JP2780674B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装置
に関し、特に電気的にデータの消去及び書込みが可能な
複数のメモリセルトランジスタを配列したフラッシュ型
の不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浮遊ゲートを有する電界効果トランジス
タなどのような、電気的にしきい値電圧を設定してデー
タの消去,書込みが可能な電界効果トランジスタでメモ
リセルを形成し(以下、メモリセルトランジスタとい
う)、このメモリセルトランジスタを複数個、行方向,
列方向に配置した不揮発性半導体記憶装置においては、
データが電気的に一括消去でき、フラッシュメモリとし
て注目されている。
【0003】このようなフラッシュ型の不揮発性半導体
記憶装置では、データの一括消去は、通常、全メモリセ
ルトランジスタの制御ゲートを接地電位、ドレインをフ
ローティング状態としてソースに高電圧を印加し、ソー
ス・制御ゲート間電界によるトンネル効果により浮遊ゲ
ートから電子を引き抜くことによりしきい値電圧を低く
する。
【0004】このような一括消去のための消去パルス印
加動作を行った場合、ソースに高電圧を印加する時間が
長くなったり、この時間が適正であっても、ゲート絶縁
膜の膜厚のばらつき、微小欠陥、浮遊ゲートの粒界の大
きさのばらつきなどにより、しきい値電圧が低くなり、
ワード線、すなわち制御ゲートが接地電位の非選択レベ
ルであってもオンセル状態となってしまう過消去状態の
ものが発生しやすい。このような場合、過消去状態のメ
モリセルトランジスタが接続されたディジット線には常
にオンセル電流が流れ、正常なデータの読出しができな
くなる。
【0005】そこで、消去パルス印加後には、過消去状
態のメモリセルトランジスタが存在するか否かを判別す
るのが一般的である。過消去状態の判別を通常のデータ
の読出し回路で行っていたのでは時間がかかりすぎるの
で、消去パルス印加後、一括読出しを行って過消去状態
のメモリセルが存在するか否か判別するようにした例も
ある(例えば特開平4−222994号公報参照)。
【0006】一括消去パルス印加後、一括読出しを行い
過消去状態の判別を行う従来の不揮発性半導体記憶装置
の一例(第1の例)を図5に示す。
【0007】この不揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲー
トを有し電気的にしきい値電圧が設定できてデータの消
去及び書込みが可能な電界効果トランジスタでメモリセ
ルを形成する複数のメモリセルトランジスタMC11x
〜MCmnxを行方向,列方向にマトリクス状に配置し
たメモリセルアレイ1xと、複数のメモリセルトランジ
スタMC11x〜MCmnxの各行それぞれと対応して
設けられ対応する行の各メモリセルトランジスタの制御
ゲートと接続する複数のワード線WL1〜WLmと、複
数のメモリセルトランジスタMC11x〜MCmnxの
各列それぞれと対応して設けられ対応する列の各メモリ
セルトランジスタのドレインと接続する複数のディジッ
ト線DL1〜DLnと、複数のメモリセルトランジスタ
MC11x〜MCmnxそれぞれのソースと接続するソ
ース線SLと、消去制御信号ERに従って消去パルス印
加動作時に所定の電圧,パルス幅の消去用電圧Veをソ
ース線SLに印加し消去パルス印加動作時以外はソース
線SLを接地電位とするソース電位供給回路6と、電圧
切換信号VRSに従って各種動作時のワード線供給用の
電圧を発生するワード線電圧発生回路3xと、制御信号
ARS,ARN、行アドレス信号ADr及びワード線電
圧発生回路3xの出力電圧を受けて通常の読出し動作時
には複数のワード線WL1〜WLmのうちの1本のワー
ド線を選択して通常の電源電圧Vccレベルの選択レベ
ルとし書込み動作時には1本のワード線を選択して電源
電圧Vccより高い書込み用の電圧とし消去パルス印加
動作時及び過消去判別動作時には複数のワード線WL1
〜WLm全てを接地電位レベルとする行デコーダ2x
と、制御信号ACS,ACN及び列アドレス信号ADc
を受けて通常の読出し動作時及び書込み動作時には複数
のディジット線DL1〜DLnのうちの1本を選択し消
去パルス印加時には複数のディジット線DL1〜DLn
全てを非選択状態,フローティング状態とし過消去判別
動作時には複数のディジット線DL1〜DLn全てを選
択する列デコーダ4及び列選択回路5と、通常の読出し
動作時及び過消去判別動作時、選択されたディジット線
に流れる電流のレベルを検知し判別するセンス増幅器8
と、書込み動作時、選択されたディジット線に所定の書
込み用電圧を供給する書込回路7xと、書込み動作時に
は書込回路7xを、その他の時はセンス増幅器8を選択
されたディジット線と接続する切換回路9とを有する構
成となっている。
【0008】なお、この不揮発性半導体記憶装置におい
ては、行デコーダ2xは、行アドレス信号ADrの各ビ
ットと対応するインバータIV21、及びNAND型の
論理ゲートG21,G22と、各ワード線と対応するN
AND型の論理ゲートG23x、及びトランジスタQ2
1,Q22とを備えて構成され、列デコーダ4は、行デ
コーダ2xと同様に、列アドレス信号ADcの各ビット
と対応するインバータIV41、及びNAND型の論理
ゲートG41,G42と、各ディジット線と対応するN
AND型の論理ゲートG43、及びインバータIV42
とを備えて構成される。
【0009】次に、この不揮発性半導体記憶装置の動作
について、消去動作を主体に説明する。
【0010】消去動作は、まず、制御信号ARN,AC
Nを共に低レベルにしてワード線WL1〜WLm全てを
非選択レベルの接地電位、ディジット線DL1〜DLn
全てを非選択状態,フローティング状態とし、消去制御
信号ERを活性化レベルにしてソース線SLに所定のパ
ルス幅,所定の高電圧の消去用電圧Veを供給する。こ
の結果、メモリセルトランジスタMC11x〜MCmn
x全てにおいて、ソース・制御ゲート間電界によるトン
ネル効果により、浮遊ゲートから電子が引き抜かれ、こ
れらメモリセルトランジスタのしきい値電圧は低くな
り、消去状態となる(消去パルス印加動作)。
【0011】次に、過消去状態のメモリセルトランジス
タがあるか否かを判別するために、制御信号ARN,A
CSを低レベル、制御信号ACNを高レベルにしてワー
ド線WL1〜WLm全てを非選択レベルの接地電位とす
ると共に、ディジット線DL1〜DLn全てを選択状態
とし、これらディジット線全てを切換回路9によりセン
ス増幅器8と接続する。この結果、制御ゲートが接地電
位レベルのメモリセルトランジスタMC11x〜MCm
nx全てが選択されてセンス増幅器8に接続され、その
電流レベルが判別される(過消去判別動作)。
【0012】センス増幅器8の感度は、1ビットのメモ
リセルトランジスタの書込み状態の“1”データ、及び
消去状態の“0”データの電流レベルを判別する通常の
読出し動作時の感度のままとなっているので、メモリセ
ルトランジスタMC11x〜MCmnxのうちに1つで
も過消去のものが存在するとその電流レベルを検知し、
過消去状態のメモリセルトランジスタが存在することを
示すレベルの信号がセンス増幅器8から出力される。
【0013】この不揮発性半導体記憶装置では、過消去
状態のメモリセルトランジスタが存在すると判定される
と、この過消去状態のメモリセルトランジスタを正常な
消去状態に戻すために、メモリセルトランジスタMC1
1x〜MCmnx全てに対しトンネル効果による書込み
を行い、再び前述の消去パルス印加動作及び過消去判別
動作をくり返すようになっている。なお、過消去状態の
ものが存在しないと判定されたときは消去動作を終了す
る。
【0014】過消去状態のものが存在すると判定された
ときの書込み動作(過消去判定後書込み動作)は、制御
信号ARS,ACNを低レベル、ARNを高レベルにし
てワード線WL1〜WL全てを選択状態に、ディジット
線DL1〜DLn全てを非選択状態,フローティング状
態とし、選択状態のワード線全てにはワード線電圧発生
回路3xからの高電圧を印加する。このとき、ソース線
SLは接地電位となっているので、メモリセルトランジ
スタMC11x〜MCmnxの制御ゲート・ソース間に
は高電圧が印加され、トンネル効果により浮遊ゲートに
電子が注入され、これらメモリセルトランジスタのしき
い値電圧が高くなり、書込みが行なわれる。
【0015】この過消去判定後書込み動作に続き消去パ
ルス印加動作及び過消去判別動作が実行され、この過消
去判別動作で過消去状態のものが存在しないと判定され
たときは消去動作を終了し、存在すると判定されたとき
は過消去判定後書込み動作からの動作がくり返えされ
る。
【0016】この不揮発性半導体記憶装置では、消去パ
ルス印加動作後の過消去判別動作、及び過消去判定後書
込み動作を、メモリセルトランジスタMC11x〜MC
mnx全てに対し一括して行うことができるので、消去
動作にかかる時間を短縮することができる。
【0017】通常、不揮発性半導体記憶装置は、単独使
用されることは少なく、多くの場合、マイクロプロセッ
サ等との組合せによる上位システムの中で使用される。
マミクロプロセッサ等の上位システムでは、その電源電
圧が用途等に応じて、例えば1.8V程度から5V程度
と広範囲となっており、不揮発性半導体記憶装置も、こ
の上位システムからの電源電圧を受けて動作するように
よっている。しかしながら、書込み動作時や消去パルス
印加動作時には、上記電源電圧より高い、例えば、10
V,12V等の高電圧が必要であり、これら高電圧を上
記電源電圧から発生するようにしたのではそのための回
路が大規模になってチップ面積も増大するため、上記電
源電圧(以下、通常の電源電圧という)とは別に与えら
れる場合が多い(以下、これを高電圧用の電源電圧とい
う)。
【0018】不揮発性半導体記憶装置において、通常の
電源電圧より高い高電圧を必要とするのは、書込み動作
時に、メモリセルトランジスタの制御ゲート(ワード
線)に供給する電圧(例えば10V程度)、ドレイン
(ディジット線)に供給する電圧(例えば6V程度)、
書込みベリファイ動作時に制御ゲートに供給する電圧
(例えば通常の選択レベルより1V程度高い電圧)、消
去パルス印加動作時にソース(ソース線)に供給する電
圧(例えば10V)などである。
【0019】これらの高電圧は、高電圧用の電源電圧か
ら発生し、その回路構成は、図6(A),(B)に示す
ような例がある(例えば、特開昭61−255048号
公報,特開平5−507576号公報参照)。
【0020】図6(A)に示された回路は、一端に高電
圧用の電源電圧Vppを受ける抵抗R35と、一端をこ
の抵抗R35の他端と接続し他端を接地電位点と接続す
る抵抗R36と、一端に電源電圧Vppを受ける抵抗R
37と、ゲート及びドレインを抵抗R37の他端と接続
しソースを抵抗R35,R36の接続点と接続し基板を
接地電位点と接続するNチャネル型のトランジスタQ3
6と、ソース及び基板をトランジスタQ36のソースと
接続するPチャネル型のトランジスタQ37と、一端を
トランジスタQ37のゲート及びドレイン(第1の基準
電位点)と接続し他端を接地電位点と接続する抵抗R3
8と、ドレインに電源電圧Vppを受けゲートをトラン
ジスタQ36のゲート及びドレイン(第2の基準電位
点)と接続しソースを電圧出力端と接続し基板を接地電
位点と接続するNチャネル型のトランジスタQ38と、
ソース及び基板を電圧出力端と接続しゲートをトランジ
スタQ37のゲート及びドレインと接続しドレインを接
地電位点と接続するPチャネル型のトランジスタQ39
とを備えた構成となっている。
【0021】この回路では、トランジスタQ36,Q3
8のしきい値電圧、またトランジスタQ37,Q39の
しきい値電圧をそれぞれ等しく形成し、抵抗R37,R
38の抵抗値を抵抗R35,R36の抵抗値より十分大
きくすることにより、出力電圧Voを抵抗R35,R3
6の分圧電圧と等しくすることができ、かつ出力電流が
変動しても一定の出力電圧Voが得られる。
【0022】図6(B)に示された回路は、図6(A)
における抵抗R35,R35を無くした回路となってい
る。この回路では、出力電圧Voは抵抗R37,R38
の抵抗値とトランジスタQ36,Q37のしきい値電圧
で決定されるが、トランジスタのしきい値電圧は通常、
製造工程で決定されるので、出力電圧Voは抵抗R3
7,R38により設定する。
【0023】これらの回路において、トランジスタQ3
8,Q39のゲートとソース,ドレイン及び基板との間
に印加される電圧は、出力電圧Voが電源電圧Vppの
1/2のときはVpp/2以下となるが、出力電圧Vo
がVpp/2以外では、Vpp/2より高い電圧が印加
されることになるので、これらトランジスタQ38,Q
39は高耐圧型のトランジスタが使用される。
【0024】また、不揮発性半導体記憶装置では、オー
ル“0”(オールオンセル)データ、オール“1”(オ
ールオフセル)データや、隣接するメモリセルトランジ
スタのデータが互いに異なる市松模様のデータによるビ
ット間干渉のテストを欠かすことができない。これらの
うち、オール“0”データの書き込みは一括消去状態の
ままであり、オール“1”データの書込みは全ワード
線,全ビット線を選択してそれぞれ所定の電圧を印加す
ればよい。しかし、市松模様の場合には一工夫する必要
があり、1ビットごとに書込んでいたのでは時間がかか
りすぎるので、例えば特開平5−334900号公報に
記載されているように、複数のワード線及びディジット
線を1本おきに選択し、かつ選択,非選択を切換えて行
うようにした例(第2の例)がある。しかし、これらの
テストパターンデータの読出しは1ビットごとに行って
いた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の不揮発
性半導体記憶装置は、第1の例では、一括消去動作が、
複数のワード線WL1〜WLm全てを非選択レベルの接
地電位とし複数のディジット線DL1〜DLn全てを非
選択状態,フローティング状態としてソース線SLに所
定のパルス幅、所定の電圧の消去用電圧Veを印加し
(消去パルス印加動作)、トンネル効果によりメモリセ
ルトランジスタMC11x〜MCmnxの浮遊ゲートか
ら電子を引き抜いて行う構成となっているので、消去用
電圧Veの印加時間やゲート絶縁膜等の製造工程上のば
らつきにより、過消去状態になるメモリセルトランジス
タの発生する割合が高くなり、消去パルス印加動作に続
いて、全メモリセルトランジスタに対し一括過消去判別
動作を行い、過消去状態のものが存在すると判定される
と、全メモリセルトランジスタに対し一括してトンネル
効果による書込みを行い、消去パルス印加動作,一括過
消去判別動作を行う、という動作をくり返すため、消去
完了までの時間が長くなるという欠点がある。
【0026】また、各種動作時にワード線やディジット
線に供給する電圧は、上位システムとの適合性を考慮し
て高電圧用の電源電圧Vppから発生するようになって
おり、電源電圧Vpp供給端と接地電位点との間にNチ
ャネル型及びPチャネル型のトランジスタを直列接続し
これらトランジスタのゲートには出力電圧Voに対しこ
れらトランジスタのしきい値電圧程度加算又は減算した
基準電圧が印加される構成となっているので、出力電圧
VoがVpp/2以外の場合には、これらトランジスタ
のゲートとソース,ドレイン及び基板との間にVpp/
2より高い電圧が印加されるため、これらトランジスタ
を高耐圧用とする必要があるという問題点がある。
【0027】また、第2の例では、市松模様のテスト用
のデータパターンを書込むため、複数のワード線及びデ
ィジット線を1本おきに選択し、かつ選択,非選択を切
換える構成となっているので、データパターンの書込み
時間は短縮されるものの、このデータパターンの読出
し、確認は1ビットごととなるため、読出しを含む全テ
スト時間が長くなるという問題点がある。またオール
“0”データ,オール“1”データについても同様の問
題点がある。
【0028】本発明の第1の目的は、消去完了までの時
間を短縮することができる不揮発性半導体記憶装置を提
供することにあり、第2の目的は、高電圧用の電源電圧
から各種動作時の電圧を発生する回路に高耐圧用のトラ
ンジスタを使用しなくて済むようにした不揮発性半導体
記憶装置を提供することにあり、第3の目的は、市松模
様等のテストパターンによる読出し動作を含む全テスト
時間を短縮することができる不揮発性半導体記憶装置を
提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、行方向,列方向にマトリクス状に配置され
電気的にデータの消去及び書込みが可能な複数のメモリ
セルトランジスタと、これら複数のメモリセルトランジ
スタの各行それぞれと対応して設けられ対応する行のメ
モリセルトランジスタそれぞれの制御ゲートと接続する
複数のワード線と、前記複数のメモリセルトランジスタ
の各列それぞれと対応して設けられ対応する列のメモリ
セルトランジスタそれぞれのドレインと接続する複数の
ディジット線と、前記複数のメモリセルトランジスタそ
れぞれのソースと接続するソース線と、消去パルス印加
動作時の第1の電圧及び過消去判別動作時の第2の電圧
を含む各種動作時と対応する各種電圧を発生するワード
線電圧発生回路と、前記消去パルス印加動作時及び過消
去判別動作時には前記複数のワード線全てを選択して前
記ワード線電圧発生回路からの第1及び第2の電圧を供
給し通常の読出し,書込み動作時には外部からの行アド
レス信号に従って前記複数のワード線のうちの所定のワ
ード線を選択して前記ワード線電圧発生回路からの対応
する電圧を供給する行デコーダと、前記消去パルス印加
動作時には所定の電圧の消去パルスを発生して前記ソー
ス線に供給し前記消去パルス印加動作時以外には前記ソ
ース線を接地電位とするソース電位供給回路と、前記消
去パルス印加動作時には前記複数のディジット線全てを
非選択,フローティング状態とし前記過消去判別動作時
には前記複数のディジット線全てを選択し通常の読出
し,書込み動作時には外部からの列アドレス信号に従っ
て前記複数のディジット線のうちの所定のディジット線
を選択するディジット線選択回路と、前記過消去判別動
作時及び通常の読出し動作時に前記複数のディジット線
のうちの選択されたディジット線の信号レベルを判別す
るセンス増幅器と、前記通常の書込み動作時に前記複数
のディジット線のうちの選択されたディジット線に所定
の電圧を供給する書込回路とを有している。
【0030】また、複数のメモリセルトランジスタそれ
ぞれが、浮遊ゲートを有するNチャネル型の電界効果ト
ランジスタで形成されて基板を接地電位点と接続し、消
去パルス印加動作時には、前記複数のメモリセルトラン
ジスタ全ての制御ゲートに正の第1の電圧、ソースには
消去パルスをそれぞれ印加してソース・基板間のなだれ
降伏によるホットキャリアを前記浮遊ゲートに注入して
これら複数のメモリセルトランジスタ全てのデータを一
括消去し、この一括消去後の過消去判別動作時に、前記
複数のメモリセルトランジスタ全ての制御ゲートに正の
第2の電圧を印加すると共に複数のディジット線全てを
選択してセンス増幅器によりこれら複数のディジット線
に流れる全電流のレベルを判別して過消去状態のメモリ
セルトランジスタがあるか否かを一括判別するようにし
て構成される。
【0031】また、供給される電源電圧が、通常の電源
電圧及びこの通常の電源電圧より高い高電圧用の電源電
圧とから成り、ワード線電圧発生回路及び書込回路内の
各種電圧を発生する回路が、前記高電圧用の電源電圧供
給端と接地電位点との間に直列接続された第1及び第2
の抵抗と、ゲートを前記第1及び第2の抵抗の直列接続
点と接続しドレインを前記高電圧用の電源電圧供給及び
接地電位点のうちの高電位側と接続するNチャネル型の
第1のトランジスタと、ドレインを前記第1のトランジ
スタのソースと接続しソースを前記各種電圧の出力端と
接続しゲートに第1の基準電圧を受けるNチャネル型の
第2のトランジスタと、ドレインを前記高電圧用の電源
電圧供給端及び接地電位点のうちの低電位側と接続しソ
ースを前記各種電圧の出力端と接続しゲートに第2の基
準電圧を受けるPチャネル型の第3のトランジスタとを
備えて構成され、更に、第2のトランジスタのドレイン
を高電圧用の電源電圧供給端及び接地電位点のうちの高
電位側に直接接続し、第3のトランジスタのドレインと
前記高電圧用の電源電圧供給端及び接地電位点のうちの
低電位側との間を切り離し、第1のトランジスタを、ソ
ースを前記第3のトランジスタのドレインと接続しドレ
インを前記高電圧用の電源電圧供給端及び接地電位点の
うちの低電位側と接続しゲートを第1及び第2の抵抗の
直列接続点と接続するPチャネル型として構成される。
【0032】また、複数のディジット線それぞれの信号
全てのOR演算を行うOR回路と、メモリセルトランジ
スタのオン抵抗より十分大きい抵抗値のプルアップ用の
抵抗を備え選択されたディジット線にこの抵抗を通して
通常の電源電圧を供給するプルアップ回路とを含み、消
去パルス印加動作後に、1本のワード線を選択して第3
の電圧を供給しかつ前記複数のディジット線全てを選択
して前記プルアップ回路を接続すると共にこれら複数の
ディジット線からセンス増幅器を切り離し、前記OR回
路の出力信号により、前記1本のワード線と接続するメ
モリセルトランジスタが消去状態にあるが否かを一括判
定する消去状態判定手段を設けて構成される。
【0033】また、行デコーダ及びディジット線選択回
路それぞれが、複数のワード線及び複数のディジット線
のうちの奇数番目のみ全て及び偶数番目のみ全てを選択
する奇偶選択手段を含み、選択されたディジット線の信
号全てのOR演算を行うOR回路と、メモリセルトラン
ジスタのオン抵抗より十分大きい抵抗値のプルアップ用
の抵抗を備え選択されたディジット線にこの抵抗を通し
て通常の電源電圧を供給するプリアップ回路とを設け、
複数のメモリセルトランジスタそれぞれを隣接するもの
どうしが互い異なるように消去状態,書込み状態として
市松模様のデータパターンとし、読出し動作時、奇数番
目全てのワード線を選択してこれらワード線と接続する
書込み状態のメモリセルトランジスタの全電流、及び偶
数番目全てのワード線を選択してこれらワード線と接続
する書込み状態のメモリセルトランジスタの全電流をセ
ンス増幅器により一括検出,判別し、ワード線を1本ず
つ選択してそのワード線と接続する消去状態のメモリセ
ルトランジスタそれぞれと対応するディジット線の信号
レベルを前記OR回路により一括判別するようにし、更
に、OR回路が、複数のディジット線それぞれと接地電
位点との間に接続されプルアップ用の抵抗より十分大き
い抵抗値の複数のプルダウン用の抵抗と、前記複数のデ
ィジット線全ての信号のOR演算を行うORゲートとを
備えて構成される。
【0034】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0035】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。
【0036】この実施例は、浮遊ゲートを有し電気的に
しきい値電圧が設定できてデータの消去及び書込みが可
能な電界効果トランジスタでメモリセルを形成する複数
のメモリセルトランジスタMC11〜MCmnを行方
向,列方向にマトリクス状に配置したメモリセルアレイ
1と、複数のメモリセルトランジスタMC11〜MCm
nの各行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモ
リセルトランジスタそれぞれの制御ゲートと接続する複
数のワード線WL1〜WLmと、複数のメモリセルトラ
ンジスタMC11〜MCmnの各列それぞれと対応して
設けられ対応する列のメモリセルトランジスタそれぞれ
のドレインと接続する複数のディジット線DL1〜DL
nと、複数のメモリセルトランジスタMC11〜MCm
nそれぞれのソースと接続するソース線SLと、電圧切
換信号VRSに従って消去パルス印加動作時の第1の電
圧及び過消去判別動作時の第2の電圧を含む各種動作時
と対応する各種電圧を発生するワード線電圧発生回路3
と、制御信号ARS及び行アドレス信号ADrに従って
消去パルス印加動作時及び過消去判別動作時には複数の
ワード線WL1〜WLm全てを選択してワード線電圧発
生回路3からの第1及び第2の電圧を供給し、通常の読
出し,書込み動作時には行アドレス信号ADrの指定す
る1本のワード線を選択してワード線電圧発生回路3か
らの対応する電圧を供給する行デコーダ2と、消去制御
信号ERに従って消去パルス印加動作時に所定の電圧,
所定のパルス幅の消去用電圧Vsをソース線SLに供給
し消去パルス印加動作時以外はソース線SLを接地電位
とするソース電位供給回路6と、制御信号ACS,AC
N及び列アドレス信号ADcに従って消去パルス印加動
作時には複数のディジット線DL1〜DLn全てを非選
択状態,フローティング状態とし過消去判別動作時には
複数のディジット線DL1〜DLn全てを選択し通常の
読出し動作時及び書込み動作時には列アドレス信号AD
cの指定する1本のディジット線を選択する列デコーダ
4及び列選択回路5と、過消去判別動作時及び通常の読
出し動作時、選択されたディジット線の電流レベルを検
出して判別するセンス増幅器8と、通常の書込み動作時
に選択されたディジット線に所定の電圧を供給する書込
回路7と、書込制御信号Wに従って通常の書込み動作時
に書込回路7を選択されたディジット線と接続し書込み
動作時以外はセンス増幅器8を列選択回路5と接続する
切換回路9とを有する構成となっている。
【0037】なお、この実施例においては、行デコーダ
2は、行アドレス信号ADrの各ビットと対応するイン
バータIV21、及びNAND型の論理ゲートG21,
G22と、各ワード線と対応するNAND型の論理ゲー
トG23、及びトランジスタQ21,Q22と備えて構
成され、図5に示された従来例の行デコーダ2xと相違
する点は、従来例では論理ゲートG23xに制御信号A
RNが入力されているのに対し、この実施例では論理ゲ
ートG23に制御信号ARNが入力されていない点であ
り、列デコーダ4及び列選択回路5は従来例と同一構成
となっている。
【0038】また、この実施例においては、メモリセル
トランジスタMC11〜MCmnは浮遊ゲートを有する
Nチャネル型の電界効果とトランジスタで形成されてそ
の基板が接地電位となっているが、消去パルス印加動作
時には、制御信号ARS,ACNを低レベルにして複数
のメモリセルトランジスタMC11〜MCmn全ての制
御ゲート、すなわちワード線WL1〜WLm全てに正の
第1の電圧(例えば、通常の電源電圧を3.3Vとした
とき、1V程度)、ソース(ソース線SL)には消去用
電圧Vs(例えば10V)をそれぞれ印加してソース・
基板間のなだれ降伏によるホットキャリアを浮遊ゲート
に注入してこれらメモリセルトランジスタMC11〜M
Cmn全てを一括消去するようになっている。
【0039】このような消去パルス印加動作により、メ
モリセルトランジスタMC11〜MCmnのしきい値電
圧は、消去前のしきい値電圧に影響されることなく、第
1の電圧に依存して所定の一定値に収束し、過消去状態
になるのを防止することができる。過消去状態になるの
は、むしろ何らかの欠陥があるものとも考えられ、従っ
て、消去パルス印加動作及びその後の過消去判別動作を
1回で済ませることができる。
【0040】過消去判別動作は、制御信号ARS,AC
Sを低レベル、制御信号ACNを高レベルにしてワード
線WL1〜WLm全てを選択状態としてワード線電圧発
生回路3から正の第2の電圧(例えば、第1の電圧より
わずかに低い電圧)を供給し、ディジット線DL1〜D
Ln全てを選択して切換回路9によりセンス増幅器8と
接続する。従って、メモリセルトランジスタMC11〜
MCmn全てが選択されてセンス増幅器8によりその全
電流レベルが検出,判別される。
【0041】センス増幅器8の感度は、1ビットのメモ
リセルトランジスタの“1”,“0”データの電流レベ
ルを判別する通常の読出し動作時の感度のままであるの
で、メモリセルトランジスタMC11〜MCmnのうち
に1つでも過消去状態のものが存在するとその電流レベ
ルを検出し、過消去状態のものがある、と判定される。
【0042】この実施例では、前述したように、消去パ
ルス印加動作及びその後の過消去判別動作が1回で済
み、しかもこれら動作は全メモリセルトランジスタに対
して一括して行うことができるので、消去完了までの時
間を短縮することができる。
【0043】また、この実施例において、ワード線電圧
発生回路3及び書込回路7は、上位システムとの電源電
圧の適合性を考慮し、高電圧用の電源電圧Vppから、
ワード線及びディジット線に供給する各種電圧を発生す
るようになっている。
【0044】高電圧用の電源電圧Vppから各種電圧を
発生する回路の具体例を図2(A),(B)に示す。図
2(A)に示された回路は、電源電圧Vppの1/2よ
り低い電圧、例えば、通常の電源電圧(Vcc)が3.
3V程度以下のときの各種電圧を発生する場合に使用さ
れ、図2(B)に示された回路は、電源電圧Vppの1
/2より高い電圧、例えば通常の電源電圧(Vcc)が
5V程のときの書込み動作時のドレイン電圧等を発生す
る場合に使用される。
【0045】図2(A)に示された回路は、一端に電源
電圧Vppを受ける抵抗R31と、ゲート及びドレイン
を抵抗R31の他端を接続し基板を接地電位点と接続す
るNチャネル型のトランジスタQ31と、ソース及び基
板をトランジスタQ31のソースと接続するPチャネル
型のトランジスタQ32と、一端をトランジスタQ32
のゲート及びドレインと接続し他端を接地電位点と接続
する抵抗R32と、一端に電源電圧Vppを受ける抵抗
R33と、一端を抵抗R33の他端と接続し他端を接地
電位点と接続する抵抗R34と、ドレインに電源電圧V
ppを受けゲートを抵抗R33,R34の接続点と接続
し基板を接地電位点と接続するNチャネル型のトランジ
スタQ33と、ドレインをトランジスタQ33のソース
と接続しゲートをランジスタQ31のゲート及びドレイ
ン(第1の基準電位点)と接続しソースを電圧出力端と
接続し基板を接地電位点と接続するNチャネル型のトラ
ンジスタQ34と、ソース及び基板を電圧出力端と接続
しゲートをトランジスタQ32のゲート及びドレイン
(第2の基準電位点)と接続しドレインを接地電位点と
接続するPチャネル型のトランジスタQ35とを備えて
構成される。
【0046】この回路において、出力電圧Voは、図6
(B)に示された回路と同様に、抵抗R31,R32に
よって決定される。また、抵抗R33,R34及びトラ
ンジスタQ33によってトランジスタQ34,Q35の
ドレイン間電圧(V5)を低くすることができ、例え
ば、出力電圧Voが0V付近であっても、この電圧をV
pp/2程度にすることにより、トランジスタQ33〜
Q35のゲートとソース,ドレイン及び基板との間の電
圧をVpp/2以下に抑えることができ(基板のゲート
絶縁膜直下の電位は、ソース・ドレイン間に電流が流れ
ているのでソース電位とドレイン電位の間の電位となっ
ている)、従ってこれらトランジスタを高耐圧型としな
くて済む。
【0047】図2(B)に示された回路は、トランジス
タQ34,Q35のドレイン間電圧を低下させるトラン
ジスタQ33aを、トランジスタQ35のドレインと接
地電位点との間に設けたものである。この回路では、例
えば出力電圧VoがVpp付近であっても、抵抗R3
3,R34及びトランジスタQ33aによってトランジ
スタQ34,Q35のドレイン間電圧をVpp/2程度
にし、トランジスタQ33a,Q34,Q35のゲート
とソース,ドレイン及び基板との間の電圧をVpp/2
以下に抑えることができ、これらトランジスタを高耐圧
型としなくて済む。
【0048】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。
【0049】2の実施例が、図1に示された第1の実施
例と相違する点は、メモリセルトランジスタの“0”デ
ータ書込み時(オンセル状態)の抵抗値より十分大きい
値の抵抗R10を備えオール“0”データ読出しテスト
動作時に、選択されたディジット線を通常の電源電圧V
cc方向にプルアップするプルアップ回路10と、OR
ゲートG11を備えディジット線DL1〜DLnの信号
全てのOR演算を行うOR回路11とを設け、切換回路
9aを書込回路7,センス増幅器8及びプルアップ回路
10のうちの1つを各種動作に応じて選択し列選択回路
5と接続する回路とした点にある。
【0050】次にこの実施例の動作について、データ読
出し動作を主体に説明する。
【0051】オール“0”データは、メモリセルトラン
ジスタMS11〜MCmn全てがオン状態、すなわち一
括消去状態のままとなっている。このオール“0”デー
タの読出しは、制御信号ARS,ACNを高レベル、制
御信号ACSを低レベルにし、ディジット線DL1〜D
Ln全てを選択して切換回路9aによりプルアップ回路
10を接続し、行アドレス信号ADrに従ってワード線
WL1〜WLmのうちの1本を選択してワード線電圧発
生回路3からオンセル判定用の電圧(例えば、通常の読
出し動作時におけるワード線の選択レベルを通常の電源
電圧Vccレベルとしたとき、このレベルと同等かわず
かに低い電圧)を供給する。
【0052】この結果、選択された1本のワード線(例
えばWL1)と接続するメモリセルトランジスタ(MC
11〜MC1n)全てのドレインが対応するディジット
線(DL1〜DL)を通してORゲートG11の入力端
と接続され、かつ、これらディジット線(DL1〜DL
n)全てにはプルアップ回路10が接続される。従っ
て、これらメモリセルトランジスタ(MC11〜MC1
n)全てに“0”データが正常に書込まれた状態(すな
わち、オンセル状態,消去状態)であれば、ディジット
線(DL1〜DLn)全ては接地電位レベルの低レベル
となり、ORゲートG11の出力信号は低レベルとなっ
て、これらメモリセルトランジスタ(MC11〜MC
1)の“0”データの書込み,読出しが正常であること
が分る。
【0053】また、これらメモリセルトランジスタ(M
C11〜MC1n)のうちに1つでもオフ状態のものが
あると、対応するディジット線がプルアップ回路10に
より電源電圧Vccレベルにプルアップされるので、O
RゲートG11の出力信号は高レベルとなって、これら
メモリセルトランジスタ(MC11〜MC1n)のうち
に、正常な“0”データの書込み,読出しができないも
のがあると判定できる。
【0054】同様の動作をワード線WL1〜WLm全て
に対して行うことにより、全メモリセルトランジスタの
“0”データの読出しテストを行うことができる。
【0055】この実施例においては、1本のワード線と
接続する全てのメモリセルトランジスタの“0”データ
の読出しテストが一度にできるので、従来例のように1
ビットごとにテストする場合に比べ、大幅にテスト時間
を短縮することができる。
【0056】なお、消去パルス印加動作時の後には、過
消去判別動作のほかに、全メモリセルトランジスタが消
去状態となったとどうかの確認も必要であるが、この消
去状態の確認も本実施例により上述のオール“0”デー
タの読出しテストと同様の方法で行うことができる。
【0057】図4は本発明の第3の実施例を示す回路図
である。
【0058】この実施例が図3に示された第2の実施例
と相違する点は、OR回路11のORゲートの入力端そ
れぞれと接続するディジット線DL1〜DLnと接地電
位点との間に、プルアップ回路10の抵抗R10より十
分大きい抵抗値をもつ抵抗R11o,R11e(oは奇
数番,eは を示す、以下同じ)を接続してOR回路
11aとし、行デコーダ2のワード線WL1〜WLmそ
れぞれと対応する論理ゲートG23に更に1入力を付加
して奇数番の論理ゲートをG23o、偶数番の論理ゲー
トをG23eとし、論理ゲートG23oの付加された入
力端には奇数番信号ODr、論理ゲートG23eの付加
された入力端には偶数番信号EVrをそれぞれ入力する
ようにして行デコーダ2aとし、列デコーダ4のディジ
ット線DL1〜DLnそれぞれと対応する論理ゲートG
43に更に1入力付加して奇数番の論理ゲートをS43
o、偶数番の論理ゲートをG43eとし、論理ゲートG
43oの付加された入力端には奇数番信号ODc、論理
ゲートG43eの付加された入力端には偶数番信号EV
cをそれぞれ入力するようにして列デコーダ4aとした
点にある。
【0059】この実施例において、市松模様のデータパ
ターンを書込むには、まず制御信号ARS,ACNを低
レベルにしてワード線WL1〜WLm全てを選択して正
の第1の電圧を印加すると共にディジット線DL1〜D
Ln全てを非選択状態,フローティング状態としてソー
ス線SLに消去用電圧Vsを印加し、メモリセルトラン
ジスタMC11〜MCmn全てを、なだれ降伏によるホ
ットキャリアを浮遊ゲートに注入して消去状態とする
(オール“0”書込み)。
【0060】続いて、制御信号ARS,ACSを低レベ
ル、制御信号ACNを高レベルにし、奇数番信号OD
r,ODcを低レベル、偶数番信号EVr,EVcを高
レベルにしてワード線WL1〜WLm及びディジット線
DL1〜DLnのうちの偶数番目(WLe,DLe)全
てを選択し、これら選択されたワード線及びディジット
線に書込み用の電圧を印加し、行,列共に偶数番目のメ
モリセルトランジスタMCee全てに“1”データを書
込む。続いて、制御信号はそのままで、奇数番信号OD
r,ODcを高レベル、偶数番信号EVr,EVcを低
レベルにしてワード線WL1〜WLm及びディジット線
DL1〜DLnのうちの奇数番目(WLo,DLo)全
てを選択し、選択されたこれらワード線及びディジット
線に書込み用の電圧を印加し、行,列共に奇数番目のメ
モリセルトランジスタMCoo全てに“1”データを書
込む。
【0061】この結果、行,列が偶数番目,偶数番目の
メモリセルトランジスタMCee及び奇数番目,奇数番
目のメモリセルトランジスタMCooには“1”デー
タ、偶数番目,奇数番目のメモリセルトランジスタMC
eo及び奇数番目,偶数番目のメモリセルトランジスタ
MCoeには“0”データが書込まれたことにより、市
松模様のデータパターンが書込まれる。
【0062】次に、この市松模様のデータの読出し動作
について説明する。
【0063】“1”データが書込まれたメモリセルトラ
ンジスタはオフセル状態となっているので、これらメモ
リセルトランジスタのデータの読出しは“1”データの
書込みと同様に、まず偶数番目のワード線全て及びディ
ジット線全てを選択し、選択されたワード線全てに通常
の読出し動作時の選択レベルと同程度かわずかに高いレ
ベルの電圧を供給し、選択されたディジット線全てをセ
ンス増幅器8に接続して、このセンス増幅器8により、
行,列共に偶数番目のメモリセルトランジスタの全電流
レベルを検出,判別する。
【0064】続いて、同様にして、行,列共に奇数番目
のメモリセルトランジスタの全電流レベルを検出,判別
する。
【0065】続いて“0”データの読出しであるが、
“0”データが書込まれたメモリセルトランジスタはオ
ンセル状態となっているので、1本のディジット線と接
続するメモリセルトランジスタの“0”データの判別は
1つずつしかできない。また、センス増幅器8でも1つ
ずつしか判別できない。
【0066】そこで本実施例では、1本のワード線と接
続するメモリセルトランジスタの“0”データが同時に
読出され判別できるように、プルアップ回路10及びO
R回路11aが設けられている。
【0067】ワード線は1本ずつ選択して所定の読出し
用の電圧、例えば通常の読出し用の選択レベルの電圧と
同程度かわずかに低い電圧を与え、選択されたワード線
が奇数番目なら偶数番目、偶数番目なら奇数番目のディ
ジット線を選択して列選択回路5及び切換回路9aを通
してプルアップ回路10を接続する。
【0068】この結果、選択されたディジット線と接続
するメモリセルトランジスタが正常に“0”データの状
態(オンセル状態)となっていればORゲートG11の
入力端には接地電位レベルの低レベルが現れ、正常に
“0”データの状態になっていなければ、すなわち
“1”データ(オフセル)の状態であればプルアップ回
路10により電源電圧Vccレベルの高レベルにプルア
ップされ、また、非選択状態のディジット線はプルダウ
ン用の抵抗(R11o,R11e)によって接地電位レ
ベルの低レベルにプルダウンされるので、ORゲートG
11の出力端には、選択されたメモリセルトランジスタ
全てが正常に“0”データ状態であれば低レベル、1つ
でも“1”データ状態のものがあれば高レベルとなっ
て、選択されたメモリセルトランジスタ全てが“0”デ
ータ状態であるかどうかの判別ができる。
【0069】なお、上述の説明で、“1”データの書込
みを行,列共、まず偶数番目に対して行い、続いて奇数
番目に対して行うようにし、読出しもこれと同じ順とし
たが偶,奇の順が逆になってもよい。また、一括消去
後、行,列の奇数番目,偶数番目(又はこの逆)に
“1”データを書込み、続いて偶数番目,奇数番目(又
はこの逆)に“1”データを書込むようにすれば前述の
市松模様とは“1”,“0”が逆転した市松模様とする
ことができる。
【0070】また、この実施例では、オール“1”(オ
ールオフセル)データの書込みも容易であり、またその
読出し判別もセンス増幅器8を通して行うことができ
る。更にこの実施例のOR回路11aは、オール“0”
データの読出し,判別にも使用できる。
【0071】このように、これら第2及び第3の実施例
では、オール“0”,オール“1”及び市松模様のデー
タパターンが、全メモリセルトランジスタの選択、行,
列の奇数番目の全て、偶数番目の全て又はこれら奇,偶
の組合せ選択により同時に書込むことができ、また、読
出し判別動作も、上記選択のほかに、“0”データの場
合でもワード線単位で行うことができるので、データの
書込み,読出しを含む全テスト時間を短縮することがで
きる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、消去パル
ス印加動作時に、全ワード線を選択して所定の第1の電
圧を供給し、ソース線に消去パルスを印加して全メモリ
セルトランジスタに対し、接地電位の基板とソースとの
間のなだれ降伏によるホットキャリアを浮遊ゲートに注
入して一括消去し、過消去判別動作時には、全ワード線
を選択して所定の第2の電圧を供給し、全ディジット線
を選択して全メモリセルトランジスタの全電流をセンス
増幅器により検出,判別する構成としたので、一括消去
後のメモリセルトランジスタのしきい値電圧を一定値に
収束できて消去パルス印加動作及び過消去判別動作を一
回で済ませることができ、従って消去完了までの時間を
短縮することができる効果がある。
【0073】また、各種動作時におけるワード線,ディ
ジット線に供給する各種電圧を発生する回路を、高電圧
用の電源電圧供給端と接地電位点と間に、出力用の2つ
のトランジスタのほかに、これら2つのトランジスタに
供給される電源電圧を低くするためのトランジスタを設
けたので、これらトランジスタを高耐圧型としなくて済
むという効果がある。
【0074】更に、行デコーダ及び列デコーダを全ワー
ド線,全ディジット線の選択、奇数番目全て,偶数番目
全てのワード線ディジット線の選択ができるようにし、
全ディジット線,奇数番目全て,偶数番目全てのディジ
ット線の信号レベルを検出判別するOR回路及びプルア
ップ回路を設けたので、オール“0”,オール“1”,
市松模様等のテストパターンの書込み,読出しを含む全
テスト時間を短縮することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示された実施例のワード線電圧発生回路
及び書込回路に含まれる各種電圧を発生する回路の回路
図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図5】従来の不揮発性半導体記憶装置の一例を示す回
路図である。
【図6】図5に示された不揮発性半導体記憶装置のワー
ド線電圧発生回路及び書込回路に含まれる各種電圧を発
生する回路の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,1x メモリセルアレイ 2,2a,2x 行デコーダ 3,3x ワード線電圧発生回路 4,4a 列デコーダ 5 列選択回路 6 ソース電位供給回路 7,7x 書込回路 8 センス増幅器 9,9a 切換回路 10 プルアップ回路 11,11a OR回路 DL1〜DLn,DLe,DLo ディジット線 G11 ORゲート G21〜G23,G23e,G23o,G23x,G4
1〜G43,G43e,G43o 論理ゲート IV21,IV41,IV42 インバータ MC11〜MCmn,MC11x〜MCmnx,MCe
e,MCeo,MCoe,MCoo メモリセルトラ
ンジスタ Q21,Q22,Q31〜Q39,Q51〜Q5n,Q
5e,Q5o トランジスタ R10,R11e,R11o,R31〜R38 抵抗 SL ソース線 WL1〜WLm,WLe,WLo ワード線

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向,列方向にマトリクス状に配置さ
    れ電気的にデータの消去及び書込みが可能な複数のメモ
    リセルトランジスタと、これら複数のメモリセルトラン
    ジスタの各行それぞれと対応して設けられ対応する行の
    メモリセルトランジスタそれぞれの制御ゲートと接続す
    る複数のワード線と、前記複数のメモリセルトランジス
    タの各列それぞれと対応して設けられ対応する列のメモ
    リセルトランジスタそれぞれのドレインと接続する複数
    のディジット線と、前記複数のメモリセルトランジスタ
    それぞれのソースと接続するソース線と、消去パルス印
    加動作時の第1の電圧及び過消去判別動作時の第2の電
    圧を含む各種動作時と対応する各種電圧を発生するワー
    ド線電圧発生回路と、前記消去パルス印加動作時及び過
    消去判別動作時には前記複数のワード線全てを選択して
    前記ワード線電圧発生回路からの第1及び第2の電圧を
    供給し通常の読出し,書込み動作時には外部からの行ア
    ドレス信号に従って前記複数のワード線のうちの所定の
    ワード線を選択して前記ワード線電圧発生回路からの対
    応する電圧を供給する行デコーダと、前記消去パルス印
    加動作時には所定の電圧の消去パルスを発生して前記ソ
    ース線に供給し前記消去パルス印加動作時以外には前記
    ソース線を接地電位とするソース電位供給回路と、前記
    消去パルス印加動作時には前記複数のディジット線全て
    を非選択,フローティング状態とし前記過消去判別動作
    時には前記複数のディジット線全てを選択し通常の読出
    し,書込み動作時には外部からの列アドレス信号に従っ
    て前記複数のディジット線のうちの所定のディジット線
    を選択するディジット線選択回路と、前記過消去判別動
    作時及び通常の読出し動作時に前記複数のディジット線
    のうちの選択されたディジット線の信号レベルを判別す
    るセンス増幅器と、前記通常の書込み動作時に前記複数
    のディジット線のうちの選択されたディジット線に所定
    の電圧を供給する書込回路とを有することを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルトランジスタそれぞれ
    が、浮遊ゲートを有するNチャネル型の電界効果トラン
    ジスタで形成されて基板を接地電位点と接続し、消去パ
    ルス印加動作時には、前記複数のメモリセルトランジス
    タ全ての制御ゲートに正の第1の電圧、ソースには消去
    パルスをそれぞれ印加してソース・基板間のなだれ降伏
    によるホットキャリアを前記浮遊ゲートに注入してこれ
    ら複数のメモリセルトランジスタ全てのデータを一括消
    去し、この一括消去後の過消去判別動作時に、前記複数
    のメモリセルトランジスタ全ての制御ゲートに正の第2
    の電圧を印加すると共に複数のディジット線全てを選択
    してセンス増幅器によりこれら複数のディジット線に流
    れる全電流のレベルを判別して過消去状態のメモリセル
    トランジスタがあるか否かを一括判別するようにした請
    求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 供給される電源電圧が、通常の電源電圧
    及びこの通常の電源電圧より高い高電圧用の電源電圧と
    から成り、ワード線電圧発生回路及び書込回路内の各種
    電圧を発生する回路が、前記高電圧用の電源電圧供給端
    と接地電位点との間に直列接続された第1及び第2の抵
    抗と、ゲートを前記第1及び第2の抵抗の直列接続点と
    接続しドレインを前記高電圧用の電源電圧供給及び接地
    電位点のうちの高電位側と接続するNチャネル型の第1
    のトランジスタと、ドレインを前記第1のトランジスタ
    のソースと接続しソースを前記各種電圧の出力端と接続
    しゲートに第1の基準電圧を受けるNチャネル型の第2
    のトランジスタと、ドレインを前記高電圧用の電源電圧
    供給端及び接地電位点のうちの低電位側と接続しソース
    を前記各種電圧の出力端と接続しゲートに第2の基準電
    圧を受けるPチャネル型の第3のトランジスタとを備え
    て構成された請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 第2のトランジスタのドレインを高電圧
    用の電源電圧供給端及び接地電位点のうちの高電位側に
    直接接続し、第3のトランジスタのドレインと前記高電
    圧用の電源電圧供給端及び接地電位点のうちの低電位側
    との間を切り離し、第1のトランジスタを、ソースを前
    記第3のトランジスタのドレインと接続しドレインを前
    記高電圧用の電源電圧供給端及び接地電位点のうちの低
    電位側と接続しゲートを第1及び第2の抵抗の直列接続
    点と接続するPチャネル型とした請求項記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数のディジット線それぞれの信号全て
    のOR演算を行うOR回路と、メモリセルトランジスタ
    のオン抵抗より十分大きい抵抗値のプルアップ用の抵抗
    を備え選択されたディジット線にこの抵抗を通して通常
    の電源電圧を供給するプルアップ回路とを含み、消去パ
    ルス印加動作後に、1本のワード線を選択して第3の電
    圧を供給しかつ前記複数のディジット線全てを選択して
    前記プルアップ回路を接続すると共にこれら複数のディ
    ジット線からセンス増幅器を切り離し、前記OR回路の
    出力信号により、前記1本のワード線と接続するメモリ
    セルトランジスタが消去状態にあるが否かを一括判定す
    る消去状態判定手段を設けた請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 行デコーダ及びディジット線選択回路そ
    れぞれが、複数のワード線及び複数のディジット線のう
    ちの奇数番目のみ全て及び偶数番目のみ全てを選択する
    奇偶選択手段を含み、選択されたディジット線の信号全
    てのOR演算を行うOR回路と、メモリセルトランジス
    タのオン抵抗より十分大きい抵抗値のプルアップ用の抵
    抗を備え選択されたディジット線にこの抵抗を通して通
    常の電源電圧を供給するプリアップ回路とを設け、複数
    のメモリセルトランジスタそれぞれを隣接するものどう
    しが互い異なるように消去状態,書込み状態として市松
    模様のデータパターンとし、読出し動作時、奇数番目全
    てのワード線を選択してこれらワード線と接続する書込
    み状態のメモリセルトランジスタの全電流、及び偶数番
    目全てのワード線を選択してこれらワード線と接続する
    書込み状態のメモリセルトランジスタの全電流をセンス
    増幅器により一括検出,判別し、ワード線を1本ずつ選
    択してそのワード線と接続する消去状態のメモリセルト
    ランジスタそれぞれと対応するディジット線の信号レベ
    ルを前記OR回路により一括判別するようにした請求項
    1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 OR回路が、複数のディジット線それぞ
    れと接地電位点との間に接続されプルアップ用の抵抗よ
    り十分大きい抵抗値の複数のプルダウン用の抵抗と、前
    記複数のディジット線全ての信号のOR演算を行うOR
    ゲートとを備えて構成された請求項6記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
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