JP5305932B2 - 前置増幅器 - Google Patents

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Description

この発明は、光通信システムに関するものであり、特に、アクセス系光通信システムの一つの方式であるPON(Passive Optical Network)システムの局側装置OLT(Optical Line Terminal)に搭載される前置増幅器に関するものである。
従来、マルチメディアサービスを各家庭まで伝送するアクセス系ネットワークでは、光ファイバを用いた公衆回線網を実現する方式として、PONシステムと呼ばれるポイント・トゥ・マルチポイントのアクセス系光通信システムが広く用いられる。
PONシステムは、多重分岐器である光スターカプラを介して接続される複数の加入者端末装置であるONU(Optical Network Unit)と、局側装置である1台のOLTとによって構成され、複数のONUに対して、伝送路である光ファイバとOLTの大部分が共有できるため、ネットワーク構築に伴う運用コストの低減を期待できるとともに、受動部品である光スターカプラには給電が不要であり屋外設置が容易なため、信頼性も高いという利点があることから、ブロードバンドネットワークを実現する切り札として近年活発に導入が進められている。
例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.3ahで規格化されている、伝送速度が1.25Gbit/sのGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)システムでは、OLTからONUへの下り方向の通信に光波長1.49μm帯を用いた同報通信方式が採用され、各ONUは、割り当てられたタイムスロットの自局宛データのみ取り出す。一方、各ONUからOLTへの上り方向の通信には、光波長1.31μm帯を用いており、各ONUのデータが衝突しないように送出タイミングを制御する時分割多重通信方式が採用されている。
また、IEEE802.3avでは、伝送速度が10.3Gbit/sの10G−EPON(10 Giga bit-Ethernet(登録商標)Passive Optical Network)システムの国際標準化仕様の検討が進められている。特に、既存のGE−PONシステムへのマイグレーションにおいては、各ONUからOLTへの上りは、伝送速度が1.25Gbit/sの場合も10.3Gbit/sの場合も同じ光波長1.31μm帯を用いるため、OLT側の光受信部は異なる伝送速度に対して動作するマルチレート対応バースト前置増幅器(以下単に「前置増幅器」と称する)が必要である。
また、GE−PONと10GE−PONの標準化仕様の大きな差異として、第1に、当然ではあるが、伝送速度が異なる点が挙げられる。一般に伝送速度差と帰還抵抗値差は、比例する事から、GE−PONと10GE−PONの伝送速度は、約8倍の差がある。そのため、それぞれの伝送速度で最適な帰還抵抗値とするには約8倍の抵抗値の変化が必要であり、前置増幅器においては、両方の伝送速度において瞬時に利得切替を完了すると共に、最適な帰還抵抗値が環境条件等により変動しにくい回路構成が必要となる。
第2には、伝送路符号が異なる点が挙げられる。GE−PONには、8B10B符号が適用され、10GE−PONでは、64B66B符号の適用が決まっている。この符号化の違いは、同符号連続の違いがポイントとなる。8B10Bでは最大5bit(4nsec)連続であるが、64B66Bでは最大66bit(6.4nsec)の同符号連続が発生する事になり、マルチレート対応前置増幅器においても、同符号連続を考慮した回路構成が必要となる。
マルチレートに対応した前置増幅器の構成として様々な方式が提案されているが、例えば下記特許文献1に示される前置増幅器においては、一の実施例としては、ビットレート判定回路を多数設け、判定結果(レート切替信号)に基づいて、D/A変換器を用いて前置増幅回路の帰還抵抗部に接続したMOSトランジスタのON抵抗をフィードバック制御することによって、伝送速度に応じて最適な受信感度を得る方式が開示されている。また、他の実施例としては、抵抗とSWの直列回路を、前置増幅回路の帰還抵抗と並列に多数接続し、多数のビットレート判定回路でSWのON/OFFをフィードバック制御することによって、伝送速度に応じて最適な受信感度を得る方式が開示されている。
WO2005/078969号
しかしながら、上記特許文献1に示された技術では、一の実施例において、帰還抵抗値を決定するMOSトランジスタのゲート信号をD/A変換によりコントロールしているが、このMOSトランジスタのリニア領域は、温度に応じて変動するため、リニア領域の可変抵抗値を一定値に保つ事が課題であった。
また、他の実施例において、抵抗とSWの直列回路が前置増幅回路の帰還抵抗と並列に多数接続されているが、この帰還抵抗の並列接続は、各抵抗に寄生する容量が発生するため、広帯域化が難しいという課題あった。更に、帰還抵抗値の変更により、トランスインピーダンス回路の位相余裕が不安定になる事や、AGC(Automatic Gain Control)技術、ならびにそれらの時定数に関して開示も示唆もされていない。従って、上記特許文献1に示された技術を、OLT側マルチレート対応前置増幅器として適用する場合には、利得切替が遅く、ダイナミックレンジが取れない等の問題が生じる場合があるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、主にマルチレートPONシステムのOLT側バースト受信器に搭載する前置増幅器において、レート切替信号によってバースト的に利得切替を行っても、環境温度に対して安定な帰還抵抗回路を提供すると共に、広帯域化、高速AGC応答による広ダイナミックレンジ化を実現する前置増幅器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる前置増幅器は、光伝送路を介して複数の加入者側装置から伝送された光バースト信号を電流信号に変換する受光素子と、前記電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ(以下「TIA」と称する)と、を備えた前置増幅器において、第1の抵抗と第2の抵抗とが直列接続され、一端が前記TIAの入力端に接続され、他端が前記TIAの出力端に接続された直列接続回路と、一端が前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続端に接続され、他端が前記第2の抵抗と前記TIAの出力端との接続端に接続された第1のトランジスタと、を有する帰還抵抗部を備え、前記帰還抵抗部は、前記光バースト信号の伝送速度に対応したレート切替信号に基づいて、前記第1のトランジスタがON/OFF制御されるように構成され、前記TIAは、前記レート切替信号に基づいて自己のオープンループ利得が切り替えられるように構成されている、ことを特徴とする。
本発明にかかる前置増幅器によれば、マルチレートPONシステムのOLT側バースト受信器に搭載する前置増幅器において、レート切替信号によってバースト的に利得切替を行っても、環境温度に対して安定な帰還抵抗回路を提供すると共に、広帯域化、高速AGC応答による広ダイナミックレンジ化を実現することができるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、本発明にかかる前置増幅器の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
(前置増幅器の構成)
図1は、実施の形態1にかかる前置増幅器の構成を示す図である。図1に示される前置増幅器は、主たる構成部として、カソードが電源に接続されアノードがプリアンプの入力端に接続されている受光素子1、利得可変型の反転増幅器(以下単に「反転増幅器」と称する)2、反転増幅器2の帰還抵抗部3、第1の抵抗である抵抗4、第2の抵抗である抵抗5、および第1のトランジスタであるMOSトランジスタ6を有して構成されている。帰還抵抗部3は、抵抗4、抵抗5、およびMOSトランジスタ6によって構成される。具体的には、帰還抵抗部3は、抵抗4と抵抗5とが直列接続され、一端が反転増幅器2の入力端に接続され、他端が反転増幅器2の出力端に接続された直列接続回路と、抵抗5の両端に並列接続されたMOSトランジスタ6と、を有して構成されている。
光バースト信号の伝送速度に対応したレート切替信号は、2値信号であり、伝送速度が異なる各バースト信号を受信する直前または直後に、帰還抵抗部3全体の抵抗値を2値に制御すると共に、反転増幅器2の利得も2値の制御をおこなう。すなわち、帰還抵抗部3は、レート切替信号に基づいてMOSトランジスタ6がON/OFF制御されるように構成され、TIAは、レート切替信号に基づいて自己のオープンループ利得が切り替えられるように構成されている。
(前置増幅器の動作)
つぎに、前置増幅器の動作について説明する。受光素子1は、受信した光バースト信号の受光レベルに応じた電流信号を出力する。受光素子1から出力された電流信号は、利得可変型の反転増幅器2と帰還抵抗部3により構成されるTIAによって、帰還抵抗部3により決定される変換利得で、電気信号(電圧信号)に変換・出力される。
図2は、受信バースト信号およびレート切替信号によって状態変化する利得可変型の反転増幅器の利得と帰還抵抗の抵抗値との関係を説明するタイミングチャートである。受信バースト光信号が10.3Gbit/sの場合、レート切替信号はHighとなり、帰還抵抗部3を構成するMOSトランジスタ6をONとする。この時、抵抗4および抵抗5には、抵抗4<抵抗5の関係があるため、抵抗5の両端がMOSトランジスタ6によりショートし、帰還抵抗部3は、抵抗4とMOSトランジスタ6のON抵抗の和となり、10.3Gbit/sに最適な低抵抗値となる。
図3は、MOSトランジスタの可変抵抗値の温度特性を示す図である。図3に示されるように、MOSトランジスタ6のON抵抗の値は、リニア抵抗領域では温度に対して大きく変動するが、ON抵抗領域では殆ど変動しない。MOSトランジスタ6は、このON領域で動作するため、MOSトランジスタ6のON抵抗と抵抗4の和の値を10.3Gbit/sに最適な値に設定することが可能となる。この時、反転増幅器2の利得も低くなることにより、反転増幅器2と帰還抵抗部3により構成されるTIAのループ安定度が保たれる様に動作する。
一方、受信バースト光信号が1.25Gbit/sの場合、レート切替信号はLowとなり、MOSトランジスタ6をOFFとする。この時、抵抗5およびMOSトランジスタ6がOFF時の抵抗値には、抵抗5≪MOSトランジスタ6の抵抗値の関係があるので、抵抗5およびMOSトランジスタ6の並列抵抗は、ほぼ抵抗5により決定する。従って、帰還抵抗部3は、抵抗4と抵抗5の和の値となり、1.25Gbit/sに最適な高抵抗値に変化する。この時、反転増幅器2の利得も高くなることにより、上述同様、TIAのループ安定度は保たれる様に動作する。
以上説明したように、本実施の形態にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器は、抵抗4、5とMOSトランジスタ6で構成された帰還抵抗部3を有し、MOSトランジスタ6をレート切替信号によって動作するように構成したので、10.3Gbit/sまたは1.25Gbit/sにおいて、環境温度耐性に優れた帰還抵抗回路を提供することができる。また、TIAの入力に、2個以上の帰還抵抗部3を用いていないため、帰還抵抗部3の寄生容量による帯域劣化や雑音劣化に対して最小の回路構成が可能となり、帰還抵抗部3の高速切替および高感度設計を実現可能である。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。図4において、前置増幅器は、図1に示す同番号の同一機能の構成要素に加えて、トランジスタのベースとコレクタを接続した一方向性素子7、第2のトランジスタであるMOSトランジスタ8を有して構成されている。一方向性素子7は、帰還抵抗部3に並列接続されるように、TIAの入力端と出力端に接続される。MOSトランジスタ8は、一方向性素子7と同様、帰還抵抗部3に並列接続される。MOSトランジスタ8と反転増幅器2には、利得制御信号が入力される。なお、図4に示される一方向性素子7は、トランジスタによって構成されているが、これに限定されるものではない。以下、実施の形態1にかかる前置増幅器と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
レート切替信号による帰還抵抗部3と反転増幅器2の利得動作は、実施の形態1で示した動作と同じであるので、以下、利得制御信号に対する動作について説明する。一般に増幅器は、入力振幅が大きくなると、内部回路のバイアス条件が崩れ、出力波形に歪みが生じる。PONシステムにおいては、ダイナミックレンジ20dB受信光を受信する必要があるため、電気振幅に換算すると100倍の振幅差の信号を再生する必要がある。そのため、最大受信レベルのバースト光信号の再生には、帰還抵抗を小さくして反転増幅器2が歪まない様にする必要がある。MOSトランジスタ8は、ゲートに印加される利得制御信号によって、連続的にMOSトランジスタ8のON抵抗を可変する動作を行う。また、同時に反転増幅器2のオープンループ利得を連続可変する事によって、TIAのループ安定度を保つ様に動作する。
以上説明したように、本実施の形態にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器は、受光電力の大きなバーストパケットを受信した場合でも、利得制御信号によって瞬時に連続的にトランスインピーダンス増幅器の変換利得を変える事ができるため、高速AGC応答による広ダイナミックレンジ化を実現することが可能である。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。図5において、前置増幅器は、図4に示す同番号の同一機能の構成要素に加えて、検出回路である時定数切替型平均値検出回路(以下単に「検出回路」と称する)9、第1の演算回路である演算回路10、および第2の演算回路である演算回路11を有して構成され、検出回路9、演算回路10、および演算回路11によって、利得制御信号を生成することが可能である。以下、実施の形態1および2にかかる前置増幅器と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
実施の形態2において、利得制御信号による前置増幅器の利得制御動作は説明しているので、以下、利得制御信号の生成動作について説明する。検出回路9は、レート切替信号に基づいて時定数を変化するように動作し、前置増幅器の出力信号の平均電圧を検出する。演算回路10は、検出回路9から出力された信号に基づいて、第1の利得制御信号を演算し、演算回路11は、検出回路9から出力された信号に基づいて、第2の利得制御信号を演算する。そして、演算回路10、11は、連続的に帰還抵抗値を変化させるMOSトランジスタ8のゲート電位と、反転増幅器2の利得とを、同時にフィードバック制御を行う。その結果、前置増幅器が受光電力の大きなバーストパケットを受信した場合、検出回路9は、出力振幅が歪まない様に反転増幅器2を動作させる共に、TIAのループ安定度を保つ様に動作させる。
以上説明したように、本実施の形態にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器は、検出回路9、演算回路10、および演算回路11によるAGC制御ループを構成する事によって、同符号連続に最適な平均値検出の時定数設定が可能となると共に、光受信レベルの広ダイナミックレンジ化を実現することが可能である。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。図6において、前置増幅器は、図5に示す同番号の同一機能の構成要素に加えて、反転増幅器2の負荷抵抗部12、第3のトランジスタである連続抵抗可変型のMOSトランジスタ13、第4のトランジスタであるトランジスタ15、第5のトランジスタであるSW側のMOSトランジスタ14、バイアス発生回路16、オペアンプによるボルテージフォロア17を有して構成されている。
反転増幅器2は、トランジスタ54のコレクタが正電源に接続され、抵抗55を介して負電源に接続されたエミッタを出力端とするエミッタフォロア回路と、トランジスタ51のエミッタが抵抗52を介して負電源に接続され、コレクタ抵抗53を介して正電源に接続されたコレクタが前述したエミッタフォロア回路の入力端に接続されるエミッタ接地回路と、負荷抵抗部12とを有して構成されている。
負荷抵抗部12は、コレクタ抵抗53に並列接続されレート切替信号に基づいて動作するMOSトランジスタ13とコレクタ抵抗53とによって構成されている。トランジスタ15は、MOSトランジスタ13とともにコレクタ抵抗53に並列接続される。MOSトランジスタ14は、第2の利得制御信号に基づいて、自己のON抵抗より生じた電圧によってMOSトランジスタ14を制御する。なお、図6において、負荷抵抗部12は、点線で囲まれたコレクタ抵抗53およびMOSトランジスタ13以外にも、トランジスタ15およびMOSトランジスタ14を含む構成であってもよい。
MOSトランジスタ13は、ドレインが正電源に接続され、ソースがエミッタ接地回路のコレクタに接続され、ゲートにレート切替信号が入力される。トランジスタ15は、コレクタが正電源に接続され、エミッタがエミッタ接地回路のコレクタに接続され、ベースにMOSトランジスタ14のドレインが接続される。MOSトランジスタ14は、ドレインがボルテージフォロア17の出力端に接続され、ソースがエミッタ接地回路のコレクタに接続され、ゲートが演算回路11の出力端に接続される。
バイアス発生回路16は、トランジスタ61、64、抵抗62、63、65、66を有し、反転増幅器2と同じ回路乗数で構成されている。ボルテージフォロア17は、バイアス発生回路16の出力端に接続される。以下、実施の形態1〜3にかかる前置増幅器と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態にかかる前置増幅器で新たに追加された構成の動作について説明する。MOSトランジスタ13は、レート切替信号でON/OFF制御され、反転増幅器2のオープンループ利得を2値利得に制御する。MOSトランジスタ14は、演算回路11の出力信号によって、反転増幅器2の利得を連続的に可変する動作を行う。
バイアス回路16のトランジスタ61および抵抗63の接続点電圧は、無入力光信号時のトランジスタ51とコレクタ抵抗53の接続点電圧と同一の電圧を出力し、ボルテージフォロア17によって電圧バッファされた後、トランジスタ15のベースとMOSトランジスタ14のドレインに印加され、AGC動作時の基準電圧となる。
図7は、受信バースト信号およびレート切替信号によって状態変化する時定数切替型平均値検出回路の時定数等の動作を説明するタイミングチャートである。図7には、受信バースト信号、レート切替信号によって状態変化する検出回路9の時定数、反転増幅器2の負荷抵抗部12の抵抗値、帰還抵抗部3の抵抗値、MOSトランジスタ8の抵抗値、およびMOSトランジスタ14の抵抗値に関するタイミングチャートが示されている。
受信バースト光信号が、#1パケットで10.3Gbit/sの場合、レート切替信号はHighとなり、帰還抵抗部3を構成するMOSトランジスタ6と、負荷抵抗部12を構成するMOSトランジスタ13がONとなる。この時、抵抗4および抵抗5には、抵抗4<抵抗5の関係があるため、抵抗5の両端がMOSトランジスタ6によってショートし、帰還抵抗部3は、抵抗4とMOSトランジスタ6のON抵抗の和となり、10.3Gbit/sに最適な低抵抗値となる。また、負荷抵抗部12は、コレクタ抵抗53とMOSトランジスタ13による並列抵抗となるが、MOSトランジスタ13がショートするため、負荷抵抗部12は、殆どMOSトランジスタ13のON抵抗となり、反転増幅器2の利得が低くなる。更に、MOSトランジスタ6、13は共にON領域で動作するため、図3に示すように、これらのON抵抗の値が環境温度に対して殆ど変動しない。そのため、MOSトランジスタ6のON抵抗と抵抗4の和の値を、10.3Gbit/sに最適な値に設計が可能となる。この時、反転増幅器2の利得も前述の様に低くなるので、反転増幅器2と帰還抵抗部3により構成されるTIAのループ安定度が保たれる様に動作する。
また、受信バースト光信号のレベルが、出力振幅としてAGC動作閾値(図7参照)を超えた場合、検出回路9は、10.3Gbit/sに対応する最適な時定数によって、MOSトランジスタ8と14の制御応答時間を制御し、回路の飽和を防ぐ様にAGC動作すると共に、最適な同符号連続耐力となる様に動作する。すなわち、受信バースト光信号のレベルがAGC動作閾値を超えた場合、検出回路9は、時定数によって受光レベルを徐々に減少させる。
次に、受信バースト光信号が#2パケットで1.25Gbit/sの場合、レート切替信号はLowとなり帰還抵抗部3を構成するMOSトランジスタ6と、負荷抵抗部12を構成するMOSトランジスタ13がOFFとなる。この時、MOSトランジスタ6がOFF時の抵抗値には、抵抗5≪MOSトランジスタ6の関係があるため、帰還抵抗部3の並列抵抗は、ほぼ抵抗5により決定する。また、MOSトランジスタ13がOFF時の抵抗値は、コレクタ抵抗53≪MOSトランジスタ13の関係になるので、負荷抵抗部12の並列抵抗は、ほぼコレクタ抵抗53により決定する。従って、帰還抵抗部3は、抵抗4と抵抗5の和の値となり、1.25Gbit/sに最適な高抵抗値(変換利得)に変化する。この時、前記のとおり、負荷抵抗部12の利得も高くなる事により、反転増幅器2と帰還抵抗部3により構成されるTIAのループ安定度は保たれる様に動作する。
また、#2パケットにおける受信バースト光信号のレベルは、出力振幅としてAGC動作閾値を超えないので、回路の飽和を防ぐ必要がなく、検出回路9によるAGC動作は行われない。
次に、受信バースト光信号が#3パケットで1.25Gbit/sの場合、#2パケット受信時と同様、レート切替信号はLowを維持し、MOSトランジスタ6およびMOSトランジスタ13がOFFとなる。従って、帰還抵抗部3は、抵抗4と抵抗5の和の値となり、1.25Gbit/sに最適な高抵抗値(変換利得)に変化する。この時、前記のとおり、負荷抵抗部12の利得も高くなる事により、反転増幅器2と帰還抵抗部3により構成されるTIAのループ安定度は保たれる様に動作する。
また、#2パケットにおける受信バースト光信号のレベルは、出力振幅としてAGC動作閾値を超えないので、回路の飽和を防ぐ必要がなく、検出回路9によるAGC動作は行われない。また、#3パケットにおける受光レベルは、AGC動作閾値(図7参照)を超えているため、検出回路9は、1.25Gbit/sに対応する最適な時定数によって、MOSトランジスタ8と14の制御応答時間を制御し、回路の飽和を防ぐ様にAGC動作すると共に、最適な同符号連続耐力となる様に動作する。なお、図7において、#3パケットに対応する時定数は、#1パケットに対応する時定数に比して短く設定されていることが分かる。
以上説明したように、本実施の形態にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器は、10.3Gbit/sと1.25Gbit/sのレート切替があっても、MOSトランジスタ6と13のON/OFF制御により最適な帰還抵抗と負荷抵抗を環境温度によらずに実現できると共に、TIAの入力に、2個以上の帰還抵抗を接続しないため、帰還抵抗部3に寄生する容量による帯域劣化や雑音劣化に対して最小の回路構成が可能となり、帰還抵抗部3の高速切替、環境温度耐性、および高感度設計が実現可能である。
なお、実施の形態1〜4に示した前置増幅器の構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明にかかる前置増幅器は、GE−PONシステムと10GEPONシステムを混在収容するシステムに適用可能であり、特に、複数の受信バースト信号の伝送速度に対して、環境温度耐性に優れる共に、広帯域化、高速AGC応答による広ダイナミックレンジ化を実現可能な発明として有用である。
実施の形態1にかかる前置増幅器の構成を示す図である。 受信バースト信号およびレート切替信号によって状態変化する利得可変型の反転増幅器の利得と帰還抵抗の抵抗値との関係を説明するタイミングチャートである。 MOSトランジスタの可変抵抗値の温度特性を示す図である。 実施の形態2にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。 実施の形態3にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。 実施の形態4にかかるマルチレート対応バースト前置増幅器の構成を示す図である。 受信バースト信号およびレート切替信号によって状態変化する時定数切替型平均値検出回路の時定数等の動作を説明するタイミングチャートである。
1 受光素子
2 反転増幅器
3 帰還抵抗部
4 抵抗(第1の抵抗)
5 抵抗(第2の抵抗)
6 MOSトランジスタ(第1のトランジスタ)
7 一方向性素子
8 MOSトランジスタ(第2のトランジスタ)
9 時定数切替型平均値検出回路(検出回路)
10 演算回路(第1の演算回路)
11 演算回路(第2の演算回路)
12 負荷抵抗部
13 MOSトランジスタ(第3のトランジスタ)
14 MOSトランジスタ(第5のトランジスタ)
15 トランジスタ(第4のトランジスタ)
16 バイアス発生回路
17 ボルテージフォロア
51,54,61,64 トランジスタ
52,55,62,63,65,66 抵抗
53 コレクタ抵抗

Claims (5)

  1. 光伝送路を介して複数の加入者側装置から伝送された光バースト信号を電流信号に変換する受光素子と、前記電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ(以下「TIA」と称する)と、を備えた前置増幅器において、
    第1の抵抗と第2の抵抗とが直列接続され、一端が前記TIAの入力端に接続され、他端が前記TIAの出力端に接続された直列接続回路と、
    一端が前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続端に接続され、他端が前記第2の抵抗と前記TIAの出力端との接続端に接続された第1のトランジスタと、
    を有する帰還抵抗部を備え、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗と前記第1のトランジスタのOFF抵抗との間には、前記第1の抵抗<前記第2の抵抗<前記OFF抵抗の関係があり、
    前記帰還抵抗部は、前記光バースト信号の伝送速度に対応したレート切替信号がHighのとき、前記第1のトランジスタがON制御され、前記レート切替信号がLowのとき、前記第1のトランジスタがOFF制御されるように構成され、
    前記TIAは、前記レート切替信号に基づいて自己のオープンループ利得が切り替えられるように構成されている、
    ことを特徴とする前置増幅器。
  2. 前記帰還抵抗部に並列接続され、かつ、前記TIAの入力端と出力端との間に接続された一方向性素子と、
    前記帰還抵抗部に並列接続された第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記第2のトランジスタは、利得制御信号に基づいて自己のON抵抗を連続的に変化させるものであり、
    前記TIAは、前記利得制御信号に基づいて前記オープンループ利得が連続的に変化するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の前置増幅器。
  3. 前記利得制御信号は、前記第2のトランジスタを制御するための第1の利得制御信号と、前記TIAを制御するための第2の利得制御信号と、から成り、
    前記レート切替信号に基づいて時定数を変化させ、前記TIAの出力信号の平均電圧を検出する検出回路と、
    前記検出回路から出力された出力信号に基づいて、前記第1の利得制御信号を演算する第1の演算回路と、
    前記検出回路から出力された出力信号に基づいて、前記第2の利得制御信号を演算する第2の演算回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の前置増幅器。
  4. 前記TIAは、
    コレクタが正電源に接続され、抵抗を介して負電源に接続されたエミッタを出力端とするエミッタフォロア回路と、
    エミッタが抵抗を介して負電源に接続され、コレクタ抵抗を介して正電源に接続されたコレクタが前記エミッタフォロア回路の入力端に接続されるエミッタ接地回路と、
    前記コレクタ抵抗に並列接続され、前記レート切替信号に基づいて動作する第3のトランジスタと、
    前記第3のトランジスタとともに前記コレクタ抵抗に並列接続された第4のトランジスタと、
    前記第2の利得制御信号に基づいて、自己のON抵抗より生じた電圧によって前記第4のトランジスタを制御する第5のトランジスタと、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の前置増幅器。
  5. 前記TIAと同一の回路定数で構成されたバイアス発生回路と、
    前記バイアス発生回路の出力端に接続されたボルテージフォロアと、
    を備え、
    前記第3のトランジスタは、ドレインが正電源に接続され、ソースが前記エミッタ接地回路のコレクタに接続され、ゲートに前記レート切替信号が入力され、
    前記第4のトランジスタは、コレクタが正電源に接続され、エミッタが前記エミッタ接地回路のコレクタに接続され、ベースに前記第5のトランジスタのドレインが接続され、
    前記第5のトランジスタは、ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端に接続され、ソースが前記エミッタ接地回路のコレクタに接続され、ゲートが前記第2の演算回路の出力端に接続されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の前置増幅器。
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