JP2000209053A - 振幅制限増幅回路 - Google Patents

振幅制限増幅回路

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JP2000209053A
JP2000209053A JP11007190A JP719099A JP2000209053A JP 2000209053 A JP2000209053 A JP 2000209053A JP 11007190 A JP11007190 A JP 11007190A JP 719099 A JP719099 A JP 719099A JP 2000209053 A JP2000209053 A JP 2000209053A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルフィルタを用いた低コストで、し
かも高速伝送可能な受信機の構築を可能とする。 【解決手段】 ディジタル化される前の受信信号の信号
レベルを検出するレベル検出回路7と、レベル検出回路
が検出した信号レベルの大小を判定するレベル判定回路
8と、ディジタル化される前の受信信号が入力されるア
ナログ増幅器2、4、6およびアナログ可変減衰器3、
5の直列回路とを含み、レベル判定回路8は信号レベル
が規定値より大きいとき制御信号を出力してアナログ可
変減衰器の減衰量を大きい値に設定する。可変減衰器6
の出力信号は、準同期検波部102でディジタル化され
てディジタルフィルタ17、18に供給され、その出力
信号は、ディジタル回路で構成されたリミッティング増
幅器19、20で増幅されて復調回路21に出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機の復調回路
の前段に設けられる振幅制限増幅回路に関し、特にディ
ジタル回路により構成された振幅制限増幅回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば位相変調されたプリアンブルレス
の信号を受信機において扱うような場合、古典的には、
復調器前段の中間周波増幅部は、アナログのリミッティ
ング増幅器により構成するのが一般的であった。そし
て、受信フィルタは、受信信号に対して非線形動作が行
われる前の段階、すなわちリミッティング増幅器の前段
に挿入する必要があり、したがって、受信フィルタとし
てはLCデバイスや、SAWデバイスにより構成したア
ナログのものを使用せざるを得なかった。しかし、この
ようなアナログの受信フィルタを用いる方式は、量産性
や、特性の再現性に弱点があり、また近年の高集積化の
要求にも答えることができなかった。
【0003】一方、急速に進むディジタル信号処理技術
によりアナログフィルタでは実現不可能な、状況に応じ
てフィルタ特性を自由に変化させるといった手法が生ま
れてきているが、このようなディジタル技術を受信フィ
ルタに適用できないのも非常に歯がゆいものであった。
そこで、受信フィルタとしてディジタルフィルタを用い
ると共に、ディジタル回路で構成したリミッティング増
幅器をディジタルフィルタの後段に配置する方式がクロ
ーズアップされた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のディジタル式
の振幅制限増幅回路には何種類かのものが存在するが、
従来は、必要なダイナミックレンジの全てをディジタル
処理のリミッティング増幅器が単独で担っており、これ
をメモリで実現した場合、ダイナミックレンジが広くな
るにつれて、2乗のオーダーでメモリ量が増加して行
き、あまり実用的ではなかった。
【0005】例えば、所望のダイナミックレンジが50
dB以上の場合、50(dB)÷6(dB)=8.33
・・となり、ダイナミックレンジ分に最低9ビット割り
振る必要があるので、6ビットで信号を表現したとする
と、合計15ビットが必要となる。したがって必要なハ
ードウェアは15ビットのA/Dコンバータ2個と、F
IRフィルタを構成するための掛け算回路として15×
NのものがM×2個と、リミッティング増幅器を構成す
る容量が2(15 × 2) × 6 × 2ビットのメモリとなり、きわ
めて大規模な回路構成となってしまう。なお、上記Nは
ディジタルフィルタにおける重みデータのビット数であ
り、またMは重みの数である。
【0006】また、この改善策として、ディジタル処理
のリミッティング増幅器の直前に、入力信号のレベルが
低い時、すなわち、SM形式(サイン・アンド・マグニ
チュード)の2進表現を行った場合にICHおよびQC
H(同期検波後の受信信号の直交成分)の上位ビットに
同時に複数の“0”が詰まっている時、これを削除し下
位のビットを繰り上げる事によって、比較的小規模のハ
ードウェア構成でダイナミックレンジを稼ぐと言う方法
が取られている例も有るが、依然として、リミッティン
グ増幅器前段のFIRフィルタの回路規模は膨大なもの
であり、また、サンプリンングおよび量子化を行うA/
Dコンバータのビット数も大きなままであるため、受信
機全体の高速化および低価格化の大きな妨げとなってい
た。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、ディジタルフィルタを用
いた低コストで、しかも高速伝送可能な受信機の構築を
可能とする振幅制限増幅回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、受信機を構成する復調部の前段に設けられ
ディジタル化された受信信号を入力とするディジタルフ
ィルタと、前記ディジタルフィルタの出力信号を入力と
し出力信号を前記復調部に出力する、ディジタル回路で
構成されたリミッティング増幅器とを含む振幅制限増幅
回路であって、ディジタル化される前の前記受信信号の
信号レベルを検出するレベル検出回路と、前記レベル検
出回路が検出した前記信号レベルの大小を判定するレベ
ル判定回路と、ディジタル化される前の前記受信信号が
入力されるアナログ増幅器およびアナログ可変減衰器の
直列回路とを含み、前記アナログ増幅器および前記アナ
ログ可変減衰器の前記直列回路の出力信号がディジタル
化されて前記ディジタルフィルタに供給され、前記レベ
ル判定回路は前記信号レベルが規定値より大きいとき制
御信号を出力して前記アナログ可変減衰器の減衰量を大
きい値に設定することを特徴とする。
【0009】本発明の振幅制限増幅回路では、レベル検
出回路がディジタル化される前の受信信号の信号レベル
を検出し、レベル判定回路は、レベル検出回路が検出し
た信号レベルの大小を判定する。そして、レベル判定回
路は信号レベルが規定値より大きいとき制御信号を出力
してアナログ可変減衰器の減衰量を大きい値に設定す
る。したがって、受信信号の信号レベルが大きい場合に
は、受信信号は大きく減衰させて後段に供給されること
になり、後段のA/Dコンバータ、ディジタルフィル
タ、ならびにリミッティング増幅器などが備えるべきダ
イナミックレンジを大幅に縮小させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による振幅制
限増幅回路の一例を示す回路図である。図1に示した振
幅制限増幅回路100は、中間周波増幅部101、準同
期検波部102、ならびにディジタル信号処理部103
により構成されている。そして、中間周波増幅部101
は、アナログ回路により構成されており、不要波を阻止
するための帯域通過フィルタ1、3段の中間周波増幅器
2、4、6、2段の可変減衰器3、5、中間周波増幅器
2の出力レベルを検出するためのレベル検出回路7、検
出されたレベルが規定値を超えているか否かを判定する
ためのレベル判定回路8を含み、入力段のレベル差をあ
る一定の範囲内に圧縮して出力する機能を有している。
【0011】また、準同期検波部102は、局部発振器
9、π/2位相器10、2つのミキサ11、12、折り
返し雑音を低減するための低域通過フィルタ13、1
4、フィルタ13、14の出力信号をサンプリングし、
さらに量子化するA/Dコンバータ15、16で構成さ
れ、中間周波増幅部101の出力をディジタル処理する
ために受信信号をICH、QCH(中間周波増幅部10
1の出力信号の直交成分)に分けてBB(ベースバン
ド)帯に周波数変換し、サンプリングおよび量子化して
ディジタル信号処理部103へと出力する。なお、局部
発振器9、π/2位相器10、ならびに2つのミキサ1
1、12が本発明に係わる位相検波回路を構成してい
る。
【0012】準同期検波部102でディジタル化された
受信信号はFIRフィルタ17、18により波形整形さ
れた後、リミッティング増幅器19、20によって規定
のレベルにまで増幅され、復調回路21へと出力され
る。
【0013】次に、このように構成された振幅制限増幅
回路100の動作について説明する。図1において、受
信信号が到来していないときは、レベル検出回路7の出
力は非常に小さく、レベル判定回路8は入力信号が小さ
いと判定する。可変減衰器3、5は、このときレベル判
定回路8が出力する制御信号により、共に減衰量最小に
設定され、その結果、中間周波増幅部101全体はフル
ゲインとなる。中間周波増幅部101はこの状態で受信
信号の到来を待つ。
【0014】次に受信信号が入力された場合の動作につ
いて説明する。受信信号は例えばバースト状に到来し、
まず、その信号レベルが十分に小さい場合、レベル判定
回路8は入力信号小と判定したまま上述の場合と同じ制
御信号を継続して出力し、可変減衰器3および可変減衰
器5は減衰量最小に設定されて、中間周波増幅部101
全体としてはフルゲイン状態のままでとなる。
【0015】このとき、中間周波増幅部101の各段の
増幅器2、4、6およびその後の準同期検波部102内
のミキサ11、12、A/Dコンバータ15、16が決
して飽和することの無いようにレベルダイヤは設計され
ており、そして、A/Dコンバータ15、16の出力に
おける信号レベルは、復調回路21にとって望ましいレ
ベル(所望のレベルともいう)には僅かに達していない
レベルとなっている。これを所望のレベルまで増幅する
のがリミッティング増幅器19、20の役割であり、リ
ミッティング増幅器19、20は、ディジタル化された
ICH、QCHの各々の値より直行座標上の信号点の位
相を算出し、同じ位相の所定の円周上の点に写像する動
作により等価的に所望のレベルへの増幅動作を行う。
【0016】全体のレベルダイヤとしては、中間周波増
幅部101の可変減衰器の1段での減衰量の可変量によ
りリミッティング増幅器の最低限必要なダイナミックレ
ンジが決定され、トータルで必要なダイナミックレンジ
により可変減衰器の最低限必要な段数が決定される。
今、トータルで必要なダイナミックレンジを50dB、
中間周波増幅部101の可変減衰器の1段での減衰量の
可変量を15dBとすると、リミッティング増幅器に最
低限必要なダイナミックレンジは15dB以上であるの
で、これを24dBと決め、可変減衰器の段数を2段と
することにより、合計15×2+24=54となって、
必要なダイナミックレンジを確保できる。
【0017】もちろん実際の設計の場合は各部のダイナ
ミックレンジはマージンを取って大きめに設定すべきで
あることは言うまでもないが、ここでは上述のようなレ
ベルダイヤに設定されているものとする。したがって、
上述した十分に小さい信号レベルとは、受信すべき最低
の信号レベルから、そのレベルを基準に24dB高いレ
ベルの範囲を示すことになる。また、上述した所望のレ
ベルに僅かに達していないという表現中の“僅か”とは
所望のレベルを基準に0dBから24dB低いレベルの
範囲を意味する。
【0018】次に受信信号の信号レベルが中間の大きさ
である場合について説明する。この中間の信号レベルと
は、受信すべき最低のレベルを基準に24dBから39
dB高いレベルの範囲を示す。この場合、レベル判定回
路8に時定数を持たせなければ、受信信号がバースト状
に到来するとほぼ同時にレベル判定回路8は信号レベル
が中間の大きさであると判定し、制御信号を出力して可
変減衰器5のみを減衰量最大に設定する。
【0019】ここで、可変減衰器の減衰量の制御は連続
的に制御することも可能であるが、そのためにレベル検
出回路7およびレベル判定回路8に平滑回路などを組み
込んで時定数を持たせたりしない方が良く、応答速度を
優先して検出制度を高くすべく、ステップ的に減衰量を
制御することが望ましい。また、レベル判定回路8には
十分なヒステリシスを持たせ、チャタリングを起こさな
いようにすべきである。ただし、リミッティング増幅器
19、20にこのヒステリシス量に見合った量のダイナ
ミックレンジ余裕が必要である。本実施の形態例では、
可変減衰器の1段での可変減衰量15dBと、リミッテ
ィング増幅器19、20のダイナミックレンジ24dB
の差9dBがこのダイナミックレンジ余裕に相当する。
信号レベルが中間の場合、上述のように可変減衰器5の
みが減衰量最大に制御される結果、リッミッティング増
幅器19、20の入力信号レベルは復調器21の所望の
レベルより0dBから15dB低い範囲となり、リッミ
ッティング増幅器19、20はこの分を増幅して、復調
器21に所望のレベルの受信信号を出力する。
【0020】次に受信信号の信号レベルが大きい場合に
ついて説明する。この信号レベルは、受信すべき最低の
レベルを基準に39dBから54dB高い範囲の信号レ
ベルである。この場合、受信信号がバースト状に到来す
るとほぼ同時にレベル判定回路8はレベルが大きいと判
定し、ステップ的に可変減衰器3、5を共に減衰量最大
に制御する。可変減衰器3、5が減衰量最大に制御され
た結果、リッミッティング増幅器19、20の入力レベ
ルは復調器21の所望のレベルより0dBから15dB
低い範囲となり、リッミッティング増幅器19、20は
この分を増幅して、復調器21に所望のレベルの受信信
号を出力する。
【0021】したがって、本実施の形態例の振幅制限増
幅回路100では、受信信号の信号レベルが十分に小さ
いレベルから大きいレベルの範囲、すなわち54dBの
範囲で変化しても、準同期検波部102およびディジタ
ル信号処理部103において飽和現象はいっさい発生せ
ず、波形歪みのない受信信号を必要なレベルで復調回路
21に供給することができる。
【0022】なお、受信すべき最低のレベルを基準に5
4dB以上高いレベルの受信信号が到来した場合は、中
間周波増幅部101の各段の増幅器2、4、6、その後
の準同期検波部102内のミキサ11、12、A/Dコ
ンバータ15、16の何れかが飽和し、受信信号に波形
歪が起こる可能性があるが、これを避ける必要があるの
であれば、中間周波増幅部101にもう1段の可変減衰
器を追加すれば良い。ただし、これは、ダイナミックレ
ンジが54dBでも足りない場合であり、通常は上記2
段の可変減衰器により十分と考えられる。
【0023】ここで、本実施の形態例の効果について、
回路規模の縮小およびシステムの高速化の両面で、従来
の場合と比較しつつ具体的に説明する。まず、回路規模
の縮小効果について説明する。所望のダイナミックレン
ジのうちディジタル信号処理部103が担っているのが
24dBであることから、24(dB)÷6(dB)=
4となるので、ダイナミックレンジ分に最低4ビット割
り振る必要があり、信号を6ビットで表現したとする
と、合計10ビットが必要となる。したがって必要なハ
ードウェアは、10ビットのA/Dコンバータ2個と、
FIRフィルタを構成するための掛け算回路として10
×NのものがM×2個と、リミッティング増幅器を構成
する容量が2(10 × 2) × 6 × 2ビットのメモリとなり、こ
れに加え中間周波増幅部101のアナログ回路が必要で
ある。なお、上記Nはディジタルフィルタにおける重み
データのビット数であり、またMは重みの数である。
【0024】これに対して、従来の方式では、上述した
ように、必要なハードウェアは15ビットのA/Dコン
バータ2個と、FIRフィルタを構成するための掛け算
回路として15×NのものがM×2個と、リミッティン
グ増幅器を構成する容量が2 (15 × 2) × 6 × 2ビットのメ
モリである。したがって、本実施の形態例の振幅制限増
幅回路100では、中間周波増幅部101の僅かなアナ
ログ回路を追加するだけで、A/Dコンバータ2個を1
5ビットから10ビットに、FIRフィルタの回路を約
2/3に、メモリーを1/32に縮小することが可能で
ある。また、メモリの削減が図られた従来方式と比較し
ても、本実施の形態例の振幅制限増幅回路100では、
A/Dコンバータ2個を15ビットから10ビットに、
FIRフィルタの回路を約2/3に縮小することができ
る。
【0025】次に、システムの高速化について説明す
る。現状では15ビット以上のA/Dコンバータで商用
されているものはせいぜいサンプリングレートが数十K
Hzから数百KHzであるのに比較し10ビットのもの
は数十MHzのものまであり、実に100倍以上の差が
出てくる。また、FIRフィルタを構成する際にもビッ
ト数が多くなるとディジタル回路の素子遅延が累積され
るために動作速度が制限され、最高動作周波数はビット
数の比から見積もって、おおよそ1.5倍近くの差が生
じると考えられる。一方、中間周波増幅部101を構成
する各要素は、十分小型、安価であり、また、高速伝送
化を妨げる要素は一切無い。したがって、本実施の形態
例の振幅制限増幅回路100を用いることによって、デ
ィジタルフィルタを用いた低コストで、しかも高速伝送
可能な受信機を構築することができる。
【0026】なお、減衰量がステップ的に変化する可変
減衰器3、5は、例えば、固定の減衰量を持ったパスと
減衰量を持たないパスとを、レベル判定回路8からの制
御信号により瞬時に切り替える方式として実現すること
もできる。また、必要なダイナミックレンジに応じて、
中間周波増幅部101の可変減衰器の段数や、1段での
減衰量を変化させる、より柔軟性の高いな回路構成とす
ることも無論可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の振幅制限増
幅回路では、レベル検出回路がディジタル化される前の
受信信号の信号レベルを検出し、レベル判定回路は、レ
ベル検出回路が検出した信号レベルの大小を判定する。
そして、レベル判定回路は信号レベルが規定値より大き
いとき制御信号を出力してアナログ可変減衰器の減衰量
を大きい値に設定する。したがって、受信信号の信号レ
ベルが大きい場合には、受信信号は大きく減衰させて後
段に供給されることになり、後段のA/Dコンバータ、
ディジタルフィルタ、ならびにリミッティング増幅器な
どが備えるべきダイナミックレンジを大幅に縮小させる
ことができる。その結果、受信信号をディジタル化する
ためのA/Dコンバータのビット数、ディジタルフィル
タの回路規模、ならびにリミッティング増幅器を構成す
るメモリの容量を従来に比べ大幅に削減および縮小する
ことができ、低コストで、しかも高速伝送可能な、ディ
ジタルフィルタを用いた受信機の構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振幅制限増幅回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1……帯域通過フィルタ、2、4、6……増幅器、3、
5……可変減衰器、7……レベル検出回路、8……レベ
ル判定回路、9……発振器、10……π/2位相器、1
1、12……ミキサ、13、14……低域通過フィル
タ、15、16……A/Dコンバータ、17、18……
FIRフィルタ、19、20……リミッティング増幅
器、21……復調回路、100……振幅制限増幅回路、
101……中間周波増幅部、102……準同期検波部、
103……ディジタル信号処理部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機を構成する復調部の前段に設けら
    れディジタル化された受信信号を入力とするディジタル
    フィルタと、前記ディジタルフィルタの出力信号を入力
    とし出力信号を前記復調部に出力する、ディジタル回路
    で構成されたリミッティング増幅器とを含む振幅制限増
    幅回路であって、 ディジタル化される前の前記受信信号の信号レベルを検
    出するレベル検出回路と、 前記レベル検出回路が検出した前記信号レベルの大小を
    判定するレベル判定回路と、 ディジタル化される前の前記受信信号が入力されるアナ
    ログ増幅器およびアナログ可変減衰器の直列回路とを含
    み、 前記アナログ増幅器および前記アナログ可変減衰器の前
    記直列回路の出力信号がディジタル化されて前記ディジ
    タルフィルタに供給され、 前記レベル判定回路は前記信号レベルが規定値より大き
    いとき制御信号を出力して前記アナログ可変減衰器の減
    衰量を大きい値に設定することを特徴とする振幅制限増
    幅回路。
  2. 【請求項2】 前記アナログ増幅器は第1ないし第3の
    増幅器から成り、前記アナログ可変減衰器は第1および
    第2の可変減衰器から成り、第1のアナログ可変減衰器
    は第1および第2のアナログ増幅器の間に接続され、第
    2のアナログ可変減衰器は第2および第3のアナログ増
    幅器の間に接続されていることを特徴とする請求項1記
    載の振幅制限増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のアナログ増幅器の出力信号が
    前記レベル検出回路に供給されることを特徴とする請求
    項2記載の振幅制限増幅回路。
  4. 【請求項4】 ディジタル化される前の前記受信信号を
    入力とし出力信号を前記第1のアナログ増幅器に出力す
    る帯域通過フィルタを備えたことを特徴とする請求項2
    記載の振幅制限増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記レベル判定回路は前記信号レベルの
    判定においてヒステリシス特性を有していることを特徴
    とする請求項1記載の振幅制限増幅回路。
  6. 【請求項6】 可変減衰器の減衰量は段階的に変化する
    ことを特徴とする請求項1記載の振幅制限増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記アナログ増幅器および前記アナログ
    可変減衰器から成る前記直列回路の出力信号を同期検波
    して直交成分を取り出す同期検波回路と、前記同期検波
    回路の出力信号をそれぞれディジタル化して前記ディジ
    タルフィルタに出力する第1および第2のA/Dコンバ
    ータとを含むことを特徴とする請求項1記載の振幅制限
    増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記ディジタルフィルタは第1および第
    2のディジタルフィルタから成り、前記第1のA/Dコ
    ンバータの出力信号は前記第1のディジタルフィルタに
    供給され、前記第2のA/Dコンバータの出力信号は前
    記第2のディジタルフィルタに供給されることを特徴と
    する請求項7記載の振幅制限増幅回路。
  9. 【請求項9】 前記リミッティング増幅器は第1および
    第2のリミッティング増幅器から成り、前記第1および
    第2のリミッティング増幅器にはそれぞれ前記第1およ
    び第2のディジタルフィルタの出力信号が供給されるこ
    とを特徴とする請求項8記載の振幅制限増幅回路。
  10. 【請求項10】 前記同期検波回路の2つの出力信号を
    それぞれ入力とし出力信号を前記第1および第2のA/
    Dコンバータにそれぞれ出力する第1および第2の低域
    通過フィルタを備えたことを特徴とする請求項7記載の
    振幅制限増幅回路。
  11. 【請求項11】 前記受信信号は位相変調されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の振幅制限増幅回路。
  12. 【請求項12】 前記レベル検出回路、前記レベル判定
    回路、前記アナログ増幅器、ならびに前記アナログ可変
    減衰器は中間周波増幅部を構成していることを特徴とす
    る請求項1記載の振幅制限増幅回路。
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