JP4335655B2 - エレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法 - Google Patents

エレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法 Download PDF

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この発明は、出入り口を構成する三方枠の上枠と引き戸との隙間を閉塞する遮煙構造を備えたエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法に関するものである。
従来のエレベータ乗り場装置においては、遮煙シャッタを乗り場に設置し、火災時に遮煙シャッタを稼働させて乗り場を覆い、昇降路内への煙の侵入や昇降路から流出した煙の建物内への拡散を防止していた。しかし、遮煙シャッタを構築するための費用が嵩み、また、建築構造への制約が生じて乗り場スペースの利用に支障を及ぼしたり、さらには、美観が損なわれるという不具合があった。
この不具合を解消するために、エレベータの出入り口の上縁部および側縁部を構成する枠体と、出入り口を開閉する引き戸と、引き戸の上縁部に沿って配置されて枠体方向に突設され、引き戸の戸袋端寄りが引き戸の戸当たり端寄りよりも枠体側に突出する方向に傾斜して形成された傾斜遮煙板と、枠体の傾斜遮煙板に対向した縁部に沿って設けられ、引き戸が全閉した時に傾斜遮煙板に接する接触板と、引き戸の戸当たり端寄りの側縁部に沿って設けられて枠体側に張り出して配置され、引き戸の全閉時に枠体の引き戸の側縁部に対向した縁部外側に接する側縁部遮煙板とを備え、戸の全閉時に、傾斜遮煙板と接触板との接触、さらには側縁部遮煙板と枠体の側縁部との接触により枠体と引き戸との隙間を塞ぎ、乗り場と昇降路との間の煙の流通を阻止する改良型のエレベータ乗り場装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2715828号公報
従来の改良型のエレベータ乗り場装置は、エレベータの新設時に設置されることを前提に構成されているものであり、特に遮煙板を取り付けるために、出入り口の上縁部を構成する枠体の部位が特殊な構造に構成されていた。
そこで、既設のエレベータ乗り場装置に遮煙構造を付加するために従来の改良型のエレベータ乗り場装置を適用する場合には、既設の枠体を撤去する必要があり、枠体の撤去・据え付け工事、ドア装置の撤去・据え付け工事、さらには壁の補修工事が行われ、多大なコスト増および据え付け工期増をもたらしてしまうという課題があった。
この発明は、既設の三方枠を利用して三方枠の上枠と引き戸との間の遮煙構造を構築できるようにし、コスト増および工期増を抑えたエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ乗り場装置の遮煙構造の布設方法は、引き戸をドアハンガーから取り外し、出入り口から乗り場に搬出する工程と、ローラをトラックから外し、上記ドアハンガーとともに上記出入り口から乗り場に搬出する工程と、ハンガーケースを三方枠の上枠から外し、上記出入り口から乗り場に搬出する工程と、上記上枠の昇降路側の辺を切断除去し、上記上枠に遮煙板取付スペースを形成する工程と、遮煙板を上記上枠の遮煙板取付スペースに取り付ける工程と、上記ハンガーケースを上記昇降路内に運び入れ、該ハンガーケースを上記上枠に取り付ける工程と、上記ドアハンガーを上記昇降路内に運び入れ、該ドアハンガーを上記ハンガーケースの上記トラックに吊設する工程と、上記引き戸を上記昇降路内に運び入れ、上記ドアハンガーの下端に、戸全閉時に上記遮煙板と接触して上記引き戸と上記上枠との間の隙間を閉塞する接触板を介在させて上記引き戸を取り付け、上記引き戸を吊設する工程と、上記ハンガーケースを上記上枠に取り付ける工程、又は上記遮煙板を上記上枠の遮煙板取付スペースに取り付ける工程に先だって、断面コ字状の浮かし構造体が、上記遮煙板取付スペースの昇降路と反対側に、コ字状の開口側を昇降路側に向けて上記上枠に取り付けられる工程とを有し、上記ハンガーケースが上記浮かし構造体を介して上記上枠に取り付けられ、上記引き戸の開閉動作における上記接触板との衝突が回避されるものである。
この発明によれば、既設の三方枠を利用して三方枠の上枠と引き戸との隙間の遮煙構造を構築できるので、既設の三方枠の撤去や三方枠の撤去に伴う壁の補修等が不要となり、低コストで、かつ、短工期で既設のエレベータ乗り場装置の遮煙構造を実現できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ乗り場装置を示す正面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4は図1のIV−IV矢視断面図、図5は図1のV−V矢視断面図である。
各図において、1はエレベータの昇降路、2は昇降路1に開口する出入り口3が設けられた乗り場、4は出入り口3の上縁部および両側縁部を構成する上枠5および一対の縦枠6からなる三方枠、7は出入り口3を開閉する戸(引き戸)である。ここで、上枠5は、断面コ字状の昇降路1側の1辺を除去したL字状に構成されている。
8は鋼材を断面コ字状に作製された浮かせ構造体であり、コ字状の開口側を昇降路1側に向けて、コ字状の一辺(下辺)を三方枠4の上枠5の底面5aに溶接等により固着されている。9はハンガーケースであり、浮かせ構造体8のコ字状の他辺(上辺)にボルトおよびナットにより締着固定されて、昇降路1内の出入り口3上方に上枠5から離反して配置されている。そして、このハンガーケース9には、三方枠4の立面に沿って水平方向に延びるトラック10が取り付けられている。11はドアハンガーであり、ローラ12が一端側に水平軸周りに回転自在に取り付けられ、他端がボルトおよびナットにより戸7の上面に締着固定されている。そして、ローラ12がトラック10に走行自在に掛けられて、戸7がトラック10に吊設され、トラック10に案内されて水平方向に移動できるようになっている。これにより、戸7は、図3乃至図5に示されるように、三方枠4の立面との間に隙間Dを有して三方枠4に対面して配置され、三方枠4に沿って水平方向に互いに反対方向に移動して出入り口3を開閉する。
14は鋼材を断面L字状に成形して作製された傾斜遮煙板である。この傾斜遮煙板14は、上枠5の長さ(戸7の開閉方向の長さ)とほぼ同じ長さを有し、中央が戸7側に位置し、かつ、両端が戸7から離れるように戸7の開閉経路に対して傾斜して、上枠5の底面5aに密接して取り付けられている。
15は弾性変形しやすい薄鋼板で作製された接触板である。この接触板15は、戸7の幅(開閉方向の長さ)とほぼ同じ長さを有し、ドアハンガー11の下端と戸7の上面との間に介装され、かつ、上枠5側に延出するようにして、ボルトおよびナットによりドアハンガー11とともに戸7に締着固着されている。そして、接触板15は、戸7の戸当たり端側の延出長さが短く、かつ、戸7の戸袋端側の延出長さが長くなるように戸7の開閉経路に対して傾斜して戸7の上面に取り付けられている。これにより、戸7の全閉時、接触板15が弾性変形して傾斜遮煙板14のL字状の起立片に接触し、上枠5と戸7との隙間Dが閉塞される。
16は鋼板をL字状に折り曲げ成形して作製され、戸7の高さとほぼ同じ高さを有する固定金具であり、そのL字状の一辺を戸7の戸袋側端面にボルトおよびナットにより締着固定されている。17は弾性変形しやすい薄鋼板で作製され、固定金具16とほぼ同じ高さを有する側縁部遮煙板であり、その一端をボルトおよびナットにより固定金具16のL字状の他辺に締着固定されて戸7の開閉方向と直交して配置されている。そして、戸7の全閉時に、側縁部遮煙板17が、弾性変形して三方枠4の縦枠6の外壁面に接触し、縦枠6と戸7との隙間Dが閉塞される。
18は戸7の幅(開閉方向の長さ)とほぼ同じ長さに作製され、戸7の下端から下方に延出するように取り付けられた下部遮煙板であり、この下部遮煙板18は敷居13の溝内に挿入され、敷居13の溝の底面に接触して、敷居13と戸7の下端との隙間Eが閉塞される。19は戸7の下端に取り付けられた戸の脚であり、この戸の脚19は敷居13の溝に係合して戸7の開閉動作における戸7の下端側の揺動を抑制する。
このように構成されたエレベータ乗り場装置においては、ローラ12がトラック10に案内されて走行し、2枚の戸7が開閉動作する。そして、戸7の開動作では、2枚の戸7が互いに離反するように移動し、出入り口3が開放される。この時、接触板15は、戸7の戸当たり端側の延出長さが短く、かつ、戸7の戸袋端側の延出長さが長くなるように戸7の開閉経路に対して傾斜して戸7の上面に取り付けられているので、傾斜遮煙板14から離れた状態で戸袋側に移動する。
そして、戸7の全閉時(2枚の戸7が戸当たり状態に当接している時)には、接触板15が弾性変形して傾斜遮煙板14のL字状の起立片に接触し、上枠5と戸7との隙間Dが閉塞される。また、側縁部遮煙板17が、弾性変形して三方枠4の縦枠6の外壁面に接触し、縦枠6と戸7との隙間Dが閉塞される。さらに、下部遮煙板18が敷居13の溝内に収納されて溝底面に接触して、敷居13と戸7の下端との隙間Eが閉塞される。
これにより、建物の火災時に、建物内の煙が昇降路1内に進入したり、昇降路1から乗り場2に流出して建物に広がることが防止される。
つぎに、このエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法について図6および図7を参照しつつ説明する。
まず、既設のエレベータ乗り場装置は、図6の(a)に示されるように、ハンガーケース9がボルトおよびナットにより三方枠4の上枠5Aの上面に締着固定され、ローラ12がトラック10に掛けられて、戸7Aがトラック10に吊設されている。
ついで、ボルトを取り外して戸7Aとドアハンガー11との締着を解除し、図6の(b)に示されるように、戸7Aを出入り口3から乗り場2側に運び出す。そして、ローラ12とトラック10との係合が解除され、図6の(c)に示されるように、ドアハンガー11を出入り口3から乗り場2側に運び出す。ついで、ハンガーケース9と昇降路1の内壁面との連結を解除し、ボルトによるハンガーケース9と上枠5との締結を解除し、図6の(d)に示されるように、ハンガーケース9を出入り口3から乗り場2側に運び出す。
そして、図7の(a)に示されるように、上枠5Aの断面コ字状の昇降路1側の1辺5Aaを切断、除去し、L字状の上枠5を作製する。このように、上枠5Aの1辺5Aaが除去されることにより、上枠5に遮煙板取付スペースが形成される。
ついで、図7の(b)に示されるように、浮かせ構造体8を溶接等により上枠5の上面5aに固定し、傾斜遮煙板14を上枠5の上面5aに取り付ける。そして、ハンガーケース9をボルトおよびナットにより浮かせ構造体8に締着固定する。さらに、図示していないが、ハンガーケース9を昇降路1の内壁面に連結固定する。
ついで、浮かし構造体8の設置に伴うトラック10高さの上昇分を考慮した背の高い戸7が用意される。そして、固定金具16および側縁部遮煙板17が戸7の戸袋側端面に取り付けられる。また、下部遮煙板18および戸の脚19が戸7の下端に取り付けられる。この時、下部遮煙板18および戸の脚19は、戸7の工場出荷時に予め取り付けられていてもよい。さらには、固定金具16および側縁部遮煙板17も、予め取り付けられていてもよい。
ついで、図7の(c)に示されるように、ドアハンガー11を出入り口3から昇降路1内に運び込み、ローラ12をトラック10に掛けて、ドアハンガー11をトラック10に吊設する。さらに、側縁部遮煙板17および下部遮煙板18などが取り付けられた戸7が出入り口3から昇降路1内に運び込まれる。そして、ドアハンガー11、接触板15および戸7がボルトにより締着固定され、図7の(d)に示されるように、戸7がトラック10に吊設されて、遮煙構造の付設作業が終了する。
このように、このエレベータ乗り場装置の付設方法によれば、既設の上枠5Aの昇降路側の1辺5Aaを切断除去し、L字状の上枠5を作製しているので、傾斜遮煙板14を設置するためのスペースを上枠5に形成できる。従って、傾斜遮煙板14を設置するための特殊な上枠構造の三方枠を新たに用意することなく、既設の三方枠4を利用して傾斜遮煙板14を取り付けることができる。そこで、三方枠を取り替える必要がなく、三方枠4を撤去することに起因する多大なコスト増をなくすことができ、低コストで、短い付設工期で既設のエレベータ乗り場装置に遮煙構造を構築することができる。また、乗り場仕上げ面などの廃材も削減されるので、環境に配慮したものとなる。さらに、建築構造への制約がなく、高い自由度で乗り場2のスペースを使用することができ、しかも美観が損なわれることもない。
また、浮かせ構造体8がコ字状の開口側を昇降路1側に向けて三方枠4の上枠5の底面5aに固定されているので、ハンガーケース9が上枠5から上方に離間し、戸7の開閉動作おける接触板15とハンガーケース9との衝突が回避される。
なお、浮かせ構造体8を設置することにより、既設の戸7Aでは高さが不足することになり、新たな背の高い戸7に交換する必要がある。しかし、既設の三方枠4の撤去費用・交換費用および壁の補修費用に比べれば、戸7の交換費用は著しく安価であり、既設の三方枠4の利用による低コスト化の効果を損なうものではない。
また、浮かせ構造体8を設置することにより、既設の戸7Aでは高さが不足することになる、ドアハンガー11の長さを変えることで、既設の戸7Aを利用することもできる。
また、上記実施の形態1では、戸7の開閉動作における接触板15とハンガーケース9との衝突を回避させるために浮かせ構造体8を設置しているが、浮かせ構造体8がなくとも接触板15とハンガーケース9との衝突が回避される状態であれば、浮かせ構造体8は省略できることはいうまでもないことである。
また、上記実施の形態1では、傾斜遮煙板14が鋼材で作製されているものとしているが、傾斜遮煙板14の材料は鋼材に限定されるものではなく、耐熱材であればよく、例えばセラミックスを用いることができる。
また、上記実施の形態1では、接触板15が薄鋼板で作製されているものとしているが、接触板15の材料は薄鋼板に限定されるものではなく、弾性を有する耐熱材であればよく、例えばグラスファイバーを薄板状に成形したものを用いることができる。
また、上記実施の形態1では、戸7Aをドアハンガー11から取り外して出入り口3から乗り場2側に運び出すものとしているが、戸7Aとドアハンガー11とを一緒に乗り場2側に運び出し、乗り場2で戸7Aをドアハンガー11から取り外してもよい。また、ドアハンガー11、接触板15および戸7を昇降路1内で締着一体化するものとしているが、ドアハンガー11、接触板15および戸7を乗り場2で締着一体化した後、昇降路1内に運び込み、トラック10に吊設するようにしてもよい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係るエレベータ乗り場装置における上枠周りを示す要部拡大断面図である。
図8において、上枠5Bは、昇降路1側の1辺が約半分の高さを残して切断除去されている。そして、クランク状の鋼板製の取付金具20が、上枠5Bの昇降路1側の辺5Baおよび乗り場2側の辺5Bbに沿って上枠5B内に設置され、溶接などにより固定され、傾斜遮煙板14の設置スペースを形成している。
そして、傾斜遮煙板14が、中央が戸7側に位置し、かつ、両端が戸7から離れるように戸7の開閉経路に対して傾斜して、取付金具20に密接して取り付けられている。さらに、浮かせ構造体8が、コ字状の開口側を昇降路1側に向けて、コ字状の一辺(下辺)を上枠5Bの長さ方向の両端位置で、上枠5Bの底面5aにボルトおよびナットにより締着固定されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成されたエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法について説明する。
まず、上記実施の形態1と同様に、戸7A、ドアハンガー11およびハンガーケース9を出入り口3から乗り場2側に運び出す。
そして、上枠5Aの断面コ字状の昇降路1側の1辺5Aaを約半分の高さを残して切断除去し、遮煙板取付スペースを有する上枠5Bを作製する。ついで、取付金具20を上枠5Bに配置し、溶接などにより上枠5Bに固着する。その後、傾斜遮煙板14を取付金具20に取り付ける。さらに、浮かせ構造体8を上枠5Bの長さ方向の両端位置で、上枠5Bの底面5aに取り付ける。
そして、上記実施の形態1と同様に、ハンガーケース9を浮かせ構造体8に取り付け、ハンガーケース9を昇降路1の内壁面に連結固定する。ついで、ドアハンガー11を出入り口3から昇降路1内に運び込み、ドアハンガー11をトラック10に吊設する。さらに、側縁部遮煙板17および下部遮煙板18などが取り付けられた戸7を出入り口3から昇降路1内に運び込み、ドアハンガー11、接触板15および戸7をボルトにより締着固定した後、戸7をトラック10に吊設して、遮煙構造の付設作業が終了する。
従って、この実施の形態2においても、既設の三方枠4を利用して傾斜遮煙板14を取り付けることができるので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施の形態では、傾斜遮煙板14がL字状の鋼板で作製されているものとしているが、グラスウールをガラスクロスで巻いたもの、グラスファイバー等の不燃弾性体からなる遮煙材を傾斜遮煙板14の起立片に、傾斜遮煙板14の長さ方向の全域に渡って取り付けるようにしてもよい。この場合、戸7の全閉時、遮煙材が、弾性変形した接触板15と傾斜遮煙板14の起立片との間に挟持される。そして、遮煙材が接触板15の弾性変形力により押圧されるので、全閉時の気密性が向上され、昇降路1への煙の侵入や、昇降路1から乗り場2への煙の流出が確実に阻止される。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗り場装置を示す正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 図1のIV−IV矢視断面図である。 図1のV−V矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗り場装置における遮煙構造の付設工程を説明する工程断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗り場装置における遮煙構造の付設工程を説明する工程断面図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータ乗り場装置における上枠周りを示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 昇降路、2 乗り場、3 出入り口、4 三方枠、5、5A、5B 上枠、7、7A 戸、8 浮かし構造体、9 ハンガーケース、10 トラック、11 ドアハンガー、12 ローラ、14 傾斜遮煙板、15 接触板。

Claims (3)

  1. 引き戸をドアハンガーから取り外し、出入り口から乗り場に搬出する工程と、
    ローラをトラックから外し、上記ドアハンガーとともに上記出入り口から乗り場に搬出する工程と、
    ハンガーケースを三方枠の上枠から外し、上記出入り口から乗り場に搬出する工程と、
    上記上枠の昇降路側の辺を切断除去し、上記上枠に遮煙板取付スペースを形成する工程と、
    遮煙板を上記上枠の遮煙板取付スペースに取り付ける工程と、
    上記ハンガーケースを上記昇降路内に運び入れ、該ハンガーケースを上記上枠に取り付ける工程と、
    上記ドアハンガーを上記昇降路内に運び入れ、該ドアハンガーを上記ハンガーケースの上記トラックに吊設する工程と、
    上記引き戸を上記昇降路内に運び入れ、上記ドアハンガーの下端に、戸全閉時に上記遮煙板と接触して上記引き戸と上記上枠との間の隙間を閉塞する接触板を介在させて上記引き戸を取り付け、上記引き戸を吊設する工程とを有するエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法において、
    上記ハンガーケースを上記上枠に取り付ける工程、又は上記遮煙板を上記上枠の遮煙板取付スペースに取り付ける工程に先だって、断面コ字状の浮かし構造体が、上記遮煙板取付スペースの昇降路と反対側に、コ字状の開口側を昇降路側に向けて上記上枠に取り付けられる工程を有し
    上記ハンガーケースが上記浮かし構造体を介して上記上枠に取り付けられ、上記引き戸の開閉動作における上記接触板との衝突が回避されることを特徴とするエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法。
  2. 上記遮煙板取付スペースは上記上枠の昇降路側の辺の全てを切断除去して形成され、上記遮煙板が上記上枠の底面に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法。
  3. 上記遮煙板取付スペースは上記上枠の昇降路側の辺を所定高さ残すように切断除去して形成され、取付金具が上記上枠に取り付けられ、上記遮煙板が上記取付金具に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のエレベータ乗り場装置の遮煙構造の付設方法。
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