JP2011158667A - 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 - Google Patents
平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011158667A JP2011158667A JP2010019676A JP2010019676A JP2011158667A JP 2011158667 A JP2011158667 A JP 2011158667A JP 2010019676 A JP2010019676 A JP 2010019676A JP 2010019676 A JP2010019676 A JP 2010019676A JP 2011158667 A JP2011158667 A JP 2011158667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- printing plate
- lithographic printing
- plate precursor
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/11—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
- G03F7/028—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators
- G03F7/029—Inorganic compounds; Onium compounds; Organic compounds having hetero atoms other than oxygen, nitrogen or sulfur
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
- G03F7/028—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with photosensitivity-increasing substances, e.g. photoinitiators
- G03F7/031—Organic compounds not covered by group G03F7/029
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
- G03F7/032—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders
- G03F7/033—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders the binders being polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
Abstract
【解決手段】支持体と接する画像記録層又は支持体と画像記録層の間に設けられる下塗り層が、一般式(I)又は(II)で表される構造を有する重合体を含有する平版印刷版原版及び該原版を用いた平版印刷版の作製方法。
R1は1価の基を表し、L1は重合体の主鎖に連結する2価の連結基を表し、L2は2価の連結基を表し、X+は−N+R2R3−、−S+R2−、−I+−、−P+R2R3などを表し、R2、R3は独立にアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基を表すか、R2とR3が互いに連結して環を形成していてもよく、1/n(An−)はアニオンを表し、nは1〜3の整数である。
【選択図】なし
Description
特に近年は、地球環境への配慮が産業界全体の大きな関心事となっており、環境への配慮からも、より中性域に近い現像液での処理や廃液の低減が課題として挙げられている。特に湿式の後処理は、簡素化するか、乾式処理に変更することが望ましい。
また、ポリビニルホスホン酸に替えて、スルホン酸基を持ったモノマーと支持体吸着性基を持ったモノマーを共重合させたバインダーポリマーを含有する層を支持体表面に形成した平版印刷版原版が提案されている(例えば、特許文献6参照)。このような提案に係る平版印刷版原版では、スルホン酸基の親水性の高さから耐汚れ性に優れるという利点が
ある。しかしながら、かかる親水性の高さから支持体表面と画像記録層との密着力が低下し、耐刷性、耐薬品性が大きく低下してしまう。このように、耐刷性、耐薬品性と耐汚れ性の両立は極めて難しく、耐汚れ性が良好であり、かつ充分な耐刷性を有する簡易処理型の平版印刷版原版はこれまでに知られていない。
このような機上現像に適した平版印刷版原版は、湿し水やインキ溶剤に可溶な画像形成層を有し、しかも、明室に置かれた印刷機上で現像されるのに適した明室取り扱い性を有することが必要とされる。しかしながら、従来のPS版では、このような要求を充分に満足することは、実質的に不可能であった。
そこで、このような要求を満足するために、親水性バインダーポリマー中に熱可塑性疎水性重合体微粒子を分散させた画像記録層を親水性支持体上に設けた平版印刷版原版が提案されている(例えば、特許文献7参照)。その製版に際しては、赤外線レーザーで画像露光して、光熱変換により生じた熱で熱可塑性疎水性重合体微粒子を合体(融着)させて画像形成した後、印刷機のシリンダー上に版を取り付け、湿し水及びインキの少なくともいずれかを供給することにより機上現像される。この平版印刷版原版は画像記録域が赤外領域であることにより、明室での取り扱い性も有している。
また、熱可塑性微粒子に代えて、重合性化合物を内包するマイクロカプセルを含む平版印刷版原版が提案されている。そして、マイクロカプセルのシェルには、熱分解性のポリマーを使用することも提案されている。(例えば、特許文献8〜13参照)。このような提案にかかる平版印刷版原版では、重合性化合物の反応により形成されるポリマー画像が微粒子の融着により形成される画像よりも強度に優れているという利点がある。
R2、R3は各々独立に置換されてもよいアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基を表すか、あるいはR2とR3が互いに連結して環を形成していてもよく、1/n(An−)は一般式(I)又は(II)で表される構造を中性にするためのアニオンを表し、nは1〜3の整数であり、*は重合体の主鎖と連結する部位を表す。
<3> 前記(A)重合体を、前記下塗り層に含有することを特徴とする<1>又は<2>に記載の平版印刷版原版。
<4> 前記一般式(I)又は(II)のX+が、−N+R2R3−であることを特徴とする<1>〜<3>のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
<6> 前記一般式(I)又は(II)のL2が、置換されても良いアルキレン基であることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
<7> 前記一般式(I)又は(II)のL2が、置換されても良いメチレン基であることを特徴とする<6>に記載の平版印刷版原版。
<9> 前記(E)バインダーポリマーが、(メタ)アクリル樹脂又はウレタン樹脂であることを特徴とする<1>〜<8>のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
<11> <1>〜<9>のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、画像様露光した後、印刷機上で印刷インキと湿し水を供給して非画像部の画像記録層を除去することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
本発明に係る平版印刷版原版は、支持体上に、画像記録層を設けてなる平版印刷版原版であって、前記支持体と接する前記画像記録層又は前記支持体と前記画像記録層の間に設けられる下塗り層が、(A)下記一般式(I)又は(II)で表される構造の側鎖を有する重合体(以下特定高分子化合物とも称する)を含有することを特徴とする。また画像記録層は、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物、(D)増感色素及び(E)バインダーポリマーを含有することが好ましい。本発明の画像記録層は必要に応じて、更にその他の成分を含有することが出来る。以下、本発明の平版印刷版の構成成分について詳細に説明する。
本発明の特定高分子化合物は、下記一般式(I)又は(II)で表される構造の側鎖を有する重合体である。以下特定高分子化合物について詳細に説明する。まず一般式(I)及び(II)について説明する。
X+は好ましくは−N+R2R3−又は−S+R2−であり、特に好ましくは−N+R2R3−である。
特定高分子化合物の合成容易性からnは1であることが特に好ましい。
及び一般式(II)で表される構造を共に有していてもよい。
Ra〜Rcはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であることが好ましく、特に水素原子、メチル基又はエチル基であることが好ましい。
耐汚れ性及び耐刷性の観点から、支持体表面と相互作用する官能基は、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸エステル基若しくはその塩、ホスホン酸基若しくはその塩であることが好ましく、耐汚れ性の更なる改良の観点から、リン酸エステル基若しくはその塩又はホスホン酸基若しくはその塩であることが好ましく、ホスホン酸基若しくはその塩であることが特に好ましい。
Qで表される支持体表面と相互作用する官能基は、上述したものが好ましい。
〜95モル%の範囲であることが更に好ましい。
好ましい例としては、アクリル酸エステル類、メタクリルエステル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ビニルエステル類、スチレン類、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸イミド等の公知のモノマーに由来する繰り返し単位などが挙げられる。他の繰り返し単位を導入することで、製膜性、膜強度、親水性、疎水性、溶解性、反応性、安定性等層の諸物性を適宜改善或いは制御することができる。
置換基を有してもよいアリールアミノ基、置換基を有してもよいアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基などが挙げられ、なかでも、水素原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基がラジカル反応性が高いことから好ましい。
Yは、酸素原子、硫黄原子、又は−N(R12)−を表す。R12は、一般式(i)のR12と同義であり、好ましい例も同様である。
基を表す。R9は、好ましくは、水素原子又は置換基を有してもよいアルキル基などが挙げられ、なかでも、水素原子、メチル基がラジカル反応性が高いことから好ましい。R10、R11は、それぞれ独立に、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルアミノ基、置換基を有してもよいアリールアミノ基、置換基を有してもよいアルキルスルホニル基、置換基を有してもよいアリールスルホニル基などが挙げられ、なかでも、水素原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基がラジカル反応性が高いことから好ましい。
Zは、酸素原子、硫黄原子、−N(R13)−又は置換基を有してもよいフェニレン基を表す。R13は、置換基を有してもよいアルキル基などが挙げられ、なかでも、メチル基、エチル基、イソプロピル基がラジカル反応性が高いことから好ましい。
ることにより行うことができる。特定高分子化合物は、塗布量(固形分)として、好ましくは0.1〜100mg/m2、より好ましくは1〜30mg/m2となるよう、画像記録層用塗布液又は下塗り層用塗布液に添加して用いられる。
(B)重合開始剤
本発明の画像記録層は重合開始剤(以下、開始剤化合物とも称する)を含有する。本発明においては、ラジカル重合開始剤が好ましく用いられる。
オニウム塩は、750〜1400nmの波長域に極大吸収を有する赤外線吸収剤と併用して用いられることが特に好ましい。
画像記録層中の重合開始剤の含有量は画像記録層全固形分に対し、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは1.0〜10質量%である。
画像記録層に用いる重合性化合物は、少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。これらは、例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物などの化学的形態をもつ。モノマーの例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)や、そのエステル類、アミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と多価アルコール化合物とのエステル類、不飽和カルボン酸と多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシル基、アミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル類或いはアミド類と単官能若しくは多官能イソシアネート類或いはエポキシ類との付加反応物、及び単官能若しくは多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアネート基、エポキシ基等の親電子性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル類或いはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物、更にハロゲン基、トシルオキシ基等の脱離性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル類或いはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、上記の不飽和カルボン酸を、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。これらは、特表2006−508380号公報、特開2002−287344号公報、特開2008−256850号公報、特開2001−342222号公報、特開平9−179296号公報、特開平9−179297号公報、特開平9−179298号公報、特開2004−294935号公報、特開2006−243493号公報、特開2002−275129号公報、特開2003−64130号公報、特開2003−280187号公報、特開平10−333321号公報等に記載されている。
(ただし、R4及びR5は、H又はCH3を示す。)
画像記録層に用いる増感色素は、画像露光時の光を吸収して励起状態となり、前記重合開始剤に電子移動、エネルギー移動又は発熱などでエネルギーを供与し、重合開始機能を向上させるものであれば特に限定せず用いることができる。特に、300〜450nm又は750〜1400nmの波長域に極大吸収を有する増感色素が好ましく用いられる。
これらの染料のうち特に好ましいものとしては、シアニン色素、スクアリリウム色素、ピリリウム塩、ニッケルチオレート錯体、インドレニンシアニン色素が挙げられる。更に、シアニン色素やインドレニンシアニン色素が好ましく、特に好ましい例として下記一般式(a)で示されるシアニン色素が挙げられる。
である
本発明の画像記録層に含有されるバインダーポリマーは、画像記録層成分を支持体上に担持可能であり、現像液により除去可能であるものが用いられる。バインダーポリマーとしては、(メタ)アクリル系重合体、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などが用いられる。特に、(メタ)アクリル系重合体、ポリウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が好ましく用いられ、より好ましくは(メタ)アクリル系重合体、ポリウレタン樹脂である。
本発明における(メタ)アクリル系重合体の好適な一例としては、酸基を含有する繰り返し単位を有する共重合体が挙げられる。酸基としては、カルボン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基、リン酸基、スルホンアミド基等が挙げられるが、特にカルボン酸基が好ましい。酸基を含有する繰り返し単位としては、(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位や下記一般式(I)で表されるものが好ましく用いられる。
置換基としては、水素原子を除く1価の非金属原子団を挙げることができ、ハロゲン原子(−F、−Br、−Cl、−I)、ヒドロキシル基、シアノ基、アルコキシ基、アリーロキシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、カルボキシル基及びその共役塩基基、アルコキシカルボニル基、アリーロキシカルボニル基、カルバモイル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基等が挙げられる。
本発明に用いられる(メタ)アクリル系重合体は更に架橋性基を有することが好ましい。ここで架橋性基とは、平版印刷版原版を露光した際に画像記録層中で起こるラジカル重合反応の過程でバインダーポリマーを架橋させる基のことである。このような機能の基であれば特に限定されないが、例えば、付加重合反応し得る官能基としてエチレン性不飽和結合基、アミノ基、エポキシ基等が挙げられる。また光照射によりラジカルになり得る官能基であってもよく、そのような架橋性基としては、例えば、チオール基、ハロゲン基等が挙げられる。なかでも、エチレン性不飽和結合基が好ましい。エチレン性不飽和結合基としては、スチリル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基が好ましい。
バインダーポリマー中の酸基の一部が、塩基性化合物で中和されていても良い。塩基性化合物としては、塩基性窒素を含有する化合物やアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属の4級アンモニウム塩などが挙げられる。
バインダーポリマーは単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。
バインダーポリマーの含有量は、良好な画像部の強度と画像形成性の観点から、画像記録層の全固形分に対して、5〜75質量%が好ましく、10〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましい。
また、重合性化合物及びバインダーポリマーの合計含有量は、画像記録層の全固形分に対して、90質量%以下が好ましい。90質量%を超えると、感度の低下、現像性の低下を引き起こす場合がある。より好ましくは35〜80質量%である。
本発明における画像記録層は、耐刷性を低下させることなく機上現像性を向上させるために、低分子親水性化合物を含有してもよい。
低分子親水性化合物としては、例えば、水溶性有機化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコール類及びそのエーテル又はエステル誘導体類、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等のポリオール類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等の有機アミン類及びその塩、アルキルスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機スルホン酸類及びその塩、アルキルスルファミン酸等の有機スルファミン酸類及びその塩、アルキル硫酸、アルキルエーテル硫酸等の有機硫酸類及びその塩、フェニルホスホン酸等の有機ホスホン酸類及びその塩、酒石酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸、アミノ酸類等の有機カルボン酸類及びその塩、ベタイン類等が挙げられる。
本発明の画像記録層には、着肉性を向上させるために、ホスホニウム化合物、含窒素低分子化合物、アンモニウム基含有ポリマーなどの感脂化剤を含有させることができる。特に、保護層が無機質の層状化合物を含有する場合、感脂化剤は、無機質の層状化合物の表面被覆剤として機能し、無機質の層状化合物による印刷途中の着肉性低下を防止する。
30%ポリマー溶液3.33g(固形分として1g)を、20mlのメスフラスコに秤量し、N−メチルピロリドンでメスアップする。この溶液を30℃の恒温槽で30分間静置し、ウベローデ還元粘度管(粘度計定数=0.010cSt/s)に入れて30℃にて流れ落ちる時間を測定する。なお測定は同一サンプルで2回測定し、その平均値を算出する。同様にブランク(N−メチルピロリドンのみ)の場合も測定し、下記式から還元比粘度(ml/g)を算出する。
(1)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=p−トルエンスルホナート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比10/90 質量平均分子
量4.5万)
(2)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80 質量平均分子量6.0万)
(3)2−(エチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=p−トルエンスルホナート/ヘキシルメタクリレート共重合体(モル比30/70 質量平均分子量4.5万)
(4)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/2−エチルヘキシルメタクリレート共重合体(モル比20/80 質量平均分子量6.0万)
(5)2−(トリメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=メチルスルファート/ヘキシルメタクリレート共重合体(モル比40/60 質量平均分子量7.0万)
(6)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比 25/75 質量平均分子量6.5万)
(7)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルアクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80 質量平均分子量6.5万)
(8)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=13−エチル−5,8,11−トリオキサ−1−ヘプタデカンスルホナート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート共重合体(モル比20/80 質量平均分子量7.5万)
(9)2−(ブチルジメチルアンモニオ)エチルメタクリレート=ヘキサフルオロホスファート/3,6−ジオキサヘプチルメタクリレート/2−ヒドロキシ−3−メタクロイルオキシプロピルメタクリレート共重合体(モル比15/80/5 質量平均分子量6.5万)
画像記録層には、機上現像性を向上させるため、疎水化前駆体を含有させることができる。疎水化前駆体とは、熱が加えられたときに画像記録層を疎水性に変換できる微粒子を意味する。微粒子としては、疎水性熱可塑性ポリマー微粒子、熱反応性ポリマー微粒子、重合性基を有するポリマー微粒子、疎水性化合物を内包しているマイクロカプセル及びミクロゲル(架橋ポリマー微粒子)から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。なかでも、重合性基を有するポリマー微粒子及びミクロゲルが好ましい。
このようなポリマー微粒子を構成するポリマーの具体例としては、エチレン、スチレン、塩化ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、ビニルカルバゾール、ポリアルキレン構造を有するアクリレート又はメタクリレートなどのモノマーのホモポリマー若しくはコポリマー又はそれらの混合物を挙げることができる。その中で、より好適なものとして、ポリスチレン、スチレン及びアクリロニトリルを含む共重合体、ポリメタクリル酸メチルを挙げることができる。
が好ましい。
画像記録層は、連鎖移動剤を含有することが好ましい。連鎖移動剤は、例えば高分子辞典第三版(高分子学会編、2005年)683−684頁に定義されている。連鎖移動剤としては、例えば、分子内にSH、PH、SiH、GeHを有する化合物群が用いられる。これらは、低活性のラジカル種に水素供与して、ラジカルを生成するか、若しくは、酸化された後、脱プロトンすることによりラジカルを生成しうる。本発明の画像記録層には、特に、チオール化合物(例えば、2−メルカプトベンズイミダゾール類、2−メルカプトベンズチアゾール類、2−メルカプトベンズオキサゾール類、3−メルカプトトリアゾール類、5−メルカプトテトラゾール類等)を好ましく用いることができる。
である。
本発明の画像記録層は、必要な上記各画像記録層成分を溶剤に分散又は溶解して塗布液を調製し、塗布して形成される。使用する溶剤としては、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、γ−ブチルラクトン等を挙げることができるが、これに限定されるものではない。溶剤は、単独又は混合して使用される。塗布液の固形分濃度は、好ましくは1〜50質量%である。
本発明の平版印刷版原版には、露光時の重合反応を妨害する酸素の拡散侵入を遮断するため、画像記録層上に保護層(酸素遮断層)を設けることが好ましい。保護層の材料としては、水溶性ポリマー、水不溶性ポリマーのいずれをも適宜選択して使用することができ、必要に応じて2種類以上を混合して使用することもできる。具体的には、例えば、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、水溶性セルロース誘導体、ポリ(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。これらの中で、比較的結晶性に優れた水溶性高分子化合物を用いることが好ましい。具体的には、ポリビニルアルコールを主成分として用いることが、酸素遮断性、現像除去性といった基本特性的に特に良好な結果を与える。
E、PVA−403、PVA−405、PVA−420、PVA−424H、PVA−505、PVA−617、PVA−613、PVA−706、L−8等が挙げられる。ポリビニルアルコールは単独又は混合して使用できる。ポリビニルアルコールの保護層中の含有量は、好ましくは20〜95質量%、より好ましくは30〜90質量%である。
本発明の平版印刷版原版に用いられる支持体は、特に限定されず、寸度的に安定な板状の親水性支持体であればよい。支持体としては、特に、アルミニウム板が好ましい。アルミニウム板を使用するに先立ち、粗面化処理、陽極酸化処理等の表面処理を施すことが好ましい。アルミニウム板表面の粗面化処理は、種々の方法により行われるが、例えば、機械的粗面化処理、電気化学的粗面化処理( 電気化学的に表面を溶解させる粗面化処理) 、化学的粗面化処理( 化学的に表面を選択溶解させる粗面化処理) が挙げられる。これらの処理については、特開2007−206217号の段落番号〔0241〕〜〔0245〕に記載された方法を好ましく用いることができる。
また、支持体の色濃度は、反射濃度値で0.15〜0.65が好ましい。この範囲で、
画像露光時のハレーション防止による良好な画像形成性と現像後の良好な検版性が得られる。
支持体の厚さは0.1〜0.6mmであるのが好ましく、0.15〜0.4mmであるのがより好ましく、0.2〜0.3mmであるのが更に好ましい。
本発明の平版印刷版原版の1態様によれば、支持体と画像記録層の間に下塗り層が設けられ、下塗り層は特定高分子化合物を含有する。
下塗り層の塗布量(固形分)は、好ましくは0.1〜100mg/m2、より好ましくは1〜30mg/m2である。
本発明の平版印刷版原版は、必要に応じて、支持体の裏面にバックコートを設けることができる。バックコートとしては、例えば、特開平5−45885号公報に記載されている有機高分子化合物、特開平6−35174号公報に記載されている有機金属化合物又は無機金属化合物を加水分解及び重縮合させて得られる金属酸化物からなる被覆層が好適に挙げられる。中でも、Si(OCH3)4 、Si(OC2H5)4 、Si(OC3H7)4 、Si(OC4H9)4等のケイ素のアルコキシ化合物を用いることが、原料が安価で入手しやすい点で好ましい。
本発明における平版印刷版原版を画像露光して現像処理を行うことで平版印刷版を作製することができる。
<画像露光>
光源の波長は300〜450nm又は750〜1400nmが好ましく用いられる。300〜450nmの光源の場合は、この波長領域に吸収極大を有する増感色素を画像記録層に有する平版印刷版原版が好ましく用いられ、750〜1400nmの光源の場合は、
この波長領域に吸収を有する増感色素である赤外線吸収剤を画像記録層に含有する平版印刷版原版が好ましく用いられる。300〜450nmの光源としては、半導体レーザーが好適である。750〜1400nmの光源としては、赤外線を放射する固体レーザー及び半導体レーザーが好適である。赤外線レーザーに関しては、出力は100mW以上であることが好ましく、1画素当たりの露光時間は20マイクロ秒以内であるのが好ましく、また照射エネルギー量は10〜300mJ/cm2であるのが好ましい。また、露光時間を短縮するためマルチビームレーザーデバイスを用いることが好ましい。露光機構は、内面ドラム方式、外面ドラム方式、フラットベッド方式等の何れでもよい。
画像露光は、プレートセッターなどを用いて常法により行うことができる。機上現像の場合には、平版印刷版原版を印刷機に装着した後、印刷機上で画像露光を行ってもよい。
現像処理は、(1)pHが2〜14の現像液にて現像する方法(現像液処理方式)、又は(2)印刷機上で、湿し水及び/又はインキを加えながら現像する方法(機上現像方式)で行うことができる。
現像液処理方式においては、画像露光された平版印刷版原版は、pHが2〜14の現像液により処理され、非露光部の画像記録層が除去されて平版印刷版が作製される。
高アルカリ性現像液(pH12以上)を用いる現像処理においては、通常、前水洗工程により保護層を除去し、次いでアルカリ現像を行い、後水洗工程でアルカリを水洗除去し、ガム液処理を行い、乾燥工程で乾燥して平版印刷版が作製される。
本発明の好ましい態様によれば、pHが2〜10.5の現像液が使用される。この態様においては、現像液中に界面活性剤又は水溶性高分子化合物を含有させることが好ましく、これにより現像とガム液処理を同時に行うことが可能となる。よって後水洗工程は特に必要とせず、1液で現像−ガム液処理を行うことができる。更に、前水洗工程も特に必要とせず、保護層の除去も現像−ガム液処理と同時に行うことができる。現像−ガム処理の後に、例えば、スクイズローラーを用いて余剰の現像液を除去した後、乾燥を行うことが好ましい。
、これらの間の適所にバックアップローラ28が備えられている。平版印刷版原版1は搬送ローラ22により搬送されながら現像液中を浸漬されてブラシローラ24を回転させることにより平版印刷版原版1の非画像部の除去を行なって現像処理される。現像処理された平版印刷版原版1は搬送ローラ(搬出ローラ)により乾燥部10へ搬送される。
乾燥部10は、搬送方向上流側から順に、ガイドローラ36、一対の串ローラ38が設けられている。また、乾燥部10には図示しない温風供給手段、発熱手段等の乾燥手段が設けられている。乾燥部10には排出口が設けられ、乾燥手段により乾燥された平版印刷版は排出口(不図示)から排出される。また、乾燥部10と現像部6との間の通路にはシャッター(不図示)が設けられ、平版印刷版原版1が通路を通過していないとき、通路はシャッターにより閉じられている。
ロールの脂肪酸エステル、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステル、ソルビトール及びソルビタンの脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価アルコールのアルキルエーテル、アルカノールアミン類の脂肪酸アミド等が挙げられる。この中で、芳香環とエチレンオキサイド鎖を有するものが好ましく、アルキル置換又は無置換のフェノールエチレンオキサイド付加物又はアルキル置換又は無置換のナフトールエチレンオキサイド付加物がより好ましい。
.5〜20質量%が好ましく、1〜15質量%がより好ましく、1〜12質量%が特に好ましい。
機上現像方式においては、画像露光された平版印刷版原版は、印刷機上で油性インキと水性成分とを供給し、非画像部の画像記録層が除去されて平版印刷版が作製される。
すなわち、平版印刷版原版を画像露光後、なんらの現像処理を施すことなくそのまま印刷機に装着するか、あるいは、平版印刷版原版を印刷機に装着した後、印刷機上で画像露光し、ついで、油性インキと水性成分とを供給して印刷すると、印刷途上の初期の段階で、非画像部においては、供給された油性インキ及び/又は水性成分によって、未硬化の画像記録層が溶解又は分散して除去され、その部分に親水性の表面が露出する。一方、
露光部においては、露光により硬化した画像記録層が、親油性表面を有する油性インキ受容部を形成する。最初に版面に供給されるのは、油性インキでもよく、水性成分でもよいが、水性成分が除去された画像記録層成分によって汚染されることを防止する点で、最初に油性インキを供給することが好ましい。このようにして、平版印刷版原版は印刷機上で機上現像され、そのまま多数枚の印刷に用いられる。油性インキ及び水性成分としては、通常の平版印刷用の印刷インキと湿し水が好適に用いられる。
[特定高分子化合物(P−1)の合成]
コンデンサー、攪拌機を取り付けた300mlフラスコに、ベンジルアルコール:16.21g、テトラヒドロフラン:120ml、ピリジン:12.46gを加えて0℃に冷却し、その後2−ブロモアセチルクロリド:23.60gを1時間かけて滴下し、滴下が終了した後25℃にして2時間攪拌した。反応物を濾過し、濾液を減圧乾燥することで黄色液体37.2gを得た。次いで、(3−ジメチルアミノプロピル)アクリルアミド:20.3gをアセトニトリル:50gに溶解した溶液に、30℃で攪拌しながら黄色液体30gを30分かけて滴下した後、30℃で60分攪拌し反応を終了させた。反応後、反応液を減圧乾燥してアセトニトリルを留去した。その後、反応液をヘキサフルオロリン酸カリウム水溶液に滴下し、沈殿させ白色固体として、3−アクリルアミド−N−(2−(ベンジルオキシ)−2−オキソエチル)−N,N−ジメチルプロパン−1−アンモニウム ヘキサフルオロホスフェート51.2gを得た。
コンデンサー、攪拌機を取り付けた200mlフラスコに、3−アクリルアミド−N−(スルホネートメチル)−N、N−ジメチルプロパン−1−アンモニウム:20.7gを
アセトニトリル:100mlに溶解し、酸化銀(I):11.59gを加え、室温で30分攪拌した。その後ベンジルブロミド:17.1gを加え4時間攪拌した。反応終了後に濾過し、濾液を減圧濃縮してシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、ベンジル 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホネートを得た。次いで特定高分子化合物(P−1)の合成と同様にして、3−アクリルアミド−N−(ベンジルスルホネートメチル)−N、N−ジメチルプロパン−1−アンモニウム ヘキサフルオロホスフェートを用いて、ビニルホスホン酸と共重合することで、特定高分子化合物(P−25)を得た。得られた−(P−25)を、ポリエチレングリコールを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により、質量平均分子量を測定した結果22、000であった。
コンデンサー、攪拌機を取り付けた500mlフラスコに、(3−(ベンジルオキシ)−3−オキソプロピル)(ヒドロキシメチル)(メチル)スルホニウム ヘキサフルオロホスフェート:57.94gをテトラフドロフラン:166.9gに溶解させ、この溶液を0℃に冷却、攪拌しながら、アクリル酸クロリド:13.58gを1時間かけて滴下し、滴下後10℃で1時間攪拌した。反応後にTHFを減圧乾燥して留去し、酢酸エチルで洗浄することで(アクリロキシメチル)(3−(ベンジルオキシ)−3−オキソプロピル)(ヒドロキシメチル)(メチル)スルホニウム ヘキサフルオロホスフェート:59.44gを得た。次いで特定高分子化合物(P−1)の合成と同様にして、これをビニルホスホン酸と共重合することで、特定高分子化合物(P−25)を得た。得られた特定高分子化合物(P−26)を、ポリエチレングリコールを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により、質量平均分子量を測定した結果22、000であった。
(1)平版印刷版原版の作成
〔アルミニウム支持体1の作製〕
厚み0.3mmのアルミニウム板(材質:JIS A1050)の表面の圧延油を除去するため、10質量%アルミン酸ソーダ水溶液を用いて50℃で30秒間脱脂処理を施した後、毛径0.3mmの束植ナイロンブラシ3本とメジアン径25μmのパミス−水懸濁液(比重1.1g/cm3)を用いアルミニウム表面を砂目立てして、水でよく洗浄した。この板を45℃の25質量%水酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエッチングを行い、水洗後、更に60℃で20質量%硝酸水溶液に20秒間浸漬し、水洗した。この時の砂目立て表面のエッチング量は約3g/m2であった。
このようにして得られた支持体の表面粗さを測定したところ、0.51μm(JIS B0601によるRa表示)であった。
アルミニウム支持体1を、珪酸ナトリウム1質量%水溶液にて20℃で10秒処理し、アルミニウム支持体2を作製した。その表面粗さを測定したところ、0.54μm(JIS B0601によるRa表示)であった。
厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、1分間の脱脂処理を行った後、水洗した。このアルミニウム板を、25℃に保たれた10%塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後、水洗した。次いで、このアルミニウム板を、0.3質量%の塩酸水溶液中で、25℃、電流密度100A/dm2の条件下に交流電流により60秒間電解粗面化を行った後、60℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒間デスマット処理を行った。このアルミニウム板を、15%硫酸水溶液溶液中で、25℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件下に1分間陽極酸化処理を行い、アルミニウム支持体を作製した。その表面粗さを測定したところ、0.44μm(JIS B0601によるRa表示)であった。
以下の組成を有する下塗り層塗布液をバーコーターで塗布し、100℃にて1分間乾燥して下塗り層を形成した。下塗り層の乾燥塗布量は12mg/m2であった。
・表1に記載の特定高分子化合物又は比較用高分子化合物 0.50g
・メタノール 90.0g
・水 10.0g
下記組成の画像記録層塗布液1をバー塗布した後、90℃で60秒間オーブン乾燥し、乾燥塗布量1.3g/m2の画像記録層1を形成した。
・下記バインダーポリマー(1)(質量平均分子量:80、000) 0.34g
・下記重合性化合物(1) 0.68g
(PLEX6661−O、デグサジャパン製)
・下記増感色素(1) 0.06g
・下記重合開始剤(1) 0.18g
・下記連鎖移動剤(1) 0.02g
・ε―フタロシアニン顔料の分散物 0.40g
(顔料:15質量部、分散剤(アリルメタクリレート/メタクリル酸
共重合体(質量平均分子量:6万、共重合モル比:83/17)):10質量部、シクロヘキサノン:15質量部)
・熱重合禁止剤
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩 0.01g
・下記フッ素系界面活性剤(1) (質量平均分子量:10、000) 0.001g
・ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物 0.02g
((株)ADEKA製、プルロニックL44)
・黄色顔料の分散物 0.04g
(黄色顔料Novoperm Yellow H2G(クラリアント製):15質量部、
分散剤(アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 (質量平均分子
量:6万、共重合モル比83/17)):10質量部、シクロヘキサノン:15質量部)
・1−メトキシ−2−プロパノール 3.5g
・メチルエチルケトン 8.0g
下記組成の画像記録層塗布液2をバー塗布した後、90℃で60秒間オーブン乾燥し、乾燥塗布量1.3g/m2の画像記録層を形成した。
<画像記録層塗布液2>
・上記バインダーポリマー(1)(質量平均分子量:8万) 0.04g
・下記バインダーポリマー(2)(質量平均分子量:8万) 0.30g
・上記重合性化合物(1) 0.17g
(PLEX6661−O、デグサジャパン製)
・下記重合性化合物(2) 0.51g
・下記増感色素(2) 0.03g
・下記増感色素(3) 0.015g
・下記増感色素(4) 0.015g
・上記重合開始剤(1) 0.13g
・連鎖移動剤:メルカプトベンゾチアゾール 0.01g
・ε―フタロシアニン顔料の分散物 0.40g
(顔料:15質量部、分散剤(アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
(質量平均分子量:6万、共重合モル比:83/17)):10質量部、
シクロヘキサノン:15質量部)
・熱重合禁止剤 0.01g
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩
・上記フッ素系界面活性剤(1)(質量平均分子量:1万) 0.001g
・1−メトキシ−2−プロパノール 3.5g
・メチルエチルケトン 8.0g
下記組成の画像記録層塗布液3をバー塗布した後、100℃で60秒間オーブン乾燥し、乾燥塗布量1.0g/m2の画像記録層を形成した。画像記録層塗布液3は下記感光液(1)及び疎水化前駆体液(1)を塗布直前に混合し攪拌することにより調製した。
・下記バインダーポリマー(3) 0.162g
・下記赤外線吸収剤(1) 0.030g
・下記重合開始剤(3) 0.162g
・重合性化合物(アロニックスM215、東亞合成(株)製) 0.385g
・パイオニンA−20(竹本油脂(株)製) 0.055g
・下記感脂化剤(1) 0.044g
・上記フッ素系界面活性剤(1) 0.008g
・メチルエチルケトン 1.091g
・1−メトキシ−2−プロパノール 8.609g
・下記疎水化前駆体水分散液(1) 2.640g
・蒸留水 2.425g
1000mlの4つ口フラスコに撹拌機、温度計、滴下ロート、窒素導入管、還流冷却器を施し、窒素ガスを導入して脱酸素を行いつつ蒸留水350mLを加えて内温が80℃となるまで加熱した。分散剤としてドデシル硫酸ナトリウム3.0gを1.5g添加し、更に開始剤として過硫化アンモニウム0.45gを添加し、次いでグリシジルメタクリレート45.0gとスチレン45.0gとの混合物を滴下ロートから約1時間かけて滴下した。滴下終了後5時間そのまま反応を続けた後、水蒸気蒸留で未反応単量体を除去した。その後冷却しアンモニア水でpH6に調整し、最後に不揮発分が15質量%となるように純水を添加してポリマー微粒子からなる疎水化前駆体水分散液(1)を得た。このポリマー微粒子の粒径分布は、粒子径60nmに極大値を有していた。
以下の組成を有する保護層塗布液1を乾燥塗布量が0.75g/m2となるようにバー
を用いて塗布した後、125℃で70秒間乾燥して保護層を形成した。
・ポリビニルアルコール(ケン化度:98モル%、重合度:500) 40g
・ポリビニルピロリドン(分子量:5万) 5g
・ポリ〔ビニルピロリドン/酢酸ビニル(1/1)〕(分子量:7万) 0.5g
・界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製) 0.5g
・イオン交換水 950g
以下の組成を有する保護層塗布液2を乾燥塗布量が0.75g/m2となるようにバーを用いて塗布した後、125℃で70秒間乾燥して保護層を形成した。
・下記の無機質層状化合物分散液(1) 1.5g
・スルホン酸変性ポリビニルアルコールの6質量%水溶液 0.55g
(日本合成化学工業(株)製CKS50、ケン化度99モル%以上、重合度300)
・ポリビニルアルコール6質量%水溶液 0.03g
((株)クラレ製PVA−405、ケン化度81.5モル%、重合度500)
・界面活性剤の1質量%水溶液
(日本エマルジョン(株)製エマレックス710) 8.60g
・イオン交換水 6.0g
イオン交換水193.6gに合成雲母ソマシフME−100(コープケミカル(株)製)6.4gを添加し、混合物をホモジナイザーを用いて平均粒径(レーザー散乱法)が3μmになるまで分散し、無機質層状化合物分散液(1)を調製した。得られた分散粒子のアスペクト比は100以上であった。
〔露光、現像及び印刷〕
表2、3及び4に示す各平版印刷版原版を、FUJIFILM Electronic
Imaging Ltd.(FFEI社)製Violet半導体レーザープレートセッターVx9600(InGaN系半導体レーザー(発光波長405nm±10nm/出力30mW)を搭載)により画像露光した。画像露光は、解像度2、438dpiで、富士フイルム(株)製FMスクリーン(TAFFETA 20)を用い、網点面積率が50%となるように、版面露光量0.05mJ/cm2で行った。
また、下記現像液2を用い、富士フイルム(株)製自動現像機LP−850P2にて現像処理を実施した。この自動現像機はプレヒート部、前水洗部、現像部、後水洗部、ガム液処理部を有しており、現像部に現像液2を、後水洗部に水道水を仕込んだ。前水洗部及びガム液処理部には処理液を入れず、その搬送機能のみを利用した。プレヒート温度100℃、現像液温度30℃、現像時間18秒の条件で現像処理を行った。
・炭酸ナトリウム 13.0質量部
・炭酸水素ナトリウム 7.0質量部
・ニューコールB13 50.0質量部
・リン酸第一アンモニウム 2.0質量部
・2−ブロモ−2−ニトロプロパンー1、3−ジオール 0.01質量部
・2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オン 0.01質量部
・クエン酸三ナトリウム 15.0質量部
・蒸留水 913.98質量部
(pH:9.8)
・水酸化カリウム 0.15質量部
・ニューコールB13 5.0質量部
・キレスト400(キレート剤) 0.1質量部
・蒸留水 94.75質量部
(pH:12.05)
・アラビアガム 25.0質量部
・酵素変性馬鈴薯澱粉 70.0質量部
・ジオクチルスルホコハク酸エステルのナトリウム塩 5.0質量部
・第一リン酸アンモニウム 1.0質量部
・クエン酸 1.0質量部
・2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール 0.01質量部
・2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オン 0.01質量部
・下記両性界面活性剤(W−1) 70.0質量部
・下記アニオン性界面活性剤(AN−1) 3.0質量部
・蒸留水 824.98質量部
(リン酸及び水酸化ナトリウムを添加し、pHを4.5に調整)
・水 88.6質量部
・下記ノニオン系界面活性剤(W−2) 2.4質量部
・下記ノニオン系界面活性剤(W−3) 2.4質量部
・ノニオン系界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製)1.0質量部
・フェノキシプロパノール 1.0質量部
・オクタノール 0.6質量部
・N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン 1.0質量部
・トリエタノールアミン 0.5質量部
・グルコン酸ナトリウム 1.0質量部
・クエン酸3ナトリウム 0.5質量部
・エチレンジアミンテトラアセテート4ナトリウム 0.05質量部
・ポリスチレンスルホン酸 1.0質量部
(Versa TL77(30%溶液)、Alco Chemical社製)
(リン酸を添加し、pHを7.0に調整)
0(容量比))とTRANS−G(N)墨インキ(大日本インキ化学工業(株)製)とを用い、毎時6000枚の印刷速度で印刷を行った。
各平版印刷版原版について、耐刷性、耐汚れ性、経時後の耐汚れ性、現像性及び耐薬品性を下記のように評価した。結果を表2〜4に示す。
<耐刷性>
印刷枚数の増加にともない、徐々に画像記録層が磨耗しインキ受容性が低下するため、印刷用紙におけるインキ濃度が低下した。同一露光量で露光した印刷版において、インキ濃度(反射濃度)が印刷開始時よりも0.1低下したときの印刷枚数により、耐刷性を評価した。耐刷性評価は、表2、3及び4においては各々比較例1、6及び9を基準(1.0)として、以下のように定義した相対耐刷性で表した。相対耐刷性の数字が大きい程、耐刷性が高いことを表す。
相対耐刷性=(対象平版印刷版原版の耐刷性)/(基準平版印刷版原版の耐刷性)
印刷開始後20枚目の印刷物を抜き取り、非画像部に付着しているインキ濃度を目視により観察し、下記の10〜0の基準に従って評価した。数字の大きい程、耐汚れ性が良好であることを表す。
作製した平版印刷版原版を、60℃相対湿度60%に設定した恒温恒湿槽中に3日間放置した。この平版印刷版原版を用いて平版印刷版を作製し、上記耐汚れ性の評価と同様にして経時後の耐汚れ性を評価した。数字の大きい程、経時後の耐汚れ性が良好であることを表す。
種々の搬送速度にて現像処理を行い、得られた平版印刷版の非画像部のシアン濃度をマクベス濃度計により測定した。非画像部のシアン濃度がアルミニウム支持体のシアン濃度と同等になった搬送速度を求め、現像性とした。現像性評価は、表2、3及び4においては各々比較例1、6及び9を基準(1.0)として、以下のように定義した相対現像性で
表した。相対現像性の数値が大きい程、高現像性であり、性能が良好であることを表す。
相対現像性=(対象平版印刷版原版の搬送速度)/(基準平版印刷版原版の搬送速度)
同一露光量で露光した印刷版において、画像部(網点面積50%)に下記組成の耐薬品性試験液を滴下し20分後に滴下液を拭き取った。滴下した部分に、Scotchブランドテープ(3M社製)を貼り、その後テープを剥がした後、網点面積の減少を目視により観察し、下記の10〜0の基準に従って評価した。数字の大きい程、耐薬品性が良好であることを表す。
・ブチルジグリコール 190.0g
・ブチルグリコール 140.0g
・リンゴ酸 15.0g
・クエン酸 8.0g
・水酸化ナトリウム 24.0g
・硝酸アンモニウム 15.0g
・蒸留水 608.0g
〔露光、現像及び印刷〕
表5及び6に示す各平版印刷版原版を、Creo社製Trendsetter3244VX(水冷式40W赤外線半導体レーザー(830nm)搭載)にて、出力9W、外面ドラム回転数210rpm、解像度2、400dpiの条件で50%平網の画像露光を行った。次いで、現像液1又は4を用い、実施例1と同様にして現像処理を実施した。
〔露光、現像及び印刷〕
表7に示す各平版印刷版原版を、赤外線半導体レーザー搭載の富士フイルム(株)製Luxel PLATESETTER T−6000IIIにて、外面ドラム回転数1000rpm、レーザー出力70%、解像度2400dpiの条件で露光した。露光画像にはベタ画像及び20μmドットFMスクリーンの50%網点チャートを含むようにした。
露光済み平版印刷版原版を現像処理することなく、(株)小森コーポレーション製印刷機LITHRONE26の版胴に取り付けた。Ecolity−2(富士フイルム(株)製)/水道水=2/98(容量比)の湿し水とValues−G(N)墨インキ(大日本インキ化学工業(株)製)とを用い、LITHRONE26の標準自動印刷スタート方法で湿し水とインキとを供給して機上現像した後、毎時10000枚の印刷速度で、特菱アート(76.5kg)紙に印刷を100枚行った
各平版印刷版原版について、機上現像性、耐刷性及び耐薬品性を下記のように評価した。また、耐汚れ性及び経時後の耐汚れ性を実施例1と同様にして評価した。結果を表7に示す。
<機上現像性>
画像記録層の非画像部の印刷機上での機上現像が完了し、非画像部にインキが転写しな
い状態になるまでに要した印刷用紙の枚数を機上現像性として計測した。
上記機上現像性の評価を行った後、更に印刷を続けた。印刷枚数の増加にともない、徐々に画像記録層が磨耗するため印刷物上のインキ濃度が低下した。印刷物におけるFMスクリーン50%網点の網点面積率をグレタグ濃度計で計測した値が、印刷100枚目の計測値よりも5%低下したときの印刷部数を刷了枚数として耐刷性を評価した。耐刷性評価は、比較例16を基準(1.0)として以下のように定義した相対耐刷性で表した。相対耐刷性の数字が大きい程、耐刷性が高いことを表す。
相対耐刷性=(対象平版印刷版原版の耐刷性)/(基準平版印刷版原版の耐刷性)
同一露光量で露光した印刷版において、画像部(網点面積50%)に実施例1に記載の耐薬品性試験液を滴下し20分後に滴下液を拭き取った。300枚目の印刷物において、滴下部の網点面積の減少を目視により観察し、下記の10〜0の基準に従って評価した。数字の大きい程、耐薬品性が良好であることを表す。
4 前加熱(プレヒート)部
5 加熱室
6 現像部
10 乾燥部
12 搬入ローラ
14 串ローラ
16 搬送ローラ
20 現像槽
22 搬送ローラ
24 ブラシローラ
26 スクイズローラ
28 バックアップローラ
36 ガイドローラ
38 串ローラ
Claims (11)
- 支持体上に、画像記録層を有する平版印刷版原版であって、前記支持体と接する前記画像記録層又は前記支持体と前記画像記録層の間に設けられる下塗り層が、(A)下記一般式(I)又は(II)で表される構造の側鎖を有する重合体を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
- 画像記録層が、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物、(D)増感色素及び(E)バインダーポリマーを含有することを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
- 前記(A)重合体を、前記下塗り層に含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の平版印刷版原版。
- 前記一般式(I)又は(II)のX+が、−N+R2R3−であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 前記(A)重合体が、前記一般式(I)で表される構造の側鎖を有する重合体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 前記一般式(I)又は(II)のL2が、置換されても良いアルキレン基であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 前記一般式(I)又は(II)のL2が、置換されても良いメチレン基であることを特徴とする請求項6に記載の平版印刷版原版。
- 前記一般式(I)又は(II)のR1が、置換されても良い炭素数1〜50のアルキル基又はアリール基であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 前記(E)バインダーポリマーが、(メタ)アクリル樹脂又はウレタン樹脂であるこ
とを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、画像様露光した後、pHが2〜14の現像液の存在下に非画像部の画像記録層を除去することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、画像様露光した後、印刷機上で印刷インキと湿し水を供給して非画像部の画像記録層を除去することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010019676A JP5322963B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
EP20110152669 EP2354851B1 (en) | 2010-01-29 | 2011-01-31 | Lithographic printing plate precursor and method of preparing lithographic printing plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010019676A JP5322963B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011158667A true JP2011158667A (ja) | 2011-08-18 |
JP5322963B2 JP5322963B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43970980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010019676A Expired - Fee Related JP5322963B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2354851B1 (ja) |
JP (1) | JP5322963B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013134341A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の製版方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5514781B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2014-06-04 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版及びこれを用いた平版印刷版の作成方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014294A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版および平版印刷方法 |
JP2007245662A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP2008256742A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
JP2009047754A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版 |
Family Cites Families (119)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2833827A (en) | 1955-01-17 | 1958-05-06 | Bayer Ag | Tri (3, 5-di lower alkyl-4-hydroxy phenyl)-sulfonium chlorides and method of preparing same |
US2850445A (en) | 1955-01-19 | 1958-09-02 | Oster Gerald | Photopolymerization |
DE2064079C2 (de) | 1970-12-28 | 1982-09-09 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Photopolymerisierbares Gemisch |
DE2361041C3 (de) | 1973-12-07 | 1980-08-14 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Photopolymerisierbares Gemisch |
GB1512982A (en) | 1974-05-02 | 1978-06-01 | Gen Electric | Salts |
US4069056A (en) | 1974-05-02 | 1978-01-17 | General Electric Company | Photopolymerizable composition containing group Va aromatic onium salts |
JPS5311314B2 (ja) | 1974-09-25 | 1978-04-20 | ||
US4173476A (en) | 1978-02-08 | 1979-11-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Complex salt photoinitiator |
DE2822190A1 (de) | 1978-05-20 | 1979-11-22 | Hoechst Ag | Photopolymerisierbares gemisch |
DE2822189A1 (de) | 1978-05-20 | 1980-04-17 | Hoechst Ag | Photopolymerisierbares gemisch |
US4252887A (en) | 1979-08-14 | 1981-02-24 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Dimers derived from unsymmetrical 2,4,5-triphenylimidazole compounds as photoinitiators |
DE3036694A1 (de) | 1980-09-29 | 1982-06-03 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Gummielastische, ethylenisch ungesaettigte polyurethane und dieselben enthaltendes durch strahlung polymerisierbares gemisch |
DE3048502A1 (de) | 1980-12-22 | 1982-07-22 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Durch strahlung polymerisierbares gemisch und daraus hergestelltes strahlungsempfindliches aufzeichnungsmaterial |
US4410621A (en) | 1981-04-03 | 1983-10-18 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Photosensitive resin containing a combination of diphenyl-imiazolyl dimer and a heterocyclic mercaptan |
US4518676A (en) | 1982-09-18 | 1985-05-21 | Ciba Geigy Corporation | Photopolymerizable compositions containing diaryliodosyl salts |
JPS5956403A (ja) | 1982-09-27 | 1984-03-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 光重合性組成物 |
JPS6049385A (ja) | 1983-08-29 | 1985-03-18 | 株式会社タツノ・メカトロニクス | 表示装置 |
US4708925A (en) | 1984-12-11 | 1987-11-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Photosolubilizable compositions containing novolac phenolic resin |
DE3604581A1 (de) | 1986-02-14 | 1987-08-20 | Basf Ag | 4-acylbenzylsulfoniumsalze, ihre herstellung sowie sie enthaltende photohaertbare gemische und aufzeichnungsmaterialien |
DE3604580A1 (de) | 1986-02-14 | 1987-08-20 | Basf Ag | Haertbare mischungen, enthaltend n-sulfonylaminosulfoniumsalze als kationisch wirksame katalysatoren |
US4760013A (en) | 1987-02-17 | 1988-07-26 | International Business Machines Corporation | Sulfonium salt photoinitiators |
DE3721740A1 (de) | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Basf Ag | Sulfoniumsalze mit saeurelabilen gruppierungen |
DE3721741A1 (de) | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Basf Ag | Strahlungsempfindliches gemisch fuer lichtempfindliche beschichtungsmaterialien |
US4933377A (en) | 1988-02-29 | 1990-06-12 | Saeva Franklin D | Novel sulfonium salts and the use thereof as photoinitiators |
CA2002873A1 (en) | 1988-11-21 | 1990-05-21 | Franklin Donald Saeva | Onium salts and the use thereof as photoinitiators |
JPH02150848A (ja) | 1988-12-02 | 1990-06-11 | Hitachi Ltd | 光退色性放射線感応性組成物およびそれを用いたパターン形成法 |
JP2655349B2 (ja) | 1989-05-18 | 1997-09-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JP2988756B2 (ja) | 1991-04-26 | 1999-12-13 | 協和醗酵工業株式会社 | 光重合開始剤およびこれを含有する光重合性組成物 |
JPH04365049A (ja) | 1991-06-12 | 1992-12-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
JP2739395B2 (ja) | 1991-08-19 | 1998-04-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JPH05158230A (ja) | 1991-12-10 | 1993-06-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | ポジ型感光性組成物 |
JP2907643B2 (ja) | 1992-07-16 | 1999-06-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版およびその処理方法 |
EP0680626B1 (en) | 1993-01-20 | 1999-06-16 | Agfa-Gevaert N.V. | Photopolymerizable composition of high sensitivity and method for obtaining images therewith |
JP3515846B2 (ja) | 1995-02-06 | 2004-04-05 | 富士写真フイルム株式会社 | ネガ型画像記録材料 |
DE69517174T2 (de) | 1995-10-24 | 2000-11-09 | Agfa Gevaert Nv | Verfahren zur Herstellung einer lithographische Druckplatte mit auf der Druckpresse stattfindenden Entwicklung |
DE69623140T2 (de) | 1995-10-24 | 2003-03-27 | Agfa Gevaert Nv | Verfahren zur Herstellung einer lithographischen Druckplatte mit auf der Druckpresse stattfindender Entwicklung |
DE69608522T2 (de) | 1995-11-09 | 2001-01-25 | Agfa Gevaert Nv | Wärmeempfindliches Aufzeichnungselement und Verfahren zur Herstellung einer lithographischen Druckform damit |
DE69613078T2 (de) | 1995-11-09 | 2001-11-22 | Agfa Gevaert Nv | Wärmeempfindliches Aufzeichnungselement und Verfahren zur Herstellung einer Druckform damit |
JPH09179297A (ja) | 1995-12-22 | 1997-07-11 | Mitsubishi Chem Corp | 光重合性組成物 |
JPH09179296A (ja) | 1995-12-22 | 1997-07-11 | Mitsubishi Chem Corp | 光重合性組成物 |
JPH09179298A (ja) | 1995-12-22 | 1997-07-11 | Mitsubishi Chem Corp | 光重合性組成物 |
JPH10282679A (ja) | 1997-04-08 | 1998-10-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型感光性平版印刷版 |
JP3839552B2 (ja) | 1997-06-03 | 2006-11-01 | コダックポリクロームグラフィックス株式会社 | 印刷現像感光性平版印刷版及びその製版方法 |
EP0931647B1 (en) | 1998-01-23 | 2003-04-02 | Agfa-Gevaert | A heat sensitive element and a method for producing lithographic plates therewith |
JP3676602B2 (ja) | 1999-01-28 | 2005-07-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 感熱平版印刷原版 |
JP2000250211A (ja) | 1999-03-01 | 2000-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JP2001075279A (ja) | 1999-09-03 | 2001-03-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版 |
JP2001166491A (ja) | 1999-09-29 | 2001-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用支持体及びそれを用いた平版印刷版用原版 |
JP2001133969A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型平版印刷版原版 |
JP2001277742A (ja) | 2000-01-27 | 2001-10-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版 |
JP2001277740A (ja) | 2000-01-27 | 2001-10-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版 |
JP4092055B2 (ja) | 2000-02-09 | 2008-05-28 | 三菱製紙株式会社 | 感光性組成物および感光性平版印刷版材料 |
JP3449342B2 (ja) | 2000-03-30 | 2003-09-22 | 三菱化学株式会社 | 光硬化性組成物、低複屈折光学部材及びその製造方法 |
JP2002046361A (ja) | 2000-08-01 | 2002-02-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷用原板 |
JP2002029162A (ja) | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷用原板 |
JP2002023360A (ja) | 2000-07-12 | 2002-01-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型画像記録材料 |
JP4156784B2 (ja) | 2000-07-25 | 2008-09-24 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型画像記録材料及び画像形成方法 |
JP4253432B2 (ja) | 2000-11-01 | 2009-04-15 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用原版 |
JP4319363B2 (ja) | 2001-01-15 | 2009-08-26 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型画像記録材料 |
JP4343462B2 (ja) | 2001-02-28 | 2009-10-14 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP4414607B2 (ja) | 2001-03-14 | 2010-02-10 | 富士フイルム株式会社 | ラジカル重合性化合物 |
JP2002287344A (ja) | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性平版印刷版 |
US20030118939A1 (en) | 2001-11-09 | 2003-06-26 | Kodak Polychrome Graphics, L.L.C. | High speed negative working thermal printing plates |
JP3934996B2 (ja) | 2001-06-11 | 2007-06-20 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用支持体 |
JP2003064130A (ja) | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JP4238003B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2009-03-11 | 三菱製紙株式会社 | 感光性組成物及び平版印刷版 |
JP3989270B2 (ja) | 2002-03-25 | 2007-10-10 | 富士フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
EP1359008B1 (de) | 2002-04-29 | 2005-08-31 | Agfa-Gevaert | Strahlungsempfindliches Gemisch, damit hergestelltes Aufzeichnungsmaterial, und Verfahren zur Herstellung einer Druckplatte |
DE10255663B4 (de) | 2002-11-28 | 2006-05-04 | Kodak Polychrome Graphics Gmbh | Strahlungsempfindliche Elemente |
JP4458778B2 (ja) | 2003-02-20 | 2010-04-28 | 富士フイルム株式会社 | 重合性組成物及びそれを用いた平版印刷版原版 |
JP2004276603A (ja) | 2003-02-25 | 2004-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用支持体 |
JP4299032B2 (ja) | 2003-03-28 | 2009-07-22 | 三菱製紙株式会社 | 感光性平版印刷版材料 |
JP4084708B2 (ja) | 2003-06-04 | 2008-04-30 | 株式会社デュプロ | 包装装置 |
US7183038B2 (en) | 2003-07-22 | 2007-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lithographic printing plate precursor and lithographic printing method |
JP4815113B2 (ja) | 2003-09-24 | 2011-11-16 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP4644458B2 (ja) | 2003-09-30 | 2011-03-02 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP4319567B2 (ja) | 2004-03-04 | 2009-08-26 | 富士フイルム株式会社 | 重合性組成物及び平版印刷版原版 |
JP4351933B2 (ja) | 2004-03-05 | 2009-10-28 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型平版印刷版原版およびこれを用いた平版印刷版の製版方法 |
JP2006065210A (ja) | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版 |
JP4456964B2 (ja) | 2004-09-13 | 2010-04-28 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP2006189604A (ja) | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 光重合性組成物、感光性平版印刷版材料および平版印刷版の製造方法 |
JP4469734B2 (ja) | 2005-02-03 | 2010-05-26 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP5172097B2 (ja) | 2005-02-28 | 2013-03-27 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版および平版印刷版原版の製造方法 |
JP2006239867A (ja) | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP2006243493A (ja) | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版 |
JP4393408B2 (ja) | 2005-03-16 | 2010-01-06 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型平版印刷版原版 |
JP4792326B2 (ja) | 2005-07-25 | 2011-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
US7153632B1 (en) | 2005-08-03 | 2006-12-26 | Eastman Kodak Company | Radiation-sensitive compositions and imageable materials |
JP4759343B2 (ja) | 2005-08-19 | 2011-08-31 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP5170960B2 (ja) | 2005-08-29 | 2013-03-27 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、及び平版印刷方法 |
JP4666488B2 (ja) | 2005-09-07 | 2011-04-06 | 株式会社竹中工務店 | 物品のレイアウト支援システム |
JP2007093866A (ja) | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Fujifilm Corp | 感光性組成物および平版印刷版原版 |
JP2007094138A (ja) | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版及びその製版方法 |
JP4911457B2 (ja) | 2005-12-02 | 2012-04-04 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP4820640B2 (ja) | 2005-12-20 | 2011-11-24 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
JP2007206217A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP2007206216A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP2007225701A (ja) | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP2007225702A (ja) | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP5238170B2 (ja) | 2006-03-14 | 2013-07-17 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP2007293221A (ja) | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法及び平版印刷版原版 |
JP4796890B2 (ja) | 2006-03-31 | 2011-10-19 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版及び平版印刷方法 |
JP2007328243A (ja) | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP5064952B2 (ja) | 2006-09-29 | 2012-10-31 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 |
JP4945432B2 (ja) | 2006-12-28 | 2012-06-06 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
JP2008195018A (ja) | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP4887173B2 (ja) | 2007-02-16 | 2012-02-29 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
JP2008213177A (ja) | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版 |
JP4991430B2 (ja) | 2007-03-30 | 2012-08-01 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP4826918B2 (ja) | 2007-04-03 | 2011-11-30 | 三菱化学株式会社 | 光重合性組成物 |
JP2008284858A (ja) | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版、及びそれを用いた印刷方法 |
US20080311520A1 (en) | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Jianfei Yu | On-press developable negative-working imageable elements and methods of use |
JP5376844B2 (ja) | 2007-06-21 | 2013-12-25 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
US8714088B2 (en) * | 2007-06-21 | 2014-05-06 | Fujifilm Corporation | Lithographic printing plate precursor and lithographic printing method |
JP2009047927A (ja) | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 |
JP2009090645A (ja) | 2007-09-20 | 2009-04-30 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版、及びそれを用いた印刷方法 |
JP5322537B2 (ja) | 2007-10-29 | 2013-10-23 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP2009216924A (ja) | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
JP2009244422A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷版の製版方法 |
-
2010
- 2010-01-29 JP JP2010019676A patent/JP5322963B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-01-31 EP EP20110152669 patent/EP2354851B1/en not_active Not-in-force
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014294A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版および平版印刷方法 |
JP2007245662A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP2008256742A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
JP2009047754A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013134341A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の製版方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5322963B2 (ja) | 2013-10-23 |
EP2354851B1 (en) | 2014-12-03 |
EP2354851A2 (en) | 2011-08-10 |
EP2354851A3 (en) | 2012-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5247261B2 (ja) | 平版印刷版原版、及びそれを用いた印刷方法 | |
JP5432960B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
WO2012090639A1 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷方法 | |
JP5690671B2 (ja) | 新規な重合性組成物及びそれに用いる重合性化合物、並びに新規な重合性組成物を用いた画像形成材料及び平版印刷版原版 | |
JP5624880B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
WO2013129126A1 (ja) | 平版印刷版原版および平版印刷版の作製方法 | |
JP5593262B2 (ja) | 平版印刷版原版及びその製造方法 | |
JP5745371B2 (ja) | 平版印刷版原版および平版印刷版の作製方法 | |
JP5964935B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5602195B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP2009236942A (ja) | 平版印刷版原版及びその製版方法 | |
JP5787811B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の製版方法 | |
JP5449898B2 (ja) | 平版印刷版原版、及びそれを用いた印刷方法 | |
JP5834082B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5322963B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
WO2012117882A1 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5205483B2 (ja) | 平版印刷版原版及び製版方法 | |
JP2012048176A (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
WO2017018262A1 (ja) | 平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、有機-無機ハイブリッド粒子 | |
JP5433605B2 (ja) | 平版印刷版原版及びその製版方法 | |
JP5346755B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5175763B2 (ja) | 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5612510B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP2012071557A (ja) | 平版印刷版原版、平版印刷方法、及び、有機粘土複合体 | |
JP2017032804A (ja) | 平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、ポリマー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120702 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120914 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5322963 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130822 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |