JP2008130844A - 全固体型電気二重層コンデンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】高容量を保持しつつ、漏液のおそれがなく、かつ耐熱性にすぐれるとともに、プロセスコストが安価な全固体型電気二重層コンデンサーを提供する。
【解決手段】固体電解質と、集電体とを備え、固体電解質は無機固体電解質であることを特徴とする全固体型電気二重層コンデンサーを用いる。無機固体電解質として、Liイオン伝導性化合物を含有することが好ましい。また、無機固体電解質として、Naイオン伝導性化合物を含有することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、全固体型電気二重層コンデンサーに関し、特にその固体電解質の改良に関する。
電気二重層コンデンサーは、電極と電解質(電解液)との界面に形成される電気二重層を利用する容量の大きいコンデンサーである。このため、電気二重層コンデンサーは、パソコン及び車載用等の電源が瞬断した時に、電気二重層コンデンサーに蓄積された電荷によりこれらをバックアップする電源等として使用されている。電気二重層コンデンサーは、高容量で高速充放電が可能であり、充放電を繰り返しても性能の劣化が少ないなどの特徴をもっている。
近年、パソコン等の高機能化・小型化等に伴い、さらに高容量化することができて、しかも漏液のない信頼性の高い電気二重層コンデンサーが望まれている。そして、このような電気二重層コンデンサーを得るために、主として、電解質の面から種々の検討が行われている。
例えば、特許文献1では、炭素数が1〜6個のアルキル基を3つもつスルホニウム塩からなる電解質を用いた電気二重層コンデンサーが提案されている。それによれば、電極として活性炭、溶媒にプロプレンカーボネート等を使用し、スルホニウム塩としてトリエチルスルホニウムテトラフルオロボレート等のイオンの径が小さい電解質を用いることで、電極である活性炭の細孔へ多くのイオンを侵入させることが可能となり、高容量な電気二重層コンデンサーを提供できる、とされている。
また、特許文献2には、アルミ電解コンデンサー用ゲル状電解質とその製造方法が開示されている。それによると、集電体にアルミ、電解質としてフタル酸イミダゾリウム塩等、溶媒にγ−ブチロラクトン等を用い、開始剤としてt−ブチルパーオキシベンゾエート等を添加し、重合性モノマーのラジカル重合により作製したゲル状電解質形成組成物が提案されている。イオン伝導性の高いゲル状電解質を用いることで、電解液保持率が高く耐熱性が高い電気二重層コンデンサーを提供できる、とされている。
さらに、特許文献3には、表面を被覆したチタン酸バリウムを用いたセラミックコンデンサーが開示されている。それによると、バリウム又はチタン以外の金属の金属酸化物、金属水和酸化物、金属水酸化物、又は有機酸塩により被覆したチタン酸バリウムをグリーンシートにして導電剤と交互に積層し、焼結させる積層セラミックコンデンサーが提案されている。表面を被覆したチタン酸バリウムを誘電体として用いることで、誘電体の厚みを薄くした場合でも短絡が起こりにくくなり高容量なコンデンサーを供給することが可能となる、とされている。
特許公開2000−195759号公報 特許公開2002−324734号公報 特許公開2004−067504号公報
しかしながら、特許文献1のような電気二重層コンデンサーでは、電解液を用いるため、漏液による劣化故障が起こりやすい危険性がある。
また、特許文献2のようにゲル状電解質を用いたコンデンサーでは、ゲル状電解質の分解温度が通常250℃程度であるため、このコンデンサーが作動可能な温度領域は、このゲル状電解質の分解温度未満の範囲に制限されることになる。
さらに、特許文献3のようなセラミックコンデンサーの場合、誘電体層を薄くするため、絶縁破壊が起こりやすくなる。また、チタン酸バリウムを被覆するためのプロセスが必要となるうえに、チタン酸バリウム自体を焼結させる温度は1100〜1200℃程度と高温であるため、プロセスコストが高くなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、高容量を保持しつつ、漏液のおそれがなく、かつ耐熱性にすぐれるとともに、プロセスコストが安価な全固体型電気二重層コンデンサーを提供することを目的とする。
上記課題を解決した本発明の全固体型電気二重層コンデンサーは、固体電解質と、集電体とを備え、前記固体電解質は無機固体電解質であることを特徴とする。上記構成によれば、固体電解質が無機固体電解質であるため、高容量であり、漏液のおそれはなく、高い耐熱性を確保し、プロセスコストを安価にすることができる。
本発明においては、前記無機固体電解質として、Liイオン伝導性化合物を含有することが好ましい。上記構成によれば、イオン伝導度が高くて、電子伝導性が低く、かつ水と比較的反応しにくいLiイオン伝導体の固体電解質を得ることができる。
また、本発明においては、前記無機固体電解質として、Naイオン伝導性化合物を含有することが好ましい。上記構成によれば、高いイオン伝導度、低い電子伝導性、水に対する低反応性を有するだけでなく、電気二重層コンデンサーとしての作動範囲が広いNaイオン伝導体の固体電解質を得ることができる。
本発明において、前記Liイオン伝導性化合物は、一般式Li1+X Ti2−X(PO(ただし、Mは、Al、Y、Ga、InおよびLaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦X≦0.6である)で表されるリン酸化合物であることが好ましい。上記リン酸化合物は、室温で高いイオン伝導度を示すため、高容量のLiイオン伝導体を得ることができる。
また、本発明において、前記Liイオン伝導性化合物は、LiSn(POで表されるリン酸化合物であることが好ましい。上記リン酸化合物は、合成時の焼結温度が低く、原料として用いるSnOが安価なため、低コストのLiイオン伝導体を得ることが出来る。
さらに、本発明において、前記Liイオン伝導性化合物は、一般式(Li0.39La0.541−Y/2 Ti1−Y(ただし、Mは、AlおよびCrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Y≦0.06である)で表される酸化物であることが好ましい。上記酸化物は、イオン伝導度が高く、密度が高いLiイオン伝導体である。
前記Liイオン伝導性化合物は、一般式(Li0.5La0.5)Ti1−Z (ただし、Mは、Ge、Sn、Mn、およびZrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Z≦1である)で表される酸化物であることも好ましい。上記酸化物は、高いイオン伝導度および高い密度を持つLiイオン伝導体である。
また、本発明において、前記Naイオン伝導性化合物は、一般式Na1+γZr2-ββ3−γSiγ12(ただし、0≦γ≦3、0≦β≦2である)で表される酸化物であることが好ましい。上記酸化物は、合成温度が比較的低いため、プロセスコストが安価であり、またイオン伝導度が高いNaイオン伝導体である。
さらに、前記Naイオン伝導性化合物は、一般式Na1+α α 2−α(PO(ただし、Mは、AlおよびInより選ばれる少なくとも1種の金属であって、Mは、Ge、Sn、Ti、Zr、およびHfよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦α≦2である)で表されるリン酸化合物であることが好ましい。上記リン酸化合物は、合成温度が比較的低いため、プロセスコストが安価であり、またイオン伝導度も高いNaイオン伝導体である。
そして、本発明の全固体型電気二重層コンデンサーは、前記固体電解質を介して前記集電体が対向する構造を有することが好ましい。上記構成によれば、内部抵抗が低く薄型の電気二重層コンデンサーが得られる。
さらに、本発明の全固体型電気二重層コンデンサーは、前記固体電解質と前記集電体が交互に積層される構造を有することが好ましい。上記構成によれば、高容量で薄型の電気二重層コンデンサーを容易に得ることができる。
本発明の全固体型電気二重層コンデンサーによれば、高容量で、漏液がなく、耐熱性に優れ、プロセスコストが安価で、リフローによる実装等にも適した電気二重層コンデンサーが提供される。その結果、信頼性が高く、生産性が向上した全固体型電気二重層コンデンサーを得ることができる。
本発明の全固体型電気二重層コンデンサーが備える固体電解質は、無機固体電解質である。固体電解質として無機系固体電解質を用いることによって、漏液がなく、高い耐熱性を確保するとともに、プロセスコストを安価にすることができる。無機固体電解質としては、電極との界面に電気二重層を形成し得るイオン伝導性化合物が用いられる。イオン伝導性化合物としては、例えば、水素イオン伝導性化合物、Liイオン伝導性化合物、Naイオン伝導性化合物、酸素イオン伝導性化合物等を挙げることができる。これらのイオン伝導性化合物は、例えば、Liイオン伝導性化合物であれば、Liを含有する無機酸化合物やLiと他金属との複合酸化物等の無機化合物である。
本発明における無機固体電解質としては、Liイオン伝導性化合物およびNaイオン伝導性化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することが好ましい。
Liイオン伝導性化合物は、イオン伝導度が高く、電子伝導性が低く、かつ水と比較的反応しにくい等の特性をもつ化合物である。そのため、Liイオン伝導性化合物を固体電解質として用いることで、無漏液、高耐熱性等に加えて高容量の固体電解質を得ることができる。
また、Naイオン伝導性化合物は、高いイオン伝導度、低い電子伝導性、水に対する低反応性等の特性を有するだけでなく、イオン伝導体として作動可能な温度範囲が広いという特徴を有する。温度範囲としては、例えば室温から800℃程度まで作動可能である。そのため、Naイオン伝導性化合物を固体電解質として用いることにより、高容量、高耐熱性等に加えて、このように広い温度範囲で作動可能な固体電解質を得ることができる。
本発明におけるLiイオン伝導性化合物としては、一般式Li1+X Ti2−X(PO(ただし、Mは、Al、Y、Ga、InおよびLaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦X≦0.6である)で表されるリン酸化合物を用いることが好ましい。上記リン酸化合物は、金属Mの組成比率が0≦X≦0.6の範囲にあることによって、Tiと協働して、室温で高いイオン伝導度を示すことができる。このリン酸化合物のイオン伝導度は、およそ2×10−3S/cmである。上記リン酸化合物は、この高いイオン伝導度によって、高容量のLiイオン伝導体として働くことができる。
また、Liイオン伝導性化合物として、LiSn(POで表されるリン酸化合物を用いることも好ましい。Snを含有する上記リン酸化合物は、合成時の焼結温度が低く、原料として用いるSnOが安価なため、上記リン酸化合物を用いることで低コストのLiイオン伝導体を得ることが出来る。焼結プロセス温度は、およそ900℃に抑えることができる。
さらに、Liイオン伝導性化合物として、一般式(Li0.39La0.541−Y/2 Ti1−Y(ただし、Mは、AlおよびCrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Y≦0.06である)で表される酸化物を用いることも好ましい。金属Mの組成比率が0≦Y≦0.06の範囲にあることによって、LaおよびTiを含有する上記酸化物は、高いイオン伝導度および約5g/cmという高い密度を示すことができる。それにより、上記酸化物は、単位体積当たりの容量が高いLiイオン伝導体として働くことができる。
また、Liイオン伝導性化合物として、一般式(Li0.5La0.5)Ti1−Z (ただし、Mは、Ge、Sn、Mn、およびZrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Z≦1である)で表される酸化物を用いることも好ましい。LaおよびTiを含有する上記酸化物は、金属Mの組成比率が0≦Z≦1の範囲にあることによって、高いイオン伝導度および高い密度を示すことができるLiイオン伝導体である。
一方、本発明におけるNaイオン伝導性化合物としては、一般式Na1+γZr2-ββ3−γSiγ12(ただし、0≦γ≦3、0≦β≦2である)で表される酸化物を用いることが好ましい。上記酸化物は、Yの組成比率が0≦β≦2で、Siの組成比率が0≦γ≦3の範囲にあることによって、ZrおよびPと協働して、高いイオン伝導度を示すとともに合成温度を低く抑えることができる。上記酸化物の合成温度は1200℃程度であり、例えばβ−Alの合成温度が1400℃程度であるのに比べて、低く抑えることができる。上記酸化物は、合成温度を低下させたことにより、プロセスコストを安価にすることができる。
また、Naイオン伝導性化合物として、一般式Na1+α α 2−α(PO(ただし、Mは、AlおよびInより選ばれる少なくとも1種の金属であって、Mは、Ge、Sn、Ti、Zr、およびHfよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦α≦2である)で表されるリン酸化合物を用いることも好ましい。上記リン酸化合物は、金属Mの組成比率が0≦α≦2の範囲にあることによって、金属Mと協働して、高いイオン伝導度を示すとともに、合成温度を約1200℃に抑えることができる。
本発明の全固体型電気二重層コンデンサーが備える無機固体電解質に含まれるイオン伝導性化合物は、例えば、原材料を混合した後に焼成法によって合成することができる。焼成温度は作製するイオン伝導性化合物に応じて適宜選択することができる。例えば、焼成温度は200℃〜1250℃、焼成時間は3〜48時間の範囲で選択することができる。必要に応じて、焼成温度や焼成時間を変えて焼成を多段階に行うことで、焼成状態を均一に保持する等の改善をはかることができる。
焼成したイオン伝導性化合物は、粉砕し、バインダー、溶剤、可塑剤等を加えて、ペレット形状等に成型を行い、これを焼成して、無機固体電解質を作製することができる。
無機固体電解質の作製に用いるバインダー、溶剤、可塑剤等は、様々な種類のものを適宜使用することができる。例えば、バインダーにはポリビニルブチラール樹脂等を、溶剤には酢酸n−ブチル等を、可塑剤にはフタル酸ジブチル等を用いることができる。
焼成温度は、作製する無機固体電解質に応じて適宜選択することができる。例えば、焼成温度は400℃〜1230℃、焼成時間は例えば3〜70時間の範囲で選択することができる。必要に応じて、焼成温度や焼成時間を変えて焼成を多段階に行うことで、無機固体電解質の緻密性を向上し、ペレット歪みを抑制する等の改善をはかることができる。
所定の形状に成型し、焼成して作製された無機固体電解質を用いて、例えば、その両面に電極を形成することにより、無機固体電解質を介して集電体が対向する構造を有する全固体型電気二重層コンデンサーを得ることができる。
電極の形成は、例えば、ペレット形状に成型し、焼成した無機固体電解質に、金スパッターを施すことによって行うことができる。また、使用環境、コストその他の要件によってスパッター法を用いることができない場合には、薄膜法、塗布法、溶射法、メッキ法など様々な手法が適用可能である。電極材料については、Au以外にNiをはじめとする各種金属、合金、導電性ペースト等を用いることができる。
また、上記のようにして調製されたイオン伝導性化合物を用いて、無機固体電解質と集電体が交互に積層される構造を有する全固体型電気二重層コンデンサーを得ることができる。
例えば、まず、焼成したイオン伝導性化合物を粉砕し、バインダー、溶剤、可塑剤等を加えてスラリーを調製する。これを用いてグリーンシートを形成して、グリーンシート上に電極ペーストを印刷する。これを積層し、熱プレスした後に切断し、得られたグリーンチップを焼成する。そして、これに外部電極を付与することによって、生産性良く全固体型電気二重層コンデンサーを得ることができる。
スラリーを調製するために用いるバインダー、溶剤、可塑剤等は、様々な種類のものを適宜使用することができる。例えば、バインダーにはポリビニルブチラール樹脂等を、溶剤には酢酸n−ブチル等を、可塑剤にはフタル酸ジブチル等を用いることができる。
グリーンシートの形成は、上記のスラリーをキャリアフィルム上に塗布して乾燥させることによって行うことが好ましい。キャリアフィルムとしては、ポリエチレン樹脂を主成分とし、その表面に離型剤層を有するポリエチレン樹脂を用いることが、生産性及びコストの点で望ましい。塗工の方法としては、ドクターブレード法等の、セラミックコンデンサーのグリーンシート形成時に用いられるような様々な塗工方法を用いることができる。
グリーンシート上に電極ペーストを印刷する際には、電極ペーストを千鳥格子状に印刷し、印刷位置が半ピッチずれた2種類のグリーンシートを準備することが好ましい。これによって、積層切断後に切断片の両端から交互に電極が露出した構造のグリーンシートを得ることができるため、積層構造を有する電気二重層コンデンサー用のものとして適している。
積層は、2種類の千鳥格子状の印刷電極を有するグリーンシートを交互に積層することによって行うことができる。その後、熱プレス等を行うことが好ましい。熱プレスの条件は、積層するグリーンシートの材質や厚み等によって適宜選択することができ、例えば80℃で圧力100kg/cmで行うことができる。
積層体の切断は、電極となる格子の中央部分で行うことが望ましい。これによって、端面に交互に内部電極が露出したグリーンシート積層体の個片であるグリーンチップを得ることができる。
グリーンチップの焼成は、2枚のセラミック板に挟んだ状態等で、脱バインダー及び焼結をすることによって行うことが望ましい。これによって、層間剥離等を防ぎ、品質が安定した全固体型電気二重層コンデンサーを得ることができる。脱バインダー及び焼結の条件は、グリーンチップの材質や厚み等に応じて適宜選択することができる。例えば、脱バインダーは、昇温速度400℃/hで350℃まで昇温した後に5時間保持することによって行い、焼結は、昇温速度400℃/hで昇温した後に焼結温度900℃で行うことができる。
外部電極の付与は、焼結チップから露出した内部電極に金属等を接続することによって行うことができる。使用する材料と工法は特に制限されず、特性要求、使用環境、コストなどに応じて、例えば、スズメッキ等の、セラミックコンデンサーの外部電極形成に用いられる外部電極材料と工法を適用することができる。
以上、本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において、例示であって、本発明がそれらに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
以下に、本発明に関する実施例が示されるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
Liイオン伝導性化合物Li1.3Al0.3Ti1.7(POを合成した。LiCO、Al、TiO、(NH)HPOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で十分混合した後、2−プロパノールを溶媒として、φ5mmのジルコニアボールにより12時間ボールミルで混合した。その後、溶媒の2−プロパノールをエバポレーターにより除去し、白金坩堝に入れて、900℃で3時間焼成した。焼成した粉をメノウ乳鉢で粉砕し、再度、白金坩堝に入れて900℃で3時間焼成した。得られたLi1.3Al0.3Ti1.7(POの粉をメノウ乳鉢で粉砕し、X線回折像を測定した。その結果を図9に示す。
合成したLiイオン伝導性化合物Li1.3Al0.3Ti1.7(POにバインダーとしてポリビニルブチラール樹脂、溶剤として酢酸n−ブチル、可塑剤としてフタル酸ジブチルを加え、φ18.0mmにペレット成型した。成型したペレットをアルミナ製の板で挟みこみ、400℃5時間で焼成してバインダーを除去し、その後、900℃で5時間焼結させた。焼結したペレットは、径が14.5mm、厚みが0.97mmであった。この無機固体電解質2のペレットの両面に、スパッター法を用いて、金を成膜して電極1を形成し、図1のような全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例2)
実施例1と同様な条件で、Liイオン伝導性化合物Li1.3Al0.3Ti1.7(POを合成し、実施例1と同様な条件で、焼成後のペレットの厚みが2mmと3mm程度になるように成型し、焼結させた。焼結後の厚みは、それぞれ1.9mm、2.9mmであり、径はどちらも14.5mmであった。実施例1と同様に、それぞれの電解質2のペレットの両面にスパッター法を用いて、金を成膜して電極1を形成し、図1のような全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例3)
Liイオン伝導性化合物LiSn(POを合成した。SnO、LiCO、(NHHPOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様に混合し、400℃で3時間焼結させ、メノウ乳鉢で粉砕した後、1250℃で48時間焼成した。
合成したLiSn(POの粉を実施例1と同様な方法でペレット成型し、870℃で5時間焼結させた。この無機固体電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例4)
Liイオン伝導性化合物Li0.3861La0.5346Al0.02Ti0.98を合成した。Li0.3861La0.5346Al0.02Ti0.98は、La、LiCO、TiO、Alから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。混合した粉は、800℃で3時間焼成してメノウ乳鉢で粉砕後、1000℃で12時間焼成した。実施例1と同様な条件でペレット成型し、1200℃で6時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例5)
Liイオン伝導性化合物Li0.5La0.5TiOを合成した。Li0.5La0.5TiOは、La、LiCO、TiOから成る化学量論比の混合物を用い、溶媒をエタノールとした以外は、実施例1と同様に混合した。混合した粉は、850℃で10時間焼成し、実施例1と同様な条件でペレット成型し、1300℃で7時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例6)
Naイオン伝導性化合物Na1.4Al0.4Ti1.6(POを合成した。Na1.4Al0.4Ti1.6(POは、NaCO、α−Al、(NHHPO、TiOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。この粉を200℃で4時間焼成後、300℃で8時間焼成し粉砕した。その後、ペレット成型し、725℃で24時間焼成した。焼成した粉をメノウ乳鉢で粉砕して、再度ペレット成型し、850℃で3時間焼成した。得られたNa1.4Al0.4Ti1.6(POを粉砕して、実施例1と同様な方法でペレット成型し、900℃で70時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例7)
Naイオン伝導性化合物NaSiZr1.880.12PO12は、SiO、(ZrO0.97(Y0.03、NaPO・12HOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様な方法で混合した。その後、1100℃で8時間焼成し、粉砕した。得られたNaSiZr1.880.12PO12をペレット成型し、1230℃で10時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例8)
Liイオン伝導性化合物Li1.30.3Ti1.7(POを合成した。Li1.30.3Ti1.7(POは、LiCO、Y、TiO、(NH)HPOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で十分混合した後、500℃で24時間焼成してメノウ乳鉢で粉砕し、その後、900℃で1時間、続けて1000℃で2時間焼成した。実施例1と同様な条件でペレット成型し、1020℃で2時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例9)
Liイオン伝導性化合物Li1.2Ga0.2Ti1.8(POを合成した。Li1.2Ga0.2Ti1.8(POは、LiCO、Ga、TiO、(NH)HPOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で十分混合した後、900℃で3時間焼成して、メノウ乳鉢で粉砕後、900℃で1時間焼成した。実施例1と同様な条件でペレット成型し、900℃で2時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例10)
Liイオン伝導性化合物Li1.2In0.2Ti1.8(POを合成した。Li1.2In0.2Ti1.8(POは、LiCO、In、TiO、(NH)HPOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で十分混合した後、900℃で3時間焼成して、メノウ乳鉢で粉砕後、900℃で1時間焼成した。実施例1と同様な条件でペレット成型し、900℃で2時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例11)
Liイオン伝導性化合物Li0.3861La0.5346Cr0.02Ti0.98を合成した。Li0.3861La0.5346Cr0.02Ti0.98は、La、LiCO、TiO、Crから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。混合した粉は、800℃で3時間焼成して、メノウ乳鉢で粉砕後、1000℃で12時間焼成した。実施例1と同様な条件でペレット成型し、1200℃で6時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例12)
Liイオン伝導性化合物Li0.5La0.5Ti0.94Sn0.06を合成した。Li0.5La0.5Ti0.94Sn0.06は、La、LiCO、TiO、SnOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様に混合した。混合した粉は、850℃で10時間焼成し、実施例1と同様な条件でペレット成型し、1300℃で7時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例13)
Liイオン伝導性化合物Li0.5La0.5Ti0.94Zr0.06を合成した。Li0.5La0.5Ti0.94Zr0.06は、La、LiCO、TiO、ZrOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様に混合した。850℃で10時間焼成し、実施例1と同様な条件でペレット成型し、1300℃で7時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例14)
Liイオン伝導性化合物Li0.5La0.5Ti0.992Mn0.008を合成した。Li0.5La0.5Ti0.992Mn0.008は、La、LiCO、TiO、MnOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様に混合した。850℃で10時間焼成し、実施例1と同様な条件でペレット成型し、1300℃で7時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例15)
Liイオン伝導性化合物Li0.5La0.5Ti0.992Ge0.008を合成した。Li0.5La0.5Ti0.992Ge0.008は、La、LiCO、TiO、GeOから成る化学量論比の混合物を実施例1と同様に混合した。850℃で10時間焼成し、実施例1と同様な条件でペレット成型し、1300℃で7時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例16)
Naイオン伝導性化合物Na1.4Al0.4Ge1.6(POを合成した。Na1.4Al0.4Ge1.6(POは、NaCO、α−Al、(NHHPO、GeOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。この粉を200℃で4時間焼成後、300℃で8時間焼成し粉砕した。その後、ペレット成型し、725℃で24時間焼成した。焼成した粉をメノウ乳鉢で粉砕して、再度ペレット成型し850℃で3時間焼成した。得られたNa1.4Al0.4Ge1.6(POを粉砕して、実施例1と同様な方法でペレット成型し、900℃で70時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例17)
Naイオン伝導性化合物Na1.4Al0.4Sn1.6(POを合成した。Na1.4Al0.4Sn1.6(POは、NaCO、α−Al、(NHHPO、SnOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。この粉を200℃で4時間焼成後、300℃で8時間焼成し粉砕した。その後、ペレット成型し、1100℃で24時間焼成した。得られたNa1.4Al0.4Sn1.6(POを粉砕して、再度ペレット成型し、1100℃で14時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例18)
Naイオン伝導性化合物Na1.4Al0.4Zr1.6(POを合成した。Na1.4Al0.4Zr1.6(POは、NaCO、α−Al、(NHHPO、ZrOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。この粉を200℃で4時間保持した後、300℃で8時間焼成し粉砕した。その後、ペレット成型し、1100℃で24時間焼成した。得られたNa1.4Al0.4Zr1.6(POを粉砕して、再度ペレット成型し、1100℃で14時間焼成した。焼成した粉を粉砕して、再度ペレット成型し、1100℃で14時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例19)
Naイオン伝導性化合物Na1.4Al0.4Hf1.6(POを合成した。Na1.4Al0.4Hf1.6(POは、NaCO、α−Al、(NHHPO、HfOから成る化学量論比の混合物をメノウ乳鉢で混合した。この粉を200℃で4時間焼成後、300℃で8時間焼成し粉砕した。その後、ペレット成型し、1100℃で24時間焼成した。得られたNa1.4Al0.4Hf1.6(POを粉砕して、再度ペレット成型し、1100℃で14時間焼結させた。この電解質2のペレットに、実施例1と同様に、図1のように両面に金を成膜して電極1を形成し、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例20)
積層構造を有する全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。まず、スラリーを調製した。実施例1と同様な方法で作製したLiイオン伝導性化合物Li1.3Al0.3Ti1.7(POに、バインダーとしてポリビニルブチラール樹脂、溶剤として酢酸n−ブチル、可塑剤としてフタル酸ジブチルを加え、ジルコニアボールと共にボールミルで24時間混合して、スラリーを調製した。
次に、グリーンシートを作製した。ポリエチレン樹脂を主成分とし、表面に離型剤層があるキャリアフィルムに、ドクターブレード法を用いてスラリーを塗布した。その後、塗布したスラリーを乾燥させ、グリーンシート(厚さ:25μm)を得た。
次に、このグリーンシート上にPtペーストを千鳥格子状に印刷した。このとき、千鳥格子を半ピッチずらしたグリーンシートも作製し、これらを交互に25層積層した。積層は、支持台の上に両面に接着剤のついたポリエチレンフィルムを貼り付け、グリーンシートをのせ、キャリアフィルムの上から、80℃で100kg/cmの圧力を加えて熱プレスを行った。熱プレス後、キャリアフィルムを剥がした。積層したグリーンシート上に印刷された電極となる格子の中央部分で切断して、端面に交互にPt内部電極が露出した積層体の7mm角のグリーンチップを作製した。2枚のアルミナ製セラミック板に挟み、空気中において昇温速度400℃/hで350℃まで昇温し、350℃で5時間、脱バインダーを行った。この後、昇温速度400℃/hで900℃まで昇温した後、冷却した。得られた焼結体に、外部電極としてスズをめっきして、全固体型電気二重層コンデンサーを作製した。
(実施例21)
実施例1で調製したLi1.3Al0.3Ti1.7(POを含有する固体電解質に対して、これを介して集電体が対向する構造に代えて、固体電解質の同じ側に、スパッターで集電体となる金の成膜を2つ形成した。
(比較例1)
プロプレンカーボネート系溶媒に電解質を溶解させた電解液を備えた、従来の電気二重層コンデンサー(Panasonic製EECS0HD223(V))を用意し、耐熱性試験に供した。
上記の各電気二重層コンデンサーに対して、以下の試験を行った。
<コンデンサー容量測定および容量の厚み依存性>
実施例1で作製した全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を30、50、100、200mV/sとして、−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図2に示す。Li1.3Al0.3Ti1.7(POを含有する固体電解質は、掃引速度dV/dtで−0.8〜0.8Vまで電圧を印加した時、流れた電流値をIとすると、
I×(dV/dt)
の式に従い、コンデンサー容量を蓄積していることがわかった。得られたコンデンサー容量を表1に示す。
また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。なお、充電後、数時間放置すると、コンデンサー容量はほぼ0となった。
実施例2で作製したLi1.3Al0.3Ti1.7(POを含有する固体電解質に実施例1で作製したものを加えて合計3種類の厚みの固体電解質について、全固体型電気二重層コンデンサーのコンデンサー容量を測定した。測定温度を20℃とし、掃引速度を50mV/sとして、−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図3に示す。電解質の厚みに依存しないことがわかり、蓄積されたコンデンサー容量は、誘電体に電圧が印加されたことにより誘発されたものではなく、電気二重層由来であることが推測された。また、それぞれ電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例3で作製したLiSn(POを含有する固体電解質からなる全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を30、50、100mV/sとして、−0.7〜0.7Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図4に示す。LiSn(POを含有する固体電解質は、実施例1と同様にコンデンサー容量を蓄積していることがわかった。コンデンサー容量を表1に示す。また、LiSn(POを含有する固体電解質についても、実施例2と同様に、コンデンサー容量が電解質の厚みに依存しないことが確認され、電気二重層由来であると推測された。また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例4で作製したLi0.3861La0.5346Al0.02Ti0.98を含有する固体電解質からなる全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を30、50、100mV/sとして、−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図5に示す。Li0.3861La0.5346Al0.02Ti0.98を含有する固体電解質は、実施例1と同様にコンデンサー容量を蓄積していることがわかった。コンデンサー容量を表1に示す。また、Li0.3861La0.5346Al0.02Ti0.98を含有する固体電解質についても、実施例2と同様に、コンデンサー容量は電解質の厚みに依存しないことが確認され、電気二重層由来であると推測された。また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例5で作製したLi0.5La0.5TiOを含有する固体電解質からなる全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を50mV/sとして、−1.0〜1.0Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図6に示す。Li0.5La0.5TiOを含有する固体電解質は、実施例1と同様にコンデンサー容量を蓄積していることがわかった。コンデンサー容量を表1に示す。また、Li0.5La0.5TiOを含有する固体電解質についても、実施例2と同様に、コンデンサー容量は電解質の厚みに依存しないことが確認されており、電気二重層由来であると推測された。また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例6で作製したNa1.4Al0.4Ti1.6(POを含有する固体電解質からなる全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を50mV/sとして、−0.5〜0.5Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図7に示す。Na1.4Al0.4Ti1.6(POを含有する固体電解質は、実施例1と同様にコンデンサー容量を蓄積していることがわかった。コンデンサー容量を表1に示す。また、Na1.4Al0.4Ti1.6(POを含有する固体電解質についても、実施例2と同様に、コンデンサー容量は電解質の厚みに依存しないことが確認されており、電気二重層由来であると推測された。また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例7で作製したNaSiZr1.880.12PO12を含有する固体電解質からなる全固体型電気二重層コンデンサーに、測定温度を20℃とし、掃引速度を80mV/sとして、−0.5〜0.5Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図8に示す。NaSiZr1.880.12PO12を含有する固体電解質は、実施例1と同様にコンデンサー容量を蓄積していることがわかった。コンデンサー容量を表1に示す。また、NaSiZr1.880.12PO12を含有する固体電解質についても、実施例2と同様に、コンデンサー容量は電解質の厚みに依存しないことが確認されており、電気二重層由来であると推測された。また、電解液を用いないので当然漏液は発生しなかった。
実施例8〜19で作製したLi1.30.3Ti1.7(PO、Li1.2Ga0.2Ti1.8(PO、Li1.2In0.2Ti1.8(PO、Li0.3861La0.5346Cr0.02Ti0.98、Li0.5La0.5Ti0.94Sn0.06、Li0.5La0.5Ti0.94Zr0.06、Li0.5La0.5Ti0.992Mn0.008、Li0.5La0.5Ti0.992Ge0.008、Na1.4Al0.4Ge1.6(PO、Na1.4Al0.4Sn1.6(PO、Na1.4Al0.4Zr1.6(PO、Na1.4Al0.4Hf1.6(POをそれぞれ含有する固体電解質からなる全固体二重層コンデンサーについても、それぞれ実施例1と同様な結果がえられた。
実施例20で作製したLi1.3Al0.3Ti1.7(POを含有する固体電解質の積層体からなる全固体型電気二重層コンデンサーについて、測定温度を20℃とし、掃引速度を50mV/sとして、−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときのコンデンサー容量を表1に示す。
実施例21で作製した、実施例1とは集電体構造の異なる全固体型電気二重層コンデンサー、すなわちLi1.3Al0.3Ti1.7(POを含有する固体電解質を介して集電体が対向する構造ではなく、固体電解質の一方側に集電体が形成された全固体型電気二重層コンデンサーについて、測定温度を20℃とし、掃引速度を50mV/sとして、−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときのコンデンサー容量を表1に示す。
Figure 2008130844
<耐熱性評価>
実施例1〜21で作製した全固体型電気二重層コンデンサーを300℃の恒温槽に入れ5時間保持した。恒温槽に入れる前後で静電容量を比較した。容量維持率は、ほぼ100%であった。
これに対し、比較例1の電気二重層コンデンサーを300℃の恒温槽に入れ5時間保持し、恒温槽に入れる前後で静電容量を比較したところ、容量維持率は、ほぼ0であり、外観が変質していた。300℃に保持することで電解液等が分解したと考えられる。
(実施例22)
図10に示すような回路パターンを有するプリント基板を作製した。図11に示すように、作製したチップ型全固体型電気二重層コンデンサーを、図10のプリント基板上にリフローハンダ付けした。リフロー条件は270℃で2秒とした。リフロー前後のコンデンサー容量を測定した。容量維持率はほぼ100%であった。
本発明の全固体型電気二重層コンデンサーは、高容量で、漏液がなく、耐熱性にすぐれ、プロセスコストが安価で、リフローによる実装等にも適する。そのため、信頼性、生産性が向上した全固体型電気二重層コンデンサーとして利用可能である。
本発明の全固体型電気二重層コンデンサーの一例を示す模式断面図である。 本発明の実施例1の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例2の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例3の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例4の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例5の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例6の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例7の全固体型電気二重層コンデンサーにおける電気化学特性を示す概略図である。 本発明の実施例1におけるLiイオン伝導性化合物のX線回折像を示す図である。 本発明の実施例22におけるプリント基板の模式図である。 本発明の実施例22における全固体型電気二重層コンデンサーを設置したプリント基板の模式図である。
符号の説明
1 電極
2 電解質
3 プリント基板
4 Cuメッキ
5 全固体型電気二重層コンデンサー
6 外部電極

Claims (11)

  1. 固体電解質と、集電体とを備え、前記固体電解質は無機固体電解質であることを特徴とする全固体型電気二重層コンデンサー。
  2. 前記無機固体電解質として、Liイオン伝導性化合物を含有する請求項1に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  3. 前記無機固体電解質として、Naイオン伝導性化合物を含有する請求項1に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  4. 前記Liイオン伝導性化合物が、一般式Li1+X Ti2−X(PO(ただし、Mは、Al、Y、Ga、InおよびLaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦X≦0.6である)で表されるリン酸化合物である請求項2に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  5. 前記Liイオン伝導性化合物が、LiSn(POで表されるリン酸化合物である請求項2に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  6. 前記Liイオン伝導性化合物が、一般式(Li0.39La0.541−Y/2 Ti1−Y(ただし、Mは、AlおよびCrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Y≦0.06である)で表される酸化物である請求項2に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  7. 前記Liイオン伝導性化合物が、一般式(Li0.5La0.5)Ti1−Z (ただし、Mは、Ge、Sn、Mn、およびZrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Z≦1である)で表される酸化物である請求項2に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  8. 前記Naイオン伝導性化合物が、一般式Na1+γZr2-ββ3−γSiγ12(ただし、0≦γ≦3、0≦β≦2である)で表される酸化物である請求項3に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  9. 前記Naイオン伝導性化合物が、一般式Na1+α α 2−α(PO(ただし、Mは、AlおよびInより選ばれる少なくとも1種の金属であって、Mは、Ge、Sn、Ti、Zr、およびHfよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦α≦2である)で表されるリン酸化合物である請求項3に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  10. 前記固体電解質を介して前記集電体が対向する構造を有する請求項1に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
  11. 前記固体電解質と前記集電体が交互に積層される構造を有する請求項1に記載の全固体型電気二重層コンデンサー。
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