JP2015042645A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. アダリムマブを発現する培養哺乳類細胞の発酵収集物質から、アダリムマブを精製する方法であって、
   （ａ）発現したアダリムマブを、プロテインＡに結合させるステップと、
   （ｂ）結合したアダリムマブを、２．５から４の溶出ｐＨで溶出させるステップと、
   （ｃ）溶出物を１時間から３時間に亘って酸性環境下に置くステップと
   を含み、
   前記置くステップの後のアダリムマブ単量体のレベルが、９２．３％以上であり、
   精製されたアダリムマブが、残留量のプロテインＡを保持する
   ことを特徴とする、方法。
2. 前記溶出させるステップの前記溶出ｐＨが、２．５、２．８、３．０、３．２、３．６、３．７、３．８、または４．０である、請求項１に記載の方法。
3. 前記溶出させるステップの前記溶出ｐＨが３．２であり、前記置くステップの後のアダリムマブ単量体のレベルが９６．１％以上である、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記溶出させるステップの前記溶出ｐＨが３．６であり、前記置くステップの後のアダリムマブ単量体のレベルが９７．９％以上である、請求項１または２に記載の方法。
5. 前記溶出させるステップの前記溶出ｐＨが４．０であり、前記置くステップの後のアダリムマブ単量体のレベルが９８．２％以上である、請求項１または２に記載の方法。
6. 前記置くステップの後にさらに、
   深層濾過法、イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、またはそれらの組み合わせを含んだ一回以上のクロマトグラフィー分離工程に、アダリムマブをかけるステップ
   を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記置くステップの後にさらに、
   アダリムマブを深層濾過フィルターにかけるステップ
   を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記置くステップの後にさらに、
   アダリムマブをイオン交換クロマトグラフィーにかけるステップ
   を含む、請求項１から７のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記イオン交換クロマトグラフィーが陰イオン交換クロマトグラフィーである、請求項８に記載の方法。
10. 前記イオン交換クロマトグラフィーが陽イオン交換クロマトグラフィーである、請求項８に記載の方法。
11. 前記置くステップの後にさらに、
    アダリムマブを疎水性相互作用クロマトグラフィーにかけるステップ
    を含む、請求項１から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. アダリムマブがまず深層濾過フィルターにかけられ、次いで陰イオン交換クロマトグラフィーにかけられ、その後に疎水性相互作用クロマトグラフィーにかけられる、請求項１１に記載の方法。
13. さらに
    上記方法により精製されたアダリムマブの単量体レベルを決定するステップ
    を含む、請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法。
14. さらに
    上記方法により得られたプロテインＡレベルの残留量を決定するステップ
    を含む、請求項１から１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記培養哺乳類細胞が、ＣＨＯ（Chinese Hamster Ovary）細胞である、請求項１から１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 精製されたアダリムマブが医薬品グレードである、請求項１から１５のいずれか一項に記載の方法。