JP2008270562A - 多接合型太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】光電変換効率を向上する。
【解決手段】多接合型太陽電池1は、受光面側から順に、基板11と、透明電極12と、第1要素セル13と、中間層14と、第2要素セル15と、裏面電極16とを有し、各層は、薄膜製造技術によって基板11の受光面側とは逆の表面上に順次積層形成される。中間層14は、受光面側に位置する第1中間層41と、受光面に対する裏面側に位置する第2中間層42とを備え、第1中間層41は、第2中間層よりも屈折率が相対的に小である導電性材料を部分的に含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池セルが複数積層されてなる多接合型太陽電池に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵のエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、新しいエネルギー源として期待されている。このような太陽電池として、非晶質シリコン系半導体等の広バンドギャップ半導体材料を主体とする第1セルユニットと微結晶シリコン系半導体等の狭バンドギャップ半導体材料を主体とする第2セルユニットとを積層して作成される積層型太陽電池の開発が進められている。このような積層型太陽電池では、単一セルユニットから構成される太陽電池に比べ、発電に利用できる光の波長範囲を広くすることができるので、高い変換効率を得ることができる。
ところで、このような積層型太陽電池では、第1セルユニットと第2セルユニットとの間にITO、ZnO等の透明導電膜からなる中間層を挿入する例が知られている(特許文献1参照)。このような積層型太陽電池では、第1セルユニットを透過した光の一部を中間層により、第1セルユニットに再度反射させることができる。したがって、微結晶シリコン系半導体に比べ、光劣化の生じやすい非晶質シリコン系半導体の厚みを薄くすることができるので、光劣化率を低減することができる。
また、同様の趣旨の中間層を絶縁膜と導電膜の2層で構成し、絶縁膜に開口穴を設けて部分的に電気的コンタクトの向上を図った技術も開示されている(特許文献2参照)。
特開2001−308354号公報 特開2003−124481号公報
ところが、非特許文献1に示された中間層(ZnO膜)は、多接合型の薄膜太陽電池に適用された場合、光吸収ロスを生じるという問題がある。一般的に、反射率は、層厚に比例するので、非晶質シリコン層を含む薄膜太陽電池セルの短絡電流の低下を防ぐ、或いは一層向上させる目的で中間層の適切な反射率を確保しようとすると、中間層は、然るべき膜厚でなければならない。しかし、膜厚が厚くなれば、膜における光吸収も増大するので、中間層における光吸収が無視できなくなる。特に、ZnO膜は、所定の膜厚を確保しようとすると、光吸収による変換効率の損失(光吸収ロスという)が顕著になるという問題があった。
また、中間層を絶縁膜と導電膜の2層にし、絶縁膜の開口穴を介して部分的に電気的コンタクトをとるようにした、特許文献1の技術の場合には、中間層における光吸収ロスよりも、絶縁膜(SiO)が介在することで、中間層の受光面側の太陽電池セルと裏側の太陽電池セルとの間の電気的コンタクトが妨げられることにより、太陽電池全体としての変換効率が低下するというおそれがあった。
そこで本発明は、光電変換効率を向上することが可能な多接合型太陽電池を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る多接合型太陽電池は、非晶質シリコン層又は結晶質シリコン層よりなる複数の要素セルと、複数の要素セルの間に設けられた中間層とを有し、中間層は、この中間層の他の部分よりも相対的に屈折率が小である導電性材料を部分的に含む。
本発明に係る多接合型太陽電池は、中間層が部分的に、他の部分よりも相対的に屈折率が小である導電性材料を部分的に含むことにより、入射した光が屈折率小の箇所で中間層の他の箇所よりも多く、受光面側に配置された要素セルに反射されるので、一旦入射して要素セルで吸収されなかった光の利用効率を向上させることができ、光電変換効率を向上することができる。
また、本発明に係る多接合型太陽電池は、中間層が複数の層を有し、複数の層のうち、受光面側に位置する層は、受光面に対する裏面側に位置する層よりも、屈折率が相対的に小である導電性材料を含むことを特徴とする。
本発明に係る多接合型太陽電池は、中間層を形成する受光面側に位置する層を、裏面側に位置する層よりも、屈折率が相対的に小である導電性材料を含んで構成することにより、入射した光が、屈折率小の層で、他の箇所よりも多く、受光面側に配置された要素セルに戻されるので、一旦入射して要素セルで吸収されなかった光を再度吸収させることができ、光電変換効率を向上することができる。
また、本発明に係る多接合型太陽電池は、中間層が受光面側に形成される第1層と、第1層に隣接して受光面に対する裏面側に形成される第2層とを有しており、第2層は、導電性材料からなり、第1層は、この導電性材料に対して、この導電性材料よりも屈折率が相対的に小である導電性材料が島状に分布されていることを特徴とする。
本発明に係る多接合型太陽電池は、第1層及び第2層は、導電性材料であり、第1層は、第2層を形成する導電性材料に対して、この導電性材料よりも屈折率小の導電性材料が島状に分布した構成となっていることにより、入射した光が、受光面側に位置する第1層における屈折率小の導電性材料の部分で、他の箇所よりも多く、受光面側に配置された要素セルに戻されるので、一旦入射して要素セルで吸収されなかった光を再度吸収させることができ、光電変換効率を向上することができる。また、第1層、第2層は、ともに導電性材料であって、第1層は第2層の導電性材料を含んで形成されているため、要素セル間において良好な電気的導通を確保することができる。したがって、光電変換効率を向上することができる。
また、本発明に係る多接合型太陽電池は、第2層がZnOを含み、第1層がZnOに対してMgZnOが島状に分布されていることを特徴とする。
本発明に係る多接合型太陽電池では、第2層がZnOを含み、第1層は、ZnOに対してMgZnOが島状に分布されているので、入射した光が屈折率の小さいMgZnOでZnOよりも多く反射し、受光面側に配置された要素セルに戻されるので、一旦入射して要素セルで吸収されなかった光を再度吸収させることができ、光電変換効率を向上することができる。この場合の中間層は、受光面側からみたとき、MgZnO層に続いてZnO層が形成される部分と、ZnO層のみで形成される部分とがある。そのため、MgZnO領域において、ZnO領域よりも多くの光を受光面側に反射させる効果を担うとともに、MgZnO層とZnO層とが形成される部分においても、電気的導通が確保されるので、光電変換効率を向上することができる。
本発明によれば、中間層が部分的に、他の部分よりも相対的に屈折率が小である導電性材料を部分的に含むようにしたことにより、光電変換効率を向上することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本発明の実施形態として示す太陽電池セルは、非晶質シリコン及び結晶質シリコンよりなる薄膜シリコン太陽電池セルが、中間層を介して複数積層されて1つとして形成された、いわゆる多接合型太陽電池であり、中間層に、部分的に相対的に屈折率が小である導電性材料が含まれていることを特徴としている。なお、本実施形態では、結晶質シリコンには、微細な結晶シリコンを多数含む、いわゆる微結晶シリコン、多結晶シリコンを含むものとする。また、以下では、積層された太陽電池セルの各々を要素セルという。
本発明の実施形態として示す多接合型太陽電池1について、図1を用いて説明する。多接合型太陽電池1は、受光面側から順に、基板11と、透明電極12と、第1要素セル13と、中間層14と、第2要素セル15と、裏面電極16とを有する。多接合型太陽電池1の上記各層は、薄膜製造技術によって、基板11の受光面側とは逆の表面上に順次積層形成される。
基板11は、ガラス、プラスチック等の透光性材料からなり、この基板11表面には、スパッタ法、CVD法等の薄膜製造技術によって透明電極12が形成されている。透明電極12としては、SnO膜、ITO膜、ZnO膜等があげられる。
第1要素セル13は、透明電極12であるSnO膜上にプラズマCVD法により形成される。第1要素セル13は、非晶質シリコン系半導体を主体とし、P層31と、I層32と、N層33とを有するpinセルである。
中間層14は、第1要素セル13上に形成され、複数層を有する。本実施形態では、中間層14が2層の場合について説明する。中間層14は、受光面側に位置する層(第1中間層という)41と、受光面に対する裏面側に位置する層(第2中間層という)42とから形成され、第1中間層41は、第2中間層よりも屈折率が相対的に小である導電性材料を部分的に含む構成とされている。
第1中間層41は、円形、方形等の形状を有する開口部が所定の開口率で規則的又は不規則的に、第1要素セル13の表面に形成されている。開口部の形成方法としては、所定形状のマスクをした後、RFスパッタ法により相対的に屈折率が小である導電性材料を形成する方法、この導電性材料を周知の薄膜製造に則って形成した後、部分的にレーザ等で除去する等の手法を用いることもできる。
第2中間層42は、第1中間層に続いて形成される。第2中間層42を形成する導電性材料は、先に成膜された屈折率が小である導電性材料層の開口部を含んで堆積されるので、第1中間層41は、受光面側からみたとき、第2中間層42を形成する導電性材料が開口部の領域に分布された構成になる。中間層14を形成するに際して、例えば、第2中間層42としてZnOを、第1中間層41としてZnOよりも屈折率が小であるMgZnOを使用することができる。この場合、MgZnOに対してはドーパント元素をAlとし、ZnOに対してはドーパント元素をGaとする。
第2中間層42としてZnO、また第1中間層41としてMgZnOを用いた場合について説明したが、第1中間層41は、第2中間層42を形成する導電性材料よりも屈折率が相対的に小であって且つ導電性を有する材料であればよく、そのための材料としては、MgZnOのほか、例えば、CaZnO、SrZnO、AlGaN等の材料を用いることもできる。また、第1中間層41を形成するMgZnOに対するドーパント元素、第2中間層42であるZnOに対するドーパント元素としては、B,In,F,Cl等、通常ZnO系材料にドープすることが可能な導電性制御元素であれば使用することができ、上述したAl、Gaに限定されない。
また、中間層14は、2層構造に限定されない。受光面側に位置する第1中間層が、後に続く、第2中間層・第3中間層等よりも相対的に屈折率が小である導電性材料により形成されていればよい。
第2要素セル15は、第2中間層42上にプラズマCVD法により形成される。第2要素セル15は、微結晶シリコン系半導体を主体とし、P層51と、I層52と、N層53とからなるpinセルである。
裏面電極16は、第2要素セル15上に、スパッタ或いは蒸着等の方法により、ITOやZnO等からなる透光性導電膜61と、Ag,Al等の金属電極62の積層構造として形成されている。
なお、上述した多接合型太陽電池1において、2層の要素セルを積層してなる場合、受光面側に位置する第1要素セルをトップセルともいい、中間層を介してその下(裏面側)に存在する第2要素セルをボトムセルともいう。
上述した実施形態では、各要素セルが、それぞれ非晶質シリコン層と微結晶シリコン層を主体とする2層である場合について説明したが、2層構造(タンデム構造ともいう)に限定されない。また、各要素セルは、P層、I層、N層の3層以外の層構造を有していてもよい。また、要素セルの材料は、Si系材料に限定されない。複数の要素セルを有し、その要素セル間に中間層が設けられる多接合型太陽電池は、本実施形態の範囲に含まれる。
上述した構成を有する多接合型太陽電池1は、受光面より入射した光が中間層14の屈折率小の箇所(例えば、MgZnO層)で、他の箇所より多く反射されてトップセルに戻されるので、一旦入射した後、トップセルで吸収されなかった光の利用効率を向上させることができる。これにより、非晶質シリコン層を主体とするトップセルの層厚を、より薄くしても光電変換効率に遜色を与えない、若しくは光電変換効率を更に向上することができる。また、中間層14の第1層と第2層とがともに導電性材料で構成されており、第1層は第2層の導電性材料を部分的に含んでいるため、上下に配置される要素セル間において良好な電気的導通を確保することができる。
以下、上述した本発明の実施形態として示す多接合型太陽電池の一実施例について説明する。
実施例
[中間層を形成する導電性材料]
従来の中間層で使用された材料(ZnO)よりも低い屈折率を有する導電性材料としてMgZnOに着目した。また、同等の屈折率を有する導電性材料の一例として、ITOに着目した。
[MgZnO膜、ZnO膜、ITO膜の作製]
MgZnO、ZnO、ITO膜を作製し、各膜の物性を比較した。MgZnO薄膜、ZnO薄膜、ITO膜は、ともにRFスパッタ法により、表1に示す条件で作製した。
ZnO膜は、ターゲット材料としてガリウム又はアルミニウムがドープされたZnOを、基板温度170℃〜230℃、アルゴンガス流量10sccm、反応圧力0.4Pa、RFパワー300〜400Wの条件で作製した。ZnO膜の膜厚は、100nmとした。また、MgZnO膜は、ターゲット材料として、マグネシウムを10乃至30at%含有するMgZnOにアルミニウムがドープされた材料を用いて、基板温度170乃至230℃、アルゴンガス流量10sccm、反応圧力0.4Pa、RFパワー300〜400Wの条件で作製した。MgZnO膜の膜厚は、100nmとした。ITO膜は、ターゲット材料として、ITO(酸化錫添加酸化インジウム)を用いて、基板温度25〜170℃、アルゴンガス流量10sccm、反応圧力0.4Pa、RFパワー200〜300Wの条件で作製した。ITO膜の膜厚は、100nmとした。
Figure 2008270562
[膜の物性比較]
表1の条件で作製したITO膜、MgZnO膜、ZnO膜の特性を表2に示す。また、各膜の抵抗率と屈折率の関係を図2に示す。MgZnO膜の屈折率を測定したところ、1.75乃至1.9であった。また、波長1000nmの光の吸収係数が500乃至1000cm−1であった。抵抗率は、1.0〜1×10Ω・cmであった。また、ZnO膜は、屈折率が1.91〜1.95、波長1000nmの光の吸収係数が1000乃至2400cm−1であった。抵抗率は、1×10−2〜1×10Ω・cmであった。ITO膜は、屈折率が1.93〜1.96、波長1000nmの光の吸収係数が3000乃至8000cm−1であった。抵抗率は、5×10−4〜1×10−3Ω・cmであった。吸収係数の違いは、それぞれの膜のバンドギャップ特性によるものである。
Figure 2008270562
表2,図2に示すように、MgZnO膜は、ZnO膜に比べて、屈折率が低いことが確認できた。また、波長1000nmの光吸収係数から、MgZnO膜は、ITO膜、ZnO膜に比べて長波長側の光吸収が少ないことが確認できた。
[多接合型太陽電池の作製]
続いて、表2に示す膜特性をふまえた上で、ZnO膜を中間層として用いた多接合型太陽電池(比較例1という)と、本発明の実施形態として示す中間層を用いた多接合型太陽電池(実施例1という)を作製した。比較例と実施例の多接合型太陽電池の作製条件を、以下の表3,4に示す。
Figure 2008270562
まず、比較例1の多接合型太陽電池を、次のように作製した。厚さ4mmのSnO膜付きガラス基板を用意し、SnO膜上にプラズマCVD法により非晶質シリコンp−i−nセルを形成した。この非晶質シリコンp−i−nセルを第1要素セルという。比較例1の多接合型太陽電池は、基板温度180℃で、ガス流量をSiHが300sccm、CHが300sccm、Hが2000sccm、Bが3sccmとし、反応圧力106Pa、RFパワー10Wの条件で、膜厚15nmのP層を形成した。次に、基板温度200℃で、ガス流量をSiHが300sccm、Hが2000sccmとし、反応圧力106Pa、RFパワー20Wの条件で、膜厚200nmのI層を形成した。次に、基板温度180℃で、ガス流量をSiHが300sccm、Hが2000sccm、PHが5sccmとし、反応圧力133Pa、RFパワー20Wの条件で、膜厚30nmのN層を形成した。
続いて、比較例の中間層を次の条件で作製した。比較例1の多接合型太陽電池の中間層は、ZnOをターゲット材料とし、基板温度170℃で、アルゴンガス流量10sccm、反応圧力0.4Pa、RFパワー400Wの条件で、膜厚30nmのZnO膜を第1要素セル上に形成した。
次に、比較例の中間層上にプラズマCVD法によって、微結晶シリコンp−i−nセルを形成した。この微結晶シリコンp−i−nセルを第2要素セルという。第2要素セルは、基板温度180℃で、ガス流量をSiHが10sccm、Hが2000sccm、Bが3sccmとし、反応圧力106Pa、RFパワー10Wの条件で、膜厚30nmのP層を形成した。次に、基板温度200℃で、ガス流量をSiHが100sccm、Hが2000sccmとし、反応圧力133Pa、RFパワー20Wの条件で、膜厚2000nmのI層を形成した。次に、基板温度200℃で、ガス流量をSiHが10sccm、Hが2000sccm、PHが5sccmとし、反応圧力133Pa、RFパワー20Wの条件で、膜厚20nmのN層を形成した。
そして最後に、裏面電極として、スパッタ法によりZnO膜を90nm、Ag膜を200nm形成し、多接合型太陽電池を作製した。比較例1の多接合型太陽電池は、図1に示した多接合型太陽電池1の中間層14が、ZnO層のみで構成されている。
なお、後述する実施例1の多接合型太陽電池も含め、2層の太陽電池セルを積層してなる場合、受光面側に位置する第1要素セルをトップセルともいい、中間層を介してその下(裏面側)に存在する第2要素セルをボトムセルともいう。
また、実施例1の多接合型太陽電池を、次のように作製した。作製条件を表4に示す。
Figure 2008270562
第1要素セル及び第2要素セルは、比較例1と同一条件にて形成する。本実施形態の多接合型太陽電池は、中間層に、周囲よりも相対的に屈折率が小である導電性材料を部分的に含んでいる。実施例1の多接合型太陽電池では、具体的に、中間層を2層とした。受光面側に位置する層(第1中間層という)は、受光面に対する裏面側に位置する層(第2中間層という)よりも屈折率が相対的に小である導電性材料を含む構成である。
実施例1の多接合型太陽電池は、所定形状(本実施例では格子状)のマスクを用いたRFスパッタ法により、第1要素セルの表面に第1中間層として、ターゲット材料としてMgZnOを用いて、基板温度170℃で、アルゴンガス流量が10sccm、反応圧力0.4Pa、RFパワー400Wの条件で、膜厚15nmの格子状のMgZnO膜を形成した。なお、この格子状に形成された第1中間層のMgZnO層の開口率は、75%であるようにした。
また、第1中間層に続いて、ZnOをターゲット材料として、第1中間層と同一条件でのRFスパッタ法により、第2中間層を形成した。第2中間層を形成するZnOは、格子状に成膜されたMgZnO層の開口部に堆積されるので、第1中間層は、受光面側からみたとき、MgZnOに対してZnOが島状に分布されいる。図1に、実施例1の多接合型太陽電池の断面を示す。
作製した比較例1と実施例1の多接合型太陽電池の開放電圧、短絡電流、曲線因子、変換効率を測定した。結果を表5に示す。表5は、開放電圧、短絡電流、曲線因子、変換効率を、比較例1の測定結果で規格化して示したものである。
Figure 2008270562
また、作製した比較例1と実施例1の多接合型太陽電池の分光感度特性の比較結果を図3に示す。比較例1の多接合型太陽電池に対して、実施例1の多接合型太陽電池は、トップセル電流、ボトムセル電流ともに増加が確認された。実施例1の多接合型太陽電池の方が、比較例1の多接合型太陽電池よりも変換効率が高く、特に、短絡電流が向上することがわかった。
実施例1の多接合型太陽電池は、トップセル電流律速であったことから、本発明の構造を有する中間層を有する多接合型太陽電池では、MgZnOがZnOに比べて屈折率が低いために、第1中間層のMgZnO領域での光反射が向上したことによって、トップセル電流が増加し、短絡電流を向上できたものと考えられる。また、表2に示すように、MgZnOは、ZnOに比べて長波長側の光吸収が少ないことから、MgZnOを中間層に用いた多接合型太陽電池は、ボトムセルにおいても短絡電流が増加したことが、その要因として考えられる。
表5に示すように、実施例1として示す多接合型太陽電池の方が、比較例1の多接合型太陽電池よりも変換効率が高く、特に、短絡電流が向上することがわかった。これは、MgZnO膜を中間層とした多接合型太陽電池では、第1要素セルにおける短絡電流が増加したことが要因として考えられる。MgZnOは、ZnOに比べて屈折率が低いために、第1中間層のMgZnO領域での光反射が増加し、第1要素セル(非晶質シリコンセル)部分の短絡電流が増加したことがその要因として考えられる。また、表2に示す結果から、MgZnOは、ZnOに比べて長波長側の光吸収が少ないことから、ボトムセルにおいても短絡電流が増加したことが、その要因として考えられる。
また、表2に示す膜特性から、MgZnOは、ZnOに比べて、抵抗率が高いことが確認されたが、MgZnOをZnOに対して格子状に形成したことによって、多接合型太陽電池全体としての抵抗増加を抑制することができたので、多接合型太陽電池の曲線因子の低下がなかったと考えられる(表5参照)。また、MgZnOが導電性であるため、実施例1の多接合型太陽電池では、第1中間層,第2中間層を導通する電気的コンタクトがある程度確保されるので、トップセル−中間層−ボトムセル間の接触抵抗ロスの増加が抑制されていると考えることができる。
したがって、本実施形態として示す多接合型太陽電池1は、ZnOに対して低屈折率、低光吸収というMgZnOを格子状(穴あき構造、開口構造)とし、続いてZnO膜を形成した中間層を有することにより、一旦入射して要素セルで吸収されなかった光の利用効率を向上させることができる。また、各要素セル間の接触抵抗の増加を抑制したことにより、光電変換効率を向上することができる。
本発明は、上述した実施形態を用いて説明したが、本発明は、上述した本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものではない。
本発明の実施形態として示す多接合型太陽電池を説明する断面図である。 MgZnO膜とZnO膜の抵抗率と屈折率の関係を説明する説明図である。 比較例と実施例の多接合型太陽電池の分光感度特性の比較結果を説明する図である。
符号の説明
1…多接合型太陽電池、11…基板、12…透明電極、13…第1要素セル、14…中間層、15…第2要素セル、16…裏面電極、41…第1中間層、42…第2中間層

Claims (4)

  1. 非晶質シリコン層又は結晶質シリコン層よりなる複数の要素セルと、
    前記複数の要素セルの間に設けられた中間層とを有し、
    前記中間層は、該中間層の他の部分よりも相対的に屈折率が小である導電性材料を部分的に含む
    多接合型太陽電池。
  2. 前記中間層は、複数の層を有し、
    前記複数の層のうち、受光面側に位置する層は、前記受光面に対する裏面側に位置する層よりも、屈折率が相対的に小である導電性材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の多接合型太陽電池。
  3. 前記中間層は、
    受光面側に形成される第1層と、
    前記第1層に隣接して前記受光面に対する裏面側に形成される第2層とを有し、
    前記第2層は、導電性材料からなり、前記第1層は、前記導電性材料に対して、この導電性材料よりも屈折率が相対的に小である導電性材料が島状に分布されていることを特徴とする請求項1に記載の多接合型太陽電池。
  4. 前記第2層はZnOを含み、前記第1層は、前記ZnOに対してMgZnOが島状に分布されていることを特徴とする請求項3に記載の多接合型太陽電池。
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