JP6661057B1 - リミッティング増幅回路 - Google Patents

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Abstract

リミッティング増幅回路(3)は、入力される第1の差動信号の正相信号と逆相信号との間の直流電圧成分の差である電圧オフセットを調整する機能を有し、第1の差動信号を増幅して、増幅後の信号である第2の差動信号を出力する第1の差動増幅回路(31)と、第2の差動信号を予め定められた振幅まで増幅する第2の差動増幅回路(32)と、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定する信号検出回路(34)と、信号検出回路の判定結果に基づいて、電圧オフセットの調整量を制御するオフセット制御回路(35)と、を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、入力された信号を予め定められた振幅まで増幅するリミッティング増幅回路に関する。
近年、1本の光ファイバを複数のユーザで共有することができるPON(Passive Optical Network)システムと呼ばれる1対多数のアクセス系光通信システムが広く用いられている。PONシステムは、局側装置である1台のOLT(Optical Line Terminal)と、加入者側の装置である複数のONU(Optical Network Unit)と、OLTとONUとを接続する受動素子である光スターカプラと、OLT、ONUおよび光スターカプラを接続する光ファイバとで構成される。
PONシステムに収容するONUの数を増加させるために、OLTとONUとの間の最大接続距離を長くし、ONUの分岐数を増加することが求められている。このため、ONU毎にOLTとの間の距離の差が大きくなり、OLTは信号強度差の大きなパケット信号を受信することになる。一般的に、光ファイバを介して伝送された光信号の受信処理では、光信号は、電流信号に変換された後、クロックデータリカバリ回路で信号識別される。このとき、クロックデータリカバリ回路への入力信号の信号レベルを一定に保つために、変換された電流信号は、トランスインピーダンスアンプでリニア増幅された後、リミッティング増幅回路を用いて予め定められた振幅に制限されてからクロックデータリカバリ回路に入力される。
トランスインピーダンスアンプおよびリミッティング増幅回路で必要とされる電源電圧と、クロックデータリカバリ回路以降のデジタル回路で必要とされる電源電圧とは異なるため、リミッティング増幅回路とクロックデータリカバリ回路との間はAC(Alternative Current)結合されることが多い。受信信号の先頭で差動信号の正相信号および逆相信号間の直流電圧成分の大きさの差異が変化すると、信号歪みが発生して符号誤りが発生する。
非特許文献1には、リミッティング増幅回路の出力から入力へのフィードバックを用いて、差動信号の正相信号および逆相信号間の直流電圧成分の差である電圧オフセットをキャンセルする技術が開示されている。
M.Moller, H.-M.Rein, and H.Wernz, "13 Gb/s Si-Bipolar AGC Amplifier IC with High Gain and Wide Dynamic Range for Optical-Fiber Receivers, "IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol.29,No.7,pp.815-822, July 1994.
しかしながら、非特許文献1に開示された技術によれば、信号受信区間では、符号誤り率が上昇する場合があるという問題があった。具体的には、PONシステムで一般的に用いられる光電気変換素子は、入力される光信号のパワーが高いほど雑音が増加するという特性がある。つまり、OOK(On Off Keying)信号のマーク側の雑音がスペース側の雑音よりも増加する。このため、単純に正相信号と逆相信号のそれぞれの振幅の中点をとると、符号誤り率が上昇する場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、符号誤り率を低減することが可能なリミッティング増幅回路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるリミッティング増幅回路は、入力される第1の差動信号の正相信号と逆相信号との間の直流電圧成分の差である電圧オフセットを調整する機能を有し、第1の差動信号を増幅して、増幅後の信号である第2の差動信号を出力する第1の差動増幅回路と、第2の差動信号を予め定められた振幅まで増幅する第2の差動増幅回路と、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定し、第2の差動信号が受信信号を含まない場合、判定結果として受信信号を検出していないことを示す第1の値を出力し、第2の差動信号が受信信号を含む場合、判定結果として受信信号を検出したことを示す第2の値を出力する信号検出回路と、判定結果が第1の値である場合、第2の差動増幅回路の出力に基づいて電圧オフセットの調整量を制御し、判定結果が第2の値である場合、外部から入力されるオフセット制御信号に基づいて電圧オフセットの調整量を制御するオフセット制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるリミッティング増幅回路は、符号誤り率を低減することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるリミッティング増幅回路の構成を示す図 図1に示すリミッティング増幅回路の動作を説明するための図 図1に示す第1の差動増幅回路の一部構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかるリミッティング増幅回路の構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかるリミッティング増幅回路の構成を示す図 本発明の実施の形態4にかかるリミッティング増幅回路の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるリミッティング増幅回路を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるリミッティング増幅回路3の構成を示す図である。リミッティング増幅回路3は、バースト光受信器に備えられている。リミッティング増幅回路3には、入力される光信号を電流信号に変換する光電気変換素子であるAPD(Avalanche Photo Diode)1と、APD1の出力する電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ2とを介して信号が入力される。リミッティング増幅回路3は、トランスインピーダンスアンプ2の出力信号を予め定められた振幅まで増幅して、増幅後の信号をAC結合容量41,42を介して、CDR5に入力する。なお、図1では、バースト光受信器の構成のうち、本実施の形態に係る発明に関係する部分だけを示しており、バースト光受信器は、図1に示す以外の構成要素を有していてもよい。
APD1は、入力される光信号を電流信号に変換して出力する。APD1は、入力信号のパワーが高いほど雑音が増加するという特性を有している。例えばOOK信号のマーク側の雑音はスペース側の雑音よりも大きい。APD1が出力する電流信号は、トランスインピーダンスアンプ2に入力される。
トランスインピーダンスアンプ2は、高利得を有するプリアンプであり、入力される電流信号を電圧信号に変換する。トランスインピーダンスアンプ2は、入力信号を増幅して増幅後の信号である第1の差動信号を出力する。トランスインピーダンスアンプ2の出力する電圧信号の振幅は、入力される信号のパワーに依存する。トランスインピーダンスアンプ2は、例えば、リニアアンプである。トランスインピーダンスアンプ2が出力する第1の差動信号は、リミッティング増幅回路3に入力される。第1の差動信号は、一対の正相信号および逆相信号を含む。
リミッティング増幅回路3は、第1の差動増幅回路31と、第2の差動増幅回路32と、出力バッファ33と、信号検出回路34と、オフセット制御回路35と、スイッチ36とを有する。
第1の差動増幅回路31は、第1の差動信号を増幅して、増幅後の信号である第2の差動信号を出力する。第1の差動増幅回路31は、入力される信号のパワーが大きいほど出力される信号のパワーが大きい。第1の差動増幅回路31は、例えば入力信号をリニア増幅するリニアアンプである。第1の差動増幅回路31は、入力される第1の差動信号の正相信号と逆相信号との間の直流電圧成分の差である電圧オフセットを調整する機能を有する。
第2の差動増幅回路32は、第1の差動増幅回路31が出力する第2の差動信号を予め定められた振幅まで増幅するリミッティングアンプである。第2の差動増幅回路32は、リミッティング増幅回路3の出力信号の振幅を、予め定められた値に制限しているともいえる。
出力バッファ33は、増幅後の第2の差動信号をCDR5への信号受け渡しレベルに変換する。出力バッファ33は、変換後の第2の差動信号を、CDR5に接続される出力端子に出力する。
信号検出回路34は、第1の差動増幅回路31の出力する第2の差動信号が対向装置からの受信信号を含むか否かを判定する。信号検出回路34は、例えば、入力される差動信号の振幅に基づいて、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定する。より具体的には、信号検出回路34は、入力される差動信号の振幅が予め定められた閾値よりも大きい場合、第2の差動信号が受信信号を含むと判定することができる。この場合、信号検出回路34は、入力される差動信号の振幅が閾値以下である場合、第2の差動信号が受信信号を含まないと判定する。信号検出回路34が用いる閾値は、誤作動の可能性を低減するためにヒステリシス性を持たせてもよい。また、閾値は、内部で予め保持された値であってもよいし、外部から適宜与えられる値であってもよい。
信号検出回路34が用いる判定方法は上記に限定されない。例えば、信号検出回路34は、予め定められた信号パターンと、第2の差動信号の信号パターンとを比較して、比較結果に基づいて、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定する。信号検出回路34は、カウンタ回路を用いて入力信号のクロック数を算出することで信号パターン検出をし、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定することができる。また、信号検出回路34は、受信信号を検出するのではなく、信号断を検出してもよい。信号検出回路34は、第2の差動信号が受信信号を含まない場合、判定結果として受信信号を検出しなかったことを示す第1の値を出力する。信号検出回路34は、第2の差動信号が受信信号を含む場合、判定結果として受信信号を検出したことを示す第2の値を出力する。
オフセット制御回路35は、リミッティング増幅回路3の外部から入力されるオフセット制御信号に基づいて、電圧オフセットの調整量を制御する。オフセット制御回路35は、第1の差動増幅回路31の電圧オフセットを制御するためのオフセット設定信号を出力することができる。オフセット制御回路35は、2種類のオフセット設定信号を出力することができる。2種類のオフセット設定信号のうちの第1のオフセット設定信号は、第2の差動信号が受信信号を含まない場合、つまり、受信信号が検出されない無信号区間に用いられる第1の調整量を示す。2種類のオフセット設定信号のうちの第2のオフセット設定信号は、第2の差動信号が受信信号を含む場合、つまり、受信信号が検出される信号区間に用いられる第2の調整量を示す。第1の調整量は、電圧オフセットを最小化する、つまりゼロに近づけるための値である。第2の調整量は、第1の調整量と異なる値である。
オフセット制御回路35は、第1のオフセット設定信号および第2のオフセット設定信号を、外部から入力されるオフセット制御信号に基づいて決定する。例えば、オフセット制御信号は、I2C(Inter−Integrated Circuit)などのデジタル信号インタフェースを用いて入力されてリミッティング増幅回路3内のレジスタに保持されてもよいし、アナログ電圧信号で入力されてもよい。また、図1ではオフセット制御信号が直接入力されることとしたが、例えば何らかの外部コマンドが入力されて、オフセット制御回路35が、入力されたコマンドに基づいて演算処理を行ってもよい。また、同様の効果を得られれば、オフセット制御信号は、動作中に一定の値を保持するものでなくてもよく、演算処理を行って経時的に変化する値であってもよい。
スイッチ36は、オフセット制御回路35が出力する2種類のオフセット設定信号の中から、第1の差動増幅回路31に入力するオフセット設定信号を切り替える。スイッチ36は、信号検出回路34が出力する値に基づいて、第1の差動増幅回路31に入力するオフセット設定信号を切り替えることができる。
リミッティング増幅回路3の出力は、AC結合容量41,42によってCDR5にAC結合される。CDR5は、リミッティング増幅回路3の出力する信号をリタイミングすると共に、入力される差動信号を信号識別する。トランスインピーダンスアンプ2およびリミッティング増幅回路3は、アナログ特性を確保するために3.3V程度の電源電圧が必要である。CDR5は、デジタル回路で実現することができるため、トランスインピーダンスアンプ2およびリミッティング増幅回路3の電源電圧よりも低い電源電圧で駆動することができる。CDR5の駆動電圧は、例えば1.8Vである。
図2は、図1に示すリミッティング増幅回路3の動作を説明するための図である。図2は、上からリミッティング増幅回路3へ入力される正相信号の電圧である正相電圧、信号検出回路34からの出力電圧、CDR5へ入力される正相電圧を示している。
まず、無信号区間では、信号検出回路34からの出力電圧が第1の値である「Low」となる。この場合、スイッチ36は、無信号区間用の第1のオフセット設定信号を第1の差動増幅回路31に入力する状態となる。第1のオフセット設定信号が第1の差動増幅回路31に入力されると、第1の差動増幅回路31の出力する差動信号の電圧オフセットがゼロに近づくように制御される。このとき、リミッティング増幅回路3へ入力される正相信号の中心電圧は、電圧VCM3であり、CDR5へ入力される正相信号の中心電圧は、電圧VCM5である。
信号受信区間となると、まず、信号検出回路34は、第1の差動増幅回路31の出力信号の振幅を検知して、出力電圧を第1の値である「Low」から第2の値である「High」に遷移させる。信号検出回路34の出力が「High」に遷移すると、スイッチ36は、第1の差動増幅回路31に入力するオフセット設定信号を切り替えて、第2のオフセット設定信号が第1の差動増幅回路31に入力される。第2のオフセット設定信号に従って第1の差動増幅回路31が動作することで、リミッティング増幅回路3に入力される正相信号の中心電圧は、電圧VCM3よりも高電圧側にシフトする。CDR5に入力される正相信号の中心電圧は、入力光パワーによらず一定であり、電圧VCM5からシフトしない。
上記の動作によって、信号検出回路34の動作遅延時間、スイッチ36の切り替え時間、およびオフセット制御回路35の動作遅延時間の経過後は、電圧オフセットを所望の最適点へと遷移させることができる。
リミッティング増幅回路3とCDR5との間のAC結合による直流電圧ドリフトの時定数は、通常、数10μsであるのに対して、信号検出回路34の動作遅延、スイッチ36の切り替え時間、およびオフセット制御回路35の動作遅延は、通常、数nsから数10nsである。このため、AC結合によりCDR5入力端における差動信号の直流ドリフトは、ほとんど無視できるレベルとなる。また、信号検出回路34の動作遅延、スイッチ36の切り替え時間、およびオフセット制御回路35の動作遅延の間は、信号判定精度が低下して有効な通信を確立することができないが、例えば、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)G.9807.1に規定された10Gbps上り信号に割り当てられたプリアンブル長は、128.6nsから610.9nsであるため、これらの値を満たすことも可能である。
図3は、図1に示す第1の差動増幅回路31の一部構成を示す図である。第1の差動増幅回路31は、入力部分に、高周波信号を入力した際に反射が発生しないように終端抵抗311,312を有する。また第1の差動増幅回路31は、差動対313と、可変電流源314,315とを有する。差動対313は、差動信号を増幅する。可変電流源314,315のそれぞれは、信号入力端子とグランドGNDとの間に接続されている。可変電流源314,315のそれぞれに流す電流値は、オフセット制御回路35において決定される。可変電流源314,315のそれぞれに流す電流値を相対的に変化させることで、差動信号の電圧オフセットを変更することが可能になる。
なお、図3では信号入力端子とグランドGNDとの間に可変電流源314,315が接続されているが、終端抵抗311,312のそれぞれと信号入力端との間に可変電流源314,315を接続してもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また、図3では、2つの差動ラインのそれぞれに1つずつ可変電流源314,315を接続しているが、正相信号および逆相信号の一方に接続する電流源を固定の電流源とし、他方を可変の電流源としてもよい。さらに、第1の差動増幅回路31のうち、電圧オフセットを調整するための電流源を接続する部分は、入力部分に限定されない。例えば、差動対313の出力部など、第1の差動増幅回路31の内部に電流源を接続してもよいし、第1の差動増幅回路31の入力部および内部の複数箇所に電流源を接続してもよい。
以上説明したように、処理対象の差動信号が受信信号を含むか否かに基づいて、電圧オフセットの調整量を変更することで、無信号区間および信号受信区間の両方において、CDR5への入力信号の中心電圧を一定に保つことが可能になる。したがって、リミッティング増幅回路3およびCDR5の間をAC結合した場合においても、符号誤り率を低減することが可能になる。また、プリアンブル長を短縮化した高効率な通信が可能となる。また、リミッティング増幅回路3は、十分に増幅した後の信号を用いて、受信信号を含むか否かを判定する処理を行う。このため、信号成分を積分する必要がない、または最低限の時間の積分でよいため、高速に受信信号の有無を判別可能である。したがって、高速に電圧オフセットを調整することができ、上りの伝送効率を維持したまま、符号誤り率を低減することが可能である。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかるリミッティング増幅回路3−1の構成を示す図である。上記の実施の形態1では、外部から入力される2つのオフセット制御信号を用いたリミッティング増幅回路3を示したが、実施の形態2では、外部から入力されるオフセット制御信号の数を1つとしても実施の形態1と同様の効果を得ることができるリミッティング増幅回路3−1について説明する。以下、実施の形態1と同様の構成については、同じ符号を付することによって詳細な説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について主に説明する。
リミッティング増幅回路3−1は、2つのオフセット制御回路351,352を有する。オフセット制御回路351は、入力される信号が受信信号を含まない場合に使用される第1のオフセット設定信号を出力し、オフセット制御回路352は、入力される信号が受信信号を含む場合に使用される第2のオフセット設定信号を出力する。オフセット制御回路351には、第2の差動増幅回路32の出力する差動信号が入力され、第2の差動増幅回路32の出力に基づいて電圧オフセットの調整量を制御する。オフセット制御回路352には、リミッティング増幅回路3−1の外部から1つのオフセット制御信号が入力される。オフセット制御回路352は、入力されるオフセット制御信号に基づいて電圧オフセットの調整量を制御する。
オフセット制御回路351は、例えば、オペアンプを用いた積分回路である。また、オフセット制御回路351は、差動信号をサンプリングするADC(Analog−to−Digital Converter)と、差動信号を積分するデジタルフィルタとを備えてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能であると共に、リミッティング増幅回路3−1に入力するオフセット制御信号の数を1つにすることができる。この場合、リミッティング増幅回路3と比較して、オフセット制御信号の数が低減されるため、リミッティング増幅回路3−1の外部で必要となるメモリ数を削減することが可能であると共に、オフセット制御信号の事前調整が不要となる利点がある。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかるリミッティング増幅回路3−2の構成を示す図である。上記の実施の形態1,2では、信号検出回路34は、光信号受信時および無信号遷移時のいずれも第1の差動増幅回路31の出力信号の振幅に基づいて、出力電圧の値を切り替えるタイミングを決定していた。これに対して、実施の形態3では、信号検出回路34−1は、リミッティング増幅回路3−2の外部から入力されるリセット信号をトリガとして、出力電圧の値を「High」から「Low」に遷移させる。つまり、信号検出回路34−1は、リセット信号を受信すると、第1の差動増幅回路31が出力する第2の差動信号が受信信号を含まないことを示す判定結果を出力する。
信号検出回路34−1は、ラッチ回路単体を用いて構成することができる。このため、信号検出回路34−1の構成を単純にすることができるという利点がある。
なお、図5では、実施の形態1にかかるリミッティング増幅回路3の信号検出回路34を、リセット信号に対応する信号検出回路34−1に代えたリミッティング増幅回路3−2を示したが、本実施の形態はかかる例に限定されない。例えば、リミッティング増幅回路3−1で示した2つのオフセット制御回路351,352を備える構成において、リセット信号に対応する信号検出回路34−1を用いてもよい。この場合、実施の形態2と同様に、外部から入力されるオフセット制御信号は1つで済むため、リミッティング増幅回路3−2の外部で必要となるメモリ数を削減することができると共に、オフセット制御信号の事前調整が不要になるという利点がある。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4にかかるリミッティング増幅回路3−3の構成を示す図である。実施の形態1,2,3では、第1の差動増幅回路31の出力を信号検出回路34,34−1に入力しているのに対し、実施の形態4では、リミッティング増幅回路3−3へ入力される第1の差動信号を第1の差動増幅回路31に入力する前に分岐して、第3の差動増幅回路37で増幅して、信号検出回路34−2に入力する。
第3の差動増幅回路37は、信号検出回路34−2の前段に配置される。第3の差動増幅回路37は、第1の差動信号を増幅して信号検出回路34−2に入力する。信号検出回路34−2は、第3の差動増幅回路37の出力する増幅後の第1の差動信号に基づいて、第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定する。
図6に示すような構成をとることで、最終的にCDR5に接続される信号ラインと、信号検出回路34−2に接続される信号ラインとをリミッティング増幅回路3−3内で分離することが可能になる。このため、それぞれの信号ラインに最適化して各アンプの設定を行うことが可能になるという利点がある。
なお、第3の差動増幅回路37は、第1の差動増幅回路31と同様に、出力信号の振幅が入力信号の振幅に依存するリニアアンプである。また、最終的にCDR5に接続される信号ラインに対して悪影響を及ぼさないのであれば、第3の差動増幅回路37を介さずに直接信号検出回路34−2に接続してもよい。
また、実施の形態4にかかるリミッティング増幅回路3−3は、図6に示す構成に限定されない。例えば、リミッティング増幅回路3−3は、2つのオフセット制御回路351,352を有してもよいし、信号検出回路34−2がリセット信号を受け付けてもよい。或いは、リミッティング増幅回路3−3は、2つのオフセット制御回路351,352を有し、且つ、信号検出回路34−2がリセット信号を受け付ける構成であってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 APD、2 トランスインピーダンスアンプ、3,3−1,3−2,3−3 リミッティング増幅回路、5 CDR、31 第1の差動増幅回路、32 第2の差動増幅回路、33 出力バッファ、34,34−1,34−2 信号検出回路、35,351,352 オフセット制御回路、36 スイッチ、37 第3の差動増幅回路、41,42 AC結合容量、311,312 終端抵抗、313 差動対、314,315 可変電流源。

Claims (6)

  1. 入力される第1の差動信号の正相信号と逆相信号との間の直流電圧成分の差である電圧オフセットを調整する機能を有し、前記第1の差動信号を増幅して、増幅後の信号である第2の差動信号を出力する第1の差動増幅回路と、
    前記第2の差動信号を予め定められた振幅まで増幅する第2の差動増幅回路と、
    前記第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定し、前記第2の差動信号が受信信号を含まない場合、判定結果として受信信号を検出していないことを示す第1の値を出力し、前記第2の差動信号が受信信号を含む場合、判定結果として受信信号を検出したことを示す第2の値を出力する信号検出回路と、
    前記判定結果が前記第1の値である場合、前記第2の差動増幅回路の出力に基づいて前記電圧オフセットの調整量を制御し、前記判定結果が前記第2の値である場合、外部から入力されるオフセット制御信号に基づいて前記電圧オフセットの調整量を制御するオフセット制御回路と、
    を備えることを特徴とするリミッティング増幅回路。
  2. 前記オフセット制御回路は、前記判定結果が前記第1の値である場合、前記電圧オフセットを最小化する調整量を示す第1のオフセット設定信号を前記第1の差動増幅回路に入力し、前記判定結果が前記第2の値である場合、前記第1のオフセット設定信号と異なる調整量を示す第2のオフセット設定信号を前記第1の差動増幅回路に入力することを特徴とする請求項1に記載のリミッティング増幅回路。
  3. 前記信号検出回路は、前記第2の差動信号の振幅が予め定めた閾値よりも大きい場合、前記第2の差動信号が前記受信信号を含むと判定し、前記第2の差動信号の振幅が前記閾値以下である場合、前記第2の差動信号が前記受信信号を含まないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載のリミッティング増幅回路。
  4. 前記信号検出回路は、前記第2の差動信号の信号パターンと、予め定めた信号パターンとの比較結果に基づいて、前記第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のリミッティング増幅回路。
  5. 前記信号検出回路は、リセット信号を受信すると、前記判定結果として前記第1の値を出力することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のリミッティング増幅回路。
  6. 前記信号検出回路の前段に配置され、前記第1の差動信号を増幅する第3の差動増幅回路をさらに備え、
    前記信号検出回路は、前記第3の差動増幅回路の出力に基づいて、前記第2の差動信号が受信信号を含むか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のリミッティング増幅回路。
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