JP2502182B2 - エレベ―タ―乗場ドア装置 - Google Patents

エレベ―タ―乗場ドア装置

Info

Publication number
JP2502182B2
JP2502182B2 JP2263519A JP26351990A JP2502182B2 JP 2502182 B2 JP2502182 B2 JP 2502182B2 JP 2263519 A JP2263519 A JP 2263519A JP 26351990 A JP26351990 A JP 26351990A JP 2502182 B2 JP2502182 B2 JP 2502182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
heat insulating
plate
heat
elevator hall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2263519A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04153193A (ja
Inventor
美克 林
正巳 吉川
誠 富所
政明 村上
哲朗 大串
祐 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2263519A priority Critical patent/JP2502182B2/ja
Priority to US07/767,629 priority patent/US5156237A/en
Priority to DE69125082T priority patent/DE69125082T2/de
Priority to EP91116770A priority patent/EP0479238B1/en
Publication of JPH04153193A publication Critical patent/JPH04153193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502182B2 publication Critical patent/JP2502182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/30Constructional features of doors or gates
    • B66B13/301Details of door sills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/06Door or gate operation of sliding doors
    • B66B13/08Door or gate operation of sliding doors guided for horizontal movement
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B5/00Doors, windows, or like closures for special purposes; Border constructions therefor
    • E06B5/10Doors, windows, or like closures for special purposes; Border constructions therefor for protection against air-raid or other war-like action; for other protective purposes
    • E06B5/16Fireproof doors or similar closures; Adaptations of fixed constructions therefor

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベーター乗場ドア装置に関し、より詳し
くは、乗場耐火ドアの構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図及び第7図は実開昭63−148685号公報等に示さ
れた従来のエレベーター乗場ドア装置を示すもので、図
中、(1)はエレベーター乗場の出入口で、この出入口
(1)には三方枠(2)が設けられ、該出入口(1)の
下部の乗場床(3)には、敷居(4)が敷設されてい
る。上記三方枠(2)は相対向する一対の縦枠(2a)
と、この一対の縦枠(2a)の上部間に水平に架設された
上枠(2b)とから構成されている。また敷居(4)の上
面には第7図に示す如く、溝(4a)が長手方向に凹設さ
れている。(5)は出入口(1)を隙間をおいて開閉す
る複数の戸で、この戸(5)は第7図に示す如く、意匠
面を形成する断面略溝形の表板(6)と、この表板
(6)の内部の反意匠面側に垂直に溶着された断面略ハ
ット形の縦補強材(7)と、表板(6)の昇降路(8)
側の裏面開口部を覆い縦補強材(7)に螺着された裏板
(9)とから構成されている。(10)は戸(5)の上部
に立設されたハンガープレートで、このハンガープレー
ト(10)の立面部には第6図に示す如く、複数のローラ
(11)が回動可能に枢着されている。(12)は昇降路
(8)側の壁に水平に取着されて上枠(2b)の上方に位
置したレールで、このレール(12)が上記ローラ(11)
を係合・案内するようになっている。そして(13)は戸
(5)の下部に取着された複数のドアシューで、このド
アシュー(13)は上記溝(4a)に摺動自在に遊挿され、
案内されるようになっている。
従って、戸(5)はエレベーターかごのドア(図示せ
ず)との係合に基づき、レール(12)及び溝(4a)に円
滑に案内されつつ移動して出入口(1)を開閉する。
尚、この種の先行技術文献として上記公報の他に、実
公昭55−31188号、59−29025号、特開昭61−75189号、
及びUSP−4,282,687号等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のエレベーター乗場ドア装置は以上のように構成
され、戸(5)が単に表板(6)、縦補強材(7)、及
び裏板(9)から構成されていたので、建物の火災時に
戸(5)の裏面の温度が上昇してエレベーターかごの機
器が破損したり、エレベーターかごの乗客の生命を危う
くするという問題点があった。また、出入口(1)の周
縁部と戸(5)の隙間(第7図参照)は戸(5)の開閉
を円滑化するという作用を営むが、建物の火災時には煙
のエレベーター乗場から煙突作用を営む昇降路(8)へ
の流入を許容し、被害を拡大してしまうという問題点が
あった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、火災時における
昇降路内の機器の破損防止、及び安全性の向上を図るこ
とのできるエレベーター乗場ドア装置を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、エレベ
ーター乗場の出入口を開閉する戸と、この戸の上部に立
設されたハンガープレートのローラを案内するレール
と、該出入口の下部に敷設され戸の下部のドアシューを
案内する敷居とを備え、しかも、戸は、自重を支える縦
補強部材を内蔵しているとともに、内部に断熱材が挿入
された上部補強材が上部に固着されている戸本体と、こ
の戸本体のエレベーター乗場側の面に断面Z字形の複数
の取付金具を介して固定され、断熱材を内蔵した断熱パ
ネルと、この断熱パネルのエレベーター乗場側の表面に
覆着された化粧板とを有しているものである。
また、戸本体内に断熱材が挿入されているとともに、
断熱パネル内には、戸本体内の断熱材よりも断熱性が優
れた断熱材が挿入されているものである。
〔作用〕
本発明によれば、エレベーター乗場の戸を、自重を支
える縦補強材を内蔵した戸本体と、この戸本体のエレベ
ーター乗場側の面に固定され断熱材を内蔵した断熱パネ
ルとから多層化して構成し、この断熱パネルのエレベー
ター乗場側の表面には、意匠性に優れた化粧板を覆着し
ているので、火炎時における昇降路内の機器の破損防
止、及び乗客の安全を図ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第5図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(5)は出入口(1)を開閉する
戸で、この戸(5)は第2図に示す如く、戸本体(14)
と、この戸本体(14)のエレベーター乗場側の表面に複
数の取付金具(15)を介して固定された断面略溝形の断
熱パネル(16)とから多層化して厚く構成され、大きな
断熱効果が得られるようになっている。
上記戸本体(14)は第2図に示す如く、断面略溝形の
表板(6A)と、この表板(6A)の内面の略中央に垂直に
溶着され戸(5)の自重を支えるとともに、戸(5)の
円滑な開閉動作に必要な強度を有する断面略ハット形の
縦補強材(7A)と、表板(6A)の昇降路(8)側の裏面
開口部に覆着された裏板(9A)とを備え、その内部には
戸(5)の裏面への熱伝導を抑制する断熱材(17)が挿
入されている。該表板(6A)及び縦補強材(7A)と裏板
(9A)の間には、金属間の熱伝導量を小ならしめる断熱
シート(18)が介在配置されている。また、裏板(9A)
の上部は第4図に示す如く、逆L字形に水平に折曲形成
され、戸(5)の上部の強度が増大するようになってい
る。そして、裏板(9A)と表板(6A)とは、長穴を介し
て結合され、火災時に各部材の温度差から生じるバイメ
タルの如き変形を防止できるようになっている。また、
戸本体(14)の上部には第4図に示す如く、上部補強材
(19)が固着され、この上部補強材(19)が出入口
(1)の上方に位置して戸(5)の上部の温度上昇を抑
制するとともに、戸(5)の自重を支えるようになって
いる。尚、上部補強材(19)には、戸(5)の上部の熱
伝導を抑制する断熱材(17A)が挿入されている。そし
て戸本体(14)の下部には第5図に示す如く、下部補強
材(20)が設けられ、この下部補強材(20)の内部に
は、断熱材(17B)が挿入されている。
一方、取付金具(15)は第2図に示す如く、金属接触
部を小さくすべく断面略Z字形に構成され、一端部が表
板(6A)の表面に締結具を介して螺着され、他端部が断
熱パネル(16)の内面に固定されており、断熱パネル
(16)から戸本体(14)への熱伝導経路を長くして昇降
路(8)面の温度上昇を抑制するようになっている。ま
た、取付金具(15)の一端部と表板(6A)の間には、取
付金具(15)から表板(6A)に伝導する熱を断熱する断
熱シート(18A)が介在配置されている。
他方、断熱パネル(16)は第2図に示す如く、そのエ
レベーター乗場側の表面に、意匠性に優れた断面略溝形
の化粧板(21)が覆着され、表板(6A)との間には断熱
材(17C)が挿入されている。該化粧板(21)と断熱パ
ネル(16)とは長穴を介して結合され、火災時に各部材
の温度差から生じるバイメタルの如き変形を防止できる
ようになっている。また、該断熱材(17C)は上述した
断熱材(17)よりも耐熱性に優れた高価な材料から構成
され、火災時に高温に晒される断熱パネル(16)の断熱
作用を有効に営むようになっている。さらにこの断熱材
(17C)は、その両側部に位置するものが隙間の生じに
くい綿状の断熱材に、その中央部に位置するものが組立
作業に便利なボード状の断熱材に、それぞれ形成されて
挿入されている。また断熱パネル(16)は、その両側が
戸本体(14)との間に昇降路(8)面の温度上昇を抑制
する隙間を形成している。そして断熱パネル(16)の上
部には第4図に示す如く、出入口(1)の上方に位置す
る逆L字形の上部取付金具(22)が固定され、この上部
取付金具(22)は断熱シート(18B)を介して表板(6
A)の上部に固定されている。さらに断熱パネル(16)
の下部は第5図に示す如く、戸本体(14)の下部よりも
下方に位置し、下部補強材(20)との間に下部取付板
(23)が螺着され、この下部取付板(23)と下部補強材
(20)の間には、断熱シート(18C)が介在配置されて
いる。下部取付板(23)は第5図に示す如く、その化粧
板(21)の下端より上方に位置する底部には、火災時の
熱で膨張して敷居(4)との隙間を閉塞する膨張材(2
4)が取着され、その立面の段付部には熱整流板(25)
が螺着されており、この熱整流板(25)の下部には、溝
(4a)に遊挿されるドアシュー(13)が取着されてい
る。然してドアシュー(13)は、戸(5)の重心付近に
位置することとなる。尚、上記熱整流板(25)と溝(4
a)とは、合じゃくり構造を呈するようになっている。
(26)は裏板(9A)に取着された高温部カバーで、こ
の高温部カバー(26)は第2図に示す如く、縦補強材
(7A)に対向し、裏板(9A)との間に熱伝導率の高い縦
補強材(7A)を経由して伝導して来る熱を断熱する断熱
シート(18D)が介在配置されている。尚、本実施例で
は、断熱シート(18D)を縦補強材(7A)に対向する位
置に配置したものを示すが、熱伝導率の高い部分であれ
ば、これに限定されるものではない。
(25A)は化粧板(21)の戸袋側である一側部に取着
された断面略L字形の熱整流板、(27)は三方枠(2)
の縦枠(2a)に取着された断面略L字形の板で、この板
(27)と熱整流板(25A)とは第2図に示す如く、戸
(5)の閉塞時にラップして合じゃくり構造を呈し、熱
を伴った煙の縦枠(2b)と戸(5)の隙間から昇降路
(8)への流入を阻止するようになっている。
(28)は戸本体(14)・(14)の相互に近接対向する
戸当り部にそれぞれ取着された戸当り板で、この戸当り
板(28)は第2図及び第3図に示す如く、その内部に断
熱作用を営む断熱材(17D)が挿入され、戸(5)の閉
塞時に隙間をおいて近接対向し、ラップして合じゃくり
構造を呈し熱を伴った煙の戸当り部から昇降路(8)へ
の流入の量を抑制するようになっている。また戸当り板
(28)は、その構造から戸(5)の見付中心を実際の出
入口(1)の中心からずらして左右の戸(5)・(5)
のストロークを同等にするようになっている。(29)は
第3図示左側に位置する戸当り板(28)のエレベーター
乗場側の面に取着された押え金具で、この押え金具(2
9)と化粧板(21)とには、戸(5)の長手方向全長に
沿う断面略半円形の戸当りゴム(30)が挾持され、この
戸当りゴム(30)が戸(5)の閉塞時に第3図示右側の
化粧板(21)に当接するようになっている。(24A)は
第3図示右側の戸当り板(28)と化粧板(21)とに挾持
された膨張材で、この膨張材(24A)は火災時の熱で膨
張して第3図示右側の化粧板(21)と左側の戸当り板
(28)の隙間を閉塞し、熱を伴った煙の該隙間から昇降
路(8)への流入を阻止するようになっている。
(31)は裏板(9A)に取着されて隠し板で、この隠し
板(31)は第3図に示す如く、断面略角パイプ形に形成
されて戸当り板(28)の昇降路(8)側に位置し、冷却
作用を営む空気を垂直方向に案内するようになってい
る。
(10)は戸本体(14)を構成する裏板(9A)の上部に
立設されたハンガープレートで、このハンガープレート
(10)の回動可能なローラ(11)は、戸(5)の重心付
近を吊持するレール(12)に係合・案内されるようにな
っている。(32)はこのレール(12)や乗場ドア装置等
を内蔵したハンガーケースで、このハンガーケース(3
2)は、その上部の昇降路(8)側に、内部に流入した
熱流を放出するための孔が穿設され、ハンガーケースカ
バー(33)の内面には第4図に示す如く、断熱材(17
E)が貼着されている。またハンガーケース(32)の上
部の昇降路(8)壁側には、逆L字形の熱整流板(25
B)がハンガーケース(32)から離して取着され、この
熱整流板(25B)の上部には、ハンガーケース(32)の
内部に流入した熱流を放出するための孔が穿設されてい
る。(34)は断熱パネル(16)の上部に取着されて三方
枠(2)の上枠(2b)の上方に位置する逆L字形の上部
合じゃくり板で、この上部合じゃくり板(34)の幅寸法
は戸(5)の幅寸法よりも大きくなっている。(27A)
は上枠(2b)に立設されたL字形の板で、この板(27
A)と上部合じゃくり板(34)とは第4図に示す如く、
戸(5)の閉塞時にラップして合じゃくり構造を呈し、
熱を伴った煙が上枠(2b)と戸(5)の隙間から昇降路
(8)に流入するのを阻止するようになっている。そし
て上部合じゃくり板(34)の内面の上部には第4図に示
す如く、火災時の熱で膨張して上部合じゃくり板(34)
と板(27A)の隙間を閉塞する膨張材(24B)が貼着され
ている。さらに上部合じゃくり板(34)の上部には、L
字形の熱整流板(25C)が立設され、この熱整流板(25
C)と熱整流板(25B)とは第4図に示す如く、戸(5)
の閉塞時にラップして合じゃくり構造を呈し、熱を伴っ
た煙がハンガーケース(32)の内部に流入するのを阻止
するようになっている。
上記構成によれば、戸本体(14)の表面に断熱パネル
(16)が多層化して厚く設けられているので、戸(5)
の断熱効果が極めて大きくなり、火炎時の戸(5)の強
度低下を大幅に抑制して昇降路(8)内の機器の破損防
止、及び乗客の安全性の著しい向上を図ることができ
る。
また、戸本体(14)の上部に、出入口(1)の上方に
位置する断熱材(17A)を備えた上部補強材(19)が固
着されているので、昇降路(8)面の戸(5)の上部の
温度上昇を大幅に抑制することが可能となる。
また、戸本体(14)と断熱パネル(16)が取付金具
(15)を介して断熱パネル(16)の内部において結合さ
れ、しかも小形で断面略Z字形の取付金具(15)が該結
合部のみに配置されているので、断熱パネル(16)から
該結合部を経由して戸本体(14)に伝導する熱の伝導経
路を長くして昇降路(8)面の温度上昇を大幅に抑制す
ることができる。
また、表板(6A)と裏板(9A)、断熱パネル(16)と
化粧板(21)とが、長穴を介してそれぞれ結合されてい
るので、火炎時に各部材の温度差から生じるバイメタル
のような変形を確実に防止することが可能となる。
そして、戸(5)が戸本体(14)と断熱パネル(16)
とから厚く構成され、レール(12)が戸(5)を吊持す
る吊芯が戸(5)の重心付近に位置しているので、ドア
シュー(13)に加わるモーメントを著しく減少させて戸
(5)の円滑な開閉が期待できる。
さらに、戸本体(14)と化粧板(21)の側部の間に第
2図に示すような隙間が形成されているので、熱伝導を
抑制して昇降路(8)面の温度上昇を大幅に抑制するこ
とができる。
さらにまた、火災時に高温に晒される断熱パネル(1
6)にのみ耐熱性の極めて高い高価な断熱材(16C)を挿
入しているので、製造コストを最小限に抑制することが
可能となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、戸本体の表面に断熱パ
ネルが多層化して厚く設けられているので、戸の断熱効
果が極めて大きくなり、火災時の戸の強度低下を大幅に
抑制して昇降路内の機器の破損防止、及び乗客の安全性
の著しい向上を図ることができる。
また、戸本体の上部に、出入口の上方に位置する断熱
材を備えた上部補強材が固着されているので、昇降路面
の戸の上部の温度上昇を大幅に抑制することが可能とな
る。
また、戸本体と断熱パネルが取付金具を介して断熱パ
ネルの内部において結合され、しかも小形で断面略Z字
形の取付金具が該結合部のみに配置されているので、断
熱パネルから該結合部を経由して戸本体に伝導する熱の
伝導経路を長くして昇降路面の温度上昇を大幅に抑制す
ることができる。
また、表板と裏板、断熱パネルと化粧板とが、長穴を
介してそれぞれ結合されているので、火災時に各部材の
温度差から生じるバイメタルのような変形を確実に防止
することが可能となる。
そして、戸が戸本体と断熱パネルとから厚く構成さ
れ、レールが戸を吊持する吊芯の戸の重心付近に位置し
ているので、ドアシューに加わるモーメントを著しく減
少させて戸の円滑な開閉が期待できる。
さらに、戸本体と化粧板の側部の間に隙間が形成され
ているので、熱伝導を抑制して昇降路面の温度上昇を大
幅に抑制することができる。
さらにまた、火炎時に高温に晒される断熱パネルにの
み耐熱性の極めて高い高価な断熱材を挿入しているの
で、製造コストを最小限に抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエレベーター乗場ドア装置の一実
施例を示すエレベーター乗場側からみた正面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は戸の閉塞時におけ
る戸当り部を示す横断面構造図、第4図は戸と乗場ドア
装置を示す上部縦断面図、第5図は戸の下部を示す縦断
面図、第6図は従来のエレベーター乗場ドア装置を示す
背面図、第7図は第6図のVII−VII線断面図である。 図中、(1)は出入口、(4)は敷居、(5)は戸、
(6)・(6A)は表板、(7)・(7A)は縦補強材、
(8)は昇降路、(9)・(9A)は裏板、(10)はハン
ガープレート、(11)はローラ、(12)はレール、(1
3)はドアシュー、(14)は戸本体、(15)は取付金
具、(16)は断熱パネル、(17)・(17A)・(17B)・
(17C)・(17D)・(17E)は断熱材、(18)・(18A)
・(18B)・(18C)・(18D)は断熱シート、(19)は
上部補強材、(21)は化粧板、(23)は下部取付板、
(26)は高温部カバー、(28)は戸当り板、(29)は押
え金具、(30)は戸当りゴム、(31)は隠し板である。 尚、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 政明 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社中央研究所内 (72)発明者 大串 哲朗 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社中央研究所内 (72)発明者 野田 祐 愛知県名古屋市中区栄3丁目32番20号 株式会社メイテック中部事業部内 (56)参考文献 特開 昭58−69987(JP,A) 実公 昭59−5022(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベーター乗場の出入口を開閉する戸
    と、この戸の上部に立設されたハンガープレートのロー
    ラを案内するレールと、該出入口の下部に敷設され戸の
    下部のドアシューを案内する敷居とを備えたエレベータ
    ー乗場ドア装置において、上記戸は、自重を支える縦補
    強部材を内蔵しているとともに、内部に断熱材が挿入さ
    れた上部補強材が上部に固着されている戸本体と、この
    戸本体のエレベーター乗場側の面に断面Z字形の複数の
    取付金具を介して固定され、断熱材を内蔵した断熱パネ
    ルと、この断熱パネルのエレベーター乗場側の表面に覆
    着された化粧板とを有していることを特徴とするエレベ
    ーター乗場ドア装置。
  2. 【請求項2】戸本体内に断熱材が挿入されているととも
    に、上記断熱パネル内には、上記戸本体内の断熱材より
    も断熱性が優れた断熱材が挿入されていることを特徴と
    する請求項1記載のエレベーター乗場ドア装置。
JP2263519A 1990-10-01 1990-10-01 エレベ―タ―乗場ドア装置 Expired - Lifetime JP2502182B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2263519A JP2502182B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 エレベ―タ―乗場ドア装置
US07/767,629 US5156237A (en) 1990-10-01 1991-09-30 Elevator landing door apparatus
DE69125082T DE69125082T2 (de) 1990-10-01 1991-10-01 Aufzugsschachttürvorrichtung
EP91116770A EP0479238B1 (en) 1990-10-01 1991-10-01 Elevator landing door apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2263519A JP2502182B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 エレベ―タ―乗場ドア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04153193A JPH04153193A (ja) 1992-05-26
JP2502182B2 true JP2502182B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=17390668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2263519A Expired - Lifetime JP2502182B2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 エレベ―タ―乗場ドア装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5156237A (ja)
EP (1) EP0479238B1 (ja)
JP (1) JP2502182B2 (ja)
DE (1) DE69125082T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010271A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Mitsubishi Electric Corporation Dispositif de porte palière pour ascenseur
CN109072664A (zh) * 2016-04-25 2018-12-21 纳博特斯克有限公司 防火设备
DE112016007060T5 (de) 2016-07-13 2019-03-21 Mitsubishi Electric Corporation Aufzugtürverkleidung

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0548486B1 (de) * 1991-12-24 1996-09-25 Inventio Ag Brandsichere Schachttür für Aufzugsanlagen
FI90963C (fi) * 1992-06-04 1994-04-25 Kone Oy Hissin palo-ovi
FI102886B1 (fi) * 1996-06-26 1999-03-15 Kone Corp Menetelmä ja laitteisto hissin tason- ja korinoven jälkipinnoittamiseksi
JP3816215B2 (ja) * 1997-10-28 2006-08-30 三菱電機株式会社 エレベータのドア装置
FR2771770B1 (fr) * 1997-12-02 1999-12-31 Otis Elevator Co Porte coupe-feu
FI106631B (fi) * 1998-05-14 2001-03-15 Kone Corp Hissin tason oven palosuojaus
EP1044920A3 (de) * 1999-04-12 2001-01-10 Inventio Ag Feuerfeste Aufzug-Schachttüre
DE10006442C2 (de) * 2000-02-14 2003-05-28 Ralf Taesler Aufzugtür
DE50115372D1 (de) 2001-06-01 2010-04-15 Thyssenkrupp Elevator Ag Fahrkorb für einen Aufzug
SG135938A1 (en) * 2003-02-06 2007-10-29 Inventio Ag Lift shaft closure and method of fulfilling fire protection requirements of a lift shaft closure and of mounting the same
US8230982B2 (en) * 2003-12-30 2012-07-31 Friedman Harold S Elevator cab design
JP5042598B2 (ja) * 2006-11-16 2012-10-03 三菱電機株式会社 エレベータ出入り口装置
JP2010241556A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置
IT1395871B1 (it) * 2009-10-09 2012-10-26 Wittur Spa Dispositivo antideragliamento per ante di porte di ascensori o elevatori
KR102227241B1 (ko) * 2012-03-21 2021-03-12 메이만 리서치, 엘엘씨 연료로서 물 기반 혼합물을 사용하는 내연기관 및 그 동작 방법
EP3056462A1 (en) * 2015-02-12 2016-08-17 Kone Corporation Elevator door arrangement
EP3088344B1 (en) * 2015-04-28 2017-04-26 Kone Corporation Elevator landing door leaf
JP6340100B1 (ja) * 2017-02-02 2018-06-06 東芝エレベータ株式会社 エレベータの乗場ドア装置
US10683697B2 (en) * 2018-06-08 2020-06-16 Ep Acquisition, Inc. Fire-rated sliding glass elevator door
US11512524B1 (en) 2019-07-22 2022-11-29 Ep Acquisition, Inc. Fire-rated elevator door frame and transom flush with door
JP7229903B2 (ja) * 2019-11-28 2023-02-28 株式会社日立製作所 エレベータードア
CN113896074B (zh) * 2021-11-04 2023-02-17 哈尔滨迪康电梯制造有限公司 一种电梯井道结构

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE7223464U (de) * 1972-09-14 Schwarze A Ag Feuerschutztor
US3631942A (en) * 1970-07-14 1972-01-04 Otis Elevator Co Elevator cab structure
FR2131071A5 (ja) * 1971-03-31 1972-11-10 Ascinter Otis
AU530274B2 (en) * 1978-09-12 1983-07-07 Jacmir Nominees Pty. Ltd. Fire resistant structure
FR2487903A1 (fr) * 1980-08-01 1982-02-05 Otis Elevator Co Porte coulissante coupe-feu
JPS5869987A (ja) * 1981-10-23 1983-04-26 株式会社日立製作所 エレベ−タ−ドア
JPS595022U (ja) * 1982-06-30 1984-01-13 山水電気株式会社 光学的情報検出装置
US4530189A (en) * 1983-04-25 1985-07-23 Westinghouse Electric Corp. Door entrance
AT382677B (de) * 1984-01-27 1987-03-25 Lindpointner Tore Schiebetor, insbesondere brandschutz-schiebetor
JPS6175189A (ja) * 1984-09-20 1986-04-17 ト−ヨ−サツシビル建材株式会社 防火戸
US4735293A (en) * 1986-12-01 1988-04-05 Westinghouse Electric Corp. Hatchway door for elevator system
FR2610311B1 (fr) * 1987-02-04 1989-03-31 Otis Elevator Co Porte d'ascenseur coupe-feu

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008010271A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Mitsubishi Electric Corporation Dispositif de porte palière pour ascenseur
CN101228086B (zh) * 2006-07-19 2011-05-04 三菱电机株式会社 电梯的层站门装置
JP5217440B2 (ja) * 2006-07-19 2013-06-19 三菱電機株式会社 エレベータの乗場ドア装置
CN109072664A (zh) * 2016-04-25 2018-12-21 纳博特斯克有限公司 防火设备
DE112016007060T5 (de) 2016-07-13 2019-03-21 Mitsubishi Electric Corporation Aufzugtürverkleidung
US11254543B2 (en) 2016-07-13 2022-02-22 Mitsubishi Electric Corporation Elevator door panel

Also Published As

Publication number Publication date
EP0479238B1 (en) 1997-03-12
DE69125082D1 (de) 1997-04-17
EP0479238A3 (en) 1992-09-23
JPH04153193A (ja) 1992-05-26
US5156237A (en) 1992-10-20
DE69125082T2 (de) 1997-07-31
EP0479238A2 (en) 1992-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2502182B2 (ja) エレベ―タ―乗場ドア装置
JP2502180B2 (ja) エレベ―タ―乗場ドア装置
JP6567944B2 (ja) 防火戸
JP3816215B2 (ja) エレベータのドア装置
US20040025455A1 (en) Fire-resistant, smoke-tight sliding door
JP2000302361A (ja) 耐火エレベータシャフトドア
JP6799045B2 (ja) 防火戸
PL181361B1 (pl) Szklane drzwi przeciwpozarowe PL PL PL PL PL
JP4875265B2 (ja) エレベータ用防災装置
JP2502181B2 (ja) エレベ―タ―乗場ドア装置
JP4158911B2 (ja) エレベータの乗場ドア装置
JPH01197296A (ja) エレベータ扉
JPH04153191A (ja) エレベーター乗場ドア装置
JP3559901B2 (ja) 防火用引き戸
JPH04153189A (ja) エレベータ乗場ドア装置
JPH0912254A (ja) エレベータのドア
JP2007210711A (ja) エレベータ乗り場装置の遮煙構造の布設方法
JP2004196451A (ja) エレベーター装置
CN107074503B (zh) 电梯设备
JP4256746B2 (ja) エレベータ出入り口装置の付設方法
JP3902960B2 (ja) 防火用閉鎖装置の閉鎖側先端部構造
JP4335655B2 (ja) エレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法
JP2002220181A (ja) エレベータ乗場の扉装置
JP6392401B2 (ja) 引戸装置
JP6808580B2 (ja) 建具