JP5608309B1 - 全固体型キャパシタ - Google Patents

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Abstract

本発明は、高容量で、低周波数領域における静電容量の周波数依存性が小さい全固体型キャパシタ1に関する。本発明の全固体型キャパシタ1は、無機固体電解質2と、これを挟んで設けられる一対の集電体3A,3Bと、を含む全固体型キャパシタ1であって、前記無機固体電解質2が多結晶構造を有し、抵抗成分として、前記無機固体電解質2の結晶粒内抵抗をR1、結晶粒界抵抗をR2、前記無機固体電解質2と前記集電体3A,3Bとの界面抵抗をR3と表し、静電容量成分として、前記無機固体電解質2の結晶粒内容量をC1、結晶粒界容量をC2、前記無機固体電解質2と前記集電体3A,3Bとの界面容量をC3と表したとき、R1<R2<R3であるとともに、C1<C3かつC1<C2である。

Description

本発明は、電解質として多結晶構造を有する無機固体電解質を用いた全固体型キャパシタに関する。
情報機器、通信機器および家電機器に至る各種電子機器は、高性能化とともに小型化が要求され、そのためには電子機器に搭載されている各電子部品が高性能化および小型化に対応する必要がある。電子機器に搭載される電子部品の1つにキャパシタがある。キャパシタに要求される性能は静電容量であり、高い静電容量を有しながら全体としては小型化を実現しなければならない。
特許文献1および特許文献2に記載の積層セラミックコンデンサは、誘電体としてチタン酸バリウムを用いており、誘電体の比誘電率を高くして静電容量を高めている。
特許文献3には、全固体型電気二重層コンデンサが記載されている。電気二重層コンデンサは、電解質と集電体との界面に形成される電気二重層を利用して高い静電容量を実現しようとするものである。また、全固体型であれば電解質として液体を使用しないのでアルミ電解コンデンサや、活性炭を用いた電気二重層コンデンサにおける液漏れが発生することがない。
特許第5046700号公報 特開2012−138502号公報 特開2008−130844号公報
チタン酸バリウムの比誘電率は、およそ数千から1万ほどであり、特許文献1,2に記載の積層セラミックコンデンサでは、高い静電容量と小型化とをともに満足させることは難しい。また、特許文献3に記載の電気二重層コンデンサは、印加される電圧の周波数に対する静電容量の変動が大きく、特に数kHzの低周波数領域では、周波数が高くなるとともに静電容量が大きく減少し、安定した特性を得られないという問題があった。
本発明の目的は、高容量で、低周波数領域における静電容量の周波数依存性が小さい全固体型キャパシタを提供することである。
本発明は、無機固体電解質と、
前記無機固体電解質を挟んで設けられる一対の集電体と、を含む全固体型キャパシタであって、
前記無機固体電解質が多結晶構造を有し、 抵抗成分として、
前記無機固体電解質の結晶粒内抵抗をR1、結晶粒界抵抗をR2、前記無機固体電解質と前記集電体との界面抵抗をR3と表し、
静電容量成分として、
前記無機固体電解質の結晶粒内容量をC1、結晶粒界容量をC2、前記無機固体電解質と前記集電体との界面容量をC3と表したとき、
R1<R2<R3であるとともに、C1<C3かつC1<C2であることを特徴とする全固体型キャパシタである。
本発明によれば、高容量で、低周波数領域における静電容量の周波数依存性が小さい全固体型キャパシタを提供することができる。
本発明の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
本発明の実施形態に係る全固体型キャパシタ1の構成を概略的に示す断面図である。 インピーダンス解析に用いた等価回路図である。 LLTO04、LLTO05およびLAGPの実測データと、等価回路により解析したフィッティング曲線とを示すグラフである。 A=428、B=2959である実測結果と、A=4、B=9としたシミュレーション結果とを示すグラフである。 LLTO04の実測結果と、粒界容量C2の値を界面容量C3の値と同じ大きさに設定したシミュレーション結果を示すグラフである。 LLTO04の実測結果と、粒内抵抗R1を小さい値に設定したシミュレーション結果を示すグラフである。 LLTO04の実測結果と、抵抗成分および容量成分を適宜設定したシミュレーション結果を示すグラフである。
図1は、本発明の実施形態に係る全固体型キャパシタ1の構成を概略的に示す断面図である。本実施形態の全固体型キャパシタ1は、特に電気二重層を利用した電気二重層キャパシタが好ましく、電気二重層キャパシタ(以下では、単に「キャパシタ」ということがある。)1は、無機固体電解質2と、この無機固体電解質2を挟んで設けられる一対の集電体3A,3Bと、を含んで構成される。集電体3A,3Bは、たとえば、Au、AgおよびCuより選ばれる少なくとも1種を主成分とする金属材料によって形成される。
無機固体電解質2は、多結晶構造を有し、Liイオンなどのアルカリ金属イオンは、結晶粒子内を移動する。このアルカリ金属イオンの移動により、集電体3A,3Bと無機固体電解質2との界面、および結晶粒界において電気二重層が形成されるとともに、結晶粒子内や結晶粒界のイオン分極や界面分極、配向分極といった誘電体としての静電容量が重畳され、高い静電容量が得られる。
そして、電気二重層キャパシタ1における電気抵抗成分として、無機固体電解質2の結晶粒内抵抗をR1、結晶粒界抵抗をR2、無機固体電解質2と集電体3A,3Bとの界面抵抗をR3と表し、静電容量成分として、無機固体電解質2の結晶粒内容量をC1、結晶粒界容量をC2、無機固体電解質2と集電体3A,3Bとの界面容量をC3と表したとき、R1、R2、R3、C1、C2およびC3が、以下の関係式をいずれも満たすものがよい。
R1<R2<R3・・・式1
C1<C3 ・・・式2
C1<C2 ・・・式3
式1を満足することにより、電気二重層キャパシタ1に印加される電圧(以下、単に「印加電圧」という場合もある)の周波数のうち最も低い領域で現れる界面容量を電気二重層キャパシタ1の容量とすると共に、キャパシタとしての高い絶縁性および蓄電デバイスとしての高い蓄電性能を実現できる。また、結晶粒界抵抗(以下、単に「粒界抵抗」という場合もある。)は界面抵抗より低く、結晶粒内抵抗(以下、単に「粒内抵抗」という場合もある。)は結晶粒界抵抗より相対的に低いことにより、キャパシタ1として、また蓄電デバイスとしての使用時の発熱を抑える効果をもたらす。特に、粒内抵抗は無機固体電解質2中のイオン流による発熱に関与するため、抵抗成分のうち粒内抵抗が最も低いことが望ましい。
更に、印加電圧の周波数が高くなるに従って、これらの抵抗成分が小さくなる順で電気二重層キャパシタ1の静電容量に影響を及ぼす。すなわち、R1<R2<R3である場合、印加電圧の周波数が低い領域では界面容量が支配的だが、周波数が高くなるに従って結晶粒界容量(以下、単に「粒界容量」という場合もある)、結晶粒内容量(以下、単に「粒内容量」という場合もある)がこの順で、界面容量に対して直列容量として影響を及ぼす。このように、印加電圧の周波数が高くなるに従って発現する新たな容量成分は相対的に低い容量であるため、電気二重層キャパシタ1の静電容量が急激に低下するという、周波数依存性が生じる。
ここで、式3を満足することにより、静電容量が比較的に高い結晶粒界容量が、周波数が高くなるにつれて界面容量の次に現れるようにでき、キャパシタとして静電容量の急激な低下を避けることができる。また、式2、3を満足することにより、比較的低い周波数領域で現れる界面容量と結晶粒界容量による電気二重層キャパシタ1の静電容量を、高く保つことができる。さらに一番高い周波数で現れる結晶粒内容量を一番小さくすることによって、電気二重層キャパシタ1の静電容量が最も低下する周波数帯を、高い領域に持っていくことができる。
このような式1〜3を満たすことが可能な無機固体電解質2としては、たとえばペロブスカイト型の結晶構造を有するM1(2―x)/3M2M3O(ただし、M1は希土類元素、M2はアルカリ金属元素、M3は4価の金属元素であり、0<x≦0.5を満たす)や、NaSICON型の結晶構造を有するLiαAlTi2−x(POβ(ただし、0≦x≦0.6、α≧1+x、3.0≦β≦3.6、以下、LATPという)、Liα(1+x)AlGe2−x(POβ(ただし、0.4≦x≦0.7、1.0≦α≦1.2、3.0≦β≦3.6、以下、LAGPという)、ガーネット型の結晶構造を有するLi(B1z1B2z2)O(ただし、Aはアルカリ土類金属元素または希土類元素であり、B1およびB2は周期律表3族、4族、13族および14族に属する元素群からそれぞれ選ばれる異なる金属元素であり、5.5<x<8.0、2.7<y<3.3、Z1>0、Z2≧0、1.8<Z1+Z2<2.4、10<t<14を満たす)、およびこれらに焼結助剤などの添加物を所定量含有するものなどが挙げられる。
<解析1>
無機固体電解質2の一例として、La(2―x)/3LiTiO(以下、LLTOという)におけるx=0.50(以下、LLTO01)、およびx=0.42(以下、LLTO04、LLTO05(ただし、LLTO05は、LLTO04にBaOを添加したもの))およびLAGP(上記組成式におけるx=0.5、α=1.0、β=3.0)について、印加電圧の周波数に対する静電容量の依存性を確認した。
これらの無機固体電解質2を用いた電気二重層キャパシタ1のインピーダンス測定結果を用いて、等価回路によるインピーダンス解析をおこなった。電気二重層キャパシタ1の作製方法および測定方法の詳細については後述する。
図2は、インピーダンス解析に用いた等価回路図である。等価回路としては、図2に示すように、無機固体電解質2の結晶粒内、結晶粒界、および無機固体電解質2と集電体3A,3Bとの界面それぞれの抵抗成分および容量成分の並列回路を用いた。インピーダンス解析によって算出した、R1、R2、R3、C1、C2およびC3の値を表1に示す。なお、本発明では、特に断らない限り抵抗の単位はΩ、容量の単位はFである。通常は1/jωCで表される等価回路の各容量成分のインピーダンスを、1/{(j・ω)・C}で記載される等価回路モデルとしてインピーダンス解析を行ったものである。表には、界面容量、粒界容量、および粒内容量にそれぞれ対応して得られた角周波数のべき乗を表すP3、P2、P1を併記している。
Figure 0005608309
図3は、LLTO04、LLTO05およびLAGPの実測データと、等価回路により解析したフィッティング曲線とを示すグラフである。横軸は、2π×周波数の角周波数(rad/s)を示し、縦軸は、静電容量換算値Cp(F)を示す。グラフには、LLTO04、LLTO05およびLAGPの実測データと、表1に示したR1、R2、R3、C1、C2及びC3の値でフィッティングされた曲線とを重ねて示している。グラフからわかるように、実測データとフィッティング曲線とは全体的によく一致している。
表1に示すR1、R2、R3、C1、C2およびC3の値(以下では、P1、P2、P3を含めたこれらの値をまとめて「回路パラメータ」という)は、上記の式1、式2および式3の大小関係を満たしているものであって、界面容量C3、粒界容量C2および粒内容量C1が周波数の増加に伴って電気二重層キャパシタ1の静電容量として発現していることがわかる。
無機固体電解質2においては、さらに粒界抵抗R2、粒界容量C2および界面容量C3により次式(A)で表される値であるA=1/{R2・(C2・C3)1/2}・・・(A)が、0.1〜100rad/sであることが好ましい。
ここで、値Aは、粒界抵抗R2の発現により、キャパシタの静電容量が最も急激に低下する周波数をおおよそ示す指標であり、Aを0.1〜100rad/sとすることで、粒界抵抗R2の発現によって静電容量が急激に低下する領域を0.1〜100rad/sの範囲以下に抑えることができる。その結果、印加電圧の角周波数が0.1〜100rad/s以上の範囲においては、界面容量C3と粒界容量C2とが合成された安定な静電容量を、キャパシタの静電容量として発現させることができるため、電気二重層キャパシタにおける静電容量の周波数依存性を低減することができる。
また、さらに粒界抵抗R2および粒界容量C2により次式(B)で表される値であるB=1/(R2・C2)・・・(B)が、0.1〜100rad/sであることが好ましい。ここで、値Bは粒界抵抗R2が発現してキャパシタの静電容量が低下する領域から、界面容量C3と粒界容量C2とが合成された安定な静電容量が発現する領域へと移行する周波数をおおよそ示す指標であり、Bを0.1〜100rad/sとすることで、粒界抵抗R2の発現よって急激に低下するはずの静電容量において、界面容量C3と粒界容量C2とが合成された安定な静電容量の発現によって、その低下が抑制される領域を0.1〜100rad/sの範囲以下にすることができる。その結果、印加電圧の角周波数が0.1〜100rad/s以上の範囲においては、界面容量C3と粒界容量C2とが合成された安定な静電容量を、キャパシタ1の静電容量として発現させることができるため、電気二重層キャパシタ1における静電容量の周波数依存性を低減することができる。
<解析2>
たとえば、LLTO01において、作製した電気二重層キャパシタ1の回路パラメータに基づいて値Aを算出すると428rad/s、値Bを算出すると2959rad/sとなる。この値Aおよび値Bを、粒界容量C2と粒界抵抗R2を変更して4rad/s(値A)および9rad/s(値B)とした場合のシミュレーションを行った。
図4は、A=428rad/s、B=2959rad/sである実測結果と、A=4rad/s、B=9rad/sとしたシミュレーション結果とを示すグラフである。横軸、縦軸は図3と同じである。また、解析2における回路パラメータを表2に示す。
Figure 0005608309
シミュレーションには、解析1で示したインピーダンス解析と同じ等価回路を用いた。この結果、A=428rad/s、B=2959rad/sであるLLTO01の実測データと比較して、A=4rad/s、B=9rad/sのシミュレーション結果では、1〜10000rad/sの間でキャパシタの静電容量の大きな低下を抑制することができることを確認した。さらにAおよびBを小さくすることによって、1rad/s以下でもキャパシタの静電容量の周波数依存性を低減できる。
キャパシタの静電容量においてこのような周波数特性を実現するには、たとえば粒界抵抗R2を大きくしたり、粒界容量C2を大きくすればよく、具体的にはLLTOの粒界相のアモルファス成分を少なくして結晶化度を上げ粒界の絶縁性を高める、絶縁性の粒界層の厚みを薄くして粒界の容量を上げる等の、多結晶の構造を具現化することによって可能となる。
たとえば、結晶化ガラスセラミックスにおいて粒界相の結晶化度を上げたり、誘電体材料や圧電材料等で粒界相を非常に薄くするなど、主結晶相に合わせて焼結助剤や微量添加物を設計する既存の手法を用いてこのような粒界相が実現できる。
また、無機固体電解質2においては、界面容量C3に対する粒界容量C2の比率(C2/C3)を0.8以上とすることが好ましい。粒界容量C2の値を、界面容量C3の値に近づけるか、もしくは界面容量C3以上とすることにより、キャパシタ1の静電容量の周波数依存性を低減することができる。たとえば、解析1のLLTO04において10rad/s以下の領域は界面容量C3のみによる静電容量であり、10〜10000rad/sの領域は界面容量C3と粒界容量C2とが直列的に合成された静電容量であり、10000rad/s以上の領域は粒内容量C1がさらに直列的に合成された静電容量に相当する。ここで、粒界容量C2の値を界面容量C3の値に近づけることにより、界面容量C3と粒界容量C2との差が小さくなり、界面容量C3および粒界容量C2が支配的である10〜10000rad/sの領域において、キャパシタ1の静電容量を界面容量C3に近づけることができ、10000rad/s以下の領域における電気二重層キャパシタ1の静電容量の周波数依存性を大きく低減することができる。
<解析3>
LLTO04の粒界容量C2の値を界面容量C3の値と同じ大きさに設定してシミュレーションを行い、実測データと比較した。シミュレーションには、解析1で示したインピーダンス解析と同じ等価回路を用いた。
図5は、LLTO04の実測結果と、粒界容量C2の値を界面容量C3の値と同じ大きさに設定したシミュレーション結果を示すグラフである。横軸、縦軸は図3と同じである。また、解析3における回路パラメータを表3に示す。
Figure 0005608309
グラフからわかるように、10000rad/sまでの領域では、キャパシタ1の静電容量の周波数依存性が、界面容量C3の静電容量の周波数依存性に近くなっていて、粒界容量C2の発現による10〜100rad/sでの急激なキャパシタ1の静電容量の低下を抑制できていることが分かる。
粒界容量C2を大きくするには、たとえば粒界層の厚みを薄くするなどの微構造を具現化することによって、粒界に発生する電気二重層の容量を上げることにより可能となる。たとえば、粒界層が非常に薄い誘電体材料や圧電材料等で用いられている、焼結助剤や微量添加材を主結晶相に合わせて設計する既存の手法を用いた材料組成の選定等で実現できる。
さらに、粒内抵抗R1および粒界容量C2が、式(C)である1/(R1・C2)≧10000rad/s・・・(C)を満足することが特に好ましい。これにより、粒内容量C1の影響が顕著になる角周波数を10000rad/s以上とすることができ、10000rad/s以下の角周波数領域における電気二重層キャパシタ1の静電容量を、粒界容量C2に起因する、周波数依存性の少ないものとすることができる。
<解析4>
LLTO04の粒内抵抗R1を小さい値に設定してシミュレーションを行い、実測データと比較した。
図6は、LLTO04の実測結果と、粒内抵抗R1を小さい値に設定したシミュレーション結果を示すグラフである。横軸、縦軸は図3と同じである。また、解析4における回路パラメータを表4に示す。
Figure 0005608309
グラフからわかるように、LLTO04において、粒内抵抗R1の値を若干小さく設定することによって、粒内容量C1の影響が表れる周波数の領域をより高周波数側に移動できる。
<解析5>
また、粒内抵抗R1、粒界抵抗R2および粒界容量C2が、式(D)である1/{C2・(R1・R2)1/2}≧10000rad/s・・・(D)を満足することが好ましい。上記の式(C)のように粒内抵抗R1だけではなく、さらに粒界抵抗R2も小さい値とすることにより、粒内容量C1の影響が現れる周波数をさらに高周波側に移動でき、10000rad/s以下の角周波数領域における周波数依存性をより低減することができる。
LLTO04の粒内抵抗R1を小さい値に設定するのに加えて、粒界容量C2の値を界面容量C3の値と同じ大きさに設定し、さらに粒界抵抗R2を小さい値に設定してシミュレーションを行い、実測データと比較した。図7は、LLTO04の実測結果と、抵抗成分および容量成分を適宜設定したシミュレーション結果を示すグラフである。横軸、縦軸は図3と同じである。また、解析5における回路パラメータを表5に示す。
Figure 0005608309
グラフからわかるように、粒内抵抗R1の値を小さくし、粒界容量C2の値が界面容量C3の値と同程度以上とした場合には、粒界抵抗R2の値を小さくすることによって、粒内容量C1の影響が顕著になる周波数の領域を、さらに高周波数側に移動できるものである。
粒内抵抗R1は、イオン流が、結晶粒子内の転移などの結晶構造の不整合により散乱されること等によって発現し、不整合の増加に伴い増大するものである。基本的には、多結晶構造を有する無機固体電解質2の焼成条件を最適化することによって主結晶相の結晶粒子における転移等の不整合の密度を下げ、結晶性を高めて単結晶に近づけることによって粒内抵抗R1を小さくすることができる。
また、本発明の電気二重層キャパシタ1においては、無機固体電解質2の体積固有抵抗を1×10Ω・cm以上とすることが好ましい。無機固体電解質2の体積固有抵抗をこのような範囲とし、電子伝導に対する絶縁性を高めることで、低周波数領域で用いたときのキャパシタ1の容量を高めるとともに、蓄電デバイスとして用いる場合の蓄電性能を高く保つことができる。なお、無機固体電解質2の体積固有抵抗は、無機固体電解質2を挟む一対の集電体3A,3B間に1〜4Vの直流電圧を印加した際のリーク電流を測定し、それを無機固体電解質2の体積固有抵抗に換算することによって得られる。
多結晶構造を有する無機固体電解質2においては、電子伝導は主として粒界相を介して発生する。したがって、無機固体電解質2の電子伝導に対する絶縁性を高めるには、粒界相の結晶化度を上げるなどして、粒界相における電子伝導を抑制して粒界相の電子絶縁性を高めることによって可能となる。このような粒界相は、たとえば結晶化ガラスセラミックスにおいて粒界相の結晶化度を高めるなどの、主結晶相に合わせて焼結助剤や微量添加物を設計する既存の手法を用いて実現できる。
無機固体電解質2の厚さは、一対の集電体3A,3B間に存在する結晶粒子を数個〜10個程度とすることにより、Liイオンなどのアルカリ金属イオンが主として結晶粒内を移動するように構成することができる。
また、集電体3A,3Bの厚みは、特に限定されるものではないが、たとえば、0.5〜3.0μmである。また、集電体はたとえばAu、AgおよびCuのうちいずれか1種を主とする材料からなり、無機固体電解質2の両主面にスパッタ等で形成されていてもよいし、無機固体電解質2と集電体3A,3Bとが互いに複数積層されて一体焼成された積層体であってもよい。
表1に示すLLTO04やLAGPのP3は1より小さい値になっている。このために界面容量C3が単独で寄与する周波数領域でも、キャパシタの静電容量は平坦な周波数依存性を示しておらず、周波数のP3−1のべき乗で小さくなる周波数依存性が発現している。このような周波数依存性を低減するためには、P3を1に近づけるのが更に望ましい。P3を1に近付けるには、界面近傍での無機固体電解質2におけるイオン伝導と、集電体3A,3Bにおける電子伝導とのマッチングを図ればよい。特に、集電体3A,3Bに用いる材料について、Au、AgおよびCu等の金属材料に他の金属材料や無機材料を含有させて、集電体3A,3Bの界面近傍での電子伝導性を無機固体電解質2におけるイオン伝導にマッチングするように最適化することによって可能になると考えられる。
以下では、本発明の電気二重層キャパシタ1の製造方法についてその一例を説明する。
電気二重層キャパシタ1は、たとえばLLTOなどの無機固体電解質2を先に焼成し、焼成された無機固体電解質2の表面に、イオンスパッタ装置などを用いてAu、AgまたはCuなどの金属材料からなる集電体3A,3Bを形成する。無機固体電解質2は、たとえば、原料粉末の混合、一次粉砕、仮焼、二次粉砕(必要に応じ、仮焼・粉砕を複数回繰り返してもよい)、成形、焼成の手順で作製することができる。仮焼温度や回数、焼成温度といった製造条件は、使用する無機固体電解質2の材料に応じて適宜設定すればよい。たとえば、LLTOの場合であれば、一次仮焼は温度800℃、保持時間4時間で行い、二次仮焼は温度1150℃、保持時間12時間で行い、焼成は温度1250℃、保持時間6時間で行うことにより、無機固体電解質2を作製することができる。
次に、上記の各解析における実測用のサンプルの作製について説明する。
ペロブスカイト型の結晶構造を有するLLTO(La(2―x)/3LiTiO)の多結晶体、およびNaSICON型の結晶構造を有するLAGP(Liα(1+x)AlGe2−x(POβ)の多結晶体である無機固体電解質2のサンプルを作製した。
具体的には、純度99%以上のLaO粉末、LiCO粉末、TiO(ルチル型)粉末、Al粉末、GeO粉末および(NHHPO粉末を、LLTOについては表6に示す組成比(元素比)となるように、LAGPについてはx、αおよびβがそれぞれ、x=0.5、α=1.0およびβ=3.0となるように調合し、粉砕混合(一次粉砕)した。
その後、スラリーを、ロータリーエバポレータを用いて乾燥し、大気中、LLTOは800℃(一次仮焼)および1050℃(二次仮焼)にて仮焼し、LAGPは750℃にて仮焼した。仮焼後に得られた粉末をさらに平均粒径が0.5〜1.2μmになるよう粉砕(二次粉砕)した。なお、LLTO05の場合は、二次仮焼後のLLTO04粉末100質量%に対してBaCOを酸化物(BaO)換算で5質量%添加した後に二次粉砕を行った。
二次粉砕後に得られた粉末に対して、パラフィンワックスを5質量%混合した後、金型プレスにて1ton/cmの圧力でプレス成形加工を行い、直径15mm、厚み1.5mmの円板状のプレス成形体を作製した。
このプレス成形体を、大気中で、昇温速度400℃/時間、焼成温度1250℃(LLTO)または850℃(LAGP)、保持時間2〜6時間、降温速度400℃/時間の条件で焼成し、直径13mm、厚み1.3mmの円板状の焼結体(無機固体電解質2)を得た。
LLTO焼結体サンプルの作製条件は、表6に示す通りである。
Figure 0005608309
(インピーダンスの測定)
各サンプルの表裏面を♯500〜♯3000のサンドペーパ、および♯6000のダイヤモンドペーストを用いて鏡面研磨して、厚さを800μmとした後、イオンスパッタ装置(JEOL−JFC−1500)を用いて表裏面に、直径1cmのAu電極(集電体)を形成した。
Au電極が形成された各サンプルについて、周波数0.01Hz〜10MHzの範囲はSolartron社製のインピーダンス測定器を用い、周波数40Hz〜110MHzの範囲はAgilent社製のインピーダンス測定器(形式4294A)を用いて、実効電圧500mV(Bias0V)の交流電圧を印加し、インピーダンスの実数部Z′および虚数部Z″を測定した。
測定した実数部Z′および虚数部Z″から静電容量Cp(F)を算出した。静電容量Cpは、Cp=Z″/(2πf(Z′+Z″))(fは、周波数)により算出した。
(体積固有抵抗の測定)
各サンプルの体積固有抵抗は、四端子法を用いてAu電極が形成された各サンプルの両電極間に直流電圧を印加し、検出されたリーク電流から換算した。いずれのサンプルについても、印加電圧1〜4Vにおいて体積固有抵抗は6×10Ω・cm以上であった。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。

Claims (7)

  1. 無機固体電解質と、
    前記無機固体電解質を挟んで設けられる一対の集電体と、を含む全固体型キャパシタであって、
    前記無機固体電解質が多結晶構造を有しており、
    抵抗成分として、
    前記無機固体電解質の結晶粒内抵抗をR1、結晶粒界抵抗をR2、前記無機固体電解質と前記集電体との界面抵抗をR3と表し、
    静電容量成分として、
    前記無機固体電解質の結晶粒内容量をC1、結晶粒界容量をC2、前記無機固体電解質と前記集電体との界面容量をC3と表したとき、
    R1<R2<R3であるとともに、C1<C3かつC1<C2であることを特徴とする全固体型キャパシタ。
  2. 前記結晶粒界抵抗R2、前記結晶粒界容量C2および前記界面容量C3により下記式(A)で表される値であるAが、0.1〜100rad/sであることを特徴とする請求項1に記載の全固体型キャパシタ。
    A=1/{R2・(C2・C3)1/2} ・・・(A)
  3. 前記結晶粒界抵抗R2および前記結晶粒界容量C2により下記式(B)で表される値であるBが、0.1〜100rad/sであることを特徴とする請求項1または2に記載の全固体型キャパシタ。
    B=1/(R2・C2) ・・・(B)
  4. 前記界面容量C3に対する前記結晶粒界容量C2の比率C2/C3が、0.8以上であることを特徴とする請求項1に記載の全固体型キャパシタ。
  5. 前記結晶粒内抵抗R1および前記結晶粒界容量C2が、下記式(C)を満足することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の全固体型キャパシタ。
    1/(R1・C2)≧10000rad/s ・・・(C)
  6. 前記無機固体電解質の体積固有抵抗が、1×10Ω・cm以上であることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の全固体型キャパシタ。
  7. 電気二重層キャパシタであることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の全固体型キャパシタ。
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