JP4052708B2 - Dsp型受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ信号を受信し、その受信信号をA/D変換器によってディジタル信号に変換してから、フィルタリングおよび復調処理を行なうDSP型受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電波を受信して復調する従来の受信装置では、受信した高周波信号を中間周波帯に変換し、中間周波帯で狭帯域フィルタによって目的の信号成分を選択し、選択した信号をアナログの復調回路で復調していたが、近年では、図4に示すように、中間周波帯に変換した受信信号A(t)をA/D変換器1でディジタル信号に変換し、ディジタルフィルタ2によって帯域制限をして、復調演算処理部3で復調処理を行なうDSP型受信装置が実現されている。
【0003】
このように受信信号をディジタル信号に変換してからフィルタリングや復調処理を行なうDSP型受信装置では、A/D変換器1の変換出力ビット数によって決まる入力範囲を越える信号がA/D変換器1に入力されないように、A/D変換器1の前段側に利得可変回路4を設け、大きな振幅の信号が入力されるときに利得が低下するように制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにA/D変換器1の前段で受信信号に対する利得制御を行なった場合、A/D変換器1のダイナミックレンジで受信装置全体のダイナミックレンジが制限されてしまうという問題があった。
【0005】
また、ディジタルフィルタ2の帯域外の強力な信号が入力された場合に、利得制御回路4によって利得が低下し、ディジタルフィルタ2の帯域内の目的信号の振幅も低下してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、この問題を解決し、A/D変換器のダイナミックレンジに受信装置全体のダイナミックレンジが制限されず、また、ディジタルフィルタの帯域外の信号が帯域内の信号に影響を与えないようにしたDSP型受信装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のDSP型受信装置は、
受信信号をA/D変換器(24)によって所定周期でサンプリングしてディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をディジタルフィルタ(28)でフィルタリングして復調処理を行なうDSP型受信装置において、
前記A/D変換器の前段に設けられ、制御信号によって前記受信信号に対する利得を可変できるように形成された利得可変回路(23)と、
前記A/D変換器からサンプリング毎に出力されるディジタル信号を監視し、予め設定された基準値Rより大きいディジタル信号が出力されたとき、または基準値−Rより小さいディジタル信号が前記A/D変換器から出力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を低下させ、前記基準値Rより小さく、且つ、前記基準値−Rより大きいディジタル信号が前記A/D変換器から出力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を上げる利得制御手段(25)と、
前記利得制御手段による前記利得可変回路の利得変化分を補うための利得補正値を算出する利得補正値算出手段(27)と、
前記A/D変換器と前記ディジタルフィルタとの間に設けられ、前記利得制御手段により前記利得可変回路の利得が可変制御されたときに前記A/D変換器から前記次のサンプリングタイミングにおいて出力されるディジタル信号を前記利得補正値算出手段によって算出された利得補正値で補正して、当該受信信号の振幅に正確に対応したディジタル信号を前記ディジタルフィルタに出力する補正演算手段(26)とを設けている。
また、本発明の請求項2のDSP型受信装置は、
受信信号をA/D変換器(24)によって所定周期でサンプリングしてディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をディジタルフィルタ(28)でフィルタリングして復調処理を行なうDSP型受信装置において、
前記A/D変換器の前段に設けられ、制御信号によって前記受信信号に対する利得を可変できるように形成された利得可変回路(23′)と、
前記利得制御回路に入力される前記受信信号の大きさを監視し、予め設定された基準値Rより大きい前記受信信号が入力されたとき、または基準値−Rより小さい受信信号が入力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を低下させ、前記基準値Rより小さく、且つ、前記基準値−Rより大きい前記受信信号が入力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を上げる利得制御手段(25′)と、
前記利得制御手段による前記利得可変回路の利得変化分を補うための利得補正値を算出する利得補正値算出手段(27′)と、
前記A/D変換器と前記ディジタルフィルタとの間に設けられ、前記利得制御手段により前記利得可変回路の利得が可変制御されたときに前記A/D変換器から前記次のサンプリングタイミングにおいて出力されるディジタル信号を前記利得補正値算出手段によって算出された利得補正値で補正して、当該受信信号の振幅に正確に対応したディジタル信号を前記ディジタルフィルタに出力する補正演算手段(26)とを設けている。
また、本発明の請求項3のDSP型受信装置は、請求項1または請求項2のDSP型受信装置において、
前記利得制御手段(25、25′)は更に、前記利得可変回路(23,23′)の利得が1であるときには、それ以上には利得を上げないことを特徴としている。
また、本発明の請求項4のDSP型受信装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置において、
前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるときには、現在の利得に所定の割合α(0<α<1)を乗算した値が次の利得となるように、また、前記利得可変回路の利得を上げるときには、前記現在の利得を前記所定の割合αで除算した値が次の 利得となるように、前記利得可変回路の利得を制御することを特徴としている。
また、本発明の請求項5のDSP型受信装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置において、
前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるときには、現在の利得に所定の変化量を減算した値が次の利得となるように、また、前記利得可変回路の利得を上げるときには、前記現在の利得を前記所定の変化量を加算した値が次の利得となるように、前記利得可変回路の利得を制御することを特徴としている。
また、本発明の請求項6のDSP型受信装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置において、
前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるとき又は上げるときには、前記A/D変換器から出力されたディジタル信号の大きさに応じて前記利得の変化量を変えて、前記利得可変回路の利得を低下させる又は上げることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1は、一実施形態のDSP型受信装置の構成を示すブロック図である。
【0009】
図1において、周波数変換部22は、アンテナ21で受信した信号のうち、所望周波数帯の信号を所定の中間周波帯に変換し、増幅して出力する(この周波数変換は1段だけでなく複数段であってもよい)。この中間周波帯の帯域幅は、後述するディジタルフィルタ28の帯域幅より格段に広く設定されている。
【0010】
中間周波帯に変換された受信信号A(t)は、制御信号によって減衰量が可変できるプログラマブル減衰器23に入力される。このプログラマブル減衰器23は、この実施形態の利得可変回路を構成するものであり、その利得の最大値は例えば「1」である。なお、プログラマブル減衰器23の代わりに制御信号によって増幅度が可変できるプルグラマブル増幅器を用いてもよい。
【0011】
プログラマブル減衰器23の出力信号B(t)は、A/D変換器24に入力され、所定のサンプリング周期Tsでサンプリングされて、ディジタル信号Dに変換される。なお、このA/D変換器24のサンプリング周波数(=1/Ts)は中間周波数の2倍以上に設定されている。
【0012】
利得制御回路25は、A/D変換器24から出力されるディジタル信号に基づいて、プログラマブル減衰器23の利得を可変制御する。
【0013】
即ち、利得制御回路25は、A/D変換器24からサンプリングタイミング毎に出力されるディジタル信号Dを監視し、A/D変換器24から、予め設定された基準値Rを超える大きさのディジタル信号Dが出力されたとき、および基準値−Rより小さいディジタル信号Dが出力されたときには、プログラマブル減衰器23に対する制御値Kを、次のサンプリングタイミングまでに、一定の割合α(0<α<1)で減少させて、プログラマブル減衰器23の利得を下げる。
【0014】
また、A/D変換器24から出力されるディジタル信号Dが基準値Rを越える範囲から基準値Rより小さくなったとき、および基準値−Rより小さい範囲から基準値−Rより大きくなったときには、プログラマブル減衰器23に対する制御値Kを、次のサンプリングタイミングまでに一定の割合αで増加させて、プログラマブル減衰器23の利得を上げる。なお、この利得の上げ動作は、制御値Kが最大値「1」に戻るまで連続的に行なう。また、基準値±Rは、上下限値を±LとするA/D変換器24の入力範囲内に設定されている。
【0015】
A/D変換器24から出力されるディジタル信号Dは、補正演算器26に入力される。補正演算器26は、A/D変換器24から出力されるディジタル信号に利得補正値算出器27から出力される利得補正値Hを乗算して、その補正結果D′を出力する。
【0016】
利得補正値算出器27は、利得制御回路25から出力される制御値Kの逆数1/Kを利得補正値Hとして算出し、A/D変換器24から次のディジタル信号が出力されるタイミングに補正演算器26へ出力する。
【0017】
補正演算器26の出力D′は、ディジタルフィルタ28に入力されて帯域制限され、復調演算処理部29によって復調演算処理がなされる。
【0018】
復調演算処理部29によって復調演算処理されたディジタル信号は、D/A変換器30によってアナログ信号に変換される。
【0019】
なお、上記した利得制御回路25、補正演算器26、利得補正値算出器27、ディジタルフィルタ28および復調演算処理部29は、1チップ化されたディジタル信号プロセッサによって構成されている。
【0020】
次にこの実施形態のDSP型受信装置の動作を説明する。アンテナ21で受信された信号のうち、所望の受信信号は周波数変換部22によって中間周波帯に変換され増幅されてプログラマブル減衰器23に入力される。
【0021】
図2の(a)に示すように、プログラマブル減衰器23に入力される受信信号A(t)の瞬時電圧が基準値Rより小さいときには、図2の(b)に示すようにプログラマブル減衰器23の利得は最大値「1」で変化せず、受信信号は図2の(c)に示すように減衰を受けずにA/D変換器24に出力され、所定のサンプリング周期Tsでサンプリングされて図2の(d)のようにディジタル信号V1に変換される。
【0022】
このディジタル信号V1は補正乗算器26に入力されるが、このときの利得補正値Hは図2の(e)に示すように「1」なので、補正乗算器26からは図2の(f)に示すように、ディジタル信号V1がそのまま出力される。
【0023】
そして、受信信号A(t)の瞬時電圧が増加し、基準値Rを越えた最初のディジタル信号V2がA/D変換器24から出力される。なお、このときの利得補正値Hは図2の(e)に示すように「1」なので、補正乗算器26からは図2の(f)に示すように、ディジタル信号V1に続いてディジタル信号V2がそのまま出力される。
【0024】
A/D変換器24から基準値Rを越えたディジタル信号V2が出力されると、利得制御回路25は、次のサンプリングタイミングまでに制御値Kを図2の(b)のように「1」からαに切り換えて、プログラマブル減衰器23の利得を「1」からαに下げる。
【0025】
このため、プログラマブル減衰器23の出力信号の電圧は、図2の(c)のように、鋸波状に一旦下がってから入力信号A(t)の増加に追従して増大する。このときプログラマブル減衰器23から出力される信号B(t)は、入力信号A(t)にαを乗じた大きさに減衰している。
【0026】
そして、このα分減衰した出力信号B(t)は、A/D変換器24によってサンプリングされてディジタル信号V3′に変換されるが、このディジタル信号V3′が出力されるタイミングに、利得補正値算出器27は利得制御回路25の制御値K=αに基づいて図2の(e)のように、利得補正値Hを「1」から1/αに切り換える。
【0027】
このため、補正演算器26の出力はV3′/α、即ち、元の入力信号A(t)の大きさV3に等しくなる。
【0028】
また、このときのサンプリング値V3′が基準値Rを越えているので,利得制御回路25から出力される制御値Kは次のサンプリングタイミングまでにαからα2 に変化して、プログラマブル減衰器23の利得がさらにα分低下する。
【0029】
以下、同様にして、A/D変換器24の出力が基準値Rを越えている間は、サンプリング毎にプログラマブル減衰器23の利得がα分ずつ低下し、この利得の低下に追従して利得補正値Hが1/α分ずつ増大する。
【0030】
そして、受信信号A(t)の瞬時電圧がピークを越えて、A/D変換器24から基準値Rより低いディジタル信号V6′が出力されると、次のサンプリングタイミングまでに利得制御回路25の制御値Kが1/α分だけ増加し、これに追従して利得補正値Hがα倍となり、補正演算器26からは入力信号A(t)の電圧値V6が出力されることになる。
【0031】
以下、プログラマブル減衰器23の利得が1に戻るまで制御値Kが1/α分ずつ増加し、これに追従して利得補正値Hが1になるまでα倍で減少していく。
【0032】
このため、A/D変換器24に入力される信号の振幅を、その上限値Lと基準値Rの間に制限しながら、A/D変換器24から受信信号A(t)の振幅に正確に対応したディジタル信号を出力させることができ、振幅制限による波形の歪みの影響がなく、受信装置全体のダイナミックレンジをA/D変換器24のダイナミックレンジに制限されずに大きくすることができる。
【0033】
また、ディジタルフィルタ28の帯域外の大きな信号によって、利得が低下しても、A/D変換器の後段でこの利得低下分を補正しているから、ディジタルフィルタ28の帯域内の目的信号の振幅が帯域外の信号の影響をうけずに済む。
【0034】
また、この実施形態では、A/D変換器24から出力されたディジタル信号に基づいてその前段の利得可変回路(プログラマブル減衰器23)の利得を次のサンプリングタイミングの前までに可変し、その可変した利得に対応する利得補正値でA/D変換器24から次に出力されるディジタル信号に対する利得補正を行なっているから、フィードバック制御の遅れによる歪みが発生しない。
【0035】
なお、図2では、入力信号A(t)の+側の変化について説明したが、−側の変化についても図2の上限値Lを下限値−L、基準値Rを基準値−Rに変えることで前記同様の動作となる。
【0036】
【他の実施の形態】
前記実施形態では、A/D変換器24から出力されるディジタル信号の大きさに基づいて利得可変回路の利得をフィードバック制御していたが、図3に示すDSP型受信装置のように、減衰器23′の入力信号A(t)の大きさが基準値±Rの範囲を越えたときに利得制御回路25′が減衰器23′の利得を低下させるように構成してもよい。なお、この場合には、入力信号A(t)の変化に対して減衰器23′の利得変化が遅れないように減衰器23′および利得制御回路25′をアナログ回路で構成することが望ましく、利得補正値算出器27′もアナログの制御値Kを受けてディジタルの利得補正値Hを出力するように構成する。
【0037】
また、前記実施形態では、アンテナで受信した信号を周波数変換部によって中間周波帯に変換してからA/D変換していたが、受信信号の周波数が例えば長波帯や中波帯のように低い場合や、高速なA/D変換器およびディジタル信号プロセッサを用いる場合には、周波数変換部を省略して、アンテナで受けた信号をフィルタ回路を介して利得可変回路に入力してからA/D変換してもよい。
【0038】
また、前記実施形態では、利得可変回路の利得を一定の割合で変化させ、これを補うように利得補正値を同じ割合で変化させて、A/D変換器の出力に乗算していたが、利得可変回路の利得を一定値ずつ加減変化させ、これを補うように利得補正値を加減変化させて、A/D変換器の出力に加算あるいは減算してもよい。また、利得の変化量を一定にせずに、ディジタル信号の大きさに応じて変化量を変えてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のDSP型受信装置は、A/D変換器の前段に設けた利得可変回路の利得を利得制御手段によって制御して、A/D変換器に入力される受信信号の振幅が所定レベルを越えないようにするとともに、この利得制御手段による利得可変回路の利得低下分を補うための利得補正値を利得補正値算出手段によって算出し、A/D変換器とディジタルフィルタとの間に設けた補正演算手段によって、A/D変換器から出力されるディジタル信号を利得補正値で補正するようにしている。
【0040】
このため、A/D変換器への入力信号の振幅を制限しながら、受信装置全体のダイナミックレンジをA/D変換器のダイナミックレンジに制限されずに格段に大きくすることができ、また、ディジタルフィルタの帯域外の信号による目的信号への影響も無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図
【図2】一実施形態の動作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図
【図4】従来装置の要部を示すブロック図
【符号の説明】
23 プログラマブル減衰器
24 A/D変換器
25 利得制御回路
26 補正演算器
27 利得補正値算出器
28 ディジタルフィルタ
29 復調演算処理部
Claims (6)
- 受信信号をA/D変換器(24)によって所定周期でサンプリングしてディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をディジタルフィルタ(28)でフィルタリングして復調処理を行なうDSP型受信装置において、
前記A/D変換器の前段に設けられ、制御信号によって前記受信信号に対する利得を可変できるように形成された利得可変回路(23)と、
前記A/D変換器からサンプリング毎に出力されるディジタル信号を監視し、予め設定された基準値Rより大きいディジタル信号が出力されたとき、または基準値−Rより小さいディジタル信号が前記A/D変換器から出力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を低下させ、前記基準値Rより小さく、且つ、前記基準値−Rより大きいディジタル信号が前記A/D変換器から出力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を上げる利得制御手段(25)と、
前記利得制御手段による前記利得可変回路の利得変化分を補うための利得補正値を算出する利得補正値算出手段(27)と、
前記A/D変換器と前記ディジタルフィルタとの間に設けられ、前記利得制御手段により前記利得可変回路の利得が可変制御されたときに前記A/D変換器から前記次のサンプリングタイミングにおいて出力されるディジタル信号を前記利得補正値算出手段によって算出された利得補正値で補正して、当該受信信号の振幅に正確に対応したディジタル信号を前記ディジタルフィルタに出力する補正演算手段(26)とを設けたことを特徴とするDSP型受信装置。 - 受信信号をA/D変換器(24)によって所定周期でサンプリングしてディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をディジタルフィルタ(28)でフィルタリングして復調処理を行なうDSP型受信装置において、
前記A/D変換器の前段に設けられ、制御信号によって前記受信信号に対する利得を可変できるように形成された利得可変回路(23′)と、
前記利得制御回路に入力される前記受信信号の大きさを監視し、予め設定された基準値Rより大きい前記受信信号が入力されたとき、または基準値−Rより小さい受信信号が入力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を低下させ、前記基準値Rより小さく、且つ、前記基準値−Rより大きい前記受信信号が入力されたときには、次のサンプリングタイミングの前までに前記利得可変回路の利得を上げる利得制御手段(25′)と、
前記利得制御手段による前記利得可変回路の利得変化分を補うための利得補正値を算出する利得補正値算出手段(27′)と、
前記A/D変換器と前記ディジタルフィルタとの間に設けられ、前記利得制御手段により前記利得可変回路の利得が可変制御されたときに前記A/D変換器から前記次のサンプリングタイミングにおいて出力されるディジタル信号を前記利得補正値算出手段によって算出された利得補正値で補正して、当該受信信号の振幅に正確に対応したディジタル信号を前記ディジタルフィルタに出力する補正演算手段(26)とを設けたことを特徴とするDSP型受信装置。 - 前記利得制御手段(25、25′)は更に、前記利得可変回路(23,23′)の利得が1であるときには、それ以上には利得を上げないことを特徴とする請求項1または請求項2のDSP型受信装置。
- 前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるときには、現在の利得に所定の割合α(0<α<1)を乗算した値が次の利得となるように、また、前記利得可変回路の利得を上げるときには、前記現在の利得を前記所定の割合αで除算した値が次の 利得となるように、前記利得可変回路の利得を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置。
- 前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるときには、現在の利得に所定の変化量を減算した値が次の利得となるように、また、前記利得可変回路の利得を上げるときには、前記現在の利得を前記所定の変化量を加算した値が次の利得となるように、前記利得可変回路の利得を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置。
- 前記利得制御手段は更に、前記利得可変回路の利得を低下させるとき又は上げるときには、前記A/D変換器から出力されたディジタル信号の大きさに応じて前記利得の変化量を変えて、前記利得可変回路の利得を低下させる又は上げることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のDSP型受信装置。
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