JP2008531576A5 - - Google Patents

Claims (37)

1. ガン患者における疾患の進行までの期間（ＴＴＰ）または生存を延長する量のＨＥＲ二量体化阻害剤を該患者に投与することを含む、該患者におけるＴＴＰまたは生存を延長する方法であって、該患者のガンがＨＥＲ活性化を示す方法に用いるためのＨＥＲ二量体化阻害剤。
2. ＨＥＲ二量体化阻害剤がＨＥＲ２二量体化阻害剤である、請求項１記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
3. ＨＥＲ二量体化阻害剤がＨＥＲのヘテロ二量体化を阻害する、請求項１または２記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
4. 患者のガンがＨＥＲ２活性化を示す、請求項１〜３のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
5. 患者のガンがＨＥＲ２リン酸化を示す、請求項１〜４のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
6. 患者のガンが、ホスホ−ＥＬＩＳＡアッセイで評価されたＨＥＲ２リン酸化を示す、請求項５記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
7. 患者のガンが、遺伝子発現プロファイリングにより評価されたＨＥＲ２活性化を示す、前記請求項のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
8. ＨＥＲ二量体化阻害剤が抗体である、請求項１〜７のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
9. 抗体が、ＥＧＦＲ、ＨＥＲ２、およびＨＥＲ３からなる群より選択されるレセプターＨＥＲに結合する、請求項８記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
10. 抗体がＨＥＲ２に結合する、請求項９記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
11. ＨＥＲ２抗体がＨＥＲ２細胞外ドメインのドメインＩＩに結合する、請求項１０記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
12. 抗体がＨＥＲ２細胞外ドメインのドメインＩ、ＩＩ、およびＩＩＩの間の接合部に結合する、請求項１１記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
13. ＨＥＲ抗体が、それぞれ配列番号３および４の可変軽鎖アミノ酸配列および可変重鎖アミノ酸配列を含む、請求項１２記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
14. ＨＥＲ二量体化阻害剤がパーツズマブである、請求項１３記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
15. ＨＥＲ抗体がネイキッドな抗体である、請求項８〜１４のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
16. ＨＥＲ抗体がインタクトな抗体である、請求項８〜１５のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
17. ＨＥＲ抗体が、抗原結合領域を含む抗体フラグメントである、請求項８〜１５のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
18. ガンが、卵巣ガン、腹膜ガン、卵管ガン、転移性乳ガン（ＭＢＣ）、非小細胞肺ガン（ＮＳＣＬＣ）、前立腺ガン、および結腸直腸ガンからなる群より選択される、請求項１〜１７のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
19. ガンが卵巣ガン、腹膜ガン、または卵管ガンである、請求項１８記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
20. ガンが進行性、抗療性、または再発性の卵巣ガンである、請求項１８記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
21. ＨＥＲ二量体化阻害剤が単一抗腫瘍剤として投与される、請求項１〜２０のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
22. 患者に第２の治療剤を投与することを含む、請求項１〜２０のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
23. 第２の治療剤が、化学療法剤、ＨＥＲ抗体、腫瘍関連抗原に対する抗体、抗ホルモン化合物、心臓保護剤、サイトカイン、ＥＧＦＲターゲット薬、抗血管形成剤、チロシンキナーゼ阻害剤、ＣＯＸ阻害剤、非ステロイド系抗炎症薬、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、ガン胎児タンパク質ＣＡ１２５と結合する抗体、ＨＥＲ２ワクチン、ＨＥＲターゲティング療法、Ｒａｆ阻害剤またはｒａｓ阻害剤、リポソームドキソルビシン、トポテカン、タキサン、二重チロシンキナーゼ阻害剤、ＴＬＫ２８６、ＥＭＤ−７２００、悪心を処置する薬、皮疹を予防もしくは処置する薬または標準的なざ瘡治療法、下痢を処置または予防する薬、解熱薬、および造血成長因子からなる群より選択される、請求項２２記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
24. 第２の治療剤が化学療法剤である、請求項２３記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
25. 化学療法剤が代謝拮抗化学療法剤である、請求項２４記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
26. 代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項２５記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
27. 第２の治療剤が、トラスツズマブ、エルロチニブ、またはベバシズマブである、請求項２２記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
28. ＴＴＰが延長される、請求項１〜２７のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
29. 生存が延長される、請求項１〜２９のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
30. 上記方法におけるＨＥＲ二量体化阻害剤の投与が、認可された抗腫瘍剤をガン患者に投与することにより実現されるＴＴＰまたは生存よりも少なくとも約２０%大きくＴＴＰまたは生存を延長する、請求項１〜２９のいずれか１項記載のＨＥＲ二量体化阻害剤。
31. 卵巣ガン、腹膜ガン、または卵管ガンを有する患者における疾患の進行までの期間（ＴＴＰ）または生存を延長する量のパーツズマブを該患者に投与することを含む、該患者におけるＴＴＰまたは生存を延長するための方法であって、該患者のガンがＨＥＲ２の活性化を示す方法に用いるためのパーツズマブ。
32. 患者が卵巣ガンを有する、請求項３１記載のパーツズマブ。
33. 患者が進行性、抗療性、または再発性のガンを有する、請求項３１または３２記載のパーツズマブ。
34. 患者へのパーツズマブの投与が、該患者にトポテカンまたはリポソームドキソルビシンを投与することにより実現されるＴＴＰまたは生存よりも少なくとも約２０%大きくＴＴＰまたは生存を延長する、請求項３１〜３３のいずれか１項記載のパーツズマブ。
35. 患者に化学療法剤を投与することをさらに含む、請求項３１〜３４のいずれか１項記載のパーツズマブ。
36. 化学療法剤が代謝拮抗化学療法剤である、請求項３５記載のパーツズマブ。
37. 代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項３６記載のパーツズマブ。