JP2011166659A - 光信号断検出回路および光受信器 - Google Patents

光信号断検出回路および光受信器 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの制御信号を必要とすることなく自律的に動作して、光信号の入力有無を的確に検出する。
【解決手段】コンパレータ11で、結合コンデンサを介して入力されたトランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号のうち、基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号Coutとして出力し、アナログ保持回路12で、比較出力信号Coutに含まれる各パルスを保持コンデンサで充電するとともに、充電により得られた直流電圧を放電抵抗で放電することにより、光信号の入力有無に応じて変化する保持出力信号Houtを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信技術に関し、特に光信号の入力有無を的確に検出することができる光信号検出技術に関する。
高速広帯域光伝送方式としてFTTH(Fiber To The Home)システムに採用されているPON(Passive Optical Network)方式では、局側で複数ユーザを収容するOLT(Optical Line Terminal)とユーザ側で光加入者線を終端するONU(Optical Network Unit)との間が光ファイバで結ばれ、信号が双方向伝送される。
このようなOLTの光受信回路において、光入力がない状態において不要なノイズが出力されるのを防ぐノイズマスク機能がない場合は、新たなONUが接続された際に、アナログフロントエンドの後段に接続されたアクセスコントローラは、受信した光信号がノイズなのか新たに接続されたONUからの光信号なのかを特定のアルゴリズムにより判別しなければならない。したがって、上位レイヤの複雑化に伴ってコストがアップし、通信制御として効率的ではない。
一方、OLTの光受信回路では、トランスインピーダンスアンプ(TIA: Trans Impedance Amplifier)から出力される電気信号に基づいて、光信号断検出回路で光信号の入力有無を判定し、光信号がない状態において不要なノイズが光受信器から出力されるのを防ぐ技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
図10は、従来の光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。この光受信器200において、フォトダイオードPDで受光された光信号Pinは光電流信号Iinに光電変換されて、プリアンプであるトランスインピーダンスアンプTIAによって増幅される。このトランスインピーダンスアンプTIAの電気信号Toutは、ポストアンプであるリミッティングアンプLAに入力され、異なる強度の光信号Pinが一定振幅の電気信号となるように増幅され、受信出力Routとして出力される。リミッティングアンプLAの後段には、通常、CDR(Clock Data Recovery)などの波形整形回路やタイミング調整回路が接続され、データ信号からクロック信号が抽出されデジタル信号として扱いやすい波形に整形される。
一方、トランスインピーダンスアンプTIAの後段には、リミッティングアンプLAと並列的に、光信号Pinの受信を判定する光信号断検出回路(LOS:Loss Of Signal)20が設けられている。この光信号断検出回路20により、充分な信号強度の光信号Pinを受信しているか否かを示す信号断検出信号LOSを生成することで、通信の異常検出や、無信号時にリミッティングアンプLAからノイズの出力を遮断するためのスケルチ(Squelch)回路制御を行う。
この光信号断検出回路20では、光信号Pinを受信した場合のみコンパレータ21が比較出力信号Coutを出力し、この比較出力信号CoutをSRラッチ22で保持して、DC信号からなる信号断検出信号LOSに変換する。SRラッチ22における信号断検出信号LOSの保持解除はリセット信号RESETで行う。例えばPONシステムに代表されるバースト通信では、PON制御ICがバーストパケットの受信終了時にリセット信号RESETを出力することができる。
したがって、この信号断検出信号LOSをリミッティングアンプLAの出力制御信号として、例えばスケルチの制御に用いて、リセットを受信して次のバースト信号を受信するまでスケルチを閉じることにより、リミッティングアンプLAからノイズが出力されることを防ぐことができる。また、バースト信号を受信した場合には、スケルチを開くことにより、通常の受信状態とすることができる。
図11は、従来の光信号断検出回路で用いられるコンパレータの構成を示す回路図である。このコンパレータ21は、バイアス回路21A、初段増幅回路21B、初段エミッタフォロア回路21C、次段増幅回路21Dから構成されている。
トランスインピーダンスアンプTIAから入力される電気信号Toutの非反転信号Tout+および反転信号Tout−は、それぞれの結合コンデンサCを介してバイアス回路21AへAC結合されている。この結合コンデンサCは微分回路であるから、非反転信号Tout+および反転信号Tout−の微分波形が初段増幅回路21Bの差動トランジスタ対Q1,Q2に入力される。
ここで、差動トランジスタ対Q1,Q2の負荷抵抗R5,R6の値を互いに異なる値にすれば、初段増幅回路21Bの出力はそのDCレベルにオフセット電圧を有することになる。
したがって、充分な振幅の非反転信号Tout+および反転信号Tout−が入力されないと初段増幅回路21Bの出力振幅が足りず、差動信号を形成しないため、すなわちトランジスタQ1からの非反転出力とトランジスタQ2からの反転出力が交差しないため、初段エミッタフォロア回路21Cを介して接続されている次段増幅回路21Dから比較出力信号Coutは出力されず、Lowレベルのままである。
一方、入力された非反転信号Tout+および反転信号Tout−の振幅が十分大きい場合は、トランジスタQ1からの非反転出力とトランジスタQ2からの反転出力が交差するため、比較出力信号Coutとして、その交差部分に応じたHighレベルとLowレベルが交互に現れることになる。
この比較出力信号CoutはSRラッチ22で保持されるため、例えば光信号Pinの受信とともに、比較出力信号CoutとしてHighレベルが出力され続ける。したがって、この回路の特徴は、ひとたび比較出力信号CoutとしてHighレベルが出力されればそのレベルが保持されるので、信号受信に即座に応答する高速な光信号断検出回路20を実現できることである。
特開2009−044228号公報
しかしながら、このような従来技術では、外部からの制御信号を必要とすることなく自律的に動作して、光信号の入力有無を的確に検出することができないという問題点があった。
すなわち、前述した従来の光信号断検出回路20では、コンパレータ21の比較出力信号CoutをSRラッチ22で保持する構成となっているため、光信号Pinの信号断状態から信号受信状態への変化については俊敏に検出して表示することができるものの、光信号の受信状態から信号断状態への変化を検出できない。また、外部からの制御信号としてSRラッチ22をリセットするリセット信号RESETが必須であることから、自律的な動作はできない。
さらに、SRラッチ22を用いる場合は、コンパレータ21の比較出力信号Coutの論理レベルとリセット信号RESETの論理レベルとの関係によっては不定論理を生じる危険がある。この問題についてはSRラッチ22の代わりにJKフリップフロップ回路を用いれば解決できるが、別途、クロック信号が必要となる。
また、SRラッチ22は、コンパレータ21が比較出力信号Coutとして1パルスでもHighレベルを出力すれば、信号断検出信号LOSとしてHighレベルを出力し続けてしまうため、光信号Pinの信号断時に大きなノイズ入力があると誤動作を起こす危険があった。
したがって、このような従来技術を光受信器に用いた場合には、光信号がない状態において不要なノイズが出力されるのを防ぐノイズマスク機能を適切に駆動することができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、外部からの制御信号を必要とすることなく自律的に動作して、光信号の入力有無を的確に検出することができる光信号検出技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる光信号断検出回路は、パルス列からなる光信号を光電変換して得られた電気信号に基づいて、光信号の入力有無を検出する光信号断検出回路であって、結合コンデンサを介して入力された電気信号のうち、基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号として出力するコンパレータと、比較出力信号に含まれる各パルスを保持コンデンサで充電するとともに、充電により得られた直流電圧を放電抵抗で放電することにより、光信号の入力有無に応じて変化する保持出力信号を生成するアナログ保持回路とを備えている。
この際、アナログ保持回路に、比較出力信号に含まれる各パルスを整流するダイオードと、整流されたこれらパルスを充電する保持コンデンサと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗とを含むようにしてもよい。
また、アナログ保持回路に、比較出力信号に含まれる各パルスを整流する、ダイオード接続されたトランジスタと、このトランジスタからの出力信号を充電する保持コンデンサと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗とを含むようにしてもよい。
また、電気信号として、反転信号と非反転信号とからなる差動信号を用い、コンパレータに、直列接続された複数の差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち最後尾に位置する差動増幅回路で、反転信号および非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗を可変抵抗とし、コンパレータから出力された差動信号から比較出力信号を生成してアナログ保持回路へ出力する中間バッファをさらに備えてもよい。
また、電気信号として、反転信号と非反転信号とからなる差動信号を用い、コンパレータに、直列接続された複数の差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち最後尾より前側に位置するいずれか1つの差動増幅回路で、反転信号および非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗を可変抵抗としてもよい。
また、アナログ保持回路で得られた保持出力信号を、ヒステリシス特性に基づいて整形出力するバッファをさらに備えてもよい。
また、電気信号として、反転信号と非反転信号とからなる差動信号を用い、コンパレータに、直列接続された2つの差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち前側に位置する前側差動増幅回路で、反転信号および非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗であって、かつ基準値に応じた互いに異なる抵抗値を有する負荷抵抗を用いて、これら反転信号および非反転信号を差動増幅することにより、当該反転信号の直流バイアスと当該非反転信号の直流バイアスとの間に基準値に応じたオフセット電圧を印加して出力し、前側差動増幅回路より後側に位置する後側差動増幅回路で、前側差動増幅回路から出力された反転信号と非反転信号とを差動増幅するようにしてもよい。
また、本発明にかかる光受信器は、パルス列からなる光信号を光電流信号に光電変換して出力する光電変換素子と、光電流信号を増幅して反転信号と非反転信号とからなる電気信号を出力するトランスインピーダンスアンプと、電気信号に含まれるパルス列の各パルスを一定振幅に増幅して出力するリミッティングアンプと、電気信号に基づいて光信号の入力有無を検出する、前述したいずれか1つの光信号断検出回路とを備えている。
本発明によれば、リセット信号など、光信号断検出回路の外部からの制御信号を必要とすることなく自律的に動作して、光信号の入力有無を的確に検出することができる。したがって、外部からの制御信号の入力を必要としないため、このような制御信号を出力する機能を持たない光受信器にも容易に適用でき、高い汎用性が得られる。また、光受信器から、このような制御信号を出力する回路部を削除することができ、低コスト化を実現できる。また、アナログ保持回路でバースト信号に含まれるパルスを充電することにより、光信号の入力有無を検出しているため、光信号の信号断時にノイズ入力があった場合でも、これによる誤動作を回避でき、安定した光信号検出動作を実現できる。
第1の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるコンパレータの構成例を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる光信号断検出回路の動作を示す信号波形図である。 第2の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかるコンパレータの構成を示す回路図である。 第3の実施の形態にかかる光信号断検出回路の動作を示す信号波形図である。 第4の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 従来の光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。 従来の光信号断検出回路で用いられるコンパレータの構成を示す回路図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。
この光受信器100は、光ファイバを介して受信した光信号を電気信号に変換して出力する通信装置であり、例えばFTTHシステムに採用されているPON方式において、局側で複数ユーザを収容するOLTで用いられる。
光受信器100には、主な回路構成として、フォトダイオードPD、トランスインピーダンスアンプTIA、リミッティングアンプLA、および光信号断検出回路10が設けられている。
光ファイバを介して到達した光信号Pinは、フォトダイオードPDで受信されて光電流信号Iinに変換され、プリアンプであるトランスインピーダンスアンプTIAによって増幅される。このトランスインピーダンスアンプTIAの電気信号Toutは、ポストアンプであるリミッティングアンプLAに入力され、異なる強度の光信号Pinが一定振幅の電気信号となるように増幅され、受信出力Routとして出力される。なお、図1では省略してあるが、リミッティングアンプLAの後段には、通常、CDRなどの波形整形回路やタイミング調整回路が設けられており、データ信号からクロック信号が抽出されデジタル信号として扱いやすい波形に整形される。
光信号断検出回路10は、トランスインピーダンスアンプTIAに対して、リミッティングアンプLAと並行に接続されて、トランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号に基づいて、光信号Pinの入力有無を検出する回路部である。
本実施の形態にかかる光信号断検出回路10は、結合コンデンサを介して入力されたトランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Toutのうち、基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号Coutとして出力するコンパレータ11と、比較出力信号Coutに含まれる各パルスを保持コンデンサで充電するとともに、充電により得られた直流電圧を放電抵抗で放電することにより、光信号Pinの入力有無に応じて変化する保持出力信号Houtを生成するアナログ保持回路12とを備えている。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる光信号断検出回路の構成について詳細に説明する。
光信号断検出回路10には、主な回路部として、コンパレータ11、アナログ保持回路12、および出力バッファ13が設けられている。
コンパレータ11は、AC結合用の結合コンデンサCを介して入力されたトランスインピーダンスアンプTIAからの非反転信号Tout+および反転信号Tout−のうち、予め設定された基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号Coutとして出力する機能を有している。なお、コンパレータ11の内部構成の詳細については、図2を参照して後述する。
前述したように、光信号Pinは、フォトダイオードPDにより光電流信号Iinに変換されて、トランスインピーダンスアンプTIAで増幅され、得られた電気信号ToutはリミッティングアンプLAに入力される。
LAは、通常、多段の増幅回路で構成されており、レベル調整のため、エミッタフォロア回路を介して前段と後段の増幅回路が接続されることが多い。したがって、入力段は増幅回路であったり、エミッタフォロア回路であったりする。また、トランスインピーダンスアンプTIAの出力端子とリミッティングアンプLAの入力端子は、AC結合である場合もあればDC結合である場合もある。
一方、トランスインピーダンスアンプTIAからの非反転信号Tout+および反転信号Tout−は、結合コンデンサCを介してAC結合によりコンパレータ11にも接続されている。
結合コンデンサCの容量は、受信信号のビットレートに応じて最適化すればよい。例えばビットレートが10Gbpsであれば、概ね1pF以下が望ましい。
アナログ保持回路12は、コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutに含まれる各パルスを保持コンデンサChで充電するとともに、充電により得られたアナログの直流電圧を放電抵抗Rhで放電することにより、この直流電圧から光信号Pinの入力有無に応じて変化する保持出力信号Houtを生成する機能を有している。
出力バッファ13は、アナログ保持回路12で生成されたアナログの直流電圧からなる保持出力信号Houtを、一般的な論理ゲートで用いられるデジタル論理信号へ整形することにより、光信号Pinの入力有無を示す信号断検出信号LOSを出力する機能を有している。
コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutは、アナログ保持回路12に入力されて充放電され、得られたアナログの直流電圧からなる保持出力信号Houtが、出力バッファ13を介してデジタル論理信号からなる信号断検出信号LOSとして出力される。
アナログ保持回路12の保持出力信号Houtは、原理的には、光信号Pinの受信時にトップホールドされるとともに、信号断時にはLowレベルとなるため、信号断検出信号LOSもこれに応じた論理となる。この際、例えば、信号断検出信号LOSにおいて信号断表示をHighレベルで表示する場合には、保持出力信号HoutがLowレベルであるとき、信号断検出信号LOSがHighレベルとなるような論理構成にすればよい。
本実施の形態において、アナログ保持回路12は、図1に示すように、コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutに含まれる各パルスを整流するダイオードDhと、このダイオードDhで整流されたこれらパルスを充電する保持コンデンサChと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗Rhとから構成されている。
具体的には、ダイオードDhのうち、アノード端子がコンパレータ11の出力端子に接続され、カソード端子が保持コンデンサChの一端に接続されている。また、保持コンデンサChの他端が接地電位に接続されている。
これにより、コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutに含まれる各パルスのうち、保持コンデンサChの直流電圧よりダイオード接合電圧分だけ高いパルスのみがダイオードDhで抽出されて、保持コンデンサChに充電される。
また、保持コンデンサChに対して放電抵抗Rhが並列接続されており、保持コンデンサChに充電された直流電圧が放電抵抗Rhを介して自然放電される。これにより、光信号Pinが信号断状態となった場合には、直流電圧が放電されるため、光信号Pinの信号断を示す信号断検出信号LOSが自律的に出力される。これら保持コンデンサChと放電抵抗Rhで決まる時定数については、電気信号Tout+,Tout−として入力されるバースト信号の先頭を検出するための応答速度と、バースト信号内に含まれる同符号連続区間を信号断と誤判定しない同符号連続耐性との兼ね合いで決定される。
[コンパレータ]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる光信号断検出回路10で用いられるコンパレータ11の内部構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施の形態にかかるコンパレータの構成例を示す回路図である。
このコンパレータ11には、バイアス回路11A、初段増幅回路(前側増幅回路)11B、初段エミッタフォロア回路11C、次段増幅回路(後側増幅回路)11D、および次段エミッタフォロア回路11Eが設けられており、これら回路部が半導体チップ上にそれぞれ集積化されている。ここでは、これら回路部をバイポーラトランジスタで構成した場合を例として説明するが、これらの一部あるいはすべてをMOSFETで構成してもよい。
バイアス回路11Aは、電源電位Vccにプルアップされた抵抗素子R1,R3と接地電位GNDにプルダウンされた抵抗素子R2,R4とから構成された抵抗分割回路からなり、結合コンデンサCを介して入力された、トランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Tout+,Tout−に対して、R1,R3の抵抗比およびR2,R4の抵抗比に応じた直流バイアスをそれぞれ印加する機能を有している。実際には、これらの抵抗比は等しいため、入力された電気信号Tout+,Tout−に対して等しい直流バイアスが印加される。
初段増幅回路11Bは、差動対をなすトランジスタQ1,Q2と、Q1のコレクタ端子とVccとの間に接続された抵抗素子R5と、Q2のコレクタ端子とVccとの間に接続された抵抗素子R6と、Q1,Q2のエミッタ端子間に直列接続された抵抗素子R7,R8と、抵抗素子R7,R8の接続点とGNDとの間に接続された定電流源I1とで構成された差動増幅回路からなり、トランジスタQ1,Q2のベース端子に入力された電気信号Tout+,Tout−を差動増幅する機能を有している。
ここで、R5,R6については、差動増幅回路の負荷抵抗に相当し、基準値に応じた互いに異なる抵抗値が予め設定されている。このため、Q1,Q2のエミッタ端子からそれぞれ出力される差動出力には、オフセット電圧分の直流電圧差が印加されることになる。
初段エミッタフォロア回路11Cは、それぞれのエミッタ端子がトランジスタQ3,Q4とこれらQ3,Q4のコレクタ端子とGNDとの間にそれぞれ接続された定電流源I2,I3とからなり、これらQ3,Q4のベース端子にそれぞれ入力された初段増幅回路11Bの初段出力信号Foutをそれぞれ低インピーダンスで出力する機能を有している。
次段増幅回路11Dは、差動対をなすトランジスタQ5,Q6と、Q5のコレクタ端子とVccとの間に接続された抵抗素子R9と、Q6のコレクタ端子とVccとの間に接続された抵抗素子R10と、Q5,Q6のエミッタ端子の接続点とGNDとの間に接続された定電流源I4とで構成された差動増幅回路からなり、トランジスタQ5,Q6のベース端子に入力された、初段エミッタフォロア回路11Cの初段出力信号Foutを差動増幅する機能を有している。
この場合、Q5,Q6のベース端子に入力される初段出力信号Foutの反転出力と非反転出力とに対して、初段増幅回路11Bでオフセット電圧が印加されているため、これら反転出力と非反転出力に含まれるパルスの振幅がオフセット電圧より小さい場合、これら信号は交差しなくなり、結果としてQ5,Q6のエミッタ端子から出力される次段差動出力が変化しなくなる。このため、コンパレータ11に入力される電気信号Tout+,Tout−に含まれるパルスのうち、R5,R6で決定されるオフセット電圧と対応する基準値に満たない振幅のパルスについては除去され、基準値以上の振幅を持つパルスのみが出力されることになる。
次段エミッタフォロア回路11Eは、それぞれのエミッタ端子がトランジスタQ7,Q8とこれらQ7,Q8のコレクタ端子とGNDとの間にそれぞれ接続された定電流源I5,I6とからなり、これらQ7,Q8のベース端子にそれぞれ入力された次段増幅回路11Dの差動出力を、比較出力信号Coutとしてそれぞれ低インピーダンスで出力する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる光信号断検出回路10の動作について説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる光信号断検出回路の動作を示す信号波形図である。
ここでは、光信号断検出回路10を含む光受信器100が適用されるシステムとして、10G−EPONを想定しており、入力されるバースト信号は、ビットレートが10Gbpsで、約10mVの振幅(差動で約20mVの振幅)を持っている。この10mVという振幅は、一般的なTIAにおける最小受信感度(−30dBm程度)のときの出力振幅に相当する。また、バースト信号には、例えば128bit、すなわち約13nsecの連続同符号区間が含まれるものとし、バースト信号の先頭検出に対する応答時間は100ns以下としている。これにより、アナログ保持回路12の保持コンデンサChの容量値を1pFとし、放電抵抗Rhの抵抗値を25kΩとした。なお、電源電位Vccは3.3Vであり、接地電位GNDは0Vである。
トランスインピーダンスアンプTIAから入力されたバースト信号は、結合コンデンサCを介して微分波形となってコンパレータ11に入力され、図2に示した初段増幅回路11Bで差動増幅される。この際、抵抗素子R5,R6の抵抗値として、基準値に応じた互いに異なる抵抗値が予め設定されているため、初段出力信号Foutのうち反転信号Fout−の直流バイアスと非反転信号Fout+の直流バイアスとの間には、基準値に相当するオフセット電圧が印加されている。
初段出力信号Foutは、初段エミッタフォロア回路11Cを介して次段増幅回路11Dへ入力されて差動増幅される。このため、反転信号Fout−および非反転信号Fout+に含まれるパルスのうち、オフセット電圧に満たない振幅のパルスについては、互いの信号が交差しなくなって、次段増幅回路11Dから出力されない。したがって、次段増幅回路11Dでは、オフセット電圧に満たない振幅のパルスが除去され、基準値以上の振幅を持つパルスのみが比較出力信号Coutとして、次段エミッタフォロア回路11Eを介して出力される。
続いて、比較出力信号Coutは、アナログ保持回路12へ入力されて、比較出力信号Coutに含まれる各パルスのうち、保持コンデンサChの直流電圧よりダイオード接合電圧分だけ高い信号区間のみがダイオードDhで抽出されて、保持コンデンサChに充電される。
これにより、保持コンデンサChの直流電圧、すなわち保持出力信号Houtは、光信号Pinのバースト信号のうち、基準値以上の振幅を持つパルスにより充電されて電圧値が上昇し、バースト信号のない信号断区間、バースト信号のうちパルス信号のない同符号連続区間、および基準値に満たない振幅のパルス区間については、放電抵抗Rhにより放電されて電圧値が低下する。なお、バースト信号のない信号断区間において、保持出力信号Houtが接地電位GNDまで低下しないのは、比較出力信号Coutに直流バイアスが印加されているからである。
この際、保持コンデンサChと放電抵抗Rhの時定数は、バースト信号の先頭を検出するための応答速度と、バースト信号内に含まれる同符号連続区間を信号断と誤判定しない同符号連続耐性との兼ね合いで決定されている。
これにより、バースト信号が入力された際、このバースト信号に含まれるパルスによって、応答時間として規定された100ns以下の所要時間で、保持出力信号Houtがバースト信号のないLowレベルからバースト信号有りを示すHighレベルまで充電される。また、バースト信号に含まれる同符号連続区間が到来した際、このパルス断により保持出力信号Houtが放電されても、最大同符号連続区間である約13nsecだけ、バースト信号有りを示すHighレベル、すなわちしきい値Hth以上に保持される。
したがって、バースト信号が入力された際には、所定の応答時間内に光信号Pinの検出を示す信号断検出信号LOSを出力することができ、バースト信号内に同符号連続区間が含まれている場合でも、誤って信号断を示す信号断検出信号LOSを出力することもなく、光信号Pinの検出を示す信号断検出信号LOSを保持出力することができる。特に、図3では、10ns程度の応答時間で信号断検出信号LOSが出力されている。
また、バースト信号が終了して信号断状態となった場合には、その終了時点から最大同符号連続区間が経過した後、光信号Pinの信号断を示す信号断検出信号LOSを出力することができる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、光信号断検出回路10において、コンパレータ11で、結合コンデンサを介して入力されたトランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号のうち、基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号Coutとして出力し、アナログ保持回路12で、比較出力信号Coutに含まれる各パルスを保持コンデンサで充電するとともに、充電により得られた直流電圧を放電抵抗で放電することにより、光信号の入力有無に応じて変化する保持出力信号Houtを生成するようにしたので、リセット信号などの外部からの制御信号を必要とすることなく自律的に動作して、光信号の入力有無を的確に検出することができる。
したがって、光信号断検出回路10の外部から、リセット信号などの制御信号の入力を必要としないため、このような制御信号を出力する機能を持たない光受信器にも容易に適用でき、高い汎用性が得られる。また、光受信器から、このような制御信号を出力する回路部を削除することができ、低コスト化を実現できる。
また、前述した従来技術では、コンパレータからの比較出力信号をラッチして信号断検出信号を生成しているため、光信号Pinの信号断時にノイズ入力があった場合、このノイズ入力により誤検出されて、光信号ありを示す信号断検出信号が出力されてしまうという問題点があった。本実施の形態では、アナログ保持回路12でバースト信号に含まれるパルスを充電することにより、光信号の入力有無を検出しているため、光信号Pinの信号断時にノイズ入力があった場合でも、これによる誤動作を回避でき、安定した光信号検出動作を実現できる。
また、本実施の形態では、比較出力信号Coutに含まれる各パルスを整流するダイオードDhと、整流されたこれらパルスを充電する保持コンデンサChと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗Rhとからアナログ保持回路12を構成しているため、極めて小さい回路規模で、光信号の入力有無に応じて変化する保持出力信号を生成することができる。この際、ChとRhの時定数については、対象となるFTTHシステムに応じて、バースト信号の先頭を検出するための応答速度と、バースト信号内に含まれる同符号連続区間を信号断と誤判定しない同符号連続耐性との兼ね合いで決定することができ、高速応答性を確保しつつ、十分なノイズ耐性を得ることができる。
また、本実施の形態では、コンパレータ11に、直列接続された2つの差動増幅回路11B,11Dを設け、これら差動増幅回路のうち前側に位置する初段増幅回路11Bで、反転信号Fout−および非反転信号Fout+のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗R5,R6であって、かつ基準値に応じた互いに異なる抵抗値を有する負荷抵抗R5,R6を用いて、これら反転信号および非反転信号を差動増幅することにより、当該反転信号の直流バイアスと当該非反転信号の直流バイアスとの間に基準値に応じたオフセット電圧を印加して出力し、前段差動増幅回路より後側に位置する後側差動増幅回路で、前側差動増幅回路から出力された反転信号Fout−と非反転信号Fout+とを差動増幅するようにしたので、光信号Pinの信号断時にノイズ入力があった場合でも、基準値に満たない振幅のパルスについては除去することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる光信号断検出回路10について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、アナログ保持回路12として、コンパレータ11からの比較出力信号CoutをダイオードDhを介して保持コンデンサChで充電し、保持コンデンサChに並列接続された放電抵抗Rhで、充電により得られた直流電圧を放電する場合について説明した。本実施の形態では、ダイオードDhに代えてダイオード接続したトランジスタQhを用いるとともに、このトランジスタQhに放電抵抗Rhを並列接続する場合を例として説明する。
本実施の形態にかかるアナログ保持回路12は、図4に示すように、トランジスタQhのうち、ベース端子がコレクタ端子およびコンパレータ11の比較出力信号Coutと接続され、エミッタ端子が保持コンデンサChの一端に接続されている。また、保持コンデンサChの他端が接地電位に接続されている。また、放電抵抗RhがトランジスタQhのベース端子とコレクタ端子との間に並列接続されている。
これにより、コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutに含まれる各パルスのうち、保持コンデンサChの直流電圧よりダイオード接合電圧分だけ高いパルスのみがトランジスタQhで抽出されて、保持コンデンサChに充電される。また、各パルスのうち、保持コンデンサChの直流電圧より高いパルスのみが放電抵抗Rhを介して保持コンデンサChに充電される。これにより、保持コンデンサChの直流電圧は、ダイオード接合電圧分の電圧降下がなくなり、電源電位Vccでピークホールドされることになる。
また、光信号Pinが信号断状態となった場合には、直流電圧が放電抵抗Rhを介してコンパレータ11側へ放電されるため、第1の実施の形態と同様に、光信号Pinの信号断を示す信号断検出信号LOSが自律的に出力される。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、アナログ保持回路12を、比較出力信号に含まれる各パルスを整流する、ダイオード接続されたトランジスタと、整流されたこれらパルスを充電する保持コンデンサと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗とから構成したので、保持出力信号Houtとしてデジタル論理信号のHighレベルを出力することができ、出力バッファ13で保持出力信号Houtをデジタル論理信号からなる信号断検出信号LOSへ、容易にレベル変換することができる。また、トランジスタをダイオード接続によりダイオードとして使用することにより、ダイオードを別途作成するプロセスを省くことができる。
なお、本実施の形態では、ダイオード接続したトランジスタQhを用いたが、このトランジスタQhに代えて、第1の実施の形態と同様のダイオードDhを用いてもよい。
また、保持コンデンサChと放電抵抗Rhで決まる時定数については、電気信号Tout+,Tout−として入力されるバースト信号の先頭を検出するための応答速度と、バースト信号内に含まれる同符号連続区間を信号断と誤判定しない同符号連続耐性との兼ね合いで決定される。
[第3の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる光信号断検出回路10について説明する。図5は、第3の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、コンパレータ11に、光信号の検出感度を調整するための可変抵抗Rsを設けた場合を例として説明する。
本実施の形態において、コンパレータ11は、直列接続された複数の差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち最後尾に位置する差動増幅回路で、反転信号および非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗を可変抵抗Rsとしている。また、コンパレータ11から出力された差動信号から比較出力信号Coutを生成してアナログ保持回路12へ出力する中間バッファ14をさらに備えている。
図6は、第3の実施の形態にかかるコンパレータの構成を示す回路図である。前述の図2で説明した第1の実施の形態にかかるコンパレータと比較して、本実施の形態にかかるコンバータ10には、次段増幅回路(最後尾増幅回路)11Dの負荷抵抗である抵抗素子R9,R10のうち、Fout+に対応する負荷抵抗であるR9に、感度調整用の可変抵抗Rsが並列接続されている。すなわち、可変抵抗Rsの一端がトランジスタQ5のコレクタ端子に接続され、他端が電源電位Vccに接続されている。
一方、中間バッファ14は、差動対をなすFETM1,M2と、差動対をなすFETM3,M4とから構成されている。このうちM1,M2はカレントミラー回路構成しており、M1のゲート端子がソース端子とM2のゲート端子に接続されており、M1のドレイン端子とM2のドレイン端子が電源電位Vccに接続されている。また、M1,M2は差動増幅回路を構成しており、M3のドレイン端子がM1のソース端子に接続され、M4のドレイン端子がM2のソース端子に接続され、M3,M4の接続点とGNDとの間に定電流源I7が接続されている。これにより、中間バッファ14は、M3,M4のゲート端子に入力された比較出力信号Coutを差動増幅し、得られた差動比較出力のうちM4から出力された非反転出力を、保持入力信号Hinとしてアナログ保持回路12へ出力する。
図7は、第3の実施の形態にかかる光信号断検出回路の動作を示す信号波形図である。
この可変抵抗Rsの抵抗値を変化させた場合、Q5の負荷抵抗値が変化する。このため、次段差動増幅回路11Dからの比較出力信号Coutのうち、反転信号Cout−の直流バイアスが変化して、非反転信号Cout+の直流バイアスとの間のオフセット電圧が変化する。
したがって、中間バッファ14において、これら反転信号Cout−と非反転信号Cout+に含まれるパルスのうち、オフセット電圧に満たない振幅のパルスについては、互いの信号が交差しなくなって、中間バッファ14から保持入力信号Hinとして出力されない。したがって、アナログ保持回路12の保持コンデンサChに充電される直流電圧の大きさが変化する。
例えば、図7における比較出力信号Coutの反転信号Cout−は、可変抵抗Rsの抵抗値が調整されたものであり、図3のものと比較して、直流バイアスが0.2Vほど低めに設定されている。これにより、図3の場合と比較して、反転信号Cout−と非反転信号Cout+のパルスが交差する割合が低下し、保持入力信号Hinとして出力されるパルスの数や振幅が低減する。したがって、アナログ保持回路12の保持出力信号Houtは、図3のものと比較して全体的に電圧が低下して、しきい値Hthより低くなっている。このため、結果として、バースト信号の検出感度が低下して、バースト信号有りを示すHighレベルの信号断検出信号LOSは出力されていない。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、コンパレータ11に、直列接続された複数の差動増幅回路11B,11Dを含み、これら差動増幅回路のうち最後尾に位置する差動増幅回路11Dで、反転信号Fout−および非反転信号Fout+のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗R9,R10のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗R9を可変抵抗とし、中間バッファ14で、コンパレータ11から出力された比較出力信号Coutを差動増幅してアナログ保持回路12へ出力するようにしたので、可変抵抗の値を調整することにより、光信号Pinの入力有無を検出する検出感度を調整することができる。これにより、温度や電源電位の変動に応じて可変抵抗の抵抗値を変化させることで、温度や電源電位の変動が発生した場合でも、安定した光信号検出動作を実現できる。
また、本実施の形態では、コンパレータ11の差動増幅回路のうち、最後尾の差動増幅回路11Dに可変抵抗Rsを設けた場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、最後尾より前側に位置する初段増幅回路11Bで、負荷抵抗R5,R6のうちの少なくともいずれか一方に可変抵抗Rsを設けてもよい。この際には、次段増幅回路11Dで、初段増幅回路11Bの初段出力信号Foutが差動増幅されるため、中間バッファ14を省くことができる。
なお、コンパレータ11では、初段増幅回路11Bにおいて、初段出力信号Foutの反転信号Fout−および非反転信号Fout+にオフセット電圧を与えるため、初段増幅回路11Bの増幅率は低く設定し、次段増幅回路11Dの増幅率を高く設定してある。したがって、次段増幅回路11Dの負荷抵抗も大きい抵抗値を有しているため、負荷抵抗の値を大きく変化させることができ、次段増幅回路11Dに可変抵抗Rsを接続したほうが感度調整範囲を広くとることができる。
また、本実施の形態では、負荷抵抗に対して可変抵抗Rsを並列接続する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、抵抗値を変化させることが可能な負荷抵抗回路であればいずれの回路を用いてもよい。
[第4の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる光信号断検出回路10について説明する。図8は、第4の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態では、出力バッファ13としてヒステリシス特性を持つバッファを用いる場合を例として説明する。
アナログ保持回路12の保持出力信号Houtにおいて、その立ち上がりおよび立ち下りは緩やかで、バースト信号に含まれる同符合連続区間では、その電圧レベルも変動する。このような特性は、アナログ保持回路12のCR時定数に起因するものであるから、例えば同符合連続区間のレベル変動を抑制するために、保持コンデンサChの容量や、放電抵抗Rhの値を大きくすると、ますます立ち上がりや立ち下りが遅くなってしまう。
このような、立ち上がり時間や立ち下り時間の増加、および同符合連続区間での保持レベルの変動は、出力バッファ13から出力される信号断検出信号LOSのチャタリングの原因となって好ましくない。
本実施の形態では、アナログ保持回路12として、シュミットトリガインバータなど、ヒステリシス特性を具備した論理回路を用いている。もちろん、信号断検出信号LOSのレベル調整やバッファリングのために、シュミットトリガインバータ出力に対して、さらにインバータや出力バッファを接続してもよい。また、シュミットトリガインバータの代わりに、ヒステリシスコンパレータを接続してもよい。
[第4の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、アナログ保持回路12として、シュミットトリガインバータなど、ヒステリシス特性を具備した論理回路を用いたので、アナログ保持回路12のCR時定数を大きく設定した場合でも、信号断検出信号LOSのチャタリング発生を抑制することができる。
[第5の実施の形態]
次に、図9を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路について説明する。図9は、第5の実施の形態にかかる光受信器および光信号断検出回路の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、トランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Toutを光信号断検出回路10のコンパレータ11へ入力する場合を例として説明した。本実施の形態では、リミッティングアンプLAを構成する初段増幅回路PAから出力される電気信号Pout(Pout+,Pout−)をコンパレータ11へ入力している。
リミッティングアンプLAの初段増幅回路PAは、出力インピーダンスの低い、エミッタフォロア回路または差動増幅回路からなり、入力されたトランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Toutを、リミッティングアンプLA内に設けられている後段の増幅回路へ出力する機能を有している。
したがって、トランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Toutは、光信号断検出回路10へ分岐されることなくリミッティングアンプLAに入力される。そして、リミッティングアンプLAの初段増幅回路PAから低インピーダンスで出力された電気信号Poutが、光信号断検出回路10へ分岐される。
[第5の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、トランスインピーダンスアンプTIAからの電気信号Toutに代えて、リミッティングアンプLAに設けられた初段増幅回路PAから低インピーダンスで出力された電気信号Poutを分岐して、光信号断検出回路10へ入力するようにしたので、電気信号Toutの分岐に伴うトランスインピーダンスアンプTIAの負荷インピーダンスの低下を初段増幅回路PAでカバーすることができる。このため、トランスインピーダンスアンプTIAの駆動負荷を軽減できる。また、初段増幅回路PAによるインピーダンス変換により、トランスインピーダンスアンプTIAの出力とリミッティングアンプLAの入力とのインピーダンス整合がとりやすくなる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100…光受信器、PD…フォトダイオード、TIA…トランスインピーダンスアンプ、LA…リミッティングアンプ、10…光信号断検出回路、11…コンパレータ、11A…バイアス回路、11B…初段増幅回路、11C…初段エミッタフォロア回路、11D…次段増幅回路、11E…次段エミッタフォロア回路、12…アナログ保持回路、13…出力バッファ、14…中間バッファ、C…結合コンデンサ、Dh…ダイオード、Ch…保持コンデンサ、Rh…放電抵抗、Rs…可変抵抗、Q1〜Q8…トランジスタ、R1〜R10…抵抗素子、I1〜I7…定電流源、Pin…光信号、Iin…光電流信号、Tout…電気信号、Tout+…非反転信号、Tout−…反転信号、Pout…電気信号、Fout…初段出力信号、Fout+…非反転信号、Fout−…反転信号、Cout…比較出力信号、Cout+…非反転信号、Cout−…反転信号、Hin…保持入力信号、Hout…保持出力信号、LOS…信号断検出信号、Rout…受信出力、Vcc…電源電位、GND…接地電位。

Claims (8)

  1. パルス列からなる光信号を光電変換して得られた電気信号に基づいて、前記光信号の入力有無を検出する光信号断検出回路であって、
    結合コンデンサを介して入力された前記電気信号のうち、基準値以上の振幅を持つパルスを比較出力信号として出力するコンパレータと、
    前記比較出力信号に含まれる各パルスを保持コンデンサで充電するとともに、充電により得られた直流電圧を放電抵抗で放電することにより、前記光信号の入力有無に応じて変化する保持出力信号を生成するアナログ保持回路と
    を備えることを特徴とする光信号断検出回路。
  2. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記アナログ保持回路は、前記比較出力信号に含まれる各パルスを整流するダイオードと、整流されたこれらパルスを充電する保持コンデンサと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗とを含むことを特徴とする光信号断検出回路。
  3. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記アナログ保持回路は、前記比較出力信号に含まれる各パルスを整流する、ダイオード接続されたトランジスタと、このトランジスタからの出力信号を充電する保持コンデンサと、充電により得られた直流電圧を放電する放電抵抗とを含むことを特徴とする光信号断検出回路。
  4. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記電気信号は、反転信号と非反転信号とからなる差動信号からなり、
    前記コンパレータは、直列接続された複数の差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち最後尾に位置する差動増幅回路で、前記反転信号および前記非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗を可変抵抗とし、
    前記コンパレータから出力された差動信号から前記比較出力信号を生成して前記アナログ保持回路へ出力する中間バッファをさらに備える
    ことを特徴とする光信号断検出回路。
  5. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記電気信号は、反転信号と非反転信号とからなる差動信号からなり、
    前記コンパレータは、直列接続された複数の差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち最後尾より前側に位置するいずれか1つの差動増幅回路で、前記反転信号および前記非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗のうちの少なくともいずれか一方の負荷抵抗を可変抵抗とすることを特徴とする光信号断検出回路。
  6. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記アナログ保持回路で得られた前記保持出力信号を、ヒステリシス特性に基づいて整形出力するバッファをさらに備えることを特徴とする光信号断検出回路。
  7. 請求項1に記載の光信号断検出回路において、
    前記電気信号は、反転信号と非反転信号とからなる差動信号からなり、
    前記コンパレータは、直列接続された2つの差動増幅回路を含み、これら差動増幅回路のうち前側に位置する前側差動増幅回路で、前記反転信号および前記非反転信号のそれぞれに対応した2つの負荷抵抗であって、かつ前記基準値に応じた互いに異なる抵抗値を有する負荷抵抗を用いて、これら反転信号および前記非反転信号を差動増幅することにより、当該反転信号の直流バイアスと当該非反転信号の直流バイアスとの間に前記基準値に応じたオフセット電圧を印加して出力し、前記前側差動増幅回路より後側に位置する後側差動増幅回路で、前記前側差動増幅回路から出力された前記反転信号と前記非反転信号とを差動増幅する
    ことを特徴とする光信号断検出回路。
  8. パルス列からなる光信号を光電流信号に光電変換して出力する光電変換素子と、
    前記光電流信号を増幅して反転信号と非反転信号とからなる電気信号を出力するトランスインピーダンスアンプと、
    前記電気信号に含まれる前記パルス列の各パルスを一定振幅に増幅して出力するリミッティングアンプと、
    前記電気信号に基づいて前記光信号の入力有無を検出する請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載した光信号断検出回路と
    を備えることを特徴とする光受信器。
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