JP2014093454A - 全固体型電気二重層コンデンサ - Google Patents

全固体型電気二重層コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2014093454A
JP2014093454A JP2012243768A JP2012243768A JP2014093454A JP 2014093454 A JP2014093454 A JP 2014093454A JP 2012243768 A JP2012243768 A JP 2012243768A JP 2012243768 A JP2012243768 A JP 2012243768A JP 2014093454 A JP2014093454 A JP 2014093454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double layer
component
electric double
layer capacitor
solid electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012243768A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Yamada
直仁 山田
Kazuhiro Yamamoto
一博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2012243768A priority Critical patent/JP2014093454A/ja
Publication of JP2014093454A publication Critical patent/JP2014093454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】高容量の全固体型電気二重層コンデンサを提供する。
【解決手段】ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質12と、無機固体電解質の両面に設けられる電極14a,14bとを備えた、全固体型電気二重層コンデンサ10において、前記無機固体電解質が、Li、La、Zr及びOである主要構成元素と、Nb及び/又はTaを含む置換元素と、Al及び/又はMgである添加元素とを含んでなるリチウムイオン伝導性化合物からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、全固体型電気二重層コンデンサに関する。
電気二重層コンデンサは、電極と電解質の界面で電気二重層を形成して電荷を蓄積するコンデンサ(キャパシタ)であり、高速充放電が可能、充放電による劣化が少ない等の利点を有することから、電子回路のメモリーバックアップ電源、無停電電源装置、ハイブリッド自動車の補助電源等に利用されている。
このような電気二重層コンデンサにおいて、有機溶媒等の液状の電解質(すなわち電解液)が従来広く使用されてきたが、液漏れ等の懸念があることから、信頼性の更なる向上が望まれていた。そこで、液漏れの無い信頼性の高いコンデンサを提供する技術として、固体電解質を用いる手法が近年提案されている。
例えば、特許文献1(特許第5049565号公報)には固体電解質に無機固体電解質を用いた全固体型電気二重層コンデンサが開示されており、固体電解質材料が、(i)一般式Li1+X Ti2−X(PO(ただし、Mは、Al、Y、Ga、InおよびLaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦X≦0.6である)で表されるリン酸化合物、(ii)LiSn(POで表されるリン酸化合物、一般式(Li0.39La0.541−Y/2 Ti1−Y(ただし、Mは、AlおよびCrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Y≦0.06である)で表される酸化物、及び一般式(Li0.5La0.5)Ti1−Z (ただし、Mは、Ge、Sn、Mn、およびZrよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦Z≦1である)で表される酸化物からなる群から選ばれる少なくとも1種、又は(iii)一般式Na1+γZr2−ββ3−γSiγ12(ただし、0≦γ≦3、0≦β≦2である)で表される酸化物、又は一般式Na1+α α 2−α(PO(ただし、Mは、AlおよびInより選ばれる少なくとも1種の金属であって、Mは、Ge、Sn、Ti、Zr、およびHfよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属であり、0≦α≦2である)で表されるリン酸化合物でありうることが記載されている。
一方、リチウムイオン伝導性を有する固体電解質として、LiLaZr12(以下、LLZという)系の組成を有するガーネット型のセラミックス材料が注目されている。例えば、特許文献2(特開2011−73962号公報)には、LLZの基本元素であるLi、La及びZrに加えてNb及び/又はTaを加えることでリチウムイオン伝導率を更に向上できること、更にはAlを添加してもよいことが記載されている。
特許第5049565号公報 特開2011−73962号公報
本発明者らは、今般、固体電解質としてガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質を用いることにより、高容量の全固体型電気二重層コンデンサを提供できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、高容量の全固体型電気二重層コンデンサを提供することにある。
本発明の一態様によれば、
ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質と、
前記無機固体電解質の両面に設けられる電極と、
を備えた、全固体型電気二重層コンデンサが提供される。
本発明による全固体型電気二重層コンデンサの構成を示す模式断面図である。 例2において測定されたサイクリックボルタモグラムである。
全固体型電気二重層コンデンサ
図1に、本発明による全固体型電気二重層コンデンサの一例を模式的に示す。図1に示される全固体型電気二重層コンデンサ10は、無機固体電解質12と、無機固体電解質12の両面にそれぞれ設けられる電極14a,14bとを備えてなる。無機固体電解質10は、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質であり、典型的には焼結体である。本発明者らの知見によれば、固体電解質としてガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質を用いることにより、従来に無い高容量の全固体型電気二重層コンデンサの実現が可能となる。
ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質は、Li、La、Zr及びOである主要構成元素と、Nb及び/又はTaを含む置換元素と、Al及び/又はMgである添加元素とを含んでなるリチウムイオン伝導性化合物からなるのが、焼結性に優れて緻密化しやすく、かつ、イオン伝導率も高いことから好ましい。この種の組成のガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造はLLZ結晶構造と呼ばれ、CSD(Cambridge Structural Database)のX線回折ファイルNo.422259(LiLaZr12)に類似のXRDパターンを有する。なお、No.422259と比較すると構成元素が異なり、またセラミックス中のLi濃度などが異なる可能性があるため、回折角度や回折強度比が異なる場合もある。
Li、La及びZrの各含有量は、LLZ結晶構造が得られている限り特に限定されない。本発明のセラミックス材料におけるLi、La及びZrの各モル比は、LiLaZr12における各元素のモル比であるLi:La:Zr=7:3:2とは必ずしも一致せず、むしろそれよりもずれる傾向がある。
Nb及び/又はTaはガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造に置換元素として含まれる。すなわち、LLZのZrの一部がNb及びTaのいずれか一方又は双方で置換されることにより、置換前に比べて伝導率を向上させることができる。Nb及び/又はTaによるZrの置換率(モル比)は、良好な焼結体密度及び伝導率が得られるように焼成条件等も考慮して適宜設定することができる。例えば、Li成分、La成分、Zr成分、Nb成分及び/又はTa成分を含む原料をガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造のセラミックス材料を得るために準備する際に、ZrのNb及び/又はTaによる置換量(モル比)は、(Nb+Ta)/Laのモル比が0.03以上0.20以下となる量にすることが好ましい。この範囲であると、良好な焼結性とリチウムイオン導電率を得ることができる。なお、Nb+Taは、NbとTaの総モルを表し、Nbのみを含有する場合にはNbの総モルを表し、Taのみを含有する場合にはTaの総モルを表す。また、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を考慮すると、(Zr+Nb+Ta)/Laのモル比が0.67であることが好ましい。なお、こうした比率の範囲は、原料及び焼結体のいずれにおいても適用される。このような構成金属元素の組成(モル比)は、例えば、以下のようにして出発原料に適用できる。すなわち、LLZ系セラミックス組成(LiLaZr12)をセラミックス材料に適用して、LiLaZr(ただし、Mは、NbとTaの総モル数を表す。)としたとき、Nb及びTaを含む構成金属元素のモル比を、a:b:x+y:y=7:3:2:0.1以上0.6以下とすることができる。
Alは、LLZ結晶構造を有するセラミックス材料をハンドリング可能な焼結体ペレットとして得る上で有効な元素であり、リチウムイオン伝導率も向上させる。Alの存在形態は特に限定されず、LLZ結晶構造を確認できるかぎり、Alは結晶格子に存在してもよいし、結晶格子以外に存在してもよい。Alの存在は、例えば、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析やEPMA(電子線マイクロアナライザ)等により検出することができ、また、その含有量を決定することができる。Alの添加量は、LLZ系固体電解質セラミックス材料の基本特性を損なうことなく密度及びリチウムイオン伝導率を改善できる量とすればよく特に限定されるものではないが、最終的に得られるLLZ−Al系セラミックス粉末や焼結体ペレットの全重量に対して、0.01〜1質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.05質量%以上である。このような量でアルミニウムが含有されているとき、改善された密度及びリチウムイオン伝導率が得られる。また、Al含有量は2質量%を大きく超えるとリチウムイオン伝導率が低下する傾向にあり、好ましくは1.2質量%以下である。Laに対するAlのモル比Al/Laは、0.008〜0.12であるのが好ましい。
Mgは、好ましくはAlと共に添加されることで、焼成ムラ、クラック、空孔等の欠陥、異常粒成長等の発生を抑制又は回避して、密度及び強度を向上させる元素である。Mgの存在形態は特に限定されず、LLZ結晶構造を確認できるかぎり、Mgは結晶格子に存在してもよいし、結晶格子以外に存在してもよい。Mgの存在は、例えば、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析やEPMA(電子線マイクロアナライザ)等により検出することができ、また、その含有量を決定することができる。Mgの添加量は、LLZ系固体電解質セラミックス材料の基本特性を損なうことなく密度及び強度を改善できる量とすればよく特に限定されるものではないが、酸化物焼結体の総重量に対して、0.01質量%以上マグネシウムが含有されているとき、改善された密度及びリチウムイオン伝導率が得られる。また、Mg含有量は1質量%を大きく超えるとリチウムイオン伝導率が低下する傾向にあり、好ましくは0.50質量%以下である。より好ましいMg含有量は0.05〜0.30質量%である。Laに対するMgのモル比Mg/Laは、0.0016〜0.07であるのが好ましい。
無機固体電解質12の好ましい形状は板状であり、その好ましい厚さは1〜0.001mmであり、より好ましくは0.1〜0.001mmである。
電極14a,14bは、固体電解質12との間で電気二重層を形成して電荷の蓄積を可能とするものであれば特に限定されず、金、ニッケルをはじめとする各種金属、合金、導電性ペースト等の電極材料を用いることができる。好ましい電極材料は金である。電極14a,14bの好ましい厚さは100〜1μmであり、より好ましくは50〜10μmである。
図1に示されるように、全固体型電気二重層コンデンサ10は、固体電解質12を介して一対の電極14a,14bが対向してなる構造を有しており、この構成によれば、内部抵抗が低く薄型の電気二重層コンデンサが得られる。もっとも、全固体型電気二重層コンデンサは固体電解質と電極が交互に積層されてなる構造としてもよく、この構成によれば、高容量で薄型の電気二重層コンデンサを容易に得ることができる。
製造方法
本発明による全固体型電気二重層コンデンサは、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質を作製した後、無機固体電解質の両面に電極を形成することにより製造することができる。
(1)無機固体電解質の作製
ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質は、次のような手順で製造することができる。まず、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を与えることが可能な配合比でLi、La及びZrである主要構成元素と、Nb及び/又はTaを含む置換元素と含む原料粉末を用意する。次いで、原料粉末を一段階又は多段階で焼成して、置換元素で部分置換された主要構成元素で構成されるガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する酸化物焼結体をセラミックス材料として合成する。そして、原料粉末を用意する工程及び/又は合成工程において所望により添加元素としてAl及び/又はMgを添加する。以下、これらの工程について具体的に説明する。
(1−1)原料粉末の用意
まず、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を与えることが可能な配合比で主要構成元素Li,La及びZr、置換元素Nb及び/又はTa、並びに添加元素としてのAl及び/又はMgを含む原料粉末、すなわち焼成用原料の粉砕粉を用意する。これらの構成金属元素は、Li成分、La成分、Zr成分、Nb成分及び/又はTa成分、並びにAl成分及び/又はMg成分として焼成用原料に含有されていればよい。本発明のセラミックス材料はOを含有するが、Oはこれらの構成金属元素の化合物中に構成元素として含まれるものであってよい。これらの各種原料成分は、それぞれの金属元素を含む金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩等の各種金属塩等の任意の形態であることができ、特に限定されない。例えば、Li成分としてはLiCO又はLiOHを用い、La成分としてはLa(OH)又はLaを用い、Zr成分としてはZrOを用い、Ta成分としてはTaを用い、Nb成分としてはNbを用いることができる。
原料粉末は、固相反応等によりLLZ結晶構造が得られる程度に、主要構成元素Li,La、Zr及び置換元素を含むことができる。Li成分、La成分、及びZr成分+置換元素成分(すなわちNb成分及び/又はTa成分)は、LLZの化学量論組成に従えば、7:3:2あるいは組成比に近似した組成で用いることができる。熱処理時におけるLiの揮発等によるLi成分の消失を考慮する場合には、Li成分は、LLZにおけるLiの化学量論に基づくモル比相当量よりも若干(例えば約10%)増量した量を含み、La成分及びZr成分は、それぞれLLZモル比に相当する量となるように含有することができる。例えば、Li:La:(Zr+Ta+Nb)のモル比が7.7:3:2となるように配合することができる。
Nb成分及びTa成分は、それぞれの金属成分を含む、金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩等の任意の形態であることができ、特に限定されない。Nb成分の例としては、Nb、NbCl、Nb、プロポキシニオブ等を含んだニオブアルコキシド等が挙げられる。Ta成分の例としては、Ta、TaCl、Ta、タンタルエトキシド等を含んだタンタルアルコキシド等が挙げられる。原料粉末における(Nb+Ta)/Laのモル比は0.03以上0.20以下であるのが好ましい。
Alの添加を原料粉末の用意の際に行ってもよい。すなわち、原料粉末にAl含有粉末を含有させることができる。Al成分は、Alを含む金属酸化物、金属水酸化物、金属硝酸塩、金属有機物、金属単体等の任意の形態であることができ、特に限定されない。Al成分の例としては、Al、Al(NO・9HO、Al(OH)、Al、アルミニウムアセチルアセトナート、アルミニウムトリエトキシド、アルミニウムブトキシド、アルミニウムプロポキシド、アルミニウムメトキシド、塩化アルミニウム、塩化アルウミニウム六水和物、塩化ジエチルアルミニウム、オレイン酸アルミニウム、酢酸アルミニウムn水和物、シュウ酸アルミニウム、臭化アルミニウム六水和物、ステアリン酸アルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、硫酸アルウミニウム、ヨウ化アルミニウムなどが挙げられる。Alの添加は、酸化物焼結体がAlを0.01〜1質量%の量で含むように行われるのが好ましく、より好ましくは0.05〜1.2質量%である。酸化物焼結体におけるAl/Laのモル比が0.008以上0.12以下であるのが好ましく、より好ましくは0.10以下である。
Mgの添加を原料粉末の用意の際に行ってもよい。すなわち、原料粉末にはMg含有粉末を含有させることができる。Mg成分は、Mgを含む金属酸化物、金属水酸化物、金属硝酸塩、金属有機物、金属単体等の任意の形態であることができ、特に限定されない。Mg成分の例としては、MgO、MgO、Mg(OH)、MgF、MgCl、MgBr、MgI、MgH、MgB、Mg、MgCO、Mg(NO、MgClO、Mg(CHCOO)、C1410MgO、Mg(CH(CH16COO)などが挙げられる。Mgの添加は、酸化物焼結体がMgを0.01〜1質量%の量で含むように行われるのが好ましく、より好ましくは0.05〜0.30質量%である。酸化物焼結体におけるLaに対するMgのモル比Mg/Laは0.0016〜0.07であるのが好ましい。
上記各成分は、工業的に生産されて入手可能なものであれば特に限定されることなく使用可能であるが、好ましくは純度95%以上のものであり、より好ましくは純度98%以上のものである。また、各成分における水分は1%以下であることが好ましく、必要に応じて乾燥を行ってもよい。
焼成用原料の調製においては、公知のセラミックス粉末合成における原料粉末調製方法を適宜採用することができる。例えば、ライカイ機等や適当なボールミル等に投入して焼成用原料を均一に混合することができる。このような焼成用原料の調製条件は、後続の合成工程に応じて適宜決定されるものである。すなわち、本発明のセラミックス材料に必要な全ての原料成分を含んだ焼成用原料を一度に調製してもよいし、あるいは、原料成分の一部(例えば、Li成分、La成分、Zr成分、Nb成分、Ta成分、Al成分及びMg成分のうちの一部の成分又は部分量)を含む焼成用原料をまず調製しておき、合成工程の直前でこの焼成用原料の焼成粉末(仮焼粉末)に、残余の成分や残余の量(例えばAl成分及び/又はMg成分の全量又はその一部等)を添加して最終的な焼成用原料を得てもよい。
(1−2)合成工程
原料粉末は一段階又は多段階で焼成されて、少なくともLi、La、Zr、Nb及び/又はTa、並びにOで構成されるガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する酸化物焼結体がセラミックス材料として合成される。そして、この合成工程においてAl及び/又はMgが添加されてもよい。
この合成工程の少なくとも一つの段階において、原料粉末が充填されたMg含有材料製の焼成用容器(以下、焼成サヤという)中で焼成を行って、この容器からMgを拡散させることによりMgの添加が行われてもよい。これにより組成ムラの発生を効果的に抑制して、焼成ムラ、クラック、空孔等の欠陥、異常粒成長等をより効果的に防止することができる。Mg含有材料は焼成に伴いMgを焼結体中に拡散可能に含有する材料であれば特に限定されないが、MgOであるのが好ましい。もっとも、前述したように原料粉末にMg含有粉末を添加させた場合においてはMg含有材料製の焼成サヤの使用は必須ではなく、その場合は、アルミナ製等の他の材質の焼成サヤを使用してもよい。また、焼成サヤからMgを拡散させる態様においても、原料粉末へのMg含有粉末の添加を併せて行ってもよい。いずれにしても、置換元素以外の添加元素としてのMgの添加は、酸化物焼結体がMgを0.01〜1質量%の量で含むように行われるのが好ましく、より好ましくは0.05〜0.30質量%である。
合成工程における焼成雰囲気は、酸素を含む酸化性雰囲気又はArなどの不活性ガスからなる不活性雰囲気であってもよく、特に限定されない。不活性ガス雰囲気中でセラミックス材料の合成を行うことで、より高い密度が得られやすくなるとともに、焼成用原料における(合成時に損失しにくい元素である)Laに対する(合成時に損失しやすい元素である)Liのモル数の比が焼結体においても保持されやすくなる。不活性ガス雰囲気中で熱処理する場合には、原料が酸化物等のO成分を含有する粉末となっていることが好ましい。したがって、後述する第一の焼成工程と第二の焼成工程とでは、第二の焼成工程を不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。不活性ガス種の例としては、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、窒素(N)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)及びラドン(Rn)から選択される1種又は2種以上が挙げられ、好ましくはArである。合成のための焼成温度は、特に限定されないが、800℃以上であることが好ましく、より好ましくは850℃以上1250℃以下である。
本発明の好ましい態様によれば、合成工程は、上述した原料粉末を焼成して前駆粉末を得る第一の焼成工程と、得られた前駆粉末を粉砕及び焼成して酸化物焼結体を得る第二の焼成工程とを含んでなる。このような焼成工程の組み合わせにより、LLZ結晶構造が得られやすくなる。この態様において前述したMgの拡散による添加を行う場合には、第二の焼成工程において行われるのが好ましく、この場合、前駆粉末が充填されたMg含有材料製の焼成用容器(焼成サヤ)中で焼成を行って、この容器からMgを拡散させることによりMgの添加を行えばよい。
第一の焼成工程は、少なくともLi成分、La成分、及びZr成分等の熱分解を行うことで第二の焼成工程でLLZ結晶構造を形成しやくするための前駆粉末を得る工程である。前駆粉末は、LLZ結晶構造を既に有している場合もある。焼成温度は、好ましくは、850℃以上1150℃以下の温度である。第一の焼成工程は、上記温度範囲内において、より低い加熱温度で加熱するステップとより高い加熱温度で加熱するステップとを備えていてもよい。こうした加熱ステップを備えることで、より均一な状態なセラミックス粉末を得ることができ、第二の焼成工程によって良質な焼結体を得ることができる。このような複数ステップで第一の焼成工程を実施するときには、各焼成ステップ終了後、ライカイ機、ボールミル、および振動ミルなどを用いて混練・粉砕することが好ましい。また粉砕手法は乾式で行うことが望ましい。こうすることで、第二の焼成工程により一層均一なLLZ相を得ることができる。そして、Mgの添加が、粉砕時又はその前後に前駆粉末にMg含有粉末を添加することにより行われてもよい。
第一の焼成工程は、大気等の酸化性の雰囲気で行ってもよいし、不活性雰囲気で行ってもよく、原料に応じた雰囲気が適宜選択されるのが好ましい。熱分解を考慮すると、酸化性雰囲気が好ましい。また、第一の焼成工程は、850℃以上950℃以下の熱処理ステップと、1075℃以上1150℃以下の熱処理ステップとから構成されるのが好ましく、875℃以上925℃以下(更に好ましくは約900℃)の熱処理ステップと1100℃以上1150℃以下(更に好ましくは約1125℃)の熱処理ステップとから構成されるのがより好ましい。この場合、第一の焼成工程は、全体で加熱温度として設定した最高温度での加熱時間の合計として10時間以上15時間以下程度することが好ましい。このように第一の焼成工程を2つの熱処理ステップで構成する場合には、それぞれ最高温度での加熱時間を5〜6時間程度することが好ましい。あるいは、出発原料を変更することにより第一の焼成工程を短縮化することも可能である。例えば、LiOHを出発原料に用いる場合、LLZ結晶構造を得るには、Li、La及びZr等を含むLLZ構成成分を850℃以上950℃以下の熱処理ステップで最高温度での加熱時間を10時間以下にすることができる。これは、出発原料に用いたLiOHが低温で液相を形成するため、より低温で他の出発原料と反応しやすくなるからである。
第一の焼成工程で用いる焼成用原料は、Al成分及び/又はMg成分を含んでいないものであってよい。この場合には、必要に応じて、第二の焼成工程において、Al成分及び/又はMg成分を添加して焼成すればよい。このAl成分及び/又はMg成分の添加は、Al含有粉末及び/又はMg含有粉末の添加により行われてもよいし、焼成サヤやセッターからのAl及び/又はMgの拡散によって行われてもよい。
第一の焼成工程中で用いる焼成用原料は、Al成分及び/又はMg成分を含むものであってもよい。この場合には、Al及び/又はMgを含む前駆粉末を得ることができることから、後続の第二の焼成工程において、別途Al成分及び/又はMg成分を前駆粉末に添加しなくてもよい。すなわち、前駆粉末中にAl及び/又はMgが内在するため、第二の焼成工程がAl及び/又はMgの存在下で行われることになる。なお、第一の焼成工程で用いる焼成用原料がAl成分及び/又はMg成分の必要量の一部を含むようにし、第二の焼成工程において前駆粉末に残余のAl成分及び/又はMg成分を追加するようにしてもよい。このAl成分及び/又はMg成分の添加は、Al含有粉末及び/又はMg含有粉末の添加により行われてもよいし、焼成サヤからのAl及び/又はMgの拡散によって行われてもよい。
第二の焼成工程は、第一の焼成工程で得られた前駆粉末を950℃以上1250℃以下の温度で加熱する工程とするのが好ましい。第二の焼成工程によれば、第一の焼成工程で得た前駆粉末を焼成して、最終的に複合酸化物であるLLZ結晶構造を有するセラミックス材料を得ることができる。LLZ結晶構造を得るには、例えば、Li、La及びZr等を含むLLZ構成成分を1125℃以上1250℃以下の温度で熱処理するのが好ましい。Li原料としてLiCOを用いるときには、1125℃以上1250℃以下で熱処置することが好ましい。1125℃未満であるとLLZの単相が得られにくくLiイオン伝導度が小さく、1250℃を超えると、異相(LaZrなど)の形成が見られるようになりLiイオン伝導度が小さく、また結晶成長が著しくなるため、固体電解質としての強度を保つことが難しくなる傾向があるからである。より好ましくは、約1180℃から1230℃である。あるいは、原料成分を変更することにより第二の焼成工程を低温化することができる。例えば、Li成分としてLiOHを原料成分に用いる場合、LLZ結晶構造を得るには、Li、La及びZr等を含むLLZ構成成分を950℃以上1125℃未満の温度でも熱処理することができる。これは、原料成分に用いたLiOHが低温で液相を形成するため、より低温で他の出発原料と反応しやすくなるからである。第二の焼成工程における上記加熱温度での加熱時間は18時間以上50時間以下程度であることが好ましい。時間が18時間よりも短い場合、LLZ系セラミックスの形成が十分ではなく、50時間よりも長い場合、埋め粉を介してセッターと反応しやすくなるほか、結晶成長が著しくサンプルとして強度を保てなくなるからである。好ましくは、30時間以上である。第二の焼成工程は、大気雰囲気中で実施することもできるが、焼結体の密度やLi/Laのモル比維持等を考慮すると、不活性ガス雰囲気中で実施することが好ましい。
第二の焼成工程は、前駆粉末を含む成形体とした上で行われるのが好ましい。例えば、前駆粉末又は前駆粉末にAl成分やMg成分等を追加した粉末を周知のプレス手法を用いて加圧成形して所望の三次元形状(例えば、二次電池の固体電解質やセパレータとして使用可能な形状及びサイズ)を付与した成形体とした上で実施することが好ましい。成形体とすることで固相反応が促進されるほか、容易に焼結体を得ることができる。なお、第二の焼成工程後に、第二の焼成工程で得られたセラミックス粉末を成形体として、第二の焼成工程における加熱温度と同様の温度で焼結工程を別途実施してもよい。第二の焼成工程で前駆粉末の成形体を焼成して焼結させる場合、成形体を同じ粉末内に埋没させるようにして実施することが好ましい。こうすることでLiの損失を抑制して第二の焼成工程前後における組成の変化を抑制できる。また、必要に応じて成形体を埋め粉の上下からセッターで押さえ込むことにより、焼結体の焼成時の反りを防止することができる。一方、第二の焼成工程においてLi原料としてLiOHを用いるなどして低温化した場合、前駆粉末の成形体を同じ粉末内に埋没させなくても焼結させることができる。これは、第二の焼成工程が低温化したことで、Liの損失が比較的抑制されるからである。
第二の焼成工程をAl及び/又はMgの存在下で実施するには、既に説明したように、Al成分及び/又はMg成分を含む焼成用原料を用いて第一の焼成工程を実施して得られた前駆粉末をそのまま第二の焼成工程で用いる形態のほか、Al成分及び/又はMg成分を含まない焼成用原料を用いて第一の焼成工程を実施し、得られた前駆粉末にAl成分及び/又はMg成分を追加し混合して第二の焼成工程を実施する形態、更にはAl及び/又はMgを含有する焼成サヤを用いて第二の焼成工程を実施する形態が挙げられる。Al及び/又はMgの存在下に第二の焼成工程を実施するには、これらの形態のいずれかであってもよいし、これらの形態を適宜組み合わせてもよい。
上述したような合成工程を経て、ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質を酸化物焼結体として得ることができる。
(2)電極の形成
無機固体電解質の両面に電極を形成することにより、無機固体電解質を介して電極が対向する構造を有する全固体型電気二重層コンデンサを得ることができる。電極の形成は、ペレット形状等の所定の形状に成型して焼成した無機固体電解質に電極材料を成膜することによって行うことができる。電極の形成にはスパッタリング法、薄膜法、塗布法、溶射法、メッキ法など様々な手法が採用可能であるが、スパッタリング法により行われるのが好ましい。電極材料としては、金、ニッケル等の各種金属、合金、導電性ペースト等を用いることができる。
前述のとおり、全固体型電気二重層コンデンサは固体電解質と電極が交互に積層されてなる構造としてもよい。この構成の全固体型電気二重層コンデンサは、上記のようにして調製されたイオン伝導性化合物を用いて特許文献1に記載されるような公知の手法に基づいて行うことができる。例えば、まず、焼成したイオン伝導性化合物を粉砕し、バインダー、溶剤、可塑剤等を加えてスラリーを調製する。これを用いてグリーンシートを形成して、グリーンシート上に電極ペーストを印刷する。これを積層し、熱プレスした後に切断し、得られたグリーンチップを焼成する。そして、これに外部電極を付与することによって、生産性良く全固体型電気二重層コンデンサを得ることができる。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
例1:無機固体電解質の作製
(1)原料粉末の調製
出発原料として、水酸化リチウム、水酸化ランタン(信越化学工業株式会社)、酸化ジルコニウム(東ソー株式会社)、酸化タンタルを用意した。これらの粉末をLiOH:La(OH):ZrO:Ta=7:3:1.625:0.1875のモル比になるように秤量し、ライカイ機にて混合して原料粉末とした。この原料粉末におけるLi、La、Zr及びTaの調合を組成式で表すと、LiLaZr1.625Ta0.37512となる。
(2)第1の熱処理工程
原料粉末を大気雰囲気中600℃/hにて昇温し900℃にて6時間保持した。
(3)第2の熱処理工程
第1の熱処理後の原料粉末と玉石を混合し、振動ミルを用いて3時間粉砕した。粉砕後の原料粉末を篩通しした後、該粉末に0.15質量%の濃度となるようにγ−Alを添加して混合した。Alを含めた混合粉末の仕込み組成はLiLaZr1.625Ta0.37512−Al0.025である。得られた混合粉末を、金型を用いてプレス成形してペレット化した。このペレットをセッター上に乗せ、セッターごとサヤ内に入れて、200℃/hで昇温し、Ar雰囲気にて1000℃にて36時間保持することにより焼結体ペレットを得た。得られた焼結体ペレットの寸法は、10mm平方で厚さ1mmであった。
例2:全固体型電気二重層コンデンサの作製及び評価
例1で得られた焼結体ペレットの両面にスパッタリングによって金を50μmの厚さに成膜して電極を形成した。こうして得られた全固体型電気二重層コンデンサに、測定温度20℃で、1.5mV/sの掃引速度で−0.8〜0.8Vまで電圧を印加したときの電流値を測定したサイクリックボルタモグラムを図2に示す。この電気二重層コンデンサの放電容量を式:C=I/(dV/dt)(式中、Cは放電容量、Iは電流、Vは電圧、tは時間を示す)に基づいて算出したところ0.4mFという高い値であった。
10 全固体型電気二重層コンデンサ
12 無機固体電解質
14a,14b 電極

Claims (8)

  1. ガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する無機固体電解質と、
    前記無機固体電解質の両面に設けられる電極と、
    を備えた、全固体型電気二重層コンデンサ。
  2. 前記無機固体電解質が、Li、La、Zr及びOである主要構成元素と、Nb及び/又はTaを含む置換元素と、Al及び/又はMgである添加元素とを含んでなるリチウムイオン伝導性化合物からなる、請求項1に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  3. 前記置換元素が、前記結晶構造のZrサイトを一部置換してなる、請求項1又は2に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  4. 前記無機固体電解質における(Nb+Ta)/Laのモル比が0.03以上0.20以下である、請求項2又は3に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  5. 前記無機固体電解質におけるAl/Laのモル比が0.008以上0.12以下である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  6. 前記無機固体電解質が焼結体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  7. 前記固体電解質を介して前記電極が対向してなる構造を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
  8. 前記固体電解質と前記電極が交互に積層されてなる構造を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の全固体型電気二重層コンデンサ。
JP2012243768A 2012-11-05 2012-11-05 全固体型電気二重層コンデンサ Pending JP2014093454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243768A JP2014093454A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 全固体型電気二重層コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243768A JP2014093454A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 全固体型電気二重層コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014093454A true JP2014093454A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50937320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012243768A Pending JP2014093454A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 全固体型電気二重層コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014093454A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108727025A (zh) * 2017-04-17 2018-11-02 中国科学院上海硅酸盐研究所 锂石榴石复合陶瓷、其制备方法及其用途
WO2023058585A1 (ja) 2021-10-04 2023-04-13 新日本電工株式会社 セラミックコンデンサ用誘電体粉末及びそれを用いたセラミックスコンデンサ
US12074282B2 (en) 2017-04-17 2024-08-27 Corning Incorporated Lithium-garnet solid electrolyte composite, tape articles, and methods thereof

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067774A (ja) * 2006-12-25 2009-04-02 Nichicon Corp イオン性化合物
JP2010118211A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Konica Minolta Holdings Inc 固体電解質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2011073962A (ja) * 2009-09-03 2011-04-14 Ngk Insulators Ltd セラミックス材料及びその製造方法
JP2012193051A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Nippon Shokubai Co Ltd 無機固体電解質の製造方法
JP5049565B2 (ja) * 2006-11-21 2012-10-17 パナソニック株式会社 全固体型電気二重層コンデンサー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5049565B2 (ja) * 2006-11-21 2012-10-17 パナソニック株式会社 全固体型電気二重層コンデンサー
JP2009067774A (ja) * 2006-12-25 2009-04-02 Nichicon Corp イオン性化合物
JP2010118211A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Konica Minolta Holdings Inc 固体電解質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2011073962A (ja) * 2009-09-03 2011-04-14 Ngk Insulators Ltd セラミックス材料及びその製造方法
JP2012193051A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Nippon Shokubai Co Ltd 無機固体電解質の製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108727025A (zh) * 2017-04-17 2018-11-02 中国科学院上海硅酸盐研究所 锂石榴石复合陶瓷、其制备方法及其用途
KR20190137153A (ko) * 2017-04-17 2019-12-10 코닝 인코포레이티드 리튬-가넷 고체 전해질 복합체, 테이프 제품, 및 이의 방법
JP2020516579A (ja) * 2017-04-17 2020-06-11 コーニング インコーポレイテッド リチウム−ガーネット固体電解質複合材料、テープ製品、及びそれらの方法
US11296355B2 (en) 2017-04-17 2022-04-05 Corning Incorporated Lithium-garnet solid electrolyte composite, tape articles, and methods thereof
JP7137617B2 (ja) 2017-04-17 2022-09-14 コーニング インコーポレイテッド リチウム-ガーネット固体電解質複合材料、テープ製品、及びそれらの方法
US11749836B2 (en) 2017-04-17 2023-09-05 Corning Incorporated Lithium-garnet solid electrolyte composite, tape articles, and methods thereof
KR102594619B1 (ko) * 2017-04-17 2023-10-26 코닝 인코포레이티드 리튬-가넷 고체 전해질 복합체, 테이프 제품, 및 이의 방법
US12074282B2 (en) 2017-04-17 2024-08-27 Corning Incorporated Lithium-garnet solid electrolyte composite, tape articles, and methods thereof
WO2023058585A1 (ja) 2021-10-04 2023-04-13 新日本電工株式会社 セラミックコンデンサ用誘電体粉末及びそれを用いたセラミックスコンデンサ
KR20240049322A (ko) 2021-10-04 2024-04-16 신닛폰 덴코 가부시키가이샤 세라믹 콘덴서용 유전체 분말 및 그것을 사용한 세라믹스 콘덴서

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5970060B2 (ja) 固体電解質セラミックス材料及びその製造方法
US10601073B2 (en) Solid electrolyte, all solid state battery, method for producing solid electrolyte, and method for producing all solid state battery
JP6144160B2 (ja) 固体電解質セラミックス材料
JP6593459B2 (ja) 固体電解質及び全固体電池
JP6180852B2 (ja) 固体電解質セラミックス材料の製造方法
JP6144159B2 (ja) 固体電解質セラミックス材料
JP6632240B2 (ja) リチウムイオン伝導性セラミックス材料及びリチウム電池
JP5376252B2 (ja) セラミックス材料及びその利用
JP6018930B2 (ja) 正極−固体電解質複合体の製造方法
JP6272229B2 (ja) 固体電解質セラミックス材料
JP6109672B2 (ja) セラミック正極−固体電解質複合体
JP2014170734A (ja) 固体電解質用材料
KR102381016B1 (ko) 2차 전지
JP6669268B2 (ja) 固体電解質及び全固体電池
JP6099407B2 (ja) 全固体蓄電素子
JP5811191B2 (ja) 全固体電池およびその製造方法
WO2022009811A1 (ja) 焼結体電極、電池用部材、並びに焼結体電極及び電池用部材の製造方法、固体電解質前駆体溶液、固体電解質前駆体、並びに固体電解質
JP7021673B2 (ja) 固体電解質材料、固体電解質層及び全固体電池
JP2020071948A (ja) 電極積層体及び焼結体並びにそれらの製造方法
JP7155944B2 (ja) 固体電解質、固体電解質の製造方法、二次電池、電子機器
JP2014093454A (ja) 全固体型電気二重層コンデンサ
JP2018106799A (ja) リチウムイオン伝導性セラミックス材料、および、リチウム電池
KR20230013089A (ko) 고체 전해질 재료, 고체 전해질, 이것들의 제조 방법 및 전고체 전지
WO2014050572A1 (ja) 全固体リチウムイオン二次電池の製造方法
JP7423760B2 (ja) リチウムイオン二次電池及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161020