JP2016526959A5 - - Google Patents

Claims (31)

1. バックシートとトップシートの間に位置付けられた吸収性部材を含む吸収性物品であって、前記吸収性物品が、ポリオレフィンマトリクスポリマーを含む連続相および個別領域の形態で前記連続相内に分散されているナノ包含添加剤を含有する熱可塑性組成物から形成されるフィルムを備え、約８００ナノメートル以下の平均断面寸法を持つ複数のナノ細孔を含む多孔質ネットワークが、前記組成物中に画定される吸収性物品。
2. 前記ナノ細孔が約５〜約７００ナノメートルの平均断面寸法を持つ、および／またはナノ細孔が約１００〜約５０００ナノメートル平均軸方向寸法を持つ、請求項１に記載の吸収性物品。
3. 前記ポリオレフィンマトリクスポリマーが、２１６０グラムの負荷および２３０℃でＡＳＴＭＤ１２３８に従って測定された場合、約０．５〜約８０グラム／１０分のメルトフローレートを持つ、請求項１または２に記載の吸収性物品。
4. 前記ポリオレフィンマトリクスポリマーが、プロピレンホモポリマー、プロピレン／α−オレフィン共重合体、エチレン／α−オレフィン共重合体、またはそれらの組み合わせである、請求項１から３のいずれか一項に記載の吸収性物品。
5. 前記ポリオレフィンマトリクスポリマーが実質的にイソタクチックポリプロピレンホモポリマーまたは少なくとも約９０重量％のプロピレンを含む共重合体である、請求項１から４のいずれか一項に記載の吸収性物品。
6. 前記連続相が、前記熱可塑性組成物の約６０重量％〜約９９重量％を構成する、請求項１から５のいずれか一項に記載の吸収性物品。
7. 前記ナノ包含添加剤が非極性成分を持つポリマーである、請求項１から６のいずれか一項に記載の吸収性物品。
8. 前記ポリマーが極性成分をさらに含む、請求項７に記載の吸収性物品。
9. 前記ポリマーが官能性ポリオレフィンである、請求項８に記載の吸収性物品。
10. 前記ポリオレフィンがポリエポキシドである、請求項９に記載の吸収性物品。
11. 前記ナノ包含添加剤が、２１６０グラムの負荷および溶融温度より少なくとも４０℃高い温度でＡＳＴＭ Ｄ１２３８に従って測定された場合、約０．１〜約１００グラム／１０分のメルトフローレートを持つ、請求項１から１０のいずれか一項に記載の吸収性物品。
12. 前記ナノ包含添加剤のメルトフローレートに対する前記ポリオレフィンマトリクスポリマーのメルトフローレートの比が約０．２〜約８である、請求項１から１１のいずれか一項に記載の吸収性物品。
13. 前記ナノ包含添加剤がナノスケール領域の形態であり、前記ナノスケール領域が約１ナノメートル〜約１０００ナノメートルの平均断面寸法を持つ、請求項１から１２のいずれか一項に記載の吸収性物品。
14. 前記組成物が、前記連続相内に個別領域の形態で分散されたマイクロ包含添加剤をさらに含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の吸収性物品。
15. 前記マイクロ包含添加剤がポリマーである、請求項１４に記載の吸収性物品。
16. 前記マイクロ包含添加剤の前記ポリマーがスチレン共重合体、フッ素ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、またはポリエステルである、請求項１５に記載の吸収性物品。
17. 前記マイクロ包含添加剤のポリマーがポリ乳酸である、請求項１５に記載の吸収性物品。
18. 前記マイクロ包含添加剤の前記ポリマーが、約０℃以上のガラス転移温度を持つ、および／または２１６０グラムの負荷および２１０℃の温度で測定された場合、約５〜約２００グラム／１０分のメルトフローレートを持つ、請求項１５に記載の吸収性物品。
19. 前記ポリオレフィンマトリクスポリマーのメルトフローレートに対する前記マイクロ包含添加剤のメルトフローレートの比が約０．５〜約１０である、および／または前記マイクロ包含添加剤のヤング弾性係数に対する前記ポリオレフィンマトリクスポリマーのヤング弾性係数の比が約１〜約２５０である、請求項１５に記載の吸収性物品。
20. 前記マイクロ包含添加剤が、約１マイクロメートル〜約４００マイクロメートルの平均軸方向寸法を持つマイクロスケール領域の形態である、請求項１４に記載の吸収性物品。
21. 前記マイクロ包含添加剤が、前記連続相の重量に基づいて、前記組成物の約１重量％〜約３０重量％を構成する、請求項１４に記載の吸収性物品。
22. 前記熱可塑性組成物が相間修飾剤をさらに含む、請求項１から２１のいずれか一項に記載の吸収性物品。
23. 前記多孔質ネットワークがマイクロ細孔をさらに含む、請求項１から２２のいずれか一項に記載の吸収性物品。
24. 前記多孔質ネットワークが前記組成物の全体にわたって実質的に均一な形態で分配されている、および／または前記ナノ細孔が略平行なカラムに分配されている、請求項１から２３のいずれか一項に記載の吸収性物品。
25. 前記組成物の合計細孔容量が立方センチメートル当たり約１５％〜約８０％である、および／またはナノ細孔が前記組成物の合計細孔容量の約２０容量％以上を構成する、請求項１から２４のいずれか一項に記載の吸収性物品。
26. 前記熱可塑性組成物が約０．９０ｇ／ｃｍ^３以下の密度を持つ、請求項１から２５のいずれか一項に記載の吸収性物品。
27. 前記フィルムが約３００ｇ／ｍ^２／２４時間以上の水蒸気透過速度を持つ、請求項１から２６のいずれか一項に記載の吸収性物品。
28. 前記フィルムがコア層および少なくとも一つの外層を含む多層フィルムであり、前記コア層、前記外層、または両方が前記熱可塑性組成物を含む、請求項１から２７のいずれか一項に記載の吸収性物品。
29. 前記熱可塑性組成物が実質的に炭酸カルシウムフィラーを含まない、請求項１から２８のいずれか一項に記載の吸収性物品。
30. 前記バックシートが前記フィルムを含む、および／または前記トップシートが前記フィルムを含む、請求項１から２９のいずれか一項に記載の吸収性物品。
31. 前記物品が前記フィルムを含む追加的構成要素を含み、前記追加的構成要素が耳、封じ込めフラップ、サイドパネル、弾性部材、留め具、またはそれらの組み合わせを含む、請求項１から３０のいずれか一項に記載の吸収性物品。