JP2015216220A - キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】卑金属を含む電極材料とリチウム伝導性固体電解質材料とを低酸素雰囲気で焼成して製造した場合でも、優れた特性を有するキャパシタ及びその製造方法を提供すること。【解決手段】キャパシタ1では、内部電極7は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含み、固体電解質体5は、リチウムイオン伝導性固体電解質である、LiαZrβMγ(PO4)3(但し、MはNb及びTaから選択される少なくとも1種の金属であり、α、β、γは、0.5≰α≰1、0.1≰γ/β≰0.5、α>1−γ)を、50体積%以上含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電荷を蓄えたり放出したりするキャパシタ(コンデンサ)に関し、詳しくは、リチウムイオン伝導性固体電解質材料を用いたキャパシタ及びその製造方法に関する。
従来、電解質材料を用いたキャパシタとしては、電解液を用いたものが知られているが、近年は、これとは別に、固体電解質体の表面に一対の電極を設けるとともに、その固体電解質体の材料として、無機固体電解質を用いた電気二重層コンデンサの技術が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1には、無機固体電解質として、リチウム(Li)イオン伝導性化合物やナトリウム(Na)イオン伝導性化合物を含有するものが開示されている。
また、これとは別に、導電率等の優れた特性を有する固体電気化学素子を製造するために、リチウム伝導性固体電解質として、Li1-xZr2-xx(PO43(L:V、Nb、Ta、0.1≦x≦0.9)を用いた技術が開示されている(特許文献2参照)。
更に、リチウムイオン伝導性固体電解質の焼成時の雰囲気を規定することにより、内部抵抗が低く、大容量の全固体電池を製造する技術も開示されている(特許文献3参照)。
特開2008−130844号公報 特開平2−250264号公報 特開2007−227362号公報
しかしながら、上述した従来技術では、下記のような問題があり、その改善が望まれている。
リチウムイオン伝導性固体電解質材料を用いて新規の固体キャパシタを製造する場合には、コスト低減のために、安価な電極材料を用い、リチウムイオン伝導性固体電解質材料と電極材料とを積層して積層体を形成し、その積層体を焼成する方法が考えられる。
安価な電極材料としては、例えばNi、Fe、Cu等の卑金属があるが、これらの卑金属材料は、焼成時に酸化し易いので、焼成時に酸化しないように、低い酸素分圧で焼成する必要がある。そのため、積層体を構成するリチウムイオン伝導性固体電解質材料も、低い酸素分圧での焼結性に優れている必要がある。
ところで、酸化物系のリチウムイオン伝導性固体電解質の一般的な材料として、Li1.5Al0.5Ge1.5(PO43[LAGP]、Li1.3Al0.3Ti1.3(PO43[LATP]、Li3xLa2/3-xTi1/3-x3[LLT]、Li7La3Zr212[LLZ]等がある。
しかしながら、LAGPは、GeO2の分解酸素分圧がNiの酸化−還元酸素分圧に近いため、Niが酸化しないように焼成しようとすると、GeO2が分解する恐れがある。
また、LATP、LLTは、耐還元性が劣るTiを含むため、低酸素分圧での焼成が難しいという問題がある。
更に、LLZは、水との反応性が高いため、焼成時の酸素分圧調整、脱バインダ性向上のための加湿雰囲気での焼成が難しいという問題がある。
なお、前記特許文献1、2には、大気雰囲気での焼成が記載されているが、還元雰囲気におけるリチウムイオン伝導性固体電解質材料と電極材料との同時焼成に関する記載は無い。
また、特許文献3には、焼成時における酸素分圧の記載はあるが、固体電解質材料が、Li1+xMIIIxTiIV2-x(PO43(MIII:Al、Y、Ga、In、Laから選ばれる少なくとも1種、0≦x≦0.6)であり、耐還元性に劣るTiを含むため、低い酸素分圧での焼成が困難である。また、規定している酸素分圧も、平均酸素分圧(P1)atmと焼成温度(T)℃とが、−0.0310T+33.5≦logP1≦−0.0300T+38.1を満たすとされ、900℃の焼成温度では、5.6≦logP1≦11.1と高めの酸素分圧であるので、NiやFeとの同時焼成の際に、電極材料が酸化する恐れがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、卑金属を含む電極材料とリチウムイオン伝導性固体電解質材料とを低酸素雰囲気で焼成して製造した場合でも、優れた特性を有するキャパシタ及びその製造方法を提供することにある。
(1)本発明は、第1態様として、固体電解質体と、該固体電解質体に形成されるとともに、該固体電解質体を介して対向して配置された複数の電極と、を備えたキャパシタであって、前記電極は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含み、前記固体電解質体は、リチウムイオン伝導性固体電解質である、LiαZrβγ(PO43(但し、MはNb及びTaから選択される少なくとも1種の金属であり、α、β、γは、0.5≦α≦1、0.1≦γ/β≦0.5、α>1−γ)を、50体積%以上含むことを特徴とする。
本第1態様のキャパシタでは、電極は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含み、固体電解質体は、リチウムイオン伝導性固体電解質である前記条件を満たすLiαZrβγ(PO43(以下、LZMPと記すことがある)を、50体積%以上含んでいる。
これにより、電極材料として、安価であるが酸化しやすい卑金属であるCu、Ni、Feを用いた場合でも、その製造時には、低酸素分圧下(例えば酸素分圧1×10-12MPa以下)にて、固体電解質体を十分に焼結できるので、高い性能を有するキャパシタを実現できる。
つまり、後述する実験例からも明らかなように、固体電解質体のイオン伝導度が高く、静電容量が大きなキャパシタを実現することができる。
この様に、本第1態様により、Ni等の卑金属と同時焼成が可能な低酸素分圧の還元雰囲気でも、焼結性が良好で、高いイオン伝導度を有する固体電解質体が得られ、それにより、静電容量が大きな固体キャパシタの作製が可能となる。
ここで、前記固体電解質体を採用する理由について、更に詳細に説明する。
還元雰囲気でも良好な焼結性が得られる固体電解質体材料の条件として、その酸素分圧で分解するような化合物を含まない、酸素分圧によって価数変化を伴うような元素を含まない等の条件が挙げられる。
また、固体電解質体材料は、酸素分圧調整及び脱バインダ性向上のための加湿に対する耐性のため、水との反応性が低い必要があると考えられる。
これに対して、本第1態様で用いられる固体電解質体であるLZMP(LZNbP、LZTaP)は、分解しやすい化合物(例えばGe)を含まず、また、価数変化し易い元素(例えばTi)も含まない。そのため、α、γ/βを、α>1−γの条件を満たして、上述した規定の数値に制御することにより、低酸素分圧の還元雰囲気で焼成した場合でも、良好な焼結性が得られ、また、イオン伝導度も優れるため、固体キャパシタ用の固体電解質材料として好適である。
次に、本第1態様における数値限定の意味について説明する。
αを0.5≦α≦1に規定する理由は、αが0.5より少ないと、低酸素分圧の還元雰囲気での焼結性が悪く、1より多いと、過剰なLiにより、Li化合物が粒界に生成し、イオン伝導度の悪化を来すからである。
γ/βを0.1≦γ/β≦0.5に規定する理由は、Zrに対してMが少なくγ/βが0.1より少ないと、イオン伝導度が大幅に悪化するからであり、逆にMが多くてγ/βが0.5より多いと、低酸素分圧の還元雰囲気での焼結性が悪化するためである。
α>1−γに規定する理由は、αが1−γより大きいと、Liの量が化学量論比より多くなるため焼結性が向上し、αが1−γ以下だと、焼結性が大幅に悪化するためである。
リチウムイオン伝導性固体電解質を、50体積%以上に規定する理由は、50体積%以上であると、固体電解質としての機能を十分に発揮できるとともに、高いイオン伝導度を実現でき、高い静電容量を確保できるからである。
(2)本発明は、第2態様として、前記金属材料は、Niであることを特徴とする。
本第2態様では、電極の金属材料がNiであるので、コストが低く、しかも、Cuに比べて融点が高く、また、Feに比べて、(製造時等に)酸化し難いという利点がある。
(3)本発明は、第3態様として、前記電極は、前記リチウムイオン伝導性固体電解質を含むことを特徴とする。
本第3態様では、電極材料として、金属材料と(固体電解質体材料である)リチウムイオン伝導性固体電解質とを含むので、焼成時(電極と固体電解質体の同時焼成時)における電極材料と固体電解質体材料との収縮挙動が近くなる。よって、電極と固体電解質体との密着性(接合性)が高くなるという利点がある。
なお、リチウムイオン伝導性固体電解質の割合は、電極全体に対して5〜30体積%の範囲が好ましい。この範囲であれば、電極としての十分な導電性と高い密着性とを両立することができる。
(4)本発明は、第4態様として、前記第1〜第3態様のいずれかに記載のキャパシタの製造方法であって、前記固体電解質体となる未焼成電解質体と、該未焼成電解質体を介して対向した配置された前記電極となる前記金属材料を含む複数の未焼成電極と、を有する未焼成積層体を形成する工程と、前記未焼成積層体を、酸素分圧1×10-12MPa以下の雰囲気で焼成する工程と、を有することを特徴とする。
本第4態様では、前記未焼成積層体を、酸素分圧1×10-12MPa以下の低い酸素分圧の雰囲気(還元雰囲気)で焼成することにより、電極の金属材料の酸化を抑制しつつ、十分に固体電解質体を焼結させることができる。
これにより、コストを低減しつつ、高い性能(例えば固体電解質体の高いイオン伝導度
、大きな静電容量)を有するキャパシタを容易に製造することができる。
実施形態のキャパシタを示し、(a)はその斜視図、(b)はキャパシタを厚み方向に破断して示す断面図(A−A断面図)である。 実験例で作製したペレット状の試料を示し、(a)はその斜視図、(b)はその試料を厚み方向に破断して示す断面図(B−B断面図)である。
以下、本発明の実施形態のキャパシタ及びその製造方法について説明する。
[実施形態]
本実施形態では、キャパシタとして積層セラミックチップコンデンサを例に挙げて説明する。
a)まず、本実施形態のキャパシタの構成について説明する。
図1に模式的に示すように、本実施形態のキャパシタ1は、直方体形状の積層セラミックチップコンデンサであり、複数の(例えば50層の)固体電解質層3が積層された(母材の誘電体である)固体電解質体5と、各固体電解質層3の間に配置された複数の電極(内部電極)7と、固体電解質体5の長手方向(図1(b)の左右方向)の両端に設けられた一対の外部電極9とから構成されている。
なお、以下では、外部電極9以外の構成、即ち、固体電解質層3と内部電極7とが交互に積層された焼結体を、キャパシタ本体11と称する。
このうち、前記複数の内部電極7は、一方の第1外部電極9aに接続された複数の第1内部電極7aと、他方の第2外部電極9bに接続された複数の第2内部電極7bとからなり、第1内部電極7aと第2内部電極7bとは、互いに入り組むように櫛歯状に配置されている。
前記固体電解質体5は、リチウムイオン伝導性固体電解質である、LiαZrβγ(PO43(但し、MはNb及びTaから選択される少なくとも1種の金属であり、α、β、γは、0.5≦α≦1、0.1≦γ/β≦0.5、α>1−γ)を、50体積%以上含むものである。
なお、固体電解質体5は、全て前記リチウムイオン伝導性固体電解質から構成されることが望ましいが、それ以外の成分としては、Nb、Ta、Li、Zr、Pから選択される少なくとも1つ以上の元素を含む酸化物が含まれていてもよく、例えば、ジルコニウム酸リチウム、リン酸ジルコニウム等が含まれていてもよい。
また、前記内部電極7は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含むものであり、例えばNiからなる電極を採用できる。
なお、内部電極7中に、前記リチウムイオン伝導性固体電解質を、例えば30体積%以下の範囲で含んでいてもよい。
更に、前記外部電極9は、図示しないが、各内部電極7と接するNiからなる下層の表面に、Niメッキ層とSnメッキ層とが形成されたものである。
b)次に、本実施形態のキャパシタ1の製造方法について説明する。
<仮焼粉末作製工程>
まず、固体電解質体5である前記組成のLZMPを製造するために、例えば下記表1、表2に示すLi、Zr、Nb(又はTa)のモル比となるように、炭酸リチウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化ニオブ(又は酸化タンタル)と、リン酸水素2アンモニウムを、所定量秤量して混合した混合材料を作製し、その混合材料を、エチルアルコールと共に、ナイロンポットとジルコニア球石を用いて混合した。
その混合物を乾燥した後に、白金ルツボで、大気雰囲気で、最高温度1000℃にて2時間保持して仮焼を行い、所定の成分比率のLZMPの仮焼粉末を作製した。
<粉砕粉末作製工程>
次に、前記仮焼粉末を、エチルアルコールとともに、ナイロンポットとジルコニア球石を用いて、15時間粉砕を行い、乾燥して、所定の成分比率の粉砕粉末を作製した。
<スラリー作製工程>
次に、前記粉砕粉末と、バインダ(アクリル樹脂)と、可塑剤(フタル酸ジオクチル)とを、メチルエチルケトン/トルエン混合溶剤中で混合して、スラリーを作製した。
<シート作製工程>
次に、前記スラリーを、ドクターブレード法で、片面にSi処理されたPET製キャリアフィルムに塗布して、厚さ30μmのシートを作製した。
そして、このシートの一方の表面に、内部電極7となるNi電極の材料を、スクリーン印刷により、所定のパターンで印刷した。なお、Ni電極の材料は、Ni粉末にバインダと溶剤を加えてペースト状にしたものである。
<積層体作製工程>
次に、前記Ni電極材料をスクリーン印刷したシートを、前記固体電解質体5の所定の構造(積層構造)となるように、所定枚数(例えば50枚)積み重ねて、固体電解質体材料とNi電極材料との積層体を作製した。
<焼成工程>
次に、前記積層体を、大気雰囲気で300℃に加熱して、脱バインダ処理をした後に、ウエッター(30℃)を通して加湿した0.5(体積)%H2/N2の混合ガス雰囲気(還元雰囲気)中で、最高温度1000℃で2時間保持して焼成した。
この焼成時の酸素分圧は1×10-14MPaである。なお、焼成雰囲気中の酸素は、水素と水蒸気の平衡反応に由来するものであり、この酸素分圧は、例えばジルコニア式酸素センサーによって求めることができる。
これにより、固体電解質層3と内部電極7とが積層された焼結体であるキャパシタ本体11が得られた。
<外部電極作製工程>
次に、従来と同様に、前記キャパシタ本体11の長手方向の両端部に、外部電極9の下層の材料として、Niペーストを塗布して焼き付けた後に、Niメッキ及びSnメッキを施して、外部電極9を形成した。
これにより、本実施形態のキャパシタ1が完成した。
c)次に、本実施形態のキャパシタ1及びその製造方法の効果について説明する。
本実施形態のキャパシタ1では、内部電極7は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含み、固体電解質体5は、リチウムイオン伝導性固体電解質である前記条件を満たすLiαZrβγ(PO43を、50体積%以上含んでいる。
これにより、内部電極7の材料として、安価であるが酸化しやすい卑金属であるCu、
Ni、Feを用いた場合でも、その製造時には、低酸素分圧下にて、固体電解質体5を十分に焼結できるので、高い性能を有するキャパシタ1を実現できる。
つまり、後述する実験例からも明らかなように、固体電解質体5のイオン伝導度が高く、静電容量が大きなキャパシタ1を実現することができる。
また、特に、内部電極7の材料として、Niを用いる場合には、コストが低く、しかも、Cuに比べて融点が高く、また、Feに比べて、(製造時等に)酸化し難いという利点がある。
なお、内部電極7の材料として、金属材料と前記LZMPとを含む場合には、同時焼成時において、内部電極7の材料と固体電解質体5の材料との収縮挙動が近くなるので、内部電極7と固体電解質体5との密着性(接合性)が高くなるという利点がある。
また、キャパシタ1を製造する際には、上述したように、未焼成の積層体を、酸素分圧1×10-12MPa以下の還元雰囲気で焼成するので、内部電極7の金属材料の酸化を抑制しつつ、十分に固体電解質体5を焼結させることができる。
これにより、コストを低減しつつ、高い性能(例えば固体電解質体5の高いイオン伝導度、大きな静電容量)を有するキャパシタ1を容易に製造することができる。
d)次に、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
[実験例1]
本実験例1は、キャパシタを構成する固体電解質体の焼結体密度とイオン伝導度を調べたものである。
<試料の作製方法>
最初に、本実験例1に用いる試料の作製方法について説明する。
まず、下記表1、2に示すLi、Zr、Nb(又はTa)のモル比となるように、炭酸リチウム、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ(又は酸化タンタル)、リン酸水素2アンモニウムを、所定量秤量して混合した混合材料を作製し、その混合材料を、エチルアルコールと共に、ナイロンポットとジルコニア球石を用いて混合した。
次に、その混合物を乾燥した後に、白金ルツボで、大気雰囲気中で、最高温度1000℃にて2時間保持して仮焼を行い、所定の成分比率のLZMPの仮焼粉末を得た。
次に、前記仮焼粉末を、エチルアルコールとともに、ナイロンポットとジルコニア球石を用いて、15時間粉砕を行い、乾燥して、所定の成分比率の粉砕粉末を得た。
次に、前記粉砕粉末を、φ12mmの円筒形状の金型を用い、5MPaの圧力で一軸プレスし、さらに、150MPaの圧力で静水圧プレス(CIP)することにより、円盤状のペレットを作製した。
次に、前記ペレットを、ウエッター(30℃)を通して加湿した0.5%H2/N2の混合ガス雰囲気(還元雰囲気)中で、最高温度1000℃にて2時間保持して焼成した。なお、焼成時の酸素分圧は1×10-14MPaである。
これにより、図2に示すように、φ10mm×厚み1mmの固体電解質焼結体である固体電解質体(23)を得た。即ち、密度測定に用いる固体電解質体の試料(実施例1〜10)を得た。
また、前記固体電解質体の両主面の表面に、Auスパッタによって、一対の電極(25
、27)を形成することにより、ペレット状のキャパシタ(21)の試料を得た。即ち、イオン伝導度測定に用いるキャパシタの試料(実施例1〜10)を得た。
更に、比較例として、本発明の範囲外の試料も、上述した試料の作製方法により作製した。
なお、表1、表2の実施例1〜10が本発明の範囲の試料であり、比較例1〜11が本発明の範囲外の試料である。このうち、実施例1〜5、比較例1〜6が、MをNbとした例であり、実施例6〜10、比較例7〜11が、MをTaとした例である。
<評価方法>
次に、前記試料を用いた評価方法について説明する。
・密度測定
前記固体電解質体の各試料について、純水を用いて、アルキメデス法により、密度測定を行った。その結果を、下記表1、表2に記す。
・イオン伝導度測定
前記キャパシタの各試料について、交流インピーダンス法により、各試料のイオン導電率(イオン伝導度)を測定した。インピーダンスの測定は、アジレントインピーダンスアナライザー4294Aを用い、測定電圧100mV、測定周波数40Hz〜110MHzで行い、コールコールプロットの円弧から求めた抵抗値と試料寸法からイオン導電率を算出した。その結果を、下記表1、表2に記す。
[実験例2]
本実験例2は、前記実施形態のキャパシタ(積層セラミックチップコンデンサ)の静電容量を調べたものである。
<試料の作製方法>
キャパシタの試料を作製する方法は、基本的に、上述した実施形態におけるキャパシタの製造方法と同様であり、下記表1、表2に示すLi、Zr、Nb(又はTa)のモル比となるように、炭酸リチウム、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ(又は酸化タンタル)、リン酸水素2アンモニウムを、所定量秤量して、同様な「仮焼粉末作製工程」、「粉砕粉末作製工程」、「スラリー作製工程」、「シート作製工程」、「積層体作製工程」、「焼成工程」、「外部電極作製工程」により、実験に使用するキャパシタの試料を作製した。
即ち、表1、表2に示す本発明の範囲の実施例1〜10の試料を作製した。
また、表1、表2に示す本発明の範囲外の比較例1〜11の試料を作製した。
<評価方法>
前記キャパシタの試料について、直流定電位法により、静電容量を測定した。静電容量の測定は、ADC超高抵抗/微小電流計R8340Aと、アジレントデジタルマルチメータ34410Aを用い、充電時間1時間、充電電圧2.5V及び1.0Vで充電した後に、放電し、放電電荷量から、静電容量を算出した。その結果を、下記表1、表2に記す。
なお、表1、表2においては、実験例1と実験例2の試料について、固体電解質体の組成が同じ試料は、同じ実施例や比較例の番号で示してある。即ち、焼結体密度とイオン伝導度が、ペレット状の試料を用いた実験結果であり、静電容量が、積層セラミックチップコンデンサの試料を用いた実験結果である(以下他の表においても同様である)。
Figure 2015216220
Figure 2015216220
この表1、表2から明らかなように、本発明の範囲のキャパシタは、焼結体密度が高く、しかも、イオン伝導度が高く、特に静電容量が大きく好適であった。
[実験例3]
本実験例3では、前記実験例1及び実験例2と同様にして、下記表3に示す試料(実施例11)を作製し、同様に評価を行った。その結果を、下記表3に示す。
但し、本実験例3では、リチウムイオン伝導性固体電解質であるLiαZrβγ(PO43のMとして、Nb及びTaの両方の金属を含む材料を用いた。なお、NbとTaとの質量比は、1:1とした。
Figure 2015216220
この表3から明らかなように、本発明の範囲のキャパシタは、Mとして、Na及びTaの両方を用いた場合でも、焼結体密度が高く、しかも、イオン伝導度が高く、特に静電容量が大きく好適であった。
[実験例4]
本実験例4では、前記実験例1及び実験例2と同様にして、下記表4に示す試料(実施例12、13)を作製し、同様に評価を行った。その結果を、下記表4に示す。
但し、本実験例4では、リチウムイオン伝導性固体電解質(LZMP)のMとして、Nbを用いるとともに、母材である固体電解質体におけるLZMPの割合を、50体積%と70体積%としたものである。なお、LZMP以外の成分は、Li、Zr、Nb、Pのいずれかからなる酸化物である。
Figure 2015216220
この表4から明らかなように、本発明の範囲のキャパシタは、MとしてNbを用い、LZMPの割合を、50体積%及び70体積%とした場合でも、焼結体密度が高く、しかも、イオン伝導度が高く、特に静電容量が大きく好適であった。
[実験例5]
本実験例5では、前記実験例1及び実験例2と同様にして、下記表5に示す試料(実施例14、15)を作製し、同様に評価を行った。その結果を、下記表5に示す。
但し、本実験例5では、リチウムイオン伝導性固体電解質(LZMP)のMとして、T
aを用いるとともに、母材である固体電解質体におけるLZMPの割合を、50体積%と70体積%としたものである。なお、LZMP以外の成分は、Li、Zr、Ta、Pのいずれかからなる酸化物である。
Figure 2015216220
この表5から明らかなように、本発明の範囲のキャパシタは、MとしてTaを用い、LZMPの割合を、50体積%及び70体積%とした場合でも、焼結体密度が高く、しかも、イオン伝導度が高く、特に静電容量が大きく好適であった。
[実験例6]
前記実施形態と同様にして、実施例16の試料を作製した。但し、LZMPの組成は、前記実施例1と同じとし、焼成時の酸素分圧は、1×10-12MPaとした。そして、実験例2と同様に静電容量を測定したところ、大きな静電容量(充電電圧2.5Vの条件下で、4000μF)が得られた。
[実験例7]
前記実施形態と同様にして、実施例17の試料を作製した。但し、LZMPの組成は、前記実施例1と同じとし、電極材料はNi及びLZMP(但しLZMPは30体積%)とした。そして、実験例2と同様に静電容量を測定したところ、大きな静電容量(充電電圧2.5Vの条件下で、4500μF)が得られた。
尚、本発明は前記実施形態や実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
1、21…キャパシタ
3…固体電解質層
5、23…固体電解質体
7、7a、7b、9、9a、9b、25、27…電極

Claims (4)

  1. 固体電解質体と、
    該固体電解質体に形成されるとともに、該固体電解質体を介して対向して配置された複数の電極と、
    を備えたキャパシタであって、
    前記電極は、Cu、Ni、及びFeから選択される少なくとも1種の金属材料を含み、
    前記固体電解質体は、リチウムイオン伝導性固体電解質である、LiαZrβγ(PO43(但し、MはNb及びTaから選択される少なくとも1種の金属であり、α、β、γは、0.5≦α≦1、0.1≦γ/β≦0.5、α>1−γ)を、50体積%以上含むことを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記金属材料は、Niであることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ。
  3. 前記電極は、前記リチウムイオン伝導性固体電解質を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャパシタ。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャパシタの製造方法であって、
    前記固体電解質体となる未焼成電解質体と、該未焼成電解質体を介して対向した配置された前記電極となる前記金属材料を含む複数の未焼成電極と、を有する未焼成積層体を形成する工程と、
    前記未焼成積層体を、酸素分圧1×10-12MPa以下の雰囲気で焼成する工程と、
    を有することを特徴とするキャパシタの製造方法。
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