JP2016523293A5 - - Google Patents

Claims (33)

1. 熱可塑性組成物の延伸によって形成されるポリオレフィン材料であって、熱可塑性組成物は、分離したドメインの形態で連続相内で分散するポリオレフィンマトリックス重合体およびナノ含有物添加剤を含む連続相を含むポリオレフィン材料であって、多孔質ネットワークは、約８００ナノメートル以下の平均横断面寸法を有する複数のナノ細孔を含む組成物に画定され、
   組成物は、約０．９０ｇ／ｃｍ^３以下の密度を有する、ポリオレフィン材料。
2. 請求項１のポリオレフィン材料であって、ナノ細孔は、約５〜約７００ナノメートルの平均横断面寸法を有する、および／または約１００〜約５０００ナノメートルの平均軸寸法を有する、ポリオレフィン材料。
3. 請求項１または２のポリオレフィン材料であって、
   ポリオレフィンマトリックス重合体は、ＡＳＴＭ Ｄ１２３８に従って２１６０グラムの負荷にておよび２３０°Ｃにて測定され、１０分あたり約０．５〜約８０グラムのメルトフローレートを有する、ポリオレフィン材料。
4. 請求項１から３のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
   ポリオレフィンマトリックス重合体は、プロピレンホモポリマー、プロピレン／α−オレフィン共重合体、エチレン／α−オレフィン共重合体またはそれらの組み合わせである、ポリオレフィン材料。
5. 請求項１から４のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
   ポリオレフィンマトリックス重合体は、実質的にアイソタクチックポリプロピレンホモポリマーまたは少なくとも約９０重量％のプロピレンを含む共重合体である、ポリオレフィン材料。
6. 請求項１から５のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
   連続相は、熱可塑性組成物の約６０重量％〜約９９重量％を構成する、および／またはナノ含有物添加剤は、連続相の重量に基づいて、組成物の約０．０５重量％〜約２０重量％を構成する、ポリオレフィン材料。
7. 請求項１から６のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
   ナノ含有物添加剤は、非極性成分を有する重合体である、ポリオレフィン材料。
8. 請求項７のポリオレフィン材料であって、
   重合体は、極性成分をさらに含む、ポリオレフィン材料。
9. 請求項８のポリオレフィン材料であって、
   重合体は、官能性を有するポリオレフィンである、ポリオレフィン材料。
10. 請求項９のポリオレフィン材料であって、
    前記官能性を有するポリオレフィンは、ポリエポキシドである、ポリオレフィン材料。
11. 請求項１のポリオレフィン材料であって、
    ナノ含有物添加剤は、ＡＳＴＭ Ｄ１２３８に従って２１６０グラムの負荷にておよび融解温度より少なくとも約４０℃上の温度にて（たとえば、１９０℃にて）測定された場合、１０分あたり約０．１〜約１００グラムのメルトフローレートを有する、ポリオレフィン材料。
12. 請求項１のポリオレフィン材料であって、ポリオレフィンのメルトフローレートに対するナノ含有物添加剤のメルトフローレートの比は、約０．２〜約８である、ポリオレフィン材料。
13. 請求項１から１２のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    ナノ含有物添加剤は、ナノスケールドメインの形態であるポリオレフィン材料であって、ナノスケールドメインは、約１ナノメートル〜約１０００ナノメートルの平均横断面寸法を有する、ポリオレフィン材料。
14. 請求項１から１３のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    組成物は、分離したドメインの形態で連続相内で分散するマイクロ含有物添加剤をさらに含む、ポリオレフィン材料。
15. 請求項１４のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤は、重合体である、ポリオレフィン材料。
16. 請求項１５のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤の重合体は、スチレン共重合体、フッ素重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートまたはポリエステルである、ポリオレフィン材料。
17. 請求項１５のポリオレフィン材料であって、マイクロ含有物添加剤の重合体は、ポリ乳酸である、ポリオレフィン材料。
18. 請求項１５のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤の重合体は、約０℃以上のガラス転移温度を有する、および／またはマイクロ含有物添加剤は、２１６０グラムの負荷にておよび２１０℃の温度にて測定された場合、１０分あたり約５〜約２００グラムのメルトフローレートを有する、ポリオレフィン材料。
19. 請求項１５のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤のメルトフローレートに対するポリオレフィンマトリックス重合体のメルトフローレートの比は、約０．５〜約１０である、ポリオレフィンマトリックス重合体のヤング弾性率に対するマイクロ含有物添加剤のヤング弾性率の比は、約１〜約２５０である、ポリオレフィン材料。
20. 請求項１４のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤は、約１マイクロメートル〜約４００マイクロメートルの平均軸寸法を有するマイクロスケールドメインの形態である、ポリオレフィン材料。
21. 請求項１４のポリオレフィン材料であって、
    マイクロ含有物添加剤は、連続相の重量に基づいて、組成物の約１重量％〜約３０重量％を構成する、ポリオレフィン材料。
22. 請求項１から２１のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    熱可塑性組成物は、相間モディファイアーをさらに含む、ポリオレフィン材料。
23. 請求項１から２２のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    多孔質ネットワークは、ミクロ細孔をさらに含む、ポリオレフィン材料。
24. 請求項１から２３のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    多孔質ネットワークは、組成物の全体にわたって実質的に均一に分布する、および／またはナノ細孔は、略平行な列をなして分布する、ポリオレフィン材料。
25. 請求項１から２４のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    ポリオレフィン材料の総細孔容積は、１立方センチメートルあたり約１５％〜約８０％である、および／またはナノ細孔は、ポリオレフィン材料の総細孔容積の約２０容量％以上を構成する、ポリオレフィン材料。
26. 請求項１から２５のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    熱可塑性組成物は、約０．８５ｇ／ｃｍ^３以下の密度を有する、ポリオレフィン材料。
27. 請求項１から２６のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    熱可塑性組成物は、実質的に発泡剤を含まない、ポリオレフィン材料。
28. 請求項１から２７のいずれか一項のポリオレフィン材料であって、
    熱可塑性組成物は、一般に細孔を惹起する無機酸化物充填剤のない、ポリオレフィン材料。
29. 請求項１から２８のいずれか一項のポリオレフィン材料を含む吸収性物品であって、
    吸収性物品は、実質的に液体不透過性層、液体透過性層および吸収性コアを含む、吸収性物品。
30. 請求項２９の吸収性物品であって、
    実質的に液体不透過性層は、ポリオレフィン材料を含む、吸収性物品。
31. 請求項３０の吸収性物品であって、
    実質的に液体不透過性層は、フィルムに積層された不織ウェブ材料を含む吸収性物品であって、およびフィルムは、ポリオレフィン材料を含む、吸収性物品。
32. 請求項１から２８のいずれか一項のポリオレフィン材料を形成するための方法であって、前記方法は：
    ポリオレフィンマトリックス重合体およびナノ含有物添加剤を含む熱可塑性組成物を形成すること；および
    熱可塑性組成物を固体状態延伸すること、
    を含む、方法。
33. 請求項３２の方法であって、
    熱可塑性組成物は、約１．１〜約３．０の延伸比まで伸ばされる、熱可塑性組成物。