 δ;IR(CHCl3)344
0、1757、1694、1605、1480、1400、1280および1130cm
-1;MS(m/e)288、244、229、216、201、185、160お
よび147;質量(C15H16O4N2):正確な理論値=288.111
0、測定値=288.1101。
【0073】実施例53 (±)−3−(1−オキシイミ
ノ−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXI E) メタノール(10ml)および水(5ml)に(±)−3−(1'−
オキソ−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、0.1
72g)およびヒドロキシルアミン・塩酸塩(0.448g)
を入れた混合物を20〜25゜で撹拌した。次いで、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液(12.5ml)を約10分間か
けてゆっくりと添加した。該混合物を19時間撹拌し、
水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル(2×40ml、次いで2
×25ml)で、次いで、塩化メチレン(6×25ml)で抽
出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下で濃縮して、synとanti異性体の混
合物状態の固形物を得た;融点:144〜160゜;多
量の異性体:NMR(CDCl3+CD3OD、300MHz)7.65、7.5
4、7.44、4.8、4.16、3.85、3.59、3.06、2.94および2.
00 δ;少量の異性体(明白なピーク;多量の異性体に対
する相対比=1:5.6)8.42、7.73、4.23、3.92、3.1
9、2.84および2.72;IR(鉱油マル)3293、1746、165
7、1408および1225cm-1。
ノ−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXI E) メタノール(10ml)および水(5ml)に(±)−3−(1'−
オキソ−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、0.1
72g)およびヒドロキシルアミン・塩酸塩(0.448g)
を入れた混合物を20〜25゜で撹拌した。次いで、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液(12.5ml)を約10分間か
けてゆっくりと添加した。該混合物を19時間撹拌し、
水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル(2×40ml、次いで2
×25ml)で、次いで、塩化メチレン(6×25ml)で抽
出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下で濃縮して、synとanti異性体の混
合物状態の固形物を得た;融点:144〜160゜;多
量の異性体:NMR(CDCl3+CD3OD、300MHz)7.65、7.5
4、7.44、4.8、4.16、3.85、3.59、3.06、2.94および2.
00 δ;少量の異性体(明白なピーク;多量の異性体に対
する相対比=1:5.6)8.42、7.73、4.23、3.92、3.1
9、2.84および2.72;IR(鉱油マル)3293、1746、165
7、1408および1225cm-1。
【0074】実施例54 (±)−3−(1'−ヒドロキシ
−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI C) 20〜25゜で、無水エタノール(5ml)に(±)−3−
(1'−オキソ−5'−インダニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例5
2、0.044g)を溶解した溶液に、ホウ水素化ナトリ
ウム(0.023g)を添加した。該混合物を2.5時間撹
拌し、次いで、TLCによって分析した。さらにホウ水
素化ナトリウム(0.026g)を添加した。合計22時間
の後、アセトンを添加し、該混合物を1/2の容量に濃縮
し、次いで、希塩酸水溶液(0.25N、水20ml中6m
l)に注ぎ、該混合物を酢酸エチル(5×10ml)で抽出し
た。合わせた有機抽出物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、油状物を得た。酢酸エチルによる水性層の連続的な
抽出によって、さらに物質を回収した。試料10mgをシ
リカゲルクロマトグラフィー(4cm×0.5cm、40〜6
3μ)にかけ、酢酸エチル−メタノールの勾配液で溶離
した。適切な画分をプールし、濃縮して、ジアステレオ
マーAおよびBならびに、より極性のジアステレオマー
Bの混合物の状態で、油状体の標記化合物を得た;ジア
ステレオマー混合物:NMR(CDCl3、300MHz)7.5-7.3、
6.60、5.21、4.73、4.03、3.76、3.62、3.02、2.80、2.
46、2.00および1.95 δ;IR(CHCl3)3680、3600、344
0、1750、1674および1405cm-1;MS質量(C15H18O
4N2):正確な理論値=290.1226、測定値=290.1277。
−5'−インダニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI C) 20〜25゜で、無水エタノール(5ml)に(±)−3−
(1'−オキソ−5'−インダニル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例5
2、0.044g)を溶解した溶液に、ホウ水素化ナトリ
ウム(0.023g)を添加した。該混合物を2.5時間撹
拌し、次いで、TLCによって分析した。さらにホウ水
素化ナトリウム(0.026g)を添加した。合計22時間
の後、アセトンを添加し、該混合物を1/2の容量に濃縮
し、次いで、希塩酸水溶液(0.25N、水20ml中6m
l)に注ぎ、該混合物を酢酸エチル(5×10ml)で抽出し
た。合わせた有機抽出物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、油状物を得た。酢酸エチルによる水性層の連続的な
抽出によって、さらに物質を回収した。試料10mgをシ
リカゲルクロマトグラフィー(4cm×0.5cm、40〜6
3μ)にかけ、酢酸エチル−メタノールの勾配液で溶離
した。適切な画分をプールし、濃縮して、ジアステレオ
マーAおよびBならびに、より極性のジアステレオマー
Bの混合物の状態で、油状体の標記化合物を得た;ジア
ステレオマー混合物:NMR(CDCl3、300MHz)7.5-7.3、
6.60、5.21、4.73、4.03、3.76、3.62、3.02、2.80、2.
46、2.00および1.95 δ;IR(CHCl3)3680、3600、344
0、1750、1674および1405cm-1;MS質量(C15H18O
4N2):正確な理論値=290.1226、測定値=290.1277。
【0075】実施例55 (±)−3−(6'−テトラリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を行
わないで、実施例41〜46の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た。
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI A) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を行
わないで、実施例41〜46の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た。
【0076】実施例56 (+)−3−(1'−オキソ−
6'−テトラリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(6'−テトラリニル)−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例55)で
出発した以外は明確な変形を行わないで、実施例52の
一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
6'−テトラリニル)−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(6'−テトラリニル)−5−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例55)で
出発した以外は明確な変形を行わないで、実施例52の
一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0077】実施例57 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−ニトロインダゾール(XXIII) 窒素下、還流THF(新しく蒸留した、220ml)中で4
日間、5−ニトロインダゾール(XXII、5.685)とジ
−t−ブチルジカーボネート(15.325g)の混合物を
撹拌した。次いで、該混合物を蒸留によって70mlに濃
縮し、次いで、砕いた氷(600ml)に注いだ。氷が溶融
した後、該混合物を減圧濾過した。沈殿物を真空オーブ
ン中で乾燥して、固形物を得た。この生成物の少量(5
36mg)をシリカゲルカラム(23.5×2.5cm、40〜
63μ)に通して精製し、酢酸エチル/ヘキサン(1/
3、700mlおよび1/1、200ml)で溶離した。適
切な画分をプールし、濃縮して固形物を得た。該固形物
をアセトンから再結晶して、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)8.71、8.43-8.32および1.76 δ;CM
R(CDCl3、75.47MHz)27.91、86.19、114.956、117.82、
123.54、125.27、140.06、141.79、144.08および148.30
δ;IR(鉱油マル)1765、1736、1532、1383、1347、1
291、1155および1151cm-1;MS(m/e)263、204、163、
57および40。
シ−5−ニトロインダゾール(XXIII) 窒素下、還流THF(新しく蒸留した、220ml)中で4
日間、5−ニトロインダゾール(XXII、5.685)とジ
−t−ブチルジカーボネート(15.325g)の混合物を
撹拌した。次いで、該混合物を蒸留によって70mlに濃
縮し、次いで、砕いた氷(600ml)に注いだ。氷が溶融
した後、該混合物を減圧濾過した。沈殿物を真空オーブ
ン中で乾燥して、固形物を得た。この生成物の少量(5
36mg)をシリカゲルカラム(23.5×2.5cm、40〜
63μ)に通して精製し、酢酸エチル/ヘキサン(1/
3、700mlおよび1/1、200ml)で溶離した。適
切な画分をプールし、濃縮して固形物を得た。該固形物
をアセトンから再結晶して、標記化合物を得た;NMR
(CDCl3、300MHz)8.71、8.43-8.32および1.76 δ;CM
R(CDCl3、75.47MHz)27.91、86.19、114.956、117.82、
123.54、125.27、140.06、141.79、144.08および148.30
δ;IR(鉱油マル)1765、1736、1532、1383、1347、1
291、1155および1151cm-1;MS(m/e)263、204、163、
57および40。
【0078】実施例58 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−アミノインダゾール(XXIV) 酢酸エチル(125ml)に1−カルボ−t−ブチルオキシ
−5−ニトロインダゾール(XXIII、実施例57、6.1
65g)を溶解した溶液に、Pd/C(10%、734mg)
を添加した。20〜25゜で、水素下(1気圧、バルー
ン)、該混合物を撹拌した。27時間撹拌した後、さら
にPd/C(10%、294mg)を添加した。次いで、さ
らに水素下で2日間撹拌した後、該混合物をジカライト
(dicalite)で濾過し、濾液を濃縮して、油状物を得た。
該油状物を酢酸エチル(125ml)に取り、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮して油状物を得た。該油状物をシリ
カカラム(27×4.5cm、40〜63μ)に通し、酢酸
エチル/ヘキサン(1/3、500ml、次いで、1/
1、1000ml)、酢酸エチル(1000ml)およびメタ
ノール/酢酸エチル(1/9、1000ml)で溶離した。
適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.99-7.94、6.97-6.91、3.77お
よび1.71 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)28.06、84.33
5、103.82、115.05、119.35、126.84、134.07、138.6
8、142.64および149.13 δ;IR(鉱油マル)1736、151
8、1462、1375、1301、1232および1145cm-1;MS(m/
e)233、133、105、57および40。
シ−5−アミノインダゾール(XXIV) 酢酸エチル(125ml)に1−カルボ−t−ブチルオキシ
−5−ニトロインダゾール(XXIII、実施例57、6.1
65g)を溶解した溶液に、Pd/C(10%、734mg)
を添加した。20〜25゜で、水素下(1気圧、バルー
ン)、該混合物を撹拌した。27時間撹拌した後、さら
にPd/C(10%、294mg)を添加した。次いで、さ
らに水素下で2日間撹拌した後、該混合物をジカライト
(dicalite)で濾過し、濾液を濃縮して、油状物を得た。
該油状物を酢酸エチル(125ml)に取り、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮して油状物を得た。該油状物をシリ
カカラム(27×4.5cm、40〜63μ)に通し、酢酸
エチル/ヘキサン(1/3、500ml、次いで、1/
1、1000ml)、酢酸エチル(1000ml)およびメタ
ノール/酢酸エチル(1/9、1000ml)で溶離した。
適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を得た;
NMR(CDCl3、300MHz)7.99-7.94、6.97-6.91、3.77お
よび1.71 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)28.06、84.33
5、103.82、115.05、119.35、126.84、134.07、138.6
8、142.64および149.13 δ;IR(鉱油マル)1736、151
8、1462、1375、1301、1232および1145cm-1;MS(m/
e)233、133、105、57および40。
【0079】実施例59 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−(N−カルボベンジルオキシ)アミノインダゾ
ール(XXV) 0℃で、1分間かけて、アセトン/水(1/1、50ml)
に1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−アミノインダゾ
ール(XXIV、実施例58、3.760g)および重炭酸ナト
リウム(2.721g)を入れた混合物にクロロギ酸ベンジ
ル(2.45ml)を添加した。該混合物を窒素下で1.5時
間撹拌し、次いで、水(50ml)に注いだ。次いで、混合
物水溶液を酢酸エチル(3回、合計250ml)で抽出し
た。合わせた有機層を重硫酸ナトリウム水溶液(10
%、125ml)、重炭酸ナトリウム水溶液(10%、12
5ml)、食塩水(125ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮して、固体状態の標記化合物を得た;N
MR(CDCl3、300MHz)8.08-7.98、7.48-7.27、5.20およ
び1.70 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)28.03、66.99、8
4.82、109.7、114.77、121.1、126.19、128.19、128.2
6、128.50、133.93、135.84、136.20、139.32、149.00
および153.59 δ;IR(鉱油マル)1746、1726、1521、1
395、1355、1290、1218および1044cm-1;MS(m/e)36
7、267、223、132、91、57および40。
シ−5−(N−カルボベンジルオキシ)アミノインダゾ
ール(XXV) 0℃で、1分間かけて、アセトン/水(1/1、50ml)
に1−カルボ−t−ブチルオキシ−5−アミノインダゾ
ール(XXIV、実施例58、3.760g)および重炭酸ナト
リウム(2.721g)を入れた混合物にクロロギ酸ベンジ
ル(2.45ml)を添加した。該混合物を窒素下で1.5時
間撹拌し、次いで、水(50ml)に注いだ。次いで、混合
物水溶液を酢酸エチル(3回、合計250ml)で抽出し
た。合わせた有機層を重硫酸ナトリウム水溶液(10
%、125ml)、重炭酸ナトリウム水溶液(10%、12
5ml)、食塩水(125ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮して、固体状態の標記化合物を得た;N
MR(CDCl3、300MHz)8.08-7.98、7.48-7.27、5.20およ
び1.70 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)28.03、66.99、8
4.82、109.7、114.77、121.1、126.19、128.19、128.2
6、128.50、133.93、135.84、136.20、139.32、149.00
および153.59 δ;IR(鉱油マル)1746、1726、1521、1
395、1355、1290、1218および1044cm-1;MS(m/e)36
7、267、223、132、91、57および40。
【0080】実施例60 1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミ
ノインダゾール(XXVI)1−アリル−5−(N−アリル−
N−カルボベンジルオキシ)アミノインダゾール(XXVI') 新しく蒸留したTHF(80ml)に1−カルボ−t−ブチ
ルオキシ−5−(N−カルボベンジルオキシ)アミノイン
ダゾール(XXV、実施例59、5.805g)および水素化
ナトリウム/鉱油(50重量%、1.000g、15.8ミ
リモル水素化ナトリウム)を入れた混合物に臭化アリル
(1.70ml)を添加した。該混合物を窒素下で20時間
還流し、次いで、水(100ml)に注いだ。混合物水溶液
を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機
層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して、油状物を得た。該油状物をシリカゲルカラム(2
6×4.5cm、40〜63μ)に通し、酢酸エチル/ヘキ
サン(1/4、2l;1/1、1l)および酢酸エチル(3
00ml)で溶離し、画分47mlを回収した。適切な画分
をプールし、濃縮して、1−カルボ−t−ブチルオキシ
−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミノ
インダゾール(XXVI)を得た。NMR(CDCl3、300MHz)8.1
4、7.59、7.34、5.93、5.16、5.11、4.32および1.71
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.99、53.53、67.32、8
4.91,、114.51、114.75、126.00、127.56、127.8
5、128.30、132.67、133.294、137.93、139.24、148.87
および155.24 δ;MS(m/e)407、307、172、91、57お
よび40。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、1−
アリル−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)
アミノインダゾール(XXVI')を得た;NMR(CDCl3、30
0MHz)7.91、7.68、7.47、7.28、7.14、6.18-6.05、6.00
-5.87、5.37-5.29、5.16-5.11、5.04-5.01および4.29
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz、主要ピーク)53.59、55.9
1、67.08、117.20、117.56、117.93、119.28、121.48、
123.12、126.72、127.43、127.70、128.25、132.07、13
3.65、136.55、147.39および155.46 δ。
シ−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミ
ノインダゾール(XXVI)1−アリル−5−(N−アリル−
N−カルボベンジルオキシ)アミノインダゾール(XXVI') 新しく蒸留したTHF(80ml)に1−カルボ−t−ブチ
ルオキシ−5−(N−カルボベンジルオキシ)アミノイン
ダゾール(XXV、実施例59、5.805g)および水素化
ナトリウム/鉱油(50重量%、1.000g、15.8ミ
リモル水素化ナトリウム)を入れた混合物に臭化アリル
(1.70ml)を添加した。該混合物を窒素下で20時間
還流し、次いで、水(100ml)に注いだ。混合物水溶液
を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機
層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して、油状物を得た。該油状物をシリカゲルカラム(2
6×4.5cm、40〜63μ)に通し、酢酸エチル/ヘキ
サン(1/4、2l;1/1、1l)および酢酸エチル(3
00ml)で溶離し、画分47mlを回収した。適切な画分
をプールし、濃縮して、1−カルボ−t−ブチルオキシ
−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミノ
インダゾール(XXVI)を得た。NMR(CDCl3、300MHz)8.1
4、7.59、7.34、5.93、5.16、5.11、4.32および1.71
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)27.99、53.53、67.32、8
4.91,、114.51、114.75、126.00、127.56、127.8
5、128.30、132.67、133.294、137.93、139.24、148.87
および155.24 δ;MS(m/e)407、307、172、91、57お
よび40。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、1−
アリル−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)
アミノインダゾール(XXVI')を得た;NMR(CDCl3、30
0MHz)7.91、7.68、7.47、7.28、7.14、6.18-6.05、6.00
-5.87、5.37-5.29、5.16-5.11、5.04-5.01および4.29
δ;CMR(CDCl3、75.47MHz、主要ピーク)53.59、55.9
1、67.08、117.20、117.56、117.93、119.28、121.48、
123.12、126.72、127.43、127.70、128.25、132.07、13
3.65、136.55、147.39および155.46 δ。
【0081】実施例61 (±)−3−[5'−(1−カル
ボ−t−ブチルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII) (±)−3−
[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII') クロロホルム(95ml)中、1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミ
ノインダゾール(XXVI、実施例60)および1−アリル−
5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミノイ
ンダゾール(XXVI'、実施例60)の混合物3.580gに
ヨウ素(4.699g)を添加した。該混合物を窒素下で
1.5時間撹拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム(10
%、100ml)に注いだ。層を分離し、有機層をさらに
チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、2×50ml)で洗浄
した。水性層を合わせて、酢酸エチル(3回、合計20
0ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮して、油状物を得た。該油状物をシリ
カゲル(40〜63μ)に吸着させ、次いで、シリカゲル
カラム(35×5.5cm、40〜63μ)上に置き、酢酸
エチル/ヘキサン(1/3、500ml;1/1、2l)お
よびメタノール/酢酸エチル(1/9、2l)で溶離し、
画分41mlを回収した。適切な画分をプールし、濃縮し
て、(±)−3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5
−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII')を
得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.98、7.72、7.68、7.4、
6,01、5.22、5.14、5.08、5.02、5.00、4.73、4.23、3.
84、3.47および3.39 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)6.2
9、51.76、51.87、71.09、109.86、110.86、117.76、11
9.68、123.97、131.30、132.45、132.98、136.90および
154.4;IR(正味)1746、1510、1417、1226および1112c
m-1;MS(m/e)383、255、212、184、170、157および4
0。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、(±)−3
−[5'−(1−カルボ−t−ブチルオキシインダゾリル)]
−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
I)を得て、これをアセトンから再結晶した;NMR(CDC
l3、300MHz)8.18、7.87、7.78、4.78、4.27、3.88、3.5
1、3.41および1.73 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)5.9
5、28.04、51.42、71.14、85.04、110.16、115.01、12
0.51、125.98、133.85、136.8、139.22、149.1および15
4.5 δ;IR(鉱油マル)1745、1390および1155cm-1;M
S(m/e)443、343、172、144、117、57および40。
ボ−t−ブチルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII) (±)−3−
[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII') クロロホルム(95ml)中、1−カルボ−t−ブチルオキ
シ−5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミ
ノインダゾール(XXVI、実施例60)および1−アリル−
5−(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)アミノイ
ンダゾール(XXVI'、実施例60)の混合物3.580gに
ヨウ素(4.699g)を添加した。該混合物を窒素下で
1.5時間撹拌し、次いで、チオ硫酸ナトリウム(10
%、100ml)に注いだ。層を分離し、有機層をさらに
チオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、2×50ml)で洗浄
した。水性層を合わせて、酢酸エチル(3回、合計20
0ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮して、油状物を得た。該油状物をシリ
カゲル(40〜63μ)に吸着させ、次いで、シリカゲル
カラム(35×5.5cm、40〜63μ)上に置き、酢酸
エチル/ヘキサン(1/3、500ml;1/1、2l)お
よびメタノール/酢酸エチル(1/9、2l)で溶離し、
画分41mlを回収した。適切な画分をプールし、濃縮し
て、(±)−3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5
−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII')を
得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.98、7.72、7.68、7.4、
6,01、5.22、5.14、5.08、5.02、5.00、4.73、4.23、3.
84、3.47および3.39 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)6.2
9、51.76、51.87、71.09、109.86、110.86、117.76、11
9.68、123.97、131.30、132.45、132.98、136.90および
154.4;IR(正味)1746、1510、1417、1226および1112c
m-1;MS(m/e)383、255、212、184、170、157および4
0。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、(±)−3
−[5'−(1−カルボ−t−ブチルオキシインダゾリル)]
−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVI
I)を得て、これをアセトンから再結晶した;NMR(CDC
l3、300MHz)8.18、7.87、7.78、4.78、4.27、3.88、3.5
1、3.41および1.73 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)5.9
5、28.04、51.42、71.14、85.04、110.16、115.01、12
0.51、125.98、133.85、136.8、139.22、149.1および15
4.5 δ;IR(鉱油マル)1745、1390および1155cm-1;M
S(m/e)443、343、172、144、117、57および40。
【0082】実施例62 (±)−3−(5'−インダゾリ
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
VIII) (±)−3−[5'−(1−アリルインダゾリ
ル)]−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
XVIII') 窒素下で25時間、還流している水/アセトン(1/
2、150ml)中で、(±)−3−[5'−(1−カルボ−t
−ブチルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXVII、実施例61)と(±)
−3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(ヨー
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII'、実施例6
1)の混合物(2.515g)をアジ化ナトリウム(2.57
5g)と一緒に撹拌した。次いで、混合物を酢酸エチル
(100ml)に注いだ。層を分離した。水性相を酢酸エチ
ル(3×25ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮して、油状物を得た。該油状物
の試料を調製用TLCによって精製した。精製によっ
て、(±)−3−(5'−インダゾリル)−5−(アジドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII)、NMR(CDC
l3、約0.5%DMF-d7、300MHz)9.5-8.5、8.02、7.6
9、7.55、4.84、4.20、3.92、3.74および3.62 δ;CM
R(CDCl3、約0.5%DMF-d7、75.47MHz、300MHz)4
8.24、52.96、70.66、110.38、110.75、122.8、131.5、
133.9、137.8および154.9 δ;IR(正味)2108、1741、
1511、1420および1277および(±)−3−[5'−(1−ア
リルインダゾリル)]−5−(アジドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXVIII')、NMR(CDCl3、300MHz)7.99、
7.74、7.68、7.42、6.02、5.23、5.12、5.02、4.82、4.
16、3.94、3.73および3.62 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)48.33、51.78、52.98、70.54、109.88、110.79、117.
76、119.65、124.1、131.7、132.42、132.98、137.3お
よび154.6 δ;IR(正味)2105、1746、1510、1418およ
び1224cm-1。
ル)−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
VIII) (±)−3−[5'−(1−アリルインダゾリ
ル)]−5−(アジドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
XVIII') 窒素下で25時間、還流している水/アセトン(1/
2、150ml)中で、(±)−3−[5'−(1−カルボ−t
−ブチルオキシインダゾリル)]−5−(ヨードメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXVII、実施例61)と(±)
−3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(ヨー
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXVII'、実施例6
1)の混合物(2.515g)をアジ化ナトリウム(2.57
5g)と一緒に撹拌した。次いで、混合物を酢酸エチル
(100ml)に注いだ。層を分離した。水性相を酢酸エチ
ル(3×25ml)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮して、油状物を得た。該油状物
の試料を調製用TLCによって精製した。精製によっ
て、(±)−3−(5'−インダゾリル)−5−(アジドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII)、NMR(CDC
l3、約0.5%DMF-d7、300MHz)9.5-8.5、8.02、7.6
9、7.55、4.84、4.20、3.92、3.74および3.62 δ;CM
R(CDCl3、約0.5%DMF-d7、75.47MHz、300MHz)4
8.24、52.96、70.66、110.38、110.75、122.8、131.5、
133.9、137.8および154.9 δ;IR(正味)2108、1741、
1511、1420および1277および(±)−3−[5'−(1−ア
リルインダゾリル)]−5−(アジドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXVIII')、NMR(CDCl3、300MHz)7.99、
7.74、7.68、7.42、6.02、5.23、5.12、5.02、4.82、4.
16、3.94、3.73および3.62 δ;CMR(CDCl3、75.47MH
z)48.33、51.78、52.98、70.54、109.88、110.79、117.
76、119.65、124.1、131.7、132.42、132.98、137.3お
よび154.6 δ;IR(正味)2105、1746、1510、1418およ
び1224cm-1。
【0083】実施例63 (±)−3−(5'−インダゾリ
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IX) (±)−3−[5'−(1−n−プロピルインダゾ
リル)]−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXIX') メタノール/酢酸エチル(105、110ml)中、(±)−
3−(5'−インダゾリル)−5−(アジドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXVIII、実施例62)および(±)−
3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(アジドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII'、実施例62)
の混合物(2.000g)にPd/C(10%、540mg)を
添加した。該混合物を1気圧の水素(バルーン)下で一晩
撹拌した。次いで、該混合物をケイソン土上で濾過し、
濾液を濃縮して、タール状物を得た。該粗物質を溶解
し、シリカゲルカラム(23×4cm、40〜63μ)に通
して、メタノール/クロロホルム(1/9、600ml;
1/4、1.5l)で溶離し、画分46mlを回収した。適
切な画分をプールし、濃縮して、(±)−3−[5'−(1
−n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXIX')を得た;NMR(MeOD、
300MHz)7.96、7.73、7.52、4.71、4.31、4.14、3.87、
2.98、1.87および0.84 δ;CMR(MeOD、75.47MHz)11.
64、24.35、45.61、50.12、51.37、75.62、110.96、11
2.42、121.60、124.95、133.32、133.81、138.50および
157.50 δ;IR(正味)1741、1510、1418、1225および1
113cm-1。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、
(±)−3−(5'−インダゾリル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXIX)を得た;NMR(MeO
D、300MHz)8.02、7.77、7.70、7.55、4.78、4.17、3.89
および3.05 δ;CMR(MeOD、75.47MHz)45.43、50.3
5、75.35、111.76、112.52、122.02、124.19、133.16、
134.99、139.20および157.60 δ;IR(正味)3800-3000
非常に幅広、1735、1511および1423cm-1。
ル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XX
IX) (±)−3−[5'−(1−n−プロピルインダゾ
リル)]−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXIX') メタノール/酢酸エチル(105、110ml)中、(±)−
3−(5'−インダゾリル)−5−(アジドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXVIII、実施例62)および(±)−
3−[5'−(1−アリルインダゾリル)]−5−(アジドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXVIII'、実施例62)
の混合物(2.000g)にPd/C(10%、540mg)を
添加した。該混合物を1気圧の水素(バルーン)下で一晩
撹拌した。次いで、該混合物をケイソン土上で濾過し、
濾液を濃縮して、タール状物を得た。該粗物質を溶解
し、シリカゲルカラム(23×4cm、40〜63μ)に通
して、メタノール/クロロホルム(1/9、600ml;
1/4、1.5l)で溶離し、画分46mlを回収した。適
切な画分をプールし、濃縮して、(±)−3−[5'−(1
−n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXIX')を得た;NMR(MeOD、
300MHz)7.96、7.73、7.52、4.71、4.31、4.14、3.87、
2.98、1.87および0.84 δ;CMR(MeOD、75.47MHz)11.
64、24.35、45.61、50.12、51.37、75.62、110.96、11
2.42、121.60、124.95、133.32、133.81、138.50および
157.50 δ;IR(正味)1741、1510、1418、1225および1
113cm-1。後で溶出した画分をプールし、濃縮して、
(±)−3−(5'−インダゾリル)−5−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXIX)を得た;NMR(MeO
D、300MHz)8.02、7.77、7.70、7.55、4.78、4.17、3.89
および3.05 δ;CMR(MeOD、75.47MHz)45.43、50.3
5、75.35、111.76、112.52、122.02、124.19、133.16、
134.99、139.20および157.60 δ;IR(正味)3800-3000
非常に幅広、1735、1511および1423cm-1。
【0084】実施例64 (±)−3−[5'−(1−アセ
チルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−(XXX) (±)−3−(5'−インダゾ
リル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXIX) 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−(5'−イン
ダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIX、実施例63、152mg)に無水酢酸(0.5m
l)を添加した。該混合物を、20〜25゜に温めなが
ら、2時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃縮
して、固形物を得た。該固形物を、シリカ調製用プレー
ト(1000μ)上で精製し、メタノール/クロロホルム
(1/10)で展開させて、(±)−3−(5'−(1−アセ
チルインダゾリル))−5−アセトアミドメチル−2−オ
キサゾリジン−2−オン(XXX)、NMR(CH3OD、300MHz)
8.03、7.76、7.70、7.54、4.79、4.20、3.89、3.58およ
び1.98 δ;CMR(CH3OD、75.47MHz)22.49、43.23、5
0.28、73.58、111.70、112.43、124,.3、133.5、135.
2、139.6、157.9および174.5 δおよび(±)−3−(5'
−インダゾリル)−5−アセトアミドメチル−2−オキ
サゾリジン−2−オン(XXXI)、NMR(CDCl3、300MHz)
8.37、8.08、7.85、7.69、6.61、4.83、4.14、3.91、3.
70、2.78および2.04 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)22.7
3、22.93、41.77、47.94、71.95、109.92、115.82、12
0.64、126.51、134.55、135.6、139.37、154.5、170.75
および171.16 δを得た。
チルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−(XXX) (±)−3−(5'−インダゾ
リル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XXIX) 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−(5'−イン
ダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXIX、実施例63、152mg)に無水酢酸(0.5m
l)を添加した。該混合物を、20〜25゜に温めなが
ら、2時間撹拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃縮
して、固形物を得た。該固形物を、シリカ調製用プレー
ト(1000μ)上で精製し、メタノール/クロロホルム
(1/10)で展開させて、(±)−3−(5'−(1−アセ
チルインダゾリル))−5−アセトアミドメチル−2−オ
キサゾリジン−2−オン(XXX)、NMR(CH3OD、300MHz)
8.03、7.76、7.70、7.54、4.79、4.20、3.89、3.58およ
び1.98 δ;CMR(CH3OD、75.47MHz)22.49、43.23、5
0.28、73.58、111.70、112.43、124,.3、133.5、135.
2、139.6、157.9および174.5 δおよび(±)−3−(5'
−インダゾリル)−5−アセトアミドメチル−2−オキ
サゾリジン−2−オン(XXXI)、NMR(CDCl3、300MHz)
8.37、8.08、7.85、7.69、6.61、4.83、4.14、3.91、3.
70、2.78および2.04 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)22.7
3、22.93、41.77、47.94、71.95、109.92、115.82、12
0.64、126.51、134.55、135.6、139.37、154.5、170.75
および171.16 δを得た。
【0085】実施例65 (±)−3−[5'−(1−エチ
ルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2-オン(XXXII) メタノールおよびアセトアルデヒド(2当量)中、(±)−
3−(5'−インダゾリル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実施例64)で出発し
て、混合物を氷酢酸で処理して、pHを5にした。混合
物を1〜2時間撹拌した後、シアノホウ水素化ナトリウ
ム1当量を添加し、混合物を20〜25゜で24時間撹
拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮した。水を添加
し、1N水酸化カリウム水溶液でpHを7〜8に調節
し、次いで、クロロホルム(3回)で抽出した。有機抽出
物を合わせて、硫酸マグネシウムでで乾燥し、減圧下で
濃縮して、標記化合物を得た。所望により、再結晶また
はシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製す
ることができる。
ルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2-オン(XXXII) メタノールおよびアセトアルデヒド(2当量)中、(±)−
3−(5'−インダゾリル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実施例64)で出発し
て、混合物を氷酢酸で処理して、pHを5にした。混合
物を1〜2時間撹拌した後、シアノホウ水素化ナトリウ
ム1当量を添加し、混合物を20〜25゜で24時間撹
拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮した。水を添加
し、1N水酸化カリウム水溶液でpHを7〜8に調節
し、次いで、クロロホルム(3回)で抽出した。有機抽出
物を合わせて、硫酸マグネシウムでで乾燥し、減圧下で
濃縮して、標記化合物を得た。所望により、再結晶また
はシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製す
ることができる。
【0086】実施例66 (±)−3−[5'−(1−n−プ
ロピルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXX') 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−[5'−(1−
n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXIX'、実施例63、126mg)
に無水酢酸(0.5ml)を添加した。該混合物を、20〜
25゜に温めながら、2時間撹拌した。次いで、混合物
を減圧濃縮して、固形物を得た。該固形物をシリカ調製
用プレート(1000μ)で精製し、メタノール/クロロ
ホルム(1/10)で展開して、標記化合物を得た;NM
R(CDCl3、300MHz)7.95、7.66、7.39、6.91、4.80、4.3
3、4.10、3.89、3.66、2.02、1.93および0.90 δ;CM
R(CDCl3、75.47MHz):δ11.22、22.84、23.09、41.8
1、48.53、50.53、71.98、109.51、110.98、119.53、12
3.62、131.11、132.47、136.92、155.19および171.27
δ。
ロピルインダゾリル)]−5−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXX') 0℃で、ピリジン(1.5ml)中、(±)−3−[5'−(1−
n−プロピルインダゾリル)]−5−(アミノメチル)オキ
サゾリジン−2−オン(XXIX'、実施例63、126mg)
に無水酢酸(0.5ml)を添加した。該混合物を、20〜
25゜に温めながら、2時間撹拌した。次いで、混合物
を減圧濃縮して、固形物を得た。該固形物をシリカ調製
用プレート(1000μ)で精製し、メタノール/クロロ
ホルム(1/10)で展開して、標記化合物を得た;NM
R(CDCl3、300MHz)7.95、7.66、7.39、6.91、4.80、4.3
3、4.10、3.89、3.66、2.02、1.93および0.90 δ;CM
R(CDCl3、75.47MHz):δ11.22、22.84、23.09、41.8
1、48.53、50.53、71.98、109.51、110.98、119.53、12
3.62、131.11、132.47、136.92、155.19および171.27
δ。
【0087】実施例67 1−エチル−2−メチル−
(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾイミダ
ゾール(XXXVI) 水(50ml)に1−エチル−2−メチル−5−アミノベン
ゾイミダゾール・塩酸塩(XXXV、9.715g)を溶解した
溶液に重炭酸ナトリウム水溶液(0.137g/ml)を非常
にゆっくりと添加した。沸騰混合液から沈澱物が形成し
た。該沈澱物を、アセトン(50ml)を添加することによ
って溶解し、別の重炭酸ナトリウム水溶液70ml(合計
重炭酸ナトリウム13.667g)を添加した後、溶液中
に残存した。混合液を、窒素下、0゜に冷却した後、ク
ロロギ酸ベンジル(5.7ml)を2分間かけてゆっくりと
添加した。次いで、該混合液を20〜25゜にゆっくり
と温めた。さらにアセトンを添加し(100ml)、形成さ
れた沈澱物を溶解した。22時間後、クロロギ酸ベンジ
ル(150μl)を添加した。次いで、2.5時間後、混合
液を酢酸エチルに注いだ。層を分離し、水性相を酢酸エ
チルで4回抽出した。合わせた有機層を重硫酸ナトリウ
ム水溶液(10%、2回)で洗浄し、これによって色が消
えた。重硫酸ナトリウム洗液の中に所望の生成物があっ
た。これらの水性層を水酸化ナトリウム(5N)を用いて
アルカリ(pH〜14)にした。該アルカリ混合物を濾過
した後、固形物を得た。次いで、沸騰しているアセトン
中で該固形物を4回トリチュレートし、各トリチュレー
ションの後に濾過した。各濾液を合わせて濃縮して、標
記化合物を得た;融点:145〜150゜;NMR(CDC
l3、300MHz)7.58、7.4-7.26、7.18、5.20、4.08、2.5
4、1.35 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)13.56、14.78、3
3.42、66.67、108.84、109.6、115.2、128.06、128.1
1、128.41、131.7、132.8、136.24、142.66、151.68お
よび154.1 δ;IR(鉱油マル)1723、1569、1496、1240
および1060cm-1;MS(m/e)309、174および91;質量(C
18H19N5O2):正確な理論値=309.1477、測定値=309.14
95。
(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾイミダ
ゾール(XXXVI) 水(50ml)に1−エチル−2−メチル−5−アミノベン
ゾイミダゾール・塩酸塩(XXXV、9.715g)を溶解した
溶液に重炭酸ナトリウム水溶液(0.137g/ml)を非常
にゆっくりと添加した。沸騰混合液から沈澱物が形成し
た。該沈澱物を、アセトン(50ml)を添加することによ
って溶解し、別の重炭酸ナトリウム水溶液70ml(合計
重炭酸ナトリウム13.667g)を添加した後、溶液中
に残存した。混合液を、窒素下、0゜に冷却した後、ク
ロロギ酸ベンジル(5.7ml)を2分間かけてゆっくりと
添加した。次いで、該混合液を20〜25゜にゆっくり
と温めた。さらにアセトンを添加し(100ml)、形成さ
れた沈澱物を溶解した。22時間後、クロロギ酸ベンジ
ル(150μl)を添加した。次いで、2.5時間後、混合
液を酢酸エチルに注いだ。層を分離し、水性相を酢酸エ
チルで4回抽出した。合わせた有機層を重硫酸ナトリウ
ム水溶液(10%、2回)で洗浄し、これによって色が消
えた。重硫酸ナトリウム洗液の中に所望の生成物があっ
た。これらの水性層を水酸化ナトリウム(5N)を用いて
アルカリ(pH〜14)にした。該アルカリ混合物を濾過
した後、固形物を得た。次いで、沸騰しているアセトン
中で該固形物を4回トリチュレートし、各トリチュレー
ションの後に濾過した。各濾液を合わせて濃縮して、標
記化合物を得た;融点:145〜150゜;NMR(CDC
l3、300MHz)7.58、7.4-7.26、7.18、5.20、4.08、2.5
4、1.35 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)13.56、14.78、3
3.42、66.67、108.84、109.6、115.2、128.06、128.1
1、128.41、131.7、132.8、136.24、142.66、151.68お
よび154.1 δ;IR(鉱油マル)1723、1569、1496、1240
および1060cm-1;MS(m/e)309、174および91;質量(C
18H19N5O2):正確な理論値=309.1477、測定値=309.14
95。
【0088】実施例68 1−エチル−2−メチル−
(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
ベンゾイミダゾール(XXXVII) 新しく蒸留したTHF(150ml)に1−エチル−2−メ
チル−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾ
イミダゾール(XXXVI、実施例67、6.780g)および
水素化ナトリウム/鉱油(50重量%、1.374g、2
8.6ミリモルNaH)を入れた混合物に臭化アリル(2.
5ml)を添加した。該混合物を窒素下で還流した。21
時間後、混合物を水(100ml)に注ぎ、酢酸エチル(3
×200ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。
この油状物(509mg)をシリカカラム(34×2.5cm、
40〜63μ)に通し、酢酸エチル/ヘキサン(70/3
0、700ml)および酢酸エチル1500mlで溶離し
た。適切な画分をプールし、濃縮して、油状の標記化合
物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.53、7.23-7.09、5.
91、5.10、4.30、3.97、2.49および1.28 δ;CMR(CD
Cl3、75.47MHz)13.50、14.67、38.30、53.91、66.90、1
08.71、117.14、117.46、121.30、127.30、127.54、12
8.15、133.25、133.58、136.5、136.65、142.65、151.9
5および155.50 δ;IR(鉱油マル)1698、1402、1409お
よび1245cm-1;MS(m/e)349、214、186、184、159、92
および91;質量 (C21H23N3O2):正確な理論値=349.1790、測定値=349.
1786。
(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
ベンゾイミダゾール(XXXVII) 新しく蒸留したTHF(150ml)に1−エチル−2−メ
チル−(N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノベンゾ
イミダゾール(XXXVI、実施例67、6.780g)および
水素化ナトリウム/鉱油(50重量%、1.374g、2
8.6ミリモルNaH)を入れた混合物に臭化アリル(2.
5ml)を添加した。該混合物を窒素下で還流した。21
時間後、混合物を水(100ml)に注ぎ、酢酸エチル(3
×200ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、油状物を得た。
この油状物(509mg)をシリカカラム(34×2.5cm、
40〜63μ)に通し、酢酸エチル/ヘキサン(70/3
0、700ml)および酢酸エチル1500mlで溶離し
た。適切な画分をプールし、濃縮して、油状の標記化合
物を得た;NMR(CDCl3、300MHz)7.53、7.23-7.09、5.
91、5.10、4.30、3.97、2.49および1.28 δ;CMR(CD
Cl3、75.47MHz)13.50、14.67、38.30、53.91、66.90、1
08.71、117.14、117.46、121.30、127.30、127.54、12
8.15、133.25、133.58、136.5、136.65、142.65、151.9
5および155.50 δ;IR(鉱油マル)1698、1402、1409お
よび1245cm-1;MS(m/e)349、214、186、184、159、92
および91;質量 (C21H23N3O2):正確な理論値=349.1790、測定値=349.
1786。
【0089】実施例69 (±)−3−(5'−1−エチル
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXXVIII) クロロホルム(200ml)に1−エチル−2−メチル−
(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
ベンゾイミダゾール(XXXVII、実施例68、7.790g)
を入れた混合物にヨウ素(25.372g)を添加した。2
5分後、混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、
100ml)に注ぎ、層を分離した。有機層をチオ硫酸ナ
トリウム(10%、3回、合計250ml)で再度洗浄し
た。有機相を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して、固形物を得た。該固形物を塩化メチレンに溶解
し、シリカカラム(36×5.5cm、40〜63μ)に通
した。該カラムを塩化メチレン---→メタノール/塩化
メチレン(50/50)勾配液で溶離した。適切な画分を
プールし、濃縮して、粗生成物を得た。所望の粗生成物
をクロロホルム(3ml)に溶解し、シリカゲルカラム(2
7×4.5cm、40〜63μ)に通した。該カラムを酢酸
エチル(2l)、メタノール/酢酸エチル(10/90、1
l)およびメタノール/酢酸エチル(20%、1l)で溶離
した。適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を
得た;融点:143〜144゜;NMR(CDCl3、300MHz)
7.65、7.55、7.28、4.72、4.23、4.15、3.83、3.50-3.3
7、2.60および1.40 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)6.3
7、13.64、14.81、38.60、51.99、71.04、109.24、109.
55、115.06、131.89、132.54、142.41、152.11および15
4.44 δ;IR(鉱油マル)1737、1499および1411cm-1;
MS(m/e)385、257、214、186および159;質量(C14H16
IN3O2):正確な理論値=385.0289、測定値=385.0300。
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(ヨードメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXXVIII) クロロホルム(200ml)に1−エチル−2−メチル−
(N−アリル−N−カルボベンジルオキシ)−5−アミノ
ベンゾイミダゾール(XXXVII、実施例68、7.790g)
を入れた混合物にヨウ素(25.372g)を添加した。2
5分後、混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液(10%、
100ml)に注ぎ、層を分離した。有機層をチオ硫酸ナ
トリウム(10%、3回、合計250ml)で再度洗浄し
た。有機相を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
して、固形物を得た。該固形物を塩化メチレンに溶解
し、シリカカラム(36×5.5cm、40〜63μ)に通
した。該カラムを塩化メチレン---→メタノール/塩化
メチレン(50/50)勾配液で溶離した。適切な画分を
プールし、濃縮して、粗生成物を得た。所望の粗生成物
をクロロホルム(3ml)に溶解し、シリカゲルカラム(2
7×4.5cm、40〜63μ)に通した。該カラムを酢酸
エチル(2l)、メタノール/酢酸エチル(10/90、1
l)およびメタノール/酢酸エチル(20%、1l)で溶離
した。適切な画分をプールし、濃縮して、標記化合物を
得た;融点:143〜144゜;NMR(CDCl3、300MHz)
7.65、7.55、7.28、4.72、4.23、4.15、3.83、3.50-3.3
7、2.60および1.40 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)6.3
7、13.64、14.81、38.60、51.99、71.04、109.24、109.
55、115.06、131.89、132.54、142.41、152.11および15
4.44 δ;IR(鉱油マル)1737、1499および1411cm-1;
MS(m/e)385、257、214、186および159;質量(C14H16
IN3O2):正確な理論値=385.0289、測定値=385.0300。
【0090】実施例70 (±)−3−(5'−1−エチル
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXXIX) 窒素下、還流下で一晩、アセトン/水(2/1、30ml)
中で、(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾ
イミダゾリル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXXVIII、実施例69、0.531g)とアジ化
ナトリウム(0.618g)との混合物を撹拌した。この時
間の後、混合物を酢酸エチルに注ぎ、層を分離した。次
いで、水性層を酢酸エチル(2回)で抽出した。全有機層
を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮
して、油状物を得た。少量の粗生成物(油状物)をシリカ
調製用プレート(20cm×20cm、1000μ)で精製し
た。該プレートをメタノール/酢酸エチル(10/9
0、5回)で溶離して、油状の標記化合物を得た;NM
R(CDCl3、300MHz)7.70、7.53、7.30、4.80、4.15、3.8
9、3.70、3.60、2.61、および3.40 δ;CMR(CDCl3、
75.47MHz)13.62、14.78、38.62、48.42、53.05、70.6
0、109.29、114.99、132,1、132.72、142.3、152.8およ
び154.9 δ;MS(m/e)300、272、227、212、200、18
6、172、160、159、145、131、117、104、90および77;
質量(C14H16N6O2):正確な理論値=300.1335、測定値=
300.1333。
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXXIX) 窒素下、還流下で一晩、アセトン/水(2/1、30ml)
中で、(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾ
イミダゾリル)−5−(ヨードメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXXVIII、実施例69、0.531g)とアジ化
ナトリウム(0.618g)との混合物を撹拌した。この時
間の後、混合物を酢酸エチルに注ぎ、層を分離した。次
いで、水性層を酢酸エチル(2回)で抽出した。全有機層
を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮
して、油状物を得た。少量の粗生成物(油状物)をシリカ
調製用プレート(20cm×20cm、1000μ)で精製し
た。該プレートをメタノール/酢酸エチル(10/9
0、5回)で溶離して、油状の標記化合物を得た;NM
R(CDCl3、300MHz)7.70、7.53、7.30、4.80、4.15、3.8
9、3.70、3.60、2.61、および3.40 δ;CMR(CDCl3、
75.47MHz)13.62、14.78、38.62、48.42、53.05、70.6
0、109.29、114.99、132,1、132.72、142.3、152.8およ
び154.9 δ;MS(m/e)300、272、227、212、200、18
6、172、160、159、145、131、117、104、90および77;
質量(C14H16N6O2):正確な理論値=300.1335、測定値=
300.1333。
【0091】実施例71 (±)−3−(5'−1−エチル
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 1気圧(バルーン)水素下で15.5時間、酢酸エチル(7
0ml)中で、(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチル
ベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXXIX、実施例70、0.190g)とPd
/C(10%、0.065g)の混合物を撹拌した。次い
で、混合物を濾過し、濾液を濃縮して、油中の固体状粗
生成物を得た。粗試料をシリカゲルカラム(5cm×0.5
cm、40〜63μ)上に置き、酢酸エチルで、次いで、
メタノール/酢酸エチル混合液(1/9、10ml;1/
3、20ml;1/1、20ml)で溶離した。1/3およ
び1/1のメタノール/酢酸エチル画分を合わせ、濃縮
して、泡状固体の標記化合物を得た;NMR(CDCl3、30
0MHz)7.64、7.55、7.24、4.70、4.10、3.87、3.12、3.0
1、2.57および1.36 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)13.6
0、14.77、38.46、44.80、48.61、73.57、109.06、109.
17、114.63、131.64、132.86、142.52、152.05および15
5.09 δ。
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 1気圧(バルーン)水素下で15.5時間、酢酸エチル(7
0ml)中で、(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチル
ベンゾイミダゾリル)−5−(アジドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXXIX、実施例70、0.190g)とPd
/C(10%、0.065g)の混合物を撹拌した。次い
で、混合物を濾過し、濾液を濃縮して、油中の固体状粗
生成物を得た。粗試料をシリカゲルカラム(5cm×0.5
cm、40〜63μ)上に置き、酢酸エチルで、次いで、
メタノール/酢酸エチル混合液(1/9、10ml;1/
3、20ml;1/1、20ml)で溶離した。1/3およ
び1/1のメタノール/酢酸エチル画分を合わせ、濃縮
して、泡状固体の標記化合物を得た;NMR(CDCl3、30
0MHz)7.64、7.55、7.24、4.70、4.10、3.87、3.12、3.0
1、2.57および1.36 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)13.6
0、14.77、38.46、44.80、48.61、73.57、109.06、109.
17、114.63、131.64、132.86、142.52、152.05および15
5.09 δ。
【0092】実施例72 (±)−3−(5'−1−エチル
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 窒素下で2時間、ピリジン(2ml)および無水酢酸(1ml)
に(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XL、実施例71、0.100g)を入れた混合物を撹
拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃縮し、標記化合
物を得た。分析によってさらに精製する必要はなかっ
た;融点:217〜218゜;NMR(CDCl3/DMF-d7、
300MHz)7.74、7.52、4.80、4.27、3.93、3.58、2.61お
よび1.38 δ;CMR(DMF-d7、75.47MHz)13.06、14.6
7、22.2、38.65、42.2、72.01、101.7、109.34、109.9
6、114.57、132.5、134.2、143.3、153.5、155.7および
171.7 δ。
−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 窒素下で2時間、ピリジン(2ml)および無水酢酸(1ml)
に(±)−3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XL、実施例71、0.100g)を入れた混合物を撹
拌した。次いで、該混合物を減圧下で濃縮し、標記化合
物を得た。分析によってさらに精製する必要はなかっ
た;融点:217〜218゜;NMR(CDCl3/DMF-d7、
300MHz)7.74、7.52、4.80、4.27、3.93、3.58、2.61お
よび1.38 δ;CMR(DMF-d7、75.47MHz)13.06、14.6
7、22.2、38.65、42.2、72.01、101.7、109.34、109.9
6、114.57、132.5、134.2、143.3、153.5、155.7および
171.7 δ。
【0093】実施例73 (±)−3−(5'−1−プロピ
ルベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XL) 1−プロピル−5−アミノベンゾイミダゾール・塩酸塩
(XXXV)で出発した以外は明確な変形を行わないで、実施
例67〜71の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
ルベンゾイミダゾリル)−5−(アミノメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XL) 1−プロピル−5−アミノベンゾイミダゾール・塩酸塩
(XXXV)で出発した以外は明確な変形を行わないで、実施
例67〜71の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0094】実施例74 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−
5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 2−メチル−5−ニトロベンゾイミダゾール(XXXIII)で
出発した以外は明確な変形を行わないで、実施例57、
58および67〜71の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
−t−ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−
5−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 2−メチル−5−ニトロベンゾイミダゾール(XXXIII)で
出発した以外は明確な変形を行わないで、実施例57、
58および67〜71の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
【0095】実施例75 (±)−3−(5'−1−カルボ
−t−ブチルオキシベンゾイミダゾリル)−5−(アミノ
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 5-ニトロヘ゛ンソ゛イミタ゛ソ゛ール(XXXIII)で出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例74の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た。
−t−ブチルオキシベンゾイミダゾリル)−5−(アミノ
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 5-ニトロヘ゛ンソ゛イミタ゛ソ゛ール(XXXIII)で出発した以外は明確な変
形を行わないで、実施例74の一般的な方法に従って、
標記化合物を得た。
【0096】実施例76 3−(5'−インダゾリル)−
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX) 塩化メチレン中、(±)−3−(5'−インダゾリル)−5
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX、実
施例63)を(+)または(−)酒石酸と一緒に撹拌し、次
いで、生成物が晶出する間、放置した。濾過によって結
晶性生成物が得られ、これをトリエチルアミンまたは重
炭酸ナトリウムで処理し、塩化メチレンで抽出すること
によって遊離アミンを得た。塩化メチレン抽出物を濃縮
して、標記化合物を得た。
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX) 塩化メチレン中、(±)−3−(5'−インダゾリル)−5
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX、実
施例63)を(+)または(−)酒石酸と一緒に撹拌し、次
いで、生成物が晶出する間、放置した。濾過によって結
晶性生成物が得られ、これをトリエチルアミンまたは重
炭酸ナトリウムで処理し、塩化メチレンで抽出すること
によって遊離アミンを得た。塩化メチレン抽出物を濃縮
して、標記化合物を得た。
【0097】実施例77〜81 実施例63、71、73、74および75のラセミ混合
物で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例76
の一般的な方法に従って、下記実施例77〜81の化合
物を得た。 77 3−[5'−(1−n−プロピルインダゾリル)]−
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
X') 78 3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン (XL) 79 3−(5'−1−プロピルベンゾイミダゾリル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 80 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシ−2
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XL)および 81 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシベン
ゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XL)。
物で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例76
の一般的な方法に従って、下記実施例77〜81の化合
物を得た。 77 3−[5'−(1−n−プロピルインダゾリル)]−
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
X') 78 3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン (XL) 79 3−(5'−1−プロピルベンゾイミダゾリル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL) 80 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシ−2
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XL)および 81 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシベン
ゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XL)。
【0098】実施例82 3−[5'−(1−アセチルイ
ンダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXX) 3−(5'−インダゾリル)−
5β−(アセトアミト゛メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI) 光学活性3−(5'−インダゾリル)−5β−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX、実施例76)で出
発した以外は明確な変形を行わないで実施例64の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。
ンダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXX) 3−(5'−インダゾリル)−
5β−(アセトアミト゛メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI) 光学活性3−(5'−インダゾリル)−5β−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXIX、実施例76)で出
発した以外は明確な変形を行わないで実施例64の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0099】実施例83 3−[5'−(1−エチルイン
ダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXXIII) 光学活性3−(5'−インダゾリル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実施例8
2)で出発した以外は明確な変形は行わないで実施例6
5の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
ダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XXXIII) 光学活性3−(5'−インダゾリル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXXI、実施例8
2)で出発した以外は明確な変形は行わないで実施例6
5の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0100】実施例84 3−[5'−(1−n−プロピル
インダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXX') 光学活性3−[5'−(1−n−プロピルインダゾリル)]−
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
X'、実施例77)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例66の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
インダゾリル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXX') 光学活性3−[5'−(1−n−プロピルインダゾリル)]−
5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
X'、実施例77)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例66の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た。
【0101】実施例85 3−(5'−1−エチル−2−
メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XL、実施例78)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例72の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5'−1−エチル−2−メチルベンゾイミ
ダゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XL、実施例78)で出発した以外は明確な変形を
行わないで実施例72の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
【0102】実施例86 3−(5'−1−プロピルベン
ゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5'−1−プロピルベンゾイミダゾリル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
L、実施例79)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例72の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
ゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XLI/XLIII) 光学活性3−(5'−1−プロピルベンゾイミダゾリル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
L、実施例79)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例72の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0103】実施例87 3−(5'−1−カルボ−t−
ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL
I) 光学活性3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシ−2
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XL、実施例80)で出発した
以外は明確な変形を行わないで実施例72の一般的な方
法に従って、標記化合物を得た。
ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XL
I) 光学活性3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシ−2
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アミノメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XL、実施例80)で出発した
以外は明確な変形を行わないで実施例72の一般的な方
法に従って、標記化合物を得た。
【0104】実施例88 3−(5'−2−メチルベンゾ
イミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XLII) 当業者に公知であるように、3−(5'−1−カルボ−t
−ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
LI、実施例87)とトリフルオロ酢酸とを接触させ、カ
ルボ−t−ブチルオキシ保護基を除去した。該後処理に
よって標記化合物を得た。
イミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XLII) 当業者に公知であるように、3−(5'−1−カルボ−t
−ブチルオキシ−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
LI、実施例87)とトリフルオロ酢酸とを接触させ、カ
ルボ−t−ブチルオキシ保護基を除去した。該後処理に
よって標記化合物を得た。
【0105】実施例89 3−(5'−1−アセチル−2
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XLIII) 3−(5'−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XLII、実
施例88)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例64の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XLIII) 3−(5'−2−メチルベンゾイミダゾリル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XLII、実
施例88)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例64の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0106】実施例90 3−(5'−1−ホルミルベン
ゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XLIII) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシベンゾイミダ
ゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XL、実施例81)で出発し、アシル化剤としてギ酸
および無水酢酸を用いた以外は実施例87、88および
89の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
ゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XLIII) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシベンゾイミダ
ゾリル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XL、実施例81)で出発し、アシル化剤としてギ酸
および無水酢酸を用いた以外は実施例87、88および
89の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0107】実施例91〜94 実施例7、15、31および45のラセミ混合物で出発
した以外は明確な変形を行わないで実施例76の一般的
な方法に従って、下記実施例91〜94の化合物を得
た。 91 3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5β
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII)、 92 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシイン
ドリニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VIII)、 93 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシイン
ドリニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VIII)、 94 3−(5'−インダニル)−5β−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XX A)。
した以外は明確な変形を行わないで実施例76の一般的
な方法に従って、下記実施例91〜94の化合物を得
た。 91 3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5β
−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII)、 92 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシイン
ドリニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VIII)、 93 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシイン
ドリニル)−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2
−オン(VIII)、 94 3−(5'−インダニル)−5β−(アミノメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XX A)。
【0108】実施例95 3−(5'−1−アセチルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(IX) 3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5β−(アミノ
メチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例91)
で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例8の一
般的な方法に従って、標記化合物を得た。
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(IX) 3−(5'−1−アセチルインドリニル)−5β−(アミノ
メチル)オキサゾリジン−2−オン(VIII、実施例91)
で出発した以外は明確な変形を行わないで実施例8の一
般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0109】実施例96 3−(5'−1−カルボ−t−
ブチルオキシインドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(IX) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VII
I、実施例92)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例16の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
ブチルオキシインドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(IX) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VII
I、実施例92)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例16の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0110】実施例97 3−(5'−インドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(X) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ンIX、実施例96)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例17の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た。
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(X) 3−(5'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ンIX、実施例96)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例17の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た。
【0111】実施例98 3−(5'−1−イソブチリル
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例18の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た。
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例18の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た。
【0112】実施例99 3−(6'−1−カルボ−t−
ブチルオキシインドリニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(IX) 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VII
I、実施例93)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例32の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
ブチルオキシインドリニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(IX) 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アミノメチル)オキサゾリジン−2−オン(VII
I、実施例93)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例32の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0113】実施例100 3−(6'−インドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(X) 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(IX、実施例99)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例33の方法に従って、標記化合物を得た。
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(X) 3−(6'−1−カルボ−t−ブチルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(IX、実施例99)で出発した以外は明確な変形を行わ
ないで実施例33の方法に従って、標記化合物を得た。
【0114】実施例101 3−(5'−1−アリルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例18の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た。
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例18の一般的な
方法に従って、標記化合物を得た。
【0115】実施例102 (±)−3−(6'−1−アリ
ルインドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XI) 3−(6'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例100)で出発
し、臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わないで
実施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
ルインドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XI) 3−(6'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例100)で出発
し、臭化アリルを用いた以外は明確な変形を行わないで
実施例18の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0116】実施例103〜107 3−(5'−インダニル)−5β−(アミノメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXA、実施例94)で出発した以外
は実施例46、47、48、49および51の一般的な
方法に従って、下記実施例103〜107の化合物を得
た。 103 3−(5'−インダニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 104 3−(5'−インダニル)−5β−(ブチルアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 105 3−(5'−インダニル)−5β−(シクロプロピ
ルカルボキサミドメチル)オキサゾリジン−2-オン(XXI
A)、 106 3−(5'−インダニル)−5β−(ホルミルアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 107 3−(5'−インダニル)−5β−(メトキシカル
ボキサミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)。
ゾリジン−2−オン(XXA、実施例94)で出発した以外
は実施例46、47、48、49および51の一般的な
方法に従って、下記実施例103〜107の化合物を得
た。 103 3−(5'−インダニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 104 3−(5'−インダニル)−5β−(ブチルアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 105 3−(5'−インダニル)−5β−(シクロプロピ
ルカルボキサミドメチル)オキサゾリジン−2-オン(XXI
A)、 106 3−(5'−インダニル)−5β−(ホルミルアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)、 107 3−(5'−インダニル)−5β−(メトキシカル
ボキサミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A)。
【0117】実施例108 3−(1'−オキソ−5'−
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI B) 3−(5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例103)で出
発した以外は明確な変形を行わないで実施例52の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。 実施例109 3−(1−オキシイミノ−5'−インダニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジノン(XX
I E) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例53の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI B) 3−(5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例103)で出
発した以外は明確な変形を行わないで実施例52の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。 実施例109 3−(1−オキシイミノ−5'−インダニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジノン(XX
I E) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例53の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0118】実施例110 3−(1'−ヒドロキシ−
5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI C) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例54の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI C) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例54の一般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0119】実施例111 3−(6'−テトラリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXI A) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を行
わないで実施例41〜44および94の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た。
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXI A) 6−アミノテトラリンで出発した以外は明確な変形を行
わないで実施例41〜44および94の一般的な方法に
従って、標記化合物を得た。
【0120】実施例112 3−(1'−オキソ−6'−
テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 3−(6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例111)で
出発した以外は明確な変形を行わないで実施例52の一
般的な方法に従って、標記化合物を得た。
テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 3−(6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI A、実施例111)で
出発した以外は明確な変形を行わないで実施例52の一
般的な方法に従って、標記化合物を得た。
【0121】実施例113〜118 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例19〜24の一
般的な方法に従って、下記実施例113〜118の化合
物を得た。 113 3−(5'−1−プロパノイルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI) 114 3−(5'−1−シクロペンチルカルボニルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI) 115 3−(5'−1−ホルミルインドリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 116 3−(5'−1−クロロアセチルインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI) 117 3−(5'−1−ジクロロアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)および 118 3−(5'−1−フェニルアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)。
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)で出発し
た以外は明確な変形を行わないで実施例19〜24の一
般的な方法に従って、下記実施例113〜118の化合
物を得た。 113 3−(5'−1−プロパノイルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI) 114 3−(5'−1−シクロペンチルカルボニルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI) 115 3−(5'−1−ホルミルインドリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 116 3−(5'−1−クロロアセチルインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI) 117 3−(5'−1−ジクロロアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)および 118 3−(5'−1−フェニルアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)。
【0122】実施例119〜128 適切な置換ニトロインドリン(I)で出発した以外は明確
な変形を行わないで、 1.保護アミノメチル(VIII)の製造に関する実施例1〜
7、 2.光学活性(XI)の製造に関する実施例16〜18、 3.ヒドロキシアセチルおよびプロピルを用いる場合 の一般的な方法に従って、さらに、実施例2または10
の方法(ニトロのアミノへの還元は、アリルのプロピル
への還元またはベンジルの開裂の条件と同一条件であ
る)に従って、下記実施例119〜128の化合物を得
た。 119 (±)−3−(5'−1−ベンゾイルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、融点:215〜216゜; 120 (±)−3−(5'−1−メチルスルホニルインド
リニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI)、融点:177〜178゜; 121 (±)−3−(5'−1−メチルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI)、NMR(メタノール-d4)7.36、7.08、6.49、4.7
0、4.02、3. 71、3.51、3.25、2.89、2.71および1.96
δ; 122 (±)−3−(5'−1−ヒドロキシアセチルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI)、融点:207〜209゜; 123 (±)−3−(5'−1−ベンジルオキシアセチル
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XI)、融点:181〜183゜; 124 (±)−3−(5'−1−p−クロロベンゾイルイ
ンドリニル)−5β−(アセトアミト゛メチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)融点:225〜227゜; 125 (±)−3−(5'−1−アリルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI)、融点:152〜153゜; 126 (±)−3−(5'−1−プロピルインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI)、NMR(CDCl3、300MHz)7.21、7.17、7.00、6.
37、4.70、3.99、3.71、3.56、3.33、2.95、1.99、1.60
および0.97 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)11.56、20.3
7、22.83、28.41、41.86、48.80、51.07、53.02、71.8
0、106.29、117.48、119.47、127.80、130.85、150.3
4、155.33および171.259 δ:IR(鉱油マル)3418、173
2、1661、1550、1504、1473、1228および1084cm-1;M
S(m/e)317、288、244、185、173、159および130;質
量(C17H23N3O3):正確な理論値=317.1739、測定値=31
7.1736; 127 (±)−3−(5'−1−メトキシアセチルインド
リニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI)、融点:209〜210゜; 128 (±)−3−(5'−1−ヘキサノイルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン (XI)、融点:194〜195゜。
な変形を行わないで、 1.保護アミノメチル(VIII)の製造に関する実施例1〜
7、 2.光学活性(XI)の製造に関する実施例16〜18、 3.ヒドロキシアセチルおよびプロピルを用いる場合 の一般的な方法に従って、さらに、実施例2または10
の方法(ニトロのアミノへの還元は、アリルのプロピル
への還元またはベンジルの開裂の条件と同一条件であ
る)に従って、下記実施例119〜128の化合物を得
た。 119 (±)−3−(5'−1−ベンゾイルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、融点:215〜216゜; 120 (±)−3−(5'−1−メチルスルホニルインド
リニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI)、融点:177〜178゜; 121 (±)−3−(5'−1−メチルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI)、NMR(メタノール-d4)7.36、7.08、6.49、4.7
0、4.02、3. 71、3.51、3.25、2.89、2.71および1.96
δ; 122 (±)−3−(5'−1−ヒドロキシアセチルイン
ドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン(XI)、融点:207〜209゜; 123 (±)−3−(5'−1−ベンジルオキシアセチル
インドリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XI)、融点:181〜183゜; 124 (±)−3−(5'−1−p−クロロベンゾイルイ
ンドリニル)−5β−(アセトアミト゛メチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)融点:225〜227゜; 125 (±)−3−(5'−1−アリルインドリニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XI)、融点:152〜153゜; 126 (±)−3−(5'−1−プロピルインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI)、NMR(CDCl3、300MHz)7.21、7.17、7.00、6.
37、4.70、3.99、3.71、3.56、3.33、2.95、1.99、1.60
および0.97 δ;CMR(CDCl3、75.47MHz)11.56、20.3
7、22.83、28.41、41.86、48.80、51.07、53.02、71.8
0、106.29、117.48、119.47、127.80、130.85、150.3
4、155.33および171.259 δ:IR(鉱油マル)3418、173
2、1661、1550、1504、1473、1228および1084cm-1;M
S(m/e)317、288、244、185、173、159および130;質
量(C17H23N3O3):正確な理論値=317.1739、測定値=31
7.1736; 127 (±)−3−(5'−1−メトキシアセチルインド
リニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XI)、融点:209〜210゜; 128 (±)−3−(5'−1−ヘキサノイルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン (XI)、融点:194〜195゜。
【0123】実施例129 (±)−3−(1'−オキソ−
2'α−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−3
−(1'−オキソ−2'β−メチル−5'−インダニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−ジメ
チル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 窒素下、−78゜で、乾燥テトラヒドロフラン(15ml)
にジイソプロピルアミン(20ml)を溶解した溶液にn−
ブチルリチウム(1.6M、0.92ml)を添加し、該混合
物を30分間撹拌した。固体の(±)−3−(1'−オキソ
−5'−インダリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、200m
g)を一度に添加し、該混合物を−78゜で30分間撹拌
し、次いで、ヨードメタンのヨードメタン(48μl)を
添加し、次いで、該混合物を0゜でさらに21時間撹拌
した。混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液(10ml)で
冷却し、水(30ml)に注ぎ、pHを7に調節した。水性
層を酢酸エチル(4回)で抽出し、合わせた有機層を食塩
水で洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下で濃縮して、残留油状物を得た。該油状物を調製用T
LC[2000u、20cm×20cm、メタノール/酢酸
エチル(4/96、4溶離)]によって精製し、α/β−
メチル化合物、NMR(CDCl3)7.72、7.64、7.52、6.5
9、4.84、4.13、3.89、3.69、3.38、2.72、2.04および
1.30 δ;CMR(CDCl3)16.18、22.85、34.85、41.61、
41.97、47.43、71.95、114.75、116.98、124.77、131.8
2、143.39、153.99、154.81、171.14および207.89 δ;
IR(CHCl3)3440、1753、1696、1672および1603cm-1;
MS(m/e)302、258、243、230、215および199;質量(C
16H18N2O4):正確な理論値=302.1267、測定値=302.12
74、ならびにジメチル化合物、MS(m/e)316、272、25
7、244、229、213および43;質量(C17H20N2O4):正確な
理論値=316.1423、測定値=316.1420を得た。
2'α−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−3
−(1'−オキソ−2'β−メチル−5'−インダニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−ジメ
チル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 窒素下、−78゜で、乾燥テトラヒドロフラン(15ml)
にジイソプロピルアミン(20ml)を溶解した溶液にn−
ブチルリチウム(1.6M、0.92ml)を添加し、該混合
物を30分間撹拌した。固体の(±)−3−(1'−オキソ
−5'−インダリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オ
キサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、200m
g)を一度に添加し、該混合物を−78゜で30分間撹拌
し、次いで、ヨードメタンのヨードメタン(48μl)を
添加し、次いで、該混合物を0゜でさらに21時間撹拌
した。混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液(10ml)で
冷却し、水(30ml)に注ぎ、pHを7に調節した。水性
層を酢酸エチル(4回)で抽出し、合わせた有機層を食塩
水で洗浄し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下で濃縮して、残留油状物を得た。該油状物を調製用T
LC[2000u、20cm×20cm、メタノール/酢酸
エチル(4/96、4溶離)]によって精製し、α/β−
メチル化合物、NMR(CDCl3)7.72、7.64、7.52、6.5
9、4.84、4.13、3.89、3.69、3.38、2.72、2.04および
1.30 δ;CMR(CDCl3)16.18、22.85、34.85、41.61、
41.97、47.43、71.95、114.75、116.98、124.77、131.8
2、143.39、153.99、154.81、171.14および207.89 δ;
IR(CHCl3)3440、1753、1696、1672および1603cm-1;
MS(m/e)302、258、243、230、215および199;質量(C
16H18N2O4):正確な理論値=302.1267、測定値=302.12
74、ならびにジメチル化合物、MS(m/e)316、272、25
7、244、229、213および43;質量(C17H20N2O4):正確な
理論値=316.1423、測定値=316.1420を得た。
【0124】実施例130 (±)−3−(1'−オキソ−
2'α−エチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−3
−(1'−オキソ−2'β−エチル−5'−インダニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−ジエ
チル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン (XXI B) ヨウ化エチル(72μl)を用い、混合物を20〜25゜に
18時間温め、メタノール/酢酸エチル(7/93)で溶
離した以外は明確な変形を行わずに実施例129の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た;NMR(CDCl3)
7.74、7.68、7.51、6.26、4.83、4.13、3.87、3.70、3.
30、2.82、2.64、2.04、1.96、1.55および1.00 δ;C
MR(CDCl3、75.47MHz)11.35、22.98、24.41、32.28、4
1.76、47.51、48.77、71.89、114.89、116.98、124.7
7、132.6、143.5、154.1、155.2、171.1および207.5
δ;IR(CHCl3)3680、3440、1750、1680および1600cm
-1;MS(m/e)316、288、272、244、229、42;質量(C
17H20N2O4):正確な理論値=316.1423、測定値=316.14
12。
2'α−エチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−3
−(1'−オキソ−2'β−エチル−5'−インダニル)−
5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン
(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−ジエ
チル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン (XXI B) ヨウ化エチル(72μl)を用い、混合物を20〜25゜に
18時間温め、メタノール/酢酸エチル(7/93)で溶
離した以外は明確な変形を行わずに実施例129の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た;NMR(CDCl3)
7.74、7.68、7.51、6.26、4.83、4.13、3.87、3.70、3.
30、2.82、2.64、2.04、1.96、1.55および1.00 δ;C
MR(CDCl3、75.47MHz)11.35、22.98、24.41、32.28、4
1.76、47.51、48.77、71.89、114.89、116.98、124.7
7、132.6、143.5、154.1、155.2、171.1および207.5
δ;IR(CHCl3)3680、3440、1750、1680および1600cm
-1;MS(m/e)316、288、272、244、229、42;質量(C
17H20N2O4):正確な理論値=316.1423、測定値=316.14
12。
【0125】実施例131 (±)−3−(1'−オキソ−
2'−スピロシクロプロピル−5'−インダニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 水素化ナトリウム/鉱油懸濁液を、乾燥し蒸留したt−
ブタノール(5ml)に添加し、次いで、(±)−3−(1'−
オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、1
00mg)に添加した。該混合物を20〜25゜で15分間
撹拌した。次いで、ヨウ化ナトリウム(10mg)を添加
し、次いで、ヨウ化2−クロロエチルジメチルスルホニ
ウム(88mg)を少量にわけて1時間かけて添加し、得ら
れた混合物をさらに21時間撹拌した。次いで、該混合
物に水(25ml)を添加し、pHを7に調節し、混合物を
酢酸エチル(4回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、油状残留物を得た。該油状物を調製用TLC[10
00ミクロン、20cm×20cm、メタノール/酢酸エチ
ル(5/95)、3溶離]によって精製して、標記化合物
を得た;NMR(CDCl3)7.78、7.77、7.51、6.11、4.8
4、4.14、3.89、3.68、3.21、2.03、1.45および1.15
δ。
2'−スピロシクロプロピル−5'−インダニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 水素化ナトリウム/鉱油懸濁液を、乾燥し蒸留したt−
ブタノール(5ml)に添加し、次いで、(±)−3−(1'−
オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例52、1
00mg)に添加した。該混合物を20〜25゜で15分間
撹拌した。次いで、ヨウ化ナトリウム(10mg)を添加
し、次いで、ヨウ化2−クロロエチルジメチルスルホニ
ウム(88mg)を少量にわけて1時間かけて添加し、得ら
れた混合物をさらに21時間撹拌した。次いで、該混合
物に水(25ml)を添加し、pHを7に調節し、混合物を
酢酸エチル(4回)で抽出した。合わせた有機層を食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、油状残留物を得た。該油状物を調製用TLC[10
00ミクロン、20cm×20cm、メタノール/酢酸エチ
ル(5/95)、3溶離]によって精製して、標記化合物
を得た;NMR(CDCl3)7.78、7.77、7.51、6.11、4.8
4、4.14、3.89、3.68、3.21、2.03、1.45および1.15
δ。
【0126】実施例132 (±)−3−(1'−オキソ−
2'α−メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−
3−(1'−オキソ−2'β−メチル−6'−テトラリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−
ジメチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例129の一般的な方法に従って、α/β−メチ
ル化合物を得た;NMR(CDCl3)8.03、7.44、7.40、6.3
8、4.81、4.08、3.84、3.67、2.98、2.57、2.18、2.0
3、1.90および1.26 δ;ジメチル化合物、MS(m/e)33
0、286、274、258、202および42;質量(C18H22N2O4):
正確な理論値=330.1580、測定値=330.1577。
2'α−メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトア
ミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、(±)−
3−(1'−オキソ−2'β−メチル−6'−テトラリニ
ル)−5−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(XXI B)および(±)−3−(1'−オキソ−2',2'−
ジメチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例129の一般的な方法に従って、α/β−メチ
ル化合物を得た;NMR(CDCl3)8.03、7.44、7.40、6.3
8、4.81、4.08、3.84、3.67、2.98、2.57、2.18、2.0
3、1.90および1.26 δ;ジメチル化合物、MS(m/e)33
0、286、274、258、202および42;質量(C18H22N2O4):
正確な理論値=330.1580、測定値=330.1577。
【0127】実施例133 (±)−3−(1'−オキソ−
2'−スピロシクロプロピル−6'−テトラリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
XI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例131の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た;TLC(メタノール/酢酸エチル;5/95)Rf=
0.32。
2'−スピロシクロプロピル−6'−テトラリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
XI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)で出発した以外は明確な変形を行わない
で実施例131の一般的な方法に従って、標記化合物を
得た;TLC(メタノール/酢酸エチル;5/95)Rf=
0.32。
【0128】実施例134 (±)−3−(1'−オキソ−
2'α−ヒドロキシメチル−5'−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および(±)−3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシ
メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 0゜で、乾燥テトラヒドロフラン(5ml)に(±)−3−
(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例5
2、200mg)を溶解した溶液に、水素化ナトリウム/
鉱油分散物(50%、66mg)を一度に全部添加し、該混
合物を0゜で30分間撹拌した。次いで、固体のパラホ
ルムアルデヒドを加熱しているフラスコに装着した針を
介して溶液中に過剰量のホルムアルデヒドガスを吹き込
んだ。次いで、反応混合物を20〜25゜に1時間温
め、次いで、水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合
わせた有機抽出物を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物を、2
0×20cmプレートを用いるシリカゲル(1000μ)調
製用TLCでクロマトグラフィー処理し、メタノール/
酢酸エチル(5/95)で溶離して、標記化合物を得た。
2'α−ヒドロキシメチル−5'−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および(±)−3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシ
メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 0゜で、乾燥テトラヒドロフラン(5ml)に(±)−3−
(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセトアミ
ドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施例5
2、200mg)を溶解した溶液に、水素化ナトリウム/
鉱油分散物(50%、66mg)を一度に全部添加し、該混
合物を0゜で30分間撹拌した。次いで、固体のパラホ
ルムアルデヒドを加熱しているフラスコに装着した針を
介して溶液中に過剰量のホルムアルデヒドガスを吹き込
んだ。次いで、反応混合物を20〜25゜に1時間温
め、次いで、水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合
わせた有機抽出物を合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮して、固形物を得た。該固形物を、2
0×20cmプレートを用いるシリカゲル(1000μ)調
製用TLCでクロマトグラフィー処理し、メタノール/
酢酸エチル(5/95)で溶離して、標記化合物を得た。
【0129】実施例135 (±)−3−(1'−オキソ−
2'α−ヒドロキシメチル−6'−テトラリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および(±)−3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシ
メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)を用いた以外は明確な変形を行わないで
実施例134の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
2'α−ヒドロキシメチル−6'−テトラリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および(±)−3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシ
メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) (±)−3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B、実施例56)を用いた以外は明確な変形を行わないで
実施例134の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0130】実施例136 3−(1'−オキソ−2'α
−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、3−(1'−オ
キソ−2'β−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)およ
び3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−5'−インダ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例129の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、3−(1'−オ
キソ−2'β−メチル−5'−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)およ
び3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−5'−インダ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例129の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0131】実施例137 3−(1'−オキソ−2'α
−エチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)および3−(1'
−オキソ−2'β−エチル−5'−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例130の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
−エチル−5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメ
チル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)および3−(1'
−オキソ−2'β−エチル−5'−インダニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例130の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0132】実施例138 3−(1'−オキソ−2'−
スピロシクロプロピル−5'−インダニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例131の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
スピロシクロプロピル−5'−インダニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例131の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0133】実施例139 3−(1'−オキソ−2'α
−メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、3−(1'−
オキソ−2'β−メチル−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−6'−
テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例132の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
−メチル−6'−テトラリニル)−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)、3−(1'−
オキソ−2'β−メチル−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B)および3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−6'−
テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例132の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0134】実施例140 3−(1'−オキソ−2'−
スピロシクロプロピル−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例133の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
スピロシクロプロピル−6'−テトラリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI
B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例133の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0135】実施例141 3−(1'−オキソ−2'α
−ヒドロキシメチル−5'−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)およ
び3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−5'−
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例134の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
−ヒドロキシメチル−5'−インダニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)およ
び3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−5'−
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−5'−インダニル)−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実施
例108)で出発した以外は明確な変形を行わないで実
施例134の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0136】実施例142 3−(1'−オキソ−2'α
−ヒドロキシメチル−6'−テトラリニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)お
よび3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−6'
−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例135の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
−ヒドロキシメチル−6'−テトラリニル)−5β−(ア
セトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B)お
よび3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−6'
−テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン(XXI B) 3−(1'−オキソ−6'−テトラリニル)−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI B、実
施例112)で出発した以外は明確な変形を行わないで
実施例135の一般的な方法に従って、標記化合物を得
た。
【0137】実施例143 (±)−3−(5'−1−(O
−アセチル(ヒドロキシアセチル)インドリニル))−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 当業者に公知のように、(±)−3−(5'−1−ヒドロキ
シアセチルインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XI、実施例122)の遊離ヒ
ドロキシ基をアシル化した。NMR(CDCl3、300MHz)8.1
0、7.58、7.01、6.49、4.77、4.01、3.76、3.65、3.2
3、2.23および2.04 δ。
−アセチル(ヒドロキシアセチル)インドリニル))−5−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 当業者に公知のように、(±)−3−(5'−1−ヒドロキ
シアセチルインドリニル)−5−(アセトアミドメチル)
オキサゾリジン−2−オン(XI、実施例122)の遊離ヒ
ドロキシ基をアシル化した。NMR(CDCl3、300MHz)8.1
0、7.58、7.01、6.49、4.77、4.01、3.76、3.65、3.2
3、2.23および2.04 δ。
【0138】実施例144 3−(5'−1−(O−アセ
チル(ヒドロキシアセチル)−インドリニル))−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5'−1−ヒドロキシアセチルインドリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I、実施例150)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例143の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た。
チル(ヒドロキシアセチル)−インドリニル))−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5'−1−ヒドロキシアセチルインドリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I、実施例150)で出発した以外は明確な変形を行わな
いで実施例143の一般的な方法に従って、標記化合物
を得た。
【0139】実施例145 (±)−3−[5'−1−(2
−チエニルカルボニル)−インドリニル)]−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 塩化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な変形
を行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た。融点201〜203゜。
−チエニルカルボニル)−インドリニル)]−5−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 塩化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な変形
を行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標記
化合物を得た。融点201〜203゜。
【0140】実施例146 3−[5'−1−(2−チエ
ニルカルボニル)インドリニル)]−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)および塩
化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な変形を
行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
ニルカルボニル)インドリニル)]−5β−(アセトアミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン(XI) 3−(5'−インドリニル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(X、実施例97)および塩
化2−チエニルカルボニルを用いた以外は明確な変形を
行わないで実施例18の一般的な方法に従って、標記化
合物を得た。
【0141】実施例147〜156 (VIII)の光学的に不純な混合物の分割に関する実施例7
6の方法を用い、その後、光学活性(VIII)を用いた以外
は明確な変形を行わないで実施例119〜128の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。 147 3−(5'−1−ベンゾイルインドリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I)、 148 3−(5'−1−メチルスルホニルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、 149 3−(5'−1−メチルインドリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 150 3−(5'−1−ヒドロキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オンXI)、 151 3−(5'−1−ベンジルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI)、 152 3−(5'−1−p−クロロベンゾイルインドリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン (XI)、 153 3−(5'−1−アリルインドリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 154 3−(5'−1−プロピルインドリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I)、 155 3−(5'−1−メトキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、 156 3−(5'−1−メトキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)。
6の方法を用い、その後、光学活性(VIII)を用いた以外
は明確な変形を行わないで実施例119〜128の一般
的な方法に従って、標記化合物を得た。 147 3−(5'−1−ベンゾイルインドリニル)−5
β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I)、 148 3−(5'−1−メチルスルホニルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、 149 3−(5'−1−メチルインドリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 150 3−(5'−1−ヒドロキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オンXI)、 151 3−(5'−1−ベンジルオキシインドリニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XI)、 152 3−(5'−1−p−クロロベンゾイルインドリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン (XI)、 153 3−(5'−1−アリルインドリニル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XI)、 154 3−(5'−1−プロピルインドリニル)−5β
−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(X
I)、 155 3−(5'−1−メトキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)、 156 3−(5'−1−メトキシアセチルインドリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン(XI)。
【0142】チャートA
【化3】
【0143】チャートA(続き)
【化4】
【0144】チャートA(続き)
【化5】
【0145】チャートA(続き)
【化6】
【0146】チャートB
【化7】
【0147】チャートC
【化8】 R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2またはR3末
端およびR3またはR4末端が、 −(CH2)n2−[ここで、n2は3または4である]によっ
て示される −CH2−CH2−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CH2− である縮合シクロアルキルフェニル−オキサゾリジノン
類(XXI A)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2
またはR3末端およびR3またはR4末端が、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [ここで、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8
は0または1であり、R10-1およびR10-2は、同一また
は異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
は、R10-1とR10-2はそれらが結合している炭素原子と
一緒になってスピロシクロプロピルを形成しており、R
10-3およびR10-4は、同一または異なって、−H、C1
〜C3アルキルであるか、あるいは、R10-3とR10-4は
それらが結合している炭素原子と一緒になってスピロシ
クロプロピルを形成している。ただし、(1)n7+n8=
0または1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2もしく
は3であり、(3)n4が0である場合、(a)n8=1また
は(b)n7=1であり、R10-1またはR10-2のうち一方
は−Hではなく、(4)R10-1、R10-2、R10-3およびR
10-4は、すべてが−Hではあり得ない。]で示される −CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−CH2−、 −CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CO−CHR10−CH2−、 −CO−CHR10−CH2−および −CO−CHR10−CH2−CH2− である縮合アルカノンフェニル−オキサゾリジノン類(X
XI B)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2また
はR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CHOH−(CH2)n4−[ここで、n3およ
びn4は0〜3である。ただし、n3+n4=2または3
である。]で示される −CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−、 −CHOH−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CHOH− である縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニル−オキサ
ゾリジリン類(XXI C)。R2およびR4のうち一方が−H
であり、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6−[ここで、n5お
よびn6は0〜2である。ただし、n5+n6=1または
2である。]で示される −CH=CH−CH2−、 −CH2−CH=CH−、 −CH=CH−CH2−CH2−、 −CH2−CH=CH−CH2−および −CH2−CH2−CH=CH− である縮合シクロアルケニルフェニル−オキサゾリジノ
ン類(XXI D)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、
R2またはR3末端およびR3またはR4末端が -(CH2)n3-(CHR10)n7-C(=N-OR7)-(CHR10)n8-(CH2)n4-[こ
こで、n3、n4、n7およびn8は上記定義と同じであ
る。ただし、(1)n7+n8=0または1であり、(2)n
3+n4+n7+n8=2または3であり、そして(3)n3
が0である場合、(a)n7=1または(b)n8=1であ
り、R10-1またはR10-2のうち一方は−Hではない。]
で示される −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−、 −CH2−CHR10−C(=N−OR7)−、 −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CH2−CH2−CHR10−C(=N−OR7)− である縮合オキシイミノシクロアルキルフェニル−オキ
サゾリジノン類(XXI E)。R2およびR4のうち一方が−
Hであり、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−C(=N−R8)−(CH2)n4−[ここで、n
3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−、 −C(=N−R8)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(=N−R8)− である縮合イミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXI F)。R2およびR4のうち一方が−Hであ
り、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CH(NR11R12)−(CH2)n4−[ここ
で、n3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−、 −C(NR11R12)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(NR11R12)− である縮合アミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXI G)。R2およびR4のうち一方が−Hであ
り、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CH=C(NR13R14)−(CH2)n4−[こ
こで、n3およびn4は上記定義と同じである]で示され
る −C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−、 −C(NR13R14)=CH−CH2−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH2−CH=C(NR13R14)− である縮合エナミノシクロアルキルフェニル−オキサゾ
リジノン類(XXI H)。
端およびR3またはR4末端が、 −(CH2)n2−[ここで、n2は3または4である]によっ
て示される −CH2−CH2−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CH2− である縮合シクロアルキルフェニル−オキサゾリジノン
類(XXI A)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2
またはR3末端およびR3またはR4末端が、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [ここで、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8
は0または1であり、R10-1およびR10-2は、同一また
は異なって、−H、C1〜C3アルキルであるか、あるい
は、R10-1とR10-2はそれらが結合している炭素原子と
一緒になってスピロシクロプロピルを形成しており、R
10-3およびR10-4は、同一または異なって、−H、C1
〜C3アルキルであるか、あるいは、R10-3とR10-4は
それらが結合している炭素原子と一緒になってスピロシ
クロプロピルを形成している。ただし、(1)n7+n8=
0または1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2もしく
は3であり、(3)n4が0である場合、(a)n8=1また
は(b)n7=1であり、R10-1またはR10-2のうち一方
は−Hではなく、(4)R10-1、R10-2、R10-3およびR
10-4は、すべてが−Hではあり得ない。]で示される −CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CH2−CHR10−CO−、 −CH2−CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−、 −CHR10−CO−CH2−CH2−、 −CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CH2−CO−CHR10−、 −CH2−CO−CHR10−CH2−、 −CO−CHR10−CH2−および −CO−CHR10−CH2−CH2− である縮合アルカノンフェニル−オキサゾリジノン類(X
XI B)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、R2また
はR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CHOH−(CH2)n4−[ここで、n3およ
びn4は0〜3である。ただし、n3+n4=2または3
である。]で示される −CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−、 −CHOH−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−CHOH−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−CHOH−CH2−および −CH2−CH2−CH2−CHOH− である縮合ヒドロキシシクロアルキルフェニル−オキサ
ゾリジリン類(XXI C)。R2およびR4のうち一方が−H
であり、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6−[ここで、n5お
よびn6は0〜2である。ただし、n5+n6=1または
2である。]で示される −CH=CH−CH2−、 −CH2−CH=CH−、 −CH=CH−CH2−CH2−、 −CH2−CH=CH−CH2−および −CH2−CH2−CH=CH− である縮合シクロアルケニルフェニル−オキサゾリジノ
ン類(XXI D)。R2およびR4のうち一方が−Hであり、
R2またはR3末端およびR3またはR4末端が -(CH2)n3-(CHR10)n7-C(=N-OR7)-(CHR10)n8-(CH2)n4-[こ
こで、n3、n4、n7およびn8は上記定義と同じであ
る。ただし、(1)n7+n8=0または1であり、(2)n
3+n4+n7+n8=2または3であり、そして(3)n3
が0である場合、(a)n7=1または(b)n8=1であ
り、R10-1またはR10-2のうち一方は−Hではない。]
で示される −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−、 −CH2−CHR10−C(=N−OR7)−、 −C(=N−OR7)−CHR10−CH2−CH2−、 −CHR10−C(=N−OR7)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−OR7)−CHR10−CH2−、 −CH2−CH2−CHR10−C(=N−OR7)− である縮合オキシイミノシクロアルキルフェニル−オキ
サゾリジノン類(XXI E)。R2およびR4のうち一方が−
Hであり、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−C(=N−R8)−(CH2)n4−[ここで、n
3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−、 −C(=N−R8)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(=N−R8)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(=N−R8)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(=N−R8)− である縮合イミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXI F)。R2およびR4のうち一方が−Hであ
り、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CH(NR11R12)−(CH2)n4−[ここ
で、n3およびn4は上記定義と同じである]で示される −C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−、 −C(NR11R12)−CH2−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR11R12)−CH2−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR11R12)−CH2−、 −CH2−CH2−CH2−C(NR11R12)− である縮合アミノシクロアルキルフェニル−オキサゾリ
ジノン類(XXI G)。R2およびR4のうち一方が−Hであ
り、R2またはR3末端およびR3またはR4末端が −(CH2)n3−CH=C(NR13R14)−(CH2)n4−[こ
こで、n3およびn4は上記定義と同じである]で示され
る −C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−、 −C(NR13R14)=CH−CH2−CH2−、 −CH=C(NR13R14)−CH2−CH2−、 −CH2−C(NR13R14)=CH−CH2−、 −CH2−CH=C(NR13R14)−CH2−、 −CH2−CH2−C(NR13R14)=CH−、 −CH2−CH2−CH=C(NR13R14)− である縮合エナミノシクロアルキルフェニル−オキサゾ
リジノン類(XXI H)。
【0148】チャートD
【化9】
【0149】チャートD(続き)
【化10】
【0150】チャートD(続き)
【化11】
【0151】チャートE
【化12】
【0152】チャートE(続き)
【化13】
【0153】チャートE(続き)
【化14】
【0154】チャートE(続き)
【化15】
【0155】チャートE(続き)
【化16】
【0156】チャートE(続き)
【化17】
【0157】チャートF
【化18】
【0158】チャートF(続き)
【化19】
【0159】チャートF(続き)
【化20】
【0160】チャートF(続き)
【化21】
【0161】チャートG
【化22】
【0162】チャートG(続き)
【化23】
【0163】チャートG(続き)
【化24】
【0164】チャートG(続き)
【化25】
【0165】チャートH 式(LV):
【化26】 で示される3−(窒素置換)フェニル−5β−(アミド
メチル)オキサゾリジン−2−オン類としては、W1末
端およびW2末端が−NR5−N=CR6−であるインダ
ゾリルオキサゾリジン-2-オン類(XXXII)、W1末端お
よびW2末端が−NR5−CR6=N−であるベンゾイミ
ダゾリルオキサゾリジン-2-オン類(XLIII)、W1末端
およびW2末端が−NR5−N=N−であるベンゾドリア
ゾリルオキサゾリジン-2-オン類(LIV)、
メチル)オキサゾリジン−2−オン類としては、W1末
端およびW2末端が−NR5−N=CR6−であるインダ
ゾリルオキサゾリジン-2-オン類(XXXII)、W1末端お
よびW2末端が−NR5−CR6=N−であるベンゾイミ
ダゾリルオキサゾリジン-2-オン類(XLIII)、W1末端
およびW2末端が−NR5−N=N−であるベンゾドリア
ゾリルオキサゾリジン-2-オン類(LIV)、
【化27】 が挙げられる。
【0166】
【発明の効果】本発明により、抗菌剤として有用な3−
(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリ
ジノン類(XXI)、3−(窒素原子置換)フェニル−5β−
アミドメチルオキサゾリジノン類(LV)およびそれらの医
薬的に許容される塩が提供される。
(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリ
ジノン類(XXI)、3−(窒素原子置換)フェニル−5β−
アミドメチルオキサゾリジノン類(LV)およびそれらの医
薬的に許容される塩が提供される。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 263/24 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (15)
- 【請求項1】 式(XXI): 【化1】 {式中、 (I) R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12
アルキル、 C3〜C12 シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H
5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−
SO3H、−N(R1-9)(R1-10)[ここで、 R1-9およびR1-10は同一または異なって、−H、C1〜
C2 アルキルである]で置換されている−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 ピリジニル、 −O−R1-4[ここで、R1-4はC1〜C4 アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-4[ここで、R1-4は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-4R1-5[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-5は上記定義と同じであるか、あるいはR1-4
とR1-5は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-6[ここで、R1-6はC1〜C4 アルキル
または−CO−R1-7(ここで、R1-7はC1〜C4 アルキ
ルまたはφである)である]であり; (II) R2またはR4のうちいずれかは−Hであり、R2
およびR4のうち他方はR3と一緒になって、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [式中、n3およびn4は0〜3であり、n7およびn8は
0または1であり、 R10-1およびR10-2は同一または異なって、−H、C1
〜C3アルキルであるか、あるいは、R10-1とR
10-2は、それらが結合している炭素原子と一緒になって
スピロシクロプロピルを形成し、R10-3およびR10-4は
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R10-3とR10-4は、それらが結合してい
る炭素原子と一緒になってスピロシクロプロピルを形成
する。ただし、(1)n7+n8=0または1であり、
(2)n3+n4+n7+n8=2または3であり、(3)n4
が0である場合は、(a)n8=1または(b)n7=1のい
ずれかであり、R10-1またはR10-2のうち一方は、−H
ではなく、(4)R10-1、R10-2、R10-3およびR
10-4は、すべてが−Hではあり得ない。]; −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6− [ここで、n5およびn6は0〜2である。ただし、n5+
n6=1または2である。]; -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-C(=N-OR7)-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- [ここで、R7は、−H、C1〜C4 アルキル、−CH2−
COOHまたは−CH2−COO−R7-1(ここで、R7-1
は、C1〜C4 アルキルである)であり、CR10-1、R
10-2、CR10-3、R10-4、n3、n4、n7およびn8は上
記定義と同じである。ただし、(1)n7+n8=0または
1であり、(2)n3+n4+n7+n8=2または3であ
り、(3)n3が0である場合は、(a)n7=1または(b)
n8=1のいずれかであり、R10-1またはR10-2のうち
一方は、−Hではない。]であり; (III) R5およびR6のうち一方は−Hであり、R5およ
びR6のうち他方は、 −H、 C1〜C12 アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7 シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A) 所望により1個の−O−CH3、−COOH、−
NH2、 −SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されているC1
〜C6 アルキル、 (B) C3〜C7 シクロアルキル、 (C) 2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D) 所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキル
またはφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子
と一緒になって、所望により、−O−を含有している飽
和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一ま
たは異なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アル
キルまたはφである)で置換されているφである]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキ
ル、 または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じで
ある)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上
記定義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定
義と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同
じである)で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記
で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している
窒素原子と一緒になって、所望により−O−または−N
H−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形
成することができる] −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2
で置換されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6 アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2およ
び−NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキ
ル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1
個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−
CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換され
ているφである)である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、 R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C
6 アルキル、所望により1または2個の−OH、−OC
H3、−NO2、−NH2、−Cl、−F、−NH−CH3
および−N(CH3)2で置換されているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、 −CH(CH3)2、 −CH2−CH(CH3)2、 −CHCH3−CH2−CH3、 −CH2−OH、 −CH(OH)−CH3、−CH2−φ、−CH2−φ−O
H、 −CH2−SH、 −CH2−CH2−S−CH3および −CH2−COOH である]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H である}で示される3−(縮合環置換)フェニル−5β−
(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オンおよびその医
薬的に許容される塩。 - 【請求項2】 R1が−H、C1〜C6アルキル、C3〜
C6シクロアルキル、−OCH3および−CHCl2からな
る群から選択される請求項1記載の3−(縮合環置換)フ
ェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン(XXI)。 - 【請求項3】 R2およびR4の一方がR3と一緒にな
って、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-CO-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- である請求項1記載の3−(縮合環置換)フェニル−5β
−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI)。 - 【請求項4】 R2およびR4の一方がR3と一緒にな
って、 −(CH2)n5−CH=CH−(CH2)n6−である請求項1
記載の3−(縮合環置換)フェニル−5β−(アミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン(XXI)。 - 【請求項5】 R2およびR4の一方がR3と一緒にな
って、 -(CH2)n3-(CR10-1R10-2)n7-C(=N-OR7)-(CHR10-3R10-4)n8-(CH2)n4- である請求項1記載の3−(縮合環置換)フェニル−5β
−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(XXI)。 - 【請求項6】 3−(1'−オキソ−2'α−メチル−
5'−インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサ
ゾリジン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'β−メチル−5'−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン、 3−(1'−オキソ−2'α−エチル−5'−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン、 3−(1'−オキソ−2'β−エチル−5'−インダニル)
−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オ
ン、 3−(1'−オキソ−2'−スピロシクロプロピル−5'−
インダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'α−メチル−6'−テトラリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン、 3−(1'−オキソ−2'β−メチル−6'−テトラリニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン、 3−(1'−オキソ−2'−スピロシクロプロピル−6'−
テトラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾ
リジン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'α−ヒドロキシメチル−5'−イ
ンダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−5'−イ
ンダニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジ
ン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'α−ヒドロキシメチル−6'−テ
トラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2'β−ヒドロキシメチル−6'−テ
トラリニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリ
ジン−2−オン、 3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−5'−インダニ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オンおよび 3−(1'−オキソ−2',2'−ジメチル−6'−テトラリ
ニル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−
2−オン からなる群から選択される請求項1記載の3−(縮合環
置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(XXI)。 - 【請求項7】 式(LV): 【化2】 {式中、 (I) R1は、 −H、 所望により1〜3個のClで置換されているC1〜C12
アルキル、 C3〜C12 シクロアルキル、 1個の二重結合を有するC5〜C12 アルケニル、 所望により、1〜3個の−OH、−OCH3、−OC2H
5、−NO2、−F、−Cl、−Br、−COOHおよび−
SO3H、−N(R1-1)(R1-2)[ここで、 R1-1およびR1-2は同一または異なって、−H、C1〜
C2 アルキルである]で置換されている−φ、 フラニル、 テトラヒドロフラニル、 2−チオフェン、 ピロリジニル、 ピリジニル、 −O−R1-3[ここで、R1-3はC1〜C4 アルキルであ
る]、 −NH2、 −NHR1-3[ここで、R1-3は、上記定義と同じであ
る]、 −NR1-3R1-4[ここで、R1-4はC1〜C3 アルキルで
あり、R1-3は上記定義と同じであるか、あるいはR1-3
とR1-4は、結合している窒素原子と一緒になって、−
O−を含む飽和の一窒素原子C5〜C7 複素環を形成す
る]、 −CH2−OH、 −CH2−OR1-5[ここで、R1-5はC1〜C4 アルキル
または−CO−R1-6(ここで、R1-6はC1〜C4 アルキ
ルまたはφである)である]であり; (II) R2、R3およびR4のうち2つは−Hであり、
R2、R3およびR4のうち他は、 −H、 −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R2-1[ここで、R2-1はC1〜C4 アルキル
またはφである]、 −O−R2-1[ここで、R2-1は上記定義と同じである]、 −COOH、 −COO−、 −CHO、 −CO−NR2-2R2-3[ここで、R2-2およびR2-3は、
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R2-2とR2-3は、結合している窒素原子
と一緒になって、所望により−O−を含有する飽和の一
窒素原子C3〜C6 複素環を形成する]、 −C≡N、 −C≡CH、 −N≡C、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR2-4R2-5[ここで、R2-4およびR2-5は、同一ま
たは異なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである]、 −NH−CO−R2-6[ここで、R2-6は、C1〜C4 アル
キルまたはφである]、 −NH−CO−NH2、 −CH=CH2、 −CH2−CH=CH2、 −CH=N−OH、 −CH=N−OCH3、 −CH3−C=N−OH、 −CH3−C=N−OCH3、 −C*H−CH2−O*[ここで、星印(*)で印を付けた原
子は、互いに結合して環を形成する]であり、 (IIIA) W1およびW2は一緒になって、 −NR5−N=CR6− (XXXII) [式中、R5は、 −H、 C1〜C12 アルキル、 −CH2−φ、 −CH2CH2−φ、 C3〜C7 シクロアルキル、 1〜3個の二重結合を有するC2〜C12 アルケニル、 1個の三重結合を有するC2〜C12 アルキニル、 −CHO、 −CO−R5-1[ここで、R5-1は、 (A) 所望により1個の−O−CH3、−COOH、−
NH2、−SO3Hまたは1〜3個の−Clで置換されて
いるC1〜C6 アルキル、 (B) C3〜C7 シクロアルキル、 (C) 2−ピリジニル、2−チオフェン、2−チオフェ
ンメチルまたは2−ピロール、 (D) 所望により1〜3個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2はC1〜C4 アルキル
またはφである)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は、
同一または異なって、−H、C1〜C3 アルキルである
か、あるいは、R5-3とR5-4は、結合している窒素原子
と一緒になって、所望により、−O−を含有している飽
和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形成する)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、同一ま
たは異なって、−HおよびC1〜C3 アルキルである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、C1〜C4 アル
キルまたはφである)で置換されているφである]、 −CO−O−R5-8[ここで、R5-8は、C1〜C4 アルキ
ル、または、所望により、1もしくは2個の −F、−Cl、Br、−I、 C1〜C6 アルキル、 −OH、 −CO−O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じで
ある)、 −O−R5-2(ここで、R5-2は上記定義と同じである)、 −COOH、 −CO−NR5-3R5-4(ここで、R5-3およびR5-4は上
記定義と同じである)、 −C≡N、 −CHOH−CH3、 −CO−CH3、 −SH、 −SO−CH3、 −SO−φ、 −S−CH3、 −S−φ、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H、 −SO2−NH2、 −N3、 −NO2、 −NR5-5R5-6(ここで、R5-5およびR5-6は、上記定
義と同じである)、 −NH−CO−R5-7(ここで、R5-7は、上記定義と同
じである)で置換されているφである]、 −CO−N(R5-9)2[ここで、R5-9は、−Hまたは上記
で定義したR5-8であり、2つのR5-9は、結合している
窒素原子と一緒になって、所望により−O−または−N
H−を含有する飽和の一窒素原子C3〜C6 複素環を形
成することができる] −CO−CH2−CN、 −CO−CH2−OH、 −CO−CH2−O−φ[ここで、φは所望により1〜3
個の−O−CH3、1個の−NO2および1個の−NH2
で置換されている]、 −CO−CH2−O−R5-10[ここで、R5-10は、 C1〜C6 アルキル、 所望により1〜3個の−O−CH3、1個の−NO2およ
び−NH2で置換されているφ、 −CO−R5-11(ここで、R5-11は、C1〜C6 アルキ
ル、所望により1〜4個の−F、1〜3個の−Cl、1
個の−OCH3、−OH、−NH2、−NO2、−CO−
CH3、−SO2−CH3および−SO2−OHで置換され
ているφである)である]、 −CO−CH(NH−CO−R5-12)−R5-13[ここで、
R5-13は、−Hまたは−CH3であり、R5-12はC1〜C
6 アルキル、 所望により1または2個の−OH、−OCH3、−N
O2、−NH2、−Cl、−F、−NH−CH3および−N
(CH3)2で置換されているφである]、 −CO−CHNH2−R5-14[ここで、R5-14は、 −CH(CH3)2、 −CH2−CH(CH3)2、 −CHCH3−CH2−CH3、 −CH2−OH、 −CH(OH)−CH3、 −CH2−φ、 −CH2−φ−OH、 −CH2−SH、 −CH2−CH2−S−CH3および −CH2−COOHである]、 −SO2−CH3、 −SO2−φ、 −SO3H であり、 R6は、−HおよびC1〜C3アルキルである]であるか; (IIIB) W1とW2は一緒になって −NR5−CR6=N− (XLIII) [式中、R5は上記定義と同じであり、R6は−H、C1〜
C6 アルキル、−SH、−S−CH3、−S−C2H5、
−S−φ、−S−OCH3、−S−O−φ、−SO2−C
H3および−SO2−φである]であるか; (IIIC) W1とW2は一緒になって −NR5−N=N− (LIV) [式中、R5は上記定義と同じである]である}で示される
3−(窒素原子置換)フェニル−5β−(アミドメチル)−
オキサゾリジン−2−オンおよびその医薬的に許容され
る塩。 - 【請求項8】 R1が−H、C1〜C6アルキル、C3〜
C6シクロアルキル、−OCH3および−CHCl2であ
り、R5が−CH3、−CH2−CH=CH2、−CH2−
C≡CH、−CHO、−CO−R5-1[ここで、R
5-1は、−CH3、−C2H5、−CH(CH3)2、−CHC
l2、−CH2−OH、-CH2−O−CH3、2−チオフェ
ンおよびシクロペンチルである]からなる群から選択さ
れる請求項7記載の3−(窒素原子置換)フェニル−5β
−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(LV)。 - 【請求項9】 R2、R3およびR4が全て−Hである
請求項7記載の3−(窒素原子置換)フェニル−5β−
(アミドメチル)オキサゾリジン−2−オン(LV)。 - 【請求項10】 W1とW2が一緒になって−NR5−N
=CR6−であり、インダゾリルオキサゾリジン−2−
オン(XXXII)である請求項7記載の3−(窒素原子置換)
フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(LV)。 - 【請求項11】 3−[5'−(1−アセチルインダゾリ
ル)]−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オン、 3−(5'−インダゾリル)−5β−(アセトアミドメチ
ル)オキサゾリジン−2−オン、 3−[5'−(1−エチルインダゾリル)]−5β−(アセト
アミドメチル)オキサゾリジン−2−オンまたは3−
[5'−(1−n−プロピルインダゾリル)]−5β−(アセ
トアミドメチル)オキサゾリジン−2−オンである請求
項10記載のインダゾリルオキサゾリジン−2−オン(X
XXII)。 - 【請求項12】 W1とW2が一緒になって−NR5−C
R6=N−であり、ベンゾイミダゾリルオキサゾリジン
−2−オン(XLIII)である請求項7記載の3−(窒素原子
置換)フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン
−2−オン(LV)。 - 【請求項13】 R6が−HまたはC1〜C6アルキルで
ある請求項12記載のベンゾイミダゾリルオキサゾリジ
ン−2−オン(XLIII)。 - 【請求項14】 3−(5'−1−エチル−2−メチルベ
ンゾイミダゾリル)−5β−(アセトアミドメチル)オキ
サゾリジン−2−オン、 3−(5'−1−プロピルベンゾイミダゾリル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オン、 3−(5'−1−アセチル−2−メチルベンゾイミダゾリ
ル)−5β−(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2
−オンおよび 3−(5'−1−ホルミルベンゾイミダゾリル)−5β−
(アセトアミドメチル)オキサゾリジン−2−オンである
請求項12記載のベンゾイミダゾリルオキサゾリジン−
2−オン(XLIII)。 - 【請求項15】 W1とW2が一緒になって−NR5−N
=N−であり、ベンゾトリアゾリルオキサゾリジン−2
−オン(LIV)である請求項7記載の3−(窒素原子置換)
フェニル−5β−(アミドメチル)オキサゾリジン−2−
オン(LV)。
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