JPH04222994A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH04222994A
JPH04222994A JP2406902A JP40690290A JPH04222994A JP H04222994 A JPH04222994 A JP H04222994A JP 2406902 A JP2406902 A JP 2406902A JP 40690290 A JP40690290 A JP 40690290A JP H04222994 A JPH04222994 A JP H04222994A
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JP
Japan
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over
memory cell
memory
circuit
transistor
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Withdrawn
Application number
JP2406902A
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English (en)
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Masanori Hayashigoe
正紀 林越
Yasushi Terada
寺田 康
Takeshi Nakayama
武志 中山
Yoshikazu Miyawaki
宮脇 好和
Shinichi Kobayashi
真一 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3404Convergence or correction of memory cell threshold voltages; Repair or recovery of overerased or overprogrammed cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3404Convergence or correction of memory cell threshold voltages; Repair or recovery of overerased or overprogrammed cells
    • G11C16/3409Circuits or methods to recover overerased nonvolatile memory cells detected during erase verification, usually by means of a "soft" programming step

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置に関し、より特定的には、電気的に書換可能な不揮
発性半導体記憶装置(EEPROM)に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の不揮発性半導体記憶装置
の主要部分を示す回路図である。図において、複数のメ
モリトランジスタ1〜4が行方向および列方向に沿って
マトリクス状に配置されている。なお、簡単化のために
図5では、4つのメモリトランジスタのみを示している
が、実際にはもっと多数のメモリトランジスタが配置さ
れている。同じ行に配置されたメモリトランジスタ1,
2のコントロールゲートは共通にワード線5に接続され
、同じ行に配置されたメモリトランジスタ3,4のコン
トロールゲートは共通にワード線6に接続されている。 同じ列に配置されたメモリトランジスタ1,3のドレイ
ンは共通にビット線7に接続され、同じ列に配置された
メモリトランジスタ2,4のドレインは共通にビット線
8に接続されている。メモリトランジスタ1〜4のソー
スは共通にソース線9に接続されている。ソース線9は
、高電圧/接地電圧切換回路10に接続されている。ト
ランジスタ11のゲートはYゲート線13に接続され、
ソースはビット線7に接続されている。トランジスタ1
2のゲートはYゲート線14に接続され、ソースはビッ
ト線8に接続されている。トランジスタ11,12の各
ドレインは、書込ドライバ15に接続されるとともに、
センスアンプ16に接続されている。
【0003】ワード線5,6は、Xデコーダ17に接続
されている。Xデコーダ17における1つのデコード回
路は、NANDゲート18と、トランジスタ19〜22
とで構成される。NANDゲート18の入力はXアドレ
スバッファ23に接続され、その出力はトランジスタ1
9のソースに接続されている。トランジスタ19のゲー
トには、電源電圧Vccが印加される。したがって、ト
ランジスタ19は常にオン状態となっている。トランジ
スタ19のドレインは、トランジスタ20のドレインと
、トランジスタ21,22のゲートとに接続されている
。トランジスタ20,21のソースには、端子37を介
して高電圧/電源電圧切換回路(図示せず)から高電圧
Vhと電源電圧Vcc(Vh>Vcc)とが選択的に印
加される。トランジスタ22のソースは接地されている
。トランジスタ21,22のドレインは、トランジスタ
20のゲートとワード線5とに共通に接続されている。 Xデコーダ17には、上記と同様の構成のデコード回路
が各ワード線ごとに設けられている。Xアドレスバッフ
ァ23における1つのバッファ回路は、インバータ24
〜26で構成され、アドレス入力Xiに対して出力Xi
とXi!とを導出する。なお、出力Xi!は、出力Xi
の反転信号である。Xアドレスバッファ23は、上記と
同様の構成のバッファ回路を、Xアドレスのビット数と
同一の数だけ含んでいる。上記各デコード回路における
NANDゲート18は、上記各バッファ回路から、イン
バータ25の出力とインバータ26の出力とのいずれか
を選択的に受ける。
【0004】Yゲート線13,14は、Yデコーダ27
に接続されている。Yデコーダ27における1つのデコ
ード回路は、NANDゲート28と、トランジスタ29
〜32とで構成される。NANDゲート28の入力はY
アドレスバッファ33に接続され、その出力はトランジ
スタ29のソースに接続されている。トランジスタ29
のゲートには、電源電圧Vccが印加される。したがっ
て、トランジスタ29は常にオン状態となっている。ト
ランジスタ29のドレインは、トランジスタ30のドレ
インと、トランジスタ31,32のゲートとに接続され
ている。トランジスタ30,31のソースには、端子3
7を介して高電圧/電源電圧切換回路(図示せず)から
高電圧Vhと電源電圧Vccとが選択的に印加される。 トランジスタ32のソースは接地されている。トランジ
スタ31,32のドレインは、トランジスタ30のゲー
トと、Yゲート線13とに接続されている。Yデコーダ
27には、上記と同様の構成のデコード回路が各Yゲー
ト線ごとに設けられている。Yアドレスバッファ33に
おける1つのバッファ回路はインバータ34〜36で構
成され、アドレス入力Yiに対して出力YiとYi!と
を導出する。なお、出力Yi!は、出力Yiの反転信号
である。Yアドレスバッファ33には、上記と同様の構
成のバッファ回路がYアドレスのビット数と同じ数だけ
設けられている。上記各デコード回路におけるNAND
ゲート28は、上記各バッファ回路から、インバータ3
5の出力とインバータ36の出力とのいずれかを選択的
に受ける。
【0005】図6は、図5に示すメモリトランジスタ1
〜4のいずれか1つの断面構造を示す図である。図にお
いて、P型半導体基板51の上の一部に所定の間隔を隔
ててドレイン拡散領域52とソース拡散領域53とが形
成されている。P型半導体基板51の上に非常に薄いト
ンネル酸化膜54が形成され、さらにその上にフローテ
ィングゲート55が形成されている。フローティングゲ
ート55の上に酸化膜56が形成され、さらにその上に
コントロールゲート57が形成されている。
【0006】図6に示すメモリトランジスタに対する書
込は、ドレイン拡散領域52とコントロールゲート57
とに高電圧を印加し、ソース拡散領域53を接地するこ
とにより行なわれる。その結果、ドレイン拡散領域52
の近傍でアバランシェ降伏が起こり、それによって生じ
たホットエレクトロンがトンネル酸化膜54を介してフ
ローティングゲート55に注入される。このとき、メモ
リトランジスタのしきい値は高くなる。
【0007】図6に示すメモリトランジスタの消去は、
ドレイン拡散領域52をフローティング状態にし、ソー
ス拡散領域53に高電圧を印加し、コントロールゲート
57を接地することにより行なわれる。その結果、トン
ネル酸化膜54を介してトンネル現象によりフローティ
ングゲート55からソース拡散領域53に電子が引抜か
れる。このとき、メモリトランジスタのしきい値は低く
なる。
【0008】次に、図5に示す従来の不揮発性半導体記
憶装置の動作について説明する。まず、消去動作につい
て説明する。消去は、チップ全体に一括して行なう。Y
デコーダ27は、すべてのYゲート線13,14の電位
をLレベルにする。したがって、トランジスタ11,1
2はオフ状態となる。Xデコーダ17は、すべてのワー
ド線5,6の電位をLレベルにする。ソース線9には、
高電圧/接地電圧切換回路10によって高電圧が印加さ
れる。それによって、メモリトランジスタ1〜4のフロ
ーティングゲートから電子が引抜かれて、メモリトラン
ジスタ1〜4のしきい値は低くなる。このときの消去時
間は、外部から制御される。
【0009】次に、書込動作について説明する。一例と
して、メモリトランジスタ1に書込を行なう場合につい
て説明する。書込ドライバ15により、トランジスタ1
1,12のドレインには高電圧が印加される。図示しな
い高電圧/電源電圧切換回路から端子37を介して、ト
ランジスタ20,21、30,31の各ソースには高電
圧が印加される。Yデコーダ27は、選択されたYゲー
ト線13に高電圧を印加し、その他の非選択のYゲート
線14の電位をLレベルにする。したがって、トランジ
スタ11はオンし、トランジスタ12はオフする。Xデ
コーダ17は、選択されたワード線5に高電圧を印加し
、その他の非選択のワード線6の電位をLレベルにする
。ソース線9は高電圧/接地電圧切換回路10によって
接地される。それによって、メモリトランジスタ1のド
レイン近傍でアバランシェ降伏が起こり、発生したホッ
トエレクトロンがフローティングゲートに注入される。 そのため、メモリトランジスタ1のしきい値は高くなる
。このときの書込時間は、外部から制御される。
【0010】次に、読出動作について説明する。一例と
して、メモリトランジスタ1から読出を行なう場合につ
いて説明する。図示しない高電圧/電源電圧切換回路か
ら端子37を介して、トランジスタ20,21、30,
31の各ソースには電源電圧が印加される。Yデコーダ
27は、選択されたYゲート線13の電位をHレベルに
し、その他の非選択のYゲート線14の電位をLレベル
にする。したがって、トランジスタ11はオンし、トラ
ンジスタ12はオフする。Xデコーダ17は、選択され
たワード線5の電位をHレベルにし、その他の非選択の
ワード線6の電位をLレベルにする。ソース線9は高電
圧/接地電圧切換回路10によって接地される。この状
態で、メモリトランジスタ1が書込状態(しきい値が高
い状態)にあるとメモリトランジスタ1はオフのままで
あり、ビット線7には電流は流れない。一方、メモリト
ランジスタ1が消去状態(しきい値が低い状態)にある
とメモリトランジスタ1はオンしてビット線7に電流が
流れる。この電流の有無を、センスアンプ16によりセ
ンスすることによって読出が行なわれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置は以上のように構成されているので、誤って消
去時間を長くしてしまうとメモリトランジスタのフロー
ティングゲートから必要以上に電子か引抜かれてメモリ
トランジスタがデプレッション(過消去)状態になって
しまう。メモリトランジスタが過消去状態になると、メ
モリトランジスタが常にオン状態になり、その後の書込
/消去/読出が正常に行なえなくなる。
【0012】それゆえに、この発明の目的は、過消去に
なったメモリセルを正常な状態に回復させ得るような不
揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る不揮発性
半導体記憶装置は、電気的に書換可能であって、メモリ
セルアレイと、消去手段と、書込手段と、読出手段と、
過消去検出手段と、トンネル書込手段とを備えている。 メモリセルアレイは、フローティングゲートを有するト
ランジスタからなるメモリセルが複数個マトリクス状に
配置されて構成されている。消去手段は、メモリセルの
記憶データを消去する。書込手段は、メモリセルにデー
タを書込む。読出手段は、メモリセルに書込まれたデー
タを読出す。過消去検出手段は、メモリセルアレイにお
けるメモリセルが過消去状態になっていることを検出す
る。トンネル書込手段は、過消去検出手段がメモリセル
の過消去状態を検出したことに応答して動作し、メモリ
セルのフローティングゲートにトンネル現象により電子
を注入する。
【0014】
【作用】この発明においては、メモリセルが過消去状態
になっているか否かを検出し、過消去状態になっている
ことを検出すると、メモリセルのフローティングゲート
にトンネル現象により電子を注入する。それによって、
メモリセルを構成するトランジスタのしきい値電圧が高
くなり、メモリセルが過消去状態から正常な状態に回復
する。すなわち、メモリセルを構成するトランジスタは
、デプレッションからエンハンスになる。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置の全体構成を示すブロック図である。図
において、メモリセルアレイMCAには、複数本のワー
ド線と複数本のビット線とが交差して配置されている。 ワード線とビット線との各交点には、メモリセルMCが
配置されている。各メモリセルMCは、図6に示すよう
なフローティングゲートを有するトランジスタによって
構成されている。
【0016】各ワード線は、Xデコーダ170に接続さ
れている。各ビット線は、Yゲート回路YGに接続され
ている。Yゲート回路YGは、書込ドライバ15および
センスアンプ16と各ビット線との間に介挿された複数
のゲートトランジスタを含む。各ゲートトランジスタの
オンオフは、Yデコーダ270によって制御される。
【0017】外部から入力されるXアドレス信号,Yア
ドレス信号は、それぞれ、Xアドレスバッファ230,
Yアドレスバッファ330に与えられる。Xアドレスバ
ッファ230は、与えられたXアドレス信号およびその
反転信号を導出し、Xデコーダ170に与える。Xデコ
ーダ170は、与えられたXアドレス信号およびその反
転信号に基づいて、メモリセルアレイMCAにおける複
数のワード線の中から1本のワード線を選択する。Yア
ドレスバッファ330は、与えられたYアドレス信号お
よびその反転信号を導出し、Yデコーダ270に与える
。Yデコーダ270は、与えられたYアドレス信号およ
びその反転信号に基づいて、Yゲート回路YGにおいて
各ビット線ごとに設けられたゲートトランジスタの中か
ら1つのゲートトランジスタを選択してそれをオンさせ
る。これによって、1本のビット線と書込ドライバ15
およびセンスアンプ16とが選択的に接続される。書込
ドライバ15およびセンスアンプ16は、入出力バッフ
ァIOBに接続される。外部から入力されるデータは、
この入出力バッファIOBを介して書込ドライバ15お
よびセンスアンプ16に与えられる。逆に、メモリセル
アレイMCAから読出されたデータは、書込ドライバ1
5およびセンスアンプ16を介して入出力バッファIO
Bに与えられ外部へ出力される。
【0018】メモリセルアレイMCAにおける各メモリ
セルMCの各ソースは、共通的に高電圧/接地電圧切換
回路10に接続される。この高電圧/接地電圧切換回路
10には、高電圧バッファHVBを介して外部から高電
圧Vhが与えられるとともに、外部から接地電圧が与え
られる。この高電圧/接地電圧切換回路10は、後述す
る読出/書込/消去制御回路71および過消去補正回路
72から与えられる高電圧/接地電圧切換信号SW1に
応答して、高電圧および接地電圧を選択的に各メモリセ
ルMCのソースに与える。
【0019】高電圧/電源電圧切換回路370には、高
電圧バッファHVBを介して外部から高電圧Vhが与え
られるとともに、外部から電源電圧Vccが与えられる
。この高電圧/電源電圧切換回路370は、読出/書込
/消去制御回路71および過消去補正回路72から与え
られる高電圧/電源電圧切換信号SW2に応答して、高
電圧と電源電圧とのいずれかを選択的に出力する。高電
圧/電源電圧切換回路370の出力は、Xデコーダ17
0およびYデコーダ270に与えられる。
【0020】読出/書込/消去制御回路71および過消
去補正回路72には、制御信号バッファCSBを介して
外部から各種の制御信号が与えられる。この制御信号に
は、たとえばチップイネーブル信号,読出イネーブル信
号,書込イネーブル信号,消去イネーブル信号,過消去
およびトンネル書込イネーブル信号等が含まれる。読出
/書込/消去制御回路71は、与えられた制御信号に応
答して、読出モードと書込モードと消去モードとの動作
を制御する。過消去補正回路72は、メモリセルアレイ
MCAに過消去状態にあるメモリセルが含まれているか
否かを検出し、含まれているときは正常な状態に回復さ
せるように各回路の動作を制御する。読出/書込/消去
制御回路71および過消去補正回路72は、書込ドライ
バ/センスアンプ制御信号CTLSと、高電圧/接地電
圧切換信号SW1と、高電圧/電源電圧切換信号SW2
と、制御信号AH,TP,EVとを出力する。書込ドラ
イバ/センスアンプ制御信号CTLSは、書込ドライバ
15およびセンスアンプ16に与えられ、これらの活性
化および非活性化を制御する。高電圧/接地電圧切換信
号SW1は、高電圧/接地電圧切換回路10に与えられ
、高電圧/接地電圧切換回路10が高電圧と接地電圧と
のいずれを出力するかを切換制御する。高電圧/電源電
圧切換信号SW2は、高電圧/電源電圧切換回路370
に与えられ、高電圧/電源電圧切換回路370が高電圧
と電源電圧とのいずれを出力するかを切換制御する。 制御信号AHは、Xアドレスバッファ230およびYア
ドレスバッファ330に与えられ、これらXアドレスバ
ッファ230およびYアドレスバッファ330の活性化
,非活性化を制御する。制御信号EVは、Xデコーダ1
70に与えられる。制御信号TPは、Yデコーダ270
に与えられる。
【0021】図2は、図1に示す過消去補正回路72の
より詳細な構成を示すブロック図である。図において、
過消去補正回路72は、過消去検出回路72aと、過消
去検出/トンネル書込制御回路72bとを含む。過消去
検出回路72aは、センスアンプ16から与えられる読
出データに基づいて、メモリセルアレイMCAの中に過
消去状態になっているメモリセルが含まれているか否か
を検出する。過消去検出回路72aの検出結果を示す検
出信号は、過消去検出/トンネル書込制御回路72bに
与えられる。過消去検出/トンネル書込制御回路72b
には、制御信号バッファCSBからの制御信号が与えら
れる。過消去検出/トンネル書込制御回路72bは、過
消去検出回路72aがメモリセルの過消去状態を検出し
たことに応答して、メモリセルアレイMCAにおけるす
べてのメモリセルMCに対してトンネル書込のための制
御を行なう。過消去検出/トンネル書込制御回路72b
からは、前述した書込ドライバ/センスアンプ制御信号
CTLSと、高電圧/接地電圧切換信号SW1と、高電
圧/電源電圧切換信号SW2と、制御信号AH,TP,
EVとが出力される。過消去検出/トンネル書込制御回
路72bによって各メモリセルMCにトンネル書込が実
施されると、各メモリセルを構成するトランジスタ(図
6参照)におけるフローティングゲート55に電子が注
入される。これによって、各メモリトランジスタのしき
い値電圧が高くなり、各メモリトランジスタはデプレッ
ションからエンハンスになる。
【0022】図3は、図1に示す実施例の要部の構成を
示す回路図である。なお、この図3は、簡単のために、
4つのメモリトランジスタ1〜4が2行2列に配置され
ている場合を示しているが、実際はもっと多数のメモリ
トランジスタが配列されている。図3に示す実施例の回
路構成は、以下の点を除いて図5に示す従来の不揮発性
半導体記憶装置の回路構成と同様であり、相当する部分
には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0023】図3に示す実施例では、Xアドレスバッフ
ァ230における1つのバッファ回路が、インバータ2
4とNANDゲート40,41とによって構成されてい
る。Xアドレスバッファ230は、同様の構成のバッフ
ァ回路を、外部から入力されるXアドレス信号のビット
数と同じ数だけ含む。各バッファ回路においては、入力
されたXアドレス信号がNANDゲート41の一方入力
端に与えられるとともに、インバータ24によって反転
された後にNANDゲート40の一方入力端に与えられ
る。NANDゲート40,41の各他方入力端には、図
1における読出/書込/消去制御回路71および過消去
補正回路72から制御信号AHが与えられる。Xデコー
ダ170における1つのデコード回路は、NANDゲー
ト38と、トランジスタ19〜22とで構成されている
。NANDゲート38には、Xアドレスバッファ230
における各バッファ回路から、NANDゲート40と4
1とのいずれか一方の出力が与えられる。さらに、NA
NDゲート38には、図1に示す読出/書込/消去制御
回路71および過消去補正回路72から制御信号EVが
与えられる。トランジスタ19〜22は、図5に示すそ
れらと同じ態様で接続されている。端子37は、高電圧
/電源電圧切換回路370に接続されている。Xデコー
ダ170には、上記と同様の構成のデコード回路が各ワ
ード線ごとに設けられている。
【0024】Yアドレスバッファ330における1つの
バッファ回路は、インバータ34とNANDゲート42
,43とによって構成されている。Yアドレスバッファ
330には、外部から入力されるYアドレス信号のビッ
ト数と同じ数だけのバッファ回路が設けられている。 各バッファ回路には、Yアドレス信号における対応する
ビットの信号が与えられる。各バッファ回路に与えられ
たYアドレス信号は、NANDゲート43の一方入力端
に与えられるとともに、インバータ34によって反転さ
れた後にNANDゲート42の一方入力端に与えられる
。NANDゲート42,43の他方入力端には、図1に
おける読出/書込/消去制御回路71および過消去補正
回路72から制御信号AHが与えられる。Yデコーダ2
70における1つのデコード回路は、NANDゲート3
9と、トランジスタ29〜32とによって構成されてい
る。NANDゲート39には、Yアドレスバッファ33
0における各バッファ回路から、NANDゲート42の
出力とNANDゲート43との出力とのいずれかが与え
られる。さらに、NANDゲート39には、図1におけ
る読出/書込/消去回路71および過消去補正回路72
から制御信号TPが与えられる。トランジスタ29〜3
2は、図5に示すそれらと同じ態様で接続されている。 端子37は、図1における高電圧/電源電圧切換回路3
70に接続されている。Yデコーダ270には、上記と
同様の構成のデコード回路が各Yゲート線ごとに設けら
れている。
【0025】次に、図1〜図3に示す実施例の動作につ
いて説明する。まず、図4を参照して、上記実施例の特
徴部分の動作の概略を説明する。まず、ステップS1に
おいて、メモリセルアレイMCAに含まれているすべて
のメモリセルMCに対してデータの消去を行なう。この
消去動作は、各メモリセルMCを構成するメモリトラン
ジスタ(図6参照)のフローティングゲート55からト
ンネル現象によって電子を引抜くことにより行なわれる
。その結果、各メモリトランジスタのしきい値電圧は低
くなる。このとき、消去時間が長すぎると、メモリトラ
ンジスタが過消去状態になる。ステップS2においては
、メモリセルアレイMCAに含まれている複数のメモリ
トランジスタの中で、1つでも過消去状態になっている
ものがあるか否かを検出する。この過消去状態の検出は
、過消去補正回路72における過消去検出回路72aに
よって行なわれる。次に、ステップS3において、過消
去状態になっているメモリトランジスタが検出されなか
ったと判断された場合は、そのまま消去動作を終了する
。一方、1つでも過消去状態のメモリトランジスタが検
出されたことが判断されると、ステップS4において全
メモリセルMCに対してトンネル書込が行なわれる。 このトンネル書込は、過消去補正回路72に含まれる過
消去検出/トンネル書込制御回路72bによって制御さ
れる。すなわち、各メモリセルを構成するメモリトラン
ジスタのフローティングゲート55にトンネル現象を利
用して電子が注入される。これによって、各メモリトラ
ンジスタのしきい値電圧が高くなる。ステップS4にお
けるトンネル書込が終了すると、再びステップS1に戻
って通常の消去動作が実行される。通常の消去動作終了
後、再び消去状態にあるメモリセルの有無が検出され、
まだ過消去状態のメモリセルが存在する場合は、再びス
テップS4におけるトンネル書込が繰返される。これら
一連の動作によってすべてのメモリセルが過消去状態か
ら回復した場合、消去動作が終了する。
【0026】次に、図1〜図3に示す実施例のより詳細
な動作を説明する。まず、消去動作について説明する。 この場合、読出/書込/消去制御回路71は、制御信号
バッファCSBから与えられる制御信号によって、消去
モードに設定されている。したがって、過消去補正回路
72の出力は、いずれもフローティング状態となってい
る。読出/書込/消去制御回路71は、書込ドライバ/
センスアンプ制御信号CTLSによって書込ドライバ1
5およびセンスアンプ16をいずれも非活性状態にして
いる。読出/書込/消去制御回路71は、高電圧/接地
電圧切換信号SW1によって、高電圧/接地電圧切換回
路10が高電圧を出力するように制御している。したが
って、図3に示すソース線9を介して各メモリトランジ
スタ1〜4の各ソースには、高電圧が印加される。読出
/書込/消去制御回路71は、高電圧/電源電圧切換信
号SW2によって、高電圧/電源電圧切換回路370が
電源電圧を出力するように制御している。したがって、
Xデコーダ170およびYデコーダ270における各端
子37には電源電圧Vccが印加されている。読出/書
込/消去制御回路71は、制御信号AHをHレベルに、
制御信号TPをLレベルに、制御信号EVをLレベルに
する。制御信号AHがHレベルであるため、NANDゲ
ート41〜43は、いずれも単なるインバータとして動
作する。すなわち、このときXアドレスバッファ230
およびYアドレスバッファ330は、図5におけるXア
ドレスバッファ23およびYアドレスバッファ33と同
様の動作を行なう。制御信号EVがLレベルであるため
、Xアドレスバッファ230の出力にかかわらず、NA
NDゲート38の出力はHレベルとなる。NANDゲー
ト38のHレベル出力は、トランジスタ19を介してト
ランジスタ21,22の各ゲートに与えられる。トラン
ジスタ21,22はCMOSインバータを構成しており
、NANDゲート38の出力を反転する。したがって、
Xデコーダ170の出力は、すべてのワード線5,6に
ついて接地電圧となる。そのため、すべてのメモリトラ
ンジスタ1〜4のゲートには、接地電圧が印加される。 制御信号TPがLレベルであるため、NANDゲート3
9の出力はYアドレスバッファ330の出力にかかわら
ず、Hレベルとなる。したがって、Yデコーダ270の
出力は、上述のXデコーダ170の場合と同様に、すべ
てのYゲート線13,14について接地電圧となる。そ
のため、すべてのゲートトランジスタ11,12はオフ
状態となっている。上記のごとく、すべてのメモリトラ
ンジスタ1〜4において、ソースに高電圧が印加され、
コントロールゲートに接地電圧が印加され、ドレインが
フローティング状態にされている。したがって、すべて
のメモリトランジスタにおいて、フローティングゲート
からソースに向けてトンネル現象により電子が引抜かれ
る。これによって、すべてのメモリトランジスタのしき
い値電圧が低くなる。
【0027】上述の消去動作が終了すると、メモリセル
の過消去検出動作が行なわれる。次に、この過消去検出
動作について説明する。この場合、読出/書込/消去制
御回路71は制御信号バッファCSBを介して与えられ
る制御信号により非活性状態とされている。そのため、
読出/書込/消去制御回路71のすべての出力はフロー
ティング状態となっている。一方、過消去補正回路72
において、過消去検出/トンネル書込制御回路72bが
過消去検出回路72aに制御信号を与えて過消去検出回
路72aを活性化する。また、過消去検出/トンネル書
込制御回路72bは、制御信号CTLSによって、書込
ドライバ15を非活性化し、センスアンプ16を活性化
する。また、過消去検出/トンネル書込制御回路72b
は、高電圧/接地電圧切換信号SW1によって、高電圧
/接地電圧切換回路10が接地電圧を出力するように制
御する。これによって、各メモリトランジスタ1〜4の
ソースに接地電圧が印加される。また、過消去検出/ト
ンネル書込制御回路72bは、高電圧/電源電圧切換信
号SW2によって、高電圧/電源電圧切換回路370が
電源電圧Vccを出力するように制御する。これによっ
て、Xデコーダ170およびYデコーダ270における
各端子37には、電源電圧Vccが印加される。また、
過消去検出/トンネル書込制御回路72bは、制御信号
AHをLレベルとし、TPをHレベルとし、EVをLレ
ベルとする。制御信号AHがLレベルであるため、NA
NDゲート40〜43の出力は、入力されるアドレス信
号の論理レベルにかかわらず、Hレベルとなる。すなわ
ち、Xアドレスバッファ230の全出力およびYアドレ
スバッファ330の全出力が、いずれもHレベルとなる
。制御信号EVがLレベルであるため、NANDゲート
38の出力はHレベルに固定される。そのため、Xデコ
ーダ170の全出力が接地電圧となる。したがって、す
べてのメモリトランジスタ1〜4の各コントロールゲー
トには、接地電圧が印加される。一方、制御信号TPが
Hレベルであるため、NANDゲート39の出力はLレ
ベルに固定される。なぜならば、Yアドレスバッファ3
30からNANDゲート39に与えられる出力は、すべ
てHレベルのため、制御信号TPも含めてNANDゲー
ト39のすべての入力がHレベルとなるからである。 NANDゲート39の出力がLレベルであることにより
、Yデコーダ270のすべての出力が電源電圧Vccと
なる。すなわち、この場合、NANDゲート39のLレ
ベル出力に応答してトランジスタ31がオンしており、
高電圧/電源電圧切換回路370から端子37を介して
与えられる電源電圧Vccが各Yゲート線13,14に
出力される。したがって、すべてのゲートトランジスタ
11,12がオン状態となっている。上記のごとく、各
メモリトランジスタ1〜4は、ソースとコントロールゲ
ートに接地電圧が印加され、ドレインが各ゲートトラン
ジスタ11,12を介してセンスアンプ16に接続され
る。このとき、いずれかのメモリトランジスタが過消去
状態にあると、そのコントロールゲートには接地電圧が
印加されているにもかかわらず、オン状態となる。した
がって、過消去検出回路72a→センスアンプ→ゲート
トランジスタ→ビット線→過消去状態にあるメモリトラ
ンジスタのドレイン−ソース→ソース線9→高電圧/接
地電圧切換回路10の経路で電流が流れる。過消去検出
回路72aは、このときの電流を検出して、過消去状態
にあるメモリトランジスタが存在していることを検出す
る。なお、過消去検出回路72aの検出感度は、過消去
状態にあるメモリトランジスタがたとえ1個だけ存在す
る場合でも検出し得るような感度に選ばれている。過消
去検出回路72aは、その検出結果を示す検出信号を過
消去検出/トンネル書込制御回路72bに出力する。
【0028】過消去検出回路72aによる過消去検出動
作が終了すると、過消去検出/トンネル書込制御回路7
2bは、制御信号バッファCSBから与えられる制御信
号に応答して、不揮発性半導体記憶装置を今度はトンネ
ル書込モードに設定する。すなわち、過消去検出/トン
ネル書込制御回路72bは、書込ドライバ/センスアン
プ制御信号CTLSによって、書込ドライバ15および
センスアンプ16をともに非活性化する。また、過消去
検出/トンネル書込制御回路72bは、高電圧/接地電
圧切換信号SW1によって、高電圧/接地電圧切換回路
10が接地電圧を出力するように制御する。これによっ
て、ソース線9が接地され、各メモリトランジスタ1〜
4のソースに接地電圧が印加される。また、過消去検出
/トンネル書込制御回路72bは、高電圧/電源電圧切
換信号SW2によって、高電圧/電源電圧切換回路37
0が高電圧Vhを出力するように切換える。これによっ
て、Xデコーダ170およびYデコーダ270における
各端子37に高電圧Vhが印加される。さらに、過消去
検出/トンネル書込制御回路72bは、制御信号AHを
Lレベルにし、TPをLレベルにし、EVをHレベルに
する。制御信号AHがLレベルであるため、過消去検出
時と同様に、Xアドレスバッファ230およびYアドレ
スバッファ330の全出力がHレベルとなる。制御信号
EVがHレベルであるため、NANDゲート38の入力
はすべてHレベルとなり、その出力はLレベルとなる。 したがって、NANDゲート38のHレベル出力により
トランジスタ21がオン状態となり、Xデコーダ170
のすべての出力が高電圧Vhとなる。そのため、すべて
のメモリトランジスタ1〜4の各コントロールゲートに
は高電圧Vhが印加される。一方、制御信号TPがLレ
ベルであるため、NANDゲート39の出力はHレベル
に固定される。このNANDゲート39のLレベル出力
によりトランジスタ32がオンし、Yデコーダ270の
出力がすべて接地電圧となる。したがって、各ゲートト
ランジスタ11,12のゲートには接地電圧が印加され
、すべてのゲートトランジスタがオフ状態となっている
。上記のごとく、各メモリトランジスタ1〜4において
は、各ソースに接地電圧が印加され、各コントロールゲ
ートに高電圧Vhが印加される。したがって、各メモリ
トランジスタにおいて、ソースからフローティングゲー
トにトンネル現象によって電子が注入される。その結果
、各メモリトランジスタはしきい値電圧が高くなり、デ
プレッションからエンハンスになる。
【0029】過消去検出/トンネル書込制御回路72b
は、トンネル書込が終了すると、不揮発性半導体記憶装
置を再び通常の消去モードに戻し、予め定められた一定
時間だけ消去動作を行なう。消去動作が終了すると、過
消去検出/トンネル書込制御回路72bは、過消去検出
回路72aを制御信号を送り、過消去検出回路72aを
再び活性化する。これによって、過消去検出回路72a
は、メモリセルアレイMCAに過消去状態になっている
メモリセルが含まれているか否かを検出する。これは、
トンネル書込を1回だけ行なっただけでは、すべてのメ
モリセルが過消去状態から回復するとは限らないからで
ある。このとき、過消去検出回路72aが過消去状態に
あるメモリセルを検出すると、過消去検出/トンネル書
込制御回路72bは、再びトンネル書込の動作を実行す
る。以後、過消去検出回路72aによって過消去状態の
メモリセルが検出されなくなるまで、過消去検出/トン
ネル書込制御回路72bによってトンネル書込と通常の
消去動作とが繰返し実行される。
【0030】次に、書込動作について説明する。この場
合、制御信号バッファCSBを介して与えられる制御信
号によって、読出/書込/消去制御回路71は書込モー
ドに設定され、過消去補正回路72は非活性化される。 したがって、過消去補正回路72の各出力はフローティ
ング状態となっている。読出/書込/消去制御回路71
は、書込ドライバ/センスアンプ制御信号CTLSによ
って、書込ドライバ15を活性化し、センスアンプ16
を非活性化する。また、読出/書込/消去制御回路71
は、高電圧/接地電圧切換信号SW1によって、高電圧
/接地電圧切換回路10が接地電圧を出力するように制
御する。これによって、メモリセルアレイMCAにおけ
る各メモリトランジスタのソースに接地電圧が印加され
る。また、読出/書込/消去制御回路71は、高電圧/
電源電圧切換信号SW2によって、高電圧/電源電圧切
換回路370が高電圧を出力するように制御する。これ
によって、Xデコーダ170およびYデコーダ270に
おける各端子37に高電圧Vhが印加される。さらに、
読出/書込/消去制御回路71は、制御信号AH,TP
,EVをすべてHレベルにする。制御信号AHがHレベ
ルであるため、Xアドレスバッファ230におけるNA
NDゲート40,41およびYアドレスバッファ330
におけるNANDゲート42,43は、いずれもインバ
ータとして動作する。したがって、Xアドレスバッファ
230およびYアドレスバッファ330は、それぞれ図
5におけるXアドレスバッファ23およびYアドレスバ
ッファ33と全く同様の動作を行なうことになる。また
、制御信号EVおよびTPがHレベルであるため、Xデ
コーダ170におけるNANDゲート38およびYデコ
ーダ270におけるNANDゲート39は、Xアドレス
バッファ230およびYアドレスバッファ330からの
入力に関して、それぞれ図5に示すXデコーダ17にお
けるNANDゲート18およびYデコーダ27における
NANDゲート28と全く同様の動作を行なう。したが
って、Xデコーダ170およびYデコーダ270も、そ
れぞれ図5に示すXデコーダ17およびYデコーダ27
と全く同様の動作を行なう。したがって、このとき、図
1〜図3に示す実施例は、図5に示す従来の不揮発性半
導体記憶装置の書込動作と全く同様の動作を行なうこと
になる。
【0031】次に、読出動作について説明する。この場
合、制御信号バッファCSBを介して与えられる制御信
号によって、読出/書込/消去制御回路71は読出モー
ドに設定され、過消去補正回路72は非活性化される。 したがって、過消去補正回路72の各出力はフローティ
ング状態となっている。読出/書込/消去制御回路71
は、書込ドライバ/センスアンプ制御信号CTLSによ
って、書込ドライバ15を非活性化し、センスアンプ1
6を活性化する。また、読出/書込/消去制御回路71
は、高電圧/接地電圧切換信号SW1によって、高電圧
/接地電圧切換回路10が接地電圧を出力するように制
御する。これによって、メモリセルアレイMCAにおけ
る各メモリトランジスタのソースには接地電圧が印加さ
れる。また、読出/書込/消去制御回路71は、高電圧
/電源電圧切換信号SW2によって、高電圧/電源電圧
切換回路370が電源電圧Vccを出力するように制御
する。これによって、Xデコーダ170およびYデコー
ダ270における各端子37に電源電圧Vccが印加さ
れる。さらに、読出/書込/消去制御回路71は、制御
信号AH,TP,EVをすべてHレベルにする。したが
って、前述した書込動作の場合と同様に、Xアドレスバ
ッファ230,Xデコーダ170,Yアドレスバッファ
330,Yデコーダ270は、それぞれ、図5における
Xアドレスバッファ23,Xデコーダ17,Yアドレス
バッファ33,Yデコーダ27と全く同様の動作を行な
う。したがって、この場合、図1〜図3に示す実施例は
、図5に示す従来の不揮発性半導体記憶装置における読
出動作と全く同様の動作を行なうことになる。
【0032】以上説明した実施例では、図5に示す従来
の不揮発性半導体記憶装置と同一のセンスアンプ16を
用いたが、過消去検出時においてはメモリトランジスタ
のコントロールゲートの電圧が低い分メモリセルに流れ
る電流が減少してしまうため、過消去検出時のセンスア
ンプの感度を上げることが望ましい。
【0033】また、以上説明した実施例では、過消去の
検出はすべてのメモリトランジスタに対して一括して行
なっているが、ビット単位やバイト端子あるいはブロッ
ク単位で行なってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、たと
えば過消去時間が長すぎてメモリセルが過消去状態にな
っても、それを検出してメモリセルを構成するトランジ
スタのフローティングゲートに電子を注入するようにし
ているので、メモリセルを過消去の状態から正常な状態
に回復させることができる。したがって、高機能でかつ
信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】図1における過消去補正回路のより詳細な構成
を示すブロック図である。
【図3】図1に示す実施例の要部の構成を示す回路図で
ある。
【図4】図1〜図3に示す実施例の特徴的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】従来の不揮発性半導体記憶装置の一例の要部の
構成を示す回路図である。
【図6】図5に示すメモリトランジスタの断面構造を示
す図である。
【符号の説明】
MCA…メモリセルアレイ MC…メモリセル 1〜4…メモリセルを構成するメモリトランジスタ5,
6…ワード線 7,8…ビット線 9…ソース線 10…高電圧/接地電圧切換回路 71…読出/書込/消去制御回路 72…過消去補正回路 72a…過消去検出回路 72b…過消去検出/トンネル書込制御回路YG…Yゲ
ート回路 15…書込ドライバ 16…センスアンプ 170…Xデコーダ 270…Yデコーダ 230…Xアドレスバッファ 330…Yアドレスバッファ 370…高電圧/電源電圧切換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気的に書換可能な不揮発性半導体記
    憶装置であって、フローティングゲートを有するトラン
    ジスタからなるメモリセルが複数個マトリクス状に配置
    されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの記憶デー
    タを消去するための消去手段と、前記メモリセルにデー
    タを書込むための書込手段と、前記メモリセルに書込ま
    れたデータを読出すための読出手段と、前記メモリセル
    アレイにおける前記メモリセルが過消去状態になってい
    ることを検出するための過消去検出手段と、前記過消去
    検出手段が前記メモリセルの過消去状態を検出したこと
    に応答して動作し、前記メモリセルの前記フローティン
    グゲートにトンネル現象により電子を注入するためのト
    ンネル書込手段とを備えた、不揮発性半導体記憶装置。
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